今が生死

今が生死

2018.11.29
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カテゴリ: 悲しかったこと
私には音楽的センスが全くない。忘年会とか歓送迎会などで私が歌うとあまりに音が外れているので皆が転げまわって笑うのが常だった。名曲を聴くと心が洗われるとか、疲れがとれるとかいう人がいるが、自分にはどれがそういう曲なのかはさっぱり分からなかった。これは遺伝的素質でどうすることもできないものと思っていたが、最近の子供達には音痴の子供はいない。ラジオやテレビやスマホなどで音楽を聴きながら育ってきている。私達の子供の頃は貧乏な家庭にはラジオも蓄音機もなかった。私の母は歌が好きでよく歌っていたがそれが全く音程が外れていたのだと思う。子供達にしてみればラジオもテレビもなかった時代、母親の音程が間違っているなどと知る由もなく知らず知らずの内に母親の音程になじんでしまったのかもしれない。音痴は先天的なものではないかもしれないと思うようになった。
音程が外れていて人から笑われるのはあまりいい気分ではないが、人生はそればかりではないのでそれほど苦にしないことにしてきた。しかし心の奥底では上手に歌いたいという気持ちがあったのでどうせ死んでいくのだけれど死ぬまでに何とかまともに歌えるようになりたいとの思いで、歌の先生についてレッスンを受けている。ピアノも習っている。しかし本より音楽的センスがゼロに近かったので殆ど上達していない。それでも最初の頃からみればほんの少し上達したかもしれないので、今年の忘年会には恥も外聞も捨てて一曲歌おうかと思っている。





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Last updated  2018.11.29 21:28:38
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