hongming漫筆

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1999.11.23
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カテゴリ: 江戸時代を知る




 明治二十四年から、江戸時代の記録を残すために、幕府に仕えていた人たちから、江戸幕府の制度がどうなっていたのかを聞き出した記録。
 上巻は、御小姓、御勘定組頭、評定所留役、大奥、目付という顔ぶれ。
 それぞれ、自分の職分に関することは非常に細かいところまで覚えているが、それをはずれるとほとんど知らないのが面白い。幕府の中では、むしろ、いろいろ交流したりできないようになっていたのだろう。
 大奥にいた女性は、十二代将軍家慶の時から大奥にいたというので、随分長い間いたように感じたが、調べてみたら、家慶は1853年まで生きていたのだから、そう何十年もいたわけではない。
 この本で、町奉行、勘定奉行、寺社奉行の違いがようやくはっきり分かった。町奉行と勘定奉行は老中の管轄下にあったが、寺社奉行は大名がつとめ、将軍直属だったのだ。
 ただ、制度についてはこと細かく質問しているが、人々がどのような考え方をしていたのか、どんなことを楽しいと思って生活していたのか、というようなことにはほとんど触れていないのが残念。
 風俗についてもこんなふうに聞き出してくれればよかったのに。





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Last updated  2005.04.01 20:47:35
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