ノマドごっこ 0
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今回のレビューは、このブログでは頻度が少ない部類に入るマウスです。ENDGAME GEAR OP1weは、ワイヤレス/有線両方に対応するゲーミングマウスです。シンプルな見た目からはゲーミング感を感じさせないこのモデル、どんなマウスなのでしょうか。エンドゲームギア ゲーミングマウス Endgame Gear OP1we [光学...楽天で購入 外観無機質で地味なシルエットはゲーミングマウスという性格を見せつけず、そこがいいと思う人もいるでしょうか。ボタン数はこれも一般的で、左右クリックとホイール、サイドに進む/戻るを加えたベーシックな構成です。本体色は白を選ぶとボタン類の黒とのコントラストが生まれますが、本体色黒の場合、全てがマットな黒一色で落ちついています。この本体表面はドライグリップコーティングと称する仕上げで、サラサラとしながらも、持ってみるとグリップ感が高いです。側面にあるEとGを組み合わせたようなロゴもまた、溶け込むようなコントラストです。至って地味なマウスという印象を保とうとしているかのようですね。このOP1we、基本はワイヤレスマウスですが、充電や有線マウスとしての使用ではUSB-Cを使用します。エンドゲームギア ゲーミングマウス Endgame Gear OP1we [光学...楽天で購入 接続USB-Cポート手前の左右には突起があり、付属のケーブル側には溝があります。これによって有線マウスとして使用する場合のコネクタのぐらつき低減を期しているようなので、他のUSB-Cケーブルでは突起が邪魔して挿せないものが多そうです。付属ケーブルはUSB-A to Cで、通信規格的にはUSB2.0のようです。ワイヤレス接続の場合はUSB-Aのドングルを使います(A to C変換アダプタも付属)。充電残量やマウス感度(DPIとかCPIとか呼ばれるもの。底面のmodeスイッチで変更可)の表示には、こっそりと配置されているLEDインジケータ―の色で表現されます。 分解のしやすさOP1we(黒)で唯一コントラストが強いのが底面で、マウスソール(スケーター)は真っ白です。通常であれば隠してしまうネジ位置をむしろ露出させるように貼られているのは、スイッチ交換などの整備性を上げるためでしょう。トラッキングセンサーの周囲にも貼られていますが、こちらは開梱時には貼られていません。付属しているものを自分で貼りました。お好みでということなんでしょう。 使用感私はゲームをしないので、FPSや他のアクションゲームなど、操作感に敏感な領域でのレビューはできません。一般的なパソコンのマウス操作でのレビュー、感想を書いておきます(ちなみに右利きです)。グリップ感はとても良好で、手の平がマウスの後部に軽く触れるくらいに深くつかむと、親指はサイドボタンの真下、薬指と小指は右側面に自然とフィットしました。ボタンの操作感も良好で、さすがはゲーミングマウスといったところ。静音マウスのような抵抗感のある曖昧な押下感ではなく、浅い領域でカチカチと小気味よくクリック音を発しながら操作できます。特にホイールの押下はかなり浅く作られている印象です。ホイールの回転はコクコクとステップ感のある感触。メインとなる左右クリックには8000万回耐久を謳うKailh製光学式スイッチを搭載し、他のボタンにもKailh製を採用しています。ゲーミングマウスだけあって専用ソフトをダウンロード、インストールすると、ボタンの機能設定だけでなく、デバウンスタイムやポーリングレートといった、通常使用では意識しない領域の調整もできるようになっています。 別売アップグレードパーツでカスタムOP1weにはマウススケーターやグリップシールの他に、クリックボタンの内部にあるスイッチ部品そのものも用意されていて、交換することで押下感を変更できます。通常こういったカスタムは、半田を溶かすなどしてスイッチを基板から外し、再び半田づけして・・・といった少々面倒な作業が求められますが(分解改造をすると、基本的に保証対象外になってしまいます)、販路は限られているものの、このスイッチパックを購入すれば、ネジを緩めてケーブルを付け直すだけの親切設計によって比較的簡単に交換できるようになっています。エンドゲームギア ゲーミングマウス Endgame Gear OP1we [光学...楽天で購入クリック感やグリップ感の満足度が高く、カスタイマイズ性も確保されているOP1weは、OP1シリーズのワイヤレス枠という位置付け。他にも3タイプの有線モデルが存在します。静かな環境ではクリック音が気になってしまうと思いますが、静音性を犠牲にしてでも操作性にこだわりたい、しかし派手なデザインは好まないというユーザーにはピッタリのシリーズかもしれません。
2024.09.17
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ロジクールのトラックボールマウスに新製品が加わるようです。価格差は約2倍となる、M575SP(安い方)と、MX ERGO S(高い方)がそれで、どちらも従来品から数年ぶりのアップデート版です。【予約受付中】ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール ERGO M575S...楽天で購入個人的には以前使っていたM570というモデルが今でも自宅にあり、どちらかというとM575SPの方が馴染みのあるデザインです。静音クリック(両モデル)や、USB-type Cを採用(MX ERGO S)したりと、現代的なアップデートがされていて、素材には再プラスチックも一部で使っているそうです。通信部分はBluetoothと、ロジクール独自のLogi Bolt(付属ドングルを使用)を採用しています。こちらはUnifyingからの進化点ですね。【予約受付中】ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール MX ERGO S ...楽天で購入保証期間は1年版と2年版の2種類があり、機能面の差別化は無いようですが、実売価格には違いがありそうです。それぞれ発売日は9月中旬以降を予定しているので、今のうちにじっくり検討してみるのもいいかもしれません。自宅やオフィスでマウスを動かすのが億劫なら、静音タイプのトラックボールマウスは有力な解決策の一つだと思います。カーソル移動を親指の動きだけで実現できるプロダクトデザインは、手首や方への負担が少なくなりそうですしね。
2024.08.30
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キーボードだけでなく、ボールペンや万年筆もあれこれ買ってきた私にとって、時々キーボードも筆記具のような、文具の延長にあるような気がしています。どちらも言語化した思考をアウトプットするために必要なツール、という意味合いです。PCのモデルによってキーボードに違いがあるのは、普段意識しない人でも「まぁ言われてみればそうだね」となることだと思います。しかし暗黙のうちに受容している人が大半というか、より使いやすいキーボードに替えるという考えに至る人は、あまり多くないように見受けられます。特に一体型のノートPCではキーボードパーツの交換は難しいですし、基本的に純正パーツ以外への交換は想定されていないでしょう。外付けキーボードを使う場面が生きるのは、複数のPCを一人が使いこなすような場面でしょうか。デスクトップPCは容易に別のキーボードに替えることができますね。一度でも自分にとって使いやすい、少なくとも従来のキーボードよりもいいと思えるキーボードを体験したら、その上それが外付けだったりワイヤレスで自分の環境に追加できると分かったら、今までよりも更にスムーズに作業ができるのでは・・・と思ってしまいますよね。コスパの問題はあるものの、タイパの方は改善できそうな気がしてきます。ショートカットキーを知っている人が、知らなかった頃の作業に戻ろうとはしないのと似ているかもしれません。さて、キーボードとペンの価格帯は少し違いますが、どちらもピンキリです。ペンは1本あたり数十円のものから、何十万円もする高級ペン(純粋な使い勝手というよりは外装費なんかが大きそう)までありますが、キーボードは底値こそペンより高いものの、上はせいぜい4万円くらいまでで考えれば、たいていのモデルが視野に入ってきます。私の場合、職場ではThinkPadのワイヤレスキーボードで2台のデバイスを操作していますし、自宅ではHHKBをメインに、ARCHISSのキーボードをサブとして使用しています。特に自宅で使っているキーボードは有線・無線で使える上、3台くらいまで接続できるので守備範囲が広いです。外出時にキーボードを使いそうなときは、Apple Magic Keyboardですね。他にもメカニカルキーボードをいくつか持っていますがそちらは趣味性が高く、今は常用していません。 言語化した思考をアウトプットするツールペンも似たような使い分けをしていて、使いやすいものを常用し、趣味性の高いものほど自宅で使いがちになるスタイルです。ペンはできる事それ自体に差はあまりないので、日替わりで持ち出すペンを変えたりもします。どちらも自分の手になじむものを使ってみると、思考からアウトプットまでの過程の引っかかりが減って、いいですね。
2024.08.15
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気が付くと増えている・・・USB充電器でもノートPCを充電できるまでに給電能力が向上して、既に数年。USB Type-Cの普及もあって、USB充電器はとても便利になりました。以前は買ったものに専用の充電器が付属していて、それ以外を使って充電できるのは同じメーカー品や、業界の類似品くらいでした。それが今ではどうか。給電能力さえ満たしていれば、USBポートとケーブルでだいたいのデバイスを充電できる環境が手元にあると思います。スマホ、タブレット、ノートPC、ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリー、デジカメ用バッテリーなどがそうです。私も上にあげたようなデバイスを使っていて、同時に複数を充電・給電したいこともままあります。そうすると必然的に、購入時に付属の小さなものではなく、1台で複数に給電できるマルチなUSB充電器が欲しくなってくるんですね。私の場合はAnker製のものを使っていて、特に常用しているのは1台で3ポートから給電でき、WindowsノートPCも充電できるタイプです。目安は65Wの給電能力が充電器とケーブル双方に備わっていることですね。Ankerも別のメーカーも小型・高出力・複数口のUSB充電器を販売していますが、そのサイズは様々です。ポートが一つしかないNano Ⅱは30Wと控えめなのと、プラグがたためない構造もあってかなり小型。対して3ポートある他の2台は65Wかそれ以上の出力ができますが、細長くて壁のコンセントには使い辛かったり、ずんぐりしていて幅があることで、コンセントが複数並ぶ電源タップでは隣と干渉しないか心配だったりと、それぞれ一長一短な面もあります。そうは言っても、USB-C規格の次がくるまで、この便利からは逃れられそうにありません。特にノートPCを持ち歩く時の負担は劇的に改善されたと思っています。
2024.08.01
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以前から気になっていた、ネット上の評判がなかなか良さそうな折りたたみタイプのキーボード、MOBO Keyboard 2を購入してみました。というのも、愛用のキーボードのひとつにドリンクをこぼしてしまったので、緊急で必要になったからです。そんな経緯で思いがけず使い始めたのが1月の後半。しばらく使ってみたので、いつも通りレビューしてみます。MOBO AM-K2TF83J/BKG Bluetooth(R)キーボード MOBO Keyboard 2 ブラック・グレー楽天で購入 外観MOBO Keyboard 2は三つ折りタイプの折りたたみキーボード。今回購入したのはブラックで、内外装のフレームは黒、キーキャップのみグレーという配色。外装にはアルミを採用しています。付属品にはデバイスのスタンドとしても使えるケースとUSB-C to Aケーブルがあります。キーボード単体の重量は約290g、展開した時の横幅は約29cmで、パンタグラフ式のコンパクトキーボードとしては一般的なサイズ感でしょうか。ケースとキーボードを使う時はこんな感じでセットします キー配列英語(US)配列が多い折りたたみタイプの中で、MOBO2はごく一般的な日本語配列を採用するちょっと珍しいキーボードです。キーピッチは概ね19mmを採用していて、エンターキーに隣接する記号キーはサイズ・ピッチが縮小されているのですが、これはノートPCなどでもよくあるデザインです。個人的にはこのエリアでも19mmピッチを維持してほしいです。打鍵時の違和感もそうですが、小さなキートップに所狭しと印字された日本語配列・英語配列のキーアサインはちょっと見づらいですね。とはいえ印字は慣れれば見なくなりますし、私自身、普段からこのサイズ感で慣れていれば、特に不満を感じることもなかっただろうと思います。サイズはともかく、配置は一般的ですFnキーは多くのキーボード同様Ctrlの右隣に置かれ、省略されたキーを一部のキーとの同時押しでサポートしています。他にもバッテリー残量の他、接続機器の切り換えなどにも使用します。意外なのは左右にFnキーを配置している点で、たいていここには右Altキーを置いたりアプリケーションキーが置かれていると思いますが(MOBO2ではFn + 右Ctrlで入力可)、アプリケーションキーはマウスの右クリックを使う人がほとんどでしょうし、キー単体で置くならFnキーの方が有用との判断でしょうか。充電残量の確認やBluetoothチャンネルなどを示すLEDは上部に集められています。先ほどの批判と矛盾するようですが、MOBO2が優れている点の一つに、折りたたみタイプにありがちな、メインキーに不自然なピッチやサイズ、分断が無いことが挙げられます。折りたたみタイプには折り目に隣接するキーの横幅を変速的にしたり、スペースキーに至っては分断したりなど、一般的なキーボードとは違ったバランスになっているものも少なくありません。中にはそういった制約を逆手にとり、人間工学的な配列を採用したとするものもあります。その点MOBO2は一般的なキーボードの配列を維持できていますね。折り目がキーボード中央にないので、スペースキーも分割されていません。 折りたたみ機構折りたたみの機構は、モバイルキーボードとして可搬性や収納スペースの点でメリットがある反面、打鍵感や耐久性にはデメリットとなりやすい機構だと思います。メンブレンシートの設計にも制約が発生するのか、マニュアルにはキー3つの同時押しで実行するアクションについて、注意書きがありました。開閉動作の中でキーボードの隙間を見てみると、[Z] / [X] と [ . ] / [ / ]キーの下層にフレキケーブルがあり、確かに設計上の制約はあるようです。通常の有線キーボードではこうした内部ケーブルを繰り返し曲げることはなく、消耗するのは接点やキー印字、USBポートくらいのものです。ヒンジのピンはF3 / F10 / 左Alt/ 右Fnの近くにあり、タイピングの癖によっては指先に触れてしまいそうです。特に左Altキーを親指で押すスタイルの人ですね。私自身、Alt + Tabとかよく使うので、気になります。逆の捉え方をすれば、ヒンジの突起を触れれば確実に左Alt、右Fnに指を置けそうです。スペースキーの手前はフラットになっているので、頻繁に使うスペースキーの打鍵感は悪くありません。折りたたみキーボードではフレームの凸形状が打鍵時に気になることもあるので、店頭にせよネットにせよ、選ぶ時には注意したいところです。キー入力自体の耐久性はMOBO2は300万回とされていて(最大なのか、最低なのか分かりませんが)、折りたたみではない、メンブレンシートを採用するキーボードで1000万回を謳うものとは開きがあります。静電容量式やメカニカル、光学や磁気タイプのキーボードでは3000万~1億回の耐久性を誇るキーボード市場にあって、折りたたみキーボードは耐久性にはある程度の割り切りは必要ですね。コンパクトにたためるメリットとのトレードオフです。只でさえ稼働部品の多い構造ですから、ヒンジに無用な負荷を与えないためにも、左右の支持パーツは忘れずに使いましょう。使うことで端のキーを打鍵した時の安定感が違います 打鍵感パンタグラフ式のモバイルキーボードとして、なかなか良好な打鍵感だと思います。キーストローク、打鍵感ともノートPCのそれに近く、優しくタイピングしていれば打鍵音や底打ちの反力はあまり気になりません。キー配列の項で書いた記号キーのサイズやヒンジの突起は少々気になりますが、割り切ってしまえば許容範囲内という印象です。とはいえ、それは折りたたみ式であればこそ。頻繁に使うキーボードとしては不満が残ります。安定した平らな場所に置いて使う分には不満は少ないのですが、折りたたむ煩わしさはありますし、不安定な場所で使おうとすると剛性不足を感じてしまいます。通常のキーボードなら分割されることのない外装や内部の補強板が、折りたたみ構造のために分割されてしまっているので仕方のないことではあります。 その他Bluetoothのペアリング枠は2台あり、この他にUSB-Cポートによる有線接続・充電に対応しています。モバイルで複数台に接続することは少ないと思いますが、充電残量が心許ない時に有線で使えるのは安心感があります。OS最適化は接続時に自動的に行われるようで、キーの印字にその割り当ては見当たりません。とはいえ、接続先のデバイスによっては101キー(ANSI)/109キー(JIS)の指定が必要なケースはあるようです。パッケージに ”やっぱりEnterキーはこの形” とキャッチコピーをつけている通り、かなりJIS配列の使い勝手を意識した配列だと思います。ホームポジションに指を置くと、左手親指はスペースキー中央に、右手親指は変換キーに沿うように設計されています。ただ、無変換キーはフレームの凸形状が近くにあり、親指で打鍵すると気になりますね。普段は堅牢なキーボードを好んで使っていますが、このMOBO Keyboard 2は折りたたみタイプでありながら打鍵感は悪くなく、いい意味で思い込みを覆してくれました。気になる部分もあるものの、緊急用としてはもちろん、滞在先などでもある程度快適に使えるモバイルキーボードだと思います。MOBO AM-K2TF83J/BKG Bluetooth(R)キーボード MOBO Keyboard 2 ブラック・グレー楽天で購入
2024.02.11
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今回はキーボードのストロークと打鍵感について、書いてみました。理想を追い始めると結構好みが分かれると思います。キーボード選びって。 キーストロークキーを指先で押下できる深さのことです。デスクトップPCと組み合わされることの多かった厚みのあるキーボードに多いのが、キーストローク4.0mm程度のメンブレン式キーボードでした。最近は大手PCメーカーもデスクトップに付属するキーボードは低背メンブレン、またはパンタグラフ式キーボードが多い印象ですが、メカニカルキーボードや静電容量式でもこのストローク量が標準的なようです。人間工学的に最適なのか、機械的にいろいろ都合がよくてこのストローク量なのかは知りませんが、まぁデファクトスタンダードと言ってよいようです。メカニカルにせよメンブレン(パンタグラフ)にせよ、以前はキーストロークが深いほど入力判定、つまりアクチュエーションポイントは深いものでした(ストローク量4mmなら、2mm押し込んだら入力されるなど)。今ではゲーマー需要もあってか、機械的なストローク量に比べて極端に浅いアクチュエーションポイントを採用したものも増えてきているようです。静電容量式、光学式、磁気式キーボードの一部はユーザーが調整することも可能で、特定のアクチュエーションポイントに縛られない、より自由度の高い製品もあるようです。中でもラピッドトリガーと呼ばれるものは移動方向の変化を起点に、相対的な移動量で制御しているようですね。ノートPCなどの薄型キーボードに採用例の多いパンタグラフ式(シザー式とも)で多いのが、1~2mm程度のストロークです。これは打鍵感よりも可搬性や本体側の高性能を優先していて、底打ちしないと入力が成立しないものの、結果的にこのアクチュエーションポイントも従来のキーボードより浅いので高速入力が可能ですね。最近ではメカニカルスイッチでもこのストロークを実現する、超低背スイッチが登場しています。 打鍵感打鍵感はキーストロークだけでなくキーボード部品の構成や精度によって印象が変わる指標だと思います。結局のところこの打鍵感が悪いとキーボードの印象はとても悪くなります。指先を動かして操作した印象が主になる打鍵感。人それぞれ指の長さも違えば筋力も違い、爪の長さも違います。細かいことを言えばキーボードを置くテーブルによって反響音も変わってきますし、打鍵音も無音がいいとかカチャカチャ鳴る方が好きとか、いろいろです。ストロークもアクチュエーションポイントもとにかく浅くて、押下圧の弱いものが理想的な気もしますし、押下の最中はリニアなものが良さそうに思えます。しかし個人的には入力に実感を伴う仕様になっている方が結果的に打鍵感も良くなると思っています。つまり何らかのフィードバックがほしいということです。具体的にいうと、底打ちやタクタイルまたはクリック感を通してアクチュエーションポイントへの到達を指先から感じられ、そこまではある程度の抵抗(押下圧)によってメリハリをつけるという感じですね。押下圧が弱すぎたり、アクチュエーションポイントが浅すぎると誤打しやすい印象がありますし、リニア軸は感触自体は良いのですがアクチュエーションポイントに達しても触知できないのでもどかしく感じてしまいます。そんなわけで、個人的には入力の成立を触知できるタイプのタクタイルやパンタグラフ(これらは通常、押下圧のピークを越えると一気にアクチュエーションポイントまで達する)が好みで、キーストロークは環境が許せば4mm近くほしいです。スペックシートで数値化されている項目では良さそうでも、実際に触ってみると打鍵感や打鍵音といった点で期待と違ったりということもあるので、やはり機会があるなら実際に触れて確認してみるのが良いですね。
2024.01.19
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パンタグラフキーボードに見えますが、実はメカニカルキーボードなんです。MISTEL AIRONEは、Cherry社のMX ULP(Ultra low profile)スイッチを採用し最薄部5.08mmを実現したという、台湾メーカーのMISTEL発のメカニカルキーボード。AIRONE(英語配列)↑外部リンク今回は国内発売の開始に合わせて、アーキサイトさんの公式ショップからタクタイル版を購入。私自身久しぶりのメカニカルキーボードとして選んだこのキーボードをレビューしてみます。MISTEL|ミステル AIRONE(エアワン)英語US配列 シルバー/タクタイ...楽天で購入 外観シルバーのアルミフレームに英語配列を基本としたレイアウトを採用。キー数68のいわゆる65%キーボードに分類されるタイプですね。底板は樹脂製で、軽量さにも配慮した素材の使い分けをしています。カラーは私の購入したシルバーの他、ブラックがあります。キースイッチはタクタイルとクリッキーから。というかこのULPスイッチ自体、まだこの2種類しか完成していないようですね。リニア版も登場すればゲーマー界隈からの注目も高まりそうです。チルトスタンドはありませんが筐体に傾斜をつけてあり、一見するとスタイリッシュなパンタグラフキーボードです。ベゼルが細いのでパームレストいらずですね。USBポートはtype-C×2(排他利用)。接続する端末との位置や距離に応じてどちらかを使えるようになっており、付属品にはUSB-C to Cのショートケーブルと、A to Cのロングケーブル、収納ポーチがあります。USB-A to CのA側は4端子なので、USB2.0かと思われます。底面に修飾キーの配列を小変更できるDIPスイッチを搭載しているのは、メカニカルキーボードでよくある仕様ですね。ちなみにゴム脚は6か所にあって、打鍵時にキーボード全体がたわむような印象はありませんでした。ここまで画像を見てきて、これがパンタグラフキーボードだと思ってしまっている方はいませんか…?これ、メカニカルキーボードですからね。薄いよね。 キー配列と打鍵感英語配列を採用しているので日本語配列よりもキー数が少なく、長いスペースキーを持っています。AIRONEのキー配列はエンターキーの右側に1列キーが並んでいて、横幅はその分やや広めですね。やはり英語配列は合理的だと感じますおかげでコンパクトな配列ながらカーソルキーの独立は保たれています(I/J/K/Lでも代用可)。修飾キーや記号キーなどのスリム化がされていなくて好印象ですが、この英語配列は外装とのバランスがほぼ完成していて、余白はほぼありません。キー数の増える日本語配列が予定されているかは不明です。5段配列なのでF1~12キーは独立しておらず、最上段のキーと統合されています。コンパクトキーボードあるあるな仕様ですね。打鍵感の方は、ストローク1.8mmのタクタイルフィールということで、何も言われなければパンタグラフ式と錯覚してしまいそうです。タクタイルのポイントまでのプリトラベル(空走距離)もほぼ無いような感じですから、余計にパンタグラフっぽさが強いです。しかし文章を入力していくと、パンタグラフやメンブレン式で感じられるものとは違った明確な節度感があることに気づきました。最近のパンタグラフ式と比べるとピーク荷重は重めの65gですが、内部に使われている吸音フォームが効果的なのか、残響や底打ちの反発力といったマイナスの印象はほとんど感じません(気になったらデスクマットの使用も考えてみようかな)。撫で打ちに適する低荷重・超低ストロークとは違って、薄型でも打鍵のフィードバックには確かなものをを求めるユーザーに向いていると思います。私の選ばなかったクリッキーの方は、音が更に加わるのかな。通常、メカニカルスイッチはコイルスプリングなどからくるバネっぽさがあり、メンブレンやパンタグラフではラバードームのゴムっぽさが打鍵感に混じります。ストロークの深いものは摩擦感も加わりますが、MISTEL AIRONEのULPスイッチは他のスイッチにはない"引きバネ"が使われていて(バックリングスプリング式の時代まで遡っても他の採用例はほとんどないのでは…?)、いわゆるプリテンショナーのように働くことでパーツどうしの遊びを吸収しているのかもしれません。このスイッチについてはCherryMXの紹介ページや動画を見るとイメージしやすいでしょう。打鍵感はスイッチだけでなく筐体やキーキャップなどを総合した結果得られるものだと思いますが、上に書いたような特徴から、MISTEL AIRONEのそれは、ぶれ(遊び)の少ない、ほんの少し硬質な打鍵感といった印象です。短いストロークの中でタクタイルのフィーリングが入るので、リニア軸を好むユーザーには向かないでしょうし、一般用途のキーボードとしては高価な印象は否めません。 その他到着したものはファームウェアバージョンがV1.0.09でした。MISTELのページに行くとV1.0.10がリリースされていて、私も適用しています。付属ケーブル以外での使用に関して。例えばLightning to USBケーブルなどのOTGケーブルでも使用はできましたが、iPhoneとの接続ではイルミネーションLEDを煌々と点灯させていると消費電力の関係かすぐに接続が中断されてしまいました。LEDの設定はPCなど電力が安定供給されるデバイスに接続している時が良さそうです。LEDオフや同時点灯数の少ない設定ならiPhone(Lightning)でも使えています。底面のDIPスイッチの他、初期レイヤー以外の3レイヤーにマクロ設定ができ、LED発光パターンも変更可能でとてもワクワクさせられますが、実際に設定を始めてみるとキーボード単体でのカスタマイズとなり、視覚的に現在どんな設定になっているのかは分かりにくいですね。オフラインで全て設定できるという点はメリットでしょうか。ちなみにLEDの照度も調整できますが、CapsLockオンで点灯するLEDの照度は固定のようです(イルミネーションLEDではないから?)。一般的にメカニカルキーボードはキーキャップを外して清掃やカスタマイズできますが、AIRONEのマニュアルにはキーキャップを外さないよう注意書きがあります。Cherry MX ULPスイッチを採用した極薄メカニカルキーボードのMISTEL AIRONE。メンブレンやパンタグラフのソフトな打鍵感と、一般的なメカニカルの中間に位置する、“刺さるユーザーには刺さる”キーボードだと思います。安いキーボードではありませんが、ぜひ試してほしいと思う1台です。
2024.01.01
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ドライバーやピンセットを持っていると、機器のちょっとした不具合は自分で解決するって方もいると思います。私もちょっとしたことなら自分でしますけど、これまでよくあった失敗には、小さな部品を床に落としてしまったり、最悪見つからないなんてこともありました。作業用マットという商品の中には、細かな部品を置いておけるポケット部分を設けてあるものがあります。これをデスクに敷いてあげれば、部品の紛失や落下の防止に役立つかもしれませんね。作業マット グレー 500℃耐熱性 シリコン製 滑り止め 精密機器 分解 修理 作業スペース ネジ置き 断熱マット[定形外郵便、送料無料、代引不可]楽天で購入作業マット 卓上作業マット シリコンマット 45cm*30cm 500℃高温熱風に耐える 無毒 断熱パッド 作業マット 耐熱 マグネット付 滑り止めデスク楽天で購入
2023.12.20
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今回はキーボードの雑学ということで、意外と知らない人もいる、でも知っていればもっとキーボードを使いこなせる!かもしれない・・・というTipsをご紹介します。中身は文字入力と印字の関係と、Fnキーでのコンビ入力です。そんなことか・・・と思った方はもっと中身の濃いブログにジャンプしましょう! キートップの印字まずはローマ字/かな入力に関して。これは日本語配列キーボード、というか非英語圏のキーボードにおける特有のものと言った方が正確かもしれません。英語配列キーボードなら文字入力用のキーは最大2文字がキートップに印字されています。対して日本語キーボードは最大4文字が印字されている・・・でもキーを打っても4文字も打てない・・・知っている人にとっては当たり前のことではあるものの、分かるのは半分だけという人もいるかと思います。左半分:英数字モードで入力できる文字キートップ左側に印字されている文字は、基本的にアルファベット、日本でいう英数字モードで入力できる文字です。キーの左下にある文字はそのままキーを打てば入力でき、左上にある文字はShiftキーと同時押しで入力できます。実際の入力では少し先にShiftキーを押したままにし、続けて文字キーを打つと自然かと思います。実際にキーを見てみるとアルファベットは大文字しか印字されていないと思います。その大文字はキーの左上に印字されている場合が多いと思いますが、つまりShiftキーと同時押しで入力できるということですね。(デザインに凝ったキーボードは独特な配置をしているものもあります)小文字が打てなくなった!大文字が小文字になっちゃう!という時はAキーの隣、CapsLockが有効になっているかもしれません。その場合は一つ下にあるShiftキーとCapsLockキーを同時に押して解除しましょう。右半分:かな入力モードで入力できる文字右半分に印字されている文字は、日本語入力の時にかな入力モードを使うと入力できる文字のセットです。タスクバーにあるIMEメニューから有効/無効を切り替えることができます。キーの右上が空白になっているものは、Shiftキーと同時押ししても何も入力されません。日本語配列のキーボードを見てみると、アルファベットキー以外の数字や記号キーに3または4文字が割り当てられていますね。かな入力モードを使う人は全体的に少数派(スマホは除く)だと思っているのですが、このQWERTY配列キーボードでローマ字入力と共存して現在も残っています。私の場合、ローマ字を学ぶ前に親戚が持っていたワープロを触らせてもらった時、ひらがなをキーボードから探しながら打って遊んだ覚えがあります。使った記憶はそれくらいで、ローマ字を学んだあとはずっとローマ字入力です。ひらがな、カタカナ、漢字、英数字、記号を使うのが日本語ですが、キーボードにおいて覚えるべき配置のうち、ひらがな(カタカナ)50音を省けるのは参入障壁を大きく下げるとともに、キーボード配列が変わっても入力モードさえあれば使えます。日本語配列以外でもかな入力モードは使えるようですが、キー数が少なくなるので若干配置が換わるようです。覚え直すのも面倒ですよね。冷静に考えるとこれはローマ字をマスターしていることが前提ですが、ローマ字入力の方が一文字あたりに打つキー数が多いので、効率面ではかな入力の方が速いような気もします。対するローマ字入力は50音分のキー配置を覚える必要がありません。マスターできれば高速化できるのがかな入力で、キーボードの配列を問わず入力できるのがローマ字入力といったところでしょうか。 FnキーFnキーの存在もまた、使い方を覚えておいたほうが得です。たいていノートPCのキーボードの中で左下の隅に配置されているもので、単体ではなにも入力できませんが、他のキーと一緒に使うことで効果を発揮します。キーボードを使いこなすための引き出し的な存在ですね。こちらのキーボードでは、Fnを押しながら最上段のキーを押すと左から順にFnLock、F1~F4として機能します。よく見ると印字色が同じになっていて、他の印字とは差別化されていますね。このFnキーで呼び出せる機能はキーボードによって若干違いますが、上の例のように一見分かりにくい形で関連を暗示してくれています。他の暗示の仕方には、もっと分かりやすい印字色にしているものもあれば、キーキャップ側面に印字してある場合もあります。私の持っているキーボードにはないものの、NumLock機能を呼び出し、キーボードの一部をテンキーパッドにできるキーボードも存在します。でもなんとなく最近あまり見かけなくなてきたような・・・?キーボードはショートカットキーも含めて奥が深いですね。私もまだまだ知らないことは多いですが・・・知っていればいるだけ役立つと思いますよ!
2023.11.29
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キーボード選びは楽しいけど沼る・・・古くはタイプライターの時代から、人類はキーを押下して文字を起こすという作業を続けています。インクリボンを使ってダイレクトに紙に印字するタイプライター、モニタに映しながらデータとして作成していくPCやスマホ。今ではモニタとタッチパネルでソフトウェアキーボードも普及しています。そのままキーの一つ一つを再現したものや、スマホなどでフリック入力するテンキータイプもあります。テンキーと言えば、スマートフォンの前(ガラケー)では物理キーばかりでしたね。今回は、自身が使ってきた中から手持ちの写真や現物が残っているキーボードを集めてみました。数値入力用のテンキーパッドも使っていますが、今回は挙げていません。結構な数になったので個々の掘り下げは深くありませんが(といいつつ気が向いたらこっそり追記するつもり)、それぞれ違いがあって開発者によるこだわりや取捨選択が垣間見えます。年代は購入時期です。①マウスコンピュータのノートPC 15inch 日本語配列 2000年代たしかフルキーボードでしたが画像で残っているのは主要キーのエリアだけでした。本来はホットキーやテンキーも右側にあります。記号キーや修飾キーに幅の細いものが少しありますが、使い辛かった記憶はありません。ですがモニタとホームポジションのずれは感じていましたね。②Apple Macbook Air 11inch 日本語配列 2010年代自身にとって初のMac、バックライト付きのキートップに感動した記憶が蘇ります。キーピッチ、サイズ、打鍵感にほとんど不満のないパンタグラフキーボードでした。Aの隣にCtrlがあるのはいいですよ。このデザインを模したキーボードは基本的に使いやすいと思います。たしかこのモデルの数年後にバタフライキーボードと銘打って極薄のキーボードが投入され、ファンクションキーをタッチパネル化したTouch barも加わりましたが、廃止されたようです。③サンワサプライ 英語配列 Bluetooth 2010年代これはモバイル用の、折りたたみ式。別メーカー製のよく似たものも見かけるのでOEMでしょうか。英語配列はこれが初めてでした。やや硬めの打鍵感が不満でしたが、持ち運べるそれなりのキーボードということで重宝していました。チャタリングの発生で引退しましたが、通常のキーボードと比べ中央が開き気味で角度が付いており、いくらか楽な姿勢でタイプできた記憶。④HHKB 英語配列 有線/Bluetooth 2020年代初HHKB。英語配列のスッキリとしたキー配列に憧れ購入。実用上もとても使いやすくて、自宅での主力キーボードの一つです。静音タイプのストストと落ち着いた打鍵音が心地良く、キーキャップはシリンドリカルステップスカルプチャを実現していますし、キーストロークも深く、静電容量無接点方式の上質な打鍵感は本当に良いです。しかしこのてのキーボードにはパームレストが必要だと思います。⑤HHKB 英語配列 有線 2020年代似たようなキーボードを買い始め、この辺から沼にハマった自覚があります。これも静電容量無接点方式ですが、静音タイプではないので打鍵音は比較的大きく、スチャスチャといったところ。上の静音モデルもそうですが、中にはラバードームが使われていて、接点構造以外はメンブレン式に共通する部分があります。⑥ARCHISS 英語配列 有線 2020年代パンタグラフ、静電容量無接点ときて、メカニカルに手を出さないなんてあり得ない!ということで選んだCherry MX茶軸の英語配列。中には鉄板も入っていて剛性感も高く、茶軸のタクタイル感も底打ちせずすらすら打鍵できて良き。カーソルキーを素直なサイズで配置しているのも好印象です。これもシリンドリカルステップスカルプチャですが、HHKBと比べるとスカルプチャはやや緩い印象です。⑦VORTEX GEAR 英語配列 有線 2020年代やっぱり赤軸も気になるよね?ということで、こちらはCherry MX Lowprofile赤軸。レトロなダブルショットキーキャップは悪くありませんでしたが、個人的にはアクチュエーションポイントが不明瞭で、結局底打ちしてしまいがちでした。キーキャップ表面は椀型に窪んでいて良いのですが、全体がフラットな構造になっていて(非ステップ構造)、奥側のキーはちょっと届きにくかったです。LEDやマクロ登録などもできて面白い1台でした。⑧Apple 英語配列 有線/Bluetooth 2020年代Magic keyboard単体です。厚みのある自宅用キーボードの欲が落ち着いたので、モバイルでしっかりした打鍵感を求めた結果のチョイス。日本語配列だとAの隣にCtrlがくるのに、英語配列ではCaps Lockなのがなんだかね。でも打鍵感は期待通り良好で、キーピッチ・サイズともに良いキーボードです。⑨メーカー不詳 英語配列 Bluetooth 2020年代遊び心で購入したモバイル向けで、本のように折りたたむのではなく、通帳のように折りたたむタイプ。3台まで登録でき、OS最適化もできますが、かなり小型で記号キーの配置やサイズにやや無理をしている印象を受ける1台です。デバイス用のスタンドが内蔵されているのは良いですね。⑩ARCHISS 日本語配列 有線/Bluetooth 2020年代こちらもワイヤレスですが、有線もBluetoothも可能でマルチな1台。OS最適化もでき、結果としてキー印字は賑やかになっていますが、キーピッチ・サイズは良好で結構おススメ。FnとCtrlの位置は賛否あるでしょうね。⑪Microsoft 日本語配列 2020年代ノートPC(Surface GO系)のキーボード。エンターキー周りが微妙に窮屈な1台です。ですがスペースキーが日本語配列としては大きめで、両端の英/かなキーは悪くありません。個人的には継続してほしい試みですね。キーストロークは浅めですが、底打ちはソフトで静かに打鍵できます。⑫ThinkPad (Lenovo) 日本語配列 Bluetooth/2.4GHz 2020年代ワイヤレスキーボード。個人利用なら英語配列一択なのですが、仕事となると日本語配列がやはり無難ですね。しかしさすがThinkPadの系譜。打鍵感も良いですし、キートップの形状やピッチも良いです。Fnキーは左下ですが、Ctrlキーが大きめなのでそこまで使いにくくもない。むしろカーソルキー付近のPgUp/Dnキーの方が誤打しやすいです。今回の趣旨からは外れますが、トラックポイントシステムは素晴らしいですね。個人的にはHHKBに並ぶ良デザインです。使いこなせればマウスの設置スペースを省けますし、持ち替える手間もなくなります。まぁ、実際はマウスを完全に駆逐するには至っていませんけれども。⑬MISTEL 英語配列 有線 2020年代久しぶりに購入したメカニカルキーボード。比較的新しい、Cherry MX ULPスイッチという超低背のメカニカルスイッチを採用しています。スイッチの構造上、キーサイズはパンタグラフのように自由が利かないのか、正方形のキーが最も小さいキーサイズ。このおかげか一見無理のないキー配列になっているものの、F1~12キーを単独で搭載しないことに加えレイヤー機能、マクロ機能、LED設定が可能なため、FNキーの他にPNキーというちょっと珍しいキーが搭載されています。右端の列は修飾キーなどがデザイン上の空白を埋めるように配置されていて、人によってはエンターキーの右側に別のキーが並んでいるのは好みが分かれそうです。手に持った感じはApple Magic Keyboardのような薄型キーボードなのですが、打鍵してみると節度感の高さはパンタグラフのそれを超えるものがあります。⑭MOBO 日本語配列 有線/Bluetooth 2020年代久しぶりに購入した、折りたたみ式のパンタグラフ式。二つ折りではなく三つ折りタイプで、ヒンジが2つあります。PCの日本語配列に準じた配列なのですが、やはり一部キーのサイズが細くされているのは自分が慣れている運指の距離感と差があって、違和感があります。モバイル用としては有線/無線で利用でき、OSを気にせず使えるので優秀な印象です。⑮ ガラケー テンキー配列 2000年代懐かしのガラケー、のテンキー。当時はみんなカチカチ押していました。スマホの入力に慣れてしまうと、意外と押し疲れるのがこの物理テンキーです。各社とも基本的な配列は同じですが、キー形状やマルチメディアキーはモデルごとの特色があり楽しかったですね。中には一部エリアにトラックパッドを内蔵しているモデルもありました。⑯ Apple iPhone テンキー配列(日本語) 2020年代ここからはソフトウェアキーボードです。フリック入力にはテンキーデザインが踏襲されていますね。⑰ Apple iPhone QWERTY配列(日本語) 2020年代個人的にはこのQWERTYが使いやすいです。⑱ Apple iPhone 注音符号配列(台湾華語) 2020年代馴染みのない日本人がほとんどだと思いますが、台湾華語用のキーボードです。台湾の人とチャットする時に使っています。多くの人には意味不明な記号が並んでいると思いますが、日本語でいう平仮名のような役割をする、注音符号という文字体系です。中国ではピンインと呼ばれる英字を使った文字体系なので、中国人の方でも分かる人は少数派でしょうか?⑲ Microsoft スクリーンキーボード(日本語配列) 2020年代Windows11のソフトウェアキーボードです。使っていませんが参考として。しっかしエンターキー大きいですね。現代はノートPCに代表されるパンタグラフキーボードを触れる時間が非常に多いと思います。スマホも時間としては多いですが、入力量はPCが圧倒的に多いという方が多いのではないでしょうか。自分に合ったキーボードにまだ出会えていない方もいると思います。⌨おススメの選び方私自身の経験から言わせてもらうと、まずキーストロークは浅すぎるよりもちょっと深いくらいの方が良いと思います。しかし筐体が厚くなりがちなので、手首の疲労や設置スペースも考えつつ選んでください。キー配列は多くの場合、国内なら日本語配列を選ぶ方が無難です。私の本心は英語配列が最高!なのですが、みんながみんなそうではありません。FnとCtrlの位置には注意してください。ここが違うだけで使い勝手にかなり違いを感じると思います。CtrlをFnよりも大きめに設計してあると、位置問題はある程度軽減されます。キーピッチは18~19mm、文字キーと記号キーのサイズが同じものが打鍵しやすいと思います。筐体は脚を起こさなくてもそれ自体が傾斜しているものが良いです。手前から奥まで同じ高さでは、手が疲れやすいです。手前は低く、奥はやや高いくらいのバランスが奥側のキーに指が届きやすいです。打鍵感は個人差が大きいと思いますが、たいていは軽くソフトなものが良いのではないでしょうか。硬かったり重いものは、ついつい力が入ってしまう人向けだと思います。耐久性を求めるなら静電容量無接点かメカニカル、まだまだ数は少ないであろう光学式もよさそうですが、基本的に厚めの筐体ばかりです。量販店からネットショップまで、そして趣味性が高じると自作界隈すらも存在するキーボード市場。自分に合ったものを見つけて、生産性やQOLの向上に役立てましょう!
2023.11.20
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最近購入したThinkPad TrackPoint KeyboardⅡ。購入前には旧モデルや有線モデルをチェックしましたが、どうやら発売時期のThinkPadノートに採用されているキーボードパーツをベースにしているようです。ちょうど手元に今回購入したモデルと、前世代的な特徴を残している有線モデルがあるので比べてみます。⌨ 有線モデル(0B47208 2013年発売)⌨ 無線モデル(4Y40X49522 2020年発売)今回購入したやつ全体的にフラット化が進んでいますねこの2台を比べてみると、キーストロークは有線モデルが採用している世代のキーボードの方が深く感じられ、クリックボタンの起伏も明確。親指に伝わる感触でどのボタンかだいたい分かります。無線モデルが採用している、より最近の世代のキーボードでは、上に書いたような特徴はあまり明確とは言えません。クリックボタンはフラットで、中クリックのドットも指先で微かに分かる程度の凹凸になっています。キーストロークもほんの少し浅くなったようです。しかしキーボード手前(十分な広さとは言えないもののパームレストに相当)の起伏も全体的に抑えられていて運指がし易く、パーツが1枚板になっている効果もあるのか、キーボード全体の剛性感は上がっているように感じます。内部パーツに工夫が凝らされているのかもしれません。よく見るとクリックボタンの幅は旧世代よりも広く確保されていて、Altキーあたりまで伸びています。具体的にどのモデルがベースなのかは分かりませんが、両者それぞれにベースとなったノートPCがあるのでしょう、バスタブ的構造とでも言うべきか、キーはパームレストやフレーム面より一段低く配置されています。ノートPCはたたんだ時にモニタとキーが触れないように設計するでしょうから、薄型化の弊害でどうしてもキーストロークは減ってしまうのでしょう。反面、パームレストエリアとキー下死点の高低差は抑えられるためか、運指がしやすくなるように思います。こいった特徴が外付けキーボードにも共通しています。上は簡単なノートPCの断面図。モニタ以外の主要パーツを格納する本体側は、キーボードや他の部品で常にスペースを取り合っています。打鍵感だけを考えればある程度のキーストロークはほしいですが、快適な打鍵感と薄型の筐体を高いレベルで両立するのは難しいのでしょうね。排熱の問題もありますし、開発では苦労するところの一つでしょう。このタイプ(パンタグラフ)は一時期、非常に浅いストロークのものも他社で登場しましたが、今ではある程度のストロークと疲れにくい打鍵感が求められているように感じます。有線モデルもいつかはモデルチェンジをし、その時はUSB-Cポートの採用など進化をすると期待していますが、打鍵感やクリックボタンの起伏は使い勝手重視で開発してほしいところです。
2023.11.20
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今回はワイヤレスキーボードのレビューです。旧IBMの、今となってはLenovoのブランドへお引越しして久しいThinkPad。キーボードの赤ポチことポインスティックが特徴的で、且つ7段のキー配列もアイデンティティの一つでした(私自身はあまり触れたことがありません)。Lenovo傘下となってから、というか世のラップトップが薄型化していくのに合わせて、といった方が正確か。ThinkPadキーボードのデザインも薄型化してきていますね。そんなThinkPadのキーボード、ワイヤレスキーボードとして販売されているモデルがあります。それが今回レビューするTrackPoint KeyboardⅡ(日本語配列モデル 4Y40X49522)です。Lenovo ThinkPad キーボード 4Y40X49522楽天で購入 外観カラーはブラックのみ。使われている素材は特に高級感は無く、シルク印字のキープリントも事務用品といった趣。アイソレーションタイプのキーボードは、ラップトップからそのままトリミングしてきたような印象です。FnLockやCapsLockはキートップのLEDが点灯するので視認できます。有線モデル(0B47208)は未だにこのLEDがなかったり、microUSBポート採用であったりと前時代感があるので、本機の方がインフォメーションが豊富で現代的です。ちなみにThinkPadの「 i 」ドットは光りません。ESCキー近くにあるLenovoロゴはとても控えめな配色。スイッチ類はDeleteキー付近の側面に集約されていて、電源スイッチ、ドングル/Bluetooth切替スイッチ、OS切替スイッチが用意されています。画像ではボケていますが、OS切替スイッチの奥には充電専用のUSB-Cポートがあり、隣には2.4GHz帯接続用のドングル(USB-A)が格納されています。マウスの3ボタン相当の機能を盛り込んだクリックボタンはSpaceキー手前に配置。このあたりはなだらかに傾斜しているものの、パームレストを途中で切り落としたような中途半端な感じになっていますね。背面には畳まれた脚が用意されています。 キー配列私は英語配列の支持者ですが、今回は日本語配列を選びました。ここは仕事の環境を考えての妥協点です。メインとなるキーに不自然なシュリンクはなく基本的な部分は良好と言ってよいと思います。右手用のAlt/PrtScだけは小さめですね。ただ、配置的にFn/Ctrl/PrtSc/PgUp/PgDnなどは馴染めないと感じる方もいると思います。独立キーとしてHome/End/Insert/PrtScが残されているのはThinkPadキーボードとしての矜持でしょうか。Spaceキーは日本語配列らしく小さめで、左側にやや寄せてあります。IBM時代の7段配列と比べると、アイソレーション化やクリックボタンのフラット化など、ずいぶん変わってしまっていますね。特にクリックボタンはフラットになっていることで指先に感じられる周囲との差が少なく、使い始めたばかりの私は誤打が多かったです。カーソルキーについてもとっさに押すとPgDnを押してしまうことがままあります。Ctrlキーの位置もあまり好きではありませんが、Fnキーよりも若干大き目なので思ったほど誤打にはならなそう。私としてはCtrl2CapをインストールしてCapsLockキーをCtrlキー化しているので、この配置にはあまり不満はないというか、関心の外にあります。また、Fn+ESCでFnLockのON/OFFが切替でき、最上段のキーをマルチメディアキーと通常のF1~12のどちらかに固定できます。 打鍵感薄型のアイソレーション(パンタグラフ)ですが、頻繁に使うキーのピッチに窮屈な感じはなく(約19mm)、キーストロークは約1.8mmとある程度の深さが確保されていて好印象。浅いことは浅いのですが、押下した感覚が得られます。タクタイルな感触のあとは一気に下死点にソフトランディングする印象で、底打ちの打感はソフト。薄型キーボードとしては長時間の打鍵でも疲れにくい部類になるのではないでしょうか。打鍵音は静音設計とは感じませんが、うるさいとも感じません。私は割と静かに打鍵するタイプなので、よほどカチャカチャ鳴らない限り気にならない質です。キー表面はSpaceキーなどを除いて形状がやや窪んでいるので、指先をミートしやすいですね。メカニカルキーボードなどのキーキャップのような深いシリンドリカル形状ではありませんが、フラット形状よりも良いと思います。Spaceキーと両脇の無変換・変換キーは表面形状がやや膨らんでいてデスクトップPCのキーボードのよう。アプリケーションキーの代わりにPrtScキーをねじ込むように配置しているのは、きっとこだわりなのでしょう。多くのキートップ形状は下端が少しだけ湾曲していて、単純な正方形でない点もIBM時代からの継承を感じます。カーソル [↑] キーの真横にあるPgUp/PgDnキーの誤打は今のところ多いです。一応カーソルキーとは形状が少しだけ変えてありますし、[↓] キーにはF/Jキーのようなポジションマークがあるのですが、小指で操作しようとすると誤打しやすいですね。不本意ながらホームポジションから右手をずらして、人差し指、中指、薬指をカーソルキーにあてがうスタイルが一番誤打が少ないです。Fn+I/J/K/Lでカーソル操作できるキーボードが羨ましくなります。 ポインティングスティックとクリックボタンこのキーボードがThinkPadキーボードたる所以、それがこのポインティングスティックとクリックボタンでしょう。ホームポジションから手を放すことなくマウス操作ができる・・・これがあればマウス要らず・・・まぁ確かにそうなのですが、慣れるまではむしろマウスが恋しくなるのではないでしょうか。ひとたび慣れてしまえば、ホームポジションと同軸に3ボタンマウス相当のデバイスが組み込まれたThinkPadキーボードはとても快適です。手をホームポジションから離すのが手間に感じてしまうようになり、よほどマウスの操作性が有利な場面以外はトラックポイントシステムで済ませたくなります。ショートカットキーを駆使する人ほど強く感じるのではないでしょうか。もともとテンキーレスキーボードですし、マウスを置かない分、デスク上もスッキリします。対極にあるのはテンキー付フルキーボードとマウスの組み合わせでしょうか。ポインティングスティック先端は凹凸のある赤いキャップがあり、指先へのかかりは良好です。G/B/Hキーをタイプする時に邪魔になることもありませんが、その分低く設計されており、倒す感覚と水平に力、というか圧を加える感覚は、水平加圧の感覚が支配的。ここは好みが分かれると思います。スペアの型番は0A33908です。スティックの感度調整をするにはドライバのインストールが必要で、中央クリックボタンを押しながらスクロール操作はできるものの、このドライバで設定をしない限り横スクロールはできず縦スクロールのみのようです。ちなみにこのドライバソフトでF12キーに任意の機能をある程度割り当てることもできます。上の方でもふれましたが、クリックボタンの起伏の少なさは誤打というか指が彷徨ってしまう原因の一つのように思えます。ネットでIBM時代のキーボードを見ると分かりますが、当時のクリックボタンは明確に起伏があり、分かりやすそうですね。Lenovo傘下となってから、徐々に簡素化されているのでしょうか。これも慣れてくれば解決されそうではありますが、ボタン表面に厚みのあるシールなどを貼って分かりやすくするという手段もありますね。クリックボタンは垂直に押下する他のキーと違い、左右クリックは手前、中央クリックは奥側に倒れるように押下される構造になっているようで、左右クリックボタンは親指の第一関節側、中央クリックボタンは親指の先で押すようにしてみると、押しやすい上に誤打もホームポジションの乱れも減らせることが分かってきました。有線モデルではまだクリックボタンの起伏がある程度残っていますし、価格も比較的手ごろなのでワイヤレス不要ならこちらを選んでも良いですね。コネクタは表裏の存在するmicroUSBで、キーボードとしての剛性感はやや劣る感があるものの、キーストロークは有線モデルの方が深くてこちらも悪くありません。有線モデル(0B47208)のクリックボタンは感触で判断しやすいLenovo ThinkPad キーボード 0B47208楽天で購入 その他このキーボード、USB-Cポートはあるものの、充電専用であり有線キーボードとしては使えません。付属ドングルを使った専用の2.4GHz帯接続またはBluetooth接続の2台までとなっています。側面のスライドスイッチによる接続切替は2台のデバイス間で可能ですが、ショートカットキーで切り替えられるタイプと違ってあまり頻繁な切り替えには向かない手順だと感じました。Fn+1/2/3とか、そんなショートカットが良かったと思います。有線接続が不可なのも残念ですね。全部盛りモデルは敢えてやらないのでしょうか。誤打しやすいと下げた、カーソルキー周りのPgUp/Dn。ブラウジングではCtrlと組み合わせてタブ切替、カーソルキーの左右はAltと組み合わせて進む/戻る の操作ができ意外と高い操作性を発揮します。用途によっては一般的なマウスやトラックボールが適しているケースもあると思いますが、ポインティングスティックとクリックボタンをキーボードに統合しているThinkPadキーボードを導入すれば、デバイス数の削減、デスク上の省スペース化、手の負荷軽減といった効果が期待できるのではと思います。趣味性は薄く、実用品として購入するキーボードであってマルチデバイスでの利用を考えると痒いところも残るキーボードですが、それでもブラックの筐体に鎮座する赤いポインティングスティック、ThinkPadのロゴ、打鍵感にはブランドとしての魅力を感じてしまいます。Lenovoさんにはこれからも大切にしていただきたいブランドですね。Lenovo ThinkPad キーボード 4Y40X49522楽天で購入
2023.11.15
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ここ数日というもの、PCのキーボードに対して改めて興味が湧いてきています。オーディオの前はこのキーボード沼にハマっていて、高価なモノではHHKB Professional HYBRID Type-Sから、安価(比較的)なモノではBluetoothの折りたたみタイプまで試していました。個人的に神キーボードだと思える。HHKB Professional HYBRID Type-SAppleのも結構好きです今でも至高のモデルはHHKB Professional HYBRID Type-S(US配列)だと思っているものの、ここは日本。やはり日本語配列の一般的なキーボードへの慣れは必要だったりします。日本語配列とUS配列のキー配置が違うのは、キーボードを吟味したことがある人には周知の事実だと思います。キーが多く、記号キーの配列がUS配列と違い、キートップの印字が多い。これがUS配列を基準にしてみた場合に思う日本語配列の特長です。これに加えて、ノートPCでは記号キーや修飾キーのサイズが小さくなっていたりということも良くあります。なので好みはともかく、目の前にあるキーボードに渋々ながら慣れている人も多いでしょう。そんな人にこそHHKBを薦めたいのですが、またそれは別のお話。私の場合、仕事では母艦的なデスクトップPC+モバイルノートという感じで最大2台が目の前にあります。デスクトップPCは私だけが使うわけでもなく、正直あまり使いやすいキー配列でもなければ、打鍵感も好みではありません。しかしノートPCよりもハイスペックなので使わないわけにもいかない。いっそのこと全てHHKBで揃えたい・・・両方のキーボードに手を伸ばすのも面倒だな~と以前から思っていて、ここ半年ほどは接続端末の切替ができるテンキーレスのキーボードを試してきました。これはキー配列の微妙な違いを解消できますし省スペースで、そこそこ有用です。しかしまた別の粗が見えてくるもので、最近はマウス操作で手が一瞬離れることも億劫になってきました。端末、というかモニタが複数あってキーボードの位置と視線の先が一致しないのも原因だと思いますが、ホームポジションが乱れがちなのです。加えてマウスに手を伸ばしたあと、 [ J ] キーに人差し指が戻りにくい。一瞬で戻れればいいのですが。そんな中、今自分の中でひと際輝いて見えるのが、ThinkPadのトラックポインタ付キーボードと、FMVのモバイルキーボード。どちらも端末切替ができ、マウスの代わりにポインタまたはパッドが付いているモデルです。私が初めてPCに触れたとき、テンキー付きフルサイズキーボード+マウスという構成が一般的なインターフェースでしたから、IBM時代から続くThinkPadの日本語配列キーボードは、あの小さな赤ポチでカーソル操作するなんて面倒だろうな、と思っていたものです。ところが今はとても魅力的に見えます。ホームポジションを極力乱さず、2台の端末で使えるキーボード。US配列が理想ですが、日本語配列が現実的なんですよね。職場ではThinkPadを見る機会がありませんが、街で展示品の中にThinkPadを見かけるとついつい使い勝手を確認してしまいます。
2023.10.21
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FIIO(というか傘下のJade Audio名義)のプログラマブルキーパッド、KB1Kを購入したのでレビューしていきます。マルチメディアキーパッドという名称がパッケージに記載されていますが、これは控えめな自己紹介といったところで、設定を変えることでかなりカスタマイズできる奥深いデバイスです。 外観樹脂製のキー3つとアルミ製のノブが一列に並んだシンプルな構成。キーの押下感はいわゆるクリッキータイプで、タイプしてみると押下感もタイプ音もカチカチと明瞭なタイプです。簡単に言えば操作している感が非常に高い反面、静かな場所では敬遠されがちなタイプですね。キースイッチはKailh製。ホットスワップが可能なボードに実装されているそうなので、この分野に明るい方は手軽にカスタマイズできるでしょう。指に触れるキートップを交換するだけでも楽しそうですね。ノブは左右にぐるぐる回転できますが、無段階ではなくノッチのあるタイプ。押し込むことでプッシュスイッチとしても利用できます。PC等との接続はUSB-Cですが、付属ケーブルはありません。ポートは2か所あり、使いやすい配置に合わせてどちらかのポートを使うことになります。裏面にはマットが貼り付けてあります 初期のキーアサイン箱を開けてみると薄いトレーにKB1K本体が入っているのみで、マニュアルやアクセサリは入っていませんでした。そんな初期状態のキーアサインでは、マルティメディアキーパッドとして使えるようになっています。FIIOはオーディオ製品が中心ですから、曲再生や音量調整といった機能が割り当てられていますね。とりあえずオーディオコントロールに使ってみてください。ちなみにキースイッチとノブそれぞれにLEDが内蔵されていて、初期設定は点灯色が数秒で徐々に変化していくグラデーション。このままではゲーミングデバイス感が強いので、実用性を考えると点灯色やパターンで機能を視認できる方が良さそうです。さて、上にある Fn0。これ、気になります?そう、このキーパッド… そんな単純なガジェットではありません。 設定ソフト or 設定サイトでカスタマイズKB1Kの真価は、カスタマイズできるプログラマブルキーパッドであることです。前述のキーアサインはいわゆるベースレイヤー(Fn0)で、基层(簡体中国語。 FIIOは中国企業です)という位置付け。実はこの他にFn1~Fn4のレイヤーが用意されていて(全部でFn0~4)、合計5レイヤーにキーアサインが設定できます。もちろんLEDの点灯パターンも変更可能です。私自身混乱してきました。ちょっと整理しましょう。 入力は 3キー(3) + ノブ左右回転(2) + ノブ押込(1)1レイヤーあたり6種類の入力ができます。フル活用するならこのうち一つはレイヤー切替に割り当てることになるので、実際は5入力x5レイヤー。つまり25種類の入力が設定できることになります。(実は押下時間で2種類設定できたりもあって、更に増やせます…)正直言って自分にはそんなに使いこなせる気がしません。LEDだけ設定したLEDイルミネーション的なレイヤーも設定しちゃおうかな…マルチレイヤ―構成を設定する場合は、スイッチのどれか一つを別レイヤーに遷移させる切替スイッチとして設定する必要があります。私はというと、FIIO公式が説明文で採用しているノブの押し込みをレイヤー切替用に割り当てています。ノブの押し込みはキースイッチよりも明確に硬く重く、誤操作しにくいのでおススメです。設定する場合は、FIIO公式のKB1Kサポートページ(検索すればすぐ見つかると思います)にあるリンクから。※これはオフライン環境での設定ではないので、その点はお忘れなく。 カスタマイズ例一例として、私が今試用しているキーアサインです。Fn0と1の計2レイヤーを使用し、WindowsPCのショートカットキーを組み合わせた設定です。LEDがギラギラしているのは好みではないので、ノブのみレイヤー別に色分けして光らせています。一目でレイヤーがどちらなのか分かります。この設定の Fn0 でノブを回すと、たとえばブラウザソフトのタブを簡単に切り替えていくことができます。ちなみにLED消灯は rgb(0,0,0) と設定しました。ノブを押すたびにレイヤー(Fn0 ↔ Fn1)が切り替わります。この例はごく簡単なほうで、もっと追い込めばスイッチ一つの短押し/長押しにそれぞれ機能を割り当てられたり、特定の文字列を一発入力させたり(パスワードはランダム生成も可。私はこのての機能は使っていません)、LEDの発光パターンもいろいろ用意されています(常時指定色点灯はもちろん、押したら点灯、徐々に消灯やその逆、押すたびに色が変わるなど)。個人的には、自身が直感的に操作でき、キーアサインを暗記できる範囲で設定すると良いと思います。FIIO USBキーパッド FIO-KB1K-B楽天で購入初期状態で使うもよし、用途に合わせてカスタマイズするもよしのキーパッドです。そんなに高価なものではないので、高価なプログラマブルキーボードを導入する前のお試し用デバイスとしても良いでしょう。
2023.10.09
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Kindle(第11世代)を購入したのでレビューしてみます。私にとっては2016年のPaper White(第7世代)以来ですから、実に7年ぶりですね。ということで、これまで使ってきたモデルとの比較も交えて書いていきます。 外観いわゆる当代のベーシックモデルとなるKindle Gen11。再生プラスチックを使用した筐体はやや粗目の仕上げで、サラサラというよりは少しザラザラと感じる程度の滑らかさ。指先との摩擦はやや減ってしまったように感じられます。同じ6インチのディスプレイに対するベゼルの細さは大きな違いです。携帯性が良くなりましたね。このモデルだけはベゼルとディスプレイに段差があり、直接裏返して置いてもディスプレイが接触しにくくなっています。PW Gen7はベゼル以外の筐体にマット仕上げを採用していて、その質感の高さは使い続けて小傷のある旧モデルからも感じとれます。しかし同等(一部それ以上)のスペックと大容量化、そして小型化を遂げたKindle Gen11には、まさに「これでいいんだよ」と感じるものがあります。私的には小型化とUSB-Cの採用が大きな訴求力でした。 仕様どちらも6インチの電子ペーパーディスプレイで、300ppi、16階調グレースケール、フロントLED×4。つまり情報量とその質に大きな違いはなさそうです。ダークモードが搭載されたのは明確なプラス1ですね。筑紫明朝を含めたフォント選択や行間、文字サイズ、縦持ち/横持ち表示といったパーソナライズ設定も踏襲されています。こういった設定項目があると、自身の眼に合わせた設定を追求できるのでよいですね。紙媒体ではできない事の一つです。明確に違うのはそのサイズ。PW gen7(169 mm x 117 mm x 9.1 mm 205g)に対し、Kindle Gen11は(157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm 158g)と全体的にシュリンク。ストレージは逆に4GBから16GBと4倍にボリュームアップ。充電用ポートにはUSB type-Cを採用し、ようやくmicro-Bから卒業です。但し非防水ですから、浴室使用などには向きません。 使い勝手まず数年使ったディスプレイよりも、なんとなくという程度ながらコントラストがはっきりしていると感じます。品質改善というよりは経年劣化の有無というだけかもしれません。しかしPW gen7購入時点から感じていた、LED使用時の可読性が自然光(LED OFF)よりもやや劣るという点については、Kindle Gen11の方がその差が少なく、具体的には文字の輪郭が滲みにくくなっていて改善されていると思います。タッチパネルの反応速度は大きく変わらないものの、ややKindle Gen11が速いか。しかし一般的なタブレットやスマホと比べればまだまだ遅いです。電子書籍リーダーとして小さく軽くなったことで、ずいぶん使い勝手がよくなりました。これらは疲労の軽減、持ち出し易さに直結します。6年ぶりに中堅モデルからベーシックモデルにスイッチしてみたのですが、むしろ使い勝手が良くなりましたね。価格は当時と経済情勢が違いますから単純には比べられないものの、総じて満足のいく新型端末でした。今はこれに合うスリーブケースを物色中です。Kindle / Kobo スリーブ ケース楽天で購入
2023.07.12
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今回はモバイルバッテリーのレビューです。最近のスマホのバッテリー容量を鑑みると決して大容量とは言えませんが、軽量コンパクトなのはやはりいいですね。Anker PowerCoreⅢ 5000は名前の通り5,000mAhの容量を持つモバイルバッテリーです。ではではレビューしていきましょう。 外観 仕様・容量 5,000mAh・入力 10W (5V x 2A)・出力 12W (max 5V x 2.4A)・端子 USB-C (入出力兼用) USB-A (出力専用)・低電流充電モード有今となっては入出力ともに低速な充電といえるでしょう。30W出力で充電できるUSB充電器と比べても実際ゆっくりに感じる充電速度です。しかし充電と給電に使えるUSB-Cの他、給電専用のUSB-Aを備えているのでやや古めの機器でも対応できます。低電流モードはボタンの長押しまたは2回押しで有効になり(LEDのひとつがグリーンに点灯)、同じ操作を再度すると無効に戻ります。 充給電は速くないもののスマホ用としては十分スマホとPowerCoreⅢ5000の両方を満充電してある状態で出勤し、帰宅するまでの8~10時間くらいならスマホへの継ぎ足し充電用として十分もってくれました。最新のやや大き目なスマホの場合は、1回は満充電できる容量だと思いますが、2回目は厳しいでしょうか。充電も給電も特別速くはないのですが、特筆すべきは軽量薄型なデザインでしょう。安心のために10,000mAhの容量を持ち歩くよりも明らかに軽量です。今は小型のUSB充電器にもPD対応機がありますから、総重量を考えるとPowerCoreⅢ5000とUSB充電器を携行するのも悪くない選択肢だと思います。【レビュー】Anker 711 Charger (Nano II 30W)【充電器】 | そゆぶろ - 楽天ブログAnker PowerCore III 5000 (5000mAh 小型軽量 モ...楽天で購入複数の機器を外出中にも充電するという場合には向きませんが、デイユースでスマホの充電程度であれば、軽さ重視で選ぶのも悪くありませんね。フルワイヤレスイヤホンなどの周辺機器も従来と比べてバッテリーのもちが良くなりましたし、外出中に充電したくなることは減ってきたように思います。
2022.10.10
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自宅で使用しているUSB-A×2ポートの充電器が古くなってきた(振るとカラカラ音が…)ので、どうせなら8月のうちにUSB PD、65W出力に対応した多ポートのものを買おうと思い、いろいろ見てAnkerのこれに決めました。 外観つや消しのサラサラとした直方体形状で、プラグは折りたたむことができます。縦に並んでいるUSBポートの上2つがTypeCで、下がTypeAですね。モバイル系はTypeCがかなり普及してきていますが、TypeAも一つあると便利かと思います。認証系の情報はプラグ側にびっしりと。同時期に購入したAnker 711 Charger(Nano Ⅱ 30W)と重ねてみるとけっこうサイズ感が違います。充電のワット数も同時充電できる端末数も違うので適材適所で使っていくつもりです。【レビュー】Anker 711 Charger (Nano II 30W)【充電器】| そゆぶろ - 楽天ブログ旅行や壁面のコンセントには小型軽量なものの方が良いとは思います。このPowerPort IIIは約130gとそれなりに軽量ではあるものの、コンセント側の緩さによってはちょっと心配になる場面もあるかもしれません(それはこの商品の問題ではありません)。 ポートの仕様と充電規格プラグ側の表示を見てね、ではレビューとしてちょっと不親切だと思うので、大まかにまとめてみました(数値は最大値です)。各ポート単独使用時 USB-C_1 65W USB-C_2 65W USB-A 22.5W2ポート同時使用時 USB-C_1 45W USB-C_2 20W USB-C_1 40W USB-A 22.5W USB-C_2 12W USB-A 12W3ポート同時使用時 USB-C_1 40W USB-C_2 12W USB-A 12Wということで、1つのポートからの65W出力はUSB-Cポートの単独使用に限られるようです。特にUSB-C_2は他のポートとの組み合わせで出力制御の下振れが大きいので、覚えておいた方が良いでしょう。 充電中の熱感触れないほどの熱さは今のところ経験していません。全く熱くならないとそれはそれで放熱できず、中に熱がこもってしまっているのでは?と心配になりますから、触れる程度の熱さに保ちつつ放熱しているのだと受け止めています。同じ端末(スマホなど)を充電している場合、Anker 711 Charger(Nano Ⅱ 30W)と比べると熱さは穏やかな印象です。発熱量に対して製品の体積が違う(=放熱に使える表面積が違う)ということでしょうか。自宅で利用する分にはこれ一つでかなりの機器に対応できそうです。少しばかり値は張りますが、悪くないと思いました。アンカー・ダイレクト楽天市場店Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod (USB ...楽天で購入
2022.09.03
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小型なUSB-CポートのUSB充電器が欲しくなってきたので、どうせなら8月のうちにある程度出力が高いものを買おうと思い、いろいろ見てAnkerのこれに決めました。 外観つや消しのサラサラとした立方体形状で、プラグは折りたためません。USBポートはTypeCが一つあるのみで、小型軽量(約35g ! )を重視した設計です。コンセントプラグに対する本体の小ささが際立ちます。認証系の情報はプラグ側。【レビュー】Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod【充電器】| そゆぶろ - 楽天ブログ同時期に購入したAnker PowerPort III 3-Port 65W Podと重ねてみるとけっこうサイズ感が違います。充電のワット数も同時充電できる端末数も違うので当然ですね。 ポートの仕様と充電規格USB PD対応、最大出力は30Wで、タブレットやスマホが主な対象です。 充電中の熱感例えばスマホを充電した場合、触れないほどの熱さは今のところ経験していませんが、Anker PowerPort III 3-Port 65W Podと比べると熱い印象です。発熱量に対して製品の体積が違う(=放熱に使える表面積が違う)ということでしょうか。小型で軽量、タブレットくらいまでなら十分に対応できる出力を備えていて、壁のコンセント以外にも、車両の座席付近に設置されたコンセントにも使いやすそうです。アンカー・ダイレクト楽天市場店Anker 711 Charger (Nano II 30W) (USB PD ...楽天で購入
2022.09.03
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以前から気になっていた日本語配列のキーボード、ARCHISS INTRO MiniシリーズのBluetooth/USB-C有線接続兼用のモデルを購入したのでレビューを書いてみます。 外観幅30㎝未満のコンパクトなパンタグラフキーボードです。日本語配列ですから日本企業で働く方々が貸与/支給されるノートPCと大差ない配列かと思います。角度を調整するチルトスタンド(脚)もありますが、筐体形状による緩やかな傾斜も付いています(つまり水平にできません)。チルトスタンドは左右奥の2か所、ゴム脚は四隅にあります元から角度が付いているので、スタンドを使うと結構角度がつきます主な付属品はUSB-A to Cケーブルが1本。有線キーボードとして使う場合や充電の際に使います。商品写真からは少し分かりにくい点として、アイソレーションキーボードのように見えるキートップを採用している、というものがあります。この点なんとなく安っぽさを感じなくはないですね。しかしキートップの指が触れる部分は梨地で手触りは悪くありません。そうそう、アーキスといえばメカニカルキーボードもおススメです。【レビュー】ARCHISS(アーキス) ProgresTouch RETRO TINY 茶軸| そゆぶろ - 楽天ブログ キー配列日本で流通する日本語配列のノートPCと大きく変わりません。ファンクションキー列も小さいながら最上段に配置されています。個人的に気に入ったポイントは、主要な文字キーのサイズが記号キーに至るまで統一されていること(キーピッチは19mm)。コンパクトキーボードは特にエンターキー付近のキーが小さくなりがちですが、INTRO Miniシリーズは他の文字キー同様のサイズです。一方、永遠の派閥対立がありそうなのが、FnキーとCtrlキーの配置でしょう。INTRO MiniシリーズはFnキーが左端、Ctrlキーはその右隣です。これについては、Ctrl2CapなどでCapsLockをCtrlにしてしまえば気にならない違いではあります。 接続はBluetoothペアリング2台+1(USB有線)Bluetoothキーボードとしては2台までのペアリングが可能で、3台目はUSB-C有線接続です。ペアリングモードはFn+Tab、デバイス切替はFn+Q/W/E、確認はFn+Z。最大3つの端末と接続してバリバリ使いこなす自分をイメージするかもしれませんが、キーボードだけこれ1台で担当できても、マウスなどのポインタ操作はそうはいきません。この点は導入前に心得ておく必要はあるでしょう。デバイス間の切替速度は、体感で3秒以内といったところです。 OS別ホットキー・修飾キー最適化このキーボードは1台、1つのキー配列でWindows(10/11)、iOS/iPad OS、Mac OSへの対応を目指しており、Fn+A/S/Dで各OSに最適化されます。しかし対応範囲もおそらく限界はあり、今後各OSで大きなアップデートなりキーマップ変更などがあれば、対応しきれなくなる可能性があります。WindowsPCとiPhone(iOS15.6)にそれぞれペアリングしてみたところ、iPhoneの方はOS最適化(Fn+S)をするまでINTRO Mini BTとOS上のキーマップが一致しませんでした(基本的にiOSは他社製キーボードをUS配列として認識するようです)。異なるOS間でこの機能を使う際はちょっと注意した方が良いでしょう。 打鍵感キーピッチが19mmなこともあり、パンタグラフタイプとして非常に快適。コンパクト系のキーボードですが記号キーも同じピッチなのが効いてます。押下に関して、パンタグラフタイプはあまり違いがないように思われる方もいると思いますが、意外とキータッチから押下、キーの復帰までの過渡特性は商品毎に違います。ちなみに私が好まないタイプは、押下初期の抵抗が強いタイプです。指が乗ったくらいで沈むほどソフトなものは論外ですが、意識と運指の流れを阻害するほど硬い初期応答も好きではありません。INTRO Mini BTの打鍵感は、意外とメリハリのある打鍵感。押下初期の抵抗感はあと少し強いとちょっと不満かもな、と思うくらい。会社で使っているノートPCなどよりは硬いものの、接点まで押下した時のややクリスピーな感触など、全体的にかっちり造り込んである印象です。打鍵音は静音設計というほどの静かさではありませんが、うるさくもなく平均的でしょう。キーストロークは約2mmで、浅すぎない深さが良いと思います。 そのほかINTRO Miniシリーズは部品共通化によるコストダウンを期してか、BTと他の有線モデルでも最大限共通化を図っているようです。写真左にあるのはUSB-Cと電源スイッチで、中央部分にある有線モデルでケーブルを出すための開口部はBTでは塞がれています。底面にも有線モデルでケーブルを埋め込むための溝があります。カーソルキーの斜め上2か所はブランクですが、その実どうやらラバードームがない、キートップが沈みっぱなしという構造のようです。私が購入したのはBluetoothと有線の両対応モデル (BT)。USB-A (A)またはC (CP)の有線モデルはもう少し安価に設定されています。ワイヤレス接続をしないのであれば、有線モデルも検討候補に入ってきますね。中でもCPはUSB-Cポートから他の機器を充電できるUSB Power Deliveryパススルーが搭載されています。ARCHISS アーキス キーボード INTRO Mini BT 日本語JIS配...ARCHISS|アーキス キーボード INTRO Mini BT(iPadOS/...ARCHISS アーキス INTRO Mini CP (iPadOS/iOS/M...ARCHISS アーキス INTRO Mini CP (iPadOS/iOS/M...ARCHISS|アーキス キーボード INTRO Mini A(iPadOS/i...ARCHISS|アーキス キーボード INTRO Mini A(iPadOS/i...日本語配列である上、キーマップの違うOS間でも対応できるよう結果的にキープリントはやや賑やかなものの、使用感はとても良いです。個人的にはUS配列のキーボードの方が好きではありますが、日本語配列のノートPCとペアリングして使うのなら、同じ日本語配列のキーボードの方がやはりストレスなく切り替えて使えますね。有線キーボードとしても使えるため、長く使えそうな1台です。
2022.08.16
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久しぶりにBluetoothキーボードに興味を惹かれて入手してみました。いわゆる折りたたみ式のキーボードなのですが、折りたたむ方向はよく見るタイプと90度違います。キーボード bluetooth 折りたたみ ワイヤレス 無線 スリム スティック...価格:3480円(税込、送料無料) (2021/12/15時点)楽天で購入 外観狭めのキーピッチ(約15.5mm)を基本としたUS配列で、ファンクションキーは数字キーと統合されているタイプです。このてのキーボードを使ったことのある方ならパッと見て分かると思いますが、Bluetooth機能やバッテリー残量確認、そして一部のキー入力にはfnキーを併用します。スマホホルダーとして使えるプレートが配されていて、奥行きはある程度必要ですがスタンドを別途用意しなくても使えるようになっています。ペアリングは3台まで行うことができ、簡単に切り替え出来ました。ASDキーにはOSモード切り替えが割り当てられています。これによるキーアサインの変化は付属の日本語マニュアルに網羅されています。充電はmicroUSB端子でやや古さを感じるもののケーブルは付属しているのでさほど困ることもないでしょう。 使用感など打鍵感自体は悪くなく、ノートPCのように静かな打鍵音です。若干の傾斜がついていたり折りたたみ機構によるスペースキーの分割がないなど、思った以上に折りたたみ感がありません。単に小型のキーボードを使っているかのようです。というか、折りたたむ軸は当然直線なので、キーボードに元々ある直線部分で分割するこのタイプがむしろ理に適っているようにも思えます。打鍵中に感じる不満点はやはりキーピッチの狭さ。特に右手小指で担当するキーに小型化されたキーが多く、「 。」などを打ち間違えることが今のところ多いです。[ ]]に至ってはスペースキーとカーソルキーの間に追いやられている始末。慣れれば運指距離が短く済みそうなのは良いのですが、モバイルなりの使用感ですね。手の小さな方はむしろ使いやすいかもしれません。スペースキーを押下する時は親指がフレームに触れやすいと感じました。底面にはゴム足がなく、打鍵が強めの人はキーボード自体が動いてしまうかもしれません。スマホホルダー部分には底面に滑り止めのゴムが貼られていますが、これはキーボードの滑り止めというよりはスマホ等の角度を保持するためのもののようです。折りたたんだ後は側面に露出するフレキシブル基板を傷つけないように注意しましょう。ヒンジから下半分のキー入力を伝えるであろうこの配線がダメージを受けてしまうと故障してしまう恐れがあります。折りたたんだ状態はなかなかスッキリしていて良いです。アルミフレームはある程度の剛性感があって、縦向きでビジネスバッグやトートバッグに滑り込ませておけそうですね。折りたたみ式のキーボードはどうしてもその関節の存在によって不整地な面の上では使いにくいという点もあります。しかしカフェだったりホテルだったり、あまりスペースの広くない場所で一時的に文字入力をするといった限定的な作業にはこれくらいで十分という気もします。キーボード bluetooth 折りたたみ ワイヤレス 無線 スリム スティック...価格:3480円(税込、送料無料) (2021/12/15時点)楽天で購入モバイル用の入力デバイスはサイズと使用感のバランスを巡って色々な製品が存在していて目移りしてしまうのですが、使用感を優先するなら基本的には大きめのものを選ぶことになります。このキーボードは私的には結構モバイル寄りなバランスですが、折りたたみによるキー分割などがなく一定の使用感を保った製品だと思いました。
2021.12.15
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今回はもしかしたらチープカシオのカテゴリに入るかもしれない、CASIO CA-53Wというモデルをレビューしてみます。データバンクと混同されているような気もしますがこれには情報を保存する機能はなく、テンキーは電卓機能のため。カリキュレーターですね。特徴はなんといってもテンキーで簡単な四則計算(+ - × ÷)ができるところ。しかし他にも使い勝手を高める工夫が見えてきました。 外観上が液晶を搭載した文字盤で、下側がテンキーになっています。メーカー名よりも防水機能を強く訴求するのは他のCASIO Standard(チプカシ)シリーズにも見られる特徴ですね。側面には右側の2ボタンがあるのみ。上のボタンはモード変更、下の押しにくそうな(実際押しにくい)ボタンは日時等の変更モードへ入る前後で使います。 モードボタンでの遷移・曜日/時刻表示 ここで [➗] キーを押すと年月日が表示されます。・電卓 簡単な四則計算ができる、この時計で最も特徴的な機能。・時報/アラーム時刻 [4] でアラームON/OFF、[✖️]で時報のON/OFFが設定できます。・第2時刻表示 右上にDTと表示。ここでは年月と曜日は表示できません。・ストップウォッチ 右上にSTと表示。100分の1秒からカウントされます。 考えられているデザイン側面のボタンは誤操作防止のために設定用ボタンは押しにくくされていました。その他にもデザインの中に工夫があります。まず段差です。液晶よりもテンキーが少し高くなっていて、テンキーを押しても液晶に触れにくく、さらには裏返しにして置いたとしても液晶が傷つきにくくなっています。そしてベルト。段差と開口部によって装着感の向上(密着の軽減)と、水濡れ時の排水性が良さそうです。もしかしたら素材の使用量を減らすというコストダウンなのかもしれませんが。CASIO CA-53W-1 CALCULATOR楽天で購入正直テンキーの使い勝手は、使えるけれど使いやすいというほどではない ので普通の電卓に比類するものではないのすが、腕時計で四則計算ができてしまう手軽さに魅力を感じるのも良いですし、80sなレトロフューチャー感を楽しむのも良いでしょう。軽量薄型なこのCA-53Wやチプカシは、大きな腕時計が邪魔になってしまう仕事現場や、通信デバイスを持ち込めない現場でも使える場合があるでしょうし、なかなか侮れない存在ですよ。
2021.10.21
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昨年購入のHHKB Professional HYBRID Type-S。そして今年購入の同 Professional Classic。この二台の打鍵感についての雑感を書いていきます。外観は電池スペースとロゴ以外ほぼ瓜二つ。打鍵音は最近外が賑やかなので静かな収録が難しくなっており・・・省略!w 言葉だけでいってみます。キーワードとなるのは、擦れ感、抜け感、ストローク。(ワードセンスはご容赦ください)■擦れ感Type-Sはストローク中の軸擦れが常に少しだけ感じられます。軸ブレ感が少ない反面、押下と復帰の最中に感じるこの擦れ感は、次に書いている抜け感を多少スポイルしているように思います。Classicの場合、静音化されていないためか擦れ感は少なく、押下圧は同じだと思いますが感触として幾分抵抗の少ない押下感だと感じます。【レビュー】HHKB Professional Classic【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ■抜け感擦れ感とも関連することなのですが、ClassicはType-Sと比べて押下後の復帰(キーの戻り)が素直に感じられます。静音リングがないからか、キーが戻り終わるときに「ヵチャっ」とクリスピーな音が返ってきます。打鍵音というよりは復帰音ですね。この音もまた抜け感に一役買っているような気がします。Type-Sは擦れ感が伴う代わりに一貫して静かな打鍵音に仕上がっています。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ■ストロークClassicは4mm、Type~Sは3.8mm。この違いは静音化のための静音リングが軸上部に付けられているかどうかの違いのようです。Type-Sの方が擦れ感があり、抜け感が少し鈍いとはいえ、このストローク量の微々たる差であっても打鍵感、特にスピード感には効果があるようです。実際に打鍵してみると、例え底打ちばかりの打鍵だとしても、ストローク量の短縮によって指の運動量は確実に減りますから。簡単に言えば、Classicは軽やか&クリスピー。Type-Sは静音&高速ですね。
2021.06.07
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今回は私的にとうとう買った・・・!という感慨深さすら感じる、キーボード用のパームレスト(リストレスト)のレビューです。HHKB(キーボード)向けのオプションパーツを多く手がける、バード電子製のセパレートタイプ。決してコースターのペアギフトなどではありません(それにも使えそうな形してますけどね)。セパレート型ウッドパームレストPZ-WP-90-WN(バード電子製)楽天で購入 ずっとパームレストを買わなかった理由いつもは外観から入っていくのですが、今回はこれまでの葛藤にも触れてみます。ずっと買わなかったのはいくつか理由があります。こんな感じ↓・色々なもので代用できる(タオル 本 手帳など)・価格 (半額だったらなぁ と思う商品多数)・使わない時は邪魔そう(片付けるの面倒そう)・ホームセンターの木材で自作できるんじゃね?これらに対して今の私の気持ちは、こんな感じ↓・別のもので代用 →専用品の使い心地に優るものは少ない・価格 →楽天ポイントが貯まってきた・使わない時邪魔 →セパレートタイプなら比較的軽量で、重ねられる・自作 →結局する気にならないということで、愛用しているHHKB Professionalシリーズに合うセパレートタイプであるこれを購入した次第です。 外観素材には家具にも採用されるウォールナットを使っていて、硬い素材ですが角の処理などは丸く磨かれており質感にマッチした形状だと思います。木目は単体で見れば連続性があるのですが、セパレートタイプはどうしてもその連続性が絶たれてしまいます。この点は従来のストレートタイプと比べて妥協する部分ですね。運の要素もあるでしょうが、私のところに届いたものは色の濃淡に差は感じませんが、木目の密度に差があります。表と裏にはHHKBロゴとバード電子ロゴが単独で刻印されています。私はHHKBロゴを上にしました。好きなロゴを上にするもよし、好きな木目を上にするもよし。使用中この刻印に手が触れると、ああ刻印があるなぁと分かるくらいの感触。個人的には不快感はありませんが、無刻印のプレーンな表面の方が感触はいいかなぁ。 高さは付属のゴム足でDIY厚さの違うゴム足×4が2種類同梱されています。薄いものが2mmで、厚い方は4mm。HHKB Professionalシリーズに合わせようとすると私の場合4mmのものが合うのですが、ここは使い勝手も考えてみます。足を台紙から剥がさずにパームレストの下に敷き、2mmと4mm両方試してみる。もしかしたらこの2つを組み合わせて、傾斜を持たせた方が腕に馴染む場合もあるかもしれません。私は全て4mmの足を選びました。愛用のHHKBと合う高さだと思います。ちなみに素材の角は磨きによって曲面になっています。ゴム足の貼り付け位置は曲面を避け少しだけ内側にしましょう。 使い心地はさすが専用品代用品では形状の安定性やサイズの多寡、汗の吸着性など何かしら不満があったのですが、オプションとして販売されているだけあって使い心地は期待通り。セパレートタイプなので分割式キーボードに使えるのも魅力(持ってないけど)。ゴム足の摩擦力もしっかりあり、腕の動きでずれてしまうこともありません。(もちろんゴム足が汚れてくればその限りではないでしょう)■ベストな配置は・・・?セパレート型ということで、ある程度自由に配置できるからこそ迷いというか、試行錯誤も生まれてきます。キーボードのホームポジション(FとJ)と腕を置く角度、そして担当するキーが多い右手の移動範囲などを考えてみると、私の場合はこんな感じの配置になりました。キーボードにピッタリつけるよりも、1cm程度離し且つ少しハの字に。HHKBのような60%レイアウトのキーボードは手の左右移動が少ないのでこのようなセパレートタイプも合うのだと思います。一方、右手の担当範囲がさらに広大になるフルサイズやテンキーレスキーボードとの相性はあまり良くないかもしれません。ストレートタイプで横幅の合うものを使う方が良いのではないでしょうか。セパレート型ウッドパームレストPZ-WP-90-WN(バード電子製)楽天で購入 1枚50g程度。重ねて片付けられるこれもよかったポイントですね。ストレートタイプよりも単体重量が軽く、パッと重ねて片付けておくことができます。使う時も使わない時も、デスク面積の消費は最小限に抑えられるのではないでしょうか。使わない時はこうして、さらにマウスも載せてますちなみにコースターのような形状をしているこの木製パームレスト、それとして使ってしまうと熱や水分に影響されて反ってしまうかもしれないのでお勧めしません。高さのある60%キーボードはもちろん、テンキーパッドのパームレストとして使ってもいいと思います!
2021.05.06
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静電容量無接点方式を採用するPFUさんのHHKB(Happy Hacking KeyBoard)シリーズ。現行モデルの中で最もベーシックなHHKB Professional Classic 英語配列は、キーボードとしての基本的な機能のみを備えた実質的なエントリーモデル。HHKB Professional Classic 英語配列/墨楽天で購入それではどんなキーボードなのか見ていきましょう。フラッグシップモデルであるHYBRID Type-Sのレビュー記事も参考にどうぞ。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 外観簡単に言ってしまえば、英語配列60%キーボード。上位モデルと違って有線専用なので、電池を入れるスペースが無く更にコンパクト。カラーは今回も墨(有刻印)を選びました。視認性はあまり良くないものの落ち着いた配色が気に入っています。底面にはDIPスイッチを搭載しており、キーボード単体で少しだけ修飾キーの配列をアレンジできます。四隅には滑り止めがあり、チルト調整できる脚は収納状態も含めて3段階調整が可能です(この脚の先端には滑り止めがありません)。 接続はUSB Type-CのみClassicは上位モデルと違い有線専用。必要なUSB Type-C to Aケーブルは付属しています。Type-C且つL字型なので、ケーブルをキーボードに沿わせて左に引き回すことができるし、右に引き回すことも可能。Type−Cコネクタの利点(リバーシブル仕様)が活きますね。 HHKBの英語配列一般的なUS配列とは少し違います。Return(Enter)キー上段にDeleteキーがあり、その上にチルダ(~)があります。そのほか、Aの隣はCapsではなくControlキー(CapsはTab+Fn)。カーソルキーも含め、Fnキーを使ったコンビ入力の多いキー配列となっていますFnキーとのコンビ入力となる文字・操作はキー側面をご覧くださいこれもHHKBの特徴の一つですね。私の場合、HHKBのキーボードはロゴよりもキー配列の方で見分けている気がします。これまでの写真で分かるように、墨モデルの文字はとても見にくい配色です。朝夕のちょっと薄暗い時なんかは照明がないと読みとれません。タッチタイピングが身に付いていない方は白を選んだ方がストレスなく使えると思います。 打鍵音と打鍵感■打鍵音打鍵音は明確にあります。底打ちはストストと比較的穏やかですが、キーが上に戻った時の音は軽め。押下(↓ "スト")と復帰(↑ "カチャ")、この2トーンの打鍵音ははじめ違和感を覚えるかもしれません。静粛性を求めるならType−S仕様(Professional HYBRID Type–S)が良いかな。打鍵音はオフィス向きとは言えないものの、自室で使うなどの用途であれば程よいBGMになってくれるかもしれません。私はこのカチャカチャいう打鍵音も割と好きで、Type−Sよりも軽快な気分になります。■打鍵感押下圧は45g。約19mmのキーピッチと4mmのストロークに加え、シリンドリカルステップスカルプチャを採用。押下のはじめに極々弱いタクタイル感を感じますが、ほとんどフラット的な特性といっても過言ではないと感じました。(少なくとも見えるところには)鉄板など使われておらず底打ちの反力は柔らかい印象で、鉄板を使って剛性を高めたメカニカルキーボードとは違いますね。スイッチング原理は全く違いますが、メンブレン式キーボードの打鍵感を超がつくほど磨き上げたかのよう。考えてみればメンブレン式も静電容量無接点式もラバー部品をキー下に配置しています。私がこう感じたのはもっともな事なのかもしれませんね。そうそう、HHKBは厚みのあるキーボードなので、パームレストを併用した方が疲労は少ないと思います。写真はProfessional HYBRID Type-Sパームレストウッド(ウォールナット色)PZ-WPHHK2WN(バード電子製)楽天で購入 入門機にして高級機静電容量無接点方式を採用したキーボードは他社製のもう少し安価なモデルが存在するので、このキーボードはHHKBの入門機だろうと思います。しかしキーボード市場の中では高級機ゾーンに属しているのも確かでしょう。以前の私なら単価2万超のキーボードなど選択肢に入りませんでした。HHKB Professional Classic 英語配列/墨楽天で購入■上位モデルとの違いと共通点上位機種との違いは明確で、Professional HYBRID Type−SからTypeーS構造を取り除き(=HYBRID)、Professional HYBRIDから無線とキーマップ編集機能をカットしたものがこのProfessional Classicです。しかしこれまでレビューしてきた様に、省スペースなキー配列やシリンドリカルステップスカルプチャといったHHKBらしさは失われていません。もちろんこれも静電容量無接点方式を採用していますから、打鍵感の特徴や耐久性など基本的なところは同じ。(DIPスイッチや底面のゴム足、チルト調整機能も各モデルに採用されています)人とマシンの間を取り持つ存在であるキーボード市場は、配列や構造の違いで実に多種多様です。だからこそ自分の意思と指に馴染むものが見つかると嬉しくなりますね。
2021.05.02
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HHKBのProfessional HYBRID Type-S(US配列)のファームウェア更新をしました。私の個体は購入時点でVer.A0.41というバージョン。(現在市場に流通しているものは、よほど長期の在庫でもない限り最新版のFWで出荷されていると思います)【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ更新を適用して、現在はVer.A0.46に。このバージョンは2020年5月に公開されたもので、私にとっては気にならない不具合を修正したもの。それ故ずっと更新もせずに使っていました。実際困ることもなかったんですよね。更新前後で使用感も変わらず。しかし今後のFW更新があった場合にサクッと更新できるように、今回環境構築も兼ねてやってみました。【更新作業の概要】①HHKB(というかPFU)のサポートページからキーマップ変更ツール(FW更新にも使う)をダウンロード、インストール。②PCとキーボードを有線で繋ぎ、別途同ページからダウンロードしておいたFWをこのキーマップ更新ツールから指定して更新。やっぱりこういう事はまだまだWindowsかMacが必要ですね。早くiOSやAndroidでもできるようになってほしいものです。Professional HYBRID Type-Sの盲点としては、Bluetooth接続を主軸にしたキーボードだからなのか、付属品にUSB-Cケーブルがないこと。FW更新にはこれが必要です。ちなみにこのキーボード、このA0.46以降新しいFWは公開されていません。不具合が解消されたということだと受け止めています。今後は何か機能追加などがあればFW更新があるのかもしれませんね。
2021.04.19
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うーむ…どうやらキーボード沼に引き込まれてしまったようです。台湾のVORTEXというメーカーのキーボードで、アーキサイトさんが日本国内で販売しているVORTEXGEAR POK3R V2というモデルをゲット(もちろん自腹)。パンダカラーと薄型メカニカルに惹かれて物見遊山的に手を伸ばしたのですが、いやはやこれもなかなかいいじゃないか。それではいってみましょう! 外観クリアではない、ちょっとクリーミーなホワイトとダークグレーの配色が美しい薄型60%キーボード。フォントや配色からは清潔感とレトロっぽさを感じます。ベースはアルミプレートで、真上から見るとプレートの厚み分しかベゼルがない、超スリムベゼル。6箇所のゴム足も含めて全高は約22mmで、パンタグラフキーボードとメカニカルキーボードの中間的な高さに仕上げられています。お、USBーCですな。 CherryMX LowProfile RGB REDキースイッチはアクチュエーションポイント1.2mm、ストローク3.2mm。RGB LED付きで発光パターンやカラーを設定することもできますが、キーキャップは文字も含め光を透過しません。キーとキーの隙間から光が漏れる感じです(初期設定では発光しません)。 FN+αのコンビキーは暗記を求められるキーキャップは2色成形されたPBT製で耐久性に抜かりなしですが、コンパクトキーボードによくあるコンビネーションキーの表示がありません(キーキャップ側面に)。シンプルなのは良いことですが、ちょっと不便ですね。マニュアルには網羅されているので、よく使うコンビネーションを覚えていけば良いでしょう。私はまだカーソル(FN+ I、J、K、L)と、Delete(FN+ BACKSPACE)しか覚えていません(笑)。 打鍵感とキー形状LowProfile赤軸スイッチを初めて触る私としては、ストロークはリニア且つやや軸の擦れが感じられ、スコスコとストレスなく押下でき好印象。アクチュエーションポイントの浅さは入力速度向上の一助となる反面、誤入力の元にもなるかもしれません。スイッチは基板に直接実装(PCBマウント)されていて、中間に金属プレートがありません。このためか底打ちしても金属的な残響音はほとんど感じられず、打鍵音の大半は底打ち音。スコスコ・コツコツという感じです。しかしスタビライザーのカシャカシャ音は気になります(ENTER、BACKSPACE、SHIFT、SPACE。特にSPACEキー!)。私は自己責任でSPACEキーだけ静音化しました。キー形状はステップスカルプチャーではなく全てが同じ高さ。ステップスカルプチャーに慣れた指には上段のキーが少し遠く感じます。ステップスカルプチャー不採用なのは、PNキーを使ってできること(キー配列変更・LEDパターン設定・マクロプログラミング・OS別最適化など)と関連がありそうです。キー配列は初期状態でQWERTYですが、そのほかにColemak、Dvorakに切替可能。切り替えた場合はキーキャップを抜いて配列に合わせることになりますが、QWERTYに合わせてステップスカルプチャーを設計してしまうと他の配列に対応できなくなってしまうからです。Vortexgear POK3R V2 ポーカー スリー ブイ ツー メカニカル...楽天で購入このキーボードはどんな人に合うだろうか。地味すぎず派手すぎず、コンパクトでスッキリしたデザインは仕事でも悪目立ちせず使えると思います。しかし静かな場所では打鍵音が明確に聞こえてしまうので、打鍵音に否定的な反応をされる場所での使用は避けたいところ。PCBマウントの採用と削ぎ落としたベゼルによって横からスイッチそのものや基板が見えてしまっていたり、キー配列変更やマクロプログラム、LED設定を変更できるなど、ギークな引き出しも秘めている面白いキーボードでもある。カテゴリとしてはメカニカルキーボードの中に含まれますが、全高は一般的なメカニカルキーボードとパンタグラフの中間的なもの。浅めのアクチュエーションポイントや各キーの高さが一定なのも、メカニカルとパンタグラフの中間という印象。ゴツくてストロークの深いキーボードは苦手。でもノートPCのようなパンタグラフよりもしっかり感がほしい。このキーボードが合うのは、そんな思いを抱いている人かもしれません。
2021.04.09
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こんにちは!そゆです。そろそろ新年度が始まりますね。桜咲く季節ではあるけれど、もうしばらくは在宅メインの生活が続きそうです、私はね。さて、私事ながら新年度のブログを書いていく環境構築がひと段落しました。キーボードには結構奮発したので費用はかかったものの、おかげで個人的に満足度は高め。この記事で登場する機器はすべて当ブログ内でのレビュー記事リンクを掲載していますから、気になった方はチェックしてみてください。 外出先用キーボードはAppleのMagic Keyboard(iMac用)。マウスはサンワサプライの小型Bluetoothマウス。打鍵感や接続切替の機能性は後述のHHKBに譲るものの、これを自宅用として使うのも十分にアリな性能ではある。というか自宅でも場所を変えて作業したい時にはこれを使ったりもしています。余談ですが当記事で紹介する機器はすべてBluetooth接続がメインで、このキーボード以外は乾電池駆動。マウスは基本的に繊細な操作をしないので小ささ優先のチョイス。【レビュー】Apple Magic Keyboard 【MLA22LL/A】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】サンワサプライの小さいマウス【400-MA129】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 自宅用キーボードはHHKBのProfessional HYBRID Type-S。マウスはLogicoolのPEBBLE(M350)。このキーボードは正直言って私にはオーバースペックなキーボード。なんだか大浴場を一人で使っているような、ゆったりとした満足感があります(笑)。私的ベストバイ2020の一つにも選出した満足度高い製品。マウスは同系色の薄型をチョイス。私の手には大きすぎず小さすぎないサイズ感。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】Logicool PEBBLE M350【マウス】 | そゆぶろ - 楽天ブログ今回は端末を紹介していませんが、その方が見にきてくださった皆さんが各々の環境と対比しやすいかなと思ったから。タブレットにキーボード・マウスを追加するのはもちろんのこと、ノートPCのキーボードとトラックパッドが使いにくいなら、好みの機器を繋げちゃえばいいのです!例えばブロガーにとってはブログサービス選びも大切だと思いますが、そこに書き込む道具(手指で触れる機器)もまた軽視できないなと感じています。私としては費用や好みに応じた環境構築を進めていくのも面白かったし、おかげで快適にブログを書けるという満足感が持続しています。
2021.03.29
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この1ヶ月、自分のモバイル環境を少し見直していました。結果的に全面刷新は見送り(コスト…)、今所有しているタブレットにキーボードとマウスを追加しただけです。私の場合、ブログをアップし、その中で画像を貼ったり、リンクを付けたりといった作業もあるのでタブレットを軸に環境を整えていますが、文字打ちに特化した端末、往年のワープロのようなマシンが欲しい方も少なからずいるのではと今でも思っています。そう、ポメラDM200のような端末です。【即納】キングジム pomera デジタルメモ ポメラ DM200 無線LAN搭...楽天で購入これは簡単に言えば【キーボード+テキストエディタ+無線+バッテリー】という構成の端末です(他にも機能はありますよ)。キーピッチ17mm(横方向)の日本語配列キーボード(ATOK搭載)に縦書き・横書きに対応した7インチモニタが搭載されており、BluetoothとWifiに対応していてワイヤレスの連携も可能。(本体メモリもあるし、SDスロットも搭載)動画や音楽といったメディアには対応せず、できることに目を向ければPC未満、タブレット未満、スマホ未満な端末ではあります。しかしそれら単体でこの端末の手軽さと入力の快適さに肩を並べる端末もまた少ないのではないでしょうか。少なくとも私は先代(DM100)以外に知りませんね。
2021.03.28
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今回はちょっとしたアイテム。使わない時はカードサイズに畳める!樹脂と金属のハイブリッドタイプのスマホスタンドです。 外観チルト部分にアルミプレートを採用し、そのほかは樹脂素材で作られています。カード型 スマホスタンド 超薄型 4mm 軽量 折りたたみ 9段階 角度調整 i...楽天で購入 組み立て3つのプレートは全て同じ側に起こします。アルミ板に開けられたいくつかのスリットを好みの角度にしてツメを差し込めばほぼ完成。凹型のプレートとの間に端末を設置して使います。スタンドとしての安定感は可もなく不可もなく。カードサイズなので横幅は端末よりも狭い点に注意。端末はしっかり真ん中に設置した方がいいでしょうね。私はスマホや電子書籍端末の簡易スタンドとして使っています。使わない時はカードサイズ。胸ポケットのような小さなスペースにも入りますし、パスケースなどに収納できる場合も。普段スマホにスタンド機能のあるケースなどを装着しない方でも、このくらいコンパクトなら荷物に足しやすいのではないでしょうか。10インチクラスのタブレットを立てかけるのは荷が勝ちすぎるように感じますが、スマホや電子書籍くらいなら実際に使えていますよ。
2021.03.26
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タブレットといえばiPadという時代もありましたが、現在ではWindowsあり、Androidありの時代。どのプラットホームに属するかはともかく、できることを増やし続けてきた結果ノートPCとの差別化に苦しんでいるようないないような。タブレットはノートPCと比べて軽量な場合が多く、手に持って歩き回ったり、就寝前に膝上に置いて閲覧したりといった使い方がしやすいですよね。そしてスマホよりも圧倒的に大画面で、情報量も多い。しかし、こと生産的作業のツールとして見てみると、単体では限界を感じるデバイスでもあります。それは例えばメールに返信したり、ブログを編集したり、資料に活字の注釈を入れたりする時です。指先でのスワイプやタップでできることはある程度大雑把な入力に限られます。そんなタブレットでも快適な操作を実現するために、さまざまな入力デバイスが使えるようになっています。キーボード、マウス、トラックパッド、ペンといったデバイスですね。ノートPCも使っている身としては、これらの入力デバイスを揃えていった場合、どんどんノートPCとの差別化ができなくなっていくなぁと感じます。タブレットが優れているのは、情報を表示する画面と入力するためのタッチパネルが融合(実際は重ね合わせ)していることによる直感的な操作であったり、可搬性の良さだと思います。PCなら、とある対象へカーソルを移動して、そこで左クリックをしながら…といった操作を、タブレットは画面を手元で抱えて直接指で操作することができますよね。マウスやキーボードよりも圧倒的に対象と指(ペン)の距離が近い。最近ではタブレットをキーボード付きのしっかりしたケースに装着し一体化することで、従来からあった文字入力の煩わしさやワイヤレスデバイスを別途用意する煩わしさの解消を図ったものもあります。私はこれらを見て、初めは一体化することでトータル重量がノートPCに近づくという点のみに注目して「なんだかタブレットっぽさがなくなるようだなぁ」と感じたものでした。今感じているのは、「画面と指の距離がノートPCのそれに戻ってしまうなぁ」ということ。もちろん一体型の良さも分かります。タブレット本体から給電されていれば各デバイスを別途充電する手間から解放されますし、マウスだけ忘れた!とかないですから。ノートPC然として使えるわけです。(…ん? じゃあノートPCでいいんじゃ…?)タブレットは単体で存在してこそタブレットのような気がしますね。画面に映る情報に直接触れるかのような操作体系が特徴の一つであり、そのダイレクト感から人の手を引き離してしまうのは、旧来のデバイスに戻っていってしまう気がします。キーボードやマウスといったデバイスは、必要に応じてワイヤレス接続するくらいでいいんじゃないかな。有線でもいいけど。将来小型化技術が進んで、トラックパッド付きキーボードが本体から引き出して使えるようになれば面白いかもしれませんね。本体に格納できるスタイラスペンのキーボード版。現状は、ユニバーサルなキックスタンド付きBluetoothキーボードの決定版があれば試してみたいな。
2021.03.24
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サンワサプライさんのスゴイ小さいBluetoothマウス(400-MA129)をレビュー。モバイル用として手元に置いているこのマウス、世界最小というほどではありませんが、手頃な価格で持ち運びにヨシ、使ってほどほどにヨシなマウスとなっています。 外観スクロールホイール付きのシンプルな3ボタンマウスです。左右ボタンは静音スイッチが採用されていて非常に静か(ホイールボタンはカチカチいいます)。単体で寄った写真では小ささが伝わらないと思うので、ペットボトルのキャップとの2ショットを。ね、小さいでしょう? 電源は単四2本 接続はBluetooth3.0(HID)単四電池2本(付属)は上部カバーを外してセットします。小ささを追求したマウスですが単四2本を使って使用可能時間を稼いだ仕様。それもあってか、電池を入れるスペースには基板上の部品が一部露出しています。電池をセットする時は無理な力をかけないようにしたいですね。接続方式はBluetoothで、端末側にセットするレシーバーは必要ない仕様です。(端末のBluetoothが非対応なバージョンであれば別途必要)小型マウス ワイヤレス 無線 Bluetooth 静音 超小型 ブルートゥース ...楽天で購入 使用感(with iPad)iPadとペアリングして使っています。当然ながら売りの一つである小ささは素晴らしき。しかし小さいが故に指先だけで摘むような持ち方になるので、手の大きい人ほど使いにくさを感じるかもしれません。逆を言えば、手の小さい人ほど扱いやすいかもしれない。 それでも親指と薬指をマウス側面のくびれにあてがうとほどほどの安定が得られます。小さな筐体に重量物となる電池が左右に配置されるのもいい働きをしているのかもしれませんね。動かすタイプのマウスってやっぱり重量配分が使用感に強く影響するんでしょうか?Bluetoothマウスとしての応答性も悪くない。これでシビアな操作を求めるようなゲームをするわけじゃないので必要十分。画面上のポインタの動きも滑らかです。あとは耐久性ですね。これはもっと使っていかないと分かりませんが、どちらかというとサブ的ポジションに据えているので長く使えたらなと。
2021.03.22
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最近どうも静電容量無接点方式 or メカニカルキーボード賛美が顕著な当ブログ。あたかもメンブレンやパンタグラフが悪いかのように受け取られるかもしれないので、今回はメンブレンとパンタグラフの良いところを書こうかと。●価格メンブレンとパンタグラフ、そして静電容量無接点とメカニカル。色々と違いはありますが、まず価格帯。これは好みとか手に合う合わない以前にですね、前者の方が安い場合が多いと思います。安価な方が当然ながら入手のハードルは低く、故障した時の買い替えもしやすいですね。●接点構造と入力判定前者2方式は底打ち=入力となり感触的に分かりやすいのに対し、後者2方式は底打ちする手前、ストロークの中間程度で入力を成立させているものが多い。指先に感触が返ってきて認識しやすい底打ちに比べて、このストローク途中というのは指先で感知することが難しい(クリック感を設けたキースイッチもある)。総ストローク4mm、入力判定が2mmだとした場合、押下始めの2mmは入力に不可欠ですが、残りの2mmは入力には不要です。どうしても底打ちしてしまうという人は、毎回2mmは無駄な押下をしてしまうということです。●底打ちの硬さメンブレン/パンタグラフに使われているラバードーム。底打ちして入力させるこれらはラバードームの弾力のおかげで底打ちしても感触は柔らかい。何も対策されていないメカニカル(特に金属シャーシ採用のモデル)では底打ちすると指先にカツンと硬い感触が返ってきます。打鍵音としても返ってきますね。毎回底打ちしてしまう人は、この感触・音とも付き合う羽目に。静電容量無接点やメカニカルと比べて安価なものが多く、既製品の種類も豊富。底まで押下した時の硬さもメカニカルと比べて柔らかい(ラバー部品の弾力)。そういった比較的柔軟な特性のあるキーボードもいいと思います。メカニカルが剛のキーボードなら、メンブレンやパンタグラフは柔のキーボードといったところでしょうか。言いすぎかな。
2021.03.15
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今回は私がキーボードをどう使い分けているか?という記事です。キーボードなんて使い分けるもんじゃないという方もいるとは思います。でも私は使い分ける。そこにはTPOに合わせるという真っ当な理由もあれば、ちょっぴり遊び心もあります。 自宅(自室)自宅で使うキーボードの主力は、静電容量無接点方式。有線で使うこともでき、iPadとの無線接続も安定していて、静かで心地良い打鍵感。次点はメカニカル方式。メカニカル茶軸の打鍵感を楽しみたい時はこちらを使います。静音性にはさほど注力していない軸ということもあり、メリハリのある打鍵感と打鍵音。これはこれでグッド。しかしどちらも筐体重量はしっかりとしたもので、キー配置にシリンドリカルステップスカルプチャを採用していることもあり分厚いデザイン。可搬性は良いとは言えないので私にとっては自宅用。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】ARCHISS(アーキス) ProgresTouch RETRO TINY 茶軸 | そゆぶろ - 楽天ブログ 外出・宿泊先外に持ち出すのはパンタグラフ方式。先ほどのキーボード達は使用感こそ良いが可搬性がいまいち。自宅から持ち出すなら、打鍵感は劣るものの薄型軽量なBluetoothキーボードの出番。平坦なキー配置は打鍵感に不満がないではないけど、やはり荷物として邪魔にならないのは良い。【レビュー】Apple Magic Keyboard 【MLA22LL/A】 | そゆぶろ - 楽天ブログ 移動中(車両とか)キーボードを置くスペースが満足にとれないような移動中は端末のソフトウェアキーボード。打鍵感は比べるまでもないけど、テキストをだあーっと下書きしておくくらいに割り切っているので細けぇことは気にしねぇ。修正・仕上げは後!以上が私の使い分けです。自宅での気分転換的なポジションに据えているメカニカルと移動中のソフトウェアキーボードを除けば、自宅用と外出用の2台ですね。基本的に置きっぱなしになる自宅用と持ち運ぶことも前提となる外出用では要求スペックが違って当然です。1台のキーボードで自宅も外出先も・・・というのももちろん可能です。しかし打鍵感と可搬性の満足度を高次に両立するのは、やはり難しいんだと思います。特に難しいと感じるのは持ち運ぶことになる外出用。自宅用は比較的サイズに対する制約がなく、打鍵感の良さを優先できました。外出用となると打鍵感と可搬性の狭間で結構迷うんですよねー。外で使う端末といえばラップトップだった頃と比べると、スマホやタブレットが普及しインターフェース系の自由度は高くなったと言えるでしょう。
2021.03.13
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キーボードを大切に使いたい方にオススメ。キーボードの隙間にはどうしても小さなホコリや指先に付着していた塵などが落ちてしまうもの。ハンディクリーナー(吸引)やエアダスター(吹き飛ばし)である程度は除去できますが、底まで落ちたものはなかなか取りきれません。そこで役立つのが、今回レビューするキーキャップ(キートップ)引き抜き工具。シンプルな道具ですが、これがあるとメンテナンスやカスタマイズがしやすくなります。今回は私の所有するARCHISS Ergo Grip Keycap Removerと、FILCO Key Pullerをレビュー。 外観針金2本と樹脂製の柄というシンプルなもの。ARCHISSさんのは全体的に短く、柄はPBT製。FILCOさんのは長めのサイズになっていますね。FILCOさんの宣伝によれば、この長さにより3つ程度まで連続してキーをホールドできるそうです。私はまだ使いこなせていないからか、どうしてもわちゃわちゃしてしまうので1つずつ外しています。 使い方まずは指先を使って針金を少し広げます(EnterやShiftキーではかなり広げることになる)。次に、外したいキーキャップの左右側面に針金を沿わせ、先端がキーキャップの真下をくぐるまで差し込みます。差し込み終わると、針金の閉じようとする力で自然と10〜30°ほど回転しキーキャップを掴みます。あとは上に引き上げればキーキャップが軸から外れます。傾けずに垂直に引き上げましょう。はい取れたーこの工具の出番はここまでで、キーキャップを戻す時には使いません。外したあとはキーキャップを掃除したり、キーキャップの下に溜まった汚れを除去したりといったメンテナンスが一段とやりやすくなります。キーキャップの交換にももちろん適しています。※多数のキーキャップを外す場合、事前にキー配列全体をスマホなどで撮影保存しておくと良いでしょう。 入手方法キーボードを購入すると付属してくる場合もあります(DIPスイッチなどでCtrlとCapsを入れ替えたりできるキーボードなど)。そうでなければ単品での購入になります。FILCO KeyPuller FKP01楽天で購入Ergo Grip Keycap Remover (AS-KREGP01)楽天で購入 全てのキーボードに使えるわけではないこの工具でキーキャップを外せるキーボードは、メンブレン、メカニカル、静電容量無接点方式(どれも所有しているキーボードで確認済み)であり、ノートPCなどの薄型キーボードに採用されるパンタグラフ方式には使えません。また、メンブレン、メカニカル、静電容量無接点方式だとしても、特殊構造のものには使えません。針金によるスタビライザーが付加されている大型キーの場合、スタビライザーを固定する部分が破損してしまう恐れもありますから、キーボードの構造をよく確認し使えるかどうか事前確認しましょう。※キーキャップの取り外しや交換は自己責任です。破損は保証対象外。スタビライザー付きEnterキー(メンブレン)。注意が必要な構造の一つ。 使いこなせれば強い味方に価格こそ手軽ですが、これはあくまでもメンテナンス用の工具。正しく使いこなせればキーボードをキレイに維持したり、キーキャップ交換など自分好みのキーボードに仕上げる強い味方になってくれるでしょう。
2021.03.10
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マジックキーボードだけど最も廉価なモデルだよ。トラックパッドとかキーバックライトは無いんよ。この記事はiPad Pro専用の2020年発売モデルではなく、それ以前に発売されたマジックキーボード(MLA22LL/A A1644 テンキーレス 英語配列)のレビューです。iMacを購入すると付属してくるのかな?今まで使っていたモバイル用のキーボードが自粛期間中不調になってしまったので、モバイル用に単品購入しました。APPLE キーボード Magic Keyboard(US)MLA22LL/A楽天で購入 外観ほんの少しだけ手前に傾斜した薄型デザイン。MacBookキーボードの色違いといったところか。残念なことにこのテンキーレスモデルでは白しか選べません。キーと底板の白は経年変化や汚れが心配になりますが、アルミフレームとの相性は良いですね。キーピッチとサイズを犠牲にしないレイアウトも窮屈でなくて◎。キー以外のスイッチは上側面(⏏︎キーの近く)にある電源スイッチのみ。Lightningポート(F6キー近く)を使うことで充電できます。ESCキー側の側面には白いバーがあります。これは通信(Bluetoothの電波強度)を安定させるために非金属素材にしているのだろうと思います。形は違えどiPhoneの側面やiPadのセルラーモデルにも非金属の部分があります。ボタンや操作に使うパーツではありません。仕様では満充電から約1ヶ月はもつらしく、そんなに長いなら充電の手間も限定的だろうと期待しています。 電源ONでペアリングモード(接続)電源ONでペアリングモードになるようです(CapsLock以外のLEDもほしい・・・)。初回のペアリングにiPhoneを選んでみましたが、iPhoneのBluetooth画面にすんなりと表示されてペアリング成功。以降は電源を入れれば接続されます。しかし2台目の機器とペアリング・接続したい場合は事前に接続を解除し、マジックキーボードの電源を入れ直さないといけないみたいですね。私は基本的に複数端末で使いまわそうとは思っていないので気になりませんが、1台のキーボードと複数端末で接続切り替えを頻繁にする人には不便でしょうね。 本体重量は約230g約230gの本体重量は他社の充電式Bluetoothキーボードと大きな差はありません。しかしiPad Pro用2020年発売のマジックキーボードと比べると、バッテリーとキーボード、Bluetooth機能だけなので圧倒的に軽い。iPad ProやAirにマジックキーボード(2020)を導入するとなるとコストが嵩み、総重量も1kgくらいになってしまいます。発表時の興奮はありましたが、冷静に考えるとこの総重量のことが頭に重くのしかかってきてしまいました。私はそれらを揃えるよりも、この薄くて軽いキーボード1台だけ追加導入する方を選びました。 キー配列マジックキーボード(2020)や自宅で使っているキーボードはいわゆる60%キーボード(F1〜12キーやテンキーが非独立)ですが、このキーボードにはF1〜12キーが最上段に配置されていてモニタの照度調整やオーディオコントロールのボタンとしても使えます。基本的にはMacBookそのままの配列ですね。それ故optionやcommandといったキープリントもそのまま使われています。普段Windows系を使っている人は戸惑うかも。 打鍵感キーストロークは約1mm。昨今のパンタグラフ(シザー)式キーボードとしては始めにタクタイル感のある方かもしれません。スッと押下されるというより、ペコっと押下される比較的メリハリのある打鍵感。自宅で使っている静電容量無接点やメカニカルと比べた場合、打鍵感の満足度は一段下のゾーンにあることは否めません。しかしこのキーボードはそれらにない軽快さを獲得しているので、外に持ち出すことを考えれば納得のトレードオフだと思います。Apple Magic keyboard (A1644)英語配列のマジックキーボードです。定時間際はタイプがもたつく🙃 pic.twitter.com/bZB5ywBwye— そゆ (@soyu_jpn) March 8, 2021また、爪の長い人はこういうストロークの少ないキーボードの方が打ちやすいのではないでしょうか。私自身、爪が長い時はこちらのキーボードの方が打ちやすかったりします。APPLE キーボード Magic Keyboard(US)MLA22LL/A楽天で購入ではおさらいです。まずGoodポイントから。・スリムデザインによる高いポータビリティ・Apple純正の安心感・Appleらしい無駄のないデザイン・約1ヶ月もつバッテリー。・軽快にタイプできるキーストロークここからは人によってはBadかもしれないポイント・マルチペアリングできない・カラーは選べない (テンキー付きはスペースグレイもある)・Mac準拠のキー配列・平坦な配置のキートップ・キーストロークの浅さ・価格Apple純正キーボードとして最小サイズのマジックキーボード。高級キーボードに敵わない部分もありますが、それを補う特徴(軽量・省スペース)を備えています。画面サイズは小さくなりますが、iPhoneとペアリングして使えばミニマルなスタイルと、ある程度の快適さを両立して文章が書けます。Bluetooth接続なので、当然端末とキーボードの距離が少しあっても動作してくれます。端末とくっつけておく必要はありません。打鍵感が気に入ればこのキーボード1つを自宅/外出先の兼用としてもいいでしょう。もともとiMac用でもあるのだから。
2021.03.03
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キーストローク(押し込める深さ)が深めのキーボードでは、爪が伸びていると打鍵感が悪くなる。そんな経験をここに残しておきます。私が最近サブで使い始めたメカニカルキーボードはストロークが約4mm。ノートPCなどと比べると格段に深い。いわゆるシリンドリカルステップスカルプチャ構造で、むしろ薄いキーボードよりも好きな打鍵感で気に入っています。これを購入した当初はちょうど爪を綺麗に切った後で、打鍵になんの支障もなく(というのは後から気づいた)使えていたのですが、数日経ってみるとなんとなく不快な感触が混じるように。押下していくと爪とキーが擦れて違和感・・・指先がキートップに触れるときは特に何も感じないのに、押下していくと違和感を感じるようになりました。どうやら押下していくにつれて指が垂直気味になり、キートップに爪が当たりだすようです。ストロークがないノートPCのキーボードでは感じたことがなかった違和感の正体は、これが原因のようです。そのほか、押したいキーと指先が少しずれていると、一つ奥のキーの側面と爪が当たることもあります。これはキー前面に印字された文字に対してはあまり良いことではないでしょうね。押下中の爪の当たりと、他のキーへの爪の当たり。どちらも打鍵感を損ねてしまいますね。そんな時の爪の長さはちょうど爪を切った方がいいかな?と思うくらいの長さ。むしろこのキーボードを使っていれば、爪の切り時を感触から知ることができる!と受け止めています。それと同時に、爪を長めに保ちたい人とこういったキーボード形状は相入れないのかも?とも思いましたね。
2021.02.26
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キーボード選びもまた、非常に悩ましいものです。せっかく時間をとお金を費やして導入しても、期待と現実にギャップがあると残念な気持ちになってしまいますよね。私的に事前の情報収集としてはブログや動画を見まくるのですが、それぞれで注目しているのは・・・●ブログ・外観や数値的な仕様これは販売者やメーカーのホームページで確認できるものでもあります。しかし個人ブログなどの方がよりピンポイントに撮影して質感がよくわかる画像を掲載していたり、中には類似品との比較もあったり。たくさんの画像を見ていけば、市場流通品の個体差にも気づけるかもしれません。●動画・打鍵音打鍵の様子と打鍵音をセットで視聴できるのは貴重な情報源。店内のような賑やかなBGMがない動画なら純粋に打鍵音を聞くことができます。ここでは小さなキーと大きなキーでどの程度音に差があるかも注目しましょう。文字キーに対してEnterやShiftキーは部品が大きく、底打ちした時の残響音が違ったりします。打鍵する人の癖や録音品質でも印象は変わりますし、キーボード下にシートを敷いているのか、テーブルに直接置いているのかでも印象は違うかもしれません。●ブログ・動画 両方で注目するもの・発信者さんの感想(主観的なもの)発信者さんの言葉で表される数々の表現。ひたすらに分析的というか淡々と加飾少ない語り口もあれば、読み物としての楽しさ・演出に気を配っている方もいます。どちらがしっくりくるかは一概に言えないと思いますが、注意したいのは発信者さんと自分の感じ方は一致するだろうか? ということ。たとえばキー荷重の軽い重いといった感覚は人によります。手の大きさ・指の長さも人によります。打鍵音・静粛性などの評価は聴力や音の好み(低音は気にならず、高音には敏感など)にもよって感想は違ってくるでしょう。どんなテーブルにどう設置しているかでも音の響き方は変わるかもしれませんしね。そうそう、打鍵の感触も当然気になりますよね。これはブログや動画では非常に得にくい情報です。五感の中でブログ・動画で得られるのは、視覚と聴覚からの情報が大半。触覚からの情報は実際に対峙してみないと分かりませんね。 その点で、店頭で実機を確認してみるというのも重要なリサーチ手段と言えるでしょう。スイッチ部品そのものを数種類マウントしたサンプル的なものもありますが、これで確認できるのはスイッチ同士の相対的な違い。実際のキーボードにマウントされた状態とは少し印象が違うかもしれません。試打する時は小指でのタイプも忘れずに。小指は比較的非力なので、小指でタイプしても疲れないキー荷重かどうかも確認したいところです。(感染症対策もお忘れなく・・・!)こういった違いを前提にして、各所で発信されている情報と向き合うように心がければ、早合点をして後の祭り・・・という事態を防げるかもしれません。私の場合、至高の1台として静電容量無接点方式のキーボードを導入し、つい最近は打鍵音の違いを楽しみたくてメカニカルの茶軸を追加導入しています。はっきり言って膝下くらいまでは沼に入ってしまっている気がします・・・いや、キーボード沼は手から浸かっていくのかも・・・?
2021.02.24
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決して万人に受け入れられる考えだとは思わないけれど、いくつかのキーボードを使い分けるというスタイルは決して大袈裟なことではないと思います。目的や好み、気分によってその時その時に適したものを選ぶ。個人的には靴のようなものだと思っていて、履ければいい(入力さえできればいい)から、これを履くと気分が上がる!(これで入力すると気分が上がる)などあると思うんですよね。もちろんマナーに気を配る(静音タイプを選ぶ)なども。職場に自分好みのキーボードを増設しようと思ってもできない・・・でも自宅(テレワーク)なら!という方もいるのでは。ノートPCだとしても、自宅であれば外付けキーボードを導入しやすいかと思います。私も自宅でノートPCを使うときは有線のメカニカルキーボードを使っています(VCの時は使いませんが)し、私物のiPadではBluetooth接続の静電容量無接点方式キーボードを使っています。私は英語配列のキーボードの方がEnterキーが近かったりして好きなのですが、国内でノートPCといえば大体は日本語配列。そして日本語配列の方がキー数が多いですから、私用頻度の低いキーほどキーピッチやサイズが変則的になりがちです。この辺の不満と打鍵感の不満を解決してくれるのが、自分に合った仕様の外付けキーボードというわけ。接続方式に関してはそのPCと安定するのであれば、有線でも無線でもよいと思います。Bluetoothキーボードはケーブルレスで片付けやすいですが、バッテリーの劣化はいつかやってきます。有線タイプの場合バッテリーの心配はありませんが、ケーブルの断線に注意しましよう。着脱できるものが交換しやすくてベターだと思います。
2021.02.22
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Ligntningポートを備えたiOS(またはiPad OS)端末とUSB(TypeーA)端子の機器を繋ぐことができるこのアダプタ。このアダプタ自体もLightningポートを備えていて、端末からの電力供給では動作できない機器であっても、別途電力を供給させて動作できる可能性があります。【送料無料】Apple Lightning USB-3 カメラアダプタ MK0W...楽天で購入本来は商品名の通り、iOS端末にデジカメなどから高解像画像を取り込むためのもののようですが、今回は汎用機器である有線キーボード(メカニカル)を接続してみた時の挙動を書いていきます。 初回接続はアップデートあり初めにiOS端末に接続させるとアップデートの案内が出たので、まずはアップデート。iPad 8thでのアップデートは2分程度で終わりました。その後iPhoneやiPad 5thにも接続してみましたが、アップデートの案内はなし。ちなみに接続している間は 設定_一般_情報 の中に Apple USB Camera Adapter というメニューが表示され、モデルNo.やファームVer.が確認できました。現状では以下の状態。 モデル番号 A1619 ファームウェア Ver.1.0.5(アップデートされたのはこれかな?) ハードウェア Ver.1.0.0 キーボードを繋げてみると?メカニカルキーボードを繋げてみました。電力不足のエラーが心配でしたが、iPadおよびiPhoneであっても追加電源不要で動作してくれました(メカニカルキーボードの消費電力がどれほどなのか、Lightningポートからの供給電力がどれほどなのか、それぞれ全く分かりませんが)。この状態でアダプタのLightiningポートにUSB充電器を繋ぐと、iOS端末の充電が始まりました。そう、充電しつつ外部機器を使用することもできるのです!私が試したキーボードはキー数も少なく、LEDも最小限のもの。テンキーを備え、各キーにLEDがあるような派手系キーボードでも動作するかどうかは試していません。USBハブを介してキーボードとマウスの組み合わせも動作しました。しかしケーブルがかなりごちゃごちゃしてくるので常用はしたくない・・・追加電源が不要な外部機器であればアダプタのLightningポート経由でiOS機器を充電しつつ、外部機器を接続できるこのアダプタ。iOS端末の拡張性を引き出してくれるアイテムだと思います。個人的には私物のメカニカルキーボードをiOS端末でも使えるようになったのは大きい。この打鍵感で文章を作りたい気分の時もあるので。
2021.02.20
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HHKB Professional HYBRID Type-S(以下HHKB)と、ARCHISS PrgresTouch RETRO TINY(以下ARCHISS)を比べてみます。どちらも大好きなキーボードですが、価格も使用感も違うこの2台。簡単に違いを見ていきましょう。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ【レビュー】ARCHISS(アーキス) ProgresTouch RETRO TINY 茶軸 | そゆぶろ - 楽天ブログ 外観とサイズHHKBの方は墨と称するやや薄めの黒で、ARCHISSの方はもっと黒々としています。文字のコントラストが高いのはARCHISSの方で、視認性は抜群。HHKBは昇華印刷 ARCHISSは2色成形サイズ感の方はというと、HHKBと比べてARCHISSは独立したカーソルキーとIns、Delキーがある分横幅が大きくなっています。しかし電池を挿入する部分の張り出しがなくスッキリとしています(USBケーブルを抜けば)。HHKBは乾電池or有線 ARCHISSは有線のみ 底部HHKBの方は底部の四隅にゴム足があり、DIPスイッチにはカバーがされています。ARCHISSの方は四隅に加えチルト調整の足にも滑り止めがありますが、DIPスイッチはカバーなし。 打鍵感押下圧はHHKBが45g、ARCHISSは55g。10gの違いは薬指や小指で押下すると違いが分かりやすいですね。少しだけ重く感じます。HHKBはフラッグシップモデルということもあり、静電容量無接点方式+静音化されたモデル。押下、底打ち、キーの戻り、どれをとってもARCHISSより静か。ストロークは3.8mmでARCHISSの4mmよりも若干浅くなっています。HHKB Professional HYBRID Type-S pic.twitter.com/4bdLFOoTph— そゆ (@soyu_jpn) February 14, 2021ARCHISSはフラッグシップではなく、メカニカル方式の茶軸(Cherry MX)を採用したもの。打鍵感は微かなクリック感と打鍵音が相まってかメリハリがある感じで、これはこれでクセになる。強めに打鍵するとやや金属的な残響音がします。アーキス ProgresTouch RETRO TINY茶軸 英語配列#キーボード #Cherrymx pic.twitter.com/TPmTy1jb0e— そゆ (@soyu_jpn) February 12, 2021 メンテナンスどちらもキーキャップを引き抜けるようになっているので、キープラーと呼ばれる引き抜き工具を使えば簡単に外せます。優劣というほどの違いはありませんが、ARCHISSで採用しているCherryMX茶軸スイッチの方が外しやすいですね。 重量と剛性感HHKBは540g、ARCHISSは720g。HHKBの剛性感も必要十分だと思いますが、ARCHISSの方が剛性感は高いです。強めに打鍵した時に少し聞こえる金属的な残響音は、キースイッチのスプリングだけでなく、シャーシの補強版(鉄板?)のものかもしれません。 キー配列カーソルキーはFn+別キーHHKBの方が独特な配列。Fnキーを多用することになりますが、慣れるとこちらのほうが運指が少なくて楽ですね。ARCHISSはカーソルキーが独立していて手を移動させなければなりませんが、Windows PCユーザーにはこちらの方がとっつきやすい配列かもしれません。[ ESC ] [ ~ ] [ ` ] が1つのキーに割り当てられているステップスカルプチャの程度も少し違いますHHKBARCHISS先に購入したHHKBが静音系だったこともあり、ARCHISSを購入する時は打鍵感の違いが楽しめそうな茶軸を選びました。HHKBを購入していなかったら、押下圧45gの赤軸か静音赤軸を選んでいたかもしれません。何を基準に選ぶかは各人の環境や要求によりますが、テレワークやオンラインゲームでボイスチャットを使うなら静音系のモデルが良いでしょうね。打鍵音に寛容な環境で使うなら、茶軸もなかなか良いと思います。
2021.02.20
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今回は興味本位から購入に至ったメカニカルキーボードをレビュー!モノはアーキス(アーキサイトのブランド)、ProgresTouch RETRO シリーズの TINY というタイプ(茶軸)。設計は日本、製造は台湾です。ARCHISS ProgresTouch RETRO TINY (タイニー) コ...楽天で購入 外観ファンクションキーやテンキーを排しながらもキーピッチは19mmを確保。カーソルキー、Ins、Delといったキーは残した英語配列(日本語配列もあります)。配列やピッチを乱さず拡幅!おかげで打鍵しやすいシリンドリカルステップスカルプチャー構造を採用しつつもなかなかコンパクトで、奥行きの少ないデスクでも比較的設置しやすいのではないでしょうか。数年前から販売されているモデルだけあって、着脱可能なUSBケーブル(付属)はMiniUSB to TypeAという最近はあまり見かけないタイプ。ケーブルの断線リスクを考えると着脱可能なのは利点ですね。ポートがキーボード中央でなく端に寄っているのも個人的に高評価。[ Ins ]と[ ← ]の中間にポートがあります。フレームとキートップの質感はどちらもマットな仕上げで、一定の統一感があります。キートップの文字は印字ではなく、2色の樹脂でキーキャップを成形し実現。(キー側面は印字かな?)通常使用でこの文字が消えてしまうことはまず無いと思われますが、成形時の都合なのかフォントがやや特殊な文字も。基本、タッチタイプなので気になりません。 DIPスイッチ搭載。剛性感あるフレームは安定感◎DIPスイッチが搭載されていてキーボード単体でCapsやCtrlの配列入替等が可能。安物の薄型メンブレンなどと違い、700gを超えるだけあって剛性感ヨシ。ガタツキも感じません。底の四隅にゴム足があり、チルトスタンド先端にも滑り止め(ちょっと硬め)が装着されています。交換用のキーキャップと取外し工具、変換アダプタも付属しており、なかなか良心的なセットではないでしょうか。 CherryMX 茶軸の打鍵感押下初期はリニアに始まり、ストローク中間の微かなタクタイル感を越えると入力が成立する茶軸スイッチ。打鍵音は正直言ってちょっとうるさいので職場への導入は躊躇しますが、自室で使う分にはむしろいい音だと感じました。スペースキーなどの大型キーはやや雑味を感じる打鍵音ですが、文字キーを淡々と打鍵しているときの音は作業用BGM的な感覚。適度な小雨のように集中力を高めてくれる雑音、という感じでしょうか。アーキス ProgresTouch RETRO TINY茶軸 英語配列#キーボード #Cherrymx pic.twitter.com/TPmTy1jb0e— そゆ (@soyu_jpn) February 12, 2021ちょっとだけ金属的な残響音も混じります感触にフォーカスすると、茶軸の特徴は赤軸などのリニア軸と違ってタクタイル感を伴います。そのタクタイル感は微かなものですが、必要最低限の押下量を指先に伝えてくれます。押下後は力を抜けばキースイッチの反発力(バネ)で指もろとも元の高さに戻ってくれるので、意図的に指を上げる必要を感じません。これは疲労軽減にもつながるのでは。そうそう、アーキスといえばパンタグラフキーボードもおススメです。【レビュー】ARCHISS INTRO Mini BT 【キーボード】| そゆぶろ - 楽天ブログ Fnとのコンビキーはやや煩わしいコンパクトにまとまった反面、省略されたキーを入力する場合はFnキーとの組み合わせ。2アクションなので多用する場合はちょっと面倒です。これが嫌な方は同シリーズのTKL(テンキーレス)を検討してみては。私はコンパクトさも重視しますが、結局は自身が使いやすいと感じるキーボードが一番です。ARCHISS ProgresTouch RETRO TKL Cherry MX...楽天で購入この品質でBluetooth接続も搭載されていればさらに満足度は高いのですが、メカニカルキーボードでそれを望むなら、もう少し価格帯を上げて探さないとですね。そう、これまで言及するのを忘れていましたが、このキーボードは有線接続専用です。私が購入した茶軸以外にも、赤軸や銀軸など、キー配列以外の選択肢も用意されているProgresTouchシリーズ。このTINYであればコンパクトで比較的安価(といっても1万前後しますが)であり、高価な静電容量無接点方式やBuletooth搭載のメカニカルと比べて導入しやすいと思います。
2021.02.13
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最近テンキーを購入してからというもの、キーボードとマウス(トラックパッド)とテンキーについて思うことがありました。Enterのすぐ横にマウスって、いいよね【レビュー】FILCO テンキーパッド【茶軸 静音赤軸】 | そゆぶろ - 楽天ブログまず私の普段の環境から(これが私の考えの起点になります)。仕事ではノートPC(日本語配列・テンキー無)とマウス。自宅(私用)ではタブレットにBlutetoothキーボード+マウスという組み合わせが基本です。仕事では数値入力も少なくないのでテンキーを追加導入したのですが、だからといってキーボードにテンキーはいらないなというのが今回の話。自宅で使う英語配列のキーボードでは、ホームポジションからほとんど手が動きません。もちろんマウスを動かすにはホームポジションから手を移しますが、かなりキー数を削いだキーボードなので手の移動は少なめ。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ私の場合、テンキーを使いたくなるほどの数値入力はマウスの使用頻度よりも相当に低いことに気づきました。このキーボードにしてから8ヶ月の間、テンキーが欲しくならなかったのはそういう事だったんだと。もしもテンキー付きキーボードだったら、マウスを使うために使用頻度の低いテンキーを通り越さなければいけなかったでしょう。※マウス(トラックパッドの)置き場所や利き手によっても意見は分かれると思います。【レビュー】Logicool PEBBLE M350【マウス】 | そゆぶろ - 楽天ブログそういった発見(というか再認識)から、一番よく使うデバイスを自分の近くに置いてみると、写真のようになりました。左利きの方であれば真逆になるかもしれませんね。英語配列キーボード+マウス+テンキー自宅環境にテンキーを導入しようと思ったら、こうなります。人によってはテンキー付きのキーボードとなる場合もあるでしょうし、マウスをトラックパッドにしてキーボード手前に据えるのかもしれません。入力デバイスは端末本体より安価に導入できる場合が多いため、ついついあれこれ試してみたくもなりますが、自分のニーズを見つめ直してからでも良いと思います。少なくともアルファベットやEnterなどは必須として、ファンクションキーやカーソルキーは独立で欲しいか、Fnキーとの同時押しでも良いか?テンキーは?デスクのスペースは・・・マウスかトラックパッドか・・・操作フィーリングは・・・というふうに考えていくと、数ある製品の中から自分に必要なものが絞り込めていくと思います。
2021.02.07
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私が自宅で使っているメインのキーボードは静電容量無接点タイプで、静粛性にも配慮されているもの。もちろん無音ということはありませんが、比較的静かにキー入力ができています。一方、最近新たに購入した有線のテンキーパッドとキーボード。こちらはメカニカルタイプで、クリック感のあるものとリニアなものの2つ。それぞれ打鍵感や音が違うので、思ったことを書いておきます。●静電容量無接点タイプ底まで押下しなければ、コトコトと静かなもの。バチバチと打ち込んでしまうとそれなりに音はするし、指を勢いよく離すとキーが戻りきったときの音が鳴りがち。無接点というだけあって耐久性の高さに期待している。ストロークは後述のメカニカルよりもリニアではないように感じる。内部はラバードームとスプリングがあるはずだが、押下の初期、ラバードームが降伏しだすまではちょっとタメがあるような感触です(それでも軽快な打鍵感だから全然問題ない)。それ以降はリニアな打鍵感。【レビュー】HHKB Professional HYBRID Type-S【英語配列】 | そゆぶろ - 楽天ブログ●メカニカル_茶軸(クリック感あり)押下の始まりはリニア。ストロークの中間くらいでクリック感が微かにあり、そこを超えると入力が成立する。指先の力を抜いた時のキーの戻りは静電容量無接点タイプよりもやや弱いが、ラバードームがない構造も理由の一つだろうか。しかし微かなクリック感はキーが戻る時にもあり、ゆっくりキーを戻すと引っかかって戻るような感じがするのも確か(引っかかり続けて戻らないという事はなく、使用上の問題はない)。 【レビュー】ARCHISS(アーキス) ProgresTouch RETRO TINY 茶軸 | そゆぶろ - 楽天ブログ●メカニカル_静音赤軸(リニア)茶軸からクリック感を取り去り、底打ちしても煩くなく、ストロークの全過程が最もリニアだと感じる。底打ちしてみると微かにグモっとした感触が返ってくるので、おそらく緩衝材的な特性を持つ部品が採用されているのではないか。静粛性が高い分、茶軸などでは気にならない別の音も顔を出すようになってくる。【レビュー】FILCO テンキーパッド【茶軸 静音赤軸】 | そゆぶろ - 楽天ブログ私が使っているテンキーパッドでは剛性を高めるためか、この静音赤軸を強めに打ち込むと底打ちした時にやや金属的な残響音を感じる。また大きめなキーキャップのキーでは針金状のスタビライザーが仕込まれていて、キーから勢いよく指を離すと更に金属っぽい残響音がする。だからなんだという話なのだが、静粛性の高さ故にそういう違いが分かってくるのだ。この残響音は前述の静電容量無接点タイプでは聞こえない。ラバードームがいい仕事をしているのかも。色々と作りの違うキーボードたちを触っていると、必ずしも入力方式の違いや軸色の違いだけで差が生まれているのではないことが分かります。土台である筐体の作りもまた、打鍵感に差をもたらす重要な要素のようです。
2021.02.06
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テンキーだけのキーボード導入が必要になり、これはいい機会だということでFILCOさんのイイやつを買いました。もう少し正確に書くと、ダイヤテックさんが展開するFILCOブランドの、Majestouch TenKeyPad 2 Professional for Windows という商品です。2つ必要だったので、これはいい機会だということで茶軸と静音赤軸を。FILCO テンキー Majestouch TenKeyPad 2 Profes...価格:4320円(税込、送料無料) (2021/5/11時点)楽天で購入 外観キーレイアウト自体は特殊ではないと思いますが、NumLockキーが7キーの上にあるのでそこだけが注意点かな。シボの入ったフレーム、FILCOロゴの造り込み、滑らかに窪んだキートップ、なだらかな段差のある立体的なキー配置(シリンドリカルステップスカルプチャ)。こだわりを感じます。商品名のはじめにMajestouchとありますが、これはFILCOブランドのメカニカルキーボードのシリーズ名であり、質感やデザインはこのシリーズに合わせたもののようです。 ケーブルは着脱式。断線しても交換できるケーブルはテンキーパッド本体とmicroUSBでの接続になっていて、ケーブルが断線しても本体まで交換する必要はありません。 安定感ある225g。そしてゴム足荒々しくキーを叩いても安定してくれそうな、程よい重量と四隅のゴム足が頼もしい。更には角度調節用の足にもゴムが貼られている!これは私がこれまで購入してきたキーボードにはなかった仕様で、感動しちゃいました。ちなみにMade in TaiwanでしたFILCO テンキー Majestouch TenKeyPad 2 Profes...楽天で購入 キーキャップを外せるので掃除も容易キーキャップとスイッチは+型の凹凸で嵌め合わせているだけなので、小さなキーは引き抜くだけで外せます。キーの隙間に落ちた埃などを掃除したりするのも容易なほう(+キーとEnterキーは針金のスタビライザーもあるので要注意)。サイズが合えば好みのものに交換することもできます。FILCO フィルコ テンキー Majestouch ブラック FTKP22M ...価格:4400円(税込、送料別) (2021/5/11時点)楽天で購入 茶軸と静音赤軸高級キーボードや自作キーボードの世界では、目に見えない部分=キーキャップ下のスイッチにも選択肢があり、メカニカルキーボードでは主に軸の色で語られています。それはスイッチのクリック感や打鍵音、ストロークなどの違いを軸の色で分けているからなのですが、今回選んだのは茶軸と静音赤軸。簡単に言葉にすると、こんな印象でした。●茶軸 ストロークの中間で僅かなクリック感。カチャカチャタンタン●静音赤軸 クリック感のないリニアなストローク。スコスコトントンどちらも底を打つ前に入力が成立するので、力を込めて押し込む必要を感じません。しかし打鍵音と押し込むまでの感触(打鍵感)はかなり違います。静かなオフィスやワーキングスペースなどで使うなら、静音赤軸が良いなと思いました。茶軸もかなり良くて、軽快な打鍵感と打鍵音が心地良いんですよ〜ここは沼要素ありですね。Filcoさんのテンキーパッド。左が茶軸右が静音赤軸 pic.twitter.com/JzmxfrfRV9— そゆ (@soyu_jpn) January 31, 2021
2021.01.31
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Ankerさんから、コンセントに直接挿して充電できるモバイルバッテリー兼USB充電器であるPowerCore Fusionシリーズの新型が登場しました。容量が9700mAhにアップし、低電流モードが搭載されたのが決め手となり購入です。所有する同社製のPowerCore Fusion5000、PowerCore10000とも簡単に比較しながらレビューしていきますね。Anker PowerCore Fusion 10000 (9700mAh 20...楽天で購入 外観相変わらずシンプルな外観で、マットな外装にポート、コンセントプラグ(折り畳み)残量表示/モード切替のボタンという構成。 本体充電はコンセントからのみFusion5000ではmicroUSBから充電することもできましたが、Fusion10000ではコンセントからの充電に一本化されました。USB-C/Aはどちらも出力専用ポートです。ネガティブに受けとめる方もいるかもしれませんが、USBポートが出力用、コンセントが入力用ということで分かりやすくなったとも言えますね。 最大20W出力と低電流モードUSB-Cを単独で使用し、対応のケーブルを使えば最大20W出力での充電が利用可能。しかし対応ケーブルを持っていないので、まだその利点を体験できていません。低電流モードはウェアラブルなどの小さな機器(正確には入力電流の小さい機器)への充電用に用意されているもので、Bluetoothイヤホンの充電などで使えるかなと思います。ボタンを2回または2秒長押しで有効になります(LEDが一つだけ緑に変わります)。わかるか?11時の方向だっ 並べて比較所有しているFusion5000、PowerCore10000と並べて比較してみましょう。Fusion5000よりも大きく、厚くなりました。モバイルバッテリーの買替え候補としてチェックしているのなら、お手持ちのものと比べてみてください。左からFusion10000 Fusion5000 PowerCore10000です。■重量PowerCore Fusion 10000 : 約278gPowerCore Fusion 5000 : 約189gPowerCore 10000 : 約180gPowerCore10000から容量が半分になる代わりにコンセントが付加されたFusion5000は重量があまり変わりませんが、容量ほぼそのままでコンセントプラグを搭載するとなると重量増は避けられないようです。 ■入力(本体充電)PowerCore Fusion 10000 : コンセントプラグPowerCore Fusion 5000 : コンセントプラグ/microUSB ※排他利用なので同時に使わないこと!PowerCore 10000 : microUSB■出力ポートPowerCore Fusion 10000 : USB-C / USB-APowerCore Fusion 5000 : USB-A x2PowerCore 10000 : USB-A■最大出力PowerCore Fusion 10000 : 20WPowerCore Fusion 5000 : 15WPowerCore 10000 : 12W 色々とややこしい充電規格USB Power DeliveryやQuick charge、Ankerさん独自のPower IQなど、充電規格は色々なものがあり、さらには規格の世代、USBポートの形状、ケーブルの対応非対応・・・私にとってはややこしく感じられる状況にあります。充電効率やスピードをあまり気にしないのであれば(私はどちらかというとそう)USBのポート形状が合うケーブルを用意するだけで良いですが・・・充電性能を存分に引き出したい方は、よくよく仕様を確認してモバイルバッテリーとUSBケーブル、果ては機器を揃えなければなりません。私はそのうち調達しようかなと思っています。 使い勝手はやはり良い!愛用のバッグにはFusion5000がギリギリ入る収納ポケットがありましたが、サイズ増により入れることができず!別のスペースに入れることに。しかし約2倍の容量の前では大した欠点とは感じません。残量表示は3段階→8段階に増え、より細かく把握できるようになったのもgood。個人的に出張や旅行のマストアイテムだったFusion5000ですが、ようやく更新できそうです!Anker PowerCore Fusion 10000 (9700mAh 20...楽天で購入
2021.01.27
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HHKBのキーボードを使い始めて、約8ヶ月。今は、公式で販売されているバード電子製のパームレストが気になっています。HHKB用に作られたものだから、相性はもちろん良いのでしょうが、価格がネックになってまだ購入はしていません。パームレストウッド(クリアー色)PZ-WPHHK2C(バード電子製)価格:4400円(税込、送料無料) (2021/1/25時点)楽天で購入購入直後の私は、所有している本から適当な厚みのものをパームレスト代わりにしてみて、あった方が快適だ! ということ自体は認識していました。今はというと、ノーブランドのイヤホンケースを半分に切り離し、簡易的なセパレートのパームレストとしています。これが意外と手の動きに追従してデスクを滑ってくれて、もうこれでイイじゃん?とすら思えてしまっています。これはこれでオススメのライフハックかもしれません。使ってないイヤホンケースをぶった切ったら思いの外パームレストとして優秀… #キーボード pic.twitter.com/7vvEmr3k8B— そゆ (@soyu_jpn) January 20, 2021さて、モノホンのパームレストを導入すれば、より満足感が得られることは確実。それは視覚的なものもそうだし、1枚板の安定感も頼もしいものでしょう。あとは価格・・・そして使わない時には意外と邪魔そう・・・という点ですね。相手は木の板1枚なのに、悩ましい!
2021.01.25
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停電などの報道を見ると気になってしまうのが、まぁいろいろあると思いますけど私はポータブル電源が気になります。何日も電力を供給してくれるほどの大容量かどうか?は何に電力を使うかによると思いますが、少なくともモバイルバッテリーと呼ばれるスマホなどを数回充電できる程度のものよりは大容量でしょう。スマホもPCも電気カーペットも、電力が絶たれると困ってしまいますよね。Jackeryポータブル電源 400 大容量112200mAh/400Wh 家庭...価格:44800円(税込、送料無料) (2021/1/9時点)楽天で購入普段は使わない、転ばぬ先の杖的な存在になるでしょうけど、いざという時の一時しのぎとして頼もしく感じます。ポータブル電源 Anker PowerHouse ポータブル電源(434Wh /...価格:49800円(税込、送料無料) (2021/1/9時点)楽天で購入また、アウトドアでモバイル機器を存分に使いたい人にも良いでしょう。
2021.01.09
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アストロシティミニという2020年最新にして最後(かもしれない)ゲーム機を迎えて、往年のアーケードゲーム36作(+1)を家で遊べるようになってしまった。これがまたちょうど良い。 気分転換にちょうど良い完全なオフライン機であり、携帯ゲーム機が卓上用に最適化されたような形状は在宅勤務の息抜きとして選択肢に入れやすい。電源ONからの起動の速さもそれを支えている。 ゲームボリュームがょうど良いアーケードゲームを収録しているため、その特徴として1プレイがあまり長く続けられない。もちろん上級者になってしまいさえすればワンコインクリアも可能だろうが、本体の画面サイズや入力環境では結構難しいと思う。そんな特徴がちょっとした息抜きには適しているのだと思う。小休止の時間と1プレイの時間が大体ちょうど良いのだ。あくまで個人的なものなので、ついついコンティニューを続けてしまうことのない自制心は多少求められる。 難易度はちょうど良くないかもしれない当時の、ということもあって、難易度はそれほど優しくないものもある。やり込む分にはそれくらいの方がいいのだけど、気分転換にはイライラは禁物。自分にとってちょうど良いタイトルは把握しておこう。ということでひと通り全タイトルには触ってみることをお勧めします。私はPS2以降、ゲーム機は購入してきませんでした。アストロシティミニに関しても発表直後は知らないタイトルの多さに、あまり購入意欲が湧かなかったことを覚えています。しかしレトロな雰囲気と往年のゲームも楽しめるのでは?と思い購入。結果大当たりでした。
2020.12.28
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往年のゲームをミニチュアハードで!という企画は数年前から一つの潮流のように各社からリリースされています。セガでいえば、メガドライブミニ、今年はゲームギアミクロがありましたね。そのセガ(正確にはセガトイズ)が今回発売したのは、家庭用ではなくアーケードゲームの過去作品が36作(+1)!収録された、その名もアストロシティミニ。ゲームセンターにズラッと並んでいたあの白い筐体がベースです(あの、と言っても知らない方もいるでしょうが)。【楽天ブックス限定特典】アストロシティミニ(オリジナルクリーナークロス)楽天で購入私は楽天ブックスの特典付きを購入。特典はオリジナルのクリーナークロス。本記事では特に触れませんが、実用的な特典がお望みならこれではないでしょうか。 外観 再現度高しミニ系ハードでは別途モニタ接続が必要な場合も少なくありませんが、アストロシティミニではモニタ、操作ボタンといったインターフェースも再現されているので、電源さえ確保できれば単体で遊べてしまいます。上部には音質こそそれなりですが、スピーカーとグリーンに点灯するイルミネーション(実物はもっと緑緑した発光色です)。 操作系 操作感ヨシ操作は方向レバーと6個のボタン、そして100円玉を入れる代わりとして黄色のクレジットボタン(左)と、同色のスタートボタン(右)。レバーはやや硬い印象。でもそれは、使い込まれたゲーセンの実機と無意識に比べているかもしれない。6ボタンは至って軽快。それぞれメカニカルなカチカチとした感触があり頼もしく感じました。 モニタ ゲーム中の領域は約3.3インチモニタ自体の表示領域はほぼカードサイズで、実際にゲームを起動すると両脇約1cmはゲーム内容が表示されません。ゲーム内容が表示されるのは、最大でおよそ縦5.1cm×横6.9cmですね(実測)。過去作品の多くが4:3の画面比率だからでしょう。縦画面設定の縦スクロールシューティング等の場合は更に表示サイズが絞られ、およそ縦5.1cm×横3.9cm…正直、見にくい。見れるけど見やすくはない、という感じ。 入出力系電源は5V×2A出力のもの(microUSB端子)が指定されています。私は指定の出力を満たすモバイルバッテリーを電源にしてプレイできました。音声出力用の3.5mm端子のほか、HDMI、コントローラー用にUSBーA端子2つがあるので、画面サイズや操作系が不満でもこれらの外部出力端子を使ってより良好な環境が構築できます。個人的にはイヤホンを使って本体で遊ぶスタイルがお気に入り。アストロシティミニ アーケードスティックアストロシティミニ コントロールパッド 設定メニュー言語設定のほか、画面の輝度と音量は割と大雑把な5段階。他にはゲーム中の画面両脇に表示するフレームや、画面にレトロ感を出す機能の選択ができます。 収録タイトル年代的には1984〜1994年の36作品に加え、アストロシティ同梱基板に収録されていたドットリクンというシンプルなゲームで合計37タイトル。年代的に一番刺さるのは、40代中盤の方でしょうか?36作品はメニュー画面では年代順に並んでいて把握しにくいですが、ジャンル別にあいうえお順で並べると以下の通り。■アクション(20作品)・アラビアンファイト・アレックスキッド withステラ ザ・ロストスターズ・エイリアンシンドローム・エイリアンストーム・カルテット2・クラックダウン・ゲイングランド・ゴールデンアックス・ゴールデンアックス デスアダーの復讐・サイバーポリス イースワット・SHINOBI 忍・シャドーダンサー・獣王記・青春スキャンダル・忍者プリンセス・フリッキー・ボナンザブラザーズ・ワンダーボーイ・ワンダーボーイ モンスターランド・ワンダーボーイⅢ モンスターレアー■シューティング(6作品)・コットン・サンダーフォースAC・スクランブルスピリッツ・スペースハリアー・ソニックブーム・ファンタジーゾーン■パズル(5作品)・コラムス・コラムスⅡ・スタックコラムス・ぷよぷよ・ぷよぷよ通■格闘(2作品)・ダークエッジ・バーチャファイター■パーティ(2作品)・イチダントアール・タントアール■レース(1作品)・ラッドモビール(ドットリクン含め、37タイトルの一覧がパッケージ側面に表記されています) いくつか遊んでみての感想実は私、収録作品の大半が未経験のものばかり。収録作品の中でも比較的新しいバーチャファイターをゲーセンで見かけたのは、確か小学生の頃。それ以前のアーケードはあまり記憶に残っていません。事前にプレイ経験があるものは、バーチャファイター、スペースハリアー、ぷよぷよシリーズ、ファンタジーゾーン。初プレイとはいえ、デスアダーの復讐やエイリアンストームはグラフィックが鮮やかで、ついついコンティニューを続けてしまうし、バーチャのカゲは体力優位な時の逃げっぷりが相変わらず憎い!また、こうした過去作をプレイしていると現代のゲームジャンルの原石ともいえそうなシステムを感じさせるタイトルもあり、3D黎明期直前のなんとかして2Dという制約下で3D感を出そうとしているタイトル(ダークエッジなど)の力技感も感慨深いです。約10年に渡る期間から抽出された37作品は、アーケードゲーム史の一部を覗かせてくれます。【楽天ブックス限定特典】アストロシティミニ(オリジナルクリーナークロス)楽天で購入遊べる状態で80〜90年代のアーケードゲームが収録されているのは、何もミニ系ハードだけではありません。こうした旧作品群は家庭用の据置機にも、携帯機にもリリースされています。しかし当時の筐体をミニチュアで再現しているアストロシティミニやその他ミニ系ハードは、ほんの少しとはいえ当時を知る者としては注目してしまいます。いや、購入しておいて ほんの少し は語弊があるか…結局はセガっ子は大きくなってもセガっ子ということです。自分のデスク脇にセガのアーケードゲームが30以上も遊べるミニチュア筐体があるなんて・・・素敵すぎでしょ!
2020.12.23
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ファミリーコンピュータ・・・メガドライブ・・・etc懐かしい人もいれば、何それ?となる人もいるであろう往年のゲーム機。高精細な3D画像と比べれば貧弱な粗いドット絵とサウンド環境、ネットなんか勿論ないので修正パッチとかもない時代。でも限られたスペックの中で作られたドット絵ってなんかいいのよね。そして今現在、当時の販売メーカー自らが当時のゲーム機をミニチュア化し、いくつかの名作を再現して販売してくれている!正直ミニ過ぎないか??という企画のものもないではないけど、HDMIでモニタに繋げばそんなの気にならない。肩肘張らずに楽しめるボリューム(気がついたら肩肘張っちゃうほど熱中するかもしれないけど)。と、いうことで。今回の記事では気軽に楽しめる〇〇ミニたちです!●任天堂ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ価格:6578円(税込、送料無料) (2020/11/17時点)楽天で購入●セガメガドライブミニW価格:9878円(税込、送料無料) (2020/11/17時点)楽天で購入【楽天ブックス限定特典】アストロシティミニ(オリジナルクリーナークロス)価格:14080円(税込、送料無料) (2020/11/28時点)楽天で購入●SNKNEOGEO mini価格:12650円(税込、送料無料) (2020/11/28時点)楽天で購入30年前後前のゲームを遊んだ世代も、全く知らないという世代でも、これらはある意味考古学的価値があるかもしれません。公共のアーカイブではなく、私的なアーカイブ(しかも遊べる状態で!)としてコレクションしたい人にとってはうってつけだと思いますね。
2020.11.28
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