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三船敏郎が近藤勇を演じる。ずいぶんとうがたっている感じがするが、歌舞伎と同じで実年齢とかけ離れた役を演じるのが当たり前というか、大物でなくては近藤は演じないという不文律があったのかもしれない。 出演者が豪華で驚いたが、もっとも驚いたのは、芹沢鴨が三國連太郎だったこと。なるほだ、だからNHKの大河ドラマ「新選組!」で佐藤浩市が演じたのか。親子二代で芹沢鴨だったのだ。 上洛から近藤の処刑までを描いている。最後に近藤の首が飛ぶのは斬新だった。
2021.10.30
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「ビッグコミック」の公式サイトに、「【訃報】白土三平氏 岡本鉄二氏 ご逝去」という告知が掲載された。 なくなってすぐの告知ではなかったのは、岡本鉄二さんの容態が思わしくなかったことと、近親者のみで葬儀を終えてから発表しようという気持ちがあったからなのだろう。 子供の時に、アニメの「サスケ」は見ていたし、「カムイ外伝」も見ていた。 のちに「サスケ」の原作を読んで、アニメでは描かれなかった結末に衝撃を受けたものだ。 思えば、歴史や武術に興味を持った原点の一つが白土作品だったのかもしれない。 中学生の時、「カムイ伝」を読んだときの衝撃は忘れられない。被差別部落の存在を知らなかったこともあり、江戸時代にはこんなことがあったのかと思ったが、それが今でも続いていることを知って驚いた。そういうものがない地域に育ったので、実感としては、なぜ差別するのか理解できない。 興味を持った方には、カムイ伝講義 (ちくま文庫) [ 田中優子 ]をお勧めする。これを読んで初めて穢多と非人の違いがわかった。 いろいろなことを思い出させる訃報だった。 残念だ。
2021.10.27
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パナソニックのブルーレイレコーダーを使っているが、中段右側のスキップボタンなどが反応しにくくなった。 電池切れかと思ったが、電池を替えても改善しない。角度が悪いのか、本体の受信側に問題があるのかといろいろためしたが改善しない。 これはリモコンに問題があるのだろう、買い換えなくてはならない、と思った。以前、エアコンか何かのリモコンがなくなって買い換えたことがあった。結構な値段がしたのだが、その後なくなったと思ったものが出てきたことがあった。 ある程度の出費を覚悟して検索したら、なんと安い互換商品があった。 買ってみたら、何の問題もなく動く。ただ、純正品とはボタンの位置が違うので、慣れるまで時間がかかりそう。 リモコンで思い出したが、数年前、職場のイベントで、公共施設で映像上映をしたことがあった。 担当だったので何度か現地に行って係員と打ち合わせをしたのだが、当日になって、DVDプレーヤのリモコンがないことが発覚。手間のかかる本体のボタン操作でどうにか乗り切った。 終わってから係員に聞いたら、「皆さん不便だとおっしゃいます」と言うだけ。リモコンだけ買えばいいのではと言うと、「そんなことができるんですか」と驚いていた。 買えるかどうか問い合わせもしていなかったのだった。
2021.10.22
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第10話『冬の青の日傘』 元は夢野久作の「空を飛ぶパラソル」。読んだことがないので、粗筋が書いてあるサイトを探して内容を確認した。 「報道」「正義」に関する問題が、動画サイトの再生回数をあげることに血道を上げる主人公の姿を通して描かれる。 その前に現れた新聞記者の女が主人公の姿勢に疑問を投げかけるが、その女も怪しく、その正体は、なるほど、と思わせる。 全10話というのは最初から決まっていたらしく、オープニングとエンディングに登場するイッセー尾形が「若者には未来がある」と強調して終わる。 もっと続けて欲しいと思うシリーズだった。 公式サイト
2021.10.20
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第9話『雪おんなの風』 小泉八雲の「雪女」。 舞台を現代にした、「雪女」の後日談。 雪女が去った後、残された父と子はどうなったのか、など考えたこともなかった、このドラマはそこに目を向けている。雪女の姿は出てこない。 もちろん話は大きく変わっていて、山に入った息子は不審な男と出会う。 幼少期から、母親の不思議な能力を受け継いだのか、危機を避けることができていた、ということになっている。 怪異譚では終わらず、現実的な話で終わる。 山の中の男は、元ジャニーズJr.で、今はジャニーズ所属の俳優になっている長谷川純だった。 公式サイト
2021.10.19
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第8話『少年と舟』 森鴎外の「高瀬舟」。 舞台を現代にし、舟を少年鑑別所に置き換えている。 弟殺しの容疑をかけられている少年の話よりも、その少年の鑑別を行う大人の話が中心。少年に接することで二人の心に変化が生まれる。 「高瀬舟」をうまくアレンジしている。元の話も護送役の同心の心情に重きが置かれていたはず。 見ているときは気づかなかったが、男の方は、元「光GENJI」の佐藤アツヒロだった。 公式サイト
2021.10.18
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第7話『外科室のある洋館』 泉鏡花の「外科室」が元なのだが、これは元の話を読んでいないのでよくわからない。 かつて二人の間に何かあり、その秘密を抱えたまま生きてきた二人。 秘密は秘密のまま終わり、悲劇なのかどうかよくわからないまま終わる。泉鏡花の世界はこうなのだろうと思わせる雰囲気はある。 公式サイト
2021.10.17
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第6話『稲荷坂の秘密』 谷崎潤一郎の「秘密」を脚色。 舞台を現代に置き換え、うまくまとめている。最後はちょっとあっけない。秘密は秘密のままで終わる、とか、視聴者には女の正体が明かされるが、男にはわからないままというのでもよかった。 しかし、原作の設定を生かすとしたら、こうなるしかないのか。 公式サイト
2021.10.16
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第5話『二百十日の二百十段』 夏目漱石の「二百十日」の設定を高校に変えた話。 山に登れない不条理を、どうしても屋上に登ることができないという設定に変えている。 もともとが物語としては不条理なものなので、ドラマも合理的な説明はないまま終わる。 驚いたのはその撮影法。 二階の売店からさらに屋上を目指すところで気づいたが、全編ワンカットで撮影している。どうやって撮影したんだろう。 そこに驚いた。 公式サイト
2021.10.15
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第4話『罪と罰の散歩者』 江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」を脚色したもの。 屋根裏を歩くわけではなく、双眼鏡で団地の隣の棟の住人の生活をのぞき見するうちに、ある不幸な女に目をとめる。 その女を救おうと犯罪に手を染めることになるのだが、思いもよらないけっかを迎えることになる。 今時、屋根裏を歩き回るより、外からのぞき見る方が現実的。現代的アレンジとして悪くない。 主役は少し年長の人。 公式サイト
2021.10.14
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第3話『注文が多い店には気をつけろ』 タイトルでわかる通り、宮沢賢治の「注文の多い料理店」。 設定はかなり大胆に変えてある。 地元の有力一族であることで周囲を支配する二人の少年。中学校なのだろうか。 この二人が、山の中の料理店探訪に行き、「注文の多い料理店」そのままの、次々に注文を出す料理店に行き着き、注文に従って最後まで行くのだが、結末は全くのオリジナル。 主役の二人はかなり年齢が低い。台詞の中にも「子供」とあった。 公式サイト
2021.10.13
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第2話『メロスを待つ男』 これは太宰治の「走れメロス」の設定をそのまま使い、メロスではなく、メロスの身代わりとして牢に入れられたセリヌンティウスの三日間を描く。登場するのは、セリヌンティウスと看守の男のみ。牢内での二人のやりとりだけで物語が進む。 看守はセリヌンティウスの行動が理解できずにいたが、次第に心を開いていく。 その過程に無理がない。 公式サイト
2021.10.12
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家でWOWOWに入ったのでどんな番組があるのか探していたら、こんなのがあった。 ジャニーズJr.が近代小説に新解釈を加えたドラマを演じるというもの。 どんなものか見てみたら、なかなかよくできていた。 とにかく映像はきれいだ。第1話『クモの糸』 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。地獄を少年刑務所に置き換え、蜘蛛を猫にしている。 「蜘蛛の糸」と違うのは、何度か少年刑務所から出入りすること。結末も違う。 大胆な着色だ。 公式サイト
2021.10.11
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制作は三船プロダクションだが、出演者が、三船敏郎(金で腕を買われた浪人)、石原裕次郎(役人に恨みを持つ渡世人)、勝新太郎(元は医者という謎の男)、中村錦之助(生真面目な役人)と、東宝、日活、大映、東映を代表するスターの共演。こんな映画があったとは。 三船敏郎の好きな素浪人者。 三州峠の茶屋を舞台に、偶然居合わせた人間同士の関係、一体何のために主人公はここへ来たのかという謎、と、サスペンス要素も絡めた物語。 話は面白いのだが、例によって画面が暗いことが多く、小声で話すシーンが多くて台詞が聞き取りにくいところがある。 こういうところをもっと改善してくれていたらなあ。 ヒロインは、たまたま主人公が連れて行くことになった浅丘ルリ子。もう一人は茶屋の娘。この人は誰だかわからなかったが、調べたら三船美佳の母親だった。 屋内以外は野外ロケ。できは悪くないんだけどねえ。なんか残念。
2021.10.07
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「半地下」というと、ドストエフスキーだったか誰かのロシアの小説にあった、地下室で働く人々がわずかな隙間から外の世界を見ている話を思い出す。「地下」と「貧しさ」はリンクするものらしい。 話はよくできている。謀略の限りを尽くして富豪の家に家族で規制するあたりは、「そんなにうまくいくかね」と思うが、なんとなくそんな疑問を押し切ってしまう。 いつその生活が破綻するのか、ということに興味が移っていくのだが、絶体絶命の危機を乗り越えたかと思うと思いがけない危機があり、さらに、まったく予想していなかった結末を迎える。 体に染みついたものから逃れることはできず、社会的な階層の違うものは同じ世界にはいられないのだ。 全編にエネルギーがあふれている。見応えがある映画だった。
2021.10.06
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井上靖の自伝小説を映画化したもの。自分と母親との間にあったわだかまりや自分の家族、母の晩年を描く。 子供の時に、血縁のない女性に育てられ、母親に捨てられたという思いがあったが、それについて、認知症の症状が現れ始めた母親に確認したり、母親がどんな考えで自分を預けていったのか、妻から聞かされたりして真実を知る。 最後の方は、娘とも和解してなんだかハッピーエンド過ぎる。あんなに家族で語り合うものなのだろうか。 ただ、母親に認知症が進行し、環境の変化について行けなくなったり、徘徊が始まったりしたあたりからは、別の家族の問題が現れ、これはこれで大変だ。 主人公にかなりの収入があるから乗り切れた、とはいえるだろう。 映像がきれいな映画だった。
2021.10.05
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これは2017年に一度見ている。そのときの感想を読み直したが、今回も全く同じ感想だった。 その時の感想はここ。
2021.10.04
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これは全編を見たことがなかった。 相変わらずハラハラドキドキの連続だが、冒頭は主人公の少年時代になっており、帽子の由来などが描かれている、 第1作の「アーク」というのが何なのかわからなかったのに比べると、この「聖杯」の方はまだわかる。 キリスト教社会ではことさら説明する必要がないような有名なものなのだろう。 ショーン・コネリーがなかなかいい。 主人公が躊躇なくドイツ兵をどんどん殺すのには驚いたが、殺さなければ殺されるのだから仕方がないか。 「暴れん坊将軍」だって、悪い君主の家来だと言うだけでバタバタ斬り殺されてしまっているもんな。
2021.10.03
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