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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第十六話(2023.4.30)/「信玄を怒らせるな」あらすじ↲朝井、朝倉軍を討ち滅ぼしてf浜松に居城した徳川家康(松本潤)は城下で踊り子に扮した少年、伊井虎松(板垣季光人)に襲われます。虎松は「遠江(浜松)の民は家康を恨んでいる」と言います。虎松は女城主、伊井直虎に育てられた井伊家の御曹司であり、後の徳川四天王、井伊直政です。――「次に再会する時、敵となっているか、味方となるかは今後の我らの行ない次第」と言い、酒井忠次<左衛門尉>(大森南朋)の反対を押し切り、遠江の民、虎松を放免する家康。↲家康は甲斐の武田信玄(安部寛)に対抗する為、越後の上杉謙信との同盟を企図。謙信に書状を送りますが、それを望月千代(古川琴音)に奪われ、信玄の手に渡ります。信玄は激怒し、遠江を切り取る決意を固めます。――信玄との戦いが避けられないと覚悟を決めた家康は、人質として武田に送っている義弟(家康の生母、於大の方<松嶋菜々子>と、再婚相手の久松長家<リリー・フランキー>との間の異父兄弟)、松平<久松>源三郎勝俊(長尾謙杜)を服部半蔵(山田孝之)に命じて救出。半蔵は、女大鼠(松本まりか)とともに源三郎を奪還して甲斐を脱出。下山路を経由して三河国に入ります。逃走中、足を負傷する源三郎。大鼠も千代との戦いで負傷。↲源三郎を迎える家康、於大、長家ら。――そこで、源三郎は、信玄の元で人質として虐げられていたという噂は間違いだと言います。自分だけが辛い目に合わされていたのではなく、それ以上に、信玄の子、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)を筆頭に、全員が過酷な心身鍛錬に耐えているという事実を伝えます。源三郎は、信玄の子らと同等の扱いを受けていただけでした。しかも、信玄は半蔵が来ることも承知していて、「今宵、そなたを奪いに来る者がおる。行かせて進ぜる」と、事前に、源三郎に伝えていました。そして、源三郎は、信玄からの「弱き主君は害悪なり。滅ぶが民の為。生き延びたければ我が家臣となれ。手を差し延べるのは一度だけ」という「言伝(ことづて)」を、家康に伝えます。↲武田軍に下ることも考えますが、本田忠勝(山田裕貴)が「十に一つは勝てる。信長は、桶狭間でそれをやった」と言い、信玄との戦いを選択。一方の信玄も、「織田信長、天下統一の器にあらず。天下を鎮める為、都に進む。敵は織田信長。まずは、浜松に繰り出し家康を討つ!」と、家臣団を前に宣言。家康も、「この地を守り抜き、武田信玄に勝つ!」と宣言。双方、三方ヶ原へ。↲
2023.04.30
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■日テレ土曜ドラマ■Dr.チョコレート/第二話(2023.4.29)/「オペと弾丸」あらすじ↲Teacherこと元医師の野田哲也(坂口健太郎)とDr.チョコレートこと寺島唯(白山乃愛)は、避難先のシンガポールからの帰国後、スタッフ六名を集めて医療チーム(チョコレートカンパニー)を結成。二年前の両親爆殺事件以来、海外に飛んで登校していない唯が小学校通学を望んでいることを知ったチョコレートカンパニーの一員、うなぎ(斉藤由貴)が、唯の小学校転校手続きを引き受けます。唯は、それを喜び、公園で遊ぶ友達に同じ小学校への転入を約束します。が、唯は、野田とも別の約束がありました。――右手首にタトゥー(DNA螺旋模様)のある沢入徹(福山翔大)が唯の父を爆殺し、その後の火災発生で野田の右手を奪っていました。野田は、城南警察署で唯の両親、光一 (山本耕史)と葵 (安達祐実)は暗殺されたものと訴えましたが、警察はそれを単なる爆発事故と認定していて、しかもその間に、唯は署内で手首にタトゥーのある人物(女性)に襲われ、それで命の危険を感じてシンガポールヘと退避。その時、「(シンガポールに飛ぶということは)これからは、もう学校には行けないんだよ。それでも好いんだね?」と野田が確認し、唯が、「うん、好いよ。その代わり、哲也君が私の先生になってね、約束だよ」と返答していました。唯は野田との約束を優先し、小学校通学を断念。↲それと併行して、与党(民自党)総裁選に出馬予定だった衆議院議員、登戸龍男(長谷川公彦)のオペ後の謎の死(自宅での首吊り自殺?)が気になる野田。野田は、二年前の唯の両親暗殺犯(金で雇われた実行犯)が、自死に見せかけて、黒幕と目されていた龍男を殺害したものと推察。その真相を探るべく、東都新聞記者、奥泉渚(西野七瀬)に協力を求めます。――野田は、唯の画像を示し、「彼女こそがDr.チョコレートであり、暗殺された寺島光一 (山本耕史)の娘。そして、唯は、犯人の顔を見ているし、話もしている。それで両親を爆殺された後にも殺されかけたのでシンガホールに一旦退避した」という情報を渚に提供。ギブ・アンド・テイクということで、その見返りに「タトゥー男」の情報を待ちます。で、「タトゥー男」が沢入徹という男で、現在行方不明という情報を得ます。↲新たなオペ依頼人は百瀬杏樹(恒松祐里)。副腎腫瘍による命の危機で、Dr.チョコレートに助けを求めます。が、杏樹は見るからに一般OLであり、オペ代金の一億円を用意できるとは思えません。で、野田は、杏樹の身辺調査開始。――杏樹は、百瀬組の四代目組長でした。杏樹の父、三代目組長は沢入徹に射殺されていました。決して殺しだけはしないというルールの百瀬組にあって、唯の両親を暗殺(爆殺)した沢入を三代目が咎め、それに逆上した沢入は三代目を射殺して逃走。↲百瀬組若頭、長谷川豪(山口祥行)が一億円を用意してDr.チョコレートのオペが実行されます。その現場施設を沢入がマシンガンを乱射して襲撃。そんな中でオペは無事に完了。そして、乱入していた沢入は百瀬組に捕らえられて拘束。椅子に縛り付けられた沢入と対峙する野田と唯。衆議院議員、登戸龍男が唯の両親殺害を依頼した雇い主であり、そして、彼を自殺を装い殺害したのかという野田の問いに対し、それを沢入は否定しません。↲チョコレートカンパニーのアジトに戻った唯が、「学校に行けなくても好いと約束したけど、本当は、普通に小学校に行きたい。行っても好い?」と野田に聞きます。「お前の両親に、俺はお前を必ず守ると約束した。だから、お前を外に出すのは本意ではない。しかし、お前を立派に育てるとも約束した。……明日、ランドセルを買いに行かないとな」と野田が応じます。↲その頃、沢入徹は、警察上層部の決定で即座に釈放されます。――「沢入を釈放して正解でした」と何者かに連絡する城南警察の薮下穂乃花(石川恋)。彼女は、野田の腕と唯の両親を奪った沢入徹の爆破事件を担当していた与田太一(平子祐希)刑事の部下であり、そして、手首にタトゥーがあります。二年前の爆発後、署内で唯を襲った犯人が穂乃花である可能性があります。↲先日来、野田に何かを伝えたがっていた臨床検査技師の出川(古川雄大)が野田を呼び止め、手首のタトゥーを見せます。↲
2023.04.30
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■TBS金曜ドラマ■ペンディングトレイン―8時23分、明日君と/第二話(2023.4.28)/あらすじ↲30年後の未来にワープした5号車両の乗客68名。6号車両の乗客64名は、どうやら別の場所にワープ。それは戦争、または大災害、謎のウイルス等で人類が壊滅した未来社会かとも思われます。――畑野紗枝(上白石萌歌)の提案で各人の持ち物を平等に分配。分配作業を白浜優斗(赤楚衛二)が始め、そして、奪い去られた飲み物(水、お茶)カートの回収が急がれます。人材紹介会社の経営者、寺崎佳代子(松雪泰子)が犯人探しを叫ぶ中、萱島直哉(山田裕貴)が、やや遠方でそのカートを見たと言い、大学院農学部で生命科学を学んでいる加藤祥大(井之脇海)と一緒に、そこに向かいます。が、飲料水があったはずの場所にはカートのみが残されていて、肝心の飲み物類は無くなっています。↲その直後、警備会社勤務の田中弥一(杉本哲太)が水泥棒である証拠を、駅員の小森創(村田秀亮)が掴みます。しかし、田中は悪びれることも無く、盗んだ水を提出する代わりに食料、現金などを要求。そんな田中を直哉が鋏を突き付けて制圧。で、「この盗人を追放するか、それとも、このままここに置くのか?」という多数決での採決を提案。賛成者、反対者が丁度半々になり、あとは車両の外にいた紗枝の判断次第ということになります。で、紗枝の一票で、田中は追放されずに済みます。そして、とりあえず、各自に一本のボトルが配給されます。――その後、優斗は水源を探索。カエルを発見した崖を蔓で登り、湧き水を発見。↲佳代子が、「ゆら、どこにいるの?」と叫んで、車両の外を彷徨い始めます。佳代子の夫、寺崎茂道(坪倉由幸)と、一人娘のゆら(西奈美怜)の料理動画をスマホで見て、「待っててね、大好きよ」と呟きます。↲直哉には、父親の違う12歳違いの弟、萱島達哉(池田優斗)がいます。「弟は事件(スーパーで盗みを働き店員に暴行、逮捕され収監)を起こして、それっきり。この車両に乗り込んだのは、2年振りに綾瀬少年刑務所から出て来る弟を迎えに行く為だった」と紗枝に教えます。↲車両からの追放を免れた田中が木立の中を歩き回っていて、怪しい人物に遭遇。目を丸くして驚きます。↲
2023.04.28
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■フジ木曜劇場■あなたがしてくれなくても/第三話(2023.4.27)/「キスだけで満たされるなんて」あらすじ↲吉野みち(奈緒)は陽一(永山瑛太)から花束をプレゼントされ、二年ぶりに行為に及びます。その頃、新名楓(田中みな実)と結婚記念日をホテルで過ごそうとしていた誠(岩田剛典)は、行為を拒絶されて夜の街を彷徨。そして、みちに電話。が、陽一との行為に及んでいたみちは、それをスルー。↲翌日、北原華(武田玲奈)に「男性が突然プレゼントする時は、どういう時?」と尋ねます。「見返りが欲しい時、または後ろめたい時」と回答されたみちは、陽一に背信行為があるのかと不安を覚えます。――華は、何を思ったのか、念の為、誠に「男性からの突然のプレゼント」の理由について尋ねます。誠は、「それは大切な人を喜ばせたいという愛情表現」と返答。「何かあったのですか?」と問う誠に、「そのこと、吉野先輩に相談されたんです」と明かします。で、ノー残業デーで帰宅が一緒になったみちに、誠が「旦那さんからのプレゼント、良かったですね」と伝えます。そんな誠の言葉に安心したみちは、「花束を貰った後、行為があったこと」を報告。誠は「おめでとう」と祝福。↲陽一が働くカフェでは三島結衣花(さとうほなみ)の接客が評判になって大いに繁盛。オーナーの高坂仁(宇野祥平)は、陽一の表情が変わったことを指摘。が、みちとは最後まで出来なかったことが不安な陽一。それで、ED(〇起不全)についての雑誌記事を読む陽一。そさの時、背後から近付いた結衣花に「イケないんですか?」と言われ狼狽える陽一。「買い出し、私、イキましょうか」と言う結衣花に、「お願い」と陽一。その後日、結衣花がグラスを落として足から出血。陽一が手当てをします。で、その流れから、二人はキス。カウンターの椅子上で行為に及びます。「一回こっきりで終わるか、それともこれからも続く道を選ぶのか?」と結衣花。↲誠が体調不良で会社を休暇。みちが心配してLINEすると、誠は「ズル休み」と告白。車で道に迷って海に出てしまったと言う誠の「ズル休み」に、「午後休」を取って付き合うみち。そこで、体を重ねれば愛が取り戻せると思っていたのに、そうはならなかったと誠が告白。それに、みちも同意。みちも、夫との行為が、最後までに至らなかったことを告白。「セ〇○スさえすれば満たされると思っていましたが、夫の気持ちは、そこには無い」と報告。それを受け「行きたいところがある」と誠が言い、水族館に付き合うみち。魚は水の中で生活しているだけに、泣いているのが分かりません。誠も泣いているのが分からないだけで、ずっと泣いているものと思うみち。車で送って貰った帰りの車中で、誠がみちにキス。↲陽一も帰宅。トイレに隠れ、誠からの「今日はありがとう」のLINEに返事をするみち。その序に、「すみません。ちょっと急に熱が出て、明日、病欠かも」と伝えるみち。入れ替わりに陽一もトイレにはいり、結衣花にLINE。「今日のことは無かったことに……」と言おうとしているところで、みちが長いトイレを心配して、「大丈夫?」と声を掛けます。陽一は「うんこ」と答えます。↲翌朝、みちは発熱。陽一が看病。そんな陽一を仕事に送り出すみち。一旦喫茶店に出勤した陽一は、オーナーの高坂仁に、「カミさんが風邪を引いたから」と言って、みちの元にスクーターで走ります。高坂が陽一に代わってカウンターに入っています。「あいつが愛妻家だなんて知らなかった」と出勤して来た結衣花に、陽一の欠勤を伝えます。↲みちが発熱で休暇していることを知った誠は、勤務中にも関わらず、熱冷ましシート、白がゆ、天然水など買い込み、みちの住む南池袋へタクシーで向かいます。陽一のスクーターも、そこに向かっています。陽一のスクーターが赤信号で止まっている交差点を、誠の乗ったタクシーが横切ります。――その頃、勤務中の楓が、夫婦共用の車のナビに、「さざなみ水族館」(中央区銀座)があるのを発見。その記録では、昨日、誠が体調不良ということで欠勤した日、彼は水族館に行ったことになっています。楓は、誠の行動に不審を抱きます。↲【楽天ブックス限定特典】【ドラマ化記念帯】あなたがしてくれなくても 1~10巻セット(ポストカード1枚) [ ハルノ晴 ]あなたがしてくれなくても(10) (アクションコミックス) [ ハルノ晴 ]
2023.04.28
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■テレ朝木曜ドラマ■ケイジとケンジ、時々ハンジ。/第三話(2023.4.20)/あらすじ↲午後八時の帰宅時、横浜地方裁判所みなと支部裁判官(判事)、諸星美沙子(吉瀬美智子)が、駅前街路で何者かに擦れ違いざまに右腕を切り付けられます。で、日の出総合病院に緊急搬送。通り魔による犯行なのか、それとも美沙子判事を狙った犯行なのか不明です。横浜みなとみらい署は検察に初動捜査を要請。それを受け、横浜地方検察庁みなと支部検事、二階堂俊介(北村有起哉)が、持丸栄(峯村リエ)支部長から捜査指揮を命じられ、仲井戸豪太(桐谷健太)、目黒元気(磯村勇斗)ら強行犯係とともに捜査を開始。まずは、美沙子が担当した公判記録を精査。で、傷害致死の罪で服役し、二週間前に出所したばかりの秋葉浩二(松川尚瑠輝)が浮上。傷害致死裁判での秋葉は一貫して無罪を主張しており、実刑判決を下した美沙子に対して暴言を吐いていました。そして、今回、なによりアリバイがありません。秋葉は犯行時間帯に家にいて一歩も外に出ていないと言っていましたが、しかし、事件発生の数時間前の防犯カメラ映像に煙草を買いに外出している様子が残されています。で、家宅捜査になりますが、結局、秋葉はシロ。↲その後、豪太と交代で美沙子を護衛していた元気が、マンション敷地に侵入し盗聴行為をしていた松久保拓郎(野間口徹)を取り抑え、みなとみらい署に連行。が、松久保は、美沙子判事の大ファンであり、裁判傍聴が趣味の傍聴マニアでした。そして、事件発生時、裁判傍聴が趣味の仲間との集まりがあって、アリバイ成立、釈放。↲そんな頃、美沙子が裁判所の手洗いに入り、護衛の元気が外で待つ間、カッターナイフを手にした女に襲われます。元気がカッターナイフ女を捕まえ、銃刀法違反と公務執行妨害で逮捕。女は松久保拓郎の妻、三奈江でした。まともに定職に就かず、美沙子を追い掛け回す夫の拓郎に怒りが爆発し、「あの女(美沙子)さえいなければ」と、美沙子を二度(駅前街路と裁判所トイレ)にわたって襲っていました。三奈江は送検。――「あなた、ごめんなさい」と言う三奈江に、「悪いのは俺だ。勝手なことばかりしていた」と拓郎が謝罪。↲元裁判官の宮沢かほり(奥貫薫)が店主の飲食店「OKAZU-YA」で事件解決の打ち上げ(?)をする豪太、二階堂、そして、二階堂の事務官を務める豪太の妹のみなみ(比嘉愛未)。二階堂が、諸星美沙子判事の話題に触れ、つい、ウッカリ、「美沙子が……」と口走ります。判事に対して下の名前を呼び捨てに出来るということは、ただならぬ関係性を意味しています。――司法研修の同期だった諸星美沙子と二階堂俊介は、その昔、付き合いがありました。が、「昔のことです。今は美佐子とは何の関係もありませんから……」と二階堂が弁明します。↲
2023.04.27
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■日テレ水曜ドラマ■それってパクリじゃないですか?/第三話(2023.4.26)/「このスムージー、パクリ編」あらすじ↲月夜野ドリンクの新プロジェクト、「ムーンナイトプロジェクト」の目玉商品は「カメレオンティー」です。開発部の高梨伊織(常盤貴子)部長の元で全貌が明かされないまま開発が進められていたこの紅茶が知財部にお披露目されます。で、時間を置くと色と味が変わる特別技術を特許出願することになる知財部。それに先立ち、北脇雅美(重岡大毅)が藤崎亜季(芳根京子)に命じたのは、その新技術が他社の特許を侵害していないかを調べる「侵害予防調査」です。↲それに前後して、先輩の柚木さやか(朝倉あき)が担当しているカフェチェーンとの共同開発商品の試作品が完成。「カメレオンティー」の開発から外れているさやかの新商品は有機栽培スムージーです。ところが、最終段階で取り入れた製法(低温スチームでの下処理技法)が他社の特許権を侵害していることを「侵害予防調査」中の亜季が発見。既にその技法は他社の「実用新案特許」になっています。是非、この技法を使いたければライセンス料を支払わないといけません。北脇は目前に控えたカフェチェーンへの最終プレゼンは中止すべきと開発部に提言。高梨部長は、このスムージー開発を見合わせ、それに代えて、亜季と同期の窪地育哉(豊田裕大)の企画(改善案)を提出せよと指示。↲さやかは落ち込みながらも、特許侵害しない製法をプレゼンまでに見付け出そうと決意。亜季も「カメレオンティー」の「侵害予防調査」の傍ら、さやかの新製法開発を手伝います。↲その頃、月夜野ドリンクの得意先、川上化成のボトルキャップが月夜野ドリンクの特許を侵害していると北脇が指摘。とりあえず「警告」すべきと主張しますが、木下康弘(相島一之)常務、高梨開発部長が、それに反発。現在進行中の「ムーンナイトプロジェクト」にも川上化成は関わっており、下手に騒ぎ立てますと、そちらの案件が御破算になりそうです。「カメレオンティー」にも協力して貰っている手前、高梨は、警告を止めよと北脇に迫ります。いずれにせよ、この件は、松尾和樹(高橋努)が川上化成に出向いて、それなりに遠回しに打診することになります。↲翌日の休み、さやかと亜季は、今井農家の有機農園にドライブで向かいます。それに営業部の松尾和樹、開発部の土居宏興(諏訪雅)、総務部の五木耕司(渡辺大知)が同行。彼らが車の運転手を務めてくれます。で、その農園で玄米でできた「ライスミルク」というものを知ります。これを使うことで、「低温スチーム、及び、乳成分を調合」という既存特許に触れない製法が可能になります。「乳成分(牛乳)」を「ライスミルク」に置き換えるという技法を亜季が思い付きます。それで特許侵害にはなりません。↲数日後、プレゼン。――さやかと窪地の二つの案をプレゼンし、カフェチェーン側にその選択を委ねます。で、カフェチェーンサイドが企画商品として選んだのは窪地の新商品でした。「一緒に作ってくれたのに、ごめんね」と亜季に電話連絡するさやか。が、高梨部長は、さやかの新商品の方を評価していて、今後も頑張るよう、さやかを励まします。↲亜季がやっとのことで纏め上げた「侵害予防調査」の「報告書」は、北脇が高梨に提出済みでした。亜季の苦労は無駄になっていました。それを北脇に言いますと「練習ですよ」と言われます。「私を信用して仕事を任せてくれたと思い嬉しかった。それなのに練習とは……」と、亜季。「最初に練習と言ったら、ここまで本気でやれましたか?」と、北脇。↲社外ベンチで泣く亜季の元に、プレゼンで負けた開発ドリンクを持ったさやかが来ます。「今回のことで、諦めなければ何とかなることが分かった。これよりもっと好いモノを作ってやる。亜季、ありがとね。上司の高梨部長にも褒められたしね」と言うさやかに、「私は上司の北脇さんのことが分かりません。開発部に戻りたい」と訴える亜季。その言葉を受けたさやかが、「親会社の意向で知財部ができ、そして、北脇さんが送り込まれて来た。何か可笑しいと思わない? 噂では、親会社が丸ごとウチの特許を奪おうとしているらしい。北脇さんは、特許を盗み出すスパイってことかも知れない」と語ります。――誰もいなくなった社内に秘かに戻った北脇が書棚の鍵を取り、「ぐるっとヨーグルト」、「カメレオンティー」の資料データを閲覧しています。↲
2023.04.27
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■特捜9 season6/第四話(2023.4.26)/「学園捜査」あらすじ↲住宅街の石階段下に上原弦太(平埜生成)弁護士の遺体。浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が臨場。被害者は何者かに後頭部を殴られた勢いで階段下に転落し絶命(脳挫傷)。被害者の携帯が見付かりませんが、青柳靖(吹越満)が私立豊並高校の校章(バッジ)を発見。早速、浅輪と高尾由真(深川麻衣)が出向いて副校長の下川修三(佐伯新)から話を聞きます。下川によれば、上原は校内の諸問題に対して法的にアドバイスをするという建前上のスクールロイヤーであり、これは、父兄に対する単なるパフォーマンス。特に実体のないお飾りなのだと強調。が、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)がダンス部顧問の石上仁美(吹越ともみ)教諭に話を聞くと、彼女は、一ヶ月前から校外部活を覗き見する不審人物が現れたので、上原弁護士に相談していたと語ります。で、上原弁護士は不審人物を追い払った後も、不審者と揉み合っていたこともあり、不審者が再び現れないよう、ダンス部練習を監視していたとのこと。↲その直後、現場に落ちていた校章が、足の怪我で休部中のダンス部部長、畑中美玖(長澤樹)のものと分かります。美玖は購買部で新しいバッジを購入していました。それでも、美玖は事件関与を否定し、校章は以前に何処かで落としたと言います。↲不審者と目されていたのは野村雅吉。その彼と揉めていた上原弁護士。野村と上原は中学の同級生であり、その当時、上原は野村をイジメていました。成績優秀な野村を陥れようと、カンニングの濡れ衣を着せてイジメていました。が、野村は、それを咎めようというのではなく、ダンス部内でのイジメを指摘していました。で、野村の指摘を受け入れた上原は、そのイジメ現場を抑えようと、野村に代わって、校外活動を監視していました。↲捜査支援分析センター(SSBC)所属の分析官、三ツ矢翔平(向井康二)が上原弁護士のパソコンデータを復旧させ、その内容が明らかになります。そこには、下川副校長による各教師へのパワハラ疑惑が記されていました。下川副校長は、これを隠蔽したかったものと思われます。上原の携帯が発見されないのは、パワハラの発覚を恐れる下川副校長が殺害現場から持ち去ったと考えるのが自然です。浅輪と由真が下川副校長の元に向かいます。そして、未発見の上原の携帯には、電源を切っても位置情報が分かるアプリが入っていると嘘の情報を伝えます。で、その携帯を下川がゴミ箱に捨てようとするところを、国木田誠二(中村梅雀)班長と小宮山志保(羽田美智子)が抑えます。――上原弁護士は、各先生からのパワハラ相談を受けていました。で、その発覚を恐れた下川副校長が上原弁護士を殺害したものとも思われますが、下川は、たまたま殺害現場に遭遇して、そこで上原弁護士の携帯を持ち去り、そして、上原のパソコンデータも消去(三ツ矢が復元)したと証言。「自分は殺していない。犯人は、美玖の母(雪絵)だ」と言います。――というのも、幸絵が学校に乗り込んで来て、娘のイジメを告発。イジメグループを退学処分にし、そして、ダンス部も廃部せよと下川に迫っていました。それが出来なければ、弁護士会に訴え出ると宣告していました。その折り、上原弁護士も同席していて雪絵の言い分を疑い、暫くの猶予を求めましたが、それに対して雪絵は「あなたは学校側の人間だ!」と激怒していました。そんなわけで、母の雪絵にも疑いが向けられますが、結局、雪絵には確かなアリバイ(勤務中)ありました。↲その頃、美玖はそれでも母が犯人かと疑っていて、退部届を提出。そんな美玖に、「君が部活に出られない理由が分かった。君は部活でイジメられていた」と浅輪が指摘。足の怪我も嘘でした。それは部活不参加の理由付けでした。母が要求しているダンス部の廃部を避けようという思いから、ダンス部と距離を置こうとしていました。「最初から部長は私には無理だった。もっと上手な子がいたし、私は、三年生のウケが良かったので部長に指名されただけ」と美玖は考えていました。美玖は身を引くことで、それでダンス部が存続するのならと考えています。↲事件当夜の階段の踊り場。――美玖と上原弁護士のイジメ問題に関する話し合いが行われていました。上原弁護士はイジメの実態を公に告発しようと思っていましたが、ダンス部の存続を願う美玖はそれに反対し、その場を立ち去ります。その時、母の雪絵が階段に近付いて来たように美玖には見えていて、それで母が上原殺しの犯人かと疑っていましたが、実は、母に見えていたのは、ダンス部顧問の石上仁美教諭でした。彼女は、多額の借金を抱えていましたが、最近になってその全額を返済しています。彼女はダンス部の部費を横領して借金を返していました。で、自らの部費の横領問題について、上原弁護士が美玖から事情聴取しているものと思い込んだ仁美。仁美は、部費横領がバレたと思い、「部費の補填は必ずします。だから、副校長には黙っていて……」と懇願。が、上原はそれに応じず告発を宣告。で、路肩の石で仁美が上原の後頭部を殴打し、階段転落死させていました。↲美玖はダンス部に復帰。大会参加を目指し、先頭に立って部員を引っ張ります。↲
2023.04.26
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■TBS火曜ドラマ■王様に捧ぐ薬指/第二話(2023.4.25)/あらすじ↲夫婦になった新田東郷(山田涼介)と羽田綾華(橋本環奈)は、新婚生活やイベント出演などでラブラブ夫婦を演じます。が、結婚後も実家(羽田蒲鉾店)暮らしを続ける綾華は、偽物の契約結婚であることが世間にバレないよう裏口から帰宅。その時、東郷から電話。母の静(松嶋菜々子)が新居マンションを突然来訪するとのこと。新居に花嫁の綾華が在宅でないことが発覚しては拙いということで、綾華は新居に自転車を走らせます。で、静から「私の趣味に付き合って」と言われます。外人との食事会、お茶会、乗馬、生け花と静に連れ回された綾華は疲労困憊。そんな時、偽のラブラブ動画(動画配信)の撮影中、東郷と綾華は大喧嘩。東郷の言葉に怒った綾華は東郷に平手打ち。綾華は「離婚」を宣告。が、ラブラブ動画配信は既に十万人の登録者がいて、その十万人が二人の結婚を固く信じています。そう簡単には離婚できません。↲実家の羽田蒲鉾店にいる綾華に東郷からの呼び出し。東郷のマンション向かう綾華を弟の陸(長尾謙杜)が尾行。そして、陸も東郷のマンションに入室。「本当は、結婚していないのでは?」と疑う陸。――陸が帰った後、「お義母さん(静)に連れ回され、生け花では足が痺れた」と溢す綾華に、「ごめん」と東郷が謝罪し、結婚式をしていないと聞いた綾華の両親、金太郎(塚地武雅)と桃子(りょう)に結婚式をプレゼント。結婚式場(ラ・ブランシュ)には、陸の他、海(田仲陽成)、空(高橋奏琉)、風華(宮崎莉里沙)の兄弟も列席。↲東郷の祖母(藤夏子)の「米寿の祝い(誕生日会)」の欠席を決めていた綾華。東郷は親戚一同に、綾華が不参加を詫びます。親戚の一人(関町友弘)が、それに対して苦言。そこに、遅れて和服姿の綾華が登場。続いて祖母もやって来て、「好いお嫁さんを貰ったね」と東郷に語り掛けます。会が終わり、会場の外に出た東郷が「一緒に住まないか?」と綾華に言います。そして「街を歩く時は手を繋ぐ」と言って綾華の手を取り、「明日から宜しく」と言葉を繋ぎます。――翌日、羽田蒲鉾店を出る綾華。東郷が手提げ袋一つの荷物を持ちます。愛犬のネギが綾華を追い、ネギも東郷のマンションに連れて行くことになります。東郷はネギを避けますが、ネギは東郷に懐き、追い掛け回しています。↲【ドラマ化記念帯】王様に捧ぐ薬指 全巻セット(1~8巻) (フラワーコミックス α) [ わたなべ 志穂 ][新品]王様に捧ぐ薬指 (1-8巻 全巻) 全巻セット
2023.04.25
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■テレ朝火曜9時ドラマ■unknown/第二話(2023.4.25)/あらすじ↲「吸血鬼」であることを朝田虎松(田中圭)に告げた闇原こころ(高畑充希)。ところが、虎松はそれを「何かの喩えなの? そういうキャラ設定ってことなの?」と笑い、冗談だと思っています。こころは、そういう虎松の反応に怒り、「婚約解消!」と叫びます。で、翌朝、同僚カメラマンの加賀美圭介(町田啓太)に「結婚って難しい」と愚痴を零します。↲虎松は、交番勤務中、百科事典サイトで「吸血鬼」を検索。こころが何時も日傘を差していること、ニンニクを嫌っていること、怪力だったことで、どうやら、こころが本物の吸血鬼であることに気付きます。そんな虎松を、こころの母、伊織(麻生久美子)が呼び出します。で、虎松は、こころの実家、闇原邸を訪れます。豪邸に足を踏み入れると床に広がる血、ぶら下がる蜘蛛、鎮座する棺桶。棺桶から吸血鬼衣装のこころの父、闇原海造(吉田鋼太郎)が出現。虎松は追い出されます。が、母の伊織は、二人の結婚を応援しており、吸血鬼の「トリセツ」を伝授。↲それに前後して、春陽町の鮫池公園では、首筋から血を抜かれた女性(今村春菜)の遺体が発見されていました。現場に駆けつけた虎松に、先輩警察官、世々塚幸雄(小手伸也)が、「五年前の未解決連続殺人事件(全三件)と手口が似ている」と告げます。↲虎松は、「ごめん。何も知らずに傷付けた。もっと、こころのことを知りたい」と、こころに謝罪。そして、闇原邸を再訪。海造の棺桶制作を手伝い、指先から出血する虎松。海造の目の色が変わり、怯える虎松。その頃、伊織とこころは、餃子作り。虎松の為に、吸血鬼には苦手なニンニク入りも作ります。そして、家族での食事中、亡くなった父とのキャッチボールを思い涙を流す虎松。父親との二人暮らしで育った虎松は、家族団らんの食事に感激します。で、「僕は皆さんと家族になりたいです。こころさんと結婚させてください」と発言。ところが、海造は、「嫌だ!」と即答。↲闇原邸を出るこころと虎松。「今度、弟を紹介するね」と、こころ。「えっ、弟がいたの?」と、虎松。その後、こころが、結婚するにあたって、改めて、太陽の下が苦手であることなど、吸血鬼としての弱点を言います。それを受けた虎松も、「蜘蛛だけでなく、ホラー映画も苦手。車の運転もダメ、パソコンもダメ」と、自らの弱点を報告。ただし、虎松には、こころに言えない「秘密」があります。↲
2023.04.25
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■フジ月10■合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~/第二話(2023.4.24)/あらすじ↲総合商社諫間グループの二代目社長、諫間慶介(仲村トオル)から、一週間前に家出した娘、久実(白石聖)を探し出し連れ戻すよう求められる上水流涼子(天海祐希)。警察に届けて大事になれば、会社の株価は暴落。娘の安否より会社の利益を優先する諫間に、貴山伸彦(松下洸平)は呆れます。それでも、涼子は「連れ戻せたら報酬はいくらでも払う」という諫間の言葉に微笑み、名門女子大(三年生)に通う久実の行方を探ります。女子大の友人の話では、久実は頻繁に六本木のクラブに出入りしているとのこと。――久美は裏社会の女、円谷エリ(早見あかり)とギャンブル狂の広瀬リアム(猪塚健太)と行動を共にしていました。不良に絡まれていたのを助けられて以来、世間知らずの久実は、二人を信じ切っています。が、歌舞伎町裏社会の若きリーダー、有田浩次(中川大輔)によれば、それが彼らの常套手段。狙った女を薬漬けにしたうえで海外に売り飛ばします。↲リアムは久実を闇カジノに連れ出します。それを浩次が掴み、上水流に連絡。が、本性を現したリアムとエリは久美を眠らせて車で拉致。薬漬けが始まろうとしています。そんな中、上水流は「一億円を用意して貰えば、一円も支払わずに娘(久美)を取り返す」と諫間に言い、それを用意させます。で、その内の五千万円を身代金として支払い、久美を奪還。そして、残りの手持ち金、五千万円を賭けての一勝負をリアムに持ち掛けます。1~10までの好きな数字をメモに書かせ、それを言い当てるという賭けになります。リアムが思い描いているその数字を答えようとする上水流でしたが、リアムは、上水流ではなく貴山が答えよと指名。で、貴山が「2」と答え、それで賭けに勝ちます。それなのに負けたリアムは、五千万円入りのスーツケース二つ、一億円を奪って車で逃走。貴山がそれを車で追います。で、逃げ延びたと思った場所で、リアムはスーツケースを開きます。と、札束はサツマイモに変わっています。スーツケースは二重になっていて、再びスーツケースを開けた時には、内蓋が下りてサツマイモが現れるというマジックになっています。そして、スーツケースにはGPSが仕掛けられていて、その場所も特定。身代金誘拐の犯人として逮捕に至ります。で、残ったエリを殴り倒す上水流。こちらも逮捕。当然、久美にも闇カジノで会った際にGPSを仕込んでいて、久美の位置情報は筒抜けでした。↲また、貴山が「2」を言い当てた賭けというのは、事前準備が周到でした。まず、さそり座のリアムの本日のラッキーナンバーが「2」であるという新聞記事を食い物屋で見るよう仕向けていました。リアムが占いによるラッキーナンバーを信ずるものと確信していた貴山が、リアムに「2」という数字を繰り返し刷り込んでいました。↲諫間に用意させた一億円を返却。久美を奪還したのですから、あとは報酬は思いのままの筈でしたが、諫間は報酬を支払うつもりはありません。というのも、久美は自室に書置きを残して再び家出。「パパへ。今回のことで心配かけたのは謝るけど、私には人生経験が必要。だから家を出て涼子さんのところで働きます」という書置きを上水流に示し、「娘は君のところに出て行った。私の元には戻っていない。よって報酬は無しだ」と通告。↲上水流が「エージェンシー」に戻ると、履歴書を持った久美がいます。貴山は久美の採用に断固反対しますが、上水流はあっさりと採用を認め、最初の仕事として、激辛ラーメンを作らせます。↲合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明 [ 柚月 裕子 ]合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫) [ 柚月 裕子 ]
2023.04.25
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■フジ月9(開局65周年企画)■風間公親――教場0/第三話(2023.4.24)/あらすじ↲風間公親(木村拓哉)の新たなバディは隼田聖子(新垣結衣)。彼女は小学四年の娘、ゆかり(諏訪結衣)と二人暮らし。↲南足柄町で変死体。黎明医科大学の次期医学科長に内定している椎垣久仁臣(佐々木蔵之介)教授と宇部祥宏(浅利陽介)助教授による司法解剖。殺人事件があるとワイドショーでコメントを求められるほどに世間的知名度のある椎垣教授は、宇部助教授に早く一人前になって欲しいと、教授のみが許されている司法解剖を宇部に一任。で、変死体は服毒自殺の可能性のあるものでしたが、宇部は防毒マスクをせずに胃を切開。そして、胃に溜まっていた青酸ガスを吸い込んで昏倒。宇部は、自身のミスでありながら、再発防止の見地からか、この件を公表すべきと主張。が、それでは医学科長の座が失なわれると考えた椎垣は「司法解剖中、体調不良で助手の宇部教授は途中退席」と記録に残し、それを隠蔽。そして、宇部の自宅を訪ね、毒を仕込んだ手土産の菓子を食べさせて殺害。毒を盛られた宇部は自宅を脱出し、そこから、坂道を上がったところで息絶えていました。↲宇部の変死現場に風間と隼田が臨場。一人暮らしの宇部は自宅前で倒れているところを近所の主婦に発見されていました。外傷が無いことから毒物による中毒死が疑われます。そして、自宅のテーブル上には「先にテンゴクへ行ってます」というメモ書き。が、自殺ということなら、毒物を口にした後、何故、外に出たのかというのが疑問です。風間に「他殺か、自殺か?」と問われた隼田は、天国という文字がカタカナであること、そして、遺書のように見えるそのメッセージが、便箋ではなくメモ用紙に記されていることに疑問を感じ、それを言います。↲宇部の司法解剖が椎垣教授と院生(一色)の補助によって実施されます。毒性ガスが出ることを予測して、ガスマスクが着用されます。で、他殺所見は無く、青酸塩服毒による自殺(中毒死)と判定されます。ただ、一色は、気管支に異常部分があったのに、椎垣教授がそれに触ろうともせず、サンプル採取もしなかったことに疑問を感じており、そのことを隼田に報告。↲毒を盛られた宇部が自宅を出て助けを求めたければ、民家のある坂下に向かう筈ですが、何故か、坂上に歩を進めていた宇部。そこに注目した隼田は現場に戻って坂を上がります。その先に県境の崖があることに気付きます。そんな中、娘のゆかりが発熱し、殆ど徹夜で看病する隼田。――ゆかりの発熱が伝染したのか体調を崩した隼田は、それに構わず、風間の付き添いを得て、椎垣教授を仕留めに行ます。椎垣教授の前で、隼田は、宇部が自宅を出て坂を上がった理由を説明。坂を上がると、そこに県境の崖があることを言います。宇部は自分の体を自宅前ではなく、崖に身を投じることで、隣りの県に運びたかったのだと指摘します。「それは、あなた(椎垣教授)に解剖されたくなかったからです。隣県の法医学教授に司法解剖を委ねたかったからです。あなたに証拠隠滅されるのを避けたかったのです。……四日前の司法解剖中に、あなたの出世の邪魔になる事故があったのです。宇部さんの器官炎症サンプルを採らなかったのも、それが、あなたが服毒死させたという重要な証拠になるからでしょう」と隼田。↲マスク無しでの胃の切開を公表すると言い張る宇部を椎垣が殺害したのは間違いないのですが、「宇部の体は荼毘に付されてもう無い。再解剖は不可能」と椎垣は勝ち誇ります。が、風間は宇部の両親の了承を得て、待機遺体措置をしていました。遺体は火葬されずに残っており、鑑識の再調査で、宇部が毒物摂取していた証拠が出ます。が、その最終結論を得る前に発熱で倒れ込んでしまった隼田。「君の欠点は弱音を吐けないこと。君には見込みがない。私物を纏めて交番勤務に戻れ」と風間に言われる隼田。転属届の用紙を置いて去る風間。↲教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]
2023.04.24
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■TBS日曜劇場■ラストマン-全盲の捜査官-/第一話(2023.4.23)/「それぞれが抱える葛藤と不安」あらすじ↲全盲のFBI(米連邦捜査局)捜査官、皆実広見(福山雅治)は、どんな難事件も解決することから「ラストマン」と呼ばれています。日本の警察庁とFBIの連携強化を目的に、期間限定で日本にやって来た皆実のアテンド(同行応接係)を警察庁人材交流企画室の護道心太朗(大泉洋)室長に命じたのが、警視庁次長の兄、護道京吾(上川隆也)。心太朗は、警察庁長官の白石瑞生(ヨシダ朝)、官房長の槇原伸介(坂田聡)、それに京吾次長らが待つ皆実の歓迎式典会場に彼を誘導しなければならないのですが、彼は帰国の機内で暴行騒ぎを起こし所轄警察に連行されます。が、その暴行相手が覚醒剤常習者と判明し、却ってお手柄という評価になります。そんなこんなで、呑気に蕎麦を食べている皆実を迎えに行き、そこから歓迎式典にヘリで向かいます。で、その式典会場で、都内発生の「無差別連続爆破事件」の犯人逮捕を宣言。この事件は、捜査一課の佐久良円花(吉田羊)班が追っている事件であり、縄張り意識から、アテンドとなった心太朗にも非難が集中。もともと佐久良円花と心太朗とは犬猿の仲なのですが、それに構わず、皆実は捜査一課の見立てを否定し、更に軋轢を生み出します。そして、新たな爆発事件。皆実は心太朗とともに現場に臨場。捜査支援分析センター(SSBC)の分析官、吾妻ゆうき(今田美桜)も現場に向かう車に同乗。――これまでの爆発物は、バッテリー+ガス缶爆弾、缶詰爆弾、パイプ爆弾、飛散型爆弾であり、四件の爆破で28人の負傷者が出ています。ネット上では、テロの可能性、暴力団抗争と様々な憶測が飛び交っています。「愉快犯ではなく自分を排除した者たちへの復讐。強い意志を持った者が爆発物を製造し、それを見ず知らずの者に配っている。自殺サイトや社会的脱落者のサイトに集まり、もう、どうなっても好いと思っている<無敵の人>が爆発物を仕掛けている」とプロファイリングする皆実。↲品川区北大井のイベントスペースでの新たな爆破現場に向かった皆実は、盲目故の異常な嗅覚で、爆発物の成果確認に来ていた爆弾製造者を嗅ぎ分け、特定。が、犯人を取り逃がします。その後、青いパーカーの男が茂みの中に紙袋を置き、それが一分後に爆発している防犯カメラ映像を捜査一課が確認。この男が蒲田線上馬込駅から移動していることが確認され、その周辺を重点的に捜索する捜査一課。皆実のアイカメラが撮影した男、爆弾製造者と見られる人物については無視する捜査一課。――皆実は爆弾製造者と揉み合いになった際、彼のリックにGPSを仕掛けていました。で、この爆弾魔の居場所を特定。皆実と心太朗は、そこに向かいます。で、GPSを仕込んだリックをゴミの集積場で発見。そして、ゴミ集積場の近くのときわ東団地のベランダに、爆弾男の着衣(トレーナー)が洗濯されて干されているのを発見。その団地の一室(28A-404号室)を訪ねる皆実と心太朗。表札に、渋谷直子(筒井真理子)と英輔(宮沢氷魚)とあります。皆実は、「英輔さんは、ご在宅ですか? 昨日、盲目の私が路上で困っていた時、助けていただいたので、そのお礼を」と母の直子に呼び掛けます。息子の不在を告げる直子に、トイレの拝借を願い入室する皆実。室内に入った皆実は、即座に火薬の匂いを感知。アイカメラで室内画像を外で待つ心太朗に転送します。そんな動きを見咎められた皆実は直子に包丁を突き付けられます。心太朗が「宅配便です。いらっしゃいませんか?」とドアを叩きます。そして、隣室のベランダから、直子の部屋のベランダに移り、そこで突入待機。↲その時、最後の爆弾で最終ターゲットを仕留めた後、英輔は死ぬつもりになっているという情報が入ります。爆弾を作っては、それを世の中に対して不満を持つ者に配っていた英輔。一通りの役目を果たして死ぬつもりの息子を「母親のあなたなら止められます」と皆実が説得。――英輔の直接的な犯行動機は、中学生の時のいじめグルーブに対する復讐でした。いじめにあって以来、引き籠りになってしまったことの復讐です。で、そのいじめの首謀者がときわ東交番勤務の警官、植田明人(草川拓弥)。植田が最後のターゲットになっていました。で、他のイジメのメンバーも交番に呼び出している英輔。植田は子供が産まれたばかりだと言って命乞いしますが、英輔は許しません。そこに皆実が現れ、英輔の説得を試みます。で、英輔を制圧し、起爆スイッチを取り上げます。強盗、及び、公務執行妨害で逮捕します。「社会から虐げられている人たち(社会的弱者)に感謝されたいから爆弾を配った」と英輔は供述。「世の中に弱い人は要らないという考え方が主流だが、しかし、弱者でもやれることはある。助けてくれる人もいる。不必要な人間など、この社会にはいない」と、皆実が英輔を諭します。↲元第21代警察庁長官である護道清二(寺尾聰)の邸宅を警視庁次長の長男、京吾が訪問。「息子の泉(永瀬廉)も連れて来りゃ良かったのに」と言って、京吾を迎える清二。因みに、泉は佐久良班の刑事です。「今日は皆実捜査官について、ご報告が……。皆実が千葉刑務所にいる鎌田國士との面会請求書を出しました。が、鎌田はそれを受け入れなかったようです。皆実は41年前の事件を調べに日本に戻ったのです」と京吾。「心太朗は?」と問う清二に、「あいつは、まだ何も知りません。が、いずれ気付く筈です。自分と皆実との関係に……」と京吾。↲「日米合同チーム連続爆弾犯を逮捕/無差別爆破事件に終止符/FBI捜査官が事件解決に大きく貢献」という「毎朝新聞」報道を見る心太朗。心太朗が「あなたは日本に何をしに来たのですか?」と皆実に尋ねます。↲
2023.04.24
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第十五話(2023.4.23)/「姉川でどうする!」あらすじ↲撤退戦、「金ヶ崎の退き口(のきくち)」での「しんがり」を木下藤吉郎(ムロツヨシ)とともに務めた徳川家康(松本潤)。休む間もなく京屋敷の織田信長(岡田准一)から、小谷城(琵琶湖東岸、北近江)の朝井長政(大貫勇輔)、及び、越前(福井県)の朝倉義景討伐の先陣(一番槍)を命じられます。明智光秀(酒向芳)も信長の意向を強調。――更には、岡崎城から遠江の引馬城に拠点を移すよう信長が家康に命じます。岡崎城は、長男の信康(細田佳央太)に任せよと命じます。↲そんな折り、浅井長政の「共に信長を討ち取ろう」という密書が届きます。姉川は挟んで両軍が睨み合う中、信長を裏切るか否かの選択を迫られる家康。――長政の人柄を好む家康は、長政に付きたい気持ちでいます。家臣団の意見は紛糾します。そんな中で長政、進軍。家康は動こうとしません。その時、背後の信長軍から家康軍に銃弾が撃ち込まれます。古参家臣の石川数正(松重豊)が家康の翻意を促します。で、家康は「敵は朝井、朝倉! 掛かれ!」と家臣団に指示。長政と激突。信長軍も長政に打ち掛かります。が、結局、長政を取り逃がします。藤吉郎が家康の進軍の出遅れを咎めます。「これからは判断を間違えるなよ、白兎」と、信長に脅される家康。↲遠江の引馬城に移る家康。引馬城を浜松城と改名することを勧める瀬名(有村架純)でしたが、彼女は長政から切り取ったばかりの浜松行きを拒否。長男の信康と岡崎城に残ることになります。↲一旦逃げ延びた長政に「兄(信長)を討ち取りなされ!」と言って、覚悟を決めるお市(北川景子)。――浜松の城下町に入り、そこで歌や踊りの「祝いの舞」で歓迎されているものと思っている家康が、突如、踊り子に襲われます。短刀で家康を襲撃したのは、踊り子に扮した少年、井伊虎松(板垣李光人)です。↲――この虎松こそ、後に徳川家臣団筆頭となる井伊直政です。因みに、父、直親は今川家の家臣で、桶狭間以降、元康(家康)と内通しているものとされ今川氏真(溝端淳平)の命で殺害されています。その後、何やかやあって、家康は、直政を伊井氏(遠江)当主に任じますが、この直政が少年期に虎松を名乗っていました。で、直政は、武田滅亡後においては、北条氏直との武田領分譲交渉の任に当たり、そこで信濃と甲斐を獲得。北条は上野を獲得(天正壬午の乱)。その後、晩年まで徳川家を支え続けます。↲
2023.04.23
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■日テレ土曜ドラマ■Dr.チョコレート/第一話(2023.4.22)/「チョコレートカンパニー集結」あらすじ↲二年前、突如としてシンガポールに現れた天才外科医、Dr.チョコレートの執刀条件は、現金一億円(原則前金)と秘密保持契約書へのサイン、そして相応のチョコレート。――東都新聞記者の奥泉渚(西野七瀬)は、「Dr.チョコレートの正体」を暴くスクープを狙っています。「Dr.チョコレートは都市伝説」と取り合わない上司に逆らって、独自取材を敢行。Dr.チョコレートを追ってシンガポールに飛んでいましたが、Dr.チョコレートの右手が義手であるという噂を掴んだだけで、それ以上の詳しい情報は得られません。そんな渚が、機内のドクターコール(急病発生での緊急要請)で呼び出されてコックピットに向かう野田哲也(坂口健太郎)と寺島唯(白山乃愛)を目撃。野田は右手に黒手袋をしており、それは、あるいは義手かと思わせます。渚は、野田がDr.チョコレートであろうかと当たりを付けます。因みに、彼女は、唯の両親、光一 (山本耕史)と葵 (安達祐実)がハロウィンパーティーで爆死した事件の取材記事も書いていました。いずれにせよ、この爆破で唯の両親は命を失ない、そして、野田は右手を失なっていました。↲コックピット内では、副操縦士の横でぐったりしている呼吸停止の機長に対し、手際良く施術する唯。瞳孔や脈を診た後、完璧な処置を施して機長の命を救います。唯こそが、両親を爆殺した真犯人を追い詰めようという目的で帰国した医療界のバンクシー、Dr.チョコレートです。――――野田は、唯の父親で天才心臓外科医であった寺島光一の元で研修医として働いていた二年前、唯の両親がハロウィンパーティーで暗殺されるという事件に巻き込まれていました。唯の両親の命と野田の右手を奪ったその爆破事件以来、野田は唯とともに闇医者になって情報収集。唯の両親殺し犯を追っています。↲帰国早々、Dr.チョコレートこと寺島唯の代理人を務めるTeacherこと野田哲也の元にオペ依頼。依頼人は議員秘書の登戸龍彦(駿河太郎)であり、彼は、与党(民自党)総裁選に出馬予定の衆議院議員の父、登戸龍男(長谷川公彦)の命をDr.チョコレートに託します。――依頼を引き受けた野田は、Dr.チョコレートの補佐候補に各五百万円の契約金を送付。オペ看のうなぎ(斉藤由貴)と足湯(鈴木紗理奈)、麻酔科医の残高(小澤征悦)、臨床工学技士のギルベルト(葵わかな)、放射線技師のお笑い(前田旺志郎)、臨床検査技師の出川(古川雄大)らの医療スタッフ(チョコレート・カンパニー)が招集されます。オペ一件に付き、各人に一千万円の報酬という約束になっています。で、市中の病院(堀井戸病院)のオペ室を借り受け、Dr.チョコレートによる脳外科手術が始まります。↲それに前後して、野田は渚から、唯の両親の暗殺の裏に大物政治家の黒幕がいることを聞き及んでいました。そして、それを続編として記事にしようとして上司に止められていたことを知らされていました。その黒幕こそが、唯がオペ中の登戸龍男でした。何らかの秘密を知った唯の両親が口封じで殺されたものと渚は見ています。――野田がオペ中の唯に、両親を殺した黒幕が目の前のオペ患者であることを教えます。唯は手を止め「こんな男は死んだって好い」と、オペを放棄。「死んだって好いというのは同感だが、それは、パパから教わったこととは違うだろ」と野田が説諭。「うん、パパなら助けたと思う」と唯が思い直して、オペ続行。で、脳外科手術は成功。↲オペ成功後、野田が龍彦に、二年前の爆破事件を伝えます。それを受け、龍彦は総裁選を目指していた父の龍男の総選挙出馬辞退を秘書として決定。そのことを党本部に連絡。龍男は「何の為に命懸けのオペを受けたのか?」と怒ります。それに対し、龍彦が、「二年前の爆発事故に、どう絡んでいるのか?」と父(龍男)を問い詰めます。で、黒幕の筈の龍男が不審な首吊り自殺。――爆破実行犯が、口封じで黒幕とされていた龍男を殺害した可能性があります。↲手首にタトゥーのある男が、「二年前の生き残り(唯と野田)が日本に還って来ました。始末しても宜しいでしょうか」と何者かに電話しています。因みに、手首のタトゥーは、臨床検査技師の出川にもあります。↲
2023.04.23
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■TBS金曜ドラマ■ペンディングトレイン―8時23分、明日君と/第一話(2023.4.21)/「運命の電車」あらすじ↲2023年春の朝。表参道の美容室で働くカリスマ美容師の萱島直哉(山田裕貴)、高校体育教師の畑野紗枝(上白石萌歌)、消防士の白浜優斗(赤楚衛二)らが8時23分発の秋葉原行き電車に乗車。その5号車両の乗客が、それぞれの目的地へと向かう時、微かな閃光を浴びた車両は緊急地震速報の直後、急加速して謎のトンネルに吸い込まれます。脱線事故かということになりますが、そうではなく、乗客42名がペンディングされた数奇な運命に引き摺り込まれます。都心に向かう電車に乗って何時もと変わらない日常生活が始まるはずが、未来の荒廃世界にワープします。周囲を砂漠と崖に囲まれている中でのサバイバル生活が始まります。水も食料も電波もない極限下で生きることになります。――世話になった高倉康太(前田公輝)先輩との約束で、お節介と言われようと人の命を助けようと決意している消防士の白浜優斗が、皆の反発を恐れず、ワープ先の現場を仕切ります。↲現実世界では、車両連結部が千切れ車両(5、6両)が無くなっています。警視庁捜査一課刑事の永田信也(濱津隆之)、村木一太(白石隼也)が、2車両が消えるという前代未聞の事件捜査を開始。↲皆が食料の確保を心配している中、ネイリストの渡部玲奈(古川琴音)が畑野紗枝のバッグからコンビニで買置きしていた食事(サンドイッチとおにぎり)を盗み一人占め。それを突然に目の前に現れた直哉の前で取り落とします。直哉はそのコンビニのレジ袋を手に車両に戻ったことで、窃盗犯に仕立て上げられます。玲奈は、直哉に罪を被せ、彼を犯罪者、前科者扱いします。皆に不審の目を向けられた直哉は、集団を離脱。奥地に入ります。で、足を滑らせて谷底に落下しそうなところを、優斗と紗枝に助けられます。優斗と紗枝は、玲奈が盗みの真犯人ということが分かり、直哉を追っていました。二人は食料を奪ったものと疑ったことを、直哉に謝罪。そして、優斗は土産として持っていた果物の詰め合わせを、紗枝はコンビニで求めていた食料を提供し、全員に分配。↲警備会社勤務の田中弥一(杉本哲太)が、名門高校に通う医者志望の受験生、江口和真(日向亘)と、その恋人の佐藤小春(片岡凜)からペットボトル(水)を一万円で買おうとして断られます。この高校生カップルは、何でも金で買おうとする大人の態度に怒り、集団を離脱。彼らは、付き合いを親に反対されたことで家出しようと思っていたカップルであり、後は野となれ山となれという気分の若者です。そんなカップルでも助けようと躍起になる優斗に、「思い上がんな。他人の命をあんたが背負う必要は無い。誰でも助けられると思うな」と、直哉が忠告。が、「それでも背負うしかない。やれるだけ、やってみよう」というのが優斗のポリシーです。消火活動中の優斗を庇って爆発に巻き込まれ、それで一人で歩けない体になってしまった高倉先輩との約束が「人の命を背負うこと」でした。「一人でも多くの人の命を助けろ!」と病床の高倉に言われていた優斗は、「俺は諦めず、皆を助ける」と宣言。で、高校生カップルを「逃げないで一緒に乗り切ろう」と説得し、彼らを集団に連れ戻します。↲突如姿を消した直哉の帰りを待つ美容室のオーナーの三島すみれ(山口紗弥加)。その他、直哉には12歳も年の離れた弟、達哉(池田優斗)がいます。――三島すみれが運転する車中で「二年三ヶ月の刑期を終え、いよいよ出所します……。正直、怖いです。俺は兄ちゃんを裏切りました。兄ちゃんに心配かけないでやって行けるでしょうか? 会って話したいです。兄ちゃんと一緒に、やり直したいです」という達哉からの手紙を読んでいた直哉。達哉は、奔放な母に代わり自分を育ててくれた兄(直哉)に恩義を感じていますが、意に反して、綾瀬少年刑務所の世話になっていました。で、そこを出所して、兄と一緒にやり直したいと思っている矢先、直哉は行方不明になっています。少年刑務所の弟から送られて来たその手紙をバッグに忍ばせている直哉は、「やってもやっても、どうにもならない」と、ワープ先にあっても、そんな弟の扱いに苦慮し、涙を零します。「やれるだけ、やって来たよ。それなのに、何で、こんなところに? どうしたら助けてやれるんだよ」と達哉の手紙を握り締めて、悔しがっています。↲底に2026年の日付刻印のある錆びた「麒麟ビール」缶を集団に戻る和真が発見。その一方で、集団から離れた田中弥一が、2026年に完成予定と新聞報道されていた「東京ブルームタワー」を砂漠の先で発見。そして、30年後に完成されるとされていた「形質転換植物」が辺りには生い茂っていると、大学農学部院生の加藤祥大(井之脇海)が指摘。どうやら、車両がワープした先は、30年後の未来です。が、「未来過去は関係無い。俺らはここにいるしかないんだから……」と直哉。自由が無く、全てが止まったペンディング世界に迷い込んだ乗客たち。直哉らの5号車両の他に6号車両も別の地点にワープしていて、その総員は百人以上。↲森の中に倒れていた怪我人(長谷部)を一旦離脱していた乗務員の小森創(村田秀亮)が車両まで連れて来ます。自動販売機の補充でカートを運んでいた長谷部は「水、お茶がカートごと誰かに盗まれた」と言っています。↲
2023.04.22
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■フジ木曜劇場■あなたがしてくれなくても/第二話(2023.4.20)/「秘密の共有、取り残される心」あらすじ↲会社(フタバ建設営業部)の花見を抜け出した新名誠(岩田剛典)は、吉野みち(奈緒)に自らの夫婦もセックスレスであることを告白。みちは夫の陽一(永山瑛太)を、誠は妻の楓(田中みな実)を愛しているからこそ、セックスレスに苦しみ悩んでいます。翌日、勤務中のみちを何故か誠が避け、そのことにみちは困惑。↲誠が入院中の母、幸恵(大塚寧々)の見舞い。そこに取材途中の楓がやって来て、幸恵に渡して欲しいと言ってカーディガンを誠に託します。忙しい中で楓が母を気に掛けていることが嬉しい誠。↲陽一が働くカフェのホールスタッフのアルバイト募集にやって来た交通誘導警備員(ガードマン)の三島結衣花(さとうほなみ)にオーナーの高坂仁(宇野祥平)が面談。結衣花が人間関係の機微を的確に突き、高坂は、「怖いの雇ったな」と陽一に向かって呟きます。↲誠から「今夜、話せませんか?」という携帯メール。バーカウンターで、誠がみちに、先日(花見の時)の軽率な行為を謝罪。「合わせる顔が無く、避けてしまいました。大人気なかったです」と弁明。誠とみちは、共に今の夫婦関係の修復に向かおうという話になります。誠の誠実さを再確認するみち。↲誠の結婚記念日。誠は妻の為に花を買い、レストランで妻を待ちます。が、楓は部下のミスの対応で川上圭子(MEGUMI)編集長のいるファッション誌(GINGER<ジンジャー>)編集部に戻っています。そこから楓は「ディナーは間に合いそうにないけど、ホテルの方には行けるから」と誠に電話連絡。で、ホテルに入った楓に、誠が「今日だけでも頑張れる?」と尋ねます。楓は「分かった」と言い、速やかに脱衣。それを見た誠は、「もう分かったから」と言って、慌ててコートを羽織らせます。「私、遊んでいるわけじゃないんだよ。誠は分かっていてくれると思っていたのに……」と言って涙を零す楓に、「ごめん」と謝る誠。↲カフェ閉店後、陽一は結衣花をバイクの後部シートに乗せ、彼女を自宅に送ります。で、到着し、結衣花が陽一にキス。「ウチ来る?」と結衣花。「帰る」と陽一。「やっぱ、正直者だ」と結衣花。――陽一は、みちの待つ家に花束を買って帰宅。みちは喜んで花瓶を用意。そんなみちに、陽一がキス。そして、ずっと求められ続けていた行為に及びます。「たとえ俺のことを愛してくれる妻(夫)だとしても、セックスってそんなに大事?」と考えている陽一と楓がいます。↲その時、楓に拒絶されて夜の街を彷徨う誠から、みちのスマホに電話連絡。楓は、ホテルのベッドに一人取り残されています。↲あなたがしてくれなくても(10) (アクションコミックス) [ ハルノ晴 ]【楽天ブックス限定特典】【ドラマ化記念帯】あなたがしてくれなくても 1~10巻セット(ポストカード1枚) [ ハルノ晴 ]
2023.04.21
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■テレ朝木曜ドラマ■ケイジとケンジ、時々ハンジ。/第二話(2023.4.20)/あらすじ↲人気俳優、葛城悠真(山下航平)が新山下のバーを出たところで、不審者にスパナで殴られ、腹と顔を蹴られるという傷害(鎖骨骨折、顔面打撲)事件が発生。横浜みなとみらい署の牛島正義(伊藤淳史)署長は、娘が葛城悠真の大ファンであるという理由で、仲井戸豪太(桐谷健太)、目黒元気(磯村勇斗)ら強行犯係に必ず犯人を検挙するよう発破を掛けますが、事件現場の防犯カメラに映る犯人はパーカーフードにサングラス、マスク着用で顔の判別は不能。豪太と元気は入院中の被害者、葛城に話を聞きますが、彼も犯人の顔を見ていません。そんな中、犯人と同じ着衣柄のパーカーを着た人物、田中克也(橋本淳)を交番巡査、田口健介(湯江タケユキ)が確保。田中克也は超人気俳優の屋敷マモル(楽駆)と同じ事務所(きざきプロダクション)に所属する落ち目の俳優です。プロダクション社長、木崎陽子(千葉雅子)に話を聞くと、田中は葛城主演ドラマに端役で出演する為、三週間前に撮影参加。しかし、葛城と同一シーンでの出番は無く、田中自身も犯行を否認。が、豪太の説教でアッサリと自白。供述場所(河川)から凶器(スパナ)も出ます。矢部律子(中村アン)検事の聴取でも、その供述と証拠が一致。で、田中は送検の運びになります。が、江戸一(古田新太)係長は、それに疑念。↲田中の自白供述では、彼は葛城悠真の住まい(マンション)のある六本木にバイクで向かい、そこで襲撃する計画でしたが、葛城はタクシーに乗って走り去り、それを追って、田中もタクシーを拾って新山下まで追跡。で、タクシー料金は、14,750円だったと供述。そこから葛城は新山下のバーに入ったので外で待ち伏せ。バーを出て桟橋に向かったところを襲ったとしています。犯行動機は、「撮影所のトイレで一緒になった際に挨拶もせず、落ち目の自分を無視して笑ったから」と言っています。「売れて調子に乗っている」と頭に来たとのこと。――が、矢部律子の上司、持丸栄(峯村リエ)は、「六本木まで自分のバイクに乗って行った田中が。何故、そのままバイクで葛城を追わず、タクシーを拾ったのか?」と疑問を呈します。が、田中は「バイクのあることを忘れていた」と弁明。で、横浜地方裁判所みなと支部判事の諸星美沙子(吉瀬美智子)は、起訴を拒否。それを受け、「凶器のスパナが新品で、常日頃のバイク改造に田中が使っていたものには見えない」と思っていた豪太は、たまたま屋台で律子と一緒になり、彼女の「替え玉」注文をヒントに、田中が、誰かの替え玉を演じているものと確信。↲その頃、屋敷マモルが事件発生直後、新山下を歩いていたというSNS書き込みが出回ります。その投稿者は、屋敷マモルにガン無視されたと憤っています。――豪太と元気は、屋敷マモルの撮影現場に入ります。そこに木崎社長、マネージャーがいて、話を聞くと、事件があった時刻には打ち合わせをしていたと屋敷マモルのアリバイを主張。が、このアリバイは直ぐに崩れます。――プロダクション一番の売れっ子、稼ぎ頭である屋敷マモルの身代わり(替え玉)になっていた田中。↲屋敷マモルが葛城悠真を襲い、その屋敷マモルの犯行を隠す為に田中が容疑を引き受けていました。屋敷マモルに泣き付かれた木崎社長が田中を呼び出し、身代わりにさせていました。木崎社長が、お泊りデートで若手女優、加瀬杏奈(広山詞葉)との付き合いを週刊誌にスクープされた時の屋敷マモルの着衣(パーカー)を田中に渡していました。もし屋敷マモルが逮捕ということになりますと、莫大なCM違約金支払いが生じます。それを回避したい木崎社長は、五千万円のギャラ提示で、屋敷マモルの身代わりを田中に求めていました。木崎社長と二十年の付き合いのある田中は、木崎社長に恩義を感じており、その求めに応じていました。いずれにせよ、屋敷マモルの犯行動機は、加瀬杏奈を葛城悠真に寝取られたからでした。――屋敷マモル、傷害罪で逮捕。犯人隠避で田中、木崎社長も逮捕。マネ―ジャーも事情聴取。↲
2023.04.20
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■日テレ水曜ドラマ■それってパクリじゃないですか?/第二話(2023.4.19)/「パクリとパロディ」あらすじ↲藤崎亜季(芳根京子)は新設の知的財産部に異動し、出向社員の北脇雅美(重岡大毅)課長、熊井崇(野間口徹)部長とともに活動開始。知財部では、特許出願に強い弁理士の又坂市代(ともさかりえ)にも定期協力を要請。↲営業部の松尾和樹(高橋努)が、月夜野ドリンク主力のお茶商品「緑のお茶屋さん」と名前もパッケージもソックリなチョコレートの「緑のオチアイさん」を持って知財部に来ます。「商標の類否」という難しい案件です。――「緑のオチアイさん」の販売元、千葉県上総緑町の落合製菓を訪ねる亜季。落合製菓は、地域の活性化の為、様々な地域活動を行っている小さな製菓会社です。高齢化が進む緑町は商店街の取り壊しも進んでいましたが、落合順吉(でんでん)社長が私財を投げ打って地域社会を守っています。順吉社長の人柄に触れた亜季は「悪気のないパロディ」として許してあげられないかと考えます。しかし、増田一朗(赤井英和)社長は、それを許さず即刻の裁判を指示。増田社長が憤っているのは、「緑のお茶屋さん」の開発者、高梨伊織(常盤貴子)部長を思ってのこと。月夜野ドリンクの窮地を救った功労者を守る為にも、それを犯す者を許せません。安易なパロディを面白がるわけにはいきません。↲その頃、亜季の親友、根岸ゆみ(福地桃子)のオリジナルブランド「ふてぶてリリイ」のイラスト入りバッグが、他の会社(パリーク)に商標登録されているという事態が発覚。ゆみは、二年前からのオリジナル商品であるにも関わらず、商標登録をしていなかったが故に、「<ふてぶてリリイ>と称してのグッズ販売は違法である」と警告されます。――で、「緑のお茶屋さん」の生みの親である高梨部長や、ゆみの立場を考える亜季。その後、ゆみの件は、ネットショップでの取引履歴により、それがパリークの商標登録以前に開始されていたことの証明になり、一件落着。↲北脇は亜季を伴って落合製菓を訪ねます。そして、順吉社長、その息子の良平(袴田吉彦)、妻の桃子(川面千晶)に対して、このままでは訴訟になると通告。しかも悪いことに、「緑のお茶屋さん」のロゴ変更に会わせて、「緑のオチアイさん」もロゴを変えています。意図的に本家に合わせてロゴ変更していることで、月夜野ドリンクの模倣の事実がハッキリします。――北脇と又坂が落合製菓を再訪。そこで子供たちの絵をクッキーに描いた試作品を配っている順吉社長。それも著作権問題に抵触しそうに商品です。そのクッキーを子供に貰って帰社する北脇。で、クッキーを二つに割って、亜季と食べます。そこで、落合製菓とのヒフティヒフティでのウインウイン関係を思い付く北脇。↲「キッズフェア」が開場され、そこには、チョコレートの「緑のオチアイさん」が運び込まれています。そこに乗り込み、「商標の使用差し止め、及び損害賠償請求」を告げる北脇。北脇は、「緑のお茶屋さん」の開発者に対する配慮、その思いを怠ったことを指摘。「販売中止を要求します」と亜季も言います。その上で、北脇が順吉社長に提案。北脇は、先に、「地元での企業イメージの良い落合製菓に対して訴訟を起こすのは、かなりのリスクを伴う」と増田社長を説得していました。月夜野ドリンクが小さな落合製菓を潰しに掛かっているという風評が流れるのは得策ではありません。そこで北脇は、業務委託(OEM)をして、「緑のお茶屋さん」というチョコレートを落合製菓に製造して欲しいと提案。甘さと苦みがマッチした抹茶味のチョコレートの製造を落合製菓に依頼します。月夜野ドリンクは落合製菓に委託料を支払うことになります。更に、北脇は、落合製菓の新商品、亜季や子供たちの絵(イラスト)を描いたクッキーについても、ちゃんと販売出来るよう手続きします。で、順吉社長にデザイナーとしてオファーされていた亜季に対し、落合製菓への転職を勧めます。が、「ムーンナイトプロジェクト」の協力を高梨部長に求められている亜季は、それを断念。↲それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~ (集英社オレンジ文庫) [ 奥乃 桜子 ]それってパクリじゃないですか? 2 ~新米知的財産部員のお仕事~ (集英社オレンジ文庫 それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~) [ 奥乃 桜子 ]
2023.04.20
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■特捜9 season6/第三話(2023.4.19)/「偽りの夫婦」あらすじ↲ドキュメンタリー制作会社ディレクター、本条美緒(水崎綾女)の遺体(後頭部に打撲痕)が自宅(寝室)で発見されます。美緒本人受け取りの宅配便(防刃ベスト等)が届き、それで在宅中の夫、悠太(鈴之助)が妻の美緒に電話。すると勤務先に向かっているはずの妻の着信音が、二階寝室から聞こえ、不審に思ってそこに行ってみると妻の遺体。――浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班臨場。室内には争った形跡があり、三脚による殴打が死因と推察されます。まず、悠太に話を聞きます。彼はこの日の朝、出社する美緒を見送ってから近所のスーパーに買い物に行き帰宅。以後、在宅であったと証言。で、宅配便が来るまで美緒の帰宅を知らなかった模様。ということは、美緒は悠太のスーパーへの買い物の間に何故か帰宅し、そして、侵入した何者かに殺されたことになります。臨場した村瀬志保(羽田美智子)は、妙な「願い水」(ボトル)なるものを発見。↲被害者、美緒の勤務先を訪ねる浅輪と高尾由真(深川麻衣)は、美緒が「悪質商法」や「特殊詐欺」の取材をしていたことを知ります。そして、悠太は同社の元同僚であり、十年前に同社を辞めていたことが分かります。そして、美緒は、同じ不妊治療クリニックに通う川崎留美(沢井美優)とその夫の斗真(古澤蓮)の取材もしていました。留美と同じ「妊活セミナー」にも出入りしていました。――浅輪は由真と夫婦を装って真行寺桜の「妊活セミナー」に潜入。真行寺桜から「願い水」(ボトル)、即ち、「細胞を活性化させる奇跡の水」なるものを勧められます。毎日一本飲めば、数ヶ月で願い(妊娠)が叶うという代物で、一本が一万五千円。が、それは水道水にクエン酸を加えたもので、原価二十円。で、真行寺桜に事情聴取。彼女は、黒幕「エンジェル」の指示で動かされているだけと証言。美緒も、この「エンジェル」を追っていました。↲学生時代以来世話になっている喫茶店で勤務している悠太に、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が話を聞きます。学生時代の悠太には大親友の新海敦なる人物がいて、それが、かつての美緒の恋人(婚約者)でもありました。敦に美緒を引き合わせたのは悠太でした。学生時代の敦と悠太は同じ喫茶店でバイトをしていて、そこは、上手いコーヒーを淹れる敦と悠太のカルボナーラがウリの店になっていました。そんな敦は十年前に大腸癌で他界。↲青柳と矢沢が、悠太の台所の米櫃タッパーの中から美緒のハードディスク(取材データ)発見。それを捜査支援分析センター(SSBC)分析官の三ツ矢翔平(向井康二)に託します。――「願い水」詐欺に関するデータの他、十年前の「波動茶」詐欺案件がハードディスクから出て来ます。「どうして騙されているのが分からないの?」と美緒が敦を強く責めている動画が入っています。それを宥めるように悠太が横から、「大丈夫か、敦。敦の好いようにすれば好い」と、声を掛けています。それに美緒は怒り、「勝手にすれば」と敦の部屋を出て行くのと入れ違いに、インチキ(詐欺商法)な「波動茶」を届けに留美が現れます。因みに、留美は十年前に、恋人を事故で亡くしています。十年前の詐欺事件の関与者、市川康人は、留美の恋人でした。「波動茶」一本を二万円で売っていた「波動茶セミナー」の主宰者だった市川康人は、ビルの非常階段から転落死していました。↲美緒のハードディスク内容を見た悠太が、ナイフを手に留美を襲います。そこに青柳と矢沢が現れ、悠太を確保、取り調べます。――美緒が懸命に「波動茶」詐欺だと諭すのを聞かず、そして、悠太が「敦の好いようにすれば好い」と言ったことで、敦が大腸癌の手術を拒否して死んだことに責任を感じている悠太。「波動茶」の効用を最後まで信じ、手術が手遅れになって他界した敦。自らの愚かさを知った敦は、敦の死後、美緒の前から姿を消しましたが、一年前、喫茶店で再開。そして、形だけの結婚。悠太が敦のことを好きだったことを美緒は承知していました。「二人で一緒に敦の無念を晴らそう。夫婦として妊活詐欺セミナーに接近し真相を暴こう」ということになりました。↲悠太は美緒の遺体を発見した時、このまま警察に通報したのでは美緒の無念は晴らせない、詐欺商法の黒幕に辿り着けないと考えました。美緒に代わり「波動茶」を売っていた留美を追い詰めようとしました。留美の届ける「波動茶詐欺」に騙され、手術を拒んで死んだ敦の恨みを晴らそうというのが悠太の願いでした。――特捜班は留美の取り調べ。が、留美は、美緒に「妊活」の相談に乗って欲しいと呼び出されて美緒の寝室に入ったことは認めたものの、美緒を押し倒しただけで、殴っていないと証言。実は、美緒の「妊活」相談は嘘であって、美緒は婚約者(新海敦)に「波動茶」を届けていた留美の姿が現れる画像を提示。留美は詐欺とは知らず、セミナー主宰者の市川康人に頼まれただけと弁明。その後、揉み合いになり、押し倒された美緒は家具に頭をぶつけて意識不明。そのまま留美は逃走。となると、真犯人は留美ではなく、別人ということになりますが、その決め手は、生前の美緒が留美にプレゼントしていた置時計。その中に盗聴録音器が仕掛けられていました。で、その盗聴器に「今回は、<願い水>50ケース、お願いします」という川崎斗真の声が入っていました。斗真こそが美緒がずっと追っていた黒幕の「エンジェル」でした。殺害された美緒の着衣から斗真の汗(DNA成分)が検出されます。――留美が美緒とひとしきり揉み合った後、本条家を飛び出すのと入れ替わりに斗真が本条家に侵入。そして、息を吹き返した美緒を三脚で殴打して殺害。その時、斗真の汗が美緒の着衣に飛び散っていました。で、斗真は美緒だけでなく、「波動茶」詐欺の市川康人を飛び降り自殺、または事故に見せかけて突き落としていました。その殺害現場を美緒は遠目に見ていました。↲「これ(新海敦の仇討ち)が終わったら、私、会いたい人がいる。」と悠太に言っていた美緒。「えっ、誰?」と聞く悠太。「悠太との子供」と答えた言葉を、迂闊にも聞き洩らしていた悠太。――美緒が悠太の子を身籠っていたことを教える青柳。「もしかすると、あんた(悠太)に拒否されると思って、はっきりと言えなかったのかもね」と推察する青柳。↲
2023.04.20
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■TBS火曜ドラマ■王様に捧ぐ薬指/第一話(2023.4.18)/あらすじ↲羽田綾華(橋本環奈)は美女であるが故に、職場では男性社員絡みの問題が続出。そして、その度に職を転々とし、付けられた綽名が「悪女」。で、その都度、五人兄弟の長女として経済的に苦しい大家族を支える為、再就職を急ぎます。そして今回は、「ラ・ブランシュ」のウェディングプランナー職に採用されますが、そこでも、婚約者の彼が綾華を好きになったことで婚約を破棄された渡辺(小野 ゆり子)という女に難癖を付けられトラブル発生。女は、綾華の甘い言葉に誘われた彼氏がホテルに向かったものと思い込んでおり、綾華に熱いお茶をかけて暴れます。そこに、代表取締役社長の新田東郷(山田涼介)がやって来て、社長室に呼ばれます。綾華はクビを覚悟しますが、意に反して、「結婚しよう」と言われます。契約金一千万円を提示され、期間一年の偽装結婚が成立します。「自分が美人で誰からも愛されると思い込んでいるアホ女だから、愛さなくても済むのが良い」というのが、東郷が綾華を偽装結婚相手に選んだ理由です。↲東郷と綾華の教会での結婚式。――綾華の父、「羽田蒲鉾店」を営む金太郎(塚地武雅)、母の桃子(りょう)は現在第6子妊娠中。綾華の弟(長男)の陸(長尾謙杜)は大学三年生。海(田仲陽成)は中学三年生。空(高橋奏琉)は中学一年生。妹の風華(宮崎莉里沙)は小学三年生。そんな綾華の家族全員が出席。業界最大手財閥の娘との縁談を東郷が断ったことを残念に思っている新田ホールディングス会長の父、新田智宏(利重剛)、そして、母の静(松嶋菜々子)も列席。その他、大勢の親族。↲そんな結婚式宴会に剃刀を持った女(渡部)が現れます。彼氏との結婚が破談になった女は、綾華の結婚を許せません。そんな逆恨み女に対して綾華は怯むことなく、「こんなことをして人生を無駄にしないで」と説得。剃刀を掴んで抑え僅かに出血します。女は退散。その後日、女は彼氏の方が無理やりに綾華をホテルに連れ込もうとして、それを綾華が拒んでいたことを知り、謝罪に訪れます。そして、「今度、何時になるのかは分かりませんが、次に式を挙げる時には、是非、担当になって下さい」と言って立ち去ります。そんな女の存在を知った東郷は、綾華の行為が、「ラ・ブランシュ」の発展に大いに寄与する働きであったとして「月間社員賞」を贈呈。東郷は、剃刀で襲い掛かる者に対しても一定の愛情を注ぐ綾華を評価します。「何故、そんな振る舞いが出来るのか?」と問う東郷に「傷付くのが怖いから」と応じる綾華。それに、「俺達は同類かも知れないな」と東郷。↲【ドラマ化記念帯】王様に捧ぐ薬指 全巻セット(1~8巻) (フラワーコミックス α) [ わたなべ 志穂 ]
2023.04.19
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■テレ朝火曜9時ドラマ■unknown/第一話(2023.4.18)/あらすじ↲夜明け前、路肩に停めた車の中で、「週刊熱波」(春雨出版)のエース記者、闇原こころ(高畑充希)は、相棒カメラマンの加賀美圭介(町田啓太)と共に、男と入ったホテル前で、清純派女優の徹夜の張り込み。が、この特ダネを、バツイチで交番勤務の朝田虎松(田中圭)の職質にあって空振り。そんな虎松と妙な因縁で付き合い始めて一年。そして、次のデートは、こころ三十歳の誕生日。それを知った加賀美は、「そろそろプロポーズされるのかな?」と囃し立てます。が、こころは、なかなか結婚には踏み切れません。――こころには、城のような屋敷に住む黒マントの父、闇原海造(吉田鋼太郎)と、ワイングラスで血を嗜む母、伊織(麻生久美子)がいます。こころは吸血鬼であることを世間に秘密(unknown)にしています。もしも虎松と一緒に暮らすということになりますと、ネット通販で血液を纏め買いしていたり、SPF500の日焼け止めをしていることを知られてしまいます。「秘密を知っても、彼は私を愛してくれるだろうか?」と自問自答して悩みます。一方の虎松も、実は、秘密を抱えています。↲誕生日デートの日、運良く早目に仕事を切り上げたこころを待ち合わせ場所露に待たせて、虎松は、子供が落とした財布探しです。その後、今福梅(木野花)の駄菓子屋(うめぼし堂)で火災発生。その火中に飛び込む虎松。火中の梅婆を助け出しますが、その際、箪笥の下敷き。万事休すという時、こころが現れ、重い箪笥を撥ね退けます。で、虎松を抱きかかえて火中から脱出します。――「こころ、ありがとう。でも、何であんな重いものを……」と訝る虎松に、「私ね、吸血鬼なんだ。怪力なんだ。それでも好きでいてくれる?」と、こころ。虎松は、こころの頭を撫で、キスでそれに応えます。焼け出された梅婆は、当面、五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)が営む春陽商店街「わっしょいクリーニング」の二階に住むことになります。↲枝豆を肴に酒を飲み、「結婚しようか?」と虎松。「うん。しよっか」と、こころ。↲春陽町の公園で首筋から血を抜かれた女性(今村春菜)の遺体が発見されます。遺体の状況からして、これは五年前から栄海町で発生している三件の未解決連続殺人事件と同じ手口です。――因みに、今村春菜はデートの約束で虎松を待っていたこころの隣に座っていた女性です。彼女は何者かからの電話連絡を受けて立ち去っていた女性であり、その折り、傘を置き忘れて立ち去ろうとして、こころにその傘を渡されていた女性です。彼女は、その直後に殺害されたことになります。↲
2023.04.18
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■フジ月10■合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~/第一話(2023.4.17)/あらすじ↲上水流涼子(天海祐希)は、男(野間口徹)を執拗に殴打するという傷害事件(執行猶予三年)で弁護士資格を剥奪され、そのまま顧問弁護士を務めていた総合商社諫間グループ社長、諫間慶介(仲村トオル)から解雇通告。その流れで、貴山伸彦(松下洸平)を助手として誘い込み、歌舞伎町一番街の歌舞伎町会館内に「上水流エージェンシー」という探偵事務所を立ち上げます。家族との確執を抱える貴山と、自らの傷害事件の真相究明を果たしたい上水流がバディを組みます。↲渋谷に事務所を構える悪徳不動産ブローカー、神崎恭一郎(髙嶋政伸)から二千万円を取り返して欲しいと言う松下祥子(街田しおん)が事務所を来訪。二年前、祥子の亡夫、松下昭二(水野智則)は、神崎に「老人ホームを建てたい」という名目(等価交換)に騙されて土地と工場を奪われ飛び降り自殺。夫の無念を晴らしたい祥子は涼子が要求する高額な依頼料(二百万円)+成功報酬10%の支払いを呑みます。で、祥子に上水流事務所を紹介した幼馴染みの元刑事で、今は相談センターに異動させられている丹波勝利(丸山智己)からの情報を得ながら神崎の身辺調査を開始。妻の朱美(戸田菜穂)、引き籠りの一人息子(中学三年)の克哉(齋藤潤)と暮らす神崎は、秘書の橘亜里沙(工藤美桜)の他、複数(二人)の愛人を囲っています。公益社団法人/関東不動産協会創立60周年記念式典に乗り込んだ涼子は、神崎に不倫の証拠、貴山が隠し撮りした里沙との浮気現場写真を突き付け、そのネタを二千万円で買い取らせようとしますが簡単に失敗。で、妻の朱美にターゲット変更。朱美はヨガ教室に通った後、古本屋(推理小説好き)に立ち寄るという日課を送っています。上水流はこの朱美をハメることにします。で、貴山の友人で歌舞伎町裏社会の若きリーダー、有田浩次(中川大輔)にも応援要請。ピンサロをヨガ教室に偽装して、そこに朱美を誘い込みます。上水流はヨガ講師、綾小路緋美子と名乗って、朱美を指導対応。ヨガ終了後、推理小説話で盛り上がります。で、綾小路緋美子こと上水流は占いも得意という話になって、朱美を占います。「東南の方角にあなたの探していたものが見付かる」と言い、その通り、十年来探し続けていた推理小説の初版本をゲット。勿論、これは、貴山の仕込みです。そこから、次に、占いではなくオーラを見て、家族の悩みを言い当てます。朱美は息子の引き籠りを告白。↲克哉の引き籠りは、「白峰学院中等部裏掲示板」による誹謗中傷投稿が原因でした。悪徳不動産ブローカーを父に持つ克哉が皆に攻撃されていました。――神崎の趣味は、ゴルフ、クレー射撃、クルーザー。神崎は、二年前に別のクルーザーと衝突事件を起こして訴訟裁判になっていました。神崎はその裁判には勝ったものの、バブル期の悪事をマスコミに暴かれていました。地上げ、闇金、金塊密輸、それに反社との付き合いが明かされていました。↲克哉がパンとカップラーメンばかりを食べ、朱美の料理には一切手を付けないことを聞いた上水流は、朱美に高価(実は偽物)な「飾り絵皿」を勧めます。「この皿でカレー料理を出せば、きっと食べて貰える。レシピも私が提供する」と上水流は言います。で、実際、克哉は「飾り絵皿」に盛られたカレーを食べてくれます。お代わりさえします。朱美は感激し「飾り絵皿」を売ってくれと上水流に求めます。上水流は、売るとしたら二百万円と答えますと、朱美は、即座に購入。次いで、上水流は五百万円で壺を買わせます。その後も、次々にインチキ商品を買わせます。そんなこんなで、朱美が二千万円を銀行から下ろしていることが神崎にバレます。「克哉のことで、お皿や壺が必要なんです」と朱美は弁明。「何処で買った?」と問う神崎に「占いの先生から」と朱美。怒った神崎は、偽物の「飾り絵皿」を床に叩き付けて粉々にします。――そして、そこから、上水流は尾行され、朱美とは連絡が付かなくなります。朱美は神崎によって別荘の物置に監の禁されます。神崎は朱美を隔離したうえで、反社組織を使って、皿や壺を売った者を捕まえようとしています。それで、歌舞伎町会館内の「上水流エージェンシー」から出て来た貴山が袋を被せられ、反社組織に拉致されます。クルーザー倉庫に貴山は拘束されます。神崎は、臓器ブローカーに貴山の身体を渡す手筈です。貴山の臓器売買で二千万円を回収しようとしています。↲その頃、朱美が監禁されている別荘の物置を上水流が運転する大型ショベルカーが破壊し、朱美を救出。神崎のスマホにGPSアプリを仕込んでいて、それで、別荘が特定されました。で、上水流はヨガ講師でも占い師でもなく、クライアントから依頼を受けた探偵であることを朱美に告げます。↲その頃、貴山が神崎に、克哉がカレーをお代わりした理由を説明。「皿ではなく料理に秘密があったのです。あれは、朱美さんの通常の手料理ではなく、克哉くんが大好きな食堂のカレーのレシピだった」と教えます。引き籠りになる以前の克哉は明るくて、何時も部活(野球部)帰りに仲間と学校近くの食堂でカレーを食べていました。その食べ慣れて懐かしいカレー味を克哉に提供していました。食堂カレーの味を貴山が再現し、そのレシピを朱美に渡していました。そんな種明かしをした後、「そもそも克哉くんの引き籠りは、父親であるあなたが原因」と伝えます。二年前のクルーザー事故で神崎がマスコミに叩かれたことで、それ以来、克哉がイジメにあっていたことを伝えます。学校の「裏掲示板」での誹謗中傷書き込みが引き籠りの原因と教えます。その上で、「家族はあんたの所有物ではない」と貴山。と、「その減らず口を黙らせてやる」と神崎が言ったところで、上水流が登場。自死した松下昭二の妻、祥子からの依頼で、「ここにいる」と上水流。そして、上水流は、朱美からの離婚届を差し出します。夫の悪事に気付いていた妻は、既に。その証拠を十分に収集しています。で、「離婚協議書」もあり、そこでは、「財産分与、および慰謝料として三億五千万円」を要求。朱美と克哉は、二人だけで生きる決意を固めています。で、「離婚届にサインさえすれば、悪事の証拠書類は破棄する」と神崎に伝えます。神崎は離婚届にサイン。と同時にパトカーのサイレン音。騙されたと怒る神崎が上水流に殴り掛かります。それを受け、上水流がカウンターパンチを神崎の顔面に放ちます。↲神崎から取り返した二千万円を松下祥子に手渡す上水流。成功報酬については、朱美から、財産分与の10%を貰っているので、祥子には求めません。既に受け取っていた依頼料(二百万円)も返却します。↲諫間慶介から上水流に、「頼みがある」という電話。↲合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫) [ 柚月 裕子 ]
2023.04.18
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■フジ月9(開局65周年企画)■風間公親――教場0/第二話(2023.4.17)/あらすじ↲県警本部捜査一課の刑事指導官、風間公親(木村拓哉)とバディを組みスキルを学ぶ瓜原潤史(赤楚衛二)は、風間のやり方についてゆけず転属届を出そうとして、それを思い留まります。指導官室デスクの伊上幸葉(堀田真由)は、そんな瓜原に「犯人が出した謎じゃなく、風間さんが出した謎を解くの……」と助言。↲小学校の校庭で3年1組担任教師、諸田伸枝(山田キヌヲ)の遺体。後頭部に血痕、そして校庭のブロンズ像が手にしている本の角にも血痕が付着。風間に「目を閉じて現場の様子を私に伝えてみろ」と命じられた瓜原は、何者かが被害者を突き飛ばし、それでブロンズ像が手にする本の角に後頭部をぶつけて死亡したのではないかと推察。が、それにしては、被害者の額に内出血の痕があります。翌日、瓜原と風間は、諸田のクラス生徒、佐柄研人(川原瑛都)の保護者、美幸(宮澤エマ)に話を聞く為、彼女が働く建設工場(溶接場)を訪ねます。――研人はイジメで不登校になっており、事件があった日、美幸は、仕事終わりに作業着姿で学校に乗り込んでいました。が、諸田に「イジメなど、そんな証拠はない」と完全否定された挙句、「学校に来る時は身だしなみに注意」と言われ、憤っていました。美幸が第一の容疑者として浮上しますが、諸田の死亡推定時刻、美幸には打ちっ放しのゴルフ練習場(コスモズカントリークラブ)にいたというアリバイがあります。↲瓜原もイジメで不登校だった体験がありましたが、母は何もせず彼をフリースクールに転校させただけでした。だから、瓜原は我が子のイジメによる不登校という理由で担任教師を殺すなどというのは、動機としては弱過ぎるものと考えます。が、その後、瓜原は胃の痛みについて、母の和泉(斉藤由貴)の検診を受け、そこで、母が黙って息子を転向させたわけではなく、それなりの殺意を発散させていたことを知ります。母は、料理中に怒りが爆発し、その結果、腕に火傷を負っていました。↲翌日の授業参観日。それに美幸は出席。風間と瓜原は、校庭で待機。参観を終えて出て来た美幸に瓜原が対峙。まず、アリバイ作りとして、ブロンズ像前で争った跡に見せる靴跡偽装を指摘。そして、ブロンズ像が本を三本指で支えているだけであることを言って、それが簡単に金ノコで切り離せることも指摘。つまり、ブロンズ像の本をブロンズ本体から切り離し、それを持って帰宅時の諸田を路上で襲い、殴り倒すことが可能になっていました。そして、その後、諸田を車のトランクに押し込みゴルフ練習場に向かい、アリバイ作りをしていました。そこで知り合いに顔を見せた後、諸田を校庭に運び、もう一度、彼女を殴って殺害。その後、凶器の本をブロンズ本体に溶接していました。瓜原は、「子どもを守る為に母親は殺意を抱きます。母親は我が子の為に人を殺せます」と、自らの母を重ねて断言。更に続けて、瓜原は「車を見せてください」と言い、そのトランク裏からは、諸田が額を何度もぶつけた痕跡が発見されます。それが、諸田を校庭に運んだ証拠になります。被害者、諸田の額の傷は、意識を失ってトランクに押し込められた後、たまたま意識を取り戻して起き上がった時、トランクの裏に何度も額をぶつけていたということになります。それがゴルフ練習場の駐車場に到着した直後のことでした。「僕の母は逃げたのではなく、殺意を押し殺したうえで、僕を安全な場所に逃がしてくれたということでした」と瓜原。――これまでの瓜原は母に見捨てられ、放置されたと思い込んでいて、だからこそ、自分だけは、常に人に優しく生きようと決意していました。そして、その優しさが刑事としての弱点になっていると風間に指摘されてもいました。が、今回の瓜原の働きを見た風間は、「君の欠点は長所でもある。それを忘れるな。指導はここまで!」と言って、握手を求めます。↲瓜原が卒業で去った後、小学四年の娘を持つシングルマザー、隼田聖子(新垣結衣)が新人刑事として「風間道場」にやって来ます。↲教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]
2023.04.17
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第十四話(2023.4.16/「金ヶ崎でどうする!」あらすじ↲織田信長(岡田准一)と共に、越前(福井県)の朝倉義景に攻め掛かる徳川家康(松本潤)。室町幕府15代将軍、足利義昭(古田新太)の上洛に協力的でなかったことで信長の怒りを買った朝倉義景。その裏で、信長の妹のお市(北川景子)は、兄と夫との板挟みに苦しみます。というのも、お市の夫、小谷城(琵琶湖東岸、北近江)の浅井長政(大貫勇輔)が義兄の信長から離反するという疑いが浮上。石川数正(松重豊)は「心に澱みのない実直な御仁だからこそ裏切る」と推察。その言葉を受けた家康は、「義の男故に裏切る」と信長を諭します。信長の機嫌取りに徹して、あくまでも前進(攻勢)を主張する明智光秀(酒向芳)を暗に貶めます。いずれにせよ、朝倉、浅井両軍に挟み撃ちにされれば、織田・徳川軍は壊滅です。そんな中でも信長は「朝廷の為に戦う。これは将軍の威光を示す戦なのだ」と言って、撤退など許しません。思い余った家康は、「お前の気持ちが分らん」と信長に対して暴言。「出て行け。二度と顔を見たくない。朝倉の次はお前だ」と信長は激昂。信長を怒らせた家康家臣団は、、どう信長に詫びを入れるかの算段に忙しくなります。↲それに前後して、お市の侍女、阿月(伊東蒼)が長政謀反を伝えようと信長の陣(敦賀、金ヶ崎)に向かって走ります。で、信長の陣に到着する以前に、たまたま家康の陣に走り込みます。追手に度々襲われる中、十里を走り抜いて息も絶え絶えの阿月は、「お引き候え」と言って、そのまま絶命。それを信長に伝えた家康は「逃げんか。あほたわけ!」と信長に言い放ちます。↲そこから、信長の撤退戦、「金ヶ崎の退き口(のきくち)」、または「金ヶ崎崩れ」が始まります。信長は、木下藤吉郎(ムロツヨシ)に「しんがりを務めよ!」と命じて帰還。「しんがり」を命じられた藤吉郎は、これで命を落とすものと観念し、大いに狼狽した挙句、家康を巻き込みます。家康を浅井長政軍を迎え撃つ「しんがり戦」に引き込みます。それを拒否すれば「家康は朝井家と結託していると信長に伝える」と言い出します。「クズじゃな、お主は」と、家康は藤吉郎を罵倒しますが、結局、家康は、藤吉郎とともに、信長撤退の時間稼ぎの為の「しんがり戦」に臨みます。藤吉郎と家康が「後衛」を務め、信長本隊の帰還を援護することになります。↲
2023.04.16
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■フジ木曜劇場■あなたがしてくれなくても/第一話(2023.4.13)/あらすじ↲吉野みち(奈緒)はフタバ建設営業推進部で働くOL。結婚して五年の陽一(永山瑛太)とセックスレスになって二年。ノー残業デーで皆が早々と退社した日、スマホを社内に置き忘れて戻ると、そこに明日のプレゼン準備をしている営業一部の上司、新名誠(岩田剛典)がいます。みちは、新名の仕事を手伝い様々な会話を重ねます。新名にはファッション誌副編集長として多忙を極める妻、楓(田中みな実)がいます。結局、みちは、その夜、陽一からの「する」という約束をスッポかされます。セックスレスは解消されません。――新名に「ウチはセックスレスなんです」とカミングアウトするみち。そして、家庭に帰り、陽一に八つ当たりするみち。で、「性欲が強い」ことを陽一に指摘されキレるみち。「する」為の「努力」を約束する陽一は、それでも「ED(〇起不全)かも知れない」と嘘の弁解。↲社内の夜桜「花見」宴会。――新名が「買い出しに行って来ます」と言って、みちを誘い出し、同僚たちから輪から離れます。そして、「ウチも(超多忙な妻と)セックスレス」と新名がみちに打ち明け、抱き合います。「相手に背中を向けられて拒否される気持ち、凄く分かります」と新名。みちも新名も、ともにパートナーを愛すればこそ「セックスレス」について、苦しみ悩むという共通点を持っています。「陽ちゃんへの気持ちに線を引いたら自分が傷付かないで済むと思った……」と、みちが語ります。↲陽一が働くカフェに現れる交通誘導(警備員)の三島結衣花(さとうほなみ)。結衣花は、度々、カフェ前のベンチで煙草休憩をしていた女性警備員であり、時に、陽一はコーヒーの差し入れをしていました。そんな結衣花が「(私が交通誘導していた)道路工事がもう直ぐ終わる」と言って、私服姿で敬礼。↲
2023.04.14
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■テレ朝木曜ドラマ■ケイジとケンジ、時々ハンジ。/第一話(2023.4.13)/あらすじ↲夜間パトロール中の交番巡査、田口健介(湯江タケユキ)は、若い男が走行するタクシーと接触しそうになりながら走り去って行くのを目撃。その近くの歩道橋下で、後頭部から血を流し意識不明で倒れている男が発見されます。横浜みなとみらい署強行犯係刑事、元高校教師の仲井戸豪太(桐谷健太)、アメリカ日本大使館警備担当外交官の任から帰国したばかりの目黒元気(磯村勇斗)らが臨場。現場に落ちていた財布中の免許証から、倒れていた男は恐喝、暴行の前科がある勝山康平(川島潤哉)と判明。因みに、財布には十万円近くの現金が残されており、どうやら強盗目的の犯行ではなさそうです。で、病院に緊急搬送された勝山の意識は戻っていません。――タクシーのドライブレコーダーに映っていた映像が手掛かりとなり、現場から走り去った男は、48歳の母親を看護するヤングケアラーの専門学校生、林田裕紀(大橋和也)と分かります。豪太と元気の事情聴取では、林田は勝山の写真を見せられて動揺。が、事件関与を完全否定。しかし、その後、勝山の財布に付着していた指紋が林田と一致していたこともあり、豪太は「強盗傷害」での逮捕令状を請求する為、横浜地方裁判所みなと支部へ。ところが、対応した判事、諸星美沙子(吉瀬美智子)は「証拠が薄い」と請求却下。↲物証と目撃証言の収集が急がれます。しかし、目撃者は現れません。が、林田の持っていた一万円から勝山の指紋を検出。それで、勝山の財布から林田が一万円を抜き取ったものとして、横浜地裁から「窃盗」の逮捕令状が下り、で、再び豪太の取り調べ。あくまでも林田は容疑を否認し、このままでは被疑者否認のまま送検か、ということになります。↲前後して、二階堂俊介(北村有起哉)が横浜地方検察庁みなと支部検事に着任。豪太の妹、仲井戸みなみ(比嘉愛未)が二階堂の事務官になります。――二階堂が勝山の指紋が付いている一万円札の出所を林田に聞きます。「貰ったんです。そして、あの人は、足を滑らせて歩道橋から勝手に落ちたんです」と林田は答えます。前科持ちの勝山と真面目な専門学校生の林田に交流があったとは思えないというのがネックになっています。いずれにせよ勝山と関わったことを後悔している林田は、専門学校に退学届けを提出。ヤングケアラーの林田は母親の看護に忙しくなっています。↲その後、二階堂が豪太にヒントを与え、林田の免許証から勝山の指紋を検出。――生活が苦しく金が必要だった林田は、つい、特殊詐欺の受け子に手を染めていました。そして、免許証は人質代わりに勝山に奪われていました。特殊詐欺グループを抜ければ、その免許証を晒すと脅されていました。で、転落した勝山の財布から自分の免許証を取り戻した時、勝山の財布に指紋が付着。↲あの夜、特殊路詐欺のバイト料を約束の場所で勝山に貰った折り「これを最後に」と哀願していた林田。勝山は「ダメだよ」と言い、そこで揉み合い。勝山が林田を突き飛ばした反動で、自ら歩道橋落下した勝山。そんな勝山が搬送先病院の病床で目覚めます。で、勝山ほか、特殊詐欺グループ幹部も送検されます。↲窃盗事件と思われたものが、特殊詐欺事件として一件落着です。↲
2023.04.13
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■日テレ水曜ドラマ■それってパクリじゃないですか?/第一話(2023.4.12)/「盗まれた発明」あらすじ↲「月夜野ドリンク」開発部社員、藤崎亜季(芳根京子)の発案による「キラキラボトル」デザインが、ライバル企業(ハッピースマイルビバレッジ)に盗用され特許申請。で、その特許申請に名前が記載されている「ハッピースマイル」のボトル開発担当者、青木香苗(佐々木史帆)が亜季と大学同期(ゼミ)だった為、法務部の熊井崇(野間口徹)、先代社長以来の古株社員の木下康弘(相島一之)、高梨伊織(常盤貴子)開発部長には、直近(昨年八月)の同窓会で香苗に情報を漏らしたものと疑われ、開発部業務から外されます。そして、親会社「上毛高分子化学工業」の知的財産部から「弁理士(理系弁護士)」の北脇雅美(重岡大毅)が出向。北脇は「冒認出願」を主張しようという戦略を立て、亜季には嘘でも好いから、「青木香苗に情報を漏らしたと証言せよ」と迫ります。明日、地方出張から戻る増田一朗(赤井英和)社長には、そういう善後策を報告すべきと幹部社員たちも考えます。が、それでは、一人、亜季が犠牲にならないといけません。そこで、その前に、高梨開発部長が「ハッピースマイル」に出向き、特許の件を打診しようということになり、その同行者として亜季を指名。高梨と亜季は知的財産部の田所ジョセフ(田辺誠一)部長と青木香苗に面談。香苗の上司、堀口健(橋本淳)にも会います。高梨部長は「必ず特許は取り返します」と田所ジョセフに宣言。↲「君がハッピースマイルの社員に喋ったと認めれば、状況は変わる。冒認出願の主張が認められる」と言う北脇に対し、「だからって、情報を漏らしたという嘘は言えない。……知財ってのは最低の仕事ですね」と喧嘩腰の亜季。そして、「私は喋っていません」と改めて幹部社員の前で発言する亜季。と、北脇が、その発言の後押しをします。「<きゅるんきゅるん>というボトルの滑り難さが重要なんです」と言って、「ハッピースマイル」の特許が亜季の「試作品第一号」に依存していることを指摘します。その後の亜希の「きゅるんきゅるん」という「試作品第二号」微調整(アイデア)が施されていません。ということで、「ハッピースマイル」の試作品情報入手は亜希の同窓会以前ということになり、そして、「試作品第一号」情報を漏らしたのは増田社長でした。増田社長が講演会後に漏らしていました。――増田社長の講演会とその直後の録画データを北脇は入手していて、その映像の中に、増田社長が「ハッピースマイル」の堀口健に試作品を手渡し、自慢気に見せている場面がありました。堀口は一般客に紛れ、増田社長地方講演会に来ていました。その映像を田所ジョセフに示し、「キラキラボトル」のデザイン特許が「月夜野ドリンク」に戻ります。↲法務部の熊井、開発部の亜季、それに北脇の三人体制で、新設「知財部」がスタートします。↲
2023.04.13
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■特捜9 season6/第二話(2023.4.12)/「未来のエネルギー」あらすじ↲国土交通大臣、諏訪部孝一(神尾佑)に宛てた「大臣を辞任しなければ1,001人を爆死させる」という脅迫メールの秘匿捜査を進めていた浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班。テクノエンス元副社長から議員秘書になっていた遠田秀平(鳥谷宏之) が被害者(死亡)の第二の爆破事件が起きた直後、3通目の脅迫メール、「残り999人(人質)を救いたければ、明日の18時までに<過去の罪>を認め辞任しろ」という文面が諏訪部に届きます。↲そんな中、それ(人質事件)とは別に駐車場での第三の爆破事件が発生し、その時、諏訪部を庇った直樹が軽傷を負います。――国木田誠二(中村梅雀)班長が、諏訪部の秘匿捜査要請を引き受けた理由を語ります。国益を損ねるIT関連取引を画策している疑いなど、何かと黒い噂のある諏訪部を公安の倉田雄一もマークしていましたが、とにかく、「今は国益(未来のエネルギー)の為に動いている諏訪部の意向に従って欲しい」と国木田は依頼されていました。ともあれ、「日本が生まれ変わるフロントライン」を推進する諏訪部は、突然、議員辞職会見を開きます。浅輪が軽傷とはいえ傷を負ったことを受け、これ以上の被害者を出さない為、身を引き決意を固めます。会見では悪行を告白し、自分には新しい未来の旗振り役は適任ではないと自省します。そして、脅迫メールにある「過去の罪」が判明。――15年前、テクノエンスの子会社の社員が過労死していました。遺族は、即座に親会社を訴えたものの、直ぐに告訴は取り下げられていました。過労死した子会社の社員(システムエンジニア)は、浦井徹。彼はテクノエンスがリリースした「ヘルプドクター」の運営とメンテナンスを担当していました。いずれにせよ。15年前というのは、諏訪部が政界に転身したタイミングにあたります。で、この浦井徹の妻が、元「週刊文啓」記者で、今日、諏訪部議員の秘書を務める高石沙月(知念里奈)でした。告訴を取り下げたのは、先天的に大きな病を抱えていた息子の手術費を浦井徹の母、浦井佳那子が受け取っていたからでした。佳那子の意向で、訴えを取り下げていました。が、病の息子は、手術後、精一杯に生を全うし他界。↲大和田和弘(本間剛)は諏訪部議員の「後援会長」であることを理由に、「談合」など、あらぬ疑いを掛けられないようにという配慮で、フロントライン計画の「入札」を諏訪部に拒否されていましたが、議員辞職を決意した諏訪部は、それを機にこれを解禁し、大和田に後を託します。大和田としては、まさに狙い通りになっていますが、ここに至る以前、「入札」さえも拒否された大和田は、後援会長として支えて来たことが無意味に終わったことで諏訪部を恨みます。「入札」からの「談合」という筋書きを無にされて殺意を抱きます。で、諏訪部に恨みを持つ者を集め、復讐しようと決意。↲「終わった」と呟き、夫の浦井徹と息子の墓参りをする高石沙月。そんな沙月を亡き者にしようと大和田が車中からナイフを手に狙っています。諏訪部からフロントライン計画を託された以上、裏で諏訪部失脚を画策していたことを知る沙月は爆死させた遠田秀平同様に邪魔者です。そんな大和田を青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が取り抑えます。大和田の車には、爆死させた遠田から盗んだデリダ二ウム(爆発物)があります。大和田から諏訪部に渡った贈賄の証拠も出て来ます。いずれにせよ、「談合」どころが「入札」さえも拒否された大和田は、公共事業の斡旋賄賂が発覚して、それを秘書がやったこととして解雇されていたテクノエンス元副社長で議員秘書を務めていた遠田 、そして、夫を過労死させられた高石沙月を復讐の為の仲間に引き入れていました。沙月はマスコミ界から秘書に転身して、大和田の復讐計画(殺人計画)に乗っていました。しかし、第三の爆発時、駐車場で咄嗟に諏訪部の身を庇っていた沙月。沙月は、日本の未来を真剣に考えている諏訪部を少しずつ理解できるようになっていて、それで、大和田の仕掛けた爆破から、諏訪部を庇っていました。↲浅輪と高尾由真(深川麻衣)に連行された沙月が諏訪部の室を訪ねて復讐計画に加担したことを謝罪。諏訪部も沙月に深々と頭を下げて夫の過労死を謝罪。で、沙月が「辞めないでください。先生が作る未来が見たいんです。お願いします」と懇願。諏訪部が浅輪に「これまで力を持つ為に上を目指し、何かと手を汚して来た。それも理想の為には仕方ないと思っていたが、今後、ゼロからやり直す」と宣言。「期待しています」と浅輪。↲
2023.04.12
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■フジ月9(開局65周年企画)■風間公親――教場0/第一話(2023.4.10)/あらすじ↲守名警察署地域課制服警官の瓜原潤史(赤楚衛二)は、「連続建造物侵入窃盗事件」の空き巣常習犯逮捕で署長(斎藤幸真)賞。それを受け、県警本部捜査一課調整官の眞堂丈史(小林薫)は、瓜原に捜査一課への配置換えを命じ、風間公親(木村拓哉)指導官からの連絡を待つよう通達。風間公親は新人刑事養成機関、「風間道場」の教官です。↲早速、タクシー(Radio Taxi)乗客刺殺事件が発生。殺されたのはホストクラブオーナー、芦沢健太郎(久保田悠来)。芦沢は、女性客と一緒にタクシーに乗車。運転手によれば、乗車直後の芦沢は「旅の記録」と言って、同乗女性にタブレット画像を見せていました。その画面を見た女性客は驚きの表情を浮かべていたとのこと。で、途中、タクシーは急停止。一旦、「飛び出した猫を轢いてしまったかも知れない」とタクシー運転手は車から降ります。運転手が車に戻ると、女性客は寝入っている芹沢の送り先を指示して下車。その後、指示された場所に着いた時、運転手は芦沢の胸にナイフが突き刺さり、彼が既に死んでいるのに驚いていました。ナイフには芦沢の指紋が付いており、彼自身が常日頃からポケットに忍ばせていたもの。どうやら自殺の可能性がありそうです。――瓜原によるタクシー会社の聞き込みで、芦沢の同乗者の女性客、日中弓(内田理央)が容疑者として急浮上。彼女は、第一共同タクシーの社長の息子と婚約が決まり、そこで、愛人関係の芦沢との手切れを求めていたものと思われます。が、それを芦沢が拒み、それで刺殺されたと考えるのが自然になります。婚約者に、自分と付き合っていることをバラすと芹沢が弓を脅し、殺害されたものと瓜原も推察します。ただ、その決め手がありません。↲芹沢が「旅の記録」と言って見せたタブレット画像は、実は、弓の裸の写真でした。それを示して弓を脅し、愛人関係を継続させようとした芹沢。「裸の写真をネットに流す」と脅されていた弓の殺害でした。――弓が逮捕されます。タブレット上の地図を見ながらタクシー運転手に道を指示していた芹沢は、「一筆書き」で「日中弓」と見えるようにタクシー運転手に道順を指示していました。つまり、風間は当初から弓が犯人と承知していたのに、それを瓜原に教えずに彼をあちこち振り回していました。そのことを瓜原は訝り「何故、教えてくれなかったのですか?」と言って風間を咎めます。が、風間はヒントを示していました。「私は地図を広げ、コインを回していた。それを見た君は、何かの占いかと尋ねた。……これ以上、私を失望させるな!」と風間が一喝。↲機械部品製造工場(マスノ製作所)の社長、益野紳祐(市原隼人)は、交通事故の轢き逃げで妻を亡くしています。横断歩道を渡っているところに、一時停止を無視して猛スピードで突っ込んで来た車があり、その時、娘の麗華を助けようとして、母親が轢き逃げされていました。現在の益野は小学生の麗華と二人暮らしです。で、母親の死後、娘は人と話せなくなっています。アレルギーが度々起こり、発作にも見舞われています。それを益野は、母親が亡くなったという精神的なダメージ(ストレス、トラウマ)から来るものと確信しています。そんな益野は、当然、轢き逃げ犯を憎んでいます。そして、益野は、麗華がハッキリと犯人の顔を見ていたことから、轢き逃げ犯を海藤と特定。海藤の古物店に出向き、銃口を向けます。遺書を書かせ、海藤の頭部を撃ち抜きます。瓜原と風間が臨場。「投資に失敗して云々」という遺書があることから、ハンドメイドの密造銃による自殺かということになりますが、これを自殺ではなく他殺と見る風間。↲瓜原が神奈川県警察学校を訪ね、四方田秀雄(小日向文世)校長に会います。そこで、益野紳祐も警察学校の生徒だったことを知ります。益野は成績優秀でしたが、体力的な問題で警察学校を卒業できていませんでした。そこから瓜原は益野宅に走ります。そして、益野の工場に麗華ともども車で誘い出します。――工場で拳銃を作った形跡を探し出そうと考える瓜原。風間も工場に先着しています。工場前で車を降りる時、麗華が手紙を車内に残していて、それを風間が入手。その手紙の内容は、父の益野が轢き逃げ犯の海藤を射殺している図でした。麗華は、それを瓜原に渡そうと用意していたのですが、瓜原は麗華の心中を推し諮って、麗華との接触を避けていました。話を聞くこともせず、アレルギー反応を起こして話を聞けなかったと風間に報告していました。麗華が喉を鳴らして苦しそうだったので聴取を断念したと告げていました。その時、風間は、「何時になったら仕留めるのか?」と瓜原を叱責。↲麗華は、実は「火薬アレルギー」なのでした。それで、工場に火薬の粉末が残っていたことで、同行した麗華はアレルギーを発症します。瓜原が最初に麗華の話を聞こうと接近した時、アレルギー反応を起こしたのは、たまたまその日、瓜原は射撃訓練後であったからでした。瓜原が「娘さんをアレルギーで苦しめていたのは、あなた自身だったんです」と益野に告げます。実際、麗華は、父の益野の前、そして父の工場以外の場所ではアレルギーを起こしていません。――捜査一課刑事に連行される時、「警察学校の教官になれ。そうすれば出来の悪い警官が減る」と風間に言う益野。益野は麗華の目撃証言を無視した警察を憎んでおり、それで、風間の指導力に期待を掛けます。↲「交番勤務に戻れ。君は私に嘘を付いた。再度の麗華への聞き取りを命じた私に、君は、麗華がアレルギーを起こしたので話を聞けなかったと言った。しかし、その日、君は射撃訓練を受けてはいない。だから、麗華は、あの日に限って、アレルギーを起こさない」と風間に責められる瓜原。――瓜原の警察学校の卒業文集を読んでいた風間。「イジメられて不登校になった経験がある私は、弱者の気持ちが良く分かる。弱い者の立場が理解できる。私は人に優しく接することが出来る」と記していた瓜原。先の窃盗犯を逮捕後の自白に導いたのも、優しく接したからだと思っている瓜原。そんな「優しさが武器」と思い込んでいる瓜原に対し、「人に優しくしたいのなら、今すぐ、刑事を止めろ!」と風間が一喝。↲教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]教場0 刑事指導官・風間公親 [ 長岡 弘樹 ]
2023.04.11
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■テレ朝水曜21時刑事ドラマ■特捜9 season6/第一話(2023.4.5)/「1001人の人質」あらすじ↲特捜班の引っ越し当日、国土交通大臣、諏訪部孝一(神尾佑)からの呼び出しを受け、衆議員会館に出向いた浅輪直樹(井ノ原快彦)主任と国木田誠二(中村梅雀)班長。諏訪部の秘書、元「週刊文啓」記者の高石沙月(知念里奈)が、特捜を呼ぶことになった事のあらましを説明。――「今すぐ大臣を辞任せよ。さもなくば、1,001人の人質の命を奪う。まずはお前の母校からだ」という脅迫メールが諏訪部事務所に届き、これをイタズラと無視していたところ、予告どおりの時刻(4/2、9時)に諏訪部の母校、神奈川県内の帝名大学で原因不明の爆発があり、男性(前島敬)1名が死亡。しかし、諏訪部は爆破事件と脅迫メールとの関係がハッキリしないことから、神奈川県警に脅迫メールの一件を報告しておらず、それで、これを送り付けた犯人を極秘裏に特定して欲しいと特捜に要請。脅迫どおりなら、人質があと1,000人いることになります。浅輪主任は直ちに神奈川県警に連絡すべきと進言しますが、国木田班長は、何故か、諏訪部大臣の注文をそのまま引き受け、特捜班は秘匿捜査に乗り出すことになります。因みに、諏訪部大臣は「ヘルプドクター」アプリを手掛けるテクノエンスの元社長です。↲で、被害者、前島敬(窃盗の前科あり)は、どうやら構内のカフェテリアで置き引きした女子大生(浜川玲奈)のバッグに入っていたモバイルバッテリー爆破により死亡。因みに、このモバイルバッテリーは、エディーズ電機のキャンペーンプレゼントであり、三万円以上の買い上げ客に対し、抽選で一名に「お好きな家電とモバイルバッテリーをプレゼント」していました。そして、先着1,000名にはモバイルバッテリーを配布していました。つまり、全部で1,001個のモバイルバッテリーが世に出回っていることになります。↲そんな中、団地内の公園で「フロントラインプロジェクト」についての演説を実施する諏訪部大臣。――二年後、海外の大型IT企業を誘致して工業団地を建設すると語ります。そこに、塩酸を持った暴漢(井筒浩輔)が現れ、それを浅輪が阻止。井筒は経営していた掘削(技術)会社を諏訪部に奪われており、その恨みを抱いていました。で、諏訪部の「フロントラインプロジェクト」を知り、それを阻止しようと襲い掛かっていました。が、塩酸は殺傷能力は低く、一連の爆破事件とは無関係ということになります。↲そんなこんなで被疑者として浮かび上がって来たのが、その昔、テクノエンスを二人三脚で立ち上げた副社長の遠田秀平。遠田は社長の諏訪部が政治家に転身するにあたり秘書を務めていました。が、最近になって、公共事業の斡旋収賄が発覚し、遠田を解雇。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が遠田の住まいを訪ねますが、既に引っ越し済みで空振り。↲諏訪部大臣に「17時までに辞任会見を開け。さもないと犠牲者が出る」と、遠田からの脅迫電話。で、工業団地の防犯カメラに遠田秀平が出没。特捜班の浅輪、青柳、矢沢、小宮山志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)らが、その付近を探索。そして、浅輪の背後の建物が諏訪部大臣の「辞任」会見の約束時間前に爆破。諏訪部大臣の秘書だった遠田秀平が爆死しています。――浅輪主任が呆然と佇む国木田班長に、「どうしてこの秘匿捜査を受けたのか、教えて貰えますか?」と問います。↲
2023.04.05
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■NHK大河ドラマ■どうする家康/第十三話(2023.4.2/「家康、都へゆく」あらすじ↲首を取るという約束を違えて今川氏真(溝端淳平)を北条家に逃がしたことに怒る武田信玄(阿部寛)。徳川家康(松本潤)は、酒井忠次(大森南朋)を遣いに出して、詫びを入れます。↲三河遠江領主の家康は、織田信長(岡田准一)の武力を得て室町幕府15代将軍に祭り上げられた足利義昭(古田新太)の命を受け上洛。そこで、義昭家臣の明智十兵衛光秀(酒向芳)の他、京都奉行になっている木下藤吉郎秀吉(ムロツヨシ)、そして、もともとは三河の侍だった豪商の茶屋四郎次郎(中村勘九郎)と出会います。茶屋には、五徳(久保史諸里)と亀姫(當真あみ)らに京土産として約束したコンフェイトウの入手を依頼。↲何とか穏便に京滞在を終えようとしているところで、お市(北川景子)の夫、浅井長政(大貫勇輔)の家臣団と本田忠勝(山田裕貴)、榊原康政(杉野遙亮)が路上喧嘩。忠勝が朝井家家臣を蹴り倒します。――その不始末が発覚し、信長に呼び出される家康と長政。長政の大人の対応により、とりあえず、家康はお咎め無しになります。そこで、信長は「天下一統」を宣言し、「この世を本来のあり姿にする為、我が二人の弟よ、力を貸せ」と申し渡します。↲明智の案内で二条御所に入った家康は、信長が擁立した義昭に謁見。そして、義昭の無法な所業に驚かされます。「征夷大将軍、足利義昭だ」と名乗った後、家康が「徳川」に改名しているのを無視して「松平」と呼び続けます。更に、折角、茶屋から入手したコンフェイトウを取られた挙句、「信長の言うことを良く聞いて幕府に尽くせ」と言って眠りに付きます。↲信長が、若狭から朝倉家(朝倉義景)に攻め入ることを決定。それを藤吉郎秀吉が家康に説明。家康は、そのまま徳川軍を率いて戦いに向かうよう求められます。大義名分としては「幕府反逆による成敗」ということて、信長にすれば「北国見物」です。↲――永禄8年(1565年)、室町幕府将軍、足利義輝が松永久秀に暗殺された折り、義輝の弟、義昭は将軍職を継承。この時、義昭は朝倉義景の後ろ盾で京都奪還を企図しますが、義景は兵を動かそうとせず、それに業を煮やした義昭は、当時、朝倉家臣だった明智光秀を通じて信長に接近。で、信長が義昭を奉じて上洛。その後、信長と義昭は、謁見せよと朝倉義景に上洛を促しますが、それを拒否。信長は、これを足利将軍に対する「反逆」と見做し、織田軍と徳川軍は朝倉家に襲い掛かります。……浅井長政は、越前を支配する朝倉家とは同盟を結んでおり、信長の妹、お市を妻に迎えていたにも拘らず、朝倉側に参陣。「織田信長を討つ!」と、お市に告げた浅井長政は、義兄に当たる信長を裏切る決意を固めます。家康は、「借り」もあって信頼している浅井長政を敵に回すことになります。↲
2023.04.02
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