全12件 (12件中 1-12件目)
1
『一年ぶりに降った雪が、すっかり空の掃除をしてくれたようです。埃をいっぱいに吸い込んで、屋根の上やら、土の上やら、ポストの上やらへ降りてきました。おかげで今夜の空はまるでプラネタリュームで見る空のようです。いつもと同じように輝いているはずの月も今夜はとても眩しく見えます。あたり一面に散らばっている星たちにしても、おもわず歌いだしたくなるようにすぐ私の頭の上で笑っています。とは言ってもどこか寂しそうにも見えます。雪を渡る風がとても冷たいし、そんな風に吹かれてすっかり錆びついた鉄の風鈴が思い出したようにかすかな音をだしたりもしているからでしょう。おまけにどこまでも深海色の空に煌々とした月の黄色い光が鈍く重なって異様に迫ってくるからでもあります。それに、もっと大事なことには閉めた窓を通してかすかにピアノの音が聞こえてくるからです。針のまがった古めかしい蓄音機に、妙にノイズの目立つレコードがまわっている。そんな感じのピアノの音がなぜか今夜にはピッタリするのです。ところで、子供の頃こんな夜には必ず考えた月のウサギのこととか、火星人のこととか、そんな夢も大人になるにしたがって下らない?知識が頭に入ってきてしまったためにすっかり消えてしまったのが残念でなりません。それでも、しばらくぶりのこんな素敵な空を見ると小さい頃読んだ本の中の“銀河鉄道”に乗って天の河を渡ってみたいなどと思うものです。そして、天の河の川底の石ころみたいな星を叩いたら、やっぱりどこからとなく聞こえてくるこんなピアノの音がするでしょう。そうそう、今夜の空を見て思ったことがもう一つあります。遠い昔のこんな日には、おそらく黒いマントをかぶり箒に乗った魔法使いが空の散歩をしたんだろうと。それが最近では公害などのおかげですっかり空が汚れてしまって出かけなくなったようです。それに、魔法使いはとかく目の悪いお年寄り・・・うっかり飛んで霞ヶ関ビルにでもぶつかっては大変とか・・・・・・。魔法使いのおばあさん、お気をつけあれ。』当時高いビルと言えば霞ヶ関だった。生活するには便利になったけれど、空はどんどん小さくなるし自然破壊は進んでいる。自然との共存を真剣に考えなければ30年後は恐ろしい。多摩川の花火が縁側から垣間見られた時代が懐かしい。こんな夜には:昭和48年今日の天気:曇り
2003.07.25
コメント(0)
『いつだったか自転車に乗って、港の見える丘を走ったことがありました。秋の暮れだったのでなんとなく肌寒くて、ハンドルを握る僕の手は小さくふるえていました。丘の上から街の灯がたくさん見えるほうへダラダラと続く下り坂を走ったんです。裸電球のぶら下がっている外灯の光でできる僕の影を見ながら僕はただ一心に走ったんです。影が足元から伸びてだんだん長くなり、いつの間にかその影が消える頃にはもう次の外灯が僕のすぐそばまできているんです。次の外灯を通り過ぎる瞬間に新しい影が僕の足元から生まれてくるのです。影を見つめて走る僕は、それが消えるたびに“はっ”として我に返るんです。新しく生まれてくる自分と、そしてすぐに消えていくはかない自分とを見るようで・・・・・・・。』久しぶりに押入れを片付けた。ゴミ回収の日にあわせて捨てるべきものを捨てようと頑張ってみた。色あせた原稿用紙の束を発見。幼い作文。読み返してみて、確かに書いた記憶はある。影を見ながら:昭和47年秋 とあった。今日の天気:雨のち曇り
2003.07.24
コメント(0)
今朝タバコを吸おうと勝手口に立った時、クラクションが鳴った。見ると元勤務先の先輩の車。「早いじゃないですか」「今日はチョット用があるから」彼の出社予定時刻は10時半だからずいぶん早い。「どうですか?」「大変だよ、お金がなくて」資金ショートの会社がおいそれと快復するわけが無いことは百も承知だ。・・・・・・・・「先週大阪行ってきたよ」「ご苦労様です」お詫びと資金調達の出張であることは充分わかっている。「今度また飲みましょう」「そうだね」元気なげにそう言って彼は走り去った。「働く場所があるってことは幸せですよ」なぜかこの言葉をずっと飲み込んだまま空を見やる。重たい曇り空。それでも、もうすぐ暑い夏がやってくる。「夏に負けない情熱だけは持っていてくださいね」走り去った方向に車陰はなかった。
2003.07.18
コメント(1)
僕が良く使う駅G駅周辺には薬局(ドラッグストアー)・寿司屋・歯科医院が乱立している。薬局(ドラッグストアー)は商店街2ブロック半のほぼ直線上に6件ありほとんど皆大型店舗を構えている。半年ほど前は7件あったが最新の1店の出店が決まったと同時に撤退した。そりゃそうだよ、ほんの1・2分歩く間に7件も同業者があっても共倒れと言うものだ。しかし「薬は儲かる」といわれるが良くやっていかれる。寿司屋は半径4~500メーター内に10数店ある。中には「お昼のランチ 2,500円」なんてふざけた店もある。僕の知っているK町の寿司屋は「お昼のランチ 1.5倍 950円」だ。握り10個と鉄火巻き1本、吸い物だって立派なアサリの味噌汁だ。ネタも上等でランチ用だからと初めから切り分けてあったりしない。歯医者さんは半径5~600メーター内に最低10件はある。少し前までは毎週治療が受けられた僕の行っていたクリニック、今では月に2回ほどしか治療が受けられない。薬局・寿司屋・歯科医院、果たしてどこも繁盛しているかは不明だが個人的には同業ばかりではなく多種他業の店が出来ることを望んでいる。今日の天気:曇り
2003.07.17
コメント(0)
「なんでだろーなんでだろー」と歌だか漫才だかが流行っているが「なんで?」と思うことがたくさんある。携帯と睨めっこしながら人ごみを歩いている若者。漫画を一心不乱に見ながら歩いている若者。一番始末に悪いのはそのどちらかをしながら尚且つヘッドフォンで音楽?に聞き入る若者。すっかり自分の世界に浸りきり他人のことなど視界に無い。「おまえ邪魔だよ」と思いつつ回り込んで追い抜こうとするが、そのとたんに針路変更をする若者。ごーいんぐまいうぇいは良いがもうチョット人のことも考えてくれよ。車の運転手なら後方不注意・方向指示器義務違反・車線変更違反・速度規定違反・進路妨害等々事故の元であり罰金の対象だぜ。「運転中の携帯電話使用が罰則なのだから歩行中の携帯使用も罰金取れよ」と思ってしまう。若者若者と若い人ばかりではない。電車では「マナーモードもしくは電源をお切りください」のアナウンスが定着したはずなのに老若男女かまわずしゃべり続ける。最近はカメラまでついたものだから本屋さんがデジタルコピーをされて困っていると言う。著作権って権利があるんだぜ書籍には。以前法務局に行って書類を閲覧したことがある。同席の弁護士いわくコピーはとらせてくれないが写真に撮ることはOKだと言う。70ページほどデジカメに収めてきたがこれも不思議な話しだ。先日電車内での出来事。僕の向かいにミニスカートのお嬢さんが座っていた。隣に座っていた青年がやおら携帯を取り出ししきりに見入っている。「こいつもメールかよ、地下鉄でも電波届くのかね?」そっと覗き込むとカメラモード。「お嬢さんのおみ足など盗撮していいのかい?」著作権も肖像権もあったものではない。「そっと眺めるぐらいにしておきなよ」言いたかったがナイフ付携帯だったら怖いことになるのでやめた。便利になることは良いことだが、どのような時代になってもモラルの3文字だけはしっかり認識をしておきたい。今日の天気:曇り
2003.07.16
コメント(0)
雨まじりの涼しい陽気の中、墓参りに行ってきた。楽天HPの「足跡」同様に先にきた親戚が線香や花の足跡を残して墓参りをしてくれている。僕も親戚の墓に線香をおいてお参りをする。普段は寂しいお墓もこの時期はたくさんの花に包まれて賑やかだ。家に帰りお迎えの準備をする。キュウリの馬とナスの牛を作る。何故キュウリやナスで牛や馬かは良く知らないが子供の頃から見てきた。弟の子供たちがやってきて造っていた。初挑戦らしい。キュウリに足をつけるのがお兄ちゃんの役割。最近のキュウリは細いものだから足をさすときに割れてしまう。「僕キュウリ好きだから」そう言って割れてしまったキュウリを一生懸命食べている。おそらく責任を感じて頑張って食べたに違いない。かつておでんのためにゆで卵を作った。助手に殻を剥いてもらったのだが気がつくと1つ少ない。作業中に食べていた様子は全く無かった。助手を見ると涼しい顔をしている。「失敗して恥ずかしいから食べちゃった」おそらく一瞬のうちに丸呑みしたに違いない。いづれにしても彼らを食欲旺盛とは思っていない。責任感が強いのだと信じている。夕方玄関先で迎え火と線香の煙に乗って先祖たちがやってきた。2泊3日、仏にとっての夏休みの始まりだ。「ゆっくりしていってください。明日はお袋が五目御飯作るって。」そう言って僕は仏壇に手を合わせた。今日の天気:雨
2003.07.13
コメント(0)
「キキョウ」たくさん蕾はあるのにやっと咲いた一輪鉄線やキキョウの色は好きだったが最近はなぜか寂しすぎて嫌いだ撮影日 2003/07/05「ハイビスカス」若かりし頃C県K市に住んでいたI県からオバーさんが鉢植えを担いで売りにきた背中と両手にイッパイの鉢を持って電車と徒歩で売りにきた2度そのオバーさんから買った鉢植えなど買える身分ではなかったが花など愛でる余裕はなかったがオバーさんも花も僕よりずっと生きていると感じたジャスミン と ハイビスカス今あまり見たくない2つの花「一つしか買えなくてごめんなさい」安物のお茶を入れてあげた「ありがとう 見てくれるだけでいいんですよ」全くの他人の心からの言葉を聞いて僕は一時救われた撮影日 2003/07/11今日の天気:晴れ、暑い暑い先日NHKのドキュメントを見た自らを「幸月」と名乗り生涯遍路を続ける80歳の白髭を蓄えた男の話俳句を読みながら100キロの所帯道具を子連れ狼のごとく6年間押し続けた「幸月さんの俳句で勇気付けられました」と、息子を亡くした夫婦が感謝する「あんたの俳句は大好きや、頑張ってな」と、札所のお坊さんが涙する街道の一般人から針鍼灸院の先生にまで本当の接待を受けながら歩いてきたその幸月さんが捕まった11年前から殺人未遂で指名手配放送を見て一昔前の一人の顔を見つけたのは発信元の大阪府警ではなくC県の警察官喧嘩の理由はどうあれ「もういいよ、休みなさい」と、足の弱った彼を弘法大師が導いたのかもしれない
2003.07.11
コメント(0)
兵庫の酒鬼薔薇事件をきっかけに少年法が改定され刑事罰の対象が14歳まで引き下げられた。今度は12歳だからどうしようか、法の改定が必要だろうかと昨日は一日うるさかった。刑罰対象年齢を下げれば少年少女による犯罪が減ると思っているのか。「君たち、これからは人を殺すと死刑になるよ。だから殺人はやめなさい。」とでも教育するのだろうか?電車の中でよく見かける。「静かにしなさい、オジサンに怒られるわよ。」と、騒いでいる我が子をしかる親と同じだ。僕の子供の頃は勿論テレビゲームなど無い。放課後は毎日友達と日が暮れるまで遊んでいた。(日が暮れても遊んでいた。)仲良く遊びもしたが喧嘩もしたし仲裁もした。やんちゃもたくさんしたが、個人の人格のぶつかり合いや競争心のなかで人は皆違うことを覚えた。思いやるとまではいかないまでもブレーキを学んだ。テレビゲームを好み一人でバーチャルの世界を築いている子供が大勢いる現代では同類の犯罪は減らないだろう。ブラウン管の中の相手を殺しても誰からも何も言われない。殺そうが何をしようが歯向かってこない無言像を相手にバーチャル世界の主人公を一番に好むようなシャブ中状態の子供がたくさんいるに違いない。自分を表現できない一見おとなしい子供の中にストレスがたまると爆発する。爆発の形が自分が日々慣れ親しんだテレビゲームだ。くしくも昨日の「喧嘩や右近」の再放送、喧嘩は強いが学問は苦手な杉良太郎扮する右近が寺子屋の先生代役を頼まれる。ある子供から質問をされた右近だが答えられない。「おまえなら分かるだろう教えてやれよ」「自分で分からないものはしょうがないよ」「それじゃおまえ教えてやれ」「・・・・・・無言」「おまえは」「自分のことで精一杯だから、他人の面倒まで見られない」「それじゃおまえたち何故ここにいるんだ、帰れ帰れ」と皆帰してしまう。義務教育の場においても同じだ。たまたまのクラスメイトではなく同じ教室を共有する仲間であることを、人間社会に生きる意義と方法とルールを学ぶ機会を持つべきだ。親の責任も重大だが親が我が子の人間教育を満足に出来ない状況の中では学校教育により一層の期待をしなければならない。広島の校長自殺の真相は解明されていないが、我々一般人が考える教育には情熱と忍耐と努力が必要であり日頃のサラリーマン的教育者が染み付いた現場教師との摩擦が原因ではないかと勝手に思っている。授業が終わり掃除をさせればサッサト子供たちを帰す。学校内での怪我や騒動・不祥事を防ぐためには一番だが、それとて責任回避以外の何ものでもない。教科書をスピーディに教え決められた行事を消化し、タイムカードの時間内だけ無事に終わらせる事を義務としている「義務教育者」が多すぎる。チョット叩けば体罰と騒がれる実情もわかるが、それとて現場が一丸となって立ち向かうべきだろう。結局大人も個人主義で他人のことには耳も口も手も何も貸さない。まぁ叩かれたことの無い人生を過ごしてきた教師も増えているだろうから、そんな教師は用意に子供を叩かないほうが良いかもしれない。東京都は教員の青田買いをするそうだ。優秀な教員を採用するためだそうだ。どのような審査方法で都の言う優秀さを見分けるつもりか。優秀な教員など一朝一夕には出来やしない。経験なくして何が出来る。優秀でなくても良いではないか、子供が好きで、人間が好きで、情熱がイッパイあれば。欄外:小学生の頃、手は出さないが言葉によるいじめをしていた。海老原さんごめんなさい。今日の天気:雨
2003.07.10
コメント(0)
めったにテレビドラマなど見ないが先日「ラブレター」を見た。エリートサラリーマンがリストラされお金のために戸籍を売る。中国人女性を日本で働かせるため、ある意味での偽装結婚。元エリートサラリーマンは彼女が死ぬまで名前すら知らない。しかし彼女は彼の、戸籍上の旦那様の、一番愛する人の写真を胸に生きているうちには絶対に届かないラブレターをしたため死んでいく。もうずーっと昔、一度だけそういう場所に行ったことがある。会社の同僚が一時嵌まっていて連れて行かれた。小見川か佐原か、いずれにしても成田方面にはそういう店が沢山あったようだ。駅前ではなく郊外の駐車場つきのスナック。アルコールと数種類の香水とタバコの煙が入り混じった匂いに一瞬吐き気を覚える。彼のご贔屓の少々気の強そうなフィリピン女性が席にやってくる。僕の隣にはとんでもなく匂いのきつい女性がすわる。おそらく彼女は頭から香水をかぶってきたに違いない。匂い過ぎの彼女は日本に来て数日だと言う。日本語の通じない女性を相手に話しをするのは面倒で僕は黙ってただ飲んだ。彼女たちは皆一応に明るく振る舞ってはいるが好きでこんな商売をしているはずは無い。運転手である同僚が飲まないのを良いことに僕はひたすら飲んだ。同僚に「帰ろうか」と立ち上がる。「デート、デート」とあわてたように彼女が言う。歩きかけると黒いチャイナドレスの中国人女性が登場。「彼女日本に来てまだはじめて。日本人貴方がはじめて。」と、どうやら中山千夏似のチャイナ女性はマネージャーのようでしきりに店外デートを薦める。彼女たちの収入は全て店の外での働きによるとあとで同僚から聞いた。悲しい。日本で働けば母国で働くより良い収入になるから大勢の女性がやってくるのだろうが、日本には彼女たちにお金を払うお客が沢山いるということだ。寂しい。悲しい目をした彼女たちの笑顔が背中に張り付いたままだった。「アクセルもっと踏めよ」振り払いたい気持ちで逃げるように東関道を西に走ったのは昔のことだが、セクハラ議員、集団レイプは元気の議員、子供を生まない女性は人間にあらずの議員……こんなあさはかなバカやろうが引っ張っている以上いつまでたっても日本は悲しくて寂しい国のままだ。屋台のおでんやの店主・いかりや長介が言う。「この街にいたければじっとしていることだ。」街も会社も家庭も一緒だろう。僕はじっとしていることが嫌だから会社を辞めた。もと上司はいたいから戦っている。ほんの少しだけ仕掛けが早かったら一緒に戦い続けられたかもしれないが、今はどうでもいいことだ。先日寿司屋で何となく元上司にこの話をした。どのように捉えたかは不明だが、彼が原作を読んだことがあるという事実には驚かされた。自らこの種類の小説を読むような男ではないと思っていたからで、今でもそう思っている。おそらく彼女?奥さん?に押し付けられて読んだに違いないと思っている。何十年も前に駐車場を貸している父にいかりや氏は暑中見舞いか年賀状をくれた。勿論彼のプロダクションの人間が作成し投函しているのだろうがたかが駐車場主にまで気を配る彼の生き様がブラウン管を通して伝わってくるのは僕の気のせいだろうか。主人公西田敏行氏もいかりや氏も病気で入院されたらしい。快復をお祈りいたします。今日の天気:晴れ・暑い・朝から蚊に刺された
2003.07.05
コメント(0)
最近お酒の量が減った。昨晩も小さい缶ビール1本で満足した。去年の今頃、突然ひっくり返ってから控えてはいたが最近ますます少なくなった。会社を辞めていわゆるストレスから開放されたからだろうか。今だって今後の人生に不安もあるし考えることは沢山ある。それでもこの1ヶ月多くの「責任」から開放されたことを実感している。まじめ一筋で職務を全うした校長が退職後じきに他界された様子を結構見聞きしてきた。人間、責任という重しがあって長生きできるのかもしれない。私も次なる責任を探さなければならないか?「われとわが悩める魂の黒髪を撫づるごとく酒を飲むなり」(若山牧水)会社のため仕事のためとは言いながら最終的には自分のために自分を騙しながら生きてきた。牧水のように純粋ではないが、心の黒髪を癒すには沢山の酒量を必要とした。あれほど飲みたかった日本酒を今はそれほど欲しいと思わない。病理学的健康状態は変わっていない。おそらく心が酒を必要としなくなったのだろうと思っている。「缶ビール1本で満ちるわが心」(自作)とは言いながら、「おいおいほんとにそれで良いのか?まだまだ老け込む歳じゃないぜ。嵐が欲しいんじゃないのか?」ともう一人の自分がつぶやいたりもしている。追伸:私の日記をたまに読まれているHKさんへお酒を飲んで撫でるのは心の黒髪でっせ。オネーサンのお尻なんか撫でちゃダメなんですよ。失礼いたしました。今日の天気:曇り時々晴れ昨日の天気:曇り夜から朝まで雨
2003.07.04
コメント(0)
私の元上司は忘れっぽい。先ほど電話をかけてきて、「このあいだ作ってもらった表(表計算)の数字がもとに戻ってるんだけど……言ってること分かる?」分かるわよそのぐらい、数日前にやってあげたばかりじゃないの。「TOTAL(2)を開きましたか?」「見てるよ、合計2だろ?」合計2はシートの名前でしょうに。でもシートなる言葉は彼の頭には存在しない。「そうじゃなくてファイルの名前ですよ。」「原簿がTOTAL(1)だったから(2)ってしてさしあげたでしょ。」ったく直ぐ忘れちゃうんだから、昨日も一昨日も開いてないのね。わざわざデスクトップに保存しておいたのに。「あー分かった分かった……そんなに怒るなよ……元気してる?……ありがとう又連絡するわ」プチッ営業統括役員自らパソコンに向かって事務的作業をしている。今まで以上に雑用が増えたことでしょう。朝昼のコーヒーは出てこないし、灰皿の掃除も自分でしないとならない。お詫びの身代わりもいなくなるし、お昼の弁当を買いに行く者もいなくなった。新幹線の割引切符の買い方や、出張先でパンツを買い履いてきたパンツの捨て方を教える相手はいなくなった。それでも一番文句の多かったヤツが辞めてくれてほっとしているかもしれない。スターウォーズのテーマ曲・・・又電話だわ。「あのさぁー・・・・・・」つまらないことでも当てにされているうちが人間華かもしれない。今日の天気:久しぶりの晴れ
2003.07.02
コメント(0)
本日からタバコが値上がりした。私も昨日コンビニに行ったついでに少々まとめ買いをした。駆け込み需要を見越してカートンで大量に仕入れてあるコンビニの状況を見て思った。「買い付けをしたのは店主だろうが、売れ残りで利益を上げるのも店主だ。通常の買い物で僕らからは消費税をとるが、ここは国には納めていないだろう。」暇なものだからつまらない考えを起こしてしまったわけだ。ビールにタバコ。次はオセンにキャラメルか。増税ばかりでは申し訳ないと思ったのか国税局も働いているようだ。演歌の大御所に続き、今度は本田さん。F1でもおなじみの無限ホンダエンジンの社長が脱税で逮捕だと。本人いわく直近に裏切られたと言っているが、自身の無実を釈明する言葉が素敵だ。「私は幼い頃から父親には殴られたり蹴られたりして育てられたが、子供の頃から現在に至るまでお金には不自由させられたことはありません」我々庶民には今のところ真実は計り知れないがそれだけの裏付があってこその逮捕だろう。国税の追求は半端ではないだろうし、近いうちに彼自身が音を上げる羽目になりそうだ。いずれにしても故宗一郎氏はさぞかし怒っているだろう。今日の天気:雨一時曇り
2003.07.01
コメント(0)
全12件 (12件中 1-12件目)
1