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■TBS火曜ドラマ■夕暮れに、手をつなぐ/第三話(2023.1.31)/「いつか、この夢が咲く」あらすじ↲浅葱空豆(広瀬すず)と海野音(永瀬廉)は、それぞれの恋がスタート。空豆は、下宿先「雪平邸」の主の雪平響子(夏木マリ)の息子で、海外(ニューヨーク)在住の若き起業家、爽介(川上洋平)と夜間ドライブからの水族館デートです。音は、アルバイト先の奥渋のカフェ(TOMIGAYA)で出会った菅野セイラ(田辺桃子)に、「あなたに一目惚れしたの」と言われ、電話番号を記したメモを渡され連絡。こちらも水族館デートです。そして、空豆、音の双方ともに、互いのデート現場を目撃。――結局、空豆が結婚まで考えた爽介は、別れ話がこじれているニューヨークの彼女(メアリー)の元に帰り、ヨリを戻す模様。そして、セイラの「寸借詐欺師」を見破っていた音も、彼女とは破綻。↲空豆を幼い頃に捨てた母は、世界的ファッションブランド「コルザ」のデザイナー、浅葱塔子(松雪泰子)。塔子は、日本で初めてCFWアワードで「デザイナーオブ・ザ・イヤ―」を獲得。その記者取材で、「デザイナーとして心掛けていることは勘、経験に基づく勘、時代を読み取る勘」と答えています。で、「ご家族は持たれないとか……」という問いに対し、「私、一度、結婚してますよ……」と返答。↲「お母さんは何処? 捨てられたの?」と音がストレートに空豆に質問。「今は言いたくない」と空豆。――祖母の浅葱たまえ(茅島成美)からは、羽田から宮崎への「エアーチケット」か届き、「早く、帰って来い」と言われる空豆。↲A&R(発掘育成担当)の磯部真紀子(松本若菜)から、黒川温泉CM音楽(BGM)コンペを勝ち取ったことを知らされていた音は、「帰んなや。いろよ」と空豆に言います。街のウインドーに飾られている心湧き立つウェディングドレスを前に、「九州に帰る前に、これを見ておきたかった」と言う空豆に、「(九州には)帰んなや」と音が言います。↲
2023.01.31
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■テレ朝火曜9時ドラマ■星降る夜に/第三話(2023.1.31)/あらすじ↲「雪宮鈴、好きだ」と踏切越しに柊一星(北村匠海)から手話で告白された雪宮鈴(吉高由里子)。が、その流れでキスを迫る一星を「待て、とりあえずステイ」と制止。翌日、手話教室入会を申し込んだ鈴は、「ポラリス」社長、北斗千明(水野美紀)と遭遇。そして、居酒屋で意気投合。そこで、一星が遺品整理士を目指した理由が、七年前、彼の両親が亡くなったことがキッカケと知ります。――「これから生きて行く人の為の遺品整理」と千明が一星に説明し、父の遺品のカメラを手渡していました。その後、祖母の家に引き取られた一星が「ポラリス」に来訪し「遺品整理士になりたい、ここで働かせて」と手書き紙片で懇願。今や一星は、顧客満足度ナンバーワンのエースに成長しています。↲マロニエ産婦人科医院では、「息抜きに釣りに行こう」と麻呂川三平(光石研)院長。が、当日やって来たのは、麻呂川院長と四十五歳の新人産婦人科医、佐々木深夜(ディーン・フジオカ)だけです。しかも、結婚記念日だったことを忘れていた麻呂川院長が途中離脱。――釣った魚を託された鈴に料理は出来ず、結局、深夜の家で彼の手料理を御馳走になります。その時、「どうして医者になったの?」と鈴が問い、深夜の悲しい過去を知らされます。……十年前の都庁勤務時代、妻が妊娠(難産)し母子ともに他界。「力及ばず残念です」と担当医師に言われ、そして、病院を去る時、泣いて深く頭を垂れていたのが鈴でした。それを見て、「僕も雪宮先生のように哀しみを共有できるお医者さんになりたい」と深夜は決意していました。釣った魚料理の食事が終わり、鈴を自宅に送る深夜。途中、深夜が転倒して足を痛め、それを支えようと肩を貸す鈴。そんな二人の姿を一星が目撃。そのショックで一星は風邪で発熱。↲そんな発熱以前の遺品整理の仕事中、一星は、「南へ」と記された一哉(病死者)の手紙を発見。「プロポーズしようとしていた矢先、それが出来ず入院ということになり……」という謝罪文です。そして、「結婚指輪」。それを持ち帰り、石田南という女性を探し出して届けた一星でしたが、「要らない。迷惑です。昔の不倫相手の手紙なんか、今更、届けられたら迷惑なんです」と突き返されます。どうやら、病死した彼(一哉)は南が結婚していることは承知していなかったものと思われます。一哉は相手が不倫しているとは知らず、独身と確信して付き合っていたことになります。いろいろな事情が世の中にはあるようです。↲風邪で熱を出して寝込んでいる一星の見舞いで、千明から預かったゼリーを届ける鈴。すると、一星が、鈴と深夜が昨夜、肩を組んで歩いていたことを詰問。一星は深夜のことをイケメンの院長と思っています。そこで、彼は新人医師の部下であると説明。――深夜の哀しい過去と自身の医療裁判の経緯を思い出した鈴は「頑張っても、どうしようもないことがあるよね」と述懐。↲一星が見舞いに来た鈴を送る道すがら、「逆スティ」された鈴が、一星の額にキスします。↲
2023.01.31
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■フジ月10■罠の戦争/第三話(2023.1.30)/「同じ痛みを」あらすじ↲内閣府特命担当大臣、犬飼孝介(本田博太郎)の第一秘書だった鷲津亨(草彅剛)が、「罠」に掛けてクビに追い込んだ虻川勝次(田口浩正)の後釜として政策秘書に昇格。――民政党幹事長の鶴巻憲一(岸部一徳)が、総選挙が早まりそうだと通達。幼馴染みの鷹野聡史(小澤征悦)衆議院議員からそれを伝え聞いた鷲津は、それから、虻川の裏帳簿を精査。「俊介サン、西ヶ浜海岸100示談」と記された虻川の手帳メモから、事務所資金が政務秘書官の俊介(玉城裕規)に流れていることを確認。西ヶ浜海岸のサーファーが「(俊介は)注意されて逆ギレし暴力沙汰になっていた」と聞き込みを続ける蛯沢眞人(杉野遥亮)と蛍原梨恵(小野花梨)に証言。お坊ちゃん気質なうえに気が短い俊介は逆恨みで暴力を振るうことが多く、暴力沙汰を引き起こしは示談金を支払っていました。それを知った鷲津は、泰生(白鳥晴都)の転落事件との関連を疑います。あの日、泰生はバスの中で老女(塚田美津代)に席を譲るよう促した帽子を目深に被ったフード男に追われていました。泰生の注意を逆恨み(?)した男が、泰生の下車に会わせ、その後を追うようにバスを降りたという証言もありました。そこで、犬飼のお抱え運転手、牛尾光司(矢柴俊博)に、事件当日の犬飼親子の様子を聞き出そうとします。が、日比谷のプライムホテル前で牛尾を捕まえたところで犬飼が現れ、詳しい話は聞けません。↲牛尾の息子は、私立の東智大学薬学部入学したばかりで、今後、六年間の授業料が大変です。で、牛尾は犬飼に鷲津が俊介の周辺を探っていることを告げ口してしまいます。それで鶴巻幹事長との会合の席で、犬飼から酒を頭に浴びせられる鷲津。「出て行け!」と叱責されます。そこで鷲津は、「キャンプでゴミを捨てる四人の若者がいて、そんな彼らにゴミは持ち帰るよう注意した。息子は、<お父さん、カッコ好いね>」と言ってくれた」と静かに語り始めます。そして、「踏みつけられたら誰でも痛い。それなのに、事件を揉み消すくらい何とも思っていない奴がいる。当然の特権だと思っている奴がいる。が、何でも思い通りになると思わない方が好い。思い上がるのも好い加減にしろ!」と次第に激高。そんな時、第二秘書の貝沼永太(坂口涼太郎)が会場に走り込み、「大変です。地元事務所に検察が入りました。二年前の国立大工事に関わった猿渡建設の件で……」と報告。「どういうことか、犬飼君!」と鶴巻幹事長。↲「猿岡建設からSU企画へ500」という二年前のメモ書きを発見していた鷲津。――二年前、国立大大改修工事の仲介に名前が出ていたSU企画の住所は畑で、これは明らかにダミー会社です。猿岡は犬飼に五千万円を支払って、工事の仲介を依頼していました。で、当時、文科副大臣だった犬飼の「国立大大改修」に関わる受託収賄が成立します。そのネタを「週刊新時代」記者の熊谷由貴(宮澤エマ)に提供。↲その一方で、眞人と梨恵は、上野駅でナンパを断って俊介に顔面を殴られていた被害者《マユ》に接触。当初、「百万円の慰謝料で話が付いているから。被害届を出したら、百万円が貰えなくなる」と言って、被害届の提出を拒んでいた彼女でしたが、二人の説得に応じて被害届を提出。「慰謝料、しっかり請求しましょう」と、梨恵がマユを応援します。――「愛息の傷害事件、揉み消し。犬飼大臣、収賄疑惑/猿岡建設の為に便宜を図ったのか?」という由貴の週刊誌記事が流れます。↲「犬飼は、次の選挙には送り出さない」と鶴巻幹事長が決定。「鷲津は爆弾。飼いならせるか、あの爆弾を?」と鷹野が問い掛けられ「手の届くところで転がしておくのがベスト」と応じています。――鷲津が「お前も力を持て。次の選挙、お前が立て!」と鷹野に尻を叩かれます。↲
2023.01.31
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■フジ月9■女神の教室~リーガル青春白書~/第四話(2023.1.30)/「模擬裁判中断」あらすじ↲藍井仁(山田裕貴)の「ゼミ選抜テント」が前倒し実施。司法試験合格者数に実績のある藍井ゼミに何としても入りたい照井雪乃(南沙良)はテスト対策に忙しく、柊木雫(北川景子)の講義(実務演習)を無視。雪乃は講義欠席ですが、柊木は民事事案の課題提出。――鳶職の一人親方Aが元請け業者の工務店B社のマンション建設現場で二階から転落。その一ヶ月後、硬膜外出血を起こして急死。死亡原因は転落事故とされ、Aの妻は転落防止ネットの設置を怠った安全義務違反のB社に損害賠償請求。が、B社はそれを拒否。さて、どのような結論が妥当なのかと、柊木は、真中信太郎(高橋文哉)、桐矢純平(前田旺志郎)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)に課題提供。↲信太郎は久しぶりに会った学生時代の友人たちとの飲み会で、一流企業に就職した彼らの近況を知ります。選抜テストに汲々としている信太郎は、自身の姿と比較して焦ります。更に、妹の美羽(山口まゆ)からは、信太郎が大学新卒時に「不合格」だった大企業(マッキンズカンパニー)から「内定」を貰ったと報告され、焦りが増幅。そんな中での選抜テスト。雪乃は快調。純平、拓磨、向日葵も何とか喰らい付いてゆきます。が、信太郎は雑念により集中出来ません。で、選抜テストの終了後、拓磨が常に上から目線の信太郎に反発。弁護士としての態度を巡りトラブルに発展。↲里崎健一郎(小堺一機)主任を裁判長とする模擬裁判では、原告側が拓磨と純平。被告側が信太郎と向日葵。――工務店B社の仕事で、Aは一ヶ月休み無しで働いていました。で、過重労働の可能性を主張したい拓磨。その一方で、Aが転落直後に病院に行かなかったことを問題にしたい向日葵。しかも、B社が裁判に負けたら、その補償金支払いで倒産し、従業員は路頭に迷うものと懸念する向日葵。最終的に、安全義務違反として、18,000万円の賠償請求を突き付ける拓磨。そこで、信太郎が突如、裁判の中断を裁判長に要求し和解提案。柊木が狙い通りの展開になって微笑みます。「この種の案件は結論がなかなか出ずに、裁判は一年二年と長期化する。それではAさんの妻は幼い子供二人を抱えて金銭的にも大変。ですから、長期化を避け、話し合って双方の落としどころを探るのが最善。それが弁護士として依頼人の為に出来る最良の手段」と、信太郎が話を纏めます。模擬裁判は「和解手続き」に入ると決します。で、死亡遺失利益を算出し、4,720万円を提示する信太郎。が、慰謝料を加えて7,000万円を譲らない拓磨。信太郎はそれを飲み、7,000万円の支払いで和解成立。↲和解とは「互譲」。――勝てる弁護士が良いのではなく、依頼人に寄り添う「互譲」の精神の大切さを伝えたかった柊木。信太郎と拓磨は確執を乗り越え、互いに認め合って和解。↲
2023.01.30
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■TBS日曜劇場■Get Ready!/第四話(2023.1.29)/「生命or才能、 極限の選択」あらすじ↲「Atelier Dryas」が仕事場の天才彫刻家の古賀洋子(美村里江)は、脳幹に浸潤している脳腫瘍の摘出手術は不可能であると千代田医科大附属病院の医師から告げられ、残された時間で最期の最高傑作を作ろうと決意。そこにジョーカーこと下山田譲(藤原竜也)が現れ、六億円で腫瘍の摘出手術を請け負います。が、エースこと波佐間永介(妻夫木聡)は洋子のMRI画像を診て、彼女が脳腫瘍が原因の後天性サヴァン症候群であると判断。ということで、脳幹に至っている腫瘍を取り除けば命は助かりますが、彫刻家としての才能が絶たれます。五年前、それまで鳴かず飛ばずだった彼女が、突如、天才と持て囃され始めた時期、後天性サヴァン症候群が発症していたというのがエースの見立てです。こうなると命か芸術かの二者択一です。洋子の迷いに、クイーンこと依田沙姫(松下奈緒)がアドバイスを送ります。――その昔、ジュエリーデザイナーだったクイーン。エースの整形手術により顔も変えています。クイーンは命を狙われ、姿を変えていました。……クイーンがスペードことハッカーの白瀬剛人(日向亘)に語ります。クイーンは、その昔、「全てを失っても生きる価値はあるのか?」とエースに問われていました。当時のクイーンは、天然ダイヤと遜色の無い人工ダイヤの研究にも着手し、大成功。そして、デザイナーとしての才能も開花。で、ダイヤの世界市場を牛耳るカルテル(独占協定闇組織)に命を狙われました。↲全国に倉木記念美術館を保有する倉木財閥(グループ)の三男坊、倉木恵一郎( 青柳翔)が洋子の恋人です。彼は洋子の才能を見出し、以来、マネジメント業務を熟しています。「芸術的才能と恋人を失なうことを、彼女は恐れている」とジョーカーは考えます。↲モニター監視していたアトリエ内で洋子が倒れ、クイーンが救出に駆け付けます。「才能が消えたら彼も去って行くと思っているんでしょ?」と、クイーンが語り掛けます。クイーンは、「いま、私がここにいるのは自分で決めたこと。私は過去の栄光を全部無くしたけれど、いま、悪くないって思っている。あなたも、自身の将来は、自分で選ばないといけない」と、自身の過去を語ります。宝石のデザイナーを断念し、姿形を変え、そして、エースに看護師としての仕事を叩き込まれた苦しい時代を語ります。で、「作品を彼(倉木)に見せて喜んで貰うのが私の幸せ」というのが洋子の最終選択になります。「洋子、生きてくれ。手術をしてください。お願いします」と倉木。――倒れ込む洋子をパティスリー「カーサブランシェ」(洋菓子店)の地下手術室に緊急搬送。「私は生きていたいです」と洋子が言い、「Get Ready!」。能腫瘍、摘出。↲術後、洋子の帰宅に倉木が、「良かった。おかえり」と喜びますが、「私の才能が無くなったのに、はしゃがないで」と洋子が不機嫌です。「責められていると感じて惨めになる。目障りだから出て行って!」と倉木を追い出します。が、実は、洋子の才能が消え去らぬようエースは細工していたのですが、エースと共謀して、「脳腫瘍全摘出で才能消滅」と倉木には思い込ませ、倉木との別離を演じていました。――エースのオペ時、「待て、まだ終わってないぞ。脳腫瘍を全摘するんじゃなかったのか?」とジョーカーが言うのに、「小脳腫瘍の一部のみ切除した。これで一時的に神経と視野の症状が回復する。これは彼女が決めたことだ。これで最後まで彫刻家として生きていける」とエース。腫瘍を残し、最後まで彫刻家としての生きる道を与えていたエース。↲一ヶ月後、「調子はどうだ?」とエース。「日に日に悪くなっていますが、作品の鼓動は聞こえている。才能は消えていない。いまのままで私は生きていたいです」と洋子。それを聞き、受け取った六億円のうち、五億五千万円を返却するエース。「今回は一時的な回復オペだ。あの程度のオペは五千万円で充分だから、それ以上の金額は返却する」と言うエースに、「要りません。今の私には必要無い。手が動くことだけでも感謝しています」と洋子。「私は生きがいを捨てることが出来なかった。これから弱っていくだけの私のこんな我儘に大切な彼(倉木)を付き合わせる訳には行かない。私に最後に出来ることは、彼との別れ。あんなことくらいしか、私にはできない」と言う洋子に、「お大事に」とエース。――運動機能が低下してゆく中、車椅子で創作活動を続ける洋子。↲「第三十回フィレンツェ・トリエンナール金狼賞受賞/古賀洋子<死を見つめる獣>」という追悼展。「古賀洋子/彫刻に命を捧げた生涯」と題されています。洋子の遺品の車椅子に花束を置く倉木。「やっぱり君は凄いな」と、洋子の遺影に語りかける倉木。↲仮面ドクターズの手術患者、または、手術を断られた者のリストの中に、千代田医科大学附属病院がオペを断念していた特発性間質性肺炎患者、「渋谷キャピタルパートナーズ」CEOの渋谷隆治(池松壮亮)の氏名を発見する外科医の染谷慈恩(一ノ瀬颯)。彼は、渋谷隆治が闇医者グループの手で救われていたことを知っています。彼は仮面ドクターズの存在を気に掛け評価しているものの、剣持理三(鹿賀丈史)院長にその存在を完全否定され板挟みになっています。剣持の娘の玲於奈(結城モエ)が婚約者であり、彼女にも日々、仮面ドクターズに接近しようとするのを監視されています。↲
2023.01.29
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第四話(2023.1.29)/「清州でどうする」あらすじ↲松平元康(松本潤)が織田信長(岡田准一)が待つ尾張の清須城に入ります。元康は、挨拶代わりに相撲の相手をさせられます。柴田勝家(吉原光夫)に木下藤吉郎(ムロツヨシ)を紹介され、そして、信長には妹のお市(北川景子)を紹介されます。「お久しゅう御座います、竹殿。……男であれば乱世は愉快。強ければ何でも出来る」と、お市。信長が元康と盟約を結ぶ条件は「お市を娶(めと)る」ことです。↲が、駿府で竹千代と亀姫を抱える瀬名(有村架純)は、今川氏真(溝端淳平)に側室でもない夜伽役としての御奉公を迫られています。父の関口氏純(渡部篤郎)、母の巴(真矢ミキ)は憤りますが、どうしようもありません。「御奉公いたしとう御座います」と瀬名は決意します。それでも、氏真は裏切った元康に対して怒りの炎を燃やし、「今川に戻らなければ、関口家は皆殺し」という書状を送り付けます。「たすけて」と書かれた瀬名の血文字も添えられています。↲元康は、お市に婚姻の儀を断ります。お市も、瀬名と子を思い狼狽する元康に対して、「か弱き男は嫌いじゃ。この話、お断り申す」と宣告。「欲しいものは力で奪い取れ」と、お市。――元康は「今川を滅ぼし、妻と子を取り戻す!」と信長に誓います。一方の氏真も、「裏切った者には死を持って償わせよ!」と、元康と戦う準備に入ります。↲
2023.01.29
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■テレ朝土曜ナイトドラマ■6秒間の軌跡――花火師望月星太郎の憂鬱/第三話(2023.1.28)/あらすじ↲水森ひかり(本田翼)から、幽霊の父、望月航(橋爪功)と会話しているのを見破られた星太郎(高橋一生)は、父親が幽霊になって姿を現すのは、四十歳を過ぎて独身の息子が心配で成仏できないものと推測。↲ひかりが「花火を作りたい」と言い出し、事務とか広報宣伝関係の仕事だけではなく、星太郎から花火作りを教わりたいと申し出ますが、星太郎は頑なにそれを拒否。そこにやって来た幼馴染みの工務店経営者、田中勇人(小久保寿人)に、ひかりを従業員(または弟子)と紹介。勇人は、星太郎に四年間付き合っていた由紀子という女性がいたことを語り、それをひかりが奥から聞いていました。↲航と勇人の後押しもあり、花火作りの弟子になったひかり。――作業場で「花火玉」に入れる「星(空中で光る火薬)」と「割薬(星を飛ばす火薬)」の火薬配合から、「星」を大きくしていく地道な作業を教わります。 球形の「花火玉」は同心円状に星と割薬が配置されます。 空中に打ち上げられて導火線に火が点き、星と割薬に引火するという仕組みです。――作業中、二ヶ月もの手間暇をかけて作った花火を打ち上げることが出来なくなっている状況下について、「俺は別に好いんだけど花火が可哀想」と語る星太郎。その言葉を受け、「花火が可哀想と言いながら、個人のお客さんを取らなかったのは矛盾している」と、ひかりが指摘。言葉に窮した星太郎は「元カレにも、そういう具合に、その都度、矛盾を指摘していたのか?」と詰ります。↲花火に興味を示すひかりを見て、星太郎は自身を見詰め直します。――電話で、花火打ち上げの個人注文が入ります。↲
2023.01.29
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■NHK土曜ドラマ■探偵ロマンス――知られざる江戸川乱歩誕生秘話/第二話(2023.1.28)/あらすじ↲廻戸庄兵衛(原田龍二)殺害犯を追う白井三郎(草刈正雄)と平井太郎(濱田岳)。そして、「大正八年、十月十三日、廻戸早苗(杏花)殿頂戴いたす/守神健次」という予告状を受け廻戸邸に乗り込む二人に、怪盗のピス健こと守神健次(土平ドンペイ)が、「来やがったな!」と発砲。何とかピス健を取り抑えて話を聞くと、彼も誘われて廻戸邸にやって来たのだと言い、庄兵衛殺しには関与していないと主張。どうやら、庄兵衛殺しは「義賊」を騙るピス健の偽物の仕業のようです。実際、「どちらが本物か今宵……」と記された紙片を受け取っていたピス健。そこに、狭間勇(大友康平)警部と笠森(浜田学)刑事らが踏み込み、ピス健を逮捕連行。縛られ拘束されていた早苗を救出。↲生前の庄兵衛について、早苗に話を聞きます。庄兵衛はロシア革命後のロマノフ(財宝)と付き合いがあったこと、赤い部屋(秘密倶楽部)に出入りしていたこと、お百(世古口凌)のパトロンだったこと等を知らされます。――お百は、A公園オペラ館での人気舞台(華炎城の舞姫)の踊り子であり、帝都新聞の梅澤潤二(森本慎太郎)にオペラ座招待券を貰った太郎は、居候の郷田初之助(泉澤祐希)を同行してこれを観覧、舞台で歌い踊るお百に太郎は惚れ込みます。が、梅澤がお百が男であることを暴きます。「僕が男だと、何か問題があるの?」とお百は問い、そして、太郎は「あなたは美しい。それ以上の言葉は要らない。僕はあなたに心を奪われました」と絶賛。↲「赤の部屋」の女主人、蓬蘭美摩子(松本若菜)とロシアの政治情勢に詳しい外務次官、後工田寿太郎(近藤芳正)の会話。――「シベリアに伝わる怪物、イルベガン。龍にも蛇にも見える七つの顔を持つ魔物。黄金の魔女の子供。シベリアにはイルベガンにまつわる財宝が眠っている。廻戸さんはロマノフ一族と盛んに取引していた」。↲幼馴染みのお勢(宮田圭子)と夜の路上で会う三郎。――イルベガンの卵、ロマノフ一族から譲り受け怪盗に狙われた宝石がお勢の指輪です。「本当に申し訳ありませんでした」と三郎。「謝るのはこちらです、私はあの事件で主人を失い、あなたは大切な相棒(相馬京子=<石橋静河>)を爆発で失った」とお勢。「未だ事件は続いている。怪盗、予告状、ロマノフ一族。寝覚めたイルベガンに誘われている」と三郎。「で、ご依頼は何でしょうか?」と問う三郎に、「人を探して欲しいんです。孫の正一郎を探して欲しいのです」とお勢。指輪の宝石を三郎に握らせ、人探しを依頼するお勢。↲三郎が、美摩子に尋ねます。「赤い部屋について話がある。廻戸はお前のところの会員だったんだろ?」と言う三郎に、「ええ、ロマノフの一族と関係があると聞いて誘ったの。船成金の前橋常座衛門(尾崎麿基)、鉄道の越阪部荘二(谷口高史)、外務次官の後工田。全員ロマノフ一族と関係がある。しかも、後工田はイルベガンを知っているのにそれを隠している。十年前と今が繋がった。あの時あなたが捕まえられなかった怪盗は今ものうのうと生きている」と美摩子。――「あなたの大切なもの頂きます。/妹、相馬久代(美摩子の昔の名前)殿」という紙片を握って爆死した京子。「久代、この件から手を引け」と言う三郎に、「私も姉さんのようになったら夢見が悪いものね」と美摩子。↲ピス健が留置場から逃走したと狭間が三郎に伝えます。――ピス健を逃がした怪盗が拳銃をピス健に突き付けて「南無阿弥陀仏」を唱えています。↲太郎が慕っている鳥羽の小学校教師の村山隆子(石橋静河)が「お久しぶりです」と訪問。因みに、隆子は、三郎の元相棒だった相馬京子と瓜二つの容姿をしています。で、隆子と挨拶しているそのタイミングでお百も来訪し、太郎を抱擁。そして、「大正八年十月十九日、後工田殿を頂戴いたす/守神健次」と記された紙片(予告状)を示し、「三郎さんに会わせて……」と頼まれます。↲
2023.01.29
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■日テレ土曜ドラマ■大病院占拠/第三話(2023.1.28)/「大交渉」あらすじ↲青鬼が次にタレント医師の土佐大輔(笠原秀幸)を引き出します。午後8時20分までに土佐の罪を明らかにしなければ、土佐の命はありません。武蔵三郎(櫻井翔)は相模俊介(白洲迅)を同行して、青鬼がヒントとして示した「クラブ・タンゴ」に向かいます。――「百鬼夜行ちゃんねる」の登録者数は三十万人に達します。県警のSNSにはメッセージやタレコミ情報が届きます。その中に、去年ハロウィンの日の「クラブ・タンゴ」での映像が寄せられます。で、その夜、界星堂病院では急性心筋梗塞で大学生の周防あかり〈享年二十一〉が死亡。彼女は呼吸器内科に運び込まれ、担当医は土佐大輔。↲あの夜、「クラブ・タンゴ」では違法薬物(ドラッグ)パーティーが行われていて、土佐も参加。そして、二人の女性が過剰摂取で救急搬送。それが、信濃めぐみと周防あかり。――違法ドラッグでの過剰摂取で倒れる者が出た時は治療にあたり、病状が回復すれば高額医療費を請求し、そして、助からなければ急性心不全と死亡診断をしていた土佐大輔。で、信濃めぐみは助かり、周防あかりは他界。そんな悪辣な土佐の罪状を三郎が告げ、そして、「全部僕がやりました」と土佐が白状して、解放されます。因みに、土佐の罪状回答の締め切り時間だった午後8時20分は、周防あかりの死亡時刻でした。↲足に後遺症を持つ宅配業者を装って病院に潜入していた電気店経営者、周防誠(村上淳)が土佐に恨みを抱く緑鬼でした。緑の鬼の仮面を取った周防は、界星堂病院に運び込まれて死んだあかりの父でした。そんな周防がサバイバルゲームの廃ビルに出入りしていたことが分かり、そこに三郎と俊介が急行。そこで、横たわっていた看護師人形が爆破し、三郎が吹き飛ばされます。↲
2023.01.28
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■テレ朝金曜ナイトドラマ■リエゾン――こどものこころ診療所/第二話(2023.1.27)/「新医療ヒューマンドラマ」あらすじ↲佐山卓(山崎育三郎)院長の「さやま・こどもクリニック」の研修医になった遠野志保(松本穂香)。臨床心理士の向山和樹(栗山千明)や産休明けで復帰した生後四ヶ月の賢を溺愛するワケありシングルマザー、受付担当の市川渚(是永瞳)らと賑やかに働きます。――訪問看護師の川島雅紀(戸塚純貴)が、緑川病院で鬱病の診断を受けている滝川治(岡田義徳)の娘、小学四年生の悠里(浅田芭路)が不登校(昨年秋以降)で発達障害の疑いがあると言い、その対応を佐山に相談。母親は重度の精神疾患で一年前に自殺。佐山の指示により川島とともに滝川家を訪ねる志保。ゴミが散乱する部屋内で悠里が食事を作っています。万年床の治はボサボサ髪に不精髭で下着姿。妻の自殺以来、治は寂しさに耐え切れず、荒んだ生活になっている模様です。悠里は人懐っこく明るい印象ながらも多動傾向が見受けられ、治を説得して受診予約を取り付けます。↲悠里とクリニックにやって来た治は、先日の家庭訪問時とは丸で別人のように身綺麗なスーツ姿です。佐山は悠里がADHD(注意欠如、多動症)の可能性があることを伝え、治は悠里をクリニックに通わせると約束。ただ、母親が自殺したことは悠里には内緒にしているとのことで、それを伏せておくように要請します。ともあれ、元気に前向きになった治のことを喜ぶ志保に「鬱病患者が希望や未来を話す時は要注意なんです」と和樹。案の定、クリニックに国立西警察署からの連絡。――悠里が治に黙って家を出て、コンビニで缶ビールを万引き。名前も学校も言わなかった悠里でしたが、クリニックの診察券を持っていたので連絡が入りました。で、悠里をクリニックで保護。その夜、児童相談所の田辺克己(藤重正孝)、村田真紀(野村麻純)がクリニックを来訪。「病気のこと、自宅の環境問題、そして、今回の万引きは全て父親の問題。児童相談所としては、お子さんを自宅に返すことは出来ません。悠里ちゃんを一時保護させて貰います」と治に通告。そこで、悠里をそっちのけで、大人のバトルが開始。「何故、万引きをしたのか、その理由を聞かなくて好いんですか? 悠里ちゃんのことを第一に考えて上げて下さい!」と志保が叫びます。で、「遠野先生、悠里ちゃんのことをお願いします」と佐山。↲「ごめんね。悠里ちゃん。大人だけが騒いでほったらかしにして。これからどうしたいの?」と聞く志保に、「わたし、学校へ行きたい。でも、わたしが学校へ行くとお父さんが死んじゃう。毎日、お父さんは死にたい死にたいって言っている。……でも、もうお父さんと一緒にいたくない」と悠里。――万引きはお父さんから逃れたいという悠里のSOSでした。思いをどう伝えたら良いか分からずに父の大好きな缶ビールを万引きしていた悠里。誰かに助けて欲しかった悠里。が、無理やり引き離すのではなく、父親に納得して貰うのが良いと考える佐山。佐山が治に、「これまであなたが悠里ちゃんにしてきたことは虐待です。子供の成長にとって劣悪な環境で育児をすることは虐待です。子供に死にたい自殺したいと仄めかすのも虐待です。それで悠里ちゃんは傷付いている。二ヶ月間、学校に行っていないし、発達障害の支援も受けられない状況です。社会適応に導くのは親の役目。その責任を今のあなたは果たせますか? しかも、あなたは、自身の心も好い状態では無い。おそらく薬が合っていない。まずは、あなたの心の健康を取り戻しませんか? 悠里ちゃんと一緒に暮らすのは、あなたの心が元気になってからの方が好い」と語ります。佐山は治の病を単なる鬱病ではなく「急速交代型双極性障害」と疑っていて、であれば、これまでの薬により、却って治の症状は悪化していたことになります。いずれにせよ、治の抗鬱薬が合っていないと佐山は考えています。↲「悠里のこと、宜しくお願いします」と治が佐山と志保に土下座。児相の真希の紹介で、悠里は「晴美学園」の施設に入所。そこからなら、特別支援学級のある小学校に通えます。↲志保に対する成育歴などの聞き取りがあり、佐山は、彼女を発達障害(ADHD)と診断。この診断は児童精神科医を目指す志保には必要なことでした。クリニックでの研修期間は、あと二ヶ月と四日。「今後ともよろしくお願いします。……子供に向き合うということは、そのまま自分に向き合うことに繋がります。凸凹(精神疾患)の解消は、それを自覚し、その改善の努力次第で何とかなります。僕も、そうでしたから」と佐山。↲
2023.01.28
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■TBS金曜ドラマ■100万回言えばよかった/第三話(2023.1.27)/「家族という罠」あらすじ↲高原涼香(近藤千壽)が殺害された「西山町女性絞殺事件」について、尾崎莉桜(香理奈)の関与を疑う鳥野直木(佐藤健)と魚住譲(松山ケンイチ)刑事は、突然、連絡が取れたと言って莉桜に会いに出掛けた相馬悠依(井上真央)を心配し、彼女を追います。が、結局、莉桜は悠依の前には現れません。洋食店「ハチドリ」のオーナー、池澤英介(荒川良々)がたまたま通り掛かり、悠依と会話しているのを見た莉桜は踵を返していました。その後、悠依が店長の美容室(美容室ミーレ)に、素性を隠して客としてやって来た莉桜。「何処かでお会いしたことが?」との悠依の問いに「いいえ」と莉桜。その昔、悠依と莉桜は里親宅で一緒だった時期があります。――後日、悠依が「(涼香さんのマンションの)防犯カメラ映像、もう一度見せて」と譲に言い、そこでマンションに入る莉桜を確認。莉桜は、石岡エステート社長、石岡清治郎(長谷川初範)の内縁の妻に納まっていて、表向きは、石岡美也子を名乗っていました。で、石岡社長を訪ねますと、莉桜もまた行方不明になっています。↲涼香が殺害されるまでに頻繁に携帯で連絡を取り合っていた人物として直木が浮上。捜査本部では、行方不明になっている直木を本ボシとする見方が強まります。で、直木の他に、石岡エステート(不動産屋)の営業用携帯にも頻繁に電話していた涼香。↲直木の父、「KARUMINE」勤務の鳥野幸彦(相島一之)を訪ねる譲と田島宏一(少路勇介)警部補。幸彦は「長男の直木とはこの二十年来、会っていません。もともと直木とは良好な関係を築けていませんでした。直木にとっても、私たちと暮らすのは苦痛だったはず。だから別れて暮らすのは正解だった。直木と離れられて私はホッとした」と語ります。↲直木の母、佳織(長野里美)が悠依と会いたいとのことで、屋外で面談。譲と直木も同行。佳織から、八つ離れた直木の弟、拓海(森田湊斗)の話を聞きます。拓海は重篤な血液の病気に罹っており、ハプロ(骨髄)移植が必要でした。で、移植適合率は直木が一番という検査結果で、直木は十三歳時までに二度に亘って骨髄液ドナー(移植提供者)になっていました。で、その頃から、父親の考え方と対立していた直木は、反抗しては父に殴られ、そして虐待を受けるようになっていました。それで自身の選択で施設に入り、里親制度を利用していました。そんな具合に、直木が家族と離れてからも、拓海は十七歳で再発。その時も直木は快く移植に応じていました。そんな直木の気持ちも知らず、佳織は「拓海が再発したら大変。直木がいないと困る」と言って、行方不明になっている直木自身の身を心配するのではなく、ドナー提供者がいなくなった場合の拓海のことだけを考えています。悠依は、いたたまれない気持ちになります。母親が去った後、「私はあなたのことが好きです。何回でも言う。あなたが大好き。理由なんか無い」と悠依。それを聞いた直木は大泣きし、「悠依が見えてなくて良かった」と呟きます。↲
2023.01.28
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■フジ木10■忍者に結婚は難しい/第四話(2023.1.26)/「親友が裏切り者⁉ 離婚は休戦」あらすじ↲甲賀忍者の草刈蛍(菜々緖)と伊賀忍者の草刈悟郎(鈴木伸之)は、互いの素性に気が付き始めています。悟郎の同僚で上忍の音無祐樹(勝地涼)は、「世田谷チャリティーフェスタ」事件の現場(代理)リーダーとして、本部に報告書を提出するよう求められ、自宅リビングで爆破時のイベント会場の監視カメラ映像をチェック。それに妻の恵美(筧美和子)が声を掛けますが、音無は「仕事のことに口出しするな」と言って家を出て、そのまま姿を晦まします。翌日、郵便局に出勤した悟郎は、郵便局長の熊沢治(六角慎司)から、音無が無断欠勤をしていて、しかも本部からの呼び出しを無視して姿を消したことを知らされます。伊賀本部の呼び出し理由は、音無が予備爆弾の存在を知っていたことから、彼が甲賀にそれを内通したのではないかと疑ってのこと。連絡が取れない夫を心配した恵美が娘の杏(河野彩吹)を連れ、そうとは知らずに敵方の甲賀忍者の蛍を訪ねます。その後、悟郎の幼馴染みの元カノ、風富小夜(吉谷彩子)も、恵美と杏を心配してやって来ます。↲結局、若き修業時代に良く逃げ出していた広場に音無はいて、そこで、音無は悟郎に「世田谷チャリティーフェスタ」会場での監視カメラ映像を見せます。映像中、音無は女性と背中がぶつかり、そのデレッとした自らの表情を気に病んでいました。そういう情けない姿を本部の幹部に見せられないと思い悩んでいました。本当はダメダメな男であるのに、会社でも家でも、男としてのプライドを大切に生きて来た音無としては、これは大失態なのでした(笑)。↲忍者居酒屋(NINNIN)に、姉の競馬ジョッキー、月乃楓(ともさかりえ)が雀(山本舞香)を呼び出します。そこに悟郎と音無も入店。昨日、雀が予備爆弾を処理した際に、音無と揉み合っていた雀は、音無を見て驚き、隠れます。そして、蛍に悟郎と音無が忍者居酒屋に来ていることを電話報告。――その頃、本部では伊賀に内通者がいたという疑いが消え、そのことを小夜が忍者居酒屋にいる悟郎に報告。音無はホッと一安心。そこに、蛍に連れられた恵美と杏が来店。恵美が「私があんたの情けないところを見たら逃げ出すとでも思っているの? ナメんじゃねえよ。私はあんたと杏の為だったら頑張れるんだよ。私たち、家族じゃん!」と言い、「ごめんなさい」と音無。それで、音無夫婦は一件落着。音無、杏、恵は、手を繋いで帰宅。↲それを見送った悟郎が、「俺達もやり直さないか。離婚するのを止めないか。返事は今でなくても好いから」と蛍に提案。「小夜さんとは、どういう関係?」と問う蛍に「何の関係も無い」と悟郎が弁明。↲伊賀グループ本部長の松下昇(小須田康人)に呼び出された悟郎は「赤巻章介(信太昌之)議員殺害犯の詮索について進展があった」と告げられます。赤巻邸前の防犯カメラ映像に犯人らしき姿が写り込んでいて「君が見た赤巻邸から走り去った人物と同一人か確認して欲しい」と言われます。そこには爆弾製作者のカルロス、既にマグロ漁船で国外逃亡しているカルロスを脅して爆弾の設置場所を吐かせていた背の高い女と特徴が良く似ている人物が写し出されます。「どうだ?」と松下本部長に問われた悟郎は「これだけでは、ちょっと……」と言葉を濁します。写し出された人物は赤巻邸を出た直後、足首を回して爪先をトントンしています。この癖は蛍と一緒です。「蛍が甲賀の女なのか」と悟郎が呟きます。↲忍者に結婚は難しい [ 横関 大 ]
2023.01.27
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■テレ朝木曜ドラマ■警視庁アウトサイダー/第四話(2023.1.26)/「裏切り者が判明」あらすじ↲架川英児(西島秀俊)刑事の恩人であった警視庁生活安全部参事官、黒石俊範(井上肇)元警視正が自宅アパートで自殺。黒石は組織犯罪対策部の部長候補と目されていましたが、数ヶ月前、若い女性との不倫を週刊誌(水糸出版)に報じられ、依願退職。架川は黒石のアパートを訪れ、そこで、組対の藤原要(柳葉敏郎)警部と黒石の元妻、山川華絵(舟木幸)と遭遇。華絵が預かっていた架川宛の手紙を渡されます。そこには「あれは罠だ。私はハメられた。君も気を付けろ」というメッセージが記されています。架川は蓮見光輔(濱田岳)と鑑識の仁科素子(優香)を巻き込み、黒石を自殺に追い込んだ黒幕の捜索です。水木直央(上白石萌歌)には、黒石のスキャンダル相手、森沢未央(喜多乃愛)にホテルのバーで接触するよう依頼。未央は月会費五万円の高級スポーツクラブで黒石と会っていました。そして、彼女が働いていたクラブは鷲見組のシマ内にありました。どうやら黒石は、鷲見組が仕掛けたハニートラップに引っ掛かっていたことになります。――バーの外のホテルロビーで待機する架川と蓮見が組対課長で警視正の船津成男(金児憲史)、黒石に代わって部長になった警視長の椛島寿夫(戸田昌宏)、それに架川の元部下、深山哲司(北嶋哲也)、森田拓平(西村優)らと遭遇。蓮見は、もともと椛島の闇カジノ関与を疑っています。そもそも椛島は長野県警在籍時、県警刑事だった蓮見の父(梶間優人)が控訴しようとした時、それに圧力を掛けた人物でした。で、架川を鷲見組の犬と疑い所轄に飛ばしたのも椛島と思われ、であれば、架川と蓮見が追う敵は一緒です。↲ところで、信濃一家(鷲見組傘下)組長、当麻秀和(鈴木一真)というのは、2013年1月9日に長野県で発生した「ホステス殺害事件(18個所の刺し傷」の被害者、歌川チカ(水崎綾女)が働いていたクラブ(コフレ)のオーナー。で、当麻と内縁関係にあったのが小浜三代子(石野真子)。で、18個所もの刺し傷は三代子の犯行かと疑っている蓮見。そんな蓮見の素性(成り済まし)を怪しみ、そして、架川の鷲見組との関係を疑う警務部人事第一課監察係の羽村琢己(福士誠治)が、それぞれの証拠を求めて捜査しています。蓮見の遺したコーヒー缶のDNA鑑定を鑑識課に要請しています。↲背後に暴力団、鷲見組が絡んでいると睨んだ架川と蓮見は、鷲見組の敵対組織、「一途会」最高顧問、手嶌春(浅野ゆう子)の邸宅を訪れます。彼女は情報提供の見返りとして「新宿花久保町の闇カジノを見逃して金を受け取っている者が組対にいる。そのせいでこちらは商売あがったり。そいつの悪事の証拠を掴んで……」と要求。後日、椛島の部下になる深山の妻(エツコ)のネット銀行預金入出金リストを春に提示する架川と蓮見。その引き換えに「鷲見組の犬」を教えて貰います。春が部下に「椛島に連絡しな。お前の部下がやらかした収賄の証拠がある。それと引き換えに捜査対象になっているウチの構成員のリストを渡せ。場所は、白取町の算盤倉庫。時間は明日の夜九時」と命じます。「算盤倉庫に鷲見組の犬が現れる。明日を楽しみにして待つんだね」と春。↲暁リゾートのと社有地の森の土中に、長野県警の犬、折原大吾(亀吉)が埋められます。余計なことを話す前に消されます。――闇金リストにその名が記載されている折原大吾は、十年前には会計係長であり、梶間優人(蓮見の父親)の同僚でした。↲算盤倉庫に架川と蓮見。そこで「鷲見組の犬」が現れるのを待ちます。組対の藤原が現れます。「あなたが鷲見組の犬だったんですか?」と驚く架川。「もう全部終わりだ。俺も娘の麻里も終わりだ」と藤原。「麻里ちゃんに何があったのですか?」と問う架川に「麻里が交通事故を起こして、そのまま逃げた。その揉み消しを依頼して、組対課長の船津成男から条件を出された。<黒石が邪魔なんですよ、分かりますね>と言われ、それで、黒石にハニートラップを仕掛けた。更に、組対の情報を流せと船津と鶴んでいる鷲見組に言われ情報提供し、その罪をお前(架川)に擦り付けた。それにしても、一途会を使って黒石の一件を暴いたのは見事。これでお前は組対に戻れる。……麻里には常々言ったんだ。何かやらかしたら人を頼れ、それでやり直しが効くとね。俺にはお前がいて良かった」と藤原。藤原は、そのまま拳銃をこめかみに押し当てて自害しようとしていましたが、それを架川が阻止。藤原は「これから出頭して全部をぶちまける」と自首を決意。去り行く前に、捜査対象になっている一途会の構成員リストが入っているUSBメモリーを架川に託します。↲家族と正義、どちらを守るかで揺れていた藤原は、最期に「<ホステス殺害事件>で、凶器のナイフに付いていた梶間優人の指紋について、……相棒に伝えておいてくれ」と架川に電話連絡。続けて藤原は、鷲見組傘下の信濃一家を調べていて闇金リストを入手していたことを報告。「リストに氏名が載っていたのは梶間優人の同僚で会計係の折原大吾。が、彼は一週間前に失踪している。梶間優人の犯行を決定付ける証言をした折原大吾が消えている」と架川に電話で伝えた直後、夜の街中で射殺されます。――折原大吾を森に埋めた信濃一家の北岡(石田卓也)が藤原のスマホを拾い上げ、「これ以上踏み込むな、そこで止まれ」と架川に警告します。↲警視庁アウトサイダー The second act 1 (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]警視庁アウトサイダー (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]警視庁アウトサイダー2 (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]警視庁アウトサイダー3 (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]
2023.01.27
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■日テレ水曜ドラマ■リバーサルオーケストラ/第三話(2023.1.25)/「■新たな救世主」あらすじ↲コンマスの谷岡初音(門脇麦)はフルート首席の庄司蒼(坂東龍汰)を下宿人として家に招き、妹の奏奈(恒松祐里)と三人での同居生活を開始。そんな中、ティンパニの木之崎(篠崎史門)が東都フィルにスカウトされて退団。次期市長の座を狙う本宮雄一(津田健次郎)市議の挑発に乗った常葉修介(生瀬勝久)市長が勝手に決めた「中学校吹奏楽発表会」でのラスト<招待>演奏(曲名、威風堂々)という本番まであと四日。オケの大黒柱のティンパニがいなくなり、児玉交響楽団は大ピンチです。で、このティンパニの移籍は、本宮市議が裏で手を回しての嫌がらせです。マエストロ(指揮者)の常葉朝陽(田中圭)は、ライブハウス(OTO LAB)出演中の「藤谷耀司(渋川清彦)」をティンパニとしてスカウトせよと初音に命じます。藤谷はS響の元ティンパニストだった逸材です。何かと朝陽に気に入られたいと願っているチェロ首席の佐々木玲緒(瀧内公美)と楽器調整で新宿の楽器店に行く予定になっていた蒼を伴い、東京のライブハウスの藤谷を訪ねます。途中、ビル壁の大画面に映るソロフルーティストの日地谷更紗(鈴木絢音)を見上げた蒼が、彼女こそフルートをやるキッカケ(中1時)になった憧れの人なのだと語ります。↲ライブハウスでの藤谷耀司は、今更ということで、ティンパニの誘いを完全拒否。が、初音は、ドラマーの藤谷を見て、S響時代の藤谷のことを思い出し、演奏後の楽屋を急襲。「あっ、谷岡初音か!」と藤谷も驚きます。「21年前(2002年)、グランデリアホールで共演しましたね」と、当時七歳だった初音が、その時の思い出を語りますが、藤谷の拒否の姿勢は変わりません。↲市庁舎内では、本宮市議と常葉市長が玉響の現状について言い争いになり、「では、実際に玉響の見学を……」ということで、その稽古場にやって来ます。で、「肝心の大黒柱のティンパニがいないんですね」と、本宮が指摘。その時、初音に勧誘された藤谷が姿を現し、前言を翻して玉響に加わります。――初音がライブハウスに残したティンパニの音符記号が気になり、それで、自宅の押し入れの中の楽譜を引っ張り出し、その音符が「威風堂々」のものと分かったことで、玉響の練習現場に向かっていた藤谷。S響時代の仲間だったオーボエ首席の穂刈良明(平田満)とも再開して、挨拶を交わします。↲本番演奏会当日。1,029席の会場が満席です。中学生吹奏楽部の最後の演奏が終了し、そこで常葉市長の閉会の挨拶があり、その後、玉響の出番という段取りになっています。ただ、セッティングに十五分を要することで、その間に、お客さんが帰ってしまうことが心配です。そんな玉響メンバーの心配をよそに、常葉市長の長々とした挨拶が始まってしまいます。「玉響は、西さいたま市の名士、児玉源三郎氏によって1974年に創設された伝統あるオーケストラです。創設のキッカケは児玉氏の旧友であります西さいたま市出身の音楽家、工藤高政氏から音楽の都ウィーンへの留学経験の話を聞いた児玉氏が地元にもクラシック音楽を広めたいという強い気持ちを抱いたのが発端だそうです。そんな二人が友情を育んだのが中学時代の云々……」という常葉市長の長い話に痺れを切らし、挨拶を無視してセッティングを開始。その間も初音は、怖さを克服しようと、トイレ内で気を落ち着かせています。――その時、控室では、セカンドヴァイオリン首席の土井琢郎(前野朋哉)が、「敵は豚汁です」と言って騒いでいます。本宮市議が会場の外で豚汁を観客に振舞っています。そちらに向かって観客がどんどん流出しています。会場を去る観客を玉響メンバーが必死に引き留めます。↲初音が落ち着きを取り戻し、「よし!」と言ってトイレの便器から立ち上がります。その頃、一旦、流出していた観客が席に戻ります。「大丈夫です。一人じゃない。僕たちはオーケストラです」と朝陽が初音に声を掛けます。――新生、玉響によるイギリスの第二の国歌、気品と格調のある「威風堂々」の演奏が始まります。万雷の拍手と「ブラボー、朝陽!」と言う常葉市長の叫びが聞こえます。玉響を何としても潰そうという本宮市議の企ては、完全に打ち砕かれています。↲幼少期に西さいたま市の祖母の家で育てられたことで初音の幼馴染みでもある日本屈指の人気ヴァイオリニスト、三島彰一郎(永山絢斗)が、「初音!」と演奏後の初音に声を掛けます。「彰ちゃん⁉」と驚く初音に、「復帰、おめでとう」と彰一郎。↲
2023.01.26
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■相棒 season21/第十四話(2023.1.25)/「まばたきの叫び」あらすじ↲亀山美和子(鈴木砂羽)が取材先の柳沼邸で襲われ、頭部負傷で病院に緊急搬送。柳沼邸内ではホームヘルパー(訪問介護ステーション派遣)、町岡卓也の遺体が発見されます。町岡は金に困っていましたが、最近、競輪で勝ったと称して百万円の借金を返済していました。で、邸内は物色された形跡があり、そして、実際に腕時計、アクセサリーが盗まれていて窃盗犯の仕業と思われます。美和子は、元受刑者、柳沼勝治(忍成修吾)と獄中結婚した大手商社勤務の聖美(陽月華)の取材に訪れ、そこで事件に遭遇。勝治は十五年前の通り魔殺人(佐竹綾を刺殺)で懲役十四年の服役を終え、半年前に出所したばかり。が、その出所間際に脳梗塞で寝た切り状態。出所後、資産家両親の遺産で暮らす勝治の世話はホームヘルパーと聖美でした。杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、勝治、聖美夫婦から詳しい事情を聞きます。勝治は、体を動かすことも話すことも出来ませんが、瞬きや端末への視線入力で意思の疎通は可能です。勝治は、「犯人は私も殺そうとした」と証言。聖美によると、勝治の出所後、悪質な嫌がらせ(落書きや窓ガラス破壊)が頻発。大学受験に失敗した鬱憤を通りがかり女性に向けたという卑劣な犯罪者の勝治は、逮捕時、報道陣にVサインを送るなど、遺族の感情を逆撫でし、更に、「あと二人くらい殺していれば死刑になったのに、一人しか殺せなかったのが残念」などと暴言を吐いていて、その反発や恨みも消えていません。出所した今でも、「柳沼勝次@元殺人犯」でSNS発発をして、世の反発を煽っています。通り魔事件被害者の佐竹綾の息子、当時、五歳だった良輔にも話を聞きますが、「柳沼勝次@元殺人犯」の発信について、知らないと言います。↲聖美は幼い頃、親に捨てられ、静岡の親戚に引き取られていました。で、居場所のなかった聖美は、同様に居場所がない勝治に共感し、それで孤独な勝治と獄中結婚を決めたのだと語ります。「一人くらい、あの人の味方がいても良いじゃありませんか?」と右京と亀山に語りますが、それが本心とは思えません。――聖美は預けられた先の静岡で佐竹綾を姉のように慕い仲良しでした。↲柳沼宅の塀際が放火されボヤ騒ぎ。その犯人を追って、亀山が確保。佐竹綾の息子、良輔が、ボヤ騒ぎの他、塀の落書き、窓ガラスを割るなどの嫌がらせを繰り返していました。そして、良輔は落書きしている時、それを町岡に見付かり、「待ってろ、その内、あいつは殺される」と告げられていました。↲右京と亀山は町岡の部屋で、洲本宛の百万円の振り込み明細書発見。百万円を受け取っていた洲本は、町岡の死後、柳沼邸でのホームヘルパー業務を引き継いでいます。そんな洲本が、生前の町岡に誘われて勝治殺しに加わっていました。「勝治殺しで二千万円が手に入る」と言って、その前金として百万円を得ていた洲本。が、土壇場になって、町岡は勝治殺しに恐れをなして、それを止めると言い出していました。で、「だったら、俺一人でやる」と洲本が言って、町岡を柳沼邸内で刺殺し、そして、やって来た美和子の頭部を花瓶で殴打していました。↲そんな事情を知らない聖美は、ヘルパーの洲本に「それじゃあ、一時間ほど出掛けますので、お願いします」と言い外出。柳沼邸内では洲本が、「今度こそ、ちゃんと殺してやる」と勝治に言っています。実は、二千万円を用意して殺人依頼をしていたのは勝治本人でした。二百万円を前金に町岡に自身の殺人を依頼していました。その金が、借金返済と、洲本への殺人依頼に回っていました。そして、犯行三日後に残金が支払われる約束でした。――洲本が勝治の生命維持の為のチューブを外した時、右京と亀山が駆け付けて、洲本を取り抑えます。↲勝治は聖美の復讐心に気付いており、既に、命を投げ出していました。綾の命を奪った勝治に対する復讐心から自身を殺す為に結婚した聖美を受け入れていました。聖美にしてみますと、「綾ちゃんが殺されたのは、私のせい。綾ちゃんと三年振りに会う約束をしていて、その約束の時間に私が遅れたので殺害された。私が約束の時間に遅れなければ、現場から遠く離れていたはずで、綾ちゃんは殺されなかった、絶対許さない、私が殺してやる」ということで、それで、甘い言葉で誘い、獄中結婚。勝治にしても、誰でも好いから殺しに来てくれる者はいないかということで、周囲を挑発するSNSを発信していました。勝治は聖美にも「俺を殺せ」と言っていたのですが、死への願望がある勝治を殺すことに意味を見出せず、「とにかく懸命に看病して、そこから生きる希望を見出した時に殺してやろう」と誓っていた聖美。↲洲本が勝治の命を絶とうと生命維持のチューブを外した時、危険を知らせるブザーが鳴り響き、それを聞き付けた聖美が家に引き返し、チューブを元通りに急いで繋いだのは何故か? と問う右京に、「あのまま死なせるのは悔しい。綾ちゃんの命を奪ったことを悔いる事なく、勝治が簡単に死ぬのは許せない」と聖美。「どうやって許せば好いんですか?」と聖美が右京と亀山に問います。――亀山が「気持ちは分かる。でも、あなたは充分に苦しんだ。そんな自分を、もう許してあげてください」と言い、右京が「この世に人を殺して解決できることなどありません」と諭します。↲
2023.01.25
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■TBS火曜ドラマ■夕暮れに、手をつなぐ/第二話(2023.1.24)/「まさかの恋が始まった」あらすじ↲九州(宮崎)出身の浅葱空豆(広瀬すず)と神戸出身の海野音(永瀬廉)の「雪平邸」での共同生活が始まります。空豆は「雪平邸」の主(あるじ)で不動産持ちの雪平響子(夏木マリ)に、「働かざるもの食うべからず」と言われ、響子の幼馴染みの丹沢博(酒向芳)が四代目店主の老舗蕎麦屋(大野屋)でアルバイトするよう命じます。「大野屋」の前でチラシ配りをしている空豆に、響子の息子で「Forbes」に若手起業家30人と紹介されていた雪平爽介(川上洋平)が「テイクアウト始めたんですね」と声を掛けます。そして、博の娘で「大野屋」の看板娘、千春(伊原六花)からは、「港区女子」に変身して「婚活をしよう」と勧められる空豆。↲大手レコード会社「ユニバースレコード」の担当A&Rの磯部真紀子(松本若菜)に呼び出され、黒川温泉のCM音楽作りを依頼される音。後日、それを引き受けると連絡すると、「これコンペだから。十人くらいに声を掛けたから」と真紀子。それで音は納得の楽曲を完成させます。で、最初の「ユニバースレコード」訪問時、ギタリストのマンボウ(サトシ<増田貴久>)とボーカルのアリエル(内田理央)の「ZUBIDAVA(ズビダバ)」を紹介された芸名「デカフェ」こと音。その時、音にサインを求められたマンボウが色紙を取りに行った隙に、アリエルが、「私、デカフェくんのファンなの」と告白。「私、好きな人見ると触りたくなり、キスしたくなっちゃうの」と迫られます。更に、音は、アルバイト先の奥渋のカフェ(TOMIGAYA)で出会った菅野セイラ(田辺桃子)に、「あなたに一目惚れしたの」と言われ、電話番号を記したメモを渡されます。因みに、このカフェは、爽介も常連客。↲爽介が母の響子に会う為に花束と手土産を持って「雪平邸」にやって来て、早速、BBQパーティー。空豆と音もそれに加わります。爽介がギターを弾き、響子が歌います。「いま春が来て、君は綺麗になった~」(なごり雪)と、歌います。「東京から田舎に帰ることになる空豆の歌だな」と音が述懐。その言葉を受け「遠くの人を楽しませるアーチストというのは近くの人を哀しませる。だから好かん」と空豆。で、「何かを作るということは、人が一番遠くに行ける手段なのよ。爽介は才能が無いから起業したが、音には才能はある。だからここに置いてる」と響子。↲空豆に、実家に設置したエレベーター代三百万円の請求。婚約者の矢野翔太(櫻井海音)が足の悪い浅葱たまえ(茅島成美)に楽をして貰おうと設置したものですが、婚約が御破算になって、その代金請求が空豆に回っています。で、「大野屋」の博に三百万円の前借を要求するも、当然、拒否されています。そんな中で、翔太が、たまえの元に婚約破棄の謝罪。が、翔太の謝罪を受けたところで、そもそも、たまえは空豆と連絡が取れておらず、孫の身を案じています。空豆は九州に戻るのを先送りにしていて、祖母の着信を拒否しています。で、その時、たまたま居合わせたエレベーター設置業者(オラキオ)が、三百万円の支払いについての電話を受けたと報告。たまえは「身を売ったのか、それとも臓器を売ったのか?」と更に心配が募ります。↲爽介から、異業種交流会の婚活パーティーに誘われる空豆。空豆は最大限のお洒落をして、爽介と婚活パーティーに出掛けます。――実は、響子は爽介に丁度好い嫁と見込んで空豆を街で拾っていました。それまで「リカちゃん人形」のようなモデル体型の子と二度恋愛し、必ず振られて来た爽介には田舎出の空豆が合っていると響子は判断しています。が、その一方では、「でも、悔しい。本心ではあの子(爽介)を取られたくない」と毒親ぶりも発揮。↲婚活パーティー会場では、それに飽きて外に出る空豆。そこに幼い少女が一人ボール遊び。それに付き合う空豆。母親がトイレから戻り、母娘は去り行きます。そこに爽介が来て、二人はパーティーを抜け出します。爽介の運転で夜の街をドライブします。「さっきの女の子、可愛かったね」と爽介が言うのに、「おい(私)、あのまま捨てられたけん。母親はトイレに行ったまま帰って来んかった。あの子も、捨てられたと思った」と空豆。そして、「何処、行くと?」と問う空豆に、「近く? 遠く?」と爽介。「ちょっと遠く」と空豆が言い「好いね」と爽介。↲納得のゆく形で温泉のCM楽曲を完成させ、それを空豆に聞いて貰いたい音。が、空豆は爽介と婚活パーティーに出掛けていて不在です。そこで、菅野セイラに渡されたメモに書かれている番号に電話。からかわれているだけで、誰も出ないものと思っていた音でしたが、セイラが応答。「あっ、人違いでした」と言って、音は慌てて電話を切ろうとしますが、「もしもし、もしかして、奥渋のコーヒー屋さんの……。電話、待ってました」とセイラの声が弾みます。↲
2023.01.25
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■テレ朝火曜9時ドラマ■星降る夜に/第二話(2023.1.24)/あらすじ↲遺品整理士の柊一星(北村匠海)と産婦人科医の雪宮鈴(吉高由里子)は映画館デートです。その後、ハンバーガーを食べたり、居酒屋で飲んだり、そして、遺品整理会社(ポラリス)の親友、佐藤春(千葉雄大)を巻き込んで遺品整理現場で見つけた伝説のAV話や、彼がこれまでに旅してきた世界の友の話に花を咲かせるなど、鈴を非日常へと引き込みます。年齢差が十歳であることも確認します。↲「マロニエ産婦人科医院」では、出産を終えたばかりの名前さえ名乗らない匿名妊婦(清水くるみ)が「子どもなんて要らない」と言い、赤ちゃんを置いて病院から逃亡。四十五歳の新人産婦人科医、佐々木深夜(ディーン・フジオカ)は、妊婦の発した言葉に落ち込み、いろいろな面で妊婦の心に介入しようとしていました。そんな彼に、鈴は自らが抱えた医療裁判について語ります。良かれと思ってやったことでも、人には様々な事情や思いがあって、それで裁判になってしまうことを語ります。かつて、小さな産婦人科医院から転院して来た妊婦を担当して、赤ちゃんは無事に生まれたものの、妊婦は子宮破裂と出血性ショックで死亡。で、その際の良かれと思った処置方法を巡り裁判に発展していました。――その話を聞いた深夜は、「力及ばず……」と医師に告げられ「彩子は死んだんですか?」と、妻の死を確認しなければならなかった哀しい過去を思い出します。妻の突然の死が、深夜が医者を志すキッカケになっている模様です。で、四十五歳にして医師歴一年のポンコツ新米です。↲鈴から匿名妊婦が逃げた話を聞いた一星は、「赤ちゃんが可愛そうだ」と言って、その母親を探そうとしますが、鈴はそれを引き留めます。――高校時代、事故で両親を亡くしていた一星に、「親がいなければ本当に可哀想なの?」と鈴が聞きます。「俺は可哀想じゃないの?」と言う一星に、「耳が聞こえないというだけで、あとは、あなたは自信満々で職場のエース。羨ましいくらい魅力的に見えるけど、あなたは、可哀想な人なの?」と鈴。「そうだね、俺は可哀想じゃない。……ありがとう。その赤ん坊に俺を見習うよう言っとけ」と一星。↲匿名妊婦を探し出すことをせず、赤ちゃんは、修道院(シスター)施設で一時保護。↲深夜の元に、今は亡き彼の妻、彩子が好きだった「バター餅」を持参する遺品整理の「ポラリス」社長、北斗千明(水野美紀)。「ありがとう。仏壇に供えるよ」と言う深夜に、「都庁であんなに颯爽と働いていた人がね。最近、背中が丸いよ」と千明。深夜が「昔のことは忘れた」と応じると、「生き直すのも大変だ。頑張れ!」と千明に背中を叩かれます。で、「これ、娘の桜(吉柳咲良)に貰って行くね」と言って、彩子の為に深夜が購入していた「おにぎり、カップラーメン」などを持ち帰ります。桜は、しっかり者の高校二年生です。一星に恋心を抱いています。↲――雪が舞い散る踏切を挟み、一星が鈴に「好きだ」と、手話でその思いを伝えます。↲
2023.01.24
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■フジ月10■罠の戦争/第二話(2023.1.23)/「パワハラ秘書排除」あらすじ↲鷲津亨(草彅剛)は、息子の泰生(白鳥晴都)が歩道橋から突き落とされたのに、それを事故として処理しようとする内閣府特命担当大臣、長年に亘り第一秘書として仕えて来た犬飼孝介(本田博太郎)を潰そうと決意。私設秘書の蛍原梨恵(小野花梨)、秘書見習いの蛯沢眞人(杉野遥亮)がそれに同調して協力。まずは、大臣の懐刀とされる政策秘書、虻川勝次(田口浩正)の排除作戦を敢行。――梨恵に対するパワハラの発覚と、その後の大臣釈明会見での原稿取り違いミスと、虻川の失態が続きますが、それでも彼の立場は安泰。虻川は事務所の金庫番であり、犬飼も知らない金の流れを把握している為、犬飼は迂闊にクビに出来ないという事情があります。そこで、虻川の生命線になっている手書きの裏帳簿の入手を亮らは画策。それは虻川の机の鍵の掛かる引き出しに保管されているものと考え、鍵屋に引き出しを開けさせますが、空振り。地元(千葉)の事務所内に保管されている可能性が高まります。で、翌日、眞人は仕事を教えて貰うということで虻川に同行して犬飼の地元に向かいます。地元で畑仕事をしている農家(蟹江)に眞人を預け「好きに使って」と虻川が言います。それで、眞人は地元の畑仕事を手伝うことになります。で、「明日、農協主催のBBQがあるからお前も参加な。八時半集合」と虻川から眞人にSNS連絡。↲BBQパーティーには、亮と梨恵も参加。――そこで眞人が待ち受け画面に使っている兄とのツーショット写真(東啓大学入学式時のもの)を説明。「兄貴は会社経営の窮状を犬飼に陳情。で、何とかすると言って貰えた。それで我武者羅に頑張り、結局、過労で倒れて他界。なのに、政治資金集めのパーティーに兄貴宛の会費二万円の招待状が届いた。それで生卵をぶつけてやろうと思って出掛けた。これからは、鷲津さんに付いて行けば兄貴の弔いが出来そう」と眞人。↲そんな状況下でのBBQパーティーの片隅では、犬飼の息子の政務秘書官、俊介(玉城裕規)と猿岡建設の猿岡(後藤公太)社長が親し気に会談。亮は二人を見付け、車中での封筒入りの現金の授受現場をスマホ撮影。不正献金の動かぬ証拠を抑えます。――「未だ確実なものはありませんが、でも見せたい写真があります。今夜七時、例のところで」と亮が雑誌(週刊新時代)記者の熊谷由貴(宮澤エマ)連絡。それを虻川が目撃。虻川は第二秘書の貝沼永太(坂口涼太郎)に、「今夜七時、鷲津は誰かと会う。その場所を探れ」と言って、亮の尾行を指示。亮が永田町に向かっていることを、貝沼が虻川に報告。「俺も直ぐ行く」と虻川が言い、眞人の運転で駆け付けます。そして「鷲津のことで大事な話が」と犬飼に電話する虻川。その際、茶色の革表紙の裏帳簿が、一時、車のアタッシュケースにあるのを眞人は確認していたのですが、眞人が運転手として車に乗り込んだ時には、それは既にありません。↲由貴が夜の公園ベンチで亮を待っています。それを貝沼が目撃。貝沼の連絡で、虻川、犬飼も公園に到着。夜の公園ベンチでは、「この写真見て貰えますか」と亮。そこに、「こそこそ記者と会って何を渡しているんだ」と犬飼。亮は平然と「野党第一党の女性党首が若い秘書と不倫している写真を渡していました。野党の女性党首が抗議して来たので何とかしてくれと大臣はおっしゃったじゃないですか? だからスキャンダルでも流してみようかと」と言います。虻川は、てっきり、政務秘書官の俊介が猿岡社長から不正献金を受け取っている現場写真を渡すものと思っていましたから、完全に罠に嵌っています。その写真を撮るところを虻川に見られ、それで虻川が公園に来ることを予測していた亮は、由貴に協力して貰い虻川を罠に嵌めていました。「あれ、あなたは、ウチの編集長にイザとなったら犬飼大臣を潰せるネタがあるって売り込んだ虻川さんですよね」と、由貴が虻川を責めます。↲虻川が、亮の妻、可南子(井川遥)のいるマンションに押し掛けます。「鷲津、お前なんかに事件の真相は……」と叫びます。が、部屋の奥にいたのは亮ではなく、由貴。「えっ、事件?」と由貴が虻川に尋ねます。そのことが、即、記事になります。「パワハラ秘書(虻川)が部下(鷲津)の家に押し掛け妻(可南子)に暴言/男子中学生の不可解な転落/犬飼大臣が隠蔽に関与か」と「週刊新時代」が報じます。↲民政党幹事長、鶴巻憲一(岸部一徳)に官邸に呼び出される犬飼。「総理、折角、我が派から取り立てて頂きましたが、もう好いです。辞任させますから」と言う幹事長に、竜崎始(高橋克典)総理は、「そうはいきません。任命責任を問われるのは私だ。この件はきちんと処理してください、犬飼さん」とそれを認めず、犬飼は、「はい、必ず」と平身低頭。↲虻川が荒れていて、夜の街で若者と肩がぶつかり、喧嘩。虻川が殴った相手は眞人の友人の協力者。「誰か警察を呼んでくれ」と叫んで、虻川は暴行の現行犯で緊急逮捕。亮が身元引受け人となって警察に向かいます。が、虻川は悪びれることなく、裏帳簿を握っている限り安泰なのだと嘯きます。そこで亮が「裏帳簿って、これのことですか」と、それを提示。犬飼事務所では、農家(蟹江)からイベントで使う物などを保管する小屋を倉庫代わりに借りていました。その小屋内で眞人がボックスに入っている裏帳簿を入手していました。――「虻川、お前クビだ」と犬飼。裏帳簿さえ戻れば、犬飼としても、虻川に用はありません。↲亨の古い友、鷹野聡史(小澤征悦)衆議院議員が、泰生の事故(事件?)についての調べを進めていて、それを報告。鷹野は父親の伝手で警察に顔が利きます。鷹野が「現場警官は事件として調べ始めたが、上から圧力が掛かったようだ。それと、事件の日の泰生君を覚えていた人がいたらしい。バスが揺れ、お婆さんが倒れそうになった時、泰生君は、<大丈夫ですか?>と声を掛け、<あのう、席を譲ってあげた方が好いんじゃないですか?>と近くに座っていた帽子にフードを被った男に言ったのだそうだ。男は、<ちっ>と舌打ちをして、そのお婆さんが言うには、泰生君を追い掛けるようにバスを降りた」と、亮に伝えます。↲帰宅後、「泰生が突き落とされたのは俺のせいだ」と亮が可南子に言います。――日頃の父の教えに従い、老人を労わろうとした泰生が襲われたということでしょうか。それとも、キャンプ場で正義感からキャンプ客に注意を与える姿を見せて、泰生に「カッコイイ」と言わせていた亮の「生き方の問題のせい」ということでしょうか。↲
2023.01.24
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■フジ月9■女神の教室~リーガル青春白書~/第三話(2023.1.23)/「黙秘権の是非」あらすじ↲柊木雫(北川景子)は風見颯(尾上松也)刑事から、「人気塾講師に無罪判決/(性犯罪)被害者(白石杏奈)死亡で証拠揃わず」という新聞記事を提示され、そして、その事件の担当刑事だったと打ち明けられます。――被告人の塾講師は犯行を否認し物証も無し。で、SNS上での誹謗中傷に傷付き自殺した被害者の証言は信憑性が無いとされ無罪判決。青南ロー院長、守宮清正(及川光博)にも、その判決の妥当性を風見刑事は尋ねていて、「極めて妥当」との見解を得ていましたが、改めて「柊木先生にも……」との問い合わせです。が、柊木は、その裁判の詳細を承知しておらず、返答を拒否。↲実務演習は「黙秘権」。郊外の森で六歳男児Aの死体が発見され、住宅街を男児Aと男Xが並んで歩く場面は目撃されていました。が、物証が無く、そして、森付近での目撃者はおらず、ついては、Xの自白が必要なのですが、Xは黙秘権を行使。起訴できても裁判で無罪となる可能性があります。――柊木は黙秘権についての肯定派を真中信太郎(高橋文哉)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)、否定派を照井雪乃(南沙良)、桐矢純平(前田旺志郎)に分けディベートさせます。が、雪乃は、ディベートを拒否して、相方の純平を困らせます。が、純平が肯定派に追い詰められた時、雪乃が、「黙秘権は行き過ぎた加害者擁護」と発言。「しかし、黙秘権は自白を強要させようする拷問を避ける為のシステムなのだ」と肯定派の信太郎。それに対し「拷問がいけないというのなら、その処罰規定を設けるべき。しかし、現実的にそうなってはいない」と雪乃が反論。で、ジャッジの藍井仁(山田裕貴)教官が否定派勝利を告げます。ただし、雪乃の感情的発言については、これを批判。次回講義は否定派と肯定派の入れ替えということで、講義終了。柊木は、加害者擁護に対し感情的に反発するなど、処罰感情の強過ぎる雪乃の人となりについて、藍井に意見を求めますが、相手にされません。↲純平が雪乃を誘い、検察官の横溝太一(宮野真守)の仕事ぶりを見学。引率者は横溝と青南ロー同期の柊木。検察官志望の純平と雪乃に「弁護士と検察官が互いに戦い導き出した答えは真実に近い。弁護士と検察官は敵であり味方。弁護士と検察は尊重し合っている」と横溝が語ります。↲翌週、肯定派に立場を変えた純平が、「黙秘権について、これを行き過ぎた加害者擁護を言うのは、無能な弁護士の言い訳に過ぎない。黙秘権は、冤罪の防止」と断定。対して、「まず、被害者A君の家族を一番に守らなければいけない。犯罪者を野放しにすれば、次は君の家族にも危険が及ぶ」と信太郎。実は、横溝検事に会って以来、このディベートに向けて雪乃が協力的になっていて、彼女が立論を作成し、純平が喋るという段取りを決めていました。しかも、最後の残り一分というタイミングを捉え、そこで一気に勝ちに行くという作戦を立てていました。残り一分のところで、純平が語ります。「黙秘権が無ければ、正しい裁判が出来なくなる。同じ土俵で同じ武器で戦うのが裁判。武器とは法律。だから、黙秘権という武器を法というものに不案内な被告に与えないといけない。被告人の黙秘権という武器を奪うということは、法律家としての敗北を意味している。つまり、それは無能な法律家の言い訳に過ぎない。冤罪を生めば、被告人は最悪、死刑になる。法律家は、人殺しに成り果ててしまう。犯罪者になってでも被告人を裁きたいというのなら別ですが、それはダメです。法律家を犯罪者にしない為に黙秘権はあるのです」と純平が捲し立てて、それに、藍井教官が勝利判定を下します。柊木も「黙秘権は国家権力を排除する為に必要。何を思うかは自由。それを国家権力が犯してはらない」と補足説明。「憲法19条により内面の自由を保障するのが黙秘権。柊先生の意見に全面的に同意する」と藍井。↲その後、「人気塾講師に無罪判決」(強制猥褻事件判決)についての意見を求めていた風見刑事に、「自分なりの意見を伝えたい」と柊木が連絡。↲拓磨と向日葵の親し気な会話を覗き見て気を揉んでいた純平が、拓磨を捕まえて、「個人の内面に土足で踏み込むのは良くないが、どうしても聞きたい。……向日葵ちゃんのことをどう思っているのか?」と問い詰めます。拓磨は「黙秘権を行使する」と言って回答を避けます。↲教官室にいる柊木に対し、「今後の実務演習講義を止めさせて欲しい」と申し出る雪乃。「来年の司法試験受験に集中したい」というのが雪乃の本音です。それに対し、「単位が足りるのなら止めれば好い」と藍井が言い、掲示板告知。年末の予定だったトップ10のみが許される「藍井ゼミ選抜テント」を、「来週11/28」に実施する旨の通告書が掲示板に貼り出されます。↲
2023.01.23
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■TBS日曜劇場■Get Ready!/第三話(2023.1.22)/「闇医者チーム崩壊」あらすじ↲闇医者チームは連続殺人(未遂)事件を追っています。ジョーカーの下山田譲(藤原竜也)、クイーンの依田沙姫(松下奈緒)、スペードの白瀬剛人(日向亘)の反対を押し切り、殺られて当たり前の事件被害者(西口亮)の命を救うエースの波佐間永介(妻夫木聡)。西口亮が刺された直後、腹部大動脈の切創三ヶ所を縫合。で、犯人の安達祐樹(杉本哲太)からは既にオペ代金として三千万円を受け取っており、よって、安達はエースのオペ患です。いずれにせよ、西口亮の刺殺未遂事件については、キャバ嬢(リサ)が安達から十万円を受け取り、事件現場に西口を呼び付けていました。――西口亮が刺されて、あと残りは二人です。福本博武と恩田英次が安達に狙われています。つい先日(2022.12)、刑期(十年)が一番長かった首謀者の恩田英次が出所。三人全員が出所して出揃ったタイミングで安達の仇討ちが開始されています。彼らの収監の罪状は女子高生集団暴行。2012.11.26、「女子高生暴行殺人事件」が発生。十七歳の女子高生、安達未来が、雨中の駅に降り立った父(安達祐樹)に傘を届けようという途中で拉致されました。犯人は当時十七歳だった西口、福本、恩田の三人。彼らに暴行された挙句、未来は土中に生き埋めにされていました。↲末期の原発性脊椎腫瘍で余命三ヶ月の安達は三千万円の工面に家を売却しており、今はホテル住まいです。「娘が成人を迎えるまで、あと半年を生きたい」と言って、ジョーカーにオペ代の三千万円を支払っていた安達の次なるターゲットは福本です。彼を尾行する安達。因みに、三千万円の支払い時期は、首謀者の恩田が出所するまで、あと半年というタイミングでした。娘(未来)は既に他界しており、彼女の成人式はありません。半年後まで生きていたいということの狙いは、恩田を含めて三人への復讐(仇討ち)でした。↲次いで、福本が刺され「次はお前だ」と恩田に告げる安達。ここでも、エースは創傷を縫合して福本の命を助けます。↲そもそも連続殺人未遂事件が始まる直前、末期の原発性脊椎腫瘍により神経麻痺の症状が出始めている安達に、エースは「早急に俺の手術を受けなければ近いうちに死ぬ。いま捕まれば刑務所内で野垂れ死ぬことになる」と警告。が、エースのオペ予定日に安達は現れませんでした。恩田の釈放予定の半年前、仮釈放が決まり、安達は前倒しで出所。娘の復讐完了までに半年の猶予が不要になっていました。↲警護の為、恩田の家に刑事が集結していますが、何故か、恩田はそこから逃走。恩田は十年前の事件現場の方向に歩きます。そんな恩田を尾行して安達が対峙。「俺は十年ムショに入った。おふくろと兄貴は自殺して、親父は区議会議員じゃなくなった。もう充分だろ!」と叫ぶ恩田を刺して、安達は逃走。安達は反撃を喰らい、自らも傷を負っています。まずは、安達に刺された恩田を救出するエース。「その手を止めろ」と安達。「命令されるのは嫌いなんでね」とエース。恩田の手当てを完了させたエースは、「今度はあんたの番だ。俺と来て貰う」と言って、パトカーのサイレンが鳴り響く中、車で現場を脱出。↲「手術は必要ない。助からなくて好い」と言う安達を制止して、「Get Ready!」。脊椎腫瘍摘出術&刺創部止血術、完了。――傘を持って駅に迎えに来る娘、未来の幻を見る安達。そこにジョーカーが現れ、「如何ですか、お体の調子は……。あなたには殺人犯になって欲しくなかった」と言葉を掛けます。「これで刑務所暮らしにも耐えられそうです。しっかり償って来ます」と晴れ晴れとした表情の安達。安達が蒲田北警察署に自首。↲連続殺人未遂事件の被害者の三人(西口、福本、恩田)に対し、SNS上では、「女子高生暴行犯」として非難が集中。そういう事態に、三人は、「過去の罪は償った。自分らは今回の被害者なのに」と、イラ立ち喚いています。そこに、エースがモニター画面越しに現れ「随分楽しそうだな。傷の具合はどうだ。お前たちを救ったのは俺だ。病院に着く前に誰かがお前たちを処置したと聞いていないのか。ただ、少々仕掛けをしておいたがな。お前たちの大動脈を結んでいる糸の寿命は一年だ。一年経ったら糸は切れ、大出血を起こして死ぬ。罪の無い人間に恐怖を与え、無慈悲に殺したお前たちに生き延びる価値はあるのか? じっくりと死の恐怖を味わうと好い」と言い放ちます。↲警察に自首した安達は、「仮面ドクターズについては何も知らない」の一点張りを貫いています。↲
2023.01.23
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第三話(2023.1.22)/「三河平定戦」あらすじ↲三河の岡崎城に敗走した松平元康(松本潤)は、打倒織田信長(岡田准一)を決意。が、今川氏真(溝端淳平)は駿河から援軍を送りません。そんな氏真を見限り、本多忠勝(山田裕貴)は織田方との同盟を進言。駿府城に瀬名(有村架純)と竹千代を残している元康は大いに悩みます。そんな時、岡崎城に、伯父の水野信元(寺島進)が、十六年前に生き別れていた元康の母、於大(松嶋菜々子)と於大の再婚相手の久松長家(リリー・フランキー)を引き連れて、やって来ます。水野信元は寝返って織田家に味方する三河の国人領主(守護大名の被官)であり、乱世を渡り歩く度胸とズルさを持ち合わせています。で、信長の代理と称し「信長様に頭を下げろ。俺が上手く口利きをする」と脅します。於大も、「今川様と手を切りなさい。今川様はもうお終いです。信長様は、そなたに三河国を任せると言っている。主君たるもの、お国の為とあらば、己の妻子は打ち捨てよ!」と言い、それに対して、氏真に離反することで人質になっている妻子の命が奪われることを心配する元康は、於大に「出て行け!」と怒鳴ります。瀬名は、竹千代に続いて亀姫を出産。こちらの家族を大切に思う元康。↲それに前後して、水野信元と久松長家がいる刈谷城を松平軍は攻めますが、これに惨敗。甲斐国の武田信玄(阿部寛)に助けを求めますが、今川の家臣の分際で面会を求める無礼を武田は許しません。「三河国の主になってから会いたいと言って来い」と使者を追い帰します。――万策尽きた元康は、ついに、水野信元の「元康殿の味方になっている東条城の吉良義昭を討ち取れ! それが信長様の望みじゃ!」と言われた通り、今川軍の前線になっている三河東条城の吉良を攻め落とします。石川数正(松重豊)と酒井忠次(大森南朋)が地べたに土下座して、信長側に与することを促していました。水野信元が、「ようやく正しい方に賭けたな。――信長様の清須城へ行こう」と、元康に伝えます。↲
2023.01.22
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■NHK土曜ドラマ■探偵ロマンス――知られざる江戸川乱歩誕生秘話/第一話(2023.1.21)/あらすじ↲20世紀初頭の帝都。第一次世界大戦(大正三年<1914年>~七年<1918年>)後の好景気は終焉し、世は超格差社会になっています。街のスラム化は進み、スペイン風邪、犯罪が蔓延。人々はヒーローを待望。――後に江戸川乱歩となる平井太郎(濱田岳)は、シャーロックホームズや怪盗ルパン等を書いたドイル、ルブラン、ポーといった海外の推理小説家に憧れながら、未だ何者でも無く、クズ拾いの仕事で食い繋いでいます。鳥羽の造船所時代に出会った友人、郷田初之助(泉澤祐希)を押し入れに居候させています。新聞社に原稿を持ち込んでも全く相手にされない太郎の推理小説ですが、それに何時も感想を送ってくれる鳥羽の小学校教師、村山隆子(石橋静河)の手紙が、唯一の救いになっています。↲荒廃する世にあって、ピストルを突き付け乱暴狼藉を働く通称、ピス健(土平ドンペイ)から、大画商の廻戸庄兵衛(原田龍二)宛に「大切なものを奪う」旨の「恋文(脅迫状)」が届きます。――秘密倶楽部の妖艶な女主人、蓬蘭美摩子(松本若菜)が「ピス健が何を盗むのか、賭けに勝った人は廻戸さんから御褒美を貰わなきゃ」と囃し立てて笑う中、狭間勇(大友康平)警部が、ピス健の襲撃を待ち構え、廻戸邸に張っています。そんな狭間警部の欠伸を新聞記者の梅澤潤二(森本慎太郎)がフラッシュを焚いて撮影。そんな時、銃声が二発。「お父様」と早苗(杏花)が叫び、「お逃げ下さい」と執事。馬車に乗って廻戸と早苗は逃走。それを追ってピス健が発砲。馭者(ぎょしゃ)が撃たれます。廻戸が返り討ちにしてやると言って馬車を飛び降り、銃を身構えます。が、結局、射殺され、南無阿弥陀仏。翌日、「廻戸庄兵衛殺害さる」の新聞報道。「怪盗ピス健、画商殺し」と報じられます。「警察は無能。今こそ、名探偵、白井三郎を呼ぼう。立ち上がれ白井三郎」ということになりますが、白井三郎(草刈正雄)は、ピス健を取り逃がした狭間警部の元同僚であり、狭間としては面白くありません。↲太郎は度々新聞社の梅澤潤二に推理小説原稿を持ち込みますが、全く相手にされません。で、白井三郎の取材をせよと言われます。私立探偵として一代で財産を築いた男の物語を書けと言われます。「何処にいるんですか?」と問う太郎に、「死ぬ気で探してよ。売れたいんでしょ」と梅澤。↲「まさか、奪われたのは命だったとは。賭けは全員外れたな」と、美摩子の秘密倶楽部で語り合う後工田寿太郎(近藤芳正)、前橋、越坂部。そして、上海帰りの貿易商、住良木平吉(尾上菊之助)。次なる賭けは「白井三郎は現れるかどうか」です。で、たったひとり、「現れる」に賭ける住良木。そこに、殺害された廻戸庄兵衛の娘、早苗が現れます。早苗は父が殺害された真相を知りたくて、その真相解明をしてくれそうな三郎を探しています。――マスター伝兵衛(岸部一徳)のA公園バーKで飲む三郎。そこに「あなたを探していました」と早苗。「父は、殺されなければいけないほど悪い人間だったのでしょうか?」と問います。美摩子が早苗に三郎の居場所を教えていました。↲「大正八年、十月十三日、廻戸早苗殿頂戴いたす/守神健次●」という脅迫状を三郎に示す美摩子。「十年前の事件と一緒。イルベガン(多頭の人食い怪物)が再び目を覚ました。あの時の犯人が、私たちを誘っている」と言う美摩子に、「あぶねえところに首を突っ込むのは止めろ、久代」と三郎。「その名前は捨てたの。今は、美摩子よ。一人だけ逃げるなんて許さないから」と美摩子。↲子供の頃から、「あけちこごろう(明智小五郎)」の活字を持ち歩いている太郎。明智小五郎とは、太郎の考えた探偵小説の主人公キャラであり、冴えわたる推理、鮮やかな身のこなし、どんな謎でも解決する名探偵です。「なら、太郎は白井三郎に会わなくちゃ。本物の名探偵なんだろ」と初之助に言われる太郎。↲クズ拾いを辞めて太郎が始めた支那そば屋台に、不意に三郎が「一杯貰えるかい」とやって来ます。そして、かつてオペラ館の用心棒で、ハイカラの常連客の三郎が再訪し、関係が深まります。――そんな後日、女郎屋の二階から、遊女が支那そば二つを注文。支那そばを届けると、そこに三郎がいます。犯人逮捕の潜入捜査と太郎は推察し、トンチンカンにも「宝石強盗でしょ」と大声を発します。その声を聞き付けた遊女が、「あんた、逃げて」と叫びます。潜んでいたピス健が逃走し、太郎は自転車でそれを追います。太郎の自転車をバトンタッチし、白井三郎もピス健を追います。で、太郎が撃たれますが、三郎が盾になって太郎を救います。三郎は右腕を撃たれ、A公園のオペラ館に運び込まれ治療。↲「何で僕の小説を読みたいと言ってくれたのですか?」と問う太郎に、「太郎さんの目に映る世界を知りたかった」と三郎。で、撃たれた傷の手当後、「ピス健じゃねえ、真実の怪盗に会いに行く」と三郎。廻戸庄兵衛が撃ち込まれた弾と三郎が撃たれた弾は違っています。「僕も、あなたが見る世界を知りたい」と言う太郎に、「毒を喰らう覚悟があるのなら付いて来な。探偵という夢が知りたいならな」と三郎。「他者の世界に飛び込んでみようと思います。今日から僕は作家兼探偵です」と太郎が決意表明します。↲
2023.01.22
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■テレ朝土曜ナイトドラマ■6秒間の軌跡――花火師望月星太郎の憂鬱/第二話(2023.1.21)/あらすじ↲打ち上げ花火の個人オーダー客だった水森ひかり(本田翼)が、「行く所が無いので、ここで住み込みで働かせてください」と、「望月煙火店」の望月星太郎(高橋一生)の元を訪れます。幽霊の父、航(橋爪功)は驚きますが、「個人オーダーについては、私がホームページを作ってお客さんを集めます」と宣言し、更に、その他、星太郎が苦手にしている警察署、消防署との打ち合わせ、近隣住民とのコミュニケーションなど、全部、面倒なことは引き受けると、ひかりは自己アピール。その他、食事作りから掃除までも黙って引き受けます。↲「あなたの為だけの花火打ち上げます」(手書きチラシ)という航のキャッチフレーズを残して、ホームページ作りが開始されます。――「思えば毎日、同じことの繰り返しの人生だった。それが三十万円の花火で音に吃驚し、そして、全部捨てる決心が付いた。彼氏は捨てる価値もない男。あんなクソ男とは、もっと早く離れれば良かったということで、花火を見上げて身軽になった」ということで、ひかりなりに「個人オーダー花火」の価値を認めています。星太郎も、改めて「個人向け花火をやる」と幽霊の航に宣言。↲航が「ひかりさんて、あの人に似てねえか?」と星太郎に問いますが、「覚えてねえし」と星太郎は応答。――航は三十歳の時に理代子に一目惚れ。彼女の両親に反対されるも何とか結婚し星太郎を授かりました。が、結婚生活十年にして離婚。星太郎が知らない秘密が航と理代子にはあるようです。で、理代子の化身が、ひかりなのかも知れません。↲ひかりは、時々トンチンカンな発言をする星太郎を訝っていて、「いったい何時も誰と喋ってるんですか?」と尋ねます。星太郎と幽霊の航が「父です。あなたにも見えますか」と即答。「見えませんが、誰かがいるのは感じます」と、ひかり。↲
2023.01.22
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■日テレ土曜ドラマ■大病院占拠/第二話(2023.1.21)/「大配信」あらすじ↲武蔵三郎(櫻井翔)は自爆型ドローンの追撃を振り切り、三階エアダクトに逃げ込みます。そこで、現場指揮本部の捜査一課特殊班(SIS)リーダー、和泉さくら(ソニン)管理官から、エアダクトが手術室とICUに繋がっていることを無線で聞いた武蔵は、妻の裕子(比嘉愛未)ら人質の所在確認で、そちらに向かいます。手術室には撮影機材。そして、ICUに人質全員。その後、襲って来た白鬼に反撃してこれを確保するも、黄鬼が裕子を囮に武蔵を呼び出します。そして、青鬼と対峙。青鬼が裕子を階上から突き落とそうというのを阻止した直後、武蔵は青鬼に階下に蹴り落とされます。が、運良く生垣に落ちて九死に一生。武蔵は和泉管理官のいるSIS本部に入ります。――鬼たちは動画配信「百鬼夜行ちゃんねる」を開設し「チャンネル登録者数10万人超えたら病院内ライブ配信を開始」と告知。で、登録者数は一気に増加して「百鬼夜行ちゃんねる」ライブの配信開始。鬼と神奈川県警との交渉(チャット会話)が始まります。鬼の武装集団は、チャット会話する為のパスワードをSISに伝えていました。↲「こんにちは。人質十四人を確保して界星堂病院を占拠した鬼です」ということで、青鬼と和泉管理官との対話が開始され、そのモニター画面を神奈川県警本部長の備前武(渡部篤郎)も見詰めます。――まず、人質の一人、病院清掃員の岩代晋平(小林リュージュ)を引き立て、この男の罪状を暴けと要求する青鬼。彼が何者で、何をしたのかを当てるゲームが開始され、当たらなければ引き立てられた男は射殺されるというのがルールです。鬼の武装軍団は、病院を地獄に見立てており、罪を認めれば地獄から解放する「獄卒(地獄の牢番)」を演じている模様です。和泉管理官が返答に困っているところで、武蔵がそれを引き取ります。岩代晋平は、二年前に学校帰りの女子小学生を連れ去り暴行した罪で服役。既に罪を償っていると説明します。が、青鬼は「三週間前、再び幼児趣味に手を染めた」と指摘。堪らず、岩代は「やりました」と青鬼に告白。それで、岩代は解放されます。全国十万人の「百鬼夜行ちゃんねる」ライブ配信視聴者に本名と顔を晒したうえで解放されます。罪を認め反省すれば地獄から解放するのが「極卒」の定めのようです。↲次いで引き立てられたのは、タレント医師の内科医、土佐大輔(笠原秀幸)。「この男の罪を明らかにせよ。ヒントは、去年の春、クラブタンゴ」と青鬼。彼は、テレビコメンテーターとして有名な医師であり書籍も多数出版。女性人気も高く芸能人や著名人との交遊も広範です。――青鬼は、今後の交渉人として和泉管理官では無く、武蔵を指名。それで、即座に休職中の武蔵の復職が認められ、彼は和泉管理官の指揮下に入ります。和泉管理官は相模俊介(白洲迅)に武蔵のサポートを命じます。↲捜査支援分析センター(KSBC)情報分析官の駿河紗季(宮本茉由)が、「人質特定の為、病院の入退出記録を調べた結果、死亡した筈の女性が病院に入っている」と和泉管理官に報告。――急性心筋梗塞で死亡した大学生、周防あかり〈享年二十一〉は、三ヶ月前に死亡届が出されています。彼女は呼吸器内科をを受診していて、その担当医は土佐大輔でした。↲その頃、残りの人質(十三人)が閉じ込められているICUでは、糖尿病でインスリン注射を欠かせない看護師の安芸しおり(呉城久美)が倒れます。裕子が急ぎその対応(ライン準備)にあたります。↲
2023.01.22
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■テレ朝金曜ナイトドラマ■リエゾン―こどものこころ診療所―/第一話(2023.1.20)/あらすじ↲郊外の児童精神科「さやま・こどもクリニック」院長、佐山卓(山崎育三郎)は、臨床心理士の向山和樹(栗山千明)とともに、発達障害など心に生き辛さを抱える子どもとその家族たちの診察を行なう日々。――城東大学病院小児科で研修中の遠野志保(松本穂香)は、重大な医療過誤になりかねない処方ミスで教授に叱責され、医者を諦めろと通告されます。そのショックで落ち込む志保は、幼い頃に住んでいた郊外の小児科心療内科「りえ・こども診療所」に向かいます。そこは幼い頃、怪我の度に親に内緒で訪れ、佐山りえ(風吹ジュン)院長に優しく対応して貰っていた場所です。りえ先生は何時も「大丈夫。あなたは好い子」と言って、幼い志保を抱き締めてくれました。が、いま、志保が辿り着いた所は、「さやま・こどもクリニック」になっています。そして、クリニック内では、子どもたちやその親が集まってクリスマス会が催されています。言語聴覚士の堀凛(志田未来)や訪問看護師の川島雅紀(戸塚純貴)らに招かれるまま志保もそれに参加。志保は佐山から、りえ先生が二年前に進行性膵臓癌で亡くなったことを知らされます。そして、りえ先生の甥にあたる佐山がクリニックを継いだとのこと。――そんな話の最中、長谷部未依が突然道路に飛び出し、危うく走行中のトラックに轢かれそうになります。未依は、柚木涼太(川原瑛都)が描いた絵を見ようとして拒絶された為、涼太のスケッチブックを奪って走り出していました。注意欠陥、多動性障害(ADHD)の疑いがある未依は、大病院での検査が必要ということになります。クリニックに救急車が到着すると、そのサイレン音を聞いた涼太はパニックを起こし、そして、それに呼応して未依が泣き出します。……未依と全く同じ精神的病を抱えていると自覚している志保は佐山に診察を依頼。「私、発達障害じゃないでしょうか?」と言う志保に、佐山は「ADHD」と告げます。それを聞いた志保は医師の道をキッパリと断念し、診察室にバッグを置き忘れたまま、退散します。それを、佐山が志保のバッグを抱えて追います。「あなたにしか出来ないことがきっとある。だから、医者になることを諦めてはいけない」と諭します。↲後日、「三ヶ月間、研修医として働かせていただきます。宜しくお願いします」と言って、志保が、「さやま・こどもクリニック」に出勤。城東大病院に直接出向き、志保を研修医として受け入れることを申し入れていた佐山。佐山は、「大丈夫。あなたは好い子」という安心できる言葉を投げ掛けることから子供の心の治療が始まると考えおり、志保に対しても、それを実践しようとしています。↲涼太は、母の雪枝(星野真里)が彼の描いた絵を見ようとすると、「見るな!」と言って怒り出し、絵を破り捨ててしまうという問題を、その後も抱えています。――涼太のバウムテスト(一本の木を描くことによって、その人の心の内面を判断)を実施して、涼太の深層心理を探ります。そして、「僕の絵、上手いですか?」と尋ねる涼太に、「うん、上手」と志保。そこで志保は、「上手く描けたら見せてね」と、雪枝が涼太に言ったのだと推察。雪枝に上手になった涼太の絵を見せます。「これ、涼太が……」と雪枝が感嘆。それは母の笑顔の絵であり、「子供は大好きなものを描くんです」と志保が説明。「とても上手く描けたね。ありがとう」と雪枝が涼太を抱き締めます。「遠野先生、でかしましたね」と佐山が志保を褒めます。「あなたはきっと好い医者になります。……何を隠そう、私も発達障害なんです」と佐山。佐山は、志保の「ADHD(注意欠如、多動症)」とは別種の「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)」ということになっています。↲
2023.01.21
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■TBS金曜ドラマ■100万回言えばよかった/第二話(2023.1.20)/「揺れる思い」あらすじ↲鳥野直木(佐藤健)の姿は見えなくても、傍にいることを感じ始めている相馬悠依(井上真央)。その頃、絞殺された「西山町女性絞殺事件(1/12、事件発生)」の被害者、高原涼香(近藤千壽)の自宅マンションの防犯カメラ映像を見ていた魚住譲(松山ケンイチ)刑事は、そこに映る(1/13以降)行方不明者扱いになっている直木の姿を発見。宅配便配達員がマンションを出るタイミングを利して入れ違いに入館し、そして、暫くの時間を置いて退出しいます。譲は悠依に呼び出され、直木に何があったのか聞いて欲しいと依頼。が、直木には失踪前後の記憶がありません。そして、未だに未発見の直木のスマホですが、それはパソコンと連動していて、そこから「待っています。何かありましたか?」ということで、誰か(高原涼香?)と遣り取りしている通信記録を発見。↲実は、直木は、里親の広田勝(春風亭昇太)に頼まれ、一時、里親の元で一緒に暮らしたことがある問題児の尾崎莉桜(中高時代=安斉星来)を探していました。彼女は、直木、悠依とともに暫く里親の元にいた後、突然、姿を消していました。その後、全く連絡が取れずにいました。そして、六年前、勝の妻、美貴子(桜一花)が亡くなり、その後、勝も病でつい最近他界。勝は死の前に「これ(アルバム等の他、現金五百万円もの莉桜の私物)を返してやりたい」と言って、直木に段ボール箱を託していました。因みに県警データベースでは、莉桜には傷害罪の前科が二つあります。で、「西山町女性絞殺事件」の被害者、自己破産して精神疾患を持ち、三百万円の借金を抱えていた高原涼香は、この尾崎莉桜の中学時代の友人なのでした。――ここまでで、莉桜が涼香に私物の現金五百万円の話をしていて、それで、直木が勝から預かって保管しているその五百万円を奪おうとした涼香が、莉桜に殺害されたのか、という推察が成り立ちそうです。↲「連絡が付きました。これから莉桜さんに会いに行きます」と、悠依が譲に連絡。莉桜が涼香殺しの犯人だとすれば、悠依が危険です。↲
2023.01.20
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■フジ木10■忍者に結婚は難しい/第三話(2023.1.19)/「離婚する夫婦に爆弾テロ阻止指令の罠が⁉」あらすじ↲甲賀忍者の草刈蛍(菜々緖)と伊賀忍者の悟郎(鈴木伸之)は、無し崩し的に離婚に同意。そんな中、悟郎に「チャリティーイベントで爆弾テロ(偽装)を仕掛けて赤巻章介(信太昌之)議員を殺害した甲賀忍者を誘き出せ」という命が下り、その一方で、蛍にも「チャリティーイベントを狙う爆弾テロを阻止せよ」という指令。イベントパーティーでは、甲賀が支持する野党(未来党)党首、豊松豊前(村上新悟)が、「地球温暖化防止」を訴える挨拶(講演)をすることになっており、テロ爆弾はその機を狙っています。悟郎の働く郵便局の局長であり伊賀忍者である熊沢治(六角慎司)は、ボランティアスタッフの郵便局員としてイベントに悟郎たちを潜入させ、テロ阻止に動くはずの甲賀忍者を捕らえよと命令。ただ、一般参加者に怪しまれないようパーティーに潜入する為には家族同伴が良かろうということで、悟郎が蛍との離婚を決意したことを知った音無祐樹(勝地涼)は、家族同ボランティアを手伝ってくれなければ離婚届は出さないと蛍に言ってみてはどうかと助言。もう一度会うことで蛍と悟郎の離婚回避が可能ではないかと音無は思っています。で、蛍も、チャリティー会場への潜入方法を考慮中であり、悟郎の夫婦同伴の申し入れを快諾。↲蛍と父の月乃竜兵(古田新太)は、このイベントが伊賀の罠であると勘付いています。蛍は、かつて爆弾テロ事件を防いだことがある竜兵に、爆弾を作りそうな人物を調べるよう依頼。――そんな時、「犬と猫のどっち派か?」と問う人物(デリバリーエリア担当配達員、山田和樹<板垣李光人>)が訪ねて来ます。蛍が「タヌキ派です」と答えると、「これ、お使いください」と、品書きメニュー紙片を渡されます。そのQRコードから、カルロス(望月ムサシ)と第三倉庫が表示されます。蛍は爆弾を作ったカルロスを捕まえ、爆弾設置場所を「議員が挨拶するステージ裏」と吐かせていました。爆弾の解除方法も聞いていました。で、時限爆弾のタイマー解除。↲伊賀グループ本部長の松下昇(小須田康人)は、甲賀を誘き出すのが目的の偽爆弾という前提を蔑ろにして、本物の爆弾を使用しようとしています。それを聞き付けた伊賀一族の総帥、風富城水(市村正親)の孫娘、小夜(吉谷彩子)が、一般市民を巻き込むことになるのを心配して、その作戦を阻止するよう城水に求めます。小夜は最善の方法で対処せよと城水に言われます。↲チャリティーの当日。蛍と悟郎の会場入り。――チームリーダーの熊沢治(六角慎司)が高熱により欠席で、リーダー代理は音無。そんな状況下、小夜が現場にやって来て、悟郎らに伝言。そして、16時5分、爆弾テロ決行と音無が通達。爆弾はフェイクではなく本物に変更されています。伊賀一族の為、最悪の場合、豊松豊前議員が爆死しても構わないという方針になっています。↲豊松豊前議員、来場。ステージ上での挨拶開始。で、爆破時間になっても、これは蛍が解除済であって、不発。その直後、小夜から悟郎らに「予備爆弾が15分後に爆発」と無線連絡。蛍にも、妹の月乃雀(山本舞香)から、その旨の連絡。父の竜兵がカルロスからそのことを聞き出していて、それを雀に伝えていました。で、蛍が予備爆弾の設置場所に走り、そして、それが間に合わずに爆発。雀が先に予備爆弾を発見し、それを空中に放り投げて爆発させていました。↲爆弾処理に向かって走った際に足を痛めた蛍を悟郎が背負って帰宅。そして、蛍のバッグを床に落とした際に、竜兵から雀、そして蛍に渡っていた予備爆弾の在処を示す手書きメモが飛び出して、その紙片を拾い上げる悟郎。――蛍と悟郎は、互いの素性に気付き始めています。↲忍者に結婚は難しい [ 横関 大 ]
2023.01.20
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■テレ朝木曜ドラマ■警視庁アウトサイダー/第三話(2023.1.19)/あらすじ↲水木直央(上白石萌歌)刑事は、夜間の帰宅途中に街中を彷徨う幼い多村凛(いろは)を保護。凛は母の加奈子(寒川綾奈)と二人暮らしで、帰らぬ母を探していました。――近頃、八多摩市では女性失踪事件が二件(浦田陽子<THUNDER SONIA CORPORATION勤務>、鴨志田久美<介護センター八多摩の森勤務>)続いており、直央は加奈子も同一犯による誘拐と推察。架川英児(西島秀俊)と蓮見光輔(濱田岳)に事件性があると主張し、加奈子探しに協力させます。で、加奈子がシングルマザーであることを隠し、結婚相手探しにマッチングアプリ(キュンメイト)登録していたことが判明。そして、先に失踪していた二人の女性も同様にマッチングアプリ登録していたことが分かり、その線から、「人類総帥」と名乗って「子づくり」を推進する覆面ライブ配信者(梅林)を確保。が、梅林は妻の尻に敷かれている小心者であり、考え方の違いでサイト上では「アーリー」と揉めていました。そして、この「アーリー」というのが、イケメン生物学者の山野井昭(味方良介)。架川、蓮見、直央はマッチングアプリで加奈子らとも会っている山野井の邸宅を訪問。話を聞きますが、肝心な部分ではぐらかされます。↲後日、直央は、山野井にフレンチディナーを招待され、それに応じます。その間の山野井の不在を狙い、鑑識係の仁科素子(優香)を伴って、架川と蓮見が、山野井邸に潜入捜査。素子が地下室に続く階段を見付けます。そこで、多村加奈子、浦田陽子、鴨志田久美の三人を発見し救出。その報せをレストランで受けた直央は山野井を山嵐(柔道技)で投げ、そして、逆十字固めで締め上げ、確保(逮捕)。↲それより先に、架川は警視庁組織犯罪対策部時代の元上司、藤原要(柳葉敏郎)に蓮見の過去の洗い出しを要請していました。――蓮見光輔は、架川に「本名は梶間直人」であることを告白。十年前、長野県で起きた「ホステス(歌川チカ<水崎綾女>)殺害事件」では、県警刑事だった蓮見の父(梶間優人)が逮捕されていました。優人は「痴情のもつれ」による犯行と見做され逮捕。そして現在、刑務所に拘置されていますが、優人がチカに接近したのは、悪の道に近付くチカの息子、涼牙を更生させる為でした。つまり、優人は冤罪なのですが、この事件により、直人は夢だった刑事になるのを断念。そして、何故か、直人は父に、「この事件は、もう追い掛けるな」と釘を刺されています。いずれにせよ、「無実を証明できたら自首する」と架川に言う蓮見光輔を騙る梶間直人がいます。戸籍を買って蓮見光輔に成り済ましている梶間直人がいます。↲
2023.01.19
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■日テレ水曜ドラマ■リバーサルオーケストラ/第二話(2023.1.18)/「仲間の窮地を救え!」あらすじ↲マエストロの常葉朝陽(田中圭)に強引に押し切られ、地元埼玉のポンコツオーケストラ「玉響」のコンサートマスターを引き受けることになった谷岡初音(門脇麦)。殆どのメンバーは初音の加入で活気付いていますが、フルート首席の庄司蒼(坂東龍汰)だけは相変わらずの遅刻魔でやる気を見せません。そんな蒼に朝陽がイラ立ちます。新生「玉響」の初公演が急遽、二週間後の「中学校吹奏楽発表会」のラスト演奏(曲名、威風堂々)に決定する中、蒼のフルート演奏に駄目出しを連発し「明日も遅刻するようなら解雇」と通告。その上で、朝陽は、初音に蒼の遅刻原因を探るよう命じます。初音は蒼を尾行。そして工事現場で働いていることを朝陽に報告。「工事現場で働くとはプロとして失格。指を怪我したらどうするのか!」と、朝陽が蒼を叱責。「こんな安い給料では食っていけない。給料をもっと上げて」と蒼。――造園業の父、功(大宮将司)と母、恵子(伊勢志摩)という音楽とは無縁の家庭で育った蒼。中一の時、父の手伝いで大きな屋敷に入り、そこでその屋敷の娘のフルートを聞いたことがキッカケになってフルートにハマりました。で、奨学金で音大入学。が、卒業後に入った「玉響」の給料はたったの十五万円で、これは一流オケの半額。奨学金の返済、防音設備完備マンションの家賃、楽器のローンが大変で、生活が困窮しています。バイトで稼がないと暮らして行けません。↲蒼の遅刻理由を知った初音と「玉響」メンバーは、蒼の抱える問題解決に向けて行動を開始。その間、蒼はSBK交響楽団に応募していて、これに残念ながら不合格。家賃も未納になり退去勧告状が届きます。そんな状況下、初音は同居している妹の奏奈(恒松祐里)が見ていた「企業セミナー」のサイト動画からヒントを得て、蒼に、フルートの「オンラインレッスン」を勧めます。「玉響」事務局長、小野田隼(岡部たかし)が運営するフォロワー数が200人の「玉響サイト」で、その生徒募集を呼び掛けます。奏奈のMCで蒼を紹介し、その演奏を動画配信。最後に、「オンラインレッスンの生徒募集中。DMお待ちしています」と付け加えます。で、フォロワー数が一気に500人に増加。↲日本屈指の人気ヴァイオリニスト、三島彰一郎(永山絢斗)と高階フィルハーモニックオーケストラによる「コンチェルトの夕べ」が開催されます。彰一郎の母で、こちらもヴァイオリニストの上条あかり(街田しおん)が、リサイタルでの相方《コンビ)を務めるピアニストの時任(永岡卓也)を伴って彰一郎の演奏会場に来場。スーパーゼネコン「高階組」の会長にして「高階交響楽団」のオーナー、高階藍子(原日出子)が、「とても素晴らしかった。今度は、お父様との共演ね」と彰一郎に挨拶。↲周囲の心配をよそに、その後も蒼は練習を無断欠席。初音が蒼のマンションに向かいます。それに前後して、蒼の母、恵子が重箱を持って息子を訪ね、父、功の癌を伝えます。音楽の道を諦めて実家に戻り、園芸の仕事を継ぐよう懇願されます。――そんな状況の朝陽が、やって来た初音に向かい「オケは辞めます。家業を継ぎます」と告げます。が、そもそも初音が「玉響」入団を決めたのは、蒼のフルーツの音色の良さに惹かれたことであると伝え、退団を思い留まらせます。それに、早速、北海道の中一男子が、オンラインでのフルート授業を申し込んでいることも伝えます。↲朝陽に誘われた蒼の父と母が、「玉響」の練習を見学に来ます。両親の前で渾身の演奏を見せ、そして、朝陽に「やっと目が覚めましたね」と評価されます。両親も、「玉響」での蒼を後押しすることに決めます。そうなると、それまで住んでいたマンションを引き払ってしまったことが問題になりますが、初音が、「蒼君は私の家に下宿して貰います」と言い、「それは大変良い解決策だと思います」と朝陽も賛成。蒼はゴミ捨てと風呂掃除を担当し、あとは練習を頑張るというのが、下宿を開始するにあたってのルールになります。妹の奏奈が大張り切りで蒼を迎えます。――そんなわけで、蒼の件は一件落着ですが、朝陽は「他にも逃げる奴がいる。気を付けろ」と小野田に注意喚起。小野田が事務室に戻ると、机の上に「退団届」があります。ティンパニの木之崎(篠崎史門)が挨拶も無く「玉響」を去ろうとしています。↲高階社長の元に次期市長の座を狙う本宮が訪問。それに続く朝陽。高階社長が「ウチのオケの常任指揮者になって下さらない」と、朝陽に申し入れをしています。↲
2023.01.19
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■相棒 season21/第十三話(2023.1.18)/「椿二輪」あらすじ↲杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が、情熱の画家、牧村遼太郎の追悼展を鑑賞。そこで、ナイフを手にした男が、「椿二輪」題する油絵を切り裂き、来場者(梅田剛)に怪我を負わせる(頬を切る)という事件に遭遇。「椿二輪」は、遼太郎が自身と愛人の女流洋画家、大宮アカネ(花澄)を二輪の花に譬えた遺作であり、この完成直後(三ヶ月前)に二人は心中を企てました。が、アカネは一命を取り留め生還。彼女は、奔放な恋愛体質から、美術界では魔性の女と評され、多くの相手と浮き名を流して来た女性です。そんなわけで、遼太郎の妻、智子(中山忍)は、自身こそが「椿二輪」のモデルと主張しつつ、夫の心中事件は、アカネによる殺人だと主張します。確かに、心中の様相は不可解で、遼太郎は自身の胸にナイフを突き立てていたのに対し、アカネは神経毒(アトリエに咲いていたエカテリーナジャスミンの花から抽出した毒)を摂取するという妙なもの。しかも致死量には遠く及ばない量を服用していました。そんなわけで、「椿二輪」の切り裂きにしても、アカネが裏で糸を引いているのだと言い張ります。その後、追悼展の管理責任者、薬師寺にも話を聞く右京と亀山。二人が去った後、「上手くゆきました」とアカネに報告する薬師寺。↲捜査一課が「椿二輪」切り裂き犯の小島純一を逮捕。「ネット上のダークサイト募集で、絵をズタズタにするよう百万円で頼まれた」と、証言。それ以上の詳細を小島は知りません。↲月刊誌「アート羅針盤」の牧村追悼特集に掲載されている風景デッサンの場所を訪ねる右京と亀山。その過程で最寄りの寺に行き付き、そこで椿を発見。住職の説明では、「これは<侘助(わびすけ)>という早咲きの品種。二月に咲いて三月には散ります。牧村さんもスケッチにおいでになりました」とのこと。それで、「二輪の椿は、奥さんでもアカネさんでもない」と右京は気付きます。「去年の春、牧村と恋に落ちた」とアカネは証言していて、であれば、その時期、寺の椿は既に散っていたはずなので、アカネが題材(アカネの投影)では無いことになります。花は、誰の投影でも無く、単に寺の椿の写生でした。そのことを右京は妻の智子に告げ、そして、応接間の絵の無い額縁に注目。ギャラリーでの額縁は全体のバランス上、別の額縁を使ったとのことであり、その時、その空の額縁に付着していた繊維片を回収する右京。それを持って、被害者の梅田剛の工場を訪ねます。梅田の着衣の裏地が破れていて「椿二輪」が納まっていたと思われる空の額縁に残されていた繊維片と一致。梅田には窃盗のマエ(前科)が二件ありました。あの日、牧村邸に押し入った梅田は、「椿二輪」を盗み出そうとして、結局、それが着衣の中に納まらなかったので、額から絵だけを取り出して、それを持ち出していました。ところが、追悼展で盗んだはずの絵(椿二輪)が出品されるということなので、それが気になり会場に確認に行き、で、贋作「椿二輪」の切り裂き事件に、たまたま遭遇していました。いずれにせよ、梅田の部屋から本物が出て来て、それを回収。本物の「椿二輪」が警察から返却され、ますます追討展の人気は鰻登り。入場者は長蛇の列で、牧村の評価は、ますます高まります。興味本位に切り裂かれた絵を見ようということで、リピーターも増えています。そうなると、それを見込んでいたとも考えられ、「椿二輪」の切り裂きを仕組んだのは薬師寺かと睨む右京と亀山。が、本人はそれを否定。――実際は、「心中事件」と「切り裂き事件」は、妻の智子の絵図でした。↲牧村は、情熱の画家とは言われていたものの、それは実体験に裏打ちされていませんでした。彼は誠に平凡な男であり、物静かな男でした。で、それを知る者からは、「まがいもの(ニセモノ)作家」と称されていました。そういう評価を払拭しようと、智子が動きました。――あの夜、「自分の才能に絶望した」という遺書を遺して自殺していた牧村。その直後に、梅田が押し入り牧村の自殺体を発見、そのまま「椿二輪」を窃盗。梅田が絵画を持ち去った直後、夫の自殺体を見た智子は一計を案じ、まず、薬師寺を呼び付けます。牧村は心中ではなく、単独自殺なのでしたが、これを心中に仕立て上げるべく、大宮アカネを言いくるめて協力させました。牧村の遺体の傍らで、致死量には至らぬ量を服毒させていました。「芸術家には物語性が必要。大宮アカネを巻き込み、<魂を燃やす本物の画家>という評価を確立させたい」というのが智子の狙いでした。で、切り裂かれた絵画は、アカネが描いた偽物でした。↲梅田剛は、何時もなら現金、カード狙う窃盗犯でしたが、牧村邸では、「ただ、この絵が欲しくなった。で、毎日、この絵を眺めていたら真面目に働こうという気になった」と、取調室で語ります。それを伝え聞いた智子が、「この絵を見て、人生を変えたくなったと窃盗犯は言ったんですね。私の夫は本物の芸術家だったんですね」と言い、右京が「ええ、そう思いますよ」と相槌。↲右京と亀山が追悼展に出掛け、その時、右京に「椿二輪」の感想を求められた亀山が、「特に情熱は感じませんね~」と言ったのを聞いた右京は、これは贋作なのかと初めから疑っていました。↲
2023.01.18
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■TBS火曜ドラマ■夕暮れに、手をつなぐ/第一話(2023.1.17)/「出逢い……」あらすじ↲九州(宮崎)で育った浅葱空豆(広瀬すず)は、地元の大学を卒業後上京し自ら興した会社の社長に納まっている幼馴染み(同級生)の婚約者、矢野翔太(櫻井海音)との翌月の結婚式の打ち合わせで上京。で、その折り、同じ二十三歳で音楽家を目指す海野音(永瀬廉)と邂逅。――そして、なんと、結婚相手の筈の矢野翔太には新しい恋人、七海がいました。「ごめん。もう空豆を愛していない」と言う翔太の頬を打ち、空豆は彼のマンションを立ち去ります。それ以降も、空豆の行動に音は巻き込まれる形で付き添います。その間も、宮崎で空豆を育ててくれた祖母、浅葱たまえ(茅島成美)からの電話に、翔太との結婚式がダメになったと本当のことが言えない空豆。空豆は、本当のことを言って、九州にいる沢山の親族を哀しませたくないと思っています。それで、来月の翔太との式の打ち合わせは順調に運んでいる風を装います。そんな電話応答を聞いていた音が「両親は?」と尋ねますと、「両親はおらん」と空豆。↲風船のように孫の結婚式の楽しみが膨らんでしまい、その後に破綻したと分かった後のショックを老人(祖母)に与えるのは危険だからと、音は一刻も早く九州に帰るよう勧めます。が、空豆は音の住まいに付いて来て、一泊させよと求めます。それを音は体よく断ります。自分は実は「人気ユニット<ズビダバ>のアリエル(内田理央)の相方、マンボウなのだ」と偽り、そのサインを与えて空豆を故郷に帰るよう促します。で、空豆は夜行バスで帰ると約束。が、夜行バス出発までの時間、下宿屋「雪平邸」の家主、雪平響子(夏木マリ)が経営する銭湯に入ります。そこで空豆は初めてのサウナに湯あたりし倒れます。倒れた空豆を、響子が「雪平邸」に連れ帰り、そして、そこで暮らしている音が、驚いてそれを出迎えます。↲
2023.01.18
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■テレ朝(新ドラマ枠)火曜9時ドラマ■星降る夜に/第一話(2023.1.17)/あらすじ↲麻呂川三平(光石研)院長、四十五歳の新米医師、佐々木深夜(ディーン・フジオカ)らのいる海街の「マロニエ産婦人科医院」で働く三十五歳の産婦人科医、雪宮鈴(吉高由里子)はソロキャンプで酩酊し、星空を見上げていた折り、柊一星(北村匠海)と妙な邂逅(キスした記憶あり)。そして、一星が貸してくれたモノと思われるゲロの悪臭が付着したマフラーが手元に残っています。その数日後、実家で暮らす母の愛子(岸本加世子)が心不全で急死。その遺品整理でダンボール一箱を届けに来た一星と鈴は再会。生まれつき聴覚(音)のない世界を生きながらも、様々な分野に関心を持ち、自由奔放に心のままに人生を謳歌している一星は、二十五歳の遺品整理士(ポラリス勤務)。一星は、自分は聾唖者だと告げ、タブレットの文字表記で鈴と会話。――ダンボール箱の中からは、失くしたと思っていたパリで買った口紅、家族の写真立て、不倫ものドラマのDVD、熊のぬいぐるみ等が出て来ます。そして、使っていたカレンダーを見ると、フラダンス、プール通い、バーベキューパーティー、京都旅行と日程がぎっしりで、思い切り人生を楽しんでいた様子が窺えます。どうやら母は一人寂しく生きていたのではないと知り、鈴はそんな一星の話を聞いて泣き崩れます。そして、母に「私、訴えられた。赤ちゃんは助かったけど……」と電話していたことも思い出します。で、現在も、鈴はその医療事故による裁判を抱えており、それで千代田医科大学附属病院を辞めて、「マロニエ産婦人科医院」で働いています。↲「マロニエ産婦人科医院」では、親友の芝里子(近藤春菜)の初産を取り上げる鈴。余りの激痛にパニックを起こし、夫の正一に「あんたなんか要らない」と暴言。そして「お母さん、助けて~」と絶叫。鈴も一緒に「お母さ~ん」と大声で叫び、そんなラマーズ呼吸法で無事、出産。↲ソロキャンプ時、酒の飲み過ぎにより自らのゲロで汚したマフラーを洗濯し、それを返却しようと、鈴は一星のいる遺品整理会社、「ポラリス」に向かいます。社長の北斗千明(水野美紀)が「彼なら休暇で、堤防で写真を撮っている」と教えてくれます。堤防に向かい、で、洗濯済みのマフラーを返却。――「ありがとう。あなたに母の遺品整理をして貰えて良かった。……だけど、お前のキス、大したこと無かった」と手話で一星に伝える鈴。↲
2023.01.17
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■フジ月10■罠の戦争/第一話(2023.1.16)/「議員秘書の復讐開幕」あらすじ↲千葉十五区選出の与党民政党議員の内閣府特命担当大臣、犬飼孝介(本田博太郎)の第一秘書、鷲津亨(草彅剛)と可南子(井川遥)の息子、泰生(白鳥晴都)が学校からの帰り道で何者かに歩道橋から突き落とされ頭部打撲で瀕死の重体(意識不明)。で、東部総合病院で緊急手術後、ICUに収容。相変わらず意識は戻りませんし、もし意識が戻ったとしても、重篤な障害が残りそうです。そんな中で、事件捜査を開始した刑事から事故である可能性を匂わされ、そして、路頭に迷っていたところを拾われて以来、二十年に亘って仕えて来た犬飼大臣から、この転落事件の揉み消し、つまり、単なる事故であったと認めよと土下座して懇願、指示されます。それを拒否すると、犬飼は三百万円の着服疑惑を亨に突き付けます。不正な金の受け取りは犬飼が大臣秘書官に任命した息子の俊介(玉城裕規)の仕業なのですが、その罪を亨に擦り付けて、「横領罪で捕まるか、それとも秘書を続けるのか?」の二者択一を、泰生の見舞いにやって来た病院内の庭で亨に迫ります。その際、「犬飼孝介と語る夕べ(鶴の間)」のパーティーで、パーティー券二十枚を纏め買いしてくれた地元(千葉)猿岡建設の猿岡(後藤公太)社長を政策秘書の虻川勝次(田口浩正)が亨に紹介していて、その親し気に挨拶を交わしている様子を第二秘書の貝沼永太(坂口涼太郎)が隠し撮り。その画像を示し、有無を言わせず亨を説き伏せます。それを可南子が遠くから見ていて、お見舞いに貰っていた果物籠と見舞い金入りの封筒を取り落とします。――愛する息子が傷付けられ、それを許せぬ亨は、病床の泰生に復讐を誓います。自身の復讐劇によって災いが及ばぬよう可南子と離婚した上で、衆議院第一議員会館事務所には平気な顔を装い第一秘書として居残り、様々な悪行を重ねて来た悪徳政治家(犬飼)の失脚を画策、二度と政界に戻れぬよう罠を仕掛けることを決意します。更には、泰生を突き落とした犯人を捕まえることも決意します。↲まず、虻川による蛍原梨恵(小野花梨)私設秘書に対するパワハラを「週刊新時代」記者、熊谷由貴(宮澤エマ)にリーク。厚生労働大臣の鴨井ゆう子(片平なぎさ)の目の前で、虻川が梨恵にパワハラしているところ、そして、パワハラ現場を見られた虻川が鴨井大臣に頭を下げている場面を写真に撮らせ、それが週刊誌スクープ(「犬飼大臣の懐刀が女性部下にパワハラ暴言」というタイトル記事)になります。で、民政党幹事長、鶴巻憲一(岸部一徳)に呼び付けられた犬飼は、「釈明会見を開け」と命じられます。そこで亨は、犬飼が確認後に虻川に持たせた事務所内スキャンダルの釈明原稿をスリ替え、「被害者気取りの女が勝手に喚き散らして」と、失言を連発。更に犬飼は追い詰められます。↲亨が事務所に引き入れた何かいわく有り気な秘書見習いの蛯沢眞人(杉野遥亮)と、今回のパワハラ事件後に事務所の体制改革と10%の給与アップが約束された私設秘書の梨恵が、亨の協力者になっています。「犬飼孝介と語る夕べ」のパーティーで、蛯沢が犬飼大臣に生卵をぶつけようとしていたことを見抜いている亨。そして、梨恵はパワハラ報道での混乱後、秘書(秘書は仕事で知り得た情報を外部に漏らしてはいけないというのが亨の教えだった)でありながら、「週刊新時代」にコメントを寄せていたこともあって退任を覚悟していましたが、亨のアシストにより秘書を続けることになります。――亨、眞人、梨恵が、定食屋で「すき焼き定食」を食べ、今後の団結を確認します。↲
2023.01.17
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■フジ月9■女神の教室~リーガル青春白書~/第二話(2023.1.16)/「タトゥー入浴者……」あらすじ↲青南ロー卒業後も司法試験チャレンジを続けていた田辺浩(田村健太郎)が構内廊下で倒れ病院に緊急搬送。田辺はストレスによる不正脈と判明。柊木雫(北川景子)は法科大学院二年生の桐矢純平(前田旺志郎)から、田辺が藍井仁(山田裕貴)教官から酷いことを言われていたと聞き、藍井にその真意を問い詰めます。藍井は「受かる見込みの無い学生に夢を与えてはいけない。今のままでは、純平の他、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)ら成績下位グループも田辺の二の舞になる」と警告。柊木はそれに反発。そんな中、向日葵の父親が青南ローにやって来て「今の成績では司法試験合格は無理、学校を止めたら……」と言われます。そして、その後、田辺は、三十歳手前にして弁護士を諦め田舎に帰ることになり、藍井教官に挨拶して去り行きます。↲柊木の実務演習課題の想定現場は銭湯。タトゥーがある男性Xが銭湯(あずさ湯)の店主に入店を拒否され、それでも無理矢理入ろうとしたXは店主に押され転倒、負傷(右腕捻挫)。Xは店主に治療費と慰謝料合わせて一千万円の損害賠償を請求。柊木は学生たちにXの請求について、その弁護を引き受けるか否かを含め、その妥当性の検討を促します。照井雪乃(南沙良)、真中信太郎(高橋文哉)は、その妥当性を否定。しかし、拓磨が、自分ならXの弁護を引き受けると言ったことで、続きは翌週に持ち越し。警備員や工事現場でのバイトが忙しくて遅刻を繰り返していた拓磨は、タトゥーがあっても反社とは限らないと考えています。また、現に友達にタトゥー男がいて、頻繁に会っています。ともあれ、意見の合わない信太郎に暴行を働いたこともあり、拓磨の退学勧告が視野に入って来ます。↲授業終了後、柊木は学生たちの人となりを知ろうということで「志望動機書」を回収。拓磨はなりたい職業に「弱者を救う弁護士」と書き、そして、純平はその欄に書き込んだ文字を修正液で消去しています。向日葵は全体的にほぼ空欄であり、好きな食べ物欄に「冷凍みかん」とあるだけです。↲翌週、銭湯案件が続行され、雪乃と信太郎は一千万円という法外な損害賠償請求を否定し、全四十万円の請求が妥当と主張。が、柊木は、これは「憲法13条問題、即ち、個人の権利能力案件なのであり、個人の権利として胸を張って言いたいことは主張すべき」と諭します。が、ともあれ、この銭湯課題は、これにて終了。と、その筈でしたが、拓磨が信太郎に銭湯課題の続行を依頼。教室内ではなく、キャンパス芝上での五人だけでの討論を要求。純平も信太郎と雪乃に合流を依頼。――まず、ロースクールに入学する為の金を友達に借りていたという事情を語る拓磨。その中にたまたまタトゥーの友人がいました。で、貸りた金を返す為にそのタトゥーの友に会っていた拓磨。ということで、「人を見掛けで判断するのはどうか?」ということになり、「ニコチャンマークのタトゥーだったら怖くないので、私は大丈夫」と向日葵。しかし、雪乃は、怖い怖くないは個々の判断基準が難しいし、その都度話し合うのも面倒過ぎると言って却下。そんなこんなの予備討論を経て、教室での最終討論。里崎健一郎(小堺一機)主任、藍井教官も加わって、そこで、四十万円の損害賠償が妥当という結論を発表。「何故、一千万円もの請求をしたのか?」が争点になりますが、「彼は悲しかったのではないか? その悲しい気持ちが、一千万円の損害賠償請求になった」と拓磨。その言葉を受けた柊木が、「各地域の銭湯が連携し、タトゥーのある者を受け入れる時間帯設定などを役所が先導して構築すべきと、裁判の判決とは別途、そういう指示を盛り込むべき」と語ります。「偏見を持って特定人物を切り捨てるのは間違い」と信太郎も後押しします。タトゥーそのものの伝染病疾患など健康被害は無いという医学的見地からの報告もあり、「依頼人の心を考えた判断は、個々の尊厳の重視、差別撤廃という意味でも、とても良い答えだと思う」と柊木が最終的に評価。その後、「あの拓磨の暴行については、事情を知らないことで失言した自分が悪かった」と信太郎が教官に報告し、拓磨の退学勧告を回避。↲向日葵の「好きな食べ物」欄に記されていた「冷凍ミカン」の意味が明らかになります。――大学に合格して新幹線で上京した折り、それまで親の言う通りに生きて来て、初めて自分の意思により駅売店で「冷凍ミカン」を購入。それが美味しくてハマっていました。「その時の美味しさ、忘れちゃダメだよ」と柊木。そして、修正液で「なりたい職業」欄を消していた純平でしたが、そこに改めて「検察官」と記入。「検察官」は成績優秀でないとなれませんから、つい遠慮してそれを消去していましたが、堂々と夢を主張することにした純平。↲柊木が守宮清正(及川光博)学院長の教え子であり、彼女が受け持ちになっている実務演習は学院長が特に彼女に要請した科目なのだということを知った信太郎は、ロースクール二年修了を以って、司法試験を受ける積りであることから、柊木に対する態度を変えます。その司法試験受験について、信太郎には学院長推薦が必要であり、それ故に、柊木の実務演習に積極的に取り組む必要を感じています。柊木の授業に妙に前向きになっている信太郎を訝る雪乃に「実務演習は一挙両得なのだ」と説明します。↲青南ロー絡みの事件を追っている警視庁捜査一課刑事、風見颯(尾上松也)が柊木を路上で呼び止めます。↲
2023.01.16
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■TBS日曜劇場■Get Ready!/第二話(2023.1.15)/「金の亡者、息子は父の命を救うのか?」あらすじ↲磯山千秋(市川由衣)が、一人息子の優人(相澤壮太)を城和学院大学附属小学校に裏口(補欠合格)入学させる為の二億円(寄付金=医学部<毎年二十人枠>があるので強気な額になっている)をジョーカーこと国際弁護士でもある下山田譲(藤原竜也)に要求。二人はジョーカーの離婚した妻子。離婚原因はジョーカーの複数の浮気。「優人の夢はお医者さんになること。子供の夢、果たさせてあげてよね」と、何としても元夫に対して二億円を出させようとする元妻。↲ともあれ、城和大学は近年、坊城寛(柄本明)理事長による裏口寄付金プロジェクト(自力創造)で莫大な資金(二十億円)を集めています。金の亡者となった坊城理事長は、それでも足りずに、「裏口入学者を四十人に増やし八十億円を集金せよ」と職員に指示。当然、ジョーカーの息子、優人をも裏口で受け入れようと坊城理事長は動きますが、理事長の息子で副理事長の康之(三浦貴大)がそれを拒否。「あなたは国際弁護士として、そんな方法でのご子息の入学を恥ずかしいと思わないのですか?」と言われ、ジョーカーは退散。その後、寛と康之が言い争いになり、寛が体調不良で蹲ります。「検査をしましょう」と、康之。その結果、肝内胆管癌、ステージⅣBで、既に癌細胞は複数の臓器に転移。余命数ヶ月。――エース波佐間永介(妻夫木聡)によるオペをジョーカーが斡旋。が、要求された二億円以上のオペ代金は支払えないと言って、その申し出を蹴ります。で、その翌日発売の週刊誌記事で「十年前に始まった裏口入学」の一件が暴露されます。寛に対し「理事長の引責辞任」を求める康之。総会での解任決議案は全会一致で可決。寛が理事長室を去る日は、康之の母の十回忌の命日。寛の診断ミスにより、母が倒れた時には既に手遅れで、他界。「母もあなたの金儲けの犠牲者だった」と、康之。↲寛の前に姿を現わしたエース。「あと余命二ヶ月。肝性脳症が発症すれば、もっと短くなる」と宣告。そして、「裏口入学金、製薬会社からのキックバック、政界との癒着と利権……、金塗れり人生だな」と、これまでの悪事を指摘するエース。それに「金の無い理想は無意味」と反論する寛。「金を抱いて死期を待つのなら、それで好い」とエースは言い残して立ち去りますが、「あいつにも理想があるらしい。調べてみてくれ」と、ジョーカーに依頼。――寛の理想としての、「坊城病院プロジェクト新設工事完成イメージ図」を発見するジョーカー。寛が理想とする夢とは、「僻地(第一号が鳥取)に最新設備を備えた大病院(医者300名、総スタッフ800名)を作る」ことでした。その為に建設現場に足を運び、そして、優秀な人材確保に駆けずり回っていました。↲エースは寛の理想を知り、オペを引き受けます。その前に、ハッカーのスペードこと白瀬剛人(日向亘)が、寛の「最後のリモート講義」を開催します。次々に参加者の通知音が鳴り、この医学生に向けた最後の講義に数万人が参加。「過ちに気付けば人はやり直せる。一人一人の命に誠実に向き合ってください。……最後の授業を終わります。ありがとう」と言って講義が終わった瞬間、寛が机に前のめりに倒れます。――リモート講義を見ていた康之が、「もっともっと父の話を聞きたい。父を救ってください」とエースに依頼。「承知しました」とエース。「Get Ready!」で、「ips肝臓移植術+ips大動脈置換術」オペを完了させます。↲意識回復した寛が、「何故助けた」とエースに問います。「その昔、あんたに選んで貰った学生がアメリカのスタンフォード大学で修行させて貰った。あれが無かったら、その人間は、今、いない。……あんたの理想に乗っただけ」とエースが返答。「ありがとう」と言う寛に、「礼なら息子(康之)に言え。諸々合わせて十億円のオペ代金を支払ってくれた」とエース。↲寛のオペ成功後、城和学院大学附属小学校では裏口枠を撤廃。ジョーカーは、元妻の千秋に寄付金の二億円を渡さなくて済みそうです。で、優人の行く先が閉ざされます。「お医者さんになれるかな?」と問う優人に、「……最悪、なれるよ」と闇医療チームの交渉人、ジョーカーの父が応じます。↲
2023.01.16
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第二話(2023.1.15)/「兎と狼」あらすじ↲桶狭間で今川義元(野村萬斎)が織田信長(岡田准一)軍に討ち取られ、大高城に「兵糧入れ」した松平元康(松本潤)軍は織田軍に包囲され絶対絶命。が、何故か、信長は兵を引き上げます。そこから大高城の元康は瀬名(有村架純)の待つ今は亡き義元の駿府城(今川館)に戻ろうと考えますが、家臣団は故郷の三河岡崎に戻りたいと切望。とりあえず「駿府到着後にヒマを出すから、そこから岡崎に帰りたい者は勝手に帰るべし」と言って、駿府行きを譲らない元康。が、その途中、同族の筈の松平昌久(角田晃広)の罠に嵌ります。昌久軍が元康一行の行く手に迎え出て、その援軍の申し出を「信じよう」と進み出たところで、潜んでいた鉄砲隊に襲撃されます。筆頭家老の鳥居忠吉(イッセー尾形)が被弾して重体。松平軍は壊滅状態に至ります。が、何とか、松平家の菩提寺、岡崎の大樹寺(岡崎城の北3kmの地点)に辿り付きます。↲その間、岡崎から岡崎城代、山田新右衛門(天野ひろゆき)が今川義元の敵討ちを目指すも討ち死にしたとの書状が届き、家臣団は即刻、山田に代わって岡崎城に入るよう進言。が、元康は拒否。一旦、大樹寺に逗留。そして、自らの首を差し出すことで家臣の命が助かるならと切腹を覚悟。その介錯人として本田忠勝(山田裕貴)が名乗り出ますが、「厭離穢土欣求浄土」の教えを説く大樹寺住職、登誉上人(里見浩太朗)と寺に居候していた小平太こと後の徳川四天王の一人、榊原康政(杉野遙亮)に押し留められます。小平太が短刀を腹に突き立てようとしている元康に「厭離穢土欣求浄土」とは「汚れたこの世を浄土にするという意味」なのだと教えます。以来、「厭離穢土欣求浄土」は後の家康の旗印になります。↲そんな切腹騒動の間も、松平昌久軍の一団が執拗に大樹寺を取り囲んでいます。――が、「厭離穢土欣求浄土」の真の意味を理解した元康は臆することなく、「そなた(家臣)たちのことは、ワシが守る」と叫び、大樹寺正面に姿を現します。「今川家は、義元様嫡男の氏真(溝端淳平)様が立ち上がる。道を開けい」と言って、大樹寺から堂々と岡崎城に向かいます。元康は、まさに、寅の化身になっています。↲――元康の母、於大の方(松嶋菜々子)は十五歳にして竹千代(元康→家康)を出産。その時、「虎(寅)です。兎などいけません。狼(信長)に狩られてしまいます」ということで、「寅の年、寅の日、寅の刻に生まれた」と公表。が、真相を知る信長は、今川義元を討ち取った後、「待ってろ竹千代。俺の白兎」と不敵な笑みを浮かべていました。↲翻って十二年前の天文16年(1547年)、織田信長の父、信秀(藤岡弘)が大軍を三河の岡崎に送って総攻撃。その時、竹千代の父、広忠は今川義元に援軍を求め、そして、人質を要求されます。で、広忠は六歳になった竹千代を駿府(義元の元)に送ることになります。しかし、竹千代護送役の田原城主、戸田宗光は命令通りに駿府に竹千代を送ることなく、銭千貫文(?)で尾張の織田信秀に竹千代を売り飛ばします。そして、尾張では、信長の格闘技玩具に竹千代はされていました。「可愛いのう。お前は白い子兎のようじゃ」と言って投げ飛ばされ続けていました。その間も、信秀は人質とした竹千代をタテに岡崎城の明け渡し(恭順)を広忠に要求。しかし、広忠は「竹千代(人質)のことは勝手にせい」と信秀に反発。信秀は激高し、人質の竹千代を打ち首にしようとしますが、そこに信長が飛び出し「親父殿、これは俺の玩具じゃ、勝手なことをされては困るのう。竹千代はこの信長が預かる。生かしておけば使い道もある」と、竹千代を救出。が、その後も竹千代は信長に投げ飛ばされ続け「地獄じゃあ」と泣き叫びます。が、ある時は、「お前は可愛い兎」と言う信長に反撃し、寝技で一本を返すかの動きを示します。「ワシは、兎じゃのうて寅じゃ」と反撃します。が、その真相は「本当は兎年の生まれだけれど、数日前の寅年の生まれたことにしましょう」という於大の策謀。↲
2023.01.15
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■テレ朝土曜ナイトドラマ■6秒間の軌跡――花火師望月星太郎の憂鬱/第一話(2023.1.14)/あらすじ↲2022年夏。コロナは収束せず夏の花火大会は中止。望月航(橋爪功)、星太郎(高橋一生)親子の花火師は大いに暇。そこで、個人オーダーの花火を始めようと航が提案。が、個人向け花火ということになると、HP宣伝から打ち上げ場所の許可取り、そして、顧客に満足して貰う為の綿密な打ち合わせが厄介です。星太郎が難色を示している中、突然に航が倒れ「すまん」と言って他界。享年80。そして、季節は冬。「あなたのためだけの花火を打ち上げます」という航の手書きチラシを手に、水森ひかり(本田翼)が望月煙火店を訪れ、三十万円の予算で花火の打ち上げを依頼。その時、何故か死んだはずの航の幽霊が現れ、ひかりの注文に応ずるよう仕向けます。彼女の打ち上げ花火の希望は、「望月さんにとっての素敵な花火」。星太郎は渾身の花火作品を披露しますが、ひかりは「ふふん」と鼻で笑います。プライドを痛く傷付けられた星太郎は動揺し、落ち込み、その夜は、やけ酒です。幽霊の航も「もう個人オーダーは止めておこう」と慰めます。が、翌朝、望月煙火店にやってきたひかりが「住み込みで、ここで働かせてください」と申し出ます。――星太郎の母、理代子は三十歳の時、航に一目惚れされて結婚。星太郎を授かるも、結婚十年で離婚。そんな理代子に雰囲気が良く似ているひかりが、望月煙火店の星太郎と幽霊の航と一緒に暮らすことになります。因みに、ひかりには航が見えていません。↲
2023.01.15
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■日テレ土曜ドラマ■大病院占拠/第一話(2023.1.14)/「大占拠」あらすじ↲一年前に発生した「ガソリンスタンド立籠り事件」で、人質女性を守る為に犯人(被疑者)の命を奪った(右肩に発砲し、ガソリン引火で焼死させた)神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)。この事件で火の手が回った被疑者を救い出そうとして右手に火傷を負った武蔵は休職し、妻の武蔵裕子(比嘉愛未)と娘のえみり(吉田帆乃花)と別居。心に傷を負い、今でも右手の震えが消えない武蔵は精神的変調を来たし、界星堂病院心療内科、常陸医師(水橋研二)の元で受診。診察を終えた武蔵は、同院心臓外科医の妻、裕子のスマホにメッセージを残そうとしますが、圏外通知。そのままトイレに向かうと、奥の個室から電子音。扉を開けると、そこに時限爆弾。突然の爆発で武蔵は大きくトイレ外に吹き飛ばされ、院内は大騒然。その直後、一階の救急入口に鬼の面を被った武装集団、十名が救急車に乗ってやって来て、院内に侵入。威嚇射撃で院内は大パニックに陥ります。全ての出入り口が閉鎖され、病院が占拠されます。一般病棟には院内を視察していた知事、長門道江(筒井真理子)がいます。地下駐車場では人気動画チャンネル(イナバウアーチャンネル)の因幡由衣(明日海りお)がスクープを狙って潜入しています。そして、心臓外科手術室では裕子のオペが進行中。――混乱の中、武蔵は身を隠しながら裕子を探します。↲神奈川県警は緊急捜査指揮本部を立ち上げます。県警本部長の備前武(渡部篤郎)の命を受けた刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官の和泉さくら(ソニン)が現場指揮本部長に指名されます。因みに、和泉管理官は、武蔵と警察学校同期ですが、現在は武蔵の上司。暴走して問題を起こす武蔵を庇う良き理解者。SIS捜査員、相模俊介(白洲迅)らが現場前線に配置されます。で、SAT(特殊急襲部隊)を率いる警備部管理官の丹波一樹(平山浩行)警視も後方支援として参加。現場指揮本部内の幕僚の一人として、和泉管理官に様々な意見を進言。人命優先の和泉管理官に対し、多少の犠牲を厭わない武力鎮圧を主張する丹波。↲院内では、警備室が占拠され配電線切られたことで電話は繋がりません。武蔵にとって、無線が唯一の連絡手段です。――警備員十名を含め、医師、看護師、職員、患者の全百人が鬼たちの人質になります。手術中の裕子も、オペ完了と同時に確保されます。皆が一ヶ所に集められたその時、心療内科の常陸医師が立ち上がり、力になれるかも知れないと言って、「病院占拠の目的理由」を尋ねます。で、余計な非協力的な質問をした者として青鬼に射殺されます。それでも怯まず、裕子が「オペ終了直後の重篤な患者さんがいます。患者さんを解放して貰えないか?」と要請し、「あなたの命と引き換えに開放しましょう」と、青鬼。青鬼が裕子の額に向けて引き金を引きますが、幸運にも銃弾は発射されずに裕子は助かり、患者は解放されます。近隣病院に患者を受け入れて貰うことになり、多数の人質患者が正門玄関から解放されます。その一方で、ICUに医師、看護師、職員、そして清掃員が閉じ込められます。↲動画配信の「百鬼夜行ちゃんねる」が始まります。サイト冒頭には、「我々は界星堂病院を占拠した鬼です」と書き込まれています。「ライブ配信まで100,000人」と表示されています。――「残った人質は別の場所に移動させられた。俺はその場所を特定する」と武蔵が和泉管理官に無線連絡。その直後、武蔵は鬼に発見され、マシンガンを乱射されます。逃げ惑う武蔵。「さあ、鬼ごっこの始まりです」と青鬼が言って、多数のドローンが武蔵の周囲に飛来。ドローンには小さな爆発物が搭載されていて電子音が鳴り響いています。そして、武蔵に向けて、鬼たちがマシンガンを発砲しています。↲
2023.01.15
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■日テレ水曜ドラマ■リバーサルオーケストラ/第一話(2023.1.11)/「ポンコツオケの救世主⁉」あらすじ↲東京藝大音楽学部指揮科を卒業しドイツ、ライプツィヒを中心に活躍していた新進気鋭のマエストロ(指揮者)、常葉朝陽(田中圭)は、突然、母の康子(石野真子)が急病との報に接して帰国。が、これが西さいたま市長の父、常葉修介(生瀬勝久)の策略。父が推し進めて建設中の西さいたまシンフォニーホール(座席数二千の音楽の街、西さいたま新拠点)のこけら落とし公演(今春予定)となる「児玉交響楽団」コンサートが満席にならなければ市長を辞任すると、その公演に反対している次期市長候補の本宮雄一(津田健次郎)市議に啖呵を切り、それで朝陽を日本に呼び戻していました。朝陽にポンコツ集団「玉響」の立て直しを託します。↲西さいたま市役所広報広聴課に勤める公務員の谷岡初音(門脇麦)は、実は、幼い頃より数々のコンクールを総ナメして数々の名門オーケストラとの共演を果たすなど輝かしい実績のある元天才ヴァイオリニスト。が、十年前、妹の奏奈(恒松祐里)が初音のコンサート中に、自宅で心臓の持病で倒れ、それで初音は演奏が開始されているコンサート会場を去り、妹の搬送先病院に向かってしまうという事態が発生。妹は緊急手術で助かりますが、その発見が遅かったら命は無かったということで、初音は動揺。で、自分の音楽活動の後押しに両親の丈雄(利重剛)と祥子(奥貫薫)の目が集中していた故に、妹の病状悪化に気付かなかったのだと考えた初音は、以来、妹の命が危うくならないことを願い、演奏活動の表舞台から姿を消していました。因みに、現在の両親は二年前から長野県佐久市に移住し、家庭菜園を楽しむというセカンドライフを送っています。よって、初音は、現在、妹と二人暮らし。そんな初音を朝陽が見逃しません。「玉響」事務局長の小野田隼(岡部たかし)に初音の身辺調査を指示して弱みを掴みつつ執拗に追い掛け、「玉響」のコンサートマスター(第一ヴァイオリン首席)に引き込みます。コンサートマスターとは、指揮者の意図を汲み上げつつオーケストラ全体を纏めるリーダーの役割があります。それまでも、朝陽指揮でのリハが始まっていて「玉響」のポンコツぶりが露呈していましたが、初音の加入で一気に「玉響」が変わります。初音も演奏の楽しさを味わいます。で、朝陽から、妹、奏奈も姉の演奏復帰を切望しているということを聞き、それで、四月までの広報課の仕事として、コンマスを頑張ることになります。「僕がコンマスとして、あなたに求めることは一つ。楽しんでください」と朝陽。↲前後して、初音の幼馴染みで日本屈指の人気ヴァイオリニスト、三島彰一郎(永山絢斗)が五年ぶりに帰国。全国八か所のツァー公演が予定されています。城東大学経済学部在学中の奏奈は「西さいたまシンフォニーホールにも呼べたら好いね」と言って、彰一郎の帰国を喜びます。↲修介市長の宿敵、本宮市議が、シンフォニーホール建設に関わるスーパーゼネコン「高階組」の会長、高階藍子(原日出子)を訪問。彼女は、日本一と謳われる「高階交響楽団(高階フィル)」のオーナーでもあることから、「高階フィル」によるホールのこけら落とし公演を打診。市長の「玉響」を排除して、「高階フィル」を押し出そうと画策しています。しかし、「高階フィル」は、三島彰一郎とのコンサートが控えており、本宮市議の絵図はなかなか前には進みません。本宮市議は、帰国している朝陽を「高階フィル」のマエストロに招聘したらどうかと提案。――その頃、凱旋帰国している三島彰一郎は、幼馴染みの初音を自宅前に訪ねています。↲
2023.01.14
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■TBS金曜ドラマ■100万回言えばよかった/第一話(2023.1.13)/「出会いと別れのハンバーグ」あらすじ↲中学生という多感な時期に家庭の事情で里親農家、広田勝(春風亭昇太)、美貴子(桜一花)夫婦に預けられていた相馬悠依(井上真央)と鳥野直木(佐藤健)。その後、高校進学時に別々の道を歩み音信不通。が、直木が調理師として働く洋食屋(ハチドリ)に、偶然、美容室(美容室ミーレ)店長になっていた悠依が来店。昔と変わらない直木に惹かれる悠依。悠依の誕生日を祝いシャンパンで乾杯し、直木が得意とするハンバーグを食べます。その一年後、悠依にとって運命の相手と思われていた直木が突然姿を消します。双方ともに、言葉に出して言わなくても、自分の気持ちが相手に伝わるものと確信し、それで、悠依にプロポーズしようと決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれていました。直木は死亡時の記憶が無いまま魂となって現世を彷徨っています。――で、三日間、直木の消息が分からなくなったところで、悠依は先浜警察署生活安全課の村中望海(穂志もえか)に相談。そこで、「成人男性の失踪の場合、様々な理由があるということで警察は動けない。だけど、捜索願ではなく、行方不明届は受理してあげたらどうですか?」と望海に進言する刑事課の魚住譲(松山ケンイチ)。「様々な理由があるということは、私が彼に振られたということでしょうか?」と尋ねる悠依に困惑する譲。譲は、とりあえず、失踪した直木を探すことを約束。彼の実家は千年続く寺であり、もともとは霊媒体質の家系なのですが、そちら方面の能力は幼少期より皆無だった譲。しかし、直木を探すと約束して以来、俄かに、魂となって現世を彷徨う直木の姿が見えるようになります。譲は街中で直木の幽霊に話し掛けます。直木は、幽霊姿になっている自分を認識できる譲に、自分の思いを悠依に伝えて欲しいと懇願。そのタイミングで、譲は実家の寺を継いでいる霊媒師の姉、魚住叶恵(平岩紙)から、「もしかして霊が見えるようになったんじゃないの? 修行だと思って霊に付き合ってあげなさい」という着信を受けます。譲は直木の思いを伝える為、直木の幽霊を同伴して悠依の部屋を訪ねます。で、「今、直木さんは横にいますけど、見えますか?」という譲の唐突な言葉に、悪い冗談だと悠依が怒り出し、二人を追い帰します。が、悠依が二人を追って来て、「先ほどは取り乱してすみません。私の方に聞き間違いがあったのかと……」と詫びます。そこで、譲が言葉を変え、いかにも刑事らしく「彼を探す手掛かりに、お話を伺えないかと」と言います。で、場所をファミレスに移し、話を聞きます。直木の幽霊も近くの席に座ります。――そこで、中2時代の里親先で直木の作った美味しいハンバーグを食べたことを語る悠依。直木に温かいセーターを貰ったことも話します。悠依が二股の彼氏に振られた際に、直木に慰められたことも話します。その後、高校進学を機に二人は離れ離れ。悠依は母のいる仙台に戻り、直木は寮のある進学校に入学。そして、二十年の歳月を経て、ともに三十四歳で再会。↲後日、「ハンバーグを作って悠依に食べさせることで、自分が傍にいると伝えたい」と直木が譲に言い、その協力を求めます。が、直木の指示により、譲が手を動かしますが、なかなか上手くゆきません。そこで、譲に憑依することを思い付く直木。そうして作ったハンバーグを、夜間のハチドリ店内で悠依に食べさせます。譲が「直木さんが僕に乗り移って作ったと言っています。あと、これもだそうです」とデザートのプリンを差し出して説明。「何処にいるの?」と言う悠依に「ここにいる」と直木の幽霊。「見えないよ、それって、つまり、あなたは死んだの?」と言い、泣き伏す悠依。↲譲の他にもう一人、直木の姿が見えている謎の男、樋口昌通(板倉俊之)がいて、彼とは度々遭遇することになる譲と直木。↲――2023.1.12、午後3時~4時が絞殺被害者、高原涼香(近藤千壽)の「死亡推定時刻」になっている「西山町女性絞殺事件」を追っている魚住譲刑事は、涼香のマンションに入り込む鳥野直木を防犯カメラ映像で確認しています。どうやら直木は紐状のもので首を絞められ殺害された涼香の事件に巻き込まれ、命を落としています。↲
2023.01.14
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■フジ木10■忍者に結婚は難しい/第二話(2023.1.12)/「妻からの離婚宣告に夫の答えは?」あらすじ↲伊賀忍者の草刈悟郎(鈴木伸之)は、与党民自党の国会議員、赤巻邸から逃走する甲賀忍者の妻、草刈蛍(菜々緖)を妻とは知らずに棒手裏剣で攻撃するも、あっさり躱されて取り逃がします。蛍は、与党民自党の国会議員、赤巻章介(信太昌之)の違法薬物(覚醒剤)使用疑惑(スキャンダル)の証拠を掴むよう野党陣営から命じられ、それで赤巻邸に潜入していました。――悟郎は音無祐樹(勝地涼)と赤巻邸の地下室に向かい、そこで、毒殺された赤巻の遺体を発見。悟郎は、伊賀グループ本部長の松下昇(小須田康人)に、赤巻が毒殺されたこと、そして現場から逃走した不審者はその身の熟しから甲賀者ではないかと報告。松下は、逃げた甲賀者を警察よりも先に捕らえるよう悟郎たちに指示します。↲蛍は、離婚届を置いて家を出、父、月乃竜兵(古田新太)のアパートに身を寄せます。そして、竜兵が修行の旅に出た後、妹の雀(山本舞香)に赤巻邸での出来事を伝えます。――赤巻邸に潜入し、ボディーガードを倒してから地下室に入ると、そこで赤巻は既に毒殺されており、そして、首に毒物注入痕があったことを雀に教えます。が、赤巻は、表向き心不全と報道発表されます。実際、赤巻の遺体から検出されたのは覚醒剤のみで、その他の毒物は発見されません。↲祖父が伊賀一族総帥の風富城水(市村正親)、父が次期総裁候補の与党民自党議員である風富城一郎(河野達郎)という小夜(吉谷彩子)が東京に転勤になったということで、音無と悟郎が宇良豹馬(藤原大祐)の働く(郵便局インターン兼務)忍者居酒屋に招待します。小夜は、悟郎の幼馴染みで元カノ(初恋の人)であり、外資系保険会社の外交員にしてエリート上忍です。居酒屋からの帰り、悟郎と小夜は一緒のタクシーに乗り込み、悟郎が先に家の前で降ります。その様子を、鍵の掛け忘れが心配になって悟郎との住まいに戻っていた蛍が部屋の中から見ています。ふたりの会話を聞いています。で、悟郎が家に戻っていた蛍の存在に驚きます。そこで話し合いを持ちますが、双方の意見は噛み合いません。「俺達の結婚、無理なのかも」、「そうだね」、「離婚届、出しておくよ」、「じゃあ、宜しく」ということで蛍が立ち去り、悟郎は一人泣き崩れます。↲路肩の移動販売車(キミドリ)に蛍が近付くと、「鶏肉にします? チキンにします?」と店主の山田健作(遠藤憲一)が妙な問い掛けをします。蛍が、「サーモンで」と甲賀忍者の合言葉を返します。「八百円です」と言って山田が笑い、そして、スマホ指令を発行。そこには「世田谷ガーデンプレイスで開催される西園寺グループ主催の未来党(野党)党首登壇イベント(チャリティーフェスタ)会場で起こる爆弾テロを阻止せよ」と記されています。その一方、伊賀陣営では、「次の任務は爆弾テロを装って、野党を陰で支える甲賀を表舞台に誘き出すこと」という命が悟郎、音無らに下されています。↲忍者に結婚は難しい [ 横関 大 ]
2023.01.13
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■テレ朝木曜ドラマ■警視庁アウトサイダー/第二話(2023.1.12)/あらすじ↲派手なファッションでパリピな松原みちる(立石晴香)の遺体が河川敷であがり、桜町中央署刑事課の架川英児(西島秀俊)、蓮見光輔(濱田岳)、水木直央(上白石萌歌)、臨場。被害者は会社勤務の傍ら、週二日キャバクラで働く女性。事件当夜は、大手玩具会社の創業者を祖父に持つ起業家にしてYouTuberの御曹司、新見一隆(森田甘路)の爆誕祭(誕生パーティー)に参加。高級タワーマンションの最上階、新見の自宅で行われたこのパーティーに、みちるはキャバクラの同僚、麻衣(黒崎レイナ)、亜希(福室莉音)、理恵(木下愛華)を引き連れて参加。みちるはセレブ志向が強く、新見の妻の座を狙っていた模様。ともあれ、みちるたち四人にはパーティー途中で姿を消していた時間帯がありました。――早速の聞き込みでキャバクラ店を訪ねた架川と蓮見と直央は、麻衣たちがみちるの死を悲しむフリをしてウソ泣きしていることを見抜きます。↲後ほど明らかになってゆきますが、実は、「ホステス殺害事件」で父親が逮捕(実は冤罪)された梶間直人が刑事の蓮見光輔に成り済ましています。で、この「ホステス殺人事件」には警察上層部の関与があるのだろうと架川は察知することになってゆきます。で、その成り済ましの秘密を秘匿する代わりに、自身が本庁のマル暴(暴力団を扱う警視庁対策部)に戻るにあたっての点数稼ぎに協力するよう蓮見の成り済ましに求めます。そして、偶然にも、この「ホステス殺害事件」は、架川がマル暴から所轄に左遷された件と大いに関わりがあります。鷲見組とロシアンマフィアとの麻薬取引現場でのボスの取り逃がしについて、架川が鷲見組の犬ではないのかと警察上層部は疑っています。↲麻衣、亜希、理恵に対する聞き込みによると、四人は全員がセレブの新見を取り合っていました。で、パーティー途中で四人が消えたのは作戦会議の筈だったのですが、みちるが泥酔して作戦は完全に不発だったとのこと。それで仕方なく、下戸の麻衣が運転する車で、みちるを自宅マンションに送り届けたとのこと。実際マンションエレベーター内の防犯カメラには、みちるを背負って運ぶ三人の姿が写り込んでいます。↲架川に弱みを握られていて否応なく言うことを聞かされている鑑識係の仁科素子(優香)が、麻衣の車のトランク部から、5kgのダンブルプレート痕を発見。架川は当初からみちるを殴打した凶器はプレートだろうと睨んでおり、これで犯人が明らかになります。――パーティーの最中のブラインドエリアで、みちるが妊娠したと嘘を言って新見に結婚を迫り、それで、執拗に迫るみちるを新見がプレートで殴打。それをたまたま近くで見ていた麻衣、亜希、理恵がフォロー。三人を手下のように仕切っていたみちるに対する恨みもあって、新見の犯行の隠蔽工作に一役買います。三人は、みちるは死んだものと思っていて、それで背負って車からエレベータへと運び込んでいました。その際、凶器のプレートも車に放り込んでいました。が、その後、みちるは息を吹き返し、そこで、改めて殴打されます。みちるは二度殴られ、それが頭部の痕跡になっています。一度目は新見で、そしてパーティー会場から連れ出された後、同じ個所を同じ凶器で殴られていました。↲みちるを始末したことで、麻衣、亜希、理恵は一生安泰になるという算段でした。犯行現場を見られ、それを隠蔽して貰ったことで、新見は一生三人に貢ぎ続けることになる筈でした。人生で最大のビッグウェーブに乗った積りでいた三人の女が、逮捕連行されます。↲警視庁アウトサイダー (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]警視庁アウトサイダー2 (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]警視庁アウトサイダー3 (角川文庫) [ 加藤 実秋 ]
2023.01.12
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■相棒 season21/第十二話(2023.1.11)/「他人連れ」あらすじ↲昼下がり、杉下右京(水谷豊)を助手席に亀山薫(寺脇康文)が住宅街を車で走行中、親子に見える南野浩一(駒木根隆介)と小学生(工藤武志)に、「財布を落として家(マンション)に帰れないので乗せて行って欲しい」と頼まれます。――その頃、都内(光原町)アパート201号室の住人(安田幹雄)が刺殺されます。被害者は五年前に押し込み強盗で五千万円を奪った前科持ちの半グレ(渋谷ポイズン)メンバー。三週間前、その強盗事件の主犯格リーダー(中山昭二)が刑務所内で急死(急性心不全)し、そして、未だ奪われた五千万円の所在は不明。中山は「全部ギャンブルで使った」と言っていましたが、誰もがそれを怪しんでいます。被害者の安田幹雄もこの事件では逮捕されていましたが、証拠不十分で不起訴。ともあれ、今回の半グレ、安田の刺殺と五年前の強盗事件との関連が疑われる中、現場アパートの住人、203号室の岡村が「子連れ男が犯行部屋から逃走して行った」との目撃証言。そうなると車でマンションに送り届けた親子風の二人に殺人疑惑が及びます。刺殺された安田が部屋に隠し持っていた五千万円をこの親子が持ち去った可能性が浮上します。――右京と亀山は、南野の勤務先「豪原工務店」(消費者センターでは詐欺まがいのリフォーム会社と疑っている)で話を聞きます。上司(島津)によると、完全歩合制の訪問営業社員の南野は昨日から出社しておらず、そして、独身の彼に子供はいないとのこと。↲南野が、元恋人のバーのママ、三雲亜紀を訪ねて「ちょっと調べたいことがある」と言い、トラブルに巻き込まれている父親を持つ武志を暫く匿って貰うよう依頼。南野は武志を亜紀に預けて一人になったところで、工藤家に向かいます。一方、右京と亀山も南野の営業訪問先エリアの周辺聞き込みで、たまたま工藤宅を訪れます。そして、近所の主婦(吉野照子)の話で、武志少年は、工藤秀久弁護士の息子の工藤武志と判明。武志の両親は離婚していて、父と二人暮らしをしているとのこと。そんな話を聞いている時、先に工藤家に侵入して工藤弁護士の仕事上の資料等を物色している南野がいます。南野が右京と亀山に確保されそうなその時、亜紀が工藤家の前で故意に転倒し、そこに亀山と右京が注意を向けている隙を突き、南野は逃走。亀山が追走するも取り逃がします。↲ともあれ、南野は工藤家に侵入調査したことで、工藤弁護士が獄中死した中山の弁護人であったことを知り、それで、中山が属していた半グレ集団のアジト「麻雀アフロ」に突入。半グレ相手の麻雀で勝ちまくり、掛け金の代わりに「拉致した工藤弁護士は、いま何処にいますか? 開放してください」と懇願し、半グレ集団にボコられます。武志は、トラブルに巻き込まれた父親の工藤弁護士がこの四日間、行方不明になっているのを心配していて、それを南野が助けようとしていました。工藤弁護士が行方不明になる前日、弁護士事務所を被害者の安田幹夫が来訪しており、それで南野は、半グレ集団が工藤弁護士を拉致したものと確信し、そのアジトの麻雀屋に潜入していました。右京と亀山も、弁護士事務所スタッフの女性(鮫島)に、安田が来たことを聞いていました。安田は机を叩いて「あんたが知らないわけないだろう」と工藤弁護士を脅していた模様です。で、その日は丁度、主犯格の中山が獄中死した三日後にあたります。――リーダーの中山と工藤弁護士が結託して奪った五千万円をトランクルームに隠していました。で、主犯のリーダーが獄中死したことで、いよいよ五千万円を独り占めしようとした安田が動いていました。工藤弁護士を拉致して五千万円の隠し場所を吐かせ、それを奪おうとしました。右京と亀山は工藤弁護士が契約していたトランクルームの防犯カメラ映像を調べます。南野と武志がロッカーを開けて現金を確認している映像が現れます。その翌日、今度は南野一人がやって来て、金を運び出しています。それは、「武志君と一緒にいる。例のもの(五千万円)を持って来い」と、武志を浚った工藤弁護士の拉致犯に呼び出されたからです。南野は「武志の所に行って来る。戻って来られなかったらゴメン」と亜紀に電話した後、指定場所に向かいます。そこには縛られた武志がいます。南野は拉致犯にナイフを突き付けられますが、そこに、右京と亀山が踏み込みます。亀山が、武志を浚った拉致犯の203号室の岡村を取り抑えます。↲安田が工藤を空き部屋になている202号室に工藤弁護士を拉致監禁している模様を隣室(203号室)で聞き付けた岡村は、安田の201号室に忍び込み、自室に戻って来た安田を刺殺。親子の逃走を見たという目撃者、警備会社ウルフ社員の岡村が安田幹雄の刺殺犯であり、工藤弁護士の拉致犯でした。203号室の岡村の部屋に南野のエコバッグと財布があり、そして、空き部屋の202号室に工藤秀久弁護士が監禁されているのを伊丹憲一(川原和久)らが救出。警備会社ウルフでの聞き込みで、岡村の立ち回り先を割り出していた右京と亀山。↲もともと工藤弁護士を拉致して中山が奪った金の在処を吐かせようとしていたのが殺された安田でした。しかし自分の部屋(201号室)に監禁するのはリスクが大きいということで、隣室の空き部屋(202号室)に監禁。そこで工藤と安田の五千万円の隠し場所についての話を壁にコップを押し当てて聞いていた203号室の岡村。202号室では「金はトランクルームだ。その鍵は家にある」と工藤が安田に白状。で、武志に「202号室にトランクルームの鍵を持ってこい」とメッセージを送っていた安田。それで、武志が南野にトランクルームの鍵を家から持ち出すよう依頼し、トランクルームの大金を発見。工藤弁護士が妙な事件に関与していることに南野と武志も気が付きます。↲刺殺事件発生時、工藤を監禁している202号室に安田が入ったのを隣室で確認した岡村は、安田が留守にしている201号室に潜入。そして、戻って来た安田を襲い刺殺。その時、物音を聞き付けて刺殺現場の201号室を覗き込む南野を岡村が殴り失神させます。その後、南野の財布を奪おうという時、武志がやって来て南野を助け起こします。そして、そのまま二人は現場を離れていました。↲工藤家の訪問セールスで武志と出会っていた南野。そこで両親が不在中の武志と話し、自身の幼い頃と同じ環境に置かれている武志に対して、何か自分に出来ることはないかと思案した南野。そんな頃、「父親を返して欲しかったら父親の部屋にある鍵、金を隠しているトランクルームの鍵を持って来い」という脅迫電話を受けて安田の部屋に向かった武志は、南野と合流。そこで、「五千万円強奪事件に関与しているお父さんも捕まっちゃうから、警察通報をしないで。助けて」と南野の警察通報を拒んだ武志。それで、南野は、殴られ財布を取られたことを警察に届けませんでした。武志のことを自分のこととして考え、武志の希望に従っていました。↲亜紀が妊娠していることを右京が南野に伝え、そして、岡村に奪われた財布の中の「安産のお守り」を亜紀に渡すよう促す亀山。亜紀は生まれて来る我が子とともに岡村と一緒に暮らすことを望んでいます。岡村ももとよりそれを希望していました。↲
2023.01.12
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■フジ月9■女神の教室~リーガル青春白書~/第一話(2023.1.9)/「裁判官からロースクール教員へ」あらすじ↲「人を知らなければ良い法律家にはなれない」がモットーの東京地方裁判所裁判官、柊木雫(北川景子)に、裁判所長からロースクール(青南大学法科大学院、通称青南ロー。昨年の司法試験合格者はたった三名のみ)専任教員へ異動辞令。教務主任の里崎健一郎(小堺一機)に案内され、学生たちには、「刑事訴訟法基礎」の担当教官と紹介されます。が、柊木は学生に不評。照井雪乃(南沙良)、真中信太郎(高橋文哉)たちから余りの効率の悪さを指摘されます。そんな柊木は学院長の守宮清正(及川光博)から人気エース教員、藍井仁(山田裕貴)の存在を教えられ、その授業を見学。藍井の効率重視主義と不出来な学生を置き去りにする授業に疑問を抱きます。そんな中、守宮学院長は、かつて同校の生徒だった柊木を歓迎会だと言って飲み会に誘い出し、そこで藍井との実務演習(産休の佐藤教官の引継ぎ)を依頼。教育方針の違いで言い争う二人に、守宮は弁護側と検察側に分かれての模擬裁判(裁判員制度形式)を提案。――案件は、DV被害の妻による暴力夫の刺殺事案。雪乃と信太郎コンビの検察側を指導するのが藍井。一方、桐矢純平(前田旺志郎)、水沢拓磨(前田拳太郎)、天野向日葵(河村花)の弁護側を指導するのが柊木。で、被告人の妻X役を向日葵、妻Xの相談相手Bを信太郎が務めます。↲弁護側の方針は、正当防衛の主張です。DV被害者だった被告人妻Xは後ろから夫を刺したことになっており、そこで同情を煽る冒頭陳述が練られます。――柊木は、生徒に「被告人は、どんな人なのかな?」という疑問を抱くよう仕向けます。結婚して二十年以上、離婚せずにいた夫婦が、事件前日、揃って映画鑑賞をしていることに疑問を感じさせます。そして、妻Xの身体に遺されていた複数の痣。それはDVの証拠とされ、親しい男BにDV相談していた妻X。そんな妻Xの真実の姿に迫ります。妻Xの人となりを深堀りします。↲全生徒が見守る中、模擬裁判が始まります。「起立。被告人Xは前へ」と裁判長役の教務主任、里崎健一郎(小堺一機)が言います。X役の向日葵が「Xです」と進み出ます。「自宅マンションにおいてアイスピックで夫を刺殺した」という「公訴事実」が検察側によって述べられた後、X役の向日葵が「私は一切犯行を行ってていません。私は無罪です」と主張。その一方で、凶器(アイスピック)の指紋一致と相談者Bの証言をひたすら強調する検察側。↲弁護側は、妻Xの手帳に記されていた事件前日の映画鑑賞について、その疑問点を提示。DV夫と被害者の妻が、映画鑑賞に行くはずが無いと考えます。つまり、夫からのDVなどは無かった。痣は夫から受けたものでは無く、相談者とされていたBによるものと考えます。XからのDV相談を受けていたと言うBの証言を偽証とします。そもそもXとBは恋愛関係にあったものと弁護側は推測。そのうえで、X役の向日葵が「私はBに脅されていた。Bが夫を殺したからです。DVの傷はBによるものです」と熱弁。B役の信太郎がそれに異を唱えます。が、「合理的な弁護側の証明を疑うのなら、それを否定する責任は検察側にある」と柊木が後押し。「夫と映画館に行く私を見掛けたBは、私(X)が自分(B)を裏切って夫と元通りに復縁するものと思い込み、その怒りで夫を刺し、そして、私に身代わりになって正当防衛を主張しろと言った。夫を殺害したのはBなんです」と、改めてX役の向日葵が説明。↲里崎主任の判決。「主文、被告人は無罪」。弁護側が提示した合理的な疑問点を否定し切れない検察側の敗北になります。凶器の指紋とB証言のみを主張して弁護側の疑問に答えられなかったのが敗因です。――が、実際の裁判記録では、不倫妻Xに対するB証言を重く見て、有罪になっていました。↲青南ロー卒業後も司法試験合格を目指して頑張っていた田辺浩(田村健太郎)が廊下に倒れていて、救急車で緊急搬送されます。↲
2023.01.09
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■必殺仕事人/テレ朝スペシャルドラマ「鬼面風邪」(2023.1.8)/あらすじ↲花御殿のお菊(和久井映見)が、「的(まと)は女と見れば見境が無くなる極悪な旗本、井坂新兵衛(川合俊一)」と本町奉行所同心の渡辺小五郎(東山紀之)に告げます。依頼人は井坂に娘のつうを手籠めにされた挙句に殺された親。小五郎は女郎屋に現れた井坂を斬って捨てます。↲――特効薬の無い「鬼面風邪」が江戸の町に蔓延。小五郎の妻、ふく(中越典子)も「鬼面風邪」の疑いで寝込んでいます。医師の酒井東庵(橋本じゅん)とその助手の文代(秋元才加)が往診。結局、同居する叔母の綾小路てん(キムラ緑子)の心配をよそに、ふくは「鬼面風邪」ではなく、単なる「水あたり」。「鬼面風邪」の蔓延を心配したふくは、小五郎の十手に「アマビエ(疫病退散)の根付」を付けます。↲小五郎は奉行所与力、増村倫太郎(生瀬勝久)に命じられ、疫病改方長官の天野景信(西村まさ彦)のお伴で、呉服屋、越前屋孫次郎(正名僕蔵)が私財を投じて設立した江戸養生所を検分。越前屋には患者の人数に応じて、「お助け金」(患者一人あたり七両)が給付されています。で、長官のお供をした小五郎は、ふくの往診にあたってくれた東庵と文代に再会。東庵は養生所の筆頭医として「鬼面風邪」の特効薬作りに奮闘しています。東庵の他の医師は、玄斎(相島一之)と正元。そして、孫次郎の側近の仁吉が養生所運営を仕切っています。↲経師屋の涼次(松岡昌宏)は、天秤棒を担いで魚売りを始めたリュウ(知念侑季)に会った後、町娘のあかり(志田彩良)とその弟の田助(池川侑希弥)に、リュウから買った「イワシ」を渡します。その後日、リュウは咳に苦しむ父、源蔵と暮らしている文代に会います。↲瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)が養生所の屋根瓦の修理を依頼され、東庵と再会。東庵は陣八郎の幼馴染みで、「東吉(東庵の幼名)」、「八っちゃん」と呼び合う仲で、偶然の再会を喜びます。村の子供にイジメられていた東吉を助けていた八郎。そして「俺達はどんなに貧しくても、人様に後ろ指を指されるような生き方はしない」と誓い合っていました。そんなわけで、幼馴染みが医者として人助けをしているのを見た八郎は、自身の人殺し稼業に落ち込みます。自身の生き方に迷いが生じます。↲「岡場所の女郎が、長崎帰りの非公認女郎屋<紅屋>主人、サク兵衛(DJ KOO)折檻されて殺された。頼み人は、仲間の女郎たち」と、お菊が小五郎と八郎に報告。八郎が、その仕事を請け負います。小五郎が「迷いのある奴には任せられない」と言うのを振り切り、仕事に出掛けます。八郎の拳(鏨<たがね>)が、寄合いに向かうサク兵衛の頭蓋骨を破壊します。↲呉服屋の孫次郎から疫病改方長官の天野景信に多額の「お戻し金」が渡っています。「お助け金」のキックバックです。「お戻し金」の増額を求める越前屋孫次郎は、仁吉らに病人(鬼面風邪)を増やすよう指示しています。↲経師屋の涼次があかりと田助の姉弟を訪ねます。田助が姉のあかりの為に「トンボ模様」のお守りを作って渡しています。熱を出しているあかりは、父の庄助と母のさちが「鬼面風邪」で他界していることから、この流行り病に罹ったものかと心配します。あかりは田助と涼次の薦めで江戸養生所を訪れます。東庵の見立てでは、あかりは「鬼面風邪」ではなく「トンプク」の服薬だけで完治が見込めます。が、玄斎が、あかりに「鬼面風邪に間違いない。隔離の必要があるのでこちらで養生を……」と診断。そのまま牢屋敷に入れられます。が、厠に向かったあかりが、越前屋孫次郎、玄斎、正元の三人による、「鬼面風邪」のデッチ上げ話を聞き付けます。あかりは、「誰か助けてください。この養生所はおかしいです」と叫び、仁吉に刺殺されます。――養生所裏門から「鬼面風邪」で死んだとされたあかりの遺体が大八車で運び出されます。通りかかった文代の父、源蔵が「南無阿弥陀仏」を唱え、「トンボ模様」のお守りを持つあかりの遺体を確認。その頃、田助が涼次に姉のあかりが療養所に向かったまま家に帰って来ないことを報告。田助と涼次が養生所に向かい、あかりが既に病状悪化で他界したと告げられます。↲文代が咳き込みが続く父の源蔵に養生所に行くよう説得。すると源蔵は、文代に「鬼面風邪って、最後にあんなに血を吐いて死んじまうとはな。昨日、養生所に行ったんだが、その時、血を吐いている遺体を見た。それで、恐ろしくなって、どうせ死ぬのなら家で死にたいと思い戻って来た」と、あかりの遺体を見たことを言います。「えっ、お父っあん、鬼面風邪で血を吐くことなんて無いよ」と医師を目指して修行中の文代が父に説明。源蔵は、遺体が持っていた「トンボ模様」のお守りも血まみれであったことを文代に語ります。それを天秤棒を担いだリュウが聞き付けます。リュウからその話を聞いた涼次が養生所に忍び込み、越前屋が給付金目当てに「鬼面風邪」の患者を水増ししていることを突き止めます。あかりもそれを知り、助けを求めて斬り捨てられていました。↲あかりの弟、田助の依頼を受け、仕事人たちは越前屋の一味を的にします。「姉ちゃんに簪を買ってやるつもりで貯めていた金なんだけど、もう渡せないんだ」と、その金をお菊に渡していました。ただ、東庵と文代はこの悪事に関与しておらず、従って、東庵も養生所に騙されていたことになります。――リュウが正元を刺殺。涼次が絵筆に仕込んだ長い錐(きり)で玄斎の心臓を一刺し。そして、小五郎が越前屋孫次郎を斬殺。陣八郎は越前屋側近の仁吉を迷いが生じて取り逃がし、それを小五郎が斬殺。翌日、天野が直々に「御出役」。小五郎の「アマビエの根付」を殺害現場の養生所前で発見する天野。天野は小五郎の仕業と勘付きます。が、後日、配下の黒田、白川に小五郎を襲わせ、「人違いだ、許してくれ」と言って逃げ回る小五郎を見て、「とんだ見込み違いだ」と誑かされます。天野は現場の路上で拾っていた「アマビエの根付」を小五郎に返却します。↲越前屋の斬殺後、老屋敷の病人を救出する東庵と文代。特効薬作りに専念して欲しいと言われていた東庵は、牢屋敷に閉じ込められていた病人に気付きませんでした。越前屋孫次郎亡き後、お助け金のカラクリによる入金を諦めたくない天野は、東庵を丸め込もうと画策。薬草代が溜まって掛け売りを断られた東庵は天野に助けを求めます。天野は「お助け金を出す前提として、完成した特効薬を全て買い取る」と条件提示。東庵は、当初それを拒否。が、その後、東庵は医者としての名声を考え、天野の求めに応じます。――「鬼面風邪」の特効薬を、文代が完成させます。父、源蔵の発疹が消え、熱が納まったことで、文代が先に特効薬の完成に辿り着いていました。柳の皮とカンゾウを加えることで効果が出ていました。文代は、この薬を「鬼滅丸」と名付けます。が、東庵は「私の名前で世に出した方が、人々は安心してこの薬を使え、世に広まる」と言って、あとを任せるよう文代に言います。「そういうことでしたら是非」と文代も、それを了解。↲東庵は「鬼滅丸」を天野に提出。で、「鬼滅丸」の効用が世に広まります。――天野は東庵を伴い、多額の金を土産に老中に挨拶。東庵を「幕府御典医」に推挙。東庵は金ではなく「幕府御典医」という肩書と引き換えに「鬼滅丸」を天野に差し出していました。天野は「鬼滅丸」を一粒十両で売ることで、多額の収益をあげることになりました。「幕府御典医」となった東庵が、小五郎と陣八郎に酒を振舞います。↲が、一粒十両の「鬼滅丸」について、文代が療養所の東庵にクレームを入れます。「これでは本当に困っている人に行き渡らない。このことを目安箱に訴える」と文代。東庵が謝罪し、文代に預かっていた「鬼滅丸」製法の覚書を返却。そして、文代を家まで送ります。その帰途、東庵が「鬼滅丸は私のものだ」と言って、文代を刺します。そこに娘のことを心配した源蔵が来て、文代が、「東庵先生に刺された」と告げます。そのまま文代は源蔵に抱かれて他界。源蔵が仕事を依頼します。リュウが療養所に忍び込み、文代の「覚書」を取り戻します。そして、疫病改方長官の天野が黒幕であったことをお菊に報告。「東庵は俺が殺るよ。何時もと変わんねえよ」と陣八郎。↲リュウが天野の手下の侍を刺殺。黒田三太夫の心臓を突く涼次。小五郎が天野を斬ります。残るは東庵。東庵に刀を渡す陣八郎。「昔、侍の真似をして遊んだじゃねえか」と言う八郎に、「ああ、何時も八っちゃんが負けてくれた」と東庵。「でもな、今日はそうもいかねえんだ。悪いが、お前の命はここまでだ。俺はな、人殺しなんだ。金さえ貰えば誰かの晴らせぬ恨みを晴らす」と八郎。「私も忙しい。冗談ならまた」と立ち去ろうとする東庵に「冗談なら良かった。薬を作ったのはおめえじゃねえそうじゃねえか。しかも、その娘さんを殺めちまってよ。あの世で詫びて来い。俺は金を貰って、お前を殺す」と八郎。しかし、その言葉に反し、渡した刀で背中を斬られ、腹を刺される八郎。それでも、東庵の額を鏨(たがね)の拳で叩き、頭蓋骨を破壊。「閻魔の庁で、また会おうぜ」と言って、そのまま立ち往生で死に逝く八郎。そこに、仕事人の面々が集結。「おめえの仕舞い、見届けた」と小五郎。↲「鬼滅丸」が世に出回り、立て看板に「本日の養生者数は七名」と表示されます。――リュウが旅立った陣八郎からの預かり物の鏨(たがね=相手の額を打って頭蓋骨を破壊するメリケンサック状の隠し武器)を首から下げ、路肩で魚売りをしています。↲
2023.01.09
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■TBS日曜劇場■Get Ready!/第一話(2023.1.8)/「前代未聞の闇医者チーム登場」あらすじ↲羽場一郎(伊武雅刀)副総理が脳神経を断裂させて千代田医科大学附属病院に緊急搬送。八尾柳元総理の横ヤリによる内調介入に怒っている中で倒れていました。で、一命は取り留めたものの、剣持理三(鹿賀丈史)院長から「二度と歩くことはできない」と告げられます。そんな羽場副総理の病床に、法外な報酬と引き換えに違法なオペを請け負う闇医者チームのジョーカーこと下山田譲(藤原竜也)のバーチャル像(ポログラム)が現れます。ジョーカーはエースこと波佐間永介(妻夫木聡)のオペ条件を提示する交渉人です。因みに、エースの表の顔はパティスリー「カーサブランシェ」のパティシエです。そんなエースが、「あんたに生き延びる価値はあるのか?」と問い、その様子をオペナースのクイーンこと依田沙姫(松下奈緒)とバーチャル像(ジョーカーとエース)を操るハッカーのスペードこと白瀬剛人(日向亘)がモニター画面を通して見守ります。結局、交渉は決裂し、羽場は警視庁特務課長の佐倉亮一らに「仮面ドクターズ」の逮捕を指示。――羽場副総理のオペを放棄した後の彼らのオペ。パティスリーの地下には最新機器を取り揃えたオペ室があり、エースとクイーンによる多国籍不動産王、リー・シエン・チャンの冠動脈高度狭窄オペが行われます。↲闇医者チームの次なるターゲットは投資家(資産運用会社「渋谷キャピタルパートナーズ」CEO<最高経営責任者>)の渋谷隆治(池松壮亮)。咳込みが続き体調を崩している渋谷は、COO<最高執行責任者>の才津明(入江甚儀)に、「黒字部門の買収と赤字部門の閉鎖というあなたの方針は<ハゲタカ投資家>そのものの手法だ」と咎められ、そのことで才津にクビを通告。その直後、渋谷が「特発性間質性肺炎」で倒れます。千代田医科大学附属病院に緊急搬送された渋谷は、剣持院長から「有効な外科治療が無い」と告げられ、突然の余命半年宣告で人生に絶望。そんな失意の渋谷に闇医者チームが接近。彼のマンションにジョーカーのポログラムが現れます。オペ報酬は総資産の八割に当たる八百億円。それは会社を手放すことを意味しています。が、それに渋谷は同意。しかし、エースは、渋谷の生きる価値を認めません。技術力のある会社にM&Aを持ち掛け、それを他社に売却して利益を上げている渋谷をエースは許しません。買収側と手を結び不当な利益を上げる為に、五十四もの事業所が犠牲になっています。自殺に追い込まれた経営者、一家心中の事例もあります。エースは、渋谷を救う価値のない人間と判断し、オペを拒否。ジョーカーは、そのことを渋谷に伝えます。↲ジョーカーに生きる価値を問われた渋谷は、(株)斎藤金型製作所に向かい、そして、バザー会場で斎藤社長に声を掛けます。が、「お前のせいで何人死んだと思っているんだ」と罵倒されます。で、咳き込み路上に倒れる渋谷。雨の中を彷徨い歩く渋谷。そして、絶望して首吊り自殺を図り、それに失敗。その様子を、クビになっていた才津明が渋谷の後を付けていて目撃。首吊り落下した渋谷を近くの内科病院に運び、そして、渋谷が病室で目覚めると、そこにジョーカーとエースがいます。ジョーカーとエースが去った後、才津と渋谷が創業当時の二人の夢を語ります。「世界に誇る町工場の技術力向上の手助けをしたい、応援したい。金融の力で日本の宝を守りたい」というのが、かつての二人の夢でした。それを思い出した渋谷は、今まで切り捨てて来た各事業者への投資を開始。渋谷を車椅子に乗せて、各事業所を回る才津。そんな中、渋谷が再び倒れ、エースのオペ室に緊急搬送。「Get Ready!」とエース。ipsブロック肺の移植手術、成功。一ヶ月後、渋谷、社会生活に生還。が、当然、剣持院長は「覆面ドクターズ」の存在を認めません。↲渋谷の資金融資(投資)を受けて操業を再開した(株)斎藤金型製作所を訪ねる渋谷と才津。斎藤社長に差し出された弁当、工員と一緒の弁当を「過去一美味い」と言って、渋谷と才津が食べます。その様子を路上の車中から見ているジョーカーとエース。「オペ代の百億円、しっかり回収しろよ」と言うエースに、「七百億円もの割引って、随分甘いね」とジョーカー。↲
2023.01.09
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■2023年NHK大河ドラマ■どうする家康/第一話(2023.1.8)/「どうする桶狭間」あらすじ↲駿河国大名、今川義元(野村萬斎)の嫡男、、氏真(溝端淳平)との剣術稽古に励む松平元康<のちの家康>(松本潤)。その一方で今川家の家臣、関口氏純(渡部篤郎)の箱入り娘、瀬名(有村架純)との人形遊びを楽しむ元康。――そんな時、氏真が「瀬名を側室にしたい」と父の義元に申し出ます。それを受けた義元が、剣術勝負に勝ったものが瀬名を娶るという賭け勝負を氏真と元康に命じ、この勝負に元康が逆転勝ち。元康は瀬名と祝言を挙げます。竹千代(後の徳川<松平>信康、徳川家康の幼名も竹千代だった)が産まれます。↲前後して、元康は、父、松平広忠(飯田基祐)の法要で久しぶりに生まれ故郷の三河岡崎城に戻ることを許され、家臣らの大歓迎を受けます。酒井忠次(大森南朋)らが元康を歓待します。↲そして、1560年、桶狭間合戦。織田信長(岡田准一)が駿河に攻め入り、そこで元康は兵糧補給の任を義元に与えられます。最前線で孤立する大高城主、鵜殿長照(野間口徹)への「兵糧入れ」です。「覇道」の織田信長に対して、自らの「王道」を説く義元は、金色の甲冑(金陀美具足<きんだみぐそく>)を与えた上で、人質の元康を戦いの最前線に送り出します。途中、丸根砦を攻め落とし、大高城に入る元康。大八車の米が大高城に届けられます。負傷を負っている鵜殿に代わり元康が大高城の指揮者になります。そこに、後方で陣を張る桶狭間にて、義元が討ち死にしたとの報が入ります。――敵の真っ只中(大高城)に取り残された形になる元康軍。堪らず、元康は部下を捨て雨の中を一人で逃げ出します。秘かに大高城を抜け出し「もう嫌じゃあ~」と叫びます。そして、浜辺を一人逃走中、三河侍の本田忠勝(山田裕貴)に槍で襲われます。「主君として、恥ずかしくないのか!」と罵倒されます。で、忠勝が、古参家臣、石川数正(松重豊)の元に、元康を連れ戻します。忠勝は古参の家臣に元康に対する無礼を咎められます。↲武田信玄(阿部寛)に義元の討ち死にの報が伝わります。「尾張のうつけ(信長)が、義元殿を討ったか……」と、信玄。↲
2023.01.08
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■フジ木曜劇場■忍者に結婚は難しい/第一話(2023.1.5)/「離婚危機と秘密任務」あらすじ↲薬局で働く薬剤師にして甲賀忍者の末裔、草刈蛍(菜々緒)と、世田谷中央郵便局の配達員にして伊賀忍者の末裔、草刈悟郎(鈴木伸之)の離婚が目前の喧嘩ばかりの夫婦。甲賀忍者の蛍は違法薬物使用疑惑がある与党民自党の赤巻章介(信太昌之)を追及する為の証拠集めの任を野党側陣営から与えられます。一方の伊賀忍者は、野党側勢力からの赤巻議員攻撃を避けるべく赤巻邸警護を命じられます。伊賀グループ本部長の松下昇(小須田康人)が、「赤松議員は風富城水(市村正親)総帥の御子息で次期総裁選候補として有力視されている風富城一郎(河野達郎)環境副大臣と同じ民自党所属であり、我々伊賀一門である。甲賀は野党を支持しており、これは伊賀と甲賀の代理戦争である。伊賀から総理大臣を輩出することは我が一族の悲願」と任務の意味を説明。で、まず、赤松邸に蛍のドローンが飛来し、これを悟郎が手裏剣で撃ち落とします。↲その日の午後七時、ドローンで赤松邸を探った後の蛍は、予約レストランで悟郎を待っています。そこは悟郎が蛍にプロポーズしたレストランであり、二人は離婚回避に向けて最後の話し合いを持つはずでしたが、ドローンの飛来で悟郎ら警護班は寝ずの警備ということになり、悟郎は約束のレストランには行けません。蛍はスッポかされ、その夜の内に離婚届を置いて家を出ます。↲翌日夜、伊賀忍者の警護の目をかいくぐった何者かが鍵の掛かっている地下室で執務中だった赤巻議員を暗殺。そして、赤巻邸内から塀を越えて逃走する甲賀忍者の蛍。↲
2023.01.06
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■テレ朝木曜ドラマ■警視庁アウトサイダー/第一話(2023.1.5)/あらすじ↲不審な男が巡回警官の職務質問を振り切って逃走。桜町中央署管内の商店街で開催されていたプロレス興行(出場選手は棚橋弘至、オカダ・カズチカ、真壁刀義、田口 隆祐)に乱入。刃物を手に、女性客の人質を取ってリング内に立籠り。桜町中央署刑事課エース、蓮見光輔(濱田岳)が男を諭し投降させようというところに、本庁組織犯罪対策部(マル暴)から異動した架川英児(西島秀俊)が登場。不審者をプロレス技で取り抑えます。↲――学長選が近い日正大学薬学部教授、最上憲彦(飯田基祐)宅の住み込みハウスキーパー、永峰弓江(室井滋)が刺殺されます。凶器は台所の出刃包丁。電化商品を最上家に届けに来て遺体を発見したホンマ電機の本間が第一発見者です。で、最上家の主、憲彦は学長選の準備が忙しくて日正大学にいたと証言。妻の恵美子は友達の家にいたと証言。長女の亜由美(星南のぞみ)は、名秀大学応用生物科の大学院生であり、三日前から大学研究室に泊まり込み。高校二年時以来の引き籠りの長男、賢太郎(上原佑太)は事件直後に姿を消しています。賢太郎の幼馴染みのクリーニング店の娘、水品理奈(川津明日香)は、「小学校以来、引き籠りの賢太郎とは顔も合わせたこともない」と言って、自身との関わりを完全否定し、賢太郎の犯行を匂わせます。↲架川と蓮見は、弓江の住み込み部屋を探索。弓江には、単なるハウスキーパーとは別の顔があり、住み込み部屋とは別にアパートを借りていました。そこには贅沢なブランド品の数々があり、高級ホストクラブにも通っていたことが分かります。その資金は、娘(亜由美)の書店での万引き、息子(賢太郎)の引き籠り、そして、妻(恵美子)の不倫をネタにした強請でした。特に、亜由美の万引きを弓江が揉み消していて、その口止め料を憲彦から引き出していました。書店に支払う口止め手数料の搾取など、そういう金儲けの為の揉み消しも弓江はしていました。↲その他にも、弓江の入金手法を蓮見が察知。――遺体の目撃者(本間)が、その直後に車のサイドミラーを見ながら髪の毛を気にしていたこに不審を抱き、エニシダ商店街の店主たちを集合させます。本間が弓江の遺体を見ても驚かなかったのは、それなりの理由を承知していたからでした。つまり、弓江は、商店街の支払いについて、彼らに通常料金を支払いつつも、最上家への請求書金額を高額設定に上乗せするよう求めていました。そうして、その差額を懐にしていました。クリーニング店を手伝っていた水島里奈も、弓江に請求書金額を高くせよと要求され、それに従っていました。↲架川と蓮見によって商店街店主が集合させられた直後、桜町中央署に賢太郎が出頭して自首。家族だけでなく、幼馴染の水島里奈が強請られたり、理不尽なことを強要されているのを知り、犯行に及んだと言っています。――そんな賢太郎証言の噓に気付いた架川と蓮見が最上憲彦を訪ね、大学構内に出回っていた娘の万引きと息子の引き籠りをバラす「怪文書」を提示。この「怪文書」により、ハウスキーパーの刺殺事件発生以前に、既に憲彦の学長選当選は絶望でした。その「怪文書」を撒いたのが家政婦の弓江と気付いた憲彦は彼女を問い詰めますが、弓江は、「これからが真打登場」と言って、妻の恵美子と間男との不倫写真を提示。家族の弱みを握って徹底的に強請る弓江を、憲彦が刺殺。そこに現れた賢太郎、「逃げろ。俺の人生は終わっている。あんたが家を守れ、サッサと行け!」と言って父を大学に逃がし、凶器の包丁の父の指紋を消していました。↲ここでは、父親に罵られ続けていた息子が、何故、父の身代わりになったのかが大いなる疑問点です。――「あんたも大変ね。この家にいる限り何も変わらない。引き籠りのあんたに言っても無駄。馬鹿じゃないの」と日頃から弓江に詰られていた賢太郎は、十年、十五年後の引き籠りの自分を想像。「十年、十五年後、あいつ(父)を抑え込めば、家は俺のものになる」と思い至った時、「あのゾンビ(賢太郎)、どうやったら死ぬのかな」という父親が母親に話している言葉がダクトを通して聞こえて来ました。そんな両親の哀しい会話を聞いてしまった賢太郎。父にとっての賢太郎は時限爆弾でしかなく、大学での地位が上がるほどに賢太郎の存在が恐怖になっていた憲彦。「本当に死んで欲しかったのは。ハウスキーパーではなく、あいつ(賢太郎)だった」と憲彦。そんな父を屈服させる息子の手段が、父の罪を被っての収監という絵図でした。「あいつ(父の憲彦)は殺人罪で収監された俺に面会に来る毎に、震えながら俺に媚びる筈。俺は場所を変えて刑務所に引き籠るだけで、十五年後が約束される……」という読みだった賢太郎。↲架川に続く憲彦、蓮見に続く賢太郎が署内の廊下ですれ違い。父と息子は視線さえ合わせません。――水品理奈は賢太郎が恰も犯人かと思わせるような嘘証言をしていましたが、それは、賢太郎が最上家から出たかったのを知っていたからです。理奈はダクトを通して引き籠りの賢太郎と会話していて、彼の心中を察していました。「顔をあげろ、賢太郎! 外では皆、それなりに楽しくやっているよ」と諭していた理奈。↲刑事課の矢上慶太(小松和重)課長が、警視庁副総監、有働弘樹(片岡愛之助)の娘で、弘樹と離婚した母の水木真由(石田ひかり)と同居中の直央(上白石萌歌)の新規配属を紹介。矢上課長は蓮見を直央の教育係に指名しますが、架川とともに不在です。矢上課長から二人を呼んで来るよう言われた直央は、彼らを探しに地下駐車場に向かいます。地下駐車場では架川と蓮見が対峙しています。「ヤクザ世界で売買されている行方不明者リストがあり、それを見ると、三年前に行方不明になった者(蓮見光輔)の戸籍を買った男がいる。お前は誰だ?」と架川が言って銃を構えます。蓮見も架川に銃を向けます。――浅からぬ因縁があり、弱みを握ることでコントロールしている鑑識課の仁科素子(優香)を使い、蓮見のことを探らせていた架川は、今度は、蓮見の弱みを握ることで、素子だけでなく蓮見をも支配下に置こうとしています。↲
2023.01.06
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■いちげき/痛快青春エンターテインメント/NHK正月時代劇(2023.1.3)/あらすじ↲講談師六代目神田伯山の語り。↲大政奉還(1867年)直後の江戸、倒幕の資金集めを目的とする御用盗(薩摩藩士)を成敗すべく近郊農民で結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」。徳川滅亡を目の当たりにして江戸城下で狼藉の限りを尽くす者らの取り締まりを急務とする軍艦奉行の勝海舟(尾美としのり)は、勤王討幕派の薩摩藩等との直接的で大規模な戦闘を避ける為、朝敵とされていた京都守護職の会津藩や江戸市中警護職の庄内藩の武士とは一線を画す百姓を寄せ集め、私設警護部隊を立ち上げます。江戸川試験会場に百姓を集め試験(俵担ぎと走り)を行います。合格者には前金で三貫文を与えます。そして「御用盗を叩き斬ったら金二両」を約束。そういうことで、勝海舟が元新選組隊士の島田幸之介(松田龍平)に、一撃隊結成の密命を与えます。――多額の報奨金を目当てに集まったウシこと丑五郎(染谷将太)、イチこと市造(町田啓太)、センこと仙太(岡山天音)、ヨネこと米吉(高岸宏行)、ウメこと梅吉(細田善彦)、マツこと千代松(上川周作)、それに裏口入学的に加入したワサこと和三郎(塚地武雅)らは、元新選組の島田と和田六郎(工藤阿須加)による、たった六日間の剣術訓練の後、初陣。押し入り強盗を働いた直後の御用盗四十人の内、半数の二十人を斬殺。以来、ウシの最強の宿敵が、仲間の復讐に燃える剛剣の薩摩藩士、伊牟田尚平(杉本哲太)。伊牟田は可愛がっていた前乃助をウシに斬殺された恨みを忘れません。更に、ウシと伊牟田は、ともに井村屋の女郎、園(西野七瀬)を贔屓にしていて、こちらでも宿敵です。↲御用盗の首謀者は、相楽総三(じろう)。そして、その片腕的存在が、西郷隆盛の密命を帯びている薩摩藩士、益満休之助(奥野瑛太)であり、彼は一撃必殺隊の正体を探ります。↲江戸の街では、隊士が御用盗を斬る時、「うんこらしょ」と掛け声を発することから、一撃隊のことを「うんこ隊」と称し絶賛。が、その後の奇襲作戦でセンが御用盗に捕まり頭数が減少。勝海舟は一撃隊の増員(新規募集)を認めず、それで飯炊き女として一撃隊に帯同していたキクことお菊(伊藤沙莉)が新規加入。キクの父は、剣術の道場主でもあったことから、もともとキクは剣術が得意で隊士を助けます。が、その後、マツも捕らえられ、一撃隊の正体の自白を強要されます。そして、ウシの出身地がバレます。――御用盗の伊牟田尚平がウシの妹(チヨ)を殺害し、家に火を放ちます。↲薩摩の御用盗に一定の打撃を与えたところで、勝は一撃隊の幕引きを島田に命じます。一撃隊の百姓たちを始末せよと命じられた島田は、それを隊士に伝えますが、ウシ、イチ、キクは、死んだ隊員とチヨの敵討ちを譲りません。薩摩藩士を撃つと誓い合います。そんな中で、ウメが女郎と駆け落ちの夜逃げ。島田に捕まって切腹を求められるところで、ワサが立ち上がり、仲間同士の殺し合いを回避。↲解散前の最後の戦いとして、御用盗大将首、相楽総三を狙います。ウシ、イチ、ワサ、ヨネ、ウメ、キク、島田、和田の全八人が、井村屋近くの金杉橋で相楽総三の一行を挟み撃ちにする作戦を立てます。その時、伊牟田尚平は井村屋で園と一緒にいます。――雨足が強い中、肥溜め桶を荷車に乗せて押すウシとの夫婦を演ずるキクが、金杉橋で産気付く芝居。相楽の一行は、捕まって縛り付けられているマツを引っ張り回しています。奇襲してマツの縄を解き救出しますが、その後、井村屋の二階から橋上の様子を見ていた伊牟田が戦いの中に飛び込み、ウシと対峙。その時、助けに入ったイチの体を伊牟田の刀が貫きイチは討ち死。また、相楽に一人接近したキクが一太刀というところを護衛の者に撥ね返され、キクが殺られそうなところに助けに入った和田も薩摩藩士に斬殺されます。結局、相楽総三を取り逃がして奇襲作戦は失敗。↲イチの死を見て、ウシが井村屋に走り、それを伊牟田が追います。井村屋で待ち構えていたウシが追い縋る伊牟田の首を刎ねます。御用盗指導者の益満が配下の者を引き連れウシの前に立ちはだかります。「お前が、伊牟田を殺ったのか?」と問う益満に「百姓を舐めんじゃねえぞ。クソ侍なんか、皆殺しにしてやるだ」とウシ。と、転がり落ちた伊牟田の首を拾い上げた益満が、「乱暴狼藉を働き薩摩藩の名を汚した伊牟田を斬首に処した。引き上げるぞ」と配下の者らに宣言。益満は相楽に伊牟田の粛清を指示されていて、井村屋から駆け付けていた伊牟田に発砲していましたが、それを取り逃がした後、結局、ウシが始末をしてくれた格好になっています。よって、ウシの伊牟田殺しを無かったことにします。園がウシに寄り添い「それで助かったんじゃない」と言います。ウシは「そんなら、これやるわ」と言って、妹チヨの為に購入していた櫛(くし)を園に与えます。園の後ろ髪に櫛を入れます。そして、「やっぱり、妹には似てねえ」と言って立ち去ります。↲一撃隊が御用盗の力を削いだ後も御用盗は狼藉を止めず、それで、ついに幕臣が立ち上がり、狼藉を続ける薩摩藩邸を焼き討ち。そして、それが契機になって戊辰戦争が勃発。御用盗を率いた大将の相楽は処刑され、西郷と勝の会談後、江戸城の無血開城。「世直しうんこ隊」の脅威が西郷に江戸侵攻を思い留まらせ、平和裏に終結。↲勝の密命で一撃隊を率いた島田は、一旦は薩摩藩に捕らえられたものの無罪放免。が、一撃必殺隊の生き残りのウシ、ヨネ、ワサ、マツ、キクの抹殺を条件に無罪放免になっていた島田。神社(剣術訓練所)に戻った島田は、一撃隊の生き残りと対面。そして、刀をウシに預け、力石の持ち上げに挑戦。↲そこから、各自、それぞれの道への旅立ちですが、一撃隊の生き残りということでは簡単に村に帰れません。見付かったら殺される運命ですから、旅に出る他ありません。が、太っちょのワサが一撃隊の侍だったとは誰も信じませんから、ワサと一緒にマツは村に帰っても大丈夫と思われますが、二人は百姓ではなく一撃隊で得た報酬を元手に一緒に商売を始めることにしています。そして、キクは、どうやら島田と恋仲になっていて、島田の旅に寄り添います。で、ウシとヨネの旅立ちは、その途中、百姓に道を尋ね、その礼に腰に差していた刀を与えます。明治となり、士農工商の刀の時代は幕を閉じます。↲
2023.01.04
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