《櫻井ジャーナル》

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2015.08.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 朝鮮軍が5月20日午後3時52分(現地時間)に韓国軍が設置しているプロパガンダ用のラウドスピーカーを砲撃したと韓国政府が発表したのに対し、朝鮮の慈成男国連大使は砲撃を否定している。朝鮮側は米韓合同演習を挑発だとして、19日には国連へ安全保障理事会の緊急会合を開くように求める書簡を出していたともいう。

 それに対し、韓国の崔潤喜合同参謀本部議長はアメリカのマーティン・デンプシー統合参謀本部議長と電話で会談、さらなる朝鮮からの軍事行動があれば報復することで合意したと語っている。あくまでも砲撃は事実だという立場だ。

 挑発行為だと朝鮮が主張している韓国軍のプロパガンダ放送再開は8月10日に決定されているが、その原因は8月4日の出来事にあるようだ。その日、非武装地帯をパトロールしていた韓国軍の兵士が対人地雷と見られる爆発物のために重傷を負ったことへの報復だとしている。後に韓国側は木製の爆発物を朝鮮側がパトロールのルートに設置していたとしているが、事実かどうかは不明。また、非武装地帯に朝鮮戦争時代に埋められた地雷があるのだが、パトロール兵は地雷の探知機を持っていなかったという。

 確かに今回の出来事では韓国側の主張が一方的に流れ、事実として広まったのだが、それが正しいかどうかは確認されていない。朝鮮は19日の時点で国連に緊急会合の開催を求めているようなので、少なくともトップが軍事的な行動を決断したとは思いにくい。朝鮮の一部が暴走したか、韓国側が嘘をついているかの可能性が高いだろう。

 朝鮮半島では2010年にも砲撃事件があった。2009年10月に朝鮮は韓国の領海侵犯を非難、11月には韓国海軍の艦艇と朝鮮の警備艇が交戦して軍事的な緊張が高まる中、10年3月にアメリカと韓国は合同軍事演習「フォール・イーグル」を実施した。両国軍は高度の警戒態勢に入っていたはずだが、そうした中、韓国軍の哨戒艦が南北で境界線の確定していない海域で沈没している。

 当初、国防大臣も国家情報院長も朝鮮が関与した証拠はないと発表していたのだが、5月になると韓国政府は沈没の原因を朝鮮軍の魚雷攻撃にあると主張し始めるのだが、すぐに疑問が投げかけられている。

 例えば、アメリカのロサンゼルス・タイムズ紙はこの発表に疑問を投げかける記事を掲載している。(1) なぜ「朝鮮犯行説」を沈没から2カ月後、選挙の直前に発表したのか、(2) 米韓両軍が警戒態勢にある中、朝鮮の潜水艦が侵入して哨戒艦を撃沈させたうえ、姿を見られずに現場から離れることができるのか、(3) 犠牲になった兵士の死因は溺死で、死体には爆破の影響が見られないのはなぜか、(4) 爆発があったにもかかわらず近くに死んだ魚を発見できないのはなぜか、(5) 調査団の内部で座礁説を唱えていた人物を追放したのはなぜかといった具合だ。CIAの元高官で駐韓大使も務めた ドナルド・グレッグもこの朝鮮犯行説に疑問 を投げかけている。

 そして11月には問題の海域で米韓は軍事演習「ホグク(護国)」を実施、アメリカの第31MEU(海兵隊遠征隊)や第7空軍が参加したと言われている。そして朝鮮軍の大延坪島砲撃につながる。






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最終更新日  2015.08.23 02:54:54


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