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Oct 9, 2015
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テーマ: 私の読書(24)
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歴史とプロパガンダ 有馬哲夫 2015年

 寺島実郎著「二十世紀と格闘した先人たち」によると、アメリカは、日露戦争後から、数年かけて、英、ロシア、ドイツ、日本などそれぞれの国を敵とした軍事シュミレーション計画をそれぞれに作成していたそうだ。ドイツと日本についての計画は、最期まで更新され続けて残り、日本を敵とした計画は、オレンジ計画と呼ばれて、大東亜戦争までの40年間に及んで改訂していたそうだ。フランクリン・デラノ・ルーズベルトは、海軍次官補時代に立案に関与していたそうだ。
 アメリカは、日本と戦争ができるようにするために日英同盟の破棄へ動いていたそうで、ワシントン条約で日本が大国入りする背景には、こうしたアメリカの反日的な意図があったらしい。
 つまり、アメリカは、20世紀の初めから40年にわたって、日本に戦争を仕掛ける準備をしていたようだ。

 アメリカがハワイを軍事クーデターで略奪したのが、1893年で、1881年にカラカウア王は天皇に姻戚関係になることを希望されていて日本に支援を要請していたそうだ。日本は、軍事クーデターの時もアメリカを威嚇するために東郷平八郎艦長の浪速を派遣したそうだ。以来、ハワイはアメリカの太平洋の拠点となった訳だ。
 アメリカは、スペインからフィリピンを奪ったのは、1898年、フィリピン人を大量殺戮して独立を封じ、植民地化したのが1902年だ。

 寺島実郎氏は、アメリカの太平洋進出は、日本の大陸進出を刺激し、両国の野心が太平洋で激突したと評していた。太平洋戦争後も今日に至るまで、アメリカは、国外で戦闘、爆撃を続け、その数は20ヶ国になるそうだ。アメリカの棍棒外交と言うそうだ。

 有馬哲夫氏は、太平洋戦争の開戦には、ルーズベルトに相応の責任があると本書で指弾している。日本への石油の禁輸措置で日本は扼殺の脅威にさらされるとの分析結果をルーズベルトは承知していて、日米交渉を壊すハル・ノートを通牒し、その翌日の1941年11月26日には、日本の侵略的攻撃が数日中に想定されるとの戦争警報をフィリピン、タイ、クラ地峡、ボルネオのアメリカ軍に発していたそうだ。ハワイはあるまいと油断していたらしい。

 アメリカ国内の厭戦世論、80%がヨーロッパ戦線参戦反対を覆すために、日本をアメリカとの戦争に駆り立て、同盟のドイツをアメリカ戦に参戦させ、これによりヨーロッパ戦線にアメリカが参戦できる状況をつくることを画策したそうだ。ハワイの奇襲で、世論を一挙に参戦に転じさせることに成功したそうだ。



 テディー・ベアは、このフランクリン・ルーズベルトではなく、日露戦争の和平仲介し、ノーベル平和賞も受けたテディー・セオドア・ルーズベルトの愛称に由来するそうだ。当初は日本びいきだったらしいが、二人のフランクリン、ともに排日派で日本人にとってはとても親近感を抱けるような人物ではないようだ。





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Last updated  May 31, 2016 09:11:24 PM
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