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おはようございます、紙太材木店の田原です。一気に寒くなった美濃地方。昨日は初の氷点下、今朝も0.9度ですから来年の3月末ごろまでの4か月、どれだけ暖かく過ごせるかどれだけ寒さのストレスを少なくできるかで健康寿命も決まってきます。健康寿命と聞いてもピンとこないかもしれませんが、読んで字の通りで日常の生活で何の制限もない期間のことです。WHOの定義は「平均寿命から寝たきりや認知症などの介護期間を差し引いた期間」厚労省の定義も同じです。日本の場合「厚生労働省第11回健康日本21(第二次)推進専門委員資料」平成30年3月」2016年データ同じような資料は県単位で出てますが岐阜県の資料では介護保険の要介護2~5を不健康それ以外は健康として定義した資料を作っています。つまり、要介護1は健康とした資料で、こちらにあります。上の厚労省の資料は平均で出てますのでとても長い不健康な機関があります。岐阜県の資料では日常活動動作が自立した期間の平均として出ていて、要介護1程度は何とか自立できているとしています。岐阜県の資料では男性の場合、寿命と健康な期間の差は平均して1.5年ほど。女性の場合はもう少し長くて3年ほど。近畿大学の岩前教授が以前の講演でピンピンころり、寝ん寝んころりと言われていましたが、人生の終末期をどのように暮らせるかはある意味、家の性能に左右されます。住まいの性能とそこに住む人の健康性との相関関係については、近大の岩前先生や慶応大学の伊香賀先生が専門です。興味のある方は検索してみて下さい。
2021年11月29日
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少し前の様子…おはようございます、紙太材木店の田原です。先日は日中もそれほど気温が上がらず風も強かったので外仕事はかなりの寒さでした。風が強ければ薄手のセーターではスース―しますが家も同じで、隙間があれば外気が入ってきます。古い家でも断熱改修は可能ですが、どこに相談するかで結果は大きく違います。新住協やPHJなどの団体に加盟していればそれなりの知識はありますが、会員なら誰でもできるわけではありません。となると、業者任せではなくご自分でもある程度の知識を蓄えておく必要があります。さて、12月に完成見学会を開催しますのでそのご案内です。池田町の家Q1住宅L3T3Ua値は0.31 Q値は0.9 C値は全棟平均0.3許容応力度計算で耐震等級3100ミリの付加断熱仕様でサッシはAPW430造作のキッチンや職人手作りの家具や建具杉板の外壁やワークショップで造った庭等大量生産の工業製品とは対極の仕様になっています。開催要領は下記のとおりです。会場:揖斐郡池田町(お申し込み後、案内図を送付します)日時:12月25日(土)26日(日)受付時間帯 10:00~15:00 (各日 5組限定)「内覧お申込み要領」完全予約制電話:0574-53-2003 または予約フォームからお申込みください。予約フォームはこちらから※感染症対策として、下記の条件にて開催いたします。・室内の入場者数の制限 ・完全入替制 ・手袋、マスク全員着用 ・入場時検温 ・体温37.5℃以上の方の入場はお断りします。
2021年11月26日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。どんよりした曇り空で今朝は6.9度の川辺町。昼間も気温が上がらず寒い予報で、奥美濃の白鳥あたりは雪が降っているようです。さて、上のグラフは先日、日経電子版に出ていた図表です。消費者物価と企業間物価指数の比較です。アメリカでは二つが連動しているのが分かりますが、日本では企業物価だけが独り歩きで上昇していて消費者物価がついていけていません。グラフの形がワニが口を開けたような形に見えることから、ワニの口と言われてます。ウッドショックの木材だけでなく、住宅に関連する資材や設備品の値上げが止まりません。2日ほど前には大手3社のセメントの値上げも発表されました。1トン当たり2000円から2400円とか…住宅で使用される様々な素材や資材が国際価格に影響を受けていますが、この表では住宅だけでなく他の産業でも同じことが起こっていることが分かります。過去20年間、日本は他の先進国に比べほとんど給与の上昇がありませんし、逆に社会保障費や消費税は上がってますから、可処分所得自体が下がっています。国際価格が上がったからと言って、おいそれと消費が増えるわけではないのがわかります。大手のHMなどは早々に値上げをしてますが、地場の工務店となると値上げは簡単なことではありませんから苦慮しているところも多くあります。しかし現実には仕入れ値が上がっているわけで、遅かれ早かれ値上げは必至です。そこで問われるのはどんな家を建てているのか住まい手が納得できる家かどうか住まい手に取ってより良いものを提供しなければ選択されないことになります。住まい手にとっても工務店にとっても日本の国力の低下をひしひしと感じる時代。今家を建てれば優に50年は持ちますからきちんとした家を建てる必要があります。見た目だけではどうしようもありません。どんな家を建てるかは同時にどんな家を遺すのかを意味する時代になりました。
2021年11月24日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。11月も、もう下旬。今年も残すところ一か月あまり…今年もコロナの一年でしたが、来年はいい年になることを願うばかりです。今受けている研修毎回宿題がだされて、期日までに提出しなければなりません。これが結構ストレス…頻繁に使うのはKgとm3を行き来する定数で0.83m3/Kgもう一つはKJとkWhの3600Kj/kWhそれと、Kj/Kg(DA)最後のは比エンタルピで一般の方はにはなじみのない言葉ですが、簡単に言うと空気の持っているエネルギー。それと何十枚コピーしてるかわからない湿り空気線図。気温22度、湿度35%の室内で35度90%お風呂の扉を開けたままにすると、家の空気の量が245m3、お風呂の空気の量が5m3の場合家は何度、何%になるか?外気33度60%の空気を室温26度50%にしたいとき、エアコンの吹き出し温度は何度以下にする必要があるか?計算は掛け算と割り算でそれほど難しいわけではありませんから中学生の数学レベル。昔やったらもっと早くすらすら解けたのに、今は時間がかかるもどかしさ。定数0.83m3/Kg掛けたらいいんか、割ったらいいんか、どっちにするかで時間がとられる。割ると掛けるでは大違い。単位だけでなく、有効桁数も考えろと。全く使ってこなかった脳みそのある部分を使うわけで、滑らかに働いてくれるのにまだ相当時間がかかります。数をこなせば何とかなるのを信じてやるしかありませんが、今更ながら湿り空気線図は便利と再確認した次第。しかし、本当にスラスラできるようになるにはまだかなり時間がかかりそうである。
2021年11月22日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。快晴の朝放射冷却で6度台の美濃地方これから更に寒くなっていきます。ガソリンが高騰してるので価格が上がらないように補助金を出すとか最近の補助金はなんだか?脱炭素化、CO2削減なら政府のお金の使い方もその方向にしないと場当たり的で、戦略も何もないのかと思ってしまいます。実際、今検討されている政府の経済対策は55兆円規模ですが、コロナ対策がメインで経済を成長させる分野への案件はほとんだ無いとか。財源は赤字国債でしょうから、借金だけが子供たちの世代に残ることになります。これって、簡単に言うと寒い家だから、灯油や電気を使って暖まらなければなりませんね。その暖房代が値上がりするから、暖房補助金を出しますね。そうすれば暖かく過ごせるでしょう、と言ってるのと同じ。いやいや、この先の時代を考えればそもそも寒い家だから暖房のための補助金がいるのであって、暖かい家なら暖房に使うお金も少なくて済むんだから、補助金なんていらないでしょう。補助金を出すなら、暖かい家を建てるのに出すべきでは?寒い家に暖房のための補助金を出してもそのお金は結局、産油国やエネルギー資源国に行ってしまうわけで、日本の国内には何も、な~んにも残らない。残るのは 寒い家と子供たちへの借金だけ。じゃあ、寒い家ってどんな家か?暖かい家ってどんな家か?これから家を建てる方はそこのところが知りたいはずです。HMや工務店、見学会や展示場に行けば誰もが暖かい家ですよ、という人ばかりで、実はここだけの話、私どもで建てる家は寒い家です、なんて正直に言ってくれる人はいません。どんな家でも、お寺の本堂のようなスカスカの空洞でも、ガンガンと暖房すれば暖かくなります。家の暖かさについて、利害が相反する人が本当のことを教えてくれるわけではありません。暖かさという観念的な、情緒的な言葉ではなく、暖かさを数字で理解するにはご自分でも勉強する以外ありません。YOUTubeや本など様々な情報源がありますが、ほとんどが工務店や設計事務所の代表者のもの。とてもいいものもありますが、最初のスタートを切るならそのような立場ではなく、やはりアカデミックで偏りのない立場の方の本やYouTubeとなります。となると東大の前真之先生の本からスタートでしょうか。一生に一回の事ですから誰かが言ったからではなくご自分で考えることが大切です。子供たちの世代にどんな家を残すかが問われています。
2021年11月19日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は6.9度の美濃地方。掃いても掃いてもケヤキの葉が落ちてきます…。ガソリンが高騰しています。全国平均で169円/Lとか…。平均ということは、既に170円以上のところもあるということになります。当然、ガソリンだけでなく、冬の暖房燃料の灯油の価格にも影響が出てくるでしょう。冬の主な暖房燃料が灯油の家は、飛騨地方に限らず、美濃地方でも相当程度あります。エアコンだけで暖房という家は一握り。岐阜県の世帯数は78万世帯、人口は約200万人。1世帯3人弱ということになります。78万世帯の内、エアコンだけで暖房が可能な家はどれくらいでしょう。年間1万戸が岐阜県の住宅着工件数(アパート、貸家、分譲住宅も含む)長期優良住宅は昨年2000戸ほどが建てられてます。全国平均では12.5%ですから、岐阜県はかなりの割合ということになります。ただ、長期優良住宅の断熱性はUa値で言えば0.87Q値2.7程度です。気密は恐らくそれほど意識されていないとすると2前後でしょうか。これで、美濃地方でエアコンだけの全室暖房はちょっと無理で、エアコンに加えて灯油のファンヒーターが必需品。人がいる部屋、いる時間だけの部分間歇暖房で、子供部屋や寝室だけならいけるでしょう。今までの経験から判断するとエアコンだけで全室暖房となるとUa値0.46以下Q値で1.6以下気密は0.5以下長期優良住宅でUa値が0.87でクリアするところを更にその半分くらいまでする0.46以下となると、恐らく数えるほどということになります。78万世帯の内エアコン暖房だけで暮らしている世帯数は1%で7800世帯2%で15600世帯大手HMのUa値も標準的には0.46以上が大半ですから、岐阜県でエアコンだけで全室暖房で暮らしている世帯は、戸建て住宅に限れば1%あるのかなぁ?
2021年11月17日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。雲一つない快晴の美濃地方。昨日は11時を過ぎても13度ほどしかなく寒く感じましたが、今日は晴れて20度ほどになるとか…。日差しに恵まれている地域ですから、日射をどう利用するかは設計者の腕次第ということになります。さて、COP26が閉幕しました。会期を延長してようやく宣言が採択されたわけですが、そこに至るまでは利害関係者の駆け引きがあります。少し前の日本の3省合同会議などと、瓜二つのことが行われてました。推進派にとっては物足りない慎重派にとっては厳しいでも、総意を造らなければならないとなると難しいものがありますが、進む方向は同じなのですからあとは時間の問題となります。ある国は早くそうでない国はゆっくりとなりますが、それはあなたにとっても同じでゆっくり進むのか、早く進むのかこれから家を建てる方は温暖化対策、あるいは省エネという時代の流れの中で、もっとも有利に動くことができる人たちです。なぜなら、希望しさえすれば、住宅で使うエネルギーの大半を自前で賄うことができます。もっとも、オフグリッドと言って電力会社から電気を供給されなくても生活で必要なエネルギーを賄うことができますが、それを勧めているわけではありません。(そのお話は長くなるので別の機会に)エネルギー価格はこれからも上昇していくことが予想されます。凡そ平均して年間3%3%上昇すると10年で30%以上ということになります。給料がそれと同じように上昇していくかどうかは、失われた30年を見ればわかります。リフォームをして家を高性能にある程度自前の太陽光パネルでエネルギーを賄おうとすると、相当程度費用が掛かります。20年前の2x4住宅でも30坪を超える家で家を丸ごと高性能(Q1.0住宅あるいはHeat20G2レベル)にしようとすれば、恐らく2000万近くはかかるでしょう。それが新たに家を建てる時であればQ1.0住宅レベル3あるいはレベル4、Heat20G2.G3でも、そのレベルを標準的に建てている工務店が多くあります。価格差はそれぞれですが、新たにリフォームするより遥かに安価にできます。このレベルの住宅であれば太陽光パネルを設置すれば相当程度のエネルギーを賄えます。今後はエネルギー価格の上昇に加え、電気自動車用の電源の確保も考えておく必要もあります。ガソリンは自前では何ともなりませんが電気だったら何とかなるんじゃないでしょうか。
2021年11月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今にも雨の降りそうな曇り空です。しかも気温は7度と寒い朝です。世界中で物価が上昇傾向。日本でも40年ぶりのBtoB取引(企業物価指数)の物価が上昇していると、昨夜のNHKや日経電子版が報じてました。原油高や円安が原因で10月は8%の上昇とか。40年ぶりということは1981年以来の上昇率です。アメリカでも同じことが起こっていますが、強力な経済対策で個人消費が持ち直しているので問題なし。日本は消費基調が弱いので値上げできない状態とか…消費基調が弱いというのは消費者にお金が無いということで、過去30年間のツケが出ているということになります。世界中の物価が上がっていくのに取り残されている日本という構図です。50代より上の世代には信じられないかもしれませんがこれが現実です。簡単に言えばウッドショックでアメリカから輸入する木材が高騰している。つまり、家を建てるための原材料が高騰した。通常は原価が高騰すればそれを販売価格に転嫁して、経費や利益を確保する。ところが販売価格にそれを転嫁すると、給料が安くてそれを買ってくれる人がいなくて高くできないのが今の日本。木材を輸入しているのは日本だけでなく、多くの国がアメリカから輸入している。特に中国はアメリカの木材が高くなっても大量に購入できるのは、国内でそれを買ってくれる人がいるから。日本は材料の買い負けをしている状態。買い負けとは、お金が出せなくて指をくわえて見ているしかないということ。だったら、日本の山に生えている木を使えばいいと考えるかもしれませんね。日本は山国、国土の70%は山林です。あなたが山林を持っていたらどうします?日本の危機だ、お国のために自分の山の木を切って市場に出すとして、いくらで出しましょうか?国内の業者が買ってくれるのは木材m3あたり1万円が限界。それ以上は出してくれません。出そうと思っても、それ以上の値段で買ったら国内では高くて売れない。中国はm3あたり2万円であなたの木を買ってくれます。どちらに売りますか?これは典型的な途上国経済。国内に資源があっても、国内で消費するより海外に輸出する方が利益が出る。国内需要を満たして余った分を輸出するのではありません。政治や行政の問題も確かにありますが、ひとり一人の意識の問題でもあります。地産地消の経済が地方では大切です。国は経済対策をする時真っ先に住宅に対しての施策を取ります。波及効果が大きいからですが、それは国全体として考えた時です。(1兆円の予算に対して波及効果は1.3兆円というように)住宅を建てる時、本社が東京にある大手HM、本社が東京にある銀行でお金を借りて建てたら、あなたのお金は全部、東京にもっていかれることになります。お金が他所に行ってしまうわけですから地元のお金はその分なくなります。地元にお金が無くなるというのはつまり貧乏になるということです。自分の住んでいる地域を意図せず貧しくしている…もし、地元の銀行を使い、地元の工務店で建てたなら、あなたのお金は地元で回り、地元を豊かにすることになります。35年かかって返していくお金が地元ではなく遠く離れた都会の銀行に行くなら都会の銀行は都会であなたのお金から儲けたお金で社員に給料を払い、税金を払い、都会はますますお金持ちになっていく。地方にお住みの方は地元でお金を回せば、地元や地域はより豊かになります。
2021年11月12日
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東京大学 前先生FBよりおはようございます、紙太材木店の田原です。いよいよ秋も深まりケヤキの落ち葉が掃いた後から舞い落ちてきます。ただ、まだ比較的暖かいせいか色ついていない葉も多くあって五月雨式に降ってくる気配、どうせなら、いっぺんに降ってくれればいいのにと思うのであるが・・さて、ここ数日業界の一部で話題になっている国交省多くの関係者の皆さんの努力のおかげで国の基準が変わりそうです。従来の省エネ基準の最高等級は等級4これがまた悲しくなるほど低い最高等級で日本の人口の8割以上の人が住んでいる地域でUa値で0.87 従来のQ値で言うと2.7程度同じくらいの寒さの諸外国の基準の約半分ほどと言えばお分かりいただけるでしょうか。この基準、一般には次世代省エネ基準と言われるものですがウィキペディアの解説を読むともう少しお分かりいただけると思います。従来、国の基準は最低基準ですからそれを目標基準にしてはいけませんと言ってきましたがようやく、笑われんでもすむ基準が出てきました。もちろん、前回お話ししたようにこの数字だけ満たしていればOKというわけではありません。今回の提案、暖簾に腕押しだった国交省が基準変更をせざるを得なかったと考えるべきでそれは国の政策の変更を意味します。どんな性能の家でも、ただ建てればいいどんな家でもいいから、誰でも好きな家を建てていいいそういう時代は過ぎようとしています。こちらにドイツで新築住宅建設が制限されている事情についてのメモがあります。元ネタは岐阜県、高山市出身でドイツ在住の村上敦さんの「ドイツにおける低炭素型住宅の動向とエネルギー政策」という論文からです。日本の現在の空き家が850万戸、地方の都道府県では空き家率が20%を超える県もありますし20年後の2040年には空き家率が40%という試算が出ています。そんな事態を避けるための政策となると新築住宅建設を抑制する方向ということになります。つまり、いいものしか建てられない、いいものしか残さないという政策です。この時代の転換期にいてこれから家を建てようとされる方は自分自身でも勉強しておく必要があります。子供たちの世代に負債となる家を残すか資産となる家を残すか。
2021年11月10日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は立冬、暦の上では冬…冬はもうすぐそこですが、気温の予想は24度。まだそれを気づかせないような小春日和な一日になりそうです。さて、前回、4日に開かれた3省合同会議に期待してるわけではないと書きましたが、国交省がHeat20のG2だけでなくG3までも性能表示制度の等級6と等級7に設定する案を出してきました。決まったわけではありませんからどうなるかわかりません。期待はせずに推移を見ていきますが国の基準がどうであれ、信じるところを進むのみです。方向としてはUa値が基準ということになりますが、Ua値はあくまで外皮からの熱損失だけを表します。Ua値をよくしようとすれば窓を小さくするのが一番簡単な方法です。壁から逃げていく熱(サッシに比べれば随分厚さがあります)と、サッシのガラスや枠から逃げていく熱。壁と窓を比べてみれば同じ面積なら窓から逃げていく熱の方が多いわけです。じゃあ、サッシを小さくしましょうとなりがちです。窓を大きくすればUa値は悪くなって、G2,G3にはなりませんとかサッシが大きくなれば金額も上がりますとかガラス拭きも大変割れたら修理代もかかりますUa値がよくなれば家から逃げていく熱が少ないわけでそれだけ暖かいんですとかこんなことを担当者から言われれば、そうだよね、となりがちです。特に、あと一歩でG2とかあと数値が0.1よくなるとG3とかのケースでは、Ua値の誘惑がそっと近づいてきます。これから冬を迎えるわけですが暮らしい易さの一丁目一番地は暖かさ。Ua値がいいんだから暖かいんでしょ?確かに一つの指標ですが忘れていけないのはお日様年門用語で日射取得(にっしゃしゅとく)お日様が室内に差し込む家は暖かいわけで多くの方が経験しているはず。お日様を利用すると暖房代はかかりません。それを確認する専門用語は二つあって一つは暖房期平均日射熱取得率簡単に言うと、暖房期、つまり冬に家全体の日射の取得量を床面積で割ったもので数値が大きいほど日射の熱が侵入しやすい住まい。もう一つは自然温度差。住まいを何も暖房していない時、外の気温と室内の気温の差が何度あるかを示したもの。暖房してないのに温度差があるのは日射の熱と家電の待機電力、それにそこにいる人から出る熱があるから。つまり自然温度差が大きければ何もしなくても暖かい、あるいは少し暖房するだけで暖かくなるということになります。Ua値だけじゃ家の暖かさがわからないならどうすればいいか?一番簡単な方法は家中20度で暖房した時、一冬で暖房代はいくらかかる家か?これは日射熱取得率や自然温度差も関係してきますから、細かな専門用語を覚える必要はありません。HMのA社の家とB社の家どちらが暖かく過ごせるかUa値で比較ではなく暖房費で比較すれば簡単にわかります。Ua値がどうであれこれが暮らし易さに一番関係してきます。Ua値に比例して、暖房代が安くなるわけではありません。そこのところを確認してちゃんと答えられる担当者の家なら大丈夫ですが、やたらG2、G3、Ua値を振り回すようなら、眉に唾をつけて聞く必要があります。
2021年11月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は7.1度の美濃地方ケヤキの葉は朝日を浴びて赤く染まっています。昨日は「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ基準の見直し」の3省合同会議。残念ながら別件と重なり視聴できませんでしたが、実はあまり期待してるわけではありません。イギリスで開催されていたCOP26でも日本はまたもや化石賞を受賞したようです。国内での基準や規制の見直しは、既得権を持った人たちから既得権を奪うことになりますから、とても時間がかかります。中国のように絶対主義的な国であれば鶴の一声もありますが、民主主義的な国家では改革の歩みは遅々としたものになります。一つの政党が長い間政権を獲っていれば特定の団体とのパイプは順次太くなっていきます。太くなったパイプを断ち切って改革となると、それはそれでなかなか難しいのは誰でもわかります。ただ、今回のCOP26でもわかるように脱炭素の流れは世界の潮流です。これから家を建てようとされる方は現在の日本の住宅の基準に従っていれば安泰、お上の言うことを聞いていれば大丈夫、なんて思わない方がいいでしょう。耐震性についても断熱性についても80年代から亀の歩みで強化されてきてます。今となっては80年代に建てられた家は耐震性についても断熱性についても既存不適格。80年代後半に30歳で家を建てたとすると現在60代前半ですが、その家にまだこれから20年以上住むことになります。問題は、誰がその家を相続するか。現在でも空き家は800万戸以上…20年後には見向きもされない耐震性と断熱性を備えた家は、改修しようにも丸ごと一軒では多額の費用が掛かります。相続と言えば通常は資産ですがこの場合は負債。性能の低い住宅を建てることは、子供たちに負債を残すことと同じということになります。付加断熱なんてオーバースペックだとかトリプルガラスなんて不要という話もあります。中には職場で高性能な家を建てると話をするとそんなの必要ないとか騙されてるんじゃないかなどと言われることもあるとか。住宅の性能に関しては日本国内だけを見るのではなく、諸外国の基準はどうなのか?世界の潮流はどうなのか?日本はガラパゴス化してないか?この家は本当に子供や孫に残せる家か?国の現在の基準がどうであれ自分自身で考え、判断する必要があります。大事なのは科学的な思考と検証、間違っても経験と勘で判断してはいけません。
2021年11月05日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は池田町の家。造作キッチンの仮組み。天板はステンレスですが、キズが付かないように白のシートで養生がしてあります。本体の箱モノは現場で大工さんが組み立てます。天板のステンレスは図面を起こしてステンレス屋さんにオーダー、そこにIHと食洗器を組み込みますからきちんとそれぞれの寸法があってないと、はまらない、入らない、組み立てられないとなります。何度も確認して大丈夫だと思っていてもやはり、現地で組み立ててみないと心配ですから、資材が揃ったところで一度仮組をします。工務店さんならそんなの簡単じゃない?いえいえ、何が起こるのかわからないのが現場。誰かが寸法を読み違えていたり、(大工さんが、ステンレス屋さんが、そもそも設計者が!)発注した品番の機器とは別のものが入ったり、造作キッチンの場合だとコンセントは本体設置が普通ですが、設置スペースはとても狭いところの間になりますからそのおさまり具合は大丈夫かなど、実はそれなりにハラハラドキドキしてます。従来はキッチンの後ろのカップボードや洗面化粧台を造作で作るケースが多かったのですが、最近はキッチンそのものをオーダーで造られる方が出てきました。専門のキッチンメーカーに依頼されるケースもありますし、今回のように現場で大工さんの造作で作るケースもあります。現場で制作するキッチンというのは、やはり伊礼さんやアーキテクトビルダーの影響が大きいと思われます。大手のTOTOやLixil、パナソニックと言った建材メーカーでフラットな対面キッチンとなると、シリーズのランクが上がって、ぐっと高くなります。デザインも洗練されてますが最近のSDGsを意識した自然素材系の室内のデザインやインテリアは、大量生産の工業製品との相性はそれほど良くありません。ホテルライクな壁、天井はビニルクロス床は合板フローリング建具は既成の大量生産品マスな市場はそれらで構成されてますからいきおい、キッチンもそれらを対象にしたものがメインになりますが、そのようなお仕着せのデザインやインテリアは嫌だという方も多くいます。知らず知らずの間にそれが普通だ、自然だ、当たり前だと思わされてきたとも言えます。上述の伊礼さんや意匠系の設計者などの写真はネット上に溢れてますから、上質なものを見る目を持った方が増えてきています。その人たちは住まいで本当にお金をかけるべきところはどこなのかを、考え始めたのかもしれません。この池田町の家12月の終わりころ見学会を予定してますのでご期待ください。
2021年11月03日
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た、大量…おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日の午後事務所で仕事をしていると電話が鳴った。自宅用の電話だったので家内が出たが、自宅は道路を挟んだ向こう側であるのでこちらの事務所側では何を話しているのか聞こえない。銀杏が最盛期で家内が一人で処理して、お世話になった方や職人さん、近所の家にも配っている。お礼の電話も良くかかってくるので、その電話だろうと気にしていなかった。夕方、家内からさっきの電話、セキスイハイムからだった。2013年に資料をお送りしてますが、ご自宅の計画は?…当時ハウスメーカーがどんな家を建てているかと何件か資料を取り寄せたことがあって、(いつ頃だったかうろ覚えであるが…)その記録が残っていたらしい。2013年ということであるが、資料を取り寄せて電話がかかってきたのは昨日が初めてである。当時は大手のHMは年間何千棟も建てているからそこで得た知見は国民の財産とすべきで、日本の建築文化のために広く公開してもらいたいという気持ちがあって資料の請求をしたのであるが…セキスイハイムさんと担当の営業マンさん建てる気もないのに資料を取り寄せてごめんである。m(__)m
2021年11月01日
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