趣味のミステリー小説の読後感想ブログ
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2018年10月17日 ★★★★ 10月に入りまた出張続きになってしまったが、読書は継続したいので次は何を読もうかと考えてみたところ垣根涼介のリストラ対象者の首切り面接官の君たちに明日はないのシリーズ2以降が積読状態になっているのを思い出して久しぶりに読んでみた。 「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は――真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生保社員に、秘められた純愛に生きるサラ金勤めのイケメンなどなど、一筋縄ではいかない相手ばかり。八歳年上の陽子との恋も波瀾の予感!? 勤労者にパワーをくれる、笑って泣ける人気シリーズ、第二弾。(BOOKデータベースより) 垣根涼介の代表作で山本周五郎賞受賞作である前作を読んであとシリーズ化されている次作を直ぐに読むと思っていたのに、なんとあれから4年もの月日が経っていたとは驚きでした。 内容はというと真介と陽子と社長の高橋と首切り対象者を主人公にした小説で短編集全てが最高に面白い。5作が収録されている中で以下の二作が絶品でした。 ・借金取りの王子 消費者金融に勤める王子こと三浦、仕事のノルマは厳しい。親の反対を押し切り、退職したワケあり先輩と結婚。この2人の関係が本当に泣かせられます。 ・山里の娘 温泉宿客室係の窪田秋子、都会に憧れを抱きつつ、最後は真介のある言葉に気付き現状を受け入れるという選択をする。この作品で陽子と社長の高橋が初めて出会う。真介を含めての今後の三角関係が楽しみに… この作品を読むとシリーズ化されている残りの3冊をまたまた読破したくなりますね。
2018.10.17
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