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2002.05.21
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カテゴリ: ミステリ



 1979年から翌年にかけて日本テレビで放送された「探偵物語」の原案。(原作ではない)
 当時大好きだったし、その後再放送も何度も見た。原案者のこの小説があることは知っていたが、雰囲気が違うようなので読まずにいた。
 それが最近文庫化されたので、読んでみた次第。
 ナンシー、かほり、服部刑事、松本刑事と、登場人物の名前を見ると、企画段階から関わっていたことが分かる。とくに、ナンシーとかほりは、俳優の名前そのままなので、出演者が先に決まっていて、それにあわせて設定を作っていったものらしい。
 小説はハードボイルドではあるが、ウェットである。ハードボイルドというのはもっと乾いた感性のものかとおもっていたのだが、この小説はそうではない。
 非常に狭い人間関係の中で話が進んでいく。偶然に見える出会いが多いようにみえるが、それは皆必然だったということになっている。
 最後の方で、なぜ黒崎が撃たれなくてはならなかったのかはよく分からない。
 しかし、なるほどこういう書き方もあるのか、こういう小説もあるのか、と新鮮だった。続編も読んでみようかと思う。
 なお、解説で、主人公が下北沢に事務所をかまえていることを、テレビとの類似点としているが、テレビでは、渋谷である。





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Last updated  2005.04.01 21:37:20
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