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2006.07.13
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カテゴリ: 福岡・博多
今日は画像がないので こちら
動画も見られます。


「山笠があるけん博多たい!」とは
昔、福岡で何かのCMの中で聞いた言葉。
(山笠があるから博多なんだよ!の意)

私は博多っ子である。
博多っ子にとって7月15日は特別な日。
たとえ博多を遠く離れて20数年たっても

それは 博多祇園山笠 の季節だから。

山笠は博多の伝統的な祭りであり、今年で765年を迎える。
7月1日に博多の街の中に 飾り山 がお目見えする。

いくつかの町で一つの 「流(ながれ)」 を作り、
その流ごとに集まった男達が重さ約1トンもの山(山笠)を担ぎ、
博多の町を走り抜ける。

7月1日~14日までさまざまな催しがあった後、
クライマックスは15日の早朝。
「追い山」
各山が7月15日の早朝4時59分に櫛田神社を出発し、
博多の町の中を、ギリギリ通れるような狭い道を走り抜け、
約5キロのコースを走ってタイムを競う。
かけ声がこれまた勇ましい。
早朝にもかかわらず、この日ばかりは小さな子どもも起きていて


私は福岡市在住のころは
(博多というのは福岡市の一部の地域をさしていて
決して「博多市」という地名は存在しません。念のため。)
飾り山は見に行っても追い山は子どもの頃からずっと
見に行ったことはなかった。
だけど福岡を離れると決まった前の年、
これだけは絶対に見ておかなければ、と思って
父親につきあってもらって
追い山のコースに立って「山」がくるのを待った。

一番にやって来たどこかの「流れ」が目の前を通るとき
父はまるで子どものように22歳の私の脇を抱き上げて
よく見えるように、上から見せてくれた。

私が生まれてから父が亡くなるまで
父はほとんど親権を放棄していたような人だったけど
このときは小さな子どもをお祭りに連れて行った父親のようだった。
一緒に暮らしたことはほんどなかったし、
こんな思い出は数えるほどしかない。


関東に来てからは仕事の関係で
とてもこの時期に帰省することは無理なので
もう少なくとも退職までは山笠は見られない。

一度、長男の育児休業中にこの時期に帰省した。
子どもも小さかったし
追い山を見る事はできなかったが
市内各所の飾り山は見られたし
集団山見せ なども見ることができた。

これから先、どんなに年をとっても
きっと山笠が巡ってくるたびに
自分が博多っ子だということを思い知らされるだろう。
どこにいても、いつになっても、やっぱり博多っ子でい続けたい。













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Last updated  2006.07.14 05:10:25 コメント(8) | コメントを書く


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