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フランスは、というか欧米?子どもを一人で寝かす。一説によれば日本はスペースがないから自然と一緒に寝ることになるらしいが・・・先日、日本の育児雑誌を読んでいてぶったまげた。赤ちゃんと親の寝室について書いてあった。大半が母親と赤ちゃんが一緒の部屋で、パパは別室。理由は夜に泣いてもパパに迷惑がかからないようにだそうだ。その次がパパ、ママと赤ちゃんみんな一緒の部屋。最後に赤ちゃん一人。これは10%にも満たなかった。それに反してフランスはきっと赤ちゃんと一緒に寝てる人なんてほとんどいないだろうなぁ。初めて小児科に行った時、どのように寝てるか聞かれて、別々といったら、大変よろしいといわれてびっくりしたのを覚えている。出産が近づいてきて、子ども用品をそろえるとき、当たり前のように子ども部屋を作った。こちらでの子ども部屋の最低必需品はベビーベットとおむつ替えの台。それにベビーダンスがどのセットにも組み込まれている。おむつがえの台は、日本だと畳の上で替えられるけど、さすがに冷たい床じゃぁというので納得できるが、寝返りが始まると結構危険で、私はいまだにレオと格闘している。日本じゃベビーベットはほとんど必要ないものとされている。こちらじゃ必需品。3歳くらいまで寝てるらしい。レオは一歳半、もちろんベビーベットの中で寝てる。レオが生まれる前からいろんな人にくぎをさされた。絶対一緒に寝ちゃだめよ!癖になるからねぇこれがこちらの生活習慣なのだろう。しかし、母乳をあげてた頃はかなり参った。部屋が別々なんですよ。ということはよる泣き声が聞こえると、ベットから出て、レオの部屋に行き、母乳をあげて、また部屋に戻ってきて、ベットに入る。この移動がつらい。しかも戻ってベットに入っても目が冴えていて、すぐには寝つけず、眠りについた頃またビーッと聞こえてくるのです。何度ベットに連れてこようかと思ったか・・・しかしだんなからもきつくそれだけはだめだと言われていた。といっても実は仕事を再開してからは2度ほどどうしてもしんどくてだんなが出かけた後ベットに連れてきたことがあるのだ。イヤー楽チンだねぇ一緒に寝るのは。というわけでレオは生後3日目からいまだにずーッと一人で寝ている。病院にいたころはそばで小さいベットに入って寝ていた。たまに夜に泣いてぐずったりしてしんどい目にあったが、今ではベットに連れて行くとバイバイと手を振って、何も言わずにじっとしている。電気を消して部屋を出ると、いつの間にか寝ている。楽といえばらくだ。そんなレオに先日異変が起こった。あれは金曜日の夜。お昼寝をしなかったみたいで疲れていた。夜にミルクをあげていると飲みながら寝てしまった。しばらく抱っこしてミルクが下がるのを待ってベットに運んだ。その後、私たちがいつものようにご飯を食べているとビーと泣き声が聞こえた。だんなが上がってなだめて寝かしつけた。それからご飯を終え、洗い物をはじめるとまた泣き声が・・・どうしたんだ今日は?上がっただんながなかなか降りてこない。洗い物が終わってしまった。上がって様子を見る。だんながレオのベットのそばの床で寝ていた。レオは・・・小さい影がごそごそ動いている、おきてるみたい。私がシャワーを浴び始めた頃だんながレオの部屋を出たようで、レオの泣き声が聞こえてきた。朝1時に起きるだんなは切れて、うるさい、もう知らない勝手にないてろと怒鳴っている。あわててシャワーを終えてレオの部屋に行くと、呼吸が出来ないくらい泣きじゃくっている。抱き上げると、落ち着いた。ヒクヒク言いながら肩にもたれかかって来る。疲れているのだ。ベットにそっとおろす。何も言わない。そーっと部屋を出ようとするとヒーンといって起き上がる。またそばに戻るとねっころがる。仕方ないのでおなかをさすってあげるとじーっとしている。疲れてきたのでいすに座ろうといすを取りに行くとまた行かないでといわんばかりに泣きべそになる。いすに座って頭を撫でてあげるとまた落ち着く。疲れているのは手に取るように判る。しかし目をつぶろうとしない。まるで私がどっかに行かないように監視しているよう。時々目をつぶってははっと目を覚まし私がいることを確認する。それの繰り返し。11時を回った頃、さすがに疲れに負けて寝たようだ。しかしまだヒクヒクいってる。そーっと部屋を出る。今度は成功。やっと寝れる。と思ったのもつかの間1時にだんなの目覚ましで目が覚める。普段は気にならないガレージの扉や、門の閉まる音が気になる。気が立っているせいかな?やっと寝付いたのもつかの間。3時ごろにまたレオの泣き声が・・・そして先ほどの繰り返し。今度は一度だまされて部屋を出て行かれたのを恨んでいるのか目を閉じようとしない。目をこすりながら私がいるのをじーっと見ている。疲れた・・・・普段普通に寝ていても、きつい仕事と慣れないフランス語のストレスで体はくたくたなのに、睡眠が足りない・・・・仕方ないからレオの毛布を借りてベットのそばの地べたで寝転ぶ。いやーフローリングは寒い・・・レオはベットわきぎりぎりまで来て私がいるのを確認している。いったいどうしたんだろう。一人になるのを怖がっている。こんなことは初めてだった。電気を消すことさえ嫌がる。時計を見ると4時半を回っている。私の目覚ましは5時になる。もうだめだ。えーいへやに連れてっちゃえ。連れてきた。5時の目覚ましを5時15分に延長。マッハでがんばれば間に合うだろう。部屋で私たちのベットに寝かせた。抱っこした状態で寝そべった。すると、あっさり寝た。寝息なんかスースー言ってるよ。そしてそのとき初めてレオの寝相の悪さを身にしみた。あっちにゴロンこっちにゴロン。さらに私の体の上によじ登っては降りる。しかもいびきうるさい!いい気なもんやわ。5時15分目覚ましが鳴り響く。レオはびくともしない。私の身支度を整えレオを抱き上げると、グデーン。寝てる・・・なんだったんだ。その日の私は仕事で凡ミスを繰り返す。その原因はいまだにはっきりしない。今はレオは前のように一人で寝ている。その日一日だけだった。ただ、私たちが思い当たることがある。先々週、イスラム教徒のお祭りがあった。羊を自宅で殺し、さばいて食べる習慣がある。今では自宅でさばくのは禁止らしいが、うちのヌヌは敬虔なキリスト教徒。忠実に守る。だんながレオを迎えに行ったとき、玄関先に羊が丸ごと吊られていたらしい。だんなでさえ後ずさりしたという。もしレオがそれを見ていたとしたら。殺されるときの鳴き声を聞いてしまっていたら・・・おびえるのも無理ないか。トラウマになってないといいけど・・・しかし、レオの寝相の悪さには驚いた。いつもベビーベットの隅で丸まって寝てるけどもしさくがなければどこまででも動いていくのだろうな。そういえば一度日本に行ったとき、旅館で一緒に布団で寝たときは朝、レオは部屋の真ん中に寝かしたのに、頭上にあった床の間の隅で寝ていたなぁ。
January 23, 2006
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レオはヌヌに預かってもらっている。ヌヌとはどちらかといえば幼児語で本当はヌーリス、もっと正確に言えばアシスタントマテルネル。カタカナで書くとなんだかうさんくさいなぁ・・・べビーシッターは短時間とか飛込みとかで子どもを預かってもらうことをさすことが多い。たとえばよるレストランに行くとか、急に用事が出来たとか。夜が多いからか学生が多い。母親も働くなら当然子どもをどこかに預けることになる。選択方法はいろいろ。まず一般的なのが託児所。ねんねの赤ちゃんから預かってくれる。料金はどうだろう?行った事ないから知らないけど国がやってるし安いと思う。しかしこれはかなり不便。まず第一に子どもが少しでも病気だと預かってくれない。開始は7時から時間にうるさい。お迎えが5分でも遅れると、契約をきると脅されるらしい。知り合いはそのせいで仕事終了後バス専用の道路(警察に見つかると罰金)を車をかっ飛ばして迎えに行くらしい。そのせいでストレスがたまるのだそうだ。彼女は今、2週間仕事から早く帰り、2週間子どもを実家に預け、仕事時間を延長する羽目になっている。そうでもしないとお迎えの時間に間に合わないらしい。もちろん実家に預けている2週間も託児所にお金を払う。次にうちのように、ヌヌに預ける方法。このヌヌには二通りある。申告ヌヌと無申告である。違いは何かというと、国に届け出ているかどうか。もぐりでやっているか正規にやってるかということで、資格があるなしではない。ただ、申告しているヌヌには定期的に児童所のような所からコントロールがヌヌのうちにやってくる。家の中は清潔か?虐待はないか?規定人数を越して預かってないか?(最高3人まで)などなど。その他に困ったことはないかなどヌヌのストレス解消もやる。ささやかながら講習会のようなものもあるらしい。子育てのノウハウ?無申告でも子育てに自信があり、仕事熱心なら何の問題もない。大きな違いはお給料だろう。無申告のヌヌはいうなれば口約束の間柄で、明日は子どもを連れて行かないと電話一本でもすればそれまでである。その日はお給料なし。申告ヌヌになると、簡単に言えば私は社長で、彼女は会社員。有給休暇の権利もあるし、給料の保証もある。明日もし私が急に休みになってレオを連れて行かないことになってもお給料は払わなければならないし、5週間の有給休暇も与えなければならない。もちろん私にもある権利だし、ヌヌもあって当然なんだけど。どこぞの会社の社長と違って大きな利益を得ているわけでもないのでこれはかなり手厳しい。うちは特にクリスマス近くになると夜中も働く羽目になるのでレオはだんなの実家に預ける。2週間ほど。さらに私自身にも5週間のバカンスがあり、その間はレオを預けない。だんなも5週間の休み。夏はたいてい一緒だが冬はずれることが多い。したがってヌヌは8週間のバカンスがある。まぁうらやましい。さらに祝日も支払い対象である。どうせ有料なら預けてしまえばいいと思うのだが祝日に預けると2倍払いになる。と申告ヌヌはいろいろお金がかかる。ただし、国から補助が出る。ほんの少しの補助と国に支払わなければならない福利厚生を国が代わりに支払ってくれる。ただ、私のような移民は時々滞在許可証でトラブルことがあり、そうなるとすぐさま国から今まで支払ってあげてたヌヌの福利厚生を全額返してちょ。という脅しの手紙が来る。この福利厚生、フランスはめん玉が飛び出るほど高い。簡単に言えば支払う給料と同じくらい高い。早い話が会社の社長さんなんかは契約した給料の2倍支払っている。そりゃ失業率も高いはず。なかなか簡単に人は雇えませんから・・・このプラス面とマイナス面を考慮して、申告ヌヌか無申告ヌヌかを選ぶ。私たちは少し高くてもやはり安全に行くことにした。市役所にリストを貰いにいった。50人近くのヌヌの名前があった。そのうちフランス人は3人。土地柄もある。うちの近所は低所得家庭の子沢山が多い。母親は家にいる。それじゃあ小遣い稼ぎにヌヌでもという感じだろうか?ヌヌの数は多いほうだそうだ。さらにたいてい母親がうちにいるのでヌヌは必要ない。というわけで子ども待ちのヌヌがやたらと多い。私たちは市役所がこの人すばらしいわよと勧めてくれた方を選んだ。土曜日も預かってくれることと朝6時からという条件をあっさり受け入れてくれた。預かる子どもが少ないせいか?子どもをヌヌに預けているという話をすると必ず聞かれるのがフランス人かどうかということである。そしてアラブ人だというと必ず言われるのが何でアラブ人にしたのと聞かれる。別にアラブ人を選んだわけではなく選んだヌヌがアラブ人だっただけの話である。正直なはなしフランス人ヌヌがいいとは言い切れない。同僚はフランス人にこだわって選んだ。そんなヌヌは法律が変わったとうそを言って2週間余分の有給休暇を要求したり、子どもの髪の毛を無断で切ったり。彼の娘は毎朝ヌヌのうちに行きたくないと泣いて母親にすがる。彼が夕方迎えに行くと、ヌヌがコートを着せようとてをのばすと払いのけておびえた感じで彼の足にししがみついて離れようとしないのだそうだ。一日中オムツを替えてもらえなかったこともあるらしい。まだまだひどい話は尽きない。そんな彼女は生粋のフランス人である。レオのヌヌは敬虔なイスラム教徒だ。毎朝レオを連れて行くとレオはヌヌの顔を見てにひゃと笑う。ヌヌがレオを抱き上げると肩にもたれかかって安心したように目を閉じる。ヌヌが、ママにバイバイ言おうねというと、むくっと体を起こし、がんばって仕事してねーと言わんばかりに手をバタバタさせてそそくさとヌヌの肩にもたれかかる。だんなが迎えに行くと、たまに帰りたがらないそうだ。帰りぎわはヌヌの娘さんたちに駆け寄り両手を広げて、チューしてもらうためにほっぺたを出す。娘さんたちにもかわいがられているのが見て判る。レオはこの人のうちで幸せに過ごしている。イスラム教徒なので食べ物でたまに困ったり、生活環境の違いでたまに戸惑ったりもするが、そんなマイナス面を入れても私たちはすばらしいヌヌに出会ったといえる。これはなかなか難しいことである。下手にフランス人にこだわらなくて良かった。お金をケチらなくてよかった。しかし生活はかなり厳しかったりする。やはり2人目は無理かなぁ?今でも私の給料の大半を占めているからなぁ。
January 22, 2006
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