趣味のミステリー小説の読後感想ブログ
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2018年12月10日 ★★★★ 岡嶋二人のクラインの壺を読んだあと、次は最近の話題書を読もうと何度か本屋に行きましたがなかなか決めきれずにいたらあっという間に2週間が経過してしまい、これはやばいぞと思い日曜日に再度本屋に行って決めたのは東野圭吾のマスカレード・ナイトでした。本作はマスカレード・ホテルの数年後としてホテルのフロントクラークからコンシェルジュに抜擢された山岸尚美と警視庁捜査一課の新田浩介との物語だが殺人事件を防ぐためホテルに潜入捜査をするという前回とほぼ同じ設定ということでどんな結末になるのか期待して読んでみた。 若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!?あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び。(BOOKデータベースより) 本作は小説としてはマスカレード・イブを挟んでいるがマスカレード・ホテルの続編でまたまたホテルで事件発生で二人を取り巻く様々な出来事を絡めながら進んで行く。なかでもフロントクラークからコンシェルジュに抜擢された山岸尚美の宿泊者からのいくつもの難題を解決して行くところが本作の別の意味で楽しめたが、そこに犯人との関わりがあり一つの物語として成立して行くのがミソでもある。ただ最後のそれぞれが供述するシーンが何となくイマイチで少しくどいような気がしたのは私だけでは無いのかなと思います。もうちょいエンディングがなんとかならなかったのかそこが★5つにならないところでしょうか。でも深夜の4時までほぼ一気に読んでしまうのはさすが東野圭吾ですね。 次作は山岸尚美がロサンゼルスのホテルへ移動するので海外編としてどんな事件に巻き込まれるのか今から楽しみにです。この二人は次作で結ばれたりしないのかなぁ。
2018.12.11
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