今が生死

今が生死

2018.04.09
XML
カテゴリ: 嬉しかったこと



昨日の午後韮崎大村美術館に行ってきた。女流画家の作品が主体だったが繊細で心を和ませてくれる作品が多かった。館内には2015年に館長の大村智博士がノーベル生理学・医学賞を受賞した記念の大村智記念室もあり愛用のスキーやゴルフクラブ、卓球用具なども見学してきた。大村館長は東京に住んでおり超多忙な方なので滅多に来館することはないが昨日はたまたま来館しており、家内と3人で写真を撮って下さった。
大村先生は山梨大学教育学部を卒業して高校教師などした後東京理科大大学院修士課程を修了して山梨大工学部の助手となり、その後北里研究所の技術補になり、抗生物質ロイコマイシンの構造を解明したりして後に北里大学薬学部教授になられた方である。2015年にノーベル賞を授賞した理由は「線虫寄生虫症治療に対する貢献」で発見した抗生物質イベルメクチンがオンコセルカ症(河川盲目症)やフィラリア、疥癬症などで苦しむ何億人もの人々の命を救ったり病魔から救ったりしてきたことが評価されたものである。非常に多くの抗生物質を発見してきたが主に地中から発見している。受賞時「地中には我々の命を救ってくれる宝が埋蔵されている」とおっしゃっていた。土中には何もないと思っていた人が多かったと思うがその中から宝を見つけ出した慧眼と努力は素晴らしいと思う。土だけでなく一見何もないと思えるものの中にも価値あるものがあるかもしれないのでそれを見出していくことは楽しいことだろうなと思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.04.10 14:17:48
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: