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「トップレベルのプロでも、内容は同じよ。」キャロル先生はグループレッスンの冒頭でこうおっしゃいました。私たちがスタンダードを教えていただいている教室で、中・上級レベル対象のグループレッスンがあり、ルンバを教えていただきました。教室オーナーの先生が通訳をして下さいます。最初は足をそろえて体を前後左右に動かす練習からでした。「足を出す前に必ず動きたい方向にボディを動かすのよ。」グループレッスンは個人レッスンに比べて格段に安いんですが、内容は盛りだくさんです。「フットスピードはボディが行った先に足を出すことで生まれます。」「前進ウォークで前足に乗ったとき後ろ足はまだボールに乗っているのよ。」後ろ足がすでにつま先になってしまっている人は、よくありがちな間違い。ぐらぐらする元になります。大将が目からでっかいウロコが落ちたと言って大喜びしてたのは次の指摘でした。「鼻とセンターの2点は同じスピードで同じ方向に動くのよ。」これを意識すると、横に動くとき肩のラインがぐにゃぐにゃ動かなくなります。後退のときは、尻尾とポニーテールの2点、ただし、両手は前から引っ張られるイメージです。女性のほうが多かったのでペアで組まずに基本的なステップの組み合わせを練習しました。アルマーナからオープンヒップツイストの女性の動き、スライディングドアーズの男性の動き。私が一番納得したのは女性のフォワードウォーク・ターンのやり方でした。これは、たとえばオープンフェンシングポジションからファンに開くときやホッケースティックからオープンフェンシングポジションにもどるときのウォークとターンのところで使っています。ターンのときのコツ、右肩を鼻の前に持ってくるイメージで左のヒップを持ち上げるんです。うそみたいにすんなりバランスよくまわれますよ。女性はホッケースティックで「右ひじ前よ。」って先生に言われてる方多いと思いますが、これのことだったんだなあって、今更ながら感心しました。文章で書くのは難しいのでうまく伝わらないかもしれませんが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。(つづく)
2007/03/31
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「パソドブレとジャイブが最悪なんです。」キャロル先生は、うれしそうにこう答えます。「それじゃ、そのパソがどのくらい素晴らしいか見せてもらうわ。」パソドブレは闘牛の踊りです。いってみれば死ぬか生きるかの真剣勝負。男性が闘牛士の役で、女性はケープとか牛とかのサブキャラなので、主に男性に問題があるんじゃないかって勝手に思っていたんです。ところが踊り終わってまず注意されたのはわたしでした。「バックバランスになってるわね。」パソのウォークは他のラテンダンスと違ってヒールリーディングなんですが、どうもわたしの歩き方は足を先に出そうとするあまり、頭が後ろに残ってしまっているようです。なんか<パソ=反る>みたいなイメージがあったんですけどそれは間違い。「6番、7番、8番の位置を変えてはダメよ。」何でしたっけ、その番号? 大将とキャロル先生話を聞いて、そういえば何年か前に聞いたなって思い出したんですが、身体の主要な部分に番号をつけているんです。6番は喉もと、7番は首の後ろ頭蓋骨の付け根、8番は頭のてっぺんです。スタンダードではボディのカーブに合わせて頭の位置がかわりますが、パソでは変わらないそうです。確かにもし本当に死ぬか生きるかの戦いの途中だったら、観客席見てたり天を仰いだりしないですよね。敵の牛から絶対に目を離さないはずです。後で確認してみると、まあなんと頭の位置がずれてる箇所の多いこと。視線が非常に重要だってことも分りました。同じタイミングで二人の視線が1点に集約される必要があるんです。「アペルと同時にわたしを見て、そこから視線をはずさないで真っ直ぐ歩いて来なさい。」先生は大きな瞳を見開いて私達の行く手に立ち、蜘蛛の糸をたぐるように長い爪の指を動かします。この辺はPPからのタンゴに似てるんですが、ピボットは違いました。「タンゴじゃないんですから、お互いを見てピボットするのよ。」ピボットっていうのは二人が組んでクルクル回るルーチンです。パソでの一番の収穫は、最も基本的な立ち方そして歩き方を正しく修正してもらったことですね。土台が代われば見栄えも大きく変わるでしょう。次の試合が楽しみになってきました。(つづく)
2007/03/30
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ロンドンへダンス留学なんか出来たらうれしいんですが、私達のようなサラリーマン・アマチュア選手ではなかなか仕事の都合を付けるのが難しいのが現実です。お金もたくさんかかりますしね。ところが幸せなことに、ロンドンから先生が来られて私達は駅前留学が出来るんです。キャロル先生とはもう長いおつきあいで、私達がD級のころから年に何度か来日された時に見ていただいています。すぐにはできないような宿題をどっさり残していつも帰られるので、次に来られる時までに何とかがんばって出来るようになっていると先生はとても喜んで下さいます。昨日、久しぶりにチャチャチャを見ていただきました。「まあ、凄いじゃないの。よくここまで踊れるようになったわ。私が何かお手伝い出来ることがまだあるのかしら。」もちろん冗談にきまってますよ。キャロル先生は、世界プロラテンファイナリストで現在も活躍中のアンドレ・スクフカ&カタリーナ・ベンチュリーニを15年も指導して来られた先生なんです。つい先日幕張で行われた東京インターのラテン優勝者、マウリッツィオ・ヴェスコヴォ&メリンダ・トルコギョルギーもロンドンに習いに来たそうです。私達のような低レベルの選手の指導していただくのは悪いみたいな感じですが、先生は来るたびに短時間でも内容の濃いレッスンをしてくださるんです。今回チャチャチャで私達が言われたことは、『more grounded, and dance into the floor』でした。もっと地に足をつけた、床の中に向かって踊る力強い踊りをしなさいということです。以前から言われていることで少しはましになってきたんですが、『まだ足りない』そうです。これって、アメリカのダンスバトルでハイディが言われてたことと全く同じ。上手い外人選手の踊りなんか見ると、地面からビシッと生えてる太い木みたいな強いイメージありますよね。私達のはまだパラペラで吹けば飛ぶように軽いんです。他にメリハリの出し方なんかも要所要所で教えていただいて、『さぼっているような』私達のチャチャチャは、みるみるうちにはっきりとした輪郭線が描かれて行きました。ビデオで見て組み込んだクラウス&ヴィクトリアの連続スプリット・キューバンブレイク。結構難しくて踊るの大変だったんです。ところが、さらにその3倍くらい難しいルーチンに変更されてしまい、つい私は泣き言を...。「こんな速いの無理っすよ~。」大将に救いのまなざしを送ると、『何言ってんだ。』って頭にゲンコツが降ってきました。キャロル先生も笑いながら一緒にゲンコツ。ハイディも言ってました。『速く踊るためには、練習あるのみよ。』ハイディ、私も頑張りますよ。(つづく)
2007/03/29
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今大会では午前中のスタンダード競技に合わせて、ジュニアラテンの競技会もありました。大人になると10才くらいの年の差は気にならなくなりますが、ジュニアで10才違うと、例えば5才と15才ではまるで勝負にならない見た目の差があります。なかでも一番大人っぽいなあと思っていた女の子のいるカップルが、午後のラテンA級戦にも出場していました。最近のジュニアの活躍は凄いですからね。今回は予選落ちでしたが、来年は決勝まで進むかもしれません。ところで違和感のあったヒザですが、むくんでるのかと思ってたら熱持ってました。こんな時どうしたらいいんでしょうね。とりあえず持って行ったペットボトルで冷やしたりしてましたが、まずいことにちょっと腫れぼったくて真っ直ぐ伸びないんです。ラテンでは真っ直ぐどころかニーバックなんかしないといけないんですよね。痛い訳じゃないので、踊ってるときは全然気にならないんです。それより、自分で自分の向うずね蹴っ飛ばした痛みでヒザのことなんか忘れてました。2次予選を勝ち抜くと準決勝。つまりA級維持決定だったんですが、残念ながらここで敗退。スタンダードの数倍ショックでした。準決勝も決勝もしっかり観戦し、まだまだ課題満載なことは認識しましたが、それにしても残念。会場をでると、きれいな夕陽があたりの樹々をオレンジ色に染めていました。いつの間にか雨も上がって、清々しい風が吹いています。今日はスタンダードもラテンもいい所ナシだったので「ご褒美」の外食はナシ。そのまま家に直帰しました。反省会という名目で近所の居酒屋に行き、マグロのかま焼きなんかをつつきながら今日の試合を振り返りました。ヒザのせいではないんです。家に帰って見てみると両膝とも内出血していたのがちょっと不気味でしたが、お風呂でマッサージしたらとれました。「ただ練習してるだけじゃ劇的に上手くはならないよね。」「もっと自分レベルで出来ることを一つずつ磨いて行こうよ。」めずらしく喧嘩することもなく、私達にしては比較的前向きな反省会だったと思います。外に出ると、雨上がりのもやのかかった街をきれいな上弦の月が照らしていました。公園のたっぷりと水を含んだ柔らかな土は、疲れた身体に心地よい癒しを与えてくれます。「太陽がでて月が出る、だね。」「そう。出なかったのはボクらの成績だけ。」私達は笑いながら手をつないでゆっくりと家に帰りました。(おわり)
2007/03/28
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競技会に行くと、久しぶりの方々に再会出来るのも楽しみの一つです。去年の暮れに行った沖縄大会でご一緒させていただいた水戸黄門チームの方々、県別対抗戦でのチームメート、そして今回はこのブログでお知り合いになったクロさんご夫妻とも再会することが出来ました。スタンダードの試合があっけなく終わってしまい、選手控え室でボーっとしている私達の所へ訪ねて来て下さったのです。イマイチ話が弾まなかったのは、私の頭が『バヌアツ』に飛んでたせいもありますが、大将がクロさんを誰だか思い出せなかったことも原因の一つ。「今の人、誰だっけ?どっかの試合で会ったA級選手かな?」こういうの、実はよくあるんです。ただでさえ回らない頭が寝不足でさらに鈍さを増し、とりあえず笑顔で挨拶するけど誰かわらない。そういうときはプログラムで背番号を確認します。でも、今回は私が覚えていました。「ちがうよ。上野であったクロさんだよ。奥さんと一緒に隣の席だったじゃない。」去年、九州のららあさんが仕事で東京に来られた時、にゃんこめさんやKomeさんが上野でオフ会をセッティングして下さって、その時お会いしたんです。競技会でお会いするのは初めてでした。パートナーの愛妻さんは、鮮やかに晴れ渡った空のようなきれいな青いドレスに身を包んで、フロアでもダントツに目立っていました。見ていて自分まで楽しくなる踊りって、アマチュアの試合ではそう滅多にお目にかかれないんです。皆、自分のことで精一杯ですからね。でもクロさんたちの踊りは、そんな風に周りを明るくさせる踊りでした。さて、いよいよ本日のメインイベント、ラテンA級戦の1次予選です。出場組数36組。これ、ラテンA級戦にしては多い方です。どうしてかというと、前期後期でA級戦が1回ずつしかないから。去年までは4回くらいあって、そのどれかで準決勝まで進めばA級維持という比較的ゆるい規定だったのが、今年からは厳しくなって何が何でもその試合に出ないとB級に降級ってことみたいです。というわけで、ダンス雑誌によく載ってるような選手がぞろっと顔を揃えていました。みんなスタイルいいなあ。なんとなくヒザの違和感は残っていましたが1次予選を無事突破し、2次予選へと駒を進めました。(つづく)
2007/03/27
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「ため息つくと幸せが逃げちゃうよ。」この日は、能登半島で大きな地震があったそうで、そんなことも知らずにダンスに興じていられるのは本当に幸せなことだったと思います。しかし、一次予選の踊りは私の適当なお化粧と同じくらいショボイもので、タンゴなんかただ歩いてるだけ、クイックも走ってるだけのとても踊りと呼べる代物ではありませんでした。スタンダードB級戦は198組のエントリーがあり、競技会場は大変混雑していました。フロアを二つに区切って音楽も短めだったせいか、踊るというより他の選手を避けることで精一杯だった気がします。はるばるやって来て、一回で終わりかもしれないじゃないですか。ため息もつきたくなりますよ。結果が張り出され、驚いたことに私達より上手だと思われる知り合いの選手が着替え始める中、私達は辛うじて2次予選に進むことが出来ました。窓の外はまだどんよりとした曇り空で、雨は少し小降りになって来た様子。この雨と風のお陰で、花粉症の私は大変助かっていました。今日は鼻水や涙に悩まされずに踊れます。さて、私の頭を『バヌアツ』が廻っているのと同じように、大将の頭の中では最近変更になったタンゴのステップのリズムが廻っていたようです。微細な変更なんですが寝不足の頭では対応しきれない様子で、陣地取りシートで埋め尽くされた選手控え室の隙間で何度も練習していました。3次予選、ここで勝ち残ると最終予選となりB級維持が決まるんですが、残念ながら1点足りなくて敗退してしまいました。周りを走っているだけのクイックには結構点が入っていたんですが問題はやはりタンゴで、不安なリズムのままこわごわ踊るタンゴに私達の良さが表現しきれなかったのだと思います。「去年は準決勝くらいまで残れたのにね。私達のスタンダードって下手になってるのかな。」早々に着替えてしょんぼりおにぎりを食べていると、後援会長さんが訪ねて来て下さいました。お土産に大好きなカニを頂きました。三越の包みの。こんなに遠い所まで雨の中応援に駆けつけて下さってありがとうございました。カニ、大好物です。カロリーも低そう。「残念でしたね。大将さんお腹は大丈夫なんですか。お顔が白いからまだお加減が悪いのかしらと思っていましたのよ。お腹に力が入らないと、いい踊りで来ませんものね。」数日前にすきやきのバカ食いでお腹こわした話です。なさけなや~。もうお腹は治ってるはず。でもそういえばさっき正露丸飲んでたな。大将が白いのはドウラン塗る暇なかったからなんです。1次予選が終わって時間が出来ても、「今日は塗らなくてもいいよね。」なんて言って、やっぱりその辺にもやる気のなさが出ちゃったんでしょうか。午後のラテンの試合までまだ時間がありましたので、今度はゆっくり練習出来ます。しかしなんとなくヒザに違和感を感じていたんです。なんだか熱持ってるような、腫れてるような。やはり準備運動もしないでいきなり踊って何か影響が出たんでしょうか。『バヌアツって響きがアフリカだな。』私の寝不足の頭は、ストレッチしながらもまだその意味不明な地名の周りを等間隔で廻っていました。(つづく)
2007/03/26
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『バヌアツ諸島ってどこだったかな。』なんでこんな名前が突然頭に浮かんだのかさっぱり分かりません。それに今、そんな島のことを考えている余裕なんてないはず。あと20分で全ての支度を整え、フロアに立っていなければならなかったのです。今日は、JBDF関東甲信越ダンス競技会の全栃木大会でした。私たちにとっては今年2回目の試合。5時起きして電車で約2時間半の道のりです。天気は前日の夜から荒れ始め、低気圧の通過に伴う激しい風雨は朝まで続いていました。おかげで電車は徐行運転、予定していた電車に乗り継ぐことが出来ません。タクシーで会場にかけつけた時、既に受付終了時間を過ぎていましたが、主催者側のご温情で出場させてもらえることになります。暴風雨にさらされた髪はぼさぼさお化粧もまだ。しかも女子トイレは長蛇の列です。なのに私が考えていたのはなぜか『バヌアツ諸島』でした。人間ピンチになると、その痛みを忘れようと全く関係のない記憶の扉が開いてしまうんでしょうか。準備運動もなし、もちろん練習もなしで、お化粧もかろうじて付けまつげと口紅だけ。果たしていきなり踊れるんでしょうか。スタンダードB級戦、第一次予選が始まります。(つづく)
2007/03/25
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私達の住むマンションに謎の女が住んでいます。初めて遭遇したのは去年引越して来たばかりのころ、1階のメールボックスでのことでした。いじっているメールボックスは同じフロアの一つ飛んで隣のものなんですが、わたしが挨拶してもプイっときびすを返してエレベータとは反対方向に煙のように消えてしまうんです。あやしい。大将にも『謎の女の人がいた。』なんて話していました。翌日、また偶然その女性と同じ場所で遭遇。挨拶しても無視されるのはヘッドフォンで音楽聞いてるから聞こえなかっただけみたいでした。で、こっそり後をつけました。するとその人はエレベーターホールとは反対にある階段に向かったことが分ったんです。まさか階段で行かないよね。8階なら。下の方の階に両親が住んでてそっちに寄ってるのかな、なんて勝手な想像をして私はエレベータに向かいました。ある日、仕事からの帰り、駅を降りてふと住んでいるマンションを見上げると、なんと外階段を凄いスピードで登って行く人影が!『あ。あの謎の女だ。』次ぎ会ったら絶対話しかけてみようと心に決めました。競技ダンサーかもしれないし。そのチャンスは以外に早く訪れました。「なんかのトレーニングされてるんですか?」唐突な質問。実はとても感じのいい若い女性で、同じフロアの一つ飛んで隣に住んでいました。「運動不足になっちゃうんで、階段使ってるんです。」えらいっ!!その話をバンドでしたら、「あんたがやれ。」といわれてしまいました。ほんとですよね。で、しばらく怠けていた階段の一段飛ばし登り再開しました。8階はちょっと厳しいので、とりあえず職場の5階で。(←軟弱もの!)これでかっこいいジャイブが踊れるようになったらいいな。(←あま~い!)
2007/03/24
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『あともう一息。』と思うと、疲れていても底力が出せるもんです。昨日フィギアスケート世界選手権で見事銀メダルに輝いた高橋選手も、後半バテて足にきて、自分に『あともう少し。』っていい聞かせながら滑ってたそうです。わたしは個人的にステファン・ランビエールのフリーに惚れましたけど、皆さんはどうご覧になったでしょうか。『スケートやめて社交ダンスしませんか?』っていいたいくらい。でもどうせやるなら彼の場合アイスダンスでしょうね。残念。さて、3ヶ月に渡って行われて来たダンスバトルも、ついに余す所あと1曲となりました。新進気鋭のウエイド・ロブソンが振り付ける4人全員のポップダンスです。Justin Tinberlakeの『Sexy back』に乗って、演じるのはトップモデルのイメージ。 最新のモードに身を包んだ4人が一人ずつ登場し、ポーズをとります。そして最後は4人がカメラフラッシュに噛みついて行くような迫力で迫ります。「ここまで生き残った実力を全員が見せてくれた。4人ともトップ4にふさわしい。」 番組チーフディレクターのナイジェル・リスゴー(左)もご満悦。「全員が振り付けを完全にものにしていた。ウエイドの振り付けは面白いわ。」社交ダンスの振り付け師、メアリー・マーフィー(中央)も感慨深げ。「ファッショナブルでエレガント、トラヴィスが際立って見えた。」そう語ったのは、コンテンポラリーからヒップホップまで幅広くこなすブライアン・フリードマン(右)。全てのダンスが終了し、これから2時間の電話投票が始まりました。さて、全米が選んだNo.1ダンサーはこの中の誰でしょう。『踊れるデブ』ドニエルか、『強靭な背筋』のハイディか、『最高のテクニックとカリスマ』を持つトラヴィスか、『成功の3要素を兼ね備える』ベンジーか。 左からハイディ、トラヴィス、ベンジー、そしてドニエル。驚いたことに2時間で約1600万もの電話投票があり、番組新記録となったそうです。皆さんなら誰に投票しますか?わたしはハイディに1票。
2007/03/23
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最近週末になると引越の手伝いで、ここのところずっとダンスの練習が出来なかったので、春分の日の昨日、『1時間でもいいから練習しよう。』と祭日でも開いている練習場に行きました。ところが、はるばる電車に乗って行ったのに、何と休業。ダンスパーティだそうです。でっかいかばんを抱えて二人で途方に暮れてしまいました。「これからじゃ、別の練習場に行く時間ないよね。」実は夕方からは別の予定が入っていました。引越祝いのパーティするから来てねって言われてたんです。近くならいいんですけど、2時間くらいかかるんですよ、電車でも車でも。それで、練習は諦めてちょっと早めでしたけどそっちに向かいました。行ってみると『すきやき』でした。大将の大好物なんです。作るのも上手。でも、考えてみたら7年くらいすき焼き食べてないことに気がつきました。練習もしないでビール飲んですき焼き食べまくってお土産までもらって帰って来たんですが、今朝起きてみると大将の様子が変でした。食べつけない物をバカ食いしたせいか、お腹こわして真っ白な顔になってます。「電車乗る自信がない。」なんて言ってまた布団にもどっちゃった大将を一人残し、わたしは仕事に来てしまいましたけど大丈夫かな。ちなみにわたしはピンピンしてます。
2007/03/22
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「ジョージア、オ~、ジョージア♪」レイ・チャールズの名曲、『Georgia on my mind』に乗せてドニエルとトラヴィスはブルース・コンテンポラリーに挑みます。振り付けはミア・マイケルズ。優れたコンテンポラリーダンサーのトラヴィスが、練習中のインタビューでこう語ります。「ゆっくりした踊りはとても難しい。」そう。超低速ルンバが難しいように、ゆっくりした曲を踊りこなすには抜群のボディ・コントロールが必要なんです。 なごむダンスでした。行ったことないけどジョージアの田舎を感じましたよ。「ダイナミックなインパクトはどこにもないが、流れる雲をただ眺めていた古きよき日々を思い出させる。」ナイジェルも感動しているようです。「コンテンポラリーが得意な二人だが、実に麗しく仕上げたね。懐かしい気持ちにさせられたとても美しい作品だった。」メアリーも昔お父さんに連れて行ってもらった南部の風景を思い出したようです。「二人ともとにかく魅力的でうっとりさせられた。夢みたいだったわ。トラビスのすばらしい跳躍には目を奪われたし、二人の動きが溶け合っていて美しかった。」辛口のブライアンも立ち上がってドニエルに拍手を送っていました。「動く絵画を見ているような芸術的な演技だった。ミアの力だ。ドニエルは見事に挽回した。これまでで一番の出来だったよ。」 カップルダンスの最後を飾るのはやはり今期最高のいとこペア、ハイディとベンジーです。課題はクラブサルサ。Sonora Carruselesの『La Comay』と言う曲で踊ります。 「サルサはスタイル(雰囲気が)大切。チャチャのように技術が一番ではない。」社交ダンサーのベンジーがこんなことを言っています。チャチャチャって、技術が一番なの?(へ~~)振り付けはこのペアに最強最速マンボを教えたアレックス・ダ・シルバ。彼は愛弟子ベンジーに自分愛用のジャケットを貸します。背中にギターの刺繍。イカしてますよね。 「最高のペアが組んだだけあって実に衝撃的だった。見所満載。複雑な足裁きも美しかったし最後のリフトには目を奪われた。」曲の途中に鉄琴のソロがはいるんですが、二人の足が見事にその音に合っていて、まるで足で楽器を奏でているように見えたほどです。エンディングはハイディがベンジーに支えられてイナバウアーみたいな格好で終わるんですが、なんとベンジーがそのまま離れてポケットから出した櫛で髪をなで始めるんです。しばらくして思い出したかのようにイナバウワーのまま反って待っているハイディの所に行ってベンジーがパチンと指を鳴らすと、ハイディは何でもないようにニコニコして起き上がるんです。さすが、最強の背筋。ブライアンなんて、「二人にお願いがあるんだけど。僕の誕生パーティで踊ってくれない?」なんて言い出す始末。先日テレビでサルサの第1回世界選手権の様子を見たんですが、大将はこんなこと言ってました。「この二人がサルサ選手権でたら絶対優勝するよね。」わたしもそう思います。 <今日のポイント>1 ゆっくりした踊りはとても難しい。2 ダンスは動く絵画。どの瞬間も美しくあれ。3 音に乗って踊るというよりは、音を奏でているように踊ること。
2007/03/21
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最終決戦は男女のペアだけとは限りません。男性同士、女性同士のダンスも披露されました。まずはトラヴィスとベンジーのヒップホップ。シェーン・スパークスが振り付けます。「二人の魅力をそれぞれ活かした踊りに仕上げたよ。」曲は、Da Muzicianz feat. Mr. Colliparkの『Gyrate』。「トラヴィスとベンジーで『トランジー』だよ。」分厚い眼鏡をかけた小学生のような格好の二人。音楽が切り替わると別人に変身したように激しく踊り出します。 会場からは大きなトランジーコール。「すばらしいアイデアのオタクダンス。ヒップホップが下手でも構成がいいから気にならない。」ナイジェル大喜び。でもこれって褒めてないような気がする。「最高に楽しかった。動きもよくあってたしリズムにもちゃんと乗ってた。」「オタクティックでファンタスティックだった。ペアとしての相性も最高。」メアリーもブライアンも絶賛します。 続いて女性陣、ハイデイとドニエルはブロードウエーに挑戦です。ミュージカル『スイート・チャリティ』から、『Big Spender』に合わせて踊ります。振り付けのタイス・デオリオは二人についてこう語ります。「二人ともセクシーだからきっとステージで輝くだろう。」ドニエルは「ハイディはワイルドで火花って言われてるし、私もミアから静かな炎といわれたから炎の競演よ。」なんて、やる気充分です。 ところが予想に反して何となく踊りが地味なんです。「振り付けが平凡なときこそダンサーの表現力が問われる。笑顔だけでは物足りない。」ナイジェルから手厳しいコメント。「もっとタフなイメージがほしかったけど、頑張ってたと思う。」メアリーはまあまあ好意的。でも絶賛じゃないんですね。「与えられた振り付けを正しく踊ったとは思う。だが、ボブ・フォッシーといえば伝説的存在。映画は見た?シンプルな動きで大きな何かを表現していただろう?君たちのダンスはよかったが味わいが無かった。」ミュージカル大好きのブライアンからはこんなコメントでした。ん~~。女性陣劣勢。最後の巻き返しなるか。残るカップルダンスは後一つずつです。 <今日のポイント>1 踊りが下手でも動きがあっててリズムにも乗っていれば、ルーチンである程度ごまかせるようです。2 ベーシックなどのシンプルな踊りほど、ダンサーの表現力が問われる。笑顔だけでは物足りない。
2007/03/20
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2006年度、ついに全米で最も人気のあるダンサーが電話投票によって選ばれるファイナルを迎えました。決勝に残ったのは次の4人です。 左からハイディ、トラヴィス、ベンジー、そしてドニエル。それぞれが他の3人とカップルダンスを踊り、ソロダンスも踊って投票が行われます。最初はハイディとトラヴィスのディスコでした。ディスコと言えば振り付けはこの人、ドリアナ・サンチェスです。曲は、Peaches & Herbの『Shake your groove thing』「ハイディは出場者の中で最高のダンスパートナーだね。背筋が強いからリフトもしやすい。だからこそ慣れない相手とでも長年のパートナーのように踊れるんだ。」審査員のナイジェルはさらに続けます。「トラヴィスも好スタートを切ったね。全曲とも今のようにエネルギッシュに踊るんだ。」トラヴィスは「もちろん」と答えます。 「私は今の曲の大ファンなの。でも、」おっと、社交ダンス専門の審査員メアリーからダメダシでしょうか?会場は一瞬にしてシーンとなります。「二人の演技はもっと気に入ったわ。」なーんだ。会場もステージの二人も大喜び。「ディスコを完全にものにして美しく踊りこなしたのはハイディが初めてよ。トラヴィスもカップルダンスの技術をものにしてリフトする姿はヘラクレスのようだった。何週間も踊り続けて溜まっているはずの疲労をまったく感じさせない弾けた踊りだった。」そしてもう一人の審査員ブライアンも二人を讃えます。「ハイディの表情はディスコの雰囲気にあっていて、本物のディスコシーンを見ているようだった。トラヴィスも何種類ものリフトを決めてすばらしい出来だった。ひとつだけ難点をいえば、もう少しひじを伸ばしてもっと高くリフトできればもっとよかった。」まずまずな滑り出しです。 次に披露されたのはドニエルとベンジーのヴェニーズ・ワルツ。この種目は二人にとって二度目のチャレンジです。数週間前にこの種目を引き当ててしまった時、ドニエルは「ベトナム・ワルツって何よ?」なんて言ってたんでした。陽気なジャン・マーク・ジェネロが振り付けを担当します。曲は、Edwin McCainの『I'll be 』。 踊り終わるや否や、ナイジェルの毒舌が炸裂します。「君たちはクラシックダンスのレッスンを受けたことはあるか。」二人が『ない』と答えると、「無いことが今のダンスに現れていた。手首も折れていたし足裁きもなめらかではなかった。決勝にふさわしいおどりとはいえない。」社交ダンスのメアリーの評価はどうでしょう。「2回目なのに成長が見られなかったのでがっかり。もっと力強くステージで踊りまわってほしかった。二人の相性は最高だけど、それが演技に反映されてなかったわ。」皆さん、2回目で成長の跡が見られないとこんなこと言われちゃうんですよ。うちなんか、もう何年も踊ってますけど、今だに昔と同じような注意されたりするんです。姿勢とかフットワークなんかで。そしてブライアンも辛口コメントでした。「ワルツなのに動きが硬く、余裕がなかった。君たちは最高のパフォーマーだけど表情だけではごまかせない。ドニエルの手首や肩が縮こまって見えたのはボクも気になった。」 <今日のポイント>1 全種目にわたって疲れを感じさせないエネルギッシュな踊り心掛けること。大変ですけど。2 手首や肩が縮こまっていると滑らかに見えない。力強くて硬くないワルツを踊りましょう。3 少しずつでも前回の競技会より成長した自分を目指しましょう。
2007/03/19
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先週末に引き続き、今日も引越の手伝いに行ってきました。女性の引越スタッフの方がいらしたんですが、あなどれないですね。わたしなんか敷き布団2枚くらい持つのが関の山なんですけど、業者さん提供の『布団袋』なるものにぎっしりつまった布団6枚くらい、ヒョッと持ち上げて3階から階段でトコトコ降りて行かれるんです。この人は、プロレスラーの卵か?なんて思ってしまいました。この時期、引越が多いですからスタッフも休みなしじゃないかと思いますが、強靭な肉体がなかったらできないお仕事ですよ。しばらくシリーズでお伝えしていましたアメリカのダンスバトルの決勝に残ったハイディは、審査員からこんなことを言われていました。『君は背筋が強いからリフトがしやすく、誰とパートナーになっても踊りこなすことが出来るんだ。』実はわたし、高校生の時にプールの高飛び込みで腰を痛めて、それ以来しばらくコルセット生活をしていました。『マイクより重いものは持てないよ。』なんて言ってたくらい、へなちょこなやつだったんです。ちょっとでも重いものを持ったり歩き疲れたりするとすぐ腰に痛みが来て、椎間板ヘルニア経験者の父からもらった本をたよりに、『骨盤矯正体操』なるものをしていたくらいです。ところが、ここ10年ほど続けて来た合気道と競技ダンスのお陰で、いつのまにか腹筋と背筋の天然コルセットが出来上がり、本やCDの入った重い箱でも運べるようになってました。自分でもびっくりです。たぶん腹筋背筋だけじゃなく脚力もついて来たので、足の力を借りて重いものを持つコツみたいのもつかんで来たのかもしれません。競技ダンスはハイヒールでガンガン踊るので、腰やヒザ、足首などを故障しやすいようですが、それらを支える筋肉を鍛えることで怪我のないダンスライフを長く続けて行きたいですよね。
2007/03/18
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『あなたがちゃんとCBMPかけないから、かぶってきて踊れないのよ。』先日、大将が電車でこんな会話を耳にしたそうです。思わずそっちを見てみると、もめてるんですよ、ダンスのことで。だんだん加熱してくると、自分がどこにいるのかも忘れてつい体も動いてしまうんですよね。『やってるよ。CBMP。こうだろ。』CBMPって、簡単に言うと体をひねる動作なんですけど、それを腕つきで電車でやると目立ちますよね。私も以前、通勤途中のホームで見かけたことありますよ。タンゴのコントラチェック、ひたすらシャドーしているおじさん。気持ちはわかりますけど、知らない人から見たらかなり変な人ですよ。こんなこと言ってる自分達も実は何度か失敗したことがあって、気づいたらホームでホールドの確認なんかしてたことあるんです。近くにいた女子高生たちに、『シャル・ウィ・ダンス?』なんて言われちゃって、そりゃあ恥ずかしかったですよ。みなさんは公共の場で、こんな失敗ありませんか?
2007/03/17
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今度の日曜日、幕張メッセで 東京インター(ロジャース杯)が開催されます。世界トップレベルのアマチュア選手がエントリーしていて、去年ラテンでは日本の瀬古組が6位に食い込みました。スタンダードは石原組が準決勝までコマを進めています。私達はこの2006年のロジャース杯の映像を最近毎日のように見ていて、特に注目している選手がいました。イギリスのラテンカップル、エフゲニー・スマギンとレイチェル・ヘロンです。 一組ずつルンバを踊るんですけど、彼らのルンバは格別で、エフゲニーのカリスマ性といいレイチェルの表現力といい、もう真似出来るもんならやってみろと言わんばかりの風格がある実に最高級のルンバなんです。この時は2位の成績でしたが、2004年と比べると見違えるほどに踊りが洗練されていてカップルバランスも最高に見えました。 ところが、なんとその二人がカップル解消してしまったというのです。大将なんか相当びっくりした様子で、関連記事読んでいろいろ教えてくれました。「レイチェルさんなんてさ、何年か前のインタビューで『あなたにとっての悪夢ってなに?』ていう質問に『エフゲニーと踊れなくなること。』なんて言ってたんだよ。仲良かったのにね。エフゲニーの方は同じ質問に『骨折して踊れなくなること。』なんて言ってんの。自分勝手な奴だよ。」レイチェルはJay Pakという韓国の選手と組んでプロになるそうです。エフゲニーは、同郷ウクライナのElena ARSENTYEVAという女性と組んで今週末のロジャース杯にエントリーしています。勝手な想像ですが、16才からイギリスに渡ってダンスの修行を積んで来たエフゲニーはロシア語に飢えてたんですよ。そこへ同郷のエレナさんが現れて意気投合。振られたレイチェルは傷心して先輩に泣きつき、紹介してもらったのが韓国のプロ選手。レイチェルの新しいリーダーは実は凄い選手で、2002年にプロのトップファイナリストだったイタリアのセレナ・レッカと組んでUKかブラックプールのプロラテンで準決勝くらいまで行ってるんです。セレナには私達がまだC級くらいだったときにルンバを習ったことがあって、私のレモンイエローのドレスも元は彼女のものでした。 アマラテン世界チャンピオンの後ターンプロして離婚したニコル・カトラーとも組んでいました。離婚する前ニコルは、旦那のマシューと一緒にバーン・ザ・フロアでも踊ってたんですよ。マシューの方はシャーロッテと組んで2004年のブラックプールで7位に入賞しています。トップレベルの選手になると、カップルの入換えは日常茶飯事なのかもしれないですね。Jay Pakなんてターンプロしてからレイチェルさんでもう5人目?エフゲニーは新パートナーとどんな踊りを見せてくれるのか楽しみですが、日曜日どなたか幕張に行かれる方いらっしゃいませんか?<こちら去年の東京インター>エフゲニーとレイチェルの極上のルンバが入ってます。もちろん世界トップレベルのアマ・スタンダード競技も収録されてますよ。おすすめです。 ←VHS ←DVD
2007/03/16
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女子学生憧れの職業といえばモデル。先日テレビで、『ファッションモデルになってパリコレに挑戦しよう!』という番組を見ました。特別企画としてパリコレ挑戦のチャンスをつくり、多数の応募の中から一人の女子学生が候補として選抜され、パリコレのオーディションに向けての特訓を受けることになります。モデルといえば、まずウォーキングです。最新のモードを身にまとい、たくさんの視線を足下に浴びながら花道をさっそうと歩いてポーズをとりますね。この番組で審査員を務めていた女性は、パリコレのモデルとして10年近く活躍されていた日本人なんですが、こんなことをおっしゃっていました。「モデルになるような背の高い女性は、ヒールを履くことに慣れていないから最初は速く歩けない。」これはダンスも一緒ですね。ヒールに慣れている人でも、それで走ったり踊ったりなんて普段の生活ではしませんから訓練が必要なんです。だから皆さんルンバウーォークなんかを飽きもせず行ったり来たり練習するんですよね。「短時間で習得する必要があるから、勘のいい子を選んだ方がいい。」ダンスでも勘のよさって必要です。運動神経と同じくらい必要じゃないでしょうか。先生から同じことを言われても、それをすぐに修得出来る人とそうでない人では成長スピードに大きな差が出ます。それじゃ、勘のよさって一体何かっていうと、これは自分が持っている知識とどれだけ関連付けることが出来るかじゃないかと思うんです。パソコンだって慣れてくると、初めて使うソフトでもなんとなく使えてしまったりするもんじゃないですか。家電製品だってそうですよね。いちいちマニュアルを全部読まなくてもすぐに使えたりします。ワルツを全く踊ったことがない人でも映画のシーンで見たことがあれば、先生からステップを教わった時、なんとなくイメージ出来てそれっぽく踊れることもあるでしょう。要は、どれだけダンスに応用出来るデーターベースを自分の中に蓄積するかでダンスの勘は磨かれるということなんです。方法はいろいろ。市販されているビデオを見るも良し、上級選手の出場する競技会を観戦するもよし、そんなことを一切しなくても、長いことダンスを続けているというだけでもダンスの勘は少しずつ磨かれて行きます。ただ、自分だけでやっていると、思い込みで間違った情報も蓄積してしまう可能性がありますので、ちゃんと先生に習って軌道修正してもらうことは必要ですね。ダンス以外のスポーツをすることも勘を磨く上では有効だと思います。野球なら足腰の強さや俊敏性を磨けますし、ゴルフなら集中力やウエストの絞り、頭の位置のキープなんかがダンスでも使えます。<今日のポイント>1 ハイヒールで踊るためには、歩く訓練が必要。2 勘がいい人は上達スピードが速い。3 ダンスに応用出来る知識を増やすことで、勘のよさは磨ける。
2007/03/15
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歩いてる後ろ姿に年が出るもんですよね。最近は若者でもゲームばっかりやってて姿勢が悪い子がいますけど、そういう姿勢の悪さとはまたちょっと違った風情があるんです。おばさんマスク(誰かに似てるな)まず、肩が内側に落ち込んでて首も短く、手がペンギンみたいに身体から離れているんです。さらになんとなく両膝が曲がり、地面にはんこを押すようにペタペタ歩きます。しかも足の間からはっきりと向うの景色が見えるくらい開いているんです。こういう歩き方をしている女性が、うしろから『おばさーん』て呼ばれちゃうんですよ。ダンスをされている皆さんにそんな方は絶対いらっしゃいませんよね。首はすっと伸びて肩のラインが美しく、もちろん足の間から向うが見渡せるような歩き方は普段からしません。なんてことを言っている私ですが、実は先日の競技会ビデオに映っている自分に、はっきりと『おばさん』を見てしまいました。サンバとチャチャが終わって、『やれやれ』って感じで、次のルンバを踊るポジションに移動する自分の背中はまさにこの『おばさん』。(ToT)号泣どんなにかっこ良くルンバ踊っても、さっきの姿が残像として目に焼き付いて、自分が審査員でも点数入れる気にならないですよ。これを読んでおられるそこのあなた!年齢には関係なく、姿勢で『おじさん』『おばさん』になってませんか?そういえば今日はホワイトデー。チョコのお返しに、ステラ『おばさん』のクッキーはいかが?
2007/03/14
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友達にも離婚経験のある人は何人かいますが、カップルはもともと他人ですから、結婚に限らずダンスでもうまくいかなくなることもあると思います。それが本人同士の話し合いの下で解消されるならまだしも、本人の意思に関係なく別れなければならなくなる場合もあって、本当につらいですね。レッスンに行って、久しぶりに仲良しのゆいちゃん(8歳)に会いました。去年競技デビューして、もうラテンB級リーチという驚異的なスピードで駆け上ってきた急成長株。「今度、いつ試合なの?」と聞くと、彼女はかわいらしいほっぺをピンク色に染めて小さく首を横に振りました。「まだ決まってないの?」すると大将がすかさず「ライバルには教えないんだよね。」確かにもうすぐB級なら十分同じ試合に出る可能性があります。練習会が終わって駅に向かう途中、いつも駅まで車で送ってくださるNORIPYさんがこんなことをおっしゃっていました。「ゆいちゃん、カップル解消しちゃったんだって。」ほんとに驚きました。子供同士は仲がよかったみたいなんですが、リーダーの親が急にカップル解消を言い出したのだそうです。なんてかわいそうな。詳しくは分かりませんが、だから彼女はあんなに気まずそうにしてたんだな。知らなかったとはいえ、なんて残酷なことを聞いてしまったんだろうってすごく後悔しました。練習会が終わっても、ゆいちゃんはお父さんたちのレッスンと一緒にずっと踊り続けていました。もっともっと上手くなって、リーダーを見返してやろうね。がんばれ。がんばれ。がんばれ。
2007/03/13
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ひとつ前の駅までは頑張って起きていたんです。『ああ、やっとついた。次だな。』と思った瞬間、不覚にも深い眠りに落ちてしまいました。『あっ!』大将と二人、ふと我に返って中腰になります。しかし時既に遅し。降りるはずの駅をまさに電車が出発するところでした。更に悪いことにはその電車は終電で、しかも戻ってくる電車はもう無かったのです。とほほ。今日は久々に寒さが身にしみました。吹きさらしのタクシー乗り場は長い列。なぁんか家まで遠かったなあ。
2007/03/12
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今日は一日、引越しのお手伝いでした。半年前に自分達の引越しをしたばかりですので、梱包なんかはお手のもんです。早めに片付いたので、みんなで近所の銭湯に行きました。『銭湯』っていうとなんか昭和の趣があって良いかなあなんて思っていたんです。大きな湯船に富士山の絵とか描いてあって、近所のおばちゃんたちのおしゃべりがあったりして。ところが予想に反してその銭湯は、今流行のスーパー銭湯みたい。いろんな種類のお風呂が混在していたんです。電気風呂とか露天風呂とかジェットバスとか。ただ、男湯と女湯が見渡せる位置にバンダイがあって、『お連れさん、まだ入ってるよ。』なんて教えてくれるのがなんかいいですよね。ところで、銭湯に出かける前に大将が、『ドライヤー使うのに100円玉いっぱい持っていったほうがいい。』って言うので、持っていったんです。お風呂から上がって一つしかないドライヤーには先客がいました。私の順番になって小銭投入口を見ると『3』という数字が見えたので、300円かなと思ったんです。ところが100円玉を入れても下からぽろぽろ出てきちゃうんですよ。『あれ!故障かしら?』といったら、先に使っていた人が戻ってきて、『さっきは使えたのに。』なんていいながら、2人で小銭箱がんがん叩いたりして。何度かやってるうちに一緒に叩いてくれてた方が、『あっ!』といって私の肩を叩きます。『それ、100円じゃない。ひょっとして目悪い?』なんと、そのドライヤー3分30円だったんです。ありゃ~~。ホントだ!!『そんな高いドライやー、誰も使わないわ。』そうですよね。もう一回銭湯に入れますよ。という落ちがついて、今日は疲れたのでもう寝ます。皆さんは銭湯なんて行かれることありますか?
2007/03/11
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J-POPのユニットの話じゃないんです。タイトル見て期待された方、ごめんなさい。ケミストリーといえば、化学ですよね。でも他の意味もあるんです。シリーズでお伝えしているアメリカのダンスバトル番組『So you think you can dance』を見ていると、英語の勉強にもなるんですね。審査員のナイジェルやメアリーがよく、こんな言い方をします。"You two have good chemistry."「君たち二人は相性がいい。」Chemistryを辞書で調べると次のように書かれています。━━ n. 化学; 化学作用; 化学的性質; (体の)化学的組成; (人の)体質; 人間関係.この最後の人間関係っていう使い方、私はしたことありませんでした。だいたい英語で、相性の話なんか滅多にしないですよね。でもダンスカップルでは、人間関係って実はダンス以上に大切かもしれません。みなさんはパートナーと『good chemistry』でしょうか?もう一つ、この番組で知った言葉を紹介しましょう。オタクって英語でなんて言うか知ってます?辞書で調べると、『nerd』っていう単語が出てきます。説明にはこんな風に書かれています。━━ n. 〔米俗〕 無能な[気のきかない]人, 変り者.この番組でも『nerd』も使われていましたが、それより『geek』の方がよく出てきました。意味は以下の通り。━━ n. 〔米俗〕 (生きたニワトリなどの首を食いちぎる)異常な見世物師; 〔米俗〕 変態; 【コンピュータ】パソコンおたく (computer geek).ベンジーがナタリーと組んだ時に、自分たちのことを『Geek and Greek』(オタクとギリシャ人)なんてシャレで言ってました。ナタリーはギリシャ系美人で、ベンジーはひょろひょろのオタクっぽい感じだからです。来週ご紹介する決勝戦では、トラヴィスとベンジーの『オタク系ヒップホップ』が出てきます。これも見物ですよ。どうぞお楽しみに。
2007/03/10
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1200万もの電話投票を集めた最終予選。この数、東京都の人口総数と同じくらいなんですよね。電話投票してないけどテレビは見てるっていう方が多いと思いますので、去年の夏アメリカで相当なブームを巻き起こしていたことは間違いありません。チーフ・プロデユーサーで毒舌審査員のナイジェル・リスゴーは、この番組が同じ時間帯に放映された他局の番組を押さえて視聴率1位をとったことを誇らしげに語っていました。さらに、来シーズン、即ち2007年もこの番組制作を行う契約も決まり、トップ10ダンサーの全米25カ所を回るツアーも完売、なんとニューヨークは10分で売り切れたそうです。さて、今週のトップ6ダンサーの踊りを振り返ってみましょう。ナタリーとアイヴァンは、ジャイブとコンテンポラリーを踊りました。 ジャイブコンテンポラリー審査員の受けはイマイチで、「アイヴァンは動きが重かった。ハイオクガスで踊るべきところが、レギュラーガソリンだった。」とか、「いったいどこが見所だって言うの?」なんてことまで言われていました。ドニエルとベンジーの運命のペアは、ブロードウェーとヒップホップ。 ブロードウェー ヒップホップ「パフォーマンスとしては素晴らしかった。でも、ドニエルにキレが足りなかった。」なんていう意見が出た一方、ベンジーは成功するための3つの要素(実力・熱意・ユーモア)を兼ね備えていると絶賛されました。ハイディとトラヴィスは、ワルツとポップ。 ワルツ ポップワルツは「エレガントで美しくてパワフルだった。」そしてポップは「今夜最高のダンスで最高のペア。一瞬たりともバランスを崩さず二人の動きはぴったりあっていた。」どちらも絶賛されます。さらに、「この二人に全米が投票しなかったら私は泣くでしょう。」とまで言われていました。電話投票の結果、落ちたのは予想通りアイヴァンとナタリーでした。アイヴァンは番組を通じて最も成長した男性と評されていましたから、まだまだこれからも伸び続けて行くでしょう。ナタリーも、「優れたテクニックに美貌、感情あふれるダンス。全てがそろっている。」と言われるダンサーですから、たくさんの仕事のオファーが来ることと思います。二人とも落ちても悔いはないといった爽やかな表情でした。会場には先週まさかの落選をした天才コンテンポラリーダンサー、アリソンの姿がありました。ステージ上で晴れ晴れと笑顔のアイヴァンとナタリーに対し、アリソンは泣いていました。アリソンにとってアイヴァンは最初から5週間一緒に勝ち抜いて来たかけがえのないパートナーでしたし、ナタリーとは親友でした。 アリソン&アイヴァン 左がナタリー決勝に残れなかったこれらのダンサーも皆、素晴らしいダンサーであることは間違いなく、これからの活躍も大いに期待されるところです。
2007/03/09
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素晴らしいパソドブレやコンテンポラリー作品を見せてくれた、トラヴィスとハイディのペアが復活しました。ロン・モンテスの振り付けによるワルツ。曲は、Cait Agus Seanの『Flying』。どこかで聴いた曲だと思っていたら、このアルバムの1曲目でした。競技会でもよくかかります。踊りの方もすばらしくて、この番組が始まるまで社交ダンスなんてやったことがなかったなんて信じられないくらいトラヴィスは洗練されていました。パートナーのハイディも社交ダンサーといってもラテンがメインですから、それほど上手くなくても仕方がないのに、フレームもシェープも実に美しく動きも滑らかで、曲の通り本当に飛んでいる(Flying)ように見えたほどです。 毒舌で有名なチーフ・プロヂューサー、ナイジェルでさえ、毒を抜かれたようなコメント。「トラヴィスはよく自分の特技を活かせていた。ハイディは女性参加者の中で一番成長した。足の動きが美しかった。」社交ダンスの振り付け師で審査員のメアリー・マーフィーも二人を褒めます。「エレガントで美しくてパワフルだった。ハイディは全てが完璧だったわ。前回トラヴィスのクイックステップは最低だったけど、今日のワルツはフットワークがきちんと出来ていて別人のよう。」そしてコンテンポラリーのミアも絶賛します。 ミア「トラヴィスにはステージ上で強いカリスマがある。ハイディは私にとって特別な存在だからあえて改善点を指摘すると、動きにもう少し流れがあるともっとよかった。」ハイディは練習の虫です。このシリーズが始まって男女20人の共同生活が始まってから、みんながプールサイドでくつろいでいる時もそこに姿を現したことはありませんでした。そして、審査員の、特にミアの指摘に対してはいつも真剣に取り組み、努力して次回までには必ず改善されているんです。ミアの振り付けによるコンテンポラリー作品の練習風景では、「トラヴィスには簡単に出来ることが、私にはどうしてもできない。」といって泣きながら頑張っていました。彼はもともとコンテンポラリー・ダンサーですから出来るのは当たり前なんです。負けず嫌いなんですね。 ミアにとってみれば、こんなに一生懸命に取り組む弟子がかわいくないはずはありません。二つ目の課題はウェイド・ロブソン振り付けによるポップでした。ポップというと、マドンナやブリトニーなんかのバックダンサーがプロモーションで踊っているような軽快なダンスですが、今回のはちょっと違いました。アフリカンテイストの『ライオンキング』に出て来るような曲で、こちらも見応えのあるダンスを披露してくれました。「今夜最高のダンスで最高のペア。一瞬たりともバランスを崩さず二人の動きはぴったりあっていた。」 ナイジェルも絶賛。「振り付け師が意図した通りに踊り、息もぴったりだった。このショーに賭ける二人の熱意を感じたわ。この二人に全米が投票しなかったら私は泣くでしょう。」 とメアリー・マーフィー。そして、ミアはこう続けます。「とても独創的な振り付け。ウェイドがこの世界で人気があることが分る。ハイディにはいつも、もっと地に足をつけた踊りをしろと言い続けて来たけど、今日のハイディは『母なる大地』そのもので、力強い動きが素晴らしかった。芸術にはルールがないんだから、アフリカンポップだっていいじゃない。」 さて、いよいよ来週は決勝戦です。そこに勝ち残る4人はいったい誰でしょう。<今日のポイント>1 エレガントで美しくてパワフルなワルツを踊りましょう。カリスマがあれば更に良いですね。2 二人の動きが合うためには、絶対的なバランスと、それを生み出す大地のような足下の強さが必要。3 芸術にはルールがない。
2007/03/08
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成功するための三要素というのがあるんだそうです。誰が言い出したのかは知りませんが、英語だとやけにゴロがいいので、多分欧米系の成功哲学なんでしょう。その3つとは、Backbone(実力)とWishbone(熱意)とFunnybone(ユーモアのセンス)。社交ダンスが専門の審査員メアリー・マーフィが、この3つの要素を兼ね備えていると絶賛したベンジーが次に登場します。お相手は、5週間一緒にペアを組んで必ず上位に食い込んで来た運命の女性、デブキャラのドニエルです。課題は得意のブロードウェー。しかも人気振り付け師タイス・デオリオが担当ですから、期待は膨らみます。曲は、ミュージカル・コメディ「ヴィクター/ヴィクトリア」から『Le Jazz Hot』 。踊り終わると、会場からは再びベンジーコールが沸き上がります。『ベンジー!ベンジー!ベンジー!』ドニエル応援団もプラカードを振って盛り上がってます。 毒舌ナイジェルはしかし厳しい意見でした。『確かに相性の良さは運命的だが、ベンジーのレベルがドニエルを上回って来た。ドニエルの動きには中途半端な部分がある。細かい所にも気をつけなくてはいけない。』指摘されたドニエルの踊りがリプレイされ、確かに手が伸びきっていなかったりしてます。こんなとこよく見てるなあ。(驚)メアリーは好意的でした。「ナイジェルの言ってることも分るけど、パフォーマンスとしてはよかった。Hot・Hot・Hotよ。」会場からは再び大歓声。コンテンポラリーの審査員ミアは、ムーブメントに対するコメントです。「確かにパフォーマンスとしては素晴らしかった。でも、ドニエルにキレが足りなかった。ベンジーはドニエルに少しつられていた。」さて、二つ目の課題はヒップホップ。この番組の一番最初に踊ったのが、この二人のヒップホップでした。振り付けもその時と同じ、シェーン・スパークス。 物語は、ストリートに暮らす若い男女が出会って、お互い喧嘩しながらも意気投合。しかし最後に女性が渡した電話番号を男性が破って捨てて、怒った女性にぶっ飛ばされる。まあ、こんな感じです。なんかベンジーっていつも床に伸びて終わるパターン。どう見てもドニエルのが強そうですからね。メアリーは笑いながら言います。「ドニエルの電話番号を受け取らないなんて。」ミアも笑いながら、「ベンジーが悪ぶるのが笑えたわ。」ベンジーはいくら悪ぶっても育ちの良さがにじみ出てしまっているし、怒った顔してもちっとも怖くないんです。そして面白い提案が飛び出します。「ドニエルと私でデカ尻ダンサー同盟を結成するべきよ。私が会長で、あなたが副会長。」 ミア会場も大爆笑でした。この二人はいつでも観客を楽しませてくれます。視聴者の反応も間違いなくいいことでしょう。<今日のポイント>1 成功するための三要素 Backbone(実力)とWishbone(熱意)とFunnybone(ユーモアのセンス)2 手先、足先など、細かい所にも注意を払う必要がある。3 デカ尻ダンサー同盟日本支部。あなたも入りませんか?お待ちしてます。
2007/03/07
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社交ダンス競技会での決勝は通常6組で行われますが、このアメリカのダンスバトルでは2組、男女4人でファイナルを迎えます。トップ6の中で、決勝に進むための最後の戦いが始まりました。くじ引きで決まった新しいパートナーと2種類のカップルダンスを踊った上、ソロ演技も加味されて電話投票が行われます。シービスケット、アイヴァンのお相手はナタリーでした。最初の種目はジャイブ。ロン・モンテスが振り付けします。ジャイブは社交ダンスの競技会では上位級になって始めて練習するので、他の種目に比べて練習不足になりがち。でも彼らのように、一度も踊った事無い人が2日で仕上げてテレビの前で踊るよりは遥かにましです。曲は、Carsの歌うルート66。ノリのいいロックンロールです。 審査員の評価はどうだったでしょうか。「ジャイブはG.I. が踊っていたダンスで、最初から最後までスピード感がある。アイヴァンはボーイスカウトの踊りの様でスピード感がなく、動きにバネがなかった。」ナイジェルの毒舌炸裂でしょうか。「ナタリーはまるでソロを踊っているようで、アイヴァンとの相性は良くなかった。」社交ダンスが専門のメアリーの意見はどうでしょう。「アイヴァンは動きが重かった。ハイオクガスで踊るべきところが、レギュラーガソリンだった。」 そうなんです。ジャイブはつっ走るドライブ感が必要なんです。重いのはダメ。コンテンポラリーの振り付け師、ミアの意見も聞いてみましょう。「ステップをタダこなしているようで、うそっぽかった。見ている方も踊りたくなるような楽しいダンスではなかた。」ああ、撃沈です。でも一つだけはっきり言えることは、先週私達が試合で踊ったジャイブよりはずーっと軽く見えたし上手かったってことです。次の課題はコンテンポラリー。タイス・デオリオが振りつけます。曲はカスケードの『Every time we touch』。恋する二人の甘い関係、恋に落ちた瞬間のドキドキ感がテーマ。 ナイジェルは言い放ちます。「恋しているように見えなかった。アイヴァンの成長ぶりには驚かされるが、技術的にこの種のダンスには限界がある。」コンテンポラリーの基本はバレエですからね。そんなに簡単には身に付かない気がします。メアリーの意見も芳しくありません。「ずばぬけてすばらしいというほどではない。足の技術だけではなく、特別な何かが足りない。」そしてこの手のダンスが専門のミアは、『魔法はどこ?(Where is the magic?)』といいます。これは、つまり「いったいどこが見所だって言うの?」みたいなダンスの専門家の間ではよく言われる言葉だそうです。そんなこと言ったら、わたしたちの踊りには何の魔法もありませんよ。ミアは続けます。「ナタリーは仮面をはずすべきね。表情がウソっぽいの。ダンスの技術は素晴らしいのだから、もっと自然な表情がいいわ。ヒップホップ専門のアイヴァンは、実力や経験不足がこの踊りではっきり現れてしまっていた。」さすがトップ6となると、審査員の目も厳しくなってきますね。でもこんな風に改善点を言ってもらった方が、ここから何かを学ぼうとして見ている私達のようなダンサーにはありがたいです。それがそのまま、自分に言われていることとして踊りに活かすことが出来ますから。<今日のポイント>1 ジャイブはスピード感とバネ。見ている人が一緒に踊り出したくなるような軽さが必要。2 作られた表情ではなく自然な表情。笑顔も嘘っぽく見えてはいけない。3 踊りには見せ場がほしい。たとえばあなたのルンバの見所はどこ?ワルツの見所はどこ?
2007/03/06
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先週の試合では、折角持っていったビデオに全然自分たちが映ってなかったお話をしましたが、ここのところずっとへま続きだったんです。去年の秋は、選手権に持っていってうまい人たちの踊りもみんな撮ろうなんて張り切っていたのに、バッテリー切れで1曲目のサンバしか映っていなかったし。それで先週の金曜日のラテン練習会にビデオを持っていって、撮ってみたんです。練習会は夜10時から11時までの1時間。サンバ、チャチャ、ルンバが大体15分ずつくらいかかって、残りの時間でパソ3曲、ジャイブ2曲といったかんじです。まず気づいたのは、ほとんど踊ってないってこと。ちょっと踊ってはすぐもめて、というのの繰り返しで、正味踊っている時間にしたら半分もいってないんじゃないでしょうか。「あたしたち、さぼってばっかりだね。」もめてるときは二人ともトーンがありません。せめて姿勢だけでも作ったままならいいのに完全に素にもどってます。「でも試合のときはちゃんと通して踊るからこんなことはないよね。」ところがびっくり。先日の試合の様子をころんさんのリーダーさんが撮ってくださっていて、今日家に届いていました。それを見ると、試合でも似たようなもんでした。ちょっと誰かにぶつかりそうになるとすぐに素に戻り、曲の合間も素に戻ってます。あ~、こんなんじゃだめだ。それに自分の足が気の毒に思えましたよ。よく頑張ってこんなに大きな体を支えててくれてるなあって。やっぱり『踊れるデブ』目指すのはやめたほうがよさそう。小さな足がかわいそうです。
2007/03/05
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3月中旬のJRダイヤ改正に伴って、私が通勤に利用している中距離列車にグリーン車が連結されることになったんです。よほどのことがない限り乗らないグリーン車。期間限定で今だけタダで乗れるんですよ。 今年の1月末、このキャンペーンが始まったばかりのころは、まだ『タダで乗れる』ってことが浸透していなくて、みんなグリーン車を避けるようにその前後の車両に乗っていたんです。最近ではすっかり皆に知れ渡って、他の車両はガラガラなのにグリーン車だけ満席なんていう状態だったりします。そりゃあ、タダなら皆乗りますよ。座席は新品で広々してるし、リクライニングも出来る。新幹線みたいなテーブルがついてるからちょっとジュースも置けたりするんです。2階建てですから眺めもいいしね。朝から缶ビール開けて行楽気分の人たちもいたりして、通勤電車のイメージからだんだん離れて来ています。3月18日からこのグリーン車も有料になるんですが、果たしてどのくらい利用する人がいるのか興味津々。少なくとも私は乗らないな。今は毎朝乗ってますけど。
2007/03/04
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月に一度のカップルグループレッスンに参加してきました。先生が芸能人シャル・ウィ・ダンスのお笑い芸人大会に出場されると言う話しをお聞きしてからもう1ヶ月経ったんですね。次のシリーズの『ダンスが上手い人大会』は録画して見たんですが、優勝者は意外だったのか涙に暮れていました。「私たちも優勝して泣いてみたいよね。」優勝って、なかなか出来そうで出来ないもんなんです。さて、グループレッスンの前半、ストレッチのコーナーでは、足先から股関節までをほぐす運動でした。筋肉や脂肪がべったり骨に貼りついて固まっていると、足裏を柔らかく使えない上に膝や股関節の稼動域も小さくなるので、『骨が全部触れる』ような柔らかい筋肉にしていくのがテーマです。例えば、足の指に繋がる骨の1本1本の間とか、くるぶしから膝に続く骨の際とか、そういったところを丁寧にマッサージし伸ばしていきました。マッサージしたりストレッチしたりすると、した方の足が長くなるんですね。片方だけだとバランスが悪くなるので両方の足を同じように伸ばしていきました。後半のダンスのコーナーのテーマは『クイックオープンリバース』。「どんなステップだっけ?」「大体何の種目のステップだっけね。」大きな声じゃ言えないこんな会話を交わしていた私たち。なんと自分達の競技会ルーチンに入っているステップでした。種目はクイックステップ。このステップは、男性が女性のアウトサイドに出て、一度クローズしてからまたアウトサイドに出ると言うステップで、ホールドが崩れやすいんです。男性がCBMPをかけようと思うと、女性を後に置いてきてしまってホールドが崩れがちなので、アウトサイドに出るためにちょっとねじれるなって言う程度の感覚でいいと先生はおっしゃっていました。 さて、3月3日は私たちの結婚記念日。昨日、競技生活10周年を特にイベントもなく過ごしてしまいましたので、レッスンの後、シーフードレストランに食事に行きました。このブログのプロフィールに書いてるんですが、私はブイヤベースが大好物でして、今日は久しぶりに頂けて大満足です。「真夜中の酒盛り禁止」なんてつい数日前に書いたような気もしますが、あえなく復活。三日坊主以下。まあ、今日だけちょっとお許し頂いてまた明日からがんばりますル。
2007/03/03
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初めて競技会に出場した日は、とても寒い一日でした。早朝の体育館には暖房もなく冷凍庫のような冷え込みです。私は家から競技用の白いワンピースを着て行って、お化粧もしてるのかしてないのか分らないほど。今から考えるととても競技会で踊る様相ではありませんでした。勝手が分からないので陣地取りシートも持って行かなかったし、荷物なんてお弁当とダンスシューズだけですから、陣地取る必要もなかったんです。ラテン6級戦、スタンダード6級戦。それは今からちょうど、10年前。今日は、競技生活10周年の記念日です。スィートテン?初めての競技会に、私達はそれこそ『天下分け目の戦い』みたいなものすごいプレッシャーを感じていました。大会の様子は こちら、ご興味のある方はご覧下さい。笑えますよ~。記念日だからといって特別なことはなにもないんですが、できればまた5年後、10年後もダンスを続けていて、今よりもっと上手くなって世界戦にも参戦出来たらいいなと思っています。いつも応援ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
2007/03/02
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ーーー初試合エピソード4ーーー関西弁て、なんで普通の会話が漫談に聞こえるんでしょうね。うちの大将(リーダー)は普段は標準語なんですが、関西出身ですので、まわりに関西弁の人がいるとすぐスイッチが切り替わるんです。ラテンB級戦で決勝入りされた京都のグッチさんに大将がこう言ったそうです。「よう力抜けてリラックスして踊ってはりましたな。」するとグッチさん。「だって、どこに力入れて踊ったらいいのか分らへんねんもん。」わかりますっ! うちもそうです。「それよりさっきのサンバ、手抜いとったんとちゃう?」全部全力疾走だった気がするんですけど....。大将は手抜いてたの?そんな余裕があるとは思えないんだけどなあ。今回久しぶりにビデオ撮ったんです。年末年始わりと練習したし、何か変化あるんじゃないかなんて期待してました。ところが三脚立てて定点撮影なので、ほとんど映ってないんですよ。移動の多いサンバやパソは辛うじてサーっと通過して行くところがたまに映ってるんですけど、それ以外の踊りは『わざとカメラ避けて踊ってるんとちゃうか?』みたいな感じで、たまーにチラッ、チラッっと手が映るくらい。意味ないジャーン。まあ、他の選手の踊りも参考にはなるんですけどね。唯一映ってたのは準決勝のルンバなんですが、これがいけません。直前に見てた去年のブラックプールのアマラテン、同じ土俵上のはずなのに、全く別ものでした。 私達のルンバはまるで初心者みたいで、スピードものろいし、ボディの動きもゼロ以下って感じ。「たしかにボク達の踊りって手抜きに見えるわ。」手抜きどころか、全く踊ってないみたいです。このギャップを少しでも何とかするには意識改革が必要。肉体改造も。今回の試合の一番の収穫は、長い冬眠から覚めて、ちょっとやる気が出たことです。グッチさん、ありがとー。しばらく休んでた体幹トレーニング復活!プロテイン生活も復活!もちろん夜の酒盛りも中止だ!!いつまで続くかは微妙ですが.....。(ちょっと弱気)
2007/03/01
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