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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第七話(2024.5.27)/「記憶回復の壁と料理人の嗅覚」あらすじ↲川内ミヤビ(杉咲花)らは、居酒屋「たかみ」の店主、高美武志(小市慢太郎)の味付けが濃いことに気付き精密検査。脳に髄膜種(ずいまくしゅ=腫瘍)。その影響で嗅覚が失われ味付けが濃くなったと判明。腫瘍切除の際に神経を傷付けますと完全に嗅覚を失います。難易度の高い手術になりますが、この手術をしないと生命危機に陥ります。手術をするか否かで悩む高美とその妻の香織(阿南敦子)に寄り添うミヤビ。手術を決意した高美の腫瘍切除は三瓶友治(若葉竜也)とミヤビの共同作業。ミヤビが三瓶以上の才能(腕前)を見せ、微妙な腫瘍剥離を実施。術後、香織が持って来た鰹節の出汁を手に取り、「分かります、匂い」と、三瓶とミヤビに報告する高美。↲薬の量を増やすことでミヤビの記憶障害が改善したかに見えましたが、記憶がすり替わる記憶錯誤症状が頻発。患者を取り違えそうになったりしていましたが、それも徐々に改善。――高美の嗅覚改善祝いに「たかみ」に集まったミヤビの仲間たち。その席で、「これから言うことは日記には書かないでください。僕たちは婚約していました」と言った三瓶の言葉を思い出すミヤビ。ミヤビは三瓶の顔をまじまじと見詰めます。↲「私たち、結婚するの止めよう」と、西島医療グループ会長、西島秀雄(酒向芳)の孫娘で、関東医大病院脳外科秘書の西島麻衣(生田絵梨花)が、脳外科医の綾野楓(岡山天音)に言います。それより先に、麻衣は、西島会長と父の雄一が厚労省(松木)の意向に従い、綾野の父、勲の経営する「綾野病院」を乗っ取る計略を聞かされていました。「綾野病院のベッド数は80床。それが今、勲先生が過疎地医療ばかりをやってる関係で使われていない。だから綾野君が経営者になって、「綾野病院」を西島医療グループの傘下に引き込む。そして、赤字続きの過疎地医療を止めさせて、遊んでる80床を回復期病床にする。厚労省は自分たちが進めている地域医療構想の為に、あの地域での回復期病床を増やしたがっている。……関東医大病院の建て替えには厚労省の協力が必要だから、彼らを喜ばせて上げないといけない。……綾野病院の借金は八億円。黙っていたら綾野病院は潰れる。手っ取り早く買収しても好いが、そうしないのは歴史ある綾野病院へのリスペクト。綾野君は賢い男だから、どうすれば良いか分かっているよ」という話を麻衣は西島会長から聞いていました。で、綾野の為にも、結婚話を断念する麻衣。↲
2024.05.28
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■フジ月9ドラマ■366日/第八話(2024.5.27)/「一緒にいることが幸せ?」あらすじ↲東京行き深夜バスに乗る雪平明日香(広瀬アリス)を見送った水野遥斗(眞栄田郷敦)がその帰途、龍ヶ崎駅付近で道に迷い、それを看護師の宮辺紗衣(夏子)が見つけて、お好み焼き屋「てるちゃん」まで送り届けます。で、花音(中田青渚)が、行方不明になっていた兄の無事帰宅を明日香に連絡。後日、遥斗の定期通院(診察)に付き添った明日香は紗衣に礼を言い、そして、「土浦花火大会」に参加していた理由を尋ねると、彼女には龍ヶ崎に親戚がいるとのこと。池沢友里(和久井映見)の診察(高次脳機能障害)を終えた遥斗は明日香と仲良く帰宅。龍ヶ崎高校時代を少しずつ思い出しているように見える遥斗。↲「オカベ音楽教室」千歳船橋音楽センター勤務する明日香のクリスマスイベントのプロジェクト参加では、その最終曲が「花のワルツ」(木管トリオ)。これは龍ヶ崎高校吹奏楽部の引退記念演奏曲でした。で、そのクリスマスコンサートに来場した遥斗が、その演奏曲についての思い出を明日香に語ります。が、その時、サッカー部の喧嘩の仲裁に向かっていた遥斗は、実は、明日香たち吹奏楽部の引退記念演奏を聞いてはいませんでした。高校時代のことを、思い出した振りをしていた遥斗。「ごめん」と言う遥斗に、「もう気を遣わないで。一緒にいるだけで楽しいんだから」と明日香。↲どこかでずっとクラスメートだった明日香のことを気に掛けている吉幡和樹(綱啓太)に見切りを付けた佐武芽美(高田里穂)。芽美に別れを告げられ同棲解消。芽美と別れたことを聞き付けた遥斗が和樹を慰めます。「年齢を考えると、もう寄り道していられないと言われて別れた」と和樹は悲しい弁明。それを聞いた遥斗は「俺も明日香に寄り道させてるのかな」と悩みます。↲下田莉子(長濱ねる)に思いを寄せている小川智也(坂東龍汰)が、和樹のタワマンで忘年会をやろうと提案。和樹は智也に協力しようということでタワマンではなく近郊の別荘を手配し、和樹、智也、莉子、明日香、遥斗が集結。で、食事作り。サラダのニンジンを奇麗に切った遥斗を褒める明日香。「そんなに気を遣って褒めなくて好いよ。明日香はずっと無理している」と遥斗。「本音で話したい」と遥斗。「私のこと、楽しかった思い出も全部忘れている遥斗を見るのは悲しかった。そんな自分が嫌だった。遥斗に嘘を付かせた私は最低。遥斗も随分と無理していたんだよね。目覚めて突然、この人があなたの彼女と言われたら戸惑うよね。ごめんね、しんどかったよね」と明日香。「確かに無理してたけど、ただ明日香には笑っていて欲しかっただけ。……俺たち、一緒にいない方が好いのかな。もう明日香を悲しませたくない」、「私も遥斗の悲しい顔を見たくない」、「友達に戻った方が好い?」、「そうだね、ごめん」という二人の会話を、秘かに明日香に思いを寄せる和樹が聞いています。↲
2024.05.27
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 7(2024.5.26)/「追求」あらすじ↲明墨正樹(長谷川博己)のターゲットは、「糸井一家殺人事件」、「松永理人暴行障害事件」の裁判長だった東京高裁の瀬古成美(神野三鈴)判事。それを知った赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)。女性副編集長、沢原麻希(珠城りょう)の機密情報漏洩(背任)事件の控訴審で無罪を勝ち取るには民英党、加埼達也(相島一之)法務副大臣と瀬古判事との闇(密約)を暴くこと(瀬古判事の弾劾裁判)が先決と考えている明墨。加埼議員の第一秘書(水野智則)と上田基一(河内大和)副編がバー(Luna'Bar)で密会している盗撮画像、そして、スターリスト代表取締役の田村浩紀(望月章男)と上田とのメールの遣り取りを控訴審での新証拠として瀬古判事に認めさせるには、瀬古判事の弱みを握る必要があります。で、この機密情報漏洩事件の真相を暴くことで、12年前の「糸井一家殺人事件」の真実も見えて来ます。志水裕策(緒形直人)の冤罪が明らかになってゆきます。松永理人(細田善彦)の暴行障害事件の再審無罪も実現します。↲釈放された富田誠司(山崎銀之丞)元衆議院議員が加埼の後援会パーティーに出席していた瀬古判事を怒鳴り付けます。で、その釈放に瀬古判事が絡んでいることを見抜いた明墨は、未だ釈放されていない富田の秘書、小杉和昭(渡辺邦斗)に接見。で、「富田の指示で証言者に金を渡しました」という言質を取り、小杉を釈放させます。が、その後、加埼議員の圧力により証言拒否。明墨は富田誠司を抱き込む方針に転換。「二千万円以上の賄賂を瀬古判事に渡していた」という証言を引き出します。で、富田は汚職を認める記者会見後、瀬古判事を弾劾裁判で訴追。それを却下して貰おうと伊達原泰輔(野村萬斎)検事正に泣き付く瀬古判事。が、伊達原はバッサリと瀬古判事を切り捨てます。瀬古判事の弾劾裁判は有罪。それに伴い上田基一に機密情報漏洩の罪を着せられていた元女性副編集長、沢原麻希に無罪判決。松永の再審請求が通った赤峰の最終弁論でも「松永さんは被害者です。光を奪ったのは我々。その責任と覚悟持って判決を翻したい」ということで、松永の傷害事件に無罪判決が下ります。↲「東京中央新聞」記者への転職が決まった沢原麻希に情報提供する明墨。それに基づき、「糸井一家殺人事件は冤罪か/裁判長不正で浮かぶ過去の疑惑」という記事を書く沢原。明墨はマスコミを使い再審請求を勝ち取ろうとしています。で、それを読む志水裕策の娘で、児童養護施設(ゆめみらいの家)にいる桃瀬紗耶(近藤華)。更にテレビ報道を見て過呼吸に陥る紗耶。そんな紗耶を訪ね、「今日は謝りに来た。こうなったのは全部私のせいだ。十二年前に何があったのか全て話す」と明墨。↲その後、明墨は志水裕策に接見。が、「再審はしない。ここで静かに死ぬ」と言って、明墨の再審に向けての動きを拒否。明墨は現在十七歳になって「ゆめみらいの家」にいる紗耶の写真を提示。志水は五歳時以降の紗耶を見ていません。が、「娘は死刑囚の父親などに会いたいはずは無い。もう来ないで下さい」と言い張ります。「殺人犯の娘として生き続ける過酷な身の上を考えて下さい。それは死刑を迎えるあなたよりも酷なこと。あの子を守れるのはあなただけ。私があなたを必ず無罪にしますから」と志水を説得する明墨。が、志水は無言で接見室を去ります。↲羽木精工社長、羽木朝雄(山本浩司)の殺害事件で無罪になっていた緋山啓太(岩田剛典)が、「江越(迫田孝也)の居場所が掴めました」と明墨に電話報告。――アパート二階の自宅に戻る緋山に赤峰が接触。「江越って誰ですか? 志水さんの事件に関係している人ですよね。明墨さんに無罪にして貰った見返りに江越を探しているんですよね? 全て話してください」と言い、緋山が産業廃棄物処理場で捨てたネーム入りの作業着を取り出す赤峰。「もう逃しませんよ」と緋山に迫る赤峰。↲
2024.05.26
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十一話(2024.5.26)/「旅立ち」あらすじ↲藤原定子(高畑充希)が自ら髪を切り落とし落飾出家。定子を寵愛していた一条天皇(塩野瑛久)は失望と怒り。一条天皇の意に背き配流(地方左遷)を拒み逃走していた定子の兄、藤原伊周(三浦翔平)を検非違使別当の藤原実資(秋山竜次)が捜索、二条院で確保。任地(太宰府大宰権帥)に送ります。母、高階貴子(板谷由夏)も、それに同行しますが、それを一条天皇は許さず、実資に命じて貴子を伊周から引き離します。実資は一条天皇に検非違使別当としての働きを認められ中納言に昇格。その直後、二条院から出火。「私はここで死ぬ」と言う定子を清少納言が救出。一条天皇の子を身籠っている中宮定子の身を案じる清少納言(ファーストサマーウイカ)に、まひろ(吉高由里子)は中宮の慰めになるもの(枕草子)を書くようアドバイス。――「春はあけぼの」で始まる清少納言の「枕草子」は、中関白家(藤原道隆<井浦新>とその嫡男の伊周)が没落し、宮廷での定子の立場が危うくなったこの頃に書かれます。ただし、定子の不遇な記述を避け、彼女の容貌や学才を讃えるエピソードと宮廷での楽しい生活の話で満たされています。「もののあはれ」という「しみじみとした情緒」ではなく、「いとをかし」ということで、「対象を知的、批判的に観察することでの感覚、感性」に重点のある随筆になっています。↲996年夏の終り、四年の任期で越前国国主(越前守)を命じられた正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)の藤原為時(岸谷五朗)とまひろ(吉高由里子)は乙丸(矢部太郎)を伴い越前(現、福井県)に向かいます。それに先立ち、右大臣の藤原道長(柄本佑)は為時を呼び寄せ、「宋の商人と称する七十人の者たちは官人、または戦人(いくさびと)の可能性あり」と言い、本物の商人なのかを探るよう指示。で、越前に発つまひろと廃邸で会い、「体をいとえ」と告げます。「妾でも良いのに、何故、一緒にならなかったのかと悔やんでいます」と、まひろ。↲越前国国主としての屋敷に入る前に、七十人の宋人が収容されている敦賀の松原客館に立ち寄る為時とまひろ。為時が宋語で彼らに話し掛けます。↲
2024.05.26
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第七話(2024.5.25)/「無差別刺傷事件とガス爆発事故の繋がり」あらすじ↲新宿で無差別刺傷事件。設備工の富樫研也(夙川アトム)が犯行前に四谷支店でリフォームローンの申し込み。それを、「住宅ローンも未だ残っている」という理由で断られていて、その対応に問題が無かったか花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)が臨店。入社二年目のローン担当者、三宅翔太(倉悠貴)に話を聞くと特に不備はありません。その夜、舞と相馬は花咲健(上川隆也)の「花さき」で、夫のドイツ赴任に伴い今月末の退職が決まっている元同僚で四谷支店ローン担当の仲下小夜子(大西礼芳)に話を聞きます。そこで小夜子は、親の介護で疲れ切っていて、それで少しでも介護が楽になるようリフォームローンを申し込んでいた富樫の話を三宅がもう少し親身になって聞いていたら、富樫の無差別刺傷事件は起きなかったと考え、三宅への指導不足を悔やみます。その数日後。四谷支店に再び災難。取引先(150億円の融資先)の舟町ガスが業務用ガス機器の欠陥を隠蔽していて複数の飲食店がガス爆発で営業停止。――「無差別刺傷事件」と「ガス会社の欠陥隠蔽による爆発事故」は繋がっています。↲産業中央銀行の肩代わりで東京第一銀行が150億円を融資した形になっていました。産業中央銀行がそれまでの融資を回収後、東京第一銀行が大口出資していました。産業中央銀行は不正情報を掴んでいましたが、東京第一銀行は掴めていなかったということで、産業中央銀行経営企画部次長の半沢直樹(劇団ひとり)の策略である臭いがします。経営企画部長の紀本平八(要潤)は、融資先への調査能力を問われて合併が不利になることを恐れ、経営企画部主任調査役(特命担当)の昇仙峡玲子(菊地凛子)に、その隠蔽を指示。↲四谷支店の岩田(田中美央)支店長に話を聞くと、融資担当(山崎)ともども、舟町ガスの五年前からの欠陥隠しの不正には気付かなかったとのこと。舞と相馬は産業中央銀行に乗り込み、融資課長(小牧健次郎)に話を聞きます。「150億円を回収した理由は?」と舞が問うと、「舟町ガスの不正は、東京第一銀行と取引のある舟町ガスに出入りしている業者(富樫研也のこと)からの情報だから、ウチより、東京第一銀行の方が先にその情報は知り得ているはず」と返答。↲三宅は、設備工の富樫が船町ガスの下請け業者であることを知っていました。富樫は産業中央銀行でリフォームローンを断られ、そして、東京第一銀行でも断られていたわけですが、その際、富樫は「俺のローンは断るのに、不正を繰り返している舟町ガスには融資するのか!」と三宅に詰め寄っていました。で、富樫から舟町ガスの不正情報を聞いた三宅は、それを報告書にして上司に提出していましたが、岩田支店長は、それを無視して150億円融資を実行。ガス爆発後、岩田支店長は三宅を呼び出し、「不正は知らなかったことにしろ」と指示。報告書の破棄を命じていました。舞が背任行為の岩田支店長を責め立てますが、岩田支店長は報告書の存在自体を認めません。その時、背後にいた小夜子が、「報告書はあります」と発言。小夜子は三宅のデスクから報告書を抜き取り秘かに保管していました。その時、昇仙峡が現れ、岩田支店長の背任行為については紀本部長に報告すると告げ、そして、舞に向かっては、「あなたの正義が銀行の正義と一致するとは限らない」と言い、小夜子が差し出した報告書を持ち帰ります。「臨店班は真相解明の為とはいえ、産業中央銀行に乗り込むなど当銀行の面目は丸潰れ。当銀行の不祥事を暴き出して進行中の合併に不利益を齎す臨店班は排除しないといけない」と昇仙峡に改めて言う紀本部長。――自殺した亡き恋人、川野直秀(平原テツ)を思う昇仙峡玲子。「昇仙峡の恋人は銀行に殺された」と噂する者もいます。↲
2024.05.25
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第七話(2024.5.24)/「真っ白な殺意」あらすじ↲黒羽ミコ(篠原涼子)は、冤罪で獄中の死刑囚、異口治(モロ師岡)の内縁の妻(文香)の子、坂浦猛(渡辺大知)による監禁以来、休養を命じられている森野徹(バカリズム)を気晴らしに誘い出します。マネージャー初田豊(勝村政信)の運転で、森野がストレス発散できる場所として、「物ぶっ壊し体験」のアミューズメント施設に向かいます。そこに順番待ちの元フィギュアスケーター、ワールドフィギュアを日本人として初めて二連覇し、「氷上のジャンヌダルク」の異名を持つ皇真白(村上佳菜子)。真白は引退後、将来を嘱望されているフィギュアスケーター、倉科吹雪(青山凌大)をコーチ指導。吹雪の大ファンのミコは真白に声を掛けます。で、真白と連絡先交換。数日後、ミコに真白からの連絡。吹雪もミコの小説の大ファンで会いたいと言っているとのこと。それに喜んだミコは、真白が多くの選手を指導しているスケートリンクに向かいます。そのリンク練習(月乃のリハーサル撮影)を見学後、別館のトレーニングルームに向かうミコと真白。そこに、真白に代わる新たな吹雪のコーチ、奥森美音(清水くるみ)の絞殺死体。その傍らに吹雪が立ち竦んでいます。吹雪は重要参考人として、警察に連行。ミコは第一発見者(目撃者)として樋口一之(矢本悠馬)刑事から話を聞かれます。――色仕掛け(恋愛関係)で美音に吹雪のコーチを横取りされていた真白は、美音の雑なコーチングで吹雪が壊れてしまうことを危惧し、美音の絞殺を計画実行。まず、「貸していたDVDを返して」と吹雪にメール。美音との待ち合わせでトレーニングルームに向かっていた吹雪はDVDを取りに一旦、家に戻り、美音との約束時間(14時)にやや遅れます。そうしておいて、真白は月乃の演技(5分間のアイスショーリハーサル)を撮影。その間、別館のトレーニングルームに走り、そこで吹雪を待つ美音を吹雪のベルトで絞殺。↲ミコは独特のカンで真白を疑います。――館内が暗転した中での月乃のリハーサル時間は5分。マコは別館のトレーニングルームに走り、戻るというのを自ら実験。所要時間は6分以上。それでは真白のアリバイ成立です。繰り返し走るマコを見た森野も挑戦。最短ルートを走ることで、4分52秒。アリバイが崩れますが、真白の犯行を示す決定的な証拠がありません。↲警察に連行された吹雪の取り調べで、彼はマコの小説を読んでいませんし、マコの名前さえ知りませんでした。それなのに、真白がマコに、「吹雪もミコの大ファンで会いたいと言っている」と言ったことが不自然になります。明らかにマコを利用してのアリバイ作りに見えます。つまり、事前に美音の死を知っていて、それでマコと吹雪が会話することは無いという前提でないと、「吹雪がマコの小説のファン」という嘘はつけません。――「14時、トレーニングルームで」という美音からのメールを見ていた真白。真白はコーチとして各選手の演技を各選手のスマホ(タブレット)で動画撮影する関係で、各選手のパスワードを知っていました。それで美音からの吹雪へのメールを覗き見ることが可能でした。何時、何処に美音がいるのかを知っていた真白。↲美音の掌に小さな傷。絞殺時、真白のネックレスを掴み引き千切った際の傷跡だろうと推察するミコ。そのネックレスは、もともと吹雪が真白にコーチを依頼し、その後、吹雪がプレゼントしたものでした。で、その千切れたネックレスは、真白自らのリンク整備で、氷の裂け目に隠し製氷されていました。それを森野が掘り起こして発見。――「吹雪に罪を着せたのは何故?」と問うミコに、「吹雪は私の作った作品。他のコーチの手て駄作になる吹雪を見たくなかった」と真白。↲拘留中の坂浦を訪ね「(お父さんの)誤認逮捕は本当に申し訳ない。私は真犯人を探したい。ご協力いただけませんか?」と頼む森野に「(ミコの弟の)黒羽慧(染谷将太)弁護士が怪しい。あの人、何かを隠しています」と坂浦。慧については、警察しか知り得ない「十字架事件」における情報ファイルを持っている弁護士ということで、森野の相棒刑事、樋口一之(矢本悠馬)も疑っています。↲
2024.05.24
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第五話(2024.5.23)/「逃亡編完結」あらすじ ↲秋澤良人(斎藤工)弁護士の邪魔立てにより、南雲大樹(一ノ瀬颯)からSSD(設計図及びケーブル発注書が納められている記憶媒体)を回収できなかった狩山陸(木村拓哉)は、約束通りに、警察出頭を妻の玲子(天海祐希)にメールで告げていましたが、「永代町女子大生殺人事件」の被害者(長女、弥生)の父、半田豊(田中哲司)が突然現れ、南足柄ドライブインを経て、静岡の自宅まで狩山を連行。嘘か誠か、または冗談なのか、「俺は弥生殺しの犯人に復讐する。その罪を脱獄犯のあんたに被って貰いたい」ということで狩山を自宅に匿い、そして、㈱半田工務店を畳む前の最後の仕事になっている建築現場に付き合って貰います。「龍神大橋」の現場でも半田は型枠職人として働いており、その時、狩山の設計者としての力量を知り、それで最後の仕事に狩山の知恵を借りたいとも思っています。――半田の妻は早死にしていて、現在は、看護学校に通う半田の次女、紗月(河村花)と二人暮らし。紗月が肋骨を骨折している狩山に痛み止めの薬を与えます。で、「父の仕事を継ぎたくて、お姉ちゃん(22歳で殺された弥生)は建築士になる為に東京の大学へ行った。そして、事件があった日、お姉ちゃんは付き合っていた彼氏と会っていた。……お父さんは、自分の手で復讐を考えている。お父さんを止めて貰えませんか、狩山さん」と言って、「田中さん」と父に紹介されていた狩山に懇願。↲「龍神大橋」崩落事故の全責任を設計者の狩山に被せた「帝和建設」社長の磯田典孝(小日向文世)と桑原誠(岩谷健司)常務は、警察より先に狩山の居所を掴むよう秋澤弁護士に求めます。秋澤弁護士は、喫茶店で国立署の水田(モロ師岡)刑事に会い、金を渡して狩山情報の横流しを依頼。それに前後して、警視庁の黒木正興(竹内涼真)刑事、国立署の梶田千佳(片山友希)刑事は、南雲が狩山に自分のスマホを渡していて、「(SSD入手まで)暫く待って」とメール連絡していたことを捜査本部で報告。そのメール後、狩山の位置情報は絶たれており(狩山がスマホの電源を切りゴミ箱に投入しており)、今後の捜査方針を指示。その後、南足柄ドライブインでの狩山の目撃情報が黒木刑事に届き、狩山が静岡ナンバーの軽トラに乗っていたことが伝わります。↲手術を拒否している入院患者の井本奏美(澤井梨丘)が、聖修大学病院からいなくなり、玲子は北村晴彦(市川知宏)と一緒に奏美を探し回ります。奏美を公園で発見した玲子は、奏美を病院に連れ戻そうとしている時、そのまま倒れ込みます。玲子は入院して病床。そして、仕事に復帰。実は、自身も面倒な病気を抱えていることを奏美に打ち明ける玲子。↲「玲子、出頭できない事情が出来た、少しだけ待ってくれ。俺は約束を破ってばかりだ」という半田家で書いた手紙が玲子のマンションポストに届きます。その時、黒木と梶田が現れ、配達員からその手紙を受け取ります。違法と承知の上で、静岡県藤枝市の消印があるその手紙をカッターで開封し、それを読む黒木。梶田が開封された手紙を復元しポスト投函。玲子がそれを読みます。↲その頃、南雲は意識回復したものの何も語らず。――半田家を黒木、梶田が急襲。「四日前に狩山が逃走しました」と伝え、そこで半田に追い返されますが、「弥生さんの仏前に手を合わさせてください」と黒木。狩山は奥の部屋に潜みます。が、復讐の為の半田の短刀を発見し、それに動揺して物音を立てます。紗月がお茶を運びそれをカバーしようとしますが、指先が震えていて、黒木に見破られます。「刑事さん、ご迷惑をおかけしました」と狩山が黒木の前に姿を現します。黒木刑事が切断ケーブルの直撃で事故死した「若進建材」の若松弘道(竹内涼真/二役)と瓜二つであることに驚愕する狩山。「始めまして狩山さん」と黒木刑事。↲
2024.05.23
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第五話(2024.5.22)/「雹から霧へ災害の連鎖、SDMにスパイ」あらすじ↲立花藍(真矢ミキ)総務大臣の夫で、SDM警察班統括責任者として配属された機動隊救助エキスパートとして実績のある沢渡満(橋本じゅん)が、「園部灯(本田翼)を最後に見た。……自分と妻は彼女の行動によって人生を狂わされた」と晴原柑九朗(山下智久)に告げます。五年前、立花藍は無二の親友で長年地元で私設秘書を務めてくれた河合早紀(小野裕美)を亡くしていました。園部灯が留まるように指示した公民館で命を落としていました。藍の代役でイベント参加し、そこで豪雨に巻き込まれていました。その時、豪雨現場にいた夫に、河合早紀を救いに向かうよう求めましたが、沢渡は持ち場を離れることを拒否。救助は消防に任せよという上の指示に従い、妻の要求を断っていました。その結果、河合早紀は死亡。彼女の娘が泣き叫ぶことになっていました。藍は沢渡を責め、それ以来、夫婦仲はギクシャク。藍はSDMに希望を見出しつつも、戸惑いと憤怒があります。危険な公民館に住民を押し留め、更に危険な地域に向かって走った園部灯の行動の真意が分からない限り、それは消えることはありません。――沢渡は、自分はSDMの問題を炙り出し、SDMを潰す「スパイ」なのだとSDMメンバーに宣告。↲晴原が巨大な雹(ひょう)が二時間以内に降る地域(茨城県平岡市)を特定し、SDM出動。現場に到着し、市の防災危機管理課、畑中大輔(増本尚)に現況を聞きます。と、畑中含め市民に危険性が伝わっておらず、その初動ミスを指摘する沢渡。雹が降るまで猶予が無い中、避難誘導と市民の行動予測を的確に消防班に無線指示する沢渡。↲避難エリアに住む妊婦の矢崎里沙(木﨑ゆりあ)が農作業中、腹に雹が当たり重傷。母子ともに危険な状態です。夫の保(谷恭輔)が生まれてくる子の為にもと農作業を続行していた最中の出来事です。その間、更に降り注いだ雹の影響で地域一帯が濃霧に包まれ、車両誘導中の危機管理課職員、畑中が交通事故(人身事故)に遭い危険な状態。脾臓破裂の可能性があります。里沙、畑中ともに病院での緊急処置が必要です。沢渡は、まず、既に緊急車両に回収されている里沙を病院に急送するよう晴原に進言。そして、現場に判断を丸投げしていて自ら判断を下さない内閣府特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(舘ひろし)を非難。晴原は沢渡の忠告に従い丸山ひかる(仁村紗和)が運転する里沙を乗せた車両で病院に向かいます。そこには園部優吾(水上恒司)、汐見早霧(夏帆)も同乗。↲沢渡は、「SDMは従来の縦割りを排し現場に決断させる組織。それは本当に正しいのでしょうか」と園部大臣に問います。「SDMは現場に判断を委ねます。私は決断しないということを決断している。私の決断によって救えない命が有り得る。限界が生ずる。現場には常にギリギリまで命を救う可能性を探って欲しい」と園部大臣。↲畑中の事故現場の霧の解析を行い、その救出を沢渡に託す晴原。それを沢渡は拒否。と、「あなたの力はその程度ですか? 既存組織ではないSDMだからこそ、あなたにできることはある。ごちゃろごちゃ言ってる暇にさっさと動きなさいよ!」と、立花藍総務大臣。「SDMは現実味に欠ける未熟な組織。ただ、そういうの嫌いにはなれない」と沢渡。沢渡が畑中の病院への緊急搬送を引き受けます。雲田彩(出口夏希)がそれに同乗。――里沙は母子ともに無事で女の子を出産。腹腔内出血の畑中はカテーテル治療により命に別状無し。↲総務省第一会議室前で、「さっき出して来たよ、離婚届」と沢渡。「あっ、そう」と藍。俄かに寂しさを味わっている沢渡は、藍に「婚姻届」を渡します。「前とは違う空気感でやっていけるんじゃないかなあ。……それと、五年前の件、ひとつ分かったことがある。避難先の公民館には十四名がいて、その内、九名が死亡。五人は助かった。その生存者の名前は明かされていないが、カギを握る人物の名が分かった。ドライバー兼料理人の丸山ひかるが、合同で行われている命日の慰霊祭の前日にこっそりと参拝している」と沢渡。――「関東南部豪雨慰霊碑」の前に丸山ひかる。その背後に沢渡から話を聞いた晴原がいます。↲
2024.05.23
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第八話(2024.5.22)/「百満月」あらすじ↲休日、浅輪直樹(井ノ原快彦)主任と村瀬志保(羽田美智子)は、元鑑識官だった猪狩哲治(伊東四朗)に、二ヶ月前に孤独死した佐々木敏江(中田喜子)の遺品整理を頼まれ、立川市の古びたマンション(朝日ハイム)に向かいます。猪狩は生前、敏江から、「周囲に意地悪ばあさんと呼ばれている自分はロクな死に方をしないと思う。死んだら私のことを調べて人生の証人になって」と依頼されていました。――マンション管理組合理事長、堀井一郎(真砂京之介)、管理人の小坂真子(笛木優子)によると、敏江は三十年前に夫と死別。定年まで弁当工場に勤務。その後、猪狩が所属する俳句の会に参加。が、気難しい性格で周囲と馴染めず孤独な一人暮らし。ただ、室内には若者に人気のゲーム機(ぷにぷにアドベンチャー)や容量の大きな最新型炊飯器があり、誰かを家に呼んでいた形跡があります。更に、金庫の中には死亡推定日の少し前に全財産の四百万円が下ろされている銀行通帳と終活セミナー(インティマシ―)の書類。それに古い集合写真があり、そこには敏江の隣に夫らしき人物。その前に幼女。管理組合理事長に、敏江が「捨てた娘(生きていれば四十歳になる可奈子)」を捜して欲しいと頼まれます。↲彼女が参加していた終活セミナーのスタッフ、新田春斗(島村龍乃介)は、かつてオレオレ詐欺の受け子をやっていたところを青柳靖(吹越満)が逮捕。そして、その後の更生を見届けて来た若者です。その終活セミナー会社を訪ねた青柳、矢沢英明(田口浩正)は、この会社の怪しさに気付きます。「終活」と称し、年寄りに「エンディングノート」に全財産(隠し場所)を書かせ、秘かにそれを盗み出そうという悪辣な組織です。↲敏江の集合写真の場所が葛飾区と分かり、そして、敏江の隣の男が鎌田外科医の前院長と判明。ただ、地元の人に聞くと、女性(敏江)と幼い娘は、院長の妻子ではないということです。鎌田外科医を訪ねると、前院長は既に他界していて息子の鎌田圭吾(佐渡山順久)が後を引き継いでいます。で、写真の幼い娘(七歳)は、亡くなった父が病院に連れて来て、暫く面倒を見ていた子だと語ります。――管理人の小坂真子が敏江の死亡日と思われる日、ベニースーパーで敏江とカレー材料の買い物をしていたことが分かります。浅輪が買い物の金額通りの材料を買い込みカレーを作りますと、全八皿分に相当。で、四冊分のカレーが冷蔵庫に残っていましたから、その日に食べたのは四皿分になります。で、これを食べたのが、敏江、真子、春斗でした。可奈子は十三歳で児童養護院「ひより」に入所。庭に集合写真を埋め、それから名前を小坂真子に変え、十五歳で施設を出ていました。で、この真子と春斗がカレーを食べた後、片付けを手伝っていました。それより先に、直樹は猪狩の弟子の鑑識員、佐久間朗(宮近海斗)に敏江の部屋(特に食器棚)の指紋採取を依頼。真子と春斗の指紋が採取されていました。↲「僕が敏江さんを殺しました」と真子を庇う春斗。「私があの女を突き飛ばして殺しました。私を捨て、そして私のことを全く覚えていなかったことの復讐でした。私は母が迎えに来るのを待っていた。なのに、百回もの満月(七歳から十五歳までの約八年間)を数えても迎えに来なかった」と真子。――管理人の真子と終活セミナー会社スタッフの春斗の出会いは、「あのお年寄りからお金を取ろうとしているんでしょ。協力してあげるから私の復讐に力を貸して」という真子の声掛けでした。で、カレーを食べた後、突然、敏江が、「家族ごっこは、もう終わり。年寄りを騙して金を取る気だろ。これ持って消えな」と言って真子と春斗の前に札束を放り投げていました。それに居たたまれずに真子と春斗は退出。そして、意を決した面持ちで真子が敏江の部屋に引き返すのを見ていた春斗。キーボックスの置き場所を真子、春斗は知っていましたから敏江の室への侵入は真子には可能でした。↲「とんだ詐欺野郎だな」と言ってインティマシ―社長の高木静雄(渡部遼介)を取り抑える青柳と矢沢。――エンディングノートに書かれていた金庫の金の盗み出しを実行しない春斗に代わり、自らそれを奪いに行った高木。敏江の杖を使い、敏江を殴り倒していました。が、敏江の打撲痕は死後数週間を経過して発見されていた関係で、遺体腐敗が著しく確認できませんでした。↲真子に浅輪と志保が諭します。「あなたを父親のDVから守る為に、お母さんは七歳のあなたを一時的に葛飾区の鎌田外科に預けた。で、院長が亡くなって児童養護院に移された(十三歳時)あなたは十五歳でそこを出て、行方が分からなくなった。敏江さんは、あなたを探したが見付からなった。……あなたは七歳が十五歳の八年間、敏江さんが迎えに来るのを待ったが敏江さんは現れなかった。しかし、敏江さんはあなたを捨てていません」と浅輪。が、それでも真子は、「あの人は私が管理人として出会ったのに、娘と分からずにいた。二度、捨てられた。それで復讐心を増幅させた」と言い張ります。「いや、敏江さんのエンディングノート読んでください」と浅輪。――「管理人さん、いや、私の娘の可奈子。思い出をありがとう。あなたはあなたの道を生きて下さい。ありがとう、幸せだった」と書き込まれているエンディングノート。母のことは忘れて、自らの道を歩んで欲しいと願った母は、真子こと娘の可奈子に金を投げ付け突き放していました。↲真子は幸せだった敏江との日々を思います。札束を放られるまでの復讐を忘れていた日々を思います。――「私に母の遺品整理をさせて下さい」と真子。「俺も手伝って好いですか?」と春斗。春斗にとっても、実は大事な温もりの居場所になっていた敏江の家。↲
2024.05.22
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.7(2024.5.21)/「最後の逃避行」あらすじ↲留置場で吐血し、「横浜みなと総合病院」に緊急搬送された胆嚢癌(十二指腸転移)患者で放火殺人未遂犯、重病で「拘留執行停止」になった野木真樹(亀梨和也)が、西村奏(石原さとみ)検事に、「一緒に逃げよう」と囁きます。翌朝、真樹は病院を脱出。長野行長距離バスに乗り込み、奏もそれに同乗。横浜地検支部長の大畑節子(高畑淳子)、事務官の加地卓也(曽田陵介)は奏に連絡を入れますが、それより先に「熱があるので本日休暇」という連絡があっただけで、それ以降、スマホ電源が切られています。で、病院から真樹がいなくなったと自宅で連絡を受ける担当医の奥田貴志(安藤政信)。大畑支部長からも奏の所在を問う電話がありますが、「今、やっと寝たばかりなのですが、起こしましょうか?」、「いえ、結構です」という遣り取りで、貴志は奏の在宅を偽装。貴志は横浜南署の渡辺(板尾創路)刑事からも話を聞かれますが、奏は発熱して自宅で寝ている風を装います。その頃、梅田祐希(矢本悠馬)は野木浩一郎(仲村トオル)の推薦で国際文化法律事務所の面接。そこで真樹の逃亡を知らされる祐希。帰宅し、森知美(宮澤エマ)にそれを報告しているところに、貴志が訪問。貴志は、学生時代の奏のことを尋ねます。その後日、「しばらく家を出ます。別れよう」とメモを残して奏の前から姿を消す貴志。↲被疑者逃亡の事態に神奈川県警が緊急配備を敷く中、長距離バスを降りた奏と真樹は、奏の運転するレンタカーで思い出の場所(学生時代の花火見物)に向かい幸せだった大学時代に思いを馳せます。担当検事と被疑者の禁断の逃避行です。「たとえ検事の職を追われても、愛する人は私が守る。愛する真樹の為、20年前、奏の父の辻英介(佐々木蔵之介)が自死に至った事件、12年前、及川カオリ(田中みな実)が山道で交通事故で自死した真実を突き止める」という強い信念の奏。――奏が、「逃走した真樹を確保した」と大畑支部長に連絡。実は、「一日の猶予をください。必ずことの真実を突き止めます」と大畑支部長に事前連絡していた奏。で、大畑支部長が長野県警に通報し、真樹は逃亡先でパトカー警官に逮捕されます。↲野木邸の放火のあった夜、現場付近を走る宅配トラックに気付いた奏は、そのトラック搭載ドライブレコーダーの分析を渡辺刑事に依頼。そこに放火現場から走り去る祐希が映り込んでいました。奏は真樹に接見を断られていた祐希と、知美夫妻の自宅を訪ねます。「野木先生の家の前で何をしてたの?」という奏の問いに、「真樹は、あの夜、ばったり出会っていた俺を庇ったんだ」と祐希。↲
2024.05.21
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第六話(2024.5.20)/「記憶障害を誘発させる薬の意図」あらすじ↲過去に脳出血の治療を受けた山本健太郎(鈴之助)が、その後遺症のてんかん発作を起こし運び込まれます。妻の美央(松原由希子)、娘の莉子(佐藤恋和)が病院に駆け付けます。一度発作が起きると何度も繰り返す可能性が高いことから、山本には抗てんかん薬が処方されています。抗てんかん薬は一度も発作を起こしたことがない患者への予防投与は推奨されていませんが、実は、川内ミヤビ(杉咲花)は予防投与として、主治医の大迫紘一(井浦新)教授からこの薬を処方されています。それを知った三瓶友治(若葉竜也)は、その投与こそがミヤビの記憶障害に関与しているものと考えます。救急部長の星前宏太(千葉雄大)が、大迫教授の部下で大学同期の綾野楓(岡山天音)をスパに誘い探りを入れます。てんかん発作など起こしたことが無いとされているミヤビに何故、予防投与に否定的な大迫教授が抗てんかん薬を処方しているのか尋ねます。↲真実を見極める為、危険を顧みず抗てんかん薬の服用を止めるミヤビ。と、星前と三瓶の前でミヤビが眠りに落ち「財布が無い、私が残る、こうすると影が消えます」という寝言。夢遊病者のように歩行。そして、てんかん発作。側頭葉てんかんで、夢遊病者のような歩行自動症に加え、発作性発語の症状が出ます。過去にてんかん発作を起こしていた可能性が高まるミヤビ。そう診断する三瓶。↲そんな時、「ミヤビちゃんの脳波検査結果を見付けたよ」と綾野が三瓶に連絡。ファイル七件は全て消去されていましたが、綾野が市販の復元ソフトで復活させます。そのデータは動画で記録されていて、ミヤビの睡眠脳波を取る大迫教授が映し出されます。側頭葉てんかんの発作で歩き出すミヤビがいます。大迫はミヤビのてんかんを隠していました。更に、二回目の服用量で発作が治まって適正量が判明しているのに、更に、三回目に薬の量を変えて発作を誘発させています。それが都合七回繰り返されています。そこに、何故か、関東医大同窓会長の西島秀雄(酒向芳)も現れます。そんな脳波検査ファイルを見て、自らの仮説を裏付ける事実を見付けた三瓶は大迫教授に怒りを向けます。↲綾野が、「川内先生のてんかん発作を伏せていたのは、どうしてですか?」と大迫教授に聞きます。「川内先生の記憶障害を治したくなかったんですよね」と三瓶が問い詰め、記憶障害を引き起こす「てんかん性健忘」についての論文を提示。「七回も脳波検査したのは記憶障害だけが残るギリギリの投薬量を見極める為でしょう。てんかん発作を起こしたら、周囲がその真実の症状に気付いてしまうので、てんかん持ちであることを隠した。あなたは、意図的に<てんかん性健忘>を作った」と大迫教授に迫る三瓶。それに対し、「それが何が問題なの?」と大迫教授。「あなたは医者ですか? 彼女がどんな思いで脳外科医であろうとしているのか考えたことありますか?」と三瓶。「まずは彼女のてんかんを抑えて医師として復帰するのに必要な最小限度の服用量を決めるのがベスト。君の妄想で周囲を巻き込まないで貰いたい。彼女の記憶障害は治らない。諦めろ」と大迫教授。「いや、川内先生の記憶は消えていない。海馬に眠っているだけ」と三瓶。「だとしても、それを呼び起こす方法は存在しない」と大迫教授。↲抗てんかん薬を服用し始めた山本は十分な睡眠をとる為、夜勤を減らしたいと会社に申し出ます。しかし、後遺症の理解が乏しい直属上司の文野(新貝文規)から特別扱いはできないと言われ、妻子を抱える山本に、日中の仕事も暫く休むよう通告されます。自らも後遺症を抱えるミヤビは山本の為に、文野とその上司の池沢(小沼朝生)に会って説得を試みます。それに丘陵セントラル病院院長の藤堂利幸(安井順平)も同行。「周囲の理解が必要です。出来る事さえ断たれ、可能性を奪われるのが患者は一番辛い」と藤堂院長が説得。「障害者枠での再雇用なら、障碍者雇用促進法により、税制優遇などのメリットが会社にはあります」とミヤビ。で、山本は会社に正常復帰。↲抗てんかん薬の量を増やして、それで記憶障害が改善するという三瓶の仮説を試そうとするミヤビ。「認知機能が低下するかも知れません」と三瓶が言いますが、「出来ることをやってみます」とミヤビ。カプセル一錠の処方のところを二錠服用。――それで、「光を当てると影が出ます」と言った三瓶の言葉を思い出すミヤビ。「人間は暗いところに光を当てて好いことをしたと思っている。が、新しく出来た影に気付かない。アンメット……。直訳すると満たされないという意。出来た影に光を当てても、また新たな影ができる。再び、満たされない人が産まれてしまう。どうしたら隈なく照らしアンメットを無くせるのか。その答えを探しています」と言った三瓶を思い出します。その時、「こうすると影が消えます」と言ったミヤビ。↲翌朝、昨日食べた豚足の小骨を床から拾い上げるミヤビ。昨日、豚足を食べたことを思い出すミヤビ。ミヤビは病院に全速力で走り、「昨日のこと、覚えてたんです」と三瓶、星前に報告。星前と抱き合って喜ぶミヤビ。↲
2024.05.21
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■フジ月9ドラマ■366日/第七話(2024.5.20)/「あの時から好きになっていた」あらすじ↲雪平明日香(広瀬アリス)は、未だ高校時代以降の記憶を取り戻すことのない水野遥斗(眞栄田郷敦)に寄り添いながら、「オカベ音楽教室」の事務受付兼クラリネット講師の道を歩み始めます。遥斗の担当脳神経外科医の池沢友里(和久井映見)の娘、菫(宮崎莉里沙)をクラリネット指導します。そして、山浦久典(赤ペン瀧川)室長から、クリスマスイベントのプロジェクト参加を勧められます。明日香は、10/28が誕生日ということで、その日の「秋のクラシックコンサート」チケット二枚を同僚のプロジェクト参加者から貰います。↲小川智也(坂東龍汰)は、肘の故障で、「慶京運輸」野球チームで戦力外。実家(茨城)のネギ農業を継いでいます。そんな中、遥斗が退院。遥斗は外食チェーン「グッディダイニング」に復職し、妹の花音(中田青渚)と東京での同居生活を開始。↲遥斗の退院と復職、そして、明日香のクラリネット講師デビューを祝う為、明日香、遥斗、智也、下田莉子(長濱ねる)、吉幡和樹(綱啓永)は、遥斗の企画で立ち上げ営業している飲食店「パトリア」に集合。そこに遥斗の同僚社員、木嶋康介(岐洲匠)もいます。木嶋のフォローはありますが、復職初日、遥斗は全てのことを失念しており、メモを取って様々なことを学びますが、なかなか頭に入りません。仕事上の初歩ミスが続き焦りを感じている遥斗は、木嶋から「パトリア」がハロウィーンのキャンペーン(10/28)でキッチンカーを出すことを聞き付け、その手伝いを買って出ます。それを知った明日香は、遥斗とのクラシックコンサート行きを断念。遥斗は明日香の誕生日を覚えていません。休日出勤の遥斗を横目に、一人でコンサートに行く明日香。キッチンカーの手伝いの遥斗は、コンセントが抜けていることに気付かず、アイスを溶かします。落ち込む遥斗。自分が情けない遥斗。励ます妹の花音。そこに、花火大会の誘い。妹も同行希望。後日、「何で10/28が誕生日と言ってくれなかったの?」と遥斗が明日香にクレーム。↲狛江崎亘(岩永ジョーイ)が妻と正式に別れ、莉子とのやり直しを求めます。そこに、実家のネギを届けに来た智也。智也が間に入って亘を追い返します。智也は実は高校時代から莉子のことを好きになっていますが、それを言い出せていません。そんな智也が、莉子を土浦の花火大会に誘います。↲そして、和樹もまた、実は高校時代から明日香のことを好きになっていました。そんな二人が街中で偶然出会い、懐かしいカレー弁当を食べます。そこに智也からの「土浦花火大会」の誘いがあり、二人はOK。ワイシャツにカレー汁を付けて帰宅した和樹を同棲している佐武芽美(高田里穂)が疑い、花火大会に同行。↲花火大会で帰省する高校時代の仲間たちと芽美。皆で花火大会に向かいます。川沿いでの場所取りです。そこに向かう途中、明日香が転倒し、足を挫き動けません。遥斗が背負って、皆と合流。「誕生日のこと、黙っててゴメンね。来年の誕生日はケーキを食べたい」と明日香。遥斗が誕生日プレゼントのブレスレットを明日香の手首に巻きます。皆で花火を見上げます。その後、解散。明日香は深夜バスで東京に戻ります。深夜バス乗り場まで遥斗が見送り。――東京に戻った明日香に、「お兄ちゃんが(茨城の)実家に帰って来ない」と花音の電話。↲
2024.05.20
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 6(2024.5.19)/「不正」あらすじ↲明墨法律事務所で、捜索中の江越という人物のことを明墨正樹(長谷川博己)に報告する緋山啓太(岩田剛典)。それを事務所の外で立ち聞きした赤峰柊斗(北村匠海)は、緋山を「糸井一家殺人事件」の関係者と認識。↲元千葉県警刑事部長の倉田功(藤木直人)は、来栖礼二(渡邊圭祐)による「連続不同意性交事件」の被害者、仙道絵里(早見あかり)の目撃証言について、これを「虚偽告訴幇助(証拠捏造)」したことを認めており、娘、紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の弁護担当の申し出を拒否。その直後、伊達原泰輔(野村萬斎)検事正に、「どんな名医でも肉親の手術は難しい。お父さんの弁護は冷静な第三者が望ましい」と忠告されます。↲懲役一年、執行猶予二年という判決が下された女性副編集長、沢原麻希((珠城りょう)。その弁護を担当した藤堂(津村知与支)弁護士に代わり、明墨が、「私があなたを無罪にして差し上げましょう」と言って登場。大洋出版(週刊大洋)の副編集長だった沢原麻希は「情報流出事件」に巻き込まれ、その犯人とされています。社外秘の機密情報、取引情報、社員の個人情報などを外部に漏らしたとされています。その控訴審(公判)を明墨が担当。沢原のIDを使って侵入した者による流出だったことと、沢原の口座に流出先の㈱スターリスト社から315万円の振り込みがあったことで沢原が犯人とされています。スターリスト元代表取締役の田村浩紀(望月章男)によれば、機密情報はUSBメモリで郵送されたとのこと。しかも、その封筒に沢原の指紋が付着。――元上司(デスク)だった上田基一(河内大和)を飛び越えて副編集長に抜擢されていた沢原は、後釜の副編に納まっている上田の仕業と疑っています。↲沢原の副編集長時代の五ヶ月間、彼女は、民英党議員、加埼達也(相島一之)法務副大臣の複数女性との不倫疑惑、そして、大企業社長とパーティー三昧という醜聞を追っていました。それで、次期法務大臣の座は危うくなっていたのですが、対抗馬だった富田誠司(山崎銀之丞)議員は、息子の正一郎(田島亮)が暴行事件を起こし、その証拠隠滅を図ったことで逮捕され、それで加埼は勝ち残り。――上田のデスク時代、沢原の政界スキャンダル記事は一切封じられていましたが、副編となって立場が入れ替わるや、加埼議員の政界スキャンダルを連発していた沢原。そして、沢原が副編の座を下ろされた後、加埼のスキャンダルは封印。で、上田副編と加埼議員には繋がりがあり、加埼議員の政敵とも言える竹本派の暴露記事を書くことになっていた上田。上田の情報源(竹本派スキャンダル)は加埼議員です。↲明墨はGPSを上田の鞄に仕込み、上田の尾行を赤峰に命じます。で、加埼議員の第一秘書(水野智則)とバー(Luna's Bar)で密会している上田の写真を赤峰が抑えます。バー従業員の話では、時々は、加埼議員本人も来るとのこと。一方の紫ノ宮には、スターリスト代表取締役、田村の個人用パソコンの回収を指示。田村は逮捕後にスターリストを廃業し、会社のパソコンデータを全て削除していましたが、警察に押収されなかった個人用パソコンの消去データ、SCRE CHATという匿名SNSを復元。その中のチャット送り主に、大洋出版の上田基一の名前があります。四件の情報漏洩リストがあります。これで控訴審での証拠が揃います。↲控訴審では、スターリストの田村と上田とのメール交換の記録、そして、加埼議員の第一秘書と上田がバーで密会している写真を証拠として提出。そして、上田がデスク時代、沢原麻希の加埼スキャンダル記事を却下していたことを指摘。で、沢原麻希は陥れられたものとし、無罪を主張。が、品川(近藤公園)検事が証拠集めの違法性(権利侵害)を強調。上田を証人として呼び、鞄に小型GPS探知機を仕込まれ、赤峰弁護士に尾行、盗撮をされたという違法性を語ります。「弁護側の請求証拠は不採用」と瀬古判事。↲司法修習同期の森尾(沢村玲)検事を呼び止め、異例の出世を遂げている伊達原検事正の話を聞く紫ノ宮。――伊達原は千葉地検在籍時、「西千葉建設横領事件」を担当。これは、会社の下っ端を使って会社の金を盗ませていた事件(企業汚職事件)であり、その絡みで、志水裕策(緒形直人)が犯人とされた「糸井一家殺人事件」が発生。この事件も伊達原が裏で陣頭指揮を執っていました。↲緋山啓太の殺人事件では姫野検事と中島教授によるDNA証拠の捏造という不正を暴きました。富田正一郎の暴行障害事件では衆議院議員の父親(誠司)の証人買収という不正を暴きました。そして、来栖礼二の連続不同意性交事件では倉田刑事部長の虚偽告訴幇助という不正を暴きました。で、今回は加埼議員と上田による不正を暴こうとしている明墨。↲明墨の愛犬、ゴールデン・レトリバーのミル(ライズ)とそっくりな犬、マメ(ジーザス)を世話している児童養護施設の桃瀬紗耶(近藤華)17歳が明墨と親し気に会話しているのを目撃したことのある紫ノ宮。で、何故か、養護施設にボランティアで来ていた瀬古成美(神野三鈴)判事を避けていた紗耶。ともあれ、志水には事件当時、五歳になる娘がいました。紗耶が志水の娘と推察する赤峰と紫ノ宮。↲伊達原検事正、倉田元刑事部長、緋山は、「糸井一家殺人事件」の関係者です。赤峰が、「一家殺害、元同僚は死刑、千葉地裁」を検索しようとしているところに明墨がミルの散歩から戻ります。赤峰が明墨に一連の裁判の狙いを問います。明墨は、糸井一家殺人事件で志水に死刑を言い渡した瀬古判事がターゲットであることを明かします。――真犯人の政治家の息子、富田正一郎を見逃し、松永理人(細田善彦)に有罪判決(懲役二年、執行猶予五年)を下したのも瀬古判事です。この裁判を明墨と青山憲治(林康文)は傍聴。赤峰は傍聴席で「無罪」を叫び、瀬古判事に退廷を命じられていました。以前所属していた法律事務所で、途中で松永の弁護士を下ろされていた赤峰は、傍聴席にいました。で、で、松永は執行猶予付きの有罪判決後、コンビニ「エフマート」店員として働いています。松永の再審に向けて赤峰は行動しています。↲松永の事件では、正一郎の父、富田誠司衆議院議員に買収されていた可能性のある瀬古判事。今回も、沢原麻希が無罪であるという新証拠を不採用にした瀬古判事は、次期法務大臣の加埼議員に恩を売った形になっています。つまり、最高裁判事の座を狙っている瀬古判事は、議員の力が必要になっています。最高裁判所長官は、内閣の指名に基づいて天皇によって任命されます。よって、政界大物との繋がりが欲しい瀬古判事。――瀬古判事と伊達原検事正がバーで密会しています。「明墨はしぶといですよ。尻尾を掴まれないようお気を付けて」と瀬古判事に忠告する伊達原検事正。↲瀬古判事、加埼議員、上田基一の繋がりを明確にする為、明墨は、児童養護施設の「ゆめみら祭」でボランティア活動をしている瀬古判事に上田に仕掛けたGPSの件を暗に漏らしました。――「この裁判、瀬古を落とさない限り勝ち目は無い。瀬古判事の闇を炙り出す」と、赤峰に宣言する明墨。 ↲
2024.05.20
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十話(2024.5.19)/「望みの先に」あらすじ↲内裏では、「四の君」こと藤原儼子に通っていた花山院(本郷奏多)の牛車に矢を放ち、従者二人の命を奪った藤原伊周(三浦翔平)とその弟の隆家(竜星涼)に対し、花山院の異母弟にあたる一条天皇(塩野瑛久)が厳しい処分。――伊周は「三の君」こと故太政大臣の藤原為光(阪田マサノブ)の娘で、藤原斉信(金田哲)の妹にあたる寝殿の上、光子(竹内夢)の元に通っていたところ、その屋敷で豪華な牛車を見掛け、自分の他にも男がいるのではないかと邪推。しかし、豪華な牛車の男は、「四の君」こと藤原儼子の元に通っていた花山法皇だったというオチ。花山法皇は出家の身での女通いが露見する体裁の悪さと恐怖により口を噤んでいましたが、一条天皇は、この事件に加え「生母、詮子を呪詛したこと」、「宮中のみでしか行うことができない呪術の大元帥法を修して右大臣(道長)を呪詛したこと」を理由に伊周を太宰府大宰権帥に左遷。そして、隆家を出雲権守に左遷。既に謹慎処分中だった伊周は、呪詛だけはしていないと右大臣藤原道長(柄本佑)に訴えますが、一条天皇の決定は変りません。どうやら、この呪詛というのは、道長の嫡妻、源倫子(黒木華)の謀略と思われます。倫子は、夫、道長の政敵を追い落とす為、呪詛をデッチ上げていました。で、中宮定子(高畑充希)も兄弟の不祥事により内裏を追われ、実家の二条北宮に移転。それに伴い定子の女房として忠誠を尽くしていた清少納言(ファーストサマーウイカ)は、里に帰されます。これが「花山院、長徳の変」。伊周、隆家に代わり、藤原道綱(上地雄輔)が中納言、藤原斉信が参議となります。↲正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)であった藤原為時(岸谷五朗)は晴れて公卿と呼ばれる従五位の下に昇格して、当初は淡路守に任命されますが、最終的に道長の口添えもあり、任地変更で越前守(越前の国主)になって赴任。――前年の995年9月24日に隣国の若狭に宋の商人の朱仁聡(浩歌)、見習い医師の周明(松下洸平)ら70人が来着。若狭と越前に逗留していることから、その交渉人として漢文の才がある為時が越前守に選ばれており、まひろ(吉高由里子)も父に同行の運びとなります。↲検非違使に屋敷を取り囲まれている伊周、隆家。一条天皇の配流(地方左遷)の命に従わない伊周、隆家を捕らえようと検非違使別当の藤原実資(秋山竜次)が検非違使の一団を率いて屋敷を急襲。隆家は諦めて出雲行きを決めていますが、伊周は太宰府行きを拒否。検非違使は屋敷内を探索。その時、定子が検非違使の刀を抜き、それを喉元に向け自害する素振りを見せた後、自らの髪を切り落とします。↲
2024.05.19
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第六話(2024.5.18)/「死んだ娘の恋人」あらすじ↲神保町支店での臨店を終えた花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)は、花咲健(上川隆也)と馴染みの大将(ドロンズ石本)がいる寿司屋(かと勘)で飲食。そこで、常連客の谷原道代(宮崎美子)からの相談。五年前、「もやもや病(脳血管が細くなるウィリス動脈輪閉塞症)」で27歳で急逝した娘、谷原奈保子(堀田茜)の産業中央銀行口座に謎の大金(四千万円)が入金され、そして、引き出されているとの相談。道代は口座の金の妙な動きを知り、既に解約はしていますが、「好い事でも悪いことでも娘の生きた証として何が起きていたのかを知りたい」と言います。舞と相馬は奈保子の口座の動きの謎を調べることになります。ただ、奈保子の口座は産業中央銀行のものであり、東京中央銀行内では調査できません。そこで舞と相馬は奈保子が生前に働いていたヘブン製薬を調査。奈保子が抱えていた「もやもや病」新薬を開発していたヘブン製薬は十年前に設立、五年前に出資(三千万円)会社に裏切られ(出資金を引き上げられ)、新薬未開発のまま倒産。社長で研究者の平岡秀紀(田村健太郎)は奈保子の恋人でしたが、ヘブン倒産後、行方不明。後日、舞は「ブレインリーチ」というベンチャー企業が、ヘブン製薬と似た新薬を開発中との情報を掴みます。この会社の設立時期(四年半前)は、ヘブン製薬が倒産した数ヶ月後。奈保子の口座から金が引き出された直後とタイミングが一致。が、「ブレインリーチ」関係者の中に平岡の名前はありません。舞と相馬は「ブレインリーチ」CEOの香坂遼(猪塚健太)に話を聞きます。香坂は、「お答えできることは無い」と口を噤みます。で、舞と相馬が去った後、「東京中央銀行の奴らがヘブン製薬のことを嗅ぎ回っている。暫く、こちらには顔を出すな」と平岡に電話連絡。――香坂と平岡は国立医科大学の同期生であり、連名で論文を提出したりしています。そして奈保子の銀行口座を使ったのは平岡ですが、それは香坂の提案を奈保子が受けたからでした。ヘブン製薬の連帯保証人で、「機器類賃貸借契約書」等により借りていた金を返さないといけなかった平岡に、突然、父の死が重なり、それで、四千万円の遺産が入りました。それを保証債務に充てる積りの平岡に、大手の製薬会社を退職し新会社(ブレインリーチ)設立を提案した香坂が、その金は新薬の開発に使うべきと提言。で、その金の保管場所として、「私の口座を使ってください」と奈保子が申し出。平岡の父の遺産を債権者から守る為、差し押さえられる前に奈保子の口座に遺産金を移しました。「薬を完成させて」と言って死んだ奈保子。で、新会社立上げ。↲国立医科大学病院勤務の平岡を訪ねる舞と相馬。平岡の保証債務は先日、完済済み。「しかし、他人の口座を使用したこと、返済に充てるべき資産を隠したことは銀行員として見逃せない。それでも研究者として人の命を救おうと新薬作りに邁進したことは、誰もそれを非難できない」と相馬。平岡に、娘の恋人として道代に会いに行くよう促す舞。――平岡は恋人奈保子の母、道代と寿司屋(かと勘)で会います。奈保子が大好きだったキノコの飾り付きボールペンを胸ポケットに入れている平岡。道代も、娘の形見のキノコのボールペンを持っています。そして、平岡のキノコ頭を見た道代が、「キノコ……」と言って泣き笑い。↲
2024.05.18
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第六話(2024.5.17)/「フェアな逆恨み」あらすじ、慧(染谷将太)黒羽ミコ(篠原涼子)↲スタンガンで襲われ拉致された森野徹(バカリズム)が、「八年前、誤認逮捕を黙認した私は卑怯者です。警察は誤認逮捕を認め、現在服役中の異口治(モロ師岡)を直ぐに釈放してください」と動画配信サイトで言わされています。八年前、都内でスナック経営の湯上幸(華耀きらり)が十字架で刺殺された事件は、被害者氏名と殺害法がミコの小説「歪な十字架」(集毎社刊)と一緒でした。この「歪な十字架模倣事件」の犯人とされたのが、森野刑事が逮捕したタクシー運転手、異口治。当初は殺人を否認。森野も異口治の人柄の良さなどを聞き込むに付け、彼が真犯人ではないという見通しで捜査を進めていましたが、数日後、異口治は自白。スナックママ(湯上幸)に横恋慕し、そして振られたことで逆上して殺害したとする異口治の自供のみによる冤罪を森野刑事がサイト動画で訴えています。ミコは、「卑怯者」とミコに言われて深く傷付いていた森野が、自らを卑怯者と言ったことに違和感を覚え、これは拉致されて言わされているものと直感。そんな中で、「異口治を十時間以内(夕刻過ぎの八時まで)に釈放しないと、卑怯者の私は自ら命を絶ちます」と森野の追加動画。森野の相棒刑事の樋口一之(矢本悠馬)、運転手の坂浦猛(渡辺大知)と一緒に、ミコは森野の行方を探します。で、サイト動画の中で、「どんぐりころころ」の夕方五時のチャイムが鳴っているのに気付くミコ。「どんぐりころころ」が流れる地域、栗皮市を特定。↲樋口、坂浦を伴なって栗皮市に入ったミコは、焼きそば屋「しぐれ」でラー油をかけて食べる「栗皮赤焼きそば」を注文。その店内で、異口治が写り込んでいる「栗皮焼きそば祭り」(九年前)の写真を発見。異口治の隣に女性がいます。焼きそば屋の女将、花山(ふせえり)に話を聞くと、この女性の名前は文香で、何年か前に他界しているとのこと。女将に文香の住んでいた家を聞き、学校裏手のそこに三人は向かいます。で、窓ガラスを割って家に侵入。森野の告発動画を撮った部屋があります。が、森野はいません。で、とりあえず坂浦猛が運転する車で都内に戻る三人。そのタイミングで、「私を探し出そうとしても無駄です。早く異口治を釈放してください。そうしないと私は死にます」と森野の三つ目の動画配信。が、この動画配信では文香の家に入った際にミコが割った花瓶が割れておらず、この動画は先に録画されたものと分かります。↲異口治は坂浦猛が殺人者の息子という汚名に苦しまないよう、内縁の妻と子供がいることを警察に隠していた関係で、文香は再審請求もできず、心労が重なり他界していました。そのあたりの事情を推察したミコは文香の家で、子供の成長記録と思われる柱の傷を見付けていました。異口治と文香の子供が、森野を拉致誘拐したものと推察したミコは、樋口刑事に警察のデータベースから文香の子供を調べるよう指示していて、それで、異口治の内縁の妻だった坂浦文香の子供が当時二十二歳(現三十歳)の坂浦猛であることが判明。そのデータが樋口刑事に転送され、それをミコに見せます。ミコが運転手の坂浦猛に停車を命じます。――森野を坂浦猛運転の車のトランク内で発見します。スタンガンで森野を拉致し、告発動画を撮った坂浦猛。「自首しよう、私はあなたを救いたいの」とミコ。が、坂浦猛はトランク内の森野をナイフで刺そうとし、それを樋口刑事が阻止。その時、速やかに捜査一課刑事が現れ、坂浦猛を「警察官逮捕監禁罪」、「警視庁に対する威力業務妨害罪」で逮捕連行。樋口刑事がミコの動きを逐一、捜査一課本部に報告しており、それで緊急逮捕。↲留置所面会室に弁護士の慧を伴なったミコ。「どうして私にドライバーとして近付いたの?」と問うミコに「あの小説さえ無ければ、父は模倣犯などとして疑われなかった。僕の家族は無茶苦茶にされた。その復讐心で近付いた。父は、ミコさんの小説を読んだことはありません」と坂浦猛。↲「この卑怯者」というのは、森野が異口治に言われていた言葉でした。調べを進めるにつれ、彼が真犯人ではないと考えていた折り、「この卑怯者、正義漢面するな。どうせあんたも俺のこと疑ってるんだろ。俺が殺した」と自白した異口治。――ミコは自分のミステリー小説を真似た殺人事件が起こったというのがトラウマ(イップスの原因)になっています。再び悪人に模倣されたら困るということで高度で凝ったトリックを書けなくなり、それで恋愛に傾くミステリーを書き、そして、そのことをアンチの森野が指摘して酷評。一方の森野刑事は、異口治が言った「俺のこと疑ってるんだろ?」という言葉がイップスのトリガーになっています。ミコと森野のイップスは、この「歪な十字架模倣事件」が元凶です。「十字架事件」の真相が明らかになることで二人はイップスから抜け出し、ミコは再びベストセラー小説家、森野はエリート刑事に復活ということになりそうです。「イップス解消には原因と向き合うことが大事。<十字架事件>の真犯人を見付けることで私たちのイップスは解消する。前に進める」と考えるミコ。↲警察しか知り得ない「十字架事件」における情報ファイルを持っている弁護士の慧を怪しむ樋口刑事。↲
2024.05.18
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第四話(2024.5.16)/「最愛の妻の嘘」あらすじ↲余命一年の癌を抱える妻の玲子(天海祐希)が生きているうちに無実を証明したい狩山陸(木村拓哉)は、南雲大樹(一ノ瀬颯)に預けた重要証拠(設計図とケーブル発注書)が入っているSSD(データ記録媒体)を手に再審に向けて動こうとしています。で、SSDの返却を求める狩山のメールを受けた南雲ですが、それは既に、ベトナムメコン川へのプロジェクト派遣という大抜擢と引き換えに、磯田典孝(小日向文世)社長、桑原誠(岩谷健司)常務、秋澤良人(斎藤工)弁護士に提出済み。証拠隠滅を企む磯田社長、桑原常務と、上司だった狩山の板挟みで精神的に追い詰められる南雲。そんな南雲に狩山が海辺で接触。「持って来てくれたか?」、「あれをどうするつもりですか?」、「警察に提出して再捜査をお願いする」、「あの証拠品は会社に保管してあります。で、今日、会社は休みです」、「すまんが、取って来てくれ」。会社に向かう筈の南雲が一旦帰宅。そこに婚約者、本宮絵里菜(山本舞香)がいて、ベトナム派遣の引っ越し準備。「苅山部長から連絡があったのね。……大樹には偉くなって欲しい。苅山部長を言われるままに助けたら、大樹も部長と一緒に海の底に引き摺り込まれる」と絵里菜。南雲が「僕は戻りません。証拠は磯田社長と桑原常務にお渡し済みです」と、狩山に連絡。↲それより先に、龍神大橋の工事現場(資材倉庫)に潜む狩山に玲子が、「癌で余命一年は嘘なの。私が付き添うから警察に行こう」と衝撃の告白。「証拠を(南雲から)ピックアップする。だから、一日だけ待ってくれ。その証拠を持って警察に出頭する」と、狩山。そんな二人の背後に国立署の梶田千佳(片山友希)刑事、そして、警視庁捜査一課の黒木正興(竹内涼真)刑事が迫ていました。黒木刑事ら捜査員がそこに踏み込む直前、狩山は玲子を残して逃走。で、狩山は南雲に接触。が、南雲の思わぬ裏切り。その間、勤務先の聖修大学病院内が狩山の逃走劇の余波で騒がしくなっていて、それで暫くの休暇を言い渡される玲子。因みに、「癌で余命一年は嘘なの」というのは、逃走する狩山に罪を重ねさせない為の嘘でした。↲林一夫(上川隆也)区長は脱獄者を出した責任を取り、「退職届」を提出。その後、テレビ出演後の東京都知事、榛名文江(賀来千香子)に接触。「私は退職届を出します。狩山受刑者を担当した刑務官に対する一切の責任(処罰)を不問に付すというお約束、宜しくお願いします」と都知事に念押し。↲裏切られたものと思っていた南雲から、「後ほど連絡します。それまで待っていてください」と連絡。――SSDパスワードを思い出したと言って、南雲が秋澤弁護士と桑原常務を休暇中の会社に呼び出します。で、何度かパスワード入力に失敗する間、SSDを秘かにコピー。それを持ってその場を逃走。が、南雲のSSDコピーを察知した秋澤弁護士が南雲を追走。「それを公にすれば苅山さんは消されるかも知れない」、「適当なことを言うな」という遣り取りの末に揉み合いになり、南雲は非常階段から踊り場に落下。SSDコピーを南雲から回収する秋澤弁護士。一命を取り留めたものの意識不明で南雲は病院に緊急搬送。そこに駆け付けた本宮絵里菜が、「南雲は苅山部長に呼び出されていた。こうなったのは全部、狩山部長のせいです」と黒木刑事、秋澤弁護士に証言。その頃、「帝和建設社内で転落事故、逃走事件と関連か」という南雲の事故を報じるネットニュースを見た狩山は、「証拠は手に入らなかったが、約束だから、今から警察に出頭する。それから、お前も諦めずにちゃんと治療してくれ。俺も嘘は下手だけど、お前も下手だな」と玲子にメール。そして、南雲から借り受けていた携帯の電源を切り、約束通りにゴミ箱に投入。↲警視庁永代警察署に「永代町女子大生殺人事件」の帳場。「俺は捜査本部の縮小に納得していない」と被害者の父、半田豊(田中哲司)が、黒木の上司の主任刑事、掛野勝(山崎潤)警部補にクレーム。半田は、狩山の脱獄事件で忙しくしている警察官を見て、「うちの娘の事件も忘れるなよ」と忠告。↲玲子との約束通りに警察に出頭するつもりの狩山でしたが、肋骨の骨折の痛みで意識が朦朧とする中、狩山の前に半田。半田は痛みで身動き出来ない狩山を静岡ナンバーの軽トラに乗せ、静岡の自宅に向かいます。狩山の警察出頭が半田に邪魔されています。↲
2024.05.16
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第四話(2024.5.15)/「竜巻の脅威、姉妹の絆」あらすじ↲五年前、関東南部豪雨においてSDM(特別災害対策本部)気象班統括責任者、晴原柑九朗(山下智久)の婚約者で気象研究所研究官だった園部灯(本田翼)の避難指示により、九人の命が失なわれたという週刊誌記事が出回ります。晴原は世間にSDMの存在意義を広める為、防災活動を開始。――子供たちへの防災教育の為、三日後に台風が接近し、そして、半年前も台風被災地だった地域(千葉県華原市)に向かう消防班の園部優吾(水上恒司)、医療班の汐見早霧(夏帆)らSDMメンバー。そこは、雲田彩(出口夏希)の地元。彩の姉、真紀(石井杏奈)は、市役所の市民生活課担当者です。真紀は三年前のつむじ風で被災し、それ以来、車椅子生活です。無事だった彩は姉と気まずくなっています。↲防災教育にやって来た子供たちの中に、半年前の台風で、「ダブルレインボーを見よう」と約束をしていた祖父を亡くした十歳の少女、迫田実花、そしてその幼馴染みの根岸航平がいます。実花は今でも、何かにつけて祖父が担架で運ばれる場面がフラッシュバックし過呼吸を起こします。で、そういうトラウマから逃れるべく、近々、転地の予定です。↲晴原の解析により台風の進路が変わり危険が迫っていることが判明。瞬間風速75mの竜巻が発生するものと思われます。地元テレビ局の協力により、SDMが中継で避難指示と注意喚起。「三年前の被災を経験している自分こそが危機を知らせる適任者」と考える彩が中継に出演。建物内への避難を呼び掛けます。そんな嵐の中、実花を悲しませたくない航平が、実花の祖母の家に走ります。園部優吾が航平を追います。実花の祖母は家の中にいて無事。航平も家に入れて貰って無事。皆の元に戻った航平が、「実花がここを離れる前に、みんなで、ダブルレインボーを見に行こう」と提案。――積乱雲から生まれるダブルレインボーについては、晴原が解析済み。一時間後に雨。その後のダブルレインボーを見に全員が出発。実花、航平が前向きに生きようと決意。彩と真紀の姉妹も、互いの確執を乗り越え、前に踏み出すことを誓います。↲立花藍(真矢ミキ)総務大臣の夫で警察官の沢渡満(橋本じゅん)が、立花の推薦でSDM警察班統括責任者として配属されます。沢渡は、園部灯の死に興味を示しています。「あの時、私は警官として止めたんですよ。園部灯さんを最後に見たのは私です」と晴原に語る沢渡。↲
2024.05.16
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第七話(2024.5.15)/「悪夢のリレー」あらすじ↲ジャンケンに負け特捜班の弁当を買い出しする新藤亮(山田裕貴)ボストンバックを抱えて倒れ込む男に遭遇。男は、「お願いします、娘を助けて」と言って意識を失ないます。男のスマホには、「娘は預かった。12時までに一億円用意しろ」、そして、やや時を置いて送られた「身代金一億円を13時までに西汐留駅に持って来い。1秒でも過ぎれば娘の命はない」という脅迫メッセージ。それに、猿轡(さるぐつわ)を噛まされ拘束された女児の画像。そしてバッグの中に一億円の札束。新藤は通りかかったフードデリバリー配達員、風戸達行(JP)に男を託し、一億円入りバッグを抱えて西汐留駅に走ります。そして、浅輪直樹(井ノ原快彦)主任に連絡。――倒れていた男は、議員秘書の谷繁秀輝(吉田悟郎)であり、彼の父は何かと黒い噂が絶えない国会議員、谷繁正秀(山田明郷)。誘拐されたのは、秀輝と明里(早瀬マミ)の娘で小学5年の風花(中村たんぽぽ)なのですが、これを警察には誘拐通報を入れず、内々で対処している谷繁家。↲時間内に西汐留駅に到着した新藤に、誘拐犯から「中央ふれあい公園」への場所変更の通知。その間、村瀬志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)は、谷繁家に向かいます。秀輝の妻、明里が対応、「お父さん、警察に助けて貰った方が」と明里が言うのに、「勝手にしろ!」と谷繁正秀議員。↲青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は谷繁秀輝が搬送された病院へ。秀輝の意識が戻り、身代金一億円の出所を尋ねます。秀輝は父、正秀の事務所に侵入して拝借したと証言。父の金庫から裏金の一億円を盗み出していた秀輝。↲「中央ふれあい公園」に到着する新藤。「金をトイレの裏に置いて帰れ」と誘拐犯からの連絡。そこに半グレ風の二人組が現れ、その金を奪おうとしています。と、「その二人組に金を渡すな。渡したら娘の命は無いぞ。……そこからタクシーに乗って、そいつらを巻け。新しい受け渡し場所は……。亀江戸方面に向かえ」と誘拐犯の電話。「江東中央駅前広場」が新しく指定された受け渡し場所。が、交通渋滞。タクシーを降りて走る新藤。再び、「中央ふれあい公園」のトイレで出会った二人組に追われますが、清掃員、警備員らの協力があって逃げ続けます。最後は二人組を倒し、指定場所に走る進藤。↲「丸い椅子の上の鞄(デリバリー鞄)にバッグごと金を入れろ。そして、鞄から離れろ」と誘拐犯からの電話が新藤に入ります。指示に従うと、突然、四人のデリバリー配達人が自転車に乗って現れます。一億円の入ったデリバリー鞄と各自が背負って来たデリバリー鞄をシャッフルし、各自がそれぞれの鞄を背負い走り去ります。誰に一億円が渡ったのか分からない状態にして、その場を走り去る四人の配達人。鞄が一つ残っていて、それを新藤が開けると、「お疲れ様」というメモ書きがあります。↲小学校下校後、塾に向かうルートと外れた道を歩き誘拐されている(姿を消している)風花。風花は明里の連れ子であり、秀輝は実の父ではありません。風花は義父になついていません。実の父は、焼き鳥居酒屋「鳥作」経営の中尾健治(金剛地武志)です。志保と由真が誘拐犯と当たりをつけた中尾の「鳥作」に入り、風花を探します。臨時休業の「鳥作」に風花はいません。その間、青柳と矢沢が中尾の行方を探し、グランルージュ品川(アイドルグループのイベント)で親子テートした帰り道の中尾と風花を発見。風花は誘拐されていません。猿轡画像は巧妙なフェイクでした。新藤を襲った半グレの二人組は、正秀議員に雇われて裏金の一億円を取り返しに来た者たちでした。↲誘拐犯は正秀議員に恨みを持つ者たちであり、倒れた秀輝の為に救急車を手配した風戸達行は、正秀議員の元秘書であり、その事務所の金庫に一億円の裏金が眠っていることを承知していました。で、短時間での一億円(身代金)要求をすれば、息子の秀輝は、その金を盗み出すはずという読みをした風戸。風戸の絵図による狂言誘拐でした。で、半グレ二人組から新藤を逃がすよう協力した清掃員の清田宗次(玉置孝匡)、警備員の守谷啓吾(福本伸一)、それに、タクシー運転手の轟卓志(諏訪太朗)が、最後に、デリバリー鞄を背負って逃走した四人組でした。――風戸、清田、守谷、轟が居酒屋「鳥作」に集結。「風花ちゃんとのデート楽しかった?」と中尾に聞いています。なかなか娘に会えない中尾に、娘を引き合わせようということでの四人の誘拐劇でした。「店続けて待ってますから」と、警察に連行される四人の常連客に言葉をかける中尾。↲志保、由真が正秀議員に空の鞄を返却。裏金の証拠物の金は、検察特捜部に持ち込まれています。↲
2024.05.15
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.6(2024.5.14)/「検事vs元恋人、この愛を裁けますか?」あらすじ↲野木浩一郎(仲村トオル)の邸宅が炎に包まれ全焼。逃げ遅れた浩一郎は大量の一酸化炭素を吸い込み、低酸素脳症で生死の境を彷徨う意識不明状態。目を覚まさない可能性ありと担当医。浩一郎がこのまま死に至れば、放火殺人という重罪です。――その日、実家を訪れていた野木真樹(亀梨和也)が、出火現場近くに居合わせた警官に放火を自供。ニュースで真樹の逮捕を知った西村奏(石原さとみ)。大畑節子(高畑淳子)支部長が、「野木邸放火事件」の担当検事に奏を指名。大学時代に愛し合った二人が十二年の時を経て、検事と放火被疑者として対峙することになります。「検事の西村と申します。宜しくお願いします」と奏。「義母(浩一郎の後妻)、由美(入野佳子)が東京に演劇鑑賞に出掛けていて父が一人になっている時、俺がやりました。父と口論になり火の点いたライターを投げた。それでカーテンが燃え上がった。父を置き去りにして逃げた」と直樹。奏は「口論のきっかけ」などを問いますが、要所を黙秘する直樹。いずれにせよ、直樹の供述では、カーテンが燃えたというリビングが出火元になります。が、そもそも浩一郎は五年前から禁煙しており、焼け跡からライターは発見されていません。消火器を使用した形跡もありません。↲横浜南署の渡辺(板尾創路)刑事に「間違いなく、君がやったんだね」と問われ、素直に、「はい」と答える直樹。「彼(直樹)は、君のお父さん(辻英介<佐々木蔵之介>元主任検事)の(復讐の)為に火を点けたのか?」と、帰宅した奏に問う「横浜みなと総合病院」外科医の婚約者、奥田貴志(安藤政信)。――中学生時代、真樹はバニラアイスをコンビニで万引き。その時、「(犯行を)やったと言っちゃダメ」と父、浩一郎に教育され、それ以来、父との距離がますます離れていた真樹。別の意味での不正を奏の父、辻英介に対してもやったものと父を疑っている直樹。↲渡辺刑事が奏に新たな証拠を提示。どうやら本当の火元はガレージであり、その付近からポリタンクの焼け残りを発見。そこからガソリン成分を検出。そして、当夜、あたりを彷徨していた怪しい男が目撃されていました。真樹の拘留延長。奏の取り調べが続きます。と、留置所内で血を吐いて真樹が倒れます。胆嚢癌が十二指腸に転移しており、余命僅か。容態が安定したらオペすべきと主治医の奥田貴志。「彼に付いていてあげたら」と貴志。「いいの?」と奏。↲真樹の病床に奏。目を覚ます真樹。「ここは何処?」、「病院」、「苦しかった。奏の傍にいるのに腰紐で繋がれ、奏は怖い顔をしていた」、「……何で日本に帰ったの?」、「癌で死ぬかもって思った時、奏に会いたかった。なのに、こんなことになっちゃった。……逃げない? 二人で。また、星空を二人だけで見たい」。あくまで我儘、勝手、独りよがりな真樹。奏が、二つ目の罪を犯します。最初の罪は、学生時代のテスト中、初対面の真樹からカンニングを求められ、それに応じていたことでした。――野木邸の出火時、スーツ姿の梅田祐希(矢本悠馬)が走り去るのを目撃していた真樹。「アトレ法律事務所」勤務の祐希は、浩一郎に会った後に、そこを退社しています。そして、業界大手の国際文化法律事務所での面接通知を貰っています。それより先に、祐希は、浩一郎に会ったことを真樹に報告していました。ただ、その際、「梅田先生は最近苦労されているようだが、私で良ければ協力する」と持ち掛けられていたことを真樹に伏せていました。で、浩一郎から何かを聞かされた祐希が及川カオリ(田中みな実)の仇討ちで火を放ったものと考えた真樹は、職質警官に咄嗟に「俺が燃やしました」と答えていた可能性があります。真樹は祐希に疑いが向く場面においては「黙秘」を貫いていました。祐希には家族がいます。妻の知美(宮澤エマ)、息子の希実(潤浩)を悲しませぬよう、祐希の放火の罪を被ろうとしている胆嚢癌(十二指腸転移)で余命短い真樹、ということなのかとも思われます。↲
2024.05.14
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第五話(2024.5.13)/「難手術の重圧、私たちは一人じゃない」あらすじ↲川内ミヤビ(杉咲花)を手術者として復活させようとする三瓶友治(若葉竜也)。――寺の住職、成海(三宅弘城)が、読経中に意識を失ない運び込まれます。検査の結果「もやもや病」が見つかり、脳梗塞や脳出血を引き起こす危険性があることから、緊急手術。この術者にミヤビを指名する三瓶。が、「もやもや病」の血管は細く、このバイパス手術に躊躇するミヤビ。「川内先生ならできます」と三瓶には言われますが、西島麻衣(生田絵梨花)には、「三瓶先生を余り信用しないほうが好い」と言われていたことを思い出すミヤビ。が、森陽南子(山谷花純)看護師がミヤビを後押し。で、成海のバイパス手術が開始されます。吻合終了、血流再開。手術成功。スタッフの協力に感謝し、「私たちは一人じゃない」ことを確認するミヤビ。↲綾野楓(岡山天音)が、「川内先生の記憶障害は治る可能性は無いんですね?」と問い、「ないね」とミヤビの主治医、関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)。大迫教授がミヤビに与えている服用薬に脳機能障害の問題が隠されている模様です。↲
2024.05.13
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■フジ月9ドラマ■366日/第六話(2024.5.13)/「諦めたくない」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)は、父、輝彦(北村一輝)とのキャッポールにより、中学生までの記憶が蘇ります。父親の他、母の智津子(戸田菜穂)、妹の花音(中田青渚)、それに幼馴染みの下田莉子(長濱ねる)らは分かるようになりますが、高2時に龍ヶ崎高校に転校した雪平明日香(広瀬アリス)のことは分かりません。担当医の池沢友里(和久井映見)は、最近の記憶までを取り戻すどうかは不明と説明。「ごめん、思い出せなくて」と遥斗が明日香に謝罪。↲遥斗は普通の生活に戻るべく茨城の実家に一時帰宅準備。明日香は小川智也(坂東龍汰)、莉子らと携帯電話(LINEなど)の使い方を遥斗に教えます。その帰路、智也は莉子が恋人、狛江崎亘(岩永ジョーイ)と別れたことを知り、莉子を励ましますが、当人も「慶京運輸」野球部では微妙な立場になっていて、ベンチ入りメンバーからも外されています。しかも、ネギ農家を営む父、文雄(ミスターちん)の腰痛が完治せず、それで実家に戻りネギ農家を継ぐよう母、治子(根岸季衣)に言われています。で、遥斗の一時退院時、明日香は遥斗が看護師の宮辺紗衣(夏子)と親し気に自分には見せない笑顔で談笑しているのを見て、遥斗との距離を置きます。遥斗の一時退院時に顔を見せません。↲茨城では智也も実家に戻っていて、遥斗と高校野球部時代の話をします。遥斗は高校時代を覚えていませんが、智也とのキャチボールは出来ます。野球の技術は体が覚えています。で、一時帰宅から城坂記念病院に戻る遥斗。――智也が遥斗と明日香に今度の試合を最後に野球から引退することを報告。智也は実家のネギ農家を継ぐ決意を固めています。で、明日香、莉子、吉幡和樹(綱啓永)が遥斗に付き添い、智也の最後の試合を応援観戦。智也は見逃し三振、空振り三振と打撃では全く好いところがありませんでしたが、ライト線ファールの大飛球をフェンスに激突して好捕。それで、とりあえず試合には勝利。↲智也の最後の頑張りを見て、「オカベ音楽教室」の事務受付だけでなくクラリネット講師に挑戦する気持ちになる明日香。クラリネットクラスのコース研修を受ける決意の明日香。遥斗も、「俺、退院したら元の会社に戻りたい」と茨城の父に電話。遥斗は、もともと父、輝彦のお好み焼き屋(てるちゃん)を継ぐつもりはあるのですが、とりあえず、外食チェーン「グッディダイニング」勤務でもう一花をと考えています。↲
2024.05.13
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 5(2024.5.12)/「因縁」あらすじ↲明墨正樹(長谷川博己)弁護士を料亭に呼んだ伊達原泰輔(野村萬斎)検事正が、「君は冤罪を晴らす正義のヒーローのつもりだろうが、死刑囚、志水裕策(緒形直人)、奴はやってるよ。君が検察官として、志水を死刑囚にした。全てが思い通りになると思うな!」と断じます。↲「連続不同意性交事件」の加害者、来栖礼二(渡邊圭祐)をストーカーしていた三人目の被害者、仙道絵里(早見あかり)に会う赤峰柊斗(北村匠海)。倉田功(藤木直人)刑事部長が仙道絵里の目撃証言をデッチ上げ、そして、宇野雅人(和田聰宏)弁護士が一人目の被害者、守屋瀬奈(搗宮姫奈)と二人目の被害者、遠山香澄(諸星すみれ)の件を自白させるという戦略を来栖に指示していました。宇野弁護士は、取り調べが長くなると裁判で不利になるとして、取り調べでは早々に自白を指示。そして、真実は裁判で語れば良いと来栖を騙し言いくるめていました。宇野弁護士は倉田刑事部長と組んで来栖を有罪に持ち込む手筈を整えていたことになります。であれば、仙道絵里、倉田功、宇野雅人の関係性バランスを崩せば、彼らの狙いは破綻すると考える明墨は、まず、宇野弁護士に仙道絵里の目撃証言のデッチ上げを言わせ、それを赤峰が動画撮影。↲そして、赤峰が仙道絵里に接近。「人使いが荒くて面倒な先生の下で働いている」と言って、宇野と明墨が一緒に映っているスマホ画像を見せます。その時の録音も聞かせます。「三件目は作り上げた事件じゃなかったんですか? これが証拠です」と明墨が言い、「私は無関係だ、そんな証拠は知らない」と宇野が言葉を返しています。「その証拠とは?」と仙道絵里が聞くのに、「それは今は見せられない。裁判で提示する。……それより、あなたの未来の話をします。あなたは虚偽告訴罪、虚偽罪で起訴される。示談金を受け取れば詐欺罪になる。マスコミに叩かれる。デジタルタト―となって一生残る」と赤峰が脅迫。↲12年前の「糸井一家殺害事件」(2012年3月、千葉市花見川区)で「何かを隠蔽」した父、倉田の真実を知りたい娘の紫ノ宮飛鳥(堀田真由)と、志水の冤罪を晴らしたい明墨は利害が一致しています。紫ノ宮は愛する父を守るのか、自身の正義を貫くのかで悩む中、後者を選択。――父、倉田の呼び出しを受け、父の自宅を訪ねる紫ノ宮。「今回の不同意性交事件、何故、明墨先生が弁護を引き受けたのか分かっているんでしょ。先生は、三件目の目撃証言を虚偽と疑っている。そして、糸井一家殺害事件でお父さんは何かを隠蔽し、そのことを、ずっと悔いているんじゃないの? 話して欲しい。志水裕策さんは冤罪で捕まってるの?」と言う紫ノ宮に、「妙な弁護士に就くと考え方も曲がってしまうんだな。冤罪、隠蔽、有り得ない」と倉田。「証拠はある。真実は法廷で明らかにする」と言って、紫ノ宮は父の家を退去。「辛いですよね。親を騙すのって」と赤峰が倉田家を出た紫ノ宮に言います。↲倉田功、宇野雅人、仙道絵里の三者の間にヒビを入れるのが狙いの明墨。――大西周平(松角洋平)警捜査一課長は明墨の言う捏造証拠を探しますが何も出て来ません。が、明墨に揺さぶられ倉田が宇野に電話。仙道絵里は倉田に電話。伊達原検事正も、「間違ってかけちゃったみたい。でも、かけたついでに聞きますが、大丈夫なんでしょうね。可愛い娘には親の醜い姿を見せたくないですよね」と倉田に電話。↲「連続不同意性交事件」の第二回公判。一、二件目の事件は宇野弁護士の作戦上、自白している来栖。で、三件目の未遂事件被害者、仙道絵里が証言台。それに先立ち、検察側、横山直哉(高木勝也)検事が、明墨事務所(赤峰)の脅迫行為を指摘。仙道絵里は赤峰との会話を録音していて、「脅迫されたこと、裁判で使えませんか?」と言って、それを倉田刑事部長に提出していました。で、倉田は横山検事にそれを提供。――が、公判での仙道絵里は、「違います。私は脅迫されていたのではなく、赤峰さんに相談に乗って貰っていただけ」と証言。来栖の位置情報記録をデッチ上げ、来栖のアリバイを作っていた明墨。周到な明墨の戦略を聞いた仙道絵里は、警察に持ち掛けられ、協力していただけの被害者という明墨のストーリーに乗ります。で、仙道絵里は赤峰ではなく、警察に脅迫されたという証言をすることになります。「私は来栖さんが憎くて被害に遭ったと嘘を付きました」と仙道絵里。仙道絵里の録音音声を提供した倉田が傍聴席にいて、それを見やる横山検事。「録音音声は警察が用意したとは言えないですよね。真実はこれから明らかになる。ねえ、倉田刑事部長」と明墨。↲明墨は来栖の弁護人を辞任。「一件目、二件目の事件について、依頼人を自供させ反省を促した元の弁護人、宇野弁護士に来栖さんの弁護人をお返します」と記者会見。↲大西捜査一課長は責任を取らされて辞職。懲戒免職か飼い殺しになる倉田刑事部長は引っ越し準備。そこに紫ノ宮。「お父さんが不正をしてまで守りたかったのは、大西さんだったの?」と問います。その時、チャイムが鳴り、倉田家に千葉県警捜査二課が虚偽告訴幇助、及び、国家公務員法違反での逮捕状と捜索差押令状(家宅捜索令状)を持ってやって来ます。「飛鳥、私のことは忘れろ」と倉田。――「素早い倉田の逮捕は口封じかもな」と明墨。「これから私はどうすれば」と紫ノ宮。「罪を犯した人間をそれでも父親と思うのか? 切り捨てるのか? それは君の自由だ。君にははっきりとした意思がある。それをぶつければ好い。弁護士として娘として……。気を付けて戻って来い」と語る明墨に、「ありがとうございます」と涙する紫ノ宮。↲新橋駅前ビル1号館前。――菊池大輝(山下幸輝)検事が、「先ほど入って行きました。おそらく明墨のところかと」と伊達原検事正に報告。「そうなんだ、やっぱりね。あの事件は繋がっているんだね」と検事正。新橋駅前ビル内では、明墨が、「例の物は手に入りそうですか?」と問い、それに、羽木精工社長、羽木朝雄(山本浩司)殺害事件で無罪になった緋山啓太(岩田剛典)が、「はい」と答えています。明墨が、「では、そろそろ始めましょうか」と言葉を繋ぎます。↲
2024.05.13
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十九話(2024.5.12)/「放たれた矢」あらすじ↲実務優先(陣定参加)を旨として関白を辞退した右大臣藤原道長(柄本佑)と内大臣藤原伊周(三浦翔平)との軋轢。内裏会議で民の税免除要請が取り上げられ、伊周はそれを拒否しますが、道長は疫病からの立ち直りに向けてそれを了とします。で、道長に掴み掛り、逆に叩き付けられた伊周。伊周と弟の中納言、隆家(竜星涼)は、それ以降、参内しません。が、道長の指示による源俊賢(本田大輔)の説得で陣定の参内に復帰。↲藤原実資(秋山竜次)が権中納言、道長の義理の兄(道長の妾妻、源明子の実兄)に当たる源俊賢(本田大輔)が参議、藤原行成(渡辺大地)が蔵人頭に昇進。因みに、一条朝の四納言と言えば、この源俊賢、藤原行成に加えて、現在は参議の藤原公任(町田啓太)と未だ参議に至らない藤原斉信(金田哲)。後、この四人は全員が道長の元で、権大納言までに昇格。↲まひろ(吉高由里子)は、清少納言(ファーストサマーウイカ)の計らいで内裏登華殿を訪ねます。清少納言がまひろを藤原定子(高畑充希)に紹介。そこに一条天皇(塩野瑛久)が登場。定子がまひろを一条天皇に引き合わせます。「正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)、藤原為時の娘にございます」と、まひろが名乗り、「学びが世の中を豊かにする」という夢を語ります。藤原宣(佐々木蔵之介)から聞いていた能力次第で出世が叶う「宋の科挙」の仕組みを語ります。身分の壁を越える世の仕組みを語ります。――後日、「あの者が男であったら登用したい」と道長に言う一条天皇。↲右大臣道長の推挙で藤原為時(岸谷五朗)が従五位の下になり、これで越前の国司が出来る身分になります。――隣国の若狭に宋の商人朱仁聡ら70人が来着し、若狭、越前に逗留。その交渉相手として漢文の才を持つ為時が選ばれます。突然の登用に、為時は道長と娘のまひろの男女の関係を確信。↲伊周が「三の君」こと故太政大臣の藤原為光(阪田マサノブ)の娘で斉信の妹にあたる「寝殿の上(しんでんのうえ)、光子(竹内夢)の元に通う折り、屋敷の前に見慣れぬ牛舎。光子はもともと源雅信の妻でしたが、雅信の死後、伊周の妾妻になっていました。伊周は光子に別の男がいることに傷付きます。それを知った弟の隆家が、「その男を懲らしめよう」と提案し、隆家が牛舎の一団に矢を放ちます。その矢が花山院法皇(本郷奏多)の衣の袖を射抜きます。実は、花山院法皇のお相手は、「四の君」こと儼子(かつて寵愛した女御藤原よし子<井上咲楽>の妹)でしたが、それを知らなかった伊周。同じ屋敷内に「三の君」と「四の君」が居住していて、花山院法皇が「四の君」に通っていたのも知らなかった伊周。「長徳の変」が始まります。↲
2024.05.12
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第五話(2024.5.11)/「湯けむりの攻防」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の臨店応援先は、山間温泉地の眠山支店。二人は、眠山支店の取引先、老舗旅館「白鷺亭」の八坂剛(髙橋洋)社長から、旅館の建替え費用五億円の融資がなかなか下りず困っていると相談されます。眠山支店の前浜規男(マギー)支店長は、融資に慎重な守りのタイプ。その前浜支店長が納得する事業計画書を立案しようと、舞と相馬は「白鷺亭」に宿泊し、顧客目線で改善点(問題点)調査。で、料理部門の人手不足なのか、味が濃いなど料理の質が落ちていることを指摘。高齢の五十嵐(石丸謙二郎)料理長は手の動きが遅くなっている上に味覚が鈍くなっていて、料理人としての「限界」を自覚しています。八坂社長は料理人探しを開始。舞と相馬は「白鷺亭」の融資担当者、後藤涼太(吉田健悟)と共に、「白鷺亭」が改善に向けて動き出したことを前浜支店長に報告。が、前浜支店長は、人口も観光客も激減し、インバウンド需要も見込めない寂れた温泉街に融資は出来ないと突っ撥ねます。それに抗し、舞と相馬による眠山温泉の街興し運動が始まります。↲その頃、東京第一銀行と産業中央銀行との間では合併話が進んでいます。東京第一銀行の牧野治(矢島健一)頭取と、産業中央銀行の影山誠吾(三浦浩一)頭取との極秘会談が行われていて、本部経営企画部長の紀本平八(要潤)と、その懐刀である企画部特命担当調査役の昇仙峡玲子(菊地凛子)、そして、産業中央銀行経営企画部次長の半沢直樹(劇団ひとり)がその頭取会談をサポートしています。――因みに、銀行総資産ランキングは、第一位、白水銀行306兆1451億円。第二位、いなほ銀行302兆2763億円。第三位、東京第一銀行220兆1413億円。第四位、産業中央銀行198兆9716億円。……ということになっていますから、業界三位と四位の合併が成立すれば業界トップに躍り出ます。↲「白鷺亭」の料理人探しが難航している折り、舞は、「白鷺亭が全部自分でやらなくても好い」ということに気付きます。「料理止めませんか?」と矢坂社長に言い、「泊食分離」ということで街のイタリアンレストランなどとの協力体制を推し進めます。街全体を一つの旅館と考えての、皆で協力し合う街興し運動です。この方法論が眠山支店の行員全体の賛同を得て、前浜支店長も「本部の融資部に申請します」と言うことになります。眠山支店長としての責任を回避しつつも、とにかく、「本部の意向を聞き融資を進める」運びになります。↲そこまで話が進展する中、眠山支店融資担当の後藤から、「白鷺亭の八坂社長が融資を辞退しました。なんでも、産業中央銀行が六億円を融資してくれることになったそうです」との電話連絡。そして、牧野頭取の緊急メッセージが東京第一銀行本部に流れます。紀本部長が司会進行を務めていて、「当行は産業中央銀行と合併する。これで、我々は業界トップに君臨する」と牧野頭取。早速、各地域で両銀行間での陣取り合戦が始まっています。そして、眠山地区では半沢直樹が暗躍。東京第一銀行眠山支店の「白鷺亭」に向けての五億円融資話を知った産業中央銀行は、一億円を上乗せしての六億融資を決めていました。その意味は、眠山での陣取り合戦です。眠山地区の地盤を産業中央銀行が引き継ぐということが、トップ会談で決着していました。永年勤続の東京第一銀行眠山支店の職員はリストラの危機に陥っています。そのことを舞が昇仙峡に抗議。そして、半沢直樹に、その「出し抜き行為」を昇仙峡が抗議。舞の街興し計画を聞き付けた半沢直樹がそれを横取りし、産業中央銀行による「白鷺亭」の六億円融資を決定していました。↲昇仙峡がトイレに籠り、ムカ付いています。舞も酒肴処「花さき」で、ムカ付いています。↲
2024.05.11
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第五話(2024.5.10)/「法廷画家は誰が為に」あらすじ↲この刑事は「イップス」だ。――たった一行ですが、ミステリー小説を書けるようになっている黒羽ミコ(篠原涼子)。↲抽選で傍聴券が当たったミコは運転手の坂浦猛(渡辺大知)と一緒に小説のネタ集め目的で東京地方裁判所鳥河支部での裁判を傍聴。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きた建設現場での死亡事故の責任を問う裁判(701号法廷)です。隣席には法廷画家の板野恭二(渡部篤郎)がいます。本来は洋画家である板野は、現在、裁判中の法廷内の様子を描き、それをテレビニュース番組に納品することで生計を立てています。15年前、「破顔/A smile broadly,or come……」という個展が評判を呼び、画家として漸く一本立ち出来る状況になった頃、それまで支えてくれた妻、美幸(空美)を交通事故で亡くし、それから洋画が描けなくなっている板野。妻の絵も描けていません。そんな板野は、法廷画家活動をしながら、妻を殺した交通事故加害者を弁護し微罪で逃がした杉本浩紀(田中要次)への復讐の機会を狙っていました。――で、この建設現場事故裁判では、被告の発注元、大手建設会社(茄子原建設)の弁護士、杉本浩紀が施行計画書の合理性を主張し、原告の梅坂工務店が利益を上げる為に施行行程を省略した結果起きた事故と主張。逆に、原告側を攻撃。で、この裁判の閉廷後、ミコは弟の慧(染谷将太)がテレビドラマ現場アシスタントの原告(髙山純平)代理人弁護士を勤めるパワハラ裁判(505号法廷)を傍聴。これは若いアシスタントがドラマ監督(阿曽山大噴火)のパワハラを訴えている裁判です。この裁判にも法廷画を描く人物(実は板野が雇った背格好が酷似している別人<榊>の法廷画家)がいます。その裁判中、「酷い、パワハラ野郎なんて、ぶん殴ってやれば好いのよ!」とミコがヤジを飛ばし、「傍聴人は静粛に」と裁判長に叱責されます。↲その頃、「15年前に法廷でお会いした者です。ちょっと、お聞きしたいことが……。ここじゃあ何ですから……」と言って、杉本弁護士を屋上に連れ出していた板野。板野は妻を死亡させた加害者には「危険運転致死罪」の適用を訴えていましたが、それを逃れる弁護をしたことを非難。「あの時の加害者はたった数年で刑務所を出て、再び事故を起こして死んだ。私は憎むべき相手を失なった。私がどれだけ苦しんで来たか分かって貰えませんか?」と言って、屋上のヘリに立つ板野。板野は、屋上から投身自殺するかのように振舞います。それを杉本弁護士が押し留めようと接近した時、「うっちゃり」の要領で杉本を屋上から投げ飛ばした板野。その後、法廷画を自身の身代わりで描かせた人物(榊)から505号法廷を描いたスケッチブックを受け取っていました。――裁判所の屋上から杉本弁護士が転落死。頭部から流血。板野(らしき人物)が裁判中の法廷画を描いているタイミングでの落下事故です。ミコは慧が原告弁護人を担当する案件の裁判中、板野(らしき人物)が傍聴席にいるのを見ています。が、杉本の落下地点が真下ではなく、かなり建物から離れているのが不自然であり、これは突き落とされたものと考える臨場の森野徹(バカリズム)。怨恨殺人の可能性が高いと睨むミコと森野。杉本の背中に黒鉛(鉛筆の芯)の付着していたことから、改めて法廷画家の板野に話を聞きますが、「確かに私は妻のことで杉本さんを恨んでいました。が、殺意と恨みは違う」と余裕の板野。森野がアリバイの有無を板野に問いますと、犯行時間帯に505号法廷で描いていたという法廷画を示します。ミコ自身が板野のアリバイ証人になっています。↲建設会社の事故裁判と、テレビ局のパワハラ裁判で法廷画を描いている人物の姿勢の違い(左腕でスケッチブックを抱える姿勢と膝上に乗せて描く姿勢)に気付くミコ。その疑問をミコが板野にぶつけると、森野は「たまたまそういう姿勢になっただけなのでは」と取り合いません。で、板野を取り逃がし悔しがるミコ。「あっ、あんたは、どうせこの現場からも逃げるつもりでしょ。さすが卑怯者。匿名でアンチやってる卑怯者」と森野に当たり散らすミコ。「もう現場には来ないでください」と言って酷く落ち込む森野。↲ミコが板野の身代わり偽装を見破り、それでアリバイが崩れたことになって、森野に連絡。しかし、森野の応答は無し。仕方なく弟の慧を連れて板野のアトリエを訪ねるミコ。「あなたは、本当にパワハラ裁判の法廷(505号法廷)に居たのですか?」と問うミコに、「そうじゃなかったら、この絵は描けない」と言って、原告弁護人の慧が描かれているスケッチブックを示します。「この絵を完成させたら証拠として認めてくれますか?」と板野が言い、スケッチに彩色を始める板野。「出来ました」と言って、彩色を施した法廷画を提示。それを見て「あなたは、あの法廷には居なかった」とミコが断言。板野は慧のネクタイ色をピンク系の彩色で塗っています。が、それは裁判が終わった時点でミコがプレゼントしたネクタイであり、法廷での弁護士活動中にはブルー系のネクタイをしていました。それで法廷画のスケッチは別人が描いていたものということになります。また、パワハラ裁判では、ミコが被告のパワハラ監督に向かってヤジを飛ばし、それで裁判長に叱責されていましたが、その理由を答えられない板野。「どうして私が裁判長に怒られたのか分かりますか?」という問いに返答できません。「私は、先入観から505号法廷にいた法廷画家をあなただと思い込んでいた。私が目撃したのはあなたに変装した別人」とミコ。変装した別人は、杉本弁護士に恨みを持ち、当日の裁判所内で彼に掴み掛っていた榊浩介(辻川慶治)でした。杉本に恨みを抱く榊に身代わり法廷画家を依頼していた板野。↲「杉本さんを殺したのは私です」と板野が自白。機動捜査隊の酒井純平(味方良介)刑事にメールを送るミコ。――警察に出頭する前に「妻との約束だけは守らせて」と板野。板野の理解者で板野のファンだった妻の美幸。一人前の洋画家になって絵が売れるようになり、それで立派な個展を開けることになった際、「何か欲しいものは?」と板野が尋ね、「じゃあ、私の絵を描いて」と言った美幸。が、その絵が完成する直前、個展に向かった美幸が事故死。以来、絵が描けない板野。「でも、あれ以来、杉本さんは犯罪被害者の遺族を支援する会を立ち上げ、多額の私財の寄付を続けています。そのことを知っていれば、あなたは杉本さんを殺さずに済んだのではありませんか?」と言うミコに、「そのことは知ってます。それ、私に関係ありますか?」と板野。そう言って板野が美幸の絵を完成させようとしますが、「違う。あの人を殺せば描けると思ったが……。そうか、もう、妻は帰って来ないんだ。……では、警察へ」と、板野は美幸の絵の完成を断念。「私も一緒に警察に行って好いですか?」とミコ。「板野さんは、もう一度、描けるようになりたかっただけ。もがき続けたら、きっとリスタートできる」とミコが板野の心情を分析。↲ミコの小説の模倣犯を追う森野が背後からスタンガンで襲われ、誘拐されます。↲
2024.05.11
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第三話(2024.5.9)/「病院脱走」あらすじ↲建設中の龍神大橋崩落事故の設計責任者として、国立刑務所での一年半の懲役刑に服する狩山陸(木村拓哉)は、妻の玲子(天海祐希)が余命一年の癌と知り脱獄を試みるも、その試みは失敗かという状況に至りますが、思いもよらないことに林一夫(上川隆也)看守長(処遇部門第3区長)の手引きにより脱走に成功。同房の野口ヒロト(濱田龍臣)と図り彼に蹴られ殴られて重傷を負い刑務所外の医療機関に緊急搬送されれば、あとは監視の隙を突いて逃走という目論見でしたが、その計画に林看守長が協力。第七肋骨骨折で全治二週間の診断を受けた狩山は、「見逃してやる。……その昔、私は冤罪の受刑者を担当した。彼は私に冤罪を主張したが、どうしようもなかった。それを逆恨みした彼は、出所後に私の家に火を点けた。逃げ遅れた妻は焼死。延焼で隣家の主婦も死亡した。今回のことはその贖罪だ。これを罠と思うか? 私を信じるか疑うかは君が決めろ。これは餞別(の金)た。どこまで行けるかは君の才覚次第だ」という林看守長の言葉を背中に受け逃走。林看守長は自ら壁に額を打ち付け流血。狩山は林に暴行を加えて逃走という筋書きです。で、横田、舘島戒護刑務官(逃亡防止係)が狩山を追います。林が「成功しました」と何者かに電話連絡。↲国立刑務所の狩山に面会を求めた秋澤良人(斎藤工)弁護士が、係官に「体調を壊していて会えない」と言われ、狩山の脱獄を察知。磯田典孝(小日向文世)社長、桑原誠(岩谷健司)常務に狩山の脱走を伝えます。「苅山さんは裁判所に駆け込むか、マスコミに訴えるつもりか」と予測する秋澤弁護士。↲「有休届」を出して狩山を追うつもりの警視庁捜査一課の黒木正興(竹内涼真)は、その届を掛野勝主任に拒否されます。そして、国立署の捜査協力を命じられます。国立刑務所から逃走した狩山の捜査ということで、国立署の刑事、梶田千佳(片山友希)が相棒です。↲古着屋「Second Road/Used Clothing」を経営する野口ヒロトの彼女、妊娠で腹の大きい桐原ユナ(本間日陽)を訪ねる狩山。「桐原ユナさんですか? ヒロト君に聞いて来ました。一緒に逃げるはずだったけど、彼は自分だけを逃がしてくれた。彼は、お子さんとあなたを幸せにしたいと言ってました。そのことを伝えに来ました」と狩山。ユナはもっとセンスが良くて目立たない店の服を選ぶよう狩山に言い、そして、朝まで店内で休むよう狩山に勧め、店を出ます。ユナが去った後、ユナに借りたスマホで南雲にメールする狩山。――ユナはそのままクラブに入り、新しい恋人の戸上俊太に、「警察に電話して……。刑務所から逃げたヒロトの仲間が店にいる」と言います。ユナはヒロトも狩山も裏切っています。で、黒木、梶田刑事ら大勢の捜査員が刈谷が潜む店を包囲。通風ダクトから逃走する狩山を黒木刑事が追い詰めます。「動くな、撃つぞ」と言う黒木刑事の声を無視して逃走する狩山。↲それより先に、黒木刑事は、「御主人が刑務所から逃げました」と玲子に伝えていました。で、狩山との関係性を問われた玲子が、「結婚生活は15年。狩山が足場から落ちて骨折、入院した時に知り合った。子は生まれて直ぐに亡くなった。今は離婚届もここにある。だから狩山は私に連絡して来ることは無いと思う」と説明。その後、龍神大橋崩落事故で死亡した若進建材の若松弘道(竹内涼真/二役)と黒木刑事が瓜二つであることについて玲子が直撃質問。「若松は兄です」と黒木刑事。「では、お兄さんが殺されたという恨みで狩山を追っているのですか?」という玲子の問いに、「恨みで捜査はしません」と黒木刑事。↲狩山が玲子に電話。「刑期の一年半、待てなかったの? 罪を重ねないで出頭して」と玲子。龍神大橋の工事現場、資材倉庫にタクシーで駆け付ける玲子。それを追尾している国立署の梶田千佳刑事。――倉庫に潜んでいた狩山が「何か持って来てくれた?」と言って姿を現します。「甘えるな。脱獄犯の手助けはしない」と玲子。↲
2024.05.10
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第三話(2024.5.8)/「火災拡大、天才外科医の決意」あらすじ↲SDM気象班統括責任者、晴原柑九朗(山下智久)は医療班医師と看護師の研修指導。医療班医師の一人が、汐見早霧(夏帆)。親に多額の保険金を掛けられネグレクトを受けていた重篤な脳腫瘍患者の柚希(新井美羽)という少女を天才的な「神の手」で救った早霧。しかし、その術後、「お父さんもお母さんも保険金が入ると言って喜んでいたのに助かっちゃった。助けてくれなくて良かった。先生に貰った命、要らない」と言って病院の低い屋上から投身自殺を図った柚希。それをシーツ満載カートで受け止め右手を壊した早霧。以来、総合診療科に異動。「先生、私を助けたこと、後悔してるんでしょ?」と柚希に言われ、それに返答できない早霧は、脳外科医復活を目指し、懸命なリハビリを継続。早霧は、初期治療ならあらゆるケースに対応できると晴原に豪語。そんな早霧に対し、晴原はSDM異動を脳外科医に復帰するまでの腰掛け仕事と捉え、「SDMで目指すことは?」という質問事項が空欄になっている早霧を歓迎しません。そして、医師会の有力者で政界進出を狙う医療班統括責任者の志賀浩一郎(神保悟志)を盲目的に信奉する刈谷広也にも注意を促します。↲強風注意報が出ている栃木県荻沢市の市街地で大規模火災発生。SDM出動。研修初日の出動に医療班責任者の志賀統括は、寄せ集めの部下の不手際で自身のキャリアに傷が付くことを心配。現場は火の勢いが収まらず危険な状態。志賀統括は早霧の右手が不自由であることを理由に医療器材運搬という雑用係を命じます。そんな時、ゴミを燃やしていて、それが今回の出火の原因になった榎田が住民に責められ倒れます。早霧は鋭い洞察力で榎田の状態を的確に把握。が、志賀統括は早霧の医療行為を許さず刈谷に患者(榎田)を託します。↲フェーン現象が起きていることを掴む晴原。山から高温気流が下りて来ます。強風に煽られ、花見客が大勢いる荻沢中央公園にまで火の手が達する恐れがあります。しかも、周辺は住宅密集地。晴原は、強風が弱まる時間を予測し、その瞬間に火元に接近する(攻めの大量放水)という消火作戦を新たにSDM消防班統括責任者になっている園部優吾(水上恒司)に伝え、大量放水により各班鎮火。↲その間、志賀統括は早霧を残して拠点を市街地に移動。市街地では、火災から逃れた人々の熱中症対応に追われます。志賀統括は政界進出への布石として存在感を示す為にSDM参加を決めており、早霧のミスを必要以上に恐れ排除します。なにより早霧の病院の院長は、日頃から志賀の足を引っ張る人物であり、それ故にその病院長が送り込んだ早霧を全く信用していません。そんなわけで取り残されている早霧に、「問題は手ではなく心」と診断する晴原。――柚希の望まない命を救った早霧に、「希望を捨てろ。希望は時に災いになる。……その手は元には戻らない。それに絶望も悪くは無い。俺は気象予測を誤り、かけがえのない人を亡くした。そして、絶望し切った先に残ったのは命の重さだった。目の前の命を救いたいという思いだけだった。絶望の先に残るものを心に刻み、前に進め。絶望の谷を這い上がり、継続の大地を歩め」と晴原が診断。↲危険な状態の患者(多田)。呼吸改善なし、意識障害、熱中症。刈谷に呼ばれた志賀は、救急車の到着を待つよう指示するのみ。柚希を助けたことに後悔がないことに気付いた早霧が多田の元に駆け付け、「塩見先生の力を借りるべき」という医療チームの面々に背中を押されたこともあり、志賀の指示を無視して適切に対応。不整脈の持病がありエコノミークラス症候群で心肺停止の多田にAEDと心臓マッサージを施し心拍再開。――「上に立つ者は真摯に下の者の意見を聞かないといけない」と、内閣府特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(舘ひろし)が志賀に説教。志賀統括はSDMを去ります。早霧を医療班統括責任者に指名する晴原。↲早霧は柚希のいる病院に戻り、「後悔してる。もう少しちゃんとクッションを使って受け止めるべきだったという後悔がある。でも、きっと同じことをする。ああいう状況になったら、これからもそうする」と伝えます。「馬鹿でしょう、先生」と柚希が笑います。↲園部大臣が晴原に、「覚悟しておいてくれ。明日これが出る。灯のせいで多くの命が失われた。しかも、本人はその場から逃亡した。そういう内容の週刊誌記事だ」と言います。「本誌独占スクープ/特命担当大臣、園部肇一が握りつぶした真相。五年前、気象庁勤務の娘により関東南部豪雨で九人が死亡。身勝手な正義」という記事です。あの時、「私は気象庁気象研究所の研究員です。この場を出ることの方が危険なんです」と言って住民を施設内に押し留め、自らは外に駆け出して行った灯。氾濫して危険な状態の川に向かって走り死んだ灯。――「五年前、この記事を握り潰したのは私じゃないんだ。灯の死で真実が暴かれるのを恐れた者がいたんだろう」と園部大臣。↲
2024.05.09
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第六話(2024.5.8)/「繋がった二人」あらすじ↲青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が手錠で繋がれた状態で廃工場で目覚めます。警察手帳、携帯電話、手錠の鍵が奪われています。――この日、特捜班は清堂建設社長、大槻道長(林和義)の撲殺事件現場に臨場。死亡推定時間は早朝6時から8時。清堂建設は、刑務所、少年院の出所者の仕事や住まいを世話する就労支援に取り組んでいるのですが、大槻社長は元受刑者とのトラブルにより殺害された可能性があります。8時出社の第一発見者で自身も投資詐欺による逮捕歴がある船岡達郎(六角慎司)部長は、最近、大槻社長とトラブルになっていた人物として、一ヶ月前に退職した一般採用(前科無し)の浪口正徳(倉沢学)と、会社の金を使い込んで解雇された息子の純也(滝川広大)の名を挙げます。浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)はトイレ清掃員になっている浪口を、小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は純也の身辺調査を担当。で、浪口、純也は事件に直接関与していないと判明。ただ、純也は遊ぶ金欲しさに会社の金庫の金(20万円)を盗む目的で盗聴器を仕掛けていました。が、その盗聴器は室内に残っていません。で、青柳と矢沢は会社周辺での聞き込み中、暴行罪の前科がある社員、勝呂文平(高橋努)に不審な動きがあったことを知ります。で、街中で勝呂を見掛けます。勝呂は逃走し、それを追う青柳と矢沢。廃工場に逃げ込んだところで確保。勝呂がカナダバンクーバー行き(16時発)のエアーチケットを持っているのを確認している時、背後から何者かに鉄パイプで殴打され意識を失なった青柳と矢沢。そして、その廃工場で目覚めた二人。勝呂が16時発のカナダ行き航空機に搭乗するのが分かっている青柳と矢沢は焦ります。とりあえず、手錠に繋がったままの二人は廃工場を脱出し、タクシー無賃乗車で勝呂のいる空港に向かいます。↲青柳と矢沢が公衆電話で勝呂の連絡先と住所の問い合わせをしていたことを船岡部長に聞いた浅輪と新藤が勝呂のアパートに向かうと、そこに勝呂と同棲していると偽証する高峰千尋(佐藤江梨子)がいます。で、「私が大槻社長を殺した」と言い出します。千尋は12年前に勝呂と結婚。二年で離婚。その半年後、出産。その後再婚してカナダのバンクーバーに在住。何らかの理由で勝呂に会う為、日本に一時帰国。――千尋が生琳大病院内にあるコンビニのレシートを持っていたことで、勝呂が骨髄移植の適合検査(HLA検査)を受けていたことが判明。千尋はそれに付き添っていました。↲「バンクーバーは寒いから俺のブルゾンを持って行け」と大槻社長に言われていた須黒は、バンクーバーに発つ前に大槻社長に挨拶に向かい、その時、社長の遺体を発見。ただし、バンクーバー行きが遅れてしまうことを懸念し、警察通報せずにその場を離れ、千尋との待ち合わせ場所に向かいますが、その挙動不審な姿が青柳と矢沢に見付かり逃走。「社長が死んでいた」と勝呂からの電話を受けていた千尋は、勝呂が疑われているものと判断し、勝呂を廃工場内まで追尾して来た青柳と矢沢を鉄パイプで背後から殴打。廃工場に監禁。――自分が大槻社長殺しの犯人ということにして、とにかく、「肉親」としての骨髄移植の適合検査に合格している勝呂をバンクーバーに送り出したい千尋。↲青柳と矢沢が空港で勝呂を抑えます。バッグの中から大槻社長から貰い受ける事前約束だったブルゾンが出てきます。そのポケットの中から純也が仕掛けた盗聴器が出てきます。その盗聴器の記録データに犯行時の音声が入っており、船岡部長による大槻社長殺しが判明します。船岡は、正義感の発露故に時として乱暴な振る舞いを見せる勝呂を毛嫌いしていて、「寄生虫は排除しないと」と勝呂のクビを大槻社長に進言。元受刑者の更生を願う大槻社長は船岡の「寄生虫」発言に怒り、強く叱責。で、船岡が大槻社長を置石で殴打し殺害していました。「俺は会社を守りたかっただけ」と弁明する船岡。↲急性骨髄白血病の子供に自らの骨髄を移植する目的でバンクーバーに飛ぶ勝呂。今まで会ったことの無い息子の名前は歩夢。――青柳が急に尿意をもよおし、矢沢を引っ張り込んでトイレに駆け込みます。警察署に連行されるものと覚悟していた勝呂を置き去りにします。で、無事にバンクーバーに向かう航空機で飛び立つ勝呂。↲
2024.05.08
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.5(2024.5.7)/「前編完、父と対決」あらすじ↲西村奏(石原さとみ)は野木真樹(亀梨和也)と再会し、20年前の「環境エネルギー汚職事件」に関わった父、主任検事の辻英介(佐々木蔵之介)とヤメ検弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)の調査を開始。奏は大畑節子(高畑淳子)支部長が紹介された辻英介の当時の部下、新里龍一(杉本哲太)と高級カフェで会います。事件後に検事を辞めている新里は、「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と語ります。「辻さんは記録ノートを……」とも語っていた新里。そんな新里と奏の会話を衆議院秘書徽章を付けた秋葉洋二男(川島潤哉)が監視。男は、環境エネルギー事業の補助金を巡り、電機メーカー「山下重工業」から二千万円の賄賂を受け取った疑いで辻英介が起訴した東正太郎(馬場徹)議員の父、元総理の東忠男(伊武雅刀)の秘書です。――環境エネルギー汚職事件とは、環境エネルギー事業の補助金(二億円)を巡り、東議員が電機メーカー山下重工業から二千万円の賄賂を受け取ったとされる嫌疑で辻英介検事が起訴した事件です。東議員と山下重工業副社長、森澤雄二(小形浩隆)との会食後、東後援会の口座に二千万円が入金されていました。で、補助金誘導目的としての賄賂疑惑の決定的証拠となった議員秘書のメール(東正太郎の働きかけで山上重工に補助金二億円支払った経産省官僚、妻鹿謙一<代情明彦>宛)が何者かによって検察に届けられます。辻検事は当の秘書からメール送付は間違いないものと言質を取り、起訴。しかし、このメールが捏造であることを知りながら辻検事が起訴に踏み切ったと野木弁護士が裁判で糾弾。そして、検察内でも四面楚歌となり、居場所を失くした辻英介は、自宅で首吊り自殺。↲奏は母の西村悠子(石田ひかり)が暮らす実家(長野)で、父の書斎の遺品調査。新里に言われた記録ノートを探します。で、母には、「お母さんはお父さんが自殺したこと、どう思ってるの?」と質問。「お父さんを信じている」、「じゃあ、どうして離婚したの?」、「離婚したのは私たちを守る為にお父さんが望んだこと」という会話後、事件後の父の死に至るまでの記録が残されているボイスレコーダーを発見。――横浜に戻った奏は真樹を自宅マンションに呼び、「環境エネルギー汚職事件」の真相を告げるボイスレコーダーを一緒に聞きます。↲東正太郎の前秘書、加藤正孝(岩田和浩)が官僚宛メールを事実と認め、更に、特捜部長(青木一平)からも「問題無し、起訴しろ!」との指示があり、それで起訴に踏み切っていた辻英介主任検事でしたが、裁判になり、第一回公判では野木浩一郎(ヤメ検)弁護士と15年ぶりの再会。「私は無罪です」と証言する東正太郎議員。野木が検察の提出メールを捏造と指摘。「それを承知で検察は起訴した」と主張する野木。第二回公判では秘書が証言台に立ち、「<そんなメールは身に覚えが無い>と言うと、辻検事に胸倉を掴まれ、<嘘を付くな!>と脅された」と証言。秘書には、起訴前に間違いないと確認していましたが、それが裁判でひっくり返されます。その疑惑メールの日時、当の秘書は病院に検査入院していて、胃カメラテストを受けていました。そのテスト映像に日時が記録されています。秘書はメールを打てる状況ではなく、それで辻検事の捏造が確定。公判が重ねられ、結局、被告人、東議員には無罪判決。辻検事は検察内でも四面楚歌状態に陥り、懲戒免職。――「時が来たら奏には本当の私の姿を知って欲しい。さようなら奏。身を挺して真実をここに記す」とボイスレコーダーの声が結ばれています。奏と真樹を翻弄する残酷な運命(Destiny)。「私たち、もう会うのは止めよう」と奏。「分かった」と真樹。↲真樹が部屋を出てドアを閉めたところで、胆嚢癌を患う真樹が腹部を抑えて廊下に倒れ込みます。奏が婚約者の「横浜みなと総合病院」の外科医、奥田貴志(安藤政信)に電話。貴志が真樹に緊急対応。真樹の痛みは治まります。――真樹が奏のマンションで倒れたと知った貴志が、「ちょっと話したい」と奏を追求。「亡くなったお父さん(辻英介)のことで彼を家に呼んだ」と言う奏に、「君のやっていることは裏切り行為」と貴志。「もう会わないから」と奏。真樹が物陰で奏と貴志の遣り取りを聞いています。↲貴志の帰りを待ち、父のボイスレコーダーを聞いて欲しいと、それを差し出します。診療後、「奏を宜しくお願いします」と真樹に言われていた貴志が、「彼(真樹)は重篤な胆嚢癌。今直ぐ治療させるべき。僕は彼の主治医……」と奏に伝えます。↲「横浜みなと総合病院」を抜け出て、父の住む野木邸を訪ねる真樹。スマホ電話で「家の前にいます。話があります」、「入りなさい」。――消防車のサイレン。野木邸が炎に包まれています。呆然と炎を見詰める真樹を見回り警官が呼び止めます。「俺が燃やしました」と真樹。↲
2024.05.07
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第四話(2024.5.6)/「記憶障害の謎、医者の対立」あらすじ↲川内ミヤビ(杉咲花)の記憶障害の原因が見当たらず、三瓶友治(若葉竜也)はミヤビと大迫紘一(井浦新)の間に漂う深くて暗い闇を察知。――その昔(14年前)、ミヤビが幼かった頃、母(あかり)の命を救った大迫教授。父の健伍との畑仕事中に脳障害で倒れたあかりを緊急手術したのが大迫でした。その後のリハビリで後遺症もなく回復したあかり。それを見て医師を志したミヤビ。そんな因縁で時々、ミヤビの実家農園を訪ねる大迫教授。「お医者さん復帰、おめでとう」ということで、ミヤビの実家を訪れた大迫教授はミヤビの両親(健伍、あかり)、妹のリオらと乾杯。その帰路、ミヤビは三瓶による脳検査の結果(記憶障害の原因なし)を大迫教授に報告。大迫は三瓶の見立て違いだけでなく、軽々しく患者に希望を抱かせる危険性を指摘。↲三瓶はミヤビのカルテを確認しようと、関東医大病院の大迫教授を訪ねます。しかし、秘書の西島麻衣(生田絵梨花)から大迫は終日不在だと言われ、仕方なく病院を出ようとしている時、幼い女の子が不意に三瓶の前に飛び出します。それを抱え込み、その子に笑い掛けた時、走り寄った女の子の兄の少年(瀬戸村翔太)にボディブローを喰らいます。翔太は脳手術を近々に控えている七歳の入院患者です。省太の両親が慌てて駆け寄り、翔太の乱暴な行為を謝罪します。三瓶は、「いや、幼い女の子に笑い掛けて近付く大人を信用していけないという判断は正しい」と言って、殴られたことを責めません。↲その後日、再び、ミヤビのカルテを求めて関東医大病院を訪ねる三瓶。が、今度は、麻衣に、「大迫先生はオペ中です」と断られます。大迫は、翔太の脳腫瘍除去手術を行っています。所在無げにしている三瓶が脳外科医と知った翔太の両親が、相談を持ち掛けます。「腫瘍全摘出」が可能と考える三瓶は、両親とともに大迫教授のオペをモニター画面で観察。と、大迫教授は腫瘍の全摘出を断念。翔太は二年前にも脳腫瘍除去手術を受けていて、その時も、大迫教授は、腫瘍の癒着が厳しいことを理由に全摘出を断念していました。で、今回も、「放射線治療で腫瘍が血管に癒着している。全ての腫瘍を取るのは危険なので止めます。ご了承いただけますか?」とモニター越しに両親に尋ねる大迫。その時、三瓶が「全摘出可能」と断言。そして、助手がはなはだ未熟で危険であることを指摘。それを受けた大迫は「助手を結城先生に変更します。結城先生を呼んで来てください」とスタッフに指示。そんなこんなで、三瓶が結城に成り済ましてオペ室に入り、勝手に腫瘍の全摘出を始めます。あれよあれよという間に、三瓶が翔太の腫瘍を完全に取り切ります。とりあえず、手術は大成功ですが、大迫は三瓶の行動に大激怒。↲丘陵セントラル病院では、ミヤビはロボット工学研究者の加瀬誠(前原瑞樹)の担当を任されます。加瀬は破裂の恐れのある動脈瘤を脳に抱えています。脳動脈瘤が破裂するリスクは年間1%程度ですが、破裂すれば重度の障害が残るか、最悪は死に至ります。そして、手術をしても、4~10%の確率で後遺症が残ります。確率論での過酷な選択を迫られ、妻と幼い子を抱える加瀬は葛藤。ミヤビは加瀬に寄り添いつつ、最善の治療と思われるカテーテル専門医、綾野楓(岡山天音)にも相談。婚約者の綾野に接近するミヤビを見て、それを快く思わない麻衣がいます。↲加瀬の決心が固まり、「手術を受けます」ということになります。三瓶の解頭手術ではなく、カテーテル専門医、綾野の手術です。オペ後、「今日は安静にして、明日は歩けます」と鮮やかな綾野。が、実は、綾野という人物はカテーテル専門医の道を捨てて経営の道に進む算段です。西島医療グループ会長の孫娘の麻衣と結婚後、関東医大同窓会長で西島医療グループの最高権力者の麻衣の祖父、西島秀雄(酒向芳)の後を引き継ごうと考えています。↲突然オペ室に乗り込んで少年の脳腫瘍全摘をしたことを大迫教授が問題視していることを告げ、「危険なことを平気でする三瓶先生を余り信用しない方が好い」とミヤビに忠告する麻衣。その裏では、「万が一にも川内先生(ミヤビ)の記憶が戻っちゃ困るよ」と西島会長が言い、それに対して大迫教授が、「承知しています」と返答しています。おそらく大迫教授はミヤビの脳に何かの仕掛けをしています。↲
2024.05.07
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■フジ月9ドラマ■366日/第五話(2024.5.6/「生きてるだけで嬉しい」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)が目覚めますが、失行症記憶障害の後遺症。高次脳機能障害で軽度の右半身麻痺と日常動作が上手く出来ないだけでなく、自分が体験してきたことや関わりのあった人物の記憶が失なわれています。担当医の池沢友里(和久井映見)が、輝彦(北村一輝)、智津子(戸田菜穂)、花音(中田青渚)、それに雪平明日香(広瀬アリス)にそれを説明。小川智也(坂東龍汰)と下田莉子(長濱ねる)も見舞い。遅れて吉幡和樹(綱啓永)も見舞い。看護師の宮辺紗衣(夏子)の介助があって、遥斗の賢明なリハビリ(身体動作筆記訓練)が続けられます。↲病室に一輪の花。遥斗に助けられた阿久津翔(中村羽叶)が時々(これまで数回)、花一輪を遥斗の病室に届けています。翔は友里の娘、菫(宮崎莉里沙)の同級生。自分の不注意により遥斗に大怪我を負わせたことで落ち込み心を閉ざしている翔に、明日香が、「前を向いて生きて……」と言葉を掛けます。↲遥斗が病室から消え川岸を歩いています。それを目撃した翔が明日香に連絡。雨が降りしきる中、橋から身を投げようとしている素振りの遥斗を発見する明日香。遥斗は生きる意味を見失なっています。そんな遥斗に「あなたには生きている価値がある。あなたが生きているだけで嬉しい」と明日香。↲病院にグローブとボールを持ち込んだ翔と智也が体育館内でキャッチボール。日常の明るさを取り戻しつつある翔。遥斗と輝彦もキャッチボール。12年間野球に親しんできただけに、それなりにキャッチボールが可能な遥斗。担当医の友里が、それを「手続き記憶」と説明。遥斗が「お父さん……」と言って、まず、父親(輝彦)の顔を思い出します。↲
2024.05.06
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■テレビ朝日×東映/ドラマプレミアム■霊験お初~震える岩~/2024.5.4/あらすじ↲舞台は江戸時代後期、享和2年(西暦1802年)。第11代将軍、徳川家斉の治世での南町奉行、根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)の奇談怪談集、「耳袋(みみぶくろ)」。この怪談噺成立の裏には、見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる霊験力のある取材協力者がいました。↲日本橋通町一膳飯屋「姉妹屋」の看板娘、お初(上白石萌音)は、岡っ引きの兄、六蔵(満島真之介)の妻、義姉の女将、およし(野波麻帆)と三人暮らし。実は、お初と六蔵は血の繋がりはありません。柳橋の袂に捨てられていたお初を既に他界した六蔵の両親が拾い、兄弟として育て上げられたお初。「こいつは小さい頃から妙に勘が鋭かった」と六蔵。↲ある日、宴会の仕出しを頼まれた武家屋敷で火災に巻き込まれたお初。炎に飲み込まれそうになった時、お初は無数の黒い影に取り囲まれます。それは炎に焼かれて命を落とした人々の残留思念であり、お初は道連れにされそうなところで、黒い影の少女に救われます。少女の霊が炎からの逃げ道を指し示し、逃げまどう人々を先導したお初は、無事、炎の屋敷から脱出。そんなお初を目撃した南町奉行、根岸肥前守(坂東彌十郎)。その翌日、「姉妹屋」に肥前守がやって来て、お初に奇談怪談の収集を手伝って欲しいと依頼。肥前守は、お初に不思議な霊力があることを見抜き、近頃発生している「死人憑き(しびとつき)」の調べを求めます。なんでも、最近、深川三軒町の十軒長屋で死んだはずの蝋燭(ろうそく)売りの吉次が息を吹き返していました。――お初は肥前守からサポート役に与力見習いの古沢右京之介(京本大我)を差し向けられ、二人は、死人憑き調査を開始。右京之介の父は、別名「赤鬼」と恐れられている武左衛門重正(高嶋政宏)という高名な与力ですが、その息子は少々残念な人物です。↲死人憑きによる連続殺人事件が発生します。油屋(菜種油の商いをしている丸屋)の木箱の中で、本所相生町の幼い娘(おせん)が死んでいます。昨日の昼から行方不明になっていた隣町の娘です。六蔵らが臨場。お初が魚油の匂いを感じ取っていたことを知った右京之介は、外部の者の犯行と推察。それ以降、右京之介は与力姿を改め、町人風の着流しでお初に同行。町人として世間を観察せよと肥前守に言われた右京之介は、暫く「姉妹屋」に身を寄せることになります。↲深川三軒町十軒長屋の吉次を訪ねるお初と右京之介。「大きな行李(こうり)を抱えて出て行ったまま帰っていない」と近隣住民(中年女性)が証言。そして、吉次の部屋の畳に魚油が広がっています。その時、「どなた様ですか?」と言って吉次が、お初と右京之介の背後に現れます。「あなたが、あの娘(おせん)を殺したの?」と聞くお初に襲い掛かる吉次。六蔵がお初の救出に来て、水を掛けて吉次を制圧。死霊に取り付かれた吉次は、菓子でおせんを誘い出し、自宅に連れ込んで殺害。亡骸を行李に詰めて運び出そうとした際、魚油を燃料にしている灯を倒し、その油が体に付着した模様。↲肥前守が供の者に豪華な衣装を持たせて「姉妹屋」に来ます。「今日から、お初はわしの縁続きの者、そして、右京之介は、お初の中元ということで……」と肥前守。そういう出立(いでたち)で、「討ち入り後百年」を経過している元禄14年3月の「忠臣蔵」の舞台となった場所に赴きます。赤穂藩主、浅野内匠頭が吉良上野を殿中(江戸城松の廊下)で斬り付け、即日、浅野内匠頭は切腹を申し付けられ御家断絶。喧嘩両成敗の筈が、吉良はお咎め無し。翌年冬(12/14)、大石内蔵助ら47士による本所松坂町の吉良邸に討ち入り。これが世にいう「忠臣蔵」で、町人たちから喝采を浴びることになる出来事。で、浅野内匠頭が切腹した場所は、陸奥一関藩、田村家の庭。その庭にある岩が討ち入りから百年を経過して、夜ごと震えるという奇怪な現象が起きているとのことで、お初は肥前守とともにその現場に赴き、鳴動する岩に触れます。その瞬間、お初の目の前に百年前の白装束の浅野内匠頭が切腹する場面が浮かび上がります。↲池の脇に殺された男児(長一郎)が捨てられています。幼児連続殺人です。こちらの下手人は湯屋の窯焚きの男(助五郎)のようであり、この男に死霊が取り付いているのが見えるお初。死霊が「一緒に連れて行く」と言っています。六蔵が助五郎を追いますが、取り逃がします。↲算学者の叔父の小野重明(宮野真守)が右京之介を訪ね、忠臣蔵について分かったことがあると言います。「忠臣蔵は鰻でしたよ。鰻の旬は秋から冬にかけて一番脂が乗っている時。身が痩せている夏は本当は食べ頃ではない。かように、根拠がないのに世間が妄信していることは沢山ある。浅野が吉良を斬り付けたのは賄賂が無かったことでのイジメが原因でもなく、また、内匠頭の妻に対する吉良の横恋慕によるイジメが原因でも無く、全く彼らに遺恨の類は無かった。ただ、瓦版屋たちが討ち入りを煽り立て、赤穂浪士は討ち入りをせざるを得ない立場に追い込まれた。忠臣蔵とはお上の好い加減な裁きが招いた悲劇。討たれた者も討つ者にも不幸を招いた」と説明。↲吉次が死霊に取り付かれた場所は墓場でした。墓の管理者の道光院庵主、桜蓮尼<おうれんに>(坂本冬美)に会うお初。蝋燭(ろうそく)の燃え残りの買い取りに出入りしていた吉次は、そこで死霊に取り付かれました。前日の豪雨で倒れた墓を修復した吉次。その時、別の墓を倒し死霊を蘇らせていました。その墓こそ、百年前に深川西町で亡くなった家族四人の墓。内藤安之介三十歳、りえ(倉科カナ)二十八歳、せん五歳、長一郎三歳と墓石に刻まれています。最近の連続幼児殺人の被害者の子の名前と一緒です。死霊は百年前に妻子を斬殺した内藤安之介のものということになります。↲りえは三人目の子を身籠っている時、安之介に斬られていました。腹の中の子は女の子で、その子だけが奇跡時に生き残りました。それを一人の赤穂浪士が鎖帷子の頭巾に包んで道光院に託しました。その後、その娘は駿河台の呉服問屋、大野屋に預けられ、今の内儀は、初代りえの曾孫にあたります。成仏できない死霊が百年前と同じことを繰り返しています。いずれにせよ、「一緒に連れて行く」と安之介の死霊が言っているので、次に狙われているのは、呉服問屋、大野屋内儀のりえ(倉科カナ/内藤りえと二役)ということになります。――大野屋りえは病に伏せており、半月前から夜間に叫び声を上げるようになっています。これは岩が震え出した時期と同じです。霊力により、百年前の大野屋内儀のりえに話を聞くお初。現在のりえの曾祖母に当たるりえは、駿河台の旗本の娘で、父親に仕えていた内藤安之介(味方良介)と結婚。ある時、内藤は街の子を守る為、子を襲う犬を斬殺。が、世には「生類憐み之令」が発令されていて、この一件で安之介は浪人の身。「離縁」を申し出る内藤。それを断ったりえ。士官先を懸命に探す内藤。が、悉く失敗。その後、吉良の屋敷での士官の道が開けます。赤穂浪士の襲撃に備え腕に覚えのある者を集めていた吉良。が、安之介の狂気性が発覚して、吉良家への士官の道が絶たれます。その頃、辻斬り横行。それは安之介の仕業。その半月後、安之介は妻子を斬殺。その現場に駆け付けた沢衛門兼貞が安之介を斬ります。未だ息があったりえが、「この子は生きています」と沢衛門兼貞に告げ、産まれて来る娘を託して死んだりえ。「内藤の魂をお救い下さい」と、りえがお初に懇願。現在のりえの病床に、「連れて行く」と言って、内藤の死霊に取り付かれたおせん殺しの吉次が現れます。六蔵らが取り抑え、牢獄で拘束。「百年たった今、また同じことを。あなたは人の心を失くした鬼」とお初。↲大野屋主人から預かった幻の赤穂浪士の鎖帷子の頭巾を懐に忍ばせるお初。百年前、沢衛門兼貞が道光院に赤子を託した際に添えてあった頭巾。これが大野屋のお守りとして引き継がれていました。安之介と幻の赤穂浪士、沢衛門兼貞は吉良邸で出会っていました。赤穂浪士側も吉良邸に密偵を放っており、それが沢衛門兼貞でした。彼は正体を隠し、吉良邸に潜り込んでいました。が、安之介については、吉良は死霊が接近しつつある安之介が粗暴で危険な人間と気付き、最終段階で雇いませんでした。その時、「この世は地獄」と口走った安之介。沢衛門兼貞は安之介の心の闇に気付き、辻斬りの正体と知ります。そして、安之介を監視。大事な討ち入り前に妙なことに関わりたくない沢衛門兼貞でしたが、悪法により人生を狂わされたのは浅野内匠頭も安之介も一緒ということで見て見ぬ振りが出来ず、安之介を追尾し、妻子に刀を向ける場面を目撃。で、安之介を切り捨てていた沢衛門兼貞。百年後の今、安之介の魂が連続幼児殺しの吉次に蘇っていました。「俺はおかしくない。おかしいのはこの世」ということで死霊が舞い戻っています。ただ、りえを愛しているからこそ斬ったものと考えるお初。「この世は地獄で、大切なものを守り切れない。ならば斬ってあの世に送る。一緒にあの世に行きたい」という思いに取り付かれ、成仏できずにいる安之介の死霊。↲右京之介の父、武左衛門重正が番屋に乗り込み、深川おせん殺しの吉次の取り調べを深川でやると言って、引き渡しを要求。それを拒否する六蔵。右京之介も父を止めます。怒り狂った武左衛門重正が右京之介を殴り倒し、斬り捨てようとしますが、我に返って立ち去ります。右京之介は過去(七歳時)にも、父に斬られそうになっていました。父の弟、小野重明を右京之介の父と疑った武左衛門重正は、妻子に刀を振り上げていました。小野重明と右京之介とは、お初も似ていると感じており、右京之介が算学の道を断念しているのは、それではますます算学者の小野重明の子と疑われかねないからでした。で、父に殺されそうになった恐怖が心に沁みついている右京之介に乗り移る死霊。番屋の牢に繋がれていた吉次が死んでいます。死霊が吉次から抜け出ています。↲大野屋に走るお初。店の者が、大野屋主人と内儀のりえは夏祭りに向かったと言います。そこに急ぐお初と六蔵。右京之介はただならぬ様子の父、武左衛門重正を見掛け、それを尾行していました。その時、父に死霊が乗り移りました。で、父を見失った右京之介。安之介と同じように妻子に向かって刀を振り上げた父。その時、父にも強い恐怖が焼き付いていました。愛するものの命を奪い奪われることの恐ろしさを知った父。そこに付け込むのが死霊、番屋でも再び我が子に、その姿を見せていた父。↲夏祭りの場で死霊を父親に転移させた右京之介をお初が発見。お初が、安之介が武左衛門重正に変身する姿を見ます。武左衛門重正が刀を抜き放ち、夏祭りに来ていた者たちに向かって刀を振り回します。六蔵がその制止に掛かります。「父上、目を覚まして」と右京之介も止めに入ります。と、再び死霊は安之介の姿に戻ります。安之介の振り下ろした刀が右京之介の盾になったお初を斬ります。が、懐に入れていた鎖帷子の赤穂浪士の頭巾がお初を守ります。そこに、幻の赤穂浪士の吉田沢衛門兼貞が現れ、「救ってやってください。あの男(内藤安之介)の魂を」と言って、お初に自分の槍を手渡します。「内藤様、ご最後を」と言い、大上段に振りかぶって突進する安之介の胸を槍で貫くお初。百年前の安之介が妻のりえと二人の子の前で目覚める場面が見えるお初。内藤りえが、「あなたの為さったことは決して許されませんが、私も一緒に行きます。私はあなたの妻ですから。私はあなたを愛していますから」と安之介に語り掛けます。そして、父、武左衛門重正を抱き起す右京之介。↲肥前守の裁量により、武左衛門重正にはお咎め無し。大野屋の内儀りえは病状回復。陸奥一関藩、田村家の庭岩の震えも沈静。幻の赤穂浪士、吉田沢衛門兼貞の霊も成仏。――浅野家の菩提寺、花岳寺に「義士出立の図」の掛け軸。その中に一人だけ背を向けているのが幻の赤穂浪士、吉田沢衛門兼貞。↲右京之介が迷いを断ち、算学の道に進む決意を固めます。「算学で生きてゆく術が身に付いた時、お初殿にお伝えしたい思いがあります」、「それは何時の事ですか?」、「おそらく五年、七年」、「そんなに待てません、今、話してください」、「奉行所に戻らなくては……」。右京之介を追うお初。↲
2024.05.06
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 4(2024.5.5)/「冤罪」あらすじ↲東京拘置所で死刑囚、志水裕策(緒形直人)と面会する明墨正樹(長谷川博己)。「毎月の手紙はもう止めてください。静かに死にたいのです」と言って、再審で無罪を勝ち取ろうとしている明墨を拒絶する志水。そんな明墨を赤峰柊斗(北村匠海)が尾行。「面会申込用紙に誤記があったので訂正して来いと言われました」と赤峰が面会申込窓口で係官に言いますが、「ああ、志水裕策さんの面会ね。面会は済んでいるので訂正の必要は無い」と言われます。ということで、赤峰は明墨の面会相手の名前を確認。志水裕策でサイト検索し、彼が「糸井一家(三人)殺害事件」(2012年3月、千葉市花見川区)で死刑判決(千葉地裁)を受けた人物と知ります。会社員の糸井誠、妻の恵理子、娘の菜津の遺体が自宅で発見され、その死因は、高濃度の硫酸タリウムの過剰摂取による毒死。飲み物に毒物が混入されました。警察は怨恨の線で捜査を進め、糸井とは同僚だった志水を逮捕。志水は糸井と共謀して会社の金を横領。その金の取り分を巡ってトラブルが発生し殺害。一審で死刑判決。弁護側は控訴せず。この時の検事が明墨。↲紫ノ宮飛鳥(堀田真由)がオートバイで、志水の娘、紗耶(近藤華)のいる保護犬施設「わんはっぴ」に乗り付けます。「この施設では64匹の犬を預かっています」と施設長の仁科(朝夏まなと)が説明。庭の掲示板に集合写真があり、その写真の紗耶の横にいる女性のことを尋ねますと、「ああ、桃瀬さん(吹石一恵)は随分前に亡くなりました」と仁科。桃瀬という女性といえば、先頃、明墨は、「REIKO MOMOSE 1978-2018 May you rest in perce」と記された墓前に花束を供し、涙を零していました。↲カリスマ弁護士の宇野雅人(和田聰宏)をホテル内まで尾ける赤峰と紫ノ宮。宇野は、千葉市で起きた連続不同意性交事件の担当弁護士です。この事件、一人目の被害者は守屋瀬奈(搗宮姫奈)。一人暮らしの自宅に帰ったところで尾行して来た男にナイフで襲われました。男は目出し帽を被っていたので、被害者は男の顔を見ていません。二人目の被害者は遠山香澄(諸星すみれ)。こちらも同様の手口による被害です。二人とも暫く経ってから被害届を警察に提出していて、目撃証言やDNAなど物的証拠は出ていません。捜査が難航しているところで三人目の被害者が出て、それが仙道絵里(早見あかり)。彼女は抵抗して未遂。抵抗の際に目出し帽が外れて加害者の顔を見ており、男は逃走。男を来栖礼二(渡邊圭祐)と特定し逮捕。三人の性的暴行犯として起訴。来栖は一年前にも、不同意性交罪で有罪判決を受けており、一件目と二件目については自白、そして、三件目については宇野弁護士の入知恵により否認という作戦に出ています。↲明墨はこの案件の弁護を宇野から奪い取ります。妻の弘美、娘の夢愛と一緒のところを急襲。宇野の不倫現場写真を示し、来栖の弁護を下りて貰います。因みに、取り調べが長くなると裁判が不利になるので、とりあえず一、二件目の事件は自白しておいて、本当のこと(無実)は裁判で言おうというのが宇野の作戦でした。それに従っていた来栖。で、三件目の事件発生時、仕事後にバーに立ち寄り、帰宅して寝ていたと証言。「裁判は無罪になるって本当なの?」、「勿論です」。↲三人目の絵里の事件は、刑事部長の紫ノ宮の父、倉田功(藤木直人)と捜査一課長の大西周平(松角洋平)によって作られたものでした。一、二件目の証拠が皆無で焦った千葉県警が三件目をデッチ上げていました。絵里の職場の同僚、久美(田中真琴)が、「絵里さんは、常に誰かに恋をしている恋愛体質。惚れっぽくて貢いでいる。そして、彼女は来栖のストーカーだった」と証言。来栖をストーカーしていた絵里は振り向かない栗栖を逆恨みし、事件をデッチ上げていました。た。バーでの来栖のSNS投稿写真を見て一目惚れし、バーに通い詰めていた絵里。好きな男が自分以外の女に興味を持って不同意性交していたということに怒った絵里は、裏切られたという恨みから栗栖を罠に嵌めていました。↲宇野弁護士のこれまでの裁判記録を精査。被告人の人権擁護を謳う宇野弁護士ですが、担当事件は全て有罪になっています。警察との裏取引がありそうです。倉田刑事部長、大西捜査一課長と結託して、来栖を有罪にしようと動いている模様です。そういうことかと当たりを付けていると、絵里のアパート前に倉田刑事部長という写真が撮れます。来栖の弁護士の交代を知り、裁判対策の為の打ち合わせが必要になっている模様です。↲来栖の犯行も糸井一家殺人事件も千葉。千葉県警本部に赤峰が入ります。大西捜査一課長の勧めで倉田刑事部長は裏から脱出。そこに紫ノ宮が待ち伏せ。「お話したいことがあります」、「私には無い」、「来栖の事件、ご存じですよね?」という父娘の遣り取りを赤峰が見ています。――事務所に戻り、「明墨先生の狙いは最初から父」と紫ノ宮。「良かったら紫ノ宮さんとお父さんのこと、僕にも教えてくれませんか?」と赤峰。「父は私の憧れだった。優しく家族思いで正義感があり、私は父のようになりたかった。だけど、父は12年前の事件(糸井一家殺人事件)以来、笑わなくなった。当時の父は、千葉県警捜査一課にいた。仕事が忙しく母との喧嘩が絶えなくなり、数年後に離婚。それでも父を尊敬していた私は弁護士になる為の相談もした。だけど、六年前の大学卒業の日、男の人が家に父を訪ねて来た。それが明墨先生だった。<あなたはあれを不正に隠蔽したんじゃありませんか?>という明墨先生の声が聞こえた。で、司法試験を合格した後、明墨法律事務所から突然、正式雇用の誘いが来た。先生を見て直ぐにあの時の人だと分かった。それで、先生の元にいれば父のことが分かるかも知れないと思い入所した。で、志水裕策と明墨先生が会っていると知り、全てが繋がった」と紫ノ宮。↲糸井一家殺人事件を担当した倉田刑事部長が何らかの隠蔽をしていて志水は冤罪と確信している明墨は、絵里の事件を使って、倉田刑事部長を落とそうとしています。志水裕策の事件での倉田刑事部長の不正を暴く為、連続不同意性交事件を利用しようとしています。赤峰と紫ノ宮は、明墨のアンチヒーロー的発想の真意に勘付き始めています。アンチ弁護士と正義の検事正が激突します。――伊達原検事正のお座敷遊びに明墨弁護士が呼ばれています。↲その頃、「会って話がしたい」と父からの連絡を受ける紫ノ宮。↲
2024.05.06
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十八話(2024.5.5)/「岐路」あらすじ↲関白藤原道隆(井浦新)の死後、一条天皇(塩野瑛久)は、藤原実資(秋山竜次)、藤原道綱(上地雄輔)らの意見に従い、後任関白に右大臣の道兼(玉置玲央)を指名。が、道兼は関白就任当日に疫病に感染、七日後に35歳で他界。まひろ(吉高由里子)は、「あの方の罪も無念も全て天に昇って消えますように」と祈り、琵琶を奏でます。↲皇太后にして女院の藤原詮子(吉田羊)が内裏に乗り込み、道長(柄本佑)を道兼の後任関白とするよう一条天皇に進言。「お上の御父上、円融天皇((坂東巳之助))は、何時も己の思いを汲もうとしない関白(兼家<段田安則>)の横暴を嘆いておいででした。父上の無念をお上が果たさずに、誰が果たせましょう。中宮定子(高畑充希)に騙されてはいけません。それとも、お上は母を捨て后を取るのですか? 己の信じた政を執り行うには若くて放漫な伊周(三浦翔平)ではなく、道長を……」と言い、兼家から道隆、伊周という嫡男の流れの中、中宮定子の望み通りに伊周を関白にと決めていた一条天皇を翻意させます。で、次の関白は道長と考えを固めます。その翌日、一条天皇は道長を内覧に任じます。道隆の死後、伊周から取り上げていた内覧の職を道長に与えます。これに怒った伊周は、定子に「お上の寵愛は真ではなかったのか。早く皇子(みこ)を産め」と迫ります。その一ヶ月後、一条天皇は道長を右大臣に任命。これで道長は伊周の地位(内大臣)を超えて公卿のトップに君臨。ただ、一条天皇は詮子の意向に沿って道長に関白職を与えようとしていましたが、道長は関白になると自由に動けなくなるということで、存分に働ける立場を望んでいました。――摂関政治の全盛期を築いた道長でしたが、実は、摂政を務めたのは孫にあたる後一条天皇(一条天皇と藤原彰子<見上愛>の子)の即位後の一年間のみ。 関白には一度も就任していません。道長は一条天皇、三条天皇(木村達成)の二十年間、「内覧」、「右大臣」、「左大臣」として政務を執り行なっています。因みに、一条天皇は道長の甥。三条天皇は、叔父の道長の次女、妍子を妃に迎え即位した後、道長と確執が生じます。↲まひろは道長との思い出の廃邸に赴き、そこで道長と会います。双方、昔の思いに堪え切れなくなり、何も語らずに立ち去ります。↲
2024.05.05
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第四話(2024.5.4)/「因縁のアイツ」あらすじ↲相馬健(山本耕史)とともに、営業課の事務ミスが多発している府中支店に臨店した花咲舞(今田美桜)は、融資相談に来ていた「平井エンジニアリング」社長の元カレ、平井勇磨(前野朋哉)と鉢合わせ。父(平井昭彦)の会社を受け継いだ平井社長の横には、税理士資格を持つ東京第一銀行からの出向役員で取締役経理部長に納まっている助川信次(山西惇)。助川は相馬の元上司です。――その夜、平井は、舞の叔父、花咲健(上川隆也)が営む「酒肴処花さき」に来店。平井は、他社との「開発委託契約」などの詳細を助川に教えて貰えない状況で、社長として蔑ろにされていることを舞と相馬に嘆きます。更に、助川による株の買占めの動きがあることも訴えます。平井の持ち株は全体の3割。専務の叔父(平井茂)が4割の株を保有していて、その専務を懐柔しようとしているとのこと。が、業績が芳しくない会社を奪い取ってどうするつもりなのか、その真意を図りかねる平井は困惑。相馬は、かつて助川の部下であったことから、「助川さんが損をするようなことをするとは思えない。必ず何か理由がある」と言い、連休中、「平井エンジニアリング」の経理調査に入ります。舞を伴った相馬が社を訪れると、宣伝部長(SNS担当)の看板犬「いちろー」と平井が出迎え。事務所で帳簿書類のチェックをすると、この一年で二千万円分の経費の領収書が失くなっています。使途不明金ということになります。で、領収書が失くなり始めた時期と、経理課長だった菊池一男(中野剛)が工場のラインに異動した時期が重なっています。それに気付いた舞と相馬は、平井とともに菊池の話を聞きます。助川に畑違いのラインへの異動を命じられ退職を考えている菊池に、平井は力を貸して欲しいと説得。が、「社長、あんたには無理だ。助川がいる限り会社は変わらない」と言う菊池。舞に向かって「犬(いちろー)に聞いてみろ」とヒントを与えます。↲助川がゴルフ接待に出掛けている隙に再度、経理帳簿の見直し。「いちろー」の動物病院での医療費、それにフード代金が経費として計上されています。そして、毎月、「雑費」ということで四万円分が計上されています。で、その領収書(美輪牛肉店/牛肉800g/40,000円也)が、何故か机の下に貼り付けられていて、それを舞が発見、この領収書は、経理課長だった菊池が、「これは無理」と助川に付き返していて、それに怒った助川が菊池を工場ラインに異動させていました。以来、毎月のこの牛肉代を、後任経理課長(多田野)は、助川に指示されるままに、「いちろー」の餌代として計上。↲助川が料亭で平井茂専務と会っているのを目撃した舞と相馬。助川の企みが見えて来て、多田野が助川の領収書無しのゴルフ遊興、高級クラブ遊び、高級贈答品等の経理偽装指示を認めます。机の下で発見された美輪牛肉店の領収書は、何時か助川の悪行を暴露しようと多田野が隠していたものでした。↲突然の臨時取締役会開催。そこで代表取締役、平井の解任を企てる助川。助川は社長解任の緊急動議を用意しています。助川の悪事を暴いてそれを阻止しなければならない舞と相馬。――「いちろー」の首輪の名札の中に隠されていたキャビネットの鍵を見付ける舞。使途不明金の経費として落ちない領収書がキャビネットから出てきます。それを手に、臨時取締役会に乗り込む舞と相馬。助川の狙いは、「平井エンジニアリング」の売却でした。景気の良かった頃、父の平井昭彦が「国際宇宙ステーション」に採用された技術で特許を取得していました。その特許を欲しがっている企業に会社を高く売却するつもりだった助川。平井が、全役員一致で助川取締役の解任を決めます。その時、相馬が役員の前で過去の助川の悪行を暴きます。↲その昔、相馬は、産業中央銀行から東京第一銀行への乗り換え営業に成功した企業の融資担当でした。が、この企業は、融資資金をハイリスクな投資に回して倒産。このハイリスク投資は助川からの強い提案だったのですが、助川はその責任を相馬に転嫁。相馬がハイリスク投資を勧めたと支店長に説明し、全ての責任を取らされた相馬は人事異動で閑職に飛ばされていました。その時、たった一人、相馬に同情し、「一緒に戦おう」と言った川野という同僚がいました。が、川野は他界。――既に他界している川野は、昇仙峡玲子(菊地凛子)に「僕と結婚してください」とプロポーズしていました。川野の月命日、川野家の墓前に相馬。そして、玲子。↲
2024.05.04
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー■イップス/第四話(2024.5.3)/「甘くない二人の美人パティシエとオーナーの三角関係」あらすじ↲アレンジモンブランが人気のパティスリー「Ebahi」オーナー、小泉春樹(宮尾俊太郎)の後頭部打撲遺体が床に横たわっています。機動捜査隊の酒井純平(味方良介)に次いで、森野徹(バカリズム)に現場先着の「取材」腕章を巻いた黒羽ミコ(篠原涼子)。森野の相棒、樋口一之(矢本悠馬)によれば、遺体発見者は早朝(早番)出勤した女性従業員(相場)で、死因は頭部強打による脳挫傷。死亡推定時刻は昨夜21時~21時半。その頃、近隣で発生した火災により、「Ebahi」は停電。春樹は携帯ライトを探し、その時、足元に落ちていたケーキクリームに足を滑らせ転倒、後頭部を痛打して死に至ったように見えています。↲昨日の閉店後(20時)、被害者の春樹と新作メニュー開発をしていたという春樹の恋人のチーフパティシエ、金町環奈(香椎由宇)に話を聞くミコと森野。昨夜、春樹は試作メニュー作りを続けたいと言うので先に帰ったと環奈。環奈の退店後、春樹は死亡したことになりますが、環奈は退店時にゴミ出し作業をしていました。そのことを訝るミコ。春樹が試作メニュー作りを続けていたとすれば、更にゴミは必然的に出るのに、何故、環奈はゴミ出しなどしたのか? と環奈の犯行を疑います。↲人気パティシエではあるものの、堅物でその生き様については全く甘さのない環奈は、春樹の手配によりフランス三ツ星レストランのシェフ(ミシェル・エルナンデス)に自作ケーキ(モンブラン)を試食して貰うという機会を得ていました。その日が、春樹の死んだ翌日の今日。で、環奈の腕が認められれば、フランスの三ツ星レストランでパティシエになりたいという環奈の子供の頃からの夢が叶うのですが、年齢的にも人生の分岐点にあり、春樹との結婚を望む環奈は、春樹が自分の後任パティシエになる元カノの江原尚子(遊井亮子)とヨリを戻し、それで自分をフランスに送り出そうとしているものと疑い、で、昨夜、その嫉妬心から春樹を問い詰め口論。感情が高ぶり突発的に、モンブランの材料のココナッツの実で春樹の後頭部を殴打し殺害していました。頭部から流血し仰向けで倒れている春樹を見て我に返った環奈は、そこから偽装工作に走ります。春樹の靴底と足元の床にクリームを塗ります。その時、たまたまそのタイミングで停電。冷蔵庫が停止するのを見た環奈は、果物店にココナッツの翌朝配達を電話注文(22時)。ココナッツはエルナンデスに供するケーキ(モンブラン)作りに必要ですから、停電で冷蔵庫内のココナツがダメになるということで再発注。↲ミコの弟、黒羽彗(染谷将太)弁護士が彼女の為にケーキを「Ebahi」に買いに来て、ミコと会います。で、たまたま環奈の自宅近くに居を構える彗が、「昨夜、停電など無かった」と言います。それが、昨夜の春樹死亡時に、環奈が店にいた証拠になり、ミコが環奈の偽装を暴きます。ミコが環奈に対峙し、ミコが掲げるスマホの中の森野がリモート通話で謎を解きます。――「あなたは22時過ぎに青果店にココナッツを注文した。あなたはその時間帯に自宅に帰っていたと言ったが、あなたの自宅周辺に停電は無かった。だから、店周辺での21時過ぎの停電は知らない筈。停電を知っているのは、あなたが店にいた証拠です。あなたの開発メニューの白いモンブランの原料、ココナッツの実が凶器です。あなたは、ココナッツの実で春樹さんを殴り付けた」。その後、血痕が付着したココナツの外皮を剥き、ゴミ出ししていた環奈。ゴミ処理場でココナッツの外皮を回収していた森野。↲「春樹さんは、あなたには世界に通用するパテシエになって欲しくて別れを切り出したのです」と諭すミコ。「私には彼氏がいます。今日、試食に来るミシェル・エルナンデスが私の彼氏です」と江原尚子。――エルナンデスが来店。ココンブラウンを提供しようとする環奈が、「ごめんなさい、このケーキは人には食べさせられない。春樹を殺したケーキを人に食べさせるわけにはいかない」と言います。酒井刑事が、環奈を逮捕連行。↲ミコは、たった1行だけ、小説を書けています。↲
2024.05.03
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第二話(2024.5.2)/「決意の脱獄、全ては妻の為」あらすじ↲帝和建設社長、磯田典孝(小日向文世)に懇願され、建設中の龍神大橋崩落事故の原因になった若進建材の若松弘道(竹内涼真)による安価で低強度の海外ケーブル発注の事実隠蔽に加担した狩山陸(木村拓哉)。若松は切断ケーブルに打たれ既に死亡。狩山は自身の設計ミスとして全責任を負い執行猶予無しの実刑(懲役一年六ヶ月)判決を受け入れていました。が、妻の玲子(天海祐希)が癌で余命一年と知った狩山は、秋澤良人(斎藤工)弁護士に再審を要請。部下の南雲大樹(一ノ瀬颯)に託した物的証拠(橋梁写真と、それに設計図、ケーブル発注書等が納められているSSDカード入りのアルバム)の提示と彼の証言が再審の鍵になりますが、しかし、南雲は磯田社長の大抜擢(栄転)でべトナムメコン川の横断橋プロジェクト(官民一体事業)参加が決まっていて、当初、秋澤弁護士との接触を避けますが、結局、南雲は狩山に託されていたアルバム内データ(SSDカード)を秋澤弁護士に提出。ただし、バカワードが分からずSSDカードの内容自体は不明なのですが、いずれにせよ、秋澤弁護士は狩山を裏切っていて、南雲に託されていた物的証拠がそのまま磯田社長に渡ります。で、磯田社長は、官僚時代の後輩だった東京都知事の榛名文江(賀来千香子)に「証拠回収」を報告。ケーブル切断事故隠蔽の黒幕は、どうやら榛名知事です。ケーブル発注ミスが発覚しますと都知事としての監督責任を問われる懸念がありますので、磯田社長に隠蔽を指示していました。↲桑原誠(岩谷健司)常務が秋澤弁護士を同行して狩山に面会。南雲のベトナム行きの日程が早まっていることを聞かされます。そして、磯田社長の伝言文として、刑期満了後には海外事業部土木部長のポストを用意しているので、刑期を全うするよう求められます。が、狩山はそもそも磯田社長の伝言文なるものが白紙(偽装の証拠になるので)と見抜いていて、その申し出に反発。↲狩山は、同房の野口ヒロト(濱田龍臣)を巻き込み脱獄を計画。法務省矯正局の矢島信夫審議官が視察する予定になっている防災避難訓練でのチャンスに懸けます。他の房の権藤を挑発して騒ぎを起こし、その喧騒の中で逃走。誰かひとり刑務官を気絶させ、その静脈認証で脱出鉄扉を開けるという計画です。が、脱獄計画を聞き付けた同房の灰谷耕太(一ノ瀬ワタル)が宇崎誠吾(尾上寛之)刑務官にそれを密告し、それが林一夫(上川隆也)区長(看守長)に伝わります。林区長は、「未然に防ぐと処分できない。やらせてからの厳重処分が良い。刑務所に太陽は必要ない」と狩山の脱獄計画の推移を黙認。そんな中、まず、「野口さんと一緒に、(認知症の)小野さんの世話係をさせていただきます」と狩山が申し出ます。小野俊夫(小野武彦)は、殺人未遂罪で服役中の元小学校教頭であり、獄中では故意にボケ老人を演じています。で、異物(将棋の駒の王将)誤飲で医療刑務所送りを狙う小野を咄嗟に狩山が吐き出させて救助し接近。小野も狩山の脱獄に協力。↲坂東組の坂東五郎(北大路欣也)を訪ねる玲子。スマホの集合写真を示し、「これは誰ですか?」と尋ねる玲子。「事故死した若進建材の若松さんです」と坂東。「会ったことがあるような……」と玲子。――それより先に、警視庁捜査一課刑事、黒木正興(竹内涼真/二役)は、国立刑務所処遇部門第3区長の林に接触し、狩山についての聞き込みをしていました。「狩山は、どんな様子ですか?」と問い、「真面目に務めていましたが、女房(玲子)が面会に来た直後、問題を起こした。人が変わったように暴れた」という話を聞いていました。その後、黒木は、聖修大学病院循環器センター看護師長の玲子に「マスコミの人間」を装い、差し入れの品を手に接触。「ご主人は事件について、奥様にどう話していましたか?」と尋ねます。「何も聞いていません。仕事のことは話さない人です。そもそも、<奥さん>という言葉を不用意に発する人と話すつもりはありません。……あなた、前にもここに来たことありますよね」と言う玲子に、「さあ……」と言って立ち去っていた黒木。その直後から、黒木は玲子を尾行。玲子は、坂東組で見た集合写真の若松弘道と雑誌記者を装って尾行する黒木正興が瓜二つであることに気付いています。↲防災避難訓練は、「震度7の地震発生、運動場に避難」のアナウンスで開始されます。その時、運動場で突然錯乱するボケ偽装の小野を刑務官の指示により医務室に連れて行く狩山と野口。途中、「漏れる」と小野が叫び、トイレに立ち寄ります。トイレ内で「これは罠だ」と、妙に監視の目が緩くなっているのを察知した小野が林区長の作戦を見抜きます。そこで作戦変更。狩山と野口が仲間割れの演技。野口が「俺は降りる。初めから脱獄は無理だった。俺を巻き込みやがって!」と言って狩山をトイレの外まで蹴り倒します。そして、小さな声で「お前だけ行け」と狩山に囁きます。「そんなこと出来るわけないだろ!」と言う狩山を、野口は更に大きく殴り倒します。野口が刑務官数名に取り抑えられます。宇崎刑務官が、「くそっ、怪我人だ」と言い、蹴られ殴られた負傷した狩山を病院へ緊急搬送。狩山は救急車に乗せられます。と、「これは大事だね」と全てをお見通しの林区長。救急車両に林区長が乗り込んでいます。脱獄失敗。「私の刑務官人生は37年。あと一年余りで退官になる。君は私にとって最も忘れられない受刑者になるだろう」と林区長。↲
2024.05.02
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第二話(2024.5.1)/「猛吹雪のヘリ出動、救出」あらすじ↲SDM気象班統括責任者、晴原柑九朗(山下智久)は、崖から滑落し二重遭難した消防班責任者(レスキュー隊長)、佐竹尚人(音尾琢真)と要救助者、前田琢巳(久田悠貴)を救うべく気象解析。因みに、福島電線エンジニアの前田は、佐竹の娘、明日香(山口まゆ)の夫です。猛吹雪の中、極めて危険な状況と判断した園部肇一(舘ひろし)内閣府特命担当大臣(防災担当)によるレスキュー隊撤退の指示に従い、消防班の園部優吾(水上恒司)らは一時撤退。そんな中、山間エリアで更なる要救助者の母子。道路脇の吹き溜まりに車で突っ込み身動き不能の母、下村真帆と娘の百合12歳。「救えない命より救える命に向き合う」のが使命と心得る優吾は、母子救助に向かいます。が、母子の乗った車は燃料切れで暖も取れず乗り捨てられています。母子は何れかに徒歩移動しています。吹雪で視界が遮られますが、晴原が気象条件と現場の地形から母子の行動を予測。優吾を遭難母子がいる地点(吹雪を緩和できる森林)に導き、救出。↲その後、別件の救助要請。暴風雪により市民ホールが停電し、四名がエレベーター内に閉じ込められています。この救助にも向かおうとする優吾を晴原が制止。晴原は「こちらに人員を割いてくれ」と言い、優吾ほか一名を指揮車両に呼び寄せます。で、優吾ほか一名を除く消防班は市民ホールに出動。――晴原は優吾に「前田琢巳、佐竹尚人の救出ヘリを飛ばす」と告げます。「一時的に滑落ポイントで吹雪が弱まる。その予想時間(20分後)を見極めることで、その瞬間、ヘリで救助できる」と提案。が、優吾は、五年前の関東南部豪雨災害(バックウォーターによる逆流)で婚約者の園部灯(本田翼)を亡くした晴原がそのトラウマから無謀な提案をしていると感じ、「危険過ぎる」と言って断固反対。灯は優吾のいとこに当たり、彼にとっては姉的存在でした。優吾は「あなたは被災者家族と自分の辛い経験を重ね合わせている。大切な人を失う絶望を味合わせたくないと思っている。それが判断を狂わせている。私は救助には行きません。命を懸けても、命は捨てない」と晴原を説きます。それに対し、「吹雪が弱まる正確な時間を導き出す。そして俺も現場に行く。ヘリに同乗する」と晴原。で、暴風雪がおさまる一瞬を突いて、優吾がヘリからロープで前田琢巳、佐竹尚人の滑落地点に降下。まず、前田を救出。そして、佐竹を引き上げようとしますが呼吸停止。ヘリに引き上げてからの蘇生では手遅れと判断し、ヘリの離脱までの猶予1分弱の間、蘇生措置(心臓マッサージ)を試みる優吾。佐竹の心拍が再開し、ヘリに引き上げて緊急離脱。明日香に迎えられた夫と父が、救急車に運び込まれます。↲園部肇一特命大臣の前に初の女性総理を狙う総務大臣の立花藍(真矢ミキ)。――「希望、戸惑い、憤怒、それがSDMに対して私が抱く感情です。……あの時、お嬢さん(灯)が亡くなった関東南部豪雨での行動を週刊誌が記事にしようとした。でも、誰かがそれを握り潰した。彼女の身勝手な正義感で、失われた多くの命がある。SDMが動き出した今こそ、真実を公にすべきだと思います」と立花藍。そう言われていた園部特命大臣が、今回の件を美談として情報コントロール。「命懸けで遭難者を救う伝説のレスキュー隊員/遭難者10名全員生還」という「産栄新聞」の号外。↲佐竹を見舞う優吾。「隊長は身内を助ける為に私情から動いた。無謀な行動をする者はレスキューには居てはいけない」と優吾。「あの時(佐竹の優吾救出時)の中2の坊主が、いっぱしなことを……。俺は一線から身を引く。お前は私の誇りだ」と佐竹。病院の外で、佐竹を見舞った優吾を待つ晴原。「お前には責任を取って貰う。SDMは未完成だ。そんな状況でエキスパート(佐竹)がいなくなった。消防班統括責任者を引き継ぐのはお前だ」、「私は階級が低いし、年齢も……」、「SDMは能力次第。あらゆる災害に立ち向かう為、俺は最高のチームを作る」。↲医療班統括責任者が志賀浩一郎(神保悟志)と決まります。その医療班に脳外科医の汐見早霧(夏帆)が推薦されています。彼女は事故により「神の手」を失い、総合診療科に異動しています。そんな中で、賢明なリハビリ。が、オペ器具を取り落とします。右腕に深い傷跡があります。病院長にSDM専属医療チームへの異動を命じられますが、「私は脳神経外科医です。必ず治して脳外科医に復帰します」と言って、それを断る早霧。↲
2024.05.02
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ(刑事犯罪捜査)■特捜9 season7/第五話(2024.5.1)/「悪女」あらすじ↲成功者(?)の足を引っ張る週刊誌フリー記者、柴崎宏隆(伊崎右典)を許さないカリスマフィットネストレーナー、戦略大成功のSAKIこと高野紗希(ソニン)が、「お前なんかに邪魔させるかよ!」と言って、柴崎を鉄パイプで殴打し殺害。プロテイン会社(江田健康研究所)社長の江田陽一(和田正人)が紗希の顔に付着した芝崎の返り血を拭き、そして、事故死に見せかける偽装工作。遺体の第一発見者は、江田社長と浅輪直樹(井ノ原快彦)の妻、倫子(中越典子)。倫子は江田からコラボでのスイーツ企画販売を持ち掛けられ、江田健康研究所のプロテインサンプル受け取りに現場を訪れていました。因みに、同社には紗希とのコラボ商品(プロテイン)もあります。――浅輪は、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)らとともに、雑居ビル(江田健康研究所倉庫)で鉄パイプの下敷きになって絶命している柴崎の遺体現場に臨場。現場の雑居ビルは改装工事中で廊下には沢山の資材(鉄パイプ)が立て掛けられていました。これが、芝崎の遺体の上に崩れ落ちています。で、被害者の身元が判明する以前、江田社長は、遺体の男を空き巣だろうと決め付けます。スマホのライトを頼りに盗みに入って資材を倒し、後頭部に鉄パイプ資材が当たったのだろうと言いますが、浅輪は鉄パイプの倒れ方が不自然であることから、これを事故に見せかけた殺人と睨みます。推定犯行時間は、午後5時から7時。とりあえず、江田社長はその時間帯、渋谷で打ち合わせ、それから原稿チェック。その後、紗希との打ち合わせをしていたと証言。紗希も六時半に雑誌取材を受けていて写真撮影。二人にはアリバイがある模様。↲柴崎が記事原稿を持ち込んでいた週刊誌編集長の今永秀敏(パパイヤ鈴木)に話を聞く青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)。今永によれば、芝崎は証拠が曖昧なネタが多く、それで最近は彼の記事を買っておらず、最近の芝崎はSAKI(紗希)の欺瞞を追っていたとのこと。↲柴崎の最後の通話記録が三島秀平弁護士。小宮山志保(羽田美智子)、由真が話を聞きます。どうやら、紗希と江田社長がコラボして商品化されたプロテイン原料が産地偽装されているというネタを柴崎が掴み、その証拠収集の為の打ち合わせがあったと、三島が言います。で、「江田健康研究所に忍び込んで不正の証拠を取って来るから、それを偽装裁判に役立てて欲しい」と芝崎に言われたので、彼を事務所に呼んで、そういう犯罪行為は止めるよう忠告。が、芝崎は四時半頃、事務所を出て江田健康研究所倉庫に向かったと三島は証言。志保と由真は、そのまま芝崎の足取りを追って倉庫に向かいますが、そこには倫子に渡す筈のプロテインサンプルが無く話が妙です。倫子を第一発見者に仕立てる為の呼び出しだったとも思われます。↲芝崎の一部消去されていたスマホデータを復元。紗季と江田の取材データが抜き取られ消去されていました。見事な肢体を誇るカリスマトレーナーの紗希は、実は全身整形していて、スタジオレッスンの会員を騙していたことになります。全身整形なのにレッスンの成果を言うのは詐欺行為です。そして、江田健康研究所のプロテイン原料は産地偽装という取材データも復元されます。↲あの日、雑居ビルに到着した芝崎は、江田健康研究所の倉庫がある七階まで非常階段を駆け上がっていました。1階エレベーター前に「故障中」の表示があり(江田の仕業)、仕方なく非常階段を利用していました。で、乳酸を体内に大量に蓄積させた芝崎の遺体は死後硬直を速めていました。乳酸蓄積を考慮すると、犯行推定時間は7時から9時になります。が、その時間帯、紗希は「麻布スタジオ」でエクササイズの生配信。その動画に妙なタイミングで江田も登場。2時間のズレにも、またも完璧なアリバイですが、このアリバイが崩れます。麻布では、7時過ぎに消防車両とパトカーのサイレン音が鳴り響き、放火魔を捕まえていました。が、同じ時間帯の紗希の生配信動画にサイレン音がありません。これは録画だったということになります。↲紗希と江田に対峙する浅輪。「芝崎を殺害しましたね。全身整形で会員を騙していたことを暴かれそうになって彼を殺した」と紗希に言う浅輪。が、配信を見た視聴者のコメントに応えていたことを理由に、紗希は頑なに生配信を主張。アカウント名「ひもゴリラ」の「今日はハード目にお願いします」という書き込みに、「オーケーで~す」と応じていた紗希。が、この「ひもゴリラ」はグルであり、予め書き込みコメントを打ち合わせしていたことで、応答が可能になっていました。――コメント者のアドレスを辿り、「ひもゴリラ」こと三島弁護士を確保。あの日、三島は芝崎を事務所に招き入れ、「産地偽装の証拠を盗み出してくれませんか?」と要請。芝崎が証拠を盗み出そうと言ったのではなく、三島が芝崎に盗みを指示していました。で、七時過ぎに芝崎を江田健康研究所倉庫(雑居ビル)に車で送り、そして、偽の生配信にコメントを送っていました。↲乳酸蓄積で死亡推定時間を警察に誤認させ、そして、その細工が見破られた時に備え、生配信を装った録画を配信。二重の仕掛けをしていた紗希。「俺は関係ない。俺は殺人には関与していない。俺は言われた通りに芝崎を倉庫に送っただけ。それに動画配信にコメントしただけ。この女(紗希)に金を積まれて頼まれた」と三島弁護士が抗弁。「いや、芝崎のことは、お前の方から協力してやろうと持ち掛けて来たんだろ」と江田社長。↲三人がグルになって芝崎を殺害したことが明らかになっても、紗希はそれを認めません。「私は知りません。こいつらが勝手にやったことです。江田、あんたが芝崎を殺したんでしょ」と紗希。そんな紗希に、取材時も配信時も、常に淡いピンクのイヤリングをしていたことを指摘する浅輪。今の紗希の右のイヤリングは赤色です。イヤリングの宝石の色を淡いピンクから朱に変えたのは、紗希が芝崎を鉄パイプで殴打した際の返り血。「イヤリング、調べさせて貰って好いですか?」と浅輪。↲
2024.05.02
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.4(2024.4.30)/「誰が彼女を殺した?」あらすじ↲梅田祐希(矢本悠馬)、知美(宮澤エマ)夫妻宅を訪問した西村奏(石原さとみ)は、そこで野木真樹(亀梨和也)に再会。が、知美が真樹の音信不通と及川カオリ(田中みな実)の13回忌法要に来なかったことを責めて追い帰します。で、知美の制止を振り切った奏が真樹を追い、歩道橋上でキス。――同棲中の外科医、奥田貴志(安藤政信)との結婚を承諾していた奏でしたが、真樹との再会で心が揺れます。真樹が学生時代の注文通り(カオリの呼び出しにコンビニに行くと言って部屋を出た際の注文品)、バニラアイスを土産に奏の部屋(同棲中の奥田の部屋とは別)を訪れます。奏は、カオリの事故車のハンドルに真樹の指紋が残されていた理由を聞きます。あの日あの時、カオリに呼び出され車に乗った真樹。カオリに、「奏のパパ、辻英介(佐々木蔵之介)は自殺じゃなく殺された。環境エネルギー汚職事件を起訴した奏のパパは、逆に証拠捏造の罪を着せられた。奏のパパの提出証拠を全部覆したのは、真樹のお父さんの野木浩一郎(仲村トオル)。真樹のお父さんに奏のパパは殺された。……真樹のお父さんと奏のパパは、鹿児島地検時代に同僚でライバルだった。私は真樹のお父さんに会って全部聞いたんだから」と言われていた真樹。その後、暴走する車を止めようとして必至でハンドルを握った真樹。「カオリは、自分でハンドルを切ったの?」と問う奏に、「俺がハンドルから手を離した。奏のことが好きになって何が悪いんだと思い、カッとなって手を放した。それでカオリは死んだ。俺が殺したのと一緒。俺のせいで皆カオリに会えなくなった。皆に合わせる顔が無くて俺は姿を消した」と真樹。↲祐希知美夫婦にもそれを伝えます。と、「違う。真樹のせいじゃなく私なの。あの環境エネルギー汚職事件のことをカオリに教えたのは私なの。冤罪事件を卒論テーマにしていた私は、それをカオリに話した。で、カオリが暴走した。カオリは真樹の父の事務所にまで押し掛けた。カオリの性格を分かっていたのに私は止めることが出来なかった」と知美。20年前の父の自死と12年前のカオリの事故死が繋がる奏。↲真樹と奏は、祐希知美夫婦の家を出て街を歩きます。「ずっと友達でいようね」と言ったカオリを思います。真樹が「もう一度、父に会って話を聞く」と言うと、「待って、私が調べるから」と奏。「奏は検事になったんだな」と真樹。そんな路上の二人の遣り取りを大通りを挟んで奥田が見ています。その後日、奥田が胆嚢癌(海外滞在中に発症)の真樹を問診。で、「治療はどうしますか? 暫くこちらにいるようでしたら、このままウチの病院で治療することが可能ですが……」と奥田。「考えさせてください」と真樹。その後、「つかぬことをお伺いしますが、野木さんは信濃大の出身ですか? 実は、私と私の婚約者も信濃大出身です。婚約者の名前は西村奏」と奥田。固まる真樹。↲真樹の父、浩一郎が、「少年法改正に伴う少年の健全な育成確保の在り方」のシンポジウムに出席していた「アトレ法律事務所」の祐希を、「ちょっとお時間戴けますか?」と呼び止めます。↲奏は20年前当時の事件関係者に電話しますが、協力者は皆無。見かねた支部長の大畑節子(高畑淳子)が、特捜部時代に英介の部下だった新里龍一(杉本哲太)を紹介。「お父さんのことを一番よく知っているはず」と大畑。――高級カフェで奏は新里と会います。衆議院秘書記章(バッチ)を付けている男(川島潤哉)が、近くの席で二人を監視しています。男は、環境エネルギー事業の補助金を巡り、電機メーカー山下重工業から二千万円の賄賂を受け取った疑いで辻英介が追っていた国会議員、東正太郎の秘書です。↲
2024.04.30
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■フジ月10<カンテレ>(自損事故)■アンメット――ある脳外科医の日記/第三話(2024.4.29)/「忘れた婚約、安全の鬼の過去」あらすじ↲一年半前の交通事故(自損事故)現場に呼び出され、「僕たちは婚約していた。……一度、脳を調べさせてください。治る見込みがあります」と三瓶友治(若葉竜也)に告げられる川内ミヤビ(杉咲花)。ミヤビは担当医の関東医大病院脳外科教授、大迫紘一(井浦新)に「治療法は無く現状維持が精一杯」と言われていることを理由に、三瓶による検査を受け入れるか否かの答えを保留。ともあれ、「婚約していたことは日記には書かないでください」と釘を刺されるミヤビ。翌日、星前宏太(千葉雄大)に、三瓶が持っていた「ミヤビと三瓶のツーショット」写真を撮ったスマホ画像を見せられます。↲丘陵セントラル病院の津幡玲子(吉瀬美智子)看護師長が関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)を訪ね、ミヤビに手術をさせるべきではないと直談判したという噂が流れます。そして、三瓶が不在中、脳外科医のミヤビがいるにも関わらず、慢性硬膜下血腫の高齢患者の転院依頼(緊急手術)を断った津幡の越権行為に星前がクレームを入れ、藤堂利幸(安井順平)院長に、その非を訴えます。藤堂は、現在の津幡が安全に固執するようになった十年前の悲しい出来事を語ります。――関東医大病院勤務時代、津幡は、心臓外科医の山中教授、そして助手の藤堂の手術のオペ看を務めていました。患者はあゆみ。娘の絵麻、夫の彰がオペ室に入るあゆみを見送りました。で、手術中、脳の酸素飽和度が低下していましたが、優秀な麻酔科医を寄せ集めていたのが裏目に出ました。麻酔科が何も言わなかったことで、藤堂はそれを見逃していました。不都合を無意識に否定する「正常化バイアス」が掛かっていました。で、その結果、患者の脳に重大な障害が残り、数ヶ月後に死亡。警察沙汰の医療事故になり、脳外科トップの早川教授は辞職して病院を去ります。藤堂も関東医大病院には居ずらくなり、院長として丘陵セントラル病院に異動。その時、津幡を同病院の看護師長兼医療安全室長にと誘った藤堂。ただ、手術道具を持つと手が震えるというトラウマを抱えた津幡は、オペ看が出来なくなっています。↲そんな津幡をアスレチック施設に誘うミヤビ。怖い綱渡りを体験。「私は記憶障害を抱えることになったけど、それは人生の持ち物が増えただけ。ちょっと重くはなったけど、私自身が変わったわけではない」と言うミヤビに、「そうやって、あなたなりに戦っているんですね」と津幡。津幡は、大迫教授に、「川内先生の手術は可能だが、心の準備が必要。不安に負けない覚悟が無ければメスを握ってはいけない」と言われていたことをミヤビに伝えます。で、津幡が慢性硬膜下血腫の高齢患者の緊急手術要請を断ったのは、あの時、ミヤビが不安そうな顔をし、覚悟が足りていないと判断したからでした。そうミヤビに説明した津幡は、「そして、私に足りていないのは、あなたたちを信じること」と述懐。↲手術を明日に控える患者(金子潔)がベッドから落下。看護師たちの不注意により離床センサーが切れたままになっていて、落下した金子の発見が遅れます。急性硬膜下血腫で三瓶が緊急手術(開頭血腫除去手術)。オペ看を津幡、助手をミヤビが務め、麻酔医は成増貴子(野呂佳代)。後遺症も残らず、オペ成功。が、藤堂院長が看護師たちに安全確認ミスを指摘し、津幡が相談し難い雰囲気になっていたことを反省。「本当の安全というのは仲間を信じて協力し合うことだと教わりました。ありがとうございました」とミスのあった看護師たちに頭を下げます。藤堂、三瓶、星前、ミヤビ、成増らがオペ打ち上げの飲み会。高美武志(小市慢太郎)が店主で香織(阿南敦子)が女将の料亭居酒屋「たかみ」に津幡も遅れてやって来て合流。津幡と藤堂がカラオケで歌い、踊ります。その飲み会後、「私の心は三瓶先生を信じています。私の脳を検査してください」と三瓶に言うミヤビ。↲それより先に、MRI画像を貸して欲しいとミヤビの担当医の大迫教授に頼んでいた星前。が、脳外科秘書の西島麻衣(生田絵梨花)が、「大迫教授の指示により、お貸しできません」と返答。それを受け、西島麻衣宛に「MRI画像をお貸しいただけないということなので、こちらで川内先生の再検査をします」と星前がメールで通告。――一時間以上、ミヤビのMRI撮影を続け、「川内先生の記憶障害の原因が見当たりません」と、三瓶が星前に告げます。↲
2024.04.30
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■フジ月9ドラマ(愛の物語/救護事故)■366日/第四話(2024.4.29)/「ホントに好きだった」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)が入院して三ヶ月。奇跡を信じ遥斗に寄り添う雪平明日香(広瀬アリス)。↲クラリネット講師の根岸優(李千鶴)が空き教室でチャリティーコンサート練習。山浦久典(赤ペン瀧川)室長が、高校時代は吹奏楽部でクラリネットを担当し、そして、大学時代にはオケのサークルでクラリネットを吹いていた明日香にコンサート参加を促しますが、それを躊躇する明日香。↲下田莉子(長濱ねる)が、文具メーカー社員の彼氏、狛江崎亘(岩永丞威)との結婚を報告。が、その直後、亘から妻がいることを告白された莉子は別離。三年前から妻とは別居状態だと言う亘に偶然会った明日香が、「莉子と会うのならケジメを付けてからにしてください」と言ったことを咎める莉子。二人の関係は険悪になりますが、その後、二人は双方が謝罪して和解。「ホントに好きだったけど、ちゃんと終わらせた」と莉子。↲こちらも、遥斗との蟠(わだかま)りを解消した吉幡和樹(綱啓永)は、近々、同棲中の佐武芽美(高田里穂)と一緒に、コンクール入賞写真(No.3)が飾られている「パトリア」(遥斗の企画店)へ行こうと思っています。↲運送会社「慶京運輸」野球部の小川智也(坂東龍汰)は右肘の手術が必要になっていて、そこからの復帰に半年一年を要することに悩んでいます。↲看護師の宮辺紗衣(夏子)に、「明日香さんは、何が好きなんですか?」と問われ、何もしていないことを自覚した明日香。で、とにかく頑張ろうと決めた明日香はクラリネットに触り「さくらのうた」を吹きます。↲痙攣発作を起こし、脳神経外科医の池沢友里(和久井映見)によって薬の増量措置をされていた遥斗の指先が動き、目覚めます。しかし、遥斗には高度脳障害(失行症記憶障害)の症状が残っています。↲
2024.04.29
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント(殺人事件弁護)■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 3(2024.4.28)/「過去」あらすじ↲第一回公判。――3/8、深夜、品川区の「クラブサウザンド(ナイトクラブ)」付近の路地で暴行障害事件を起こした法務大臣候補の富田誠司(山崎銀之丞)衆議院議員の息子、正一郎(田島亮)の弁護を依頼された明墨正樹(長谷川博己)。担当検事は緑川歩佳(木村佳乃)。被害者(左腕複雑骨折、頭部打撲)の工藤弘和(宮尾俊太郎)はクラブを出た直後に突き飛ばされ、背後から暴行されていました。そして、気を失なう直前に正一郎を目視したと証言。正一郎と工藤は「クラブサウザンド」で激しい口論をしており、そのトラブルから暴行に至るまでを目撃し、病院に緊急通報したAさんの証言もあります。緊急センターに残る記録では、通報時刻は23時48分。明墨は、「被告人は45分に友人の木田智也(水野勝)の電話を受けて店を出た後、そのまま木田の車に乗り込み木田の自宅に向かった」と無罪を主張。反対尋問は次回。↲ナイトクラブの三上店長(小栗基裕)に話を聞く明墨。三上店長は、工藤の日頃の暴言癖を証言。常連客からも工藤がトラブルメーカーだったという証言が集まります。工藤がクラブで正一郎に暴言を吐いて喧嘩になり、店を出た工藤を追って行った正一郎が路地裏で暴行を加えたという緑川検事の主張も頷けます。↲第二回公判。――路地の人感センサーライトで正一郎の顔がはっきり見えたと証言する工藤に、当夜、そのライトは故障していて点灯しなかったはずという三上店長の証言を提出。事件後に、故障していたライトを交換したと三上は言っています。暗がりの中での工藤の目の錯覚を主張する明墨。が、実は、三上店長は富田代議士から金を受け取り、ライト故障を偽証していました。↲赤峰柊斗(北村匠海)が、「また犯人を無罪にするのですか?」と明墨に問います。赤峰は明墨の事務所に入る以前、正一郎が真犯人の筈の暴行障害事件を担当していました。コンビニ「エフマート」店員の松永理人(細田善彦)が正一郎の罪を被り、「渋谷区路上傷害(全治三ヶ月)事件」の真犯人とされていました。この松永の担当弁護人だった赤峰。で、この事件を再審に持ち込みたい赤峰。この事件も、富田代議士が金で正一郎の犯罪を揉み消していました。松永は正一郎の暴行を止めていただけでしたが、正一郎は松長に暴行の罪を着せました。周囲にいた正一郎の友人たちに金をバラ撒き、松永がやったと言わせていました。で、勤めていた事務所に富田代議士の圧力が掛かり、担当を外されていた赤峰。結局、松永は、懲役二年、執行猶予五年が確定。今は、コンビニバイト店員の身です。↲もう一人の目撃証言、Aさんを特定したい赤峰は、現場近隣の「腹黒屋(居酒屋)」のブログ写真を見て、そこに配管工事車両を発見。事件当夜(朝まで)、緊急補修工事が入っていて、その車両の車載カメラに正一郎が映っている可能性に賭けます。で、配管会社(谷町パイプ)を経営する蒲生(小松利昌)に話を聞く赤峰。が、ドライブレコーダーデータは既に明墨に渡してあると蒲生は言います。――事務所に戻った赤峰は、犯行時(23時45分)、木田の車に乗ったという正一郎の映像を検証。45分58秒に正一郎は車に乗り込み走り去っています。店を出た後、正一郎を見たというAさん(山野辺宏)の証言は嘘ということになります。↲あの夜、工藤と正一郎のトラブルをクラブ店内で見た山野辺は、それをチャンスと捉えていました。日頃からトラブルメーカーの工藤のことを快く思っていなかった山野辺は、正一郎に罪を着せる形で工藤の後を付け暴行していました。で、何食わぬ顔で第一発見者を装い救急車を呼んでいました。↲第三回公判。正一郎を車に乗せた木田が証言台。緑川検事が谷町パイプ車両の車載カメラ映像を提出。大通りに停車している木田の車が映っています。その映像では、23時48分11秒に正一郎が登場します。木田の「45分に正一郎を乗せた」という証言が覆されます。「偽証を被告人から頼まれたのではないですか?」と木田に問う緑川検事が新たな証拠映像を提出。それは谷町パイプの蒲生が提供した社内映像です。富田代議士の公設第一秘書、小杉和昭(渡辺邦斗)が蒲生に「車載カメラの映像提供をして頂けた場合の謝礼です。検察が訪ねて来たら記録は何も残っていないと言ってください。過去にもこういうことがありましたが、これを受け取って戴くと万事丸く納まるんです。今後、お仕事の便宜も図ります」と言って、金を渡しています。「これが証拠隠蔽と虚偽証言をパイプ会社の蒲生氏に強要していたことの証明です」と緑川検事。↲緑川検事の指摘を受け、「映像を見て我が目を疑いました。まさか、被告人が父親と示し合わせて罪を隠蔽しようとしていたは……。場合によっては、弁護人の辞任を検討させていただきます」と、大袈裟な芝居を打つ明墨は、「依頼人の虚偽を暴いて下さり感謝します」と緑川に頭を下げます。――明墨が事前に赤峰に見せた映像は、明墨の指示を受けたパラリーガルの青山憲治(林康文)による加工映像でした。「とうしてそんなことを?」と訝る赤峰に、「あなたの為に、そこまでするなんてね」と先輩弁護士の紫ノ宮飛鳥(堀田真由)。↲富田代議士が明墨に、「どういうことだ!」と電話で怒鳴ります。「あなたが息子の罪を揉み消そうとしたことが明らかになっただけです」と明墨。「お前が<ちょっと、気掛かりな点がある>と言った。<現場近くに停まっていた配管工事車両の車載カメラに、木田さんの車が映り込んでいる筈で、警察は馬鹿ではないから、いずれそこに辿り着く。時間の問題かと>言ったのはお前だ」と、激怒する富田代議士。明墨にそう言われた富田代議士は、配管工事会社の蒲生の元に秘書を差し向けていました。「どこの会社だ?」と富田が問い、「谷町パイプです」と明墨が応じていました。↲「あの社内映像を撮らせたのもお前だな」と言う富田に、「さあ、何のことやら」と明墨。――明墨が真犯人の山野辺宏を見逃し、そして、正一郎が工藤への暴行障害を認めたことで、その証拠隠滅を図った富田代議士に報道記者が群がります。竹本派の富田が失脚。奥田派の加崎が台頭。↲「松永さんの事件、僕は諦めていません。正一郎の有罪証拠を掴み、再審に持ち込みます」、「それがウチの事務所に来た目的だろ」、「はい。先生が正一郎の弁護を引き受けたのを知り、こちらの事務所に入りました。先生の遣り方を学び、松永さんを助けたいと思います」、「自分の思う道を行け!」という明墨と赤峰の会話。五年前、事務所を開設した明墨は、それ以前は検事。――収監中の志水(緒形直人)が出房し、明墨と面会。「志水さん、漸くお会い出来ました」と明墨。↲
2024.04.29
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ(権力闘争/殺人事件)■光る君へ/第十七話(2024.4.28)/「うつろい」あらすじ↲一晩をまひろ(吉高由里子)の看病に費やした藤原道長(柄本佑)。嫡妻の源倫子(黒木華)の元(土御門殿)に戻ると、赤染衛門(凰稀かなめ)が、「お殿様、昨夜は高松殿でしょうか?」と倫子に問い掛け。倫子は、「殿のお心に私はいない、高松殿の源明子(瀧内公美)さまでもない。もう一人の誰かがいるわ」と応じます。↲関白、藤原道隆(井浦新)の体調悪化。それより先に、道隆の嫡男、伊周(三浦翔平)と一条天皇(塩野瑛久)の母、皇太后にして女院の藤原詮子(吉田羊)が対立。道隆と折り合いが悪くなった詮子は、道兼と道長を呼び、「道隆亡き後の関白は道兼。昔から道兼は嫌いだが、道隆の子の伊周が関白になるのは耐え難い」と語り、伊周の排除を目的に、道兼を推すことで意見集約。――道隆は体調(飲水病<糖尿病>)を崩し、ますます衰弱。後宮での笛演奏中に倒れます。その晩、道隆は陰陽師の安部晴明(ユースケ・サンタマリア)を呼び寄せ、「これは呪詛じゃ。道兼、詮子、道長が私の死を望んでおる」と言います。晴明は「これは呪詛ではなく寿命」と通告。「ならば、祈祷でわしの寿命を延ばせ」と道隆。で、疫病の呪いを逃れるべく「長徳」と元号を改めます。そして、道兼を呼び、「道長と組んで我が子たちの行く末を潰さないでくれ」と哀願。道隆は道兼と道長が疫病対策で語り合っていることを聞き及び、それを自身を追い落とす謀議かと勘違いしている模様。↲道隆の娘、戦略に長けた定子(高畑充希)は、兄の伊周が関白に準ずる職に就けるよう一条天皇に働きかけます。内大臣の伊周を後宮に呼び、父、道隆の命あるうちに一条天皇から「内覧職(天皇が裁可する文書の閲覧権限)」を得るべきと伝えます。一条天皇は、これを一旦保留後、伊周に内覧の許しを出しますが、しかし、それは「関白(道隆)が病の間だけ」という条件付き。一条天皇を操れない道隆は、定子に、「早く皇子(みこ)を産め」と迫ります。その頃、内裏の公卿にも疫病による死者が出て、道隆の症状は悪化。道隆は正気を失ない一条天皇に、「伊周を関白に」と迫ります。その翌月、関白道隆、43歳で没。高階貴子(板谷由夏)に看取られて逝きます。↲
2024.04.28
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■フジテレビ開局65周年企画/ヒューマンドラマ■心はロンリー気持ちは……/FINAL(2024.4.27)/あらすじ↲江戸切子工芸家(華咲)、寺沢早紀(吉田羊)と離婚し、定年を控えた犬顔警察署刑事第二課(知能犯係)刑事、轟木竜二(明石家さんま)は、塚原太志(でんでん)係長の指示を受け、部下の腰越郁也(味方良介)、三竹由真(松本薫)、結城一馬(入江甚儀)とともに、オレオレ詐欺犯の現金受け渡し場所(「秋のグルメフェア」会場)に向かい、そこに犯人(受け子)が現れるのを待ちます。警察通報した老女が騙された風を装い、紙袋を抱いて会場に現れます。その時、現場近くの「カフェ・ブーケ」前で受け子の現れるのを監視していた腰越が、「開店準備で荷物が運び込まれるので、そこにいたら邪魔なんです。警察、呼びますよ」と、カフェプロデューサーの寺沢和来(川口春奈)に注意されます。和来は轟木刑事の一人娘です。↲息子の同僚を装う受け子(中尾明慶)が、「彼が会社の金を失くしたみたいで……。お金、持って来てくれましたか?」と言って紙袋を抱える老女に接近。そこを轟木らが取り囲みます。が、受け子は逃走。それを由真が得意の柔道技(一本背負い)で確保。轟木が三年前に取り逃がしていたオレオレ詐欺犯と受け子の声紋が一致。逮捕する運びになりますが、「所長は俺たちを助けてくれる」と受け子。↲上司(轟木)の娘とは知らぬまま、叱られたことで逆に和来に惹かれた腰越は、花束を持って「カフェ・ブーケ」の開店祝いに駆け付けます。和来も、腰越の優しさに惹かれます。で、「結婚を前提にお付き合いしたい」と言う腰越を、母の早紀に紹介。が、腰越が父と同じ刑事と分かると、その職業を隠していた腰越に和来は激怒。家庭を顧みなかった父と同じ職業の腰越は、和来に振られます。↲怪しい動きのある「Wiki Wiki Laboratory(ウキウキ研究所)」から出て来た女を尾行する轟木、腰越、結城。「ご長寿クラブ/早押」に入る女。女は、詐欺のターゲットになる老人たちの個人情報を集めている模様。ウキウキ研究所の裏の顔は、どうやら、オレオレ詐欺犯罪者の養成所です。――腰越が「ウキウキ研究所」に潜入捜査。番頭格の高松寛治(菅原大吉)と面談。和来に振られた痛手という悩みを見抜かれる腰越。高松は悩める若者の就職支援が主な目的なのだと研究所の存在意義を説明。腰越と高松の遣り取りを無線マイクで聞いていた轟木が、「お前が付き合っていたのは俺の娘だ」と悩みを抱える腰越に言い、彼と娘を自宅に呼びます。で、「こいつは今、お前のことで頭がいっぱいで、仕事が手に付かない。だから結婚しろ」と和来に言う轟木。が、「ママが倒れた時、パパは帰って来ないで、私はどうしたら良いか分からなかった」と言って父を攻める娘は、頑なに刑事という職業を拒絶。15年前、母が倒れて病院に緊急搬送された時、轟木は殺人事件捜査でした。それを未だに許さない娘。↲再び、心臓疾患で早紀が倒れ入院、精密検査。前から具合が悪く薬を飲んでいましたが、娘にも元夫にも、それを言わなかった早紀。――病室に付き添う和来と轟木。そこに、「お薬、足しますね」と言って、金魚が泳いでいる点滴パックに餌を投入する看護師(木村拓哉)が現れ、そのサプライズに、吉田羊さん(早紀役)と川口春奈さん(和来役)は驚きます。↲ウキウキ研究所長の幕部澄夫(高田純次)は、研究員が集金した金で、キャバクラ通い、ゴルフ通い、カジノ通いと遊び惚けています。研究員の救済に金が回っていません。幕部は、若者の就職相談に乗って詐欺集団に引き入れ、受け子、詐欺師を育てているだけの男です。そこには、アクション研究員、なりきり研究員もいます。――令状を取って、ウキウキ研究所を急襲する轟木ら。アクション研究員を倒す由真。幕部、高松らを特殊詐欺罪で逮捕。と、「私ではない。私は命令されていただけ」と幕部。妻の幕部夫人(大竹しのぶ)がオレオレ詐欺グループの黒幕でした。「この世は所詮、騙し合い」と幕部夫人。↲オレオレ詐欺事件を解決し、警察を退職する轟木。春が来て、和来と腰越の結婚式。「ママが結婚式に出席できないのだから、パパも出席しなくて好い」と和来に言われていた轟木は、式場の外で早紀の車椅子を押しています。――式場では、「和来、結婚おめでとう。幸せになってね。私とパパは別れてしまったけど、本当の夫婦の姿は外の人には見えないものなの。忙しかったパパは毎朝、手紙を書いて家を出て行った。ただ一言、<ありがとう>って書いて……」という早紀のビデオメッセージを和来と腰越が見ます。和来は、轟木が母に対して無関心な振る舞いをしていただけでないことを知り、「パパ!」と言って式場の外まで来ていた轟木に走り寄ります。で、互いに敬礼する轟木と和来。和来が式場内に戻り、そして、轟木は早紀のいる病院に戻ります。「あの子(和来)の傍にいてあげて」と車椅子の早紀に言われますが、「俺、ここにおるわ。これからずっと……」と轟木。そして、和来が式場でブーケトスした花束が、何故か時空を超えて、病院庭の車椅子の早紀の膝上に落下。早紀が永遠の眠りに落ち、轟木が、「ありがとう」と書いた紙片を早紀の膝上のブーケ上に置きます。↲
2024.04.28
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ(業務上背任)■花咲舞が黙ってない S3/第三話(2024.4.27)/「汚された夢」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の臨店先は、牧野治頭取の他、昇仙峡玲子(菊地凛子)の上司である紀本平八(要潤)経営企画部長や小倉哲(矢柴俊博)業務統括部長など歴代の頭取、部長、役員を輩出している銀座支店。――二億円の新規融資を控える取引先、田沼英司(犬飼貴丈)社長の「アクアソート」に依頼されていた振り込み(三千万円)が、融資担当、坂野元(小林虎之介)のミスにより一日遅れになるというトラブルが発生。舞と相馬は坂野と共に入金が遅れたことで迷惑が及んでいる振込先、「シンバシサービス」(営業コンサルタント)に謝罪訪問。社内はオレオレ詐欺のアジトのような雰囲気で、奥には見るからに反社風の男。舞は、「アクアソート」は詐欺に加担しているのではないかと疑い、同社の通帳を確認。入金専用カードを使った不審な入金が沢山あります。↲「シンバシサービス」を辞した後、「アクアソート」を訪ねる舞と相馬を迎えたのは、常務の土屋友康(中山求一郎)。田沼とは大学研究室時代からの付き合いのある土屋は、「シンバシサービス」とは歩合制で営業委託(販売代理店契約)をしていると言います。で、この浄水技術により被災地や途上国支援をしています。↲西原銀座支店長、坂野融資担当が「アクアソート」に二億円の融資を実行しようという時、舞と相馬がそこに飛び込み、融資話は白紙撤回。「シンバシサービス」が「オレオレ詐欺」で騙し取った金を入金専用カードで「アクアソート」に入金。そうして纏まった金を、「シンバシサービス」に払い戻すというマネーロンダリング(三億円)に「アクアソート」の田沼社長と土屋常務は協力していました。↲四年前、「アクアソート」が不渡りを出して経営危機に陥った時、同社は、元総会屋の佐藤完爾に、株式半分を三千万円で買い取られていました。反社に協力した形になっていることを土屋常務が謝罪しますが、それを罵る西原支店長。堪りかねた田沼社長が、「ウチに佐藤を紹介したのは、前の支店長の小倉だよ!」と叫びます。――現在、本部の業務統括部長になっている小倉哲が銀座支店長時代、「アクアソート」を佐藤に紹介していました。当時、借金まみれだった小倉は借金返済が滞り、それで、倒産寸前だった「アクアソート」を佐藤に差し出していました。「返済が出来なければ、お前のところの腐りかけの会社を寄越せ!」と佐藤に!された小倉はそれに従っていました。↲西原支店長の緊急報告を受けた紀本部長が小倉の処理と善後策を昇仙峡玲子に指示。玲子は「調査報告書は書かないで」と舞に注文。「無かったことにしてくれ。東京第一銀行を守る為だ、頼む」と支部統括部次長の芝崎太一(飯尾和樹)にも頭を下げられる舞。↲「シンバシサービス」が入っている小林ビル内で、佐藤が何者かに背中をナイフで刺されます。佐藤は「身内にやられた」と言っています。「アクアソート」は会社を畳み、新会社を設立。全社員が新会社に異動して再出発。小倉は懲戒解雇ではなく、取引関係のあるメーカーに出向。↲
2024.04.27
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー(犯罪トリック解明)■イップス/第三話(2024.4.26)/「お花畑議員が密室殺人」あらすじ↲都議会議員、尾花健一郎(塚本高史)の邸宅で、刺殺事件。現場入りした「取材」の腕章を巻いた黒羽ミコ(篠原涼子)が挨拶すると、健一郎は握手。そして、森野徹(バカリズム)とはハグ。健一郎は、衆議院議員、尾花総一郎の息子で、総一郎が四年前に他界した後に地盤を引き継ぎ、都議会議員に当選した二世議員。被害者は第一秘書の田所万作(平田満)。広間に飾られていた装飾用(民芸品)ナイフで腹部を七度、刺されています。一つは真っ直ぐ、六つは斜め上方向からの刺し傷。第一発見者は健一郎と第二秘書の村井浩平(渡辺佑太朗)の二人。二人が議員事務所での打ち合わせ後に帰宅すると書斎ドアに鍵が掛かっており、それで庭に回り込んで窓から室内を覗き込み、田所の遺体を発見していました。書斎の鍵は内側からしか開けられない密室です。どうやら、ナイフが被害者の手に握られていたことなどから自殺ということになりそうです。しかし、森野は、これを殺人事件と見做します。お花畑的なコメントを繰り返し、SNS上で「フラワー健一郎」とイジリ倒されている健一郎に話を聞くミコと森野。――健一郎は、「アホ過ぎ二世」、「親父が天国で泣いてるぞ」と世間から叩かれていて、実際、ママさんバレーのパーティーに招かれれば指定のネクタイの色を間違えますし、おバカなスピーチを繰り返しています。先代から秘書として支えて来た田所は、これに失望。日頃、口喧しく様々な注文を健一郎にぶつけていました。で、田所と言い争いになった健一郎は、ナイフで田所を刺殺。「ここまでアホだったとは……」と言って、田所は息を引き取り、そして、健一郎は、おバカなりに密室殺人トリックを仕掛けたものと思われます。その流れで、「献金を着服した。死んで罪を償う」という田所の遺書が見付かります。これにはパソコンで打った文章に田所の自筆署名があります。ただ、改行が全く無い文章で、それは、健一郎の議案書と一緒です。で、署名を田所の妻(真理)に見て貰うと、「夫のものに間違いない」と証言。更に真理は、「田所は二ヶ月前、肝臓に悪性腫瘍が見付かり手術しています。その時、既に遺書を書いています」とミコに語ります。既に遺書があるのに、もう一つ、遺書を書いているのを不自然に感じるミコ。↲広間の血痕を健一郎が拭き取っているのをミコが見咎めます。「殺したのはあなた(健一郎)」とミコ。密室での殺人トリックについては森野が説明。「あなたには優秀なバディがいた。田所さんがあなたのバディだった」と森野。健一郎のおバカキャラは天然性でもありましたが、全ては田所による演出でした。「フラワー作戦」は世間の注目を集めようという田所の戦略であり、健一郎のおバカスピーチも田所の台本でした。――広間で健一郎に刺された時、田所は慌てず騒がず、「どのみち、私は肝臓癌で助からない。あとは殺人の証拠を残してはいけない。私は尾花家を守る、あなたを立派な議員に育てると総一郎様に約束した」と語り、自殺に見せかけるよう指示。広間から密室状態になる書斎に自ら移動し、政治献金横領発覚を恐れての自殺という偽造文書を田所の口頭指示で健一郎がパソコン入力。そして、プリントアウト文書に署名。その後、健一郎を書斎の外に出して内から鍵を掛け、密室にしました。で、切れ味の悪い装飾ナイフであるが為、自らの腹を六度刺し、出血死していました。命を賭けて、健一郎の無実を証明しようとした田所。田所は、自殺偽装がバレた時のセリフも用意し、その言葉を健一郎に与えていました。「それは、全て状況証拠。私が田所さんを殺したという物的証拠は?」と、健一郎は森野とミコに問います。↲そこで、ミコは健一郎が脱ぎ捨ててソファー下に隠していた袖に血痕が付着しているシャツを引き出します。袖の血痕が田所のものと判明するはずですから、それが動かぬ証拠になります。初対面時、ミコと握手した後、自分のシャツの袖に田所の血痕が付着しているのに気付いた健一郎は、森野とは握手ではなく、血痕が見られ難くなるハグに切り替えていました。自分とは握手で、森野とはハグをしたことに違和感を覚えていたミコは、その意味を考えていました。――健一郎に田所の本当の遺書を見せます。家族宛のものとは別に、健一郎宛の遺書がありました。「あなたは昆虫採集に行った折りなど家族のように私と接してくれた。あなたは素直で純粋で政治家には向いていませんが、その純粋さで仲間を集め、政治家として大成して欲しいと願い、これまで支えて来ました。総一郎様を超える立派な政治家になるのを見届けたかった。今までの数々のご無礼お許しください」という遺書です。↲ミコのイップスは解消せず、やはり、未だに小説を書けません。パソコン上の手が動きません。一方、森野のイップスのトリガーは、「僕のこと、疑ってます?」という犯人の言葉であることが今回で判明。――「Don't forgive false charge」というサイト上に、「冤罪を許すな」、「黒羽ミコのミステリー小説「歪な十字架」を模倣した事件。逮捕された人物は無実を訴え続けている。森野刑事は認めるべきだ。あの事件は冤罪である事を」という書き込みがあり、それを見ているミコの弟、黒羽彗(染谷将太)弁護士。↲
2024.04.26
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第一話(2024.4.24放映)/「空を読み命を救え」あらすじ↲福島県北部の急激な悪天候を予測する晴原柑九朗(山下智久)。その直後に大規模雪崩。十名が遭難。SDM(特別災害対策本部)の気象班統括責任者、晴原は、上司の上野香澄(平岩紙)に押し付けられた助手の雲田彩(出口夏希)を伴って出動。晴原は五年前の豪雨災害で婚約者だった園部灯(本田翼)を亡くしており、それが災害救助に向かう使命感に繋がっています。因みに、灯は、特命(防災)担当大臣のSDM創設者、園部肇(舘ひろし)の一人娘。そして、彩もまた、三年前、自然災害(巨大つむじ風)で倒れた大型クレーンの下敷きになった姉の真紀(石井杏奈)を亡くすという哀しい過去の持ち主です。――朝ヶ岳の送電設備修理に向かっていた福島電線㈱のエンジニア四名と、登山パーティー六名が遭難している現場の指揮車両前には、消防レスキュー班の佐竹尚人(音尾琢真)、園部優吾(水上恒司)、そして、指揮車両ドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)、情報班の山形広暉(岡部大)。遭難者捜索と現場周辺の人々への避難指示が急務です。まず、遭難パーティーを消防班救助隊がテント内で発見救助。そして、雪崩に埋まったエンジニア三名を雪を掘り起こして救出。で、最後の要救助者(前田琢巳)を足場崩壊の危険がある崖上で発見。そこに駆け寄った救助隊チーフの佐竹尚人(音尾琢真)が手を差し伸べますが、10メートル下の崖の中腹に滑落。二人の容態は不明。吹雪で救助ヘリは飛べません。二重遭難で救助不能。園部大臣がレスキュー隊撤退を指示しようとしている中、「必ず助ける」と、晴原。↲「この度、私たちは結婚しました。/前田琢巳、明日香(旧姓、佐竹)」という結婚報告葉書(印字)に、「一度くらい琢巳さんに会ってください/明日香」という手書きの書き込み。そんな娘からの葉書が、この遭難事故以前に、佐竹チーフの元に届いていました。――福島電線エンジニア、前田琢巳(久田悠貴)の妻、明日香(山口まゆ)は、親(佐竹)の反対を押し切って結婚した娘です。期せずして意識不明状態の娘婿と会い、そして、一緒に滑落した佐竹チーフ。↲
2024.04.26
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ(希望と再生)■Believe―君にかける橋―/第一話(2024.4.25)/「生きる為、誰を信じるか」あらすじ↲橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長、狩山陸(木村拓哉)は、東京都が心血を注ぐ「龍神大橋」建設に数年にわたり従事。その建設現場で多くの作業員を巻き込む爆破崩落事故が発生。秋澤良人(斎藤工)の弁護も虚しく、狩山は設計ミス(設計変更)による業務上過失致死罪にて一年六ヶ月の懲役。何故か、執行猶予が付きません。手錠を掛けられ東京拘置所に移送。そこから「国立刑務所」処遇部門第3区、四人部屋の103房室に収監されます。同房者は、殺人未遂犯の野口ヒロト(濱田龍臣)、特殊詐欺犯の灰谷耕太(一ノ瀬ワタル)、超凶暴強盗犯の赤塚力(持田将史)。受刑者に恐れられる林一夫(上川隆也)第3区長に同刑務所のルールを説かれる囚人番号3106の狩山。で、収監された狩山に聖修大学病院循環器センター看護師長の妻、玲子(天海祐希)が面会。「離婚届」を提示。そして、余命一年の癌を告白。「あなたがここを出て来る時、私はいない。これが、この世で会う最後」と玲子。玲子が去った後、狩山は脱走を試みるも失敗。で、懲役房入り。↲「龍神大橋」建設中、橋脚中央の「V」字形状変更を提案していた狩山。この「V」字が再開発地域のシンボルとなり、そしてコスト低減にも繋がるということで設計変更。役員会の席で、帝和建設の再建に向けて省庁から出向している磯田典孝(小日向文世)社長も、狩山の設計変更を了解。この変更による遅れを取り戻す為、一次下請業者の坂東組社長、坂東五郎(北大路欣也)に頭を下げる狩山。そんな矢先、「龍神大橋」の各所で小爆破。切断されたケーブルが暴れ回り、それに当たって怪我人多数。そして、「若進建材」の若松弘道(竹内涼真?)に切断されたケーブルが直撃。駆け寄った狩山に、「すみません」と言って息を引き取ります。その直後、橋の中央部が崩落。――二次下請けの若松は、強度が半分になる安価な海外製ケーブルを発注していました。負債を抱えていた若松建材は安い材料を仕入れ、その差額を負債の返済に充てていました。現場監督代理人は責任回避で、それを知らなかったと主張。「これは事故ではなく人災、いや犯罪です。警察に出頭し捜査協力を」と言う狩山を磯田社長が阻止。「その海外ケーブル発注書は無かったことに……。下請け業者の発注ミスを見過ごしたというのでは社会的責任を問われ、当社は、「龍神大橋」建設から手を引かざるを得ない。それでは帝和建設の将来はない。しかし、不可抗力による事故なら何とかなる。事故なら執行猶予も付く。工事も再開できる。裁判が終わったら、一度、社を辞めて貰う形になりますが、必ず復帰させます。名誉回復の場を作ります。社員八千人を救ってください」と磯田社長が言い、狩山の一身に罪を背負うよう懇願。で、狩山に責任を被せ発注書を隠蔽。会社に良かれと思い、磯田社長の思いを呑んだ狩山でしたが、玲子の余命を知った狩山は、秋澤弁護士に、「裁判、やり直せませんか? 隠蔽の事実は、部下の南雲大樹(一ノ瀬颯)が承知しています。彼に聞いてください」と相談。そして、南雲に手紙を書く苅山。返信なし。↲「陽の当たる道を堂々と歩んで来た存在は、そこにいるだけで周囲をざわつかせ揉め事を招く。存在を反省しろ!」と林区長に言われ、そんな理不尽な言葉に対し、「申し訳ありません」と狩山。そんなふうに謝罪した狩山に、林区長の部下の宇崎誠吾(尾上寛之)主任刑務官が秋澤弁護士からの手紙を渡します。「磯田社長には何も話すことは無いと言われました。南雲さんには電話を拒否されました」と手紙に記されています。南雲は磯田社社長に懐柔されていて、大抜擢でベトナム、メコン川のプロジェクト派遣が決まっています。↲「龍神大橋建設は一旦中断、事故原因を精査」と、東京都知事の榛名文江(賀来千香子)が発表。↲狩山の玲子への手紙。――「臼井峠の橋を覚えているか? おまえは高いところが苦手だから渡りたくないと言って喧嘩になった。今度は俺が一緒に渡る。もう嘘はつかない」とあります。↲
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