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18日(金),アフター5にふと思い立って出光美術館に立ち寄り,「肉筆浮世絵のすべて」展を鑑賞する。 おおむね菱川師宣から葛飾北斎までという流れの中で,美人図を中心とした華やかな作品が多く,目を楽しませてくれる。 美人たちのポーズは,ある程度パターン化されていて,褄を取る手が異様に小さかったり,着物の裾からつま先がチラリと見えたりという状況は多くの作品に共通している。それでも線の強さや太さ,身体のバランスなどに,かなり絵師の個性が出ることを実感する。個人的には,女性のふくよかさを感じさせる宮川長春の作品などがよかった。 着物の柄の緻密さ繊細さは,会場でも指摘されていたが,現代から見ても大胆かつ斬新なデザインも多い。 胸元を緩めて涼を取る姿に限らず,美人たちはいずれも艶っぽく魅力的である。 以下は,少々ネタバレ的になる。 また,構図や表現が面白いものもかなりあった。巷で人気を博した「笠森おせん」の表情は何とも言えないお侠な感じに描かれているし,初公開という北斎の「樵夫図」は画面からはみ出すほどまっすぐに高くのびた樹木とそれをいわゆる股覗きスタイルで見ている樵夫という取り合わせに思わずニヤリとさせられるし,同じく初公開の「亀と蟹図」の構図と緻密な描写のテクニックには,さすが北斎と唸らされる。 現在の展示は27日(日)まで,大幅に展示替えが行われて後期が30日(水)から7月1日(日)まで開催される予定であるので,後期も是非観てみたいと思う。
2007年05月21日
前の年度から続いていた大きな仕事が一つ,ようやく一段落したので,少人数ながら打ち上げが行われた。 軽い食事の後,2時間のカラオケ。 一仕事終えたという目出度さよりも,溜まりに溜まったストレスの発散…という雰囲気になったが,少人数に限ったことで,そういう羽目の外し方ができたのだろうと思う。 冷房が利かないカラオケルームの蒸し暑さと,翌日の仕事が歯止めとなって,予定の時間できっちり終了。自宅が近くなったこともあり,早めに帰宅することができた。週末までに読まなくてはならない論文が一本あるのだけれど…。
2007年05月15日
昨夜,久々に師匠林望の講演を聴きに出かけた。丸ビルホールで行われた夕学五十講中のひとつで,「言葉をみがく、心をみがく~日本人としてのアイデンティティを見直そう~」というテーマだった。 その内容を一言でいうならば,「もっと日本の古典文学を読もう」ということになろうか。 自分が遣う言葉を美しくするためには,言葉に対するセンスをみがくことが重要であり,センスをみがくためには,世界的にも類を見ない,千年の伝統を持ち「もののあはれ」に代表される情緒纏綿たる日本古典文学の素養を身につけることが役立つ,といった論旨で,『枕草子』を例にとり,古典文学は実は面白いものなので,もっと沢山読もうという提案であった。 昨秋ころから自分も個人的に『枕草子』に興味を持っているので,ラジオ講座に続いて今回の講演でも師匠が『枕草子』を例にとったことに,手前勝手に師弟のつながりを感じて密かに喜んだ。 90分の講演に続く30分の質疑応答では,古典文学を読み解くためのこつや,日本語の乱れが指摘されている現状についての質問等もあって時間が不足するくらいで,週末エッセイストとしては,かなり触発されるものを感じたのだが,自宅に戻ると,如何ともし難い現実が待っていた…。
2007年05月10日
大型連休の前に引っ越しを強行した。広くはないが,住環境は改善したものの,らくらくパックを使ったにもかかわらず,思わぬ事態がいろいろと出来していて,荷物の整理もまだまだやらなくてはならないことばかりである。両親との完全同居となって,家事も介護も,負担は予想以上に増えた。仕事も連休中に当番に当たっていたりして,やらなくてはならないことばかりである。ネット環境は整ったものの,ゆっくり日記を書く時間は,当分取れそうもない。
2007年05月05日
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