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2006.09.04
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 今日の産経新聞は、 産経抄 主張 で国語の話題。

 まずは産経抄から。
 自分の親をさして、他人に「お父さん」「お母さん」というのはおかしいということから始まっている。それには同感。
 こういう言い方を何から学ぶのかというと、もっとも影響があるのはテレビである。
 もっとテレビに厳しい目を向けても良さそうなものだが、なぜか「産経抄」はそうしない。

 「全然」を「ことごとくという意味で夏目漱石も使っていたというから」というのは、驚いた。新聞なら、きちんと確認してから書くべきだろう。
 こんなことは、すぐに調べられる。たとえば、「 青空文庫

 次に主張。
 小学校での古典暗唱をすすめよというもの。
 主張の内容にはおおむね同意できる。意味などわからなくても暗記することに意義がある。
 「日常生活では必要ない」などとごねるのが出てくるだろうが、教養というのは、日常生活に役立つものではない。そういうものから距離があるから価値があるのだ。
 日本には、ちょうどいい教材がある。
 百人一首だ。これを覚えさせればいい。
 一つ一つが短いし、数が百と限定されているので、いくつ覚えた、という達成感もある。

 この主張で気になったのは、現行のある教科書には、「古典のさわりの1行もない。」というところ。
 この主張を書いた人は、「さわり」と出だしのところ、という意味だと思っていないだろうか。

 産経新聞は国語力向上に熱心だが、その産経新聞自身はどうか、というと、国語力に問題のありそうな人が多いように見受けられる。
 そう思わせるものの一つが、「 イザ コラむ 」という項目。
 「コラム」と書くのが一般的だし、「こらむ」なら、外来語をあえてひらがな表記したのだろうとわかる。
 しかし「コラむ」だ。意味がわからない。「コラむ」という動詞があるとでも思っているのだろうか。もし、動詞だというのなら「コラまない」「コラみます」という活用形もあるはずだが、そんなもの見たことがない。

 以前から、産経新聞には校正を担当する部署がないらしいと感じていたが、今日の「産経抄」で、さらにその印象が深まった。

「鳥肌が立つ」を感動するという意味で使う人が増えてきたことも気になる。小紙の記事でも見かけることがある。」


 校正係がいて、記事として表に出る前にチェックしているのなら、そこに問い合わせて、産経新聞では「鳥肌が立つ」を「感動する」という使うことを容認しているかどうか確認すればいい。それをしていない。
 また、「小紙の記事でもみかけることがある」と、まるっきり人ごとのように書いている。
 どうやら、産経新聞では、統一した基準など設けず、それぞれの記者が好き勝手に自分の基準で書くことになっているらしい。

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Last updated  2006.09.04 09:56:15 コメント(2) | コメントを書く
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