hongming漫筆

hongming漫筆

PR

×

Comments

背番号のないエース0829 @ 松谷みよ子】(04/22) 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
hongming @ Re:ブルーレイが再生できない(11/30) 随分遅くなりましたが、やっと試しました…

Archives

2026.06

Keyword Search

▼キーワード検索

2004.04.20
XML
カテゴリ: 教育関連





 相談所を営む著者は、少年院で12年間カウンセリングをするうちに、少年院に入る前の段階で非行の火を消すべきだと考え、保護観察の分野に移り、25年の経験を経て、保護観察になる前の段階で手がけるべきだと思うようになったという。
 「できたら少年院には入れたくないという持論をもっている」(p164)とも書いている。
 何度も書かれているが、母乳ではなく人工栄養で育った子供は、母親との間に充分な関係が築かれず、それが原因になることがあるという。具体的な事例としてあげられる子供の多くが「人見知りをしなかった」という。また、非行に走った子どもと親が、決まったように飯粒をお椀に残すというのも興味深い。
 子供の非行の原因となる親のタイプを、「手抜き型」「ホイホイガミガミ型」など12に分類しているが、ここまで分類されていると、どれにも当てはまらない親というのはいないのではないかと思う。
 「子供のタメにならない教師」も10タイプあげているが、親が原因であることの方がずっと多い。
 「カウンセリングの実際」という章もあるが、具体的なカウンセリング内容については触れていない。文章だけで、中途半端に受理解されるのを避けるためだろうか。
 もっと一つ一つの事例を具体的に書いて欲しい所だが、それをしたのでは一冊にまとまらないだろう。
 豊富な経験と知識のある人だとは思うのだが、「登校しないまま形だけは中学を卒業したが、自閉症となり、家から一歩も外に出ようとしなかった」(p132)という文章には驚いた。中学卒業後に自閉症になるわけがない。引きこもりと混同しているようだ。
 親というものは、「字のとおり木の上に立って見ることのできる人が本当の親である」(p220)というのもいただけない。

 非行に走った子供と直接会うことも多く、相手に信頼されているようだ。しかし、無条件に子供を肯定しているわけではない。非行から立ち直らせるということは、子供の今の状態を変える、ということであり、子供の側から言えば、今のあり方は良くない、と言われるということである。
 それでも信頼されるためには、親近関係の維持が必要であり、親子の間ならなおさらその親近関係が必要なのだが、それが容易ではないからこそ非行が多いのだろう。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.04.01 21:20:49
コメントを書く
[教育関連] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: