JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.08.20
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』
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「報国寺」の竹林の散策を続ける。
五重石塔。



「竹林」の中には苔生した巨岩が。



前方に「茶席・休耕庵」の案内板が見えた。



「茶房 休耕庵
抹茶 ご希望のお客様は抹茶券を拝観受付でお買い求め下さい。」
抹茶券は600円。



敷石を進むと「茶房 休耕庵」。

500円ではなかったろうか。



元々この場所には塔頭「休耕庵」があって、現在「迦葉堂」にある「開山天岸慧広座像」
(鎌倉市指定文化財)が安置されていたとのこと。
女性のお客の姿も。



こちらも休憩しながら竹林の光景を楽しめる場所。ここも有料らしい。



竹林に陽光が射し込み、竹の葉が光り輝く。



竹林の中に石仏などが配置された幽玄の世界。
自然下での竹類の分布は、気候が温暖で、湿潤な地域、あるいは熱帯に限られており、
アジア東部と南部、それにアフリカと南アメリカに多く、日本が北限とされているのだ。
(小型の笹類の北限は、サハリン)。
冬季が寒冷だったり、降水量の少ないヨーロッパや北米では、大型に育つ竹類の自然分布は、




散策道には小さな木橋も。



青空に映えて。



石灯籠の先にも石仏群が。



陽光の射し込まない空間も。



こちらは陽光が射し込み。







竹林越しに「休耕庵」を。



竹の葉の囁きも聞きたかったが、この日は風もなく・・・。
視覚のみならず、風が竹林を通り抜ける際のざわめきは日本人の耳には心地よく響き、風情を
感じさせるものとして俳句や和歌などに歌われ、多くの文学者、画家などの想像力を刺激してきた。
旧環境庁の​ 「残したい日本の音風景100選」(​京の竹林)
感性を象徴するものの一つとも言えるのであった。



石仏群。建武元年(1334)創建の銘が。





手向けられた花はヒメヒオウギズイセン (姫檜扇水仙)であろうか。



青々と天に向かって真っ直ぐに伸びる竹林を眺めていると、この場所は心洗われる空間、時間
なのであった。



雑草の姿は全く無く。
竹は繁殖力が強いうえ、成長が速く地表への日光入射を妨げるため竹藪には他の植物が
生えにくく、竹が密生した独自の景観を作ると。林床には竹の葉だけが一面に広がるが、
一般の樹木の葉のように黒っぽくならないため、竹林全体がほの明るい印象となることが多い
と、ウィキペディアより。



そもそもなぜ竹には節があるのだろうか。
インターネットで調べてみると、
『「竹は、高く伸びるために節がある」と書かれたサイトが多く見受けられた。
竹の節について研究した大学の発表によると、「竹は中身が空洞で、ところどころに節を持つ
ことが知られているが、多くの植物の中で竹だけがこうした特徴を有しており、互いに隣り合う
節と節の間隔が、ある一定のルールに従うよう絶妙に調節され、結果として、野生の竹が
『軽さ』と『強さ』を併せ持つ理想的な構造を『自律的に』形成している」と。
この自然が生み出すバランスが竹を高く伸ばし続け、その集合体を「竹林」と呼ぶ と。』
そしてこんな文章も。
『ロシアの作家アントン・チェーホフは、人生を竹に見立てて、「大きな出来事は竹の節であり、
節と節の間にある生活の連続こそが人生である」と語ったそうです。何げない日々を繰り返す中で、
あるとき節目がやってきて重要な選択を求められることがあるかもしれません。
人のライフスタイルや価値観の多様化が加速していく令和の時代。節目を迎える時期もひと
それぞれでしょう。節に辿り着いた時に一息ついて、過去の節目を振り返り、「よし!」と
気合いを入れてまた歩みを進める。その積み重ねが、心豊かな人生を送る秘訣なのかも
しれません。』と。
オリンピックそしてコロナ禍が終結した下で、その後の価値観の多様化が加速する中で、
新しい人生の節目を迎え、残された人生を更に楽しみたいのであるが、如何に・・・。



「竹の庭」の散策を終え出口へと向かう。



孟宗竹ではなく、細い竹の群生場所も負けじと。



「報国寺」の墓地。



屋根には草が生えた木と竹のコラボの脇門。



本堂の石段の横の細い石の坂道を下る。



「迦葉堂」前でモミジ葉が輝く。



モミジ葉も竹林の葉にも負けじと青空に映えて。



陽光に反射する苔を狙ったが・・・。



以前に頂いた「鎌倉三十三観音霊場 第十番 報国寺」の「聖観世音菩薩」の御朱印。
「大悲殿」は「聖観世音菩薩」がいる場所の意味。
特に御朱印を指定しない場合、こちらの御朱印になるようであった。



駐車場横の山は「歴史的風土特別保存地区」。



「歴史的風土特別保存地区指定図」。
鎌倉市内にはオレンジ色の場所が拡がっていた。



この槇の老木は下葉が枯れていたが、頑張って欲しいのであった。



そしてこの日のシメに「報国寺」の薬医門の「山門」を振り返る。



そして車に戻り、鶴ケ岡八幡宮、建長寺、円覚寺の前を通過し、大船駅近くを通り
帰宅したのであった。

                              ・・・​ もどる ​・・・

                   ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.05.19 16:14:49
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