そゆぶろ

そゆぶろ

2024.01.19
XML
今回はキーボードのストロークと打鍵感について、書いてみました。
理想を追い始めると結構好みが分かれると思います。キーボード選びって。

キーストローク

キーを指先で押下できる深さのことです。

デスクトップPCと組み合わされることの多かった厚みのあるキーボードに多いのが、キーストローク4.0mm程度のメンブレン式キーボードでした。最近は大手PCメーカーもデスクトップに付属するキーボードは低背メンブレン、またはパンタグラフ式キーボードが多い印象ですが、メカニカルキーボードや静電容量式でもこのストローク量が標準的なようです。



人間工学的に最適なのか、機械的にいろいろ都合がよくてこのストローク量なのかは知りませんが、まぁデファクトスタンダードと言ってよいようです。

メカニカルにせよメンブレン(パンタグラフ)にせよ、以前はキーストロークが深いほど入力判定、つまりアクチュエーションポイントは深いものでした(ストローク量4mmなら、2mm押し込んだら入力されるなど)。今ではゲーマー需要もあってか、機械的なストローク量に比べて極端に浅いアクチュエーションポイントを採用したものも増えてきているようです。
静電容量式、光学式、磁気式キーボードの一部はユーザーが調整することも可能で、特定のアクチュエーションポイントに縛られない、より自由度の高い製品もあるようです。中でもラピッドトリガーと呼ばれるものは移動方向の変化を起点に、相対的な移動量で制御しているようですね。



ノートPCなどの薄型キーボードに採用例の多いパンタグラフ式(シザー式とも)で多いのが、1~2mm程度のストロークです。これは打鍵感よりも可搬性や本体側の高性能を優先していて、底打ちしないと入力が成立しないものの、結果的にこのアクチュエーションポイントも従来のキーボードより浅いので高速入力が可能ですね。最近ではメカニカルスイッチでもこのストロークを実現する、超低背スイッチが登場しています。


 打鍵感





指先を動かして操作した印象が主になる打鍵感。人それぞれ指の長さも違えば筋力も違い、爪の長さも違います。細かいことを言えばキーボードを置くテーブルによって反響音も変わってきますし、打鍵音も無音がいいとかカチャカチャ鳴る方が好きとか、いろいろです。



ストロークもアクチュエーションポイントもとにかく浅くて、押下圧の弱いものが理想的な気もしますし、押下の最中はリニアなものが良さそうに思えます。

しかし個人的には入力に実感を伴う仕様になっている方が結果的に打鍵感も良くなると思っています。つまり何らかのフィードバックがほしいということです。

具体的にいうと、底打ちやタクタイルまたはクリック感を通してアクチュエーションポイントへの到達を指先から感じられ、そこまではある程度の抵抗(押下圧)によってメリハリをつけるという感じですね。押下圧が弱すぎたり、アクチュエーションポイントが浅すぎると誤打しやすい印象がありますし、リニア軸は感触自体は良いのですがアクチュエーションポイントに達しても触知できないのでもどかしく感じてしまいます。







スペックシートで数値化されている項目では良さそうでも、実際に触ってみると打鍵感や打鍵音といった点で期待と違ったりということもあるので、やはり機会があるなら実際に触れて確認してみるのが良いですね。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.01.20 13:32:41
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: