趣味のミステリー小説の読後感想ブログ
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2018年7月29日 ★★★★ なんと5月以降読んでは中断を繰り返して1冊も読完出来ずにこれはヤバイぞと思い、大好きな作家の一人であり、遅読気味の時に真っ先に読んで遅読を解消してくれていた東野圭吾の最新刊が春先に出版されているのを知って、慌てて買いに走っていつもの読後感を期待して読んでみた。 自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。(BOOKデータベースより) 本作は櫻井翔が主演で映画化されたラプラスの魔女の前日譚をいくつかの短編をまとめたものである。実は遅読解消にとラプラスの魔女を読んだ時は全く惹き込まれることもなく、平凡な作品と感じ少しがっかりしたのだが、本作は前作とは異なり短編集だったのも手伝っていつも通りに一気読み出来ました。 内容的にタイトルの通り、ラプラスの魔女(円華)の生い立ちの話が4編とラプラスの魔女の一つ前の事件を扱った形になってます。最初の4編は円華を軸としているのですが、物語的には別に主人公がいて物語のサブで出て来て魔力を発揮するストーリー形式です。最後の1編はラプラスの魔女の映画化に合わせて書き下ろした感じがありありでちょっと強引過ぎたかなと感じるのは私だけでは無いでしょう。そういったマイナス面もありましたが久しぶりに楽しませてくれた小説でした。やっぱり東野圭吾は良いですね。次作も期待しています。
2018.07.31
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