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月曜九時からの「西遊記」。 見る前からドキドキ。 武藤社長をはじめ、全日本プロレスのレスラーが何人も出るのだ。 ちょい役かなあと思っていたら、なんと武藤社長は重要な役で、出番も多いし、台詞も多い。 どこかでとちるんじゃないかと、見ているこっちがはらはらドキドキ。 それでも貫禄で無事に済ませ、めでたしめでたし。 ああ、よかった。 荒谷の小芝居(というほどでもないか)なんて気が気じゃない。 うれしいし楽しいけれど、見ている方としては心臓に悪い。 みんな体が大きいこともあって、存在感はばっちり。今度は妖怪役で出して欲しい。 話の方は、沙悟浄のかつての恋や一行の仲間意識が描かれ、山場もある。 ただ、最後の方で、せっかくキント雲で上空から敵を探しに出かけたはずなのに、結局ぞろぞろみんなで歩いて井戸に現れたのはつながりが悪かった。 また、再び水が流れ出す場面は、クライマックスとして必要だろう。 これって、東南アジアで同時期放送だということだから、これが全日本プロレスの海外進出のきっかけになったりしないだろうか。 などと夢想してハッとした。 台湾でも放送するということだが、中国人が見たらどう思うだろう。 店の中の張り紙が、簡体字だったり繁体字だったりして統一がとれていない。「辛的程度」という文字が見えたが、「辛い」は中国語では「辣」を使うのが普通ではないか? また、道教を信仰している人たちは、あの老子には驚いたり腹を立てたりするのではないか、と心配になってしまった。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.31
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テレビドラマの「西遊記」を二日続けてみた。 日曜日は最終回。え? 始まったばかりだろうって? いやいや、フジテレビのものではなく、東京MXテレビで放送されていたもの。 あの、夏目三蔵の「西遊記」の第一部が放送されていたのだ。 しかも、日曜夜八時という、昔と同じ時間帯。 夏目雅子さんがお坊さん姿で現れると、つい手を合わせてしまう。 きれいだったなあ。 今回は一度目の最終回。前にも見ているのだが、最後の、天竺までは遠いというところしか覚えてなくて、見てびっくり。中身がぎっしり。・天竺についたら人間になれるということで、お供の三人が先頭争いでけんか。・沙悟浄に婚約者がいた。・猪八戒に生き別れの妹がいた。・偽物の大雷音寺が出てきた。・孫悟空はいやになってお釈迦様に頭の和をとってもらい、故郷へ帰ることにした。 ということで、今なら、それぞれで一話作るだろう、という中身の濃さ。 今見ると、特撮などずいぶんちゃちなのだが、昔はこれで十分面白かったのだ。 放送は1978年で、もう28年も前! 中身が面白かったことに加えて、あのころは、中国に対する漠然としたあこがれがあったこと、ゴダイゴの主題歌がよかったことも人気の原因だった。 特にゴダイゴの歌は新鮮だった。まあ、ガンダーラと天竺は違うんじゃないのか、という疑問はあるが、そんな疑問を吹き飛ばす勢いがあったのだ。 私はこのドラマまで西田敏行をしらず、印象の残ったのだが、この後忙しくなったためか、第二部では猪八戒は左とん平になったのだった。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.31
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出演者のところでビックリ。「チャン・ツィイー」はローマ字では「Zhang Ziyi」となっていた。 私はこの人のことを全く知らず、「ツィ」だから「cui」か「zui」なのだろうと思っていた。「zi」なら「ツー」だ。 調べたら、漢字では、「章子怡」なのだそうで、やはり「チャン・ツーイー」の方が近い。映画会社の人が、耳で聞いて聞き間違え「チャン・ツィイー」にしてしまったのだろうか。 同じようなことは、主演のジェット・リーにも起こっていた。 漢字では「李連杰」で、「Li Lianjie」だから「リー・リエンチエ」なのだが、なぜか「リー・リンチェイ」になっていた。 海外で活躍するようになってから「ジェット・リー」になったが、このほうがすっきりしていていい。 物語の方は、ワイヤー・アクションとCG満載で、迫力はあるが、武術的な面では物足りない。 「少林寺」のころのような、肉体だけを使ったアクションを見せてもらいたいものだ。 もっとも、それでは観客が満足しないのかもしれない。 映像は美しく、大がかりで、広大な砂漠地帯をうまく利用している。 屋内でも、鮮やかな色の布が大量につり下げられていたりして、同じ監督の「菊豆」を思わせる。 昔は、中国映画、香港映画といえば素朴なものが多かったのだが、今や日本なんぞ軽く追い越してハリウッド並なのだ。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.31
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全国学力テストの結果を、学校評価に結びつけようという意向があるそうだ。(記事) 特に大きな反対の声も聞かれない。不思議なことだ。 これが学力テストではなかったらどうだろう。 「全国合唱コンクールを実施して、その結果を学校評価に結びつける」と言ったら、「そんなことを言っても歌が苦手な子供もいる」という声が挙がるだろう。 「全国統一運動能力テストを実施して、その結果を学校評価に結びつける」と言えば、「運動の苦手な子供も多い」となるはずだ。 ところが学力テストでは、「勉強の苦手な子供も多い」という人はいないようだ。 誰もが同じように勉強ができるに違いない、という思いこみが世の中を支配しているように見える。 学力テストの結果で学校評価が行われるようになれば、勉強のできない子を排除しようとする傾向が生まれるのではないだろうか。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.30
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倦怠期を迎えた夫婦(佐野周二・原節子)の日常生活と小事件。 1956年というのはこういう時代だったのか、という点が興味深い。 冒頭で、佐野周二は背広を着てネクタイもしている。出勤するのかと思うと、その後の会話で日曜日だということがわかる。 ジャイアント馬場さんの若い頃の試合を見ると、客席の男は背広姿が多いのを思い出す。 普段着というのがないのだ。 では、家でくつろぐ時は何を来ているかというと、寝間着だ。 今では、家に帰ると寝間着姿、などというのは、磯野波平さんとのび太のパパぐらいだろう。 妻は美しく頭もよく気が強く自尊心が強い。 同じ作りの借家が並ぶところに住んでいて、隣に越してきた少し若い夫婦(小林桂樹・根岸明美)との交渉や、飼っているわけではないがエサをやっている野良犬を巡って、近所とのトラブルがあるかと思えば、勤務先では人員整理が行われることになり、身の振り方を考えなくてはならない。 問題が解決して終わるのではない。解決しないまま終わる。 ただし、夫婦は二人で一緒に歩いていくのだろうと予感させる終わり方。 音楽が不思議で、借家にいるときは、ピアノの独奏の音楽が流れる。 あとはない。商店街で、街で流れている音楽が聞こえるくらい。 姪が香川京子。目がくりっとして若くて、いかにも新しい世代の女性という雰囲気だった。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.30
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現在は新潮文庫に収められているが、新潮社の単行本で読んだ。2000年4月15日発行。 渥美清に気に入られ、アパートに遊びに行ったり、訪ねてこられたりする仲だった著者が、自分が直接知る渥美清について書いたもの。 著者との関わりが中心なので、とうぜん、著者自身を語ることにもなっている。 思い入れたっぷりというわけではなく、距離を置いて観察していたようなところがある。 記憶だけに頼っているわけではない。著者は、詳細な日記をつけているという話は何かで読んだ記憶があるが、気になることについては記録しておくことにしているらしい。 たとえば、「渥美清からの電話はこなくなった。あるいは、ぼくも忙しく、書きとめなかっただけなのか。」(p241)という文章でわかる。 それまでは、電話があると、そのことを書きとめておいたわけだ。 もちろん、何もかも記録しているわけではないので、あやふやなところもある。 「たしか「不知道《フチイダオ》」といったその作品のことは殆ど忘れている」(p78)という文章もある。「不」は「フウ」ではなく「プウ」だが、それはそれとして、ドラマの内容に驚いた。 なんと、渥美清は劉連仁を演じたことがあったのだ! すでに故人である渥美清を懐かしみ、持ち上げるという本ではない。 冷静に、正直に書いている。 たとえば、「谷幹一は善人であった。一方、渥美清は、まちがっても善人ではない。」(p28)と言い切る。同じページには「自分にとって必要な人とのみ付き合っていた」ともある。 エゴイストで、用心深い性格なのだ。 渥美清が友人として付き合ったのは、関敬六と谷幹一だけらしい。 著者とは仕事のつきあいはほとんどない。だからこそ渥美清は親しくしたようだ。 もちろん、著者自身も渥美清が気に入っていたのである。ただし、その理由の一つには、渥美清が上野生まれの東京者だということがあるだろう。 おそらく、渥美清が地方出身者だったら、ここまでは関わろうとしなかったのではないかと思う。 渥美清、というより田所康雄の経歴については、ほとんど知らない。本人から聞いたことが書いてあるが、それが本当のことかどうかわからない。 ただ、アルファベットが読めなかったというのは、その経歴の一端を伺わせるエピソードだ。著者は「太平洋戦争中でも、日本の中学では英語を教えていた。」(p32)と書いている。敵性語として排除していた、というのが嘘であることは、高島俊男も書いている。 「日本の喜劇人」の頃とは違って、たいていのコメディアンは鬼籍に入っているので、婉曲な表現はしない。 渥美清が、伴淳三郎にいやがらせをされていたこと、ハナ肇を「第二の伴淳三郎になると思う」「植木等の方が人気があるけど、それでも、ハナの方が政治家だ」(p68)という批評など、当人の存命中には書けなかったろう。 著者自身もハナ肇にはあまりいい印象を持っていない。 「演技の才能、ドラマーとしての才能はないのだが、きわめて日本的な〈ふところの深い〉統率者として振るまおうとしているのが、ぼくにはわかった。才能の不足を人徳で補う利口者というべきか。」(p124)という評価が辛辣だ。 錦之助の「沓掛時次郎 遊侠一匹」に出たのは、錦之助の希望だったというのには驚いた。 この映画、画面は風景で、台詞だけが聞こえてきて、その声が渥美清そっくりだなあと思っていると、渥美清なのでびっくりした記憶がある。 そういうことだったのか。錦之助は、スターとして持ち上げられながらも、東映以外にも広く目を向け、世界を広げようとしていたのだ。さすがだ。 評伝でもなく追悼でもなく、渥美清を語っているような著者自身を語っているような不思議な本なのだが、一気に読んでしまった。 その書きぶりをどう表現すればいいのか。 と思いながら、別冊付録になっている小沢昭一と著者の対談を読み、小沢昭一の表現に感心した。 こう述べている。「渥美ちゃんは幸せですよ。こうやって、ねちっこく書いていただいて。」 そう、ねちっこいのである。しかし、それがぜんぜん嫌みではない。 表記には特徴がある。 引用は必ず〈〉でくくる。そしてそれがしょっちゅう出てくる。 そのため、「〈芸の筋がよ〉いタレントを」(p279)という表記があったりする。厳密なのだ。 「でずっぱり」は漢字を使って書くと「出突っ張り」だとはじめて知った。(p21) 「捲土重来」に《けんどじゅうらい》とルビを付けている。(p144)誤りではないが、わざわざルビを付けているところをみると「けんどちょうらい」とは言わない人らしい。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.29
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テレビ局が主な舞台で、番組収録中に起こった事件を解決する話。 今回は、トリックよりも、出演者が気になってならなかった。 重要な登場人物として、フードコーディネーターの女性が出てくる。 この人に見覚えがあるのだが思い出せない。 テレビを見ながら、新聞のテレビ欄を見たが、名前が書いてない。 エンドクレジットによると、須藤という人らしい。しかし、思い出せない。 気になってならないので、番組の公式サイトを見に行き、須藤温子という名前を確認して検索。 事務所によるプロフィールを見てあっと驚いた。 「なごり雪」のヒロインだったのだ! ああ、あの少女だったのか! 女優として活躍している以上、「雪子」で止まっているわけにはいかない。こうして成長していってしまうのだ。 本人によるブログもある。写真満載。 今回の出演者では、もう一人、銀粉蝶が印象に残った。 デヴィ夫人を思わせる登場人物を演じているて、「タイガー&ドラゴン」の時とは別人のようだった。 俳優ってすごい。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.29
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驚いた。まさか、である。新日関連で、信じられないような記事が二つも。 一つは、「ブラック・キャットさん急死」。 全日で言えば平井のような、実力のある脇役として活躍し、レフェリーに転身してからも元気な姿を見せていたのに。 まだ51歳。 急性心不全ということだが、新日をめぐるゴタゴタが命を縮めてしまったのではないかと思えてならない。 そしてもう一つ。 「“ケロちゃん”も新日に別れ」 プロレス雑誌にも連載を持ち、新日の顔として活躍していたのに。 全日ファンの私としては、かつては、全日の悪口を言ういやなやつだったのだが、最近はそうでもなくなっていた。 「自分の心の中にある大切な物が守れなくなったから」というのはどういうことなのだ。 リングアナウンサーの一つの型を作り上げた人である。 私自身は、彼のように、自分を押し出すアナウンサーは好まないが、新日らしくはあった。彼のファンも多いはず。 日刊スポーツの記事が詳しい。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.29
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晶文社。1979.5.10 江戸時代に外国に漂着し、歴史に名を残した人物といえばジョン万次郎しかしらなかった。 漂流した人もそんなにはいなかったのだろうと思っていた。 ところが。 漂流者はたくさんいたし、帰国した人もまた少なくないのだ。 のちに「にっぽん音吉」と呼ばれるようになる人物も、天保3年(1832)に尾張から出帆し、遭難。時に十四歳。 十四ヶ月後に北アメリカに漂着したとき、十四人の乗組員のうち、生き残っていたのはわずかに三人。そのうちの一人。 原住民にとらえられたが、白人に救出され、日本との交渉に利用されることになる。 当時の日本が鎖国していたことよりも、アメリカやイギリスが彼らをどのように利用しようか、という思惑のために翻弄され、九州出身の四人の漂流者とともに、やっとの事で江戸まで来たが、砲撃され、追い返される。モリソン号事件である。 名前だけ知っていたモリソン号には、こんな面があったのだ。 日本に帰国させるだけなら長崎に連れて行けばよかったのだが、モリソン号はそうしなかった。そのために、帰国の道を閉ざされてしまったのだ。 いわば、彼らは利用価値がなくなったために放り出され、自力で生きていくことになる。しかし、そのまま埋もれてしまったわけではない。 変転の後、上海を拠点として、漂流者の帰国の手助けをするのである。 一人二人ではない、その数は二桁に上る。 何のことはない、中国船に乗せてもらって長崎に入港すれば帰国できたのだ。 そうやって帰国した人たちが大勢いたのである。 鎖国ではあったが、海外での生活を経験した人たちがかなりいたのだ。 驚きだった。 さらに、音吉は、一度は日本語のできる中国人のふりをして、もう一度は日本人音吉として、通訳のために日本を訪れているという。 何という人生だろう。 異郷にあっても日本への思いは消えず、ヨーロッパへ向かう使節団に会いに行って助言したりしている。しかし、日本にいたときの身分が低かったということで、彼自身を重く見る者は少なかったようだ。 彼と二度会った福沢諭吉の書き残したものを見ると、冷ややかであったようだ。 著者は、情熱を持ちながら、思いこみを排し、非常に多くの資料を検討して執筆している。注釈も詳細で厳密な態度である。 調べて書く、というのはこういうことなのだ、というお手本となる。 音吉は、聖書の日本語訳に協力していて、その訳文が「ゴザル体」になっている、これについては、「筆者にとっては、ゴザルは平田篤胤の国学講述でなじみのある文体である。それは江戸後期に盛行し、明治初年になっても言文一致として流行を続けた啓蒙主義の文体といっていい。」(p87)と述べている。これは「ゴザル体」を絵解き文に結びつける思いこみへの反論なのだが、感情に流されず、きちんと時代背景をとらえる姿勢がうかがわれる。 九州出身の漂流者が、オランダ船に託して、日本の家族に出した手紙が引用されている。(p149) その中には「ニツホン」とある。「ニホン」ではない。 音吉は、帰国することなく異郷で生涯を終えた。 検索したら、昨年(2005年)に、その遺灰が故郷に改葬されたそうだ。 ここでその様子を見ることができる。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.28
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自民党愛媛県連総務会長の篠原実県議のPCからファイルがいくつも流出したのだそうな。「愛媛県議のPCがWinnyウイルス感染、3万人分の有権者名簿などが流出」という見出しで報道されている。 愛知県には縁もゆかりもないのでどうでもいいのだが、よくわからないことがある。 まず、「流出が確認されたのは1月23日朝で、家族からの連絡で判明したという。」というのだが、家族からだれに連絡があったのだろう。 県議にだろうか。 しかし、こうして記事になっている以上、公的機関に連絡があったと考えるべきだろうか。 また、流出したファイルの中には、「支持者の子供の教員採用試験において県教委幹部への「口利き」や、地元銀行への就職において頭取への働きかけを行った文書も含まれていたという」というのだが、これは、県議本人が発表したものなのだろうか。 記事では、そのあたりが全くわからない。 謎である。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.27
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蕎麦屋の暖簾。 長いこと、何という字なのかわからなかった。 「蕎麦」のくずし字なのかなあ、と思っていたが、それにしては字がそれらしくない。 大人になって、ある時、これは「楚者」の草書体だと何かで読んで、やっと疑問が氷解。 明治になってカナの字体が統一されたときに採用されなかった字体の一つなのだ。 いわゆる「変体仮名」。 蕎麦屋の店先で生き残っているのである。 念のために書いておくと、この暖簾には、「者楚生」と書いてある。 横書きなら「生楚者」になるはずだ、と思う人もいるだろうが、これは横書きではない。日本語には、伝統的に、横書きの習慣がない。 これは1行1文字で縦書きで書いてあるのである。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.26
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全日本プロレスの武藤社長の社長就任3周年記念パーティーが開催されたそうだ。 日刊スポーツの記事が、社長就任後の業績を紹介している。 そして、気になる今後。 「10月か11月には、04年2月以来約2年半ぶりに日本武道館大会を行う計画もある。」という。 そして、和田京平レフェリーが「今年は必ず武道館でやる」と言い切ったそうだ。 前回の武道館のメインは川田だった。川田は、必ず武道館に帰ってくると約束した。 頼む、武藤社長。川田を呼んでくれ。楽天ブログランキング←クリックしてください
2006.01.25
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久しぶりに、もと新日の小原道由の消息を知った。 河野のブログに写真入りで紹介されている。 今は、人の治療をする仕事をしているのだ。 もともと、柔道をやっていた人なので、柔道整体師の資格でも持っているのだろうか。 全日本プロレスにも参戦したことがある。 2001.5.20の後楽園ホール。 後藤達俊とのタッグだった。 プロレスラーが、プロレスをやめてからも元気でいてくれるのはうれしいことだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.24
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「脱ズボン宣言!? パンツ丸出しで“地下鉄ジャック”」という記事の中に、こんな文があった。「ズボンを脱いで地下鉄に乗った8人の男たちが、治安びん乱容疑でNY市警に出頭命令を受けた。」 まずひっかかるのが「8人の男たち」。「8人」とあるのだから、複数だと言うことはわかるのに、なぜ「男たち」と書くのか。言葉の無駄遣い。こういうのを「馬から落ちて落馬する」というのだ。 「七人の侍たち」ではなく「七人の侍」、「三匹の子豚たち」ではなく「三匹の子豚」という方が自然だろう。 英語に複数形があることに毒されているのか、わざわざ「たち」をつけたがる人がいるのは残念。日本語を大切にしよう。 「治安びん乱容疑」と言われても、ピンとこない。「びん乱」ってどういう字だったかなあ、と調べたら「紊乱」と書くのだ。なぜ「紊乱」と表記しないかというと、「紊」が常用漢字に入っていないからなのだろうが、かえって不親切だ。 「びんらん」という語を使いたいなら「紊乱」と書けばいい。読めないのでは、と思うなら「紊乱(びんらん)」と書いた方が親切。 今回、「紊乱」を調べて得た知識。 「紊」を「びん」と読むのは慣用音で、漢音は「ぶん」だった。 「紊乱」のかわりに「攪乱」を使っては? と思って辞書を引いたら「攪」を「かく」と読むのも慣用音で、漢音は「こう」だった。 知らなかった。 「紊乱」からすぐに「攪乱」を思いついたわけではない。 実は、角川類語新辞典をJUSTSYSTEMが商品化した角川類語新辞典 for ATOKを引いたら出てきたのだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.24
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私は毎日午後11時過ぎに帰宅する。仕事のためだ。 昨日、いつものように帰宅し、入浴などをすませ、さあ、「水戸黄門」のビデオを見ようと思ってテープを巻き戻したら、いきなりニュースが始まった。 何だ何だ、と思ったらライブドアの社長が逮捕された、というもの。 そのニュースのために「水戸黄門」の放送は10分間遅らせるという。 冗談じゃないよ。 録画した、「水戸黄門」の最後の10分が切れている、ということじゃないか。 ホリエモンの逮捕など予想されたことだろう。なぜわざわざ通常番組を変更してまで報道するのだ。 スポーツ報知の記事によると、臨時番組に切り替えた局が多いそうだ。 その中で、そんなことをしなかったらしいテレビ東京は偉い! 視聴者を裏切らない、というのはこういうことだ。 これが、大地震のような人命に関わることなら別だ。今回の事件は、人名ではなく「金」にしか関わらない。そんなにお金が大事か? 今回の「水戸黄門」は、かつての格さん・伊吹吾郎と「新選組!」や「タイガー&ドラゴン」で私の目を引いた浅利陽介がゲストだったのだぞ。 ホリエモンを擁護する気は全くない。好きになれないタイプの男だ。 逮捕されても驚きもしない。 彼のせいで大損する人も出るだろうが、同情する気にはなれない。それこそ自己責任だ。 しかし、こういう男を、クイズ番組載レギュラーにして知名度を上げることに貢献したテレビ局や、政治家にふさわしいとおもって応援した政党は、責任を感じてもらいたい。詐欺の片棒を担いでいたのと同じなのだから。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.24
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七人も合格しちゃったんだって! 何でって? 「全日・新人公開オーディション」で。 コジログによると、自己アピールで物まねをした人までいるそうだ。うーん、物怖じしないやつだ。 カズのブログにもこのことが書いてある。 カズは、同情で直接指導に当たっているらしく、指導者としての立場から合格者を見ている。 こうしてプロレスは動いていくのだ。 プロレスというのは、終わりのないドラマなのである。 今回合格した練習生の中から、チャンピオンを脅かす選手が出てきたり、一度は逃げ出しても他団体でデビューして逆上陸したりするのだろう。 一度は全日本プロレスの入り口をくぐった、ということが財産になりますように。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.23
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「釣りバカ日誌」というのを見たことがない。時代劇仕立てだというので見てみた。「釣りバカ日誌」を全く知らなくても面白い。 ダチョウ倶楽部、三倉茉奈・佳奈の登場する、落語でいえば「枕」からにぎやか。 偶然の出会いから庄内藩に仕官できた浪人・浜崎伝助(西田敏行)のお気楽ぶりが「無責任」シリーズの植木等のようだ。 年齢不詳の主人公で、若いのか中年なのかわからないが、若いという設定なのだろう。 怠け者で遊ぶことしか考えていない男が、「夜目が利く」という特技だけで家老の危機を救い、めでたしめでたし。娯楽時代劇の本道である。 松竹としても力を入れているらしい。市川團十郎が出てきたときにはビックリした。 ヒロインは黒木瞳。婚礼の場面だけちょっとミュージカル仕立てだった。どうせならもっと歌ったり踊ったりしてもらえばいいのに。 妹(酒井法子)と家老の腹心(山田純大)の間にも……というところだが、まあ、あっちもこっちもというわけにはいかないか。 ずっと面白く見たのだが、「合体」は品がない。もっとさらりと描けばいいのに。そこだけが残念。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.23
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第1回と第2回を見た。マンガが原作なのだそうだ。 「喰いタン」というから「哭きの竜」のようなマージャンの話かと思ったら、「食いしん坊探偵」の略なのであった。 東山の演技を見るのはNHKの「元禄繚乱」以来。 この人、浅野内匠頭にぴったりなのだ。 現代物を見るのははじめて。ジャニーズの象徴的な存在になっている東山が二枚目の役だったら嫌みだが、コミカルな役だった。 こういうのは難しい。 「軽妙」を目指していながら結局はふざけているだけ、というものになりがちだが、そうならずに済んでいる。 コミカルな面も持つ探偵ものというのは、松田優作の「探偵物語」が嚆矢だろう。もっとも、その前に映画「最も危険な遊戯」「殺人遊戯」があって、その延長線上に「探偵物語」があるのだ。 コミカルなものこそ演技力が必要とされるのである。 推理ものなので、あまり筋にはふれないでおく。 音楽はいい。 クラシックをアレンジして使っている。 第1回はあれこれにぎやかだったが、第2回は、ほとんど「ボレロ」をアレンジして使い回し。あとは「ワルキューレの騎行」ぐらいだった。 この方が、すっきりしていい。 小学生の息子もおもしろがってみているようだ。 公式サイト楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.22
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土曜日は終日雪。午前中に灯油を買いに行き、ついでに買い物をして帰宅し、あとは、雪かきを2回した以外はずっと家にこもりきり。 ということで、『北越雪譜』から「雪蟄《ゆきこもり》」を。 送りがなは現代語の本則に合わせて修正してある。 ルビは省略してある。()の中は割り注。 およそ雪九月末より降り始めて、雪中に春を迎へ、正、二の月は雪なほ深し。三、四の月に至りて次第に解け、五月に至りて、雪全く消えて夏道となる。(年の寒暖によりて遅速あり。)四、五月に至れば、春の花ども一時に開く。されば雪中にあること、およそ八か月、一年の間雪を見ざること、わづかに四か月なれども、全く雪中にこもるは半年なり。ここをもつて家居の造りはさらなり、よろづのこと、雪を防ぐを専らとし、財を費やし力を尽くすこと、紙筆に記しがたし。農家はことさら、夏の初めより秋の末までに五穀をも収むるゆゑ、雪中に稲を刈ることあり。そのせはしきことの千辛万苦、暖国の農業に比すれば百倍なり。さればとて、雪国に生まるる者は、幼きより雪中に成長するゆゑ、蓼の中の虫辛きを知らざるがごとく、雪を雪とも思はざるは、暖地の安居を味はへざるゆゑなり。女はさらなり、男も十人に七人はこれなり。しかれども、住めば都とて、繁華の江戸に奉公すること年ありて後、雪国の故郷に帰る者、これもまた十人にして七人なり。胡馬北風に嘶き、越鳥南枝に巣くふ、故郷の忘れがたきは世界の人情なり。さて、雪中は廊下に(江戸にいふ店《たな》下)雪垂《ゆきだれ》を(かやにてあみたるすだれをいふ)下《くだ》し(雪吹《ふぶき》をふせぐため也)、窓もまたこれを用ふ。雪降らざる時は、巻いて明かりをとる。雪降ること盛んなる時は、積もる雪家を埋めて、雪と屋上とひとしく平らになり、明かりのとるべきところなく、昼も暗夜のごとく灯火を照らして、家の内は夜昼を分かたず。やうやく雪の止みたる時、雪を掘りて、わづかに小窓を開き明かりをひく時は、光明赫奕たる仏の国に生まれたる心地なり。 このほか、雪こもりの艱難さまざまあれど、くだくだしければ記さず。鳥獣は雪中食なきを知りて、雪浅き国へ去るもあれど、一定ならず。雪中にこもりゐて朝夕をなすものは、人と熊となり。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.22
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トラックバックによってアダルトサイトへ誘導しようという、悪質な行為で迷惑していたが、楽天が対策に乗り出した。 「トラックバックスパムの対策について」というタイトルで報告している。 やればできるのだ。 各管理者が、任意に制限をかけられるようになることを期待する。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.21
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廣済堂。1982.10.25初版。1983.12.15第3刷。 歴史学者である著者が、主に戦国大名のエピソードをつづる。 第1部「戦国群雄をめぐるエピソード」、第2部「信玄・謙信をめぐるエピソード」、第3部「信長・秀吉・家康をめぐるエピソード」に分かれている。 興味深い話を集めて、という趣旨はわかるのだが、「戦国時代」というのがけっこう長期間で登場人物が多い上、縁戚関係が複雑に絡み合っているので、なんだかよくわからない。 かといって、武将それぞれ寿命が違うので、単純に時代順に並べることもできない。 正直なところ、歴史的な真実を述べたところよりも、「家康が三人いたという奇説」(p237)が面白かった。 隆慶一郎が好んで用いた、世良田二郎三郎がなりすましたという説は、古くからあるものだったと始めて知った。 もちろん、著者は、考証の上、それを否定している。もっと珍説奇説を紹介した方が「おもしろ読本」らしくはなったと思う。 なるほど、と思ったのは、黄金への意識の変化。「黄金を、内心ではほしがりながら、表面それを卑しむという一般的風潮は、じつは、江戸時代半ばからはじまったものなのである」(p235)という。 したがって、秀吉の黄金の茶室は、成金趣味で嫌みだと切って捨てることはできないのだ。 こういうことをもっと紹介して欲しかった。 また、この本が書かれた時代を思わせる表現も印象に残った。「現代のドライ娘や、よろめき夫人ならば、軽蔑するのが当然であって」(p178)。 「ドライ娘」も「よろめき夫人」もすでに死後だ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.21
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原作は山本周五郎(「おごそかな渇き」所収)。読んだことがある。確認しようと本を探したが見つからない。おぼろげな記憶をもとに判断すれば、話の展開は、ほぼ原作通り。 牢から出てくる男のために「おでん燗酒」の店を用意したような気がするのだが、記憶違いか。映画のように、荒物屋の方がいい。 話を盛り上げるなら、勇吉が人足島から逃げた男ではないか、という疑心が一家に起こったり、長屋からとやかく言われたり、ということがあってもいいのだが、そういう緊迫感は持たせない。 淡々と話は進む。 画面は総じて薄暗く、江戸時代の長屋の雰囲気。どぶ板までかなり欠けていて生活感たっぷり。 山本周五郎の世界をそのまま映像化するとこうなる、という見本だ。 出演者の岸恵子は、歯切れのいいおかみさんにぴったり。 うじきつよしが長男だったが、ずいぶん若いときの息子ということか。 勇吉が原田龍二だったのには驚いた。助さん、こんなこともやっていたのか。映画化の記事を見て、出演者を知ったときに、この役は山崎裕太だろうと思っていた。 いつも居酒屋にいる長屋のやもめ三人集が、江戸屋小猫、コロッケ、中村梅雀。梅雀が梅之助そっくりになっていて驚いた。前から似ているとは思っていたが、似すぎている。 飲み屋の親父が、今はなき、春風亭柳昇。この人の飄々とした語り口が好きだった。「タイガー&ドラゴン」に出ていた春風亭昇太の師匠である。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.21
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昨日は終日ほとんど横になっていたので、取りためていた「怪奇大作戦」を、放送済みの第3話まで見た。 今、東京MXテレビで、水曜日の午後11時半から放送しているのだ。 「壁ぬけ男」「人喰い蛾」「白い顔」の3作。 懐かしい。そうだ、こんな主題歌だった。なんと、小林昭二はこれにも出ていたのか。勝呂誉や松山省二も出ていたのか。 出演者で覚えているのは岸田森だけだった。この人は、不思議な存在感があって、「怪奇大作戦」というタイトルにぴったりだった。 この人は、この番組での印象が強く、以後、この人を見るたびにこの「怪奇大作戦」の人だ、と思っていた。 「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」は何度も再放送されたが、これはほとんどなかったのではないか。 「壁ぬけ男」の、階段の踊り場で、敵が潜っていき、そこを足で踏んでかたいのを確かめる場面は、予告編で見た記憶がある。 幼少期のこととていつ放送されていたのかあいまいだったが、今回確認したら、「DVDウルトラQ」→「ウルトラマン」→「キャプテンウルトラ」→「ウルトラセブン」→「怪奇大作戦」という順番だった。 「ウルトラセブン」の次に「キャプテンウルトラ」かと思っていた。何となく、「ウルトラセブン」の終わりの方は疲れているようで、円谷プロが手を引いて東映が乗り出して「キャプテンウルトラ」になったのかと思っていたのだ。(子どもの頃は、「キャプテンウルトラ」も同じ会社が作っていると思っていた)←たしか、「怪奇大作戦」を漫画化したものがあったはずだ、と思って検索したら復刻されていた!楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.20
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「インフルエンザかも?」ということで、医者に行って、待ち時間に読んでしまった。 先日、ほかの病気でほかの医院に行って児童向けの本を三冊よんだばかり。診察はどちらも5分もかからないのだから、これでは何のための医者がよいかわからない。 さて、この本はというと、立川志の輔の落語の「まくら」の部分だけを集めて一冊にまとめたもの。 「旅」に関するものだけ集めてある。旅行談。 「旅まくらのまくら/キューバ、ブエナ・ビスタ/UFOの町の宇宙博物館/インドで志の輔も考えた/高知―点と線/北朝鮮のガイドさん/葬儀で落語を/ローマ、イスタンブール、駆け足の旅/雪や広島/夜空とピラミッド/落語会は中止/特別収録 志の輔・昇太、メヒコ漫才」という演目。 このうち「落語会は中止」は出かけずに終わった話。 本編に入る前のちょっとした話のはずなのにかなり長い。 国内ばかりか、キューバ、エジプト、北朝鮮と各地に足を運び、自分の目で見たことだけを語っている。 社会体制がどうの、ということは、軽く流している。 そんなことを言い出したら「やぼ」になってしまう。 読んだ方としては「へえ、そうなんだ」というところで終わる。 落語会で話したのをそのまま文字に起こしてあって、場内から笑いが起こったところには(場内笑)と書いてある。爆笑の時は(場内爆笑)。 文字で読んでも面白いのだから、実際に会場で聞いたらもっと面白いのだろう。 寄席に行ったことがないし、落語を生で聞いたこともない。 そのうち行ってみようかな、と、本の中身とは関係のないことを考えた。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.19
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メキシコからアメリカへの不法入国をビジネスにしているグループ・通称「コヨーテ」が、国境パトロール隊を殺害するため、人を雇おうとしているという記事『米国境警備隊の殺害で秘密合意か 「コヨーテ」が監視強化に激怒』を読んで驚いた。 そうだったのか。 以前、「新・探偵物語(2) 国境のコヨーテ」を読んだとき、作者の小鷹信光が、登場人物の一人に「コヨーテ」というあだ名を付けただけだと思っていたのだが、そう呼ばれている組織があったのだ。だから「コヨーテ」だったのだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.19
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昨日、いつも通りに出勤。 昼食後、寒気がしてきた。熱を測ってみると、37.8度。 すぐにも帰りたいところだが、夕方、書類を渡して説明しなくてはならないことがあるので、そうもいかない。 とにかく、相手が来るのを待って説明し、帰宅。 実は我が家には受験生がいる。 「風邪らしいので早めに帰ってきた」と言ったら、妻に「よそに帰ればいいのに」と言われてしまった。 今日は、朝食後熱を測ったら37度。 昨日よりは楽になったが、仕事は休むことにして、とりあえず医者へ。 先日はほかの医院へ行って、待ち時間に子ども向けの本を3冊読んだ。 今日は、文庫本を一冊読むほど待った。 医師の話では、風邪のようだが、インフルエンザかもしれないという。 インフルエンザの予防接種はしたのだが、そのため、軽く済んでいる可能性がある、ということだった。 帰宅して昼食を取り、薬を飲んで、横になり、取りためていた「ウルトラマン」を見る。 「恐怖の宇宙線」。実相寺監督のもの。 落書き相手に科学特捜隊が苦戦するという、よくまあこんなものを考えついたと感心する話。 子どもたちはウルトラマンに向かって「帰れ」と言うのだ。 最後のシーン。無心に落書きを書く子どもたちの姿に「ムラマツ・キャップの心は真っ暗になった」と、石坂浩二のナレーション。 ウルトラマンを見たり、うつらうつらしたり。 こういうときには、樹村みのりの「病気の日」(「ポケットの中の季節」「悪い子」所収)を思い出す。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.19
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「一太郎で青空文庫」に岡本綺堂「三浦老人昔話」を追加。 以前、底本と同じものが手に入り、読んだことがあった。 一太郎ファイル化しながら読み直した。 半七老人に紹介されて知り合った三浦老人に江戸時代にあった話をきかせてもらう、というもの。 捕物帳ではないので、「こんなことがありましたっけ」というだけで終わる。 町屋の話よりも、旗本などの出てくる話が多い。 人が殺される話もあるのだが、淡々とした語り口で陰惨さはない。 この世そのままで、合理的な世界ではないので、一件落着めでたしめでたしとはならない。 殺され損で終わってしまうのもある。 しかし、これはこれで江戸時代の実相に近いのではないかと感じさせる。 もちろん、「青空文庫」で読むことができる。 「三浦老人昔話」はここ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.18
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といってもクリント・イーストウッドの映画ではない。 日本のテレビ番組。それも時代劇。 我が家では千葉テレビを見ることができる。その千葉テレビで毎週火曜日の午後、放送しているのだ。 最近気づいて見るようになった。 懐かしい。 調べたら1973年の番組だった。 連発銃を持つ鉄砲の旦那(夏木陽介)、爆薬使いの雷の旦那(竜雷太)、剣の達人の埃の旦那(渡哲也)の三人の用心棒と、マネージャー役のすっぽんの三吉(坂上二郎)が、各地で用心棒として雇われ、事件を解決する。 金のためだけに行動するようなドライな感性はなくて、人助けのためにただ働きというのもしばしば。 前年に放送されていた、三船敏郎主演の「荒野の素浪人」に続く、ウェスタン時代劇なのだ。 時代考証なんて必要としない、枠を突き抜けた番組だった。 その前の「荒野の素浪人」も好きで、続けてみていた。 坂上二郎は、「荒野の素浪人」では「スッポンの次郎吉」で、「荒野の用心棒」に三船敏郎演じる峠九十郎が現れた時、「次郎吉じゃないのか」と聞かれて、「次郎吉は兄でございます」と答えていた。 三人の組み合わせでいろいろ話がふくらむはずだったのだろうが、途中で、渡哲也は翌年のNHK大河ドラマ「勝海舟」の主演が決まってしまい、そちらのスケジュールを優先するようになって出番が極端に減ってしまった。 その代わりなのか、流れ星のおりん(篠ひろ子・当時は篠ヒロコ)がミニのコスチュームで活躍。 「荒野」とついているとおり、町中が舞台になることはまずない。 採石場のような、切り立った崖のある山の中で派手にドンパチやる。 スーパー戦隊の戦いの場所のようなところ、と思えばいい。 ああ、こういうのもが作られていた時代があったんだなあ、こういうのをおもしろがってみていたんだなあ、としみじみ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.18
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「銭形平次捕物控 (13)」 【野村胡堂】「土への愛着」「お由良の罪」「矢取娘」「唖娘」「青い帯」「辻斬」「弥惣《やそう》の死」「月の隈《くま》」「お吉お雪」「仏敵」 いずれも殺人事件。女が犯人というのもある。 トリックを生み出すもとについては、巻末の随筆「銭形平次打明け話」で正直に書いている。 今まで「吐月峰《はいふき》」と「火吹き達摩」を混同していた。 「はいふき」は、たばこ盆についている筒だった。「マチンを食わされた」(p26) 「マチン」はそういう名の木で、その実から殺鼠剤などをつくったそうだ。「車井戸」(p230) 滑車式の井戸。「浅黄色の絹をくけた#[「くけた」に傍点]腰紐」(p254) 「くける」は縫い目が表に見えないように縫うこと。「天馬、手振りの賦役《ふえき》の激しさ」(p311) 「天馬」「手振り」ともに意味がよく分からない。辞書を引くと「手振り」は従者のことらしい。「木鼠小僧はやはり許してもらいたいのである。」(p313) 「木鼠小僧」がわからない。「木鼠」はリスのことだが、「りすこぞう」では盗賊らしくない。「むささびこぞう」かと思ったが、そのまま「きねずみこぞう」と呼ぶのかもしれない。「駅路《えきろ》の研究者」(p316) 鉄道かと思ったが、「駅路」とは宿場のある道のこと。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.17
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私が週に一度は行っている、近所のスーパー銭湯に「今月の入浴標語」というのがあって、脱衣所に張ってある。 今月は「注意され 反省できない 裸の王様」というもの。 ルールを守らない客が多いのだろう。 と、同情したが、おい、ちょっと待てよ。これって標語なの? 標語というのは、こうしよう、ああしようという呼びかけの言葉のはず。 まさか、みんなで「裸の王様」になろうというわけではあるまい。 これはただの川柳だね。 以前は、「他人の子も 一言注意 快適湯」なんてのがあった。これなら標語だね。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.16
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14日の「ウルトラマン・マックス」は「怪獣は何故現れるのか」。 出演者の名前に見覚えがあるな、と思ったが、誰だったか思い出せない。 見ていてやっとわかった。 なんと、「ウルトラQ」に出ていた人たちなのだ。 話の中でも、「ウルトラQ」の撮影の時にあった出来事、というのが出てきて、それが現在につながっている。 感心したのは、「ウルトラQ」撮影当時に怪獣が出てきたときの映像。 特撮を、「ウルトラQ」風にしていて、いかにも合成らしくなっている。 今の技術を使えば、もっと自然に見せられるはずなのに、それをしていない。 あまりの懐かしさに見入ってしまった。 二枚目だった佐原健二は二枚目らしく年をとり、三枚目だった西條康彦は三枚目らしく老いている。以前、映画「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」の特番で西條康彦を見たが、たしか俳優はやめているということだった。しかし、台詞がしっかりしている。 「怪獣は何故現れるのか」。 この問いに、佐原健二演じるSF作家(昔は俳優で「ウルトラQ」に出演していた、という設定になっていて、いわば本人が本人を演じている)は明確に答える。 「人間が怪獣の出現を望んでいるからだ」。 その通りなのだ。 人間が望んでいるから怪獣が出現し、町を破壊し、ヒーローが登場するのだ。 円谷プロが自分たちのしてきたことを否定しているわけではない。 むやみに昔を懐かしんでいるわけでもない。 40年たって、やっと答えを見つけ出すことができたのだ。 番組の最後に、「ウルトラQ」に出ていた3人が一緒になり、なんとも言えない笑顔を見せる。 私は見ていて幸せな気持ちになった。 公式サイト楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.15
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後楽園ホールの入り口前には、各団体から花が。ビッグマウスからもあった。 中にはいると、見覚えのある若いスタッフがいた。細いめがねをかけたひげの生えた人。全日から移ったのだろう。 会場は、北側のステージの席はつくらず、カーテンで遮り、その前にスクリーン。 試合開始前に、プロジェクターで今までの記者会見の様子などを流した。 試合中も、試合の映像を映していたが、リングが明るいのでほとんど見えなかった。 試合に先立ち、宮本が挨拶。 3年後の武道館を目指すと強調。 リングサイドには林ドクターがいた。 リングアナウンサーは、流星という氷川きよし風の若い人。歌手らしい。第1試合 高西翔太 VS 石川雄規 レフェリーは姉崎吾郎。久しぶりに見た。 高西のデビュー戦。 思えば、去年の四月、おなじ会場で、全日の練習生として紹介されたのを見たのだった。 いきなり石川の張り手から始まり、高西は腰が引けるかと思ったが、果敢に攻めていった。声もよく出ている。 石川はうまく試合をリードしてもりあげ、最後はスリーパーでタップさせた。 試合後も高西の手を挙げて健闘をたたえ、土方といがみ合っていた頃が嘘のようだ。第2試合 相島勇人 VS 池田大輔 アナウンサーが「三十本一本勝負」と言ってしまって笑いが起こる。失笑や嘲笑ではなく和やかな笑い。 久しぶりの相島だ。相島びいきは私だけではないらしく、盛んに声援が飛んでいた。 グランドも攻防もあればラリアットもあり、オーソドックスな展開。 最後は、相島が、池田の脇固めを返そうと前転したところを、池田がうまく押さえ込んで三つ入ってしまった。 相島はきちんと池田に礼はしていたが、悔しそうだった。第3試合 ターザン後藤 VS ブルー・ジャスティス 試合前に、青木氏とターザン後藤のコント(?)が移る。 ターザンの店開きに、青木氏がブルー・ジャスティスからお祝いを預かっていったが、香典袋に入っていたので後藤が激怒する、というもの。 同行した社員が何度も「カシンから」と言ってしまうので場内笑い。 先に入場したのはジャスティス。帽子のような形の、青いマスクをかぶっている。カシンのはずなのだが、どうも違う。カシンよりも小柄で細身だ。 誰だろう。 コーナーに立って敬礼ポーズをして見せたりする。 続いてターザンの入場。 ターザン後藤一派の若手らしいのが一緒についてくる。本人は深くフードをかぶり、顔を見せない。 コールを待たずにジャスティスがドロップキックを放って試合開始。 始まってすぐ、ジャスティスが仮面を取ると、その下にはカニの仮面が!「カシンじゃなくてごめん」と言っていたが、浪花の登場に場内大喜び。 先日のインディーサミットで復活したとは聞いていたが、再びその姿を見られようとは。 試合は、ターザンの手下が乱入してメチャクチャ。浪花が痛めつけられる。 しかも、ターザンは本人ではなく偽物。 後から本人が現れた。 では、カシンは、というと、いつのまにか南側の通路に立っていて、隣で石狩がカシンのバスタオルを掲げて見せている。 しかし、リング上の連中は気づかず、石狩がリングに近いところまで行ってタオルを掲げたのでやっと気づき、石狩に襲いかかる。 カシンは会場横の通路からリングに向かい、石狩は客席で痛めつけられる。 レフェリーもリング下に落ちていて、無法状態。 「これが王道か」と厳しい声が飛ぶ。 カシンは偽ターザンを捕まえるとリングにあげてたたきのめし、倒れていた浪花をその上にのせ、リングサイドにいた青木氏を引っ張り上げて無理矢理マットを三つたたかせた。 一度は「ジャスティスの勝ち」とコールがあったが、「ノーコンテンスト」に訂正された。 ターザンが直前に故障してしまったためにこういう展開になったのか。第四試合 大森隆男・越中詩郎 VS 木村浩一郎・橋本友彦 橋本は、ターメリックの助っ人として参戦したときに見たことがある。 大森と越中も久しぶり。 たしかに、この二人は馬場さん時代を知っているので、王道復古の助っ人として呼ぶ名目は立つ。 試合は可もなく不可もなし、というところ。 橋本が、木村ごとジャーマンで投げて見せ場を作るが、なかなか攻略できない。 木村と橋本は、もっともっとがむしゃらに向かっていかないと差は縮まらない。大森・越中の敵ではない。第五試合 天龍源一郎 VS 宮本和志 宮本は、坂口道場のTシャツをきて登場。 東側花道には、懐かしい天龍応援団の幟が翻る。 セコンドに保坂の姿があり、会場からも「保坂だ」と喜びの声が上がっていた。確か、去年のNOAHの東京ドームの時も天龍のセコンドについていたはず。 宮本のデビュー戦、そして一週間後に天龍率いるWARに挑んだ試合。 あれからどれぐらい成長しているのだろうか。 天龍に比べると、まだ宮本は線が細い。 しかし、臆することなくチョップを打っていく。一発はのどに入って天龍も動きが止まった。 宮本は、ストレッチ・プラムやシャイニング・ウィザードまで出して天龍を攻める。 宮本が、攻められて倒れるときに、前のめりに倒れ、頭が天龍の左肩にあたったあたりから、天龍の動きが鈍くなる。 安定感はもちろん天龍の方が上なのだが、天龍は額から流血して横になっていたりする。ドクターが心配して見に行った。 宮本も踏ん張ったが、最後は53歳を食らってカウント3。 試合後、「これが今の僕です」と率直に挨拶。 花道の椅子で観戦していた石狩と一緒に引き上げると、カーテンの後ろから河野が顔を出した。 三人で客席に向かって手を挙げてから消えた。 会場は、客席として用意したところはほぼ埋まっていた。 次回の興行も決まっていて、ハインズが参戦するそうだ。 この陣容なら後楽園ホールではやっていけるかもしれないが、武道館は遠い。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.15
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今頃になってやっと見た。原作は読んだことはない。 「風林火山」というタイトルは勇ましいのだが、山本勘助(北大路欣也)は由布姫(加藤あい)が大好き! といううじうじした話が中心になっている。 後の武田信玄(松岡昌宏)を助けて天下を狙うという面はあまり表に出てこず、裏で武田家の家庭問題を処理しているように見える。 由布姫が失踪した場面は、結局何だったのかよくわからない。勘助の思いを描く場面ではあるのだが、あれでは自害した侍女がかわいそうだ。 部下となった足軽頭との信頼関係などをもっと描いて欲しかった。 テレビ朝日と東映の制作で、「子連れ狼」と同じスタッフがかかわっていると思われる。 北大路欣也はもちろん、夏八木勲も松岡昌宏も東映の演技なのだが、加藤あいだけどこかずれている。うまい下手ではない。強いて言えば、彼女だけ東宝の演技とでもいおうか。 映像の面では文句なし。 広々とした屋外での撮影が多く、画面に広がりと奥行きがある。 合戦の場面も、テレビドラマにしては敵も味方もたくさんいた。公式サイト楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.15
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医院の待合室で読んだ。 内容は、「カラリンおばけ」「もちのすきなやまんば」「ようかいのおんがえし」「山おやじとよるのクモ」「ようかいのすみかへいったさむらい」「うしおにのでるはま」「『しゅのばん』のばけもの」「三つ目の大入道」「あだちがはらのおにばば」「かりうどとおばけ虫」「藤太のムカデたいじ」「ごはんをたべないおよめさん」「ちゅうにうかぶかんおけ」「ひとつ目のおに女」「しゅてんどうのくび」。 妖怪の出てくる民話・伝説を、子ども向けに書いたものだが、内容の改変はしていないようだ。 このうち、「あだちがはらのおにばば」は妖怪とは言えまい。 「しゅてんどうのくび」を」読んで、始めて、酒呑童子がもとは人間だったことを知った。 モテモテの色男だったのに、女たちの思いが凝縮されたものの力で鬼になってしまったのだそうだ。 もし、もてない男だったら鬼にならずに済んだのだろう。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.14
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偕成社。1981年09月 医院の待合室にあったのを読んだ。 小学五年生の少女が主人公で、少し複雑な話。 東京が舞台だが、二十年以上も前の作品なので、子どもが一人で出かけることへの制約や、父親の態度など、「ああ、昔はこういうこともあったな」と思わせる。 親への反抗と受容を経験して、少女が、自分で意識しないで成長するという話。仲のいい友達との距離感など工夫されている。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.14
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岩崎書店。1984年05月 近所の医者へ行ったときに、待合室にあったので読んだ。 短い、絵の多い、すぐに読める童話。 全校で児童が十二人しかいない学校の、「てんぐ先生」というあだ名の先生が主人公。 「さよなら」と呼びかけるのは児童ではない。 もう二十年以上前の作品で、今ではこういう話は理解できない子どもが多いのではないだろうか。 もちろんいまでも地方にいけば、こういう学校はあるだろう。 しかし、大人も子どもも、観念の世界には都会しか存在していないような記がしてならないのだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.14
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先の三冠戦後、小島を襲い、VM入りを表明した諏訪間に対する対応が発表された。 見出しを並べると、「小島 2・3諏訪間制裁だ」「小島2・3対戦要求、諏訪間を鉄拳制裁」「小島 諏訪間に2・3直接制裁」ということで、アクションに応えて小島が乗り出す。 無視して格の違いを見せつける、という態度も考えられるのだが、VMに対抗する新しい小島中心のユニットを作る、という流れになっていくのではないだろうか。 カズはかたいところで、後は、カズつながりで嵐、諏訪間をライバル視する雷陣あたりか。 参謀役には平井がいい。 さて、他団体ネタだが、新日で契約更改保留が続いている。 新日のギャラで満足できないレスラーが全日に来る可能性はない。 ただ、邪道と外道は、大量離脱の後、全日に来るのでは、と思っていたのに新日でがっかりした思い出があり、ちょっと気になる。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.14
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遠い昔、和泉雅子かだれかでテレビドラマ化されたような気がするのだが、検索してもわからなかった。 菊川怜は顔もきれいだし、踊り始めて陶酔したような表情になるところがいい。 この人、「私の青空 2002」で青森の女性を演じたのを見たが、方言もうまかった。 話はまだ始まったばかり。大金持ちの家に召し抱えられるようになるまでがややわかりにくい。 故郷での許嫁とのあれこれや、鼓の名手三九郎(堺雅人)との恋など、内容は盛りだくさんだった。 堺雅人は、「新選組!」の山南のイメージが強くてどうしても重ねてみてしまう。 この人、「実録・小野田少尉」の時は、普通の現代青年だったんだけどなあ。 古風な雰囲気を漂わせているところが、時代劇に向いている。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.13
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日本で使われている割り箸は、日本の山林の間伐材を利用したものよりも、中国からの輸入品が多いとは知っていた。 わざわざ割り箸生産のために木を切り倒していたようだが、いよいよそれもできなくなり、「日本の割り箸がピンチ、中国側が大幅値上げを要求」ということだそうだ。 今まで通り、割り箸を消費しようというのであれば、有料にすればいいだけのことだ。消費者は、どうしても必要なら有料でも欲しいと言うだろう。 割り箸は有料が当たり前、という状況を作り、次には輸入を禁じればいい。 国内の間伐材の利用が促進され、山林が生き返り、林業が少しは復興する。山が蘇生すれば漁業にも好影響があるというではないか。 そもそも、飲食店で割り箸を使うのがもったいない。 牛丼の吉野家は、昔は塗り箸を使っていたのになあ。 割り箸の使い捨ての方が、塗り箸を洗浄するより手間がかからないから割り箸にしたのだろうが、割り箸の方がコストがかかることになれば、塗り箸に戻すだろう。 なお、紹介した記事の中に、こんな一文があった。(ここから)いろいろ調べてみると、日本の年間輸入量は約240億膳。膳というのは、割り箸1本のことで、日本の人口で割ると200膳。(ここまで) これは、ほんとうに知らない人は誤解するのでは。 箸は二本で一組。一膳というのは箸二本だ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.13
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「黒ひゲイ危機一発」というおもちゃを巡って、同性愛団体から抗議があったりしたそうだ。 どんなおもちゃかということも、同性愛団体にも興味はない。 以前から「危機一発」が気になっていた。「黒ひげ危機一発」という商品名だ。 なぜ「危機一髪」ではなく「危機一発」なのか。 おそらく、開発者が間違えたのだろうが、もうずいぶん長いこと売られている。この商品のために間違えて覚える人がいるのではないかと心配になる。 「危機一発」と言えば、思い浮かぶのはブルース・リーの「ドラゴン危機一発」。これも、こちらはおいそれと改めるわけにはいかないのだろうが、なんだか、こちらが恥ずかしくなってしまう。 ついでながら、(記事)によると、おもちゃに抗議したのは、「同性愛や性同一性障害の教職員たちが作る団体」なのだそうだ。 ずいぶん職種の限定された団体だな。そんなに同性愛や性同一障害の人がいるのだろうか。 「同性愛や性同一障害の人を支援する教職員の団体」ならありそうだが。 と思ったが、調べてみたら、「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」という、ほんとうに教職員の団体だった。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.13
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ニコンがフィルムカメラ事業を大幅縮小だそうだ。 よく今まで持ちこたえたものだ。 我が家では、私が数年前にデジカメを買って以来、フィルムを使うことはほとんどなくなった。 もちろん、まだフィルムを使った写真には画質は及ばないのだが、手軽さが違う。 先日、妻がタンスを整理したら、フィルムが大量に出てきた。 安かったときにまとめ買いして、結局使わないまま終わってしまったのだ。 使用期限は過ぎているが、おそらくまだ使えるだろう。 しかし、使うことがあるだろうか? おそらくないだろう。 そもそも、カメラ自体が、どこにいったかわからない状態なのだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.13
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小島を襲い、VM入りを表明した諏訪間への事情聴取が行われたという記事が各紙に。 説得されてすぐにひっこめるわけはない。 ふてぶてしいヒール諏訪間でやっていくならそれもいい。 しかし、トップに立つまではまだまだ。小島とは安定感が違う。 で、諏訪間の扱いだが、三冠挑戦などさせてはいけない。 言ったもん勝ちではいけない。 今こそ、川田を呼ぼう。 川田に諏訪間をたたきのめしてもらって、「自分の実力がどの程度か思い知ったか、頭を冷やせ」と思い知らせよう。 その川田だが、ドラゴンゲート出場だそうだ。 武藤社長、川田を呼ぼうよ。 頼むから。 楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.13
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「火遁の術」「狐の嫁入り」「北冥《ほくめい》の魚」「遺書の罪」「二階の娘」「女の足跡」「雪の夜」「吹矢の紅」「白紙の恐怖」「六軒長屋」。 このうち「火遁の術」は読んだことがあり、かろうじて覚えていた。 「二階の娘」は珍しく人が死なない。ほとんどが殺人事件なのである。 いかに野村胡堂といえど、人死にのない事件を作り出すのは困難だったのだろう。 さすがによく言葉を知っており、「粗笨《そほん》な記憶」(p227)などという表現が出てくる。読者もたいてい知っている言葉だったのだろうか。 「そんなしみっ垂《た》れな三下野郎を相手じゃ役不足だ。」(p267)の「役不足」は正しい用法。 自分の実力に対して、役の方が不足している、ということ。「力不足」ではない。 知らなかった言葉。 「烏金《からすがね》を貸してひどい取立てをした」(p323)の「烏金」。 借りた翌日、元金と利息を返す高利の貸し金だそうだ。 巻末の「随筆」は、「ペンネーム由来記」。 その中に、(ここから)「にぎゑびす」に対する「あらえびす」で、更に砕いて言えば熟蕃《じゅくばん》に対する「生蕃《せいばん》」である。」(ここまで)とあった。 これも知らなかった。 「にぎゑびす」は「にしえみし」とも言って、朝廷に従順なえみし。「あらえびす」は帰順していないえみしのこと。 楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.12
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メディアを認識しなくなって修理に出したものの、異常なしということで戻されてしまったIO-DATAのDVR-ABH16A。 12月31日に書いたように、下取りに出そうとしても、DVDを認識しないと言われてしまったので、正月休み中にサポートにメール。 認識できないメディアのメーカーなども伝える。 5日に返事が来て、再検査するので送って欲しいという。 IO-DATAの契約している佐川急便の料金着払いで、ということだったので、日曜日に佐川急便に取りに来てもらって発送。 そして、10日、帰宅してメールをチェックしたら、サポート担当者からのメールが来ていて、「申し訳ございませんが、DVDメディアの認識に異常が確認されました。ドライブを交換ご、再度、検査を行なった上で返却させていただきます。」ということだった。 やはり故障していたのだ。 おそらく、前回はたまたま認識できる問題なく認識できるメディアで検査したのだろ。 新品と交換されて還ってくるのだろ過か? それとも、ぶひんのこうかんだけだろか? いずれにせよ、下取りに出してしまうつもりではあるが、早く帰ってきて欲しい。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.12
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この冬は厳しい寒さながら、私の住む茨城県南部には雪は降らなかった。 そのせいか、寒いのに霜柱ができず、不思議に思っていた。土も乾ききっていたのだろ。 しかし、昨日の朝、起きたら雪が積もっていた。 雪にちなんで、『北越雪譜』から短いのを一つ。 題は「沫雪《あわゆき》」。ルビはほとんど省略してある。(ここから) 春の雪は消えやすきをもつて抹雪といふ。和漢の春雪消えやすきを詩歌の作意とす、是暖国の事也。寒国の雪は冬を抹雪ともいふべし。いかんとなれば、冬の雪はいかほどつもりても凝《こほ》り凍《かたま》まることなく、脆弱なる事淤泥のごとし。故に冬の雪中は、橇《かんじき》、縋《すがり》を穿きて途を行く。里言には雪を漕ぐといふ。水を渉る状に似たるゆゑにや。又深田を行くすがたあり。初春にいたれば雪悉く凍りて、雪途は石を布きたるごとくなれば往来冬よりは易し(すべらざるために、下駄の歯にくぎをうちて用ふ)#[()の中は割り注]。暖国の抹雪とは気運の前後かくのごとし。(ここまで) 「冬の雪はいかほどつもりても凝り凍ることなく」というのは、パウダースノー状態ということだろう。それだけ気温が低いのだ。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.11
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とりあえず、一回目は見てみた。 「西遊記」と言えば、夏目三蔵に堺悟空の世代なので、どうしても比べてしまう。 悟空が三人の弟子の中で最後に加わっていたり、白馬が出てこなかったりして、「西遊記」の設定が大きく変わってしまっている。 おそらく、脚本家は、登場人物のおおざっぱな設定だけしか知らずに書いたのではないだろうか。 ちゃんと「西遊記」を読んだ上で書いたのなら、既成の枠組みを打破することのできる才人だ。 韓国、台湾、香港、シンガポールでも放送するという。中国人はこれを見たら「西遊記じゃない!」とびっくりするのでは。 特に、沙悟浄がカッパというのは理解できないだろう。カッパは日本にしかいない。 中国で制作したテレビドラマの「西遊記」を見たことがある。 孫悟空はまったく猿そのものの顔をしていた。堺悟空版が中国で放送されたとき、「どうして顔が人間なのだ」と思われたそうだ。 悟空がでかいのに最初は違和感があったが、すぐなれた。 香取慎吾も楽しそうだ。 なんと、初回は慎吾「西遊記」初回29.2% 90年以降民放連ドラ歴代6位なのだそうだ。 「西遊記」のテレビドラマ化は、私の知る限りでは4回目。 1回目は堺正章。 2回目は単発で、本木雅弘。三蔵は宮沢りえ。今は伊右衛門で共演してるね。 悟空たちはもとは人間だったのに、悪行の報いで妖怪になってしまったという設定だった。 3回目は牧瀬里穂の三蔵で、これはほとんど見なかった。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.11
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“成人の非”サスケ県議と場外乱闘という記事の末尾がこうなっていた。(ここから)サスケ議員は「式が終わってから騒げばいいじゃないか」とぶぜんとしていた。(ここまで) 日本語ブームということで、出版物やテレビでいろいろ取り上げられている中で、この「ぶぜん」も見たような気がするのだが。 漢字で書けば「憮然」。 この記事では「むっとしていた」というような意味で使っていて、実際、そういう使い方の方が圧倒的に多いのだが、本来は「気落ちする、暗然とする」という意味。 それにしても、「事件は、谷藤市長のあいさつ中にぼっ発した。いすの上に立つなど騒いでいた最前列の新成人のうちの2人が突然、クラッカーを1発ずつ鳴らした。乾いた音が会場内にけたたましく鳴り響く。」のが「ここまでだったら、全国各地で見かける成人式のよくある一風景。」というのだからあきれる。 この記事を書いた人は、どういう感覚の持ち主なのだろう。 なお、同じ事態を伝える記事でも、毎日新聞の「クラッカー鳴らした新成人をサスケ県議が注意」では、雰囲気が違う。 スポーツ報知の方が実態に近いのではないか。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.10
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DVD 定年を迎えようとする、過疎の町の駅長。彼への、周囲の人々の思いと、主人公の、亡き妻、なき娘への思い。 不器用に、愚直に生きてきた男の見本だ。 「国鉄」が民営化され「JR」になっても、同じ使命感で働き続ける。 仲間の小林稔侍はJRから横滑り(天下り?)でリゾートホテルに行くことになっていて、誘いに来るが断る。先のことなど考えていない。 物語の中で流れるのは二日間だけ。 あとは回想。 回想シーンは、赤だけが生きていて、あとは白黒。赤は思い出の色であり、現在につながる色なのだろ。 雪子のマフラーの色だ。 風景は本物。 雪の量に圧倒される。説得力がある。 高倉健は、定年を迎える男らしい風貌。声がかすれていたが、そういう声になったのか、演技なのか。 「東映だなあ」という配役、画面。小林稔侍が高倉健と同等の扱いなのには驚いた。昔なら考えられないことだ。 雪子の広末涼子は光り輝いている。彼女の、少女時代のピークだったのだろう。 ひとつ気になったこと。 繰り返し「テネシーワルツ」が流れる。登場人物が口ずさんだりして。 「テネシーワルツ」といえば江利チエミの歌だ。 若い方のために説明しておくと、江利チエミは高倉健と結婚していたことがある。故人。 監督がそれを知らなかったはずはない。 何か意味が込められているのだろうか。 検索してみたら、高倉健の提案でこの曲を使うことになったのだとか。 亡き妻への思いを象徴する曲、ということか。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.10
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【NHK。2006年1月2日】 ああ、こういうのを今までいくつ読んだ見たりしてきたことか。 先日見た、「なごり雪」もそうだ。 美少女一人に少年二人。繊細で美しくて苦しくて光っていてせつなくて。 みんな頭がよくて感受性豊かで。 もちろん頭がいいことと偏差値が高いことは必ずしも一致しないのだが、だいたいはちゃんと勉強ができて都会の大学に進学しちゃったりするのだ。 夜中にバイクで騒音をまき散らしていたり、コンビニの前で座り込んでいたりはしない。 そういうのは「美しく」ないから。 四十歳を過ぎて、同窓会のために帰郷する和哉(鶴見辰吾)。 回想になると、高校三年生。同級生のカヲル(前田亜季)と付き合っていて、将来も一緒にいたいと思っている。 親友のジーコ(浅利陽介)は頭がよくて皮肉屋。 三角関係ではない。 能天気な主人公は恋人の追いつめられた精神状態にも、親友の苦悩にも気づかない。 大学一年の夏、カヲルは拒食症で入院して……と、回想の中が中心。 もちろん最後は現在に戻り、再会があり、主人公は明日に向かって歩き出す、という、まったくのありきたりながら引き込まれてしまうのだ。 わかっていても最後まで見てしまう。 いわばドラマの黄金律とでもいうか、人を引きつける力を持った設定なのだ。 もちろん、設定だけでは魅力は生まれない。出演者のうまさや、脚本や演出の力もあるわけだが、大事なのは「美少女一人に少年二人」という世界なのだ。 さすがに年をとってから見ると、今まで気づかなかったことにも気づく。 男の目で見ると、「少年二人」なのだが、実は「一人」なのだ。 もちろん、二人の別々の人間として存在しているのだが、見る者にとっては、見る者の中にあるものを二つにして見せてくれている、ということなのだ。 では、なぜ少女は一人なのか。 それは「器」の大きさが違うからだ。 女という器は大きいので、複雑な人格を一つの体にいれることができる。 ところが男は器が小さいので、単純化して二つに分けないと表現できないのだ。 これからもこういうドラマは作られ続けていくだろう。 目にとまると、見ちゃうんだろうなあ。 公式サイト楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.09
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諏訪間が反旗 VM入りというのにはびっくり仰天。 三冠戦後すぐに小島に突っかかり、リングが混乱状態に陥ったとか。 ジャマールとバーナードが抜け、曙もひとまず武藤部屋卒業ということで、新しい話題で耳目を引かなくてはならない。 3日の興行を見て、ケアのVM入り、代わって誰かがROD入りだろうと予想していたのだが、全くの「想定外」。 驚いたねどうも。 デビューわずか1年ながら、独自の風格がある男ではあるが、こんなことをしでかすとは。 プロレスを見ていて感じるのは、「裏切られるのは快感だ」ということ。 「こうなるのだろう」と思っていると、予想以上の展開になって驚かされる。 簡単に言えば「予想が外れる」ということなのだが、「こうなるだろう」という個人的な思いこみは、「こうあって欲しい」という願望になっているので、予想が外れると裏切られたような気持ちになるのである。 そして、それが快感なのだ。 プロレスは終わりのないドラマ。 ファンを裏切り続けるのは大変だろうが、それを続けるのがプロだ。 三冠戦後すぐのアクションで、至高のタイトルマッチが利用された形になったのは残念。 ハッピーエンドでさわやかに会場を後にする、というのが全日のはず。 そう思っていたら、阿部アナも自分のブログで、時代は、悪を求め始めてんのかな?そうだったらちょっと悲しいな…と書いていた。 こういう感性こそ全日本だ。 全日のデザイン担当者のやべっち氏も「失望した三冠戦」と書いている。 全然関係ないんだけどさあ、ライブドア・ニュースでは、記事の末尾に、キーワードでの検索機能がついている。 たとえば、「曙「卒業マッチ」完勝」という記事なら、『「曙」をウェブ検索する』というのがあって、クリックすると「曙」という語に関連するサイトの一覧が表示される。 ところが、「凶器で血まみれ!小島怒りのV6」や「小島3冠V6直後ボコボコ→失神」の記事だと、「小島」や「三冠」じゃなくて、『「V6」をウェブ検索する』になっていて、クリックしてみたら、ジャニーズ事務所のV6関連のサイトばかりが出てきた。そりゃそうだろう。 「健介&中嶋 アジアタッグ王座V3」なら「V3」かと思ったら、こちらは「アジア」だった。 「諏訪間が反旗 VM入り」はと言うと、「大阪府」……。楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください
2006.01.09
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