『日本薬局方』では、五味子はマツブサ科のチョウセンゴミシ Schisandra chinensis Baillon の果実と規定しています。主な産地は中国の東北地区です。チョウセンゴミシは日本の山地にも自生しており、夏に赤い果実をつけます。「甘・酸・辛・苦・鹹」の五味を持つところがら五味子と名付げられました。
五味子には北五味子と南五味子があります。北五味子はチョワセンゴミシの果実で、南五味子は中国では Scisandra sphenanthera Rehd. et Wils、わぶ国ではサネカズラ Kadsura japonica Dunal の果実を指します。
小青竜湯、生脈散、清暑益気湯、味麦地黄丸等に五味子(北五味子)を使用しています。いずれも五味子に由来した清例な酸味のある処方です。
五味子の成分は有機酸、セスキテルペン、リグナン が報告されています。昔の五味子は肉厚で、白い粉末(画像参照)が付いているものが多かったです。
白い粉は五味子成分の有機酸が析出したものです。最近の五味子は乾燥期間が短いためか暗赤色~黒褐色のものが増えています。
五味子は他の生薬の成分移行率に影響を与えます。
小青竜湯は、五味子を含まない他の漢方処方より甘草のグリチルリチン酸の移行率が低いことが分かっています。
これは五味子中の有機酸が原因で、pHが低下して甘草中のグリチルリチン駿がゲル化して沈殿を生じるためと考えられています。実際、比較的pHの高い五味子を使用するとグリチリチン酸含量が大きく上昇します。
また、リグナンの schizandrin は果実のなかの種子に多く含まれ、果肉の量が少ないと schizandrin 含有率が高くなるため、果肉の状態にも注意を払っています。
暑気あたりによる倦怠感等に、生脈散、清暑益気湯を是非御活用ください。
【学名】… Schisandra chinensis Baill.
【禁忌】…熱証の咳嗽・呼吸困難には禁忌です。
急性炎症や高血圧症・動脈硬化症には使用しない方が良いです。
やはり インスタントで水に溶け 糖分が入っていて
甘いドリンクの方が無難なのでしょうか。。。。
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