吟遊映人 【創作室 Y】
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【 桜もなか 】3月は別れの季節ですね。学生時代の卒業式は、今となっては記憶の彼方ですが、四六時中つるんでいた友人たちと離れ離れになるのはさすがにショックでした。個人的なことではありますが、母を亡くしたのも3月彼岸。すでに21年も前のことです。現在の職場でも異動や退職で周囲の状況がガラリと変わりました。お世話になった方々と、ここでいったん区切りを付けることになりました。出会いの4月より別れの3月の方が、心身にズシリとこたえるのは、私だけでしょうか?そんな中、季節を楽しむ気持ちを失ってはいけないと心掛けているのも、私なりの鬱対策です。同じスイーツでも気持ちが上がるようなパッケージの可愛いものを選んだり、季節限定の春めいたものを購入し、ときめきやワクワク感を忘れないようにしています。今回私が購入したのは、田子の月・桜最中です。田子の月と言う御菓子庵は静岡県富士市に本店を構える和菓子の製造販売店です。静岡県東部を中心に展開する老舗菓子店のため、地方の食材を取り入れるなどして地元の人たちから長く愛されています。田子の月の定番商品である最中の他に、「富士山頂」と言う大ヒット商品があります。これ、私の大好物で、少しだけ語らせていただくと、ふわふわのスポンジの中に甘さ控えめのカスタードクリームが詰まっていて、富士山の雪景色を見立てたホワイトチョコレートが、スポンジの上半分にかけられているのです。仕上げは、てっぺんにちょこんと載せられたコーヒー味のチョコ。このお菓子は味もさることながらデザインも可愛くて、伊豆の方へお墓参りに行くたびに買って帰る逸品なのです。「富士山頂」一個165円(税込)さて桜最中ですが、2月1日より期間限定販売しています。定番の最中と違うのは、通常の小豆の粒あんではなく、塩漬けされた桜葉が練り込まれた粒あんとなっていて、中に挟まれている求肥が白色ではなく桜色に染められたものとなっています。「田子の月 桜最中〜餅入り〜」一個185円これは、この季節柄なんとも言えない優雅さと上品さをかもし出しており、お土産にはもちろん、自分への何かしらのご褒美に食べても美味しく楽しめるお菓子なのです。私はこれまで数々の最中を食べて来ましたが、田子の月の桜最中ほど「二個目、食べたいなぁ」と思ったことはありません。たいていの最中は一個食べたらもうお腹いっぱいになります。と言うのも、最中自体がシンプルなお菓子なので、あとを引くような味付けではないからです(笑)ところが田子の月の桜最中に限っては、口当たりが良いのか「もう一個食べたい」と言う気持ちになるから不思議です。(甘い誘惑ですね)最近は新型コロナの影響で、なかなか旅行やドライブも二の足を踏んでしまいますが、世の中が落ち着いてからでも、静岡県東部・伊豆へお越しの際は、ぜひともこの田子の月で美味しいお菓子をお土産にどうぞ。
2020.04.14