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2010.05.06
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テーマ: 心の病(7263)
 「 日本人の精神構造の変化が モノ売れない時代つくった 」というインタビュー記事で、精神科医の和田秀樹氏が、興味深いことを言っている。
 ただ、これはよく読まないと意図を取り違えかねない。
 長いが冒頭を引用する。
ご質問にお答えする前に、日本人の性格の傾向をお話ししましょう。どの先進国でも共通していますが、原因がはっきりしない精神病である「内因性精神病」は2種類しかありません。ひとつは「シゾフレニア」、つまり統合失調症で、もうひとつは「メランコリー」、すなわちうつ病です。統合失調症になると、他人が気になって誰かに嫌われたり無視されたりするのを恐れ、ひどくなると「みんなが悪口を言う」「私は誰かに狙われている」と妄想するようになります。一方、うつ病は、自分が悪いと強く責めたり、重い病気にかかっていると思い込んだりします。
私は、精神状態が正常な人でもある程度、統合失調症あるいはうつ病の傾向があると考え、人間の性格傾向はいずれかに分類できると仮説を立てました。そのうえで、前者を「シゾフレ人間」、後者を「メランコ人間」と名づけたのです。私が観察したところ、日本は、1955年より前の世代はメランコ人間が多いのですが、徐々に両方が混じっていき、1965年生まれ以降はシゾフレ人間が多くなってきました。

 「原因がはっきりしない精神病」というのは事実かどうかわからない。
 この部分をながし読みすると、だれでも統合失調症かうつ病のどちらかにかかっていると言っているように見えるが、その「傾向」があると言っているに過ぎない。
 ただ、これだと、誰でもADHD的が自閉症的傾向はあるということになってしまうのではないかと思うのだが、インタビューなので、長く話したことを短くまとめた結果こうなったのだろう。
 終わりの方では、こういうやりとりがある。
和田 「個人消費を増やす」ための施策として、私の提案は2つです。ひとつは、「お金を使った方が得」と思わせるような税制に変えること。例えば、サラリーマンの所得税率を引き上げる代わりに「必要経費」を認めてはどうでしょうか。所得税率が2倍になるけれど、食費や家賃など生活費にかかわる支払いも、きちんとした領収書さえ出せば経費として所得から差し引きます。お金を残しておけば高い税率がかかってしまいますから、「使ったほうがマシ」という心理がはたらくのではないでしょうか。これは、多額の財産を子どもに残そうとする傾向にある日本の「お金持ち」も、消費に向かうきっかけになるのではと思います。
――もうひとつは何ですか。
和田 教育です。昔は貯蓄や生産が美徳でしたが、「消費が美徳」という教育に切り替えるのです。シゾフレ人間は、周りがお金を使い出せば自分も同じ行動をとりますから、「みんながお金を使わないと国はどんどん寂れていく」と教育し、理解させる。
――しかし、昔から日本は節約や「清貧」をよしとしてきましたから、その考え方を180度転換するのは大変ではないですか。
和田 確かに、難しい。バブルのときですら「消費が美徳」ということはありませんでしたからね(笑)。
しかし、日本の製品の質や生産技術が向上してきたのは、モノを買う消費者の要求水準が高かったからです。単に生産性を伸ばせ、技術を磨けと言ったところで、「客がいないモノは伸びない」のです。国がどこまで本腰を入れて、消費の重要性を教育できるかによるでしょう。

 これも誤解を招いている。

 はっきり、
多額の財産を子どもに残そうとする傾向にある日本の「お金持ち」も、消費に向かうきっかけになるのではと思います。

と言っている。
 ここでは「お金持ち」だけを想定して発言しているのだ。
 わたしのように保守的な人間は、「質素倹約」が美徳だと思っているが、そういう思い込みを持つ貧乏人は最初から相手にしていないのだ。

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Last updated  2010.05.06 20:17:42
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