右肩下がりの人生
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世間では父の日だったようです。以前にも書かせてもらいましたが、私には父の日はありません。私は17歳まで父親は亡くなったものだと信じていました。家族からは「お父さんは肺炎で死んだ」と聞かされていました。それが、反抗期に母と激しい言い争いになった時「もう知らん!」「○○にしてもらい!」(○○とは父親の名前です)母の口から死んだはずの父親の名前が飛び出しました。その時、初めて父が生きていることを知りました。そして離婚した経緯と、私が望まれて生まれて来たのではないことを知りました。結婚式の写真も見せてもらいました。普通、父と母から両者の遺伝子を受け継がれるので少しは父の面影というものがあると思うのですが、離れて育ったせいなのか全く似ていませんでした(笑)母は1年も経たずに離婚しました。離婚の原因は、よくある姑さんとの嫁姑問題だったそうです。離婚調停になったみたいですが、姑との不仲だけでは不利だったようです。父側も慰謝料を払いたくないようで、離婚はしないと言い張ったそうです。結局、母が「もう父の家には帰りたくない」と、一方的に別れたいという事になり最後は慰謝料も養育費も放棄しての離婚になったそうです。ですので母も私も、父親からは何の援助も一切受けていません。私は父親に会ったことがありません。詳しく言えば、記憶がないと言うのでしょうか。私が生まれた時には、まだ離婚調停中で父とはまだ他人になっていなかったので母が入院していた伯母の病院に私を見に来たそうですが、もちろん私は覚えていません(笑)それが最初で最後の父親との対面でした。それから35年間、会ったことも話したこともありません。いまさら会ってみたいとも思いません。むこうもそう思っているでしょう。噂では、再婚して子供が2人いるそうです。姑さんの居る実家から離れ、家族4人で幸せに暮らしているそうです。再婚して子供がいるというのは、異母兄弟というのでしょうか(笑)一人で育った私には、父親や兄弟がいるなんて全く想像もつきません。多分、父とは一生会う事は無いでしょう。母が言うには「むこうの奥さんとは会う事になるかもしれない」みたいです。父が亡くなれば、むこうの弁護士から遺産相続に関する連絡があるようです。おそらく、父が亡くなったという報せを聞いても悲しいという感情も湧いてこないでしょう。DNAでは親子でも、全くの他人のようなものですから・・・。生まれた時から、私には父親というものは存在しません。世間では父の日でも、我が家には関係のない、ごく普通の日曜日なのです。
2008/06/15
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