いよいよ明日第50回衆議院選挙の投開票が行われる。今回の選挙では自民党阿部派を中心とした議員がパーティー券売り上げの内ノルマ以上の売り上げ分を記載しないで裏金として選挙資金等に使っていたことに対する批判があり、政権交代が起こるか否かで大変関心が持たれている選挙である。
私が勤める病院の近くに期日前投票の会場になっている公民館があり、いつもの選挙より多くの車が止まっており、感心の高さがうかがわれた。病院の中でも入院患者さんに対する不在者投票が行われ、50人以上が投票し、いつもよりかなり多いとのことだった。このような情勢の中で投票率はかなり上昇するのではないかと予想されている。
石破首相は自公で過半数を目標に掲げているが厳しいかもしれない。
不記載問題はあるが、それより総裁選の公約では予算委員会などで十分審議してから解散総選挙を行うと言っていたのにそれを覆して超短期で解散総選挙にしてしまったことが大きいと思う。
石破さんと言えば、自民党内の野党で国民目線で物を言っており、国民人気の高かった政治家である。それなのに前言を翻して解散したことに対する失望や批判は大きいと思う。その内情は総裁選の決戦投票直前、高市さん支持派が石破さん側に付く条件として「即解散」を示したのだと思う。それを石破さんが飲んで総裁になったので、その約束を果たすしかなかったのだと思われる。
総裁になりたい一心でそのような約束をしてそれを実行してしまったが、国民からみると「信用できない」となり内閣不支持率が支持より高くなってしまって、今回の選挙に大いに影響すると思われる。
国民との約束(総裁選の公約はそれに近い)をとるか、決選投票で動いてくれた派閥との約束を取るか大変難しい選択を迫られ、国民との約束でなく、派閥との約束を守ってしまった石破総理、この選挙の結果によっては責任を取らなければならないかもしれない。
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