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なんて疲れないバイクなのだろう。電子制御のサスペンションが効いているのか。ひと月を超えるツーリングもなんてことはなかった。
帰宅してからもうだいぶ日数が過ぎてしまったが、書き留めたい。
期間は8月の下旬から9月の下旬まで。行きのフェリーでの宿泊を除けばすべてテント泊である。自分をほめてあげたい。
集計すると経費は16万円程度だった。切り詰めたのは食費。
走行距離は本州の走行も含めて8,000km弱となり、出発前にエンジンオイルを交換しておいてよかったと思う。
実は出発前に、2万km点検をしてもらえないかディーラーと相談したのだが、してもらえなかった。その時のオドメーターは18,000km余だったが、走行距離ではなくディーラーが忙しいというのがその理由である。仕方ないのでエンジンオイル交換を自分でやったのである。
8,000km弱を走っての燃費は26km/リットルを超えた。排気量の割にはいい方の部類に入るだろうか。
前後のタイヤもほぼ新品状態で出発することとなった。
フロントは出発の二週間前に約16,500kmくらいで交換した。この距離まで使用できたことは驚きだった。
リアは交換せずに出かけようと思ったが、出発の三日前の水曜日にリアタイヤの空気圧をチェックしたときに、やけに低いことに気づいた。パンク修理を自分で行ったことがあり、そこからの空気漏れかと考えた。
結果的に、出発前日の金曜日に交換することができた。もし交換しなかったら、北海道内で寿命を超えていただろう。8,000km弱も走行するとは思わなかった。
タイヤの交換はディーラーでは行わず、桶川市の「レーシングマックス」でやってもらった。定休日の水曜日に空気圧の以上に気づいたので、木曜日に店舗に電話連絡をしたところ、金曜日に作業してもらえることとなった。ありがたかった。ディーラーではこうはいかないだろう。一週間はかかる。
暑さでバイクに乗っていくことが嫌だったので、ホイールをバイクから外して車に積んでいった。
空気の漏れはごく小さな穴が原因だった。裁縫用の針が刺さったくらいの小さな穴。以前のパンク修理箇所からはエア漏れはなかった。
ツーリング出発直前にバイクのトラブルが見つかると、やはり焦ってあまりいい気持ちはしない。
長いツーリングなのでいろいろな経験をした。
ひとつは脱水症になってしまったこと。これは不覚だった。日帰り入院を必要としたが、次の日は普通にバイクに乗ることができた。
そして、気温が4℃の朝があったこと。9月の初めである。露に濡れたテントを撤収しながらやけに寒いと思いバイクの電源を入れたらこの気温だった。群馬県の真冬の朝の気温である。標高が高いキャンプ場だったからだろう。秋装備しかなかったので寒い思いをした。
また、長いツーリングだったが、雨でキャンプ場で停滞したのは二日だけだった。雨具を着たのは2回だった。
帰宅の次の日からバイクの点検の予約をしていたので、ディーラーまでバイクを乗っていかなければならず、朝から洗車に忙しかった。
20,000km点検では、冷間時に行うバルブクリアランスの点検調整があるので、バイクをディーラーに一泊以上預けなくてはならない。今回の点検では一週間の入院を要した。以前なら一泊の入院で済んだ。
20,000kmの点検を約25,000kmで行ったこととなる。
タイヤを交換してから11,000kmくらい走行したので、約3ヶ月でかなりすり減ってしまった。来年の夏の前に交換となるのだろうか。どうしても必要なものは仕方がない。
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