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■TBS火ドラ10■Eye Love You/第二話(2024.1.30)/「オフィスラブ暴走愛」あらすじ↲留学先の大学院、獣医科学研究科野生生物保全学研究室の飯山利一(杉本哲太)教授の紹介で、デリバリー配達員だったユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)が環境に配慮したお洒落で可愛い商品で人気上昇中のチョコレートショップ、「Dolce & Chocolat.」にインターン生として入社。二ヶ月間の試用期間を経て、特に問題が無ければ本採用になります。本宮侑里(二階堂ふみ)社長は、創立メーバーで専務の花岡彰人(中川大志)にテオとの関係を妙に勘繰られないよう苦慮。そんな折り、テオが自宅で魚を焼いていてスプリンクラーが誤作動放水。水浸しになった部屋の復旧を業者依頼。その清掃復旧に時間を要するということで、その期間中、侑里の自宅に泊まることになるテオ。で、あらぬことを妄想し、ベッドから転がり落ちる侑里。翌朝、疑いを持たれぬよう別々に出社。テオに十分遅れで来るよう指示。↲テオの母が他界した時、「私と一緒に日本に来ませんか?」と韓国の大学で教鞭を執っていた飯山教授に誘われたテオ。飯山はテオを日本での自身の研究室に招き入れ、そして、テオの父親代わりを務めています。実の父親は、テオが幼い頃に離婚。で、環境問題に配慮している会社として、侑里のチョコレートショップをテオに紹介した飯山。環境問題はビジネスの中でこそ改善できる可能性があるとするのが「Dolce & Chocolat.」の理念です。↲入院中の父、本宮誠(立川志らく)と「テレパス能力」による心での会話をする侑里。そこに飯山教授が見舞いに来ますが、侑里を見掛けると踵を返します。――ラッコが油に飲み込まれそうなのを見て海に飛び込んだ侑里。で、それを追って海に飛び込んだ誠が、脳梗塞を発症して身体が動かなくなるのと同時に言葉による意思の疎通が不能な人になっていました。その時の船上に、飯山教授も双眼鏡を持って乗っていました。飯山教授は、ラッコを助けようという侑里と誠の行動を見ていました。↲忠告を聞き入れず、侑里にあざとく迫るテオ。「何の為にそういう事をしているのか?」と問う侑里に、「好きになって欲しくてやってます。だから、早く僕を好きになってください」とテオ。侑里を抱き寄せます。↲
2024.01.30
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■フジ月10/ハートフルホームドラマ■春になったら/第三話(2024.1.29)/「父娘で遊園地。お笑い賞レース」あらすじ↲22年前。妻、佳乃(森カンナ)と死別した椎名雅彦(木梨憲武)。――2024.1.23。娘の瞳(奈緒)との伊豆旅行中、雅彦は突然激しい腹部の痛みに襲われ倒れます。とりあえず、痛み止め薬で事なきを得ますが、その処方薬が「医療用麻薬」であることを知った瞳は「結婚までにやりたいことリスト」を訂正。「ひとり暮らしをする」を消去し「お父さんとこれからも一緒に暮らす」に変更。「大里美奈子(見上愛)と一緒に旅行にゆく」を「お父さんと二人で旅行にゆく」と変更。そして、父の癌の進行を少しでも遅らせようと「食事療法を勉強する」を加筆。↲そんな中、雅彦と瞳の遊園地行に同行していた龍之介(石塚陸翔)の父、川上一馬(濱田岳)がお笑い賞レース(D1グランプリ)に出場。これまで二年連続で予選落ちの一馬。しかし、今年こそは1000組中8組の決勝進出、更にそこで優勝することで結婚を雅彦に認めて貰おうと応援する瞳は神社でお参り。で、残った50組中、たった三人のピン芸人の内の一人として予選通過。準々決勝の舞台に進出。出産予定の女性(姫野美咲)が「杉村助産院」にいる瞳はそれを観に行けませんが、準々決勝からは、ネットの生配信があります。「杉村助産院」の姫野美咲、女児を無事に出産。↲準決勝に進めるのは20組です。観客とネット配信視聴者の投票でそれが決まります。で、残念ながら、一馬は、ここで敗退。「お笑い、止めた方が好いのかな。……これからはちゃんとした仕事を」と一馬。そんな一馬に「お父さんのことを今は一番に考えたいので、結婚は一旦待って欲しい」と瞳。↲その日、一馬のネット配信を見る為に仕事を休んでいた雅彦は、帰宅した瞳に、「あいつ、残念だったね。でも、あれは無理だね。最初がダメだね」と指摘。それでも一馬に「一票」を、ネット投票で入れていた雅彦。で、「性格の良さ、人柄の良さは感じた」と寸評も加える雅彦。「でも瞳、それと結婚とは話は別だからな」と釘を刺します。「分かってる。結婚の話は今は忘れて」と瞳。「えっ、それ、どういうこと?」と俄かに狼狽する雅彦。↲
2024.01.30
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■フジ月9/ファンタジーラブストーリー■君が心をくれたから/第四話(2024.1.29)/「青い春の香り」あらすじ↲逢原雨(永野芽郁)は市役所職員の望田司(白洲迅)に、五感を失なう「奇病」(太陽の奇跡の生還による代償であることは案内人との約束で言えない)により既に味覚が無いと打ち明けます。「朝野太陽(山田裕貴)にそれを言うべき」と司は言いますが、「好きだから言えない。迷惑かけたくない」と、雨。その様子を見ていた日下(斎藤工)は、買い物帰りに腰をさする祖母の雪乃(余貴美子)にだけは本当のことを伝えるべきとアドバイス。五感を失なった後の自身が介護を要する身になることを考えるべきと言います。↲2016年2月。高校の卒業式を間近に控えた雨は、東京でひとり暮らしを始める準備の為、太陽と一緒に観覧車のあるショッピングセンターで買い物。雨が卒業式の翌日に上京することを知った太陽は、「卒業記念に何か欲しいモノない?」と尋ねます。二年先輩の太陽が卒業する時、制服の第2ボタンを貰い損ねたことを残念に思っていた雨は、良い匂い(青い春の香り)がするマーガレットの花束を買って貰います。太陽は、この花の香りを二人の青春の思い出の香りにしようと提案。↲2024年1月。意を決して告白した太陽に、「他に好きな人がいる」と、それを拒否する雨。傷心の太陽が雨の中を帰宅。告白が成功するものと思い込んでいた妹の春陽(出口夏希)、花火職人の柳田達夫(螢雪次朗)は、「振られた」と聞き驚きます。――春陽が雨を訪ねます。で、高校時代に、「おにいには立派な花火師になるという亡くなった母との約束がある。おにいの邪魔をしないで」と言ったことを謝罪。雨の卒業式に兄の太陽が仕事を休んだことを咎めていた妹。妹にそう言われ、それで、東京に向かう飛行機搭乗時間を夜間と偽り、太陽の昼間の見送りを避けていました。太陽の花火師修行を邪魔しないよう、本当の出発時間、午前中の見送りを拒否していました。が、今になって春陽は、「おにいに、もう一度、チャンスを上げて」と雨に懇願。で、春陽が太陽に観覧車のある「みらい長崎ココウォーク」のチケット二枚をプレゼント。次の土曜日、雨は太陽の求めに応じます。雨は悪い子を演じ、太陽に諦めて貰おうと算段し、太陽のデートの誘いに付き合います。その日、夜九時が雨の匂いが失なわれる刻限です。↲まず、太陽を肩透かしする為、司を誘い、司の運転する車で目的地に向かいます。司には、「太陽君に嫌われたいんです。その作戦を手伝って……、26歳になった時、太陽君の花火を見る約束をした。そして、私はパテシエになると約束した。だけど、味覚と臭覚を無くすことで約束を叶えられなくなっている私がいたら太陽君の邪魔になる」と本音を語っていた雨。で、直接、「考え直すつもりはないから。私の好きな人、司さんなの。太陽君には応援して欲しい」と太陽に言う雨。↲大方のことを承知している司が、「観覧車に太陽君と一緒に乗ってあげて」と雨に言い、上司からの仕事上の呼び出しがあったことにして先に帰ります。残された雨と太陽。太陽がマーガレットの花を雨に贈り、そこで花占い。「乗らない。乗る…」と呟きつつ、花弁をカウント。で、花占いは「乗る」になります。マーガレットの花弁は大抵の場合、奇数。よって、最初に言ったことが最後の言葉になります。が、それなのに、偶然、太陽がプレゼントしたマーガレット花は偶数であって、それで、雨は太陽と観覧車に乗ることになっていました。で、観覧車に乗ったものの、太陽が高所恐怖症と分かり、笑う雨。「でも嬉しい。雨ちゃんが笑ってくれたから」と太陽。そんな太陽に、「司さんに告白された。お姫様になれたようで嬉しかった。特別扱いしてくれて、そして、素直な司さんが好き」と嘘を言う雨。↲「みらい長崎ココウォーク」を出て、「約束はこれで終わり。会うのはこれで最後。太陽君には私より相応しい人がいる。私のことは忘れて」と言って、赤い傘を太陽に返す雨。で、別々に帰宅する太陽と雨。列車に乗っての帰路、太陽は涙を零します。そして、雨の腕時計から鼻マークが消えます。雨の臭覚が失なわれます。「日下さん、今から、ばあちゃんに五感のこと話します」と言って帰宅する雨。――祖母の雪乃が、リビングで倒れています。↲
2024.01.29
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■日曜劇場TBS9/サクセスヒューマンドラマ■さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~/第三楽章(2024.1.28)/「田園コンサートの奇跡」あらすじ↲「晴見フィル」の気軽なホームコンサートを提案した夏目俊平(西島秀俊)ですが、それを白石一生(淵上泰史)市長が邪魔立てし、「あおぞら文化ホール(中ホール)」の使用禁止を命令。中ホールの設備点検という名目で、コンサート当日の使用が不能になります。それを文化ホール担当職員の響(芦田愛菜)が「晴見フィル」伝えます。演奏する場所を無くし「晴見フィル」に暗雲が立ち込めますが、それ以前に、メンバー間で演奏を巡って口論が勃発。プロレベルのチェリスト、羽野蓮(佐藤緋美)が、トランペットの森大輝(宮沢氷魚)とティンパニーの内村菜々(久間田琳加)の演奏ミスを厳しく責め、大輝は、「下手糞でゴメンね」と言って途中退席。メンバー間に不穏な空気が流れます。指揮者希望の高校二年生、谷崎天音(當真あみ)は、とりあえず、カフェ「うたカフェ二朗」の店主、小村二朗(西田敏行)の楽器の墓場にあったバイオリンを借りて練習しますが、まともに音が出ていません。↲俊平は第一日曜に行われている朝市(晴見マルシェ)での出前コンサート(屋外演奏)に踏み切り、そこで起死回生の戦略。――ベートーベンの田園第二楽章をチェロとトランペットのみで演奏することを提案。大輝の歌うトランペットに合わせた蓮のチェロ演奏が見事にマッチ。観衆も大拍手。二人の仲が回復します。その後、突然の降雨。その急場に志帆(石田ゆり子)が現れ、それに気付く俊平。志帆は先に息子の海(大西利空)にも街角で目撃されていましたが、海は、母の意図を察して誰にもそのことを言いませんでした。↲「うたカフェ二朗」で出前コンサートの打ち上げをする「晴見フィル」のベテラン勢。若手勢はやる気が出て来て練習とのこと。――彼らが練習に借りた個室に向かうホール担当者の響。「ごはん食べたらすぐ戻って来ま~す」という天音の書き込みがホワイトボート上にあります。で、机の上に天音が二朗から借りているバイオリン。それを手にして誰もいない室で演奏する響。それを聞いた食事帰りの大輝が、その卓越した技術に驚愕。↲その頃、出前コンサートで見かけた志帆に、「もしや?」ということで電話する俊平。↲
2024.01.28
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第四話(2024.1.28)/「五節の舞姫」あらすじ↲散楽演者の紙の面が外れ、それが、藤原道長(柄本佑)が盗賊容疑で検非違使(放免)に捕まった折りの真犯人の直秀(毎熊克哉)。「この人(道長)に謝って! この人はあなた(直秀)に間違われて獄に入れられたのよ」と、まひろ(吉高由里子)に責められた直秀は、「俺は何も悪いことをしていない。放免に追われる者は皆悪い奴なのか?」と、自由な批判精神を語ります。――で、その後、二人きりになった時、まひろは道長に、従六位で官職にも就けないでいる為時(岸谷五朗)の娘であることを明かします。道長も素性を明かそうとしますが、その時、たまたま為時の友人、藤原宣孝(佐々木蔵之介)が通りかかり言いそびれます。で、道長の帰途、塀の上に直秀。「もう散楽には来るな。娘(まひろ)の心を弄ぶのも止めろ。右大臣家の横暴は内裏の中だけにしろ」と忠告。↲安部晴明の占いで円融天皇の譲位と皇太子、師貞親王(本郷奏多)の即位が決定。花山天皇が誕生(984年8月)します。で、藤原詮子(吉田羊)の子、懐仁親王が東宮(皇子)になることも決定。内裏では詮子の父、藤原兼家(段田安則)に挨拶しようと公卿たちが集結。道隆(井浦新)、道兼(玉置玲央)、道長の三兄弟も揃って父に祝いの言葉。この日は散楽の上演日でしたが、道隆に祝いの宴に残るよう厳命され、散楽見物のまひろに会いに行けない道長。――後日、詮子は円融天皇に退位に際しての挨拶。が、円融天皇は「朕に毒を盛って病に至らしめたのは、お前と右大臣の兼家か? 懐仁が東宮となる為、朕は身を引く。されどお前のことは生涯許さぬ。二度と顔を見せるな」と詮子を罵倒。詮子は父、兼家の宴の席に乗り込み、「円融天皇に毒を盛ったのか?」と父の兼家に噛み付きます。兼家はシラを切ります。↲兼家の異母弟、太政大臣、藤原為光(阪田マサノブ)の娘、藤原よし<りっしんべんに氏>子(井上咲楽)が花山天皇(元、師貞親王)に入内。で、師貞親王の漢籍指南役を務めていたまひろの父、為時に好機到来。為時は12年ぶりに官職を得て、こちらも宴。↲銅銭の価値が日々変動していることで、花山天皇が布、胴の値段を一律に定めようと決定。それに反対する兼家が、「それでは世が乱れる。天皇に正しきことを進言すべき」と言って、新たな関白、藤原頼忠(橋爪淳)に申し入れ。すると、花山天皇の叔父にあたり、その側近として重用されている藤原義懐(高橋光臣)が「帝の決定を遂行するのが関白、左大臣、右大臣の役目」と右大臣の兼家に反論。自身の孫にあたる懐仁親王の早期即位を願う兼家は、花山天皇の在位が長くなるのを回避しようと策を弄していますが、とりあえずその目論見は失敗し、立腹。↲まひろは宮中行事に呼ばれ、花山天皇の御前で他家の姫と踊ることになります。本来舞う筈だった左大臣の娘、源倫子(黒木華)が、女好きで人柄も疑わしい花山天皇の目に留まって入内を求められるのを恐れ、まひろに代役を依頼。――まひろは舞いながら公卿たちの中に居並ぶ道長を発見。が、道長は居眠り。隣の公卿が道長を突いてそれを注意。その公卿にまひろは驚きます。まひろの母、ちやは(国仲涼子)を殺害した道兼です。舞が終わり、姫たちの話を聞くまひろ。三郎が右大臣兼家の三男、道長であり、母を殺害した道兼の弟と知り、まひろの意識が遠のき倒れ込みます。↲
2024.01.28
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■日テレ土ドラ10/タイムリミットバトルサスペンス■新空港占拠/第三話(2024.1.27)/「新・脱走」あらすじ↲磯子区、三根山工業(スクラップ工場)の廃屋。獣の罠に嵌り、室内に閉じ込められた武蔵三郎(櫻井翔)。粉砕機に引き摺り込まれてゆく本庄杏(瀧内公美)警部補を救出するには室を出る為の鍵(マイクロチップ)が必要なのですが、それは武蔵の体内(首の後ろ)に埋め込まれています。それを机の上に置かれていた錆びたメスで取り出し、閉じ込められていた室を脱出。そして、すんでのところで本庄を救出。――後日、三根山工業の隠し部屋で沢山の偽造パスポートを発見。顔に包帯を巻いた爆破装置の等身大人形もありました。↲獣のリーダー龍は、次の標的として、かながわ新空港顧問弁護士の米沢秀夫(長田成哉)を指名。ダミー会社、三根山工業の資本(二千万円分の株式)提供者であり、犯罪者の国外逃亡に手を染めていた米沢。莫大なコンサルティング料を得て権力者を嘘で固めた理屈で守るのが米沢の得意分野。米沢のポケット内に「私の正体を獣にバラしたらお前の母親を殺す」と記されたメモがあり、それを米沢は見ています。――「米沢の命を助けたければ、米沢がこの空港で企てている犯罪計画を暴け。本日の開港記念日に、誰を国外(シンガポール)逃亡させようとしていたのか暴け。その人物は、人質の中にいる」と武蔵にヒントを与えます。高圧電流(2千ボルト)に囲まれたランニングマシンを走ることになる米沢。米沢が走り切れるタイムリミットは50分。死のマラソンです。「あなたは、今まで多くの人を海外に逃がして来た。今度はあなたが逃げる番です。止まったら感電死します。得意の走りを見せて」と言って、鶏の重原瀬奈(山谷花純)が銃を構えて走る米沢を監視。県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官の和泉さくら(ソニン)は、国外逃亡人物の特定を急ぎます。↲秘密のVIP通路を抜けて脱出を試みた宇和島健介(濱津隆之)たちでしたが、暗証番号をド忘れするなどの不手際があり、あと一歩のところで獣に取り抑えられます。武蔵の姉で県議の二葉(奥貫薫)が龍の前に引き立てられます。そこで、「お前の兄が何故失踪したのか知りたくないか?」という電話の声は龍であったと気付く二葉。「あなたは兄の何を知っているの?」と尋ねる二葉に、「この空港の全てが嘘だ」と龍。↲逃亡を企てている怪しい人物として、旅行代理店「壬生トラベル」社長という肩書の壬生正雄(手塚とおる)が浮上。この旅行会社はダミーであり、そもそも壬生正雄なる人物は存在しません。で、壬生の顔を整形した美容外科(エーアールクリニック)院長、秋月礼二を特定。数ヶ月前、エーアールクリニックは三根山工業から五千万円(施工費)の入金を得ています。そんなこんなで、壬生正雄の正体が、衆議院議員の北見茂と判明。この北見茂が顔を変えてシンガポールに逃亡しようとしています。↲そういう答えに辿り着いた武蔵が和泉管理官のいる本部指令室に戻ります。保釈中の逃亡犯は壬生正雄こと衆議院議員の北見茂と正解を龍に告げる武蔵。一年前の界星堂病院占拠事件に関与(ハイドラウイルスとP2ワクチン製造計画を主導)して複数の罪(関税法違反、業務上過失致死罪、殺人蔵匿罪及び証拠隠滅罪、脅迫罪、殺人教唆)に問われていましたが、保釈中に逃亡。それを暴いた武蔵。で、死のランニングマシンが停止。米沢秀夫は助かります。が、北見茂への追求は止まらず、北見茂に銃を突き付けた猿の丹波直樹 (岩瀬洋志)が面を外します。丹波直樹は元横浜中警察署地域課巡査。そして、猿が「オヤジ」と呼ぶ虎の面は、元警備部SAT(特殊部隊)管理官の丹波一樹(平山浩行)。「武蔵、一年振りだな」と言って、虎の面を外す丹波一樹。「武蔵、驚いている場合ではない。お前に新たな指令を与える。俺たちはこの男(北見茂)のせいで獣になった。北見の嘘をお前が突き止めるんだ」と丹波一樹。丹波親子は半年前に警察を退職しています。半年前、丹波一樹の妻、愛子が自殺しています。どうやらその死に、北見茂が関わっています。――北見茂が背中を押される形の絞首刑台に導かれます。60分後に台座から落下し、絞首刑になります。60分以内に答え(北見の嘘)を出さないといけません。↲「私の正体を獣にバラしたらお前の母親を殺す」という脅しのメモを米沢のポケットに入れたのは北見ではなく、羊の面の女でした。米沢はその脅しメモにより、国外逃亡を図っている北見の名を龍に言えませんでした。「あんたでも母親は大事なんだな。無様な走りが見れて楽しかった」と羊。で、そのまま死のランニングマシンを走り終えた米沢は、ボロボロになって空港の外に解放されます。↲その頃、武蔵の妻、裕子(比嘉愛未)は、自宅内で松山雄大(ジェシー)の弾丸摘出手術。家庭にあるカッターナイフ、ハサミ、それに裁縫で使う針と糸での手術になります。で、松山の肩から弾丸を摘出、縫合。↲丹波の妻、愛はフリージャーナリストでした。彼女は、半年前の2023.7.8に新伊勢佐木ビル屋上から飛び降り自殺。その数日前、彼女の記事に捏造疑惑が持ち上がり、ネット炎上。それを苦にしての自殺とされますが、愛は高所恐怖症であり無暗に屋上に行ったとは思えない丹波管理官が独自捜査を開始しようという時、上層部が事件性無しと断定。捜査を止めるよう命令。このことが北見議員の嘘とどう関わっているのかが問題になります。↲かながわ新空港社長、天童美香(黒沢あすか)のポケットに、「お前の罪は全て知っている。この中の一人を毒殺しろ。そうすれば罪を見逃して開放する。選ぶのはお前だ」と記されたメモと劇薬「シアン化合物」のカプセルがあり、それを手にする天童。自分を見殺しにしてエレベーターで逃走し、そのことを全く謝罪しようとしなかった秘書の宇和島健介をターゲットに選ぶ天童。↲蛇の駿河紗季(宮本茉由)が一年前、匿名者から「ありがとうございました」というメールを受け取っていました。その差出人に当たりを付ける武蔵。――刑務所に収監されている青鬼の大和耕一(菊池風磨)に会う武蔵と本庄。「お久しぶりです、武蔵刑事。お待ちしていました」と大和。↲
2024.01.28
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■フジ金9/刑事医療エンターテインメント■院内警察/第三話(2024.1.26)/「FAKE it」あらすじ↲阿栖暮総合病院の入院患者、初老の飯塚恵子(髙栁葉子)が行方不明。整形外科の白石日向(工藤美桜)看護師が院内交番に駆け込み、それを報告。外科医の伊藤智(西村元貴)から医材の在庫チェックを頼まれていた川本響子(長濱ねる)は、横堀仁一(市村正親)室長にそれ丸投げし、武良井治(桐谷健太)と一緒に整形外科病棟に走ります。――ほどなく飯塚は見付かりますが、日向は持ち場の病棟を離れたことを先輩看護師の神谷玲子(西山繭子)に注意叱責されます。で、日向が通常業務に戻ろうという時、彼女は仕事上の疲れとストレスからか、呼吸を乱して座り込み、ポケットからメモ紙(「日向さん、頑張って」と記されている)を落とします。武良井は心配しますが、日向は大丈夫と言って業務復帰。↲が、その後、、院内交番に麻酔科医の白石葵(馬場ふみか)がやって来ます。彼女は白石日向の姉です。――同居している妹の日向が半年前から仕事のことを話さなくなり、最近は家にも帰って来ないとのことで、妹が整形外科内で上司のパワハラに悩んでいる可能性があると相談。日向の周辺を内偵することになる武良井。すると、日向に忍び寄るストーカーの影。「日向さん、頑張って」の他、「日向さん、大好き」、「日向さん、ありがとう」というメモ紙が彼女の元に送られていました。まず、入院患者の山村雄輔(矢作マサル)、蛭間諒平(町田大和)のセクハラコンビに対しては、「強制猥褻罪」になると武良井が警告。そして、何かと日向に口喧しく接する先輩看護師の神谷玲子にも話を聞く武良井。↲ストーカー犯を欺く武良井の作戦が実行されます。――「日向さんにはストーカー被害を表立って告発できない理由がある。彼女は、整形外科の麻薬を盗み出していた。仕事のストレスで薬物依存になっていた。それで、それを目くらましで欺く為、<日向さん、頑張って>の他、<日向さん、大好き>、<日向さん、ありがとう>というメモを自身に向けて書いた。つまり、ストーカーは日向さん自身ということになる。ということで、彼女のロッカーと持ち物を調べたいので、こちらに来て」と言って、響子を更衣室に呼び出す武良井。この話は武良井の作り話なのですが、響子の迫真のリアクションを引き出すための作戦です。で、武良井に追い詰められた日向が、メスで武良井を刺殺したという状況を演出。実際は、姉の葵が日向役を演じています。メスは先が曲がる玩具です。が、血塗れの武良井を見て、響子は大絶叫。その声を盗聴器で聞き、清掃員の村松伸夫(桜井聖)がやって来ます。「これは俺が書いたラブレター。日向さんが書いたものではない。……日向さんは俺が守ってあげる。日向さんはここから逃げて」と村松。それを聞いた武良井が「悪いな、死んでなくて」と言って起き上がります。暴れる村松を武良井が取り抑え、ストーカー犯として警官に引き渡します。その間、神谷は村井が仕掛けた犯罪証拠の盗聴器多数を回収。「付き纏いや盗聴で人を守れると思うな!」と武良井が村松に言います。↲院内を自由に動けて盗聴器のコンセントを仕掛けても不自然に思われない存在として真っ先に清掃員の村松をストーカー犯と疑っていた武良井。「あの人(日向)は良くやってるよ。飯塚さんを探す為に真っ先に院内交番に走って行ったのも彼女だったしね」とも証言していて、犯人と確信。日向が院内交番に来た時、その周囲に村松の姿はなく、それで、盗聴行為に気付いていた武良井。↲響子の歓迎会と懇親会から姿を消す武良井。――「すっきりしていないように見えるけど、まだ負担になっていることがあったりして」と武良井が外階段にいる日向に接近。「何のことですか?」と問う日向に、「例えば、榊原俊介(瀬戸康史)先生のこと。半年前、大腿骨頭置換術で入院していた男性患者、ワイドショーの名物コメンテーターの乾井卓(中山克己)が急死した。ちゃんとこれに向き合わないと取り返しがつかなくなるよ。話して貰えないかな? 榊原先生がオペで患者(乾井卓)を殺した時のことを」と武良井。↲「心臓カテーテル検査に関する同意書」があります。――患者氏名、乾井卓。説明医師、前川大樹(近藤頌利)。同席看護師、白石日向。前川大樹というのは、半年前に阿栖暮総合病院を辞めた循環内科医です。彼はカテーテル治療や心臓手術になる可能性が高いことを日向に伝えていました。で、その後、容体が急変した乾井は、榊原の執刀による緊急手術を受け、術後に死亡。↲その頃、一人プールで泳ぐ榊原。険しい顔でプールから上がります。↲
2024.01.27
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■テレ朝木曜ドラマ9/サバイバル医療ミステリー■グレイトギフト/第二話(2024.1.25)/「新たな犠牲者」あらすじ↲より良い医療実現の為の改革を目指し、闇深い医療界の頂点に立つことを決意した明鏡医科大学付属病院心臓外科医、白鳥稔(佐々木蔵之介)教授が暴走。藤巻達臣(反町隆史)が発見し密かに培養していた殺人球菌「ギフト」を使い、理事長の奥野信二(坂東彌十郎)を殺害。そのまま次期理事長に納まる白鳥。藤巻の教授昇格を約束。――「ギフト」により死亡した二人(愛宕克己、安田勝)と同様、奥野も急性心不全が死因とされ、白鳥の目論見は見事に成功。が、警視庁元捜査一課刑事、神林育人(尾上松也)は、奥野理事長の行政(司法)解剖を他の大学病院の剣持教授に依頼。↲重い心臓病で入院する妻、藤巻麻帆(明日海りお)の手術執刀を盾に、白鳥から「ギフト」という殺人球菌の証拠隠滅を命じられた藤巻は、良心の呵責に苛まれながら、解剖される遺体に残るギフト球菌の消滅に努めます。そこに白鳥からの更なる指令として、「私の球菌を勝手に使いましたね。代償を払っていただきます」という脅迫状を書いた真犯人を特定せよと言われます。↲神林同様に奥野理事長の死に疑念を抱く検査技師、久留米穂希(波瑠)が藤巻に接近。急性心不全で他界したとされている安田勝の妻、梢(松山尚子)が亡き夫の跡を引き継いでいる居酒屋で、「藤巻先生は、球菌を持ち込んだ真犯人を知っているはず。誰なのか教えて下さい」と迫ります。「知りません」と藤巻。ともあれ、話の流れで穂希が殺人球菌の培養を手伝うことになります。殺人兵器の証拠物として是非残そうということになります。で、藤巻は、穂希が執拗に球菌を持ち込んだ真犯人を追及している件を白鳥に報告すべきが迷った挙句、場合によっては穂希が白鳥に殺されてしまう可能性を思い、報告しません。そんな時、不審な心筋梗塞死の患者が発生。が、それはギフト球菌が死因ではなく、胸を撫で下ろす藤巻。↲奥野理事長の死について、「事件性なし」と解剖医の剣持教授が判断。が、元捜査一課刑事の神林はこれを殺人と考え、藤巻の元にやって来ます。神林は独特のカンで、白鳥が奥野殺しと確信しています。で、藤巻に「白鳥に不審な動きがあったら連絡して欲しい」と言って帰ります。↲安曇杏梨(倉科カナ)がオーナーの会員制ラウンジ「アルカナム」で、白鳥の理事長就任を祝うパーティー。その頃、藤巻に教授の席を先取りされた白鳥の腰巾着だった心臓外科の郡司博光(津田健次郎)は、愛人の看護師長、鶴下綾香(片山萌美)とホテルで一夜。「これまで白鳥先生には精一杯に尽くして来たのに、ハシゴを外された気分」と零す郡司に、「急性心不全の患者が出たら報告してと藤巻に言われている」ことを報告する綾香。↲病理医の伊集院薫(盛山晋太郎)が、「殺人球菌のことでお話があります。地下駐車場に来てください」と藤巻を呼び出し。伊集院がそもそも球菌を持ち込んだ真犯人かとも思われますが、彼は、ただ白鳥から金を巻き上げようとしているだけであり、「白鳥を脅して一億円を奪おう」と藤巻に持ち掛けます。伊集院は藤巻が球菌を培養しているのを見ていて、それが白鳥の命によるものと知っています。「年度予算は理事長が握っている。そのお零れを貰うだけ。真犯人からの脅迫文だと言ってそれを示し、一億円を貰う。あなたは既に球菌を培養していて人殺しに加担している。今更、善人面するな。嫌なら警察に通報するし、それで奥さんの手術もダメになる。どうする? ……奪った金は折半する」ということで、伊集院の申し出を断れない藤巻。↲「明日の正午までに一億円を用意しろ」と記された真犯人(?)からの脅迫文を白鳥に提示する藤巻。その頃、奪った金を不動産に回す算段の伊集院は、投資物件の内見に出掛けます。伊集院の身を心配した藤巻が彼を追い、そして呼び止めますが、その時、中国茶を飲んだ伊集院は、そのまま路上で死亡。保温庫からギフトを奪い去っていた白鳥が伊集院の温かいポット内の中国茶にそれを混入していました。愛宕克己、安田勝、奥野信二に次ぐ「ギフト」の四人目の餌食です。↲
2024.01.25
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■テレ朝水9、刑事ドラマ■相棒S22/第十三話(2024.1.24)/「恋文」あらすじ↲五通の匿名ラブレターが届いた亀山美和子(鈴木砂羽)は、杉下右京(水谷豊)に差出人の割り出しを依頼。夫の亀山薫(寺脇康文)は、不機嫌モード(?)。そんな中、伊丹憲一(川原和久)と路地裏で鉢合わせした亀山は、菱形状の凶器で喉を切られて死亡している佐藤晴樹(松澤和輝)を発見。被害者は、偶然にも、美和子が行きつけにしているカフェの店員であり、その手には、「亀山美和子様」と書かれた封筒が握られています。が、封筒の中身(便箋)は抜き取られています。捜査に乗り出した右京は、被害者が画家、戸倉充(モト冬樹)の絵画展チケットを所持していたことに着目し、戸倉に会います。戸倉は今でも、12年前に失踪した妻、祥子(岡内美喜子)の捜索を求め、地元警察署の前で座り込みを続けています。祥子は、売れない画家の妻として、昼は家事代行、夜は居酒屋で働いていた折りに、失踪していました。が、祥子には、失踪直前、「男に襲われていた」との目撃証言があり、それで、所轄署では、既に祥子は殺害されたものと見ています。というのも、戸倉のパトロンとして金を借していた画廊オーナーの清水久志が容疑者として浮上したものの、清水はたまたま居合わせた喫茶店内で暴力団同士の抗争(撃ち合い)に巻き込まれて死亡。警察は、祥子は既に清水久志に殺害されたものと見ています。が、戸倉充は何故か妻は生存していると言い張ります。部屋には「内服薬」があり、余命僅かな戸倉充。↲佐藤晴樹の部屋を訪れる右京と亀山。絵の具の残骸が台所に散乱。そして、失踪中の戸倉祥子の他、小学生時に同級生だった長田瑞穂(永瀬未留)からの年賀状があります。――12年前、成城の家に家事代行でやって来た祥子と佐藤晴樹は知り合い、救われていました。祥子が佐藤晴樹が両親から虐待を受けてるのを見て、それを警察に通報。両親は逮捕され、佐藤晴樹は親戚に引き取られていました。佐藤晴樹はそれで助かりましたが、祥子は、家政婦としての秘密保持を守れなかったということで家政婦紹介所をクビになっていました。それで、クビになった祥子にお詫びとお礼を言いたいと、同級生の長田瑞穂に相談し、二人で祥子を訪ねようと出掛けましたが、その時、車に乗り込む祥子の浮気現場を見てしまい、お詫びとお礼は言えませんでした。が、いずれ、何らかの形でお礼をしたいと思っていた佐藤晴樹に頼まれて戸倉の絵画展の手伝い(受付)をしている長田瑞穂に話を聞き、そのあたりの事情を把握する右京。が、佐藤と祥子が12年前に接点があったことを知っているはずの戸倉は、それをひた隠し。↲佐藤は夫の戸倉充を疑っていました。祥子が何時も長袖を着ていたことから、家庭内暴力を受けているものと思っていました。妻の浮気を知った戸倉が祥子を殺した可能性を考えた佐藤。――が、実は、小学生だった佐藤と瑞穂が見た祥子の浮気相手(?)が暴力団抗争に巻き込まれて死んだことになっていた清水久志でした。が、実は、清水は抗争に巻き込まれて流れ弾に当たって死んだのではなく、闇金融の元締めとして恨みを買い暴力団に殺害されていました。狙い撃ちされていました。そして、高利の返済を祥子に迫り、体の関係を強要されていました。浮気とか不倫ではありませんでしたが、その関係性に悩み、自殺を考えていました。↲右京と亀山が戸倉家を再訪。右京がペインティングナイフで「祥子の絵」の絵の具を剥がします。「間違った道だとしても私の気持ちは変わりません」という祥子の失踪前の「書置き」文字が現れます。ペインティングナイフは凶器の予想形状である菱形をしています。ここから佐藤晴樹の血液反応も出るはずです。↲佐藤は、絵画展の受付をしている瑞穂から、「祥子の絵」を出品するよういくら要請されても戸倉がそれに応じないことから、この絵に何かの秘密があると確信。佐藤は、戸倉家から「祥子の絵」を盗み出し、ペインティングナイフで絵の具を削って、祥子の「書置き」文字を発見していました。で、戸倉が祥子を絞殺したものと確信してしまいました。で、親の虐待から救ってくれた命の恩人の祥子の弔い合戦として、雑誌記者の美和子に戸倉を告発する手紙を書いていました。美和子に告発記事の執筆依頼をしていました。そんな佐藤の思惑を察知した戸倉は佐藤のアパートに向かい、佐藤と対峙。「大事な絵を剥がすのは器物損壊、祥子殺しを言うのは名誉棄損」と諭しますが、佐藤はそれを受け入れません。で、「分かった。全て白状する」と言い、安心させておいて、佐藤をペインティングナイフで殺害した戸倉。その後、祥子殺しを指摘した美和子宛の手紙を奪っていました。「祥子の絵」も回収し、祥子の「書置き文字」の上に絵の具を重ねていました。それを右京が剥がしました。↲「間違った道だとしても私の気持ちは変わりません」というのは、「もう終わりにしたい」という意味の遺書でした。夫を支えることが祥子の喜びでした。「自殺するという気持は変わりません。どうかお元気で……」という祥子の最後の夫宛てのラブレターでした。――戸倉も、祥子が自殺したことを分かっていました。祥子が何時も長袖を着ていたのは、手首の躊躇い傷(リストカット)を隠す為でした。で、戸倉には、「もう68歳。……彼女が生きているということにして、そういう希望を持って死にたかった」ので、所轄署の失踪捜索を求めて座り込みを続けていました。↲戸倉家に近くの山中で、戸倉の予測通り、祥子の自殺遺体が発見されます。――で、冒頭の五通のラブレターは亀山が書いたものでした。それを初めから分かっていた上で、美和子は、その差出人の割り出しを右京に求めていました。↲離婚した元妻で、「花の里」初代女将の宮部たまき(高樹沙耶)宛に手紙(ラブレター?)を書く右京。↲
2024.01.24
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■TBS火ドラ10■Eye Love You/第一話(2024.1.23)/「年下の純情韓国人」あらすじ↲12年前、「きりたっぷ岬」にラッコを見に行く本宮侑里(二階堂ふみ)と小さな洋食店を営む父の誠(立川志らく)。誠は妻を亡くして以来、男手ひとつで侑里を育て上げていました。で、ラッコをより近くで見ようと遊覧船に乗ります。すると座礁した沈没船が油を流出している場面に遭遇。二匹のラッコが油に飲み込まれそうなのを見て、侑里がその救出に海に飛び込みます。で、廃棄された魚網が足に絡まり海底に沈む侑里。それを父の誠が救出したものの、父は再起不能状態に陥っていました。脳梗塞で身体が動かなくなるのと同時に意思の疎通が不能になります。が、それでも、「ゆりのせいじゃないよ。ゆりが無事で良かった」という父の心の声が聞こえます。父の身体が動かなくなるのと引き換えに、目を合わせた相手の心が読める「テレパス能力」が侑里に備わります。↲現在、チョコレートショップ「Dolce & Chocolat.」社長の本宮侑里は、大学同期の専務取締役、花岡彰人(中川大志)、腕利きのショコラティエの池本真尋(山下美月)らと同社を設立。広報担当の仁科明日香(鳴海唯)、経理と総務担当の亀井茂夫(ゴリけん)、そして、新入社員の相原虎太郎(絃瀬聡一)らのスタッフと充実した日々を過ごしています。ただ、侑里の「テレパス能力」は会社経営には役立ちますが、恋愛には上手く作用しません。本心が見えてしまい辛くなります。「相手の心の声が聞こえる」と告白した初恋の慶太からは、「何それ、怖いし気持ち悪いし」という心の内が見えてしまい愕然。↲そんなわけで恋愛を断念している侑里の日々の楽しみは、デリバリーの美味しい食事。お気に入りは韓国料理。で、そんなある日、日本に来て二年目の韓国人留学生(大学院/獣医科学研究科野生生物保全学専攻/飯山利一<杉本哲太>教授の研究室に在籍)でデリバリー配達員のバイトをしているユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)と知り合い目が合うと、やはり、テオの心の声が聞こえます。が、それは韓国語。テオの話し言葉は、ややたどたどしい日本語なのに、心の声は韓国語であって、侑里にはそれが理解できません。「テレパス」能力が有効に働かず、テオとのもどかしい恋が動き出します。↲テオが自宅で作り置きのスンドゥブを腹ペコの侑里に差し入れ。その返礼にチョコをプレゼント。多津美ビルに住むテオを訪ね、スンドゥブを容れたスープジャーの返却。そして、そこで、再び手作り料理を振舞うテオ。「ゆりさんは、お腹が空くと怒るんですね。エナジーチャージ出来ましたか?」と問われ、「はい、満タンです」と侑里。――テオの部屋には沢山のラッコグッズ。それで、テオは大学院で絶滅危惧動物研究をしており、絶滅危惧のラッコが大好きであると侑里は知ります。↲テオのデリバリー配達のバイトが最後の日。腰を痛めた大家に代わり屋上の落ち葉掃除を一緒にやることになる二人。ブロワバキュームが落ち葉を空中に舞い上がり、「奇麗です」とテオ。「ゆりさんは会うたびに変わる。だからもっとゆりさんのことを知りたくなる。……また食事を作ります。カレーは好きですか? チャーハンは好きですか? 僕のことは好きですか?」とテオ。「失礼します」と侑里。↲「Dolce & Chocolat.」のインターンとしてテオが侑里社長に挨拶に来ます。「ゆりさん、また会いましたね」とテオ。↲
2024.01.24
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■フジ月10/ハートフルホームドラマ■春になったら/第二話(2024.1.22)/「娘と伊豆へ/父の死ぬまでにやりたいことリスト」あらすじ↲椎名瞳(奈緒)の「結婚までにやりたいことリスト(一人暮らしをする。親友の美奈子<見上愛>と旅行に行く。料理教室に通う。父にカズ君との結婚を認めて貰う等)」に倣い、雅彦(木梨憲武)も六つの「死ぬまでにやりたいことリスト(伊豆に行く。神<じん>に謝る。遊園地ではしゃぐ。ホームパーティーをする。タイムカプセルを開ける。英語をマスターする。プラス追加として、カズマルを瞳から追い払う)」を作成。それを見た瞳は、自分という家族がいながら、なぜ雅彦がこうも簡単に死を受け入れるのか分からなくなります。で、桜鈴会病院の緩和ケア医の阿波野弘(光石研)を訪ね、雅彦の本当の気持ちを推察。↲それでも父の覚悟を理解できない瞳は、癌治療を受けさせる為の作戦として、料亭での四者面談を実施。瞳の立ち合いで、川上一馬(濱田岳)を雅彦とその姉の神尾まき(筒井真理子)に面談させます。で、東大(文1)中退でバツイチ(浮気され離婚)子(龍之介 )持ちの一馬のダメダメぶりを浮き彫りにして、死んでも死に切れないという状況に導こうとします。「僕が娘さんを不幸にします」と故意に言い間違いをし、雅彦を大いに怒らせて、その怒りが生きるモチベーションになればと考えます。で、一馬に大袈裟にダメ人間を演じさせて、雅彦に治療を受けさせようと企てた瞳とまきでしたが、雅彦はその作戦を見抜いています。↲「瞳へ/今度の火曜日、伊豆に行こう。カメラを忘れずに/父」というメモ書きを見る瞳。――伊豆旅行で海岸の砂浜を歩く父と娘。大学三年(41年前)時、雅彦は海の家でアルバイト。「そこで、隣の海の家でバイトしていた大学一年生のお母さんに出会った。一目惚れした。夏が終わりバイトが最後の日、電話番号を聞いた。で、そこから十年間、片思いを続け、三十一歳になった時、もう友達というんじゃなくて好いよと言ってくれて、それで結婚できた」と雅彦。雅彦が妻との当時のツーショット写真を瞳に見せます。妻のお腹が大きくなっていて、瞳がそこにいる写真です。↲「お父さんは何故、お母さんを好きになったの?」と問う娘に、「一目惚れだから理由は無い」と返答。それに対し、「私はカズ君を好きになった理由がある。私は<ドンマイ、ドンマイ、僕は好きだよ>というカズ君の持ちネタで救われた。病院で助産師をやっていた時、担当妊婦が切迫流産で来院。結局、赤ちゃんはダメだった。だから、思わず、<異変に気付いてあげられなくでゴメンなさい>と言った。そしたら、旦那さんがそれを聞いていて、<病院にミスがあった>と言い出した。訴えるということになり、ドクターや先輩からは軽はずみな発言を叱責された。結局、訴えは取り下げられたが、院長にも発言を咎められ、病院での勤務が辛くなった。そんなドン底状態を救ってくれたのがカズ君だった」と瞳。一年三ヶ月前、病院で問題が発生して助産師として働けなくなり落ち込んでいた時、誘われてお笑いライブを観た瞳。その直後、偶然喫茶店で一馬と再会した瞳。笑いを完全に忘れた生活の中で、笑いを取り戻させてくれたのが一馬であり、それをキッカケに「杉村助産院」に転職したという話を父に伝える瞳。「お父さんがお母さんのことをずっと好きなように、私は優しいカズ君が大好きなの」と父を説得。↲瞳の写真撮影中、雅彦は、「治療を受け始めたら、俺は癌と闘うだけの人になってしまう。それで一年二年を生きるより、残り三ヶ月、仕事をしていたい。お前の父親でいたい。分かってくれ」と言います。で、タイマー撮影での父娘ツーショット撮影の連写中、突然、腹を抑え「痛え」と言って雅彦が蹲ります。↲
2024.01.23
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■フジ月9/ファンタジーラブストーリー■君が心をくれたから/第三話(2024.1.22)/「初恋の想い出」あらすじ↲「長崎ランタンフェスティバル」名物のひとつ、恋愛成就の願い事を書くとそれが叶うという恋ランタン。――高校時代、「ランタン祭り」の実行委員を務めた朝野太陽(山田裕貴)と逢原雨(永野芽郁)。雨は、「好きな人の最愛の人になれますように」という願い事を記していました。↲日下(斎藤工)が、ひとつの五感が失なわれると、その翌日の深夜0時に次に失なわれる感覚とタイムリミットが謎の腕時計に表示されることを告げます。そして深夜0時。雨の腕時計には「鼻(=臭覚)」のマークと11日後の午後9時というタイムリミットが表示されます。視覚、聴覚ではなかったことにホッとしている雨に、日下は、嗅覚はただ匂いを感じるだけではなく、もっと大切な意味があると告げます。匂いにより人は過去のかけがえのない記憶が蘇ることを教えます。――その後日、長崎市役所で働く望田司(白洲迅)に、結婚式場での短期バイトを紹介される雨。そこで、香水などの匂いの大切さを知ります。街中のグレープの匂いで高校時代の太陽の姿が蘇ることも分かります。↲祖母の雪乃(余貴美子)は脊椎に癌を抱えていて、余命半年と言われていましたが、既に一年を経過。そんな雪乃が太陽に、「雨の幸せを……」と依頼。それを受けた太陽は、「明日、ランタン祭りに行かない。伝えたいことがある」と雨を誘います。「愛の告白か?」と雨は浮足立ちます。が、とりあえず、「明日は結婚式場でのアルバイトがある。でも、八時には行けると思う。待っててくれる?」と返答する雨。↲翌日、結婚式場でのアルバイト終了後、司に食事を誘われますが、それを断り、帰宅しようという雨。太陽の待つ場所に行けない雨。「食事を作れないし言葉も交わせないのだから、太陽も自分も幸せにはなれない」と考えている雨。「しかし、幸せな思い出は作れる。人は一生忘れられない思い出を持てる」と千秋がアドバイス。――太陽の元に走る雨。約束の時間を一時間経過した九時過ぎ、太陽の元に到着。「君のことが大好きだ」と言う太陽。「ありがとう太陽君。私ね、好きな人がいるの。太陽君じゃなくて、もっと好きな人がいるの。だから、あなたの気持ちには応えられない。でも、凄く嬉しい。だから、太陽君が好きと言ってくれたことは忘れない。私の一生の思い出になる」と雨。……五感を無くした暗闇の中で一人ぼっちになっても、好きと言われた思い出があれば、生きてゆけると考える雨。そんな雨に同調し、「あの子が幸せになれる道を彼女と一緒に探します」と日下に宣言する千秋。↲一人で帰路に着く雨の前に司。「一人で頑張れると思ったけど辛い。五感を無くすことが怖い。思い出だけで生きて行こうというのは怖い」と打ち明けます。苦しみを打ち明けられた司が、雨を抱き締めます。↲
2024.01.22
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■日曜劇場TBS9/サクセスヒューマンドラマ■さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~/第二楽章(2024.1.21)/「エンディングオーケストラの逆襲」あらすじ↲渡仏している筈の夏目志帆(石田ゆり子)は、街から外れた怪しげな山中の館で晴見フィル団長で市役所観光課職員の古谷悟史(玉山鉄二)と密会。志帆は五年前から関係が悪化している俊平(西島秀俊)と響(芦田愛菜)の父子関係の修復を願い、嘘を言って海外(オーストリア・ウィーン)から俊平を呼び戻していました。↲廃団真近な晴見フィルの指揮者を引き受けた俊平は、白石一生(淵上泰史)市長から三ヶ月後の「あおぞら文化ホール」閉館と、「晴見フィル」廃団を念押しされます。そして、上司の滝田(山本圭祐)から、「晴見フィル」が40年以上に亘って収集した大量の楽譜の撤去係を命じられる響。古谷団長とトランペット奏者で楽譜係でもあった森大輝(宮沢氷魚)は大いに落胆しますが、俊平はそれに構わず、新しい演奏曲と新メンバー募集を提案。で、ティンパニー奏者の内村菜々(久間田琳加)が熱狂的に推すチェリスト、羽野蓮(佐藤緋美)の勧誘に向かう俊平。彼は今、クラシック音楽を諦めて父の工場を手伝っており、簡単に入団拒否。その一方では、高校二年の谷崎天音(當真あみ)が「指揮者希望」で入団の申し込み。彼女は全く楽器が出来ません。「指揮者になりたいのなら、まず演奏者の気持ちを知る為にも、一つの楽器をやるべき」と俊平に言われ、天音は了解。彼女はバイオリンを選択し、指揮者見習いとして入団。更に、有名フィルで試用期間中だったプロフルート奏者の倉科瑠李(新木優子)が、オケの調和を乱すとの理由でクビになり、「晴見フィル」に主席フルートとして復帰入団。そして、今でも工場内でチェロ演奏を続けていて、クラシック音楽を諦めたというのが嘘だった羽野蓮も「三ヶ月だけなら」と加入。で、メンバーが揃います。「アパッシオナート! 情熱を胸に音楽を楽しみましょう」と俊平。↲下校時に変装して歩く母の志帆を発見する海(大西利空)。渡仏している筈なので、「母ちゃん?」と訝ります。↲「コンサートをやりましょう」と、「晴見フィル」メンバーに告げる俊平。――五年前、ウィーンで聞いた響のバイオリン演奏を思い出す新加入の羽野蓮。入団時、俊平らが勢揃いしている「晴見フィル」メンバーの前に案内してくれた観光課係の響のことを、彼は、何処かで会ったものと考えていて、それを思い出したチェロの羽野蓮。↲
2024.01.21
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第三話(2024.1.21)/「謎の男」あらすじ↲永観二年(984年)春。↲藤原道長(柄本佑)が盗賊と疑われ、まひろ(吉高由里子)の目の前で検非違使(非法違法を検察し犯罪人を摘発する役人)に捕まります。で、とりあえず疑いが晴れて釈放。が、右大臣の父、藤原兼家(段田安則)は、円融天皇(坂東巳之助)に入内した道長の姉の詮子(吉田羊)の子、懐仁親王(後の一条天皇)が東宮にという大変な時期なのだと諭し、強く叱責。一方のまひろも、父の為時(岸谷五朗)に背いて外出したことで自宅謹慎処分。そんな時、まひろの家の塀の上に検非違使に追われていた盗賊の直秀(毎熊克哉)が現れ、「あいつ(道長<三郎>)は無事だ」と伝えます。外出不能のまひろは、弟の太郎<藤原惟規>(高杉真宙)に、気になる道長の素性、動向を探らせます。↲宮中で宿直する道長。藤原公任(町田啓太)、藤原斉信(金田哲)と雑談。公任と斉信は左大臣、源雅信(益岡徹)の娘、源倫子(黒木華)の婚姻の話題を持ち出します。「わしは興味は無いな」と道長(が、この後、倫子は道長の嫡妻)。↲毒を盛られた円融天皇が重い病に罹ります。道兼(玉置玲央)が配膳の女房を使って天皇の食事に毒を入れた疑いが浮上。蔵人頭(頭中将)の藤原実資(秋山竜次)が毒物を混入したと疑われる女房を尋問。道兼は実資の動きを父兼家に相談。兼家は女房が口を割らぬよう体の関係を続けた上で、厳しく監視せよと道兼に指示。それに前後して、兼家の特命を帯びている安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が円融天皇に重病を理由に譲位を打診。円融天皇は、毒を盛られたことに勘付きながらも、とりあえず我が子が東宮ということなので、それを受け入れる意向。↲父、為時が左大臣、源雅信の屋敷(土御門殿)で催される和歌の勉強会にまひろを差し向けます。その目的は源雅信の娘、倫子の動向を探る為であり、それは、右大臣の兼家からの特命でした。兼家は、既に、次男の道兼に対し、円融天皇の食事に体調不良に至る毒を仕込むよう命じていました。それを実行する配膳の女官を誑し込むよう指示していました。その二の矢として、格上のライバル、左大臣をも追い落とそうと企んでいます。で、為時の娘のまひろを間者として送り込むよう指示していました。で、この和歌の会は、倫子、彰子の女房、赤染衛門(凰稀かなめ)が主催。そこで、為時の縁戚に当たる倫子の母、藤原穆子(石野真子)がまひろを一同に紹介。身分の低いまひろを見て困惑する者がいる中、倫子は温かくまひろを迎え入れます。「和歌は心の美しさが全てです」と倫子。↲その会からの帰宅後、倫子が東宮様の后になろうという兆しがあるか否かを、まひろに尋ねる父の為時。倫子の動向を探る患者にされているとまひろは気付きますが、そのまま土御門殿での和歌の勉強会に通い続けます。その帰途、散楽の鑑賞中、その場に道長もやって来ます。で、散楽演者の紙の面が外れます。その散楽演者は、道長が盗賊容疑で検非違使に捕まった折りの真犯人、直秀です。まひろが、それに気付きます。↲
2024.01.21
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■日テレ土ドラ10/タイムリミットバトルサスペンス■新空港占拠/第二話(2024.1.20)/「新・交渉」あらすじ↲蛇の仮面の駿河紗季(宮本茉由)が、「また交渉人になって貰います」と武蔵三郎(櫻井翔)を指名。武蔵の姉、二葉(奥貫薫)県議に向けてロシアンルーレットの要領で牛の仮面が引き金を引き、それを断れば姉の命が無いということで、武蔵は交渉人を引き受けます。因みに、駿河紗季は寿退社ということでしたが、結婚相手の織田拓なる人物は存在せず架空の人物と判明。そして、SIS(県警刑事部捜査一課特殊班)に入る際の経歴も捏造。――交渉人になった武蔵は指揮本部に戻されることになり、ダクトから時限爆弾付きで外に放り出されます。そのタイミングで、SIS管理官の和泉さくら(ソニン)の指示で空港への侵入経路を探していた突入偵察班がダクトを進んでいましたが、物音に気付き急ぎ退却、脱出。その直後、爆弾を抱いた武蔵が滑り落ちて来ます。で、爆弾処理班の河内(松本哲也)が武蔵に巻き付けられていた爆弾を外し、で、武蔵が爆発物処理箱にそれを封入して事なきを得ます。↲兎の仮面による「獣ちゃんねる」ライブ配信が開始。程なく20万人が視聴し交渉開始。大勢の一般乗客ら人質は国際線出発口から解放されます。残された人質は、武蔵の姉で県議の武蔵二葉(奥貫薫)、かながわ新空港社長の天童美香(黒沢あすか)、天童の秘書の宇和島健介(濱津隆之)、地元大手建設会社(白河組)会長の白河 巌(俵木藤汰)、かながわ新空港と白河組の顧問弁護士の米沢秀夫(長田成哉)、パイロットの久留米勝利(富川一人)、客室乗務員(CA)の庭瀬美月(結城モエ)、佐伯野々花、桃山岳斗、森埼恵太、矢代彩奈、そして、たまたま空港に居合わせた謎の男、壬生正雄(手塚とおる)の十二名。で、鶏の仮面がこれらの人質たちに銃を突き付け、「白河会長、時間です」と言って、新空港建設を取り仕切った白河会長を引き立てます。「白河巌は一年前、大きな嘘を付いた。その嘘を突き止めろ!」と武蔵に要求する龍。水槽に入れられた白河。その水嵩(みずかさ)が増してゆくことで、あと53分で溺れ死にます。――一年前、白河の秘書、新見百花が睡眠薬自殺。睡眠薬を飲んでそのまま自宅の風呂場で溺れ死んでいました。彼女には一千万円の横領容疑をかけられ、世間の誹謗中傷に曝された挙句の自殺でした。横領を認めて謝罪する遺書もありましたが、それは書き換えられたものでした。で、横領(共犯)容疑で告訴されたのは、新見百花の他にもう一人いて、それが同僚秘書だった重原瀬奈(山谷花純)。↲水嵩が増して白河が溺死する三分前、武蔵が白河の嘘を解明。――新見百花は白河会長から執拗なパワハラを受けていました。それで、そのことを労組に訴えましたが、会長に牛耳られている労組は、そんなものは無いと判断。それで納まればまだ良かったのですが、白河はパワハラを訴え出た新見百花を許さず、横領の濡れ衣を着せました。白河は百花に横領の罪を着せて葬っていました。そして、百花の遺書を捏造するよう指示していたのが人質の一人、米沢秀夫弁護士でした。↲鶏の仮面が、百花の同僚秘書、重原瀬奈でした。先に爆死していた鶴田輝幸と鹿野芽衣は、米沢弁護士の裏で動き、ネット上に誹謗中傷を撒き散らし、そして、百花の遺書の書き変えを実行していました。それを知った瀬奈は、百花の死に加担した二人を雇い、武蔵を襲撃させていました。で、雇われた二人は武蔵を拉致。その後、瀬奈は、「お前らは新見百花を殺した。それを認めて自首すれば命だけは助けてやる」と二人にメール。が、鶴田輝幸と鹿野芽衣は罪を認めようとせず、それで瀬奈によって爆殺されていました。――「嘘を認めて自首するか、それとも死ぬか?」と龍に問われ、「横領も遺書も、全部私がやらせた」と自白する白河。龍が水槽に銃弾を撃ち込み、白河は溺死を免れます。で、白河は人質解放。どうやら、今回は、嘘を暴くのが「獣」らの目的です。「この国には嘘が溢れ返っている。蔓延する嘘を暴く。刮目せよ」と龍。↲エレベーターを稼働させる暗唱コードを知る宇和島から秘密のVIP通路で脱出する人質の面々。宇和島に次いで、美月、久留米、桃山、壬生と次々に脱出。残りが二葉、天童、米沢の三人になったところで、監視モニターにより、人質人数の減少に気付かれます。天童が皆の待つエレベーターに走り、それを猪の仮面が追います。で、天道がエレベーター手前で転倒。宇和島が「社長、すみませ~ん」と言ってエレベーターのドアを閉めます。結局、二葉、天童、米沢の三人が人質として取り残されます。↲磯子区の三根山工業(スクラップ工場)に潜入する駿河紗季と重原瀬奈の映像が見付かります。「獣」のアジトの可能性があります。武蔵と本庄杏(瀧内公美)警部補が現場に急行。武蔵が室に入ると固定電話の着信音が鳴り、受話器を取ると、「ようこそ武蔵三郎」と龍の声。その時、室の施錠音が鳴り、武蔵は部屋に閉じ込められます。室の外では、ブザーが鳴り、本庄が足をロープに取られ、粉砕機に引き摺り込まれようとしています。「その女を助けたければ、まず部屋を開ける鍵を取り出せ。鍵はお前の体の中だ」と龍。拉致監禁された際に、武蔵の体内に埋め込まれたマイクロチップが室を開ける鍵だと言う龍。傍らの机の上に錆びたメスが並んでいます。↲その頃、謎の男、松山雄大(ジェシー)に拉致された裕子(比嘉愛未)は、娘のえみり(吉田帆之華)が待つ自宅に連行されます。松山が、「ここで手術しろ!」と、撃たれた銃弾の摘出手術を裕子に命じます。↲
2024.01.21
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■フジ金9/刑事医療エンターテインメント■院内警察/第二話(2024.1.19)/「ghost(幽霊事件)」あらすじ↲武良井治(桐谷健太)と川本響子(長濱ねる)の院内パトロール中、病室入り口に盛り塩。室内では清宮松雄(でんでん)が、昨夜、トイレで長い髪の女性の幽霊に遭遇したと他の入院患者たちに語っています。「怖くてトイレに行けないので何とかして」と頼まれる武良井。↲外科の術前カンファレンスでは、悪性心膜中皮腫の患者の手術を担当することになっていた外科医の上條萌子(玄理)が、オペ前日になって執刀医を降ろされ、外科部長の倉田雄二(神尾佑)に、その理由を尋ねます。萌子に代わって執刀するのは、天才外科医と称される榊原俊介(瀬戸康史)。「毎回、榊原先生に難しいオペを奪われていたらこの病院の外科医は育たない」と萌子。と、榊原は、「昨夜、患者本人から執刀を依頼されたのです」と萌子に言い、患者(野田正)本人の「手術同意書」を提示。実は、個別に野田に会い、萌子のオペ経験の少なさを指摘し、自らのオペを売り込んでいた榊原。↲阿栖暮総合病院に「荒くれガンキチ」の異名を持つ国会議員の岩井幸吉(ベンガル)が体調不良を口実に入院。岩井は、NPO法人への暴言で批判を浴びて炎上。その追求を逃れる為の仮病の入院です。倉田外科部長は、特別室に入った岩井の特別警護を武良井に命じ、マスコミ追及を遮断せよと指示。そして、その形だけの担当医(主治医)に萌子を指名。↲ところが、病室内の岩井議員が盗撮され、それがニュース報道されて入院がバレます。それを許した院内交番に怒りを向ける倉田外科部長。「盗撮犯を特定せよ。それが出来なければ、予算の無駄遣いとして院内交番は廃止する」と宣告されます。――結局、盗撮犯は小遣い稼ぎの車椅子の入院患者(田中)。↲度々むせかえる様子を見せる岩井議員に対し、萌子が精密検査を求めます。で、大動脈瘤を発見。破裂の危険があります。即刻のオペということになりますが、この執刀も榊原が行なうと倉田外科部長が決定。「私は、父を犠牲にしてまで医者になる価値はあったのか」と自問自答する萌子。――萌子の父(久志)は、萌子を医大に行かせる為に働きづめで過労死していました。零細の「上条工業所」を経営していた父は、家の経済状態を知って大学進学を諦めていた萌子の夢を叶える為に頑張り、萌子の受験勉強中に急死。父は大学に行きたかったのですが、どうせ家業の工場を継ぐのだから進学は無用と親に言われ、大学には行けませんでした。だから、娘には大学に行って貰いたかった父。そんな父に、萌子は、「本当は医者になりたい。医学部に行かせてください」と頭を下げ、それが叶えられていました。↲で、幽霊騒ぎは萌子の行動でした。――深夜、秘かに、空いている301号室で担当患者、野田の悪性心膜中皮腫手術のシュミレーションをしていました。それを清宮に見られていました。↲榊原の執刀と決まっていた岩井議員が、「病気を見付けてくれた上条先生に任せたい」と言い出します。で、上條萌子のオペが無事成功。「ありがとう先生」と岩井。復帰した岩井は、厚生労働大臣に就任。――院内交番は存続します。↲
2024.01.19
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■テレ朝木曜ドラマ9/サバイバル医療ミステリー■グレイトギフト/第一話(2024.1.18)/「真犯人は誰?」あらすじ↲明鏡医科大学付属病院に検査入院していた元総理大臣、愛宕克己(山田明郷)78歳が急死。一年前、僧帽弁形成手術で経過は順調でしたが、術後の検査入院中に他界。右頸部に黒子(ほくろ)状の斑点が浮き上がっています。同院の病理医、藤巻達臣(反町隆史)は死因を調べる為、愛宕を解剖。遺産相続を巡って愛宕の愛人、安曇杏梨(倉科カナ)と揉めている本妻らの遺族は、杏梨による殺人事件ではないかと疑います。検査技師、久留米穂希(波瑠)も他殺の可能性を指摘します。遺体を調べた藤巻は、右頸部に残る謎の黒ずみに着目。採取した液状検体から未知の球菌を発見。が、不思議なことに球菌は採取して一時間を経過した頃、自然消滅。どうやら30度以下の温度低下で球菌は消滅します。世界中の人々の命を危機に曝すテロ行為にも有効な殺人球菌の可能性があります。最悪の事態を危惧した藤巻は、「急性心不全」ということで穏便に処理したい意向の理事長、奥野信二(坂東彌十郎)の許可を得て、新たな液状検体の採取に着手。↲藤巻達臣の妻、麻帆( 明日海 りお)は重度の心臓病を抱えて入院中。明鏡医科大学付属病院心臓外科教授の白鳥稔(佐々木蔵之介)と心臓外科医の郡司博光(津田健次郎)が担当医として回診。因みに、元看護士の麻帆は、郡司の元カノ。――麻帆の治療には「心臓細胞シート」の導入が必要不可欠なのですが、その実施(治療法)許可を厚労省が保留にしていて、なかなか治療が進捗していません。↲愛宕の愛人、安曇杏梨がオーナーの会員制ラウンジ「アルカナム」で奥野理事長と会う藤巻。愛宕の死を何者かが意図的に球菌入りの液体を飲ませた殺人と考える藤巻。それを否定する奥野理事長。奥野理事長は、「球菌の性質は? 感染経路は?」と藤巻に問い、警察通報を禁じた上で、その解明を命じます。そこで藤巻は、妻の病気回復を願い、「心臓細胞シート」の使用許可を早急に厚労省に取り付けることを条件に、警察通報しないと約束。で、奥野理事長が「心臓細胞シート」の許可を即座に峰岸厚労大臣から取り付けます。麻帆の心臓病完治に光が見えます。――その後、愛宕の遺体の胃粘膜にダメージがあることが分かり、感染経路としては口腔から球菌が入ったものと確定。↲そんな最中、院内では新たな患者(安田)の不審死。何者かが意図的に球菌を投与したことによる連続殺人が疑われます。愛宕と同様、右頸部に黒子状の斑点。藤巻は球菌を採取。再び、警察通報ではなく、犯人を特定せよと奥野理事長に厳命された藤巻は、奥野との理事長選挙に敗北していた白鳥稔に相談。白鳥に「殺人球菌」のことを話します。「奥野理事長の非道を許さず、一緒にこの病院を守りましょう。……まずは、この球菌を培養保存して、これを証拠として残しましょう。それで、次期総会において、理事長解任動議を出せます」と白鳥。で、藤巻は球菌の培養に成功。↲奥野理事長が、会議中に呼吸が止まり倒れます。頸部に黒子状の斑点があります。――誰もいない場所に移動し「水差しに球菌を入れたんですね?」と藤巻が白鳥に尋ねます。「私がトップに立ち医療改革をする。これは神が与えた偉大なるギフト」と全く悪びれることの無い白鳥。ともあれ、総会規定により、次点だった白鳥が繰り上がって、次期理事長に就任。↲警視庁捜査一課の月足修平(濱正悟)刑事が藤巻と白鳥の前に現れ、奥野理事長の死について尋ねます。「不審死ではなく、急性心不全」と口を揃えて断定する白鳥と藤巻。と、藤巻の元に消印のない脅迫状が届きます。「私の球菌を勝手に使いましたね。代償を払っていただきます」とあります。「犯人は病院内にいる。私は殺されるかも知れない」と藤巻が呟きます。↲
2024.01.18
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■テレ朝水9、刑事ドラマ■相棒S22/第十二話(2024.1.17)/「惡の種」あらすじ↲豊島区池袋の地下道でフランチャイズ弁当(24弁当)店長、吉口秋夫(古賀清)の遺体。何者かと揉み合って階段から転落し、頭を痛打したものと思われます。遺された手帳には、本部社員による様々なパワハラの実態が記録されています。意味不明な「ワイアット」という書き込みもあります。捜査一課の伊丹憲一(川原和久)らは、本部担当社員の内田隆一(前原滉)に話を聞きますが、実際に吉口店長を指導していたのはアシスタントに過ぎない内田自身ではなく、先輩の商品開発部チーフ、河野(西口泰央)とのこと。そして、内田は、吉口が書き遺した「ワイアット」という言葉に心当たりは無いと供述。内田のリポートには、「食物連鎖」という付箋の書き込み。そして、後に、河野からのパワハラ被害を告白。因みに、河野は吉口店長の死後、退職届を提出して行方不明。後に捜査一課に確保されますが、アリバイあり。↲杉下右京(水谷豊)は、被害者の吉口が磨かれたように奇麗な硬貨を財布に入れていたことに注目。亀山薫(寺脇康文)と共に被害者宅を訪問し、妻、吉口則子(杉山薫)や、近隣住民、緒方(三島ゆたか)日暮里三丁目町内会長に聞き込み。で、一年前、近隣で身元不明のホームレス殺害事件が起こり、これが未解決と知ります。殺害現場に小銭が散らばっていたことから、ホームレス同士の金銭トラブルかとも推測されています。が、右京は、吉口の所持していた小銭が奇麗に洗われていたところから、吉口が小銭を入れたレジ袋でホームレスを殴り殺害。散乱した小銭をできるだけ掻き集め、それを持ち帰って付着した被害者の血痕を洗浄したものと推察。そして、証拠隠滅の為、その凶器の小銭を使い切ってしまおうと少しずつ財布に入れていたものと考えます。その後、実際に、吉口の財布にあった小銭からルミノール反応が出て、右京の推理が当たっていたことになります。――右京の聞き込みで、ホームレス被害者は、「名無しの権兵衛」こと「ゴンちゃん」と判明。「ゴンちゃん」はホームレスになる前、品川区御殿山の豪邸に住んでいたと仲間に吹聴していました。そして、「ゴンちゃん」が遺していた文庫本小説(キャッシュフローゲーム)に「非凡人」という書き込み。↲御殿山で聞き込みをする右京。「ゴンちゃん」が居住していたと思しき屋敷に至ります。その屋敷はもともと株で当てた資産家の年配女性、山崎博子(兎本有紀)の家。そこに、息子を名乗る男がやって来たという近隣住民の話を聞きます。で、この男が、実は、不動産会社(ホルムズエステート)営業部の高木良雄(宮本大誠)。高木は、営業相手だった山崎博子を絞殺後、暫く屋敷内で贅を尽くします。その後、屋敷に警官が訪れるようになると、日暮里のホームレス、「ゴンちゃん」になって身を隠します。で、ホームレスの「ゴンちゃん」が、吉口に撲殺されました。↲その吉口を殺害したのが犯行当日休暇だったと嘘証言をしていた内田。行動予定ボードの消し方(左利き)で、休暇だと言った日、秘かに内田が出社していたことを見抜いた右京。捜査一課が確保に向かい、内田は逃亡。「あなたは優し過ぎる。あなたも、しっかり食べよう。あなたより弱い者を食べよう」というボイスチェンジャーの声が内田の耳に響いています。で、ボイスチェンジャーのスマホ指示。「13時36分の原宿駅行きのバスに乗れば助けてくれるんですね」と内田。捜査一課が逃走する内田を発見。内田は公園内に走り込みます。そして、通り魔の岩上(小島ことり)に刺されます。無差別殺人に巻き込まれます。加害者が被害者になるという「食物連鎖」が続きます。「自分より立場の弱い者を痛め付ける。弱い者を捕食して生き延びる」という「食物連鎖」です。それに、「ワイアット・アープ症候群(Wyatt Earp syndrome)」が重なります。社会正義の執行者を自任し、悪党に生きている資格はないという歪んだ正義感によって犯人を殺害します。最後に、警視庁署に連行された通り魔の岩上が「革命」と呟きます。これはドストエフスキーの「罪と罰」。「非凡人」は犯罪を犯す権利を持っているというもの。即ち、一般市民の小さな悪意を見出し、「あなたは非凡人なのだ」と持ち上げて、大きな犯罪者に仕立て上げます。↲ここまで、五件の犯罪が連鎖しました。まず、不動産営業社員、高木良夫による品川区資産家(山崎博子)殺し(絞殺)がスタート。高木は自らを「非凡人」と規定していました。そんな高木が警察に追われ、日暮里でホームレスになり、で、街が汚れるということで小さな正義感を振り回す弁当屋の吉口秋夫によって殺害(バラ銭を入れたレジ袋による殴打)されました。殺す意図はなかったようですが、過剰な暴力を振るっていました(ワイアットワープ症候群)。そして、この吉口は豊島区池袋で、本社の内田に階段から突き落とされて他界。内田は渋谷区原宿の公園で、通り魔の岩上に刺殺されました。↲「これは、まさか。……犯罪ラインの流れからして、残りは有楽町」と右京。――犯行現場所轄の原宿署ではなく、警視庁に送られた通り魔の岩上。通り魔の身を危惧した右京が留置場に駆け付けた時、岩上は毒を飲まされたのか留置場で倒れています。一命は取り留めますが、意識が戻る可能性は低く、植物人間状態になります。↲かつて、犯罪者の心を自由自在に操った男がいました。次々に殺人事件を起こさせた男がいました。右京のロンドン研修時代の相棒、南井 十(伊武雅刀)です。「あの男が生きている」と右京。――「種に水をやれば花が咲く。人は素直で従順で植物のようです。……えっ、折角作ったのに、朝ご飯、食べてくれなかったのですか? 厳しいなあ、父さんは……」というボイスチェンジャーの声がします。↲
2024.01.18
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■フジ月10/ハートフルホームドラマ■春になったら/第一話(2024.1.15)/「三ヶ月後に結婚する娘とこの世を去る父」あらすじ↲「杉村助産院」助産師の椎名瞳(奈緒)29歳は、6歳時に母、佳乃(森カンナ)を交通事故で亡くし、以来22年間、実演販売士(ヨッシーコーポレーション勤務)の父、年間販売実績ナンバー1の「グラッチェ椎名」こと雅彦(木梨憲武)62歳と二人暮らし。――2024年の元旦、おせち料理を前に、瞳は3ヶ月後、3月25日の結婚を父に報告。お相手の「カズマルくん」こと川上一馬(濱田岳)は、大学時代からの友人、葬儀屋の岸圭吾(深澤辰哉)とOLの大里美奈子(見上愛)に誘われて行ったお笑いライブ会場(アルシェ)で出会っていました。で、一馬が10歳も年上(38歳)の売れないお笑いピン芸人(東大中退のインテリ芸人)で、しかもバツイチで幼い息子の龍之介(石塚陸翔)8歳という連れ子もいると知った雅彦は結婚に猛反対。一方の雅彦はステージⅣの膵臓癌ということで3ヶ月後の死を報告。瞳は、それをつまらない嘘と決め付け、何と反対されても絶対に結婚すると言い張ります。↲杉村助産院で十年待ち望んだ出産を迎える草野朋美(菊池亜希子)。杉村節子(小林聡美)院長、斉藤愛理(影山優佳)、そして瞳が対応。夫の誠一郎(近藤公園)は、朋美に優しく声をかけ背中をさすり励まします。で、無事に男の子を出産。↲瞳が、雅彦の姉で瞳の叔母、花屋を営む神尾まき(筒井真理子)に電話。姉も、「雅彦の余命3ヶ月は冗談」と断言。それでも雅彦の言葉の真偽確認の為、父の主治医(佃中央病院消化器内科、小村達郎)、及びセカンドオピニヨン(聖堂国際病院)を訪ね、それで、父の余命を知ります。治療を受けなければ、3ヶ月後の死が嘘でなかったと分かります。治療を受ければ数%の患者が5年ほど延命するというデータもありますが、雅彦は「自分が100人の内の2、3人に入れるとは思えない」と言って治療を拒否。3年前、職場の同僚が同じ膵臓癌になって治療しましたが、副作用で無茶苦茶に苦しんだ挙句、病院から一歩も出られずに1年半後に他界。その轍を踏みたくない雅彦は「桜鈴会病院/緩和ケアセンター」の阿波野弘(光石研)医師による身体のケアを受けています。無駄な抵抗をして病院のベッドに縛り付けられたくない雅彦。↲雅彦の余命を知った一馬が、結婚式の延期を瞳に言います。で、結婚式(3/25)のキャンセルを教会式場に伝える瞳。――その日、「新春お笑いライブ」会場の「アルシェ」の舞台に立つ「カズマルくん」の一馬。そこに「やっぱり全然面白くない。よくそれで芸人とか名乗っていられるよね。俺は結婚を認めない」と言って雅彦が現れます。で、実演販売のプロ、喋りのプロとしての技術を開陳。客席にいた龍之介が「パパの悪口言うな」と雅彦に喰って掛かります。で、話の流れで、是非、癌治療を受けるように雅彦に言いますが、「俺は三ヶ月後に死ぬ」と宣言。瞳も、負けずに「私たちは3月25日に結婚する」と宣言。瞳は、結婚式場(Lily bridal)の黒沢健(西垣匠)にキャンセルのキャンセルを通知。↲帰宅した雅彦が「死ぬまでにやりたいことリスト」をノートに書いています。↲
2024.01.16
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■フジ月9/ファンタジーラブストーリー■君が心をくれたから/第二話(2024.1.15)/「マカロンは恋と夢の味」あらすじ↲交通事故に遭遇した朝野太陽(山田裕貴)の命を救う為に逢原雨(永野芽郁)が差し出した五感。最初に奪われる五感はパティシエとして最も大切な味覚。「あの世からの案内人」の日下(斎藤工)は、雨の味覚が、あと14日で失なわれると宣告。その上で、太陽が生還した奇跡や案内人のことは他言無用と厳命。その禁を破った瞬間、太陽と雨の命が絶たれます。ただ、太陽にのみ、奇跡を告げても良いと言われます。もうひとりの案内人の千秋(松本若菜)は、ひとりで乗り越えられるほど五感を失なうことは簡単ではないのだから、太陽には正直に話すべきと助言。しかし、雨は真実を話せば太陽が自身の不注意(視覚障害による赤信号無視)事故で、自分(雨)が五感を失なうことになっているのを責めてしまうと考え、それをしません。――ともあれ、事故を負った太陽を見舞った雨は、彼の妹、春陽(出口夏希)の差し入れマカロンを貰います。マカロンは高校時代に太陽が「お菓子言葉」と共にくれた思い出の味。恋と夢の味です。↲太陽は、父の花火師匠、「朝野煙火工業」の陽平(遠藤憲一)に頭を下げて再入門。最初の一歩の掃除係からやり直し。一方の雨は、味覚を失なう前に好きなものの食べ歩き。市役所勤務の望田司(白洲迅)に会って、「プロのサッカー選手を諦めた僕みたいに、パティシエの夢を諦めないで」と言われます。そんな折り、週末に「長崎スイーツマルシェ」が開催され、そのゲストに招かれていたのは、雨が飛び出した東京「パティスリー・レーヴ」のパティシエ、田島守(ジャン・裕一)。雨は、突然に店を辞めたことを謝罪。「君には見込みがあったから厳しくした。何時でも連絡して来なさい」と田島。↲母の明日香が死亡した「朝野煙火工業」の爆破火災事故の報道記事を調べた太陽が、父の陽平にその真相を訪ねます。――実は、太陽には隠していましたが、入り口で静電気の放電処置をしないまま入出室した幼い太陽が火薬玉に触れたことで爆発、出火していました。火災防止の為の「静電気除去シート」が設置されていて、「入出前に必ず触れる事!」と記されていたのですが、それを知らなかった太陽。放電処理をしなかったことでの出火ですから、火事のきっかけは太陽ということになります。それで、太陽を助け出そうと火中に飛び込んだ母の明日香が命を落としていました。が、爆破火災のショックで、火事の事一切を忘れている太陽に、「そうだ、お前が火災の原因だ」と正直に言う陽平。それを知った太陽は、「約束は果たせそうにない。俺には花火を作る資格が無い」と雨に電話。↲「私、お母さんに会う」と雨。望田司が、雨、太陽、祖母の雪乃(余貴美子)を母の霞美が入所している「佐世保こころの病院」に車で送ります。「霞美の雨への虐待は許されない。しかし、馬鹿な母(霞美)をどうか許してあげて欲しい」と雨に懇願する祖母の雪乃。「まだ会わない方が好い」と担当医者に言われ、手作りマカロンのみを母に差し入れする雨。マカロンの「お菓子言葉」は、「あなたは特別な人」。「だからお互いに頑張ろう」と母子は電話で確認。「雨、マカロン有難う。美味しかった。雨にはお菓子作りの才能があるのね。お母さんも頑張る。今日は来てくれてありがとう」と母。その遣り取りを真近かで見た太陽。「俺に星作りを教えてください。母さんとの約束を叶えたい」と陽平に改めて申し入れます。「挫けるな、何があっても」と父。「はい」と息子。↲翌早朝、「これが人生最後の最高傑作」と言って、手作りマカロンを太陽に手渡す雨。雨も一口食べますが、味覚を失なうタイムリミットを経過して、何の味も感じません。涙する雨。が、「甘くて美味しいな」と雨。――太陽と別れた後に現れた千秋に、「私の夢は終わっちゃった。もっと頑張れば良かったなあ。どうして簡単にくじけちゃったんだろう」と雨。その後、砂浜に立つ日下と千秋に会う太陽。「もしかしてあなたたちは……、前に病院の屋上で会って……」と太陽。太陽にも日下と千秋の姿が見えています。↲
2024.01.15
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■日曜劇場TBS9/サクセスヒューマンドラマ■さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~/第一楽章(2024.1.14)/「それが彼の運命」あらすじ↲1943年、25歳のアメリカ人指揮者、レナード・バーンスタインは急病で倒れた首席指揮者(ブルーノ・ワルター)の代役を務め、脚光を浴びます。――音楽の街ウィーンでの夏目俊平(西島秀俊)もまた、事故に遭った指揮者の代役を務めていました。一生に一度のチャンスが俊平の45歳時に訪れていました。そこに、妻の志帆(石田ゆり子)からの電話。「響(芦田愛菜)がバイオリンコンクールを抜け出して事故に遭った」と伝えられます。この日を境に、俊平は指揮台に立つことを辞めます。その五年後(2023年秋)まで、ウィーン音楽大学の職員として勤務する俊平。指揮者希望の女子留学生(吉田)の指揮科入学手続きを補佐。そんな俊平に、先に日本に帰国して離婚を望んでいる志帆からの連絡。フランスから画家の仕事のオファーがあり、渡仏することになった志帆に代わり、俊平に入れ違いで帰国せよと指示。二人の子ども、市役所勤務二十歳の響と高校2年生の海(大西利空)の面倒を見るよう要求。因みに、響は、文化振興課に異動していて、「晴見市あおぞら文化ホール」勤務になっています。↲俊平、帰国。海は、五年ぶりに父親と暮らすことを無邪気に喜びますが、響は俊平と目を合わせようとしません。おまけに音楽以外の能力がゼロの俊平は家事が丸で出来ません。そんな状態で父子三人の生活が始まります。――翌朝、夏目家にやって来たのは晴見市役所観光課の古谷悟史(玉山鉄二)。市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」団長の古谷は、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼み込みます。実は、俊平が指揮者を引き受けることを、志帆が古谷に約束していました。俊平はそれを固辞しますが、市議会で助成金の打ち切りが議題に上がり廃団の危機と聞いて、とりあえず、晴見フィルの練習場に向かいます。いろいろとアドバイスを繰り返します。↲市議会の議員投票の結果、「晴見フィル」の助成金の打ち切り(廃団)と、「晴見市あおぞら文化ホール」の海外企業への売却が決定。そんな中で、「晴見フィルハーモニー/第38回定期演奏会(1/14)、ベートーベン交響曲第5番運命」が開催され、俊平は指揮者としてこれに参加。会場受付に響。「まだ、廃団まで3ヶ月ある。できることはある。音楽は人の心を救うことができる」と団員に檄を飛ばす俊平。――楽し気に指揮棒を振る父を見る響。観衆の拍手を浴び、そして、打ち上げ。↲古谷悟史が怪しげな館の窓ガラスをノック。――フランスに渡っている筈の志帆の手作り料理を「美味しいです」と言って食べる古谷。↲
2024.01.15
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二話(2024.1.14)/「めぐりあい」あらすじ↲母、ちやは(国仲涼子)の死から六年。藤原道兼(玉置玲央)に刺殺されたことを隠して病死と偽る父、藤原為時(岸谷五朗)と、成人(15歳)して「裳着の儀式」に臨むまひろ(吉高由里子)との関係は微妙。母の形見の「裳着」を来た紫式部の腰紐を、後に夫となる為時の友人、藤原宣孝(佐々木蔵之介)が結びます。「これで婿も取れるし、子も産める」と父、為時は喜びます。↲文字を書くことは出来ないものの文や歌を恋愛相手に送りたいという者の代筆業を営む絵師、高辻富小路(三遊亭小遊三)の元で代筆を始めたまひろは、依頼主(顧客)の意向に合わせた文や歌を作ることになり、この仕事に生きがいを感じています。それが、まひろが将来、紫式部となって物語を創作する下地になります。↲一方、三郎(柄本佑)は元服して藤原道長を名乗り、官職を得て宮仕え。そして、入内していた姉の詮子(吉田羊)は円融天皇(坂東巳之助)の皇子、懐仁親王(後の一条天皇)を産んで、右大臣の藤原兼家(段田安則)一家は一気に権力を拡大。更なる飛躍を願い、乱暴者の次男、道兼を使い、円融天皇の退位(譲位)からの懐仁親王の即位を画策。道兼に「帝の食事に毒を入れよ」と命じます。六年前、まひろの母を殺害した道兼の不始末を父は許しておらず、その埋め合わせを息子に求めます。父の兼家は、二男、道兼の殺戮を目撃した従者の口外を恐れて始末しており、自らも不肖の息子の為に手を穢していました。↲散楽鑑賞の道長と、まひろが再会。「あの日、約束の場所で菓子を持ってずっと待っていた。何故、来なかったのか?」と問う道長に、「あの日(母か道兼に殺された日)のことは思い出したくない、だから話せない」と、まひろ。――道長と会う約束の日、先を急いで駆け出したまひろは馬上の道兼と鉢合わせし、そして、道兼を落馬させ、それが元で母は刺殺されていました。↲兼家の動きを知ってか知らずか、円融天皇の甥、東宮<皇太子=師貞親王>(伊藤俊太)に即位の目が近付き、漢籍指南の為時にチャンス到来。蔵人に任命された為時は、まひろに怪しげな代筆業を禁じます。従者の乙丸(矢部太郎)に、まひろの監視を申し付けますが、乙丸の居眠りの隙を突き外出。と、散楽演者の直秀(毎熊克哉)が窃盗を働き、まひろの脇をすり抜けて逃走。追っ手の検非違使に、「賊は何方に逃げたのか?」と問われたまひろが、実際の逃げた方向とは逆方向を指さします。その方向に、たまたま道長がいて、検非違使に捕まり連行されます。↲
2024.01.14
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■日テレ土ドラ10/タイムリミットバトルサスペンス■新空港占拠/第一話(2024.1.13)/「新・占拠」あらすじ↲神奈川県初の国際空港(四階建て)、かながわ新空港開港式での天童美香(黒沢あすか)社長の挨拶の最中、獣の面を被った十名(リーダー龍<辰>(高橋メアリージュン)、蛇<巳>、鶏<酉>、虎<寅>、猿<申>、馬<午>、猪<亥>、牛<丑>、兎<卯>、羊<未>)の武装集団が新空港を占拠。人質は三百名。――鉈(なた)を持った男(鶴田輝幸)に襲われたという偽の通報で西本牧埠頭に急行し、そこで被害者の筈の女性(鹿野芽衣)に注射針で眠らされた神奈川県警捜査一課刑事の武蔵三郎(櫻井翔)は、これまた、「兄の失踪について話がある」と言って元町埠頭に呼び出され拉致された武蔵の姉、神奈川県議会議員の二葉(奥貫薫)とともにトラックのボックス荷台に乗せられ新空港に運ばれます。武蔵姉弟を拉致した鶴田輝幸、鹿野芽衣の二人には、不法アクセス、私文書偽造、窃盗などの前歴あります。因みに、失踪中の兄というのは、1994.12.24、朝の出勤途中に姿が消えた横浜市役所土木事業部勤務の武蔵健一。警察は仕事に行き詰っての失踪と見ており、事件性無しと判断。が、どうやら、この兄の失踪事件が今回の新空港占拠と関係ありそうです。↲ともあれ、新空港内で武蔵姉弟は鶴田輝幸と鹿野芽衣の拘束から脱し、倉庫内に逃げ込みますが、そこに閉じ込められます。――事件に巻き込まれた武蔵は、一年前の病院占拠事件以来休職している神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官、和泉さくら(ソニン)に緊急の協力要請。神奈川県警捜査支援分析センター(KSBC)情報分析官の志摩蓮司(ぐんぴぃ)、岩槻澪(白石聖)も新空港占拠に対応。十匹の獣ということで、十二支なら、「あと二人いる」と和泉。↲横浜署署長の川越和夫(片桐仁)と本庄杏(瀧内公美)警部補が所轄署の実行部隊として和泉の前に登場。――そうこうするうち、鶴田輝幸と鹿野芽衣が倉庫の荷物に接近するところをモニター映像が捉えますが、異変を感じ取った和泉は、そのまま泳がせるよう指示。が、川越署長が部下に即刻に確保せよと命令。本庄警部補が鶴田輝幸と鹿野芽衣に拳銃を向けて二人を確保しようとした時、スーツケースが爆発し、子<ネズミ>と戌<犬>と思われる鶴田輝幸と鹿野芽衣が爆死。この爆破に巻き込まれた横浜署の刑事多数も負傷を負います。「今後は私の指示に従ってください」と川越署長に厳命する和泉。↲その頃、横浜湾岸病院でオペを終えたばかりの武蔵の妻、裕子(比嘉愛未)が謎の男(ジェシー)に襲われます。謎の男が車の脇に倒れていて、そこに駆け寄った裕子が車で拉致されます。謎の男に脅され、言われるままに車を走らせる裕子。↲武蔵に銃口を向ける蛇の面。「武蔵主任、お久しぶりです」と言って蛇の面を取ると、そこには、一年前、ともに大病院占拠事件を解決した元情報分析官の駿河紗季(宮本茉由)。「嘘だろ……」と武蔵。↲
2024.01.14
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■フジ金9/刑事医療エンターテインメント■院内警察/第一話(2024.1.12)/「元敏腕刑事と天才外科医が激突」あらすじ↲「阿栖暮総合病院」内で起こる患者間トラブル、クレーム対応、落とし物管理など、院内秩序を目的に設置された民間組織「院内交番」のスタッフは、元警察官の横堀仁一(市村正親)室長、元警視庁捜査一課刑事の武良井治(桐谷健太)、そして、新人事務員の川本響子(長濱ねる)の三人のみ。響子は、有名病院の医療事務のつもりで就職したにも関わらず、「軽薄で空気の読めない給料泥棒」を意味する「3K交番」に配属され落ち込みます。それに前後して、ドイツでの学会参加から帰国したばかりの若き天才外科医、榊原俊介(瀬戸康史)が高度なオペ技術を披露。↲武良井と響子の院内パトロール中、山際修平(渡辺光)が入院中の妻(恵美)の目的不明の検査が続くことに対して医師(嶋田)にクレーム。嶋田は榊原が手術をするのだから安心して欲しいと説得するだけで、所謂、インフォームドコンセント(医師と患者の情報共有と合意)が欠けています。で、インフォームドコンセントの対応も「院内交番」の大事な仕事だと武良井が響子に教えます。――翌日、カッターナイフを持った山際修平が看護師を取り抑えて暴れます。白衣を着て医師に扮した武良井が「検査の結果、奥さんは膵臓癌です」と伝えます。「担当医でもないのに、何故、それが分かるのか?」と言う山際の前に担当の榊原が現れ、間違いなく「膵臓癌だった」と報告。武良井は患者のデータをタブレットで確認した上でのプロファイリングで恵美の膵臓癌を抜群のカンで言い当てていました。「検査が長引いた責任は私にあります。申し訳ありませんでした」と榊原が山際に土下座謝罪。そして、山際は警官に引き渡されます。パトカーで連行される山際が、武良井に「妻のこと榊原先生に宜しく」と伝言。↲幼女の相楽美紀が、伊藤智(西村元貴)外科医の手術を怖がって拒否。武良井、響子が美紀のいる501号室に入り話を聞きます。と、「金魚の縫いぐるみ」が行方不明になり、それが手術拒否の理由でした。事故で亡くなった父親(相楽幸次)が水族館で買ってくれた「金魚の縫いぐるみ」は、美紀にとっての「お守り」でした。武良井は早速、縫いぐるみを捜索。伊藤医師に「縫いぐるみにはGPSが仕込まれているので、アプリの入っているかスマホを翌朝に母親(相楽久美)が持ってくれば直ぐに発見できる」と告げます。すると、伊藤医師が縫いぐるみの隠し場所に動きます。で、縫いぐるみをポケットに入れて去ろうというところに武良井。縫いぐるみにGPSが仕込まれているというのは、伊藤医師をハメる為の嘘でした。伊藤医師は、廊下で拾った縫いぐるみを、隠していました。それは、美紀の手術を回避したい伊藤の企みでした。伊藤の手術暦を見ると、この三ヶ月間、手術をしていません。何かと理由を付けては手術を回避していました。三ヶ月前、簡単な虫垂炎手術で大動脈を傷付け患者の出血性ショックを引き起こしていた伊藤。それ以来、手術が怖くなっている伊藤。手術を回避し、別の外科医に手術が回るようにしたかった伊藤。――武良井に促された伊藤が、「金魚の縫いぐるみ」を美紀に渡します。「もし死んじゃっても、これがあれば、天国でパパに会える。だから手術する」と美紀。「絶対に助けてあげるからね」と伊藤医師。周囲のオペスタッフに助けられ、伊藤の手術は成功。↲榊原による山際恵美の手術も成功。それを響子が、拘留中の山際修平に伝えます。――結局、この手術は、学会でドイツに飛ぶことになっていた榊原が、帰国までの時間稼ぎの為に長期に亘る検査を指示していました。要は、自分が手術をしたい為に、山際恵美が膵臓癌と承知の上で無用の検査を続けさせていました。そして、美紀の手術もやりたかったので、伊藤が「金魚の縫いぐるみ」を隠したのを知っているのに黙っていました。それを武良井が指摘。「おっしゃる通り。私が検査で時間を稼ぐよう指示しました。また、縫いぐるみのことも黙っていました。……訴えますか?」と榊原。「誰も得にならないので訴えはしない。実際、あなたは恵美さんを救った。……天才外科医は、神が与えたギフトということでしょうかね」と武良井。英語でのギフト(gift)は、確かに、「贈り物」、または「才能」。英語での「才能」とは、「神様の贈り物」なのですが、しかし、ドイツ語での「gift」とは「毒」。そのことを武良井が天才外科医に指摘します。↲
2024.01.12
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■テレ朝水9、刑事ドラマ■相棒S22/第十一話(2024.1.10)/「その頬に触れるな」あらすじ↲化学メーカー、帝堂化学開発部の研究員、梶川史彦が自宅アパートで猛毒神経ガス(TXガス)によって殺害され、杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は捜査一課の伊丹憲一(川原和久)に下足痕(げそくこん)捜査に駆り出されます。その現場で人気キャラクター(ほっぺ丸)のぬいぐるみが発見され、そのストラップに「にぶみなと」というネーム。小学生男児、湊人の母、シングルマザーのデザイナー、丹生初音(映美くらら)に会う右京と亀山。湊人は小学校に登校していませんし、初音の不審な行動から、湊人の誘拐を推察。初音は「警察に通報すれば、息子の命は無い」と犯人に脅され口を閉ざしています。誘拐犯人の指示をイヤホーンで聞き、言われた通りに行動しています。↲右京は、初音の勤務先の玩具メーカーを訪れ、小園蓮太郎(山田太一)社長に話を聞きます。先頃、キャラクターグランプリ大賞を受賞した「ほっぺ丸」の作者は、公表されているデザイナーの丹生初音ではなく、実は、半年前、何故か自殺(大賞発表前に投身自殺)を遂げたRinこと持永凛(吉田凛音)のデザインであることを聞き付けます。また、凛は死の三日前、初音に怒られていたと小園社長は証言。そして、凛が落下したテラスの手摺に、銀の成分が付着。↲亀山は、我が子の誘拐を隠す初音を尾行。初音は誘拐犯の指示に従い、コインロッカーから「ほっぺ丸」を取り出します。「そのぬいぐるみを近くのベンチに置け」とイヤホーンで指示されます。無差別テロ行為かとも思われます。そこに不審な男、辺見岳(小野匠)が現れ、初音から「ほっぺ丸」を奪って逃げ出します。亀山が追い、取り抑えようとしますが、揉み合っているうちに、「ほっぺ丸」がエレベーターを転がり落ち、それを拾い上げる少女。亀山が少女に上着を被せ、毒ガスから守ります。が、少女が「ほっぺ丸」の頬を押し、毒ガスを浴びる亀山。とりあえず無事。どうやら偽物。次いで、「ほっぺ丸」が虹ヶ丘美術館で見付かり、こちらからは、トマトジュースが噴射されます。この美術館は高校時代の凛が絵画コンクールでの表彰を受けた場所です。ともあれ、毒ガスを「ほっぺ丸」に仕込んで街中で散布しようというテロ犯罪の予行演習の可能性が浮上。↲凛が幼少期に世話になった児童養護施設(東京愛育の家)を凛の母が訪ねていたことが分かります。凛の母、持永登紀子(山下容莉枝)は、凛が描いた「ほっぺ丸」の絵が残っていないかと園長に尋ねていましたが、生憎、残っておらず諦めて帰ったとのこと。ただ、園長は凛が「ほっぺ丸」を描いていたことは記憶しています。凛は、母の為、母を元気にさせようと「ほっぺ丸」を描いていました。その事を母は知っています。――右京は、被害者の梶川史彦と同じ職場、帝堂化学に勤務(現、退職)していた登紀子を追います。それに前後して、亀山の追っ手を躱していた辺見岳を、捜査一課と亀山が確保。辺見岳に「お前も誘拐犯の一味だろ」と問い詰める亀山。そこに右京が登場して、「凛さんのお母さん、持永登紀子さんをご存じですか?」と問います。辺見は、「登紀子さんが子供の誘拐までしているとは知らなかった。登紀子さんは、有毒ガス(TXガス)が入ったぬいぐるみを梶川に作らせていたんです。……多額の借金が膨らんでいた梶川は、TXガスの原料を無断で会社から持ち出し、登紀子さんの求めに応じて、TXガス入りのぬいぐるみを作っていた。それを高額で登紀子さんに売っていた。私は、ぬいぐるみにTXガスを仕込む梶川の設計図を見ていました」と証言。梶川の身を心配した辺見は、彼のアパートに行き、TXガスで殺害された梶川を発見。その場を急いで走り去っていました。「梶川を殺したのは登紀子さんかも知れない」と辺見は右京に言います。で、辺見が初音を尾行したのは、凛の自殺後に退職した登紀子の様子を不審に思い、彼女が初音に何かするのではないかと思ったからでした。案の定、登紀子は初音のマンションのポストに封筒を投入。隠しカメラ内蔵の眼鏡と指示用イヤホーンを届け、湊人の命と引き換えに、指示に従うよう命令。「登紀子さんを止めて下さい」と右京に懇願する辺見。梶川の作った毒ガス入り「ほっぺ丸」は三つ、と辺見。三つ分の計算式がある設計図を辺見は見ていました。一つ目は梶川殺害に使用されていますから、残りは二つ。↲登紀子のアパートを急襲しますが、湊人は見付かりません。が、その部屋から「丹生初音氏によるパワハラについてのご相談」(2023.7.21、20:31)というメールコピー紙が出てきます。差出人は松永凛であり、小園蓮太郎社長宛になっています。それを呼んでいた登紀子は、当然、初音を恨んでいるものと思われます↲帝堂化学の敷地内に湊人がいると土師太(松嶋亮太)が右京に連絡。――凛の落下地点で手を合わせている初音。そこに一体の「ほっぺ丸」が置かれています。それを取り上げた初音が、「あなたは凛さんのお母さんですよね」とインターホーン無線で誘拐犯に語り掛けます。すると、「あなたのせいで凛は死んだ。あなたを許さない」と登紀子の声。「湊人だけは助けて下さい」と初音が言うのに、「ぬいぐるみの頬を押せ」と登紀子。「言われたとおりにすれば湊人は助かるんですね」、「約束する」。そこに右京が現れ、初音を制止。亀山が、隣のビルに潜んでいた登紀子を抑えます。湊人が発見され、救出保護。↲「ほっぺを触ると元気になるんだよ」と言って、母の為に、幼い頃、「ほっぺ丸」を描いていた凛でしたが、登紀子は生活が苦しく限界。最後の思い出に遊園地に連れて行き置き去りにしていました。別の土地で暮らしていましたが、「ほっぺ丸」のキャラクターグランプリ大賞を知り、一目会いたくなって凛の会社を訪問。すると、小園社長に娘は自殺したと聞かされ、しかも、「ほっぺ丸」は娘のものではなく、丹生初音のデザインであると言われました。で、登紀子は、真相究明と初音の殺害を決意。↲が、初音は凛の死に直接関与していません。ただ、その裏側の経緯を承知していました。初音は、調査会社を使って凛の調査をしていました。――20年前、五歳時に母親に遊園地に置き去りにされ、身寄りの無い凛。凛の「行動調査報告書」によれば、キャラクターグランプリ大賞の審査委員長、イラストレーターの飯倉諒に、凛は金を渡していました。それで大賞を買っていました。その事を責めていた初音。凛は不正を後悔し、大賞を辞退すると初音に言って、その後、自殺ということになっていました。凛は、小園社長に事態を伝えましたが、社長はそれを許しませんでした。もともと凛に不正をするよう促したのが小園社長であり、金を用意したのも社長。それなのに辞退すると凛が言い、揉み合いの末、凛がテラスから落下。↲凛が小園社長に初音のパワハラを訴えていたのは捏造でした。大賞選考委員長に凛が金を渡していた時間帯に、パワハラを訴えるメールを社長に送っていたことになり、それは不可能。――伊丹が小園社長を右京、登紀子、初音の前に連行。パワハラメール捏造は自らの犯罪(凛の殺害)を隠す小園社長の隠蔽工作でした。凛のメパワハラールを捏造した小園社長は、凛の遺書も偽造。凛が落下したテラスの手摺に、社長の腕時計の銀製ベルトのアトが付着しています。↲TXガス内臓「ほっぺ丸」製作の追加料金を「払わないと警察に通報する」と梶川に脅され、それで登紀子に殺されていた梶川。――「もう生きている意味はない」と言って、隠し持っていた三つ目の「ほっぺ丸」の頬を押そうとする登紀子。凛を捨てた自分を許せず、自らの命も絶とうとしている登紀子。――「<ほっぺ丸>を見れば、母は、私のことを思い出してくれるかも」と言っていた凛の目論見は成功していました。母に会いたい一心で「ほっぺ丸」を作った凛。そんな娘を持つ登紀子に、「あなたは生きなければいけない。生きて罪を償ってください」と右京。↲
2024.01.11
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■フジ月9■君が心をくれたから/第一話(2024.1.8)/「赤い傘と花火の約束」あらすじ↲2013年、長崎。高校一年の逢原雨(永野芽郁)の綽名は、「ザー子」。自身を無価値と自覚。あらゆることに自信が持てず他人と関わらずに生きていました。雨の日の放課後、帰宅時に傘がなく困っていた雨に、高校三年の朝野太陽(山田裕貴)が母の形見の赤い折り畳み傘を差し出し、「これは<天泣>といって、赤い傘に入っている二人は運命の赤い糸で結ばれることになっている」と解説。「そういうの気持ち悪い。迷惑です」と雨。それに怯まず、「俺と友達になってよ。俺は雨のこと大好きだよ。雨が無いと植物は育たない。雨は世界に必要」と太陽。帰宅した雨は一緒に暮らしている親代わりの祖母、逢原雪乃(余貴美子)に「友達出来たかも」と報告。卒業後の太陽は、家業の「朝野煙火工業」で花火師修行。雨はパティシエを志して東京に上京、↲十年後、有名パテシエの田島守(ジャン・裕一)から「才能無し」の烙印を捺され、東京の名店「レーヴ」を解雇された雨は、太陽と約束した「大晦日(年越し祭り)花火大会」を見る為、長崎に帰ります。駅前では、花火大会のチラシを配っている長崎市役所観光課勤務の望田司(白洲迅)に会います。そして、祖母、雪乃に迎えられ、東京での職場のことを聞かれますが、「ウチには必要無い」ということでクビになっているとは言えず、お茶を濁します。↲一方、「十年後、一人前になって自分の作った花火を見せる。それを見せて雨ちゃんを幸せにする」と約束していた太陽は、大晦日の花火大会を任せて貰えないことが不満で、師匠の父、朝野陽平(遠藤憲一)と衝突。退職願を父に叩き付けます。太陽は他界した母に、「沢山の人を幸せにする花火を作ってね」と言われていましたが、それを断念。太陽は、妹の春陽(出口夏希)に色覚障害を指摘されます。実は、ずっと赤い色が見えていなかった太陽。「自分の目を言い訳にしているような者に人の心を打つ花火は作れない。辞めて正解だ」と父、陽平。雨もまた、「十年後、一人前のパテシエになる」と約束していましたが、こちらも挫折しています。↲母の霞美(真飛聖)に虐待されて育った雨には殆ど笑顔はありません。母に「必要のない娘」と罵られていた雨は、「自分には価値が無い」と思い込んでいます。そんな雨を案じる祖母の雪乃は、「花火であの子の心を変えてあげて」と太陽に懇願。前後して、スイーツ教室の講師を望田司に求められ、それに応じた雨でしたが、「レーヴ」の田島守に「不必要」と断定されたトラウマ、それに、母に包丁を持って追い回された幼少期のトラウマが蘇り、スイーツ教室は失敗。過呼吸になり病院に搬送されます。↲祖母の雪乃に置手紙を書いて長崎を去る雨。深夜12時発の博多行きの夜行バス(九州号)に向かう雨。雪乃が太陽に「もう一度、あの子のところに行って、あの子を変えてあげて」と連絡。で、雨の元に走る太陽。二人は、ともに一人前の花火師、パティシエになるという約束を果たせていないことを告白。「でも、やっぱり俺は。君を幸せにする花火を作りたい。何年かかっても俺の花火を雨ちゃんに届けたい。……雨ちゃんもできるよ。雨はこの世界に必要だよ」と太陽。その雨中の帰路、太陽が歩道を渡っていて交通事故。車に撥ね飛ばされて重傷を負った太陽を抱えた雨が助けを呼びます。そこに、日下(斎藤工)が現れ、「私はあの世からの案内人です。太陽君を迎えに来ました。彼の命は今夜、終わります。しかし、あなたが心(五感)を差し出すのなら、奇跡を起こしてあげましょう。彼の命を助けます」と告げます。そして、日下と同じ案内人の千秋(松本若菜)が、その後の雨をサポートすると言います。雨は、三ヶ月をかけて徐々に五感を奪い取られることを受け入れます。――で、太陽が病室で目覚め生還。「また、今度こそ一人前になって会いたい」と太陽。「その赤い傘、借りて好い? 今度、返しに来るよ」と雨。しかし、まず、味覚から奪われる雨。↲
2024.01.09
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■NHK大河ドラマ■光る君へ/第一話(2024.1.7)/「約束の月」あらすじ↲平安中期の京、陰陽師、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が、「凶事が起こる。雨だ、大雨だ!」と予兆宣言。で、晴明の館に落雷、火災発生。藤原為時(岸谷五朗)の家は、大雨によって雨漏りが発生。が、不遇時代が続いていて、屋根を直す蓄えがありません。下級貴族の為時と、ちやは(国仲涼子)の長女まひろ(落井実結子)は、父に漢籍の手ほどきを受け、空想好きな少女として育ちます。そして、逃げた小鳥を追って三郎(木村皐誠)と出会い、散楽(屋外大衆劇)鑑賞の場などで、互いに素性を告げずに親しみ、再会を約束。――まひろは、後の紫式部(吉高由里子)。まひろの弟、太郎(湯田幸希)は、後の藤原惟規(高杉真宙)。一方の三郎は、右大臣、藤原兼家(段田安則)の三男で後の最高権力者(摂政関白)、藤原道長(柄本佑)。三郎の長兄が道隆(井浦新)、三郎をイジメる乱暴者の次兄が道兼(玉置玲央)、そして、姉が詮子(吉田羊)は、第六十四代の円融天皇(坂東巳之助)に入内(じゅだい)しますが、それが不吉であると世間が騒ぎます。が、とにかく、天皇の子を産むことが、父、兼家の立場(権力掌握)を盤石なものとします。因みに詮子は、後の一条天皇の母君。↲まひろの母、ちやはは、夫が式部省の役人に任じられるよう神社で必死に願掛け。そんな時でも、父の為時は別の女のところに通っています。で、その年の徐目(人事会議)では、為時に官職は与えられません。生活は困窮し使用人が次々に為時宅を離れます。↲右大臣、藤原兼家が父の為時に、官職を斡旋。円融天皇の甥、東宮<皇太子=師貞親王>(伊藤俊太)に、漢籍を指南せよと出仕指名されます。その際、兼家は東宮の様子を逐一報告せよとスパイ行為を要請。そして、陰陽師、安倍晴明に向けては、「先に円融天皇に入内している藤原遵子(中村静香)<=藤原頼忠(橋爪淳)の娘、公任(町田啓太)の姉>には子が出来ぬようにせよ」と命じます。自分の娘、詮子以外の入内女性が天皇の子を産まぬよう願っています。先に皇子を産んだ娘の父親が将来的に政権を担当することになります。そういう意味で、兼家と頼忠はライバルです。結局、後年、遵子は皇子を産むことなく、頼忠は衰退。兼家の娘、詮子が皇子を産み、兼家が摂政関白となって躍進。↲馬上の道兼の前に、まひろが飛び出して道兼が落馬。道兼に足蹴にされるまひろ。「幼い娘に何をするのか」と窘める母のちやはが、道兼に刺殺されます。ところが、父の為時は、「お前や太郎の為だ。このことは忘れるのだ」と言って、母は急病で死んだことにします。↲
2024.01.07
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■新春/大千秋楽SP(第27作)■おかしな刑事/最終回(2024.1.6)/あらすじ↲警視庁東王子署で定年を迎える鴨志田新一(伊東四朗)警部補は残っている有給休暇の消化に突入。第二の人生は団子屋と決め、武井昭一(正名僕蔵)弁護士の紹介で「飛鳥の森団地」前の空き店舗を内覧。が、団地は二年前に建設会社「マロンホーム」に払い下げられていて、その跡地の再開発に向け半年後の立ち退きを迫られています。それに対し、団地住民は反対運動を繰り広げていて、その旗振り役の一級建築士、父親に勘当されて実家を出ている栗山敬太(吉村界人)、それに世話役の佐々木良子(鷲尾真知子)らと鴨志田は知り合います。古い団地は耐震強度という問題点を抱えていますが、それは、クラウドファンディング資金での耐震工事(一棟三億円の予算)でクリアしようと計画しています。↲そんな折り、敬太の父、マロンホーム社長の栗山喜一郎(三宅裕司)が誘拐され、二億円の身代金を要求されます。で、その翌日は、栗山の娘(敬太の姉)の南(内藤理沙)と大谷光平(黄川田雅哉)との結婚披露宴だったのですが、これを延期。その後、婚約も解消。因みに、花婿の大谷というのは、警察庁刑事局警視の岡崎真実(羽田美智子)の直属の部下で、財務省から警察庁に出向中の男。ということで、刑事局と東王子署による合同捜査になります。身代金には栗山が金庫内に隠し持っていた金のインゴット二億円分が充てられることになります。で、身代金の運び人に指名された南がそれをキャリーケースに入れて指定場所に立つ中、まんまと犯人に奪われます。鴨志田と真実の住む家の大家、姉小路行人(石井正則)が婚活アプリで知り合った女性と待ち合わせしていて、それをスッポかされていた時、たまたまキャリーケースを持って佇む南に行人が接近。南にトンチンカンに語り掛けた隙に、別の怪しい男が現れ、警察の監視の目を晦ましてキャリーケースを持ち去ります。↲解放された栗山喜一郎が赤水門前で発見されます。が、喜一郎、南は被害届を出しません。「あのインゴットは偽物ですから」と喜一郎は嘘を言っています。どうやら、この二億円のインゴットは国土交通省副大臣、金森保(浜田晃)に渡る為に用意されていた裏金でした。大谷と南の結婚披露宴会場に列席する金森副大臣に、仕事上で便宜を図って貰っている見返りにインゴットが渡る予定でした。↲誘拐の犯行車両(レンタカー)が発見されます。敬太の若い仲間、相馬剛と柴崎知輝が誘拐容疑で逮捕されます。が、インゴット略奪時に、二人はコンビニで買い物。その防犯カメラ映像が残っていてアリバイ成立。それでも敬太に疑いが及び、「俺、自首します」と言いますが、親族による誘拐は申告罪です。つまり、被害届を出さないと誘拐罪は成立しません。そこに暴力行為が無く、更に、金銭授受が発生していないと誘拐事件になりません。とりあえず、啓太、相馬、柴咲は「身代金」には全く関与していません。↲喜一郎が、村上隆子ママのスナックを出たところを車で拉致し、団地の秋部屋に監禁したのは相馬と柴埼に間違いありません。彼らは、三十年前の京都での出来事をネタに喜一郎を脅して再開発を断念させるつもりでした。身代金(インゴット)を奪ったのは、団地に三年前から住み付いている山田大介こと前田大悟(田上ひろし)でした。前田は、監禁された喜一郎の元を訪れ、そこで、喜一郎から「身代金を要求せよ」と指示されていました。姉小路行人に声を掛け、キャリーバックを奪ったのが前田でした。そして、この前田が自宅で殺害されます。犯人はベランダの窓から侵入し、部屋内を物色しています。三十年前の「留守電メッセージ」が納められているマイクロカセットテープが持ち去られ、インゴットを運んだキャリーケースが残されています。↲前田はマロンホームの創立メンバーで、三十年前、倉庫放火事件を起こして服役していました。仮出所の身元引受人が喜一郎でした。「父のせいで前田さんは刑務所に入った」と敬太。――マロンホームは前田と一緒に地上げ屋としてスタート。1993年の京都での仕事は、嫌がらせによる立ち退き目的で、空き倉庫でボヤ騒ぎを起こすことでした。しかし、軽いボヤの筈が倉庫は全焼、周囲にも延焼。で、前田が自首。その事を啓太は知り、それをネタに拉致した父に再開発中止を約束させていました。↲前田殺しの犯人は大谷でした。30年前のマイクロカセットテープ(留守電メッセージ)の内容は、「前田、済まないが一人でやってくれ。俺は(妻が入院している)東京に行かなければ」という喜一郎の声。そして、そのカセットテープの最後に、放火物件を間違えないよう厳命する金森の声。倉庫の放火は金森の指示でした。その事を知っている前田が、金森副大臣を脅していました。で、金森副大臣に頼まれて前田を殺害することになった大谷。大谷は、前田からマイクロテープを取り返すよう金森副大臣に命じられていました。忍び入ったところで前田と鉢合わせになり、揉み合いの末、後頭部を柱にぶつけて死んだ前田。――前田が放火した倉庫は事前調査では空き倉庫の筈でしたが、そこには燃え易いプラスチックゴミが大量にあり、それで火の勢いが止まりませんでした。実は、金森保運送が大量のプラスチックゴミを放火する前に搬入していました。金森は一気に地上げを完遂させようと、ハナから大火事になるよう画策していました。現在、焼失した倉庫跡には、「金森グランデ会館」が建っています。で、大谷ととともに金森も逮捕されます。↲敬太が、団地再開発計画が中止になったことを住民に発表。既にクラウドファンディングで、二億円の寄付が集まっています。「二億円はお父さんからのプレゼント。後は君の腕の見せ所」と鴨志田が啓太に言います。「皆が住みやすい団地にして見せます」と啓太。↲1993.12.9、母の大事な手術の日。高校生だった敬太は父親が仕事が忙しいことを口実に病院に駆け付けないことを怒っていましたが、実は、京都での仕事(ボヤ計画)を前田に任せて父は母の元に夜行で向かっていました。が、ボヤの筈が全焼、更に延焼させたと聞いて、始発で京都にトンボ返りしていました。当時、飛鳥の森団地に住んでいた栗山一家。母は手術後、ほどなく病没。↲鴨志田の「お疲れ様パーティー」。東王子署関係者集合。鴨志田の挨拶。鴨志田と真実の、父と娘の関係はバレていますが、坂下純次(小倉久寛)課長だけが最後までそれを疑います。↲全国の団子屋に勉強の旅に出る鴨志田。「連れて行ってあげて」と病没した母、五月(筒井真理子)の遺影を渡す真実。五月は、鴨志田が定年になるのを待っていました。自分から離婚を言い出してはいましたが、定年後、再び一緒に暮らすつもりだった五月。その遺影を抱いて鴨志田は全国の団子屋に旅立ちます。↲
2024.01.07
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■テレ朝開局65周年記念/木9■松本清張/二夜連続ドラマプレミアム/第二夜(2024.1.4)/あらすじ↲大手商社「實友商事」次世代エネルギー部、三上田鶴子(木村佳乃)課長の「非公開(SNS)ダイアリー」が事件のあらましを語ります。――東京本社「實友商事」の社員旅行は静岡での展示会の後、修禅寺での一泊。三上課長は、一般職お局OL(入社10年目)の的場郁子(波瑠)らとともに、これに参加。旅館での宴会で、的場は食事を終えて早々に退席。三上も宴会後に散歩に出た修善寺(竹藪道)でエリート部長の杉岡久一郎(丸山智己)に親密に寄り添う浴衣女性を目撃。女性の顔は確認できなかったものの、これは社内不倫疑惑かと推察し、それに興味を持った三上は相手女性の正体を詮索。すると、三上と相部屋だった鈴木信乃(蓮佛美沙子)が深夜に部屋に帰って来ます。そして、もう一人、橋本啓子(川島海荷)も宿に戻っていません。この二人のどちらかが杉岡部長の不倫相手の愛人かと疑いますが、後日、この二人はアニオタとして仲良くなり、深夜までアニメの聖地を巡礼していたと分かり、部長の密会相手では無いことが判明。↲翌月曜の出勤日から、急用発生で先に帰京したはずの杉岡部長が四日間の無断欠勤。消息不明となり、「行方不明届」を警察に提出。すると、その後日、修禅寺近くの工事現場の土中から死後十日の遺体で杉岡が発見されます。野村俊一(武田真治)次長が即座に箝口令を敷いて、静岡県警刑事、倉田文則(髙嶋政伸)と佐原壮馬(満島真之介)の聞き取り調査は難航。↲杉岡の死の真相を探るべく独自捜査を始めた三上は、それ以降、「非公開(SNS)ダイアリー」上で独自推理を展開。遺体発見現場を訪れた三上は、的場も入れ違いでそこにやって来ていて、現場の土を植木鉢に入れて持ち帰ったことを知ります。三上と的場は、ともにその土の分析を専門機関に依頼していて、それが山梨県の富士山付近のものと判明。どうやら、杉岡部長は山梨で殺害され、その遺体が静岡に運ばれたということになります。ともあれ、推理小説好きな的場も事件に興味を持ち、独自捜査を始めていました。的場は杉岡宅を訪ね、杉岡の妻に、「部長に貸していた三百万円」を返済するよう要求していました。それで、杉岡の妻は、金を返済しないことに怒った的場が夫殺しの犯人ではないかと倉田、佐原両刑事に告げています。二年前、杉岡部長と男女の関係になり、それ以降、金を貸していた的場。預金が半分になったところで、別れを告げていた的場。で、別れて一ヶ月後、杉岡部長が殺害されていました。↲杉岡部長の腰巾着、富崎弥大(塚本高史)次長の妻(富崎玲子)が急死(実家で服毒自殺?)。――玲子の口利きで「實友商事」に入社していた新人の浅野由理花(仁村紗和)が胃腸炎で入院。それを見舞う三上。そこで、由理花の母の絵未子から有益情報。絵未子と玲子が山梨県大月市の同郷であることを知った三上は「私はある人を訪ねて行かなければならない。もし私の疑念が当たっていたら恐ろしい話である」と書き記し、その二日後、大月駅付近のカメラ映像を最後に行方不明。↲三上の失踪を受け、倉田と佐原両刑事が的場を事情聴取。三上の手記(非公開ダイアリー)を見せられた的場は、彼女の推理と自分の推理が重なる部分があることを知り、彼女もまた自分と同じように女たらしの杉岡部長と肉体関係を持ったことがあるのではないかと推察します。で、佐原刑事は的場が犯人ではないかと怪しみながらも、倉田の指示により、彼女の独自捜査に同行し大月駅に至ります。そこから浅野絵未子の「食事処あさのや」を訪ねる的場と佐原刑事。そこには三上も来ていました。――「食事処あさのや」の店内にダリアの花。それは玲子の親戚筋(造園業)から送られて来たものでした。伊豆の大仁(おおひと)にある「林田花壇」という造園会社が玲子の親戚筋にあたっていました。そこは杉岡部長の死体遺棄現場に近い場所です。↲「林田花壇」社長の林田徳治に会う的場と佐原刑事。「林田花壇」には若い女性の助っ人もいます。林田徳治の姪が死んだ富崎次長の妻、玲子でした。「林田花壇」を出た後、消息を絶っている三上。三上が杉岡部長の密会現場を見たという修善寺に向かう的場と佐原刑事。密会現場には段差があり、部長が立っていたと思われるのは段差の上。↲富崎の妻、玲子と杉岡部長とは肉体関係があったことが分かると、それが富崎次長の杉岡殺害動機になりそうです。また、林田徳治と玲子の共謀による杉岡殺害の線もあると推理する的場。それを指摘して夜道で富崎次長に詰め寄る的場。それに富崎が逆上し、的場に掴み掛るところを、駆け寄った野村次長が救出。↲杉岡の後任部長が野村次長に決まります。そこで的場は、「まさか犯人は?」と気付きます。そして、野村次長に「ちょっと話が聞きたい」と会社屋上に呼び出されます。「三上さんの文章には隠し事があります。何故、杉岡部長と会っていた浴衣の女性のことを警察の取り調べで三上さんは言わなかったのか? また、浅野さんの見舞い以降、流れが大きく変わっている。浅野さんのお母さん(浅野絵未子)の話、富崎次長の奥さん(富崎玲子)の話がどんどん出て来て、あたかも、富崎次長が部長殺しの犯人と確信したかのように一直線に突き進んでいる。不自然に富崎次長が疑われるように仕向けている。三上さんは、誰かに操られていたのだと思う。操っていたのはあなたですか? 野村次長」と、的場が追及。三上が秘かに愛していたのは杉岡部長ではなく、野村次長でした。十年前、一度だけ男女の関係を持っていた三上と野村。↲「三上さんは何処ですか?」と問う的場に、「一緒に会いに行こう。僕も彼女に報告したいことがある」と野村。車で、「植木/あさぎ園」に向かう二人。――一年前、杉岡部長と富崎の妻との関係に気付いた野村。で、社員旅行の夜、杉岡部長と富崎の妻が密会の約束していることを知った野村。「じゃあ、杉岡部長が会っていたのは富崎次長の奥さん?」と聞く的場に、「いや、あれは僕だ」と野村。段差のお陰で、三上は、その身長差から部長の密会相手を女性と思い込んでいました。が、実は、あの場面は、野村が杉岡を呼び出していました。野村が杉岡に、「富崎が奥さんの浮気に気付きました。今夜、二人が会う現場を急襲するつもりと言っています。ここは、一旦、先行して東京に帰ってしまった方が好い」と進言。で、「すみません、用意できたのがこんな車で」と言って、杉岡を軽トラックに乗せていました。そして、運転席の女、野村の妹の野村実奈がスタンガンを杉岡の首にあてて眠らせ、運び去っていました。↲野村が、「紹介するよ。この植木農園で働いている僕の妹」と言って、的場が「林田花壇」で会っていた手伝いの女性(野村実奈)を指し示します。――社員旅行では一旦東京に他の社員と一緒に帰ってから、杉岡部長を運び込んだ植木農園に戻った野村は、そこで杉岡部長を紐で絞め殺していました。そして、その罪を妻の不倫を知りながら出世の為にへらへらと杉岡の腰巾着に甘んじていたゲス男の富崎に着せようとしていました。野村は、富崎の妻の親戚筋が「林田花壇」と知り、妹を「林田花壇」の手伝いに送り込み、そして、「林田花壇」の大きな木を購入。その木の根の部分に杉岡の遺体を埋め込み、搬送。修善寺近くの何日か後に遺体が発見されそうな場所を選んで杉岡の遺体を埋めました。↲「あなたが部長を殺したのは何故ですか?」と問う的場に、「嫌いだからだよ」と野村。――高校時代、野村の妹の実奈に手を出して妊娠させた挙句に捨てた杉岡。で、実奈は高校を中退。その復讐です。↲「会社の体裁があるから、部長が女と会っていたのを目撃したことは言わないで」と三上に口止めしていた野村。部長と会っていた女と思われた人物が、実は自分だと分かってしまったら、ソッコウで捕まりますから、それを言わせなかった野村。そして、「二人で食事を」と誘い出して、三上を殺害(絞殺)していた野村。富崎犯人説を洗脳し、部長になったら結婚しようと指輪を渡していた野村。「全てが解決したら結婚してくれ」と言っておいて、三上を殺害した野村が、木の根元を指し、「この下で多鶴子は眠っている。……部長になったよ。ありがとう。キミも多鶴子と一緒に休むと好い」と的場に言います。「誰とも打ち解けずに生きて来た私が、三上さんと打ち解けることができて嬉しかった。もう一度会えたら、私から話し掛けようと思っている」と的場。「土の中で笑い合うと好いよ」と言って野村が紐で的場を絞殺しようとするところに、倉田、佐原両刑事。野村を殺人未遂で現行犯逮捕。その他、殺人、死体遺棄容疑もあります。富崎次長、同僚女性社員が的場に駆け寄ります。――三上が埋められた土中に手を添え、「終わりましたよ、お疲れさまでした」と的場。↲
2024.01.05
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■バカリズム脚本のサスペンスドラマ■侵入者たちの晩餐/新春SPドラマ(2024.1.3)/あらすじ↲第一章、経緯。――年の瀬の夜、元グラビアアイドル(会社設立資金提供社長とのハワイ不倫旅行報道あり)で家事代行サービス会社「スレーヌ(Sereine)」CEOの藤崎奈津美(白石麻衣)が暮らす賃貸(節税目的で社宅扱い)の豪華マンション(四階)に侵入する三人の女、バツイチの田中亜希子(菊地凛子)と小川恵(平岩紙)、それに、小川がヨガ教室で知り合ったサスペンスドラマ好きの江藤香奈恵(吉田羊)が加わります。こちらも五年前に離婚していてバツイチ。つまり、全員がバツイチの女。――一ヶ月前から「スレーヌ」の清掃要員として働き始めた亜希子は、同僚で料理担当の恵から社長の奈津美が多額の脱税をしており、その居住マンションに大金を溜め込んでいるという噂を耳にします。日頃から会社の方針や待遇に不満を抱いていた亜希子は、恵の友人の香奈恵を加えた三人で社長宅に侵入し、そのタンス預金(数億円相当の噂)を盗み出そうとします。それを内部告発の為の証拠にするという方便も用意します。が、結局、三億円の内の二億円を寄付し、残り一億円の山分けと決まります。寄付による「人助け」が合言葉になります。香奈恵は金が入ったらヨガ教室を開くつもりでいます。再来週、藤崎社長がハワイ旅行で不在になる時を狙うことになり、まずは下見。マンションのコンシェルジュの毛利貴弘(角田晃広)に追い払われる下見の三人。そして、スキルアップ研修中、恵が奈津美社長の気を逸らしている隙に、亜希子が社長のマンションの鍵を盗み出し、それを外で待つ香奈恵に渡して合い鍵を作成。その後、何事も無かったように鍵を戻します。で、ハワイ出発を翌々日に控えたタイミングで計画を決行。↲第二章、潜入。――奈津美社長のマンションでは慈善団体への寄付による感謝状が見付かります。脱税などしておらず、タンス預金など有り得ないということになります。どうやら脱税というのは、恵の聞き間違い、勘違いの模様。↲第三章、後味。――撤退ということになり、一旦マンションから出ますが、このままですと住居不法侵入罪の負い目が残ります。後味が悪いので罪滅ぼしに掃除をして帰ろうということになります。↲第四章、掃除。――亜希子の掃除が始まります。↲第五章、料理。――賞味期限が切れそうな食材を見つけた恵が、社長がハワイから戻った時に食べられる日持ちする料理を作り始めます。↲第六章、呼吸。――家事代行サービスでの得意分野の無い香奈恵はソファー上でヨガ。↲第七章、実食。――恵が料理を作ったものの、そんなものが冷凍保存されていたら奈津美社長に大いに怪しまれることに気付き、自分らで完食。↲第八章、重松。――物音を聞く香奈恵。クローゼットに隠れていた宅配アルバイトの重松洋介(池松壮亮)を発見。彼は経営していた会社が半年前に倒産。宅配バイトでは利子を返すのがやっとであり、多額の借金を抱えて空き巣に入っていました。外壁の雨樋を登って四階ベランダから奈津美社長の部屋に侵入していました。そのタイミングで、掃除をしようという三人がドアから再び入室。で、三人に拘束された重松。彼を大きな段ボール箱に入れてマンションを出ようということになり、段ボール箱がありそうなゴミ置き場に向かった恵が一階に降りたところで、タクシーで帰宅した奈津美社長を見ます。慌てて四階に戻り、それを二人に告げます。とりあえず、三人は物陰に隠れます。↲第九章、潜伏。――三人は一晩、それぞれの隠れた場所で眠ります。↲第十章、説得。――翌朝になって、重松が奈津美社長に見付かります。重松を縛っていた紐を解こうとする奈津美社長。そこに、目出し帽を被った亜希子が飛び出して、紐を鋏で切ろうとしている奈津美社長を「彼は空き巣だ」と言って制止。と、「田中さんでしょ。田中さんの声じゃん」と、奈津美社長。そこに恵も出て来て「脱税の内部告発の証拠を掴む為に入りました。が、そんな証拠は無く、慈善団体に寄付をしていることを知りました。誠に申し訳ない」と説明し謝罪。「もう好いよ、通報しないよ。その代わり、引き続き働いて貰うから。明日からハワイに行くのに警察に来られたら面倒」と奈津美社長。序に重松も許されて、亜希子、恵とともに三人がマンションを出ます。マンションを出たものの、もう一人、香奈恵が残っていることに気付き、踵を返す三人。部屋の中では、奈津美社長と香奈恵が対峙しています。↲第十一章、復讐。――香奈恵の五年前の離婚の原因は夫の不倫でした。相手は一回り以上年下の女性ということの他何も知らず、勿論、不倫相手の顔も知らないまま離婚。が、奈津美社長のマンションで夫、荒井秀治(勢登健雄)と社長とのツーショット写真を発見。不倫相手の顔が分かったことで、怒りの感情が沸き上がり、「殺してやる」ということになります。「あんた誰?」との問いに、「元妻だよ」と言って、香奈恵が鋏を掴んで奈津美社長に襲い掛かります。それをソファー下に潜んでいた毛利が取り抑えます。↲第十二章、毛利。――半年前からコンシェルジュとして勤務。毛利はアイドル時代の奈津美の追っ掛けであり、彼女の写真集を購入し、握手会にも参加。それに飽き足らず「彼女のプライベートを見てみたい、部屋の中を見てみたい」と欲情。彼女が出掛けた隙にマスターキーで部屋に侵入したものの、これはストーカー犯罪なのだということに気付き、部屋を出ようとしたところに亜希子、恵、香奈恵の三人が合鍵で侵入。で、ベッドの下に隠れます。そして、三人が部屋を出た後、さて、自分も部屋を出ようという時、今度は、空き巣の重松がベランダから侵入。その後、亜希子、恵、香奈恵の三人が掃除をやろうと再び部屋に戻って来ました。そして、重松を取り抑えた三人。奈津美社長が戻り、女二人と重松を無罪放免。その時、ソファー下に隠れていた毛利は、女がもう一人いたはずと思っていたのですが、その残りの一人、香奈恵が鋏を振り回して奈津美社長に突進。このままだと推しの奈津美が殺されてしまうということで、それを取り抑える為に飛び出した毛利。その騒ぎの中、「失礼します」と言って一旦外に出た三人が入室。結局、一人も通報されず、香奈恵の殺人未遂、毛利の不法侵入を含めて、全員を許す奈津美社長。↲第十三章、藤崎。――奈津美社長は脱税をしているので通報できませんでした。三億円の隠し財産も室内にありました。それが国税の立ち入り捜査が行われることで発覚するので、通報されませんでした。被害者に罪を許された女三人、男二人がマンションを出ます。女三人は、亜希子の軽自動車で社長宅に移動しており、その車の駐車料金として、17,160円が請求されています。皆、何故か財布を持っておらず、近くの金融機関で金を引き出そうと歩きます。一方、毛利と重松の別れ際では、毛利が、「やっぱり俺は自首する」と言い出します。↲第十四章、人形。――人形を落とした音で気付かれて、香奈恵に捕まっていた重松。そこにあった沢山の人形の中身は金でした。これが脱税の三億円相当。トイレを借りると言って、皆の前から消えた重松は、人形数体をポケットにねじ込んでいました。その一つが、自首するしないで毛利と揉み合って、転がり落ちます。「彼女がくれたんです」と言って惚け、そのまま逃げる重松。追う毛利。金の引き出しに向かっていた女三人が重松の前に立ち塞がって、取り抑えます。通行人(堀丞)に警察通報を依頼。警察が駆け付け、窃盗容疑で重松を逮捕。重松を現行犯逮捕した者として、刑事(野間口徹)から事情聴取を受ける亜希子。その数時間後、国税職員(日下部千太郎)が奈津美社長のマンションを家宅捜索。もともと国税にマークされていて、いよいよ脱税の証拠が発覚。奈津美社長の彼氏の脱税も発覚。法人税法違反容疑でともに逮捕されます。会社は営業停止処分。亜希子と恵は、他の家事代行会社に転職。↲最終章、晩餐。――一番面倒な料理、手作りコロッケを二人に振舞う恵。亜希子が駐車料金の割り勘を要求。↲
2024.01.04
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■テレ朝開局65周年記念■顔/松本清張ドラマプレミアム第一夜(2024.1,3)/あらすじ↲大手プロダクション(ルベライトミュージック)の音楽プロデューサー、高木信介(平岡祐太)が、井野聖良(武井咲)が歌う動画配信を見て所属契約。年明け、聖良の絶対条件である「顔出し無し」でのデビューが決まります。覆面アーティスト、seraの誕生です。――聖良は四年前、同じ事務所(中小芸能事務所)に所属していた駆け出し俳優で元カレの森尾亘(前田拳太郎)を殺害していました。森尾は嫉妬深い性格で、デビューを間近に控えた聖良から別れを切り出された際、ベッド上での「にゃんにゃん」動画(リベンジポルノ)をネタに関係継続を強要。しかし、デビューに際し、大西彰(陣内孝則)社長に、「付き合ってる男はいないよね」と念押しされていたこともあり、それで何とか、森尾のスマホに納められている「にゃんにゃん」動画を消去しようと、山梨の北杜岳登山に誘い出します。で、動画を消去しようとして揉み合い、ナイフで傷を負わせて崖下に滑落させていました。そして、森尾のスマホそのものを奪い去っていました。その帰途、山中から立ち去るところを娘らと登山していた弁護士の石岡弓子(後藤久美子)に目撃されていました。ともあれ、現場に進藤薫(上川隆也)刑事が臨場。森尾と同じ事務所所属の聖良に話を聞く進藤。「体調不良でレッスンをキャンセルし、家で休んでいた」と聖良。そして、「被害者(森尾)の連れの女性の姿を目撃したが、逆光で顔は分からない」と証言する石岡弓子(後藤久美子)弁護士にも会う進藤。そんなこんなで、森尾の一件は山梨山中での滑落事故死として処理されようとしていますが、進藤は殺人事件として執念深く事件を追います。聖良と森尾が所属する芸能事務所社長の大西は二人の関係を知っていましたが、そのスキャンダルが自分の芸能事務所に跳ね返って来るのを恐れて捜査協力しません。で、森尾の死が報じられた後、デビュー目前だった聖良は芸能事務所から姿を消し、大西社長とも音信不通。↲事件の四年後、2023春。改めて高木プロデューサーと出会い、所属契約書にサインする聖良。その直後、帰りのエレベーター内で、たまたま石岡弁護士と邂逅。聖良は、直ぐに北杜岳で姿を見られた女性と気付いて後を追け、彼女が石岡弓子(後藤久美子)弁護士と知ります。で、後日、石岡の動向を探ろうと彼女の弁護士事務所前にいるところで、ばったり石岡と出会ってしまい、慌てて逃走。ナイフを落として駆け出し、転倒して後頭部を痛打。彼女を追って来た石岡弁護士が意識不明の聖良を病院に緊急搬送。目覚めた聖良に「何でこんな物(ナイフ)を持ってるの?」と聞くと、「護身の為」と返答。石岡はナイフを預かります。↲石岡弁護士の高校三年の娘、石岡紗由美(吉柳咲良)は、不良グループリーダーの和田友彦(駒木根葵汰)に脱衣写真を撮られ、それが仲間内に流されて引き籠りに陥っています。で、仕事最優先で娘を無視して来た母親に対して反抗心を剥き出しにしています。ただ、デビューしたばかりの聖良のファンであり、彼女の歌を熱心に聞いています。↲そんな時、テレビ出演後の局内で、かつて世話になった大西社長と出会った聖良は、突然姿を消して迷惑をかけたことを謝罪しますが、大西社長は、サングラスとマスクを取っての謝罪を要求。で、隠していた素顔を曝したところをネットニュース動画クリエーター(悪名高き暴露系動画サイト「イワッキーチャンネル」配信者)、岩城昌義(緒形直人)にスマホで隠し撮りされます。その素顔が配信動画で流されます。その後、岩城は和田を強請って、和田が撮影した紗由美の裸身動画を入手。そして、「イワッキーチャンネル」で、紗由美が売春行為をしていたと憶測報道。↲「イワッキーチャンネル」でseraの顔が流されてから、石岡弁護士が聖良に願い事。「お願いがあるの、娘(紗由美)に会って欲しいの。引き籠りの娘を説得して欲しいの」。で、聖良が「新しい歌、聞いてくれる?」と言って紗由美の部屋の外で歌います。紗由美が部屋を出て、フリースクールに通い始めます。それに前後して、紗由美の裸をネタに強請って来た和田に百万円を支払う石田弁護士。和田を児童売春斡旋容疑で逮捕する進藤刑事。↲同じ仲間として、売春行為を疑われた紗由美は、「売春はやっていない。あいつらの仲間でもない」と言い、「あいつらを殺す」とナイフ(預かっている聖良の落としたナイフ)を掴みます。その娘の勢いに負け、母親がそれを代行すると約束。和田は既に逮捕されていますので、嘘情報を発信した岩城がターゲットになります。で、岩城を弁護士事務所に呼び出します。酒に睡眠薬を仕込み、岩城を眠らせます。そして、岩城を刺殺する勢いのところに聖良が来て、それを阻止。聖良は紗由美からの電話を受け、そこに急行していました。「お母さんを止めて!」と紗由美に言われて駆け付けていました。二人は、眠らせた岩城を車輪付きの椅子に乗せてゴミ集積所に運びます。岩城の腹に赤ペンで落書きした写真を撮り、それを拡散。↲「次の新曲、顔を出して歌わせてください」と聖良が高木に求めます。逆光で石岡に顔を見られていないと確信している聖良はいよいよ顔出しを決意。生放送での新曲「虹色の階段」で顔出しすることになる聖良。それをテレビで見ている石岡親子。逆光ライトの聖良の顔が、徐々に明らかになります。逆光で見た北杜岳の犯人の顔と聖良の顔が重なります。石岡弁護士は、聖良こそが森尾亘殺しの犯人と気付きます。↲石岡はタクシーでテレビ局に駆け付け、聖良に対峙。パトカーのサイレン音が響いています。「あなたに私の素顔を、戦う姿を見て貰えて良かった」と聖良。テレビ局玄関で待ち構える進藤刑事が、「署までご同行願えますか」と言い、「はい」と聖良。――生まれ変わろうとしている聖良の魂を応援しようと、「あなたを弁護させてください」と石岡弁護士。↲
2024.01.04
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■20234年/TBS謹賀新年SP■義母と娘のブルース /FINAL(2024.1.2)/あらすじ↲麦田章(佐藤健)店長の「ベーカリー麦田」でアルバイトをしながら大学に通う娘のみゆき(上白石萌歌)が、卒業を前に就職活動を全くしていないことに宮本亜希子(綾瀬はるか)が気付きます。「このまま麦田の店のアルバイトで良くない?」と言って出遅れを丸で反省しないみゆきの尻を叩き、遅ればせながら遊興施設運営会社のハルミックエンターテイメントの面接試験に送り出し、そこで内定を勝ち取ります。が、突如、みゆきは、「黒田大樹(井之脇海)と結婚したい」と言い出します。で、折角の内定を辞退。しかし、大樹はパリの製薬会社のオファーを受けていて、海外に渡る予定になっています。↲ともあれ、大樹の両親に食事に招かれる亜希子とみゆき。大樹の父、由紀夫(遠山俊也)は、バイオ系企業の研究者。母の博美(松下由樹)は風水や占いにハマっており、「あなた方は呪われている。みゆきさんは、若くして両親を亡くしている。亜希子さんも天涯孤独。あなた方は不幸を呼び寄せる」と言って、二人の結婚に断固として反対。が、実は、この反対は、大樹が幼い頃に大病を患い死の瀬戸際を彷徨っていたことが理由でした。みゆきに、そういう悲しみと苦しみを与えまいと、再び大病に罹る可能性のある大樹との結婚を反対していました。そこで、みゆきは、「悲しい場面での乗り越え方を私は知っています。父の教えとして、ちょっと笑えることを探します」と力説。その言葉を聞き「大樹を宜しくお願いします」と博美。↲10月1日の結婚式。亡き父、良一(竹野内豊)のミニアクリル板をウェディングドレスのポケットに入れてバージンロードを歩くみゆき。「ベーカリー麦田」による結婚式特製の大きなアンパンの木をオープン。その後、麦田が挨拶に立ち、「嫁に来ないか」を熱唱して亜希子の席に接近。「嫁に来ないか?」と迫ります。で、「追ってこちらより、ご連絡します」と亜希子が返答。両親への花束贈呈では、大樹が「病を治す薬学研究を、あちらに渡って頑張って来たいと思います」と挨拶。みゆきは、「お母さんには今までいろいろと教わった。これから、お母さんに愛情を返したい。長生きしてね」と亜希子に言います。「あなたは、皆の為に花を育てようとする素敵な人に育ちました。あなたのパフォーマンスは人を温かい気持ちにさせる。あなたは私に小さな奇跡を与え続けてくれた。あなたそのものが私の奇跡でした。私は既に戴き過ぎるほど愛情を戴いている。もう何も返さなくて好い。こちらこそ、ありがとうございました」と亜希子。――亜希子は、みゆきの結婚を良一の墓に報告。その帰り、松丘シゲ(木野花)の幻影に声を掛けられ、つい、歩道橋階段から落下し意識不明。三途の川で渡し船の船頭をしている良一に会い、追い返されます。亜希子が座るはずだった船の最後尾の席が空いて、そこにシゲが乗り込みます。シゲは娘の結婚に反対し、それで娘は寂しい一生を終えていて、そのことを悔いています。「老いたら子に従え」ということで、娘に会ったら謝るつもりでいます。↲大樹は、亜希子の家の中で重篤な癌患者が飲む薬の包みをゴミ箱で発見したり、また、ホスピス施設の資料を集めては度々見学にも行っていることを知り、亜希子が余命幾許もない病を得ているものと思っていましたが、それは誤解でした。短い命を自覚して、大樹との結婚を許したものと思っていましたが、それは誤解でした。薬の包みは、たまたま出会ったシゲのものを引き取っていただけでした。ホスピス施設もシゲの為に探し回っていました。↲人生は続きます。悲喜こもごものプルースは終わりません。「ベーカリー麦田」の特製あんぱんがコンビニで好評発売されます。みゆきは明法大学卒業し大樹の元(パリ)に旅立ちます。かの地で、希美、一樹、愛真を出産。2034年。パリ・セルジー日本人学校の入学式。↲2050.1。――「嫁に来ないか?」の返事を未だに貰っていない麦田が「……例のご連絡は?」と亜希子に催促。「えっ、もうしましたよ」と亜希子。その時、みゆきが空からタクシーで降りて来て、「ただいま」。「おかえりなさいませ」と亜希子と麦田。↲
2024.01.03
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■テレ朝開局65周年記念/元日スペシャル■相棒S22/第十話/元旦SP(2024.1.1)/「サイレント・タトゥ」あらすじ↲服役中の甲斐享(成宮寛貴)とCA(キャビンアテンダント)の笛吹悦子(真飛聖)の息子、結平(森優理斗)が、学芸会の演劇で主演(シャーロック・ホームズ役)を務めることになり、祖父の甲斐峯秋(石坂浩二)は早々に悦子ともども貸し切りホールに会場入りして最前列。甲斐峯秋は孫の晴れ舞台に、社美彌子(仲間由紀恵)とその娘のマリア(土方エミリ)も招いています。そして、杉下右京(水谷豊)、亀山薫(寺脇康文)、美和子(鈴木砂羽)も甲斐に誘われて後部席で観賞。右京は、「ダークナイト(犯罪者制裁)事件」で亨が逮捕(懲戒免職で懲役刑)された後も、悦子と桔平を気に掛けており、彼らと交流を続けていました。そして、甲斐峯秋の長男で享の兄にあたる財務官僚、甲斐秋徳(新納慎也)は、結平の父親代わりを務めており、この日も保護者として悦子に同行し舞台袖で結平を見守っています。そんな中、結平の担任教師の姉小路仁(福澤重文)が、妙に馴れ馴れしく悦子に声を掛けます、そして、「給食のことで、ちょっと」と妙なことを言って、隅の方に誘います。担任教師と父兄という関係以上の不穏な空気が流れます。実は、姉小路は、「父親(甲斐享)が収監中だということをバラされたくなければ言うこととを聞け」と脅し、悦子に言い寄っていました。脅迫罪、強要罪が成立しそうな案件です。↲で、幕が開くと姉小路がステージに現れ観衆の観ている前で舞台上に倒れ込みます。背中に出刃包丁が突き刺さっています。右京と亀山が即、舞台に駆け上がって関係者を行動規制。音楽教師の小川原楓(皆本麻帆)の証言によれば、姉小路は異性関係にだらしなく、半年前、同棲していた同僚教師の栗原志津子(美村里江)との婚約を一方的に破棄。で、PTAが先生同士の同棲という事実に騒ぎ、志津子は小学校を退職し塾講師になっていました。志津子が姉小路に恨みを持つのも無理からぬことでした。そんな志津子の傍らには黒須真士(阿佐辰美)という若者がいて、彼女から何らかの指示を受けている様子です。因みに、黒須は18歳の浪人生であり、運送会社(はちどり運輸)でバイトしています。12年前の小学一年生時の担任教師が志津子であり、それ以来、身寄りがいない黒須の母親代わりを務めていた志津子。中学生時には同居。そして、高校生になってから志津子の家を出ていました。↲右京は、悦子にい言い寄って来る姉小路に向けた殺意かということで、甲斐秋徳(新納慎也)を疑いましたが、直ぐに、栗原志津子に的を絞ります。案の定、結平もスカートを履いた人が犯人と証言。凶器の出刃包丁の指紋も一致。そして、舞台上手から下手、そして通用口という彼女の逃走経路も防犯カメラ映像で判明。伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)ら捜査一課が自宅にいた志津子を任意同行。↲志津子は犯行後に逃走し、悦子宛に、姉小路の部屋から持ち出した「甲斐享、笛吹悦子、結平の調査報告書」と、自身の婚約者だった姉小路が言い寄ったことに対する「詫び状」を入れた大型封筒を投函していました。その後、黒須が、志津子からの伝言を悦子に伝えます。で、悦子が収監中の志津子を訪ねると、CAであることを利して札幌の両親への届け物(セーター等と現金)を依頼され、それを実行。依頼を断れば、結平の父親が収監中であることを公表される恐れがある為、断り切れません。「サイレント・タトゥ」(=一生消えることのない無言の圧)を悦子は感じています。↲その後、東亜民主共和国に飛び、青磁器(青磁釉を施した磁器)を購入して来て欲しいというのが悦子に対する志津子の最後の依頼。悦子にその購入資金が届きます。それを送ったのは志津子の指示を受けている黒須です。そんな黒須を追い詰める手段として、右京は、志津子の預金通帳から金を勝手に引き出しているということにして窃盗容疑をでっちあげ、捜査一課にも協力要請。青磁器購入で東亜民主共和国に渡った悦子、黒須を追い、右京、亀山、美和子、そして捜査一課の三人も同行。――青磁器屋で指定の買い物を探す悦子に黒須が接近し、買い物のアドバイス。その帰国時、空港税関で、悦子が現地警察にスパイ容疑で拘束されます。悦子のスマホに写してはいけない軍事施設や発電所が映っていました。が、そのスマホは悦子の物ではなく、黒須の仕込みでした。いずれにせよ、東亜民主共和国でスパイ容疑で逮捕されるということは死を意味しています。近年、ジャーナリストがスパイ容疑で処刑されていました。婚約者の心を奪った悦子に対する復讐が志津子の目的でした。先に帰国した黒須は成田で待ち構えていた警官に拘束されます。↲右京、亀山が、現地警官に護送されている悦子を、飛び立つ直前の飛行機内で奪還、捜査一課の面々の協力で悦子を逃走させます。そして、社美彌子の指示を受けた領事館員(津田健次郎)の采配で帰国。逃走幇助の右京と亀山も何とか助かりそうな気配です。が、目的を果たせなかった志津子が何時、結平の父親のことを言い出すか分からなくなっています。志津子が口を開く前に、甲斐峯秋は父親のこと(サイレント・タトゥ)を孫の結平に話すつもりになっています。――「もうちょっとで、あの女を地獄に突き落とせたのに。……あの女は存在自体が罪。あの女が現れて私の人生は狂わされた」と逆恨みの志津子。ともあれ、志津子の狡猾な罠をギリギリで回避。↲
2024.01.02
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