《櫻井ジャーナル》

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2013.01.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 マリに派遣されたフランス軍は戦闘の最前線に移動しているようだ。アル・カイダ系の武装グループ、つまりAQIMが敵だとされている。

 AQIMの前身、GSPCはアルジェリアで活動していた武装集団。マリではない。 2006年にGSPCはアル・カイダに参加 、2007年1月には正式加盟して名称をAQIMに改めた。同じ年の11月にはリビアのLIFG、つまりNATO軍と手を組んでムアンマル・アル・カダフィ体制の転覆を目指していた武装勢力もアル・カイダに加わっている。2007年からAQIMとLIFGは同盟関係にある、あるいは一体だと言えるだろう。

 イギリスの テレグラフ紙のインタビュー でLIFGの幹部は自分たちとアル・カイダとの関係を認めているが、2007年の時点で公表された事実であり、否定しても仕方がなかったのである。この事実に触れずに「アラブの春」を語ることはできない。

 リビアでカダフィ体制が倒れた後、反カダフィ派の拠点だった ベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗 が掲げられた。すぐに映像がインターネット上で流れ、 一部の「西側」のメディアもその事実を伝えている

 アメリカにしろ、イギリスにしろ、フランスにしろ、リビアの体制転覆を叫んでいた人びとは、自分たちと手を組んでいる相手がアル・カイダだということは百も承知だったはず。アル・カイダの旗が掲げられても驚かなかっただろう。そして、 アル・カイダの戦闘員は武器と一緒にシリアへと移動

 NATO軍との共同作戦でアル・カイダはリビアを制圧、武器を手に入れた。 シリアへはマークを消したNATOの輸送機がリビアからトルコの基地まで武器を運んだ とも伝えられている。トルコの米空軍インシルリク基地では反シリア政府軍が訓練を受け、それ以外にも反政府軍の軍事拠点がある。そうした場所で反政府軍が武器を渡されていると考えるのが自然だ。

 リビアを制圧したLIFGとAQIMは一心同体の関係にあり、リビアからマリへ武器が流入しているのも当然。そのリビアでフランスはアル・カイダと同盟関係にあった。シリアでもNATOとアル・カイダは連携して体制転覆を目指している。マリでもアル・カイダは「西側」と手を組んでいると考え方が自然。つまり、アル・カイダはフランスがマリへ軍事侵攻する口実としての役割を果たしている可能性が高い。

 AQIMがマリへ移動したのはフランス軍を呼び込むためだとすると、なぜフランス軍はマリへ入りたかったのか、ということになる。その理由として多くの人が考えているのは資源だ。金、ダイヤモンド、そしてウラニウム。経済が破綻している欧米諸国が押し込み強盗したくなるような国だ。





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最終更新日  2013.01.17 05:07:04


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