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刀掛けのある座敷は、一見して現在の座敷と変わらないように見える。この住宅では収納は、この押し入れだけ。この押し入れ、一見してありきたりの押し入れに見える。当然、中には布団や座布団が入っている筈と思われるが・・・・開けてみると奥行きは2尺程度しか無い。これでは布団収納は無理。当時、押し入れはこのような長持に入れていたそうだ。因みに、当時、高級武士等は、庶民の宿である旅籠には泊まらす、庄屋や豪商の屋敷に泊まったそうだ。刀掛けも必須のアイテムだったのだろう。2階もあるようだが、こちらは非公開。竈は板の間から煮炊きできるようになってるのが珍しい。コミセの壁に筋交発見、当時からあったものか?後世のものか?敷居・鴨井の2~3本溝はよく見かけるが、4本溝は珍しい。
2019.01.18
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入口は障子が低く、何か入り難そうに見えるが、障子とその上の枠部分までごっそり蔀戸となっている。上部のフックに引っ掛けると大きな開口が得られる。入って左手はコミセ。木原家では右手にあって土間だったが、こちらでは板敷。ちょっとポンボケだが、天窓。 採光と換気が可能。
2019.01.17
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旧木原家住宅に引き続いて、東広島市西条町下見の旧石井家住宅へ。こちらはぐっと新しい。竣工は幕末の寛政7年(1795年)なので、築223年、築浅物件だ。因みに、現在地へは近年、移築されている。入場料は150円案内人も居るので説明してもらえる。こちらは駐車場完備。江戸時代には酒造業、幕末には旅籠、明治になって薬店と用途が変わっている。残念ながら、文化財としての格は少し落ちて、東広島市の市重要文化財形式は一種の入母屋造りで、「錣葺下ろし」と言われているそうだ。兜の形状に似ている事から、「兜造り」とも称されるらしい。屋根上に換気口のような突起があるが、これは後で記すが採光と換気のための一種の天窓との事だった。ここも木原家同様、土蔵のような防火構造に見えるが、格子部分が燃えそうに見える。しかし、「防火雨戸」とでも言えそうな漆喰塗りの雨戸が数枚あって、有事の際は道路に面した部分は万全の防火対策が行われるようになっている。但し、現在は、この防火雨戸は設置されていない。溝のみ。因みに、道路に面していない側面は木部がそのまま。こちらの面は、火災は大丈夫なのか?裏庭に面した壁も防火構造。
2019.01.16
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三和土部分は天井が高く夏は涼しそう。ところで、この旧木原家住宅、2階建だが、2階部分は他にもある。右が出入口部分だが、入って左手は座敷だが、右手にこのような空間がある。この部分は「下店」と称される場所がある。東広島市の文化課に直接問い合わせたところ、係員の方が、「下店はコミセと同様のものです。 ミセの土間を挟んだ向かいに位置する小部屋で、ムコウミセとも呼ばれ、この地方の大型町家によく見られるものです。 用途は判然としませんが、行商人に貸したり、宿泊客を泊めたりするようなことで使われていたのでは?と考えられています。」と丁寧な回答を戴いた。 確かに復元工事前の古写真では、ここは畳敷きとされていた。さて、下店から上を見上げると、ここにも2階が見える。説明員の方の話では、使用人の部屋として使われていたとの事であった。ちょっと気になったのは、ここは質素な梯子で出入りするが、梯子は1階に置くようになっていた。使用人を2階に上げて、梯子を外し、逃亡防止を行っていたのだろうか?規模は小さめだが、近くには当時の商家等が幾つか残っているので、雰囲気が良い。残念ながら、一般公開は旧木原家住宅のみ。他は住人が居住している。それにしても、無粋な電柱、どうにかならないものか?
2019.01.15
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江戸時代、火事と盗人が最も恐れられていたそうだ。外観を見れば分かるが屋根は瓦葺、外壁は漆喰塗りと、土蔵のような造りで防火構造となっている。 一方、盗人対策としては、店舗部分とプライベート空間である畳敷和室との間にはこにょうな引き戸があるが、外側(店舗側)には引手が無い。 従って、和室側から閉めると外側からは開けられない。更に、和室奥には階段があって、2階に昇れるが、階段口を閉じられるようになっている。このように簡単に閉じられる。このように二重の障害で盗人が入られないように時間稼ぎを行いつつ、正面の小窓から屋根に脱出するそうだ。まるで難攻不落の城か要塞だ。ちょっと変わった障子。かつては多くの蔵などが立ち並んでいたようである。蔵の跡こちらは唯一残った蔵。庭側から見た状態。どうも手前部分と右の角屋と呼ばれる部分は増築されたようだが確認できなかった。この旧木原家住宅は重要文化財という事もあって、公開中は管理者が居るので、説明を聞く事もできる。入場料は150円。充実した1日であった。因みに見学時の注意事項として、冬季の寒さが半端ではない。写真撮影可能。トイレあり。
2019.01.14
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広島県東広島市高屋町白市の旧木原家住宅を見学した。所在地はJR白市駅より約2km。物件前には駐車場無し。約200mの場所に結構広い駐車場があるのでここから徒歩で物件へ。白市の街並みを約200m歩くこれが旧木原家住宅。重要文化財。竣工は寛文5年(1665年)なので、築354。資料によれば、日本で6番目に古い民家だそうだ。新築当時の姿に復元されている。板敷の部分が店舗。左奥が座敷。 通常、座敷は通りから離れた奥に設けられるが、ここでは店舗入り口から入ってすぐの左奥。 という事は、通りに面して設けられている。この形式はこの地方独特との事だった。三和土。Wikipediaによれば、「赤土砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って突き固めた素材。3種類の素材を混ぜ合わせる事から『三和土』と書く。土間の床に使われる。」と解説されている。蔀。 左右の上半分と左の下半分が開けられた状態。格子部分には障子等は無いので風は吹き晒して、冬は寒そう。下半分は着脱式。蔀はこのように引っ掛けられる。竈には煙突無し。但し天井は高いので煙が籠ることは無さそう。この鬼瓦に「寛文2年」と記されていたようである。
2019.01.13
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