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Disney+ で配信され話題になっている「SHOGUN 将軍」を観てみました。真田宏之さんが主演とプロデューサーを務め、多くの実力派日本人俳優が出演し、スケールの大きさと違和感のない日本が表現されていると高評価を得ていた「SHOGUN 将軍」ですが、アメリカだけでなく日本でも評判がいいようですね。ちょうど5月に Disney+ に加入したので良いチャンスと、さっそく全10話を観始めました。確かに、セットや小道具・大道具・衣装など金がかかっていそうでイイ感じだし、映像もきれいで引き込まれる感じがあります。ただ、なんか違う。観ていて違和感が止まりません。物語は、秀吉亡き後関ケ原の合戦前の家康と大阪方の駆け引きを描いたもので、そこに日本に流れ着いた船乗りジョン・ブラックソーン(按針)が加わり異文化との出会いによる葛藤が大きなテーマになっている作品でした。出演する人たちは、吉井虎長が徳川家康、石田三成が石堂和成というように実在の人物名は使われていませんが、ほぼ誰が誰とわかるような作りになっています。それゆえか、史実とは異なる役割になっているのが歴史好きにとってとても気になるところです。たとえば、細川ガラシャが信長の娘で家康の側に仕え通訳をすることになっていたり、石田三成が大阪方五大老の筆頭で最大の権力を持つ大老だったり、家康にはそれほど大きな力はなく大阪の人質になったりと違和感満載でした。もともとこの作品は、日本の歴史を知らないアメリカ人が楽しめるように史実からいったん離れて、わかりやすくドラマ化したものなんでしょうね。しかし、映画やテレビドラマで何回も何回もこの時代をベースにした作品を観ている私たちにとっては違和感を持つ人も多いのではないのでしょうか。私は、この違和感が頭にこびりついて物語の進行が頭に入ってきませんでした。はっきり言って退屈で苦痛という感じ。やたらと重厚だけどつまらないと感じてしまう作品でした。もうすぐ面白くなると思い込んで10話まで観ましたが、私にとってはがっかりな結果でした。残念!この作品は、シチュエーションは似ているけれど完全にオリジナルの時代劇(歴史劇ではない)と思って観るのが正解かもしれません。
2024.05.31
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最近映画化もされ、結構話題になっている「変な家」という小説を読んでみました。「雨穴(うけつ)」さんというインターネットを中心に活動し、YUtuberとしても活躍しているホラー作家の方が書かれた作品です。私はあまりよく知らなかったのですが、この作品、最初は「オコモロ」というWEBメディアで発表されその後すぐにYoutubeで雨穴さん自身が出演している動画が公開され人気となったようですね。昨日Youtubeを見てみたら 2,223万回という凄まじい再生回数になっていました。WEB発表の翌年の2021年7月には小説版が発売され大人気になりました。本屋さんで「この表紙よく見るな」と思っていたら、2023年に最も売れた小説になったそうです。特に学生や20代の若者に人気があるみたいですね。さてこの作品、内容はどんなものなんでしょう?Youtube で公開されている動画部分を第1章として、全部で4章の構成に膨らませた作品になっています。筆者の知人の柳岡さんから、変な間取りの家が売りに出ているが買うべきかどうか迷っているとの連絡があり、知人で建築設計士の栗原さんに相談し変な家の秘密を解いていくという内容でした。間取りをこのように扱ったミステリという事で、新しさもあり面白く読める作品です。謎を解いていくと、意外な方向にどんどんと話は広がっていき、変な間取りの家は最初に相談された1軒だけでなく、全部で3軒の変な家が現れます。そして徐々に、横溝正史風のおどろおどろしい因習とオカルトっぽい話になっていきます。(それほどヘビーではないのですが)話が込み入っていて登場人物もそこそこ多い割には、わかりやすくしっかりと頭に入ってきました。ミステリーにはありがちな「ご都合主義」と「推論」が幅を利かせすぎな感じは否めませんが、サラッと2~3時間程度で読めるので、スキマ’時間に楽しむには最適の一冊かもしれません。変な家 [ 雨穴 ]話題に乗り遅れないように読んでおくべき作品かもしれませんね。
2024.05.17
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せっかく「Disney +」に加入したので、ここでしか見られない映画を観まくっています。先日「ザ・ビートルズ LET IT BE」を観たので、2021年11月に観てからご無沙汰していた「GET BACK」に再会してみることにしました。2021年11月には25・26・27日の3日間に分けて公開開始された3部作で、2時間37分・2時間54分・2時間19分という全部で約8時間の大作です。覚悟を決めて視聴開始です。実はこの作品は、映画「レット・イット・ビー」公開50周年に向けてのプロジェクトの一環として検討していた規格に、ピーター・ジャクソン監督が名乗りを上げて実現したもののようですね。当初は「レット・イット・ビー」の修復版の公開も同時に企画されていたようですが、それがやっと2024年5月に実現したことになりますね。映画「GET BACK」はコロナ禍の影響を受けて、公開時期の延期や公開方法をネット配信に変更したりでファンをやきもきさせましたが、最終的に約8時間という膨大な映像資料をファンに提供することになって嬉しい結果になりました。映画の内容は基本的には「LET IT BE」と同じなのですが、あまりに説明不足で意味の良くわからなかった「LET IT BE」とは異なり、それ以前の映像や写真・新聞雑誌の記事などを使って丁寧に状況やシチュエーションを教えてくれます。又字幕もしっかりと入っていて登場する人物や演奏している曲もわかるようにしてくれています。その時のスタジオの雰囲気やメンバーの感情がよく見えます。「LET IT BE」ではメンバーの関係性やチームワークに不安を感じるような映像になっていましたが、「GET BACK」は全くその逆の印象を感じます。なんて仲良しのグループなんだろうと素直に感じます。場面によっては、ジョージとポールの言い争いやジョージの脱退騒動などもありますが、これくらいのことはこの天才集団に無い方がおかしいとも思ってしまいます。1969年1月2日から31までの1か月間、毎日顔を突き合わせてひたすらみんなで曲作りをしていく彼らの姿は信頼する仲間同士の姿にほかなりません。彼らにとって辛い状況もたくさんあるのですが、笑顔があふれています。心から音楽を愛する人達の姿を観てうれしくなります。全編を通して、あのビートルズの音楽がどのように出来上がっていくのかが、こんなに詳しくこんなに素晴らしい映像と音で確認できるのは、他では絶対に経験できない体験です。時間を経るごとに段々と仕上がっていく楽曲の製作過程が観られるなんて、まさに「神映画」!観ているだけで幸せになります。「LET IT BE」では最後の「ルーフトップ・コンサート」が一番の目玉だったのですが、「GET BACK」では、私にとっては、曲の製作過程が一番楽しめた場面でした、特に「Part2」のアップル・スタジオに移ってからの和やかに進むリハーサルや、第5のビートルズ「ビリー・プレストン」が参加してからのスタジオの雰囲気など最高に感動しました。今回2年半ぶりに観返したことで、何回も繰り返し観たい映画になりました。そんなこんなで、色々とネットで資料を検索していたところ、雑誌「MUSIC LIFE」の「ゲット・バック・プロジェクトの全貌」というムックが目に留まりました。さっそく購入してみると、このプロジェクトについての資料が満載で読み応え充分、さすが老舗の「MUSIC LIFE」です。ビートルズ・ファンなら持っていたい一冊という感じです。まだ全部は読んでいないので、今からじっくり読んでみたいと思います。MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ゲット・バック・プロジェクトの全貌 (SHINKO MUSIC MOOK)
2024.05.14
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ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画「LET IT BE」を観たいがために「Disiney +」に加入した私は、昨日5月8日の配信開始を待っていたのですが、朝一で確認してもお昼ごろ確認しても一向に配信一覧に載ってきません。きっと17時以降なのかなと思い、17時に「Disiney +」を見てみるとやっと確認することができました。さっそく久々の映像を観てみました。映画公開時の1970年に劇場で、それから数年後にテレビの深夜映画劇場で観たっきり約50年ぶりの再会です。今回の映画はオリジナルを最新の技術で修復したもので、画質も音質も驚くほどよくなっていました。冒頭の数分間はオリジナル監督のマイケル・リンゼイ・ホッグと修復版監督のピーター・ジャクソンの対談が収録されています。二人とも今回の作品が再公開された事にとても満足しているようでした。オリジナルとの違いは最後のエンドロールが違うくらいで、内容はオリジナル版と同じだったようです。2021年11月25日・26日・27日の3日に渡って「Disiney +」で公開された約8時間の「GET BACK」を観ているので、同じ素材から作られた2つの記録映画の違いを改めて確認したいと思ったのが今回の鑑賞のきっかけです。あらためて観ると「LET IT BE」は、約1時間半という短い時間の中にリハーサルや曲作りなどの様子と伝説のルーフトップ・コンサートを押し込んでいるという印象でした。始めの1時間ほどはスタジオでのセッションやリハーサルの様子が説明もなく延々と流れます。レコーディングやコンサートとは違うのでちょっと中途半端な仕上がりも多くビートルズ・ファンでないと楽しめないかなと思ったりしました。そして明らかに説明不足で、どうしてこのような状況でこのような事をやっているのかがとても分かりにくい映像になっています。特に気になるのが、ポールとジョージの言い争いやポールとジョンの対立を強調しているような編集でした。「GET BACK」では、このようなメンバー間の行き違いも描かれていましたが、みんなで音楽を作っていく楽しさも表現されていましたので、作者の意図でどうにでもなってしまうのだという印象を深くしました。やはり「LET IT BE」は「GET BACK」のダイジェスト版という感じがぬぐえません。それも「ビートルズの解散」を強調する印象操作がされたものという感じがしなくもありません。解散直前のグループの状態をどちらがよく表しているのかというのも興味の対象ですね。最後の30分程度はルーフトップ・コンサートです。ここは文句なしに感動のシーンです。数年間人前で演奏をしていなかったビートルズが突然アップル・コアの屋上でゲリラライブ。隣のビルの人たちや路上の人たちの楽しむ様子が素敵ですし、今ではちょっと見られないであろうコートにパイプをくゆらせた紳士たちの反応も面白く、この映画の最大の見どころです。このコンサートと最後のジョンの言葉が最高で、この映画を感動作品にしてくれています。やはり今見ても評価が難しい作品ですね。(特に「GET BACK」を観てしまったあとでは)しかしビートルズ・ファンとしては動いているビートルズが観られるだけでも満足ですし、この作品を作るために膨大な素材(60時間の映像と160時間の音声)を残してくれたマイケル・リンゼイ・ホッグに感謝です。残された映像や音声で、また違った作品が出るかもしれませんね。待ってま~すっ!
2024.05.09
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5月8日から Disney+ でビートルズのドキュメンタリー映画「LET IT BE」が配信されるという事で(『見逃すな!「LET IT BE」 Disney+ で 5月8日から配信』)、5月に入ってすぐに Disney+ に加入しました。5月8日が楽しみです!せっかく Disney+ に加入したので、既に加入している Amazon や hulu では観られない映画をたっぷりと観ておこうと公開されている作品を検索してみました。そしたら、なんとずっと探し続けていた「イニシェリン島の精霊」が公開されているではありませんか。昨年のアカデミー賞で8部門9ノミネートで話題になった作品ですね。Youtube でも岡田斗司夫さんがベタ褒めしていたので「絶対見たい!」と思っていた作品です。しかし、 Amazon や hulu では無料配信されていませんし、近くのレンタルビデオ屋さんにも置いてありませんでしたので、いつになったら観られるのだろうと思っていたところでした。昨日、観てみました。開始早々から、圧倒的に美しい島の映像が流れます。決して南国の島のように明るく華やかな映像ではないのですが、過酷で厳しい暮らしの中での雄大な自然を感じさせてくれる映像が、全編を通じて観る者に迫ってきます。この映像が観られるだけで満足してしまえる程の映像美でした。さて、物語は2人の男の間に起こった諍いを静かに綴っていく、舞台劇の様な地味な作品です。地味なのですが、この諍いが一風変わっていてどんな風に進展していくのか先が読めません。主演のコリン・ファレルや助演のブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドンなど出演者の演技も素晴らしく、約2時間全く集中力が途切れることもなく鑑賞できました。この作品の内容は寓話的だとか戦争を暗示したものだとか言われているようですが、観る人によっていろいろな解釈ができる面白い作品だと感じました。残酷な表現も一部ありますが、私にとってじっくりと考えながら観ることができる久々の良作でした。この年のアカデミー賞ではノミネートだけで受賞ができませんでしたが、なぜ「エブエブ」が受賞して「イニシェリン島の精霊」が受賞できなかったのか理解に苦しみます。昨晩はこの作品を観て良い夜を過ごさせてもらいました。
2024.05.06
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Roland の新製品「Roland GO:KES 5」が家に届いて1週間が経ちました。この1週間「GO:KES 5」の機能を色々と試してみましたが、改めてこのキーボードの素晴らしさを確認してすっかりお気に入りになりました。今回は、レビューの第2弾をお届けしようと思います。■ 音色についてさすが FANTOM シリーズと同じ音源 ZEN-Core を搭載しているだけあって、スゴ~クいい音です!パッシブラジエーター方式のスピーカーで迫力ある高音質なサウンドが出せるので文句なしです。1,000以上もある音色も迷わずスピーディーに選べるのがいいですね。ピアノやエレピの選択肢が多いのもグッドです。ディレイやフランジャー、ディストーション、ローファイなどエフェクターも充実していてメニュー画面からの設定もわかりやすくて音作りもストレスなしです。音色についての不満は今の所全くありません。■ 外部入力について「GO:KES 5」で外部から音楽などの音を入力して「GO:KES 5」のスピーカーで鳴らす方法は、3つあります。1.AUX Input端子(ステレオ・ミニ・タイプ) ここにポータブル・ミュージック・プレーヤーなどを接続して再生 他のシンセサイザーなどを接続すればセッションができますね。2.Bluetooth 接続 スマホやタブレットとBluetooth ペアリングすれば、端末で再生した音がスピーカーから流れます。3.USBA端子 ここに接続したUSBメモリーの「Roland\Song」フォルダに保存したWAVファイルやMP3ファイルを「song」ボタンで選択再生ができます。いずれの方法でも、メニューのミキサー画面から音量のバランスを設定できます。またセンター・キャンセル機能でボーカルを消す(音源によっては小さい音にする)ことができます。精度は抜群というわけではありませんが、一応OKというくらいの感じでした(曲に左右されます)。カラオケ音源を流せば、キーボード練習が楽しくなりますね。私は、教則本や楽譜集に付いていたカラオケCDの曲をいっぱいいっぱいUSBに保存して楽しんでます。ちょっと残念なのは、USBのSONGフォルダ内にサブフォルダを作るとその中のデータは認識してくれないので、たくさんファイルを入れておくと選択画面にズラ~ッと並んでしまい、曲選びが煩雑になってしまう事です。バージョンアップでサブフォルダの使用が可能になるといいと思っています。■ 伴奏機能について内蔵された203の伴奏スタイルは、新しくてでカッコイイ編曲がされているのでとても楽しく遊んでしまいます。さらに Roland Cloud の Z-Style packs からダウンロードしてスタイルを増やせるのもうれしい仕様です(Roland Cloud への加入が必要)。伴奏のコードパターンをあらかじめ設定しておく「コード・シーケンサー」もあり、304種のコード進行がプリセットされています。ユーザー領域に自分でコード進行を登録できるのですが、ルート音とタイプ、ベース音を選んでいくだけなのでとっても簡単で、8小節程度なら1~2分で出来てしまいます。楽譜やコードパターン集などを参考にすればお好みの伴奏がすぐにできるので重宝しています。このコードパターンは最大254小節までOKなので、1曲まるまる設定もできそうですね。■ 録音について「GO:KES 5」での演奏を「record」ボタンで行えます。MIDI か Audio を選択できますが、MIDI は内部のメモリーへ Audio はUSBの「Roland\Song」フォルダへ記録されます。録音時は、外部入力や伴奏などの音もすべてまとめて録音してくれるので聞いているそのままが録音出来てとっても便利です。再生する時は「song」ボタンから再生を始めますが、この時Audio録音したものはオーバーダビングができてしまいます。オーバーダビングができるキーボードは珍しいですね。オーバー・ダビングすると新しいファイルが自動的に作られて元のファイルは残っているので失敗を気にせずチャレンジできます。頑張れば冨田勲さんのような多重録音も可能かもしれません。残念な所は、オーバーダビングの時再生音とキーボードの演奏音のバランスを取りたいと思った時メインメニューを開いて別画面を表示しないとバランスが設定できないことです。録音や再生画面内でできれば最高なのにな、と思いました。■ マイク・インプットについてマイクを使ってカラオケやボーカル録音ができます。ここからのインプットも録音が可能です。マイクは標準タイプのダイナミック・マイク か 3.5mm4極ミニプラグのヘッドセットを接続できます。自動的にハーモニーをつけたりロボット・ボイスのように声を変えたりできて楽しめます。いまのところボコーダーの機能はありません。特にハーモニーなどは歌がヘタクソな私にとっては結構楽しめる機能でした。■ まとめ購入前から、多機能でよくまとまったコストパフォーマンス抜群のキーボードと思っていましたが、予想を裏切らず私の期待に応えてくれました。細かい点では、こーなればいいなという点もいくつかありましたが、それを含めてもいいキーボードと感じました。この値段でこの機能、直感的に使える操作性とこだわれば細かな調整も可能という素晴らしいキーボードです。初心者からベテランまでお勧めできるキーボードです。なんと言っても価格が魅力ですね。興味を持ったら楽器屋さんで触ってみてください!【即納可能】Roland GO:KEYS5 WH [GOKEYS5-WH] ホワイト キーボード デジタルピアノ(新品)【送料無料】【区分G】
2024.05.04
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