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僕はファッションに興味はあまりないですが、この秋という季節は重ね着にちょうどいい季節ということで、世のモード好きな女性達には自分のセンスを見せ付けるのに格好の季節。勿論ドイツも例外ではありません。ドイツ人は服のセンスがないと言われますが、記事の中に出てくるKarl Lagarfeldはドイツ人です。ChanelとかFendiとかにあこがれる女性達は、ドイツに足を向けられないですね。それからLittle Black Dressというのがどう日本語に訳していいのか良く分からなかったので、そのまま載せておきました。 モードというと僕も日本にいた頃は、テレビ東京でやっていたファッション通信を良く見ていました。服を見るというよりは、モデルさんを見ていたような気がします。大内順子さんのナレーションぶりがあの番組の肝でした。今でも衛星でやっているようです。あの番組を見ていて興味深かったのは、カメラの場所取りやバックステージに入れるかとかそういう裏方の部分です。ファッション通信は何十年の歴史を持つ番組で、地道にパリ、ミラノなどの各メゾンのショーへ通ったおかげで、ベストなカメラポジションを優先的にもらえるようになり、バックステージを写す許可を持っている数少ないメディアの一つになったと記憶しています。大内さんは健在のようです。(ホームページ)ESPRESSOのような服Little Black Dressへ注目した初めての女性は、Virginie Abegno Gautreau(Pierre Garteauの妻で、画家のJohn Singer Sargentが描いた「 Madame X(蔵:メトロポリタン美術館)」のモデルとして有名らしい。この絵です)であった。このアメリカの女性は、19世紀末葉にフランスの商人と結婚した。これは、彼女がこの後にParisの商店でセンセーションを引き起こすのに、絶好の機会となった。Paris中で彼女のことが噂された。彼女が画家のJohn Singer Sargentのためにモデルになった時、彼女の名声は損なわれた。後に世界中で有名になる「Madame X」の絵画の中で、彼女は黒いドレスを着ていた。ドレスは、ダイヤモンドがあしらわれたストラップのついた深いデコルテ形(襟が大きく開いている)の襟の服であった。(他のサイトの説明では書かれた当初にストラップはついていなかったといわれています。ただ、それはあまりにショッキングであったので、あとになってSargentが書き足したそうです。)当時は黒は未亡人しか着ることがなくそしてこの服はしとやかでハイネックでなければならなかったので、1884年にスキャンダルになった。この格好は好まれる女性のものではなかった。この絵は展示からはずされ、Gautreau婦人の名声は失墜した。この注目すべき出発の後に「Little Black Dress」が実際にモード界で親しまれるようになるまでは、少し時間が必要であった。しかし、既に当時、模様や装飾のない直線的にカットされた服の秘密が何であるかは、明らかにされていた。それは単純で、両性具有的そして無表情であるが、同時に色による官能性があった。この行き詰るような組み合わせで新しい女性のタイプが生まれた。それは「運命の女(Femme fetale)」としてではなく、むしろクールな官能を発するような女性であった。黒は未亡人か既婚女性の色 このオーラは、今日においても興味を引くものである。これはだんだんと注目されなくなってきてはいるが、しかしいまだにモード界で生き残っている。ものすごく暗くて神秘的なものが流行るとされる今年の秋には、「Litte Black Dress」注目される。これはモードにおけるモダンの時代への幕開けのきっかけと服の中の一つである。というのも、20世紀の初頭まで着られていた、着心地の最悪な夜会服への反対があったからだ。第一次世界大戦の前までは、黒い服は、若い女性には相応しくないものとされた。それは、Amy Holman Edelmanが彼女の「The Little Black Dress」のなかで書かれているように、黒い服はあまりよくないという負のオーラがあるとされていたからである。黒は、未亡人か既婚であるという意味で、すでに性的な経験があるということも意味していた。若い女性は、それゆえ純潔を意味する白い服を着るべきだとされていた。第一次世界大戦の後、より多くの自由が女性に与えられるべきだとされた。つまり、服はより心地よくなり、スカートは短くなり、コルセットは消え去った。「ティファニーで朝食を」でのLittle Black Dress このようにして、Little Black Dressが市民権を得るようになった。1926年にフランスのデザイナーのCoco Chanelのスケッチがアメリカの雑誌「Vogue」に掲載された(多分これだと思います。)。それは、膝丈の、直線的で、ウェストを強調ない黒い服であった。「Vogue」は、この服はすべてのセンスの良い女性の征服になるだろう、そしてそれは自動車メーカーのFordと匹敵するだろうと、当時まったく正しい予言をした。それは格好がよくて、しかも大衆のことが考えられているからであったからだ。(当時Fordの生産していたT型Fordは、大量生産によって、世界初の大衆車になったいたために、Fordを引き合いに出した、と思われます。)もっともインパクトのあったのは50年代である。もしTruman Capoteが彼の小説の「ティファニーで朝食を」のなかで女性の特徴を詳述しなかったら、これはなかっただろう。「それはある暑い夜、ほぼ夏と言ってもいい時期に、彼女は、ほっそりとした直線的な黒い服を着て、黒いサンダルを履いて、パールのネックレスをしていた。(この格好だと思います。)彼女は外では必ずサングラスをして、いつも文句の付けようのない格好をして、彼女の服のシンプルさの中には抗えないセンスがあった。そのために彼女自身の輝きが失われてしまっていた」実際は、Marilyn Monroeがこの役を同名で映画化の際に演じることになっていたが、2番目にキャスティングされていたAudrey Hepburgが、Hubert de Givenchyによるモードの歴史を作り、アメリカで言われているようにLittle Black Dress神話の元になった、袖なしのシンプルな服を着てこの役をこなした。黒はどんな場面でも着られる これ以来すべての女性の洋服ダンスに黒い服がある。「黒はどんなときでも着られる。どんな年齢のでも、どんな場面でも」とChristian Diorは述べた。彼は、Little Black Dressをなんなく彼の「New Look」に融合した。実際に「着飾りすぎ」と「カジュアルすぎる」という間の危険な綱渡りをこの服によって乗り越えられるのである。さらに、ダンスパーティーでも葬式でも、黒はいつでも着ることが出来る。「カクテルパーティー、結婚式、ディナーどんな場合でも着まわせる」その飾り気のなさのおかげでどんなところでも適する。Donna Karanは、90年代の初頭にアメリカのビジネスウーマンたちのために、個性的でかつとてもフランス的な服の実用的なタイプを作った。彼女の作る黒いJerseyの服のために、彼女は色彩心理学の分析をうまく取り入れた。「黒は、権力と野心を象徴している」今年の秋には、デザイナー達はクールで計算高い女性実業家を念頭には置いていない。彼らは、Little Black Dressのもつミステリアスな部分にテーマをおいて、素材とカットを上手く利用することを考えている。Karl Lagerfeldは、Chanelショーのために多くのチュール(ベールなどに使う網目状の薄い布)をつかって繊細な「ゴシック様式」の中に古典作家の解釈をしてみせ、Pradaのショーでは決していやらしくならないような透き通ったシフォンをつかった服を発表し、Loeweではスカートの膨らませてみせた。それは全部20年代のオリジナルモデルを少しずつ変えたものである。しかし、本質は残っている「それは小さくて、黒くて、力強い。それはまるで砂糖抜きのEspressoのようである。そして、それはモード界から決して消えることはない。
2005年08月31日
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今までは、CDU/CSUばかりを取り上げてきたので、今回はSPDについての記事を訳してみました。CDUびいきというわけではないのですが、どうも僕の読んでるホームページはCDU/CSUの記事の方が多いように思われます。明日は同地らがトップに来るのでしょうか。戴冠式のミサなく、そして、連立のオプションもない首相のSchroederとSPDの代表のMuenterferingによる選挙声明と選挙へのスローガンが水曜日に開催される党大会で決められる。ベルリンでの会議は約5時間に及んだ。SPDの事務総長のBenneterによって選挙を次のスローガンのもと行うとした。「ドイツでの信頼-Gerhard Schroederの続投」議論は避けられる。党報では、Gruene(緑の党)に有利になるような連立に関する言及は避けられ、また、他の可能性や排除すべき連立の組み合わせなどに対する態度表明も避けられた。(CDU/CSUとの大同合併あるいはRot-Rot-Gruene(左派のPDSとGruene(緑の党)とSPD)このやり方でいままでは、党大会で追加的な提案がされることが避けられてきた。見たところWilly-Brandt-Haus(SPDの本部)は、連立のオプションについての討論はのぞんでいないようである。これまでされたアンケートでは、SPDとGrueneは過半数から程遠いといわれている。Benneterはこれについて、SPDは第一党であるか、Schroederは首相になるだろうか、を問題としており、連立の可能性については問題にしていないと、述べた。揃って登場?3年前の象徴的なScroederと副首相のFischer(Gruene)揃っての登場が、今回の選挙前にされるかどうかは、はっきりとまだ分からない。KoelnのロックグループのBAPがBrandenburg門でコンサートをやって、SchroederとFischerがこれに加わった。もしこのような機会があるようならば、Schroederはこれをする準備が出来ているように見える。先週のSaarlandのHomburgでの選挙集会で脱力状態の発作陥ったSPDの代表のMuenterferingは、その間に再び選挙へ出ることを受け入れた。Kampf um unentschlossene Wähler無党派層での勝利SPDは、Bennenterの主張によると無党派層での勝つことに賭けている。SPDが勝利するためのもっと重要なのは、次の日曜日の党大会で、続いてはSchroederとMerkelのテレビ討論、さらに9月7日の議会の終了での討論である。そこでは、改めてSPDとGrueneがもう一度互いに協力して過半数を明らかにするとことが可能である。SPDの最後の集会は選挙の前のの金曜日にBerlinのGendarmenmarktで開催されるらしい。「戴冠式のミサではない」党大会では、SPDは特別な催しを避けたいと思っている、とBennenterはCDUの日曜日の党大会を振り返ってこう述べた。「何の演出もない。我々は戴冠式のミサを必要としていない」と彼は述べた。選挙のスローガンは、SPDは「社会福祉の正義」の党である、ということらしい。仮に彼らがもはや「分配の正義」を体現できないとしても、これは彼らの「商標登録」である。厚生福祉政策における国民保険のプロジェクトは告知された。党報では、ドイツは、自由と正義と連帯が有効である、唯一の国家である、とされている。手を付けられた改革は難しいが、必要である。「我々は、イラク戦争へ対してはっきりと独自立場をとり、そして、世界平和への献身を惜しまない」Merkelに対しては、「彼女には独自の外交および平和政策への考えが欠けている」とされている。彼女の指導の下では、ドイツにおける保守主義である「主体のなさ」に陥ってしまう。彼女は、CDUを「自分たちの目的のためにFDPを脇へ追いやってしまうように」導くだろう、しかもこの可能性への意図をもって。一方ではCDU/CSUとFDPに、他方では左派政党にこの党報では触れている。「人間の人生を大部分はお金に対する興味に分類することあるいは民衆主義の幻想を支援することは、同じように無責任である」南Hessen地区の団体からの「政権交代のための首相が指名されるべきである」という提案が党大会に先立って提出された。大会委員会は、「それは受け付けない、なぜなら我々は、いまの首相の再選を支持しているからである」と回答した。
2005年08月30日
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今日から大学のスポーツプログラムが再開します。僕は、週何回かバスケットをやりにいっています。今日は久しぶりにバスケを楽しんでこようと思っています。でも、久しぶりだから明日は筋肉痛かも知れません。 大学のプログラムだからといって全員が大学生というわけではありません。50歳を過ぎたような人も来るし、30歳を超えていて働いている人も来ています。ですから、大学とは一味違った感じで楽しんでいます。怪我をしないように気をつけてプレーします。
2005年08月29日
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ドイツは、再統一される前は長らくCDU/CSUが政権を握っているという状態だったし、また、再統一後もCDU/CSUが政権を握っていました。政権交代後の選挙の結果を見るとドイツが南と北で分裂しているのが分かります。多くのドイツ人が言うようにやはりドイツは南と北ではっきりとした違いがあるようです。ちなみに南ドイツではCDU/CSUが強く、北になるとSPDが強いです。今回の選挙ではどうなるか今から楽しみです。「1949年のような転轍点」9月の総選挙で勝つという完全な楽観的な見方は、CDUの日曜日のDortmundでの集会で発表された。CDUの代表で首相候補のAngela Merkelは、「CDU/CSUとFDPは、政権交代と現政権のもたらした機器から我々の国を救うために、一歩を踏み出すのだ」と述べた。Westfalenホールで2,3千人の支持者囲まれた党大会で、97%以上の賛成で事務総長にKauderを選出した。Merkelは、社会の団結を呼びかけた。「ロビー活動しない」人々は、CDUを望んでいるに違いない。彼女は「Ich-AGs(この言葉の意味は調べているところです)」という言葉を非難した。必要なのことは、経済のダイナミクスと社会福祉の均衡の間にバランスを取ることである。彼女は、付加的な賃金コスト減少のために付加価値税を挙げるという、決定を擁護した。選挙前に、選挙後に何をすべきかということを言う必要がある。この演説へ大きな拍手が向けられた。Merkelの前にCSUの代表のStoiberが話した。MerkelはStoiberに対して、彼の支援に対して、感謝を述べた。トルコのEU入りに対する隔たりMerkelは官僚の解体と税の改革を呼びかけた。税金は、しっかりと払われなければならない。税の引き下げによって国の税収が上がるであろう。彼女は、年金法での子供に関する特典についても言及した。内政政策においては「加害者よりも被害者を」ということがなされなければならない。ドイツは寛容な国である。しかし、外国人はこの国の法律に注意を払う必要がある。教皇のKoelnへの訪問で示されたように、人は「固有の価値観」を切望するものである。これは、我々CDU/CSUのもとで充たされるのである。トルコがEUの一員になることを認めることを確約できないという彼女の発言は好意的に受け入れられた。彼女は、しかしながら特別な関係を築くことを提案した。完全なEUへの参加はEUに対して過大な要求であろう。「ドイツは新しい、より良い政権を必要としてる。Rot-Grune(SPDとGruene(緑の党))は失敗した。ドイツは政権交代を必要としている」とMerkelは述べた。1949年のように、我々は、重要な点轍点にいる。あの時は、復興であり、今は、あたらなスタートのためである。人々は、SPDとGrueneよりも我々を信用するだろう。SPD/Gruene政権では、国民ははや立ち直れないだろう。「ドイツは冷え切ってしまった」。彼女は、この国を悪く言うことで、批判をはねつけた。他の国々は、国際的な経済問題を上手く扱っている。政治は、国民に「ついに再び真摯に受け止められる」のである。 Stoiber「Merkelははじめての女性首相になる」Bayernの首相でCSUの代表のStoiberは「Angela Merkelはドイツで初めての女性首相になる」と呼びかけた。Schroederは「未来」を台無しにしてしまった。Stoiberは、どんな場合でもSPDがPDSとは組まないといったことを守るとは信じてはいないだろう、と述べた。Schroederの7年間を「なんて内容のない」7年間であったか、と評した。構造的な危機は深刻な原因である。ドイツは「68年世代の政治に(1968年に西ドイツで大規模な政治運動があったらしい。この世代をAchtundsechzigerとドイツでは呼んでいるらしい)」精算する。勤勉、能率、秩序といったような価値は守られてこなかった。これがドイツを「オフサイド」へ追い込んだ。CDU/CSUは、財政を配慮し、雇用を生み出す。故郷とか愛国心という概念を使ってSPD/Grueneは何も出来なかったし、彼らは、すぐにでも「Mohammed(モハメット;イスラム教の始祖)の誕生日」を祝いたいようだ。(トルコのEU入りの支持を意味していると思われます。)選挙の後になれば、明るい未来と新たな視点が与えられるだろう。「我々は団結を望んでいる」。未来はCDU/CSUでしか与えられない。我々が政権を握れば「人々はよりよくなるだろう」。彼は、Angela Merkelのために「明らかな過半数」を要求した。CDU/CSUは、団結してMerkelのもとで選挙に勝つだろう。Kauderへの圧倒的多数 去年の12月に一時的に全権を委任されたCDUの事務総長のKauderは97.8%の支持を得て選出された。1001の代表者のなかから726人が投票した。726が彼に賛成で、16が反対であった。3票が無効票で、一票が棄権であった。Kauderは彼の話の中で、Nordrhein-Westfalenの選挙は、CDUの代表のRuettgersによって、SPDとSchroederが「白旗」を挙げる事となるだろう、と述べた。彼の紹介で元ドイツ首相のKohlが大きな拍手をもって迎えられた。MerkelとStoiberのまでにCDUの首相たちが述べた。彼らは、勝利の確信を述べた。Nordrhein-WestfalenのJuergen RuettgersはKonrad Adenauer(CDUの初代党首で元西ドイツ首相)を思い出して、新しい「設立」の必要性を述べた。Baden-Wuerttembergの首相のOettingerは、Nordrhein-WestfalenのCDUは、次の選挙で勝利の道を開くであろう、述べた。彼は、「Kompetenzteam(専門家集団)」に多くのBaden-Wuertembergの政治家が入ったことに、感謝した。Hessenの首相のKochは、公共事業の計画の短縮化と工期の短縮を要求した。彼は、間接的にRot-Rot-Gruene(SPD、FDP、Gruene)の三党による連立を警告した。HessenのCDUはMerkelが勝つとした。Niedersachsenの首相のWulffは、政権交代と女性首相誕生への可能性への喜びを、述べた。SaarlandのPeter MuellerはHockburgがSPDに代わってCDUが統治することを引き合いに出した。失業率では、11位ではなく、5位になってしまった。。「我々は、正義のために勝つ」。120日前より首相の任に就いたSchleswig-Holsteinの首相Carstensenは、彼の選挙での勝利をドミノの始まりだとたとえた。「我々は、ドイツの政治への追い風を必要としている」ThueringenのAlthausは、人々は改革で「疲労困憊」している、と述べた。「我々は素晴らしい国を持っている」
2005年08月29日
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土曜日にビール工場の見学に行ってきましたが、残念ながらビールの試飲は出来ませんでした。考えが甘かったです。もし、ビールが飲み放題だったら、ドイツ人が見逃すはずはないですから。当日は、ビール会社の百何十周年かの式典もやっていましたが、そこでもやはりビールはただで飲めず。普通のパブなんかよりは安かったけれど、スーパーで買うよりは高い。ですから、結局何も飲まずに帰ってきました。 工場はこじんまりしていました。案内の人が、ちょっとふくよかな女性でまるで○ー○の樽のような体型でちょっと面白かったです。それから、僕以外は老年の夫婦が多く、熱心に質問をしていました。僕が一番印象に残っているのは、ビールが瓶に詰められるところでです。瓶がグルグル回ってきて、そこにラベルを貼って、中身をつめて、キャップをしてという作業です。一時間で5万本分のビールを詰められるとか。説明を受けたのですが、いまいちどうやって、炭酸を含んだビールをあわ立てずに瓶につめていくのかというのがよく分からなかったです。二酸化炭素がどうだとか言っていたような...そういえば、ちょっと驚いたのですが、ビールに使う水は地下水をそのまま使っているのだとか。僕の住んでいる町は、以前にも書きましたが、水道水をそのまま飲める地域なので、やはりこの街の水はおいしいのだと確信しました。ちなみに今回行った工場のビールはまだ飲んだことがありません。今度どんなものか飲んでみようと思います。今度はワイン工場に挑んで見ようかなと思っています。
2005年08月29日
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本日これからビール工場の見学に行ってくるつもりです。ビールの工場は日本にいたとき一度行ったことがあるのですが、あの時はまだ未成年でしたからビールを飲めませんでしたが、今はもうビールを飲める年なので、無料だったら飲んできます。デジカメを家に忘れてきて、とりにかえるのが面倒なので、写真に取るのをあきらめます。でも、ひょっとしたらビール工場は撮影禁止かも知れないですね。それも含めてじっくり見てきたいと思います。 それにしても、地元のビールだけで何社あるのかっていうぐらいあります。僕の住んでいる地域は、恐らく少なくとも5社ぐらいあります。でも、僕の住む地域はドイツでもそれほどビールを飲むところではなく、ワインが結構有名だったりします。だから、秋になるとワインフェストとかやったりします。そうは言ってもやはりドイツ。みんなビールを飲んで騒いでいます。でも、ドイツ人よりつわものがいます。それは、チェコ人。僕の知合いのチェコ人はいつもビールを軽く7,8本開けて平気な顔をしています。彼は、2m近い大男なのですが、それにしたって凄すぎます。チェコは、一人当たりのビールの消費量が確か世界一なはずです。ちなみに生産量は中国です。 今日は、自転車で行くので、そんなに飲まないようにします。でも、いつもビール一歩アンでぐだぐだになってしまいますけど。無事に帰ってこれたら、ビール工場のレポートをお届けしたいと思います。
2005年08月27日
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選挙が合憲かどうかという訴訟の判決が出ました。本文が難しすぎて、訳がいつもにましてめちゃくちゃです。僕の勝手な思い込みがあるので、翻訳されたものを鵜呑みにしないで下さい。なるべく正確に意味を取るようにしているのですが、なかなか難しいです。「ペストかコレラかという選挙ではない」憲法裁判所は、総選挙への道をあけた。ドイツの総選挙は予定されたように9月18日に行われる。ドイツ憲法裁判所は木曜日に二人の国会議員による前倒しの選挙に反対する訴訟を正当な理由がないとした。裁判官の判決は、7対1であった。 第二部の代表裁判官であるWinfried Hassemerは10時少し過ぎに判決を伝えた。首相のSchroederによる信任投票案と大統領のKoehlerの議会解散という決定は、憲法第68条に違反しないとした。 完全な判決文はまだ提出されてはいない。8人の裁判官のうち唯一反対したのはJoahim Jentschだけであった。裁判官のGertrude Luebbe-Wolffは、たしかに判決には賛成したが、投票の際に議会の過半数の件に関して激しく批判した。他の判断はひきだせない目的に反する信任投票案の提出については、「(そういう事実が)認められない」、と裁判官のUdo Di Fabioは述べた。首相が現状の議会における力関係では将来おいて議会での十分な過半数をもって国会を運営することは不可能である、という首相の判断以外は「他の明確な判断を引きだせない」とした。Schroederは、彼の議会における政治的な力関係への判断に対して「本当である」としたことが、判決の理由とされた。彼のアジェンダ2010に対する批判が続いている事とと2003年以来SPDが過去の州選挙で大敗を喫していることとの関連は、一般的な事実と関係がある。裁判官は「判断の間違い」がみとめられないとした。Hessemerは、首相が議会の解散を決めたことは、「首相の判断義務のある事柄対し、責任を取らねばならない場面での政治的な判断であった」と述べた。Koehlerは判決に喜び、Schroederは証明がされたと見ているSPD、CDU/CSUそして大統領のKoehlerは判決を好意的に受け止めた。「有権者は、いま我々の国の将来を決定することが可能となった」とKoehlerは述べた。「投票権を行使するチャンスを、私は与えたのある」。政党は、「内容が豊かで、誠実」にそれぞれの政策を説明しなければならない。Schroederは、憲法裁判所の裁判官の判決により「制約がないことが証明された」と見ている。ドイツ議会議長のWolfgang Thierse(SPD)は判決をその明白性により賞賛した。裁判官の投票は、議会の解散が正当であったことを明らかにした、とThierseは述べた。「首相民主主義への道」国会議員のWerner Schulz(Gruene)とJelena Hoffmannは、棄却されたことに対して失望をみせた。裁判所は、首相に議会解散権を付与することになった。これによって、首相は議会での不信任によって議会を解散できるようになった。このようにSchulzは、判決後のべた。議員たちは、「首相民主主義への道を阻むために」再び戦うつもりである。似たようなことをHoffmannは述べた。「今日からドイツは首相によって統治される。議会によってではない」と彼女は述べた。既に1983年に憲法裁判所は、当時の首相のHelmut Kohl(CDU)の「偽の」信任投票案において選挙の前倒しを憲法に適っているとしていた。憲法裁判所は、「解散を目的にした内閣不信任案の提出」を確実な議会における過半数に欠ける場合において認め、さらに「政治的な危機」における首相の「政治運用能力」が欠ける場合にも認めた。政治的な決定憲法裁判所の裁判官は、判決をもって首相に政治的な判断の際により広い裁量を与えることになった。裁判所は、「限られた場合において」のみ、信任投票案の適用を考慮したらしい。首相と連立政党との関係がどうなっているのかは、政治および議会の状況により「部分的に大衆に隠された」ままである。もし、首相が議会における採決において勝ち目がないとすれば、解散を目的とした信任投票案を提出することは、「目的に反することではない」。「首相が、自分の政治理念の本質から外れ、そして他の政策を是とすることによって議会で過半数が失われるのを避けることを余儀なくされた場合、政府の行為能力は失われてしまっている」とこの判決のなかで述べられている。「明白かつ自覚的な判断」判決の前に、裁判官のHassemerは個人的な発言の中で、始めにいくつかの新聞で書かれた記事についてそれを2つの言葉でにして、裁判官はペストかコレラの間で決定しなければならない、と述べた。ペストとは、裁判所が既に国によって用意されつつある選挙用の機械の準備をやめさせることによって、国家危機をもたらすということである。コレラとは、裁判所が憲法を危機が回避されるように上手く解釈することで、この危機が避けられる、ということである。「この考えは、しかしながら根本的に訴訟を勧める中で私の中ではなくなっている」とHassemerは強調した。裁判所は、明白かつ自覚的な判断を下した。Koehlerは、7月1日の公式には失敗した首相の信任投票のあとの7月21日に議会の解散を認め、9月18日に選挙を行うと決めた。それは、最終的には、すべての政党の希望と合致するものであった。首相がぎりぎりの過半数では、政策を進める上で安定的で信頼しうる基盤を確保できないと見たことを、Koehlerは彼の決断の理由とした。訴訟人「解散の権利はない」国会議員のHoffmannとSchulzは、大統領に対する訴訟を提出していた。彼らは、Koehlerが憲法に反する行為をしたという見方をしていた。なぜなら、Schroederの信任投票は「偽物」だったからである。Schroederは、依然として、党の議員からの信用を得ている。憲法は、しかしながら、議会の解散の権利」を認めていない。Koehlerによる判断によって、権利上彼らは議員としての権利を侵されたのである。大統領に対して首相の信任投票が失敗した場合には議会を解散することを認めていた、憲法第68条は、憲法に違反した方法で乱用されたのである、と訴訟人たちは述べた。「政治の信用の失墜についてはいうことができない」裁判長のHassmerはSchroederの判断に対して、彼は、もはや安定過半数を持ち得なかった、と述べた。「信頼の失墜は、更なる訴訟手続きなしではなんともいえないし、評価できない」限られた証拠能力についての更なる議論として、裁判所は憲法第68条の前文による、政府、議会、大統領の三つの機関の「責任の連鎖」を引き合いに出した。憲法は、第一に「相互の政治的コントロールシステムとこの機関の間の政治的な調整システム」と定められているかぎりにおいて、信頼される。Jentch「議会の立場が弱くなった」裁判官のJentschは票決においてはっきりとした言葉で、異を唱えた。この判決は、議会の立場を弱めるものである。これは、首相の行為能力の欠如を意味している。首相により述べられた理由によって、彼の議会での政治行為能力は失われたのではない、とJentschは述べた。意見の相違は、党内民主主義の本質に属するものである。憲法は、「でっち上げの首相の不信任」を認めてはいない。党内の抵抗に打ち勝つために、首相が議会で必要なの過半数を確保しているならば、裁判所は、首相に「偽物の」信任投票で総選挙に導いくことを判決をもって認めた。「露骨な演出」裁判官のGertrude Luebbe-Wolffは、「議会での過半数の危うさという露骨な演出は効果的に抑えることは出来ず」、むしろ露骨に表れてしまった、と彼女は投票の際このように述べた。この権利は、「秩序ではなく、偽装」を促してしまう。安定という点では、今回の選挙は「どの選挙よりもそれに相応しくない」だろう。他の訴訟も棄却された火曜日に、第二部は二つに小さな政党による訴訟を棄却した。Familien-Partei(家族党)とOekologisch-Demokratischen Partei(エコロジー民主党)は、不測の憲法違反による解散によって彼らの権利が侵されたかも知れない、と裁判官は述べた。信任投票について定めた憲法第68条は、議会における政党の保護を目的とはしていない。前文は、「首相と議会の関係における政治的な安定」に何度も触れている。規範の目的は、議会にある政党に対して十分な選挙準備期間を保障することではない。
2005年08月26日
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またまた電車代の値上げです。ドイツは電車代が高いのにさらに値上げです。しかし記事の中にもあるように、ドイツの電車はやりようによってはかなり安くなります。代表的なものがBahncardというカードです。50%と25%(100というのもあるらしいがよく知らない)があり、それぞれ50%と25%の値引きがされる。ただし、予約などを組み合わせたりすると25%でも50%並の値段になったりする。(ちなみに、Bahncard持ってなくても事前予約すると50%の割引になります。意味不明です)価格は、100ユーロと50ユーロ(学割、年齢割引あり)です。ただし、このカードを買ったとしても、特別なことを期待してはいけません。買ってからDBからお知らせなどは一回も来ないし、来たとしてもそれは一年後で、新しいカードを何の断りもなく送ってくるだけ。更新はなんと自動です。いらない場合は、2週間前までに文章でその旨を送ってくれと、初めにBahncardが送られたときに同封されていた紙に書いてあります。(誰も読まないのでは?)必要な場合は、お金を振り込めばいいのだけれど、必要のない場合は結構困ります。カードをいらないとその辺に放っておくと、2週間後ぐらいに「お客様お支払いをお忘れでないですか」という知らせがくる。こんなに丁寧なら事前に継続するかしないかとういう通知も出来るはずです。ちなみにこれが二回目のD-Bahnからの通知。なんて親切な会社。それから、さらにこの知らせを放っておくと、2ヵ月後いきなり債権取立会社から、債務不履行の知らせが来ます。これには、支払うべき金額が書かれており、支払いがされなった期間(知らねーよ)の利子がばっちり算入され、さらに、この会社への手続き料も請求されます。それから、このことをD-Bahnにいっても無駄で、あくまでもこの会社とやり取りしなければいけないという旨が告知されます。なんて親切なD-Bahn。いつの間にか、債務者になってしまっています。でもさすがにこんなものに支払うのはばかばかしいので、債務取立会社に、自分はBahncardが必要ないのに勝手に送ってきたし、送ってくる前に何も知らせなかったし、広告すら送ってこなかった、などD-Bahnに対する思いのたけを書いた手紙を回答と一緒に送るとそれ以上請求はこないので安心してください。そういえば、債権取立会社の告知には、回答書が同封されており、もう払ったから払わない(要証拠同封)、すみませんこれから払うので許してください、頼んだつもりがないので払わない、などいくつかの選択肢にチェックを入れてこの会社に回答するシステムになっています。これを送れば万事O.Kなはずです。(O.Kであって欲しいです。毎日ポストを見るのがちょっと怖い。)長くなりましたが、これがBahncardについてくる特典の一つです。 それから、季節ごとだったり、いきなり割引セールが行われる。駅などにポスターになっていたりするが、大体はネットを通じて知ることが多い。記事の中にあるCity-Ticketなんて初めて知りました。ネットがないとほんとに損をすると思います。(隣のフランスでも同じです。僕は、ネットで頼んでパリまで半額で行きました。) そういえば、インターネットの販売や自動販売機でのサービスを拡大していくと分の最後に書かれており、僕もこれには賛成です。D-Bahnの販売員は、遅い、不親切、やる気なし、の三拍子がそろっていますから、切符を買って旅をする気満々という風になることはありません。(こっちから何かを提示しないと高い切符を買わせる可能性もあります。)なんだか嫌な気分で旅に出発なんてこともしばしば。ですから、もっとこれらのサービスが充実してくれることを切に願っています。 そういえば、D-Bahnがドイツ人気質であるまじめさから想像して、きっちり運行されていると思われている方がいらしたら、残念ですがそういうわけではありません。10分、15分遅れるのは普通です。ちなみに日本のように謝ったりしないですから。 なんだか記事に行くまでに大分長いD-Bahnに対する僕の思いを書いてしまいました。すみません。ワールドカップが心配です。 それでは、この下に記事の訳を載せておきます。ここまで読んで、さらに記事を読まれる奇特なお方どうもありがとうございます。電車代がクリスマス前に値上げされる。D-Bahnはこの一年半の間で三回目の値上げをする。水曜日にベルリンで伝えられたように、12月11日のダイヤ改正に伴い、近距離および長距離で平均約2.9%高くなる。持っている客が割引でチケットをかえるBahncardも値上げされる。D-Bahnは値上げを電気代とディーゼル機関の値上げおよび近距離運行の補助金の減少を理由にしている。代表のKarl-Friedrick Rauschは、D-Bahnはエネルギー料金が上がる中でコストカットをし、そして、それによってエネルギー料金の値上げを部分的にそれで補ってきた、と述べた。「我々は、コストカットによって値上げを3%以下に抑えることを可能にした」ドイツでもっとも巨大なエネルギー購買者最近では、D-Bahnは、昨年の12月に値上げをしている。当時の値上げは約3.5%で代表のHartmut Mehdornはエネルギー料金が上がったことを理由にしていた。2004年の4月にD-Bahnは約3.4%の値上げをしている、D-Bahnは、ドイツでもっとも巨大なエネルギー購買者。なぜなら13テラワットの電気需要のうち1~2%は自ら発電しており、それが特に、コスト上昇に貢献している。Mehdornはこ、この一年以内で約30%電気代はあがっていると、指摘した。D-Bahnは、話によると年間で15億ユーロのエネルギー代を支払っている。環境団体、Gruene(緑の党)そしてCDU/CSUは、値上げを誤ったシグナルであると批判した。環境団体のVerkehrsclub Deutschland(VCD;ドイツ交通協会)は、確かにエネルギーコストの上昇を顧客に課すのは正しいが、値上げは最小限に抑えられるべきである、と述べた。D-Bahnの報告によると、一時エネルギー消費は2003年に対して2004年は5.5%減少していた。Bahncardをもつ客は倍の料金を支払う。既に、過去の多くの特別セールによってBahncardを持っている顧客は冷遇されてきた。Bahncardをもつ客は、後で新しい顧客から利益(例えば、割り引き価格などの)を受け取ることなく、D-Bahnの特別サービスにたいして資金を分担した、とVCDは非難した。(Bahncardに対して支払われたお金を、Bahncardを持っていない客に対するサービスの元手にしたという意味、だと思われます。)国は、値上げを認めなければならない。D-Bahnの報告によると長距離運行での普通価格は二等車で平均2.9%あがる。同じように週、月、年それぞれの定期も値上げされる。一等車の普通価格は、平均で約4.2%あがる。750キロのもっとも高い価格は3%上がる。Bahncard25は、50ユーロから51.5ユーロになる。Bahncard50 は100ユーロから103ユーロになる。地方線では、普通券もしくは週末チケットいづれの場合でも2.9%の値上げになる。値上げは今のところ認められていない。一月の定期は2.2%の値上げとなる。年間の定期はそのままである。自転車よのチケットは50セントの値上げで3.5ユーロになる。価格効果は成功したSchoene-Wochenend-Ticket(週末チケット;鈍行のみにかぎって週末は乗り放題。30ユーロで、一枚で5人にまで有効)はこのまま30ユーロであるべきである。City-Ticket(City-Ticket;Bahncardを持っている客で、100キロ以上離れた都市にICE/ICで行った場合に、その都市についた日のみにその都市の交通機関がただで使える。Murnchen、Berlinなどの都市で有効)は67から80以上の街に広がっている。Bahncardをもつ顧客は長距離列車のチケットでその都市の交通機関をただで利用できる。さらに、Bahncardを持っている親は、子供に10ユーロで新しいBahncard25を買える。D-Bahnは2004年4月以降三回目の値上げでかれらの価格政策を継続した。これによって、普通価格と特別割引がさらにおかしくなった。多くの割引セール(サマーセールからLidlでの割引価格まで)はD-Bahnの報告によると成功した。7月12日から8月12日まで100万以上の乗車チケットが29ユーロで売れた。長距離列車の活用は2004年に比べて2%上昇し、42%になった。このうちの半分以上のチケットは、自動販売機やインターネットで販売されたものであった。D-Bahnは、これらの活用によってさらにコスト削減を狙っている。
2005年08月24日
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ドイツ憲法裁判所は木曜日の10時よりドイツの総選挙に対する訴訟への判決を言い渡す。これは、裁判所から火曜日に伝えられた。決定は下された。 第二部の裁判官達は、少し前に判決のついて協議した。これによって、慣例的には判決を当事者に言い渡すまでに数週間かかる期間が数日「短縮された」。既に14日前の口頭による審議の終了の際、第二部の代表の裁判官のWinfried Hassemerは迅速な処理をすると伝えていた。「早く決着がつくことも十分ありうる」ShulzとHoffmanによる訴訟 第二部は、ドイツ議会議員のWerner Schulz(Buendnis90/Gruenen)とJelena Hoffman(SPD)による議会の解散に反対するという訴訟について判決を下さなければならない。実際に計画されているように9月18日に選挙が行われるかどうかは、憲法裁判所の判断による。この二人の議員は、ドイツ大統領のHorst Koehlerによって定められた選挙が違法であるということを証明するために、裁判官の8人のうち5名の賛成を得なければ勝てない。口頭審議の結果、この結果にはなりそうもない。既に、4対4でこの訴訟は却下されたことになっており、選挙は計画通り行われるだろう。異議なし?火曜日の審議において担当の裁判官のUdo Di Fabioによる判決の草稿が議論された。草稿は一回の調整の後に作成され、次の審議ではそれを提出した。実際のところこの草稿に対して何の異議も唱えられなかった。それにもかかわらず、それに関して法律的な討論をしたとされた。なぜなら8月9日に行われた口頭審議の間に第二部において様々な法律的な見解がはっきりしたからである。 HoffmanとSchulz-孤独な戦士の裁判所までへの道憲法裁判官のHans-Joachim Jentschは、Koehlerの議会解散の根拠に対して疑問を呈した。「もし首相の不信任案受け入れが大統領に選挙の告示を踏みきらせた理由ならば、異議を唱えざるを得ない」とコメントした。ぎりぎりの過半数で議会を統治することは、「慣例的な政治の営み」である。Di Fabioはこれに対して、首相が確実に過半数を確保できるかどうか、この部で審査するのは難しいとした。「この裁判所は証拠集めをするべきなのだろうか」とDi Fabioは逆に質問した。Schroederは選挙を計算していた政府の代理のスポークスマンであるThomas Stegは月曜日に、首相のSchroederは最終的にKarlsruhe(憲法裁判所)が選挙を認めるだろう、ということを計算に入れている、と述べた。すでに、大統領のHorst KoehlerはSchroederの議論は「十分に根拠がある」として、先の議会の解散を支持していた。Schroederの計画に対しての反対は「我々を急がせることはないのではないか?」というものだった、と述べた。政府は判決を落ち着いて見守り、いつも見られるように、十分に対策をしている。選挙後の信号灯連合(SPD、FDP、緑の党の三派連合のことで、この三党を赤・黄・緑の3色の交通信号灯になぞらえたもの)への変な憶測をさせないようにStegは具体的なことを言わなかった。選挙の結果にかかわるようなことを今は言うべきときではない。選挙へ向けて活動することが党の問題である。我々の信用を濫用した」第二部はちょうど2週間前に訴訟について原告と口頭審理をした。SchulzとHoffmannは、大統領による先の議会の解散を憲法違反であると非難した。Gehard Schroederの不信任案決議は真実ではない。実際は彼はRot-Grunen連合(FDPと緑の党の連合)で過半数を維持しているからである。憲法では議会の解散権を認めてはいない。この二人の議員は、議会解散に対する訴訟の正当性をSchroederへの非難と結びつけた。Hoffmannは8月9日にKarlsruheにおいて、「我々の信用を弄んだ」Schroederの不信任案に関して、述べた。DDR(東ドイツ)の公民権運動の信奉者であるSchluzは首相に対して「責任逃れ」と非難していた。この議員の当選という意味においては、労働市場改革の実現が争点になるだろう。ところで、まだいくつかの重要な法案が残っている。9月18日に予定された選挙についてSchulzは、「人工的に作られた期待」は失望をもたらす可能性がある、と述べた。「とんでもない結果」への警告この訴訟は、この議員の考えによると大統領のKoehlerが議会解散によって憲法違反をしたということに対して、向けられていた。大統領府の事務次官であるJansenは、首相の自由裁量の余地にたいして指摘した。彼が「決着のついていない」問題に触れてしまった決定にともない(首相の議会解散権について)、約一回の決定、これによって無制限の議会解散権を導くようなことは認められない。これに対して議員の訴訟代理人たちは、Koehlerによって認められた国の決定が「とんでもない結果」を国家の構造へもたらすと警告した。内務大臣のSchilyに代表されるように政府は、必要な過半数は確保できていると強調した(1983年に初めて憲法裁判所が選挙に関する判断を下した当時と同じぐらいぎりぎりの過半数であるが)。ただ首相だけが、彼が何を信用するか、ということを判断できるらしい。政府の訴訟代理人もそうであるように、憲法裁判所がこの件と関係のある1983年の判決を見逃すべきではないということについてはあまり真剣に考えられていない。当時は、第二部は内閣不信任案の提案の濫用を阻止しようとした。それゆえ議会では、少数派の冷遇がなされてしまった。「誰がドイツを率いるのか」訴訟人たちは、首相がこれ以上議会での安定した過半数を維持できないという事実がないことに対して何も議論されていないと、述べた。もし憲法裁判所がもはや何も制限しないのならば、実際の規範的な力つまり「すべての憲法上の拘束が失われること」の危険性がある。ここでは、現行の民主主義、国家の原則そして党内民主主義のための「憲法上の構造の決定」ということが問題になっている。第二部は、「将来の保証をするために」1983年の判決の一部を場合によっては再検証する可能性を、示唆した。裁判所は、判決をもって政治システムの根本的な問いに答えるというよりも選挙に賛成か反対かという立場が表明される、という見かたをしている。。Di Fabioは、この訴訟は誰が国家を導いているか、という問いを投げかけている。「誰がドイツを率いるのか、ということが強調されて言われている」
2005年08月24日
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今日は、選挙関連のニュースで今回の議会の解散が違憲であるという訴訟の判決が今週の木曜日に出るというニュースを取り上げるつもりでしたが、僕にはあまりにも難しすぎたために、今日中に訳すのは難しいと判断したので今日はそのニュースを載せるのをあきらめました。 ところで、このニュースに関してなのですが、ドイツには憲法裁判所というものがKarlsruheにあります。この裁判所はある行為が憲法に違反した行為もしくは法律が違憲かどうかを判断する機関です。裁判所は、第一部と第二部の二つの部があり、それぞれ8名の裁判官がいます。今話題のKirchhofはこの裁判所の裁判官でした。任期は12年で再選は許させれていません。詳しくは、ドイツ連邦共和国外務省のホームページで読めますので気になる人は、ここをクリックして見てください。 これ以外の目ぼしいニュースとしては、南Bayernで大洪水が発生しているというニュースがあります。ドイツだけでなく、スイスなんかでも被害が広がっているようです。ポルトガルでも大火災が発生している中で、ドイツでも大きな災害に見舞われているようです。 それから、Tour de Franceを7連覇したLance Armstrongにドーピング疑惑がでて大騒ぎです。Lance Armstrongはヨーロッパでは、偉大なチャンピオンとして多くの尊敬を集めている選手です。日本では考えられないでしょうが、自転車競技はヨーロッパでは人気が高く、特に長い歴史を持つTour de Franceを7連覇したLance Armstrongは神様のような存在なのです。それが、ドーピング疑惑ですから、どうなってしまうのでしょうか。経過を見てみたいと思います。 明日は、今日訳すことが出来なかった分と明日のニュースを何か訳したいと思います。
2005年08月23日
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CDU/CSUの首相候補であるAngela Merkelの経歴を調べたら、なんと彼女は物理学を専攻し、しかも博士号まで持っている。問題発言をしたEdmund Stoiberも法学博士です。ドイツでは、博士号を持っている人に手紙を書いたりする場合には、名前の前にDR.○○のような形で書きます。新聞も大体Drをつけたりしているのですが、一連の報道を見るかぎり政治家の場合には、こういうことがあまりないようです。経歴なんかを細かく紹介する記事の場合は別でしょうが、一般の報道ではこれを省くようです。ちなみに教授の場合は、Prof.Dr.○○という形になり、さらに、博士後を複数持っている場合は、Prof.Dr.Dr.のような形になります。郵便受けを見ると教授や博士号を持っている人はこのように書いています。日本だったら考えられないですが、ドイツでは当たり前のようです。オーストリアではもっとひどくて、学士のレベルでも書いたりするようです。これは、不確かなので機会があれば確かめてみたいと思います。 今日の記事は、おおきな話題を呼んでいるKirchhofの税制改革案についてです。CDU/CSUとFDPの連合はKrichhofの計画を保持するKirchhofによる税制改革案への批判ののち、CDU/CSUとFDPの連合は、彼らの税に対する考え方の共通点をを強調した。金曜日にFDPはKirchhofの考えは確かに短期間では効果が期待できないかも知れないが、これは長期的な視野でのこの連合の目的である、とした。首相候補のAngela Merkelは、Kirchhofはビジョンを提示することが出来る人物で、彼なしでは、CDU/CSUの政策を考えることが出来ない、と述べた。確かに、実践と学問の違いはあるけれど、とも述べた。CDU/CSUとFDPの連合は、最高税率を39%から35%へ引き下げることを検討している。Kirchhofはこれにたいして、25%と主張している。週末には、CDU/CSUがKirchhofとの共同作業はかれらの政策にも有効であると、発表した。くじけさせてはならない。FDPの代表のGuido Westerwelleは、Kirchhofを毀損などしていないと、アピールした。「CDU/CSUは、Prof. Kirhofをくじけさせてはならない」と彼は述べた。自由民主党員(FDP)は、どんなことがあっても、彼の改革案とビジョンに、賛成する。「このような専門家は、政権交代後に必要になってくる」とWesterwelleは述べた。Kirchhofの税システムへすぐに転換するわけではない。初めに税率を15%、25%そして35%にする。「いわゆるフラットな税と呼ばれる統一的な税率は大きな目標である」とWestwelleは述べた。FDPの書記長のDirk Niebelは、Kirchhofの提案はとても急進的であり、今すぐには受け入れられないだろう、としている。Kirchhofの25%の税率に統一するという提案は、もしそれが導入された場合に起こる徴税の不足から、実現されないだろう」と述べている。CDUの事務総長のVolker Kauderは、このことから、彼のKirchhofの政策への批判が正しいという味方をしている。我々は、はっきりとした目的を打ち出せる人物が必要だMerkelは「我々は、はっきりとした目的を打ち出せる人物が必要だ。そしてそれは、Paul Kirchhofである」と述べた。彼女には、もしまだ余地があるならば、KichhofがCDU/CSUの一員として続けていって欲しいし、次の一歩に踏み出して欲しい」と述べた。CSU代表のEdmund Stoiberは、Kirichhofの招聘を支持している。CDU/CSUの党派の代表代理のWolfgang Schaeble(CDU)は、Kirchhofの政策についての説明の機会におそかれはやかれ不要なところを削る必要がある」と述べた。ドイツの税法は、とても分かりにくく、一晩で変えられるような問題ではない。Kirchhofは、政権交代後の議会では多くの議論を交わすことになるだろう。「最終的には、Kirchhofの提案は受け入れられないだろう」とSchaebleは述べている。CDU/CSUの同僚のHans Michelbach(CSU)は、Kirchhofの改革案が実行可能かどうかを冷静に分析するべきだと、述べた。CDUの経済の専門家のMichael Fuchsは「Kirchhofの政策はいろんな意味を持ちすぎて、それについて語りつくすことは出来ないだろう」と述べている。
2005年08月22日
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ドイツを初めとしてヨーロッパの多くの国の大学では交換留学が盛んです。多くの外国人が僕の通っている大学にも来ます。10月から一年というのが定番のようです。ですから、この時期昨年10月に来た学生たちがそれぞれの国に帰っていきます。学生寮のいたるところでお別れパーティが開かれています。既に知り合った何人かは自国にかえってしまい、残りの一人が今朝この町から去っていきました。昨日夜遅くまでパーティをしてせいなのか、見送りは僕を含めて2人しかおらず、案外あっさりしているという印象を受けました。見送りにいったのは今回が初めてですが、以外に淡白なものなのかも知れません。次のチャンス(ないほうがいいような気もしますが)どんなものか見てみたいと思います。 それぞれの国に帰ってしますと、帰国直後はメールなんかも頻繁にやり取りするものですが、時がたつとともにやり取りが少なくなってしまうものです。それでも、続けているという人がいるのならば、その人が自分にとって大事な友人といえるのではないでしょうか。もしくは、時々良いタイミングでメールをしてくるような人もそういえると思います。そして、こういう人は、以外に一緒にいた頃はそれほど仲良くなかったということも少なくないように思います。僕は過去に留学した経験がありますが、いまだにやり取りしているのは、そういう人が多いです。今回の場合はどうなるのでしょうか。なるべく長く続くようにしたいですが、こればっかりは相手次第といことですので分からないです。
2005年08月20日
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Stoiberの発言の後、CDU/CSUの不利が予想されていましたが、その予想を覆して、連立のパートナーであるFDPとあわせて過半数を超えています。選挙まで残りまだ一ヶ月もあるので参考にもならないかも知れませんが、今のところは、ドイツ初の女性首相が生まれそうです。CDU/CSUは、優位である;アンケートでは支持を増やしたBayernの首相でCSUの代表でもあるEdmund Stoiberは重ね重ね選挙までの4週間は個人に対する詮索を認めないとした。激しい選挙戦の局面において、政権交代のための勝利が重要である、とStoiberのスポークスマンが述べた。Stoiberは、この発言をもってCDU/CSUの財政の専門家のFriedrich Merz(CDU)の発言に応えた。これは、また次のようなことも物語っている。CDU/CSUは、9月18日のあとStoiberがBerlinに行くことを計算に入れていないとことである。CDUの事務総長のVolker Kauderは、Stoiberは選挙直後にこれを決めるだろうと、(これに対するさまざまな憶測に対して)はっきりさせた。「他に何も新しいことも反対の意見もありません」Kaudarは、Berlinの会見で述べた。Seehofer「社会的な意見が欠けている」また、KauderはCSUの社会福祉の専門家のHorst SeehoferのCSU/CDUの選挙チームが不可解であるという批判をはねつけた。社会福祉部門は、Saarlandの首相のPeter MuellerとNiedersachsen(CDU)の社会福祉大臣のUrsula von der Leyen(CDU)がカバーするとした。Seehoferは、Neue Presse紙で、選挙チームは「本当に信頼できるCDU/CSUの社会福祉の部門からの意見が欠けている」と批判した。これに対して、Kauderは「私はこの批判がよく理解できない」と述べた。彼はSeehoferの批判を、「彼が再び世間にアピールしようとする試みである」と評した。SeehoferはそうこうするうちにふたたびCDU/CSUが討議している保険料に関する計画を漏らした。アンケートでは、CDU/CSUは支持を増やした波紋を呼んだ東ドイツへに対するStoiberの発言の後、ZDFの金曜日の政治調査でCDU/CSUは少しの差で上回っていた。もし、次の日曜日が選挙ならば、CDU/CSUは43%の支持を獲得していただろう。彼らは、前の週よりも1%増やした。8%支持にとどまったFDPと合算すると51%で過半数を得てSchwarz-Gelbe連合(Schwarzは黒、Gelbe黄色の意味:FDPの党の色は黒でCDU/CSUの党の色は黄色だから、黒と黄色の連合になる)が生まれたことになったかも知れない。SPDは変わらず29%の支持で、Gruenen(緑の党)9%だった。PDSは1%失って、8%の支持となった。MerkelはSchroederとの距離を狭めたZDFによるとCDU/CSUはより有利な立場となり、SPDが28%から3%を減らしている中で、44%に3%を加えた。Edmund Stoiberにとっては、この政治調査はともかく彼の威信の失墜を描き出せなかった。彼はすべてのポイントを失い、そしてマイナス1ポイントで8位にランクされていて、左派の最有力候補のGregor Gysiがマイナス1.3ポイントそして同じく左派のOskar Lafontaineがマイナス1.9%で彼の後に続いている。(これは、ZDFの調査でドイツの10人の主要な政治家のランキングを行っており、この中での順位をここでは指しています。)首相レースでは、CDU/CSUの首相候補のAngela Merkelが現首相のGehard Schroederにたいして差を縮めた。直接選挙だったらMerkelは43%でSchroederは47%で首相になっている。10人の主要な政治家の評価ではMerkelは、ポイントを稼いだ。彼女は0.1ポイントを0.8ポイントに加え、Niedersachsenの首相のChristian Wulffについで2位につけた。同着には外務大臣のJoschka Fischerがいる。彼女は10分の1ポイント失った。Schroederは4位で0.5ポイントから0.3ポイント減らした。
2005年08月19日
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選挙の争点になっている税金問題について、というよりは新たな税法を導入しようとしてるKirchhofについてかかれています。彼のキャラクターはどうやら結構強烈であるようで、もしCDU/CSUが政権をとったら彼の入閣は確実ですが、そのことでもちょっと問題が。細かいことは記事を読んでください。Kirchhofのキャラクターについてはもう少し調べてみます。SPD「Kirchhofは納税者を欺いている」CDU/CSUの専門家集団の財政の専門家のPaul Kirchhofは、大蔵省の表現に拠れば、納税者を失望させるだろう。彼の納税法の簡素化という政策は、納税者を欺くことになるだろう、と大蔵大臣のHans Eichel(SPD)のスポークスマンは木曜日にベルリンでこう述べた。SPDの代表代理であるJoachim Possもまた次のように批判している「Kirchhofは明らかに過去三年の税の手続き法の進展についてきていない」「たった10分でいい」元憲法裁判官であるKirchhofは、CDU/CSUの首相候補であるAngela Merkel(CDU)の選挙チームに呼ばれ、もし、彼らが勝った場合は、2007年の1月までに広範囲に及ぶ税の簡素化をすると言うことを公言してる。Bild紙に対して彼は、「労働者はもう毎年12回もの日曜日を納税申告のために無駄にすることはない、たった10分でいいんだ」将来は、財務局が労働者に対して書き込み用紙、もしくはコンピュータチップを送ることになる。納税者は、申告書をチェックしてそれを変更を加えて送り返すのみである。「雇用者は、賃金の合計をそこへ加え、後はコンピューターがそれを処理するのである」既に、電子納税申告は実現している 大蔵省によると、電子納税申告は実現しているという。Kirchhofは、他にも企業が既に給与所得税の電子申告を義務付けられている、ということを知らなければならないだろう。実際問題、今年には、ドイツ全土で初めて労働者は給与所得税カードを雇用者から返してもらわず、かわりにデータが直接財務局に送られましたという証明書を受け取ったのであった。他の場合は、決められた数字(eTIN)を納税申告所に記入するか、電子申告(Elster)をインターネットで財務局に送る必要がある。KirchhofはEichelについていくつもりであるEichelのスポークスマンは、さらに、ドイツ全土において簡素化した所得税申告が導入された、ことも思い出した。特別な収入や支出のない労働者は、所得税申告書にそれをただDINのA-4紙(DIN;ドイツ工業規格)にその旨を書いて出すだけでいいのである。Possは、すでに2003年の税変更法で、財務局によってあらかじめ記入された給与所得税申告のことがが定められたということを。指摘した。Kirchhofはそうこうするうちに、CDU/CSUが勝った場合に大蔵大臣になるという覚悟を決めた。「そういくことだ」とZDFでの(覚悟を決めたのかという)質問に対してこのように答えた。Bild紙に対して裁判官へのなるための条件を制限することにたいして、根拠を述べた。「実際はもう走れないと知っていても、自動車を直そうとしてしまうものである。だが、私は、新しいモデルを採り入れようとしているのだ。これは私に訪れた二度とないチャンスである。なぜならCDU/CSUは、新たなスタートと簡単で透明性のある税法を約束したからである」Kirchhofのための他へ回る?Nordrhein-Westfalenの首相のJuergen Ruettgers(CDU)は、Kirchhofが別の担当をすべきだという、意見を述べた。Kirchhofは彼の人間性と能力によって入閣するのである、とRuettgersは木曜日にDeutschlandfunk(ドイツラジオ放送)で述べた。Niedersachsenの首相のChristian Wulff(CDU)はNDR(NDR放送)でこう述べた。「私は、彼が大蔵大臣になりそして、税制の大改革をしてくれることを、切望している」経済大臣のWolfgang Clement(SPD)は、Deuschlandradio(ドイツラジオ)で、KirchhofにはCDU/CSU政権下で彼の税政策を実現するチャンスはない、という見解をしめした。ベルリンでは、部分的にKirchhofの税政策とCDU/CSUの税政策がはっきりと違っていることから、Kirchhofが他の部署、例えば法務大臣のようなところへ、に回されるのではないかという意見がある。FDPとCDU/CSUの調整FDPはKirchhofの政権交代後に大臣へなるという野望にはとらわれていない。党の代表のGuido Westerwelleは、彼の政党はKirchhofを含めて「精神的な連帯」を持つことが出来るだろう、と述べている場合によってはFDPがより簡単で公平なシステムによってより低い税金を実現させることも出来るだろう。来週の水曜日CDU/CSUとFDPは、残りの選挙戦への戦略を調整する予定である。
2005年08月18日
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昨日までのようなニュース以外にも選挙関連の話題がたくさんあるので、今日は組閣の話を取り上げてみようと思います。ドイツでは既に組閣の話が出てきていて僕は、正直驚いています。日本の場合、まず政権をどの党がとるのかというのが選挙の焦点になるのですが、ドイツでは既に党が政権をとった場合、誰を大臣に据えるのかとういのが話題になっています。ここで面白いのが、内閣を示す言葉としてKompetenz Teamという言葉が使われている点です。(僕は専門家集団と訳しました(他にいい訳があると思います))なぜこの言葉が使われているのかというと、恐らく、政権がまだ誕生していないからではないでしょうか。政権誕生後初めてKabinettとかReigierungという内閣を指す言葉が使われるのではないでしょうか。この件は不確かですので、ドイツ人に聞いてみようと思います。 MerkelはKirchhofとMuellerをチームに加えたCDU/CSUの首相候補のAngela Merkel(CDU)は、DPA(ドイツプレスエージェント)によると元憲法裁判官で税の専門家のPaul Kirchhofを彼女のチームによんだ。 この62歳の法律家兼税の専門家は財政の部門の担当になるらしい。Bild紙とWirtschaftwoche(週刊経済)は、彼の招聘の可能性を報じていた。Merkelは、彼女のいわゆる専門家集団を水曜日にお披露目するつもりである。「決断が下された」CDUの事務総長のVolker Kauderはベルリンで次のように述べた。「決断は下された」しかし「(Merkelの選んだ人物の)名前を挙げたり、否認することは」彼の仕事ではない。Kauderは、選挙で勝った場合には、CDU/CSUは官僚機構の解体のためのポストを作るつもりである、と報告した。Muellerは経済と労働 Kirchhofとともに、Saarlandの首相のPeter Mueller(CDU)が専門家集団の重要ポストに就くようである。彼は、経済と労働の部門の担当になるらしい。Kirchhofの招聘は、驚きであった。このHeidelbergの憲法の専門家は、CDU/CSUよりも急進的な税に関する考えを表明している。両者に共通しているのは、祖税法上のあらゆる特権を廃止するという点と、それを持って徹底的に簡素化するということである。 Kirchhofは1999年に退職するまで、もっとも尊敬された憲法裁判官であった。ほかにも、彼は、ユーロ導入に対する判決の責任者でもあった、他にも彼が責任を持った様々な判決において、Karlsruhe(連邦憲法裁判所がKarlsruheに所在していて、ここでは連邦憲法裁判所を指すと思われます。)は家族を冷遇したことに悲しんだ。(税法上で家族がいる場合には優遇措置が取られるが、おそらくKirchhofは、これに対して、憲法の上での平等という考えの下で、税法にもこれが適用されるべきと考えて、家族がいようがいまいが同じ税金をかけるべきだと考えており、この考えにもとづいて様々な判決が下されたために、このような表現になったと思われます。)彼は、しかしまだ最終的な回答を出してはいない、とWirtschaftwocheはMerkelの信用筋からの情報によりこう書いている。SeehoferはMerzを歓迎しているCSUの代表代理のHorst SeehoferはFriedrichMerzが経済と財政の部門を担当することに賛成の意を表明している。Seehoferは、Passauer Neunen Presse(Passau新聞)に対して、「Merzはという選択肢はベストで当然の帰結である」と答えている。このCDUの政治家はとてつもない忍耐力とはっきりとした考え方を持っている、と彼は付け加えた。Merzは、財政を立て直すための後ろ盾を必要としている。Seehoferは、そとから専門家に対して口出しをすることに対して、危惧している。こういった場合には悪い結果になることが常である、とこのCDUの政治家と述べた。SchaeubleとBecksteinはきまった専門家チームのふたりはCSUの代表のEdmund Stoiberが既に公にした。党派の代表代理であるWolfgang Schaeuble(外交と安全政策担当)とBayernの内務大臣であるGuenter Beckstein(国内安全保障担当)である。他にも、話し中であげられたのは、Baden-Wuettembergの文化大臣のAnnette ScavanとCSUのGerda HasselfedtとThueringの首相であるDieter Althauが東の専門家になるのではないかということである。Althausは「東専門のの大臣」へ反対しているAlthausは、Markel内閣に特別な東ドイツ担当大臣が必要だとは思っていない。「東専門大臣や東専門省は必要ではない」とLeipziger Volkszeitung(Leipzig国民新聞)に述べている。SPDとGruen政権の東再興担当大臣のManfred Stolpeはこれに対して、東の件に関するポストは継続するべきだ、としている。Seachsischen Zeitung(Sachsen新聞)はこのSPDの政治家に対して、「誰もが、彼(Schroeder)や彼女(Merkel)が東ドイツをいつでも気にかけてくれることを、期待してはいない」と述べた。FDPもその大臣の(東担当大臣継続に関する)意見に賛成を表明している。
2005年08月16日
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Stoiberの発言はこの選挙戦に大きな影響を与えたのは明らかですが、その失言の効果がいまだに続いています。この発言に対する反応が続く限り取り上げていこうと思っています。テレビ討論「Stoiber対Lafontaine」 CSUの代表Edmund Stoiberは、前SPD代表のOskar Lafontaineと討論を強行しようとしている。 Stoiberは討論において新左派にたいし攻撃的にいく、ということを約束したと、CSUの州代表のMichael Glosは月曜日ZDFのインタビューでこう述べた。彼は、「本当の所は、SPDは過去の党の代表者達と激しく議論する義務があるのだが」と補足した。「喜んでお受けします」Gregor Gysiと並んで選挙戦での左派の代表に立つLafonaineは、Stoiberの討論の申出に対し、次のように説明した。「喜んで左派政党支持の有権者へ不満を募らせたBayernの首相の挑戦に受けて立ちましょう」Stoiberは先ごろBild紙に対し、彼は、「政策をもってPDSに立ち向かう」つもりだと、述べていた。左派の選挙対策委員長のBodo RamelowはBerliner Zeitungで、討論はどこかの東ドイツの都市で行われるべきだと、提案した。彼の東ドイツに対する批判の後Stoiberは、それは、有権者ではなく、左派政党に対して物であった、と説明した。さらに、もしPDSが議会で第三の政党になった場合、どのような経済および投資効果ががドイツであるのか、ということを有権者に示したかったのであった。選挙演説のなかでStoiberは、誰が首相になるかを、東ドイツが新たに決めてはならない、とも述べていた。不満分子がドイツの未来を決めてはならない。CDUからの批判CDU批判が声高になってきていた。東ドイツのSPDの議員がAngela Merkelに対して、東ドイツに向けられた批判を許さないように、要求した。 Mecklenburg-VorpommernのCDUの代表であるEckhardr Renhbergは、Stoiberを東ドイツでの選挙戦から締め出した。「Stoiber氏がやったようなやり方で、多くの東の人々が傷ついている」とRehbergは月曜日にSuedwest南西)放送で述べた。「団結と連帯意識」確かに東ドイツでの選挙戦は確実には勝てないだろうが、負けることは簡単だ。「我々は東ドイツの人々を知っており、我々は彼らの精神状態を知っており、我々は彼の言葉で話し、そして、東ドイツの選挙戦は我々に任せて欲しい」Rehbergは、Stioberにたいして党の首相候補者であるAngela Merkelに対して忠誠心を持つように要求した。「団結と連帯意識を持ってのみ、我々は9月18日の選挙に勝つことが出来る」
2005年08月15日
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Stoiberの失言をうけて、多くの政治家がそれに対する見解を出しています。Sotiberに反対するものがほとんどですが、それに賛成する見解を出す政治家もいて、それがまた問題を読んでいるようです。昨日の記事と重複する部分もありますが、今日もこのテーマを選んでみました。議論の余地のある東のテーゼOettingerはStoiberと同じ道を行っているStoiberの東ドイツの投票行動への批判のあと、Baden-Wuerttemberg州の首相でCDUの州代表でもあるGuenther Oettingerは、同じような発言によって、批判にされている。Oettingerは、「Badischen Neueste Nachrichten(バーデンの最新ニュース)」の報道によると、次のように述べた。「東ドイツの左派と気落ちした人々が、ドイツがどのように統治されるのかを、決めてはならない」Stuttgartの州議会のCDUの代表であるStefan Mappusは金曜日にOettingerの発言を認め、また、同時に彼らを擁護した。「Oettingerは、東ドイツの有権者全体をついて語ったわけではなく、東ドイツを扇動している左派について話したのだ」とMappusは述べた。彼は彼の選挙区であるPforzhiemでOettingerの問題の発言をしたときに、その場に居合わせていたらしい。「非民主主義的な態度」 Baden-Wuerdenberg州のSPD代表のUte Vogtは金曜日にOetttingerに対して彼の民主主義をもっと深く考えるよう要求した。これは、「CDUに投票する人は賢い人間であるということを信じてる」という幻想を示しているだけに過ぎない。他の州の首相たちは、Stoiberの発言に距離を置いているが、Oettingerはそれに反して、Stoiberの側に立っており、それによって彼の「非民主主義的な態度」を示している。Gruene(緑の党)の代表Winfried Kretschmannも金曜日にOettingerを民主主義への理解が足りないとして批判していた。Kretschmannは「CDUは、誰がドイツを支配するのかを彼らが決めるということを本当に信じきっている」と述べた。しかし、この権利は有権者が有している。CDUの事務総長のThomas Stroblはこれに対して東ドイツの左派に対する高い関心を指摘した。これは、Oetthingerの発言と関係がある。BosbachはStoiberの発言を「晴天の霹靂」と名づけたドイツ議会のCDU/CDUの代表代理のWolfgang Bosbach(CDU)は、Stoiberの東ドイツの投票行動に対する批判に関する議論が終わって欲しいと願っている。限られた中で国家にとっての重要な問題を話すことになってしまう、とBosbachは金曜日にn-tvで述べた。彼は、議論のよちのあるStoiberの発言にたいすして次のような見方をした。「それは、東ドイツの候補者にとって、晴天の霹靂であった」と述べた。左派党派で名称を変更したPDSは、Stoiberの発言は許しがたいものであると、はっきりとした立場を取った。「度が過ぎていることを許すことができない」と選挙対策委員長のBodo Tamelowは金曜日にBerlinでこのように述べた。このBayern州の首相の「おかしな発言」は、彼がドイツを分裂させ、そして西ドイツのもつルサンチマンを利用したい、ということであろう。「東では問題視していない」左派党派の最有力候補のGysiとLafontaineが「欲求不満である」という批判にたいして、Ramelowはこう答えている。「私は、身をもってGysiとLanfontaineが異常なほど活動的であると分かった。さらに、Stoiberが何か言えば言うほど、より活動的になってしまうのだ」Ramelowはつづけて、Stoiberは、「Bayern州の周りに新しい壁を作る」ことに懸命なのだ、と述べた。これに対して、Nordrhein-Westfalen州の首相のJuergen Ruettgersは、木曜日のStoiberの釈明を、誤解を解くのに十分なものであるとした。Stoiberは明らかにされるべきことをすべて明らかにした、とRuettgersは金曜日にDuesseldolfで述べた。StoiberはBild紙に対して、彼の発言が誤って理解されている、と述べていた。「私は、誰もばとうしていない。私は、鼓舞したかっただけだ」Stoiberの発言は侮辱的73%の国民はBayern州の首相のEdumund Stoiberは、彼の発言で東ドイツの有権者を侮辱した、という考えに至っている。世論調査研究所のInfratest dimapのARDへのアンケートでは、83%の国民が、StoiberがCDU/CSUの戦況を悪化させたと考えている。アンケートに答えた4分の1の人々はStoiberの発言に賛成しており、71%が否定しいる。
2005年08月13日
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今日は昨日の記事と関連することでかなり大きなニュースとなっていることを選びました。CSUの代表であるEdmund Stoiberが次の選挙でも、東ドイツにおける投票が、ドイツの命運を分けてしまうことについて批判をしました。さらに、東ドイツの投票行動が賢明なものではなく、現状に対するフラストレーションからくる感情的なものであって、そのようなことは受け入れられないと述べています。この発言を受けておなじ政党(CDU/CSU)の時期首相候補のAngela Merkelが、自分の立場を表明した、というニュースです。背景:CDUとCSUは、政党としては一つであるけれど、CSUはBayernのみで活動して、CDUはBayern以外でのほかの州で活動している。Bayernでは、宗教と政治の結びつきが強いのでCSUの基盤はきわめて強い。それゆえ、選挙ではほとんど負けることがないと言われている。このような理由から、CSUはCDU/CSUにおいて発言力が強い。StoiberはこのCSUの党首である。一方Angela MerkelはCDUの党首で、時期首相候補となっている。Merkelは、注意深く自分の立場を表明した「有権者を罵倒することは間違っている」と、CDUの首相候補者はそう述べた。Sotiberは「私は誰も罵倒などしていない」としている。CDU/CSUの首相候補者のAngela Merkelは、Edmund Stoibarの東ドイツでの投票行動においての有権者に対する激しい批判について自分はそれとはかかわりがないことを表明した。「有権者を罵倒することは間違っている」とこのCDUの代表は、ZDFでの番組「Berlin Mitte」のなかでStoiberの発言に関する質問でこのように答えた。ドイツが一つになることより、むしろ、ふたたび分裂してしまうというようなことに加担するすべてのことは、まったくもって非建設的である。「私は首相になりたい」とMerkelは強調した。選挙は、どの地域でも勝ちたい。彼女は、特に東ドイツで愛情と誠実さをもって尽力すると、述べた。「選挙では、一票一票が大事である」Stoiber自身が悔やんでいる発言に対して、「あれはBayernの賢明な人々のものとは全くもって違ったようです」とMerkelはのべ、教育と賢明さは、「確かに違うように分け与えられていて、地域性はないみたい」と続けた。(一般的ドイツではBayenの教育のレベルは高いと言われていてこれに対する皮肉)また、つづけてこのように強調した。「Stoiberと私は、ともに勝つことが出来る」あらゆるところからの反対ここ一ヶ月、Bayern州の首相は、SPD(ドイツ社会民主党)とGruenen(緑の党)の反撃に上手く対処してきたばかりか、連立を組む可能性のあるFDP(ドイツ自由民主党)とも上手くやってきた。Stoiberの発言による驚きによって、東ドイツのCDUの政治家は距離を置いた。ドイツ全体での過半数にかんして、アンケートによるとStoiberの発言が拒否の方向へ向かわせた。党の研究者は、東ドイツで最大支持政党になる可能性が弱まったという、見解を示した。Stoiberは、選挙は東ドイツの結果が決め手にはならないと、説明した。このStoiberの「いらつき」が国の命運を分けるべきではない。Bild紙で、Stoiberは有権者を罵倒したことに対する批判をはねつけた。「私の発言は、誤解されている。私は誰も罵倒などしていない。私は、彼女を奮い立たたせかったのだ。」首相のGehard Schoeder(SPD)は、Stoiberにたいして「民主主義への配慮が足りない」と批判した。「Stoiberの発言は東と西の溝を強固にし、また、我々が西ドイツで普通に生活していたときに、厳しい状況のなかでなんとか生活していた人々を侮辱したものだ」と、Saechsischen Zeitung(ザクセン新聞)のインタビューでこのように話した。外務大臣のJoshca Fischer(Gruene)はKielで似たような発言をし、Stoiberを「グーツヘルシャフト(15-16世紀以降旧東ドイツで形成された封建的大農場経営;搾取と非搾取の構造を想定している、と思われます。)」として東ドイツと付き合っていると非難した。世論調査の研究所のIfratest-dimapのARD-Deutshclandtrend(ARDの番組のドイツのトレンド)の木曜日のためのアンケートによると、73%の国民が、Stoiber発言によって東ドイツの有権者が侮辱されたという、考えを持っている。83%がStoiberがCDU/CSUの戦況を悪くさせた、と考えている。約4分の1がSotiberの発言に賛成し、71%が反対している。Stoiberは、数週間前のBaden-Wuerttembergのある村の祭りでこう説明した。「私は、ドイツの首相が誰になるかが、東ドイツの結果に左右されてしまうことを受け入れはしない。最終的にドイツの運命にたいしていらついているもの(東ドイツの人々)が決めてしまうなんてことがあってはならない。」BayernのSchwandorfでStoiberは水曜日のよるに彼の批判を強調して言った。「もし、Bayernのようにいたるところでもそうであるのならば(分別のある投票行動で感情的ではないものを想定しているように思われます。)、我々はなんの問題もない」と彼はBayern放送でこのように述べた。「Badischen Neuesten Nachrichten(バーデンの最新ニュース)」は、Baden-WuerttemberhのGuenter Oettinger(CDU)も東ドイツの投票行動に関して批判的に見ている、と伝えた。先週の金曜日彼はPforzheimで次のように述べた。「東ドイツの左派と気落ちした人々が、ドイツがどのように統治されるのかを、決めてはならない」「Stuttugartの州の機関からはからは今のところ何の発表もされていない。
2005年08月12日
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日本だけでなく、ドイツも選挙があるので、連日選挙について報じられています。今日は、その選挙について取り上げてみようと思います。選挙は東の結果次第 誰が次の首相になるのかは、東ドイツでの結果が決めるというのは、初めての統一ドイツの総選挙が行われて以来例外はなく、むしろ法則であった。1989年のBremenでのCDU(キリスト教民主同盟)の党大会で、多くの政治家が、Helmut Kohlを首相の座と党の代表から引きおろそうと画策をした。この試みによりKohlの政権の予定より早い終焉を実現させた。しかし、Kohlは次のようなことでこの火が踏み消されたと理解した。党大会最終日まさにそのときハンガリーが、オーストリアとの国境を何千もの東ドイツからの亡命者のために解放し、これがKohlの助けとなった。大規模なヨーロッパの革命の兆しが見え、その経過の中で、Kohlは統一ドイツの首相になったのであった。統一年のKohlの人事裁量すべての予測に反して、1990年3月の初めての旧東ドイツ国民の選挙でCDUは40.8%の支持を受け選挙に勝ったのであった。学者が予見した社会民主主義のルネッサンスは起こらなかった。12月の初めての統一ドイツ総選挙においてCDUはFDP(ドイツ自由民主党)とあわせて54.8%の支持率で過半数を得ることが出来た。FDPは旧東で12.9%の支持率を得た。1983年と1987年の選挙の成功のときとは対照的に、SPDの候補者のOskar Lafontaineにが大敗したことで、統一年においてはKohlは人事権を思いのままにした。選挙研究者の調査によると1994年の総選挙うにおいてはCDUとFDPの連立は、過半数という結果は旧西ドイツの有権者によるものが大きかった。しかし、旧東においても人々のCDUによる景気上昇への希望が、38.5%の支持率で依然として旧東ドイツでの強力な基盤を保つというよい結果を生むことになった。もっともSPDは7.2%の支持しか得られず、旧東ドイツでは31.5%だった。のなすべきことに対しての低い関心1998年の選挙戦のラストスパートにおいてSPD(社会民主党)は、「選挙は東の結果次第」というスローガンを打ち出した。東の再建を優先事項とすることを公約とすることによって、SPDの首相候補のSchreoderは多くの東ドイツの人々の説得を試みた。総選挙で勝った後、Schroederは、連邦首相官房において東再建計画を作ったが、いまだにそれに関して低い関心しか示していない。遅くともSPDの2002年4月のSchsen-ANhaltの州選挙の敗北以来、2002年の総選挙は再び東ドイツの結果次第ではないかということが浮かびあがってきた。同じくして、東の再建の兆候が見られない中で、イラクの問題におけるSchroederの態度や2002年の8月のエルベ川の氾濫によって、Schroederは東ドイツで点を稼ぐことが出来た。首相は、Nordrhein-Westfalenの州選挙の後2005年の9月の早められた総選挙に全力を尽くすと伝えた時に、今回は東ドイツはそれほど大きな役割を果たさないだろうという見解を出した。しかし、数週間前に、左派政党で名前を変えたPDS(民主社会党;旧東ドイツの共産党である社会主義統一党(SED))は、東ドイツにおける様々なアンケートによって30%以上の支持率を得ている。そして、ここからCDUとFDPは議会の過半数に達することが出来ないという可能性が出てきている。
2005年08月11日
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ドイツの全国紙、Frankfurter Allgemeine Zeitungに日本の政局についてかなり詳細に書かれていたので、今回はこれを紹介したいと思います。選挙の前-日本の目覚め- (2005年8月10日)解散決定から一夜明けて、驚いている。小泉首相は、郵政民営化法案の失敗によって、本当に衆議院を解散した。「もっと大事な事がある」を、岡田民主党党首は次の選挙の民主党のスローガンに決めた。読売のアンケートによると、彼は正しい。彼は、7月の終わりに、1%以下の国民にだけ郵政民営化は政治的に重要なテーマである、と断言した。国民は、他の優先事項を持っている。それは、年金の給付問題、税金、対イラク政策、対北朝鮮政策である。テレビの街頭取材で、通行人に郵政民営化について質問し、そして国民がそれに関してほとんど知らないという事実が、分かった。政治的な空白の脅威読売の論評において、日本の政治的に空白が脅威をもたらすと、している。重要な決定が遅れ、それらは、選挙が終わるまで、先に進まない。国内の政治的なもの、構造改革の継続事項として、例えば社会保障システムや財政の協議などがある。同様に、外交や安全保障政策上の問題、国連の安全保障理事会の拡大、太平洋地域におけるアメリカ軍の新体制の問題、12月14日に切れるイラクの自衛隊駐留の件についても決定がされない。これらのことから、次のような批判が浮かんでくる。選挙のタイミングが悪すぎる。実際は、誰も選挙をしたいとは思っていない、と火曜日にある自民党議員の口から思わず漏れた。しかし、小泉首相は、本当に解散してしまった。一致したところでは、小泉首相は次のようなリスクを引き受けた。連立政権の崩壊の危機だけでなく、自民党の与党の座も危なくなってしまう。小泉首相が郵政民営化法案否決の後国会から去っていく時に、長年の党内の敵で郵政民営化法案の反対者の、大御所の亀井静香氏は、月曜日に満足げに笑っていた。「私は、もっと物凄いことが起きる、と思う」と意味ありげに語っていた。「何の容赦もない」あけすけに、亀井氏は解散によって引き出された危機について「自民党は政権の座からすべり落ちるかも知れない」と述べた。他にも、自民党が、既に7月の初めに衆議院で党の路線から外れた反対投票をした党員がいることなどから、分裂しているという見方もある。郵政民営化法案に反対票を投じた37名の自民党所属の衆議院議員のうち32名は既に9月11日の選挙で無所属で立候補することを決めている。小泉首相は、どんな場合でもこの37名を公認しないとして、「何の容赦もない」と述べた。党の旗揚げ以来、日本の政治をほぼ中断することなく支配してきた、この政党は、50周年を前にして苦境に立たされている。ほんらいならば、戦後変えられることがなかった憲法の改正についての議論をしたいところであった。しかし、もし、舞台裏で新たな関係が結ばれていたり、昔からの関係が強化されていないのであれば、自民党は自民党ではなくなる。これによって、いくつかの選択肢もしくは不測の事態への対処が可能になる。37名のうちの何名かは既に小泉首相の退陣の場合に、自民党に復党できるかどうかを、尋ねたものもいるらしい。連立の自民党と公明党は、月曜日に解散された衆議院の480議席のうち249名の自民党議員と34名の公明党議員で過半数を確保していた。キャスティングボードを握っている 自民党筋からによると、亀井氏は既に、小泉首相の所属する森前首相のグループ(森派)と、新たな協力体制を結ぼうとしているらしい。自民党にとって復党は別に新しいことではない。前回の選挙のあと、小泉首相は、新しく無所属で立候補した議員を党員にすることで、危うかった過半数の強化をした。そうこうするうちに、最大の野党が自民党の崩壊へ向けてエネルギーを注いでいる。参議院での法案否決は、自民党がその瞬間に崩壊したことを示した、と民主党員は考えている。しかし、民主党員は、予想外に早い選挙に対する準備がまだ十分に出来ていない。早速、彼らは、火曜日選挙プログラムを完成させた。消費税率のアップに反対と年金保証を政策にする、と火曜日に東京の民主党本部から発表した。郵政民営化の激しい議論においては、民主党は、漠然とした対案しか出せなかった。党首の岡田氏は、すでに世論に訴えかけている。「我々は、次の選挙で自民党を倒すことを約束します」この成否が成功するかどうかは、かなり疑問である。三つの野党、民主党、共産党、社会民主党は、あわせて192人の議員しかおらず、過半数には49名足りない。キャスティングボードは、連立政権のパートナーである公明党が握っている。巨大な仏教徒の組織の政治権力は、郵政民営化法案に(自民党と)運命を分かち合い、とにかく選挙を避けようとしていた。依然として、この政党は連立を組んでいる。しかし、この国が政治的な混乱に陥る前は、話し合う余地があるとされた。「我々は、民主党とは一緒にはならないが、もしそれが政局安定の唯一の道であるのならば、我々はためらいはしない」と冬柴幹事長はこのように7月の終わりに述べている。神崎代表はすぐにこれを否定した。公明党はこの選択についてまだ議論していないと、神崎代表は述べた。しかし、衆議院解散直後と自民党内のごたごたの直後に、既にこの憶測が生まれている。
2005年08月10日
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最近というかドイツに来て以来、自分の語彙の少ないことが語学の上達を妨げていると感じていました。こういう感覚を持ちつつも具体的にやっていたことというと、日本から持ってきた既製の単語帳を暗記することと、新聞などをよんで分からない単語があるとそれを調べ上げて分かったつもりになっていた、ということぐらいです。実際、これらの方法は短期的には結構有効で同じコンテクストでその単語が出てきた場合には理解することが可能になります。しかし、違う意味で出てきた場合、既製の単語帳で意味を覚えた場合には、まるで役に立たない。また、単語を調べた場合でもそのコンテクストで使われている意味以外は無視するので、結局同じ単語を何度も調べる羽目になる。辞書を何度も引くことは決して意味がないとは思わないけれど、その回数が増えれば増えるほど、時間の浪費は勿論、自分が嫌になってくるということが最大の問題ではないかと思います。ですから、単語の持つ意味を網羅的に覚えてしまうという方法を採用することに決めました。これは、かなり面倒だし、時間もかかるだけれども長期的な視点、2年、3年というタイムスパンを考えれば、僕にはこれがもっとも効率的だと思われます。なぜなら、友人との会話はともかくとして、新聞、ニュースなんかでは、わりと辞書で出てくる3番目4番目の意味で使われるケースが結構多い。だから、上で書いたように既製の単語帳が長期的に役に立たなくなるというのはこのことから明らかです。ですから、辞書の意味をすべて書き写して、それをひたすら覚え続けるということを最近ではやっていまし、これからも続けていこうと思っています。 ドイツ語を聞きまくってたら、意味が分かってきたとか、ドイツ語を読みまくっていたら意味が分かってきたとか、子供がやっているみたいにドイツ語を聞いたりしてたらドイツ語が分かってきたとか、いろいろ方法論があるようですけど、結局あまり有効ではないのではないかという結論に僕自身が達したので、この辞書を覚えまくるという方法にしました。だいたい、ドイツ語をききまくっていただけで、ドイツ語が分かったら、今頃僕は相当ドイツ語を話せているはずですし、ドイツ語はわりと読んでいるほうですが、それでも自然にドイツ語がはいって来ません。それから、子供がやるみたいにというのは、論外だと思っています。僕が、もし子供のように生存の危機に立っていたのならば、この方法は有効だと思いますが、僕は子供ではないし、まして、ドイツ語の持つ文法構造なんかを過去の偉大な学者の示した文法書なんかで勉強することが出来るので、子供がしたように(僕も日本語で既にやりましたが)、親や周りの人たちがする話を何年にも渡って一日何時間も聞いて、語彙や文法を獲得するプロセスをいまさら繰り返したいとは思わないです。 結局これらの方法論に共通しているのは、繰り返すということだと思います。繰り返すこと以外に語学の獲得は出来ないというメッセージだと僕は勝手に受け取りました。そして、それにはかなりの時間を必要とし、飽きるほど繰り返すことという事も含まれているように僕には思われます。この繰り返しのプロセスから得られる結果というのは、記憶の定着です。ですから、僕は、単語の暗記というややもすると後ろ向き意味を持ちがちなことをすることで、記憶を定着することを図ろうとしています。脳の働きとしては、楽しいことほど覚えやすかったり、忘れにくかったりするということなので、暗記というくらいイメージは記憶の定着には向かないのかも知れないですが、僕は、自分が重要単語である訳5、6千語を覚えた自分を想像するだけで物凄く楽しい気分になってきます。恐らく、今にない感覚を味わえるのはないかと思っています。繰り返しになりますが、僕は、短期的な展望にたって考えていません。あくまでもこれから先、ドイツ語と長い間付き合っていくということを考えていますので、この方法が有効かな思っています。それから、この方法や考え方は僕の独自のものではなく、アンチ・バベルの塔 (The Tower of Anti-Babel)というサイトで示されたものです。僕が曲解している可能性も十分にありますので、出来ればこのサイトに実際訪れられことをお勧めします。
2005年08月09日
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ドイツでも郵政民営化法案の否決に伴う解散総選挙がトップニュースになっていました。タイトルは、小泉はSchroederのまねをした、となっています。これは、ドイツでも議会が解散され、総選挙が行われるので、このタイトルになっています。日本の記事がトップに来ることは結構珍しいので、今回はこれを取り上げてみました。小泉はSchroederのまねをした?! 日本の首相小泉純一郎は月曜日に、解散総選挙をすると発表した。参議院での法案の否決に伴いこれを決めた。参議院におけて、彼の政党である自民党の党員の造反によって郵政民営化法案が否決された。この法案は小泉首相の構造改革の核となるものであった。総選挙は、9月11日に行われる。自民党の10年来の与党の座を奪われ、政権を失う可能性がある。自民党が野党になる?総選挙は、小泉首相が解散しようとしている衆議院に該当する。この決定を正式に承認するために、臨時閣議が開かれた。もう一度小泉首相が首相選挙に立候補するかは、分からない。最大の与党の民主党は、与党の座を奪取するために、自民党の分裂を利用しようとしている。自民党が野党になるとすれば、1993年以来初めてのことである。小泉首相は失敗を不信任投票とみなしている参議院では、小泉首相による郵政民営化法案を否決した。125人の反対票と108の賛成票であった。多くの自民党員が反対陣営に味方をした。衆議院は、わずかの差で法案が通過した。小泉首相は、何度かに渡ってはっきりと、失敗は不信任投票とみなし、その場合、解散総選挙をするとしていた。構造改革の核小泉首相にとって、郵政民営化は構造改革の核である。彼にとっては、郵政は、自民党が何十年もかけて築き上げた既得権益の象徴であった。郵便貯金と郵便保険は、個人貯蓄の四分の一を占める。このお金は何十年にも渡って、疑問視される公共事業や非効率な第三セクターに流れていった。自民党にとっては、郵政は、25000人の役人と400000人の局員による票集めマシーンであるとされる。資本市場での神経過敏政治的な不安定さによって、何日も前から資本市場の神経過敏が懸念されていた。否決は政治的な混乱を意味する、と説明された。新しい政権をとるのはどの政党なのかは、誰もわからない。
2005年08月08日
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海外へ出ると、短期、長期にかかわらず語学が出来ないということを痛感される方も多いかと思います。(僕だけかも知れないけれど)特に、長期留学で学位取得を目指している場合なんかは切実な問題としてそれが出てくるわけです。(これも僕だけかも知れないですが)よく多くの人が思っているのは、長い間外国にいると語学が上手になるのではないか、ということです。まあ確かに、日本にいるよりは話したり、書いたり、聞いたりする必要性も、機会も多いので多少は上達するかもしれません。しかしながら、それは相手の言っていることが分かるようになってきたとか、ある程度話せるようになるとかその程度のものでしかないというのが僕の実感です。(文法などを正しく身につけてない場合は単なるブロークンしか話せないことが多い)ですから、外国にいるということは、語学ができないという問題を切実に捉えるのには有効だけど、それ以上のことをあまり期待してはいけないということなんです。 僕は、この切実さということが大事だと思っています。切実さがあるのとないのとでは物事に対する取り組み方が変わってくると思います。切実さがなくても語学を勉強するのが楽しくて楽しくてしょうがなくて、黙ってても語学に取り組めるという人もいるかも知れないですが(僕の友人にこういう人がいます)、でもそうでない場合はやはりこの切実さというのが重要になってくると思います。なぜ重要なのかというと、簡単なことですが、切実さは自分を目的に向かわせる大きな力になるからです。 でも、この切実さを持っているだけでは当然語学のレベルが上がるということには当然繋がらないわけです。じゃ何をすればいいのかというと、当たり前のことを当たり前にやり続けるということです。日々こつこつと単語を暗記するとか、言い回しを覚えるとか、文法の問題を解いていくとか、そういうことが大事だと思います。まあ、ごくごく当然の結論しかいえないわけですけれども、自然に身につけられるもが限られている以上は、自覚的にしかも熱意をもって自分に体に覚えさせていくしかないと思います。これは、僕の実感です。 つまんないこと書くなよとかまだそんなレベルなのか思われた方も多いと思いすが、いまの僕にはこの問題が切実な問題としてあります。ですから、これを何とか解消できないかと格闘しているところです。おぼろげですが、解決への方向性が見えてきているので、さっさとこの問題をクリアして、他の事に取り組めるようにしていきたいと思っています。
2005年08月06日
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僕はいつも大学のコンピューターセンターに来てパソコンを使っているのですが、その建物になんとトイレがないのです。まあ正確にいうとトイレがあったのですが、現在はすべて撤去されて新しいのを設置しているところです。ですから、トイレに行くときは別の建物までわざわざ行かなくてはならないのです。結構面倒でしかも入ったことがない建物なので、トイレの場所が分からず受付でこのことを説明したら不審者を見るような目で見られました。必死で説明したら、ちゃんとトイレの場所を教えてくれて一安心しました。でも、トイレの調子があまりよくないらしく、きちんと流れたかどうか不安です。 トイレというとドイツのトイレは結構綺麗です。大学でも安心して使えます。ただ、問題は大学以外のデパートなどのトイレです。恐らくどこへ行っても同じだと思うのですが、トイレに入るときにお金を要求されることが多いです。トイレの前に人が座っていてお金を徴収しています。大体が50セントです。「お金がない」と必死に頼んで入った経験がありますが、許してくれない場合もあります。ですから、僕はなるべくお金を払わなくていいところを探して、トイレに行くことにしています。観光地なんかだと探しても見つからないことが多いです。それに、無料のトイレを探している自分が嫌になってくることもあるので、そういう場合は払ってしまいますけど。 それから、トイレネタでいうと、オランダのトイレには驚きました。トイレがオランダ人仕様になっているため便器が非常に高い位置に設置されています。(女性には関係ない話です)ですから、背伸びしてトイレに挑むことになってしまいます。オランダ人はでかいけど、全員でかいわけじゃないし、子供もいるわけですから、あんなたかい位置にあることが信じられません。ドイツは日本と同じぐらいなので、安心してください。でも、北に行ったらでかい人が多いという話ですから、ひょっとしたらオランダ並のかも知れないです。今度行く機会があったら、チェックしてみたいと思います。 いま思い出したのですが、このネタは既に前に書いたような気がしますが、長く書いてあればネタの重複なんてことはあるので、これからもどんどん同じネタを書いていこうかと思います。
2005年08月05日
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この報告を長い間待っていた。再三再四早い段階での実行が約束されていたことが、ようやく実現した。SpringerコンツェルンはテレビメディアグループのPro Sieben Sat.1*3を買収する。この決定はヨーロッパ最大の新聞社によって金曜日ベルリンで発表された。初めの段階は、すべてのPro7・Sat.1の持ち株会社の直接的、間接的に保有するPro Sieben・Sat.1メディア株式会社の普通株および優先株*4と営業持分の売買契約を結ぶことであった。売却価格は全部で24.7億ユーロであった。これによってAxel Springer株式会社は、発言権のある普通株式の持分が約12%であったところが100%になりあるいは発言権のない株式の持分が25%となり、間接的な持分を高めた。残りの優先株の取得のために、一時的に意図株14.1ユーロとして現金で支払う。中期間でこの二つの企業の合併は計画されている。契約の履行はカルテル法とメディア監査法に基づく許可が前提である。契約の事項の後にはSpringerは総資本の65.2%とすべての発言権を持つことになる。合併の詳細について、Springerの社長のMatias Doepfner、Pro Siebenの大株主のSabanと社長のGuillaume de Poschは、木曜日にMuenchenでの記者会見で説明するつもりである。買収によってBertelsmannに次いでドイツで二番目に大きいメディアコンツェルン(出版事業では売上の面でBertelsmannをかなり上回っているが)が誕生する。Doepferは創始者であるAxel Springerのテレビ事業への拡大という夢を果たした。Sabanにとっていい取引買収の条件では、Pro Siebenの大株主であったSabanの株式を一株あたり23.37ユーロで現金で買い取ることになっている。その投資グループ*5は、2年前のKirchグループの倒産の後にPro Sieben・Sat.1を買い取り、一株あたり7.5ユーロを支払った。株式の一部はSpringerの株式で支払われる。これによってSabanは2.41%のSpringerの株式を保有することになる。Springerの監査役とPro Siebenの取締役はこのことに賛成している、とのことである。Springerは、現金で支払われる分の取引を確実なものにするために、必要な資金調達の約束は既に取り付けたと、報告した。「買収の申出での受諾に応じて、Springerは、買収の申出の受諾の割合に応じた新優先株発行による増資を、さらに計画している」とのことである。優先株保有者に対する保障は、3ヶ月の平均株価によって決められる。これまで計算された一株あたり14.1ユーロの価格は木曜日のPro Sieben・Sat1の終値の14.8ユーロよりも低い。株式は、副価値指標のMdax*によって、値段がつく。Sringerの社長のDoepferは過去に。Pro Sieben・Sat1の持分を増やすかあるいは手ごろなところで売ってしまおう、といつも言っていた。前の四半期報告によると買収のために4.5億ユーロの現金をSpringerは持ち合わせている。最後に、Deutche Bankの後ろ盾がある、ということである。増資はSpringerにとっては考える余地がない、なぜなら、筆頭株主のFriede Springerの持分比率が落ちることありうるからである。*1 Axel Springer AG( Axel Springer株式会社)。1946年Axel Springerによって出版社として設立された。現在では、ドイツにおける最大の新聞社として世界27カ国に150の新聞(主なものにDie Welt、Bildがある)と27の雑誌(Rolling Stone, Maximなど)を出版している。*2Pro Sieben・Sat1傘下のドイツの放送局。ターゲットは14歳から39歳で、エンターテイメント番組を中心に放送している。*3Pro Sieben Sat.1グループ。ドイツ最大のテレビ会社。傘下にPro Sieben、Sat.1、Kabel eins、N24の四つのテレビ局を持つ。*4優先株。優先株は、配当の支払や残余財産の分配において、普通株よりも優先的に取り扱われる株式であり、会社の業績が悪化しても、普通株に優先して配当が受けられます。普通株が減配や無配といった状況になっても、利益があれば、優先株には配当が行われます。一方で優先株は、配当に対して優先権をもつ反面、経営参加権が与えられていないのが普通です。経営参加権とは、議決権のことです。優先株は、株主総会において議決権を行使することのできない株式です。これを「無議決権株式」と呼んでいます。参考サイトhttp://www.findai.com/yogo/0082.htm*5Saben Capital Group。メディアとエンターテーメントに特化した投資グループである。本拠地はLos Angelsで、2001年Haim Sabenによって設立された。*6MDax ドイツにおける中規模株の株式指標(Midcaps-Index)。株式の時価約500億マルクまでをMidcapsとする。このような企業70社の平均価格(単純平均ではないと思う)がMDaxとなる。
2005年08月05日
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EU委員会は外務省のビザに関する法令の変更を要求し、そして(変更後の)ドイツの規則はEU法に違反しないと判断した。これは、木曜日にBruesselの機関から提出された、一ヶ月に及んだ調査から得られたドイツのビザの交付に関する報告からわかった。法律違反は解決されたEU委員会は調査報告で、いわゆる2000年から適用されたVolmer法*1がEUの共同領事規定(GKI)に違反していた、という結論に達した。2004年の改正で、「前の法令よるGKIに対する違反は解決された」「この2004年10月26日から発効した法令のいくつかの点についてはっきりさせることは、それでも有効だったのではないか」とEU法令委員会のFranco Frattiniはこう書き記した。その法令は例えば、申請者の提出する申請書が間違っていたり、もしくは不十分である場合で有効であった。もはや国内の決定になんの余地もないEU委員会は、このことから学ぶことは「逃れられない必要性である」という言葉を用いた。EUからの指示は、「基本的にはもはや国内の決定に何の余地もない」ということだった。このEUの規定は非常に明確であったので、「国の説明は不必要なものされるか」または厳しく制限された。EU委員会は、CSUの議員のJoachim Wuermelingからのドイツのビザに関する規則がEU法に反していないかどうかという問い合わせから再検査をした。反対者は、1998年の政権交代の後に、ビザ交付の規定を緩めることによって、多くビザの乱発のきっかけを作ることになってしまったと、連立政権を批判した。*1Volmer法。ビザに関する法令で、この法律によって外国人のビザの取得が簡単になった。実際、この法律によって「疑わしきは旅行の自由を」という方針のもと、疑わしい場合はビザを出すという方針が定められた。(我々日本人の場合も同様で2000年の12月から日本人はいくつかの例外を除いてビザをあらかじめ取ってドイツに行く必要はなくなり、現地で必要に応じてビザを取得するという方法に切り替えられた。)それまでは、旅行の場合でも帰国用のチケットを持っていなければならないなど厳格な規則のもとでビザが発行されていた。これによって起こった問題としては、大量のビザの乱発である。つまり、ビザの取得が簡単になったことで多くの外国人、特に旧東ヨーロッパ諸国の人々がビザの申請をし、そして多くの人々がそのビザでドイツにやってきた。実際は旅行が目的ではなく、闇労働や不法滞在が目的とされた。CDU/CSUの調査にとよると600万人旅行者のうちの10人に1人は闇労働者で、損害額は数十億ユーロ以上に上るという。新聞報道によると420万に以上の旧東ヨーロッパの人たちがやってきたという。考えれば、簡単に分かることだが、一旦EU圏内に入ってしまえば、フランスだろうとオランダだろうと簡単にいけてしまうため、入り口をなるべく厳しくしておく必要性がある。それゆえEU委員会ではこの法律の改正をドイツに迫り、実際に改正されることとなった。
2005年08月04日
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-SchalkeはLigapokal*1でVfB Stuttgartに勝った。KuranyiとLincolnは退場した-(Leiptig)勝越し点、そして暴力。よりによってSchalkeの新戦力であるKevin KuranyiはこのLigapokalの決勝戦をかれの古巣であるVfB Stuttgartとの試合で決定付けてしまった。このドイツ代表選手は、Leipzigの40500人の観客の前で、前半10分試合を決めるゴールを決め、そしてこれによって「Koenigsblauen(ロイヤルブルー;Schalkeのユニフォームの色)」にはじめてのLigapokalでの勝利をもたらした。それから、この23歳のプレーヤーは彼のチームが賞金184.5万ユーロを確定する前に暴力行為によって退場になってしまった。二人目のSchalkeの退場は、90分目にスポーツマンシップに欠けたプレーをしたLinkolnで、しかしこの退場はシュヴァーベン*2のチームにとってはもはや意味がなかった。Schalkeにとっては、この影響はかなり重大である。KuranyiとLincolnは、日曜日の開幕戦のKaiserslautern戦に出場が出来ない。監督のRalf Rangnickは、このふたりのファウルはStuttgartの選手に誘発されたものと見ており、また次のように話した。「私には、選手たちが我慢してくれたほうがよかったのだが...」キーパーのFrank Rostは「勝利の代償はあまりにも大きかった」と語った。VfB Stuttgartは、新シーズンの初めのタイトルを獲得するのに失敗した。準決勝でリーグ覇者のBayernを2対1で破ったStuttgartは、この試合ではSchalkeに対して決定機を作れなかった。それゆえ(準優勝チームの賞金)123.6万ユーロで満足しなければならない。「Schalkeの方がいいプレーをしていた。何の弁解の余地もない」と監督のGiovanni Trapattoniは残念にこうはなし、また、「我々にプレッシャーはなかったが、漫然とプレーしてしまった。」とも話した。Gelsenkirchen(Shalkeの本拠地の都市)のリーグ準優勝チームは、いい仕上がりを見せ、試合開始からいいリズムとアクセントで思い通りのサッカーをした。目に見えるものとしては、一見の価値のある勝越しの場面だろう。Fernando Meiraのひどいパスミスから、素晴らしいブラジル人プレーヤーが一瞬ためらいつつもキーパーのTimo Hildebrandに少しのチャンスをやらないようなパスをかかとでKuranyiにした。10分後このドイツ代表のFW(Kuranyi)はキーパーの素晴らしいポジショニングによってシュートを止められた。そこまでの、シュヴァーベンのチームに見せ場は何もなかった。Trapattoniは、ディフェンシブな布陣をさせたが、センターバックのイタリア人(Frenando Meira)のやってしまったようなミスも手伝ってあまり効果的ではなかった。またドイツ代表のAndreas Hinkelも弱点をさらしてしまった。そして、狙い通りのカウンターのチャンスは、前半には一度もやってこなかった。Trap(Trapattoniの愛称)は、前半にデンマーク人のFWのJon Dahl Tomassonを使わず(後半から登場)、またRangnickは同じデンマークから移籍してきたSoeren Larenをこの試合では使わなかった。後半もたいして戦況は変わらなかった。52分最初のシュートは、Jesper Groenkjaerが放ったロングシュートで、SchalkeのキーパーFrank Rostにセーブされた。71分にStuttgartにはじめてのコーナーキックが与えられた。そのときすでにSchalkeのフィールドプレーヤーは9人になっていた。Kuranyiが67分にSilvio Meissnerとのつかみ合いのあった後、彼の昔のチームメイトにカッとなって暴力を振るってしまった。そして、主審のWagnerからレッドカードをもらった。それから後は、83分にTomassonがシュートをかろうじて放つぐらいだった。*1前年のリーグの優勝チーム、準優勝チームおよびそのほか昨年順位表による上位3チームあるいはDFBトーナメントの優勝チームが参加できる。今年はBayern Muenchen, Schalke04、VfB Stuttgart、Hertha Berlin、Werder Bremen、Bayer Leverkusenの6チームが参加した。*2Stuttgartはシュヴァーベンの都市であるのでこう呼ばれる。ちなみにSchweabischという方言を話す。
2005年08月03日
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スポーツメーカーのAdidas-Salomon*1は、アメリカの競争者であるReebokを買収した。Adidasはこれによって重要であるアメリカのマーケットにおいて自分たちの地位を強固にした。そして、この市場での世界的な牽引車であるNikeにより近づいた。水曜日、このドイツのコンツェルンは買収に3.1億ユーロを遣った。Adidasは上場された株すべてを一株あたり59ドルで現金払いで獲得した。これは火曜日の終値よりも34.2%高い価格である。取引は、Reebokの株主との合意とカルテル庁の許可が条件とされる。これは2006年の初頭に終了するであろう。Adidas-Solomonはヨーロッパ最大のスポーツメーカーである。この企業は5月にウィンタースポーツ部門であるSalomonを分離したことで知られるようになった。来年、この企業は再びAdidas AG(Adidas株式会社)に名称が改められるであろう。第二四半期において、Adidasはアナリストの予想を上回っていた。コンツェルン全体の利益は9400万ユーロで33%上昇し、売上は4月から6月までで1億5160万ユーロで8%の上昇であった、とHerzogenaurach*2の企業は水曜日報告した。Reuterによれば、アナリストはコンツェルン全体の利益で8600万ユーロの増益が見込めるとした。売上は、1億4860万ユーロと予想された。市場の開けには、4%のマイナスでAdidasの株主は大損した。Sal. OppenheimのアナリストのJoerg Freiの評価によれば、Reebokの買収はあまり意味がないという。「我々は懐疑的である、なぜならわれわれアナリストは、これは単に(Adidasの)アメリカでの地域的な業務の補填であると見ていて、そのほかの点でシナジーはあまり期待出来ないからだ」*1今年の5月にAdidasはウィンタースポーツ部門のSalomonを本体から切り離したためにこの名称になっている。*2Nuerunbergからわりと近い街である。興味のある人は、地図サイトをリンクしておきますのでOrtというところに街の名前をコピー&ペーストしてください。
2005年08月03日
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14の州で新正書法*1が発効した。BayernとNordrhein-Westfalenでは移行措置を、評議会がすべての疑問を明らかにするまで、保持する。 この2州は渦中の中にいる。世論調査研究所のAllsensbachのアンケートによると100人のうち61人はこの正書法に対して否定的な見方をしている。今のところ8%の人が新正書法を良いという評価をしている。 旧正書法はいまからスイス、オーストリア、そしてドイツの14州では誤りとされる。ほとんどの学校や官公庁では、既に何年か1998年に導入された新しい規則を適用していた。KMKは無理解だと述べた。文部大臣会議*2の総裁のJohanna Wonkaは正書法に関する議論に遺憾の意を表した。このCDUの議員でもある彼女は、Duetschlandradio Kultur(ドイツラジオ放送)の中で、「新正書法にどう反応するかは、それは恐らくメンタリティーの問題でもあるだろう」と述べた。オーストリアでは、ドイツに比べたら議論はそれほど盛り上がってはいない。「我々は、正書法の場合でもいえるように、常にすべての改革において問題を抱えている」とBrandenburgの科学相でもあるWankaは述べた。 Wankaは、あちらこちらの生徒たちのためにも終わらせるのだ、と述べた。彼女は、10万人の生徒が既に何年も前からこの新しい規則を習っていると、指摘した。「学校では、巷で見られるような問題は基本的にない」この大臣は、BayernとNordrhein-WestfalenでもKMKの決定がすぐに実行に移されるという希望を表明した。この2州の離脱は、KMKでの無理解を招いてしまう、と彼女は述べた。もし、何の問題もないはずの改革の大部分が、始めから遅れて施行されるならば、何の利益ももたらさない。Zehetmairは2006年までには実現を希望している 正書法評議会の代表のHans Zehetmairは、評議会はすべての改革のポイントをもう一度見直すとともに、争う余地のない規則であるかということについても見直すと、述べた。「多くの修正がなされないことを願っているが、多くの修正をするという可能性も排除しない」と前Bayern科学相はこう述べた。ZehetmairはBayernとNordrhein-Westfalenでの改革の延期を「それ自体が十分な根拠である」とした。Bayerischen Rundfunk(バイエルンラジオ放送)で、他の14州でも場合によっては見直しの必要性があるかも知れないと、彼は指摘した。Zehetmairは、少なくとも2006年の新学期までにはドイツの全土で統一した規則を見つけ出せるように献身する、とした。*1新正書法。例としては次のようなものがあげられる。旧)haltmachen→新)Halt machen。旧)Preßspann→新)Pressspan。など。詳しく知りたい人は、この新正書法についてというページにアクセスしてみてください。日本語で書かれていて分かりやすいです。*2文部大臣会議。各州の文部大臣からなる常設機関で、州独自の問題以外の共通の事項を審議調整する。
2005年08月02日
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(Hamburg)テレビ司会者のMichelle Hunzikerは再び一人になった。彼女のパートナーのMarco Sconfienzaとの3年間の生活に終止符を打った。「私たちは喧嘩したわけじゃない」とこの28歳の女性はBild紙のインタビューで答えた。「私たちは、自分たちが兄妹の関係でいることに、気づいたの。」このスイス人の女性は、分かれた恋人と仲良くいることを望んでいるようだ。「Marcoは私の人生の中で出会った男性の中でもっとも大切な人」Hunzikerはだいぶ前に別れたイタリアのスターのEros Ramazottiとの間に娘がいる中で暮らしている。
2005年08月01日
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ミスターユーロが死んだ。Wim Duisenbergは南仏にある別荘で死んでいる姿で発見された。欧州中欧銀行の総裁としてこのオランダ人は長い間欧州の貨幣政策に決定的な役割を果たした。70歳のDuisenbergは、警察や救助伝えるところでは、南仏のFauconという街の別荘のプールで意識がない状態で発見された。蘇生の試みは上手くいかなかった。死因はすぐに判明しなかった。このファイナンスの専門は1998年から2003年まで欧州中央銀行の指揮を執っていた。欧州中央銀行は彼の総裁として重要な役割を評価した。Duisenburugは、新しい通貨へのスムーズな移行に大きく貢献し、新しい通貨であるユーロへの信頼を創造した。ドイツの大蔵大臣のHans Eichelは「Duisenbergを突出したファイナンスの専門家である」と評し、「総裁時代には冷静な判断で通貨に対する信用の基礎を築き、そしてそれを強化したのだ。」と述べた。Duisenbergの指導の下、史上最大の通貨移項がなされた。そして彼は、まだ新しい通貨の上昇や下降を通して、欧州中央銀行を支配した。これによって多くのひとからミスターユーロと呼ばれたのだ。初めての通貨の番人として彼は2003年68歳でフランスの国立銀行のJean-Claude Trichetにその任を譲るまでに、いくつかの批判を受けた。特に、ユーロ圏外のイギリスにおいて厳しい批判がされた。例えば、大衆紙のSunは2000年初頭に「ユーロの死」というタイトルをつけ、記事に目を大きく見開き歯をむき出しにしたDuisenbergの写真を添えた。いろんな意味を含んだ「だんだんよくなるWim」や「間抜けなWim」など、その新聞は国際的に利益をもたらした通貨の専門家をそう名づけた。さらに、2000年の10月にあるアングロ・サクソンの一紙が彼に困難をもたらした。ロンドンのTimesに答えて、彼は当時の東アジアの危機によってユーロが危機に陥りそうになった際に、それに対する干渉の可能性を除外した。すぐに、非難が浴びせられ、特にイギリスのThe Independent紙は彼を無能だと非難した。彼のはっきりとした立場を取るという、中央銀行としては異例の行動に対して非難が起きた。Duisenburgはそこから結論をだした。彼は、自分の考えによって批判的なコメントを彼が生じさせていることに気づいた。彼は「私はそこから自分の推論を出した」と彼はいい、かれはそこから考えられる勝手な推測にゆだねた。 しかし、スムーズなユーロの導入以来、批判の声ははっきりと弱まった。2001年の9月には、アメリカの同時多発テロの後に他の主要な国の発券銀行をまとめて利率を下げることを決めたということで、賞賛さえ受けた。「私は、もうたくさんだ、と言いたい」銀行の集まりはDuisennbergという名前によって安定した。「金は私の専門だ」と彼は何年か前の彼の仕事人生に対してこう答えていた。Baselの銀行の国際的な支払均衡に関する評議会の長でもあった、通貨の専門家は経済学を学んだ。彼の始めての仕事はAmsterdam大学でIMFに関して教えることであった。1973年にその社会民主党員はオランダの大蔵大臣として政界に引き入れられた。 その高度に成熟し、真っ白で幾分乱れた髪をもつ男は1982年オランダ中央銀行の総裁になり、政府の財政方針の変更と財政赤字を減らすように迫った。彼の方針は成功した。彼の庇護のもとギルダーは世界中で一番安定した貨幣となり、1996年5月にはインフレ率は6.6%から2%へ下がった。 欧州中欧銀行の総裁として彼にふりかかったものは、ポストの補充前に示された。欧州中欧銀行のスタートの少し前、総裁の座に関して、(後にある取引によって終結した)いさかいがあった。その後、Duisenbergは4年後に彼のポストを追われてしまう可能性もあった。これに対して2001年後任についての議論が起こった。 特に次期総裁を立てたい(最終的にTrichetがそうなることでこれを実現した)フランスは、再三再四Duisenbergに彼の任期の半分を過ぎた後に辞職するように迫った。それは一年以上に渡った。Duisenbergはフランクフルトにある欧州中欧銀行で自身の進退に関して次のように答えた。「私は、もうたくさんだ、と言いたい」Duisenbergは2回結婚した。初婚のときに2男1女に恵まれた。
2005年08月01日
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