ロシアのウラジミル・プーチン大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、そしてイランのハッサン・ロウハウニ大統領が2月14日にロシアのソチでシリアの和平プロセスについて話し合った。
シリアを侵略、不法占領しているアメリカのドナルド・トランプ大統領はアメリカ軍の地上部隊を撤退させると決断、その意向に従ってジェームズ・マティス国防長官は部隊をシリアから撤退させる命令書に署名したと伝えられている。
しかし、その決定に対する反発は強い。有力メディアからの批判だけでなく、マティス長官は辞任を表明、マイク・ペンス副大統領、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官、マイク・ポンペオ国務長官もトランプの決定を否定するような言動を繰り返している。
こうしたことからトルコ大統領はアメリカ軍の撤退に懐疑的になっているのに対し、ロシア大統領は期待を口にしているのだが、プーチン大統領は2017年にロシアが西側との関係で犯して最も重大な間違いはロシア側が西側を信用しすぎたことだと記者に答えている。
ロシア、トルコ、イランは連携、この3カ国にシリアやイラクも加わってアメリカに対抗している。トルコはアメリカ政府の恫喝を無視、ロシアから防空システムのS-400を購入する意向だ。
その3カ国だが、不協和音も聞こえてくる。トルコはクルド系のPKK対策だとして軍隊をシリア領内へ侵攻させたが、これは1998年のアダナ合意に従ってのことだと主張している。
しかし、イランやシリアはトルコが資源を支配するために占領地を作ろうとしていると疑い、アダナ合意はトルコが2011年春からシリア侵略に加担したことで意味をなさなくなったと考えている。
それに対し、ロシア政府は最大の問題はアメリカ軍の存在だと指摘、アダナ合意を再び機能させようとしている。とりあえず、ロシア、イラン、トルコの連携は維持されている。