hongming漫筆

hongming漫筆

PR

×

Comments

背番号のないエース0829 @ 松谷みよ子】(04/22) 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
hongming @ Re:ブルーレイが再生できない(11/30) 随分遅くなりましたが、やっと試しました…

Archives

2026.06

Keyword Search

▼キーワード検索

2008.01.13
XML
日本テレビ「世界一受けたい授業」にまた土屋秀宇という人が出るというので録画した。
 最初に出た時よりはだいぶましになっているが、それでも疑問が残る説明がいくつかあった。

ここ にその授業内容が載っているので参考にしてほしい。

 「光」という字は、人が明かりをかかげている姿である。
 そこまではいい。しかし、それを「頭上に火を掲げる聖職者」と言い切ってしまっている。
 「聖職者」とは何だろう。
 中国の古典には「聖職」という語があるのだろうか。
 祭祀を司る者と、キリスト教の「人々を教え導く」という役割を担う「聖職者」とでは大きな隔たりがあろう。


 しかし、「速」は、一本ずつ運ぶよりまとめた方がはやいから「速」という字になった、というのは俗解ではないか。
 「束」は、まず音符であろう。意味を持つとすれば、「間が詰まっている」という意味だろう。「運ぶ」ことが前提になっているという根拠はどこにあるのだろうか。
 さらに「整」という字は、「ふぞろいのところを手で正しくととのえる」ということだという。
 「正」は音符であるとともに「ただしい」と言う意味を表すだろうとは思う。
 しかし、この人の説が正しいなら、「整」から「正」と抜いた部分は、「ふぞいのところを手で」という意味になることになる。
 さて、「敕」(勅の異体字)はそうい意味だろうか。「いましめる」「おさめる」「みことのり」という意味である。
 この人の説明では、「天子の命によるもの」になることを説明できない。

 「虫」は蛇である、というのはいい。
 もとは蛇を表していたのだが、蛇だけでなく、爬虫類や貝類なども表すようになり(蜥蜴《とかげ》、蛤《はまぐり》など)、さらに生き物全体を指すようになった。
 「鱗虫」は魚類で、「羽虫」は鳥類というところまではいいのだが、「裸虫」が人というところで、「昔は裸で生活していたから」と言ってしまった。
 漢字を作った人たちは、人間が裸で生活していたことを覚えているのだろうか。

(ついでに言えば、「毛虫」は「ケムシ」ではなく、毛に覆われた獣のこと)

 今日「ムシ」という意味でつかわれる「虫」は、もとは「蟲」という字を書いていた。
 これを「群れている状態」と言っていたが、「足がたくさんある生物」という説もある。
 また、「蟲」と画のが面倒なので省略して「虫」にしたというような言い方をしていたが、省略したわけではなく、もともと「蟲」と「虫」が別々に存在していたのに、「蟲」の代わりに「虫」という字形を用いるようになったのである。

 なぜ、漢字の専門家ではなく、俗解でものを言う素人を登場させるのか理解できない。


楽天ブログランキング

楽天会員以外の方のコメントは「 輾転反側掲示板 」へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.12.11 17:16:46
コメント(0) | コメントを書く
[気になる言葉・文字] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: