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楽天だと字数制限に引っかかって面倒なので、別ブログに9.11「さようなら原発」でのハイロアクション武藤類子氏スピーチ部分を文字起こししました。何か新しい情報があるわけでも何でもないですが、心震えるスピーチです。できましたら動画をごらんください。詳細はリンクで。http://ameblo.jp/suemie3/entry-11023520821.html
Sep 20, 2011
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それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名で検出されているということがすでに報告されていることであります。次のページお願いします。われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週700キロメーターだいたい1回4人ずつの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方がぜんぜん意味が無くて、その幼稚園ごとに細かく測っていかないと全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないと。参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけて考えていただきたい。緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。例えばここの図表にでています滑り台の下、滑り台の下はここは小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。それで、こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。それからこういう様々なコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、例えばですね、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、一か所だけを洗っても全体をやることは非常に難しいです。ですから除染を本当にやるというときに、一体どれぐらいの問題がかかり、どれぐらいのコストがかかるかということをイタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費の投入が必要になるのか。ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。第一番目に国策として、食品、土壌、水を、日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、もう半導体のイメージング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしてシャットしていって、やるということでの最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術力でまったく可能です。二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私のやっている、現在やっていることはすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の27のそのいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ておりません。車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生に高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置しているのは国会の責任であります。全国には、例えば国立大学のアイソトープセンターというのは、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店などさまざまなところは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごくもっております。国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって本除染を本当にやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。以上です。(書き起こし、ここまで)
Aug 2, 2011
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ブログ等の文字起こしを消されたという話を聞いたので、ヒトサマの文字起こしをコピペします。元ブログはこちら。動画等もあるので、ぜひともそちらを。http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65754131.htmlわたくしは東京大学アイソトープ総合センター長の児玉ですが、3月15日に大変に驚愕いたしました。私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり放射線の防護とその除染などの責任を負っております。それでわたくし自身は内科の医者でして、東大病院の放射線施設の除染などにずっと数十年関わっております。3月15日に、まずここの図にちょっと書いてあるんですが、我々最初にまず午前9時頃、東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験しまして、それを第10条通報という文科省に直ちに通報いたしました。その後、東京で0.5マイクロシーベルトを超えるその線量が検出されました。これは一過性に下がりまして。次に3月21日に雨が降り、0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これがこんにちにいたるまで高い線量の原因になっていると思っています。それでこの時に枝野官房長官は「さしあたり健康に問題はない」ということをおっしゃいましたが、わたくしはその時に実際にこれは大変なことになると思いました。なぜかというと、現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射性物質が少しあるものを処理することを前提にしています。このときは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロメートル圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。われわれが放射線障害をみるときには、総量を見ます。それでは東京電力と政府はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであるか、はっきりとした報告はまったくされておりません。そこで私どもはアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出していると換算されます。さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの放射線の残存量は1年に至って、原爆が10分の1になるのに対して、あ、すいません、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子です。粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というのは、ようするに砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが、今回の稲藁の問題です。例えば岩手の藤原町では、稲藁5万7千ベクレルプロキログラム、宮城県の大崎1万7千ベクレルプロキログラム、南相馬市10万6千プロキログラム、白河市9万71千プロキログラム、岩手6万4千プロキログラムということで、この数値はけして同心円上にはいかない。どこでどういうふうに落ちているかは、その時の天候、また例えばその物質が水を吸い上げたかどうか。それで今回の場合も、私は南相馬へ毎週末700キロメーター行って、東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染をやっておりますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。農林省が通達を出したという3月19日には、食料も水もガソリンもつきようとして、南相馬市長が痛切な訴えをウェブに流したのは広く知られているところであります。そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水にその日から代えています。そうするとわれわれが見るのは、何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測量ができるようにすることを保障しなければいけません。われわれが5月下旬に行ったときに先ほど申し上げたように、1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って、教えてあげて実際に使いだしてはじめて20個での測定というのができるようになった。それが現地の状況です。それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。第二番目です。私の専門は、いわゆる小渕総理のときから内閣の抗体医薬品の責任者でして今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療にやる、すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていただきます。内部被曝というのの一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起こるかというと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的です。これが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。この過程のところがもの凄く危険です。そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛、貧血、それから腸管上皮に影響しますが、これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。それで私どもが内部に与えた場合のことで具体的に起こるので知っている事例を挙げます。これは実際にはですね、一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。最初の放射線のヒットが起こったあとにもう一個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーションとか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というかっこうで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。要するに内部被曝というのは、さきほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。I131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンやっても、まったく意味がありません。トロトラストの場合、このちょっと小さい数字なんで大きい方後で見て欲しいんですが。これは実際にトロトラストというのは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるということが分かってまいりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、最初にトロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子、全部、配列を知っていますが、一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。ですから人間を同じとしてやるような処理は今日ではまったく意味がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。トロトラストの場合は、第一の段階でP53遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくるということが証明されております。次にヨウ素131。これはヨウ素はご存知のように甲状腺に集まりますが、甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜそういったかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。しかし統計学的に有意だということが分かったのは、さきほども長瀧先生からお話しがありましたが、20年後です。20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。いわゆるですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまでだいたい証明できないです。ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がずうっとチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生が、ウクライナの医師と相談…集めて、500例以上の、前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます、これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリッターと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかもその、増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、それからNFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されております。
Aug 2, 2011
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NPO法人チェルノブイリへのかけはしで活動されている野呂美加さんの講演会を文字起こししました。 http://www.kakehashi.or.jp/ このNPOは、チェルノブイリ周辺の放射能にさらされている子どもたちを線量の低い日本で保養させる活動をされています。 野呂さんは、長年チェルノブイリで子どもたちに起こっていることを見ている方です。 日本の今の放射線量と数値を較べながら動画を見る or 文字起こしを読んでいただければ、どれほどのことが起こっているのかがわかると思います。 動画は4つに分かれていて、文字起こしはそれぞれの動画を3つに分けています。 動画 http://www.youtube.com/watch?v=RCDkHQunytEhttp://www.youtube.com/watch?v=gUTlMdX4brc&feature=relatedhttp://www.youtube.com/watch?v=pNxibOEt7R4&feature=relatedhttp://www.youtube.com/watch?v=dSxNzfKO92w&feature=related 文字起こしhttp://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106090000/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106090001/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106090002/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106100000/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106100001/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106100002/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106110000/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106110001/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106110002/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106120000/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106120001/http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/diary/201106120002/
Jun 13, 2011
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質問者 長崎、広島は結局、人体実験だったんですよね。それで、福島県も何か大丈夫だ、大丈夫だといって、結局、福島県の人たちに避難させないようにして、長期的な大規模な人体実験なのかなってまで思っちゃうんですけど、そういう意味ではどう思いますか。 野呂 結果的にそうなるかもしれないですね。そのデータを外に出さなければ。データになるんですよ、皆さんの血が。 質問者 それで、何かもう既に長期的に健康状態とか、そういうのをやっていきますよともう言ってますし、長崎、広島だって、もう60年以上も結局データ的に調査してて、結局はABCCという今も残ってる、さっき言った△△さんが理事長をやってたABCCに関しても、結局は被曝した人を助けるのが、治療するのが目的ではなくて、どれだけデータを切ったか(?)ということで、で、何か私の思いは、福島県民自体がはっきり言って人体実験のそういうふうな現場になって、結局、福島県産の地元でも消費しちゃっても(?)、そういうふうに長期的なそういう感じになってるのかなと思うんですよね。だから、逃げるといっても、結局、逃げられる人たちは避難してるけど、残ってる人たちは結局、政府以上の国際的なモデルとかじゃないか、はっきり言って避難所と言われてるのも、あそこでも結構子どもたちに精神安定剤を飲ませて眠らせてたりとか、結局、マスコミとか、全然その報道しないのも、非人道的なこと、起こってますから、そういう、 健康な子どもたちにも精神安定剤を投与してること自体も何か本当に恐ろしいことで、そういうときに限って製薬会社が結構、差し金で、何か されてるのかなとも思ったりするし、それは事実なんですよ。養護学校の避難所で、子どもたちが夜泣きしたり、騒がしいと、ほかの人が迷惑するからって、健康な子どもたちに強制的に何か精神薬を飲ましてるという事実もありますし。だから、そういう本当の何かもっとちょっとこう怖い、そういうのがあるんじゃないかなって思うんですよね。 野呂 この問題というのは、やっぱり私個人の思いですよ。やっぱり今、何でここに来てるかといったら、やっぱり怖いですよ、この数値見たらね。私、それは伝えたいなと思ってるんです。 それで、やっぱりみんなで言ってほしいの。これはベラルーシの人たちはこういうことさえも知らなかったし、放射能があるということも知らなかった。何も知らされてなかったし、ただ5年間も6年間も、日本人が安全ですよって言って信じてた人たちもいたし、日本人の広島の医者が言ったんだったら大丈夫だといって信じてるでしょう。で、今、長崎の医者が大丈夫だって言って信じてるでしょう。 だけど、やっぱりそれは事実じゃないということは伝えたいなと思ってるんです。 それから、自分たちの今、起こっているの、これは政治だから、エネルギー政策ね。これは変えることができます。今、自分たちのこの現状を。議員さんとか、それから市議とか、そういう人たちをつかまえて、説得したりして、変えていかなきゃいけないんだなって。私がここの住民だったら、それはすると思う。だって、共産主義国じゃないんだもの。そういうことをする人たちもいるし、本当に。 子どもたちだって、あのジンマ(?)たちだって、ずっと血液のデータを取られてました。だけど、治療はしてもらってない。治療だってできないし、放射能が原因の場合。 だけど、外の世界とつながって、それで、ここで血液検査しないで、外でしたらいいと思う。このデータ、自分のデータね、悪いけど、これ、あたしのDNAだから。 勝手にね、通りを歩いてて、泥水ぶっかけられて、体に影響ないから大丈夫ですよって言われてるのと同じなんですよ。腹立ちませんか。 それで、その泥水の中に放射能が入ってて、いや、体に影響ないから、大丈夫だから、そのまま歩いていけって、何事ですか、勝手にかけておいて。失礼でしょう。 そういうこと、同じことが起こってるのに、自分たちで失礼と思ってないでしょう。このぐらいまでだったら我慢しなきゃと思ってるんじゃないんですか。 我慢する必要ないでしょう。はっきり言って、日本国民みんな助けたいと思ってるんですよ。でも、福島の人が動かないと言われてる。どうしてかは私もわからないです。 質問者 というか、戦時中の言論統制みたいな感じで、結構、放射線に対して敏感な反応とか、批判的なことを言うと、何言ってんの?という、ちょっとばかにされるような風潮も出てはきてますよね。だって、もう仕方ないでしょうみたいな感じで。だから、本当に真剣に、もう大丈夫なのかと言うと、反対にそれがもう非国民(笑)、戦時中で言えば、非国民みたいな感じで、そういう風潮だから、何も言えないで、もう黙ってるしかないというか、そういう感じも。 野呂 やっぱり今、笑ったでしょう。で、何をやるにしても、やっぱり笑いを入れてかないと駄目なんだよね。変にお笑いの番組を見て同調するとか、そういうことじゃないのね。非国民って言われるんだというぐらいの明るさがないと、もうみんな逃げてっちゃうの。 昨日も札幌でお話ししたときに、もうお母さんたちが真剣になって、泥遊びさせていいかとか何とかって、うちの子はマスクしないとか言ってたんだけど、あんたの顔のほうが放射能より怖いよって言って。(笑)子どもにとってはそっちのほうが毒だよとか言ったんだけど、やっぱりそういうのだと、人が逃げてくんですよね。だから、私たちもある意味、精神的に、本当につらいことなんだけど、精神的健康を保ってないと、確かに嫌なことなんですよ。私も今日、こういうタッチで話をするのは嫌なんですよね。本当に何を言いたいかというと、もう本当に私たち20年かかわって、何が放射能に…… (動画終了) 動画はここで終わりですが、できることをしっかりやって、あとは大きく構えて笑おうと言いたいのかなと私(文字起こしした人)は思いました。
Jun 12, 2011
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放射能というのは、慣れちゃうんですよ。直ちに影響はないというのは本当なんです。慣れちゃうんです、その状態に。というのは、ずっと体がその修復をやり続けるわけです。DNAが切れたら酵素が出てということに慣れ続けて、酵素の蓄えがなくなったとき、発病しますから、だからそんなにそんなに大人であっても放射能に自分をさらしてDNAを切られ続けることというのはよくないんですね。 ですので、お休みがあったら、なるべくちょっと放射能の低いところに移るだとか、そういう注意は大人でも必要です。だって、親が倒れたら、子どもはどうしますか。ものすごい孤児が増えてましたよ、向こうで。 胃が痛いとか、食欲不振とか、頭痛、体がだるいとか、むくむとか、口の中に口内炎ができてなかなか治らないとか。 お医者さんはなかなかその見分けがつかないです。血を採ってもそんなに変わらないし、お母さん、神経質だよと、そういうふうに言われて。 お年寄りのお医者さんなんかはそういうふうに言うかもしれないですよね、あんまりわかんないということは。特に、お年寄りで元気な人はよくわからないかもしれない。いるんですよね、お年寄りで元気な人というのは、そうすると、放射能が入るのも遅いし、抵抗力のない人は、何か体力落ちたなという感じがすると思うんですよ。でも、お年寄りで元気な人だと、放射能は入ってこないわ、前とそんなに変わらないで、若い連中が何かごちゃごちゃ言ってると、何か気力がないとか、根性がないとかという話になると思うので、これは体感していくレベルなんでね。 ちょっと放射能のないところに行くと、体からいっぱい毒素が出てきます。白河市の子かな、ちょっと1週間ぐらい網走で保養にいらしてたんですけど、子どもたち、何か吹き出物みたいなのがいっぱい出てきてました。チェルノブイリの子どもたちもそうなんですけど、とびひとか、皮膚がまず弱くなるので、そういう毒出し、そういうのはやっぱりあるねって、同じ症状を出してました。 ちょっと一気にしゃべっちゃったんですけど、質問とか、ここら辺で一回。何かないですか。 質問者 保養のときは基本的にEM・Xでしたっけ、それとペクチンとかをたくさん食べるという療法が中心だったんですか。 野呂 基本的に、日本での普通の生活というのがまず大事なんですよ。まず私たちがやるのは、子どもたちを笑わせること、で、何かこういうことを言うと嫌だなというのは、長崎の○○先生が笑えば放射能が抜けるとか言ってるんだけど、放射能が抜けるから笑うんじゃなくて、笑って抵抗力を上げるということね。 で、その子どもたちがいる地域というのは、親も暗い顔をしてるんですよ、もう。どどめみたいな顔をして、もう自分も具合悪いし、先も見えない、未来もないし、みたいな感じで暗いところから子どもたちは来てるので、まずメンタル分を明るくしようというのが第一なんですよ。 それから補助的に、EM・Xゴールドというのは、これは子どもたちの抗酸化力を高めるので、それは飲ませましたけれども、食事は、最初はやっぱりそういう軽いものしか食べられないので、バナナとか、トマトとか、キュウリですよね。で、中盤戦、元気になってきたら、白いご飯とか、鮭とか、普通の日本食を食べさせてます。もちろんバナナ食べたいとか、果物食べたい場合は、新鮮な野菜はすごいたくさん食べてほしいので、そういうのは食べさせてます。 だから、なるだけ日本の普通の生活をしながら、そういういいもの、で、すごい食べ物を気をつけるお母さん、いるんですけど、これは放射能にいいとか、悪いとか、だけど、ごみみたいなお菓子食べさせてるんだよね、それと同時に。駄菓子というか、スナック菓子ね。とか、チョコとか、あんなのはもう健康にいいとか、悪いとか以前の話だから、そういうものを食べると、抵抗力落ちますよ、元気でも。何かポテトチップスとか、スナックとか、何か揚げたお菓子とか、ああいう類は、そういうふうになったら食べさせないことです。凌駕できないです。それも酸化物質ですから、既に揚げたお菓子は酸化してるから、体の中の酵素を奪うんですよ。だから、いいものも与えたいけど、悪いものも入れるのもやめてください。 だから、しばらくは牛乳を控えるというのは当然です。どこからでも入り込みます。汚染された牛乳をシャットアウトできる法律になってないでしょう。基準が緩んできてるということは、一番よくないんです。基準をどんどん厳しくすればするほど、世界から信頼を得られるんです。でも、ここまでいいでしょう、ここまでいいでしょうってやってるのを世界中の人は知ってるんです。 私もフランスの記者からメールで問い合わせが来ました。そういうものはどういうふうに見てるんだという、福島県産の野菜をみんなで買って応援してるのを、あなたたちはどう思うんだと。それはいっときの感情でしかないって私は書きました。それは世界中からのひんしゅくになってるんです。 それは福島の人のことを責めてるわけじゃないんです。日本全体の放射能に対する姿勢が問われてるんですね。 基準を緩くして、何でも食べましょう、ここまで大丈夫、ここまで大丈夫ってやってるのは、同情的な感情がある人でしか共有できないんです。 外国の人は関係のない話なんです。だからイタリアとフランスでは、日本の食品はもうストップになってるんです。そこまでして食べるお義理はない。 そういうことじゃないんです。すごい厳しくすることで、安全な食べ物が手に入るんです。緩めることで、みんなが逃げていくということはどういうことが起こるかというと、風評被害が起こるんですよ。 チェルノブイリって、ベラルーシでも10年前から食べ物の調査はもうやらないですから、ベラルーシの方たちが、私たち、子どもたちの軍資金とか、募金で集めてるのを知ってて、募金集めるの大変でしょう、ベラルーシのチョコレートとか、ウォッカとか、買って持っていって、日本で売ったらどうって、とてもおいしいでしょうって。 確かにおいしいですけど、放射能チェックはしてないとか、基準が緩い国のものを買ってって、もし万が一ちょっとでも放射能が出たら、日本の人、激怒しますでしょう、当時は。今はみんな緩まってるけど。そんなもん、気持ち悪くて買いたくないでしょう、事故後25年たっても。25年たっても気持ち悪いです。 だけど、今、日本で起こってることは、同じようなことをやってるわけです。大丈夫です、大丈夫ですって。それは日本人の情念として大丈夫なだけであって、外国から見たら、もう絶対買いたくないと思うわけ、巻き込まれたくないと思うわけ。そうすると、日本の経済がどんどん落ちてくんですよ。 どうなるかというと、チェルノブイリも経済が落ちたでしょう。経済が落ちたら、年金は無価値になるんです。老人の生活がまず不安定になるんです。経済が落ちるというのは、日本の円の価値が下落するということです。100円のもので買えるものがなくなっていくということです。 私たちは子どもたちの救援を始めてから、ベラルーシの貨幣価値がどんどん下落して、子どもたちのチケットを買うときに、スポーツバッグいっぱいにベラルーシのお札を詰めて、そうやって銀行に持っていったことあるんですよ。下落して、いくらお札があっても足りなくて。それを銀行の人が1枚ずつ数えたりするぐらい下落する。それぐらい国の信用が落ちるということなんです、そういうことをやると。 でも、今、取り繕うために、私たち外の人間というか、福島県外の人間から見たら、福島県の人を犠牲にして、とりあえず原子力産業の温存を続けてるだけだなと思います。
Jun 12, 2011
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野呂美加さんの講演会4-1 http://www.youtube.com/watch?v=dSxNzfKO92w&feature=related ……何回かそういうやりとりがあって、こういうふうに、この奥さんもやっぱり高汚染地帯から移住した奥さんで移住者同士なんですけど、手紙を送ってくれて、本当に子どもの健康を思う気持ちがわかった、親の気持ちが、うるさいなと思ってたけど、今、わかったって。子どもを持ってね。そして、本当にこの子を連れてベリー摘みにも行ったり、キノコ摘みに行けないのが残念だって書いて手紙を送ってくれたんですね。 この子たちは、私はうそを絶対つかないなと思いますよね。うそをつくというのは、放射能が体に影響がないとか、そういうことを言ってる人に、はい、はい、そうですねってついていく人ですね。でも、この子たちは絶対そういうことは言わないと思います。 私は、日本にいても、そういうことを言っても誰も聞いてくれる人もいないし、何か中途半端な感じがして、ベラルーシの人たちのとこ行くと、ほっとしてる部分はあったんですね。放射能はあるけど、こっちのほう、こんなに放射能は大変なんだということをわかってくれてる人の中にいるほうが精神的には安定するというか、そっちは真実なわけですから、それは本当に思いました。 このアンドレイも、お父さんが消火作業のあれで、やっぱり五、六年で亡くなっちゃったんですね。で、その亡くなり方というのはがんじゃないんですよ。例えば、血圧の異常というのがあるんですけど、突然血圧が急激に上がって、急激に下がって、急激に上がって、急激に下がってという、そういうような状態になって、ばったり亡くなったそうなんです。 で、このアンドレイ君のお母さんが、やっぱりその病気の花束を抱えている子が、お父さんが亡くなると、もうショックでショックで物も食べられない状態になって、それで、いつ発病してもおかしくないというぐらいお医者さんに言われたという、で、アンドレイのお母さんが、野呂さん、お願いだから、もうアンドレイを保養に連れてってくれないか、いや、ちょっとそんな、いろんな人数の制限あるしとか、いろいろ言ってたら、お願いだ、もうお願いだっていって泣いて、もう私の命をあげるから連れてってくれっていって、本当に足首つかまえるような感じで懇願したんですよね。 で、もうアンドレイは2年ぐらい前に1回保養に出てるので、私たちのルールでは1回保養に出た子はちょっと難しいというふうに断ったんですけど、もうお母さんから、命を持ってってくれみたいなことを言われて、私ももう絶句したんですね。 それで、本当に生活も大変で、子ども、このままアンドレイが本当に亡くなっちゃうのも嫌だし、新しいそういう3カ月保養というシステムを作って、12年ぐらい前にそういうのを作ってやりました。で、日本語をその代わり覚えてもらって、みんなの通訳をやりなさいよという、そういう役割はありました。たまたまこの子はそういう語学のセンスがあった、役割を、お母さんの話を横で聞いてましたから、私の命をあげるから連れてってくれという話を横で聞いてて、じゃあ、その代わり、あんたのミッションは日本語を3カ月で覚えるというミッションだったんですけど、覚えましたね。 私、この親子の根性にはかなわないと思ったんですけど、で、これはお母さんですね。恋人じゃないんですけど、お母さん、若かったですね。二十歳で妊娠して 本当にアンドレイのお父さんもレスキュー隊で亡くなったんですけれども、何か本当に私は消防士さんたちとか、自衛隊の方に千羽鶴を持っていって、東電さんは別の裏ルートで渡してるんですけど、まだ渡ったとは聞いてないです。自衛隊の方は、本当に福島の部下に渡したって言ってました。 で、アンドレイが大きくなって、お父さんみたいに国を守る人になりたいっていって軍隊に、学校に入ったときに、一番の健康児だと言われたといって、お母さんが泣いて私たちに、一緒に子育てしてくれてありがとうというふうに言ってくれたんですね。 で、本当に私たちも息子のように思っています。やっぱり3カ月の保養というのは、彼の場合は2回やったのかな。 これは保養から帰ったところ、ちょうどお母さんたちと1カ月ぶりに子どもたちが、1カ月、外国、言葉も話せないところでよく頑張りましたというか、もう本当に子どもたちもいっぱいいっぱいなんですね。 これは政府の言ってるレントゲン1回浴びる程度だからというのは、うそなんですね。うそというのは、レントゲンは瞬間だけなんですよ。でも、レントゲンを浴び続けてる状態なんです。この何.何マイクロシーベルトはレントゲンと同じですよじゃない、レントゲンは瞬間ですよね。でも、今、24時間それを照射されてるのと同じ状態になってるわけですから、高汚染地帯の人は、子どもたちをすぐさま移動しなければいけないんです。 とにかく抵抗力が落ちるんですから、これはレネット(?)って、キャンディ・キャンディって昔、漫画があったんですけど、その原作者の方が保養運動のことをちょっと小説に書いてくれたんですけど、リンゴの、さっきペクチンのお話をさせていただいたんですけれども、そういう、彼女はまだそこまでの話は知らないで象徴的な子どもの持ってきたレネットというリンゴのお話を書いたんですけれども、リンゴが最後、そういう形で子どもたちを助けてるんだよなと思いながら見てました。 これは札幌でよくやってるんですけど、ここをもうちょっとガムテープでとめて、女性の方はシャワーキャップをちゃんとかぶって、そしてこういうところもガムテープでとめて、これは下も雨合羽のズボンをはいてるんですけど、ここにゴム手袋をかけて、ガムテープでこうくるんで、そういう形にすれば、もし何か避難しなきゃいけないような場合は、、こういうものをして、それは防護服と同じになるんで、とりあえず避難所に着いたらこれを脱ぐという形で、絶対肌に付けない、吸い込まない、それから食べ物から体に入れないという鉄則ですね。 特に慢性の、ちょっと話は戻るんですけど、慢性の症状の場合、風邪ととてもよく似てるんですね。だから、今、日本のお医者さんはそういう慢性病の子どもを診たことないですから、多分、病院に連れてっても風邪だと言うと思うんです。 それからもう1つ、チェルノブイリでは、こういう、さっき病気の花束の子どもの図があったんですけれども、そういう子どもたちの血液異常というのはなかなか出ないんです。血液での異変というのは出ないと言ってました。ただ、貧血気味とか、そういうのは出るけれども、血液を採っても、何が異常というふうには出てこないと、ただ子どもたちの症状として、そういうふうに出てくるという、身体自覚症状ですね。子どもはあんまりそういうふうに自分のことを言わないんですよね。どこがどういう状態であるとか、こういう、おれは心臓痛だからさとか、何となくちょっと痛いから、おなかが痛いともあんまり言わないんですよね。何かぐずってみたりとか。で、それで 血液採っても、血液検査に異常がなくて、風邪ですねと言われて薬出しておしまいなんです。 だから、それよりは、やっぱりちょっと自分でお母さん、危ないなと思ったら、放射能のないところに連れていくとか、きれいな食べ物を食べさせるとか、そういう注意はやっぱり必要だと思います。 大人の症状なんですけれども、大人も同じような症状があってもおかしくはないです。大人の場合、自律神経失調症とか、睡眠障害、これはみんななってると思います。あと、心臓が痛いとか、血圧ですとか、同じですね、ほとんど。あと、風邪が治らない、それからだるい、これは何かというと、これがずっと慢性化しちゃうということなんです。
Jun 12, 2011
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じゃあ、切られておしまいなのかといったら、何で直ちに影響がないかというと、私たちの体の中には酵素があるんです。おぎゃあと産まれたその遺伝子ごとに酵素を持ってるわけですね。酵素が多い人も、若干少ない体質の人もいるし、暴飲暴食、酒とかたばこをやる人は酵素がどんどんなくなっていきますので、その人によって酵素が違います。 それで、この酵素、この赤いのは酵素です。酵素が出てきて、こういうのりみたいにしてくっつけて、修復してくれるんです。だから、私たちの体に酵素がいっぱいあるうちは、直ちに影響は出ないんです。 これが毎日、毎日どのぐらいの量で切られて、どのぐらい再生されてるかによって、酵素がどんどんなくなっていくと、この切れてる状態で何が起こるかというと、フリーラジカルという言い方をするんですけど、酸化物質が体の中に出て、すごい疲れた感じになったり、子どもたちが けど、疲労感が出てくるんですね。 そのバランスですね。体の中にあるフリーラジカルと、毒素が出ますから、それと酵素が修復するバランス、スピード、それによって発病するか、そういう微妙なバランスのもとに成り立ってるわけです。 こういうことがあると、抵抗力は落ちていくわけです、全般的に。 これは何をやっているかというと、酵素を持っていってるわけです。酵素、何じゃといったら、酵素は果物の中とか、生野菜の中に入ってる、それからお味噌、それからぬか漬けとか、発酵したものに入ってるわけです、酵素ね。 それで、最初はビタミンとかミネラルも必要で、ビタミン剤を持ってきてくれと言われたんですけど、大量に持ってったんですけど、次の年にまだ残ってるんですよね。 で、何でだと言ったら、子どもたちに人気がないと。人気っていったってと、言った話と違うじゃないと思ったんだけど、考えたらそうなんですよね。子どもというのは、やっぱりおいしいもの食べたいし、それで果物に変えたんです。で、酵素と言うことで、酵素とビタミン、新鮮なビタミンですね。だから、ビタミン剤とか、そういうものでは酵素が入ってないので、細胞を元気にする力がないんです、ビタミン剤には。 これも孤児院の子どもたちに、これは今、バナナを配ってるんですけど、バナナとか、リンゴとか、桃とか、ペクチンというか、何ていうのかな、ペクチン成分の多いものというのはおなかの中の放射能をくっつけて外に出してくれるんです。それで大体25%から50%ぐらいの、ベラルーシにペクチン製剤というのがあるんですけど、それでそういうデータが出ています。 そういうのを、じゃあ、日本に持ってくればいいじゃないかというんですけど、ベラルーシの場合、添加物が多過ぎて、日本の子どもにはちょっと与えられない。サッカリンとかが入ってるので、日本でいいそういうものを作りたいと言ってくださってる方もいるので、なるだけリンゴとか、桃とか、おなかのすいたときに食べさせてあげてほしいんです。 果物というのは、おなかの中に何かあると、果物ってちょっと発酵しちゃうので、おなかすいたときに、朝一番で食べると、朝バナナダイエットじゃないんですけど、そういうときにペクチンの多いものを食べさせてあげると、元気が、食欲がないとか、おなかが痛いとかいうときは軽くそういうものにしてあげて、酵素も入ってますから、お母さんがクッキングの力で余計なことして煮リンゴとかしないで、酵素を殺してしまうので、すり下ろし程度にしてね。 酵素も、野菜ジュースもそうなんですけど、酵素って空気に触れたら、もう25分とか30分でなくなっちゃうんです。ジュースもね。だから、絞りたてで、すぐぱっと飲める状態で絞って飲ませてあげるといいと思うんですけど、青汁はちょっときついかな、胃腸が弱い人には。ちょっと水で薄めてあげるとか、野菜ジュースも健康な人はいいんですけど、ちょっと胃腸が痛いとか、おなかが痛いと言ってる人は水でちょっと薄めてあげたほうがいいかもしれないです。 なるべくそういうふうにして、体の通りをよくしてあげるということで、私たちもベラルーシの子どもたちの救援というのを世界中でやってるんですけど、バナナの国ってあだ名つけられてるんですね、ベラルーシは。とにかくバナナが好きなんです。 なぜかというと、私もずっと見てたんですけど、やっぱり最初に保養に来たすぐは、子どもたち、胃腸障害であんまり食べ物を食べられないんですね。胃が痛いとか、もう消化酵素がなくなってきてるので、そうすると、これはお手製の餃子とか、春巻きとかいうと、うっという感じで食べられないんです。すると、子どもたちが食べられるのというのは、バナナとか、それからトマトとか、キュウリとかをこういうふうに食べるぐらいしかない。調理したものさえも口に入らないんですね。 で、じゃあ、最初は無理しないで、じゃあ、バナナ食べなさいよという感じなんですけど、あげたら、1人で10本でも20本でも食べる。それで、去年、私は北見に住んでて4人の子どもを受け入れたんですけど、北見じゅうのバナナがなくなっちゃうぐらい、もう20本買ってもどんどんなくなるんですね。で、1日に4回、5回、トイレに行くとか子どもたちは言ってたんですけど、それだけ子どもというのは新陳代謝がいいので、そういうふうに細胞が入れ替わるというか。 これは何をやってるかというと、ボディカウンターなんです、これね。ホールボディカウンターといって、ウクライナ製で、東欧とか、ウクライナとか、旧ソ連の原発でみんな原発労働者の体内の汚染を計ってるんです。これは体の中に入ってる放射能を計るんですね。主にセシウムで、ストロンチウムはちょっと計れないんですけど、子ども、それからお姉さん、若い大学生ですね。それから、これは40代中盤以降の私なんですけれども、そうすると、この順番に意味があるんです。 一番放射能が入りやすいのは子ども、5倍から10倍、次に若い女の子が入ります。もう40代中盤になってくると、入るスピードはすごい遅いです。だから、この3人が一緒に汚染地を旅をすると、影響は全然違うんです。だから、大人と子どもは違うというのはそういうことなんですね。 そして、子どものほうも、新陳代謝が早いので、出ていくのも早いです。だから、これは現地のお医者さんがもう、ここにいたら、子どもたちを助けてあげられないということと、それから、このお医者さんに、さっきトクちゃんが立ってて、入れない地域の奥にある病院なんですけど、チェルノブイリから20年たったときに、先生にとってチェルノブイリ事故って何だった?というふうに聞いた…… (動画終了)
Jun 11, 2011
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だけど、そういうときはゆっくり休むんですね。で、休んで、絶対無理をしない。に、三日養生して、そういうときは変な薬とかは飲まないんです。これは放射能が原因なんだから。そうすると、大体治るわけです。だけど、二、三週間後ぐらいにまたちょっと好転反応で出てくるわけですね、その傷んだ箇所が。またちょっと。でも、その最初に具合悪くなったときよりはひどくない。そうやってちょっとずつ周期で治っていくんです。 だけどそれは、ちゃんと休養しないとそういうふうにならないんです。だから、3月の27日でしたか、いわき市に知り合いの人がいて、どうしてもいわき市まで行きたかったんで、いわき市に行ったんですけど、それで、4月26日にチェルノブイリのパネル展があるんで、ほとんど寝てなかったら、甲状腺がずっと腫れてきて、それで触ったら何かピンポンの半分ぐらいあるので、みんな、病院行け、病院行けと言ったんだけど、でも、病院行ったってわかんないのは目に見えてるから、もういいわ、寝るわ、寝るわって。終わって、に、三日寝たら、やっぱりちょっと腫れが引いてくるというか。 だから、やっぱり自分の抵抗力をちゃんと保つような努力をするということがとても大事なんですね。 子どもたちがこういう体調が起こっているんだったら、体育とかを無理してさせる必要もないです。校庭も汚れているんだったらね。走ったりすれば疲れるし、吸い込むから、なるべく体力温存で、なるべく休養もして、疲れやすいので、特に私は自分の症状としては頭の記憶力が落ちるというので、前にウクライナに博物館を見に行ったときに、1回チェルノブイリの覆っているやつが壊れて、何かすごい放射能が出てるときだったんですね。 で、ええっとかいって、一緒に行った里親さんがキエフのまちの中を計ってたんですけど、大体0.16カウントぐらい、そのトクちゃんが言ってた数値ですね。地下街の中とか、あって、もう市民の人がみんな集まってきて、何やってんだって言ったら、その里親さんは日本語で、ジャポネ、ジャポネ、放射能、放射能って日本語で言ったら、みんなわかったんですよ。 それでわっと集まってきて、数字見せろ、数字見せろっていって、キエフの人たちもどんなに心配して生活してるんだろうと思って、キエフって大きい都市ですから、ウクライナの首都で、切なくなって、もうみんな同じ人間じゃないですか。こんな心配しながら暮らして、おそらくたくさん犠牲になってる方もいると思います。でも、それはもう個人の運命と思いなさいという感じの状態ですよ。誰も面倒見てくれないから。普通に、あなたの人生に起こった病気というふうにしてみんな闘って生きていかざるを得ない国なんですね。 そのときに、里親さんが、いや、すごい風吹いてるなとかいって、こうやって放射能検知器を冗談で当てたんですよね。したら、0.080ってなったんです。0.080? えっ、すごい高いねっていって、私も慌てたら、0.080あったんですね。(話からすると、頭にガイガーカウンターを当てたのかと思います) 普通、0.05ですから、バックグラウンドというのは0.05以下です。だけど、機械の精度で0.05とみなすから、え、頭の中の髪の毛に入っちゃったの?ということで、洗っても洗っても取れないんですよ。 で、ロシアのシャワーって何か水圧もなくて、ちょろちょろで、何回洗ってもやっぱり80で、そのとき髪の毛切ればよかったなと思ったんですけど、半年間ぐらいやっぱり数字が覚えられなくなっちゃった。戻ってくるんですけど、集中力がないという。 最初はね、ロシアの子、集中力ないよねとか言ってたんだけど、そうじゃなくて、被曝のせいだというのがわかって、ごめんなさいという感じだった。遊んでても、もう遊びきれなくて、すぐほかの誰かの遊びに移ってっちゃうとか、そういう子もいますよね、日本でも。で、何かそういう質なのかなと思ってたんだけど、自分でも計算ができなくなってったとか、考えがまとまらないとか、疲れてるのかなと思うけど、半年ぐらいしたらやっぱり治りました。 やっぱりずっとそこにいて、そういう状態じゃないので、体のそういう力を信じるためには、無理をしないということとか、食べ物にとても気をつけていくことですね。 これは、この先生だけは皆さんもう絶対、この先生の言ってることだけは絶対なので、この先生、私、もともと市長の菅谷昭(すげのやあきら)先生、それで、△△先生、私はそこまで勝手に深読みしてるんですけど、△△先生が日本人としてすごいとても猛烈なことをやってくれましたよね。で、この菅谷先生は、一言もそういうことは言わず、自分で単身、日本の職を辞して、ベラルーシに単身5年間行って、子どもたちの甲状腺がんの手術をずっとされてらしたんですね。 日本人の医師が増やした甲状腺がんを菅谷先生が無言で尻ぬぐいされてるのかなと私は個人的には思ったんですけど、もう本当に男だなという先生です。 この先生が、マスコミで自由にしゃべることはほとんどないんですけれども、ここですね、「食品に関してはこまめに放射能を測定し、安全状況をチェックしていくことが必要だ。放射性物質が検出されても」、ここがちょっと先生も大変な中で言葉をしゃべっています。「規制値以下であれば、大人は食べていいが、乳幼児や妊産婦は控えたほうがいい」というふうにおっしゃってるんです。 こういうふうにはっきり医師としての責任をまっとうしておっしゃってる方は菅谷先生だけだと思います。これを皆さん、本当に広げていただきたい。 この先生は、自分の命をかけて汚染地の国に行って、△△先生の尻ぬぐいをしようと思って行ったわけじゃないと思います。先生はもっとすごい深い理由で行ったと思います。さっき甲状腺がんの手術の映像があったんですけど、1回で取り切らないということをわざとやるんですね、向こうのお医者さんは。なぜかというと、がんの手術を何回したかで医者の等級が上がっていくという制度があるので、わざと切り残して2回とか、そういうことがあって、多分、菅谷先生はもう医師として子どもたちを救いたいという思いでもちろん行かれたと思うんですけれども、あの汚染地に5年間行かれるということは、ただではないです。先生も胃がんになったと聞いていますけれども、真実を守ってらっしゃる方はいるんですね。ですので、本当にこの先生のこういう発表も命がけだと思います。 いろんな圧力も入ると思うんですけれども、内部被曝というのは何かというと、これは長崎の原爆で死亡した被爆者の細胞を取ってあるんですね。この黒い線を出している、プルトニウムの線を撮影できたんです。 で、プルトニウムというのは体内に入ると、アルファ線というのはすぐ止まっちゃうので計測できないんですね。初めてこういう形で黒い線で、こういうふうに放射線を出し続けていることを撮れたという、平成21年ですから、被爆から60年以上たっても放射線を放出している様子を写真で撮れたということです。 ということは、プルトニウムというのは寿命がすごい長いですから、私たちの体に入ってしまったら、とっても大変なんですね。 どうして大丈夫なんですか。この長崎の先生にこのまま記事をコピーしてよく勉強しなさいって渡してあげてくださいよ。本当に。悔しいと思いませんか。 これは、このすぱっとカッターで切ったようにDNAが切れちゃうんですね、放射能が来ると。さっき線が出てましたよね。セシウムでもそうですけど、こうやって切られるわけです。
Jun 11, 2011
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野呂美加さんの講演会3-1 http://www.youtube.com/watch?v=pNxibOEt7R4 ……話を聞いたときに、1ミリシーベルト、自然放射線のバックグラウンドの2倍が限界かなとおっしゃってました。減るものは低いほうがいい。わかります? バックグラウンドってわかります? バックグラウンドというのは、この事故が起こる前にあった放射能ですね。自然界から放射能が来てるわけです、宇宙線とか。その放射線量で私たちはぎりぎりなんですよ、本当は。で、頑張っても2倍。それ以上はもうだんだん厳しくなってくるなと。 その被害が出てくるのは後ですから、それを放射能のせいだと結びつけるのは難しいですから、子どもたちを早く安全な場所へ移すということ以外、まず手はないんですね。 これは因果関係を科学的にあれすることは難しいので、現地の、ここらのお医者さんたちは頑張って調べています。これは出生率です。これは死亡率です。村の。こういう形で村のなにがしかを表現したいんですけども、ここが86年のチェルノブイリですね。この後、こういうふうに影響が出てますよということで、これは現地のお医者さんが調べたやつです。 甲状腺障害というのは何が起こるかというと、この子は7歳なんだけど、5歳のときから身長が伸びなくなってしまったとか、それから、この子は女の子なんですけれども、男の子みたいな特徴があらわれてきちゃったと。 甲状腺というのはいろんなそういう成長ホルモンを司るところなので、何が起こるかわからないんですね。だから、がんとか、そういうところに行き着くまでに無数の病気がたくさんあります。そんな単純なことじゃないんですね。 これはうちで保養した子が徴兵に行って、警備で頑張ってますみたいな写真を撮って送ってくれたんですけれども、チェルノブイリ20年たって、事故後20年のデータなんですけれども、事故前、健康男子徴兵率は80%です。20%はやっぱり何らかの障害だとか、病気とかで徴兵に行けないと。 チェルノブイリ事故後20年たって、健康で徴兵に行ける人は40%になりました。残り30%が障害とか病気で徴兵に行けない、それから、あと40%が条件付き徴兵、中間ですね。(おや? 数字が合いません)それだけ健康な男の子が減ってしまったということですね。 4割しかいないんです。国民の4割しか。汚染されてる地域は国土の4分の1しか汚染されてないんですよ。それなのに、健康男子が3分の1に減っちゃったというのは、その影響ですね。それが汚染されてない地域にまで及んでるということです。 ここからちょっと詳しく説明します。 これは、現地のお母さんたちの100人以上、もう全部徹底して聞きました。お宅の子どもの症状は何ですかという、こういうものです。それで、ほとんどみんな共通してます。これはあくまでも五、六年放置されてた子どもの、5年間汚染されてたものを食べ続けた子どもたちのお話です。 子どもたちはもう病気の花束を持ってると言われてます。病気の花束を持ってるということはどういうことかというと、抵抗力が落ちるんですね。体の中に放射能が入ることによって、抵抗力が落ちる、中から被曝することによって抵抗力が落ちるので、おなかが痛い、頭痛がするとかいっても、腹痛の薬を飲んだり、頭痛薬を飲んでも治らない。これは原因は放射能だから。だから、放射能につける薬はないんです。 子どもたちの抵抗力が落ちると、頭痛、鼻血、それから甲状腺のトラブル、それから背が伸びない、風邪が治りにくい、それから風邪をひいても治らない、治らないし、すぐ悪化する、肺炎になる、今までと違う感じ、それからリンパ節も腫れ、腎臓痛ですね。腎臓を通って放射能が出ていくので、腎臓というのはものすごいトラブルの場所になります。フィルターになりますので。それから、ひざの裏が痛い。それから関節痛です。足がもう痛い。 これは何かというと、もう老化なんですね。見た目は、まんがでコナン君みたいに見た目は子ども、中身は何とかといってるけども、見た目は子ども、中身は老人みたいになっていて、70歳、80歳の老人と同じ状態が起こってきます。ひざが痛い、糖尿病とか、そういう子もいます。あと、抜け毛、髪の毛が伸びない、それから繰り返す中耳炎、ぜんそく、それから胸部痛、心臓痛、これはセシウムがたまるし、甲状腺との関係で胸腺が何か傷んでくる(痛んでくる?)んですけれども、あと、胃腸が痛い、食欲不振というのは汚染されたものを食べることによって、胃腸の粘膜が傷つきます。それから、傷が治りにくい、皮膚のトラブル、疲れやすい。 皮膚のトラブルというのは、何かすぐとびひみたいになっちゃうんです。ぐずぐずして、何というか、アレルギーになりやすいし、血が、何ていうかしら、傷をすぐ治せなくなっちゃう。だから、転んでかさぶたができなくなっちゃうというか、いつまでもじくじくして、すぐ化膿しやすくなったりとか、そういうすっきり何かが治るというふうにならなくなっちゃうんです。 こういう状態で、例えば家族に何か不幸が起こったとか、悲しい出来事が続いたりすると、子どものメンタルの部分が下がって、抵抗力ががくんと落ちます。だから、抵抗力というのは体だけと思ってほしくないんです。やっぱりすごいメンタルな健康も大事で、そこと両輪なんです。がくっと落ちたときに、病気の花束が一気にその人の弱いところから出てくるんです。 みんな体質、ばらばらでしょう。そこの家系によって弱いところは違うでしょう。そこのところから何かトラブルが起こってくるわけです。 だから、放射能イコールがんじゃないんです。放射能イコール抵抗力が落ちて、いろんなトラブルが起こってくると思ってほしいんですね。 この集中力がないというのは、何か頭がぼーっとするんです。汚染地の授業は大体25分で1コマになったといってました。45分できない。子どもたちの体力も落ちてるし、集中力も落ちてくるという。 私はこの間、こんなことを言ったら郡山市の人にごめんなさいなんですけど、郡山市を計って、帰った後、すごいめまいとか、吐き気とかして、本当に吐いちゃって、その後、数字を覚えるのがすごい、例えば汽車に乗ってくるんですけど、汽車の時間を何回見ても覚えられないとか、そういうふうになってくるんですね。 そういうふうになったらもうおしまいかというんじゃなくて、それは何かというと、福島の人は平気なのに、何でおまえはそうなんだというと、これもやっぱり放射能のことをよく知ってるせいで、自分が精神的に、あ、すごいとこに入っちゃったと思うから、余計そういうふうになっちゃうんですよね。 で、わかんない人は、普通の風邪ひいたかな、何かちょっと体だるいかなぐらいに思うわけですよね。でも、私はたまたま向こうに行って、自分の体調とか、あ、これはやばいなとか、そういうのを自分でわかるので、あ、入っちゃったかなとか思ったら、もう具合悪くなっちゃったんですね。だから、放射能ってそういうところもあるんです。
Jun 11, 2011
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今、原発のそういう止めに入ってる方たちのために千羽鶴を折ろうということで折って、この間、消防庁さんと自衛隊さんに届けてきたんですけど、消防庁さんなんか、本当に喜んでいただいて、これから立川から出発するという消防士さんたちが待っていてくださって、本当に励みになるって、最初に消火に言った消防士さんの隊長さんが、泣いて出迎えてくださったんです。名もない北海道からの人間が段ボール持って千羽鶴持ってったわけですから、普通だったら、玄関で受付の人がという感じなんですけど、ちょうどその日、国の防災会議があったんですけど、立川の基地のナンバー2の人が私たちの到着するのをわざわざ待っていてくださって、隊員の励みになるから、本当にありがとうって言ってくださったんです。 それほど放射能の中に入っていくというのはものすごい怖いことなんですね。それをあえてやってくださっているということに関して、本当に私たちは怖い気持ちがわかるので、そう言いました。 このトクちゃんに関しては、次の年、会ったときに、トクちゃん、部屋のアパートどうだった?って言ったら、0.16マイクロシーベルトありましたといって、高いねって言ったんですね。したらトクちゃんも、うん、高い。 で、高いねというのは、私が福島でこういう話をすることになると思わなかったんですけれども、チェルノブイリの汚染された村で、0.08ぐらいあったら、高いなと思いました。今、ここ、0.25ですよね。室内で。高いと思います。 それぐらい子どもたちというのは、大人はそんなにすぐに影響が出てこないんです。でも、私たちは6年とか7年たってから入っていった、放置されて事態が悪化されたときに入っていってるんですけれども、子どもたちは、田舎のカウントですよ。0.08とか、0.09とかもあったら、もうみんな心臓痛いとか、もうみんな入退院繰り返したりしてたんです。 そういう汚染地域に入っていっても、そういう数値です。で、廃村に行ったら0.4とか、0.5です。それで、普通の室内で0.16出るということはあんまりなかったんです。 高いと思います。今、この福島で起こっていることは、これはもしかしたら事故の直後だから高いのかもしれないんだけど、でも、高い間だけでも子どもたちを移してあげてほしいんです。本当にそう思います。 お医者さんが、あんな○○先生なんか、何もこんなとこ行ってないですから。病院に連れてこられた患者さんをちょちょっと見て、あと、ゴメリ大学の学生を長崎に呼んでやってますから、こうやってはかったわけじゃないと思いますよ。おれははかったとかいって反論されたら困るな。 トクちゃんは、四、五年前に白血病で亡くなりました。とても難しい型のね。で、加藤登紀子さんの通訳もされてて、彼女も追悼コンサートなんかをやっていらっしゃいました。 がんの子どもも増えてないというから、○○先生に、何でそんなうそばっかりつくのって思って、この写真を持ってきて、あんまりこういう写真を見せたくないんですよね。そういうふうになるっていうふうに思い込んじゃうとよくないから。そういう危険性はあるけど、私はならないって思ってほしいんですよね。 だけど、このお母さんの痛みは絶対知ってほしい。 ここの小児甲状腺がんの専門病院をつくったんですよ、ドイツでプレゼントしたんですよ、ベラルーシに。そこにいっぱいがんの子どもたちがいます。 何でがんの子どもは増えてないかというと、それを放射線のせいでがんになったというふうに因果関係をつけないからです。がんの子どもはいっぱいいますよ。つけられないんです、現代の医学では。 で、こういう農村地帯に残っている家族に何が起こるかというと、ご主人が病気でぱったり亡くなります。これはお母さんが残されて、お母さんはどうしていいかわかんなくて、これはアルコール中毒になっちゃうんですね。で、もう子どもたちを育てられなくて、全部のお金をアルコールにつぎ込んで、この家、何でも売ってアルコールにしちゃうんで、この家はこの汚いベッド2つと子どもしかいなかったんです、行ったとき。それで、子どもたちはご飯も食べてないから、それは言葉がいいかどうかわかんないですけど、知的障害児になって、施設に入れられちゃいました。 ここの家族も、四、五人ぐらいあと子どもがいるんですね。ご主人がいないけど、子どもが増えていって、ますます移住できなくなっちゃうという。 こういう家の子どもを保養で預かると、ものすごい大変です。全然しつけができてないので、靴を脱ぐとか、風呂に入るとか、身繕いから何からもう何か全然できないんで、最初はどういう子どもが来たんだということで、それもあって私たちも最初、入ってったんですね。何で移住しないのかということと、どういう、すごいわがままだから、高級官僚の子どもなんじゃないかということで行ったら、高級官僚どころか、全然汚染地にそんな人は残ってないんですよ、高級官僚は。共産主義の幹部というのは真っ先に逃げたと言ってました。シャラポワさんも、シャラポワさんを妊娠してるときにお母さんがチェルノブイリがあったとわかってロシアに逃げて、結局、偉い人だったんですね、そういう情報が最初に入るということはね。だから、そういう逃げれる人というのは。偉い人というのはもうどんどん逃げちゃった後なんですね。 汚染地域に残っていると、何となく精神的健康が保てなくなってくるんですね。それでふるさとがどんどん崩れてっちゃう。 で、そういう人たちがこういうところに都会に強制移住させられるんですけど、ああいう農村の暮らししてる人たちがこういう団地にいきなり連れてこられても、今度、こっちはお金で何でも買う生活に入るんですね。そうすると、もう全然生活できなくて、汚染地に帰りたいとか、それから食べ物を買うお金がないので汚染地から食べ物を送ってもらったりとか、ものすごい苦しい生活を送ってました。 例えば、汚染された体にはすごいビタミンが必要で、子どもにフルーツを買ってあげたいと思っても、1袋のオレンジを買うと、1カ月の給料がなくなっちゃうよな、そういう厳しい生活を皆さんされてました。 で、これはお医者さんです。事故当時、子どもだった人が、今、大人になってるわけです。チェルノブイリから25年たって。それで、心臓病で突然死する人がすごい増えています。それを放射能のせいとは言えませんというふうに言ってるお医者さんなんですね。 それも、すべての病気を放射能と関連づけてしゃべることは禁止するということが通達されたんです。だから、お医者さんの中でその因果関係を発表することは職を失うことになっちゃうわけですね。カンダジャフスキ?さんという…… (動画終了)
Jun 10, 2011
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だから、このまきも汚染されてる、それから、この畑も汚染されてる。だから、全部生態系の中に入ってきちゃうんです。 これは自給自足で、こういう料理、日本では絶対ないんですけど、これはトマトの塩漬けという料理なんですね。すごいロシアの人の知恵なんですけど、冬はもうマイナス30度、40度なので、野菜は買うわけにはいかないんです。お金はないから。スーパーマーケットなんかにも当時は入ってきませんでしたので、これは全部夏の間にとれたトマトを塩漬けして冬の間、食べるんですね。これもリンゴを塩漬けして食べるわけです。 そうすると、冬でも野菜がいっぱいあって、冬はすごいマイナス30度、40度になってて、10、11、12、1、2、3、4は働かないんですよね、ほとんど。朝、コルホーズの乳搾り行って帰ってきたら、もう何もしなくていいという、どんだけ豊かな生活なんだって。 だから、コルホーズの給料が出ないとか、当時、旧ソ連が崩壊したときにみんなデモしてるんですけど、すっごいでぶでぶに太ってて(笑)、どんだけ現金生活してないんだという感じなんですけど、これだけ1軒の家で食物を冬の間の分、保存するこれは瓶なんですけど、これだけお母さんね、秋口に全部作り終えて、自然の自給自足でずっとやってきた民族なんです。 これは何かというと、またろくなことしないんだ。お父さんがこれはウォッカを自家製でまたこれも1年分保存して、冬の間、飲むんですよね。作るんです。 で、私は、ウォッカの話はちょっとそれちゃうんですけど、お金の価値が下がって本当に大変なときに移住したお母さんが、どうしても移住させられたアパートのどっかを直さなきゃいけないというのにお金がない。そうしたら、田舎でウォッカを醸造する技術を身につけてるから、ミルクのタンクあるんですけど、それにウォッカを醸造して、大工さんにそれで払うという交渉をしたら、大工さんが、じゃあ、やるっていって。それほどお母さんたちが子どもたちを育て上げるのに、あの手この手でやってるのを見たときに、私は本当にベラルーシの人たちってすごいなって思ったんですよね。 これは、放射能というのは、この間、水道の中に入ってるとかって言ってるけど、川も海も汚れて、今度、川底に沈んでいきます。だから、海底からもセシウムが出たというのはそういうことなんですね。上にあるものは下に落ちていきます。 だから、川に流れてって、これは湖なんですけど、水が舞い上がると同時にまた放射能も舞い上がって、これは保養で帰った子どもたちなんですけど(湖で遊ぶ写真)、すごく元気にして帰ったのにこんな放射能にまみれて遊んでるんだと思ったら、すごいぞっとしたんですけどね。 ここもさっき言ったものすごい高汚染の森なんですね。ですので、ここら辺一体もものすごい汚染地帯です。 やっぱり移住することができなかったんですね。みんな農民ばっかりで、そこで汚染されたものを食べて、汚染された環境の中でこうやって生きていくしかないという感じです。 これは、向こうの農村というのは、全部そこの、3軒分ぐらいのアヒルなんですね。鶏もそうなんですけど、みんな放し飼いしてるんです。自由に村の中を行き来してて、こういう水たまりとか、こういう芝生、それから木の根元なんかを放射能をはかると、ものすごい高い数値が出てきます。それは水が放射能を運びますので。 で、この母親の胎内の放射能を子どもに移していきます。栄養と勘違いして。だから、現地のお母さんは第一子を産むと、胎内の放射能を子どもに渡すことができるので、お母さんはすごく元気がよくなって、第一子はすごい病気だらけで生まれてくると言われています。 これはうちで保養した子どもですね。大体チェルノブイリから150キロぐらいの汚染された村なんですけれども、大体0.16マイクロぐらいです。 やっぱりここに全部放射能が入ってる上でほほえんでるんですけど、で、またこれを食べた牛がまた汚染されたミルクを作るので、それで、向こうではミルクをほとんど飲みませんね、子どもたちは。子どもには飲ませてないです。加工用に出してます。汚染地から。 で、おれたちはもう農業を継いでくぞみたいな感じなんですけど、やっぱり生態系の頂点にいるのって人間なんですよね。だから、いろんな動物の口を経て、最後は人間のところに入ってくるとか、本当にこういう自然豊かな中で子どもたちは育ってます。 で、放射能というのは色も味もにおいもないので、わかりません。若干鉄の味するという人はいますけど、それは相当濃い味ですね。 これはさっき言ったまきを燃やしているとこなんですけど、ペチカというロシアの暖炉なんですけど、この裏側で調理ができるようになってる、かまどみたいになってて、で、ここでちょっと子どもたちが寝たりするベッドがあるんですけど、ここはまきをたくと、木の中に放射能が入ってるので、「小さな原子炉」って呼ばれてるんですね。たくと、放射能値がくくくっと上がるんですって。本当かなと思ってやったら、やっぱり0.16くらいになったりするんですね。 これは、さっき言ってた7000カウント、1万カウントの森で、私たちが行くからということで、すぐ隣の森で4時間かけて摘んでましたよ、待ってましたよみたいな感じで言われて、えっ、さっきはかってきたあの森で、みたいな感じだったですね。でも、4時間そこにいるということはものすごい被曝で、ありがとうと思って食べたんですけど、本当においしかったです。味もにおいも何もしないんですね。何の遜色も起こらないという。本当につらかったですね。子どもたちがこれを食べてるんだなと思うとね。 で、こういう汚染地帯がありますよね。こういうところに入っちゃいけないというふうに、さっきの放射能看板とか、こういう放射能看板があって、遊んじゃいけないとか、入っちゃいけないということを言われていて、すごい最初は国民はぶーぶー言ってたんですね。キノコ狩りもできない、ベリー狩りもできないなんてどういうことだとか、入れさせてくれとか。 でも、とてもじゃないほどの高濃度に汚染されてるわけですから、そうすると、やっぱり子どもたちというのは、そんなことわからないわけで、どうしても入っていって、自分でおなかがすいたら食べたりとかするわけです。それが徹底されてないと、言うことを聞いた子と聞いてない子では体内の汚染値も全然違いますし。 これは加藤登紀子さんの通訳を後にされたトクちゃんという男の子なんですけど、ウクライナに語学留学してて、私たちがベラルーシに行くときいつも通訳で駆けつけてくれてたんですね。 で、トクちゃんが、野呂さん、このカウンター、借りてっていい?って帰るときに言ったんです。で、また来年野呂さんたち来るときに返すからって言ったから、どうするの?って言ったら、自分のキエフに持って帰って、アパートの放射能値知りたいんだって言ったんですね。で、はからないほうがいいんじゃないのって言ったんですね。 放射能の勝てる人と勝てない人というのは、無茶してもだめなんですね。無茶も駄目なんだけど、怖がりすぎても駄目なんですね。もちろん、正しい知識で防衛していかなきゃいけないんですけど、やっぱり、何ていうかしら、最後は、私、トクちゃんもそうだったと思います。全部もう自分の寿命は、私も行くときはものすごい怖いので、寿命は全部天に預けたというふうに考えて、自分たちの体のことは全部天道様に預けました、寿命のことは一切考えませんという形で入ってるんですね。そうでなければ、とてもじゃないけど、怖くて入れないです。
Jun 10, 2011
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野呂美加さんの講演会2-1 http://youtu.be/gUTlMdX4brc ……なるんですけれども、そういう汚染された家からいろんなものを盗んでく人もいるので、そうすると、その物を持ち出すと、その汚染がまた広がっていくわけですね。で、それを防止するために最初はそういうことをやってました。 これはもうそういう手が回らなくなって、放置された廃村ですね。 大体どのぐらいから廃村になるかというと、0.4マイクロから0.5マイクロで廃村になってる村がいっぱいありました。 皆さん、えー、そんな程度でって思うかもしれないけど、子どもたちが具合悪くなって、それで政府の調査団がやってきて、それで廃村という形ですね。子どもの体をカウンターがわりにしてつぶしていきました。 例えば、このホットスポットというのは、150キロ、200キロ離れた地域でも、近い地域でもあるんですけど、隣の村は大丈夫なのにこっちの村はものすごく汚染されてるとかいうことは、やっぱり雨とか風の関係で起こってきます。 だから、現在、飯舘村がすごく強いんだけど、その地域の横の隣は大丈夫だといってるのは確かにそういうことなんですね。 ただ、食べ物の汚染は防ぎ切れないので、そこら辺はどうなのかなと思います。 これは、事故のとき30キロ圏内に住んでた家族なんですけれども、まだこのお姉ちゃんが3歳のときに事故が起こって、ここだけは旧ソ連を評価できるかなと思ったのは、事故の後、急に3日分の食べ物と着替えを持って集まりなさいみたいな感じで言われて、バスに乗っけられて、旧ソ連ですから何の自由もないので、何だかよくわからないけど、3日たったら戻ってくるんだからってバスに乗っけられて、家族ごと別の村にぼとんと落とされた。150キロぐらい離れたところに。 で、その後、二度と戻ることはできなかった。でも、そういう形で無理無理引き離さない限り、今、日本で起こっていることも同じです。いつ帰れるんだろう、帰りたいという思いが断ちきれないし、そういうことを許さない国だったので、政府のやることに一切反抗できない国でしたし、3年たってから、事故があって、汚染されてて、また汚染されたところに移されたんだということがわかった感じですね。 で、このお姉ちゃんは後でかけはし(野呂さんのNPO)に保養に来て、大きくなってお医者さんになりました。いとこが小児甲状腺がんになってるのを見て、自分もお医者さんになろうって決めて。 これは、この先生に最初、私も汚染地に入ったときに、「日本人は何てことしてくれたんだ」とこの先生に涙ながらにすごい噛みつかれまして、その先生の心の痛みというか、一体何があったんだということがわかったときに、まあ、申し訳なくて、しかも、人の民族のところにまで行って何てことしでかしてくれたんだっていう、申し訳ないっていう、取り返しのつかないことをしてくれたと。その10年間救援入らなかったというのはとっても痛かったんですね。 それで、国連の中の力関係でいいますと、WHOは国連のIAEAの許可なしに勝手に放射能のことを発表してはいけないということになってるそうです。 ですから、私たちが非汚染の食料、子どもたちに汚染されてないベビーフードを救援物資で入れてくれということで、ユニセフとか、そういうところに、当時、世界中の救援団体がお願いしたんですけども、被害は出てないので救援できないという、そういう建前主義ですね。それで子どもたちの救援が本当に遅れました。 まず最初に、ウラジミール先生は体育の先生だったので、何かおかしいぞと、子どもたちに、この地域はチェルノブイリから150キロから200キロのエリアの地域なんですけど、その事故のことは先生は何も知らないわけですよね。 でも、何か子どもたちがおかしいぞというのは、子どもの顔色がすごく悪い、で、これは写真だからわかりにくいんですけど、この先生の顔色とこっちの子どもの顔色と全然違うと思うんですよね。同じ白人でもやっぱり元気だとこんな感じなんですよ。これだと、もう、向こう風にいうと、顔色悪いというか、ねずみ色というか、まだちょっと保養から帰ってほっぺた赤い部分もあるんですけれども、目の下にクマが入って、顔色が悪くなると。 それから、走っても走り続けられなくなるんで、サッカーなんか全然できないですね。5分か10分ぐらいしか走れなくなって、特に心臓が痛い、痛いってみんな言い出します。 詳しい体の症状は後でもうちょっと説明するんですけど、それで先生は、おかしいなということで、日本人が来てくれたから、どうもその事故があったらしいということで、すごい助けてもらえると思ったんですね。 で、もう1つ重大なことは、何が起こっていたかというと、さっきのこれは埋め立てられた村のすぐ隣ですね、道を挟んで。ここで小麦が作られているんです。この家は、もちろん埋め立てなきゃいけなかったんですけど、もう経済的に力尽きて、これは残してるんですね。 で、残してると何が起こるかというと、ドアをはぎ取ったり、窓ガラスをはぎ取ったりして、それをよそに持っていって売ったりする人がいるわけですね。自分のうちの建築に使ったり。ものすごい高濃度の汚染がまた広がっていくんです。 で、ここで作っている小麦は何のために作っているかというと、子どもたちの学校給食用に作ってます。安い値段で売られていきます。 これはベラルーシの人たちが最初、何で、子どもたちをお預かりして、1カ月保養させると、ものすごい元気になるんですね。で、何で移住しないんだろうって、子どもたちがこんなに汚染地にいるだけで具合悪くなるのに、親は何をやってるんだということで、それで私たちはよくベラルーシに通うようになったんですけれども、行ってみると、ほとんど経済的に余力のある人はもう移住しましたね。最初の10年間でほとんどみんな自力で移住しました。 で、残っているのはほとんど農民です。知識階層、学校の先生とか、看護婦さんとか、何か職業ある人はよそに行っても食べられるので、何とかお願いして自主的に移動していきました。で、そういう障がい者とかの家庭であるとか、子だくさんだとか、農業関係者だけが残ってたんですね。そうすると、もう動けない、そういう人たちは。 それで、コルホーズというのは、集団農場、今でも旧ソ連が崩壊してもその体制は維持されてるんですけど、集団農場に属すると、こういう家を1軒もらえるんですね。1年間家族が食べていけるだけの畑もくっついてくるんです。もらえるといっても無料で貸し出されてるような状態ですけど、そうすると、まきも自給自足、食べ物も自給自足で、家もあれば、人間、お金なくても生きていけるんですよね。 私も行って、価値観がぐちゃぐちゃに壊れました。自分たちで家を建ててローンを組んでとか、そういうのもばからしいとも思ったし、自給自足して、北海道よりも緯度が上のとこですからね、食べていけるんだっていうのをまず、もう何が何だか、でも、そこが放射能で汚染されたら駄目だしとか、価値観がもうぐちゃぐちゃになったんですね。 もう一瞬です。汚染されたら一瞬でもう全部無価値になっちゃってるんです。みんな捨てて逃げさせられたのを見たときに、もうその今までの価値観が。
Jun 10, 2011
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今、飯舘村が風下にあったということで騒いでるんですけれども、昨日発表された朝日の地図も後で出ると思うんですけど、放射能というのは風と水によって動くんですね。だから、これはベラルーシ共和国の地図なんですが、ベラルーシ共和国というのは四方を陸で囲まれていまして、海も山もないんです。この地図の黄色とオレンジと紫、緑以外は全部放射能です。ですので、ここが30キロゾーン立入禁止です。それから、100キロ、200キロ、300キロ、400キロですね。で、こういう汚染地がホットスポットで離れたところに発見されています。 これ、最初はもちろん、近くのところを政府の調査団が入ってしてるんですけど、こういう飛び地になってるところは、子どもの体が調子悪くなって、調査団が入って、一体何だ、どういうことなんだということでわかった汚染地なんですね。 で、遠くと近くのストロンチウムの粒子のあり方が違う。だから、遠くに飛んだストロンチウムのほうが粒子が細かくて、植物に吸収されやすく、セシウムも同じですね。風に乗って飛んでいく、で、近くには重たい粒子の形のストロンチウムが落ちていて、意外と植物に吸収されにくかったりとかするわけですね。 そうすると、こっちのほうはもう全然ノーマークなわけです。うちらは関係ないわって、そう思ってたら、子どもたちの小児甲状腺がんが起きたり、いろんながんが増えて、一体どうしたんだということで調査したら、汚染されてた、まさかという。ですから、ホットスポットというのは、ここにもちょこちょこと飛び地であるんですけれども、すごく気をつけなくちゃいけないところですね。 私たちが救援に入ってたのは大体この150キロメートル地点のところに救援に入ってました。近くても、ここら辺の人はみんな大体散り散りに移住していて、老人世帯しかほとんど残っていなくて、救援の先生もいないようなところは救援には入れないということで、大体100キロのこのゾーンはそういう形で救援になかなか入りにくかったですね。 ここら辺のゴメリ州という大きい市と町があるところを救援に入ってます。 これはこの間やってた浜岡原発ですね。総理が止めるっていっても電力会社が止めないといえば止めない権利があるんだと思ってびっくりしたんですけれども、チェルノブイリと浜岡原発を重ねてみますと、もしも浜岡原発に事故が起こった場合は、もう日本の半分以上が失われてしまうというぐらい危険な、しかも敷地の中に断層があるということで、どうしてこういうものがつくれたのか、謎なんですね。やっぱりつくりたい人たちの気持ちにかかったら、断層も消すことも可能なんですね。地震起こった時期をずっと前までさかのぼらないで、つい最近までの調査で地震がなければOKとか、いかようにでもそういう学会をコントロールすることは可能です。 これは北海道にさっきのベラルーシの地図を重ねてみると、どのぐらいの広さ、放射能が飛んでったかというのがわかるかなといって、北海道の人のためにもつくったんですけど、札幌市は完璧100キロ圏内に入ってしまっているんですね。で、福島市とか郡山市も大体このような状態になってるんじゃないかと思います。 ですから、100キロ圏内の場合は特にこういう放射能検査を徹底して、汚染地をさっきのように地図をつくっていくということがとても大事です。 あの地図をつくるまでに3年間、公表されるまでに3年間かかりました。農民の間には隠されてました。汚染地域の人たちにですね。 最初、事故が起こったときにこの地域の人たちがここら辺にたくさん移住させられました。それで、移住した後で、何も連絡なかったし、チェルノブイリのせいだとも何も説明されないでみんな移住させられたんですね。それで、3年たってから、実はこういうふうに汚染されてますよということが発表されたんです。それで、何だったのという、また汚染地だったの、私たちは、みたいなことがあったんですね。 これは、最初に駆けつけて、何があったんだかわからないけど、消防士さんが招集されて行って、とりあえず原発で火事だということで行ったら なんて知らないで消火させられたことで、一番先に亡くなった消防士さんの像なんですけど。 さっきゾーンではかったのは30キロの立入禁止ですけど、この町は31キロ、32キロのところにある町なんですね。町の中の大体数値はさっき言った0.23マイクロシーベルトぐらいで、ほとんどの、半分以上の人は移住しましたね。やっぱり近かったので、子どものある世帯はみんな移住しました。 ただ、途中で移住政策を、許容範囲を下げて、基準値を下げて、移住政策をやめました。さっき言ってたIAEAが、もういいんじゃない、そんなことをしなくても、みたいな、大丈夫だよ、みたいな宣言を出しちゃったんで、今の福島と同じ状態になったんですね。 というのは、もうチェルノブイリの修復のための国家予算だけで最初のころ、2割国家予算、旧ソ連の崩壊前のあの大きい国家予算で2割かかったそうなんですね。で、移住するということはそれだけものすごいお金がかかることなんです。毎年それだけの国家予算をチェルノブイリのそういう移住だとか、救援活動とかに使うということは国家の屋台骨を揺るがして、旧ソ連の解体につながりました。 それで、これも嫌な写真なんですけれども、これはチェルノブイリの消防士さんたちの、チェルノブイリ博物館ってあるんですね。それで、やっぱり物が自由に言えない国の中で、どれだけの人が犠牲になったかとか、そういうふうに書けないんですね。だけど、犠牲者は消防士さん、急性症状で亡くなった28人だけですよとか、それからチェルノブイリ20年たったときに亡くなったのは4000人だけですよってIAEAが最初、言ったりとか、この期に及んでまだそんなこと言うのかと思うようなことがあるわけですね。 で、こういうチェルノブイリ博物館の人たちがどういうふうに考えたかというと、私は芸術ってすごいなと思ったんですけど、これはやっぱりさすがに隠せない、これは亡くなった消防士さんたちの写真をいっぱい貼ってありました。これは数えて、長崎のもう一人の先生もいるでしょう。ここへ連れてきて、内閣省(?)のホームページに書いてるんですよ。急性症状で亡くなったのは29人だけでどうのこうのって言ってるんですけど、数えてください。もう見るだけで、絶対犠牲になった人を隠さないように頑張ったんですね。何も書いてないんだけど、わかるじゃないですか。 私たちの、この消防士さんたちの家族とか、この1枚の写真の奥にどれだけの人生があったのかなと、29人だという、じゃあ、少ないとか何とか以前に、その29の命に対しての…… (動画終了)
Jun 9, 2011
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ナレーター 事故から7年が過ぎました。昔のこととして忘れてしまうのに十分長い年月です。しかし、事故後何年もたってから本当に恐ろしいことが始まりました。 事故から1週間の間に13万5000人の住民が急に危険を告げられて、慌てて家を離れました。まさかその後、ずっと家に帰れないとは考えてもいませんでした。 放射能は現在、表土から20センチまでのところにたまり、ゆっくりと地中におりています。 被災者の数の推計、原発関係者と消防士1000人、事故処理の作業員60万人、汚染地の住人550万人、当局の発表、死者30人。 地中20センチにたまった放射能は植物の根から吸い上げられ、人間や動物の体に蓄積されていきます。 放射能障害の潜伏期間はそろそろ終わり、白血病と甲状腺がんの形で牙をむき始めました。 広川 私は去年もこの病院を取材し、入院している子どもたちを撮影しました。しかし、その子たちに1人も会うことはできませんでした。大半は亡くなっていたのです。 白血病の治療には、何段階もあります。その段階に応じて必要な薬があります。患者が突然増えたので、薬の量が追いつきません。薬が切れると、子どもの容態は急激に悪化します。 去年の9月に撮影した元気なころ、これは入院したころですか。 子どものこの子は14歳です。私が撮影した次の日、亡くなりました。 ナレーター 3年前、国際原子力機関(IAEA)の調査団が汚染地を訪れました。代表の△△委員長は、住民の健康障害は全くないと発表しました。 広川 この子は5歳、甲状腺がんです。自分の身に何が起きているのか全く知らないまま、手術室に連れていかれます。 医学の常識では、甲状腺がんは大人の病気です。子どもがかかる率は50万人に1人と言われてます。しかし、チェルノブイリ周辺では、事故後4年を過ぎてから子どもの甲状腺がんは爆発的に増え始めました。 のどにレーザーメスが入れられ、白い煙が上がります。 ナレーター 原発の北のホイニキ(?)地区では350人中27人の子どもが要注意と診断されました。そのうち甲状腺がんは2割に上ると見られ、平均発病率の7800倍です。 甲状腺に続いて、乳がん、骨のがん、そして白血病の爆発的増加の時期が来るという医師の予言は、現実のものとなり始めています。 (野呂解説 目の下にこういうふうにクマが入ってくるんですね) 櫻井 広川さん、こうして見ますと、国際原子力機関が住民の健康に問題ないと発表したのは一体何だったんでしょうかね。 広川 VTRの中にも名前が出てましたけども、調査団長は△△さんといって、広島の学者なんですね。国連の機関、しかも広島の医学者がリーダーになったから、公正な調査があると信じていたのに、安全だと発表したので、現地の人々はあ然としていました。 櫻井 だから、調査団の人たちは、現地の状況を見たんですか。 広川 現地のお医者さんたちの話では、汚染のひどいところには入ってないそうなんですね。しかも、遠くから食料を持参して、現地のものを口にしないで、それでいて安全宣言をしたことですごい怒ってたんですね。怖くて、それで食べられないんだったら危険だと言うべきなんです。 櫻井 国際原子力機関の信用性そのものが深刻に問われているわけですね。 広川 はい。ちょうど旧ソ連の原子力産業とアメリカをはじめとする原子力産業がビジネスの取り引きを始めたころから、チェルノブイリの被害を小さく見せることで利害が一致したんじゃないかという声があります。 櫻井 わかりました。さて、このチェルノブイリ報告、次回は汚染地域の生活を追います。 (動画終了) ちょっと子どもさんが手術してたりとか、ショッキングな映像で、私も母親としてこういう映像を見るとちょっと悲しくなっちゃうんですけれども、私たちが経験したこととか、知った事実だけをお伝えしていきます。それを本当に共有していただいて、今、私たちが子どもたちに対して何をしていかなくちゃいけないかと考える一助になればいいかなと思います。 これはチェルノブイリ原発事故ですね。この間もテレビでありましたように、石棺といって後で覆ったものがもう大分さびてきて、何とかしなくちゃいけないということを言っています。 これは事故後7年後に30キロゾーンの立入禁止ですね。私たちが救援に入っているベラルーシ共和国というのは、ウクライナから国境で10キロぐらいしか離れてないんですね。で、風下にあって、死の灰の70%がベラルーシに入りました。 ちょうど見えるでしょうか。0232って書いてあるんですけど、一番ここのとこですね。この0に当たるところが1マイクロシーベルトの位なので、0.232マイクロシーベルトと書いているんです。事故から7年後の30キロゾーンの立入禁止区域ということで、ここはアスファルトもありますし、アスファルトの上の放射能というのは水で流されていくので、少しは自然的な除染になってるんですけど、ここのカウンターが今、0.25マイクロシーベルトですね。 これがさっき言ったベラルーシの汚染地図なんですけれども、ここにチェルノブイリ原発がありまして、ここ、こっち下が全部ウクライナ共和国で、ちょうど風下にあったんですね。
Jun 9, 2011
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野呂美加さんの講演会1-1 http://youtu.be/RCDkHQunytE ※プロジェクターを使っての講演ですので、動画を見ることをオススメします。 音だけで起こしていますので、わかりにくいところ多々です。 大体チェルノブイリに20回以上行くような運命になっちゃったんですね、いろんな打ち合わせとか、そういうことで。 それで、さっきも車で話してたんですけど、あちらの方がいろいろ私たちにレクチャーしてくださってたことを、例えば何ミリシーベルトでこうだよとか、そういう話というのはやっぱりどこか他人事で、全部はメモしてたんですよね。大変だね、とかいう思いで聞いてて、それを日本の皆さんにお伝えはしてたんですけど、そのミリシーベルトの話がこんなに自分たちの身近になってくるとは思わなかったんですね。で、その十何年前のものを引っ張り出したり、今、これからちょっと昔のショッキングな映像を見ていただくんですけど、やれていなかったことが、全部、今、ツケになって回ってきてます。 まず、一番、福島で今、何が起こっているかというのは、私たちが外から見て、やれやれと思うのは、長崎の○○さんというお医者さんがテレビに出て、金看板で、長崎とチェルノブイリの二枚看板でアドバイザーとしてお話ししてるんですね。 で、○○さんがどうこうということじゃなくて、こういう役割の人が出てくるということをまず皆さん、わかってほしいんです。 で、私が一番最初にチェルノブイリに行ったときに、「おまえたち日本人のせいでおれたちはひどい目に遭ったんだ」というふうに言われたんですね。私は救援に行ってるのに、いきなり現地の人にすごい文句を言われて、一体日本人が何をしたっていうのよって、こっちは原爆落とされて被曝してる国だから救援しに行ってるのにと思ったら、どうも、広島の医者が来て、みんなが、子どもたちが甲状腺がおかしいと、甲状腺がんが増え始めてるからということで、でも政府は何もしてくれないから、そうしたら、IAEAの調査団がやってきて、広島の医者を連れてきてくれて、これで自分たちはようやく助けてもらえると思ったら、その広島の医者が、この小児がんは、小児甲状腺がんは放射能のせいではありません、あなたの国には海もないのでヨード不足なので、これは風土病ですねっていうふうに言って帰っていったんです。 全く事実と、うそだとわかりますよね、皆さんね。 それで救援活動が、国連の公式見解になったので、救援活動が入らなくなったんです。10年間。10年後にIAEAという調査団がその誤りを認めるまでの間、時間稼ぎしました。 そういうことをやるんですよ。それはなぜかというと、世界中の人が、原発に対して不安を持って、騒ぎ始めますよね。ドイツでももうすぐ全廃と決まりましたよね。日本の外のほうが騒いでるんです。まだ私たちは、じゃあ、福島の人、どうしてるのかなって、どうして騒がないのかなと思って見ているけど、世界中の人は、どうして日本人は騒がないんだろうと思っているのと同じで、そういう役割をする人たちがいるっていうことをまずわかってほしいんです。 それが福島でまず行われているんだなというのを私はテレビで見てて思って、そのときに、△△さんって名前出るから言いますけど、その人が個人の責任にしちゃうと、その人が悪い人、その悪い△△さんの話で終わっちゃうから、私はあまり名前を言いたくないんですね。そういう役割、金看板を持たされた役割の人はいっぱいいるんです。それで、その人が一体何のためにそういうことを話しているのかなという、どこからお金が出てやってきているのかなとか、そういう10年後、20年後、何かが起こっても、この人はまだその役職に在籍しているかどうか、年齢も確かめて聞いてほしいんです。 △△さんというのはもう退職間近の人だったんですね。それで、その人は叩いたらいろいろほこりの出る人で、日本の公害訴訟、全部厚生省側と企業側と一緒にタッグマッチになって出てきたお医者さんなんです。で、全部同じ論理でいったんですね。カドミウム、イタイイタイ病とか、水俣病とか、全部の公害訴訟にその△△さんがかかわっていて、全部栄養不足のせいですって言ってきて、裁判を10年、20年引き延ばしてくるんですね。そうすると、10年、20年、引き延ばされたら、何が起こるかというと、被害者の方はもう亡くなったり、病気ですので闘う気力もなくなっていく、そういうことをやってきた人たちなんです。 だから、放射能の被害でがんというふうに私たちは直接的に思っていますけど、チェルノブイリの子どもたちもたくさんがんになってますけど、それを放射能のせいだと認知されるということはすごい難しいことなんです。医学的に。もう不可能です。じゃあ、あの○○先生を相手に、皆さんがあの人を信じたせいで、子どもとか私ががんになりました、乳がんになりました、何になりましたといって申し立てても、勝てるわけがないんです。そういうことをわかってやってる人たちがいるということをまず頭に入れてほしいんですね。 で、それではすごいショッキングな話とか、いっぱいあります。だけど、絶対私が思うのは、いい社会にバージョンアップしていきましょうということなんですね。そういう人と人が傷つけ合う社会じゃなくて、助け合う社会にしていきましょうということをやっぱり言いたいんですね、 このチェルノブイリ、私たちが救援にかかわって今年で20回目で、子どもたちを呼ぶのをすごい楽しみにしてたんですけど、今年は呼ぶのをやめました。やっぱりとても向こうの親が、こっちには出せない、まだ事故も収まってないし、死ぬほど嫌だと、放射能は、親も保養に出てる世代で、今、2世になってきてますので、それもあるし、まずは福島の子どもたちを何とかしなくちゃいけないということで、今年はチェルノブイリの子どもたちの活動は休止させていただきました。 じゃ、ちょっとこの△△さんの、△△さん個人を責めるんじゃなくて、そういうまず社会的な地位、役割ですね、地位とか名誉のある人を使って、どういうことをやっているかということと、あと、病気の子どもたちの顔が出てきます。その顔にクマが入ります。そのクマは、私たちおばさんたちが疲れたときに入るクマとは全然違うので、ちょっと目元をよくごらんになっていただけたらと思います。 (広川隆一さんと櫻井よしこさんの番組の動画。おそらくこのシリーズ。 「チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)」 http://youtu.be/gWrfcGlItxk ) 櫻井 広川隆一さんに今夜もおいでいただきました。こんばんは、広川さん。今夜は? 広川 実際に住民の体に何が起こっているのかを直に 。特に子どもたちがどういう目に遭っているのか、それを見てください。
Jun 9, 2011
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オフィシャルブログに文字起こしがありました。あちらのほうが読みやすいと思います。http://888earth.net/staffblog/2011/05/youtube-1.html で、私は、今回、よくテレビに出てくる原子力保安院とか、あの方たちとこの「六ヶ所村ラプソディー」をつくる過程で非常に密接におつき合いさせていただきました。 みんなすごくいい人たちなんですよね。いいお父さんなんだろうと思います。で、こういうふうなことをわざとしたんじゃないとも思っています。 だけど、いつもその私が撮影していた原子力のことを憂慮する市民グループが、こういうことをすると危ないのではないか、例えば、私は去年、福島に行ったんですね。去年の夏、福島3号機にプルサーマルを受け入れました。プルサーマルというのはウラン燃料とプロトニウムを混合した新しい燃料をそれまでウラン燃料だけでやっていた、そのためにしか設計されていない原子炉に入れてやるという、もっともっと毒性の高い燃料を使うという、それを福島が受け入れると、それをやっていいんですかということを地元の市民グループと一緒に言いに行ったときも、福島県の原子力安全管理課課長というのが出てきて、すっごい見るからにいい人。ほんとにこの人はいい人なんだろうな、善良な人なんだろうなというのがもうにじみ出てるような人でした。 その方に、「今回、こんな古い原子炉にプルサーマル燃料を入れてしまって、もし核が暴走したらどうするんですか。そのために設計した原子炉じゃなく、そしていろいろ不具合もこれまで出ているのに、そんな大丈夫なんですか。よしんば事故を起こさなくても、出てきたら、これまでと全く違う毒性の高いどこにも持っていくことも決まっていないような使用済み核燃料が出てきて、50年プールで冷やさなきゃいけないんですよね。そんな危険なものを福島県内に置いていくということを県民にちゃんと説明したんですか」、黙ってうつむいて、一言も返事をしていただけませんでした。 彼は無力を感じていたんですよね。 何で、じゃあ、受け入れたのかというと、7月までに受け入れた自治体には20億円やるよと経済産業省は言ったんです。そして、7月までに受け入れなかったら、20億円はやらないと。 それまで抵抗していた原発を持っている自治体が、じゃあ、しようがないというので、その20億円と引き替えに差し出したものが何なのか。 県民の命ですよ。 で、福島県知事の前の佐藤栄佐久知事は、そのプルサーマルを撤回した途端に、収賄容疑で挙げられて、彼の側近が3人自殺しました。 彼の妹さんは、着の身着のまま連れていかれて1週間帰ってきませんでした。で、糖尿病とか、いろんな持病があるのに、もう息も絶え絶えになって帰ってきた。 で、彼が自分の罪を認めない限り、そういう犠牲が続くということで、彼は自分の覚えのない収賄罪を認めて有罪になりました。 それを今、『知事抹殺』という本に書いていらっしゃいますけれども、そういうことが現実に行われていて、見て見ぬふりをする人たちがたくさんいて、この土台、「原子力は進める」「原子力は絶対安全」というこの土台、テーブルの上でしか物を言えないということが横行してきたんですね。 それをやっている人たちは、そこに倒れている人がいてもまたいでいくような、仕事に一生懸命な、自分の家族のために一生懸命稼いで働く、そういう人たちなんですよね。 それは私だと。 チッソが水俣事件を起こして、その後にチッソは私だ(『チッソは私であった』)と緒方さんという方が書かれました。 私は「六ヶ所村ラプソディー」をつくったときに、この劣化ウラン弾を生み出してきたのは、私が日本で電気を使う暮らしだったと気がついたときに、イラクの子どもたちを殺しているのはだれだ、私だったと、私がそこに荷担していたのだと気がついたときに、私が私自身を撃たなければ(?)いけないと、それはすごく難しいことだなと思いました。それは難しいんですよね。 で、情報は確かに、もう今、たくさんの人が放射能がこんなに出ても安全だということを本気で信じているとは思えないんですけど、そう信じたほうが、今までの暮らしをあきらめなくていいから、ただだまされたふりをしているだけなのかもしれません。 でも、私たちは、エネルギーリテラシー、メディアリテラシー、メディアを読み解く力、エネルギーについて学ばないと、自分で自分の命を守れないと思うんですよね。 私の実家も浄土真宗ですけど、何かこんなでっかい津波とか、地震とか、日本には何度も起きて、関東大震災では10万人が死んで、何度も何度も地震が起きるこの国の中で、仏教に帰依するということは、無常ということを受け入れることなのかもしれないとどっかで若いときに考えたことがありましたけれども、果たして無常というのは、命というのははかないものだ、命は失われてもしようがないものだと考えるものなのかということを、まだ10代だったころに真剣に考えた覚えがあります。 私は命の一つ一つはかけがえのないものだと日本の中で果たしてみんな考えているのかな、感じているのかなということをいまだに、10代のときに考えていたのと同じように疑問に思っています。 自分の命をとっかえ可能な、どっかの会社に勤めていても、自分がいなくなっても、自分のかわりはどこにでもいるし、自分自身の存在、自分自身の命は実はそんな大したものじゃないんじゃないかと思っている若者が増えて、命を大事にしないこの日本人の社会が、3万人以上の自殺者を毎年生み出しているんじゃないかな、今の原発のことを引き起こしたその一番根っこにあるのもそういう命に対する思いが浅いからじゃないのかなと思うんですよね。 そのことは、まあ、宗教という、仏教という宗教に帰依していらっしゃる皆さんにも課せられた、それをどう答えていくのかという大きな問いが福島によって突きつけられたんじゃないかなと思っています。
Jun 2, 2011
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オフィシャルブログに文字起こしがありました。あちらのほうが読みやすいと思います。http://888earth.net/staffblog/2011/05/youtube-1.html http://www.youtube.com/watch?v=h3H2zjCkfeY 何か先ほど姜さんが直感というものが大事だとおっしゃいました。 だれしもが直感を持っているわけなんですけれども、でも、テレビに自分の好きなあこがれている、何か女優とか、男優が出てきて、「原発は安心で、CO2を出さないし、原発を何かいろいろ言う人がいるけれども、私は信頼しています」などと言うと、「あ、いいんだ」とみんな思うでしょう? で、そういう直感というものが、それを私は原子力プロパガンダと呼んでいますが、東京電力なんか、年間270億円も使って、ありとあらゆる文化人、女優、俳優、タレントを使って、原発に関していいことしか言わない、テレビに出る人は原発の反対者は絶対出さないということをやり続けてきたので、皆さんの直感というものが「あ、こんな人たちがこんなことを言っているんだから」ということで簡単にどっかに行ってしまうんじゃないかと、情報操作をされているんじゃないかと思うんですね。実際、されてきたわけですし。 で、私もNHKで番組をつくっておりましたが、イラクで撮ってきたことを編集して、NHKのプロデューサーたちに見せたら、「アメリカと言っていることが違う」。 そのメディアをつくっている人たち自身が自分たち自身をそのプロパガンダ、自分たちがつくっているプロパガンダに染め上げていて、そこからはみ出そうとしないという大きな壁が存在しているんですね。 だから、もう1つ大きな困難というのは、そういうふうに情報操作が意図的に行われていて、それがあたかも非常に美しく、巧妙なやり方でやられているので、それに身をゆだねると、みんなそうだから、非常に心地がいいということがあるわけですよね。 で、その心地よさの中で、「ひょっとしたらこれはまずいんじゃないか」「これは危ないんじゃないか」「命にかかわることなんじゃないかな」「でも、そんなこと怖くて言えないよ。だって、みんなそうだって言ってるんだもん」という感じになるんだと思うんですよね。 もう1つは、じゃあ、そんな中で、「いや、やっぱり違うわ」と言うと、「あら、あの人、何か宗教でも始めたのかしら」、ほんとそうですよ。「原発やってる人は宗教よね」と、何かこうまたこれもものすごく巧妙に、「共産党じゃないかしら」とか、「ちょっと変わってるのよね」で、そして最終的には貧乏くじを引くんです。 原子力に対して、原子力という研究をする業界の中で、「それは危険をはらんでいることなんだ。だからこっちのほうに進めるべきではない」と言い続けてきた人たちは、すべて出世できていません。それは出世できないだけではなく、迫害されます。 立命館大学の平和研究所(国際平和ミュージアム?)にいらっしゃる安斎さんは、かつて東京大学で原子力の研究をしていらっしゃいました。彼は原子力は危ない、危険だ、だからそんなに進めるべきではなく、慎重にやらなければいけないみたいなことを言った途端に、彼の職場でだれひとりとして彼に口をきくということをしなくなりました。彼は11年間そこにいて、だれとも会話することがなくそこを辞めたんですね。 で、今、ちょっとテレビにも、ラジオとかにも意見を聞かれている小出先生は、私の「六ヶ所村ラプソディー」に出ていますけれども、彼もはっきりと原子力の危険というものをきちんと言っていらっしゃる方ですが、この方はもう60になろうとするのにいまだに助手で、助教授にすらなれていない。 つまり、私たちの日本社会の中で原子力に異を唱えるということは、まさしく経済的な貧乏くじを引くということに相当するわけですよ。何にも得にならないわけです。 それでも直感に従ってやりますかとなると、それはある一定の覚悟が必要になるんですよね。 だから、今、私たちに求められているのは、覚悟じゃないかなと思うんです。 じゃあ、その覚悟の中身って何なのかなと思うんですけど、私、姜さんが対談なさった森達也さんという映画監督とも仲がよくて、彼の作品をすごく尊敬していますし、ものすごくすばらしい作品だと思っています。 先ほどコーディネーターのオタニ(?)さんがおっしゃったシーンというのは、今、彼がおっしゃっているときに思い出したんですけど、あれは森達也さんが言っていたんじゃないかなと思うんですね。森達也さんの何かの文章で私は読んだのかもしれない、そしてそれを引用したのかもしれないと思うんですけれども、森さんは地下鉄サリン事件のオウムの映画をつくられた方なんです。 で、私、オウム真理教の彼のドキュメンタリーを見ている中で、ものすごく忘れられないシーンがあるんですね。今回の福島の事件でも、実はこのシーンを思い出したんですけど、私も1995年の3月20日にサリン事件が起きたときに、ちょうど霞ヶ関を、そのサリンがまかれる15分前に地下鉄に乗って通過したんです。危機一髪だったんですけれども、15分遅れていたら、私はサリンを吸って死んでいたかもしれないと思うんですが、そのシーンが、それはテレビのニュース映像を彼は使っているんですけど、サリンを吸って、その駅の通路で、あるいは階段で、苦しんだり、あるいはばたっと倒れたり、くの字になっている人を、次のサリンをまかれなかった電車がやってきて、ばーっとサラリーマンが出てきたら、そのサラリーマンは、「ちっ」とか言いながら、その倒れている人たちをまたいで仕事に急いで行ったんです。 つまり、善なるものというか、会社員として「遅刻してはいけない」ということが、そこに倒れている人に「どうしたんですか。大丈夫ですか」と言うよりも優先されている社会に自分は生きていて、これは恐ろしいことだなと。 続く
Jun 2, 2011
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コメントありがとうございました。動画を確認に行ったところ、2つあった動画が2つとも見られなくなっていたので、証言した方に迷惑が掛かるための削除と判断し、こちらも記事を非公開としました。(文字起こしをする際に、この方、こんなに言っちゃって大丈夫かなと思っていたので) そして、信用できる動画かというご質問ですが、公園のようなところで男性が話しているものでした。その男性しか映さないようにしてありましたが、拍手やちょっとした笑い声が聞こえてきたので、聞いている人はいたと思います。下のURLの動画(4月29日高知でのデモ)と同じような天気だったと思います。http://www.youtube.com/watch?v=KnQ1flgKaLE 申しわけありませんが、私にはそれ以上は判断しかねます。が、わざわざ文字起こしをしようと思えるほどの話だったから起こしました。私は文字起こしを生業にしていますので、嘘くさい話をタダで起こすようなことはしたくありません。 以上の情報しかなくて申しわけありませんが、あとはyura様がご判断いただければと思います。お読みいただきありがとうございました。
May 27, 2011
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申しわけありませんが元動画が非公開となったため削除しました。
May 21, 2011
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申しわけありませんが元動画が非公開となったため削除しました。
May 21, 2011
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―― つまり、一号機の圧力容器の水位が何メートルあるのかと、この数字が違っていたら、全く違うことを意味すると。小出 そうです。だからどんな推測をしてももう意味がないと私は思ってしまいます。―― 今回、水位がこういうふうにしてわかってきたのは、建屋の中に作業員の方がやっと入れるようになって、どうやら水位を測る計測器を調節して、そのことでやっと水位がわかってきたようなんですね。小出 らしいですね。―― ということは、この水位をはかる機械が壊れているというようなことだってあり得るんですか。小出 あり得ますね。ですから、今言われているものだって、本当に信頼できるデータなのかどうかということが私にはもうわからなくなりました。――落合さんは今日初めて小出先生とこういうふうにお話しなさるんですけど、お聞きになりたい部分はいかがですか。落合 幾つかというか、あれなんですけれども、今日、新聞の夕刊で各紙とも今回の一号機のことに関しては記事にしているんですけれども、ちょっと気になるのが、各紙とも見出しというか、言葉が違っているんです。毎日と産経は溶融、要するに溶け出すというところを見出しに使っているんですけれども。―― 燃料が大半溶融。落合 溶融ですね。それに対して読売と日経は、崩落、崩れ落ちるという言葉を使っています。朝日は形とどめずという言葉を使っていまして、これは今のお話を聞く限り、結局、溶け出しているという表現がよろしいんでしょうか。小出 東京電力が言ったように、いわゆる炉心、燃料棒があるところが完全に露出しているというのであれば、溶けたと思います。落合 溶けた。小出 はい。落合 わかりました。―― 溶けた。溶けて、落ちた。小出 溶けて、圧力容器の底に流れ落ちたんですね。―― これは、溶けるがメルトで、落ちるがダウンなら、メルトダウンですか。小出 そうです。落合 じゃ、メルトダウンしていると。小出 しています。それはもう確実だと私は思います。ですからそれは、東京電力が今日言った炉心の中に全く水位がないということが本当であれば、メルトダウンしていると思います。―― メルトダウンというのは何を引き起こすんですか。小出 私はメルトダウンをしたときに、圧力容器の底にもし水が残っている状態であれば、水蒸気爆発をすると思っていまして、それが私の最悪シナリオだったのです。でももう既に今日の東京電力のデータが正しいとすれば、炉心がメルトダウンをしているわけですし、水蒸気爆発は実は起きていないわけですから。―― 起きていないんですよね。小出 はい。まあ、よかったと思います。落合 ということは、水がもう全くない状態で、今度はいわゆる格納容器のほうに落ちていく。小出 はい、要するに圧力容器の中に全く水がないということは、圧力容器の底に穴が開いていると考える以外ないですね。そこに穴が開いているというならば、炉心から崩れ落ちた、まあ、崩れてたんじゃないな、溶け落ちた燃料は、その穴を通してまた落ちるというのが必然だと私は思います。―― じゃ、今度は外側の格納容器で何とか防がなきゃいけないんですね。小出 そうです。で、格納容器は東京電力の方策によれば、水棺しようとしたんですね。全部上まで水を入れようとしたわけですけれども、私はそれはできないと言ってきたのです。それは格納容器に損傷があるので、水をためたくてもたまらないはずだと私は言ってきたのですが、どうも本当らしいんですね、それも。格納容器の中にも水はたまっていないということなのですが、ただ、格納容器の底の方の部分には、多分まだ水は私はたまっているのだと思います。つまり、圧力容器から溶け落ちてきたウランの燃料は、格納容器の中でまだ水によって冷やされているという状態だと思います。―― これを続けていれば、ずっと水で冷やし続ければ、爆発は起こらないんですか。小出 はい、格納容器の底が抜けない限りは大丈夫だろうと思います。落合 抜ける可能性というのはあるんでしょうか。小出 溶ける可能性はあります。それは要するに、溶けるというのは温度で決まるわけですけれども、温度というのは発熱と除熱のバランスで決まります。ですから、水をきちっと入れていられる限りは大丈夫だろうと私は思いますけれども、何か水の入れるのがうまくいかなくなったりして、格納容器内の水の量が少なくなる、そして溶けた燃料が露出するというようなことになれば、格納容器も穴が開くと思います。―― 東電は、毎時八トンほど入れている注水の量を増加させる検討を始めたという情報です。もっと水を入れようと。これは賛成なさいますか。小出 水を入れたところで、結局、漏れてしまっているわけですね、格納容器から。格納容器の中にはもう、たしか一万数千トンの水を入れたはずですが、格納容器全体はたしか四千トンか六千トンぐらい、せいぜいそのぐらいの水しか入らないはずなのですが、既にあふれてしまっているわけですね。もう既にあちこちから漏れているという状態だと思いますので、水量を多くしたところでもうたまらないという状態なのかもしれません。それなら、あまり水量を多くすることに意味はないと思います。―― ならばほかの方法をとなるんでしょうが、またこのあたりは伺えたらと思います。今日はどうもありがとうございました。小出 いえ、ありがとうございました。落合 ありがとうございました。―― 京都大学原子炉実験所助教小出裕章先生に伺いました。平成二十三年五月十二日
May 13, 2011
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http://www.youtube.com/watch?v=d88_GmKYcV4&feature=channel_video_title急ぎ起こして、見直しも聞き直しもしてないので、そこんとこよろしく。司会者 ――小出助教 小出毎日新聞オチアイ 落合※ほんとの漢字は存じません。 ―― まず今日は、福島第一原発の一号機からお話を聞かせていただこうと思います。一号機というのは、意図的に水をどんどん入れて、水棺、水の棺と書きますが、水棺という方法で冷却していこうというのを目指しているんですよね、東電は。小出 はい。―― で、この案に小出先生は当初から否定的でいらっしゃいました。小出 そうです。―― これはリスナーの方もずっと前から皆さん聞いてくださってたと思うんですが、さあ、この案がどうやら非常に難しくなってきているのではないかという話が東電が認める方向で出てまいりました。小出 はい。―― この一号機にどんどん水を入れてましたよね。増量六トンから八トンにということで増やしていたんです。で、もう既に完全に漬かっているはずの量の水を入れているにもかかわらず、今度、水位が、多分、これぐらいではないかということをはかることができるようになりまして、そうしますと、実際にほとんど圧力容器の中に水がたまっていないようだということがわかってきました。小出先生、どんなご感想でしょう。小出 圧力容器が壊れているというのはずっと前から東京電力も言っていましたので、水がたまらないというのは当たり前なんですね。でも、これまでは燃料棒の頭からマイナス千七百ミリとずっと東京電力が言ってきたのです。―― 千七百ミリというと、メーターにしたら。小出 一・七メートルですね。四メートル……。―― 燃料棒というのは、前、教えていただきました洗濯の物干し竿のような格好をしたものがもういっぱい集まっているんですよね。小出 そうですね。―― それが縦に入っているんですか。小出 そうです。直径一センチ、長さ四メートルという細長い物干し竿ですけれども、それがずっと縦に並んで、林のように並んでいるのですね。それが上の方から一メートル七十センチ分はもう水がないと言っていたのがこれまでの東京電力の言い分でした。でも、下の方二メートル分ぐらいはまだ水があるというのが東京電力だったんですね。で、私はその東京電力のデータというのを信用して、それならば、圧力容器に確かに穴は開いているけれども、原子炉の底ではないと、底で水が抜けているのではなくて、胴体部分で穴が開いている、つまり、タイゼン?関係の配管が破れているというのが私の推定だった。―― つまり、燃料棒が入っている容器で一番内側のものが圧力容器であって、この圧力容器の底にもし穴が開いていたら、どんどん水が漏れていくけれども、言うたら横のほうですよね、入れ物の。小出 そうです。―― 高のあるところが傷んでいるのであれば、ある程度のところまでは水が入っていく、そういうことを想定できていたわけですね。小出 はい、これまでの東京電力のデータを信用しながら私はそういう推定をしたのですね。ところが今日の東京電力の発表は、もうそんなんじゃないと、原子炉圧力容器の中には何の水もないという、そういう発表になってしまった。―― もう今日の発表では、燃料棒の頭から五メートル以上低いところにしか水がないって言っていますね。小出 はい。―― としますと、この燃料棒の長さが先ほど四メートルとおっしゃいました?小出 はい。一号炉は三メートル七十センチかもしれませんが、まあ、四メートル程度です。―― ということは、もう完全に干上がっているわけですね、燃料棒は。小出 そうです。と、東京電力が今日言ったわけですね。―― これは、小出さん、今まで下の部分二メートルほどは水に漬かっているだろうと言っていた東京電力が、いや、完全に干上がっているだろうというふうに変えたわけですけど、見方を。小出 そうです。―― 意味合いは全然違うんですか。小出 全く違います。―― どういうふうに違うんでしょう。小出 完全に干上がってしまっているというのであれば、炉心を冷やすことができませんので、もう炉心は完全に崩壊して溶けて圧力容器の底に落ちていると思います。そして、圧力容器の中に水が全くたまらないということは、要するに底に穴が開いているということです。底に穴が開いているなら、溶けた燃料はもちろんその穴から溶け出してしまいます。―― 燃料も、水だけではなく、燃料も穴から溶け出してしまうであろう。小出 そうです。その燃料はもう格納容器の底に流れ落ちてしまっているのだと私は思います。―― つまり、これは圧力容器と格納容器がどっちがどっちかって私もよくわからなくなるんですが、言うたら、魔法瓶でいいますと、一番内側の容器が、銀色のとこが圧力容器みたいなものですよね。小出 そうですね。―― で、その外側の、私らが手でつかむような、外から、あれを格納容器と思ったら、まあ、いいですか。小出 そうですね。―― 内と外の関係でいいますと。そうしますと、内側の圧力容器の底から溶け出た燃料が、もう外側の格納容器の中に出てしまっている。小出 はい、そうだと思います。―― 出てしまっても、格納容器があるから、大丈夫ではないんですか。小出 格納容器というのは放射能を閉じ込める最後の防壁なわけですけれども、圧力容器に比べれば、はるかに薄くて、構造的には弱いものです。―― 圧力容器に比べたら、薄くて弱いんですか。小出 はい。圧力容器というのは厚さが十六センチもある鋼鉄の鍋ですけれども、格納容器というのはせいぜい厚さが三センチぐらいしかありません。―― 三センチしかないんですか。小出 はい。ですから、そこに溶けた燃料が落下してしまえば、その格納容器の鋼鉄製の板も溶けてしまう可能性が強いわけです。―― 先ほどおっしゃいました格納容器は放射性物質を守る最後の砦とおっしゃいましたね。小出 そうです。―― それが厚さ三センチであって、これがもし溶けたら、溶けるなんていうことはあり得るんですか。小出 もちろんあります。ウランの燃料ペレットというのは約二千八百度にならないと溶けませんので、そういう温度の物質が流れ落ちてくるわけですね。鋼鉄というのはせいぜい千四百度、千五百度で溶けてしまいますので、冷やすことができなければ、穴が開いてしまいます。―― 今、東電の発表では、内側にあります圧力容器の中に容器の一割程度以下だけれども、水がちょっとはたまっていて、その水で何とか圧力容器の底に溶け落ちた燃料を冷やしているんじゃないかという発表だと思うんです。小出 はい。ええと、私は科学というものに携わっているんですね。―― はい、もちろんです。小出 そういう人間にとって何が一番大切かというと、正確なデータなんです。原子炉の中にどれだけの水がある、あるいは圧力がどれだけになっている、あるいは温度がどれだけになっているということが一番大切だし、それが間違えているということであれば、どんな推測をしても意味がないのです。で、私はこれまでも東京電力が公表するデータに基づいてさまざまな推測を皆さんにお伝えしてきました。あるときには東京電力が塩素38というのを見つけたという発表をしましたので、それなら再臨界という現象を疑う以外にはないと私は言ったのですが、しばらくしたらば、東京電力が、塩素38を検出したというのは間違いだったと言い出すわけですね。元々のデータが間違えているなら、どんな推測も意味がないわけで、今回のこともそうです。
May 13, 2011
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どうも。なんか最近ツイッターにおります。基本、私の書くものって短文なので、あっちが合ってるようでありんす。短いものはあちらで流してしまおうと思いますので、もしよろしければお越しくださいませませ。おいらのツイッター※ツイッターのID変更になってます。10.04.01
Feb 3, 2010
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かなり開きがあるんじゃないか → かなりヒラキがあるんじゃないかげた箱までチェックしなくても。放置しててすみません。クリスマスだから出張ってみました(違)
Dec 24, 2009
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彼の後任 → 彼の公認いやん。
Nov 22, 2009
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何でしたかね → 何で市高値市債ってだれが買うの?
Nov 21, 2009
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ご採択いただくに当たって → 五歳宅いただくに当たってやめてあげて。
Nov 20, 2009
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南京事件 → 何斤事件どんだけ食ったんだろう。。。
Nov 19, 2009
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子供が理科が好きに → 子ども刈りかが好きに狩りじゃなくてえがった。
Nov 18, 2009
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欠乏する金属 → 欠乏する勤続そろそろクビな。
Nov 17, 2009
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ライトアンドシャドウ → ライトアンド車道爆笑しますた。中黒をどうするかは字面を見てからと思ったのがあだとなりんすた。
Nov 16, 2009
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有料化以外 → 有料海外まあ、大抵は。
Nov 15, 2009
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そのために本があるんです。 → そのため日本があるんです。うるさいの来そうだな。
Nov 14, 2009
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○○でバイトをしていた子 → ○○でバイトをしてイタコ波瀾万丈。
Nov 13, 2009
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すべてのノートに早く字を書きたいと → すべてのノートには薬事を描きたいと マニアックなアマチュアイラストレーターということでよろしいでしょうか。
Nov 12, 2009
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高校中退率の増大 → 航行中対立の増大こえーのよ、逃げ場ないから。
Nov 11, 2009
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再雇用者も → 再雇用シャモ まだ卵は産めるんです。
Nov 10, 2009
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再雇用者 → サイコ用車 完全防音・スモーク標準装備。 手枷足枷はオプションにて。
Nov 9, 2009
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市の消防局 → 死の消防局笑えないから。
Nov 8, 2009
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べんきせきせん。 そのまま変換すると便器席線。 便宜置籍船(べんぎちせきせん)ですた。
Nov 6, 2009
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○番目のスライドに移りたいと思います → ○番目のスライドに映りたいと思いますピースはやめてな。
Nov 5, 2009
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海運物流分野 → 開運物流分野2流雑誌の広告ページに載っていそうなアレね、アレ。
Nov 4, 2009
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日本研究者の中の → 日本犬厩舎の中の掃除でもしますか。
Nov 3, 2009
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国際交流状況調査 → 国際拘留場狭長さ 国際問題になりかねませんな。。。
Nov 2, 2009
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平坦ではない → 兵たんではない山合いにて交戦中。
Nov 1, 2009
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いやね、何だか最近、SNSにてぶつぶつつぶやいてるんですがね、私、10代の終わりから20代前半にかけて、テレビも映画もろくに見ず、暇な時間は酒飲むか音楽聞くかだったんですわ。聞く音楽はほとんどR&Bでね、毎月雑誌とにらめっこして、3~4枚買ってたんですわ。ただ、だんだんそこまでの情熱はなくなってね、目覚ましに使うのと、あとはたまに聞くぐらいになってたんですわ。ま、それでも聞いてはいたんですよね、うん。ところがね、元夫とつき合ってから、ぱったり聞かなくなったんです。元夫がR&B嫌いだったもんでねぇ。で、うっかり結婚なんかしちゃったもんだから、聞きたくても聞けないわけですよ。ほれ、機嫌悪くなるのが目に見えてたからねぇ。そして今、私が好きなもん聞いて文句言う人はだれもいないんでね、もー引っ越してから聞きまくりなわけ。つっても仕事してない時間と子供らがテレビ見てない時間なわけだけど。まあ、でも10年近く我慢してたもんだから、今、久々の恋愛なみに盛り上がっちゃってるわけですよ。おまけに最近、お気に入りの歌手まで見つけちゃったからもう大変。ほとんどすべての自由時間を割いて、身もだえしてるわけですわ。というわけで、リアルタイムにはここに載せられない誤変換をSNSにため込んでで、とっとと持ってこようと思ってはいるんですがね、おいらには時間が、時間がにゃいのですよ。この熱が多少さめて倦怠期が見え隠れしたら持ってきますんで、そしたらまたおつき合いくださいませね。へばのん。
Oct 29, 2009
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一体手はどうなってるんだろう。。。見てると気持ち悪くなります。
Oct 27, 2009
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ていうか、プレビューでは動画埋め込みできたんだけど、許可されてないタグだそうで。私には解決する気力はにゃぁ。何だこの雲ニュース見に行ったのに、何やってんだ、オレ。つーか、すっごい放置してる間にコメントいただいてたのですね。。。いそじまんさんごめんちゃん。
Oct 27, 2009
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通風がいい → 痛風がいい究極に近いM。
Oct 13, 2009
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