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kiki ☆ @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 背景が遮るもの、電線もなく良いロケーシ…
araiguma321 @ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) そうですねぇ、木造建築に二の足を踏むよ…
うしまる@ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) 「那珂川町馬頭広重美術館」の画像とか、…
araiguma321 @ Re[1]:般若寺温泉 2024.10(10/02) うしまるさんへ 災害被害がやみませんね…
うしまる@ Re:般若寺温泉 2024.10(10/02) おおー、侘び寂びのあるステキな般若寺温…
araiguma321 @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) ほんと、どうやって潜り込んだんでしょう…
kiki ☆ @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) もの凄いかくれんぼですね!! どうやって…
araiguma321 @ Re[1]:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) うしまるさんへ ご察しのとおりでして、…
うしまる@ Re:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) こういう工作はつくってる時も楽しみのひ…
araiguma321 @ Re[1]:蛍 2024.6.6(06/06) うしまる@さんへ 多い時には、シンクロ…

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Oct 7, 2014
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テーマ: 私の図書(49)
カテゴリ:
闇の絵巻 梶井基次郎 1930年

 闇への書という短篇もあるが、「闇の絵巻」は、吉村昭が「檸檬」よりも一番好きな短篇だそうで、闇が実に表現されているからだそうだ。
 街灯の光の中に入り白く浮き立ち、また闇の中へ薄く消えていく男の後ろ姿、蛙の仕草、特に、山腹の黒の中の電燈をシンバルがバーンと鳴ると表現するなどは秀逸と評価しているそうだ。
 闇を出入りする時の気持ち、闇の先への怖れ、闇を照らす光源の心細さ、深い闇に包まれる居心地など、闇にかかわる気持ちのうつろいが捉えられているのでしょう。闇にかかわる表情は、今村昌平の映像の雰囲気と似た気がします。


闇にひらめく(鰻) 吉村昭 1978年

 今村昌平のカンヌ受賞の「うなぎ」の原作で、映画は本作を軸に、1988年作「仮釈放」のシーンもとりいれたそうです。映画は、千葉県香取市佐原の与田浦が舞台になってましたが、吉村昭の後記によれば、闇にひらめくは、宇和島で見聞した話を素材にしたそうです。
 夜が明ける前の暗闇がねっとりしたような靄かかる水路を鰻漁帰りの船が、弁当を持ち待っている女が佇む桜橋にかかるシーンは、傷もつ者が普通の生活を気丈に望む姿を象徴しているようで、映画と原作が共鳴しているように感じられます。





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Last updated  Nov 18, 2014 11:14:15 PM
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