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明けまして おめでとう ございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、ブラジルでは 年末を海辺で過ごすのが正統派というか、ステイタスのようになっていて、海の別荘を持っている人はそこで過ごすし、持っていない人は親戚や友人のつてで居候させてもらうというのがスタンダードなパターンですね。よって、年末の海へのびる高速道路は31日には渋滞が絶頂を迎えます。中には仕事を終えて、海へ向かったはいいが、渋滞が凄くて、ビーチで年を迎えることが出来なかったという人も! サンパウロに残る人は サンパウロメイン大通りのパウリスタで行われる、恒例の年末コンサートへ繰り出す・・・と言われますが、実際は人が集まるところ、常に物騒で事件に巻き込まれることも多し!なので、家で静かに過ごす人がほとんどなのでしょう。 我が家も実家でダンナの誕生日を祝い(12月31日生まれ)、0時にはデッキに上り、花火を鑑賞というのが お決まりのパターンです。 そして、ブラジル日系人及び、日本人にとってお決まりの大晦日の過ごし方といえば、ずばり、紅白歌合戦でしょうな。ケーブルテレビでNHKが流れているので、紅白を鑑賞することが出来るのです。しかし、時差が12時間あるので、大晦日の朝の放送になってしまう・・・というのが どうも年越し感が出ないのが事実。(汗)しかも、見終わった大晦日の午後は もう大晦日って感じがしないんですね。(笑)あれ、まだ31日か~ってとぼけた感じになるのは否めません。 ま、この紅白で、日本にいない分のミュージックシーン情報を無理矢理把握しようとするのです。今年の感想は・・・* 松浦亜弥&DEF.DIVAモーニング娘。・・・松浦亜弥とミキティ、ゴマキなど無理矢理引っ付けたのが違和感。踊りが激しすぎて、これまた違和感。名前よく聞くけど、彼女たち本当に売れているの?* 氣志團・・・バラエティ番組の企画モノのユニットなんだろうなと予測しましたが、番組内で非常に受けても、紅白では頑張れば頑張るほど薄っぺらくなってしまうとこが寂しい・・・* BoA・・・ブラジルでも知名度高し。(注:日系人とかアニメファンにね)ビデオクリップでみる華やかさとカッコよさが 紅白の舞台にのぼった途端、口パクが気になっちゃったり、こじんまりしちゃったりするんですよね、毎回。* ゴスペラーズ・・・メインボーカルの人が 途中でちょっぴりかすれ声になってましたね。これ以上かすれないようにと はらはらと見守っていたり。* 森山直太朗・・・彼には さくらのように独唱がはえるような気がしました。母親とのサトウキビ畑はよかったですね。毎回アホみたいに涙流しています・・・。* 藤あや子・・・いつも変わらず色っぽい方ですね。でも、ブラジル人には受けない。こういうのが日本美人なんだと説明しても、フーン、違うねという感想。* 美川憲一・・・歌はさすがでしたが、だんだん美輪明弘さん化しているような・・・。派手好きさから、全てのディティールにぴかぴかを選択してしまい、結局どのディティールも目立たず、ただの派手な人にしか見えないという着こなしの失敗例~て感じでした。* 倉木麻衣・・・売れているのに、物凄く普通の高校生OR大学生って感じですね。装いも。一時は宇多田ヒカルに歌い方が似ていると言われていたのに、今はそういう感じが全然しませんね。* 前川清・・・歌手紹介を間違われて、かわいそうでした。彼の表情を変えずにコシのある歌い方というのが好きだという、日系カラオケ少年ファンがいますので、注意して見てしまいました。なるほど、歌い方がクールだわ。* 島谷ひとみ・・・杏里を髣髴させる雰囲気でした。* 平原綾香・・・こういう歌手は人は変われど、昔から全然変わりませんね。* 鳥羽一郎、山川豊・・・それにしても、演歌歌手は東北方面出身が多いですな。* スキマスイッチ・・・この人たち、コメディアン?どれとも、アーテイストなんですか?グループ名がコントドゥオのようなので、そう思ったんですが、電子ピアノひいてるし、ギターも弾いちゃってるし、難しい音階も歌っちゃってるから、やっぱりアーテイストなのかな?* TOKIO・・・毎年出ますね。曲、売れているんですか?ボーカルの人はドラマに出てるときのほうが好きです。* CHEMISTRY・・・チャゲ&飛鳥、現代版?* 大塚愛・・・彼女、かわいいから男性ファンがCD売り上げに加担してるんですか?何で売れているのだろうか・・・。* さだまさし・・・タイムリーな広島でした。彼の語りかけるような歌い方は心に響くから意外と好きだけど、もっと身近な題材を取り扱った歌のほうがジーンと来るなあと思いました。* 倖田來未・・・「エロかっこいい」なんて言ってるから、びっくりたまげました!なんじゃ、そのかっこ悪い褒め方は。しかも、ステージではエロさも感じられなかったし。あとで、彼女は今年話題になった人なんだって知りましたです。故本田美奈子さん現代版ですか??時代は繰り返す・・・。* Def Tech・・・白人がいますね~。おもろいもんで、紅白に違う人種が出ると、凄く目立つし、違和感ですね。アメリカの音楽の祭典だったら、オーストラリア人が出ようと、メキシコ人が出ようと普通って感じしますが、紅白にでる外国人は 目立つし、関心も強いようですが、完全によそ者だと区別してますよね。仲間じゃないって感じ。それが島国??(でも、イギリスはミュージックシーンの歴史と規模が違うからかちがうか)* 浜崎あゆみ・・・彼女の衣装、ロマロマ(ロマンティック)というより、造花造花していたような気がします・・・。* 氷川きよし・・・初めて出てきたときは「なんじゃこいつ?でっかいファー襟巻き巻いて、演歌を若者にも浸透させる魂胆か。」なんて思ったものですが、段々大御所に近づきつつありますね。頑張りやサンで根性ありそうな性格が顔に表れて、いい表情をしていました。カッコいいね。* ゴリエ・・・氣志團及び、去年のマツケンサンバ同様、ステージ演出に気合を入れれば入れるほど、反比例してチープにしらけていく・・・といったいい例でした。* WaT・・・この二人のアイドル然した笑顔が何かを髣髴させるんですが~。昔、紅白に出てきたメタリックな音楽を奏でていた二人組の青年達・・・なんだったっけ、名前。左側の白人(ハーフ?)、ケンケン(息子)の友達の母親に激似!!* 小林幸子・・・彼女の場合、衣装と言うより、舞台セットと言った方が正しいような感じがしますが、いかが?* T.M.Revolution・・・今回は あんまりチビって感じしませんでした。ところで、何でスターウオーズなんだろう・・・。* 一青窈・・・深津絵里っぽかったですね。衣装がかわいかったなー。旦那は なんか表情が変だと言っておりました。* グループ魂・・・強烈でしたね。ボーカルの人、コメディアンですか?外国人力士を捕まえるとこなんか、「興味津々だけど、自分たちとはベツモノ」の感情が無意識に顕著に現れた例だなーと思いました。* aiko・・・レトロな雰囲気の女性ですね。JUDY&MARYの女の子を思い出してしまった・・。* 山崎まさよし・・・中継って、「紅白の連帯感とか、義理の付き合い的応援合戦には死ぬほど参加したくない。」って本心、みえみえですね。中継先、都内だしね。ま、私もアーテイストだったら、絶対同じだな。* ポルノグラフィティ・・・実は初めて聞きました。ラテン風でしたね。* AI・・・コギャルとか、ヤマンバとか、そういうんじゃないんでしょ?黒人風の声が出るなんて、珍しいですね。ハーフですか?*夏川りみ・・・彼女、ああいう感じでしたっけ?毎年見てるはずなのに、記憶にない・・・。ブラジルで(日系界で)、結構知られています。* 松任谷由実 With Friends Of Love The Earth・・・松任谷由実さん、美人ですねー。知りませんでした。* 渡辺美里・・・この曲、物凄く好きだったんです。彼女の意志の強そうな声も、大ファンでした。それでも、彼女のかわいかったルックスの変貌振りには、ちょっぴりショック。* m-flo loves☆Akiko Wada・・・折角の和田アキ子の歌が聴けないでわないですか。* 中島美嘉・・・彼女、死人みたいですね・・・。* 北島三郎・・・この人、全然変わりませんね。雪吹雪が凄かった!!* 天童よしみ・・・格好よかったですね。* SMAP・・・皆の人気者ですが、私には曲の良さが分かったためしがないです・・・。と、浦島タロ子の紅白鑑賞の感想でした。夜は 実家のデッキにあがり、花火鑑賞しました。花火・・・、普通の花火好きな市民が 勝手に花火準備して、11時ごろからバンバン鳴らし始めるのですが、10年前からずいぶん進化しましたよ~。昔はせいぜいアパート4階ぐらいまでの高さまでしか上がらない、爆竹花火だけでした。音だけバチバチと迷惑にうるさく、白い光がちかちかと激しく点滅するだけでしたが、今年は凄い! 花火大会の小型版ともいっていいほどの、ドンとアパートの15階以上の高さに上がって、パッと散り、散った光が何色にもきらきら輝いたりする、小技の光った花火が連続して打ち上げられました。それを眺めながら、「こんなにたかが花火ごときに散財する人の顔を見てみたい。」と思い、見に行ってみました。(笑) すると、普通車と、業務用トラックが 近所の広場内に停められてあり、特別凄い金持ちというわけではなさそう。せいぜい、自営でぼちぼち儲かっているといった感じの人。身なりは白いランニングにだらしない半パン、スリッパといったいでたちの気どらない人たちでした。 さすが、カーニバルの国、自分の趣味に一年に一度散財して、自己満足しているのでしょう。あまりそんな人、日本にいませんよね。それどころか、家前で花火をするだけでも、「煙が飛んで迷惑になる」と規制されているぐらいですよね。
2005年12月31日
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『座頭市』製作年:2003製作国:日本監督:北野武出演:北野武、朝倉忠信<内容>その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は金髪で朱塗りの杖を持ち、盲目の居合いの達人・座頭市。もう一組は浪人の服部源之助とその妻おしの。殿様の師範代という身分を捨てた服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。それぞれに影を秘めた三者の皮肉な運命の糸は、町を仕切るヤクザの親分・銀蔵と大店の主人・扇屋を介してついに交錯、やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。ビートたけし座頭市座頭市は名前は聞いたことがあっても、見たこともないし、内容も全然知りませんでした。だから、勝新の座頭市のイメージや先入観はまったくない状態での鑑賞。だからこそ、楽しめたし、同時によくワケわかんないなというとこもありました。さすがお笑いの大御所ビートたけしこと、北野武、彼独特の笑いが随所にちりばめてあって、ずいぶん笑えました。子供も喜んでみていましたし。マジメな緊張したシーンとのバランスも絶妙で、まったく飽きさせずに見せてくれました。ヴィジュアル面でも ずいぶん楽しめました。色使い、構図、音,ダンス全て、凝った演出で 舌を巻きました。そのテイストはちょっと七人の侍風でも、椿三四郎風でもありますね。日本の伝統的娯楽話である座頭市に 和テイストで美しく味付けした、一種のショウ!世界の誰が見ても楽しめる、娯楽大作が出来上がりました。でも、???と消化しきれないところも残りました。一体座頭市ってどんな人なの??ってことです。勝新の座頭市を見れば分かるだろ??といえばそれまでですが、私には正義の味方には見えないし、人情味溢れてるとも言いがたいし、人助けというより、自分が人を斬りたくてうずうずしているように見えました。目が悪くて、剣術が抜群に優れている浪人だということ以上の情報が伝わってこなくって。たけし演ずる座頭市は 変質者のオヤジのような不気味な笑みをふくんだ、キモい親父って感じ。実際は違うのでしょう?主人公であるからして、ストイックで残酷であっても、どこか憎めない人間くさささとかあるはずですが。そこが消化不良でしたねー。 そして、いい奴、悪い奴の構図がはっきりしすぎているのが、いまいち面白みにかけると思います。子供用の特撮モノじゃあないんだから。「悪い奴は皆死んじまったねー。」といっていましたが、ちょっぴりずっこけそうになりました。悪い奴はとことん欲張りで、目的のためなら手段を選ばない腹黒人間。でも、同時に頭も切れる。いい奴というか、虐げられているかわいそうな農民達は 逆に頭が悪そうなだけで、あまり気の毒なほどかわいそうには見えなかったんです。役者があまりにもさっそうと凛としているからでしょうか。それとも、『七人の侍』の米粒拾うシーンのような、同情してしまうようなシーンがなかったからでしょうか。ただの生意気で、役人達の悪口ばかり言っているずるい人たちにしか見えませんでした。正義の味方の座頭市は なんだか怪しいオヤジだしねー。ガダルカナルタカはギャンブルに溺れた、ずるくてどーしようもない男。感情移入なんて出来ないよ。全然いいとこないでしょ、この人。 ただ、家族を惨殺されたという芸者二人兄弟は うまく物悲しさを醸し出していたように思います。幼い弟を守りながら必死で生きてきた姉の 時折見せる空を見つめる虚ろな表情は 虚無感がにじみ出ていて凄く切なかったです。弟の方は不運に翻弄されながらも、持ち前の美貌を利用して、他力本願で生きている、結構ずるい世渡り上手さん。弟の踊る舞踊が 彼らの人生をうまく象徴していていました。あと、殺陣の見えないほどに速い剣さばきは 今までにないスタイルだなと思いました。ざっくざっくと不可能なまでに切りさばくシーンは 圧倒的でしたね。そして、この映画メインの主人公座頭市と 朝倉忠信演じる服部の居合いも、二人の絡みが少ないせいで、深みがなかった。酒場の弱弱しい親仁が実は裏幕だったというのも、突拍子がなさ過ぎて、どんでん返しというより、そりゃねえだろ・・・のため息ものになってしまったところが悲しい。と、不満も結構書き連ねましたが、北野武監督には凄く期待しています。彼独特のポリシーとか美学がはっきりしっかりとあって、今の日本で、彼にしか出来ない映画をつくりだしているからです。ぜひとも、頑張ってもらいたい。演出ばかりに力が入っているようですが、そこをうまくつけばすっごくいい映画が出来あるのではないかと信じています!!
2005年12月30日
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久々に映画の話など。原題:RAY製作年:2004製作国:アメリカ監督:テイラー・ハックフォード出演:ジェイミー・フォックス<内容>ゴスペルとR&Bを融合させ、新しい音楽のジャンルを生み出した、大御所レイ・チャールズの半生を描いた映画。貧しい田舎町で 弟とともに母親に育てられたレイ。目の前で溺死した弟を助けることができなかったことに一生苦しめられることになる。自身も視力を失う病気にかかり、七歳のときに失明。そんな彼に母親は「めくらだが、知能が低いわけではない。」と、教育に熱心であった。やがてピアノを覚え、都会に繰り出し、目の見えないR&Bシンガーとして活躍するが・・・。 実はワタシ、レイ・チャールズの名前は知っているけれど、音楽についてはほとんど知らなかったのです。だから、DVD借りるときも躊躇しましたね。でも、映画の中に効果的に使われている音楽の数々は 全て聞いたことがある曲ばかりでした。そんな彼をよく知らない人でも曲をしっているというほどの影響力の大きい大御所レイの素顔は それこそ波乱万丈のドラマでした。 結構ここまで何でもありの人生というのは 意外と映画にしにくいような気がします。ストーリーを追うのが精一杯で、何も残らない映画になりそうですが、なかなかうまくまとめてあり、とてもよかったです。ただ、たびたび出てくる、弟の連想シーンがわざとらしくて、ちょっぴりヤでした・・・。 貧しい村で生まれ、弟をなくし、失明しと、これ以上ないほどの苦しみを持った幼いレイ。その上、遠く離れた盲学校で勉学を学ぶため、唯一の支えとなっている母親から離されるというのは もう絶望に近い苦しみだったことでしょう。そのお陰で 以後の成功にも役立っているのでしょうが、その後の人生にこれらの苦しみが後を引き続けたのでしょう。どうしようもない不安感から走ってしまったドラッグ。孤独感を回避するため、愛を渇望する気持ちから、何人も囲ってしまった愛人。 成功すればするほど、全体も把握できなくなり、信じる人の裏切りによる苦しみなどで不安が増していく様子を 主演のジェイミー・フォックスは実にリアルに演じています。 そんな迷走する夫に 妻は諦め、半分信用しなくなりますが、遠くで耐えながら見守っている・・・どこかで夫を信じている様子もうまく表現されていると思いました。 レイを一番本気で愛していたと思われるバックボーカルの女性が痛々しくてたまりませんでした。報われないことが最初から分かっていながら、激しく愛し、傷つき、この世を去っていった愛に生きた女性でした。 そんな私生活は孤独とトラウマと不安に支配されていたレイでしたが、音楽に対する情熱を失うことは決してなかったところが、皆に愛されるゆえんなのかもしれません。周りの反発を受けようと、自分の信じたアイデアを試みたり、自分のよいと思う音楽を頑なに守り続けた。彼の音楽は今後いつまでも皆の心に残り、語り継がれていくことでしょうね。 この映画に出てくる人物達は 皆厳しい運命に翻弄されています。そんな中で一生懸命生きようとする生命力が 美しいと思いました。レイの母は特に厳しく、貧困の中で夫に見捨てられ、必死で子供を育てていきますが、一人死に、もう一人は失明。もう想像に絶するほどの苦しみでしょう。それでも、息子の将来を心配し、温かい愛で見守りながら厳しくしつける、意志の強い女性でした。彼女が亡き後も、母親の言葉はずっとレイの支えていっているところが実に感動的でした。厳しく苦しい人生なのに、映画を観終わったあと、私もぬるく生きず、もっと今を生きねばという気持ちにさせてくれた、メッセージのある映画だったと思います。
2005年12月29日
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ブラジルのクリスマスには パネトーネを食べます。クリスマスの贈り物にはパネトーネ、お世話になった方にパネトーネと、贈呈用ギフトにもなるし、ブラジルのクリスマスの必要不可欠な定番モノです。そのナンバーワンメーカーは バウドゥッコ(bauducco)です。バウドゥッコのパネトーネは 他のメーカーでは出せないほどのふわふわの触感が持ち味で、値段もスーパーに置かれているブランドの中では一番高い!正統派はドライフルーツ入り、若者達はチョコレート入りのチョコトーネが人気でした。それが近年、どんどんバリエーションが増え、今年は凄いことになっております。チョコトーネのチョコをでっかくしたものチョコクリームをたっぷりと入れたものホワイトチョコのチョコトーネ他のメーカーではチョコトリュフ入りパネトーネグアバジャム入りパネトーネチョコ風味の生地にさくらんぼ甘露煮をいれた定番ケーキfloresta negraのパネトーネ確か、去年までアイスパネトーネもあったような・・・。今年もあるのかしら?実は 私はパネトーネ独特の香りが苦手で、好きではないのですが、種類も増えたことだし、ホワイトチョコのチョコトーネを買ってみました。11へアイスもした、このチョコトーネ・ブランコ・・・・・あまい!!あますぎる~~!まったく食えたものじゃあありません!!胸やけがするほどの甘さのこのパネトーネ!一般のブラジル人は喜んで食べているのだろうか・・・。知りたいところです。残ったこのチョコトーネ・・・・・・・・どうしよう・・・・。*日本のパネトーネはきっと上品な味で、美味しいんでしょうね・・・。すごい!日本にバウドゥッコのパネトーネが売られているのですねー。これは柔らかくて、甘さも程ほどです。それにしても、えらい安いなあ。ここよりも安いんじゃあないの?って思ったら、サイズが小さいのでした。これが、チョコトーネです。コレは美味しいですよ。このチョコ粒の大きいmaxってのも存在します。まあ、リーガロイヤルホテルのパネトーネなんてのもあるんですね。「パネトーネ界のフェラーリ!」と各界で絶賛のロイゾン社の製品なんですって。そんなん知りませんでした。フェラーリでたとえるとこが、少しやらしい・・・。
2005年12月28日
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昨日の引越し準備活動の収穫。こーんなものです。 最初っからついていれば、金も労力も使わなくてもいいものを・・・。(泣)結構大変なんですよ。ホームセンターには六列ほどの陳列棚を占め、安いものから高いもの、さまざまなスタイルのものが 売られているのです。そこからぴったりのものを探すのは至難の業。安ければさびたり、壊れたりしそう。かといって、こんなものに大枚はたきたくないし・・・。 例えば、このせっけん入れ。 380へアイスもします!この金額で、夫婦二人、ペンションに二晩泊まれます。安いものは20へアイスぐらいでありますが、すぐダメになっちゃうかな~と考えたり。家を建てる人の場合、蛇口とかも、家のスタイルに合わせられます。 でも、よく考えないと、予算を大幅にオーバーしてしまう恐れあり。結構こういう小物類、あなどれないですから。 次は シャワー用BOX。子供たちのと私達夫婦のシャワールームに。 コレもかなり高いです。ひとつ500へアイスぐらいします。ガラスのものとプラスチックのものがあります。プラスチック製は割れやすいと聞きますが、我が家では割れたことないです。ガラスのものを皆好むようですが、私、抵抗があるんですよね・・・。透明だから、外からシャワーを浴びている様子が丸見えなんです。少し色が入っているものでも、はっきりと中が見えます。しかも、少しでも石鹸水などが飛び散ると、凄く汚れているように目立つ!だから、模様かなんかを入れたりできればと思いましたが、そうすれば値段が二倍に跳ね上がります!!これはまだ、値段を調査中!!あと、これも買わなくちゃならない。・・・しばらくは 出費が続きそうです。*ホームセンターC&C CASA E CONSTRUCAOここが一番店舗数が多いです。LEROY&MERLIN・・・C&Cに比べて、インテリア用品の品揃えが豊富。もっとかわいいものに出会えます。TELHANORTE*BOX業者AMERICAN BOXホームセンターC&C店舗内にもあります。vidracaria campusチェック、ストライプ、子供用のかわいいキャラクター入り、と 種類は一番豊富。値段もアメリカンボックスよりは弱冠安め。LAR CENTER、MOEMA MOVEISなどで見かけました。
2005年12月27日
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相変わらず、家具めぐりをしています。 今日は先日見積もりしたクローゼットが設置不能になってしまったので、ついでに他のメーカーへ下調べに行ってきました。 本日訪れたのは、近場サン・ベルナルド市のジュルバトゥバ通り。この通りは 家具メーカーが軒並み店を開いていることから、昔から有名なのです。 ここ近年、分譲マンションのサイズが小さくなり、空間を有効に使えるシステムキッチンや、システム家具(というのか?)を作ってもらう人が多くなってきました。我が家も例外に漏れず、かなりスペースが小さいので、部屋のクローゼットやデスクなどを 作りつけにしようと考えています。 さて、その通りに着き、ざっと見回すと、システム家具系の店がほぼ店数の半分を占めているほどで、その中からぴったりの店が見つかりそうだと思いました。しかし、どの店も TODESCHINI社よりもはるかに高い!値段が二倍以上の店もありました。今まで 一番立派な店舗を構えているのはTODESCHINI社とDELLANO社だったため、高めの商品なのかと思っていたけど、木屑を固めた板を使っているため、他の社の本物の木を使っているものとは値段がはるかに違うとのことです。値段が高すぎると文句を言うと、どの店も自社の製品とTODESCHINIのものは「OUTRA COISA!」(別物だ)と言っていました。・・・でもね・・・私たちのような普通のサラリーマン家庭には 最高級品でなくてもいいわけですよ。クローゼットに50万円ぐらいが限度なワケです。100万も出せません!!いずれは 子供たちの部屋にも作りたいと考えているのですし、まあまあの品質で、ちょっとばかしかわいければOKな訳で。そうやって値段調査を進めているうちに、だんだん無謀なことをしている自分が恥ずかしくなってきて、10店ぐらいでギブアップしました。でも、10店頑張ったのはすごいでしょ?そのなかに TODESCHINI社とほぼ同じ値段の店がありました。その店の中は ぷんぷんと木の匂いが漂っており、店が謳っている通り、100%本物の木のようです。私がつけたかったファイバーグラスの扉はありませんでしたが、品質がよいものを好む主人好みのようで、夜もう一度訪れ、結局契約しました。よって、私の夢のファイバーグラス扉のクローゼットは実現しませんでした・・・ぐす。 この扉が欲しかった・・・品質をとるか、デザインをとるか・・・。品質を選んだ私達。サンパウロで家具を購入するときの便利なスポットです。* D&DDecoração e Design Center高級家具ブランドのショールーム的存在。ここは相当の金持ちじゃあないと購入不可能ですが、今の流行が分かるし、なんといっても楽しい!*ブラジルナンバーワンブランドARTEFACTOのショウルームもあります。Al. Gabriel Monteiro da Silva, 1.299, f. (11) 3062-0799; R. Haddock Lobo, 1.405, f. (11) 3061-5855; Shopping D&D, Av. das Nações Unidas, 12.555, piso L2, ljs. 213/215, f. (11) 3043-9277, São Paulo, SP; Shopping Rio Design Center, Av. Ataulfo de Paiva, 270, lj.101, f. (21) 512-8708; Casa Shopping, Av. Ayrton Senna, 2.150, Bloco K, f. (21) 430-8060, Rio de Janeiro, RJ; Av. Tancredo Neves, 2.158, fs. (71) 341-1165/3350, Salvador, BA; R. Tomé de Souza, 830, ljs. 3/4, f. (31) 261-7377, Belo Horizonte, MG; SAC 0800 - 162200.* TOK&STOK ブラジル版イケアですねー。値段はイケアほど安くないですが。デイスプレイが豊富なので、コーデイネートの参考になります。小型マンションにぴったりの家具です。また、雑貨も取り扱っており、食器などもかわいいのです。主要ショッピングセンターには大抵入っています。 ABC ショッピングセンター Campinas ショッピングセンター D&D ショッピングセンター Ibirapuera ショッピングセンター Jardim Anália Franco ショッピングセンター Lar Center Loja de Saldos Pátio Higienópolis ショッピングセンター Pinheiros ショールーム Santa Cruzショッピングセンター * ETNA ここもブラジル版イケア??TOK&STOKに似ています。ただ、サンパウロには店舗がひとつしかありません。MORUMBIショッピングの近くです。* LAR CENTERサンパウロ市の北に位置し、巨大なCENTER NORTEショッピングセンターの隣にあります。ここは今回はまだ行ってないので、なんともコメントできないのですが、明日当たり行こうと思っているので、そのときにまた感想をUPします。ちなみに この両ショッピングセンターは サンパウロ近郊の市からの客が多いので、いつも人でごった返しています。*INTERLAR割と小さ目の家具のショッピング。私的には全然気になる商品がありませんでした。* テオドーロ・サンパイオ通りサンパウロの中で 家具の道としてあまりにも有名。交通量も並みではないので、渋滞にのまれる覚悟を!安いものから高いもの、カントリーからモダンシックまで、なんでもあり。この道からそれたところにも 店があるらしいので、今度探索に行きたいです。* MOEMA MOVEISショッピングセンター イビラプエラの隣にあります。中レベルの家具が多くて、我がサラリーマン家庭にぴったりの品揃えでした。店舗数は少ないですが、ショッピングの周りにも 家具メーカーが点在しています。* ジュルバトゥバ通りサンパウロの隣町サン・ベルナルド市の家具通り。サンパウロからわざわざ来ることもないですが、この近辺に住んでいる人なら、一見の価値があるかも。この通りに実は掘り出し物の店が一軒存在しているのです。その店で、有名デザイナー家具の商品が手に入るのです。こんなのも→ こんなのも→ 店の名は NOBRE OFICIO。RUA JURUBATUBA,361です。ここで、こんなテーブルセットを買う予定です。そして、私たちが契約したクローゼットの会社JONEDAです。品質はいいし、値段が安かったし、対応も親切できちんとしていました。TODESCHINI程度の値段で、本物の木がいいという方はここがお勧め。* ABC MOVEISサントアンドレ市にある家具のショッピングセンターです。ここ、何もめぼしいものがありませんので、来ないように!
2005年12月26日
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*****************************バスで長距離旅行をすることになりました。地平線が見えるほど木もなーんにもない草原で バスを止め、用を足すこととなりました。あなたはバスから遠くまで歩いていき、用を足さなければならないわけですが、はたして、あなたは1.バスに オシリを向けて用を足しますか?2.バスの方を向いて、用を足しますか?******************************変な話ですみません!!普通の日本の方なら、背中を向けて後ろ向きに用を足すのではないかな~と思うのですが、いかが。この間の日本語教師の集まりの際、一人の教師がサンパウロの隣の州まで長距離バス旅行をしたとのことです。そのときに、上のようなシチュエーションになり、教師は当然バスに背を向けて、後ろ向きに用を足したのですが、ブラジル人女性たちは 皆揃って、バスの方を向いて、前向きに用を足したのだとか。こんなところでお国柄が出るもんなのですねー。その原因を考えてみました。*日本人は用を足すところを他人に見られるのが恥ずかしく、顔を見られたくない。*ブラジル人は だれが自分を見ているのか、しっかりと把握したいと考える。あるいは こっちを見ないように、きっとにらみつけておくのが効果的だと考える。とか漠然と考えたのですが、ななりん論(娘)だと* オシリを見せたくない(←ブラジルでは尻が一番のセックスシンボル)* 誰が自分を見て、噂したり笑ったりしているのかを知りたいとのこと。ダンナの話だと、*両国のトイレの向きに関係しているのではないか。日本は扉に尻を向ける形の和式があるし、様式は必ず扉の方を向いている。だとか。あと、動物の本能として、危険なものに背を向けないということもあると思います。それに従うと、*日本人は バスに乗っている人たちは安全だと考え、背を向けても大丈夫。それよりも 大自然に背を向けるほうが怖い。*ブラジル人は 果てしなく続く大自然はおそらく無害だろうと考え、バスに乗っている人たちが危険だと感じる。かな~とも思いました。皆さんの推測はいかがですか?
2005年12月25日
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先日、システムキッチンと部屋のクローゼットを業者にお願いしたと書きました。 その業者が実際にアパートに来て、サイズを測り、取り付け可能かどうかを確認に来て、その確認後に本契約ということで、お金を支払いに また業者のショウルームを訪れました。 昼飯前に、「支払いだけだから。」と 気楽にショウルームに向かった私達。そこはやっぱり、ブラジル。思い通りに 一筋縄でいかないのが ブラジルなんですねー。担当者に見せられた値段・・・・仮契約時には 約70万円でした・・・・。それが、 100万円以上になっている~~!どうしてそんなことが起きるのが可能なのか??ブラジル!!これがブラジルの摩訶不思議なのであります。旦那が思いっきり爆発し(←短気)、その説明を要求すると、標準的な台所の流し台のサイズは奥行き50センチだとか。それが我が家の流し台は60センチなのだそうです。標準サイズ50センチだったら、工場で生産されているものをそのまま使えるのですが、特注になってしまうそうで、少々値上がりしたとのこと。といっても、たった10センチの差で、30万円も要求するってのは 大胆すぎるし、ありえないと思いません??かなりいいテーブルセットが買えちゃうし、プラズマテレビも買えちゃうよー。眉間にしわを寄せ、静かに、しかし厳しく怒る旦那を目の前にし、担当業者は恐れおののいて、店長を呼んできました。(笑)店長との交渉結果、なんと、仮契約時より安くなった!のでした~~@ますますありえない~!どういう値段のつけ方をしているのだ??そして、部屋のクローゼット。仮契約では アパート建築会社にわたされたシオリに描かれた見取り図のサイズを基に デザインしましたが、業者によると、実際のアパートの部屋のサイズが シオリのものよりもかなり小さい!とのこと!その差も30センチ以上なんですよー。ありえん~! シオリに描かれた家具の配置モデルによると、部屋に横向きにベットがすっぽり入り、その反対側にはデスクまでも入っていますが、その30センチの幅がないため、ベッドを置いたら人が通れるぐらいの幅しかないとのこと!!よって、私達が考えていたL字型のクローゼットを入れると、ベットを不自然な縦向きに入れるしか手だてがなくなってしまうのです・・・。旦那は怒りまくり、業者に訴えて、残りの支払いの割引を要求する!と息巻いておりました。これって、サギですよね~?かなり信じられない事実ですが、不思議なことに、サンパウロのアパートでは 建設が金不足のため途中で止まってしまう場合も多く、建ってくれただけでも感謝しなければならないという事情もあります。やっぱり、ありえないですね・・・。んなワケで、クローゼットの方はもう一度考え直すということになりました。キッチンの取り付けも、完成予定が1月下旬・・・アパートに移れる日は近くなさそうです・・。* その本契約に行ったのは クリスマス・イブのお昼時。そのショウルームが位置するショッピングセンター内は 切羽詰ってクリスマスプレゼントを探す客達でごった返していましたが、私達の訪れたキッチンの業者ショウルームは がらんとしていて、店員達がすることもなく談話に花をさかせていました。何でそんなに人が必要なのか、不思議なとこですが、お客さん案内係が6人ほど、コンピューター担当者は3人、レジのお姉ちゃんは二人もおりました。レジのお姉ちゃんはまるっきりやることがなく、他の店員達と話をしたり、ごそごそと何かをやっておりました。おそらく今日最初のお客さんであろう私達が支払いの為に そのレジコーナーヘ向かい、カードで三回払いしてくれと頼んだところ、そのおねえちゃん、カードを通す機械の前でこちらに背中を向けて、奮闘しておりました。「この機械、昨日届いてね、使い方がよく分からないのよ。」と 澄んだ青い瞳で 平然と話すではないですかー。じゃあ、暇な時間に、機械の勉強しろー!!といいたくなりました。だって、機械の説明書を開いて、読みながら操作してるんですから・・・。あ、長くなりそうだなと 諦めて、店内をうろうろしたり、旦那と話をしたりしていたのですが、一向に使いこなせてなさそうな様子。なにか変なことをしでかしそうだなと とっさに感じた旦那、彼女の機械を触る手をじっと凝視し始めました。まず彼女がやったのは、分割払いの金額を 何度も機械に通している!!のでした!!旦那は「そうじゃないだろ。そうしたら、分割払いの金額が三回分同じ月に届くだろ。」というと初めて気づいたようで、今度はカードの貴社に電話を始めました。そうやって操作した暁には なぜかそこのキッチン業者ではなく、どこか他の店の名前がレシートに出てきたのでした!!「あれ?おかしいわ。カード会社にもう一度電話しなくちゃ。」なんて、再び無邪気な澄んだ目で平然と言ってのける彼女に 私達は段々と心配になりました。結局店長を呼んで、3回払いの操作ができたのですが、今月の請求額がどうなっているか、不安なところです。こういうブラジルの脱力系ムスメ、結構います。だから、女性と働くのは嫌だと 旦那は話しておりました。こうやって、ブラジルでは男女の能力の平等に疑問を感じる人が増えていくのでは と 危機感を感じたりもしました。あ、でもこれは作戦なのだろうか?とかく息苦しくなりそうな支払いコーナーに脱力系ムスメを配置させることで、客に諦めさせるという・・・・。(笑)そこまで考えさせるほど、ブラジルの若くてかわいい娘の天然ぶりでした。
2005年12月24日
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昨日は休みに入ってから、初めてのフリーな日だったので、娘と家具探しに行ってきました。 ブラジルはコピー商品で有名なお国柄。おもちゃからブランドバッグまで、ありとあらゆるものがコピーされているといっても過言ではないほど。(ま、車はないとおもうが。)昨日もショッピングセンターで やけに有名ブランドバッグを見かけるなあと思ったら、やっぱりニセモノみたいです。何故判ったかというと、ヴィトンバッグを持っている女性が レジのところでかばんを開けて、裏地が安っぽいレーヨンだったのを見てしまったので。(笑)お洒落な身なりの人でした~。ブラジルは通貨が弱く、しかも関税が高いので、ブランド物を買うのは日本の5倍ぐらいの値段の感覚なんですねー。そりゃあ相当の金持ちなら可能ですが、小金持ち程度じゃかなり苦しいでしょう。ま、私の場合、高級品とは縁がないので、なんとも思いませんが。 さて、家具ですが、これもコピーが出回っております!私がキッチンの朝食用テーブルに買おうと思っているのが、これ。セブンチェアですが、2万円ぐらいでありました。(笑)これも捨てがたいけど、娘が「座ると尻が痛い。」と言うので、却下。ラ・マリーのニセモノはちょっと高かった。5万円ぐらいです。ディナーテーブル用のチェアで、こんなのが多く出回っています。この画像のものは リビング用だと思うんだけど、こういうバージョンもオリジナルであるのかしらん?一番欲しいのは チェスカチェア。でも、ブラジルでは全然見かけませんね。ベルトイアチェアもどきも多く見かけるけど、娘は 金属が冷たそうだからと却下。さようですか・・・。ところで、デザイン好きな方に質問です私がいいなあーと思って旦那に見せると、直ちに却下されたのがこれ。これ、いくつかのお店で見かけたんですけど、オリジナルはどこのものなんでしょうか。気になるので教えてくださいな。値段はかなり高いです。いすは8万円ぐらい、テーブルは20万円ぐらいです。* デザイナー家具素敵ですよね。エムエムインテリアスペース* ブラジル家具ブランド貧乏な我が家には縁のない、でっかいお家にぴったりな優雅な家具メーカーです。ARTEFACTOブラジルナンバーワンブランド。D&D ショッピングに大きなショウルームがあります。A ESPECIALISTALAR CENTER,MOEMA MOVEISセンターなどにありました。
2005年12月23日
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ご無沙汰しています。このごろ超忙しいです。仕事納め、アパート完成(日本では分譲マンションというのでせうか)、ボランティア手伝いなどが同時に重なってしまったため、えらいことになっております・・・。(泣) さて、先週から家具探しを始めました。サンパウロでは 引越しをする場合、完全に住み易い状態にしてから移る場合が多いです。ださださなケチケチの私は 引越ししてしまってからぼちぼちと家具も買い換えればいいと 呑気に構えていたのですが、日本語の生徒さんたちの話によると、* もう白いペンキが塗ってあるにもかかわらず、壁は気に入った色に塗リなおす。* 専門の人に頼んで、クローゼットを壁に作ってもらう。* ソファ、ディナーテーブルなど古い家具は新しいものを買う。* 当然、システムキッチンを業者に頼んで作ってもらう。のだそう。実際、知り合い達もほとんどが、引越しとともにインテリアをリフレッシュしています。そして、サンパウロの新築アパートの場合、* 床なし(コンクリートむき出し)* 便座なし* トイレの流し及びキッチンのキャビンなし* バスルームのシャワーの水が飛び散らないためのボックスなし* 洗濯を干すための設備なし* 当然ランプなしとナイナイづくしなのであります・・・。(泣)さすがのケチな私でも、どうにかせねば住むことができない状態。よって、泣く泣く家具屋、業者めぐりをしているのであります。大急ぎで、旦那とあちこち廻り、システムキッチンと 部屋のクローゼットを作ってくれる専門会社TODESCHINI社で契約してきました。→キッチンはこんな感じです。テーブルはついてません。色は全色白にしました。→クローゼットはこんな感じ。はちみつ色調の木材に 白いファイバーガラスの扉がついています。*このサイトに 画像多いです。テーブルは TOK&STOK社で購入する予定。どんなのがいいかなあと悩み中です。できれば都会的なモダンなのがいいなあと思っているのですが。 というふうに、結婚を控えているカップルも、まずアパートを借りるか、購入したあと、クローゼットやシステムキッチンを作ります。家具も電気製品も一年ほどかけて揃えたあと、結婚式!といった具合です。やっぱりこれは 中流の上レベルの人に限りますが、こういった人たちは びっくりするほど気長に結婚準備をするんですね。アパートは契約したあと、普通管理費をかなり払わなければならないんですが、それを払っても、住む環境がきちんと揃っていない場合、絶対に移り住まないのですから驚きです。 私の生徒の中にも来年結婚しようとしている人が三組もいますが、皆去年から一年以上も準備をしています。 私が思うに、女性たちが 「結婚はしたいが、家事はぎりぎりまでしたくない。」と、ぎりぎりまで婚約者との生活は避けているのではないのかと。(笑)母親との生活は ラクだし、自立したくないんでしょ。きっと男性達はすぐにでも一緒に生活したいと思っているのだろうと思うんですがね。 私の生徒の中の一人が 今年初め、念願の一軒家を購入しました。そして、毎週のように家具屋を訪れ、少しずつ家具や電気製品など買い足していき、住み心地のよい環境を作っている矢先でした。 先月、その家に泥棒が入ってしまい、電気製品をごっそりと全て盗まれてしまったとのことです。たいそうがっかりしていましたが、その二週間後、またもや泥棒が入り、さらに物をとられたとのこと。彼女との生活もまだ始まっていないのに。こういうこともあるので、やっぱり一軒家での生活は怖いです。* ブラジル システムキッチン業者もう、山ほどありますし、各地域にいくつか点在しているほどですが、フランチャイズ展開している、有名メーカーの紹介です。この手のフランチャイズメーカーは次の三つが有名です。順に値段も品質も下がっていきます。1. DELLANO 雑誌によく広告が登場。有名人を使っての贅沢な紙面展開から見て、高いんだろうなあということは想像できますが、パッと見は TODESCHINIとあまり変わらないような気がします。ただ、ひとつひとつの棚や引き出しのサイズが大きく、スマートに作ってあるので、大きい家用という感じ。2. .TODESCHINI 我が家のキッチンはここのものにしました。クローゼットもここにしようとしたのですが、後日の日記にあるように 寸法が合わなくなってしまったので、キャンセル。3. ITALINEATODESCHINIよりも 扉の板が5ミリ薄いんだそう。それがどうした?と思う方はここで全然OKでしょう。見た目は同じですから。
2005年12月21日
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原題:UM FILME FALADO製作年:2003年製作国:ポルトガル/フランス/イタリア監督:マノエル・デ・オリヴェイラ出演:レオノール・シルベイラ、カタリーヌ・ドヌーブ・ジョン・マルコビッチ大学の歴史講師ローザ・マリアは娘のマリア・ジョアナと二人で、軍事パイロットの夫のいるボンベイまで 気ままな船旅をしている。書物からのみの知識で教鞭をとっているローザは 実物を見るいいチャンスだと考え、飛行機ではなく、船旅を選んだのだ。途中でマルセイユ、アテネ、アクロポリス、イスタンブール、アベルなどの歴史的観光地を訪れる。その各港から乗り入れてきた各国の有名人達も 同じ船にいた。マノエル・デ・オリベイラ監督の作品の鑑賞は『家宝』に続き、二本目です。『家宝』は字幕がなかったため、会話の内容にじっくりと耳を傾けることができなかったのですが、今回はdvdだったので、分からないところは何度も観る事ができ、オリベイラ作品はdvdで観るべき!と改めて実感したのでした。 映画の前半は 各国の歴史的観光地の遺跡などの説明を 母親であるローザが娘にとくとくと説明をしているのが 延々と続きます。ふーん、この映画は観光地紹介なのか、ならば大画面で見たほうがリアルに楽しめるよな、などと考えながら、ぼんやりと見ていました。中盤には 船内の有名人及び船長のテーブルでの会話が延々と続きます。それぞれの世界観、愛の観念などの意見を言い合っています。それもぼーんやりと眺めていると、いきなり衝撃のラスト!予期してなかっただけにびっくり!!あ、そーいうことだったんだ!と、もう一度dvdを最初からスタートして、じっくりと会話の内容を楽しむことにしました。映画の中では ポルトガルから始まり、フランス、イタリア、ギリシャ、そしてアラブの国が出てきます。 現代の私達の感覚からすると、現在のヨーロッパでの経済大国は 自国の独特の文化を発展させてきたように感じます。 しかし、比較的他国からの影響が少なく自国の文化を育みやすかった日本と違って、ヨーロッパの国々はシビリゼーション、剥奪、後退の繰り返しで、大抵何カ国かとの接触があり、歴史による影響がとても大きいんですね。 例えば、ギリシャはかつてはヨーロッパを支配し、その強力な政治パワーが文明を発達させ、未だにその名残が各国に残っているようですね。映画の中でも触れていますが、ギリシャ語が使われている国はギリシャしかありませんが、ヨーロッパの言語の約40%はギリシャ語が基になっているそうですし、旅行の中でも触れていた各国観光地での伝説は ギリシャ神話がいまだ残っている。ギリシャはヨーロッパの国々の基本となる、歴史的、文化的に重要な国だということなんですね。 船上のテーブルでの会話では そんなことが確認され、伊、仏、ギリシャの女性たちの不思議なハーモニーを 船長であるアメリカ人男性がまとめていたのがなかなか現代を象徴しているようで、皮肉でした。アメリカも、もともとはというとヨーロッパからの移民たちによる国であります。以前は世界でトップであったヨーロッパ諸国をアメリカが指揮するという形になった様子を このテーブルの関係で象徴しているところがなかなか興味深いです。 一つ一つの会話は 各国と他の国との関係を象徴しているようで、一言も漏らさず興味深く楽しみました。(その点、dvdは映像をストップしながら楽しめるのでいいですね) 愛や嫉妬の話では 各国の親善、裏切り行為を象徴していますし、テーブルの女性がローザの娘を見て、子どもが欲しかったと残念がる様子は まさにイタリアやギリシャの植民地が後に残らなかったという事実を象徴しているようです。 途中で、船長が可愛らしいマリア・ジョアナに人形をプレゼントしたところも、アメリカの安易で浅はかな偽善行為が 結局は< 小国の崩壊につながっている現実 >を指しているようだと思いました。なかなか皮肉に満ちた、象徴的に作られたこの映画、こういう奇妙な味の映画ってあまりありませんよね。2003年、と比較的新しい映画なのに 時代感がないのが不思議です。船のインテリアも とっても不思議でした。上流社会の世界のはずなのに、70年代風の不思議な感覚。一味違った映画をお探しの方にお勧めです。 『家宝』にも出ていた、レオノール・シルベイラ、キャメロン・ディアスにそっくりです!!キャメロンをもっと知的にした感じ。話し方もしっとりと落ち着いて、同じポルトガル語を話しても、ブラジル人の品のなさとはえらい違いでした。さすが ヨーロッパですね。 私は字幕なしではまったくお手上げですが、旦那は全部分かるといっていました。そんなものなんですね。でも、文の組み立てや、助詞の使い方が違っていて、もしブラジルで同じような話し方をする人がいるとすると、クセのある話し方をするなあと感じるだろうと言っていました。 カトリーヌ・ドヌーブって、60歳前後ですよね?ふっくらとはしているけど、60歳には見えない若さがびっくりです。でも、口元が不自然で、妙に見入ってしまいました。やっぱりなにかやってますよね? マルコビッチはアメリカ人役ですが、アメリカ人という感じがしませんでした。(笑)でも、まあ、広いアメリカ、あらゆるタイプの人がいて当然ですけど、あの人不思議な人ですね。
2005年12月14日
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最近、ブラジル生活が嫌だなと思うことが立て続けにおこりました。一つ一つは小さなことなんですけどね・・・。1.大型文房具品店で6つある会計レジの前に 一列の列ができていました。その列に気づかずに 直接レジに行ったブロンドの婦人に レジ係のお姉さんが 列に並ぶように指示しました。すると、列の後ろではなく、列の前に入るではありませんか!!!あまりにも堂々としているため、もしかして、一度レジで会計したときに何か不都合でもあったからだろうかなどとも思ったのですが、そうではなく、ただ単に列を無視していただけ、だったのでした・・・。信じられない、その大胆な無神経さ。2.レストランにて週末は大抵外食しているのですが、このところ、食事し終わって運ばれてくるお勘定の内訳に 必ずといっていいほど、頼んでもいない食事OR 飲み物の代金が請求されています。必ず確認をするしっかりモノ(ケチ?)の旦那はすぐに間違いに気づき、ウエイターに直してくるように言うのですが、あまりにもそういうのが続くと嫌になってきます。 この間グループで食事に行ったときには 頼んでもいないシャンペンが2本も請求されていました。間違いを指摘すると、こちらがまだ何が間違っているか言っていないのに、「あ、シャンパンですね。」とつぶやき、直しに行ったのでした。それまでは偶然かとおもっていたけど、意図的ですね、こりゃあ。サンパウロ在住の皆さん、お勘定には気をつけてください。客からカネを巻き上げようと、頼んでもないものを勘定につけられているかもしれません!3.先日書いた高級デパートDASLU あの翌日、ニュースでDASLUの店長及び、経営関係者数人が逮捕されたと報道されていました。いくつかの罪に問われていたのです。*合法商品の不正ルートでの輸入*偽売上申告による巨額の脱税の疑い*仕入値の900倍の不当な利益をつけての販売などなど。もしまともに刑を食らうと、21年の懲役になるそうですが、ま、不正王国ブラジルのこと、カネさえあれば何とか免れるでしょう。金が正義ですから、この国。 そんな騒ぎの中でも、本日DASLUデパートから「クリスマスの営業の案内」とやらがきてました。(笑) ま、そんなことは分かってました、訪れたときに。だって品質は そこら辺の普通のブテイックと変わらないんですから。どうせ、8レアイス(ビッグマックセットぐらいの値段)程のワンピを 1500レアイスぐらいで売ってるんだろうなって思ってました。ま、事実を証明されたぐらいのことです。こんなニュースを聞いてもちっともびっくりしないあたり、ブラジルに慣れたんだなあって思いますね。こういう嘘のようなホントの事実がなくなるためには もっと品質のよくデザインのよい商品が巷に出回らなければ、ダメですね。4.鏡を独占したがる女達ま、この間書きましたが、店内の大きい鏡を独占しようとするんですよ!!なぜ?独占したところで どんなメリットが?鏡の前で仁王立ちになって、誰も横から鏡が見られないように じっと立っているんです。もしかしたら、自分の姿を見て欲しかったのかもしれない・・・。5. ブラジルの図書券に騙されるな!去年のクリスマスに 図書券をもらいました。ブラジルには日本のような図書券は存在せず、本屋さんの商品券のようになっています。ここ数年出現して、ギフト用に重宝されているようですが、この図書券、去年のクリスマスにもらいました。しかし、なかなかこの本屋へ行くチャンスがなくて、先月やっとこさいく機会ができ、その図書券を提示すると、「期限が切れているので、もう使えません。」は?もらったの去年の12月だけど・・・と思って裏を見ると、ほんの小さな字で、「有効期限 6ヶ月」なんて書いてありました。有効期限たったの6ヶ月の金券なんてあるかい~!!日本ではネエ~と言いたくなりましたが、そんなことブラジルで言ったってシャーないもんねえ・・・泣く泣く諦めました。そんなんばっかですよ、ここ。金券、結構落とし穴ですのでご注意を。6.赤ちゃんグッズを自分の財布は緩めずにゲットしようとする、したたかな妊婦・・・とは ダンナの妹のことです、はい。彼女、独身で子どもを身ごもったというのは 以前日記で書きましたが、出産間近になってきております。クリスマスプレゼント何がいいか聞くために TELをした旦那ですが、彼女は赤ちゃんグッズを欲しがったそうです。ま、そこまでは普通ですが、いかにもかわいそげな声で、「私、まだなにも持っていないの。赤ちゃん用品って何にしても高いし・・・」と泣きねをはいたとのこと。かわいそうに思った旦那は 何かプレゼントしてやりたいと考えているようです。ベビーカ-かな、それともチャイルドカーシート?など いろいろ言っておりました。でもね、でも、私達子供が生まれたときは何ももらっておりません。何も。産着でさえも。ゼロ!です。それどころか、子どもの誕生日にもクリスマスにも、何もくれない。そんなことは別にいいんですけど、今まで何も贈り物をしてあげようと考えなかった人が 何かでっかいものもらおうと思うこと、なんか間違えてない??って思うんですよね・・・。それから数日後、娘のナナに「アンドレア(義妹)になにをあげたらいいかなあ?」と何気に聞くと、「何も買わなくてもいいよ。だって、チア(おばさん)、みんなからいろいろもらえるから、お金全然使わなくてもいいって喜んでいたから。」というではないですか!!聞くと、兄からはベビーベット、母からは布団類、友人からベビーカー、その上既に赤ちゃん服も1かなりもらっていて、当分は買わなくても済むのだとか。んなら、何をもらおうとしているのだろうか・・・師走のあわただしい毎日の中、こーんなことが立て続けに起こり、ちょっぴり疲れ気味のLUANAなのでした・・・。
2005年12月13日
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アンジーファンのダンナの為に これ、借りてきました。どうせ大スター二人の無意味なドタバタ劇なんだろなと思っていたら、やっぱりその通りでした。突っ込みどころ多すぎ!!でも、きらびやかな今をときめくブラピとアンジーはあまりに先入イメージが強すぎて、今更普通の人の役なんて出来ないだろうなと考えると、結構すんなり納得できます。(?)『ボーン・コレクター』みたいな役、もうアンジーには無理だろうな。 あまりにも美しくて、絵になりすぎる二人には この映画のめちゃくちゃな設定がすんなりなじめちゃうんですねー。機関銃ぶっ放しシーン、アレじゃあ当たらないよ~とちょっぴりしらけたりもするけど、格好よくて様になっているので、これでよいのです。うん。 アンジェリーナ・ジョリー、今年始めあたりからぐっと艶をまして、壮絶に美しくなりましたね。一体彼女の身に何が起きたのでしょう?目と口が大きすぎて、物凄くアンバランスなところが妙に動物的で妖艶で、同じ女性の私でも目を覆いたくなるほどの強烈なセックスアピールがあります。体も大きくて迫力がある感じなのに、実は細いんですよね。男性達の女神になるために生まれてきたような、そんな稀に見る女性の中の女性だなあ~と映画を観ながら、こんなどうでもいいことを考えとりました。(笑) ブラピは見た目の美男ぶりとは逆の、マッチョな露骨な男っぽさとのギャップがいいですね。シュールでニヒル。ブラジルでも大人気です。
2005年12月08日
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DEAR WENDY製作年:2005年製作国:デンマーク/イギリス/フランス/ドイツ監督:トーマス・ヴィンダーベア脚本:ラース・フォン・トリアー出演:ジェイミー・ベル<内容>アメリカの炭鉱所のある小さな町に住むディック。彼の母親は幼くして死に、炭鉱で働く父と 黒人のお手伝いさんに育てられた。ひ弱な彼は炭鉱へ働かせようとする父の願いをはねつけ、町のスーパーで働くようになる。ある日、炭鉱所の事故で、父親が死に、お手伝いさんも出て行き、一人ぼっちになってしまった主人公。その彼が銃の魅力を知るようになってから、人生は薔薇色に変わり始めた。ラース・フォン・トリアー脚本、BILLY ELIOTの男の子主演と聞いて、早速観にいきました。トリアー脚本、イコール、意地悪なんだろなと思いつつも、なんか見ちゃうんですよね、彼の作品って。やっぱり意地悪でした。夢見る少年の悲劇!何で夢を見る少年、幸せになっちゃいけんのかいな?トリアー監督!え??と、いっちゃいたいとこですが、なかなかどうして、すっごく納得できるものがあります。まさに今の時代の問題にぴったり重なるところがありますからね。さすがにかなり考えさせるテーマの 見ごたえのある作品でした。 主人公ディックはひ弱で、その町の王道である炭鉱での仕事ができず、家族もいず、一人ぼっち。世間に対して、引け目を感じている自分に自信のない少年。いわゆる「負け犬」ですね。そんな彼が 銃を手にしてから、段々と自信をつけ始めます。あんなに自分に自信がなく、下を向いて歩いていた少年が、銃を持つことで人々よりも高みに立っているような気分を味わう描写がリアルです。彼は「銃反対の平和主義」。だから、銃を持っていても、誰にも見せないし、使うことはない。銃を使う唯一の場所は 仲間と結成した秘密結社「ダンデイーズ」での集会でのみ。その集会では 儀式を行い、銃を洗礼し、銃を神聖化します。銃について学び、銃を愛し、銃の腕を磨く。彼ら自身も 昔の貴族か英雄かのような衣装に身をつつみ、ファンタジーの世界に入り込みます。もうそうなると完璧です。そう、ファンタジーの世界を創り出し、ファンタジーの世界に生きるようになったのです。ここから超ネタバレ→要するに現実逃避。自分達は「ダンディ」と意識しているが、他人から見るとただの変人。本人達はそういうことに気づいていません。自分達は他人とは違う、選ばれし人間。 そういう自分たちで作り出した独特の色眼鏡によって、彼らは世界を見始めます。自分達は正義のヒーロー。正しいことをしたい。悪者から弱きものを守るべきだ。自分達はダンデイーなのだから。凝り固まった正義感というものは恐ろしいもので、常識とか理性が見えなくなって、他の考え方、意見を受け入れられなくなってしまう、タチの悪いものでもあります。それも数が増えれば増えるほど、それを疑う余地がなくなってしまう厄介なものなのです。 保安官は おとなしく、問題を起こさない主人公を「いい子だ」と思っていました。そんな「いい子」が最後には この町の歴史上かつてないほどの凶悪事件を起こしてしまいました。しかも、彼らは「裏切り者で悪者の保安官達と戦う、英雄達」だと思っていて、「自分がしていることを正しい」と思っていたのです。ここが 現実逃避の恐ろしさですね。現実逃避もいろいろありますが、社会的に弱く、世間を恐れている人が生きていくために 「自分を破滅させるもの」にすがってしまう。そんな風に流れてしまうのはどの社会でも起きる可能性のあることで、仕方がないというか、防ぎようのないことなのかもしれません。マイノリテイーの苦しみが爆発する事件といえば、コロンバインの銃撃事件を思い出させます。途中で、昔のお手伝いさんの問題児の孫セバスチャンが 現れます。保安官は「模範」であるディックに 「問題児」であるセバスチャンを更正させるために、いい影響を与えてやってくれといいます。そんなことはできないといいながら、引き受けるディック。その時のディックは その問題児セバスチャンに対し、優越感がありました。彼は自分よりも より負け犬だと。そんな彼にダンデイーズの隠れ処を見せてやり、仲間にしてやりました。すぐに他のメンバーと打ち解け、しかも他のメンバーに慕われ始めたり、女の子が「たくましくてセクシーだ」と言っているのを聞き、その立場が逆転したことに対し、苛立ちを感じ始めます。見ないようにしていた厳しい現実(主人公には欠けている男としての魅力、肉体的、精神的強さ)を見せ付けられたようで、彼のプライドは引き裂かれてしまいます。自分の心地よいファンタジーの世界に 現実が入り込むことで拒否反応を起こしてしまったのですね。 ディックは自分の銃に”ウエンディ“という人間の名前をつけることで、モノを擬人化してしまいます。モノ以上だけど、人間ではない。人間は気が変わりやすく、信用できないが、ウエンディは人に忠実で、決して裏切ることがない。ナイトライダー(←でしたっけ?)の意思のある自動車のように、主人に忠実な“守り神”のように考え始めます。一人ぼっちで寂しい主人公の生きるすべだったのですね。ウエンデイをつかって撃った弾が的に当たれば、一心同体だと考え、的が外れれば、見放されたと考える。最後に主人公が書いた手紙は そのウエンデイに当てたものでした。唯一の自分の味方だった母親は幼いときに亡くなり、父親は自分の理解者ではなかった。家で長年働いた母親代わりの黒人のお手伝いさんも今やぼけてしまって、自分のことなど覚えていない。彼の人生で、唯一信用できたモノ(者OR物)は ウエンデイだったんですね。でも、ウエンディは「銃」で、「殺人兵器」なのです。どうしてこうなっちゃったんでしょう?やっぱり外界との接点や対話のなさなのかもしれません。現実社会から目をそらしてしまい、心地のよいファンタジーの世界が彼らの現実社会になってしまったのでしょうね。悲しく寂しい映画でした。→ここまで。 この映画に主演の『ビリーエリオット』の男の子、美少年になっておりました!イギリスの美しい少年が好みの方、大注目です。ブロンドヘアに 大人の男性になりつつある角ばった顔の線に輝く、丸く繊細な瞳。超かわいいです。猫背で自信なさげに歩く映画の中の彼ですが、あれが背筋を正してにこやかに笑顔を振りまけば、ぴっかぴかと輝くことでしょう!彼は ピータージャクソンの『キングコング』に出演しているとか?? 映画紹介HPによると、またこの映画は御馴染みの「アメリカの銃社会に対する痛烈な皮肉」ですよー、また。でも、こういう点は あまり成功してない気がしますね、毎回。だって、アメリカに見えんとです。この町。どう見てもイギリスです。だって、アメリカのこんなに貧しい町にあんな美しい銃がひっそりと眠っているわけ?ゴブラン織りのガウンだとか、思いっきりイギリスしてると思うんですがね。負け犬の貧しい少年達が何でそんなもの持ってるんでしょ??それに、言葉遣いがイギリス的。イギリスからのアメリカ移民って考え方もできるけど、それじゃあ現代のアメリカ批判にならんような・・・。所詮ヨーロッパの人がアメリカを語っても、ヨーロッパ的なものが抜けきらないのでしょうか。皆さん、どうですか?結構よいですよ。見ごたえがあって、お勧め映画です。
2005年12月06日
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ついに 行ってきました。この貧乏人の私が!以前日記でも紹介したことのある超高級デパートDASLU(1)(2)へ。欧米高級ブランドだとか、高級車とは無縁の私には 駐車料金30へアイスのこのデパートには行くことはないだろうと思っていたのですが、旦那が、スペイン語のクラスで金持ちのマダムがDASLUへ行ってきたという話を聞いて、行きたいと言い出したのです。そのマダム達の話によると、*ブラジルではありえないほどのゴージャスさ。*客は皆美しくお洒落。*少量の買い物でも、顧客カードを作ってもらえる*顧客カードさえあれば、次回から駐車料金は無料。*コーヒー、水は 各フロアに点在している休憩コーナーで無料サービス。とのこと。別に行ってもいいけど、貧乏人の私がCHANELとかDIOR見てもしゃーないしーと思っていたら、何か買ってくれるとのこと。そこまで言うのなら、安いアクセでも買ってもらうかと 繰り出すことにしました。そのデパートはサンパウロの準ビジネスエリアである、ITAIM BIBI地区、重要快速道路MARDINAL PINHEIROSに位置しています。入り口は まるでコンドミニアムのようなエントランスが建っていて、徒歩では入れないような雰囲気が漂っています。実際、徒歩で来訪する人は皆無。普通車で入る人は私達ぐらい。あとはほとんど高級車。エントランスで駐車チケットを受け取ると、デパート入り口まで進み、そこでデパートの駐車係の者に車を預けます。彼らは駐車場へ車を運ぶ作業を代行してくれます。中に入ると、さすが高級デパート。入り口にはバイオリンを演奏する人が常に心地よい音楽を提供していて、気持ちのよいゴージャスなソファがところどころに置かれており、金持ちげなマダム達が 友人達と話の輪に花をさかせています。←無料カフェコーナーです。 一階は CHANEL、アルマーニ、ヴィトンなどの高級ブランドフロアになっており、二階はこのデパートのオリジナルブランド“DASLU”女性服フロアになっています。ここは男性入場禁止でした。 中に入って、一目瞭然。ここは いわゆる貸衣装屋のように、広いフロアに大量の服が置かれており、試着室へ持っていかずとも、試着がその場でできるのです。最初のコーナーはかばんが陳列されていました。次は流行色であるグリーンのアイテムのコーナー、次は珊瑚色、それから、生成り、カーキ、黒コーナーなどと、人気の色の順に並んでいます。迷路のようにくねくねと曲がりくねった売り場は巨大で、中で迷うほど。女性客達は友人達と馬鹿笑い(!)をしながら、突如としてべろんと服を脱ぎ始め、試着を楽しんでいました。その姿は物凄く異様な印象を受けました。←売り場はこんな感じ。ここで突然脱ぎ始める 売り場の内側にある廊下は靴コーナー。色別に大量の靴が展示されていました。 ←ま、普通ですね。その他にも 他の国内外人気ブランド、バナナリパブリック、GAP、FORAM、ROSA CHA、などのコーナーもあり。なんといっても一番にぎわっていたのは、ジーンズコーナー。Dieselのジーンズが人気で、ここはひしめくような人だかりで、次々とべろんとズボンを脱いでは思い思いに試着を楽しんでいました。広い店内の終わりには 香水コーナー、アクセコーナーなどがありました。 その上の3階は男性フロアで、ここは女性も入っていいようです。女性の買い物には男性には口出せさせまいとする、店の儲け精神がちょっぴり怖い~と思いました。逆に男性は買い物が嫌いで、一人だと買い物に行きたがらないという性質をきちんと見抜いてか、男性コーナーへは女性が自由に入れるという、気が利きすぎるほどの配慮振り!4階は インテリアコーナー。調理器具、インテリア、ファブリックなど、家に関連するアイテムがおいてありましたが、はっきり言って、売っている商品より、デパートのインテリアアイテムの方が素敵。(汗)デパート内で、このデパートの店長である、超有名人の女性にも遭遇しました。来客中のお友達たちが次々と抱きつき、盛り上がっていました。←左の女性です。この場違いな貧乏人の私ですが、社会勉強になって、結構楽しかったです。まさに、百聞は一見にしかずです。結局、このデパートは、· 入れ物(建物だとか雰囲気)は かなり高級だが、中身(売っている品物)は 日本のデパートにずっと劣る。(ま、これも仕方ないです。日本のデパートは いわゆる企業ですが、このDASLUはとある高級品を扱うセレブ御用達ブテイックの店長一人が創りだしたもの。)· 欧米ブランドはともかく、自社オリジナルブランド“DASLU”の商品は ブラジルの普通のブテイックにあるものと品質はほぼ変わらない。値段は10倍以上するが。スペインの格安人気ブテイックチェーン「ZARA」(六本木ヒルズにありますね)とそっくりです。値段は5倍以上しますが。*来る客のファッションは画一的です。ブロンド長髪にパンプスにストレートジーンズ、ジャケットにシンプルなインナー・・・そして、ブランドバック!!日本と同じです。ブランドバッグって、ステイタスの証なんですね。←ブラジルの金持ちのお嬢様たち。こういう人たちは”ダズレッチ”と呼ばれています。昔言っていた”シャネラー”みたいなもんじゃない??どこの国でも同じ。*ここで働く店員達は “メイド服”を着せられています・・・。これってあんまりなんじゃあないの??って びっくりしました。ここに来る客は超金持ち!メイド服を着せられた店員達は 犬のような扱いです。←・・ね、これってあんまりじゃない? ただ、会計のレジに座っている若い女性たちは ハイソな金持ちの出の大卒の女性ばかり。客と顔見知りのようで、レジコーナーを通る金持ち客にハグされたり、しかえしていたり。「お父さまは元気?」などの会話を交わしていました。そんな不思議な世界もあるんですね。· こちらでの金持ちお嬢さんって、日本とずいぶん違う!!日本では少なくとも上品で、静かですよね。人前で馬鹿笑いしたり、はしたないことを言ったり、べろんと下着姿になったりしませんよね。品なさすぎ。ひろーい鏡を一人で独占しようとしたり、すざましいものでした。試着して気に入ったアイテムがあれば、大声で、「これって私のためにあるような服よね。」「私ってすごくセクシーよね。」と大声で言って、鏡の前に仁王立ち。「世界は私のもの」だと思っているような人たちばかりのようで、辟易しました。* 後日談と、ゴージャスのきわみを尽くしたこの不思議なデパートDASLUですが、なんとその翌日、ニュースのトップを飾っておりました。巨額の脱税、不正輸入、不当な利益をつけての販売などなど。このデパート、どうなるのでしょうか?
2005年12月04日
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製作年:2005製作国:アメリカ監督:ジム・ジャームッシュ出演:ビル・マーレー、シャロン・ストーン、ジュリー・ドルピー、ジェシカ・ラング、クロエ・セヴェニー<内容>コンピューター業で大もうけし、独身を貫き自由気ままに生きている中年のドン。そんな彼に愛想を尽かし、彼の元を去ろうとしている恋人と入れ違いに、ピンクの封筒の手紙が届いた。その手紙は 彼が過去付き合った女性からで、実はドンの息子がおり、一人で育ててきたとのこと。その19歳の息子が自分を探す旅に出たというのだ。気が気でないドンは 探偵趣味のあるお隣さんのウインストンに相談したところ、過去の女性を一人一人訪問していくことになってしまった。ジャームッシュ節全開のロードムービー。心地よい70年代風のロックやフュージョンにのって、ゆっくりと話が展開していきます。散っていった過去の恋人達を追い、だんだんと家族について考え始めた主人公の心の葛藤を面白く滑稽に描いていました。気づいたときにはもう遅い、人生の転機点に気づかずに生きてきた主人公が 散ってしまった花たちの築いたそれぞれの人生を うらめしく思ったり、遠く感じたり。そういう感覚、女性の私にはちょっと分かりにくいかな。でも、彼の場合男性なんだから、今からやり直そうと思ったら可能ではあるはずだけど、そういうもんじゃあないんですよね。周りを見回すと一人ぼっち、ぽっかりと開いた胸の空洞をどうしてくれる??そんな彼のあせりがビルマーレーだからこそのシュールさで、うまく表現されていました。カンヌでグランプリを取ったと聞いたので、大作!なのかと思っていたけど、そんなんじゃあなくて、ジャームッシュのインディー風の香りが存分に残っている、映画ファンには嬉しい作品でした。やっぱり男性向け・・・かな?女性でも充分楽しめますけど、身にしみて分かるのは 男性かもしれませんね。 あと登場人物の名前遊びがなかなか面白いですね。主人公はドン・ジョアンをかけてますしねー。ここから超ネタバレ→ドンの過去の彼女達・・・それぞれに夢を追って生きていくんだけれども、手放しでハッピーな人は一人もいなかったんですよね。 シャロン・ストーン演じる奔放な女性は情熱的なレーサーと結ばれ、娘と仲良く暮らしていたのに、不慮の事故で未亡人へとなってしまい、笑顔の中にもなんだか寂しそう。でも、娘が強烈で(名前も!)、娘の餌食となりそうで末恐ろしいですね。(爆) デリケートで大人しく、生真面目そうなドリーという他の元カノは 彼女のキャラクターにぴったりの新築の建売住宅に ロマンチック&クリーンなインテリアの空間に住んでいます。彼女にぞっこんといった感じの、挙動が濃い夫に愛され、仕事も成功し、申し分ない彼女の年代をおくっているはずなのに、どこか満たされない感じ。子どもがいないせいなのでしょうか。夫ともなんだかちぐはぐな感じで、彼女の準備した夕食のように、”美しく完璧なのに 味気ない”空間にドンがいたたまれない気持ちになった状態が ”にんじん突き刺し”で表されてるところが笑えました。 三人目の彼女はジェシカ・ラング演ずる「動物とのコミュニケーション専門家」。彼女はドンをまったく受け付けようとせず、手土産の花でさえ受け付けませんでした。うちの旦那曰く、「あれはレズビアンだね。」・・・旦那はそういうことに関しては超勘が鋭いんですよね。(爆)受付の女性がやたらドンを睨んでいたのは 元カノと受付嬢ができているからなのだとか。(笑) 最後の女性に関しては かなり悲惨。もうぼろぼろです。→ここまで*クロエ・セヴェニーって、誰か知らないんですよ。名前は何度も聞いたことあるんだけど、どの人だったんだろー?
2005年12月03日
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製作年:2005年製作国:アメリカ監督:デビット・クローネンバーグ出演:ヴィゴ・モーテンセン、エド・ハリス、ウイリアム・ハート<内容>インディアナの田舎町でダイナーを営む平凡な父親トム。いつものように日課を終え、店を閉めようとしているその時、怪しい二人組が入ってきた。従業員に危害を加えようとしたその時、機転を利かせたトムは逆に二人組を殺害する。小さなこの町で トムは一躍ヒーローとなるが、そのニュースはアメリカ全国で話題になり、やがて片目のないマフィア風の男がトムの前に現れるようになった。彼によると、トムはフィラデルフィアの出身で、残虐な殺し屋だったというのだ。同名のマンガが原作だという、クローネンバーグの期待の新作。クローネンバーグといえば、グロシーン。グロを映画館の大画面で観るのはどうもなあと躊躇していると、フランス在住のICQUITさんより、「グロシーンはない。」との情報をいただき、早速翌日見てきました!(笑)この映画のテーマである、暴力で色塗られた過去を完全に消して、生きることができるのか正義の暴力なんてあるのか 主人公のトムは いわゆるステレオタイプ的な温かいアメリカンファミリーを築いています。互いに愛し合い、理解しあっている夫婦、子どもとの団欒を大切にし、子どもの不安を取り除き、安らぎを与える親。完全な家族での幸せな日々を過ごしていました。 しかし、危機が訪れます。彼は殺されそうになった従業員を守るため、乱入者を殺害してしまいます。それからというもの、彼の平穏に生きたいという願いとは裏腹に、どんどんと邪魔者が入ってきます。自分の生活を守り抜くためには 暴力を行使するしかすべがない。明らかに自己防衛です。しかし、この映画は暴力によって虐げられた死体の姿をしっかりと映像に捉えています。 みんなのヒーロー、ゴーゴ-ファイブ、仮面ライダーが人々を困らせる悪いやつを次々とやっつけるシーンはおなじみですが、そこでは倒された人々がどのような殺され方をしたのか、殺された体はどのような状態になったのかということは 全然見せません。 ダイナーを襲った二人組も、トムが自己防衛によってふるった暴力も、傷ついた死体は同じようにむごく、残酷です。どんなシチュエーションであれ、暴力は暴力。いいも、悪いもない、傷ついた体はただ悲しく、無言で、そこに佇んでいるのです・・・。この映画のむごい死体を映し出したシーンの意図が感じられるような気がしました。 そして、過去の過ちはその罪の大きさに比例して、背負っていく重みも大きいということは想像に難しくありません。主人公はまったく過去を抹消し、まるで別人のように第二の人生を生きようとしていましたが。最後に主人公が目の前にした湖のように、過去は 静かに佇み、そこに在るものなのかもしれません。それに背を向け、遠く離れても、それは完全に消えず、以前と同じく存在している・・・。もしかしたら、一生その湖に対面しなくてもいいかもしれないけど、もし偶然出会ってしまったら、素通りできるはずがなく、失うものも痛みもきっと大きいはずです。 暴力は暴力を生みます。たとえ大切な者を守るためであっても、一度血が流されると、その血が次の血を呼び、血で血が塗られてゆくのです。でも、それらを避けて生きることなどできるのでしょうか。本来動物とは生きていくために、争いは避けられないという性をかかえていますよね。悲しい性です。 そして、この主人公の第二の人生・・・許されまじき過去のあるものは 幸せになる資格などないのか・・・。いつでも人間、やり直しができるものなんですよね。改心し、こう生きたいと強く願えば必ずかなうものなんだと 私は信じています。主人公は耐えがたい痛みをこうむりました。修復不可能のように見えるほどの逆境。信じていた父親、夫に裏切られ、騙されたと感じた家族の苦しみは相当だったに違いありません。しかし、この口惜しさ、許せないという感情に、彼を信じる想いが勝ったのです。それはトムが家族を愛し、家族に忠実に生きてきた歴史の蓄積が 家族にトムを再び受け入れさせたのです。トムも苦しんだ、家族も苦しんだ、でもこの家族でもう一度やり直したいと無言で確認しあう最後のシーンが感動的でした。 主人公の俳優、物凄い存在感でした。優しく頼もしい父親の澄んだ瞳が、ビー玉のように濁った虚ろな瞳に変化したときは ぞぞっとしました。私は『指輪物語』を観たことがないんで、彼の出演映画も初めてなのですが、これで一気に注目俳優の一人にリストアップされました。(笑)* この映画、近所のショッピングセンター内の映画館で観よう!と思っていたら、翌日の金曜日に公開が打ち切られ、隣市までいかなければなりませんでした。といっても、バスで20分なのですが。(汗)久々に訪れたそのショッピングセンター、昔とは様相ががらりと変わり、柄の悪い青年達がたむろする、怪しい雰囲気があり、びっくり。映画館も 柄の悪いグループが数組いて、普通の人は私以外いず。(汗)明らかに「バイオレンス」の言葉につられて観に来たような人たちばかりでした。映画が始まってからも、前の席に脚を乗せ、カタカタと揺らしたり(席は遠かったが振動が伝わってきた)、高笑いをしたりと最悪。暴力シーンでは、「うおー、すげー。」と感嘆し、SEXシーンやヌードで、「ヒューヒュー。」なんて言ってて、物凄く気が散りました。(涙)文句を言おうにも、相手が相手で、奴らがいる側の耳をふさぐしかてだてがありませんでした。普段、静かで心地のよい映画館で観ているため、こんな映画館があろうことは予想だにしませんでした。二度と来ません、この映画館!
2005年12月02日
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corpse bride製作年:2005年製作国:アメリカ監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン出演:ジョニー・ディップ、ヘレナ・ボーナム=カーター、エミリー・ワトソン<内容>ヨーロッパのとある町で 政略結婚が行われようとしていた。新郎は成り上がり者の富豪の息子、ヴィクター、新婦は破産寸前の貴族の端くれの最後の切り札である娘、ヴィクトリア。二人は結婚式を明日に控え、初めて顔を合わせるが、なかなか気が合い、うまく行きそうな感じ。しかし、結婚式当日誓いの儀式を失敗に終えたヴィクターが、教会近くの森の中で一人で式の予行演習を行い、指輪を小枝にはめた。その枝だと思っていたものは 実は結婚を夢見たまま裏切られ殺された女性、エミリーの皮膚の朽ちた薬指だった。 昼のクラスがキャンセルになり、まとまった時間ができたので、「うっしっし、子どもをクラブ(総合スポーツ)に放り投げて、映画でも観ちゃおー。」なんて、母親らしからぬ企みを密かに図り、クラブ好きなななりんに、「ねえ、どこに行きたい~?」と振ってみたところ、「ママりんと映画~。」なんて、ジョブをかわされちまいました・・・。「『コープスブライド』観る~。」まあ、それなら、いいか、『リトルチキン』なんとかがいいと言われたら、マジ困るし、と 一緒に行くことにしました。時間は朝の11時。(注:子ども達は夏休みに突入しました!)朝早いってこと差し引いても、わが市にあるそのショッピングセンターの大型映画館、『コープス・ブライド』を鑑賞してるの、私達だけだったなんて・・・。(汗)さて、肝心の映画。さすが、バートン映画。精巧に作りこまれていて、映画館で観て正解でした。キャラクター作りも、パペットだからこそできる醍醐味、といわんばかりに、その人間の性質を 欲張りな顔、臆病でおどおどしている顔など、しっかり顔に表していました。 なんと言っても、死んだ花嫁、エミリーの登場はぞっとするほど不気味でした。顔色は悪いし、目玉や腕はポコっと取れるわ、皮膚は朽ちて骨が丸見えになっているわで、超不気味。しかし、彼女の異常なほどの結婚に対する固執の裏に見え隠れする、人間らしい迷いや悲しみに苦しむ姿が 彼女を段々と魅力的なかわいい女性に見せてくることが面白いもんだなあと思いました。 命があり、体温のぬくもりのあるはずの人間の世界が暗く精彩に欠けているのに対し、温もりや明るみのないはずの死後の世界はなぜかカラフル。しがらみから開放され、生き生きと生きている(?)ようにみえる死人たち。しかし、エミリーのように人生をまっとうできなかったり思い残したりしたことに固執しているものも多くいるようです。そのため、光もないのに、赤く、黄色くギラギラとブキミな光をたたえているのでしょう。死人の世界と命あるものの世界は 境を越えれば上と下とでつながっているだけで、別物ではないように表現されていました。実際最後に自分の呪縛から解き放たれたエミリーは 自由になりましたし。最初のシーンで ヴィクターが窓から放った蝶。ヴィクターは 自分の好きな風に自由にひらひらと飛んでいける蝶をうらめしく見つめていました。好きに生きることのできない自分の運命や、我を通して生きていこうとする勇気も信念もない、臆病者の自分にも諦めながら。 同時に 蝶は魂を暗喩しているとも言われますよね。昔から、死者からさまよって出た魂や、夢にまどろんでいる命ある者の魂。そんな魂たちが偶然出会って生まれた事件。そんな御伽噺を物悲しく滑稽に見せてくれる秀作でした。* 私が一番気に入ったシーン:死者と生者の再会シーンですう!突然の死者達の来訪に恐れおののく町民が 目の前の恐ろしい骸骨が実は自分の大切な人だと気づくシーン。死者達も大切な人たちに会おうとする気持ち。あまりにピュアで、涙が出そうになりましたヨン!
2005年12月01日
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