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・・・!? ヴィンテージ表記が見当たらないな。多分、どんなに古くても2014年以降のボトルだとは思うが・・・。 ブルゴーニュ シャブリ地区 フォション(フォッション、フォーション)・シャブリ Fauchon Chablis フォション社 Fauchon シャルドネ100% アルコール分12% 購入価格:2138円色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、グレープフルーツ、塩水、生ピーナッツ、シロップ、石灰、レモンオイル?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。お手本の様な辛口白。柑橘香にナッツ香とシロップ、香りは辛口の雰囲気一辺倒という事もない。苦味基調で後から薄く酸が追ってきて、余韻まで真っ直ぐ。きちんと苦味(ミネラル)の張りを感じられる、シャブリらしいシャブリ。味を乱す苦味ではなく、メインを張れる綺麗な苦味と補強する酸味。飲み易い。苦味基調ではあるが、万人向けの雰囲気を持つ。 60分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は限定的。(室温22℃、湿度43%) 冷温キープの方が苦味の張りが映えるのは間違い無いが、 ちょっと位温度が上がっても、苦味や酸がダレる事は少ない。白ワインの "苦味感" を楽しめる人向き。酸や甘味等の果実感を求める人にはイマイチ不向き。そもそもそういう人には辛口白ワイン自体が不向きだがw。味はそれなりに(経験によるとはいえ)良い出来なんだが、やっぱり香りがどうしても見劣りする。総合的には、良くも悪くも普通のシャブリ。「シャブリ」の看板背負える程度には、ちゃんと押さえるべき味わいは押さえられてる辛口シャルドネ。悪く言うと、味の動きに乏しく飽き易い、辛口と分かっていても少々物足りなさを感じさせる。出来の良いシャブリは香りに蜜感やカラメル感が有って、味全体を底上げするのだが、このワインにはそれが無い。「温度上昇に強い辛口白」という点は確かな見所だが、味は思ったよりも普通だった。一般的な辛口シャルドネに合わせるつもりでOK。「シャブリ」の名にこだわる必要は無い。牡蠣に合わせるのなら、生牡蠣よりもフライかオリーブオイルのソテーの方が良いと思う。とりあえず、塩と油の味の組み合わせには問題無い。値段相応。相応だけど、約2100円が事実上の上限だな。安くて1680円、高くて2200円って感じのレベル。フォションのブランド代が200円~400円載ってると思う。ウィリアム・フェーブルやルイ・ラトゥールのシャブリがほぼ同価格だし、自分だったら選べるならもう数百円足してもフェーブルかルイ・ラトゥールのシャブリを選ぶ。流石に↑この2社と比べるのはイジメとしてもw、コスパを考えると、1500円前後以下のもう少し安いシャブリでも必要充分な感じは有る。最初から最後まで妥協せず「シャブリワイン」を楽しむにはこのワインは明確に貫目不足。
2018/12/22
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ブルゴーニュ アリゴテ2013 Aligote フィリップ・ブシャール Philippe Bouchard アリゴテ100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社 徳岡 購入価格:1270円色は薄い黄色。香りはレモン、塩水、グレープシードオイル、セロリ?グレープフルーツの皮?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味。薄いなー。香りは柑橘香がメインで、ほんの少し青臭い雰囲気。薄いなりに酸味はそこそこに主張し、余韻もあっさりながら残す。良くも悪くも水っぽいが、酸味は有るから軽薄でも結構飲める。流石に酸味に関してはアリゴテが仕事したか・・。なんとなくイタリアのソアーヴェっぽい印象。味の奥行とか、アリゴテらしい明快な酸味とかそういうのは、有りそうであまり無いね。香りの柑橘感で補強はされてるんだろうが、それで何かが変わってるんでもない。 温度上昇で、やや苦味が強まる。香りも柑橘よりオイルの感覚が目立ってくる。 そのせいか、余韻に甘味の様な印象を感じる時が有るが、そこはタイミングによって変わる。 苦味の勢いで、よりシンプルな味わいになりながらも、ボディはまとまる感じ。 冷温キープが無難だが、少し位は温度高めの方が悪くないかも。そうだなぁ、品種の良さや特徴は全く見えない。青臭さと酸味を大幅に控えたソーヴィニヨンブランってイメージ。とりあえず薄味なりにバランスは良く、苦味感の勢いは思ったより控えめで飲み易さはまずまず。マリネとか有るといいな。足りない酸味を補填してやりたい。ソアーヴェに似てると言ったが、オイル系パスタにはイマイチ合いそうにない。生魚と野菜の組み合わせにドレッシングが一番良い。値段相応。ただし、「ブルゴーニュ」の「アリゴテ」という看板で+300円位は下駄が履かされてる。同じ様なワインなら、イタリアで1000円以下でいくらでも有りそう。
2016/12/10
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ブルゴーニュ シャルドネ2012 Chardonnay カーヴ・ド・リュニィ(リュニー) Cave de Lugny マコン産シャルドネ100%(リュット・レゾネ栽培) ステンレスタンク熟成(?) アルコール分13% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:1350円色は薄い黄色。香りはレモン、素焼きピーナッツ、塩水、アカシア蜂蜜?味は酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う薄い酸味。口当たりからサラっと流すスッキリ系。柑橘に少しのミネラル感、味と香りのイメージは上手く一致。余韻にほんのり甘味が有って、綺麗に着地。酸味と苦味の二面押しで、ややシンプルだが突出は無く、バランス感に優れる。樽熟じゃないから厚みは無いが、その分を飲み易さ優先のスッキリ方向に回してる。下手にあれこれ要素を載せるよりも、葡萄の感覚だけを素直に出してる感じ。まぁ、良くも悪くもタンク熟成マコンの垢抜けない(ブルゴーニュ独特の高級感に欠ける)雰囲気はどうしても有る。でもバランス感が良いから、多少の粗が有っても気にせず飲めるのは流石の完成度と思う。多分マコンの葡萄特有の重い口当たりが、逆にスッキリした飲み口にボリュームを与えてる!?なんか、南米系の1000円位の安シャルドネにも似てるかな?(或いはオーストラリアか南アフリカ)甲州ワインを品種の特徴分、一回りか二回り厚くした、みたいな流れ。味のスッキリ感と出力バランスの良さの特徴を活かした、分かり易いワイン。「ブルゴーニュのシャルドネ」と言われると ちょっと名前負けwを感じなくもないが、ごく普通のそこそこ美味い「スッキリ系シャルドネ」と言われれば上出来、と納得。魚介系のカルパッチョとかピクルスとか、淡白な食材を少し強めに味付けたものに向いてる。あんまり濃い味の料理だと、ワインのスッキリ感とが追いやられそうで、悪い意味で水っぽい味になっちゃうかも。でも、ワインの味を楽しむならあっさり料理で、口直し目的でいいなら濃厚料理にでも働きを期待出来そう。ワインのバランスが良いから、割と目的別に汎用性の高さも感じる。値段相応。チリの少し出来の良い部類の1200円位のシャルドネみたいな感じかな。「ブルゴーニュ」の看板のせて1350円ならとても良心的。★楽天検索 リュニ★楽天扱い約8件 1080円~1825円 平均1500円前後良い意味で普通のシャルドネ。万人向けで料理も選ばず、値も大きくは張らない。1500円前後までなら、「ブルゴーニュ」の名前の有難みを感じられると思う。
2016/04/28
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ブルゴーニュ シャルドネ2013 Chardonnay マリー・ルイ(ルイズ)・パリゾ Marie-Louise Parisot シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:国分株式会社 購入価格:1296円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、石灰、レタス、薄い蜂蜜?白胡椒? 抜栓60分経過でクリーム、バターピーナッツ、塩水、ライムの皮、バニラ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。まぁ、シャルドネか。柑橘にミネラル的な雰囲気の要素を思わせる内容でシャブリに近いイメージ。味も果実感より苦味基調のスッキリ系。1000円シャブリの流れに非常に近い。メインの苦味を軸に、うっすら酸を追わせ、香りの柑橘感で補強。スッキリ系の安シャルドネとしては分かり易い部類。苦味の張りが緩く、安っぽい味になってる。実際安いし文句言う筋合いでも無いが、このレベルの白ワインなら同価格以下で、いくらでもどこにでも有る。「ブルゴーニュ」の看板ありきの安白ワイン。イタリアの土着品種の白とか、南フランスの安白にも似た感じ。コップに氷入れて飲んでも違和感無さそうだし、ガブ飲み向けにはいいだろうね。 開栓60分程(温度上昇込み)でクリーミーな香りが出てきた。 柑橘系の香りは弱体化し、苦味の出力も大人しくなって飲み易さが増す。 最初からこの香りと味なら、もう少し見所が有ったんだが。料理は塩の味と相性良いと思う。安シャブリか、でなければ安イタリア白のイメージで合わせればそれでOK。オイル系パスタ、サラダ等、あっさりしたものに向いてる。何とか値段相応。だがシャルドネワインとしてはイイトコ1000円レベル。「ブルゴーニュ」の看板代が載って+300円。★楽天検索 マリー ルイ パリゾ シャルドネ★楽天扱い約2件 マキノで1998円 KITAYAで2268円こりゃアカン。2000円前後も出す様なワインじゃないよ。同じ2000円の金額ならカリフォルニアのシャルドネの方が満足度が高い。
2015/07/26
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ブルゴーニュ ラ・ヴィニェ・ブラン2012 La Vignee Blanc ブシャール・ペール・エ・フィス Bouchard Pere & Fils シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:1967円色は薄い黄色。香りはレモン、薄い蜂蜜、レタス、グレープシードオイル、粉砂糖、クリーム?味は薄い苦味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味と甘味。ああ、それなりに美味い。柑橘にうっすら蜜感が出て、ややオイリーな雰囲気の香り。味は控えめな出力だが、余韻の甘味が綺麗に着地を決め、整ったものを感じる。香りも味も、出力は程々。でもその出方が上品で綺麗、見事なバランス。澄んだ味わいで、万人向け。正直、これは物足りなさを感じる人も出そう。薄くはないんだけど、どうしても弱い。伸びない。その辺を「スッキリしてる」という事は出来るが、悪い意味で予想も期待も裏切らない味の構成。やっぱり総評としては、「それなりに」美味い、のトコ。端正で綺麗な味わいは流石はブルゴーニュ、60分以上の時間経過でも変化は無く(室温20℃、湿度35%)、酸を出しつつもクリアーな流れは見られる。だが人によっては水っぽいとも取られそうなスッキリ感は諸刃の剣。一言で言えば、贅沢なガブ飲みワイン。料理は割と何でもいいだろうなぁ。クリームチーズとか、塩味が強くない(或いは適度に抑えられた)粘性を感じるツマミに合いそう。ベシャメルソースを用いた料理にハマると思う。値段相応。ただし、「ブルゴーニュ」のショバ代、「ブシャール」の看板代も込みでの相応。ワイン自体は1680円も出せば同等以上のものが手に入る感じ。例えばルイ・ラトゥールのアルデッシュ・シャルドネ、チリのモンテス・アルファ・シャルドネ、パッと名前が浮かばないがイタリアかオーストラリア辺りにも代替候補になるシャルドネワインが見つかるレベル。「ブルゴーニュ」にこだわりが無いのなら、特別に選ぶ理由も無くなりそうになる。★楽天検索 ブシャール ヴィニェ シャルドネ★楽天扱い約15件 1706円~2487円 平均2000円前後まあこんなもんだろう。多少高価くても2000円未満でなければ、買う事も無い。「ブルゴーニュ」の看板が命。
2015/03/06
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ブルゴーニュ レ・リベロッテ・シャルドネ2011 Les Ribelottes Chardonnay J.L.カンソン J.L. Quinson シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:JSRトレーディング株式会社 購入価格:1505円色はやや薄い金色。香りはレモン、シロップ、レタス、グレープシードオイル、湿った土?氷?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。ん~、大した事ないな。とりあえず柑橘、ちょい甘いの、青臭い何か、・・・妙に安い香り。味も果実感が弱く、苦味が変に目立つ。保管で何か不具合が起きたのかな?と思ったが、ノマコルクだし、2011年でそんなに大きなダメージがあるとは思えない。もっと別の新しいワインでもこういうのは有るし、熱劣化とはちょっと違う。果実の線が細くて、苦味が強いんじゃなくて、酸が不自然に弱い感じ。飲めない程ひどい状態じゃなくて、白ワインとしてはアリだけど、品種のイメージが全く湧かない、ましてやACブルゴーニュなんて冗談でも言わない状態の。これと似た様な白ワインをかつて飲んだような・・・。熱劣化じゃなくて、冷蔵庫で凍結したのを溶かしたトレビアーノ・ダブルッツォの様な雰囲気。香りがやたら単純で、味は果実味が無くはないけど勢いや流れが弱い、多分本来の状態とはバランスがおかしくなってる。やっぱり保管で想定外の事態が起きたんだろうな。高温じゃなくて低温の何か。正当評価不能。もっと酸がしっかり出てれば、香りの柑橘感や蜜感が明快で青臭さや油臭さが控えめだったら、違った感想を持ったはず。熱劣化みたいに "変質" してるんじゃなくて、各要素の出力や内容が "バラバラ" になってて、改めて組み直せてないみたい。飲もうと思えば問題無く飲めるけど、品種や土地の良さを見られる程の美味さではない。こういう凍結(低温)劣化系(?)のはバラバラの味構成を強引に固められる、油っこいものに向いてる。クリームコロッケなんか有れば、油と衣の香りでワインの青臭さをカバー、ソースの濃い味で苦味を潰せる。香り強めのオリーブオイルを用いたカルパッチョ や タリアータがあれば、これはこれで それなりに美味しく消化出来そう。今回のこれは値段以下。800円位なら笑って許す程度の味は残ってたが、1500円だと納得行かないレベル。ワイン好きなら経験の一つと割り切れるけど、一般人なら良くて普通、悪くて1ヶ月以上経った箱ワイン以下。ブルゴーニュ シャルドネ[2011]J.L.カンソン 【あす楽_土曜営業】価格:1,490円(税込、送料別)楽天だとリカーMORISAWAのみまあ普通だろうなぁ。
2015/02/27
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ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2012 Chablis ウィリアム・フェーヴル William Fevre シャルドネ100% ステンレスヴァット発酵(5~10%は6年程度使用の古樽で発酵) ステンレスヴァット熟成10~12ヶ月(5~10%は2~3年使用のフレンチオーク樽熟成4~6ヶ月) アルコール分12.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:1763円(2519円の商品入れ替え30%Off)色は薄い黄色。香りはレモン、バニラ、火打石、カラメル、バター、蜂蜜?塩水?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う苦味。あ、これは香りからして1000円台のシャブリと違うのが分かる。味は苦味の張りと酸の弱さが気になるが、香りのバニラ香と火打石香が適度にサポート。これは まさしく「シャブリ」ですわ。スッキリした苦味が基調で、ゆっくり薄~く酸が追う。甘味の弱さは香りのバニラやカラメルの香りで補強。このワインのウリは香り。クリュ・ボジョレーの話じゃないけど、シャブリが何故ブルゴーニュの地域に分類されてるのかが分かる。も~う少し苦味感に厚みが有っても良かった気がするが、この点は香りでも補強してるし、村名格の限界部分だろう。これはこれで適度なノリとは思うが、苦味の張りでボリューム感を底上げするには頼りないものを感じる。この味バランスの良さを、シャブリとしての出来の良さを分かるには、少し経験が必要。5年前の自分だったら、香りの質はともかく、味の質の良さまでは理解出来なかったかもしれない。 抜栓45分位で香り出力が弱ってくる。 およそ無視出来るレベルの変化だが、徐々に味の流れは沈静化する方向に。これはシャブリワインの代表作だな。(シャルドネワインとは言わない)味だけなら1000円台のシャブリとも重なる部分は有るが、香りと余韻の総合バランスまで含めれば、2000円台も納得のレベル。先日飲んだ、2160円のマチュー・アンテュヌスのシャブリを凌駕してる。酸味のキレと苦味の伸びの質が別物。同じ「シャブリ」でもモノが違うのが明確に分かる。このシャブリなら牡蠣とも合うだろう。生牡蠣にワインビネガーと塩レモン以外に、豚しゃぶに玉ねぎおろしポン酢、豆乳クリームシチューとか、味に厚みを持ちつつあっさりしてる、香りがやや強めの料理が向いてる。1763円なら値段以上。2500円オーバーは割とギリギリと思うが、2100~2400円までなら納得出来る。2000円超えるなら、これ位のシャブリは飲ませてよっていう見本。シャブリ大手の作り手の実力を見せつけられた気分w。★楽天検索 フェーブル シャブリ★楽天扱い40件以上 1891円~3369円 平均2500円前後2000円台前半ならかなり手堅いシャブリ。流石に3000円超えると、他の作り手の一級に手が届いてくるところになるんでコスパ悪くなると思うが。
2014/05/23
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ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2012 Chablis マチュー・アントゥネス(アントュネス) Matthieu Antunes シャルドネ100% 樽発酵 樽熟成 アルコール分12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2160円色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、カリン、ピーナッツ、クリームチーズ、薄い蜂蜜?味は酸味と苦味。余韻に薄い甘味と苦味を伴う薄い酸味。ん~、まあまあ・・・か!?柑橘に粘性を感じるちょっと甘い雰囲気の香り。味も酸味基調で、苦味を絡めて締める。良くも悪くも普通のシャルドネワインだな。酸の印象は香りのイメージと一致しており、飲んでて違和感は無い。苦味感が目立たず、酸味で引っ張る構成で 果実の厚みを送り出す。だが、何か特長らしい特徴が見えない。酸に勢いは有るし、苦味は程々で飲み易さは有るんだけど、シャブリにしては色々足りなかったり余分だったりの要素が多い。端的に言えば、酸味の質と出方が安っぽいのが原因か。 抜栓20分程で、酸と香りの蜜感が後退。 全体の構成は変わらないが、酸が落ち着いた事で弱い苦味感とのバランスが取られる。 普通のシャルドネっぽさがさらに増した気もするが、普通なりに飲み易さも増した気もする。 ただ、高級感は微塵も無い。 1100円位のオーストラリアのシャルドネやシチリア白と言われたら信じると思う。正直、シャブリと言うには苦味(ミネラル感)の張りと起伏が頼りない。普通のブルゴーニュ・シャルドネと思えば「まあこんなもんか」とは思えるが、やはり普通過ぎる。ガッチリ(7℃以下に)冷やして、冷温で硬質感を演出すれば、もう少しシャブリっぽさを感じられたかも。料理はクリームシチュー、野菜炒め等、酸を抑えて甘味を補填出来るか、ワインの酸味が邪魔にならない料理が望ましい。まあ生牡蠣には合わんね。そういうシャブリじゃない。今回ベーコン、トマト、ズッキーニ、ニンニク、エノキのオリーブオイル炒めに粉チーズを振ったのをツマミにしたが、あっさりした塩味が、逆にワインの普通さと上手く合致し、食欲を増進させる流れを生む。ガブ飲み系の安白に通じる味わいだなw。残念ながら、値段以下。感覚的には1500円弱のレベル。「シャブリ」の看板で+250円は乗ったかもしれないが、いずれにしろ2000円オーバーには貫目不足。
2014/05/21
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ブルゴーニュ シャブリ地区 一級ヴォグロ畑 シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォグロ2010 Chablis Premier Cru Vosgros アントワーヌ・シャトレ社 Antoine Chatelet シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1728円色は薄い金色。香りはレモン、石灰、青草、火打石、シンナー、シロップ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い甘味。香りは結構頑張ってる。アントワーヌ・シャトレのワインは、「味はどうか知らんが香りは悪くない」ってイメージだけど、今回のは味も悪くない。苦味の張りが酸や余韻を支えてて、薄い味の中でしっかり主張が出来てる。最初の香りは一瞬ロワールのソーヴィニヨンブランぽい雰囲気が有ったが、火打石香と味のミネラル感でシャブリの感覚を思い出させる。ミネラル感って呼べる硬質的な苦味が、線の細い果実感をしっかり包み、厚みを演出。余韻の薄い甘味感で、なだらかに起伏を生み、構成が整えられる。悪く言えば、薄い味をミネラル感で誤魔化してるだけとも言える。元々の味自体がどうしても控えめなので、香りのサポートや苦味の出方次第で、味の勢いがブレる時が。シャブリが好きな人が好む要素と同じ位、シャブリが苦手な人が嫌う特徴も持ってる。流石に水っぽいとまでは思われないだろうけど、それも有る程度飲み手の経験に頼る部分が有るな。 抜栓40分位(ほぼ温度上昇)で苦味の拡がりの流れが乱れてくる。(室温22℃、湿度55%) 味のキレの良さの長所が壊されるみたいで、変にしつこい 安っぽさが出てくるみたい。 冷温キープ推奨。総合的には、悪くないシャブリ。柑橘香と火打石香、ミネラル感に程々の酸、シャブリの魅力と言える部分を上手に表現してる。正直 ロワールのソーブラと特徴ぶつかる部分は有ったが、このミネラルの張りに個性を求めるかどうかの微々たる好みの違いだろう。ガブ飲みOKだし、じっくり飲んでもそれなりにイケる。料理はあっさりした味のものが望ましい。ワインの味自身が主張の強いものじゃないので、オイリーでありつつもシンプルな味の料理に向いてる。ヒレカツに岩塩、蒸し野菜のバーニャカウダ、牡蠣ソテーのオリーブオイル和え、コブサラダ等。値段相応。相応とはいえ、これ出来はかなり良いと思う。1700円台の範囲で出来る、シャブリ・プルミエの実力を無理せずに発揮。アントワーヌ・シャトレだし、10年前でも多分1400円前後で買えたんだろうな。★楽天検索 アントワーヌ シャトレ シャブリ ヴォグロ★楽天扱い約3件 1480円~2036円 平均1700円前後まぁまぁこんなもんでしょ。1000円台で一級シャブリを楽しめるのなら十分良心的。同じ価格の普通のACシャブリと飲み比べてみると、高級感が有るのが分かる。
2014/05/19
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ブルゴーニュ ACプティ・シャブリ プティ・シャブリ2012 Petit Chablis モロー・ノーデ Moreau-Naudet シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1780円色は薄い黄色。香りはレモン、オリーブオイル、ミント、ピーナッツ、小麦粉、砂糖水?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。主に柑橘とオイルのシンプルな香り。味も酸を軸に苦味が追いかける分かり易い感じ。オイリーな雰囲気で重みが有り、なかなかの飲み応え。酸味の出方が結構爽やかで、苦味ともども しつこさが無い。むしろ苦味が余韻の薄い甘味を引き立て、上手にバランスを構築。半端に薄くてちょっと酸っぱいだけのシャブリよりも、明確に個性的。味のボリュームのわりに、余韻は結構細いな。まあ下手にしつこさを出されるよりも、これ位は飲み易さの内だろう。ミネラル感が有り、酸も綺麗なプチ・シャブリ。ややオイリーな飲み口で厚みを感じ、なかなかの美味さ。もう少し香りに蜜感が有れば、価格を越えた魅力が有ったかも。料理はオイル系パスタが一番良い。鶏肉や魚でも合うだろうけど、厚みのある味とシンプルな香りを思うと、食材自体は淡泊で やや塩味が効いてる料理が向いてる。サラダや、黒パンにチーズやバター程度の物でも充分。値段相応。相応だが、もう200円位安くてもいいかな。味は良かったけど、香りが少々シンプル過ぎる。1500円も出せば、イタリアやオーストラリア辺りで似た様な白ワインが結構有るから。
2014/01/28
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もらいもの ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2006 Chablis Vieilles Vignes ドメーヌ・ド・ヴォルー(ヴァルー、ヴォロー) Domaine de Vauroux 樽熟成9か月 シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社サンティール 参考価格:3000円前後色は薄い金色。香りはレモン、蜂蜜、ミント、オリーブオイル、生姜、百合?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味。美味いな。苦味基調だがジンワリ穏やかな出方で、後から伸びる甘味を潰さない。粘性を感じる口当たりで、ボリューム感が有る。スッキリした味のシャブリに飲み慣れてたからか、この厚みを感じる飲み応えは新鮮。ややオイリーな飲み口が旨味的な奥行きを出し、果実味を引き立てる様にも働く。余韻の苦味はヌベっと汚く伸びる前に断たれ、しつこさも皆無。温度上昇にも強く、むしろ温度が有る程度上がった位の方が 味の厚みを真っ直ぐに楽しめる。白ワインに軽めのスッキリ感を求める人には向かない白ワインかもしれない。良くも悪くもシャブリの予想を裏切るような、しっかりした味。軽さの中にも太い軸を持った強さを感じる。軽いけど濃厚、重くないのにボリューム感が有る。シャブリというより、いっぱしのマコンみたいなイメージ。樽感は控えめだが、タンク熟成のシャブリより明確に肉厚。料理はチキンソテーとかクリームシチューがいい。なま物系だとワインのボリュームと釣り合いが取れないかも。値段相応。うん、これは3000円ですわ。変な言い方だが、シャブリだけどシャブリらしくないところが良かった。シャブリ ヴィエイユ ヴィーニュ 2002 ドメーヌ ド ヴォロー ワンランク上の極上シャブリ価格:2,860円(税込、送料別)楽天ではヴァンヴァンのみ現在売り切れ中
2014/01/24
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ブロカール家と言えばシャブリ界ではそれなりに名の通った作り手と言う聞き覚えが有るが。シャブリで有名なジャン・マルク・ブロカールの長男のステファンが立ち上げたネゴスがクロズリーらしい。 ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2012 Chablis Vieilles Vignes クロズリー・デ・アリズィエ(ザリジエ) ステファン・ブロカール Closerie des Alisiers Stephane Brocard シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社ローヤル オブ ジャパン 購入価格:1448円色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、蜂蜜、ピーナッツ、塩水、接着剤?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と甘味。悪くない。弱いながらも、柑橘に蜜にナッツと3拍子揃ったシャルドネ。苦味を持たせつつ果実が追い、余韻も甘味で静かに落ち着く。澄んだ味で、苦味のトーンがスッキリしてる。普通のブルゴーニュ・ブランと違って厚みは無いものの、この澄んだ味に厚みは必要無い。「シャブリ」として美味しい白ワインを上手く作れてる。甲州とか、線の細い系のあっさりした白ワインの心得が無いと、美味いと感じるかは何とも言えないな。シャブリ特有の苦味感やミネラル感だったりを楽しめないと、シンプルな普通の白ワインとしか思わないかもしれない。この辺は好みの問題も有るし、シャブリの特徴を分かってる人なら大丈夫だろう。 90分以上の時間経過で余韻の甘味が強まってきた。 安めのシャブリは 大抵苦味が強まって味がだらしなく伸びるものだが、 このワインは違う様だ。 ただ、味のシンプル感が強まり、悪い意味でバランスが取られ、 起伏が平坦になってしまいそうに。 苦味の特徴が薄れてしまった事で、妙に水っぽい 普通の安白ワインっぽく感じ易くなる。総合的には、綺麗なシャブリ。味も香りも必要なモノが一通り揃っており、枠は細いが 細いなりに その中で隙間無く詰まってる。時間経過で味が動くが、辛口白ワインが温度変化に敏感なのは定説だし、不味くなってるわけではないので、これはこれでOK。料理は特に選ばないな。濃い味付けの肉料理やカレーでもなければ大体OK。牡蠣との相性も、ガッチリ冷えてればまず大丈夫。値段以上。1600円以上でイケる。シャブリらしいシャブリでありつつ、通常の白ワインとしても水準クリアー。こういうシャブリが1500円前後でも買えてしまうから、2500円前後のシャブリや、3500円オーバーのプルミエ・クリュが見劣りしてしまうんだよなぁ。★楽天検索 シャブリ クロズリー★楽天扱い約17件 1450円~2079円 平均1600円前後1500円台以下なら悪くない。本当に、半端な名ばかりプルミエよりも活躍を期待出来る。
2014/01/22
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ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2011 Chablis フィリベール・デュカール Philibert Ducard シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:1334円色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、シロップ、レモン、ミント、未熟な洋梨、リンゴ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。お、きちんとミネラルを感じられる。こういうのがシャブリだよね。柑橘メインの香りに苦味基調の味。苦味は突出せず、酸や甘味を掻き消す程の主張はしない。ミネラル感を出しつつ、ちゃんと落ち着いた酸も出す。この酸の流れに倣い、余韻も綺麗に落ち着いた出方。苦味の張りが、酸や甘味がだらしなく伸びるのを防ぎ、綺麗なバランスを生み出す。香りにもっと蜜感が有っても良かったな。柑橘感だけだと、酸や甘味を留めるのに荷が重い。そこいくと、アントワーヌ・シャトレのシャブリって、味は普通だけど香りはかなり高水準だった様な記憶が。 開栓40分(温度上昇)で、苦味が必要以上に強まる。(室温21℃、湿度41%) 苦味の流れが崩れると、酸や甘味の統制が付けにくくなり、安っぽさが出てくる。 冷温キープ推奨。香りはそこそこ普通だが、味は良い感じ。シャブリのイメージを崩さず、それでいて白ワインとしてきちんと仕事出来る実力も持つ。先日のジョセフ・ペルランのシャブリと温度上昇での味の乱れは同じ欠点が出たが、平時の味の美味さは明らかに上。シャブリに大切な味のミネラル感、香りの硬質感だが、香りはともかく味はなかなか価格なりにイイ線行ってる。料理はイタリア料理全般、フランス料理のオードブル、和食もそれなりにイケる万能タイプ。牡蠣との相性で言うと、生牡蠣よりはフライかソテー向き。貝類なら、ホタテのカルパッチョとか酸と苦味に対応出来て上手く合うと思う。旨味感を補填する感覚で、昆布系の漬け物とか意外と噛み合うかも。松前漬けとか。値段以上。シャブリ枠の1500円台は充分狙える。1000円前後の名ばかりシャブリよりは明確にワンランク以上 上回る。★楽天検索 シャブリ フィリベール★楽天扱い約4件 1575円~1680円 平均1600円前後まあこんなもんか。1500円を下回れば、まずまずお買い得なんだが。
2014/01/20
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添加物に亜硫酸塩はともかく、アラビアガムと二酸化炭素ってどういう事だ?と思って軽く調べたら、アラビアガムは清澄と澱の発生防止に、二酸化炭素は酸化防止剤の一種として使われてるらしい。ソルビン酸とビタミンCによる酸化防止剤は見た事はあったけど、二酸化炭素ってのは初めて見た。酸化防止は通常の亜硫酸塩でいいだろうし、二酸化炭素の使用は新しい試みなんだろうか?澱も自然に発生するものだが、異物混入と誤認したクレーム防止に稀に使用されたりするんだと。 ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2012 Chablis ジョセフ・ペルラン Joseph Pellerin シャルドネ100% 保存料に二酸化炭素、増粘安定剤にアラビアガムが含有 アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、レモン、シロップ、灰、スチールウール?セロリの葉?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。柑橘に金属っぽい香り。苦味の張りに果実感が沿い、余韻に薄く甘味を残す。派手過ぎない香りに、やや地味な味構成。良くも悪くも、白ワインとしては正統派。柑橘の香りに酸味と苦味、よくある安めのシャルドネワイン。灰や葉っぱ系のちょい青い香りが、ミネラル的な印象を後押しし、苦味の張りをサポート。 開栓15分程(温度上昇)で苦味が徐々に強まってきた。(室温20℃、湿度36%) 地味な味に起伏が生まれた様で、そんなに悪くない変化。 この苦味が余韻の甘味を、もう少し引き立たせる。まあ、普通だな。割と悪い意味で。シャブリと言われれば納得しなくもないが、産地不詳の安シャルドネと言われてもそれなりに納得。この程度のレベルのシャルドネ白なら、チリやカリフォルニアで980円以下でいくらでも手に入りそう。 開栓35分程(さらなる温度上昇)で、苦味がヌベっと口内にまとわりつく様な出方に。 うわぁ、この変化はいかにも安い白ワイン特有のダメな変化。 冷温キープ推奨。総合的には普通の白ワイン。ローヌの白を飲む方がまだ面白いだろう。名前だけは「シャブリ」だが、あまり有り難味を感じられる要素は少ない。味のミネラル感とか香りの蜜感とか、明確に違いを感じさせる一要素が有ればまだ、と思えるがそう上手くはいかないね。料理は普通なりに何でもイケそう。寿司を除く魚介系、オイル系パスタ、クリーム系等、ワインの酸味に対抗出来つつ、塩分を補填出来るものが望ましい。意外とタコ焼き とか お好み焼きに合う。酸に対抗出来て塩分が強いものだから、条件は満たしてる。値段以下。1000円前後なら納得したが、1480円は「シャブリ」のショバ代、看板代込みの価格。シャブリでなければならない理由が無いのなら、このワインは買う意味が無いと思う。
2014/01/19
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具体的には分からないが、訳アリ処分品と思われる。見るからに怪しげな作り手不明のブルゴーニュ・ブラン。一応、サン・ジャン・ダルディエール(Saint-Jean d'Ardieres)というマコンの地名は確認出来る。このエンブレムで分かる方がいらっしゃれば、情報お願いします。コルク下部が瓶口に貼り付いてて途中で折れてしまったが、コルク底面には酒石が有った。上部にはカビも有ったし、元の保管自体はそれほど悪くなかったんじゃないだろうか?輸入は先日のロワールのワインと同じトコ。 ブルゴーニュ シャルドネ2004 Bourgogne Chadonnay 作り手不明 (誰のSelectかは知らないが、Grands Vins Selection らしい) シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:三井食品株式会社 購入価格:298円色はやや濃い金色。香りはカラメル、べっこう飴、レモン水、胡桃、蜂蜜?熟したバナナ? 抜栓20分程で、べっこう飴、沢庵、胡桃の蜂蜜漬け、カラメル、グレープフルーツの皮?セロリ?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻も薄い苦味と薄い酸味。およそ想定通りの色と香り。香りも既にヒネが入ってるのだが、それほど出力が無いので意外と気にならない。味も果実は抜け切ってるが、この独特の薄味感が結構落ち着いた味わいを見せる。何か・・・分かってて飲めば、そんなに悪くないかもしれない。味にも香りにも果実感が薄いから、逆に違和感無く飲めてる感じ。香りのカラメル香が希薄な味に甘い雰囲気を加え、平坦な流れに起伏を作る。流石に香りがややアレで、果実感希薄で味も苦味基調の薄味系ともなると、それなりに美味しく飲めるかは経験次第。おそらく、3~4年位前の自分だったら悪い意味で溜息つく様な白ワイン。今なら、これはこれで面白いって感じで飲める。 抜栓20分程度の時間経過(ほぼ温度上昇)で、香りに青臭い感じのものが混じり始める。 漬け物的な香りや、半端な柑橘的香りが出しゃばり始め、 ニュートラルな味を揺さぶる。 元の香り出力が強くないから、そんなに言う程気になるものでもないけど。味は希薄で、香りも特殊。本来ならリリース5年以内に飲むべきところを、寿命目一杯のトコを越えて、別の飲み物の領域に踏み込んでる。298円の処分特価もやむなし。でも好き者だったら何の問題も無いな。料理にどうこうってワインじゃなくなってる。あっさりした食材を濃いめに味付けした物なら、結構合うはず。生ハムやアンチョビー、ベビーチーズとかシンプルなツマミでも充分。まぁ、298円なら値段以上。適度にヒネたシャルドネとしては、なかなか上手い感じに変化した(熟成とはちょっと違うが)。お世辞にも万人向けとは言えないが、298円なら初心者でも腹は立たないだろう。あらかじめ状態を知った上でなら、1280円(?)の半額ってことで、640円までは出しても(1本だけなら)納得した。
2013/11/22
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もらいもの コルクはノマコルク ブルゴーニュ シャルドネ2010 Bourgogne Chardonnay アンリ・ボワイヨ Henri Boillot シャルドネ100%(リュット・レゾネ栽培)(ボーヌ産の村名葡萄を格下げ) アルコール分13% 輸入:株式会社エイ・エム・ズィー 参考価格:2980円前後色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、胡桃、蜂蜜、石灰、クリーム、チャービル?セージ?味は苦味を伴う酸味と甘味。 余韻に薄い苦味と苦味を伴う甘味。おおお、流石貫録のブルゴーニュ。柑橘、ナッツ、蜂蜜、乳製品、ミネラル感、ハーブ、とシャルドネに欲しい物が全部詰まってる。味も苦味から入って 後から果実感がジワジワ追い、余韻はほんのり甘味で締める上品さ。とにかく構成バランスが秀逸。酸と甘味のノリが適度に動き、苦味は牽制役として決して出しゃばらない。白ワインらしい果実感が明快で、それでいて しつこさ や 粗さが無い。苦味感自体はミネラル感という程 主張はせず、そこが味の厚みを生むまでに至らない部分。まあ標準のACブルゴーニュ・ブランだし、そこまで求めるのは贅沢過ぎる注文。苦味が出しゃばらないのが良い点なので、これはこれで悪い事ではない。 抜栓20分(ほぼ温度上昇)で火打石香が出てきた。 味の酸味も伸び易くなり、微妙に当初の上品さが変わってきた感じ。 でも これ位なら好みの範囲内だな。 抜栓60分程でカラメルの様な甘い香りが出てきた。 柑橘やハーブ香は潰され気味だが、甘味の雰囲気をより引き出す良い変化。 酸の伸びも再び大人しくなり、繊細さが盛り返す。これは美味かった。安心して飲める、正統派ブルゴーニュ・シャルドネ。時間経過でも美味さが崩れず、万人向けで安定感も盤石。ムルソーの作り手らしく、味も香りも濃厚さと繊細さの両立を図る方向で組み立てられてる。料理は肉でも魚でも結構何でもイケる。野菜か魚のテリーヌ系が一番ハマりそう。ワインで料理の濃厚さを、補填する事も抑制する事も出来る。値段相応。3000円弱は納得の値段。カリフォルニア辺りの樽熟シャルドネの1.5~2倍の値段だが、クオリティと汎用性はそれ以上。7~8年前ならこのレベルのワインも2000円チョイで買えたんだろうなぁ。★アンリ ボワイヨ シャルドネ★楽天扱い約8件 2572円~3780円 平均3000円前後まずまず納得の価格。3000円未満で買えれば御の字か。
2013/07/15
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もらいもの ブルゴーニュ シャブリ地区 一級畑フルショーム シャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム2008 Chablis 1er Cru Fourchaume ラ・シャブリジェンヌ La Chablisienne シャルドネ100%(リュット・レゾネ栽培?) ステンレスタンク発酵70% バリック樽発酵30% 85%をステンレスタンク熟成6ヶ月(シュールリー) 15%をバリック樽熟成6ヶ月(新樽率10%) アルコール度13% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:3000円前後色はやや薄い黄色香りはレモン、石灰、ピーナッツ、塩水、バター?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ふーん、ミネラルの存在感は有るけど、意外なほど酸味が弱い。香りはそれなりに正統派で、柑橘とミネラルにほんのりオイリーなイメージのものが主。苦味基調でシンプルな構成。余韻も大人しい。まあ変に酸っぱ苦いだけのシャブリになってしまうよりは、これはこれで悪くもない。シンプルなりに味のバランスは良く、飲み易さは上々。香りの柑橘感とミネラル感は、味のイメージとも有る程度合致し、違和感は無し。決して水っぽい訳ではなく、シャブリワインの個性は真っ当に出せてる。とは言うものの、一級の格にふさわしいかどうかは知らない。香りの内容と出力といい、味の出方といい、1000円台のシャブリの延長。苦味の張りと綺麗さはまあまあで、何も不味くはないが、物足りなさも大きい。もうちょい味か香りに甘味の感覚が伴えば、個性が有ったと思える。総評としては、ミネラル感が綺麗な、苦味基調の普通の、シャルドネワイン。苦味にしつこさが無く、果実感も穏やかで、バランスと飲み易さ自体は結構イイ線行ってたのかも。そういう意味では一級なりに、一定以上のクオリティを示せてたとも言える。60分以上の時間経過でも変化は軽微で安定しており、食中酒としてはかなり信頼出来そう。料理は割と何でもいける。苦味は穏やかで酸や甘味も弱いから、逆にどんな料理でも何も邪魔しない。温度の変化にも強く、質の安定感に関して言えば、面白いほど高い。生魚、肉料理、野菜テリーヌ、サラダ等々、相性の汎用性もバッチリ。出来ればワインに足りない甘味感を補填する味付けなら理想。正直、値段以下。安定感・汎用性・万人向け適性等、長所が明確な点は素晴らしいが、格と値段に見合ってるかといえば何とも言えない。感覚的には1980円前後のコスパだな。一級補正かけても精々2000円台前半。同じ値段なら、もっとメジャーな作り手のドメーヌ物のブルシャル買った方が楽しめる感じ。★楽天検索 シャブリジェンヌ フルショーム★楽天扱い約19件 2552円~3885円 平均3200円前後「比較的安価」な「シャブリ・一級」の「フルショーム」でなければならない理由が無いのなら、特に目をかける意味は無いと思う。贈答用と思えば、適度に高級で値も張らず それなりに扱い易いワインではあるか。
2013/05/21
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ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2011 Chablis トマ・ドゥ・クレルヴィエ Thomas de Clairvillet シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:1029円色はやや薄い金色。香りはレモン、塩水、蜂蜜、レタス、クリーム?ミント?味は苦味と薄い甘味。余韻に甘味を伴う苦味。香りは柑橘と微細な蜜感による最低限のシャルドネ香。味は苦味が立つが、後から甘味が追ってきて綺麗な構成。酸が弱いのが難だが、値段なりにミネラル感の厚みは感じられたし クリアーな甘味が苦味を和らげ、バランスは取られてる。余韻は下手に引っ張らずに あっさりと沈め、キレのよさを演出。ミネラルの厚みは有るには有ったが、同価格程度のチリのシャルドネにも近い 半端な出力。味の酸の弱さをカバーするには、香りの柑橘感も弱い。この辺が価格の壁を強く感じる部分。 30分程度の時間経過(温度上昇)で苦味が目立ち易くなる。 安めのシャルドネにはよくある傾向なので、この程度は想定内。 冷たいうちに、早めに飲むのを推奨。香りは少々頼りないが、味は値段なりに きちんとシャブリしてる。これで もっと酸味が伴えば、価格を超えた高級感が有った。苦味に関しては 突出するまではいかず、料理でどうにでもなる程度。火を通した魚介系に合う雰囲気が有る。小型の海老をニンニクとオリーブオイルで炒め白ワインで蒸し焼きしたものに合わせたが、良い感じに合致。食材自体に旨味が多いものを調理したものにオススメ。まあ、生牡蠣には合わないね。でも焼き牡蠣には合うと思う。値段相応。単なる「1000円」の「シャルドネワイン」としては何も悪くない。もう少し酸味と、香りに柑橘感と蜂蜜感が有れば、1300円位でもアリだったかもしれない。「シャブリ」の名前が乗っかってる分、1000円シャブリなりに お得感を感じられた。【タカムラ限定!】【2月7日より出荷】シャブリ2011価格:1,029円(税込、送料別)楽天ではタカムラワインハウスのみ。まずまずの1000円シャブリ。でも1000円なりに、出来は決して悪くない。
2013/02/03
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ブルゴーニュ エモーション・ド・テロワール・シャルドネ2007 Emotion de Terroirs Chardonnay ヴァンサン・ジラルダン Vincent Girardin シャルドネ100%(ピュリニー・モンラッシェ産?) 樽発酵 樽熟成10ヶ月(新樽率30%) アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:2480円色は微妙に黄色がかった金色。香りはレモン、カリン、蜂蜜、アーモンド、マーガリン、紫蘇? 抜栓5分強でレモン、プラム、水飴、オリーブオイル、イチジク、高菜、糠、バニラ、何かのお香、胡麻?味は酸味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と酸味。まあまあ綺麗な味。果実・蜂蜜・ナッツ、香りの出方と出力は控えめだが、およそ正統派のブルゴーニュ白。味もやや弱めだが、それはそれで 香りとのバランスは取れてて悪くない。酸の出方が適度で、甘味やミネラル感を上手に活かせてる。香りと余韻は弱めだが、弱いなりに出しゃばることもなく、落ち着いてる。 あれ!?・・・・・抜栓5分強で高菜やお香のヒネた香りがドンドン混じってきた。 どうやら限界ギリギリの状態だったっぽい。 香りはやや玄人向けになったが、味はまだバランスを保ってる。当初、余韻が弱い点は香りがカバーしてた部分が有ったが、ヒネ香が混じってくると全体のバランスが揺らいでくるかな!?時間が経つごとに蜂蜜やバニラの香りそっちのけで、高菜や胡麻っぽい香りがうるさくなってくる。味のクリアーで落ち着いた まとまりが、香りで乱されてるみたいで 美味さが潰されてる。ややヒネ始めてたので評価はその前提だが、抜栓直後の味自体は結構良かった。ワイン全体の味や香りの“芯の弱さ”みたいなのは引っかかったが、早飲み前提のつくりなら気にする事もないのだろう。もっと状態が良ければ なかなか良いワインと思えたはず。抜栓直後の味で言えば、料理は大体何でもイケそう。魚介系なら生でもソテーでも通用する。(味出力控えめだから煮込み系だとワインが負けるかも)肉でもあっさりした物なら大丈夫だと思う。(チキンハンバーグのクレイジーソルトがけ とか)まあ値段相応。正直1980~2180円位でも良さそうだが、今回は状態が芳しくなかっただけで、本来はもっと美味しいはず。抜栓直後は綺麗だったし、葡萄の出所も結構良いらしいので、2480円ならハズしたとまでは思わない。★楽天検索 ヴァンサン ジラルダン エモ テロ★楽天扱い約12件 2520円~3780円 平均2800円前後2800円前後だと割と普通か。多少名前代が乗っかってる感じ。1回飲んだらもう満足で、この値段だと リピートしてみる気は起きない。
2011/07/20
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近所のスーパーにて、おそらく地震で割れた別のワインを浴びたと思しきラベル汚損処分品をゲット。ボトル表面はベトベトだがキャップシールもコルクも無事そうだし、中身は問題無いはず。 ブルゴーニュ ラ・ヴィニェ・ブラン2008 La Vignee Blanc ブシャール・ペール・エ・フィス Bouchard Pere & Fils シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:1190円(2380円のラベル汚損50%off)色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、オリーブオイル、大根?レタス?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。・・・・・? 変な香りだな。柑橘系をメインにオイリーなニュアンスが絡むが、野菜の様な青臭さ(生臭さ)も混じる。味も妙に苦味が立って、一面的。これはこれで、別に飲めなくはないか。ミネラリーで、味と香りのイメージは上手い事一致する。余韻は結構早く立ち消えするが、そのおかげで苦味感はそれほどしつこく感じない。だがブルゴーニュのシャルドネっていう雰囲気は全然無い。特に香りの違和感が強く、味も苦味と酸味が薄く平坦に続いていく。赤ワインで言えば、まさに“熱劣化”みたいな症状を感じる。 20分の時間経過(温度上昇?)で野菜臭さは大分軽減。 その代わりに水道水の様な無機質な香りが漂い始める。 柑橘系の香りも何だか妙な方向に動き、 プールサイドの様な塩素っぽい匂いに近い感じのが出る時も有る。とりあえず“白ワイン”としては、何とかクオリティーを保つ。だが香りは冴えず、味も起伏が乏しくて、“ブルゴーニュのシャルドネ”の美味さが全く分からない。グラス1~2杯位なら割り切れるが、ボトル1本飲もうと思うと 途中で飲む気が薄れてくる。 抜栓60分経過後は400円前後のイタリア白みたいな、 生臭くて水っぽい、シャルドネとは全く違う味になってくる。 やっぱり元々何かしらの状態異常が有ったのかもしれない。時間経過前なら、1190円でギリギリ値段相応。う~ん、中身は無事だろうと思ってたけど、地震関係無しにアレな状態だったようだ。まぁ1200円弱なら値段なりには楽しめたので良かったが、通常価格だったらかなり残念な事になったかも。震災前に自分以外の誰かが購入してたら非常に気の毒なので、今回は運が良かった(?)と前向きに捉えるとしよう。★楽天検索 ブシャール ヴィニェ シャルドネ★楽天扱い約11件 1659円~2259円 平均1800円前後1~2年前は2000円以上することもザラだったが、今は値が落ち着いて1600円台でも買える。その位なら悪くない。近所のスーパーで正規の価格で買うには2380円は奮発し過ぎの価格設定だな。
2011/05/11
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ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー村 ペラン畑 ムルソー・レ・ペラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ1999 Meursault Les Pellans V.V ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ショレイ ブノワ・ジェルマン Domaine du Chateau de Chorey Benoit Germain シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:株式会社 千商 購入価格:3000円(6000円?の在庫整理品50%?off)色は綺麗な金色。香りはピーナッツ、レモン、シロップ、ミント、リンゴ?ヘーゼルナッツ? 抜栓15分程度でレモン、蜂蜜、オリーブオイル、粉砂糖、カラメル、小麦粉?胡桃?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。・・・・大した事ないな。既に枯れてたか?香りが薄ら酸っぱい感じで、ムルソー的なナッツ感や蜜感がサッパリ出ない。どこか水っぽくて、なけなしの苦味と酸が精一杯のボディを演出するが、何も旨みが無い。軽めの口当たりの割には 思ったより味に厚みを感じ、果実感の弱さをサポート。香りにもう少しオイリーな出力が有れば、もっと明確に味をキャッチ出来たはず。もっと若い時期に飲むべきワインか!? 抜栓15分(おそらく温度上昇)で香りが徐々に湧き上がってきた。 でも味は半端にミネラリーなままで、どうしても押しが弱い。 それでも香りが希薄な味を何とか誘導し、 樽の効いたシャルドネの印象を少しずつ膨らませてくれる。色々頑張れてはいるが “甘味も酸味も抜けたグレープフルーツ”の様な味で、余韻の苦味も変にしつこい。良く言えばニュートラルな味とも言える感じだが、果実の味よりもミネラル感が優先されてる様で、飲んでてあまり美味いと即答出来ない。時間経過後はいくらか香りが引き上げてくれるが、やっぱり味が今一歩伸びない。正直ムルソーと言うには味のスケールに物足りなさも結構有るのだが、ミネラル感を基調としたフラットなブルゴーニュ白と思えばそこそこ飲める。香りが出るか出ないかで、ワイン全体の味と質が大きく揺さぶられるのが悩み所。ムルソーよりも甘味が控えめで、酸と苦味が底と軸を支える構成はサントーバンに近い味かな。まぁでも整理品3000円なら値段相応。抜栓直後はハズレ引いたかと思ったが、何とか香りが持ち直してくれて助かった。重厚濃密なムルソーが好きな自分には 好みのムルソーではなかったが、飲む分には ブルゴーニュ・シャルドネとして一定のラインを超えてくれててよかったと思う。6000円だったら撃沈されてた。
2011/02/20
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ブルゴーニュ アリゴテ2007 Aligote ドメーヌ・バール(バート) Domaine Bart アリゴテ100% アルコール度12% 輸入:オーデックス・ジャパン株式会社 購入価格:1680円色は薄っすら黄緑がかった薄い黄色。香りはレモン、岩塩、洋梨、グレープフルーツの皮、シロップ?石灰?味は薄い酸味と薄い苦味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。随分と薄味だな。香りはミネラル感を彷彿させ 強めの酸味を想像したが、そうでもなかった。でもほんのりとした苦味が上手く形を作れてて、水っぽさは無い。薄味傾向だが、やはり苦味が良い仕事をしてて味の突出を防ぎ、バランスを綺麗に保つ。味にやや硬質感を感じるので、薄味でも結構しっかりした味。アリゴテは酸が強いものという先入観が有ったが、このワインはあまり酸っぱくない。むしろ苦味基調で、柑橘系の香りで控えめな酸味が後押しされて初めて酸の印象が分かる位。当然、薄い味わいに物足りなさを感じる人もいそう。味の硬質感が、逆に平坦でただ苦いだけの味に感じさせる傾向も出そう。この辺は人によって味の印象が変わってくると思う。総合的には飲み易いアリゴテワイン。何となく、イタリアの白ワインのイメージが強く湧く。アリゴテにしては酸味が控えめで、バランスも悪くなく、飲み手の幅も意外と広そう。1時間位の経過でも変化は無く、安定してる。和食系とは相性良さそうだな。薄味系の白なので、肉料理や味の濃い料理とは合わなそう。(ワインの味が押し潰される)寿司、天麩羅、塩焼き魚等、素材の味を活かしたあっさり味の料理向け。値段相応。食中のグラスワインとしては、変なブルゴーニュ・シャルドネよりも上じゃなかろうか!?合わせる食事を選びそうな点には難が有るが、出来の良いワインなのは理解出来る。期間限定 40%オフセール! ブルゴーニュ・アリゴテ[2007]ドメーヌ・バート価格:1,575円(税込、送料別)シーザーワインカンパニーにてちょっぴり値下げ中
2011/02/17
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ブルゴーニュ アリゴテ2002 Aligote カトリーヌ・エ・クロード・マレシャル Catherine et Claude Marechal アリゴテ100% アルコール度12.5% 輸入:株式会社 千商 購入価格:1500円(3000円?の在庫整理品50%?off)色は黄色がかった濃い金色。香りはアンズ、べっこう飴、花梨、ミント、カラメル、ジャスミンティー?檜?味は薄く甘味を伴う薄い酸味と苦味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い酸味。やたらと金色が強いな。香りも出力弱めで、味も無くはないけど全体的に薄い。これはワインのピークを完全に超えてると言う事か・・・!?べっこう飴っぽい香りが目立ち、希薄な味を甘めの方向に誘導するよう働く。果実感のほぼ消えたこの味も、これはこれで“繊細な味”だと思えば意外と悪くない。全体に苦味が絡む傾向の味なので、もう少し明確に酸か甘味が残ってれば高級感を出せたと思う。だが甘味を演出する香りの種類にフルーツ系のものが無いので、何かのお香(こう)の香りに近い。こういうのが「ヒネた香り」と呼ばれるものか!?味はまだ弱いなりに生き残ってる部分が有るが、香りは人を選ぶところに踏み込んでる。 20分程の時間経過で、少し酸味の感覚が出てきた。 フルーティーな酸味ではなく、通常なら しつこさを連想する様な出方の酸だが、 味の弱ったこのワインの場合は これが良いアクセントになってる。正直言って、アリゴテの特徴どころか、白ワインとしてもアレな方向に行き始めてる感じ。多分このワインの本来の味とは既に離れてるのだろうから、決して美味くはないな。しかし薄味になってるのが幸いしてか、何か料理と一緒でなら まだ飲めなくもないっぽい。1500円で値段相応。現在のこの状態を考えると、気分的にはもっと安くても良かったと思う。それでもまぁ整理品と分かってたし、味は飲めなくはなかったし、特に腹は立たない。250ml位残しで次の日(抜栓約18時間経過)(気温10℃位の冷暗所に輪ゴムとラップで封)香りの内容に大きな差は無いが、飴の香りは少し落ち着いたと思う。味は甘味が強まった感じで、初日よりも起伏が感じられる。漢方系ののど飴を水に溶かした様な味かな?全体に苦味が絡むが、カリンの様な甘味と香りにお香のニュアンスで煙を噛んでるみたいな余韻。酸の感覚も再び引っ込んだし。ある意味2日目のほうが面白さは有るな。香りのオバちゃん臭さが大人しくなった分だけ、ほんの少し若返ったのかもw。
2011/01/12
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もらいもの ブルゴーニュ シャサーニュ・モンランシェ 一級畑モルジョ シャサーニュ・モンラッシェ モルジョ・プルミエ・クリュ・ブラン2007 Chassagne-Montrachet Morgeot 1er Cru Blanc ドメーヌ・ブラン・ガニャール Domaine Blain-Gagnard シャルドネ100% 樽熟成(?) アルコール度13.3% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:6500円前後色は薄っすら黄緑がかった薄めの黄色。香りはレモン、薄い蜂蜜、チャービル、塩?何かの金属?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味と香りのノリは結構普通。でも味はあっさりしたボディで、やや無機的ながらも軽快な味わい。透明感を感じ、果実味よりもミネラル系の味がメイン。苦味の出方が適度でバランス良く、しつこさの印象はほとんど無い。ニュートラルな味構成で、料理を選ばない。香りが今ひとつ振るわないが、2007年でまだ若いし、これは残念だが仕方ない。悪く言えばあっさりし過ぎて味気無く、個性を感じ取り辛い。今飲んでも、土地の名の割には物足りなさが大きいと思う。これを飲んで美味さを理解するには、それなりの経験が必要じゃなかろうか!? 温度が上がると苦味の出方が鈍くなり、しつこい印象が生まれてくる。 これはこのワインの特徴と長所を壊し、高級感を削ぐ良くない変化。 苦味とほのかな甘味のバランスが取れててこその綺麗さなので、 そこが揺らぐと魅力が損なわれる。 冷温キープが無難。淡麗な味で、洗練された印象は感じられる。もう少し甘味の感覚か、甘い香りが有れば もっと明快に高級感を感じられた。今飲んでも これはこれで悪い味じゃ無いけど、出来ればあと最低7年以上は寝かせて香りの発展を待ちたい。現状では値段以下。ちょっと出来の良い3000円代位のブルシャルでも対等に張り合えるレベル。経年熟成で香りがノってきてくれれば、6000円代相応に伸びる余地は感じられる。★楽天検索 シャサーニュ モンラッシェ ブラン ガニャール モルジョ★楽天扱い約2件 ヴェリタスで6804円 エノテカで7875円早飲み人間には無理のある価格。10年待てる人なら何とか理解出来る。
2010/10/31
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ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2008 Chablis フランソワ・シャンプノワ DDD社(?) Francois Champenois シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1080円色は薄い黄色。香りはレモン、石灰、シロップ、胡桃?味は酸味と軽い苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味と薄い塩味。う~ん、水っぽい・・・がある程度予想通り。でも香りは意外に頑張ってて、ブルゴーニュ・シャルドネらしさを少しでも匂わせようと努力が見られる。軽薄ながらも、酸味基調でサッパリした感じ。水の様な薄さはちょっと残念だが、むしろそれによって逆に突出要素も抑えられ、ガブ飲みワイン的飲み易さを生み出せてる。変に酸っぱ苦いだけの半端なシャブリよりは、こういう味の方がまだ好意的に受け取れる。ただ、味は「シャブリ」「白ワイン」というより、限りなく「レモン水」に近い。価格が価格だから別に期待はしてなかったけど、同価格なら南米系白ワインの方が味は上。なんならイタリアの700~800円位の安ソアーヴェでも代用可能。 抜栓30分程度(多分 温度上昇)で酸と苦味がしっかりしてきて、厚みを出してくる。 こうなると水っぽさがやや解消され、結構個性を感じられるように。 まだ軽薄さは有るけど、苦味の出方がワインらしさを出す。これはほぼ「シャブリ」の名前代+香り代だな。味はともかく、香りは値段なりに頑張ってる雰囲気は十分見えた。時間経過後なら酸味とミネラル感を上手く合わせて形を造り、安いなりにでもシャブリらしさを精一杯出そうとしたのは感心。値段相応。味はほぼ酸っぱい水だが、香りの柑橘っぽさと甘いナッツっぽさでシャブリらしさをアピール。まぁこれで「シャブリ」の名が付いて、1100円しないんだから文句は無い。★楽天検索 シャブリ シャンプノワ★楽天扱い2件 酒のたんだ で1180円 ドラジェで1380円ドラジェの1380円はちょっと冒険だな。
2010/10/08
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もらいもの ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サン・ロマン村(?) サン・ロマン2004 Saint-Romain ドメーヌ・マトロ ティエリー・エ・パスカル・マトロ Thierry et Pascale Matrot シャルドネ100% オーク樽発酵8~10週間(新樽率10~20%) 澱上で11ヶ月熟成 アルコール度12.5% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:4500円前後色は黄色がかった金色。香りはレモン、グレープフルーツ、シロップ、カシューナッツ?レモンクリーム?味は酸味と薄い苦味。余韻も酸味と苦味。抜栓してすぐは何か味も香りもパッとしないなぁ。ただ酸っぱいだけで深みも拡がりも無い。温度が上がれば化けるかな?酸とミネラル感をストレートに押すのはマトロの特徴の様なので、元々こういう構成の味か?グラスに注いで5分位で苦味の感覚に厚みが感じられる様になったかもしれない。相変わらず酸味基調で一直線な味だが、そこはナッツやクリームっぽい香りでいくらか膨らみを補強。だが良くも悪くも、最初から最後まで酸味がしつこく目立ち過ぎ。ある意味分かり易いしウリが明確だが、ワインとしての美味さとバランス感はあまり無し。味だけなら下手すりゃグリコの「高原の岩清水レモン」と言われても信じられる。 抜栓40分程で多少酸味が落ち着き、苦味とのバランスも取られて飲み易さが出てくる。 香りも柑橘系果実の香りは静まり、鉱物系の香りが徐々に立ち昇ってくる。 それでもようやく普通のミネラル系ブルゴーニュ・ブランになった……か!?という程度。これイマイチだな。状態が悪かったんだろうか!?キツめの酸味ばかりが出しゃばってきて、ブルゴーニュ的華やかさや軸が全然無い。べつに飲めなくはないけど、1500円位のニューワールド・シャルドネほども面白くない。何かしら劣化でもしてたのか?或いは酸を鎮めるためにもっと熟成が必要だったのか?値段以下。抜栓直後なら、味だけなら1300円レベル。変化後でも精々2000円前後レベル。コスパ劣悪。★楽天検索 ブルゴーニュ マトロ★楽天扱い約7件 ムルソーの造り手なので基本的にムルソーのワインがメイン。ムルソー[2002]年・ドメーヌ・ティエリー・エ・パスカル・マトロ元詰・蔵出し・AOCムルソーMeur...価格:3,969円(税込、送料別)うきうきワインでマトロの2002年ムルソーが4000円切り。ほぼ同じ値段なら拠点にしてる地域のワイン買った方が手堅いよね。
2010/08/02
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もらいもの 抜栓にしくじり、途中でコルクが折れた ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サントーバン村一級 サントーバン・プルミエ・クリュ・フルール・ド・コトー2002 Saint-Aubin 1er Cru Fleurs de Coteaux ドメーヌ・マトロ ティエリー・エ・パスカル・マトロ Thierry et Pascale Matrot シャルドネ100% オーク樽発酵8~10週間(新樽10~20%) 澱上で11ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:5500円前後色はやや薄い金色。香りはレモン、岩塩、薄い蜂蜜、胡桃、ピーナッツ、オリーブオイル?味は酸味と苦味。余韻に苦味と軽い甘味。蜂蜜とナッツにミネラルを思わせる、クリアーながらもふっくらした香り。味も適度にオイリーさの伴う味に、余韻の甘味が良いバランス。酸とミネラルで構成され、味はシンプルでそんなに強くない。むしろ水っぽさも感じる時がある位だが、香りの蜜やナッツの香りが大きくサポートし、厚みと存在感を穏やかに主張する。7~8年経ってそこそこ熟成もしてきたのかな?余計な味が抜けてきたって感じ。 時間経過で(というか温度上昇で)香りの出方がもう少し明確に。 味にも甘味が出てきて蜂蜜的な拡がりが出てくる。 こうなると薄めたムルソーに近くも感じられて、高級感がもう少しアップ。味がシンプルなら大体料理と一緒向きだろうから、これはちょっと扱いが面倒臭いかも。香りが主体のワインなので、香りを損なう様な強い料理とは相性が悪いと思う。味もシンプルなので、料理もあまり濃厚さが過ぎるとワインの繊細な味を壊しかねない。いっそ温度が上がるまで待ってから、単独でチビチビと飲んでいった方が意外に良いんじゃないかな。口内ではオイリーさやミネラル感を感じ、存在感は確か。それでいて味そのものはシンプルで突出要素は無く綺麗なバランス。香りの主張がこのワイン全体を活かし、特徴も生んでいる。イメージとしてはムルソーをもう少し軽やかで、ミネラリーにした印象。値段相応。味も香りも一定以上の格と質。サントーバンだし気分的には5000円を切れても良さそうではあるが、「2002年」「プルミエ・クリュ」の補正を効かせて5000円台ならそれなりに納得。
2010/03/05
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もらいもの ブルゴーニュ シャブリ地区 1級畑モンマン シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン2006 Chablis Premier Cru Montmains メゾン・シャンソン シャンソン・ペール・エ・フィス Maison Chanson Chanson Pere & Fils シャルドネ100% 樽熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社アルカン 参考価格:約3900円(または5250円前後?)色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、薄い蜂蜜。味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄く甘味を伴う酸味。香りは結構普通。味に強いミネラル感を感じる。酸味基調で苦味が際立つ、良くも悪くもシャブリらしい味。口当たりには透明感が有り、余韻も綺麗。だが香りが頼りなく、味もボリューム感に欠けて妙に薄い。それでも余韻が上手い事サポートしてくれてて、これが有るから“苦い水”で終わらずに済んでる。1erとか何ちゃらは関係無しに、これはちょっとミネラリーな普通の“白ワイン”。余韻の感覚は中々のものだが、香りはパッとしないし味も特徴が弱い。まぁ特徴が弱いなりに料理は邪魔しない味だし、悪い所ばかりでもないが魅力には乏しい。記録を付けて初期の頃ではあるが、ラブレ・ロワのグラン・クリュを飲んだ時でも大した感動は無かったし、多分、自分にはシャブリ自体が合わないのかもしれない。そもそもシャブリは当たりハズレが異常に激しい土地柄らしいし、酸味と苦味を突出させた味構成は自分の好みにも合致しにくい。残念ながら、値段以下。個人的には1600円以下の感覚。プルミエ・クリュのプレミア補正かけても1800円辺りが妥当に思う。楽天では扱い無し。あっても買わなくてよし。シャブリは駄目だな。自分で買うなら3000円でマコン・ヴィラージュかリュリー、4000円あればサントーバンかプイィ・フュイッセ、5000円あればムルソーを買う。
2009/08/09
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もらいもの ブルゴーニュ シャルドネ・ラヴォー2006 Chardonnay Lavau フィリップ・ブルノ Philippe Brenot シャルドネ100%(コート・ド・ボーヌ サントネイ産?) ホーロータンク発酵 ステンレスタンク12ヶ月熟成 アルコール度12.5% 輸入:出水商事株式会社 参考価格:2400円前後色はやや黄色がかった薄い金色。香りはレモン、砂糖、灰? 抜栓60分前後でレモン、胡桃、オリーヴオイル、バニラ?ゆず?味は酸味と軽く苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と軽い塩味 抜栓60分前後で弱めの酸味と薄い苦味。余韻に苦味と軽い塩味。香りには蜂蜜感はあまり無く、ナッツ系のオイリーな香りが目立つ。口当たりは軽めだが、苦味(ミネラル系の味)が所々で顔を出し、単独では飲み辛いかも。香りや喉越しでややオイリーな印象があって、軽い口当たりでも飲んでて物足りなさは少ない。味は澄んでて、酸味はあっさり退く。樽熟成じゃないらしいからこの辺のコクの押しの弱さは想像の範囲内。香りの弱さがちょっと足を引っ張ってるかな?弱いと言うより、果実の感覚よりもナッツのオイリーさが出しゃばり気味でワインっぽさが感じ辛い。鼻から抜けていく香りは石灰を思わせる強いミネラル感を連想させ、やはり葡萄の果実感を乏しくさせる。特定の要素に突出する傾向から、飲む場面は大分制限されそうな気配を拭えない。 抜栓90分後は味も苦味が強く感じられて香りの印象と合体し、のっぺりした印象に徐々にスライド。 極端に言うと天然塩を添加したレモン水。さらに悪く一言で言うと生臭い味。 この変化は温度上昇が原因による部分が大きいと思うので冷温キープを推奨。これ完全に料理と一緒向きの味のワインだな。口の中では酸味より苦味が強めで香りも無機質。でも味自体は澄んでる方で、料理の味は邪魔しない。むしろこのオイリーな香りが料理に濃厚さを、苦味感が味を、より強調する方向で整い共に引き立てあう関係を構築出来ると思われる。そういう意味ではこれはこれで計算された面白いつくりの味。単独ではインパクトが頼りないが、魚系料理と一緒なら時間経過後でもまだそこそこ飲めそう(そして料理は美味しく食べられそう)。白身魚とオニオンスライスの寿司酢マリネに合いそうか。いっそサラダに合わせても良い位。苦味が目立つので、外部から酸味分と甘味分を補強(補給)できるサッパリした料理を推奨。ついでにハーブ(ローリエ、ローズマリー等)を散らして香りを出せればなお良し。まぁ、値段以下。ワイン単体で評価すれば2000円位でもイイところだろう。ただし、料理と一緒なら相応以上に化ける可能性も期待できる。好みと目的で評価が左右されるワイン。★楽天検索 フィリップ ブルノ ラヴォー★10店舗中1店舗残して売り切れ。2700円以上も出して飲みたいワインとは思わないんだけど、人気はあるみたいね。
2009/08/03
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ブルゴーニュ コート・シャロネーズ地区 クロ・ド・ラ・フォルチュヌ2005 Clos De La Fortune ドメーヌ・シャンジー Domaine Chanzy シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:モトックス 購入価格:2016円色は綺麗な金色。香りは火打石、レモン。 抜栓10分前後で石灰、ライムの皮、アカシア蜂蜜、アーモンド?味は酸味と甘味を伴う軽い苦味。余韻に酸味と苦味。抜栓直後は火打石の感じが強めに出るが、これは数分で治まる。あんまり低温だと味がキレ過ぎてて奥行きがない。グラスに注いで、蜂蜜っぽい香りが出てくるまで待ってから飲む位で丁度良い。綺麗な口当たりだが、口の中では結構酸味が主張する。柑橘系果実の皮の様な苦味もあって、味構成に粗雑なものを感じる事もあるが、基本的には辛口のスッキリ系シャルドネ。酸味が少々粘っこく感じ、口内にしつこく残る部分もある。甘味要素が足りないので相対的に苦味が目立つ感覚もあり、抵抗を感じる時もある。ドメーヌ・シャンジーは好きな造り手だが、この完成度はちょっと納得いかんなぁ・・。こういう場合、蜂蜜の香りが膨らんで甘味不足の補填・サポートをしてくれるのが自分好みの良いブル白なんだが、このワインにはそういう香り補助が乏しいのでイマイチ美味さを感じ取りにくい。ガッチリ冷やして飲むなら、このしつこさと苦味はかなり軽くなるので、ワインの深みと引き換えだが、まだ飲み手に選択の余地もある。マコン・ヴィラージュとか程オイリーでもなく、かといってよくある安シャルドネ程軽くもない。これはこれで味は出来上がってるんだろうけど、どうも中途半端。不味いことはないが、単独では物足りなさも大きくある。ある意味余計な味がしないとも言えるので、間違いなく料理にはよく合う。・・・・いや、むしろ料理が無いと真価を発揮出来ないんじゃないかな。酸味のしつこさに対抗できる味の料理が相性いいはず。ワインの香りは控えめなので、香りの強い食材でも問題無い。イタリア料理に合わせるイメージが強く出る。冷たい時にカルパッチョとかの前菜に合わせて、スープ・パスタは適当に、で魚料理が出る時には適度に温度が上がってきてハマる、そんな感じ。2007年2月に飲んだ1995年のフォルチュヌはもっと味と香りが綺麗に乗ってた記憶があるので、もしかしたらこれは5年10年寝かせて質が向上するタイプの白ワインなのかも。味だけなら今の状態は、人によってはドライ・ベルモットに近いとも感じかねない。正直良いのか悪いのか微妙なところで、判断つかないなぁ。一応、値段相応。料理と一緒向きの標準的なブルゴーニュ・シャルドネ。1680円以上、2100円以下の分かり易いレベル。★楽天検索 シャンジー フォルチュヌ★
2009/03/22
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もらいもの ブルゴーニュ ムルソー村 一級畑ポリュゾ ムルソー・プルミエ・クリュ・ポリュゾ2005 Meursault 1er Cru Poruzot オリヴィエ・ルフレーヴ Olivier Leflaive シャルドネ100% アルコール度13.5% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:7350円強色は微妙に薄めの金色。香りは蜂蜜、胡桃、カシューナッツ、バター、レモン、マンゴー、オリーブ?味は酸味と苦味。余韻に甘味と軽く苦味を伴う薄い酸味。香りが凄いな。抜栓直後、注ぐ前から既に蜂蜜とナッツの香りが漂う。でも強過ぎるということはなく、味も端麗で上品に完成されている。味自体は蜂蜜を薄めて飲んでる様でかなりシンプルだが、その味が非常にクリアーで粗雑な印象が皆無。余韻も綺麗、それでいてオイリーで中々の厚み。飲み手を選ぶ様なクセが無く、万人にどのタイミングでも薦められるバランス。美味いけど、良くも悪くもこのシンプル感は高級感を弱めるかもしれない印象がある。“ムルソー”らしさは分かったが、ワインとしての魅力には一歩至らない部分も。クリアーな味と厚い余韻、バランスは良いが、7000円以上出してこのワインを特に選ぶ理由としてはいささか弱い。温度が上がると全体に少々苦味やミネラル感(?)が強まる(乱れる?)気配があるが、何かしら料理と一緒なら問題無い。まぁこの香りの存在感は立派。味も香りも一般的なブルゴーニュのシャルドネの2.5ランク以上は上。味はシンプルだが単独でも料理と合わせても十分な働きを期待できる万能の実力派。しかし値段以下。質はお上品で満足度は高いんだが7350円となると とまどいが出てくる。6000円台前半位ならまだ相応の感覚。「オリヴィエ・ルフレーヴ」の名前代がいくらか乗っかってるのかもしれない。賞味期限も長いのかな!?200cc残しで次の日(約24時間後)。香りが弱体化。ナッツ要素が潜まり、生き残った蜂蜜、レモン、バター香も凡庸に。 温度上昇に伴って少しだが香りの膨らみが復活。しかしナッツの香りは潜んだまま。味はまだある程度前日の力を感じられるが、酸味にしつこさが出てきて余韻の厚みも損なわれてきている。落ちぶれたとはいえ、まだそこらの安い白ワインよりずっと美味しいが、流石に昨日までの質とは比べるべくも無い。初日で十分堪能できたので、これはこれでオマケのつもりで楽しめた。★楽天検索 オリヴィエ・ルフレーヴ ムルソー ポリュゾ★
2009/02/07
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ブルゴーニュ サンブリ地区Saint-Bris ソーヴィニヨン・ド・サンブリ2006 Sauvignon De Saint-Bris ドメーヌ・サン・クレール ジャン・マルク・ブロカール Domaine Sainte Claire Jean-Marc Brocard ソーヴィニヨン100% ステンレスタンクのみで発酵 アルコール度12.5% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:1449円ショットツヴィーゼル・サントス・ボルドーに約130cc注いで撮影。色は黄緑がかった薄い黄色。香りはレモン、蜂蜜、グレープフルーツの皮。味は酸味と苦味。余韻に苦味。土壌は石灰質、ステンレスタンクのみ使用、シャブリの隣り、作り手は普段はシャブリでワイン生産。これらの情報から相当シャープでキレた味を想像してたが、飲んでみるとそうでもない。ソフトな口当たりに柑橘系の香り。むしろ変なシャルドネワインよりもシャルドネっぽい。知ってて飲んでも品種の違いを見分ける自信がない。味は結構しっかりしてて綺麗な感じ。飲んでて酸味が口の中に居座らない。ややスッキリした印象。でも余韻が単純でちょっと弱め。飲み口のスッキリ感とも相まって飲み応えに欠ける部分がある。しつこくない というのもそれはそれで一長一短あるか。まぁ飲みやすいワイン。人によってはこの飲みやすさを「力不足」と短所に感じる人もいるかもしれないが、価格を考えればこれは悪くない。変に安いシャルドネワインを選ぶよりはこっちの方が高級感が一段上。値段相応。興味本位で1回買ってみる分には損に感じることは無いだろうと思う。★楽天検索 サン・ブリ ブロカール★
2008/07/11
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ブルゴーニュ ブルゴーニュ・シャルドネ2007 ドメーヌ・ルー ルー・ペール・エ・フィス Domaine Roux シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1044円ショット・ツヴィーゼル・サントス・ボルドーに約130cc注いで撮影。色は薄い金色。香りはレモン、メロン、ツツジ?味は酸味と苦味。余韻に苦味と弱い甘味。普通だな。レヴューの評判が良かったんでそこそこ期待して飲んでみたがそんなに大したこと無い。結構軽めのワインで飲みやすくはある。軽いなりに酸味はそれなりに主張してて白ワインとしてはまぁまぁ悪くない。でも妙に苦味が強い気がする。苦味でヴォリューム感と存在感を出そうとしてるんだろうか!?葡萄の甘味が感じづらいのでちょっと自分の好みと合わないかも。温度が上がるとさらに苦味が強く出て“苦い水”になる感じ。低温キープ必須。ボトル裏の解説ラベルやショップの紹介で言うほどの色の濃さや複雑な香りは感じない。まぁこんなもんか、総合的には可もなく不可もなく。普通過ぎてインパクトに欠ける味だが、普通なら普通で食べる料理を選ばないのは長所と思う。値段相応。しかし、“ブルゴーニュのシャルドネ” という事に価値を見出さない人にとっては値段以下に感じる可能性も多くある。★楽天検索 ドメーヌ・ルー シャルドネ★
2008/07/09
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コルクは頭部がカビだらけ ブルゴーニュ クロ・デュ・シャトー2004 Clos du Chateau ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー Domaine du Chateau de Meursault シャルドネ100% 輸入:株式会社リラックス 購入価格:2079円写真はショットツヴィーゼル・サントス・ボルドーに50cc程度注いで撮影。色は黄緑がかった薄い金色。香りは胡桃、アーモンド、蜂蜜。味はやや強い酸味。余韻に酸味と苦味。結構オイリーな口当たり。それでいて味はかなりシャープでしっかりした辛口の白。ブルゴーニュのシャルドネとしては秀作。以前2002年のを飲んだことがあるが、それと比べると口の中に苦いものが残り、酸味がキツくて余韻がやや下品。一般的ヴィンテージの特徴そのままの出来という事か!?2002年のはもっと飲み口が重く、それでいて香りと酸味がクリアーで口内は常にスッキリしていたが。キャップシールが一部張り付き、コルクの頭部が腐食気味だったのでどこかで軽く噴いたと思われる。元々酸味が強くて味のバランスに振り幅があるワインだが、今回のこの余分な苦味と締まりの無い余韻は熱劣化による部分もあるかもしれない。本来ならこのワインはもっと美味しいはず。でもこれは一応値段以上。2400円台レベル。購入価格2079円なら立派。そしてボトルがシャンパーニュ並にデカくて重い。味はもちろん、見栄えが良く、存在感もあって贈答品になら十分以上。★楽天検索 ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー★現在は値上がりして2300円台。
2008/06/27
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ブルゴーニュ コート・シャロネーズ AOCリュリーリュリー・レルミタージュ・ブラン2002ドメーヌ・シャンジーシャルドネ100%輸入:メルシャン 購入価格:2079円色は金色っぽい澄んだ黄色。香りはレモン、リンゴ、アカシア蜂蜜、シナモン?。 抜栓10分程で樽のような香りも出てくる。味は酸味と甘味。余韻に酸味と苦味。これは美味い!薄すぎず濃すぎずの絶妙なバランス。実に綺麗な透き通った味。自分にとってのブルゴーニュ白の理想にして基本形。こういうのが飲みたくてブルゴーニュのシャルドネを買っている。2079円なら一切文句無し。むしろ賞賛に値する。・・・いかんな。好みのフィルターがかかって上手い感想が書けないww。
2007/12/05
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ブルゴーニュ サントーバン サントーバン・プルミエ・クリュ ミュルジェール・デ・ダン・ド・シアン2004 ドメーヌ・ラリュー Didier & Denis Larue シャルドネ100%? 輸入:株式会社 千商 参考価格:6000円強?色は透き通った薄黄緑香りはレモン、シンナー、檜。味は酸味。余韻に甘味。ユニークな香り。樽っぽい香りが強いせいかモルトウィスキーっぽい味。マッカランに近い。すっきりしてて口の中に余計な物を残さない、それでいて力強い印象と存在感。白ワインらしからぬ香りと適度にドライな口当たりがすごく面白い。これはハマる人いそうだなぁ。価格は流石に高いわ。5000円弱位なら買ってみてもいいかなと思わなくもない。品質は高いし、美味しいんだけどね。
2007/11/21
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もらいものブルゴーニュ アリゴテブルゴーニュ アリゴテ2003ドメーヌ・ラリュー Didier & Denis Larueアリゴテ100%輸入:株式会社 千商 予想参考価格:2500円前後か?色は微妙に黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、アーモンド、レモン。 抜栓30分で蜂蜜、レモン。味は酸味と微かな甘味。余韻に苦味。シャルドネとはまた違った味わいで しっかりした辛口ワイン。酸味がやや強くはあるがシャブリ程くどくはなく、爽やかな感じ。・・・どうも細かな感想が浮かばない。美味いけど単独では飽きる味だな。これは合わせる料理で化けるワイン。温かい物よりも冷たい物。シーフードマリネ か 白身魚にわさび醤油がいいな。
2007/11/09
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2007年5月26日にヴェリタスで購入したワイン ブルゴーニュ ブルゴーニュ・ブラン シャント・フルテ1996 ポール・レイツ シャルドネ100% 購入価格:1480円1996年ならハズレはしないだろうと信じて購入。大当たりでした。色は薄い黄緑色。香りはリンゴ、蜂蜜、レモン。味は酸味がやや強め。喉越しでやや苦味を感じつつ甘味。余韻に酸味と甘味を感じさせる。ブルゴーニュのシャルドネらしい甘味を感じさせつつも辛口の印象を残した手堅いつくり。1000円台前半としてなら傑作の出来(2000円以上したら凡作以下と思う)。 1480円でこの質なら何も文句無し。
2007/08/07
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これももらいもの ブルゴーニュ シャブリ シャブリ グラン・クリュ レ・クロ2004 ラブレ・ロワ 参考価格:6000円弱色はやや黄色がかった金色。香りは蜂蜜、グレープフルーツ、レモン。味はやや強めの酸味、余韻に酸味とかすかな甘味。正直言って大したワインじゃない。極普通。シャブリ特有の酸味は澄んでて悪くないが、特徴がそれしか無い感じ。価格も6000円近いようでコストパフォーマンスも劣悪。『ラブレ・ロワ』のブランド料にしても、このレベルなら3000円前後も出せばもっと美味しいワインが手に入るんじゃなかろうか!?タダでもらっといてボロクソ言う筋合いもないと思うけどwww、実際これ普通のシャブリだね。
2007/08/02
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