hongming漫筆

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2002.06.13
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カテゴリ: その他の読書録




 NHK大河ドラマなどで名前をよく見る殺陣師の書いた本。
 生い立ちから、殺陣師になったきっかけ、これまでの主な仕事などのほか、自ら学んだ武道、主催している刀道について述べている。
 「ドラマによく登場する示現流や北辰一刀流、柳生心陰流なども、その特徴を知らなければ殺陣は付けられません。」(p82)というわけで、自らさまざまな流派を学んでいる。剣術だけでなく多様な武術を学んでいるのだが、「最終的にたどりついたのが中国拳法でした」というのだが、中国拳法についてはほとんどふれていないのが残念。
 現代物のアクションでも、殺陣師の流れをくむ人がスタントを手がけていて、「探偵物語」で名前を見た「十二騎」というのは、著者の門人が独立してつくったものだと初めて知った。
 全編を通して感じるのは、著者の強い自負心である。
 それはそうだろう。テレビ創世記から名のある番組の殺陣を担当し、時には自ら出演してきて、名のある俳優には知られた存在なのだ。
 殺陣の発展のためだけでなく、武道の振興のためにも刀道を創出し、後進の指導に当たっているという。古流武術とは異なる現代スポーツとして広まりを見せるかどうかはわからないが、時代劇が低調な今、文化の継承という面でも貴重である。
 撮影用の日本刀の話のところで、「本身の世界でも、現在世に出回っている合成樹脂の接着剤は、絶対に使いません。」(p65)という。酢酸系の薬剤を使っていて刀身をさびさせるおそれがあるのだそうだ。知らなかった。





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Last updated  2005.04.01 21:37:58
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