Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年08月14日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-500
 定理二五 精神の最高の努力および最高の徳は、物を第三種の認識において認識することにある。
 証明 第三種の認識は神のいくつかの属性の妥当な観念から物の本質の妥当な認識へ進む(第二部定理四〇の備考二  これら二種の認識(表象と理性)のほかに、私があとで示すだろうように、第三種のものがある。我々はこれを直観知(スキエンティア・イントゥイティヴァ)と呼ぶであろう。そしてこの種の認識は神のいくつかの属性の形相的本質(エッセンティア・フォルマリス)の妥当な観念から事物の本質の妥当な認識へ進むものである。におけるその定義を見よ)。そして我々はこの仕方で物をより多く認識するに従ってそれだけ多く(前定理二四 我々は個物をより多く認識するに従ってそれだけ多く神を認識する(あるいはそれだけ多くの理解を神について有するにより)神を認識する。このゆえに(第四部定理二八 精神の最高の善は神の認識であり、また精神の最高の徳は神を認識することである。により)精神の最高の徳、言いかえれば(第四部定義八 徳と能力とを同一のものと私は解する。言いかえれば(第三部定理七 おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。により)、人間について言われる徳とは、人間が自己の本性の法則のみによって理解されるようなあることをなす能力を有する限りにおいて、人間の本質ないし本性そのもののことである。により)精神の能力ないし本性、すなわち(第三部定理七 おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。により)精神の最高の努力は、物を第三種の認識において認識することにある。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。
 記:人間精神の認識能力の表象・理性・直感知(*直覚知=記者は正覚者を意識して此方を採用したい。)の三種の精神の最高の徳は第三種の認識である直感知であることの確認。「神」を神格性・人格性を帯びたもの捉えず、現代物理学の宇宙理論「量子重力理論」の超弦理論の背景と捉えた場合、その振動は第三種の認識である直感知を獲得した人間に共鳴を齎すのであろうか。



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最終更新日  2022年08月14日 06時10分05秒
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