Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年01月31日
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カテゴリ: 夢有無有
「仏」の四天王と「閻魔」の獄卒
 毎年2月3日の「節分(せつぶん)」が近づくと、心が憂鬱に満たされます。魔を滅するとして豆を鬼の眼玉目掛けて硬い大豆を投げつける行為が不可解だからです。此の寒空に裸で訪問する閻魔大王(後面は地蔵菩薩)の忠実な獄卒に、お神酒の一勺でもお飲み頂くのなら兎も角、人間が仏を守る四天王に比すべき赤鬼・青鬼様に豆を投げつけるとは恐れ入谷の鬼子母神です。
 東北地方秋田県の男鹿(おが)のナマハゲの鬼は親の言う事を聞かない子供の躾を、親に変わり相貌は怖いけれども心の優しさで導きます。鬼にも「善鬼」と「悪鬼」がおります。中国では「人の荒ぶる心に悪鬼が住み、善心起こした者には福神が入る」このあたりが、福神と鬼を対比させた元凶だと思われます。般若にしろ天狗にしろ、一方では神として扱い、他面で魔として観るのは人間の勝手な業かも知れません。「鬼は外、福は内」と言うなら、大乗仏教の依存による縁起からみても、善悪と苦楽・福(富)と貧乏、で鬼は出て来ません。「貧乏神」にこそ豆をぶつけて、家から追い払うべきでしょう。





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最終更新日  2012年01月31日 09時30分49秒
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