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お彼岸過ぎちゃったけど、1日遅れの墓参り。ってことで、昨日から上京してたお義母さんと某駅で待ち合わせ、お義父さん達の眠るお寺へ。その後、お義母さんの乗る新幹線の時間まで、お茶したりアメ横の買い物に付き合ったり…義母を改札で見送り、サクっと長男の嫁業をこなした後、六本木へ移動。ちょっと前、ヒルズの展望台入場招待チケットを手に入れたんで、それをこの機会に使おう!とゆーことになり。2度めのヒルズ詣で?へいざ!まずは53Fの森美術館で【ル・コルビュジエ展】を見学。最終日と連休最後ってのが原因か、とーーーーーーーーーーーっても混んでた。前にココに観に来た時も、混んでたんだけど。今思えばそれも最終日だったかもしれない。ちょっと面白そうな展示物がある所は決まって鬼混みで、実際に中に入って触れて観て…ってコーナーは、1時間待ちぐらいの勢いで並んでた。ので、華麗にスルー。いやホントは私だって、中に入ってみたかったけど。でもそれをすっ飛ばしても充分に楽しめる内容だったと、満足している。タダでいいもん見せて貰って得した。前から観たいって言ってたダンナも、ゴキゲンだった。そこから今度は、展望台東京シティビューへ向かう。今月末までの夏季限定イベント【スカイ アクアリウム】もタダで見学。夜景の見える窓際にぺリエカフェを併設してて、あちこちツーショットでいい雰囲気だ。私達はあくまでもタダ見学を楽しむためにヒルズにやって来たので、もちろんスルー。都内は昼間一時的に雨模様でずっとガスってたけど、この時間帯に来て正解だった。夕方6時を過ぎた辺りから、窓の外にぐるり広がるライトアップが、美しく輝き始めた。東京タワーも手の届きそうな距離。いやー。これぞ東京! ビバ東京(笑)。久しぶりに眺める大都会の夜景、である。昔は飽きるほど観てたけど、そんなに感動しなかった。こうして離れてみて、改めて東京という特別な街のすごさを思い知る。けれど前にもここで書いたように、私の目に映る東京ってものの印象は常に“哀愁漂う場所”であることは変わりない。どんなに人が集まろうと、賑わっていようと、私の目に映る街の色は変わらないだろう。ヒルズを出たらついでに。旧防衛庁跡地の新名所【東京ミッドタウン】にも足を伸ばすつもりだったんだけど、予定よりゆっくりしすぎたんで、またの機会に。いつになるやら。余程のこと(新国立美術館がらみの目的とか)がない限り、わざわざ来ないだろうなぁ…ちょっと前まで、私の庭みたいなエリア(仕事で走り回ってた頃が懐かしい)だったのに。私がおひとりさまランチで通った店なんて、全部ヒルズやミッドタウンに呑みこまれて今やもう、跡形もない。私の頑張ってたあの頃の想い出も、全部まるごと。そう思うと、なんかちょっと切ない。 ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「特になし。」
2007.09.24
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ふぅーっ。もうそろそろ夕食の準備に取り掛からなくちゃなのだが、おなかがいっぱいで動きが鈍い。1ヶ月ぶりに友達と待ち合わせして、“ご近所ランチ”をすることに。今回はわが町に彼女が来てくれるというので、私がお気に入りの店リストの中から彼女の今の気分で選んでもらった。平日の昼前にこの店(無国籍料理の小さな食堂)を訪れるのは、今日が初めて。いつも土日のちょっと遅めの時間帯に、ランチしに来てたから。メニューはいつでも同じなんだけど、立地上、客の入りが平日の方がいいのかも。土日はボサを聴きながら、のんびり雑誌を読みながら料理を待つって感じなんだけど、今日は次々に近くのビジネスマンもやって来るので、社員食堂並みのザワザワ感が。長居したら迷惑そうなので、とりあえずランチプレートだけをオーダー。いつも頼んでしまうメニューを友達にオススメして、私はふわふわオムライスに初挑戦。友達はとても喜んでくれた。やっぱりアレが一番ここの美味しい料理かも。オムライスは見た目に工夫は見られるが、自称オムライス大臣(?)な私的には特別な感激はなかった。量がハンパなく多くて、最後は無口になってしまう。薄めの味付けだったのが救い。うーん、無難なドライカレーにしとけばよかったか…。そんなではあったが、いい店であることは間違いない。あんなに忙しくても、シェフは必ず調理の手を一瞬止めてこっちを向きお礼を言ってくれる。そして奥さんのいつもと変わらぬ最高の笑顔に見送られて、店を出る。いやー、おなかいっぱい。数分表通りを歩いた後、これまたお気に入りのひとつである喫茶店に彼女を案内。ここも平日に来るのは初めてだが、週末よりはこの時間、のんびりした空気が漂ってる。癒される特等席(ヒミツ)をキープして、私はコーヒー、彼女はチャイをオーダー。その数分後、ケーキを追加。あんなに食べて苦しがってたクセに!!私はNYチーズケーキ、彼女はバナナシフォン。ここのは見た目もシンプルで味も素朴なんだけど、手作りの温かみにホッとさせられる。「苦しい。苦しい」と言ってたさっきまでの自分は、どこへやら。喋りに夢中になってる間に、全部胃袋におさまった。おいしゅうございました。後はぶらぶらショップ巡り。彼女はファッションや美味しいモノに敏感なので、一緒にいると色々と勉強になる。お互いのハマりモノを教え合いながら、ひと通りの目的を果たす。夕方になり、駅前で解散。昔に戻りのびのびと遊んだ後、それぞれ主婦の顔に戻って行った。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「沢尻エリカの眉が気になる。」
2007.09.20
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今月は連休が多いので、なんかとっても得した気分だ。半ばに仕事も珍しく入らなかったので、このところのんびりまったり暮らしてる。今ではすっかり秋の気配が漂ってはいるが、数日前から暑さも戻り、夏休みをやり直してる気分。祝日だった月曜日。前からダンナが行きたがってた、そしてこの日も行きたがってうるさかったあの公園に行く。ものすごく敷地が広く管理も行き届いてる綺麗な公園、というイメージがそこに着いたとたん、裏切られた。もちろんいい方に、だが。一部綺麗にしている所もあるにはあるが、どんどん奥に進んで行くと、どんどん緑が深くなる。足元に絡みつく雑草や枯葉や枯れ木や色んなモノ。森の中に迷い込んだように、一面手付かずの緑に囲まれている。突き当たりにはなんと、児童体験用のたんぼや畑も。案山子なんて、間近で見たの何年ぶりだろ。アスレチックみたいにアップダウンを繰り返し、ヘロヘロになりながら自然を満喫。風に吹かれてベンチで仰向けにゴロンとしたダンナは、すごく満足そうだった。その間に私は、この日もまた蚊の餌食になる(涙)。ちなみにこの公園周辺は、とても手入れされた庭のある住宅が並ぶ。公園内の管理施設は園芸相談なんてのもやってて、道路に沿った庭を持ってれば希望者は助成金で各家庭の緑の援助もしてもらえるようなことが、掲示板に書いてあった。こんな計画って、なんかいい。うちも公園の近所の戸建てなら、参加できたのに… そこから移動して鎌倉駅に到着。いつもの場所でコーヒーを飲んだら、いつもの由比ヶ浜に。夏の賑わいも過ぎ、この前の台風でやられた浜辺はものすごい荒れっぷり。足の踏み場もないくらいゴミや木切れや動物の死骸がてんこ盛り。風も強く砂嵐で全身洗礼を受けてベタベタジャリジャリ。波乗りの彼等だけは、かなりいい日、だったようだ。夕暮れ時に、これまたいつもの八幡宮参拝。シメは小町の杉養蜂所ではちみつソフトクリームをぺロリ♪ うまー!汗にも砂にもだいぶまみれたが、秋の散歩はこうしてスタートを切った。鎌倉もこれからどんどん楽しくなってく時期だなぁ。 ※画像にふれるとコメント出ます※★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「土俵に女乱入。とりたかったのか、相撲を(笑)。」
2007.09.19
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夏のような日差しと暑さが戻って来た土曜日。久々に力強い蝉の声を聞きながら、9周年記念のセールが始まったばかりの【横浜ベイサイドマリーナ】へ。ちょうどお気に入りのショップも、来日記念ウン周年セールをやっていたので、まずはそこから攻める。この前、都内某所のファミリーセールまで行って見事に空振りしてしまったので、あまり期待はしてなかったけれど、こっちのショップの方がやっぱり品数豊富でしかも欲しいものがちゃんとあった。てなわけで、店に入って最初に目に留まったローゲージニットを購入。別にワケあり商品でもないのに、ユ○クロもビックリな仰天価格でございます。うほほ。まだまだ先になりそうだけど、この秋冬は仕事でもプライベートでもガシガシ活躍してくれそう。それからモール内をぐるぐる二往復ぐらいして、途中遅めのランチで休憩を挟み再び気になるショップを漏れなくチェック。すんごく素敵な私好みのトレンチコートを見つけてしまったが、今はコート類に困ってないんで、今回は泣く泣く諦めた。あのショップは使えそう。次に来る時は、何かしら“お宝”をゲットしたい。そして大して気にしてなかった某ショップで、理想のパンツとめぐり合う。ちょうどのサイズが出てなかったけど、店員さんに聞いたらなんと在庫あり!早速試着で即買い♪ これはかなり嬉しい。まさかこんな所で、欲しかったモノを見つけるとは…まだまだ色々惹かれるモノもあったけど今回は衝動買いはせず、目的のモノを手に入れて、買い物終了♪スタバでひと息入れつつ、“今日の買い物”を振り返る。秋冬ニットと定番グレンチェックパンツの2着が、デパート辺りのパンツ1着分の価格よりはるかに安い。ああ、これだからアウトレットって好き。宝探し上等!いいの、流行遅れだろうがB級品だろうが、ちゃんと着れれば。私にとってそれが“大切な1着”になり得るのなら、周りがどう思おうと誰がケチつけようとそんなの関係ねぇー!(小島よしお風。) ※画像にふれるとコメント出ます※ ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「結局行くんだか行かないんだか。」
2007.09.16
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根菜類の美味しい季節となりました。ら○ぃっしゃぼーやから届いたごん太の土付きごぼうを使って、昨夜久しぶりに『きんぴらごぼう』を一品作ってみた。例えばお惣菜屋に行って、いわゆる「お袋の味」と呼ばれる昔懐かしいおかずをチョイスして食べてみると、「あれ、こんな味じゃない…」とガッカリ度が高いのが、きんぴらだったり。私は九州生まれなので、実家で暮らした年月よりこちらで暮らしている年月が長くなった今も関東の味に違和感があって、食べて寂しく感じるということも多いのだが。最初にたぶん、寂しさを感じたのが、きんぴらの味の違いだったように思う。独身の頃は主にひとり分のご飯で、このテのものはわざわざ作ったりしなかったから。スーパーやお惣菜屋さんのきんぴらを何度も食べては、悲しくなった。それなりにモチロンおいしいのだけど、私の舌が記憶したそれとは違うものばかりで。もしかしたら、関西とか関東とかの違いってだけじゃないかもだけど、とにかく過去食べた馴染みのあるきんぴらとは、だいぶ違う。こうして自分で作るようになってからは、昔実家で食べたきんぴらごぼうの記憶を手繰り寄せながら、なんとかあの味に近づこうと今も修業中?である。母に直接作り方を聞けばいいのだろうけど、板前さんやシェフも先輩の作るのを目と舌で盗んで真似することから始まるというし。いつか母の味に近づけたらいいな。そんなことを思いつつ、1本入魂の日々。昨日はあまり時間がない中で急いで作り、しかも人参のストックがなくごぼうだけのきんぴらになってしまったのに、意外にもかなり出来がよかったらしい。ダンナが「うまい! きんぴらおいしかった~!」と何度も褒めてくれた。我が家流【きんぴらごぼう】我が家では、ごぼう+人参で作る『きんぴらごぼう』のほか、これに豚バラを加えたものや、レンコン、人参、かぼちゃ、うど…など旬野菜を使って『変わりきんぴら』にする時もある。でもやっぱり一番ホッとする味は、『きんぴらごぼう』だな。シャキシャキとした食感と胡麻の香り、そしてダシの利いた甘辛の味にご飯が進む。ポイントは、煮干と胡麻をたっぷり入れること。煮干はそのまま取り出さないで食べるのが、我が家流。きんぴらは食物繊維がたっぷり補えるだけでなく、加える食材次第でカルシウム、ビタミン、鉄なども同時に補給できて、我が家の頼れる一品になっている。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「今観たい映画ベスト3『題名のない子守唄』』『めがね』『サッド・ヴァケイション』」
2007.09.11
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土曜日の午後。ちょっとした用事があり、池袋へ。こっち方面の友達の家を訪ねて以来の池袋なので、2年ぶりぐらいか。昔はかなり馴染みのある場所(けど全然馴染めない場所)だったが、今では余程のことがない限りわざわざ足を運んだりはしない。ちょっと来ない間に、なんだか人が増えた気がする。駅周りや構内にオシャレな店が入ったせいか、昔の池袋の薄暗さは少し解消されたような。それでもやっぱり新宿や渋谷にもないディープな空気が流れてる。『池袋ウエストゲートパーク』の、あの雰囲気は消えないまんま。今回ぶらぶらしたのは、ドラマ的に言えばイーストゲートなのか。池袋のシンボル【サンシャイン60】がそびえ立つ東口エリア。サンシャインの中も私のぶらついていた時代とは、別物のような明るさで。女の子の好きそうなショップが、こんなに入ってるなんて。あの頃こんな風だったら、もっと好きになれたかもしれないなぁ。けど噴水広場のイベントは相変わらずのようで、ショップのオサレムードも台無しなコブシぐるぐる演歌な人の、唸り声が聞こえてきた。用事はあっという間に済んだ。せっかくここまで来たのだし、ってことで、池袋を散歩しようということになったが、これと言って行きたい所も思い浮かばず。あのものすごい人混みの中、動き回るのも億劫なので、人が多そうな場所は避けることに。で。ダンナの強い希望により、サンシャインから程近い知る人ぞ知るあの場所へ。【トヨタ オートサロン アムラックス東京】http://www.amlux.jp/amlux.shtml が、それである。文字通りトヨタの専用ショールームなのだが、意外や意外、タダで結構楽しめるのだ。最上階にはホールもあって、編集者時代に某アーティストのライヴ取材で来たこともある。ダンナと前にも車を観に来てるので、公私共に私にとっては懐かしい場所、と言えるかも。我が家には今、車はない。結婚して暫くして、ダンナの愛車を泣く泣く(ホント涙目だった)手放してからは、たまーにレンタカーを借りるくらい。けど、車雑誌を愛読するぐらい車好きなダンナなので、いまだに車への愛は変わらない。出先で偶然モーターショーなんか見つけちゃった日にゃ、素通りすることなんて無理。おもちゃ売り場で子供が目を輝かせるのと、ほぼ同じかも。車に触れている時の彼は、無邪気な少年のような目をしてる。私は30でやっとこさ重い腰上げて普通免許を取ったぐらいメカ音痴なので、しかもそれからずーーーとペーパードライバー歴更新中なので、車に関する知識はほとんどないに等しい。でも、好きな車はちゃんとあるので、こういうショールームであれこれ観たりするのは、嫌いじゃない。むしろ楽しい。ダンナがそばで歴史を紐解いて解説してくれるけど、私にとっては馬の耳に念仏。猫に小判?それでもなんだか楽しい気分になれるのは、彼が幸せそうだから、だろう。こうしてこの日もダンナの気の済むまで全フロアを廻り、全種類の車に乗り込んでみた。私が惹かれたのは、新型『イスト』。愛するオダジョ出演のCMで御馴染みの車種。最初に辿り着いたフロアに、どどーんとカラフルに並んでた。 あとは特別展示のコーナーにあった伝説のモータースポーツ車両『トヨタ2000GT』とか。今の車にはない温かみとセクシーなライン。深緑のこっくりとした質感。どれをとっても実に魅力的。その隣には『F1カー』 も展示されていた。これはこれで素敵だけれど、レトロなものが好きなので、車もそういうのに惹かれてしまう。ひと通り見学し終わったので、満足してビルを出ることに。入館した頃はポツポツだった見学人が、気のせいか帰る頃にはいきなり増えて大盛況。子供連れに独占されたままのレーシングゲームに、挑戦できなかったのがやや心残り。でもま、それなりに楽しめたのでヨシとする。しっかし…池袋はいつ来ても猥雑感が漂ってるなぁ…この独特な雰囲気は何年何十年経っても変わらない。どんなにオシャレな店が進出しようと。私が学生だった時代から、何ひとつ変わってないのだ。良くも悪くも。サンシャインへ続く下水臭い商店街で、激しく行き交う人人と路上垂れ流しの大音量の中、迷子の女の子が泣き叫びながら狂ったように走り回ってる。私が近づこうとしたら、先に30代と思しきカップルが彼女に優しく話しかけてくれた。ああいう困った人を思い遣れる人達が、この街にまだいてくれて、ホッとした。どうか無事にあの子が、親の元に戻ってますように。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「ここんとこ頭でヘビロテ中… なんでやねん。」
2007.09.10
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日曜日。日傘の必要なく、心地よい風の吹く午後。おなかいっぱいランチを食べた後、久しぶりに寺方面。鎌倉最古の寺という『杉本寺』へ行ってみた。閉門時間まで1時間くらいか。なんとか滑り込みセーフだった。寺の敷地自体は思ったよりかなーり狭く、こじんまりとした雰囲気。苔むした一枚岩の鎌倉石の階段と茅葺屋根の本堂が、いい味出してて私好みだ。本堂の中に無数に祀られた観音像を、ひとつひとつ拝観させてもらう。最古とゆーだけに、正座するたびに床がぎゅうと凹む。おとなしく拝んでたら、蚊に刺されまくり。この数年蚊に刺されること自体なかったのに、なんだかなぁ。 寺を後にして、毎度!鶴岡八幡宮にも、1ヶ月ぶりくらいに参拝。ここはさすがにまだお客さんも多いけど、やっぱりいつもより空いてるなぁ。 日暮れとともに若宮大路も小町通りもだいぶ人が減り、人力車のお兄さんの呼び込みも空しく響くだけだった。散歩の休憩は、最近お気に入りのカフェでコーヒーを。今日もうまいー。ゴキゲンになり、また長時間かけて我が町までトボトボ歩いて帰ることに。午後6時過ぎの鎌倉周辺は、さすがに観光客も消え、地元民も家の中へと姿を隠し…わずかな灯かりを頼りに、黙々と暗闇を歩く。車の音さえ、たちまち耳に届かなくなり聞こえるのは、ただひたすら虫の音オンリー。ホントに静かな夕暮れだった。日の落ちるのもいつの間にか1時間ぐらい早くなり秋の訪れを激しく実感しつつ、帰宅。★ ★ ★ ★ ★今日のちょっと長めのひとこと。「9月1日、楽天ブログに引っ越して4周年。何の役にも誰の為にもならないことを、懲りずに綴っておりますが。見捨てずにお付き合いしてくださる方々に、この場を借りてお礼を言います。その温かい言葉にいつも励まされます、ありがとう。これまでの偶然の出逢いに感謝しつつ、これからも気まぐれにのんびり進んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。」
2007.09.02
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散々酷暑続きだったのに、暦が9月になったとたんいきなり鳥肌の立つよな涼しさ。夏仕様のまま寝てしまったせいか、電車やファストフードのクーラーが効き過ぎてるせいか、朝から鼻が垂れて仕方ない。頭もちょっとボーっと重い。このところ体調下降気味だったので、まだ体力も回復しておらずこの状態は尚更ツライ。天気だけでもカーンと晴れてくれたらなぁ…。まだまだ夏を終わりを認めたくない、南国生まれ冬嫌いな自分がいる。それでも仕事で手にする雑誌の中身は、秋・秋・秋で彩られ、気の早いページでは「クリスマス」なんて言葉が出てきたり。ああ、イヤすぎる。今年も残り3ヶ月だなんて……現実を認めたくなくて、会社の行き帰りの電車で本に走る。「読書するには電車が一番」とゆーので、私とダンナの意見が一致。家じゃ何かしら他の事が気になって集中して読めないけど、電車に揺れながらだとどうしてあんなに“自分の世界”に入り込めるのだろう。そして昨日の帰りに読み終えた本は、まさに“電車の中で読むため”に作られたようなぴったりの1冊だった。先日、その謎めいたタイトルに惹かれ、迷わず買った『送り火』。 モチロン、去年から続くマイブームの重松作品のひとつなのだが。この本に収められたのは、架空の私鉄沿線をベースにした9つの短編物語。これまた彼の得意とする家族や人間同士の繋がりが巧みに描かれてはいるが、いつものテイストとは少し色合いが異なり、ミステリータッチの所謂『世にも奇妙な物語』的ニオイも感じられる。個人的にファンタジーは苦手だが、こういう現実か幻か?みたいなスレスレのスリリングな感覚は嫌いじゃないので、時々ぞくぞくハラハラしながら最後まで飽きずに読めた。だけどただ単に「きゃー!怖い」とかっていうような子供だましな仕掛けじゃなく、人間心理の怖さ・脆さ・温かさみたいなものを、人肌でジワジワ感じられるのが心地いい。そしてちょっとだけ泣けるのも、重松節ならでは、な嬉しい展開で。今回もハッとする言葉がいくつもあった。これもまた「ものすごく感動的!」とかゆー類の派手さもメジャー感もない本だけれど、私の“繰り返し読みたい1冊”になることは間違いない。特に今、我が家が抱えてるテーマとあちこちダブってしまうタイトル作『送り火』には、ほんと参った。現実逃避のつもりで読み始めた本だったが、結局自分の置かれた現実を重ねてしまった。いや、重松本は“そこ”がいいんだけれど。要するに「ヤだからと言って、すぐに現実から逃げるな」ってことだ。いい事も面倒な事もどちらもあってこそ、自分が成り立ってるのだから。秋……秋もできるだけ早く受け容れるよう、努力するとします。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「この家に住み間もなく2年半。右隣の旦那さん、初めて見た。」
2007.09.01
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