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アメリカ ニューヨーク州 ドライ・リースリング2014 Dry Riesling ブラザーフッド・ワイナリー Brotherhood Winery リースリング100% アルコール分12% 輸入:株式会社ノルレェィク・インターナショナル 購入価格:1796円色は薄い黄色。香りはライム、粉砂糖、シンナー、アンズ、沈丁花、蜂蜜?石灰?味は苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と酸味。まあまあ美味い。苦味を軸にほんのり甘酸っぱい流れを出す。およそ香りの動きと味の流れのイメージは一致。辛口のリースリングワインとしては手堅い味とバランス。甘味と酸味のバランスが整っており、なかなか万人向けの味わいを見せる。品種の特徴を上手に体現出来ていて、良い意味で普通。100分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微。(室温25℃、湿度56%)辛口リースリングという性質上(?)、特徴の出方が少々半端な気もする。「良い意味で普通」とは書いたが、甘くない甘口とも言えるハッキリしないシンプルさ。こういう味の白ワインを好む人は決して少なくないと思うので、これは好みの問題も有る。乱暴に言うと、酒入りスポーツドリンク(ゲータレード)に近い。このワインを飲んで「良い意味で普通」と思えるのは、それなりに安(リースリング)ワインを飲んだ人。言い換えれば、このワインの実力は安ワインの範疇の美味さ。リースリングワインの特徴は出せてるが、安ワインの特徴も出てしまってて、高級感は無い。料理は何でもイケる。鶏肉やソーセージ、他野菜類との相性もバッチリ。チーズやビーフジャーキーといった、塩味や旨味が強過ぎるものでなければ大体大丈夫。正直、値段以下。香りはそれなりに良かったが、味は伸び悩む点が多く、価格に見合ってる感じはしない。ドイツならこれと同等のリースリングワインが1480円前後以下で手に入るだろう。流石にドイツと比べるのはイジメとしてもw、苦味基調でちょっと酸っぱいちょっと甘い、というだけで終わるのは物足りなさも強い。やはり「ニューヨーク産の白ワイン」という点に+300円~+500円位の価値を見出せないと1800円弱出すにはなかなか際どいコスパになる。「ニューヨーク産の白ワイン」という点だけを求めるのなら、先日のニューヨーク・ホワイトNVの方がもっと安くて分かり易い美味さを持ってる。
2018/06/24
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アメリカ ニューヨーク州 ニューヨーク・ホワイトNV New York White ブラザーフッド・ワイナリー Brotherhood Winery リースリング、シャルドネ、セイベルブラン 割合不明 ステンレスタンク発酵、発酵後にすぐ瓶詰め アルコール分12% 輸入:株式会社ノルレェィク・インターナショナル 購入価格:936円色は非常に薄い黄色。香りはグレープフルーツ、レモンの皮、塩水、カサブランカ、シロップ、ゴム、昆布?シトラス?味は苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。柑橘メインの香りに、苦味を軸にした果実の流れ。一瞬、チリワインっぽい雰囲気。味はスッキリした感じで余韻は浅い。リースリングとシャルドネというのは、言われれば納得。言われなければ、辛口リースリングっぽいけど甘味と余韻の出方がちょっと特殊で、結局断定出来ないと思う。余韻と鼻から抜ける香りがセイベルっぽい。軽めのガブ飲み向けワインの様でいて、結構うるさい個性を持ってるw。とはいえ、白ワインとしての味は、結構普通。普通なりに飲み易い万人向けの味だが、割とどこにでも有る様な、安白ワインの範疇。「ニューヨーク産」「3種の葡萄をブレンド」という予備知識が有ればこそ、それなりに楽しめると言える。 開栓40分以上の時間経過(温度上昇)で香り出力低下。(室温25℃、湿度57%) 味は大して変化無し。香りが味に作用してる部分は少ないので、これは分かる。 時間経過には強いのかも。なかなか安定してる。総合的には、そこそこには美味い「普通の白ワイン」。柑橘香に花や砂糖、そこに塩昆布的ミネラルニュアンス。よくばりセットな香り要素達ww。味は苦味基調で酸や甘味が後から伸びるが、余韻が浅くて伸びが上手く活かされない。でもそれで良い。この味を下手に引っ張るよりは、サッと退かせて次に備える方が好都合。リースリングベースと思うが甘味控えめ、酸味も苦味も大人しく、余韻も控えめ。これはこれで和食にはよく合うと思う。控えめな味出力が落ち着いた味との相性を図る。和食でなければ塩と油の味によく噛み合う。チリかイタリアの安白に似た感じで。ピザやブルスケッタ、カプレーゼ、カルパッチョ、いかにも白ワイン向けのツマミにピッタリ。意外と(?)鯖水煮缶に合いそう。和食の味に近く、塩と油の組み合わせで条件はバッチリ。値段相応。1000円弱ならザラに有るレベルの味。その意味で、値段なりの働きは問題無く期待出来る。「ニューヨーク産の白ワイン」という部分に何かしらの興味を持てれば、もう少し上方修正可。
2018/06/21
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2013年ボトルはノマコルクだった アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2013 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards (ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色はやや濃い紫。香りはアンズ、革、ブラックベリー、土、ビスケット、バニラ?ラムネ?味は苦味と酸味を伴う渋味。余韻に薄い苦味。と薄い酸味。これは2015、2014には見えにくかった酸が有る。それでも弱い方だけど。滑らかな口通りで苦味と酸味が絡みつく。そこをアルコール感でやや強引に押し出す。経年なりに渋味が上手く落ちたのか、落ち着いた味を目指そうとしてる途中。何か、酸味が中途半端に味を濁してる感じは有る。自分はこれまでジンファンデルワインに対し、酸味の弱さに物足りなさを感じてた。が、酸味が出たら出たで今度は全体のバランスを取り辛くなり澄んだ味が損なわれるってんだから、何とも自分勝手で難しい話だなw。総合的には、経年熟成し始めてる(一時的に味が落ち始めてる?)赤ワイン。スペインの1200円位のグラン・レセルヴァ格のワイン(のアルコール度を高めた赤ワイン)に似てる。欲しいモノはあらかた揃ってはいるが、その中心となるはずのモノ(渋味や酸味等)が全て頼りない。ただ、これは経年熟成&抜栓のタイミングと品種の特徴が噛み合わなかった結果で、このワインの実力云々とはあまり関係無いはず。確実に言えるのは、2013年ボトルは今飲んでもイマイチ。料理はアブラの甘味で苦味を牽制出来ればそれで良し。とりあえず肉が有れば何とでもなる。苦味だけ適度に抑えられれば問題無い。値段以下。相応と評価するには明確に力不足だったが、これは抜栓のタイミングが良くなかったのも有る。多分、リリース3年以内に飲むか、10年以上経過してから飲まないと美味さが見えないと思う。2015年ボトルは、不満有るなりに、飲んでて見所は有ったからなぁ・・。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件以上 1728円~2160円 平均1880円前後表示されてるヴィンテージ年+(最大で)4年以内なら1600円前後相応、もしくは表示されてる年の+10年以上経過となれば、ジンファンデルファンなら2000円位を狙えるかもね。ただし、そこが上限。このワインで10年待つよりは、スペインの何かの同価格ワインの6年物の方が似た様な味わいで安く済むと思う。「ジンファンデルワイン」が必要な人向け。
2018/04/09
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セガからメガドライブの復刻が検討されてるらしい。メガドライブ → セガサターン → ドリームキャストと渡り歩いたセガ信者の自分はwktkが止まらないw。 アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2014 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards(ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色はやや濃い紫。香りは革、アンズ、ブラックベリー、黒胡椒、乾いた土、獣臭?赤唐辛子?味は苦味と渋味。余韻に苦味と甘味。2015年ボトルと比べて、思ったよりも味の勢いが無いな。苦味も目立ちそうでいて出方は大人しめ。香りは革や胡椒の香りが綺麗に出ており、味との組み合わせとイメージは悪くない。結構飲み易い。苦味が強く感じそうになるが、余韻はあっさりで後を濁さない。ちょっと(?)スペインワインっぽいかも。(香りもスペインっぽい)これは言われないと(言われても?)カリフォルニアのジンファンデルと分からない。渋味が弱いから厚みが無い。ついでに酸味も弱いからなおさら。かと言って、余計な要素が削ぎ落とされた熟成感が有るんでもない。こういうもの、なんだろうけど飲んでてイマイチ面白くない。とりあえず、ジンファンデルワイン。渋味や酸味が弱いのは、こういう品種なんだろう。赤ワインの渋味・酸味が苦手な人なら、それなりに気に入ると思う。飲み易さは有り、万人向けと言えば万人向け。90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温20℃、湿度45%)何か油っぽい肉料理がツマミになれば、甘味の補填と苦味の緩和に繋がる。今回豚ヒレカツをツマミにしたが、衣の油とソースの甘味が苦味を和らげつつ、甘味補填に繋がった。バラ肉のグリルとか、何かしらの肉は欲しくなる。値段相応。それなりに勢いは有るが、赤ワインとしての飲み応えには少々難が有る。でも赤ワインの渋味が苦手な人でも飲み易いものと考えれば、これはこれで良し。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件以上 1728円~2160円 平均1880円前後熟成しないことはないんだろうけど、「熟成」というより「変化」に近いと思う。なるべく早飲み向けだろう。買ってすぐ飲むの推奨。
2018/04/08
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アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2015 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards ナーリー・ヘッド(ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、胡椒、檜(杉?)、カカオ、赤唐辛子?味は渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻は薄い渋味と苦味。渋味は有るが、全体的に滑らかな感触。余韻で高アルコールの圧を少し出す。木の様な青臭い香りは感じ、それが苦味を必要以上に出してる気はするが、そこは渋味とアルコール感の勢い&パワーで打ち消していく。果実感(酸味)が弱いが、これは土地と品種の影響も強いと思う。フランスやイタリアよりも、スペインワインが好きな人が好む味わいかも。やはり酸味が弱いのが唯一にして最大の弱点。酸の弱さのせいで(?)苦味の出方が雑になりがち。総合的にはジンファンデルワインの御多分に漏れず、高アルコールワインの標準・・・か!?この高アルコール感の余韻も、言う程強いものではなく、味より香りを強めてるだけの様な気もする。味は決して悪くないはずなのに、果実感が足りてないのか、飲んでて物足りなさも有る。これは完全に好みの問題。ジンファンデルの味が、どうも自分の好みと合いにくい。ワインの渋味が弱く、脂のノッた肉には合いそうで合わない。牛よりも鶏肉のソテー位が丁度良い。味付けはバーベキューソースやチーズドレッシングとかで。甘味や酸味を上手い事 補填出来れば、このワインの強みを活かせるのかもしれない。値段相応。ワインに渋味や果実感よりも、酒としての厚みを優先する人向け。比較的渋味が苦手だが、濃く感じられる赤ワインの味が欲しい人(好きな人、ではなく)が好みそう。400ml程度残しで3日目。(抜栓約50時間経過)香りはカシス、ブラックベリー、革、アンズ、バニラ、インク?クローヴ?味は渋味と甘味。余韻に苦味を伴う薄い渋味と甘味。初日と比べて苦味の出力が大人しくなり、甘味が出易くなった。香りもベリーやバニラ香が明快になり、より甘味が分かり易くなる。アルコール感もそれほど強くなく、飲み易さという点では明らかに初日より3日目が上。余韻の甘味も割と後を引く感じで、青臭さとかそういうのも無くなった。スパイス的な香りも落ち着いたからか、変に個性を主張する風でもなくなったし。初日と比べて飲み易い・分かり易い味なのは確かだが、物足りない味というのは変わってないかも。酸味の弱さが主因だろうけど、元が苦味と甘味のコンビがメインの構成だから、このワインはこういうものなんだろう。苦味が大人しくなったから、初日程人を選ぶ味でなくなったのは良かったと思う。ちょっと良いチリワインの2日目みたいな感じかな。香りから青臭さが抜け、渋味は弱るが甘味は伸びて飲み易い。高アルコール感は感じなくなったが、それはそれで、悪い変化とも思わない。滑らかな飲み口を乱さず、酸味が弱いなりに味の起伏と膨らみを活かす流れに上手い事シフト成功したんじゃなかろうか!?3日目も値段相応。だが初日よりも納得のいく相応感w。土地や品種の特徴云々は消えた(?)かもしれんが、値段なりの赤ワインとしては間違いの無い万人向けな雰囲気になった。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件 1728円~2160円 平均1880円前後まあまあ、こんなもん。高価くても2000円は超えない。瞬発力は有ったが、その瞬発力がワインの美味さに素直に結びつくものではなかった。赤ワインの渋味と酸味が苦手だが、勢いやらは欲しい人向け。美味しく飲める飲み手を選ぶ部類。
2018/04/05
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アメリカ カリフォルニア州 フェッツァー・ヴァレー・オーク・ジンファンデル2016 Fetzer Valley Oaks Zinfandel フェッツァー・ヴィンヤーズ Fetzer Vinyards ジンファンデル100% アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円色はやや澄んだ紫。香りはカシス、チェリー、キャンディー、ブラックベリー、生姜、黒胡椒、カラメル、インク? 30分弱経過でカシス、キャンディー、灰、インク、餡?味は渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。割と軽めの飲み口。渋味は有るが強くなく、後からキャンディーっぽい甘味が追ってくる。余韻でほんのり酸味を感じるが、これは香りにちょっぴり引っ張られただけで、言う程ハッキリしたものではない。とりあえず、軽やかで飲み易さはそこそこ。ローヌかスペインの安ワインっぽいイメージ。又は酸味の無いボジョレー・ヴィラージュ?酸が弱い事を除けば、香りが甘やかで渋味も苦味も穏やかな、「甘くない酒入りジュース」みたいな雰囲気酸味が弱いからか、全体の厚みに欠ける。13.5%のアルコール度も、元の味が軽いから厚み演出にしても頼りない。甘味の絡んだ飲み易さがウリで、飲み応え云々を期待するものではないな。 開栓30分弱で香りの果実感が減退。 ほんのりレベルでも有った酸味を思わせるイメージがさらに衰え、 (ほぼ無糖の)果実酒みたいな味になっていく。総合的には、よくある安ワイン。渋味や酸味は大分軽く、甘味は出るがメインにはならず、苦味でいくらか補強を図るが上手くいってない。ワインと言うより、ベルモットみたいなもの、と思えば結構すんなり納得いくw。酸味が弱いのではなく、そもそもの軸になるべき渋味が弱い とも言える。なればこそ軽やかな飲み易さを生んでる部分でもあるので、ここは好みの問題か・・・!?渋味が弱いので、肉が無難ではあるが、アブラは要らない。ローストビーフ や スモークチーズは良い相性。適当にピザや肉料理(赤ワインだからって味の濃そうなもの)に合わせようとすると、ワインが着いて行けず、ワインも料理も味がバラバラになりそう。値段相応。相応だが、もう少し安くてもいいな。大体800円台。コップに氷入れて注いで「葡萄の皮の風味の抽出を強めた無糖のベルモットです」と言われたら信じる。【5,000円以上送料無料】フェッツァー ジンファンデル 750ml価格:1058円(税込、送料別) (2018/4/3時点)楽天では やまや のみ「ワインの渋味と酸味が苦手だが、ちょっとなら有ってもいい」「甘味が有るに越した事はないが、それをメインにされても困る」「チンザノやノイリープラット等のベルモットは嫌いじゃないが、極力甘味を控えた果実酒が欲しい」この3つの内、最低1つ、出来れば2つ以上の条件を満たしたワインが好きなら それなりに満足いくと思う。「ジンファンデルワイン」という点はオマケ とは言わないが、それを目的とするには個性が弱いかも。
2018/04/02
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アメリカ カリフォルニア州 ソノマ郡 ソノマ・カウンティ・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2015 Sonoma County Old Vine Zinfandel カークランド・シグネチャー(販売) Kirkland Signature DC・フリント・MW・セレクション(保管・瓶詰め) DC Flynt MW Selections(Cellers & Bottleing) ジンファンデル100% アルコール分15.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1598円色は澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、檜、ビスケット、杉?黒土?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。まあまあ、・・・か。苦味を思わせる要素にベリー香が絡み、少々青臭い雰囲気の物が後を追う。渋味は有るが、後に続く苦味の存在感が強く、甘味が喰われ気味。果実感が弱いが、そこを前座の渋味と高アルコールの押しで厚みと勢いを持たせ、強引に押し切る構成。アルコール度15.5%という数字から何となく予想した通りの味わい。インクや土っぽいものが出るのもこのアルコール度と無関係ではないだろう。このアルコール感を活かすには、流石に果実味が頼りない。渋味の厚みもそうだし、何より酸味が足りない。全体のボリュームが弱いのが逆に飲み易さを出してるのはいいが、アルコール感の余韻を持て余し気味で、飲み易いはずなのに飲んでて疲れる。飲み口は軽いのに、時間を経るごとに後味(余韻とも重みとも違う)が引き摺られるみたいに。 抜栓30分程で、軽いなりにバランスは安定はしてきた感じ。 単に味わいに口が慣れてきただけとも思うが、それなりに飲み易さは健在。 苦味感が一定以上の出力にならないので、その慣れた分だけ他の味に 感覚を向ける余地が見えてきたからなのかもしれない。総合的には、高アルコール度がウリのアメリカワイン。(あえてカリフォルニアワインとは言わない)カベルネ程渋くも青臭さも無く、メルロー程甘く無く、シラー程荒く無く、ジンファンデルならではの特徴は残しながらも、ワインとしてのバランスは発揮してるかも。でも多分これは土地や葡萄の特徴と言うより、このワインの特徴だな。実際に飲み進めてみると、渋味は浅くて酸味は弱い、甘味と苦味は右往左往、どうにもノリ切れないw。アルコール感だけは熱心に付いてくるが、その熱心さに他が付いてこれない。最初はその勢いに関心も向けたけど、飲む程に飽きが早くなり、早い段階で惰性で飲む様になってくる。料理はフライドチキンやトマトソースの薄焼きピッツァ等がいい。とことんシンプルに肉と合わせるか、甘味や酸味を補填しつつ塩味で形を決めるか。アメリカらしく、焼いたステーキ肉にバーベキューソースとか、良い相性と思える。値段・・相応!?約1600円・・納得しなくはないが、1300円前後クラスにも感じる。「ジンファンデル」「15.5%のアルコール度」の2つに興味が無いなら、飲まなくてもいいかもね。主に「ピノノワール以外で、単一品種のニューワールド赤」が飲みたい。で、なるべく「カベルネ、メルロー、シラー」以外の品種に興味が有る。かと言って「カルメネール、タナ、マルベック、ピノタージュ、ベリーA」には興味が無い。そういう人向け。そうなると必然的にジンファンデルワインになりそうだがw、その上で「コストコのワイン」という部分にチャレンジ精神wが向いたのなら1回は買ってもいいかな。フランスの渋味、イタリアの酸味、スペインの苦味、ドイツの甘味に続く、アメリカの赤ワインのワガママな特徴を見せるにはそれなりに上手く出来てたのだろうか。
2018/04/01
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アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー コロンビア・ヴァレー・リースリング2016 Columbia Valley Riesling シャトー・サン・ミッシェル Chateau Ste. Michelle リースリング100%(PDF) アルコール分12% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1058円色は薄い黄色。香りはライム、リンゴ、シロップ、レモン、塩水、セージ?水菜?味は薄い甘味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。薄いなー。香りもそれほどパッとした内容でもない。一応柑橘に甘い雰囲気が絡み、ハーブっぽい要素が追ってくる、正統派の流れ。甘味はほんのり、酸味も控えめ、余韻の苦味で薄~く補強。一応、飲み易さは上々。甘酸っぱい方向の味わいで、およそ万人向け。下手すると水っぽい味にも感じるが、そこを香りと余韻の苦味でアクセントを付け、形をつくる。全体的に控えめで、アクセント云々言うには弱い部分も多いが、これはこれで悪くない。 抜栓15分程(ほぼ温度上昇)で甘味が明確になってきた気がする。香り出力も増した。 その分苦味も強まってきたみたいで、甘味と苦味で悪い意味でシンプル傾向に。 薄い味でまとめてた時と比べて、やや安い雰囲気が強い。(室温21℃、湿度25%) ただ、どっちが良いか?と言われると・・・・好みの問題かな~!? 抜栓直後は冷温で澄んだ(シャープな?)味と、静かな香りが落ち着きを見せてた。 でも温度上昇後の方が、味は粗いが香りは良いかもしれない。総合的には割と普通の白ワインだな。とりあえず品種の特徴は まあまあ見えた。もう少し酸味が有ればキャラクターが明快になったと思うが、そこは価格の壁だろう。ニューワールド系安シャルドネの、酸味を引いて甘味を足した、みたいな感じ。コップに氷入れて飲む様なガブ飲み白ワインに近いが、それは飲み易さ故の流れであり、これ自体は決して悪いモノではない。料理はサラダか鶏肉料理だな。カッテージチーズやクリームチーズにも良い相性。チーズ位の塩味と油脂分が丁度良い。塩味が少し強めなら、海老や魚とかのシーフード系にも合うと思う。値段相応。約1000円と考えれば、何も悪くない。チリやオーストラリアの同価格のリースリングよりは、もう少し高級感有る気がする(気がするだけ)。もっと香りを出すか、酸を出すかすれば+300円位は狙えたと思うが、こいつは約1000円で多少は頑張った方。「ワシントン州」の「リースリング」という点(特に「ワシントン州」)に付加価値。約1000円の白ワインに対して、この2つの要素への興味が無いのならわざわざ買う事は無いと思う。単に「甘過ぎないリースリング」を求めてるのなら、別にこのワインでなくてもいいよね。★楽天検索 シャトー ミッシェル コロンビア リースリング★楽天扱い約13件 1695円~2344円 平均1900円前後・・・・・1900円前後!?。最安でも1700円弱、この金額で買う意味は無いな。「ワシントン州」の「リースリング」に興味が有るにしても、出して1400円前後。1000円ならともかく、2000円前後の価格では全くオススメ出来ない。
2018/02/25
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アメリカ カリフォルニア州 カーニヴォ・カベルネソーヴィニヨン2013 Carnivor CsabernetSauvignon カーニヴォ・ワインズ Carnivor wines カベルネソーヴィニヨン100% オーク樽熟成 アルコール分14% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:990円(1980円の処分特価50%Off)色は黒っぽい、非常に濃い紫。香りはブラックベリー、プルーン、カラメル、餡、インク?黒糖?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と渋味を伴う甘味。もう見るからに濃さをアピールした色合い。香りはプルーンやカラメルの様な粘っこさに甘味を持たせた果実の様な雰囲気。味も渋味基調で酸味を絡めた重い(粘る?)流れ。カベルネと言うよりマルベックに近い。「肉専用黒ワイン」のキャッチコピーは伊達じゃないね。酸味が粘る感じで重量感を出してて、意外と(?)渋味自体は強くない。味の勢いの割には余韻は浅い。香りと口当たりは重い雰囲気が見えたが、冷静に飲んでみると そんなにパワフルでもヘヴィーでもないな。 抜栓15分強で、急に渋味が軽くなってきた。 飲み易さは増してるが、ウリのはずの濃さが軽減されてて、飲み応えは減少。 香りは大差無く、苦味で酸味を支える事で、ボリュームを何とか維持。総合的には濃さがウリの赤ワイン。だが正直、濃さをウリにするには重量感や奥行に難が出易いつくり。多人数ですぐ飲む分には感心する部分も有るかと思うが、1人で1本飲むには飽き易い点も目立つ。味と香りのイメージは一致しており、飲んでて違和感を覚える事はないが、悪い意味でシンプル過ぎて、飲んでてあまり楽しい気分にはならない。(これは好みと経験による)料理は肉。これに関しては当初の狙い通りで牛肉系の料理じゃないとワインのボリュームを受け切れないかもしれない。安目のステーキ肉を軽く焼いて、塩か醤油に黒胡椒たっぷりが適任。時間経過後の味なら、すき焼き等の甘味の有る塩味に上手く合うと思う。約2000円なら値段以下。これで2000円なら、1000円~1500円程度のアルゼンチンのマルベックワインでも果たせる役割はほぼ同じ。ただ、厚めのステーキでも用意してたら、もう少し印象も変わってたかもしれない。300ml強残しで次の日。(抜栓22時間経過)香りはブラックベリー、インク、カカオ、土、油?味は苦味と甘味。余韻に苦味と薄い酸味。渋味はほぼ抜けたな。チョコレートっぽい味に。これはこれで飲み易い味だが、初日の濃さはちょっと違う方向に行ってる。渋味はともかく、酸味も弱ったので厚みに難が出てる。2日目のこの味も、これはこれで好む人はいると思うが、初日のボリューム感がが好きだった人にはちょっと物足りない勢いかもしれない。2日目も2000円なら値段以下。1000円なら値段以上。間取って1500円前後がいいところの格。★楽天検索 カーニヴォ★楽天検索約25件以上 1470円~2160円~2555円(送料込) 平均1800円前後とりあえず、2000円出す程ではない。1680円を下回ったら、そこそこお買い得。1800円以上ならアルゼンチンのマルベックかカベルネを買った方が良いかも。もしアルゼンチンで1800円以上出す気なら、ノートンとかオススメ。
2018/02/03
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アメリカ カリフォルニア州 モントレー ハート・オブ・クラウディア・シャルドネ2013 Heart of Claudia Chardonnay ウォーターストーン・ワイナリー(醸造) Waterstone Winery パライソ・ヴィンヤード(栽培) Paraiso Vineyards モントレー産シャルドネ100% 樽熟成 アルコール分13% 輸入:株式会社ヴィノスやまざき 購入価格:1814円色は薄い金色。香りはピーナッツ、レモン、塩水、オリーブオイル、粉砂糖、やや酸化したバター?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い甘味。思ったより普通。カリフォルニアの樽熟シャルドネにしてはスッキリし過ぎた印象。香りはそれでもまだギリギリ雰囲気が有るが、樽熟ウタう程の内容ではないね。とりあえず、味自体は悪くない。苦味が最初に出るが、後に続く酸味が苦味の間でボディを生み、余韻の甘味で緩やかに締める好バランス感。スッキリした味の中にも厚みを感じさせる。やはり香りに蜜感やらオイリーな感覚をもっと前面に出せてれば、ワイン全体にボリュームを出し、存在感が有ったと思う。樽熟成でありながら、樽熟感の弱さが唯一にして最大の弱点か!? 30分程の時間経過(温度上昇)で苦味の出方が和らいだ感じがする。 平坦な起伏になったと感じるが、飲み易さは向上した雰囲気。 コクの有るスッキリ白 と考えれば、悪くない変化だろう。(室温22℃、湿度48%)「樽感のうるさい白は苦手だが、かといってタンク熟成でスッキリした味では何だか物足りない」みたいな人ならしっくりハマるのかも。濃厚さ か スッキリ感 のどちらかをハッキリ求める人には中途半端に感じそう。(自分は感じたw)味は悪くないから飲む分には過度に不都合は無いが、満足度はイマイチ低かった。料理は生魚やサラダ系が無難。魚のカルパッチョやマリネ、鶏胸肉の塩焼きとか。肉の脂に対抗するには少々頼りなさを感じるので、なるべく淡泊な肉や(ほぼ鶏肉)をあっさり調理で。豚肩ロースの生ハム辺りが一番合いそう。(脂の甘味と塩味が上手くワインを補填すると思う)値段以下。感覚的には1380円前後、取って1600円以下。残念ながら期待ハズレ。樽熟ではなく、樽発酵・タンク熟成のシャルドネに近い香りと味わい。★楽天検索 クラウディア シャルドネ★楽天扱い2件 京橋ワインで1490円 ヴィノスやまざき楽天で1814円あえてこの価格でこのワインを購入する意味は特に無い。言い方がとても悪いが、アメリカのワインはもっと「あからさまに下世話な味わいを出す」位で丁度良いと思う。樽熟を標榜するならもっと濃厚コッテリな方向に振り切って良い。(それこそ明示されるならオークチップ使うのもアリ)タンク熟成型スッキリ系は流石に競合が多すぎる。
2016/12/05
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アメリカ ワシントン州 ヤキマ・ヴァレー マーサー・キャニオンズ・リースリング2013 Mercer Canyons Riesling マーサー・ワイン・エステート Mercer Wine Estates リースリング100% アルコール分12.9% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1288円色は薄い黄色。香りはライム、灯油、カリン、粗製糖、石灰、インク?セメダイン?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。結構美味い。いかにもリースリングらしい、石油やら溶剤やらの香り。苦味を基盤に甘酸っぱい味が穏やかに伸びていく。基礎に有る苦味感が酸味や甘味の余計な伸びを適度に制御し、上手くバランスと構成を演出。ガブ飲み出来るし、じっくり飲むのもイケる。良くも悪くも香りの流れに左右されない、軸のしっかりした味。柑橘・石油香・ミネラル的な要素までは良しとして、さらにもう一歩、白桃や蜂蜜の香りまで有ればドイツに匹敵するレベルだった。味に関しては特に文句も無かったので、香りでも もう少し頑張って欲しかったな。 抜栓20分強(温度上昇)で苦味の伸び方が粗くなり始めてきた。(室温26℃、湿度62%) 苦味が半端に動いたことで酸味と甘味のバランスが乱れがちに。 少し安っぽい雰囲気になるだけで、味自体が落ちてるわけではない。 多人数で早めに飲み切るか、冷温キープを推奨。品種の特徴が綺麗に楽しめる、なかなか手堅い出来のリースリングワイン。甘口と言う程甘くはなく、辛口と言う程ドライな味わいでもない、中間の万人向けの味。そう考えると、あまり香りに蜂蜜感が無かったのも、甘味の出力バランスを取るためには好都合だったのかもしれない。塩や醤油の味と相性良し。ワインの甘味を上手く引き出せるものが望ましい。魚の刺身、チーズ類、ピクルス、生ハムのサラダとか、火を通していないものに合わせ易い。イタリアやスペインの安白ワインのほぼ上位互換って感じ。値段以上。1480円も狙えるレベル。「リースリングワイン」としては確実にチリ以上、「ワシントン州の白ワイン」という点に付加価値。
2016/10/05
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アメリカ カリフォルニア州 ナパヴァレー(?) メリディアン・シャルドネ2012 Meridian Chardonnay メリディアン・ヴィンヤーズ Meridian Vineyards シャルドネ100% アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:650円(899円の期間限定価格)色は薄い黄色。香りはレモン、パイナップル、ホワイトチョコレート、石灰、サラダ油?味は酸味と苦味。余韻に甘味を伴う酸味と薄い苦味。まあまあ・・・・か。酸が立つが、しつこくは無く、余韻のバニラ的な甘味が苦味を牽制。柑橘よりもパインやチョコの様な甘い香りが強く、微妙に甘味に欠ける味のバランスを上手く取る。張りの有る苦味と甘い香りが全体を支える。以前飲んだアルゼンチンのアルトスール・シャルドネに近い雰囲気。アルトスールよりも味と香りがハッキリしっかりしてたので、その点は1.5ランク上。ニューワールド系の安シャルドネの長所と短所が両方揃ってるな。果実感と言うより、何か一種類の要素を特化した出方。分かり易さは有るが、シンプル過ぎで拡がりが無い。 抜栓15分弱(温度上昇)で抜栓直後に感じた酸が急速に薄れてきた。(室温23℃、湿度55%) 元々酸が強いわけではなく、冷感による苦味感で強調されてただけだったのかも。 だが、苦味もユルくなり、水っぽい感覚も有るのだが、 意外とヌベッと口内をだらしなく荒らすみたいな動きはしない。 これはこれで美味くも不味くもなっておらず、別の味を楽しめる様に。 蜂蜜控えめの蜂密レモン的な味。総合的には、カリフォルニアの普通の安シャルドネ。日差しの強い地域のシャルドネ特有のトロピカルな香りとシンプルな甘味の出方。そこを高めのアルコール感で厚みと特徴を持たせようとしたのだろうけど、上手くいってそうでいってない。余韻の甘味が暴れ気味でバランスが崩れ易い点は、長めに樽熟でもされてれば、樽感で余計な部分がマスキングされるのかもしれない。コップに氷入れて飲んだ方が、スッキリあっさりの良さだけを満喫出来る感じ。今回、裂いたスモークチキンにオリーブオイルとクレイジーソルトをかけた物をツマミに。オイルで甘味感とも整合性を取り、肉のあっさり感がワインの軽さと上手く合致。あっさりした食材を濃厚に味つけたものが向いてる。899円でも、何とか値段相応。味だけなら650円相応だったかもしれないが、香りの働きも込みで考えると、880円前後イケる。ガブ飲み向けワインと考えれば、それなりに良い出来。ただ、どんなに上手くいっても、980円は超えない。
2015/04/27
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ヴィンテージ表記は無いが、ボトルの下部に 3897 B11 20140515 01:14 と印字(ロットナンバーと瓶詰めの日時?) アメリカ カリフォルニア州 ブラック・リッジ・ピノノワールNV(?) Black Ridge PinotNoir ブラックリッジ・セラーズ Scotto Cellers ジム・ヤークス jim Yerkes(元クリュッグの醸造担当) ピノノワール100% アルコール分12.8% 輸入:株式会社カーヴ 購入価格:1348円色は澄んだ紫。香りはカシス、チェリー、濃い紅茶、生肉、土、枯葉、アンズ?ブラックベリー?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。やや肉厚な印象を感じる香り。渋味は有るが強くなく、薄い酸と余韻の甘味で意外と綺麗に着地を決める。カリピノ的な力強さを持たせつつ、繊細さも伴わせようと構成を計算してる感じ。渋味も酸味も程々で、ほんのり甘味を感じさせつつ、香りでいくらか複雑さの感覚を演出し、しつこい要素は抑える。下手なラングドックやチリのピノノワールよりも、ずっとエレガントで滑らかな流れ。半端に味に注力せず、さらに香りの内容が果実に偏ってないのが良い。起伏は程々で深みは無く、良くも悪くもシンプルな味わい。これはこれで飲み易さの内で、万人向けのバランス感覚とも言える。じっくり飲める様な静かなワインをつくろうとしたけど、カリフォルニアの土地に喰われて、むしろ逆に開き直った様な雰囲気。総合的には、結構普通のニューワールドのピノノワール。薄味系と言うには主張がうるさく、でも厚み や 深みを出せる程の中身が有るわけじゃない。抜栓90分経過でも変化は軽微で、安定感はまあまあ。(室温21℃、湿度34%)食中酒として適当に2杯程度飲む分には、渋味が苦手な飲み手なら気に入りそう。料理は重厚な味付けのモノじゃなければ大体何でもイケる。さほど油っぽくなく、肉と一緒に野菜の ほのかな甘味でワインを支えられれば悪くないかも。野菜サラダの生ハム添え、キノコとベーコンとオニオンのピザ、やや甘めのソースを用いたバーベキュー(グリル)とか。中華料理っぽく、オイスターソースや味噌ダレを使った肉野菜炒めもアリ。値段相応。熟成の仕方によっては上手くいけば1600円以上も狙えそうだが、現時点ではちょっと出来の良いガブ飲みワインの延長。約3000円弱の、カレラのセントラルコースト・ピノノワールの半分程度の実力。ノンヴィンテージ品だし、価格的にもその位が妥当。★楽天検索 ブラック リッジ ピノ★楽天扱い約4件 1664円~1750円 平均1700円前後ブラックリッジの倍額で倍のクオリティのカレラか、カレラの半額で半分の美味さのブラックリッジか!?その辺は好みと状況判断で変わる選択肢だな。渋味が苦手なピノ好き庶民の日常ワインとしては、得体の知れないチリピノよりも確実にオススメと思う。「カリフォルニア」って部分に興味が無ければ、オーストラリアのマウント・マクラウド・ピノノワールと少なからず競合するんだろうなぁ。
2015/02/20
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胃薬飲んで2日目にはもう吐き気が引っ込んだから、やはり胃酸過多なんだなぁ。 カリフォルニア セントラル・コースト プライベート・セレクション・シャルドネ2013 Private Selection Chardonnay ロバート・モンダヴィ社 Robert Mondavi シャルドネ100% 25~30%をフレンチオーク樽発酵、70~75%はステンレスタンク発酵 アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1278円色は薄い金色。香りはオレンジ、レモン、クリーム、バニラ、シロップ、洋梨?シナモン?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。うーん、普通だな。香りは結構フルーティーで味もフレッシュな雰囲気を持つものの、よくあるシャルドネの範囲内。苦味を軸に果実感を追わせ、余韻の苦味感でスパッとフィニッシュ。しつこさは無く、シンプルな味を、そこそこの香りで変化つけてる感じ。 40分以上の時間経過(温度上昇)でも大きな変化は無し。(室温26℃、湿度62%) 苦味感が伸び易くなった気はするが、それで全体の美味さには影響無さそう。飲んでて味に勢いが無く、余韻もあっさりし過ぎ。苦味(ミネラル感)の張りも大人しく、飲み易さは有るけど、何かだらしない味。甘味が葡萄の甘味というより、アルコール感の甘味になってるのがイカンのか!?これはこれで、食中のガブ飲みワインとしては何も悪くない。柑橘に ほんのりバニラっぽい香り、苦味に酸が乗る程々の厚み、あっさりした余韻。約1000円弱のウッドブリッジシリーズの、ワンランク上。何も嘘が無い。塩焼き鳥や、チーズメインのピザ、塩と油の絡んだ味と相性良し。あまり凝った味に対応出来る様なワインではない。だが、豆腐ステーやオムレツにステーキソースをかけたものには合いそう。淡泊な食材に濃い味付けをしたものに向いてる感じ。値段相応。1300円弱のシャルドネとしては正統派。ただ、コスパではチリやオーストラリアに後れを取りそう。★楽天検索 ロバート モンダヴィ セレク シャルドネ★楽天扱い約20件 1851円~2646円 平均2000円前後これで通常1800円オーバーは考えられない。全く意味が無い。どういう理由でこの価格なのか・・・。これに1800円も出す位なら、自分ならウルフ・ブラス・イーグルホーク・シャルドネを約1000円で買う。もしくはチリのモンテス・アルファ・シャルドネが今なら1800円以下で買えるから、そちらをオススメ。
2014/10/01
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もらいもの アメリカ パシフィック・ピーク・メルローNV Pacific Peak Merlot パシフィック・ピーク・ワイナリー(?) Pacific Peak Winery メルロー100%(カリフォルニア州セントラルヴァレー産主体?) アルコール分12.5% 輸入:東亜商事株式会社 参考価格:600円前後色はやや薄い紫。香りはカシス、ラムネ、ブラックベリー、小麦粉、ほうれん草?味は薄い酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。渋味もへったくれもない、酒入り葡萄ジュース。粉っぽい香りにベリー香、最後に微妙に青臭い雰囲気。まあ飲み易さ最優先のつくりと思えば、理解しなくもない。酸味と甘味のジュースっぽい味も、普段赤ワインを飲まない人には悪い事ではないだろう。コップに氷入れて飲む用みたいなガブ飲みワイン。これならカルロ・ロッシ・レッドの方がまだワインらしさを感じられたかな。香りや甘味の出方が変に人工的で、量を飲むと悪酔いしそうなオーラ。飲み易さを生むジュースっぽさをつくるために、いくつか犠牲になったものが有るのだろう。良くも悪くも、酒入り葡萄ジュース。この果実味は葡萄の甘味というより、後から糖分を補填した様な甘味。普段から赤ワインを飲みたがる人が 好むタイプの赤ワインではない。せっかくならワインの甘味を活かしたいので、タレ焼き鶏、チーズピザの蜂蜜がけが合いそう。和食系で、ほうれん草の胡麻和え、豚のしょうが焼き、鯖の味噌煮とかも大丈夫。飲み易さ重視なだけあったのか、意外と塩分と一緒に甘味を感じさせる料理に関しては相性の良さをチラつかせる。一応、値段相応。だが500円未満でなければ、あえて自分で買いたい飲みたいとは思えない。ジュースっぽい赤ワインが飲みたいのなら買ってもいいが、そうでないなら選ぶ意味は無いと思う。
2014/04/04
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アメリカ カリフォルニア州 ソノマ郡 ソノマ・カウンティ・シャルドネ2011 Sonoma County Chardonnay カークランド・シグネチャー Kirkland Signature シャルドネ100% アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:998円色は黄緑がかった薄い黄色。香りはリンゴ、シトラス、粉砂糖、レモン、練乳?シナモン?味は酸味を伴う甘味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあ、・・・普通か。でも果実感がかなり明快で、余韻もスッキリ。柑橘の香りは意外と(?)控えめ。甘味が澄んでて、綺麗で飲み易い。甘味の無駄な伸びを苦味で抑える構成。万人向けで、ラングドック的な雰囲気。そうね、もう少し酸が欲しかったかなー。甘味と苦味の二枚構成だと味が単調になりがち。この辺は飲み易さと引き換えの部分でもあるし、値段なりと納得する部分でもある。アルコール感の厚みは無くはないが、そこが強まると逆に単調さを増す方向にも行きそうで、何とも言えない。総合的には、ガブ飲み系の安シャルドネ。澄んだ甘味からくるクリアーな飲み易さは結構だが、そこがシンプル過ぎて退屈なところ。しかし、60分以上の時間経過でも変化は無かったのは感心。料理は魚よりも白身の肉が良いかな。チキンソテーや豚しゃぶポン酢とか。海老やホタテ等、熱を通した魚以外のシーフードにも良い相性。アルコールのボリュームに対抗しつつ、甘味との共通点を合わせる か 足りない酸味を補填出来るかすれば理想。値段相応。相応なりに出来は悪くないものの、ラングドック、チリ、スペイン、カリフォルニアとかの ちょっと日差しが強いところなら同価格でザラに有る感じのシャルドネワイン。良くも悪くも1000円レベルの、安シャルドネの予想も期待も裏切らない感じ。
2014/01/16
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もらいもの アメリカ カリフォルニア州 レッドウッド・スパークリング・ブリュットNV Redwood Sparkling Brut レッドウッド・ヴィンヤーズ Redwood Vinyards シャルドネ主体、細かなセパージュ不明 アルコール分12% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1000円前後色はかなり薄い黄色。香りはレモン、カリン、粉砂糖、アンズ、ラムネ、蜂蜜?龍角散?味は酸味と甘味。余韻に薄い苦味と甘味。ああ、ちょっと美味いかも。ソフトな炭酸に甘酸っぱい構成。味と香りのイメージも一致し、飲み易さは上々。味がラムネっぽい雰囲気で、単なる辛口スパークリングとは口当たりや味わいが異なる。良い意味でジュースっぽく、余韻も綺麗で万人向けに仕上がってる。香りも柑橘系に偏ったものではなく、やや粉っぽいニュアンスは混じるが結構幅を感じる。飲み易さと引き換えのジュースっぽさだし、味のユルさについては特に文句は無い。抜栓5分位で炭酸がヘロヘロだが、そこは値段なりだろう。瓶内では意外と長持ちしてるが、注いでからが早い。普段飲みのガブ飲み系スパークリングとしては、そこそこの良い出来。微妙に酸が強めだが、香りと後に続く甘味感が上手にカバー。時間経過には弱さも見せるが、グラスに少量ずつ注いで飲み切れば大した問題は無いはず。料理は大体何でもOK。パスタ系が望ましいけど、サラダみたいな野菜盛り合わせとの相性が一番かも。ワインの甘酸っぱさが、色材の苦味に対抗出来る。値段相応。飲み易さ重視の甘酸っぱさと分かり易さ。変に酸味や泡の強さを主張したがるスパークリングよりは、飲んでて明快に素直な美味さを感じ取れた。レッドウッド スパークリング ブリュット 750ml[REDWOOD VINEYARDS BRUT][アメリカ]価格:968円(税込、送料別)楽天ではカルディ コーヒーファームのみ1000円以下の正直な価格。1000円以下という括りなら、上出来だと思う。
2013/11/18
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アメリカ カリフォルニア州 カレラ・セントラルコースト・ピノノワール・キュヴェV2009 Calera Central Coast PinotNoir Cuvee V カレラ・ワイン・カンパニー Calera Wine Company ピノノワール100%(5%はジェンセンの畑、もう5%はミルズの畑の葡萄を使用) アルコール分14.2% 輸入:株式会社ヴィノラム 購入価格:1990円(3980円の在庫整理50%off)色は澄んだ、やや濃い朱色。香りはアンズ、カカオ、カシス、枯葉、湿った土、やや濃いジャスミンティー?味は薄い渋味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。おおお、美味いな。綺麗な色合いで、果実の流れに、ほんのり土っぽい香りとお茶系の雰囲気が伴う。渋味も酸も控えめ傾向で、バランスが良い。軽く瓶熟もしたのか、香りの起ち方に高級感が有る。味も渋味や酸味が滑らかで、余韻の甘味がソフトに着地。抜栓40分の時間経過でも大きな変化は無く、安定傾向。飲み方とタイミング次第と思うが、ちょっと酸が乱れたり苦味が強まったりする時が有る。当初のバランスが良過ぎたのか、何か一つ味覚が動くと美味さが揺らぎ易い。香りの出方も少し粗くなるかな? 抜栓60分程で香りの出力が弱ってきたかも。 味には大差無いと思うが、香りが弱った分だけ高級感は減退。 40分位のところで何となく気配は感じてたが、そこから徐々に右肩下がり。 100分強の時間経過(温度上昇?)で、味に粘りを感じ始めてきた。 滑らかな口通りが損なわれてきたが、ボリューム感は有る。 この変化は結構人によって評価が分かれるな。ようやく、まともなピノノワールと呼べるカリピノを飲めた気分w。時間経過の弱体化は惜しいが、基本的に味も香りもバランス良く、綺麗で端正な味わい。向こう数年は この味を保ちそうだし、一定の年数を越えれば熟成もしていくはず(とはいえ、早飲みした方が良いものと思うが)。料理は牛、豚、鶏、その他肉系全般OK。決して濃い味のワインではないが、料理は多少濃厚な味付けでも平気。アメリカ的な、バーベキューにも対応出来るピノノワール。1990円なら値段以上。3980円はやり過ぎだが、2980円なら問題無く狙える。ブルゴーニュ相手でもでも3000円前後クラスと充分闘えると思う。300ml程度残して次の日(抜栓約25時間経過)香りはブラックベリー、土、カカオ、プラム、セロリ、餡、ダージリンティー?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。う~ん、チリピノみたいな香りの土っぽさと青臭さだな。味も苦味の部分が目立ち、甘味要素が潰され気味。日光の強い地域のピノ特有の粘りというか、鈍重な雰囲気が出てきた感じ。 あ、でも温度上昇で徐々に苦味が収まってきた。 14℃のセラーで保管してたが、すぐに飲むには冷えすぎてたか。 グラスに注いで5分弱の時間経過で香りも徐々に盛り返す。 でも初日の綺麗さまでは及ばないね。 土や灰っぽい香りが芋焼酎みたいな雰囲気も出して、 ワインらしさの中で留まってくれない。初日の美味さは期待以上だったし、同じ価格水準なら割と好みの範囲内でブルゴーニュ勢に喰い込むのも不可能じゃない位。ちょっと濃い位の味が好みの人なら 味の分かり易さも有って、完成度は高い。2日目は野暮ったい味と香りになったが、おまけと思えば特に腹も立たない。(元より半額投げ売り品だしw)★楽天検索 カレラ セントラル ピノ キュヴェ★楽天扱い約21件 2580円~3990円 平均3400円前後3000円を下回れば十分お買い得。カリフォルニア・ピノノワールの約3000円の基準が見えた。カレラのセントラル・コーストは早飲み向けと思うが、今回のこのワインは 多少寝かせても、それはそれで面白そう。2日目はイマイチだったが、とりあえず適当に飲むには充分。1500円前後のチリピノレベルには楽しめた。
2013/09/21
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アメリカ カリフォルニア州 ナパ・ヴァレー ナパ・ヴァレー・ピノノワール2011 Napa Valley PinotNoir ナパ・セラーズ ジョー・シャーリー(メイキング) Napa Cellars Joe Shirley(WineMaker) ピノノワール100% フレンチオーク樽熟成13.8ヶ月(新樽率39%)(ファクトシートPDF) バレルナンバー 561 アルコール分13.9% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、カカオ、革、カラメル、湿った土、インク?コーヒー?味は苦味を伴う甘味と渋味。余韻に苦味と薄い甘味。ピノノワールと言うには 随分と野暮ったい香りだな。味も渋味と甘味がドッシリした感じで、ボリューム感が有る。知らずに飲んだらスペインかイタリア辺りのメルローワインと思ったかも。ドッシリした味だが、意外と(?)口通りは滑らかで、この辺は品種の恩恵か。渋味も そこそこ控えめな感じで重さの割には飲み易く、シンプルな構成で分かり易い。香りのカラメルやコーヒーっぽい香りが、余韻の苦味と甘味を伸ばし、アルコール感とも相まって厚みも演出してる。120分以上の時間経過でも変化無し。樽がガッツリ効き過ぎてるのか、フルーティーさよりも重苦しい雰囲気の香りが目立ち、味も濃厚な傾向に引きずっていく。ボルドー系の重いワインが好きな自分には嫌な雰囲気でもないが、ピノノワールワインに軽快さや繊細さを求める人には向かないんじゃないだろうか!?元々 樽感を強めに出す事が多い作り手の様だが、出し過ぎてピノノワールらしさから離れてる気も。カベルネ・メルロー系やシャルドネはふくよかに仕上がると思うが、ピノではいまいちハマりきらない。もっと味に凝縮感が有れば、この樽感に負けない複雑さと緊密さを持てたと思うが、流石に葡萄は値段なりだった。渋味のこなれたメルロー系ワインの亜種と思えば、これはこれで美味いけど、ピノノワールではないな。料理はメルローに合わせるつもりで選べば大体大丈夫。チーズや牛肉料理とも問題無く、多少しつこい位の味付けに合う。今回、豚のしゃぶしゃぶに ニンニクぽん酢やら塩胡椒やらかけてみたが、意外と合わなくもなかった。元がさほど深みの有る味のワインじゃなかったからか、比較的さっぱりした肉料理でも平気みたい。値段相応。とりあえず、味の分かり易さ・口当たりの滑らかさに関しては結構イイ線行ってると思う。ピノノワールワインと思わなければ まずまずだが、ピノノワールと思って飲むと・・・う~ん・・・。熟成してどうこうって風にも感じないし、メルローじゃなければ、胡椒の香りがしないシラー主体のローヌワイン。
2013/09/19
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アメリカ カリフォルニア州 ウッドブリッジ・ピノノワール2011 WoodBridge PinotNoir ウッドブリッジ・ワイナリー WoodBridge Winery ロバート・モンダヴィ Robert Mondavi ピノノワール100%(?) (ピノ79% シラー11% テンプラニーリョ、サンソー、タナ、アリカントブーシェ、その他各2%?)(PDF) ステンレスタンクでマロラティック発酵 オーク樽熟成 アルコール分13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は透き通った紫。香りはカシス、チェリー、ブラックベリー、カカオ、黒糖?割り箸?味は薄めの渋味と甘味を伴う苦味。余韻は苦味と薄い甘味。やや軽めの口当たり。ベリー系果実に、土っぽい様な苦味を連想する香りが混じる。割とガブ飲み系の飲み易い味わい。ラングドックのピノノワールと比べれば、香りは果実感に溢れてるし、渋味も控えめで万人向け。比較対象がラングドックのピノであるところがお察しだが、その範囲内であれば1000円ボルドーとも対等に張り合える。1000円ボルドーよりも、さらに渋味が控えめだと思うので、ボルドー的な渋味が苦手なら取っ付き易いと思う。ただ、余韻の苦味が意外と口内に残り易いな。苦味自体は甘味の強調要員として動いてくれてるものの、口内に残り過ぎて甘味の伸びを抑制してしまってる。メインの葡萄の流れの中に余計なモノが混じってくる感じ。やっぱりピノノワールだけじゃなくて色々入ってるからなのかな?ガブ飲みワインとして適当に飲むのなら、これはこれでアリ。ラングドックのピノと比べて 香りが粗っぽくないので、結構フルーティーさを素直に受け入れられる。苦味がうるさい点はツマミで散らすか、氷入れて冷えた状態にして気にせず飲むかで。料理はガブ飲みワインらしく、割と何でもいい。苦味のしつこさに対抗出来る様な、ちょっと甘酸っぱい感じのものや、軽くアブラのノッた料理が向いてるレトルトのミートボールや、中華料理の酢豚、トマトソース系ピッツァもイケる。値段相応。一応、1000円弱のカリピノとしては充分。個人的には、同価格のラングドックのピノよりも好意的に飲める雰囲気。★楽天検索 ロバート モンダヴィ ウッドブリッジ ピノ★楽天扱い約20件 880円~1187円 平均980円前後1050円を超えたら、もうちょいプラスしてアルゼンチンのピノノワールをオススメ。ウッドブリッジのは1000円以上出して飲む程のピノノワールワインじゃない。
2013/09/15
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アメリカ カリフォルニア州 ナパヴァレー ナパ・ヴァレー・シャルドネ2011 Napa Valley Chardonnay ナパ・セラーズ ジョー・シャーリー(メイキング) Napa Cellars Joe Shirley(WineMaker) シャルドネ100% ステンレスタンクとオーク樽でマロラティック発酵7か月 フレンチオーク樽熟成(新樽率25%)(ファクトシートPDF) アルコール分13.9% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は黄色がかった金色。香りはレモン、バター、火打石、ニンジン、バニラ、土、サラダ油?味は酸味と薄い苦味。余韻に甘味と苦味。なかなかの樽ドネ。もうコッテコテ。ほのかに粘性を感じる口当たりから、酸味と苦味が静かに動く。柑橘にバターに火打石と一通り揃え、独特の青臭さも個性の範囲。味自体は決して甘くはないが、濃厚な香りと余韻の甘味感が、強く甘味の印象を植え付ける。やや軽めの酸が薄い苦味に支えられて、そこを香りと余韻の甘味で大幅にボリュームを補強。とにかく香りがドッシリと構えられ、決して強い訳でもない味がしっかりと個性を放つ。ある意味(シャルドネが好きな人が好む)シャルドネらしいシャルドネ。場合によっては甘口リースリングが好きな人にも受け入れ易い感じ。蜂蜜的な香りと、味にもっとミネラルの張りが有れば、ムルソーに迫る雰囲気も有ったが、流石にそれは無理だったw。味が香りのヘヴィーさに振り回され気味なのか、味の出方がやたらと重苦しい。もちろん重厚なシャルドネが好きな人には大した欠点でもないのだが、決定的に起伏や繊細さが乏しい。値段を考えれば上出来なのは間違いないものの、多少飲み手を選びがちな傾向も見える。ガッツリと樽の効いた、重厚で分かり易いシャルドネ。ここからさらにナッツや蜂蜜の感覚まで有れば、ブルゴーニュのシャルドネを明確に凌駕してると思えた。そこまで及ばないのは価格の壁なのか土地の壁なのか!?経年熟成の可能性は何とも言えず、なるべくリリース3年位で飲んだ方が良いかもしれない。料理は魚介や野菜よりも、肉料理がいいな。魚介系でも、バターを効かせたソテー等 濃厚なものに向いてる。これ位濃厚な香りのワインだと、フォアグラみたいなコテコテなものが合うはず。値段以上。正直、味だけなら相応な処も有るが、香りの質が300円分引っ張り上げた。重厚ワイン好みの補正効かせれば、1780円以上狙える。250ml残しで冷蔵庫保存し、次の日(抜栓21時間経過)香りのバター感はやや後退したものの、大筋では変わらず。味は余韻が弱体化。初日の味の重厚感が薄れてる。香りの生き残り率を考えると、味の生き残り率が悪い。酸が弱り、苦味の出方も途切れ途切れ。強い香りが弱った味を潰しにかかってくる様で、どうにもバランスが良ろしくないね。でも単なる白ワインとしてはまだ充分飲める。元々強い味でもなかったから、多少バランスが崩れても変な方向には動いてない。2日目は値段相応。味だけなら1280円前後だが、香りが生き残った分だけ 相応で踏ん張った。ナパらしいしっかりとした果実味が印象に残ります。ナパ・セラーズ シャルドネ価格:2,700円(税込、送料別)メルローと同じく、加藤酒店のみ2700円なら買う事は無いな。高価くても、2000円未満でなければ、このワインのコスパの良さが出ない。
2013/06/12
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アメリカ カリフォルニア州 ナパ・ヴァレー ナパ・ヴァレー・メルロー2010 Napa Valley Merlot ナパ・セラーズ Napa Cellers メルロー100% フレンチオーク樽熟成18ヶ月(新樽率67%)、新樽分熟成8か月?(Fact Sheet PDF) アルコール分14.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は濃い紫。、香りはカシス、バニラ、ブラックベリー、インク、プルーン、カカオ、革、黒糖、ピーマン?杉?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。重量感のあるボトルに果実感溢れる香り。そこそこ分厚い味を期待して飲んでみた割には、意外とあっさりした飲み口。余韻も穏やかで、綺麗で飲み易いものの、大分肩透かしな気分。味が濃い様でいて、実はそれほど強くも重くもないっぽい。香りが重さを連想させる雰囲気のものばかりで、その辺をサポートしてるのだろうか!?最初に渋味を通してから果実味を乗せ、余韻の苦味で間延びを防ぎつつ張りを与え、甘味感で締め。バランスは悪くなく整っており、味構成は万人向けの分かり易さも備えてる。味のバランスは良く、香りも凄く良い雰囲気なのに、何故か素直に美味いと言えない。芯が無いというか、抜けているというか・・、何か頼りない。じっくり飲むにもガブ飲みするにも中途半端。軽くはないのに厚みが無い?これなら、先日のクイーン・オブ・ハーツ・メルロー2005の方が飲んでて楽しかった。 10分程の時間経過で、杉等の青臭い感じの香りが目立ってくる。 だが、この程度なら“揺らぎ”の範囲内。タイミングの問題。 バニラや黒糖の甘い要素が拡がる時もある。もっとドッシリしたヘヴィーな味を勝手にイメージしていたが、実際はミディアムボディの標準的なワイン。香りは結構色々詰まってる雰囲気がしてポテンシャルを見せるが、味が中位の部分で立ち止まってしまった感じ。自分が薄味系ワインを褒める時「薄いのに軽くない」という言い方をする時があるが、このワインはその裏。「濃いのに、どこか軽薄」、もちろん悪い意味で。濃厚なのにスイスイ飲める、という意味ではない。これはこれで、料理には合わせ易いと思う。良くも悪くもワインに重さ や しつこさが無いから、肉料理のソースの邪魔はしなさそう。岩塩を振っただけのローストビーフから、ステーキや煮込みハンバーグまで肉系全般に幅広く合わせられる。まあ何とか値段相応。でも何か、凄く美味しいワインになりそうだったのに、色々と惜しい段階でストップしてしまった。飲んでて物足りなさを感じるが、経年熟成によってある程度 良変化する可能性も有り、イマイチ実力が読めない。現状、同価格帯のオーストラリア(例えばジェフ・メリルのピンパラ・ロード・シラーズ)と比べると、押しと個性が足りない。ラングドックのシラーと適当に競合する感じ。300ml強残しで次の日。(抜栓22時間程度経過)香りは初日と大差無し。味は渋味や果実感が後退し、苦味が増す。味の重さが増えた感じだが、全体の味の芯がさらに抜けたというか、苦味にしか特徴が無くなった。結局、元々の果実やタンニンの層が薄かったということか・・。飲み方やタイミングによってはまだ果実感が盛り返しもするが、やっぱりどこか頼りない。ただ、余計な味を出してない と言えば、これはこれでまだ万人向け。むしろ良く言えば、バランス感を保ちつつ物足りなかった重さが生まれた風でもある。10年位は寝かせて果実感を落とし切ってしまった方が、もしかしたらこのワインの真の個性が見えてくるのかもしれない。2日目も値段相応。でも2日目の方が変に悩まずに素直に飲めた気がする。早飲みしても値段なりの半端なワインだろうが、熟成させると程々に化けそうな雰囲気も有る不思議なワイン。古典的なナパヴァレーのメルローです。ナパ・セラーズ・メルロー価格:2,950円(税込、送料別)楽天では加藤酒店のみ2009年ボトルが2950円らしいが、このワインで2950円はナシだな。1950円でもかなり微妙な気がするというのに。10年位前のバックヴィンテージという事ならまだ分からんでもないが。
2013/05/09
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アメリカ カリフォルニア州 サンタ・バーバラ・カントリー クイーン・オブ・ハーツ・メルロー2005 Queen of Hearts Merlot ルーカス・アンド・ルウェレン・ヴィンヤーズ クイーン・オブ・ハーツ・ワインズ Lucas & Lewellen VineYards Queen of Hearts Wines メルロー100% フレンチオーク樽熟成16ヶ月(新樽率20%) アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は透き通ったどどめ色。香りはアンズ、カシス、ブラックベリー、カカオ、バニラ、アーモンド、土?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う甘味。おお、結構いい感じ。渋味基調だが、経年からか かなり穏やかな出力になっており、後に続く果実感を活かす様に伸びる。香りもなかなかフワリと立ち上がり、熟成感も感じられる。リリース当初はもっとブ厚い口当たりで、渋味もしっかり乗せていたのかもしれない。酸味とちょい高めのアルコール感が上手い事組み合わさって、ジワジワと味の奥行を拡げていく。ラングドックで1180円位の出来の良い樽熟メルローをもっと上品に、高級感を出した感じ。経年で余計なものが削ぎ落とされ、樽感がほんのりボリュームを上乗せする。香りの出方と苦味の絡み方によっては、少々“浅い”ワインに感じるかも。ゆっくりじっくり飲まないと、味の落ち着きと香りの組み合わせを楽しめないと思う。味も香りも ワインがきちんと熟成感を出せてるので、ガブ飲みするのはもったいない。この辺は要経験。 抜栓40分位の経過で、香りの出力が弱まってきた感じ。 味も、余韻の苦味が微妙に強まってバランスが揺らぎ始めてきた。 まあでも、この程度なら、通常の味の流れの範囲内。 だが、変化の仕方を考えると、寿命はそう遠くなかったのかもしれない。品種の特徴をきちんと引き出し、都合7年以上の熟成にも十二分に耐えた、秀作ワイン。穏やかだが薄くはない、こなれた渋味に果実味が乗り、余韻はあっさりでも味を支える役目を果たす、完成されたバランス。この価格でも熟成10年弱はイケるなと思える。実際は今がほぼピークなんだろうけど。時間経過の香り変化を見越して、下手に味を追求したボルドー用カベルネグラスより、香り重視のピノノワールグラスで飲むのもアリだと思う。料理は、あまり滋味深くはない肉系だな。薄切りにしたローストビーフにシーザードレッシングとか良いかな。ワインの味のあっさり感を殺さず、穏やかな渋味と薄い甘味を活かしきれるものが適任。炙り焼きチキンにチーズソース、馬刺しに塩胡麻油 や イタリア料理の牛肉タリアータなんかも合いそう。値段以上。今回のボトルは1500円以上でも納得した。おそらく今が美味さの一つのピーク。980円でここまでやってくれたのなら、何も文句無し。
2013/05/07
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樹脂コルクなもんで、抜栓は固めで手間取ったけど、中のワインの状態は良さそう。 アメリカ カリフォルニア州 モントレー モントレー・メルロー1996 Monterey Merlot ヴェンタナ・ヴィンヤーズ Ventana Vinyards メルロー100% アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2450円色は透き通ったエンジ色。香りはアンズ、カラメル、カルーアリキュール、メープルシロップ、チョコレート?餡?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と酸味。ああ・・・・・、悪くない。飲み頃のピークを2段階は越え、良い意味で水の様な飲み口に。カラメルやリキュールの香りが薄味の個性を生み、熟成感満載。半端な渋味や酸味は抜けきり、最後に残った余韻の果実感が旨味と共にジンワリと主張。完全に品種の枠を超えた変化を遂げた。穏やかな苦味に薄っらと酸味が追い、香りで甘い雰囲気を補強する。熟成香の内ではあるが、リキュールっぽい香りがポートワイン的に甘ったるく、好き嫌いが分かれそう。味もジワジワ薄味系の独特な領域に入ってるので、分かってる人向けに。経年相応に真っ当に熟成し、別の個性を放ち始めた古酒。味も香りも葡萄のイメージからは大幅に離れており、初心者が知らずに飲んだら腐ってるとか思うかもしれないw。このワインの良い所を分かればこそ、ゆっくりじっくり少しずつ穏やかに飲んでいきたい。料理は要らないな。単独で充分楽しめる。もし口直しが欲しいにしても、パンにオイルと塩でも振ってればそれで良い。肉に合わせるなら、ちょい薄のローストビーフに肉汁と赤ワインを軽く煮詰めたソースで。あんまり分厚いステーキとかでガッツリいっちゃうと、ワインの穏やかな味が崩れちゃいそう。値段以上。この手の古酒を好む人なら、96年ヴィンテージで2500円弱はお買い得の部類。ワイン自体の質は値段なりの部分も有ろうが、このヴィンテージと状態の良さで3000円クラスに迫るクオリティ。カリフォルニア・メルローの古酒は南フランスの古酒の様相に通じるものを感じた。400ml残しで次の日。(抜栓約21時間経過)香りは昨夜よりも出力が落ちたが、内容は変わらず。味は苦味に少々しつこさが出てきたかも。苦味が出始めた事で、余韻の果実感に濁りが感じられる。2日目も決して悪くはなかったが、流石に初日のクリアー感を思うと格を落としてしまった雰囲気。全体のイメージは前日の通りなものの、初日で飲み切って方が良かったと思う。2日目も値段以上かな。内容的には相応な感じだったが、ヴィンテージのレア補正をかけてまだ3000円弱は出せそう。
2013/05/06
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アメリカ カリフォルニア州 ドナ・ソル・カベルネソーヴィニヨン2007 Dona Sol CabernetSauvignon ドナ・ソル・ヴィンヤーズ Dona Sol Vineyards カベルネソーヴィニヨン100% アルコール分13% 輸入:株式会社ノルレェイク・インターナショナル 購入価格:704円色はやや濃い赤紫。香りは紫蘇、オレンジの皮、土、枯れ葉、ブラックベリー、ウーロン茶、黒糖、緑茶?ニラ?味は酸味と薄く苦味を伴う渋味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ちょっと泥臭いな。でも状態異常ではなく、元々こういう香りっぽい。味は酸と甘味が上手くせめぎ合ってて、飲んでて悪い印象までは起きない。味はまあまあ。果実感は明確で、むしろ余韻の薄い甘味感が飲み易さを上手く演出。良い意味でジュースの様な飲み口にも感じられ、赤ワインらしさはそこそこに。でも言ってみれば何だか、酸味がうるさい気もする。柑橘果実の皮の様な酸味と苦味がワインらしい美味さを殺しにかかる。香りに引っ張られるのか、お茶っぽい印象も有ってワインらしさが登り切らないのも原因に有りそう。なにやら、万人向けのワインと言うには、クセが強過ぎる感じ。香りがあまり綺麗な雰囲気でないのが一番残念な点。(これが無ければもっと万人向けの方向で上を目指せた。)果実味が少し出しゃばり過ぎたニューワールド系安ワイン、と言うのが一番ストレートな評価。飲んでて不味くはないが、ちょっと飲むだけでは立ち位置が見辛い、判断の面倒なワイン。良くも悪くも料理は何でもいい。パスタ用のミートソースをトーストしたパンに乗せるみたいな、ジャンクな雰囲気のツマミに合いそう。レトルトのミートボールにも良さそう。甘味を補填しつつ、苦味を抑えられるものが最適。値段相応。何か結構な佳作になりそうな雰囲気はあるのに、かなり低いラインで完結してしまった感が有る。ニューワールド系のカベルネワインとしてはそれなりにイケてるとは思えそうなのだが、「単なる赤ワイン」のレベルで止まってしまった。色々一長一短は有るものの、とりあえず800円台以下なら悪い気はしてない。
2012/05/16
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アメリカ カリフォルニア州 サンタ・バーバラ・カントリー クイーン・オブ・ハーツ・ピノグリージョ2007 Queen of Hearts PinotGrigio ルーカス・アンド・ルウェレン・ヴィンヤーズ クイーン・オブ・ハーツ・ワインズ Lucas & Lewellen VineYards Queen of Hearts Wines ピノグリージョ100% アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色はやや薄い金色。香りはレモン、パイナップル、リンゴの皮、セロリ、塩水?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い酸味。まあまあ、普通かな。香りは厚みに欠けるものの、そこそこの幅を感じる。味そのものは品種の特徴らしく薄味傾向、その分余韻の酸味が粘る感じで口内に長く残る。口当たりからは苦味が前面に立ち、果実感が主張しそうでしない。そこから余韻がグンと伸びて、飲んでから果実の主張が迫ってくる。味は薄くても不思議とボリューム感を感じる。だが悪い意味で、ワンコイン前後のチリ白(主にシャルドネ)に近いイメージも有る。味はともかく、香りに まとまり というか、統一感が無い。柑橘、南国果実、ハーブ、ミネラル、白ワインらしい各種要素が一通り揃ってるのに、それらが取って着けたかの様で、ワインの味の美味さにあまり貢献出来てない。とりあえず品種の特徴はそれなりに、むしろ余韻がしっかりしてて 価格なりに厚みも無くはない。40分以上の時間経過でも変化は無く、かなり安定した味のはずなんだが・・・全体的に凄く安っぽく感じる。氷入れてガブ飲みした方が美味そうな気がしてくるが、でもそれやったら このワインである意味が全く無くなる。最初の一口で「普通」と思ったが、どうも悪い意味で普通。本当に単なる“白ワイン”。料理は酢締めコハダや酢締めサバのカルパッチョとかが合いそう。塩味の強いツマミに行くと、ワインの香りや味が殺される。ワインの薄味をサポート出来つつ、伸びる余韻にも対応可能な調理が必要。正直、面倒臭いワインだな。少々厳しく評価し、値段以下。780~840円なら納得。内容的に、以前飲んだイタリアの598円ムラーリ・ピノグリージョの方がコスパでいっても上。もう1~2歩、味か香りに一捻り有れば見所は有ったと思うが、何の捻りも無かった。
2012/05/14
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Champagne(シャンパーニュ)と記載されてたが、後から「単なる社名」と判明したw。(コレっていいのか!?) アメリカ カリフォルニア州 クックス・シャンパーニュ・ブリュット・マグナムNV Cook's Champagne Brut Magnum ミッション・ベル・ワイナリー Mission Bell Winery クックス・シャンパーニュ社 Cooks Champagne シュナンブラン、フレンチコロンバール、割合不明 瓶内二次発酵(?secondary fermentation before bottling・・・in bottle じゃなくてbefore bottlingってことは瓶詰め前に二次発酵なの?) アルコール分11% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円(1500ml)色は薄い黄緑。香りはリンゴ、ミント、シロップ、ライム。味は酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と酸味。泡は注いだ直後は強いが、数秒でソフトに落ち着く。香りの出方は弱いがフルーティーで、若干青臭さが出る。味は香り同様、リンゴジュース的なフルーティーさで飲み易い。良い意味でジュースっぽく、万人向けの飲み易さ。個性に欠けるとも言えるが、これはこれで飲み易さの内。ロワール系の安スパークリングにも近い雰囲気。(品種的に言っても想像出来る)コップに氷入れて飲むのもアリ。瓶内では そこそこ長持ちだが、グラスに注いでからは 泡抜けが大分早い気がする。3分もしない内に、ソフトながらも踏み留まってた “泡の当たり” が右肩下がりで衰えてくる。泡が弱ると苦味が目立ち始め、長所のジュースっぽさが弱り、レモン酎ハイみたいな安っぽい味わいに。最初の1杯の一口~二口目は割りと美味いが、それ以降は酎ハイの延長だな。総合的には、標準的な安スパークリング。「シャンパーニュと遜色無い出来をアピールする宣伝文句のつもり」で反則的にChampagneと記載されてるのかと思ったが、これはただの社名。飲んでみると普通のスパークリングワインだったw。始めから期待してもいなかったが、まあ値段なりの実力は示してくれたので これはこれで良し。ガッチリ冷やして素早く飲めれば、結構 汎用性は高いと思う。料理は繊細な和食でもない限り、大体何でもよい。ジュースっぽさを活かそうとしたら、薄焼きのピッツァとか悪くないね。飲んでて塩味が欲しくなる味。マグナムで1480円なら750mlで740円なので、マグナムボトルの存在感込みでの評価を考えれば値段相応。でも、好みを言えば、同価格のエリゼ・ブリュット・マグナムの方がワンランク上だな。飲み易さ以外にメリットが無いし、また買いたいとは あまり思えない。★楽天検索 クックス ブリュット★楽天扱い約22店舗 787円~1500円 平均950円前後楽天ではマグナムボトルの扱いは無し。この価格なら、700mlの別のボトルを2本買う方がコスパは上と思う。例えば、シャンパン方式にこだわらなければ、グランディアルの方がずっと上出来。
2012/01/05
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カリフォルニア ステファン・ヴィンセント・クリムゾン2009 Stephan Vincent Crimson ステファン・ヴィンセント・ワインズ Stephan Vincent Wines シラー75% カベルネソーヴィニヨン25% フレンチオークとアメリカンオーク樽熟成6ヶ月 アルコール度14.2% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は濃い紫。香りは胡椒、プラム、プルーン、土、インク、鉛筆?味は渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。まあまあ・・・かな?フランスで言えば、ラングドック・ルーションのシラーに近いところ。渋味基調の濃い系赤ワイン。まず渋味を前方に押し出しつつ、その中から “ミカンの皮の味” が顔を出す様なイメージ。この渋味も さほど主張の強い物ではなくて、特に大きな起伏も無く 真っ直ぐに通り抜ける。ガブ飲みも出来る 濃いワインとしては、それなりに分かり易い。だが全体に苦味が妙に目立つのが気になる。(熱劣化とは違うと思う)味だけでなく、香りのインクや鉛筆っぽい香りが 味や余韻の苦味を引っ張り過ぎてるところも有る。ただでさえ控えめな果実味が渋味に潰されそうになってるのに、後からの苦味が僅かな果実感をゆっくりと掻き消してくる。そのせいで、飲んでてあまり綺麗に感じない。ま、何て事ない普通の安シラー系ワインだな。良くも悪くも 嘘の無い味と香りで、ボロクソ言う程 不味くはないよ。味の起伏には乏しくて 渋味も一面的だが、飲み易さ・分かり易さの一端を担う部分と思えば理解も出来る。でも、また飲みたいとは全く思わない。料理はレトルトのハンバーグやミートボールとかに合いそう。なんだかジャンクフードに しっくり来る感じ。ファーストフード や コンビニのホットスナックをツマミにするのに向いてる。食材や調理のアブラに対抗するためだけの役割。はい、完全に値段以下。いくらなんでも コスパが悪過ぎる。経年熟成も期待出来ない。この味傾向(渋味や樽感)で これ以上のモノなら、1200円以下でもラングドックやスペインにザラに有るだろう。シャルドネの方は感心するほどの美味さだったが、こちらのクリムゾンブレンドは全く冴えないね。
2011/09/17
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カリフォルニア ステファン・ヴィンセント・シャルドネ2009 Stephan Vincent Chardonnay ステファン・ヴィンセント・ワインズ Stephan Vincent Wines シャルドネ100%(モントレー産50%とセントラルコースト産50%) 70%をステンレスタンク醸造 フレンチオークとアメリカンオーク樽熟成6ヶ月 アルコール度14.4% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は薄い黄色。香りはレモン、バター、火打石、ピーナッツ、バニラ?煙?味は酸味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と甘味。うおっ、結構美味い。香りが いかにも樽熟シャルドネらしい内容。味のバランスも良好で、味から余韻にかけての甘味の出方がソフトで綺麗。最初に酸味が来るが、後から伸びる甘味が拡がり、ソフトに着地。苦味が要所で顔を出し、単調になりそうなラインに起伏を生んでくれる。カリフォルニア特有のフラットな味構成に 樽のニュアンスを乗せ、フレッシュ感と濃厚さを上手く両立。作り手の意図が明快に感じ取れる。香りにもっとオイル感(或いはナッツ感)と蜂蜜感が有れば完璧だったと思う。味も もう少し果実感を主張しても良かったかな。まぁそこは価格の壁に阻まれた部分だろう。自分の好みに大いに合致していた、という部分は確かに有る。それを考慮に入れても、味バランスは良いし、香りも頑張ってて、出来の良いシャルドネ。これで1480円なら南アフリカのニール・エリス・ステレンボッシュ・シャルドネにも十二分に張り合える。ただし、これは経年熟成はしなさそう。リリース直後がピークで、3~4年目を境にガクっと落ちるタイプと感じる。もし熟成させても 香りがそこそこ生き残りつつ、味は苦味が平坦でスカスカな感じになりそう。料理はややアブラのノった濃厚なものを推奨。サッパリ系・あっさり系の素朴なものでは このワインの良さを活かせない。魚よりも肉向き。いっそ牛肉でもアリ。値段以上。これは1800円以上でも納得する。流石に2000円の壁を超えるには至らなかったが、そこは香りに蜜感が有れば それでパス出来るかな?と言える程度のレベル。早飲み前提でなら、もう充分な美味さ。
2011/09/14
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アメリカ カリフォルニア州 ウッドブリッジ・ジンファンデル2008 WoodBrige Zinfandel ロバート・モンダヴィ Robert Mondavi ジンファンデル100% アルコール度13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:864円色はやや透き通った紫。香りは灰、カシス、パセリ、ナツメグ、カカオ、胡椒、生姜?土?味は薄い渋味と薄い甘味。余韻に甘味を伴う薄い苦味に軽い酸味。う~ん、あまり美味しくないかも・・。香りから果実感が感じ辛いのと、味の軽薄さと平坦さが安っぽさを過度に助長してる。このワインの使い所、好んで飲みたがる人が想像出来ない。一応、これはこれで軽さ故の飲み易さは有る。香りが気にならなければガブ飲みワインとしてはそれなりの出来。果実やスパイスの雰囲気を出し、ある意味ジンファンデルの特徴を上手く体現出来てるとは言える。だが、味も香りもどこか統制が取れてない感じ。薄っ平い味わいなのはまだ良いんだが、香りの青臭さ・土臭さに味が引っ張られ過ぎる。それによって何か泥臭い、汚い味わいに持ってかれる。最初から最後まで安いカリフォルニア赤。これならまだカルロ・ロッシの方が割り切ったつくりで好感が持てる部分がある。やはり香りが大きなネックになってて、ガブ飲みワインにしては人や料理を選ぶ部分も強い。良くも悪くも品種の特徴が際立ったが、そのジンファンデルの悪い部分が大きく出てた様な気がする。値段以下。800円台のカリフォルニア安ワインと分かってて飲むなら相応でもいいんだが、それでもジンファンデルのワインに興味が有る人で無ければ魅力に乏しい。飲み手にとっての“このワインでなければならない”理由はまず無いんじゃなかろうか。400ml強残しで冷蔵庫保存し次の日(抜栓約19時間経過)香りは灰や土の香りが収まり、フルーティーさが伸びる。味はいくらか渋味がしっかりしてきて、厚みが増した。ガブ飲みワインの範疇は越えないが、初日よりももう少し軽さが解消されて飲み応えが生まれてる。口当たりは滑らかだが喉越しでややしつこい印象が出るが、初日の軽さと揺らぎを思えば この位なら個性の範囲。2日目のほうが自分好みだな。2日目なら値段相応。味の変化よりも香りが大人しくなってくれた部分が大きいのかもしれないが。★楽天検索 ロバート モンダヴィ ウッドブリッジ ジンファンデル★楽天扱い約7件 880円~1150円 940円前後ロバート・モンダヴィの安ワインレンジは白ワインが美味いと聞いたが、実際どうだろう!?とりあえず、赤のジンファンデルはイマイチなのが分かった。
2010/10/06
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もらいもの カリフォルニア カルロ・ロッシ・カリフォルニア・レッドNV Carlo Rossi California Red E&J・ガロ・ワイナリー カルロ・ロッシ・ヴィンヤーズ E.&J. Gallo Winery Carlo Rossi Vinyards カベルネソーヴィニヨン、バルベラ、ルビーカベルネ 割合不明 アルコール度11.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 参考価格:550円前後(750ml) 色は透き通った濃いめの赤紫。香りはブラックベリー、チェリー、生八ッ橋?味は酸味と渋味。余韻に軽い苦味と甘味を伴う渋味。軽い口当たりでサラっとしてる。ライトボディと明記されてるので嘘は無い。期待はしてなかったけど、これ味自体はそんなに悪くないな・・。口当たりは安いボジョレーのガメイに近いが、口に入ってからは薄いカベルネ。飲み易さと飲み応えの役割分担が面白い。余韻には甘味も感じられ、ちゃんと味の総合バランスを考えられてる気がする。でも香りがちょっと特殊かな?ベリー系果実の香りはいいとして、京都で有名な「八ッ橋」に近い、粉っぽい木の香りにはやや抵抗がある。変に人工的で、これが無ければ安っぽさをかなり改善できると思うんだが。あとこういうケミカルな印象の香りのするワインは、その日の体調によっても美味い不味いがコインの裏表の様に変動する傾向にあると思うので、飲むタイミングや状況にも質を左右されそう。まぁ“安いなりに”は結構飲める味。ガブ飲み系安カリフォルニアワイン。氷入れたジョッキに注いで飲んでもアリ。スペインの王様の涙よりは+100円分だけ美味い(比較対象が王様の涙であるところをお察し下さいw)。ソーセージとかフライドポテトにケチャップなんかの味と相性良さそう。煮込みハンバーグとか焼肉みたいな半端に重厚な肉料理だと酒の質が追いつかないのでオススメできない。あまり料理と合わせようとせず、ジャンクフードに合わせるつもりの方が上手く噛み合うと思う。まさにアメリカの安ワイン。値段相応。もし500円以下売ってれば、一定の価値を感じられる。自分で買うことはまずないボトルなので、良い経験だった。★楽天検索 カルロ・ロッシ レッド★
2009/08/16
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バジャー・マウンテンシリーズ最終章 アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・メルロー2002 Vintners Estate Merlot バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard メルロー100%(有機栽培) アルコール度13.9% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は透き通ったどどめ色。香りはブラックベリー、チェリー、ココア、革、バニラ?味は渋味と軽く甘味を伴う酸味。余韻に酸味と甘味を伴う薄い苦味。香りがシンプルで分かり易く、飲み易い。口当たりに渋味はあるがそれはすぐに退き、葡萄の酸味が拡がる。これもいくらか味に酸味への偏りが見られるが、香りや味の強さバランスが綺麗で“こなれた味”とも感じられる。余韻は短く、厚みやパワーに乏しいところもある。だが飲み易さに寄与してる部分ではあるし、これはこれでバランスは良いので単純に短所とも言い切れない。パワー不足といっても、2002年ヴィンテージなのを思えばこれでも十分な強さ。余韻の部分は高目のアルコール度でもって喉越しに存在感を出し、ある程度カバーされてる。個性的なカベルネソーヴィニヨンと比べて、メルローはバランスよくまとまった万人向けのワイン。時間経過でも大きな変化は無いし、安定してる。やっぱり単一品種なら問題無いwww。正直この位の味なら同価格でラングドックにいくらでも有りそう(ポール・マスとかなら1000円も在りえる)。言い換えれば、フランスのラングドックと同価格でほぼ同レベルのものが造れてるとも言える。値段以上。味は良い。これでもっと渋味を感じさせられれば、1600円台以上も狙える。このシリーズに共通して言えるが、経年耐久力の高さは素直に高評価する。フランスの場合、変な安ワインだと美味くても時に2~3年でヘタれる事があるし、1500円前後で多少評判の良いワインでも5年を越えてくると大体味がカスれてくるもの。「やまや」の陳列棚に置くレベルで、1280円の2002年ワインがこの品質を保ててるというのは大いに感心。(本来安ワインは買ってすぐ飲む・飲めるのが基本だから耐久力云々言うのは無意味かもしれないが)さて、バジャー・マウンテンの4本を飲んでの簡易総評。☆カベルネソーヴィニヨンには人を選ぶ要素があり、クセの強さで合わない人もいるだろうがハマる人はハマる。不完全な部分はあるが、育てれば周囲をリードしていける能力もある。☆メルローは強力な支持は得られないが、優等生的で誰からも好かれる手堅い存在。地味ながら、こういうのがいることで、全体も一目置かれる底上げ屋。☆シラーはどこにでもある普通の奴で特別な魅力は無い。ただし、ここの質とレベルで全体の下限水準が推し量れる意外に重要なポジションではある。☆カベルネ/メルローはキャラ弱いのに無理に良いトコ取りしようと出しゃばった挙げ句に埋没しちゃったかな!?でもこういう盛り上げ役・引き立て役も、隙間を埋めるのに必要といえば必要。まぁまぁ、それぞれに個性があってなかなか面白かった。特にカベルネソーヴィニヨンとメルローに関してはカリフォルニアよりもアベレージが高いかもしれない。ワシントンワイン。悪くないね。
2009/03/12
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アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・シラー2003 Vintners Estate Syrah バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard シラー100%(有機栽培) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色はくすんだ濃い紫。香りはカシス、チェリー、胡椒、インク、カカオ、檜?レモンティー? 抜栓30分位でブラックベリー、胡椒、炭、チョコレート?バニラ?味は渋味と軽い苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味。・・・普通のシラーだな。ベリー系果実の甘めの香りにシラー特有の胡椒の香りが合わさる。味の構成も渋味を起点とした正統派赤ワイン。味に常に苦味が絡んで飲み口が汚く感じる時がある。 抜栓20分前後でインクの香りが強まり、苦味の感覚も目立ち気味に。果実の香りで足りない甘味要素を補填するタイプの様なので、この変化はバランスを崩す良くないポイント。ところが苦い香りが強まると今度はベリー系の甘い香りと結びつき、チョコレートやべっこう飴の様な香りに変わって余韻の伸びを演出する時もあるから悪い所ばかりでもない。この構成を計算して造ってるんならスゴイだろうけど多分偶然だよな!?これは普通のシラーワイン。時間経過後だと香りのバランスが乱れてくるので早めに飲むのを推奨。この香り変化がプラスに働くこともあるが、それを前提に飲むのは期待しすぎ。でもまぁ、こんなもんでしょ。値段相応。といっても味は普通過ぎるので、気分的には精々1000円位のレベルか?と思わないでもない。ただ、カベルネソーヴィニヨンもそうだが5年以上経過してても品質にさほど衰えた部分が見られないので、この価格にしては耐久力はなかなかのものと思う。その点を考慮すれば、これはこれでワインとしては決して悪くないんだろうね。「ワシントンワインは個人的にはシラーが結構いい」というぱんだしゅりけんさんの意見、そして昨夜の“カベルネ/メルローのMY法則”の事もあって、そこそこ味に期待して飲んでみたが結構普通。「シラーワインが美味い土地 の カベ/メルワインは口に合わない」は成立しても「カベ/メルワインが口に合わない土地 の シラーワインは美味い」とは必ずしもならないようだ。(そりゃぁ土地の問題とワインの好みの問題をごっちゃにしてるトコに無理があり過ぎw)
2009/03/11
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アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・カベルネ/メルロー2003 Vintners Estate Cabernet Merlot バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard カベルネソーヴィニヨン67% メルロー24% カベルネフラン9%(有機栽培) アルコール度13.8% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は透き通ったどどめ色。香りはブラックベリー、土、アンズジャム、ゴム、鉄? 抜栓15分弱でブラックベリー、インク、青草、炭、チョコレート、土、ゴム?味は軽い渋味と薄っすら苦味を伴う酸味。余韻に苦味と非常に薄い酸味。 抜栓100分前後で酸味と軽い苦味。余韻に苦味。軽い口当たり。やや高目のアルコール度だが喉越しもスムーズで大人しい。余韻で少し舌の奥が熱く感じる程度。味自体は悪くない。むしろ飲み易い。ワインというよりも、ジンをオレンジとグレープフルーツのミックスジュースで割ったみたいな味。 時間経過で香りに青臭さが出てきて違和感も出てくるが、 元がそんなに強い香りじゃないから思ったより受け入れられる。 抜栓100分前後で酸味が強まり、ワインらしさは増すが余韻の苦味も増して汚くなる。透明感を感じる飲み易い味ではあるが、ジュースみたいで張りが無い。喉越しの大人しさも少々物足りず、高目のアルコール度設定を活かしきれてない。バランスは結構良いんだけど、伸び代を残したままでピークを越えた様な煮え切らなさがある。全体的に「勢い」が無いというか、上辺だけで中身が中途半端。これならカベルネソーヴィニヨン単独の方が、クセはあっても飲み手を強く惹きつける個性を感じられた。この飲み易さ、バランスの良さは素直に認める。だが、好みの問題もあるとはいえ単一品種ボトルのストレートな魅力を思うと、このワインはどうもパッとしない。値段相応。ただ同じ値段なら単独品種のワインを選ぶし、カベルネとメルローのワインならボルドーに好みの味が死ぬ程ある。不味くはないけど、このワインでは力不足。前日のコメントでも書いたけど1:シラーのワインが美味しい土地である。2:カベルネソーヴィニヨンとメルローの2種類のブレンドで作られたワインである。3:カベルネソーヴィニヨンとメルロー、それぞれ(或いは片方だけでも)単独で飲めば美味しいワインである。この3つの条件を満たすワインは自分の好みと明確にハズレる、という法則がほぼ確立した。法則と言うには試飲例が少ないとは思うが、流石に素人レベルの自分でもいい加減気付いてきた。偶然にしては印象に共通点がありすぎて、気のせいと単純に割り切れない。オーストラリア J.J.マクウィリアム・カベルネ・メルロー2005味が辛い。香りが辛い。余韻が浅い。香りが何とかなれば総合評価はまずまず。チリ ヴィニャ・マイポ・カベルネソーヴィニヨン・メルロー2007渋味が弱い。香りが青臭い。余韻が浅い。香りさえ何とかなれば総合評価はまずまず。ラングドック レ・ドメーヌ・ポール・マス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2006渋味が弱い。軽さを感じる。余韻が浅い。バランスは良かったので総合評価はまずまず。南アフリカ ニールエリス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2005味が辛い。渋味が弱い。香りが青臭い。香りが辛い。香りさえ何とかなれば総合評価はまずまず。ワシントン ヴィントナー・エステート・カベルネ/メルロー2003渋味が弱い。軽さを感じる。香りが青臭い。余韻が浅い。バランスは良かったので総合評価はまずまず。今回のバジャー・マウンテンのに関してはカベルネフランも混じってるようだから正確ではないが、これはもう確信してもいいだろう。これからはもうボルドー以外のカベルネ/メルローのワインは信用しないことにした。これがテロワールの相性ってものか!?次回はシラーかメルロー単独のボトルで。これが美味かったらもう確定www
2009/03/10
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アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・カベルネソーヴィニヨン2002 Vintners Estate CabernetSauvignon バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard カベルネソーヴィニヨン100%(有機栽培) アルコール度13.6% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は微妙にくすんだ濃いどどめ色。香りはアンズジャム、プルーン、プラム、ビスケット、杉、ナツメグ?ターメリック?味は酸味と甘味を伴う薄い苦味。余韻に軽い酸味と苦味。経年からか渋味が抜けてるが、香りはなかなか主張してくる。酸味はまだ健在で、味は思ったよりもしっかりしてる。もう少し渋味が残ってくれてれば、かなりバランス良くまとまってただろうが、今のこの味もそれなりに良い味。ジャムっぽい甘い香りによって甘味の印象も大いに引き出され、飲み易さは増してる。それはそれで、味が生き残った酸味に偏り過ぎる傾向もあるかな。渋味の弱さ・酸味の台頭等、自分の好みに反する部分もあって抵抗もあるが、香りが良いのでかなり味の印象がフォローされてると思う。オーストラリアのワインに近いモノがあるかもしれない。甘ったるい香りや喉越しの荒さ・強さにちょいとクセがあって人を選ぶ部分はあるが、この個性の感じられ方は悪くない。味そのものには平坦に感じる部分もあるが、香りや喉越しはユニークで面白い。最初は渋味の弱さに標準的な評価だったが、今は元々こういう味と香りだったんではないかと思える。ツマミが一品あるかどうかで欠点に感じた点はどうにでもカバーできるはず。ブルーチーズやビーフジャーキーといった塩味が強いツマミと相性良さそう。値段以上。意外に寿命長そうだな。イイ感じに熟成してきてる。酸味に抵抗の無い人なら1600~1800円クラスの価値を感じるかも。
2009/03/08
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カリフォルニア ノース・コースト地区 ナパ・ヴァレー サターホーム・ピノノワール2006 SutterHome PinotNoir サターホーム・ファミリー・ヴィンヤーズ SutterHome Family Vineyards ピノノワール100% アルコール度13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:800円色は濃い目の赤紫。香りはイチゴ、インク、カシス、シンナー?砂糖?味は甘味と酸味。余韻に苦味と甘味。味自体はそんなに悪くないけど、それでも全体的に軽薄な感じで飲み応えに欠ける。砂糖の様な単純な甘味が前面に出て、変に不自然さが目立つ。アメリカの安ワインってのは どうしても大味な傾向になるなwwあと、香りがハッキリしない。果実の香りだったり、油性ペンみたいな香りだったりで妙にのっぺりした印象。飲み進めていくと味の起伏も乏しく感じられ、のっぺりした香りとも相まってか どうでもいい味に変わっていく。↑では短所を強調してるかの様に書いたけど、一応食中のグラスワインとしてならそこそこ飲める方。何となく、ラングドックとかによくあるカリニャン主体のごちゃ混ぜ安ワインに近い。ガブ飲み用安ワインと考えれば飲み易さはあるし悪い所ばかりでもない。これはこれで豚肉系の料理にはよく合うと思う。フライドポテトにケチャップとマスタードでもいい。値段相応。ピノノワールと思わなければそれなり。標準的な軽めの味の安ワイン。
2009/01/04
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カリフォルニア ケンダル・ジャクソン・コラージュ・ジンファンデル・シラーズ2000 Kendall-Jackson Collage Zinfandel-Shiraz ケンダル・ジャクソン社 ジンファンデル76% シラーズ24% アルコール度 不明(14%未満) 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:1200円色は透き通った小豆色。ほぼ全体が褐色気味香りはアンズ、プラム、灯油、ゴム? 抜栓10分でカラメル、バルサミコ酢(8年以上熟成の)、昆布、かつお出汁、緑茶?味は甘味を伴う軽い苦味と弱い酸味。余韻に薄い苦味。香りは熟成しきってて作りたてのアンズジャム的。最初は石油的なケミカルな香りもあったが、これは数分で大人しくなる。香り変化後はカラメルの甘い香りに甘酸っぱい味がスムーズに口の中を通り抜け、飲み易い。ジンファンデルとシラーズが互いをサポートしあってる感じがして完成度が高い。酢の様な香りのニュアンスも感じ、ボトル品質は劣化スレスレだったのかもしれない。ダシっぽい香りも出てきてワインっぽさから離れてきてるかな!?飲むのを躊躇するほど悪い感じはしないので、これはこれで個性の枠ははみ出さず面白い。1200円の2000年カリフォルニアだから期待はしてなかったが結構飲めるもんだな。渋味は抜けきっててワインの感じはし辛いが、それ以外で意外なほど飲み応えがある。何となく「ワイン」というより「紹興酒」に、或いは「チンザノ・ロッソ」とか「ノイリー・プラット」に近い。ジンファンデルのワインなんかペインターブリッジとベア・フットの2本しか飲んだこと無いので大した事は分からないが、成長・熟成の仕方にバラつきがある葡萄らしいので今回のボトルにはきっと当たり葡萄が使われてるなww行き着けのスーパーの棚の奥に忘れ去られてた物を拾い上げてみたが、。自分はこういう余り物、残り物、埋もれた物、はみ出し物の存在にひどく弱いwwwそして今回は思いに応えてくれた。これだからダメそうな奴でももしや、と期待感を捨てきれない。値段以上。このワイン本来のレベルは1000円位だろうから、そういう意味で味だけで評価したら値段相応。だが、標準的なヴィンテージの1000円ワインがセラーにも冷蔵庫にも置かず、棚に置きっぱなしで8年以上飲める状態を保てたことを考慮すると、品質の良さ、耐久力の部分には加点せざるを得ない。★楽天検索 ケンダル・ジャクソン コラージュ シラーズ★
2008/12/11
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数ヶ月前に楽天でやたら安かった時に買った物 カリフォルニア セントラルコースト カレラ・シャルドネ・セントラルコースト2006 Calera Chardonnay CentralCoast カレラ・ワインカンパニー シャルドネ100% アルコール度14.5% 輸入:株式会社ヴィノラム 購入価格:1659円(45%OFF)色は黄緑がかった黄色。香りはグレープフルーツの皮、石灰、レモン?シロップ?味は強めの酸味と苦味。余韻に苦味と甘味。 抜栓40分前後で全体的に甘味が強く出てくる。強いミネラル感(?)と柑橘系果実のスッキリした酸味、そこに余韻の甘味がフィニッシュを決めかなりバランスが良い。 時間経過で(温度上昇かもしれんが)甘味も出てくるので辛口好き・甘口好きと両対応可能。ただ、このスッキリ感を飲み易さと捉えるか、ヴォリューム不足と捉えるかは人による。バランスが良すぎて美味いことは美味いが単独では途中で少し飽きるかも。良くも悪くも突出するものが無いので印象には残り辛い部分もある。それでも高級グラスワインと考えれば申し分無い出来。ある程度料理の味に振り回されそうな部分もあるが、この香り・酸味・甘味・苦味の総合バランスにここまで長けた白ワインはそうは無い。澱だか酒石だかがそこそこ出てるので動かす時はちょっと注意。今回は値段以上。といっても自分が出せるのは2100円程度だな。美味いけど普通に購入すると2500円前後はするので通常価格でリピートする気になりづらい。だったら同価格のブルゴーニュのシャルドネの方が自分好み。また安売りしてくれたら前向きに考えたい。★楽天検索 カレラ シャルドネ セントラルコースト★
2008/09/01
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カリフォルニア ストーンヴァレイ・メルロー2006 Stone Valley Merlot Ironstone Vineyards (Murphys,California) メルロー100% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色はやや透き通った赤紫。香りはセロリ、ローレル、ピーマン、巨峰?チョコレート?味は甘味と弱い渋味。余韻に渋味と酸味を伴う苦味。香りがかなり青臭い。葡萄って感じがしない。味は標準的な安メルローワイン。甘味とそこそこの渋味が一体となりながら形を作っているが普通のワインになってる。最大の欠点はこの香りだな。この野菜ジュース的な青臭さが無ければそんなに悪いとは思わないんだが、この香りが価格以下の悪印象を演出している。味そのものは悪くない。悪くないといっっても飲み口は半端に軽く、喉越しはモッタリしてしつこく、加点要素には乏しいが。その上このセロリを始めとする青臭い香りが魅力を減退させる。値段以下。400円台レベル。あまり美味しいものではなかった。この香りさえ何とかなれば800円レベルまで昇るのも不可能ではないかもしれないが…あまり期待できないかな。
2008/05/26
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カリフォルニア ストーンヴァレイ・シャルドネ2006 Stone Valley Chardonnay Ironstone Vineyards (Murphys,California) シャルドネ100% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は黄色がかった薄い金色。香りはリンゴ、シトラス、洋梨。味は酸味と苦味。余韻に苦味と弱い甘味。 抜栓20分程度で酸味が強まる。なかなか美味い。柑橘系果実のフルーティな香りに酸味基調のキレのある味わい。結構シャープな辛口で主張がハッキリしてる。 時間経過でややオイリーな口当たりに変化したような気がするかな。甘味が大分曖昧で人によっては酸っぱい、苦いで終わってしまうかもしれない。 時間経過で(或いは温度上昇によってか)酸味が少ししつこく感じるようになった。若い安めのマコンヴィラージュから甘味を削ったみたいな印象。温度が上がりすぎると(14℃以上位)味が妙に粘っこく。全体的には悪くない。流石に味わいは少々軽めで余韻も弱いがこの価格なら文句つける筋合いは無い。なるべく10℃前後をキープして飲めば十分白ワインとしての役割を果たせると言える。単独ではやや力不足。クリームシチュー、又は煮込み系のシーフード料理と合わせて飲むのが最適。柔らかい食感に塩の味との相性が良いかも!?値段以上。1000円以上でも納得する。安シャルドネには水みたいに薄いのも多い中で、これは比較的味がしっかりしてた。
2008/05/25
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カリフォルニア ストーンヴァレイ・カベルネフラン2004 Stone Valley CabernetFranc Ironstone Vineyards (Murphys,California) カベルネフラン100% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は透き通った赤紫。少々薄め。香りはウィスキー、杉、煙草、チェリー、コーヒーリキュール、カボチャ?ピーマン? 抜栓30分で杉(樽?)、チェリー、胡椒、チョコレート。味は甘味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う酸味。・・・これは予想外に美味いぞww。香りが甘く、味も渋味が極めて軽くて大人しく、一瞬ジュースみたいで飲み易いが(13.5%alcの?)喉越しのアクセントがバランスをとって意外に飲み応えがある。やや強めの甘味に対して渋味が小さく、余韻も大分薄いので余計に味がジュース(特に炭酸の抜けたファンタグレープ)っぽく感じる部分はあるが、複雑な香りと喉越し以降の苦味がワインらしさを上手く演出してて底上げが成されてる。良い意味での安っぽさを巧みに武器にした、なかなか面白いワイン。鼻から抜ける香りがフォアローゼス・イエローみたいでスピリッツを飲んでるような錯覚を感じる。バーボンの香りが苦手な人には飲むのがいくらか抵抗あるかもしれない。あとはこの甘いジュースっぽさに拒否反応を示す人もいるんじゃないかな。渋味の軽さ(或いは甘味の強さ)と樽系メインの香りがこのワインの最大の特徴にして長所兼短所。つまみは肉よりも芋の方が合いそう。単純に茹でたジャガイモに塩バターかケチャップがいいと思う。やっぱりこれはアメリカのワインなんだなぁwww。値段以上。1200円前後レベルのチリワインと同等以上に闘える。これは掘り出し物。680円でこれはかなりのもの。ただ、この味と香りから好き嫌いが結構ハッキリ分かれると思われる。
2008/05/23
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ カリフォルニア ソノマ郡 ロシアンリバーバレー ベアフット・ジンファンデルNV Bare Foot ジェニファー・ウォール ジンファンデル100% 輸入:ガロ・ジャパン 購入価格:495円色は濃い目の紫。香りはインク、チョコレート、巨峰、バニラ?ウィスキー? 抜栓30分でチョコレート、バニラ、カシス。 抜栓90分でカラメル、チョコレート、カシス。味は渋味メイン。余韻に酸味。 抜栓15分~20分で余韻に甘味が出てくる。抜栓直後は味・香り共にやや人工的でケミカルなニュアンスがあったが、これは15分程度の経過で薄れる。代わりにフォアローゼス・イエロー、I.W.ハーパーのようなバーボンっぽいバニラ香が強まり、甘味のニュアンスが増してくる。30分の経過で味と香りのバランスが取れてきてようやく完成に。と思ってたら50分経過したところでバニラ香が急速に弱まり、抜栓60分位で甲類焼酎のようなケミカル臭が復活。一瞬、大五郎とかビッグマンが混ざってるかのような錯覚が。 その後5分位でまたすぐにケミカル臭が消えたが、今度はいかにもガロが好きそうなのっぺりした甘味が出てきてバニラ香も復活。 抜栓90分超えるとバニラ香がカラメル&カシスの香りに変身。ここでようやく変化終了。味は20分以降変化無し。値段相応。香りの変化があまりにも大きい。このジェットコースターの様な激しい変化は何だ!?安物ッぷりが一周して逆に面白いぞwww。30分後の味で固定なら800円位まではイケるかな。リピートする気は無い。
2008/02/04
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ カリフォルニア ソノマ郡 ロシアンリバーバレー ベアフット・カベルネソーヴィニヨン Bare Foot ジェニファー・ウォール カベルネソーヴィニヨン100% 輸入:ガロ・ジャパン 購入価格:495円色は透き通った紫。香りはカシス、イチゴジャム、巨峰、にぼし?醤油?味は渋味メイン。余韻に渋味と甘味。口当たりは軽めだが意外に味は悪くない。深みは無いけどその分飲みやすいし、余韻も軽いなりにしっかりしてる。ただ、香りがいまひとつパッとしないかな。カベルネソーヴィニヨンらしさを感じる良い香りだと思うけど、妙に安っぽさを連想する人工的な軽くて甘い香りも。抜栓1時間以上経過すると香りが全体的に良い感じで弱まり、綺麗にまとまった気がする。悪く言えば特徴が薄れた、ともとれるかもしれないがそれによってむしろ味に集中できるようになり、普段のグラスワインとしては完成したかのような味に。この半端な軽さは間違いなく牛肉に合わない。肉も野菜も塩胡椒だけのあっさりめの味付けがイケる。香りを無視できるワインなんでバターの香りがあっても問題無いな。値段相応。500円未満のデイリーワインとしてなら十分に及第点。赤白の違いはあれど、少なくともシャルドネよりは美味い。
2008/02/02
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ カリフォルニア ソノマ郡 ロシアンリバーバレー ベアフット・シャルドネNV Bare Foot ジェニファー・ウォール シャルドネ100% 輸入:ガロ・ジャパン 購入価格:495円微かに黄緑がかった、薄い黄色。香りは薄いアカシア蜂蜜、白桃の缶詰のシロップ、シトラス、マンゴー。味は甘味と弱い苦味。余韻に苦味と弱い酸味。 抜栓20分程度で味に酸味が出てきて、余韻も強まる。・・・水みたいなワインだな。薄い、軽い、香りも弱い。甘味は青リンゴか砂糖水の甘味、酸味と苦味は柑橘系果実の皮(香りではなく皮の“味”)。これはイカン。全く良い印象が浮かばない。ワインを飲んでる気が起きない。気分はリンゴ味の麦焼酎水割りwww。以前のフィリップ・ダルジャンヴァルのシャルドネにやや似ている香りと味だったが、あれよりもさらに薄っぺらい。当初の輸入元希望小売価格が1680円らしいが、いくらなんでもそりゃアウト。495円ならギリギリ値段相応。本当にギリギリ。315円の料理用ワインということなら大いに称賛したろうが。
2008/02/01
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カリフォルニア セントラルコースト ペインターブリッジ・ジンファンデル2006 ダニエル・ショー(?) ジェイ ロアー ヴィンヤーズ&ワインズ J Lohr Vineyards & Wines ジンファンデル80% シラー20%(?) 購入価格:1029円色はやや濃い紫。香りはカシス、ゴム、ビニール、プラム?。味は渋味と酸味。余韻に弱い酸味と甘味。香りはやや複雑で特殊な感じがあるが、味は極普通のカリフォルニアワイン。ゴムやビニールの香りというのは多分樽の香りがそんな印象になったんだと思う。とにかく変わらない、一定に保たれた味。カリフォルニアワインって良くも悪くも安定感があるよなぁ。何年の誰のどんなワイン飲んでも、大体想像通りの味がしてる気がする。自分が安いのばっかり飲んでるからなんだろうか。画一的な品質の表現によく“工業製品のよう”という言葉が称賛する意味でも揶揄する意味でも使われるが自分にとってはカリフォルニアワインこそ工業製品のイメージ。値段相応。まぁこんなもんでしょう。ある意味間違いない品質だが、面白みは無い。
2007/12/21
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