《櫻井ジャーナル》

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2021.03.17
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 SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)によって引き起こされるCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)に危機感を持てと日本の「識者」が叫んでいる。COVID-19騒動の胡散臭さを感じ取った人びとが「識者」たちの思惑通りに動かないことに苛立っているのかもしれない。

 騒動の流れを振り返ってみると、2019年12月の終わり、中国の武漢にある複数の病院で見つかった肺炎患者9名ほどのサンプルを調べたところ、SARSに似たコロナウイルスが病原体だと判断された。翌年の2月24日になると2660名以上が死亡、7万7000名以上が感染したと報道されている。WHOは2020年1月、この病気の名前を「2019-nCov」にするように推奨した。

 SARSは2002年11月に中国の広東省で最初の患者が見つかったコロナウイルスによる伝染病。2003年7月に沈静化しているが、その間に中国本土では5327人が感染、349名が死亡、香港では1755名が感染、299名が死亡、台湾では346名が感染、73名が死亡、世界全体では8096名が感染、774名が死亡している。死亡率は9.6%だ。

 この時より2019年12月に始まった肺炎の蔓延状況は深刻なように見える。​ 武漢で見つかった肺炎の原因は「新型コロナウイルス」によるものだと2020年1月に報道された ​。この時の検査は「BAL(気管支肺胞洗浄)」によって行われている。気管支内に牛理食塩水を注人し、肺胞や末梢気道を洗浄、その回収液の細胞成分や液性成分を解析したのだ。

 検査の対象は洗浄した回収液である。病菌原因が限定されていれば有効な方法だろうが、未知の病気が相手の場合は信頼度が問題になる。武漢で発見された患者の症状がSARSに似ていたことからコロナウイルスが想定された可能性があるが、コロナウイルスは珍しいものではない。ありふれたウイルスである。それが回収液の中にあっても不思議ではない。

 2020年1月22日、中国の国務院新聞弁公室で行われた記者会見に中国疾病預防控制中心の高福主任が登場、武漢市内の海鮮市場で売られていた野生動物から人にウイルスが感染したとする見方を示した。この後、武漢の肺炎はSARS-CoV-2によって引き起こされるCOVID-19で、武漢の海鮮市場から世界に広がったというストーリーが語られるようになった。




 2019年10月18日にニューヨークでコロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーション、​ イベント201 ​が開かれている。このシミュレーションに高福も参加していた。何度も書いてきたことだが、その主催者はジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、そしてWEF(世界経済フォーラム)である。




 その9年前、2010年5月にロックフェラー財団とGBN(グローバル・ビジネス・ネットワーク)は「​ 技術の未来と国際的発展のためのシナリオ ​」という報告書を発表している。

 そこに書かれたシナリオによると、2012年に新型インフルエンザのパンデミック(感染爆発)が起こり、人や物資の国際的な移動が停止。パンデミック対策としてマスクの着用、公共施設やマーケットの入り口における体温の測定が強制されるとしている。

 この当時、アメリカの私的権力は中国が自分たちの影響下にあると信じていたこともあり、強制的な隔離でパンデミックを押さえ込むという役を中国に割り当てている。パンデミックが宣言されたら、ロックダウンしろということだ。

 パンデミックに対する恐怖は人びとに基本的な人権を放棄させることになり、対策として打ち出される管理、監視体制はパンデミックが去った後も続くと報告書は見通す。そうした体制は支配者が望み、築いてきたが、パンデミックはそうしたことを促進するだけでなく、被支配者である大多数の人びとに主権やプライバシーを自発的に放棄させることになるとしている。かつて正常とされた状態には戻らないとする分析はMIT(マサチューセッツ工科大学)の「​ MITテクノロジー・レビュー ​」の2020年3月11日号にも掲載された。

 この「予定稿」に従ってCOVID-19騒動は展開してきたが、大きな問題がある。2019年12月に武漢で起こったような「重症急性呼吸器症候群」が世界に広がっていることを示す出来事は見えない。何を意味しているのかが明確でない数字、あるいは人びとを恐怖させる「キャッチコピー」が有力メディアによって宣伝されているだけだ。

 COVID-19が広がっていると人びとに思わせる仕掛けの核はPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査キットだ。この検査で陽性になった人を感染者だと見なしている。この検査キットの開発に中国の上海復星医薬という会社が関わっているのだが、この会社はファイザーとmRNAワクチンを開発したBioNTechと資金面やワクチン売買でつながっている。

 おそらく重症肺炎を広めることは可能だった。パンデミックで資本主義を大々的に「リセット」したい人びとにとって、そうした展開の方が良かっただろう。だが、そうならなかった。シナリオが変わってしまった可能性がある。

 実は、2020年2月、中国のCOVID-19対策は軍の医療部門の幹部で細菌戦の専門家と見なされている陳薇が指揮することになり、流れは変わった。高福たちアメリカと結びついた中国の研究者が事態をコントロールできなくなったということだろう。肺炎で死ぬ人が増え続けていけば中国の体制が揺らいだろうが、そうした展開にはならなかった。









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最終更新日  2021.03.17 02:57:54


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