今が生死

今が生死

2008.02.25
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カテゴリ: 健康
冬は肌が乾燥し易い。それだけに皮膚が痒くなって、力任せにかじるのでかさぶたになったり、血が出たり、色が変わったりしている人が多い。子供や青年には少なく、殆どは35歳以後の中年~高年に発病するので、医学的には老人性皮膚掻痒症と呼ばれている。

上に老人の名前がついているが、実際には30~40歳代の比較的若い人でもかなりこの病気に罹っており、老人性を取ってしまったほうがすっきりすると思っている。

私の受け持ち患者に86歳の女性がいる。血液透析をしているが、肌が痒くて眠れないという。飲み薬や塗り薬を処方したが、あまり効果はないとのことだった。

たまたま漢方薬に詳しい同僚医師に痒みの話をしたところ、当帰飲子(とうきいんし)を紹介してくれた。これがどんぴしゃに効いて痒みが止まった。

西洋の薬は抗生物質その他、ある病気に直接作用してそれを治す等の効果を発揮するが、漢方薬は全身に作用して体を丈夫にするように作用するもので、具体的に今の症状を治す物ではない。

今回、かゆみをどんぴしゃに押さえた当帰飲子はかゆみという具体的症状を治したもので、体全体に効果を及ぼす漢方薬としては例外的なものだと思う。具体的な痒み症状に効いたのである。今後、頑固な痒みに悩まされている人がいたら、この当帰飲子を試してみたいと思っている。





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Last updated  2008.02.25 22:47:26
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