《櫻井ジャーナル》

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2013.12.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 リビアで始まったサウジアラビア系の武装集団(サラフ主義者/アル・カイダ)とカタール系武装集団(ムスリム同胞団)の対立はエジプトの政変につながり、シリアへも波及して反シリア政府軍の内部での戦闘が激化している。 FSAのサリム・イドリス司令官はシリアからトルコへ逃亡 ムスリム同胞団と近いトルコ政府はシリアとの国境を封鎖 したようだ。

 反シリア政府軍の主力だったFSA(自由シリア軍)は当初からトルコにある米空軍インシルリク基地を拠点として活動、そこでアメリカのCIAや特殊部隊のメンバー、あるいはイギリスやフランスの特殊部隊員がFSAの戦闘員を訓練してきた。当初、サウジアラビアとカタールは協力関係にあったのでトルコ政府としても問題はなかったのだろうが、反シリア政府軍の内部で対立が激しくなると立場は難しくなった。

 エジプトの情勢を見てもわかるように、このところ優勢なのはサラフ主義者/アル・カイダ、つまりサウジアラビア。シリアの状況も似ている。供給されている資金の差が出ているようだ。

 その サウジアラビアはこのところ、イスラエルと頻繁に接触 している。その中心人物は本ブログでもしばしば登場するバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官。中東/北アフリカの体制転覆プロジェクトでは最初からロシアと対立していたが、ここにきてアメリカがイランとの対話を開始、イスラエルとサウジアラビアは巻き返そうと必死だ。

 シリアの体制を転覆させるため、イスラエルもアル・カイダを支援している。このことは、今年9月末までイスラエルの駐米大使を務めていたマイケル・オーレンが退任前にエルサレム・ポスト紙のインタビューで語っている。 イスラエルは最初からシリアの体制転覆を望んでいたと明言、アル・カイダを支援してシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒そうとしてきた と発言しているのだ。オーレンはベンヤミン・ネタニヤフ首相に近いと言われ、発言には重みがある。

シーモア・ハーシュも反シリア政府軍がサリンの製造能力を持っていると指摘、実際に使った可能性があることをアメリカ政府は知っていたとする記事 を書いている。

 サウジアラビアとイスラエルが巻き返そうとして一線を越えたなら、大きなスキャンダルが浮上する可能性もある。





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最終更新日  2013.12.13 04:39:41


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